このページでは西田信一参議院議員の8期(1968/07/07〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は8期国会活動統計で確認できます。
○西田信一君 私は、自由民主党を代表いたしまして、去る四月十二日、岡山大学学長の告発に基づく学内暴力傷害事件の学内検証、捜査の公務執行中、岡山県警、有本宏巡査が、学生の投石を頭に受け、ついに殉職された痛ましい悲しむべき不祥事件、並びに大学紛争をめぐって日に増し激化する最近の学生暴力について、佐藤総理並びに関係各大臣に対し緊急質問を行なおうとするものであります。 質問に入るに先立ち、私は、狂暴なる学生暴力のためにとうとき一命を失われた前途有為の有本宏巡査の痛ましい犠牲に対し、深く哀悼の意を表し、心からその御冥福を祈りたいと存じます。 昨年九月の日大紛争における西条巡査部長の殉職事件に引き続き……
○西田信一君 委員長の互選につきましては、投票の方法によらないで、委員長に阿具根登君を選任することの動議を提出いたします。
○西田信一君 私も、野上さんの質問を聞いておりまして、非常に適切な問題を取り上げておられると思うのです。そこで、関連的にひとつお聞きしたい。しかも、少し具体的な問題についてお聞きしたいと思います。 まあ特別会計も三年延ばして四十八年度までにする、財政措置もそういうふうに講ぜられておると思いますが、それで、これを受けて企業家がよほど真剣な心がまえでやってもらわなければならぬと思うのですが、いろいろいまお話がありましたように、五年先になれば、いろいろな国の助成も一応は現段階ではなくなるというそれを受けて、それに対する企業家の体質改善なり体制の整備なりというものがいまから講ぜられなければならぬと思……
○西田信一君 私は、自由民主党を代表いたしまして、当面の幾つかの問題について政府の答弁を求めたいと思います。 まず第一に、わが国の安全保障の問題でございますが、日本が世界に珍しい経済発展をしておる、しかも平和のうちにこれをなし遂げた、これは何と申しましても日米安全保障条約というものが大きな効果をもたらしておるということは疑いないと思うのです。九年前のことを思い出しますと、六十年の安保騒動、たいへんな騒ぎであった。こういうことをすれば日本はすぐ戦争に巻き込まれると、こういうような非常に大きな騒ぎがございましたけれども、九年間を振り返ってみると、何の心配もなくこのような経済発展をした。私は非常に……
○西田信一君 昨日に引き続きまして残余の質問を続けたいと思います。 まず、農業問題についてお尋ねをしたいのでありますが、経済白書が出されまして日本農業の直面している問題点を一応取り上げられております。また、農業も相当の水準の上昇を見ましたが、しかしながら、国際競争力を持つ力強い日本の農業を建設するためには、もっと長期的な展望に立った対策が必要である、こういうふうに思うわけでございます。現在の農業の基本になっておりますのは農業基本法あるいは農地法等でありますけれども、自立経営の農業を育てるということから脱却いたしまして、私はもうすでに企業的農業を確立するという旗じるしをあげるべきではないかとい……
○国務大臣(西田信一君) 最近非常に問題になっておりますところの水質汚濁の問題、ことに、ただいま御質問になりましたところの海洋の水質汚濁の問題が非常に大きく取り上げられておるわけでございます。どちらかと申しますと、河川、湖沼等の水、質汚濁も十分ではございませんけれども、海洋におきまして、やや私どもは、率直に申して、対策の立ちおくれということが言えるかと存じます。そういう意味で、これから政府は真剣な・取り組み方をしていかなければならぬと考えるわけでございまして、すでに、御指摘になりましたように、政府におきましては公害対策本部を設置いたしまして、政府の各省庁全力を集中いたしましてこの問題と取り組ん……
