このページでは内藤誉三郎参議院議員の9期(1971/06/27〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は9期国会活動統計で確認できます。
○内藤誉三郎君 私は、自由民主党を代表して、外交、教育、物価、恩給等について関係大臣にお尋ねいたしたいと思います。 まず第一に、外交の問題でございますが、世界の情勢は対立と抗争から対話と交渉の時代に入り、緊張緩和が進められることを私はたいへんよい傾向だと思っておるのでございます。相互の誤解と不信を解くことが大切であり、この緊張緩和のムードをさらに定着させて、人類の福祉と世界平和に貢献することが外交の基本使命であろうと思うのでございます。 緊張緩和の方向として、西のほうには、あのベルリンの壁が突き破られて、ベルリンの自由往来が認められるようになり、東においては、沖繩返還、ベトナムからの米軍の……
○内藤誉三郎君 第二分科会が担当いたしました大蔵省、経済企画庁、防衛庁、外務省及び通商産業省所管の審議経過につきまして、おもなるものを御報告申し上げます。 まず、大蔵省所管につきましては、「今後高度の経済成長が期待できない中で福祉重点型の財政を進めていくためには、税制改正や新税の導入などしてもなお巨額な国債発行が必要と思うが、どのような見通しを持っているか、財政投融資計画を国会の議決対象にする考えはないか、為替管理改策の今後の方向についてどう考えているか」などの質疑がありました。 これに対し水田大蔵大臣より、「実質成長を年七、八%で定着させることを目標に、福祉重点型の予算を組みたいが、その……
○内藤誉三郎君 私は、自由民主党を代表いたしまして、ただいま議題となっております農林省設置法の一部を改正する法律案に対する修正案を提出いたしたいと存じます。 修正案はお手元にお配りしてありますので、朗読は省略させていただき、その要旨を申し上げます。 林野庁の組織につきましては、国有林野事業のあり方等をめぐって最近種々検討が進められているようでありますので、その結果を待ってさらに慎重に検討を要するものと考えますので、この際は組織改正は見送ることとして、全面的に削除したいと存じます。なお、これに伴い附則第二項の沖繩開発庁設置法にかかる規定の整備につきましても削除することとしております。 以上……
○理事(内藤誉三郎君) 速記とめて。
【次の発言】 速記つけて。
○内藤誉三郎君 私は、ただいま可決されました国家公務員等の旅費に関する法律の一部を改正する法律案に対し、自民、社会、公明、民社、共産の五党共同提案にかかる附帯決議案を提出いたします。 まず、附帯決議案を朗読いたします。 国家公務員等の旅費に関する法律の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案) 政府は、本法の施行に際し、次の点について留意すべきである。 一、旅費の定額については、実費弁償を建前とすることにかんがみ、等級区分の縮少等制度の合理化を図ること。 一、旅費の実態調査については、物価、公共料金等社会経済情勢の推移に即応して時期を失することなく実施するとともに、出張態様等を……
○内藤誉三郎君 天皇制に関することは今日までタブー扱いされ、学校でも明確に教えなかった感があります。天皇制は日本国憲法の中でも最も特色のある重要な部分であり、これを解明しておくことが国民に対する義務であると思います。 最近、一部の人々の中には、天皇を飾りもののごとく扱い、国政に関する権能がないからといって、形式的、手続的な存在のごとく軽く取り扱う傾向が見られますのははなはだ遺憾であります。 天皇制の問題は国政の基本でありますから、政府の見解があいまいであると国政混乱の原因になると思います。私は本日憲法学者の意見を承るのでなく、政府の明快な御答弁を伺いたいのであります。 これから数点にわた……
○内藤誉三郎君 本年度の恩給予算及びこの法律のことでございますが、私は、たいへんことしの予算は画期的だと、こう思っております。それは、従来総理府の恩給審議会から四十数項目にわたって答申が出ておりまして、これを完全実施した後の課題として一番大きな問題が幾つかあったと思うのです。 その一つは、いままで現職の公務員と比べて二年半おくれになっていた。つまり、現職のほうはその年の四月にさかのぼってベースアップが実施される。退職公務員の方は、翌年に予算が計上されて、次の年の十月から実施される。こういうことで、現実には二年半おくれになったのを、今度の措置で二三・四%引き上げられ、これが一年半のおくれになっ……
