このページでは白木義一郎参議院議員の8期(1968/07/07〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は8期国会活動統計で確認できます。
○委員長(白木義一郎君) ただいまから懲罰委員会を開会いたします。
このたび、はからずも懲罰委員長に選任されました。私は、はなはだ不なれでございますが、委員各位の御協力を賜わりまして、公平無私にその任を全うしたいと思いますので、何とぞよろしくお願いいたします。(拍手)
【次の発言】 本日は、公報をもってお知らせいたしましたとおり、理事の互選を行ないたいと存じます。
本委員会の理事の数は二名でございまして、互選の方法は、投票によらないで、委員長から指名することにいたしまして御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは、理事に迫水久常君、平井太郎君を指名いたします。……
○白木義一郎君 従来貿易業者の横すべりという問題がいま話題になっているわけですが、いわば正規のストレートの北鮮行きの旅券がなかなか入手できないということで、やむを得ず横すべりというような不便な方法で貿易業者が北鮮と取引をしていた。これをこの今回の改正案の趣旨から言いますと、「国民の便宜を図るとともに増大の一途をたどる旅券事務の合理化と旅券制度の適正な運営を図ろうとする」趣旨でこの法律を改正しよう、こういうわけですが、その改正の点については、先ほどもお話しのあったように、おそきに失すると、このように私も思っておるわけですが、なぜこの際無理してまでも、横すべりをして取引をしていた、いわば国益に反し……
○白木義一郎君 ちょっといまの御説明の中から若干お伺いをしたいと思います。 まず最初に兼松さんにお尋ねしたいのですが、兼松さんは今回の法案については事務の簡素化の点で大いに賛成をされておられる。これはよくわかりますが、最後のところで、いわゆる未承認国への横すべりを禁止した二十三条の二項、三万円の罰金を科せられるという点について、衆議院のほうで運用面で考慮するというような意見を聞いている、こういうようにお話があったのですが、その点兼松さんがどのように衆議院のほうの意見をお聞きになられておられるか、もう少し詳しくお聞かせを願いたいと思うのです。
○委員長(白木義一郎君) ただいまから懲罰委員会を開会いたします。
理事の辞任についておはかりいたします。
平井太郎君から文書をもって、都合により理事を辞任したい旨の申し出がございました。これを許可することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さように決定いたします。
この際、理事の補欠選任を行ないたいと存じます。
現在、本委員会の理事は二名欠員となっておりますが、理事の選任につきましては、先例により、委員長にその指名を御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは理事に古池信三君及び寺尾豊君を指名いたします。
……
○白木義一郎君 ただいま問題となっております旅券法改正案について、私は、公明党を代表して、反対の意を表します。 改正案によりますと、承認国への渡航については現行法において全体の五%しか発給されていない、五年間有効の数次往復旅券を全面的に承認国への渡航に活用する、また、手数料の増収分は事務の機械化に回し、国際的な海外渡航の自由化に対処できる旅券行政の簡易化及び合理化をする、という以上の点については、外務省の説明どおり、実情に沿ったものであると思います。 だが、その反面、明らかに未承認国への渡航と承認国への渡航を差別していることがこの改正案の趣旨になっていることは、今後さまざまな問題を引き起こ……
○白木義一郎君 ただいま政府の御答弁を伺ってていると、たいへん歯切れの悪い御答弁で、したがって、西村先生も加藤先生も全く納得がいかない。納得のいかないままでこれが成立するということもどうかと思うので、もう少しただいまの両先生の質疑について、重複になりますけれど、自由化に逆行する問題等について政府側としてもう一度納得につとめていただきたい。こう思いますが、なぜ、自由化の際に五%の関税を上げるか。しかも、いろいろな要素があるわけです。国益というようなことをおっしゃっておりますけれども、国益が消費者にしわ寄せになって、すでにモデル・チェンジが行なわれている。さらにこの関税の改定が行なわれれば、ますま……
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