○国務大臣(西田信一君) 中曽根防衛庁長官が訪米をされまして、その機会に、アメリカにおいて一つの希望的な提言を行なわれたということは、新聞にも報道されておりまするし、私も、帰りましてから事情も伺いました。もちろん、これは、私がそういうことの交渉を託したわけでもございませんし、また、中曽根長官も、全くこれは政治家個人としての立場であるということを前提としてお話しになったことのようであります。また、そういうように、帰ってからもはっきりお話がございました。御承知のように、先ほど来いろいろ御議論があったと存じますが、日本の原子力発電が非常な急速な速度で伸びておるわけでございますし、したがいまして、この……
○国務大臣(西田信一君) 所信を申し述べます前に、一言ごあいさつをさしていただきます。 このたび、私、科学技術庁長官を拝命いたした次第でございますが、皆さん御案内のとおり、はなはだ微力な者でございます。ことに、科学技術の振興ということは、国家の将来にとりましても、きわめて重要な課題でございまして、微力な私でございまするけれども、皆さま方の格段な御鞭達、御支援を賜わりまして、何とかその職責を尽くしたいと考えておる次第でございますので、よろしくお引き回しのほどをお願い申し上げます。(拍手)
○国務大臣(西田信一君) このたびの敦賀発電所におきまするIAEAの査察が非常にきびしいものであったということに対しまして、われわれも十分な配意をもって、IAEA当局に対して査察の方法を改めてもらうように、かなり強い姿勢で要請をいたしまして、詳細につきましては局長が御答弁申し上げたと存じますが、かなりの緩和を見たわけでございます。ただ、これは、いま矢追先生がおっしゃいました、日本が何か軍国主義の方向に走る危険性を感じて、こういうきびしい査察をやったというふうには私どもは考えておらないのでございます。たまたま商業発電所の査察が、日本にとっても、IAEAにとっても、最初のものであったというようなこ……
○国務大臣(西田信一君) 宇宙開発委員会設置法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及び要旨を御説明申し上げます。 この法律案は、宇宙開発委員会の委員が現在非常勤四人となっておりますが、そのうちの二人を常勤としようとするものであります。 宇宙開発委員会は、宇宙開発体制の整備の一環として、わが国の宇宙開発を計画的かつ総合的に推進するため、その重要事項について企画、審議、決定する機関として、昭和四十三年五月、総理府に設置されました。同委員会は、当時のわが国の宇宙開発の進捗状況にかんがみ、委員長及び四人の非常勤委員で発足いたしました。 同委員会発足以来、わが国の宇宙開発は、開発実施の中……
○国務大臣(西田信一君) 白書のことについて御指摘をちょうだいしたわけでございますが、今度の白書が、社会の情勢に照らしまして、いろんなひずみの是正であるとか、公害とかいう問題が非常に大きな社会問題になっておりますので、そういう点にも配慮をいたしましてつくったわけでございます。そういう点は御理解をちょうだいするといたしまして、しかしながら、従来の白書と全く断絶してしまって、つながりがないというかっこうでは不適当だと存じますから、ただいまの御趣旨の点は、次の白書作成にあたりまして十分配慮いたしたいと存じます。 それから資料の件は、直接答弁ができませんで、たいへん恐縮でございますが、資料として提出……
○国務大臣(西田信一君) 宇宙開発の機構、組織、その他概要についてお尋ねでございますが、局長から答えさせます。
【次の発言】 久保先生御指摘のとおり、要求額と決定額との間におきましては、かなりの開きがございます。一体政府は少し熱意が足りないんじゃないかというような御指摘でございますが、実は、ことし、予算編成にあたりましても、総理から宇宙開発についてはひとつ積極的にやるようにというような特別な御指示もございましたし、要求の半分にも足りないということは私どもも残念に思っているところでございますが、御承知のとおり、昨年十月にこの宇宙開発計画というものを委員会できめたわけでございます。事業団も昨年から……