○内藤誉三郎君 私は、ただいま可決されました恩給法等の一部を改正する法律案に対し、自民、社会、公明、民社の四党共同提案にかかる附帯決議案を提出いたします。 まず、附帯決議案を朗読いたします。 恩給法等の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案) 政府は、次の事項について速やかに善処するよう要望する。 一 恩給法第二条ノ二について、その制定の趣旨にかんがみ、国家公務員の給与にスライドするようその制度化を図るとともに、退職年次及び公務員別による恩給格差の是正措置を講ずること。 一 恩給の最低保障額については、他の公的年金の最低保障額との均衡を考慮して短期在職者への措置を含みその抜本……
○内藤誉三郎君 私は、ただいま可決されました国家公務員災害補償法の一部を改正する法律案に対し、自民、社会、公明、民社、共産の五党共同提案にかかる附帯決議案を提出いたします。 まず、附帯決議案を朗読いたします。 国家公務員災害補償法の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案) 政府は、次の事項についてすみやかに検討の上善処すべきである。 一、通勤途上の災害は、通勤と公務との密接な関連性等にかんがみ、公務上の災害とするよう検討すること。 一、公務災害による年金の増額については、通常の定期昇給分を加味しうるよう検討すること。 一、民間企業における業務上の死亡等に対する法定外給付の実……
○内藤誉三郎君 沖繩委員派遣について、派遣委員を代表して御報告申し上げます。 片岡理事、西村、鈴木、宮崎、中村、岩間の各委員と私の七名は、七月十三日及び十四日の両日、防衛庁設置法及び自衛隊法の一部を改正する法律案の審査に資するため、陸海空各自衛隊の沖繩配備の実情を視察するとともに、屋良沖繩県知事及び平良那覇市長とも懇談いたしました。 以下、視察先の各自衛隊の状況について、その概要を御報告申し上げます。 まず、陸上自衛隊は、臨時第一混成団準備本部及び普通科中隊二、施設中隊、飛行隊等からなる臨時第一混成群が那覇空港に隣接する那覇駐とん地に配備されているほか、ホーク部隊である第六高射特科群の四……
○内藤誉三郎君 私は、ただいま可決されました建設省設置法の一部を改正する法律案に対し、自民、民社の両党共同提案にかかる附帯決議案を提出いたします。 まず、案文を朗読いたします。 建設省設置法の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案) 政府は、筑波研究学園都市移転職員の生計費が、生活環境施設の未整備のため著しく増嵩している実情にかんがみ、筑波研究学園都市移転手当の増額を図るべきである。 右決議する。 本決議案の趣旨は、案文によって明らかでございますので、説明を省略いたします。 以上でございます。
○理事(内藤誉三郎君) ちょっと速記をとめて。
【次の発言】 速記を起こして。
それでは十分間の休憩をいたします。
午後三時三十四分休憩
○内藤誉三郎君 ちょっとお伺いしたいのですけれども、伝書バトの通信訓練は本法にいう動物の虐待に該当しないというふうに理解しておりますけれども、そういうふうに解釈してよろしゅうございますか。
○内藤誉三郎君 私は、本法律案に対し、各党共同提案にかかる修正案を提出したいと存じます。 まず、修正案文を朗読いたします。 学校教育の水準の維持向上のための義務教育 諸学校の教育職員の人材確保に関する特別措置 法案の一部を次のように修正する。 附則第二項中「計画的に」を「財政上、計画的 に」に改める。 以上であります。 この修正案を簡単に御説明申し上げます。「財政上、計画的に」というように特に「財政上」を加えましたのは、この法律案における計画的実現が給与上に関するものであることを明らかにするものであり、将来財政計画を立てることを意味するものでないことを申し添えたいと存じます……
○内藤誉三郎君 イギリスで、オックスホードとケンブリッジはパブリックスクールですね。だから、パブリックというのはプライベートとはちょっと違うんですよ。みんなのところはパブリックですね。
○理事(内藤誉三郎君) 教育、文化及び学術に関する調査中、文教行政の基本施策に関する件を議題といたします。
本件について質疑のある方は順次御発言を願います。
【次の発言】 本件に関する質疑は、本日はこの程度にとどめ、これにて散会いたします。午後三時十二分散会
○理事(内藤誉三郎君) 午前の会議はこの程度にとどめ、午後一時四十五分開会することとして、暫時休憩いたします。
