このページでは田代富士男参議院議員の8期(1968/07/07〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は8期国会活動統計で確認できます。
○田代富士男君 私は、公明党を代表して、今回政府より提案のありました国有鉄道運賃法の一部を改正する法律案外一案につきまして、総理並びに関係閣僚にお伺いします。 特に今回の運賃値上げは、従来の運賃値上げの場合と異なり、利用者のメリットは認められず、財政再建策の一環として打ち出されております。 したがって、まず第一に、この値上げの家計及び一般物価に与える影響についてお伺いします。 定期運賃はこの値上げによって、昭和四十一年四月現在の三倍ないし四倍近い料金にまで値上げになり、物価高のおりとはいえ、これほど高騰する物価は他に見られないのであります。しかも通勤者のうち、通勤定期代の全部または一部を……
○田代富士男君 私は、公明党を代表して、ただいま議題となりました人の健康に係る公害犯罪の処罰に関する法律案について、反対の討論を行なうものであります。 政府の高度経済成長政策は、公害防止に対する企業責任を放置し、自然環境、生活環境の破壊をもたらし、いまや公害列島といわれる深刻なる事態を招来せしめたのであります。現在、わが国の公害は、諸外国でいわれるところの環境汚染とは本質的に異なり、人間の生命、健康までを奪い取るという状態に立ち至っているのであります。すなわち水俣病、イタイイタイ病、四日市ぜんそく等は、その典型であります。これらわが国の公害は、企業第一主義の政策が生んだ社会的犯罪であります。……
○田代富士男君 私は、公明党を代表して、問題を主として内政にしぼって、総理並びに関係大臣に質問をいたします。 総理は、先日の所信表明において、「一九七〇年代のわが国は、現在、その長い歴史の中でも、最も力の充実した時期、いわば壮年期にあるということができる」と述べ、わが世の春を謳歌し、さらに、日本列島の未来像についても述べております。総理の演説を聞く限り、日本列島の未来像は、まさにバラ色と言えましょう。確かに、全国民のエネルギーを新しい日本の建設に集中するためには、一国の総理として、国民にその未来像を示すことも必要でありましょう。しかし、現実は、バラ色とはほど遠く、緊急に解決せねばならない諸問……
○田代富士男君 時間がありませんし、大臣がお急ぎのようでありますが、いま市川先生より宮守線の話が出ておりますが、この宮守線につきましては、私はこの運輸委員会におきましてずっと以前にも一回御検討していただくようにお願いをしたことがあります。これは大橋運輸大臣のときであったかと思います。私もこの赤字路線の問題に対しましては特に国鉄当局の皆さんと考えを同じくするものであります。なぜなれば、国鉄の赤字をいかにすればなくすことができるかということに対しましてやはり皆さんたちも赤字路線というものに対する考え方を持っていらっしゃる、私も同感している一人であります。市川先生のきょうの質問はまさしく同感している……
○田代富士男君 きょう初めて原田運輸大臣に出席していただきまして、この委員会でいろいろ質問いたしますが、原田運輸大臣は私と同じ大阪でございます。大阪から運輸大臣が出られたということはまことにうれしいことじゃないかと思いますが、まことにおめでとうございました。いま原田運輸大臣が山中鹿之助の一節を若い人は知らないけれども、その一節をもって事に当たっていくとおっしゃった。われに七難八苦を与えたまえという、その一節じゃないかと思うわけなんです。そのようにいろいろな難関に向かって私は勇断と勇気をふるっていくという大臣の抱負をいま聞かさせていただきました。いま国鉄の赤字の問題に端を発しまして、いかにすれば……
○田代富士男君 私は前回の運輸委員会におきまして、淡路交通の鉄道廃線問題に対しまして、その許可の問題あるいは補償基準の問題、そういう点につきまして、るる質問をしてまいりました。前回の委員会のおりには、運輸省の当局も建設省の当局ももちろん日ごろからの行政指導はなさっていらっしゃると思いますが、私が提示しましたようなそういうこまかい点までの掌握がされてなかったために、私の話を述べ、次回の委員会において、その後調査したことを報告していただく、そのようにお約束をし、前回の委員会を終わったわけなんです。もちろん、その間にはいろいろ私も調査をいたしましたし、また、運輸省もあるいは直接いま問題になっておりま……