○国務大臣(西田信一君) アメリカのアポロ計画は、御承知のとおり、アポロ11号、続いて12号と、あのような成功をおさめました。そのシステムの信頼性を非常に高く立証いたしたわけでございますが、今回13号があのような結果で月に着陸を断念して地球に帰ってまいりました。このことは、あれほど水準の高い、信頼性の高いアメリカにおきましても、宇宙開発の非常な困難さと申しますか、これを物語っているものだと率直に受け取めざるを得ないと思います。これについては、全世界の人々が無事帰還するようにということを念願しておりましたし、私もまたそのことを祈念して、アメリカの高い技術を全面的に信頼をして無事に帰ることを祈願し……
○国務大臣(西田信一君) 放射能監視の第三者機構についての御提案と伺いましたが、現在も御趣旨のようなものは福井においてあるいは福島においてございまするけれども、これが十分機能を発揮するように、私どもとしては援助あるいは協力することを約束しておきます。
○国務大臣(西田信一君) 所信を申し述べます前に一言ごあいさつをさせていただきたいと思います。 このたび私、北海道開発庁長官を命ぜられた次第でございますが、北海道開発のきわめて重要性を帯びておりますにかんがみまして、微力ではございますが、全力を尽くしてその責任を果たしたいと考えております。ことに当委員会の皆さまには、格別な御指導と御協力を賜わらなければならない次第でございまして、よろしくひとつお願いを申し上げたいと存じます。 第六十三回国会におきます委員会の審議をお願いするにあたりまして、北海道開発行政の基本的な考え方について、私の所信を申し述べたいと存じます。 北海道の総合開発は、国民……
○国務大臣(西田信一君) 過般北海道開発に対しまする私の考えを率直に申し述べた次第でございますが、ただいまも宮崎委員から、北海道開発の重要性にかんがみて激励をちょうだいいたしまして、一そうその責任を感じている次第でございます。 ただいまは北海道開発と関連いたしまして、二年後に行なわれますところの札幌冬季オリンピックの準備はどうであるかと、こういうお尋ねでございます。冬季オリンピック大会は、これはスポーツの祭典ともいわれます国際的なスポーツの最大の行事でございます。戦前におきまして一度きまっておった札幌オリンピックが、諸般の事情上、これが一度中止となりまして、今回国民的希望が達成されまして、こ……
○国務大臣(西田信一君) 北海道開発庁といたしましては、調査全体の一環といたしまして行政機構上の分担を考慮いたしまして、当庁の直轄事業機関でありますところの北海道開発局の所掌にかかりますところの公共事業の用地の需要を直接調査いたしますほか、当庁独自の立場から大規模開発計画にかかりますところの土地の需要を調査いたしますとともに、他省庁の所管する北海道関係分の調査の結果を総括取りまとめをいたしまして、今後の北海道開発に必要な土地の需要と水田転用の可能性を三月末までに調査いたすことにいたしております。百二万円でございます。
○国務大臣(西田信一君) 本条約に対しまする政府の基本的な考え方につきましては、総理並びに外務大臣からお答えしたとおりでございます。 そこで、私に対するお尋ねは、平和利用に対しますところの保障措置、つまり査察につきましてどういう対案を持っているか、そういうお尋ねと存じます。この条約第三条によりまして、日本がもしこれに加盟いたしますれば、当然IAAとの間におきまして保障措置の協定を取り結ぶことになるわけでございます。現状を申しますと、現在、わが国はアメリカから核燃料物質の供給を受けておりまして、この日米間取りきめによりまして、これが査察の面におきましては、IAEAにこれが移管をされております。……
○国務大臣(西田信一君) 北海道の開発事業が年々増加しておることは、山崎先生も御承知だろうと思います。ところが、定員は御承知のとおり総定員法は五%削減という適用を受けておりまして、むしろ減少いたしておるわけでございます。そこで、ただいま御指摘になりましたとおり、昨年は、きわめて短期間の者を含めますと、大体平均五千人ぐらいおります。しかし、十カ月以上十二カ月未満、こういう長い期間つとめております者は二千人程度おります。これも私どもは三十六年の閣議決定の線に沿って取り扱いをいたしておるわけでございます。しかしながら、これは決して望ましいことではございませんので、でき得る限りこれを整理と申しますか、……
