このページでは中村正雄参議院議員の8期(1968/07/07〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は8期国会活動統計で確認できます。
○中村正雄君 私は、民社党を代表して、今後わが国が取り組むべき幾つかの重要課題につきまして政府の所信をただしたいと存じます。 お伺いしたい第一点は、最近の東大問題を中心とする大学問題についてでございます。私は、今日東大が収拾のつかない長期の混乱に突入し、入試中止という最悪事態を招いた根本の原因は、次の諸点にあると考えます。 その第一は、政府並びに大学当局が社会の急速な進歩に対応する大学制度の改革を怠り、これを今日まで放置してきたこと、その第二は、大学側が学生運動の本質を見抜けず、長期にわたって学生暴力を学内に温存してきたこと、その第三は、大学自治のあり方に混迷を来たし、学内における違法行為……
○中村正雄君 私は、自動車行政のうちで特にタクシー、ハイヤー行政について、運輸大臣なり関係の局長にお尋ねしたいわけでありますが、主として私の質問の根拠は、京浜地区並びに京阪神地区のタクシー、ハイヤー等の基礎的な数字をもとにして質問いたします。大体、交通機関の代表的なものとしては、京浜地区と京阪神地区でありますので、この地区の統計なり情勢を基礎にして御質問すれば、大体全般的な質問になると思いますので、特にまた私、大臣と答弁を指名しました以外は、どなたがお答えになってもけっこうでございますので、ひとつお願いいたします。 私、質問の第一は、現在のタクシーの運賃、あるいは料金は三十八年秋に決定されて……
○中村正雄君 資料要求。国鉄の四十四年度以降の年度別の財政再建計画の表を出してもらいたいと思います。国鉄財政の再建計画の見通しでも計画でもいいですが、それを出していただきたい。
【次の発言】 そうです。近代的な国鉄の財政の立て直し……。いつの場合でも、運賃の値上げのときには、こういう計画でやるからということでいつも財政の見通しの表が出るはずですが、今回出ておりませんので、それを出してもらいたい。
【次の発言】 本年度のはできているんですか。
【次の発言】 そうすると、来年度以降は全然、国鉄の財政の見通しについては描いていないということですか。
○中村正雄君 これは国鉄の現在の具体的な内容や、あるいは再建に対しまする具体策につきましては、運輸大臣なり、国鉄関係者にお尋ねすることにして、国鉄財政の破綻の原因と、これが再建に対しまする政府の決意及び見通し、その一点について総理にお尋ねしたいと思います。 推進会議の意見書によりますと、その四十四ページに、こう述べております。「ここに至った根本的原因は、過去の投資不足により輸送力増強及び近代化が立ち遅れ、また公共的負担等、各種の制約もあって他輸送機関に対する競争力が低下し、一方において労働生産性の向上が阻害されたことにある。」、こう述べております。確かにこの推進会議の意見書の見方は、表面にあ……
○中村正雄君 私は、これまで同僚委員から相当各方面にわたって質問されておりますので、できるだけ重複を避ける意味で、主要な点について二、三点だけ時間の許す限りお尋ねしたいと思います。 最初に、運輸大臣に前提としてお尋ねしたい点が一点ございます。それは、国鉄財政再建推進会議から意見書が出されまして、それが基礎になって今度の法案の提出になっているわけでありますが、これはこの前、この委員会の冒頭でもいろいろ質問されましたように、この推進会議は閣議決定によっておつくりになったわけでありますが、したがって、これは一つの法律上の委員会をつくってこの委員会の意見を聞いてやらなければならないという制約はないわ……
○中村正雄君 私は民主社会党を代表して、二法案に反対いたします。 国鉄財政再建推進会議が国鉄の再建に関し政府に答申した意見書は、危殆に瀕した国鉄財政を再建することについて総合的な一つの方策として、その価値を認めるにやぶさかではありません。特に再建の柱として政府、国鉄、利用者の三者の協力を明らかにしたことは、従来の国鉄企業運営のあり方について一歩前進せしめたものだと考えます。私が反対いたします理由は、現時点において国鉄利用者に協力を求めること、すなわち運賃の値上げが妥当でないという点であります。危殆に瀕した国鉄財政を立て直すことは一日もゆるがぜにすることはできません。ぎりぎりのところまできてお……
○中村正雄君 関連で、通信士の資格の免許について郵政省のほうにお尋ねしたいのですが、確かに海上の通信士は、いま船舶の安全ということ、あるいは乗り組み員の安全ということと非常に重要な関係を持つ乗り組み員でありますので、それに対します技術の免許ということにつきましてはいろいろな面から考慮されておると思うわけです。ただ、こういう免許制度について、現在は、これは郵政省の省令で内容をきめておられると思いますが、たとえば一定の下級通信士で長年の海上経験を有しておる、そういう人が今度、上級試験を受けるという場合がすべての通信士にあると思うわけですが、そういう場合、全然海上経験のない人が受ける場合と、一定の資……
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