○田代富士男君 最初に私は総理に希望並びにお願いになるかわかりませんが、この委員会におきまして、きょうもある程度の時間制限がされております。これは国会運営の上からいくならば、当然のことじゃないかということがいわれますが、そこに今回の国鉄の運賃問題におきましては、国民の生活に密着した大きな問題でございます。まして、衆議院の段階におきましては、総理御自身が審議をしたいというのがやはり本心じゃなかったかと思うのです。その場を衆議院においては失われた。あのような結果になりまして、せめて参議院におきましては、良識の府といわれるように審議をしていきたいというのが、当委員会における各委員の希望じゃないかと思……
○田代富士男君 私は、ただいま議題になっております国鉄運賃値上げの法案にかんがみまして、当委員会が、四月七日本会議におきまして趣旨説明があり、翌四月八日第一回の委員会が行なわれてまいりました。そのときにおきましても、私はだれよりもこの委員会の議事運営につきまして誠意を示し、まあ今日までも努力してまいった次第でございます。そのようにしてこの委員会が慎重審議を重ね、そうして衆議院におけるようなあのような結果にならないように、国民大衆の皆さんたちに対しても納得できるような、そういうことをば委員会を通じてやりたいと念願してまいったわけなんです。その委員会経過におきましても、熱心に当委員会において今日ま……
○田代富士男君 議事進行について。実は参議院の公報がここにございますが、昨日、月曜日に運輸委員会が開かれました。これはわれわれも予期しないことでございました。また、この運輸委員会と同時に地方行政委員会、大蔵委員会、物価委員会、こういう委員会等が行なわれておりますが、まあ関係者に聞きますと、何らこれは話し合い等もされていない。よくよく聞いてみますと、これは連合審査に関係のあるために開かれた会合だ、そのようなこともお聞きいたしましたのですけれども、いま二十一日のこの運輸委員会における理事の打ち合わせ会等の報告があるならば、詳しくひとつこの点を御報告いただきまして、それについて私は質疑をしたいと思い……
○田代富士男君 午前中の質疑が終わりまして午後の質疑の当初に、一言だけ委員長にお尋ねしたいと思います。 当委員会において、あくまで慎重審議というたてまえで私たちもやってまいりました。また、これは新聞じゃないかと言われればそれまででございますけれども、けさの朝刊によりますと、強行突破かという、そういう見出しで、きょうの参議院運輸委員会において今回の国鉄運賃の法案が審議される模様が出されております。あくまで私たちは慎重審議してまいりましたし、この委員会におきまして最初の打ち合せ会が行なわれた席上で岡本委員長は、前回すなわち第五十一国会における国鉄運賃値上げの際にも、三十三時間八分の実質審議を持ち……
○田代富士男君 議事進行。いま木村委員からも質問があった点について、私も確認したいのです。いま岡本委員長は歯切れの悪いような御答弁をなさっておりまして、議長あっせんに基づいて委員会を再開しているということですけれども、私も議長に会いました。議長はいろいろな条件をつけずにもとの状態に戻す、そうして審議を促進してもらいたいということを申されたわけなんです。このことについて、いま岡本委員長は、議長のあっせん案どおりだということを申されたのであります。であるなら、議長は慎重に御審議を願いたいということでございましたし、そうなれば二十四日にあのような強行質疑打ち切りというようなことがあったわけなんですか……
○田代富士男君 与えられた時間が少ないですから実質的な審議はできないのじゃないかと思っておりますが、第一番に、ただいま「ぷりんす」の事件が問題に取り上げられました。ただいまのニュースによりますと、川藤は十一時二十五分に病院で死亡したということであります。いまこの事件を通じましていろいろ問題を提起されました。この問題について予防方法はないか。金嬉老の問題、赤軍派の問題、またただいまの川藤の問題でございますが、陸海空にわたりこのような事件が起きた。予防に力を入れるのも当然ですが、このような結果が起きたという以上は、何かそれに値する原因があるはずです。そのような結果だけを解決するのじゃなくて、そのも……
○田代富士男君 最初、大臣にお尋ねしたいと思いますが、海洋汚染防止法案の原案の要綱の段階 でいろいろ検討なされたことも聞いております。その原案の目的というものは、公海や海への海洋施設からの油やそういう廃棄物を排出する規制をもとにして考えた法案だと思いますが、その原案の段階におきまして、港湾管理者に廃油処理施設を計画的に整備させるようになっていたと、そのようにわれわれも聞いております。特に、一定規模以上の石油精製業者、また造船業者など廃油処理施設を整備させるものとすると、そのように規定されておりましたが、これが政府提出の法案になってまいりましたおりには、こういう今回の海洋汚染防止法案の骨子とも……
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