○国務大臣(西田信一君) お尋ねがございましたように、昭和四十二年総合エネルギー調査会が一つの見通しを立てまして、それによりますと、昭和六十年度におきますところの原子力発電の規模は四千万キロワット程度になるであろう、これは上限でありますが、このように見込まれております。そして、その年度におきます総発電規模は大体一億六千万キロワットでありますが、それに占める原子力発電の割合は二五%、また発電量におきましては総発電量の約三〇%程度になるものと予想せられます。しかしながら、その後、電力業界におきましては、原子力発電所建設の意向がかなり積極的になっております。また、石油等を使います発電所の公害問題を起……
○国務大臣(西田信一君) お答え申し上げます。ただいま文部大臣から御答弁がございましたように、測地学審議会から出ました建議を受けまして、各省庁がそれぞれ担当してやっておりますが、科学技術庁の担当いたしまする部面は、東京及びその周辺地域におきまするところの深井戸等による観測を担当することになっております。昭和四十四年度から深層試掘による東京付近の地震活動に関する研究に着手をいたしました。この研究は、東京直下で発生します地震の先駆現象をとらえるため、基盤に達する深井戸――その深さは大体三千五百メートルでありますが、これを掘りまして、その坑底で微小地震等を観測する方法の研究関発を行なうものでございま……
○国務大臣(西田信一君) 科学技術が今後の経済社会発展の基盤として、あるいはまた先導力として非常に大きな役割りを果たすことは、先生の御指摘のとおりでございます。そこで政府としましても、科学技術振興には大いに力を入れて努力をしてまいっておるところでございまして、先生御承知と存じますが、政府予算に対しますところの科学技術振興費の割合でありますが、四十二年は一・二三、四十三年は一・二六、四十四年は一・三六、四十五年は一・四三、こういうふうにかなりの比率で伸びを示しておりますし、それから国の予算の伸び率と科学技術振興費の伸び率を比べてみましても、昭和四十一年、二年ごろは若干比率が下回っておりますが、四……
○国務大臣(西田信一君) 外国からの技術導入の四十四年度の実績は、ただいま矢追先生の申されましたとおり、輸入・輸出の割合が、輸出が非常に少ないのでございますが、若干改善の向きにありますけれども、問題にならないと思います。しからば一体日本の技術水準というのは非常に低いのか。確かに技術水準は諸外国に比べて高いとは誇れないと思いますが、しかしながら、技術水準はだんだん西欧諸国に追いついてきておるというふうに実は考えております。ことに、外国から入りますものにアメリカが非常に多いわけでありますけれども、アメリカに対しましては輸出は非常に少ない。これは特別な事情等もあると思いますが、しかし、御指摘のとおり……
○国務大臣(西田信一君) 第六十五回国会にあたり、科学技術庁長官としての所信を述べさせていただきます。 科学技術の進歩は、経済社会の目ざましい発展の原動力となるばかりでなく、公害等のひずみを是正し、環境を保全するためにも大きな力を発揮し得るものであり、未知の領域を開拓し、人類の夢を実現し、快適で充実した国民生活をもたらすために不可欠の要件であると言えましょう。 わが国の科学技術の水準は、近年著しく向上しておりますが、資本の自由化等本格的な経済の国際化に対処しつつわが国の繁栄をはかっていくためには、先端技術分野を中心とする独創的な技術の開発がきわめて重要であります。このことは、現代社会が直面……
○国務大臣(西田信一君) 日本原子力船開発事業団法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び要旨を御説明いたします。 最近における世界海運の趨勢を見ますと、世界経済の発展に伴い海上輸送量が著しく増加しつつあり、これに伴い、船舶の高速化、巨大化の傾向がますます顕著なものとなっております。 船舶の高速化、巨大化に伴い、経済的な高出力推進機関の開発が要請されますが、将来、原子力推進機関がその有利性を発揮できるものと期待され、世界の主要海運造船国におきましては、原子力船の実用化に関する研究開発を鋭意進めており、すでに米国のサバンナ号、ソ連のレーニン号、ドイツのオットー・ハーン号は就航を見……
○国務大臣(西田信一君) わが国の原子力産業、ことにその主軸をなしますところの原子力発電、これは、長期的見通しに立ちましても、将来わが国のエネルギーにおきますところの地位は非常に高くなってくると思います。それで、それによって生じますところの廃棄物の処理の問題につきましては決して等閑視しているわけではございません。現在は、まだ発電量にいたしましても全体の一%程度でありますが、これが急ピッチに伸びてまいりまして、やがて一〇数%、二〇%台、あるいは遠い将来にはもっと比率が高まってまいる。これからが本格的なこの原子力の活用時代に入るわけであります。したがいまして、いま先生が御指摘になりましたように、こ……
○国務大臣(西田信一君) 昨日も、向井委員の御質問に対しまして私もはっきりお答え申したのでありますが、このことは労働省にも関係ございます。それからまた、保険のほうで大蔵省にも関係がございます。それから、いま御審議を願っておる法律では私どものほうが中心になるわけでございますが、いずれにいたしましても、現行の制度では不安があり、また不十分であるということはもう結論が出ておるわけでありますから、そこで、これは科学技術庁だけでなくて、政府の責任におきまして急いで検討いたしまして、そして最も適切な解決を早急にはかりたいということを、きのう申し上げたのでありますが、そのつもりで善処いたします。 それから……
○国務大臣(西田信一君) 海洋がわれわれに無限の資源を与えてくれる、いわば人類共有のこれからの未開発のむしろ資産であると考えております。同時にまた、われわれのこれからの生活環境の向上の上に欠くことのできない重要な海洋であるという認識に立ちまして、これから積極的に海洋開発と取り組んでまいりたいと考えております。 その場合に、この海洋開発に伴って予想されますところの汚染防止につきましては、これは重要な課題といたしまして積極的に取り組んでまいりたいと考えております。 で、科学技術庁といたしまして、従来、海洋科学関係の経費の見積もり調整というような過程を通しまして、こういう問題、汚染の問題とも十分……
○国務大臣(西田信一君) オリンピックマークは、国際オリンピック憲章の第五十六条に、国際オリンピック委員会の専有物であるということが明示されております。そこで、同憲章の第二十四条には、各国のオリンピック委員会、日本で申しますと日本オリンピック委員会――JOCがこのマークを使用する専有権を持っているわけでございます。「これらの使用は「オリンピック」ならびに「オリンピアード」という言葉の使用とともに、オリンピック競技大会に関係ある活動に限定しなければならない。」こういう制限があるわけでございます。 日本オリンピック委員会は、これらの規定を受けまして、日本オリンピック憲章規定を設けまして、その使用……
○国務大臣(西田信一君) 第六十五回国会における委員会審議をお願いするにあたりまして、北海道開発行政の基本的な考え方について、私の所信を申し述べたいと存じます。 北海道の総合開発は、わが国経済社会の繁栄に積極的に寄与する国家的事業であります。 北海道の現状を見ますと、第一期及び第二期北海道総合開発計画の成果が逐次あらわれ、順調な発展を遂げておりますが、さらにこのような開発の成果を基礎として北海道の有する潜在発展力を効果的に発揚し、国土利用の抜本的再編成に積極的に寄与することが今日強く要請されております。 政府は、先般昭和四十六年度から五十五年度までの十ヵ年を期間とする第三期北海道総合開発……
○国務大臣(西田信一君) お答え申し上げます。 今日までございました海洋科学技術審議会のメンバーには、御指摘のとおり防衛庁事務次官も入っておりました。これは従来の海洋開発の技術は、わりあいと防衛庁と申しますか、古い軍関係でかなり技術の蓄積がございまして、その蓄積を大いに平和的に海洋開発に吸収しようと申しますか、そういった気持ちで入っておったように承知をいたしております。そこで、海洋開発に対します政府の基本的な態度でありますが、何と申しましても、海洋に依存いたしますところの水産資源あるいは鉱物資源、あるいはその他の諸資源を大いに開発をいたしまして、また、海洋エネルギーを大いにこれからこれを活用……
○国務大臣(西田信一君) ただいまの附帯決議の趣旨を尊重いたしまして、善処をいたしたいと思います。
○国務大臣(西田信一君) 諮問の回数は御指摘のとおり若干減少しておりますが、初期の当時、諮問という形をとりましたものが照会という形に変わったものも相当あるようでございます。必ずしも諮問という形をとらなかったという、数字だけで比較はできないのじゃないかと考えております。十分このようないろいろな適当な形式をもって学術会議の意見を聞いて、これを各省庁が参考にしておるということだと思います。
【次の発言】 学術会議から勧告が出されますと、私のほうが窓口としてこれを受け取っています。そして学術会議からの説明を十分聞きました上で、各省の連絡会というものを開きまして、そこで協議をいたしまして、そして処理担当……
○国務大臣(西田信一君) オリンピックの準備は順調に進んでおりまして、競技場等はほとんど建設が終了いたしまして、過般行ないましたプレオリンピックにおいて、ほとんどこれはテストができました。道路その他の関連施設も、これまた予定どおり進んでおりまして、オリンピック開会時までには全部完了するつもりでございます。過般のプレオリンピックにおきましても、予定をこえました各国の参加がございまして、競技場その他につきましても、かなり好評を受けておりまするし、また、来年のオリンピックに対する参加国、参加選手等も、いまの予想では、過去のオリンピックにおきまするよりも、これを上回る見込みでございまして、運営等におき……
○国務大臣(西田信一君) 大震災に対する建造物等の構造の問題につきましては、いま建設大臣がお答えになりましたように、再点検なさるわけでありますが、これらに備えまして、研究学園都市に移っておりますところの国立防災科学技術センターにおきましては、昨年、大型耐震実験装置ができ上がりました。これは世界において最も大規模なものでございまして、私も現場に行って実験してまいりましたが、世界に起きましたあらゆる地震をそのまま再現できるような装置になっております。これらは各省庁あるいは大学等の共用に供しておりまして、これらを大いに活用いたしまして、この構造上の問題等も解明していくことになるだろうと思います。
○国務大臣(西田信一君) 原子力発電は現在エネルギー供給の主力となっておりますところの石油火力等に比べまして、まだその比率は低うございます。しかしながら燃料の輸送でありますとかあるいは備蓄、こういう点から考えてみましても、原子力のほうが多くの利点を持っておりますから、そういう意味では今後かなり原子力のほうが伸びていくだろう、ことに発電コスト等におきましても、将来は相当この火力なんかに匹敵して十分コストの低減が考えられます。こういう面からいたしまして、将来のわが国の膨大なエネルギー需要の有力な供給のにない手になるであろう、こういう見通しを持っております。 そこで、現在のわが国発電設備の容量にお……
○国務大臣(西田信一君) ただいまのお尋ねの件につきましては、質疑の御通告もちょうだいしておりませんでしたので、いま直ちにお答えできかねますが、後ほどまた調べまして、適当な機会にお答え申し上げます。
○国務大臣(西田信一君) 昨年の九月、フランスで、IAEAとENEAが共催で中低レベル放射性廃棄物管理の開発に関するシンポジウムを開催いたしまして、IAEAから要請がございまして、関係機関に連絡をいたしまして、わが国からも九名の方が参加をいたしました。このシンポジウムは、専門的、学術的な交流の場でございまして、このシンポジウムでは、放射性廃棄物処分に関しますところの各国の現状でありますとか、技術的諸問題、研究開発の動向について報告をし、かつまた討議をなされたわけでございます。そこで、現在科学技術庁に置かれておりますところの放射性固体廃棄物処理処分検討会、これは専門家約五十名くらいをお願いいたし……
○国務大臣(西田信一君) まずウラン資源の確保対策について申し上げます。非常に原子力の開発、ことに原子力発電が急速度に進んでまいる情勢にございまして、昭和六十年度には、大体原子力発電は六千万キロワットに達する、こういう見通しでございます。これに必要な天然ウランの量も急速にふえてまいりますが、昭和六十年度までには十万トンをこえるウラン精鉱の確保が必要である、こういうふうに考えられます。これらのウラン資源の確保につきましては、国内においてほとんど期待ができないわけでございますから、当然もう海外から安価なウランを安定的に入手することを考えなければなりません。そこで海外ウラン資源の確保については、現在……
○国務大臣(西田信一君) 小柳先生御指摘のとおりでございまして、現在計画として持っておりまするものは、五十年度におきまして六百万キロワット、それから六十年度におきましては大体四千万キロワット、こういうことでございますが、非常に計画を上回って原子力開発が進んでおります。ただいま通産大臣からも申されましたが、これは電源開発調整審議会でも先の見通しを持っておりますし、それから原子力産業会議におきましても長期計画の見通しを持っておりますが、いずれもそう大差はございません。現在は原子力発電はわずか一%程度の比率を占めておりますが、五十年には大体八%くらい、五十五年時点では一七%程度、六十年では六千万キロ……
○西田信一君 渡辺君の質問に関連いたしまして若干お聞きしたいと思います。 国鉄の財政再建、いろいろ苦心をされているようであります。ことしの今度の運賃引き上げもその一環かもしれませんが、その他いま言われたように、体質の改善とかいろいろなさなければならぬことがたくさんあると思うのであります。ただ私、ここでこの際お聞きしておきたいと思いますことは、いまもお話に出ましたように、ローカル線というか、赤字線というかわからないが、全国の相当線数をこの際ひとつ廃止しようというような考え方がまだ依然としてあるようであります。いまもそういうふうなお話があったのですが、これは経済企画庁でもいわゆる国土総合開発、将……
○国務大臣(西田信一君) 第二期北海道総合開発計画の目標人口は五百八十六万でございましたが、第二期計画を終わろうとしている現在五百二十四万、計画と非常な懸隔がございます。そこで、第三期計画ではどう考えていくのかというお尋ねでございますが、先生御承知のとおり、経済が非常にめざましい発展をしている一面、産業人口が集中をする、農山漁村の過疎現象が起きております。北海道は、面積から申しますと国の二割以上二一%ぐらいあって、人口はわずか五%程度であるという現状でございます。したがって、見方によりましては、今後開発の余地が非常に残っておる、こういうことが言えるのじゃないかと思います。これを私どもの立場から……
○国務大臣(西田信一君) 鈴木先生御指摘のとおり、きわめて重要な調査をいたしておりまして、その勧告なり報告なりが十分に行政の面に生かされ、また民間においてもこれを有効に活用するということは、非常に大事でございますが、私も就任以来このことについて関心を持ちまして、いろいろ検討をいたしてみましたが、これは見方によりまして非常によく活用されているとも思いますし、あるいはまた不十分な面があるとも言えると思います。たとえば、ある問題について勧告なり報告がございますと、それを受けて行政の面あるいは民間で活用されておるといたしましても、それが部分的であるというようなものもございまして、全面的にこれが活用され……
○国務大臣(西田信一君) 再処理工場の必要なことは、もちろん矢追委員もよく御承知であろうと存じますし、私どもも日本の原子力産業、ことに原子力発電等の急速な伸びからいたしまして、燃料資源の確保とあわせまして、再処理工場の建設というようなことを急がなければならぬと思っておるわけでございます。しかしながら、何と申しましても、こういう工場の建設は地元の方々の御理解と御協力がなければなりませんので、私も地元代表である知事さん、さらにまた各市町村長さん方、あるいはその他の議員さん方、あるいは漁業の代表者の方々と何回か会談をいたしまして、そして原則的には私どものほうの回答によりまして、地元の原則的な御了解は……
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