午後零時五十五分休憩
【次の発言】 ちょっと速記とめて。
【次の発言】 速記つけて。
○内藤誉三郎君 文部大臣、これから学校教育法の一部改正についてお尋ねをしたいと思います。
最初に、教頭について、戦前はどういうふうな扱いをしておったのか、これは初中局長からお答えをいただきたいと思います。
【次の発言】 教頭については、戦前も制度的に確立されておったし、戦後も学校教育法で規定があるわけでございまして、戦前と戦後と同じものか、変わった点があれば変わった点を明確にしていただきたい。同時に、待遇についてはどういう措置が現在行なわれているか、これもお尋ねしたいと思います。
【次の発言】 戦前の教頭の待遇は、やっぱり校長に次いでよかったんじゃないかと思うんだけれども、どういう扱いを受け……
○理事(内藤誉三郎君) 本案に対する質疑は、本日はこの程度にとどめ、これにて散会いたします。 午後六時三分散会
○内藤誉三郎君 関連。 ちょっと私、いま宮之原さんから御質問があったんですが、筋としては、私はごもっともな感じがするんですが、法制的には、私は、根本的に違うと思うのは、教育公務員特例法という法律があって、大学には私立と同じような理事会制度を置けと、いわゆる大学管理機関が、任免、その他をきめるということが第一条にあって、管理機関ができるまで、当分の間、これは教授会と読みかえたんです。教授会は法的保障があるわけなんです。ですから根本的な違いがあると思うんです。その辺のところ、大学のほうはおとなで、だいぶ、学問の自由と関連があるから、大学はけっこうです、高等学校以下の職員会議は違うんですというよう……
○内藤誉三郎君 私は、自由民主党を代表して、三案に対して反対の意見を表明いたします。 昭和二十二年六・三制発足に際しまして学校教育法の制定された当時は、特殊教育の規定は従来の日本になかった非常に進歩的な規定であったが、三十年後の今日、再検討すべき時期に来ていると思うんです。 本法の中には賛成いたしたいような部分も多いと思います。特に名称の問題ですが、「特殊教育」よりは「障害児教育」のほうがよいのではないかと思いますが、まだ盲、ろうその他いろいろ具体的な問題になりますと、もう少し詰めなきゃならぬ問題が残されているように思うのであります。 それから就学の猶予、免除制度も、これも私は再検討すべ……
○内藤誉三郎君 奥野文部大臣はたいへん有能な文部大臣ですから、私は歴代文部大臣が解決し得なかった教育の根本問題を解決せられると確信をいたしまして、これから数点にしぼって御質問を申し上げたいと思います。 六三制になってから義務教育が九年に延長され、高等学校の進学率が九〇%をこえ、準義務制になり、大学の進学率は三〇%をこえ、近い将来四〇%になろうとしておる。私は、教育はまさしく非常に普及したと思うのです。ただ、問題は中身であり、質の問題だと思うのです。 戦前のわが国の教育には二つの大きな柱があったと思うのです。その一つは、明治八年の教学大旨から始まって明治二十三年にようやく制定された教育勅語で……
○内藤誉三郎君 衛藤先生に伺いたいのですけれども、実は沖繩が、いまお話を聞きますと、確かに基地の中に町があるほど基地が多い。全くそのとおりと思うのございますけれども、基地のない平和な島で返ってくることを国民も希望しておりますけれども、実際問題、現実の問題は、沖繩というものは基地経済によってまかなわれていることがこれは事実でございます。私もたびたび沖繩に参りましたが、一体、これで基地が全部なくなったらとたんにどうなるのだろうということをしみじみ感じました。そこで、沖繩の復興の場合に、これは一番大きな問題だと思うのですが、どういうふうに沖繩の産業復興をするかということが私は当面の問題だと思うのです……
○内藤誉三郎君 鈴木先生に関連して要点をしぼって申し上げたいと思います。 一つは公共料金の問題でございます。 あなたのお話を伺いまして、合理化努力には一つの限界があるとおっしゃった。そうなると財政的にどうするか。財投の関係で今日までやったけれども、これにも限度がある。それからあとは税金の関係でどう援助するか。いまお話のように、固定設備については私は可能だと思います。ところがいま現実に公共料金を上げざるを得ないのはランニングコストですね。これがむしろベースアップのたびにふくれ上がってくる、このベースアップまで財政的に見るというわけにはまいらぬと思います。そうするとやむを得ないのじゃないか。で……
○内藤誉三郎君 川野先生に二点教えていただきたい。 いま確かに、一つは工業化の波に洗われている。いま一つは、輸入農産物という、両方から、はさみ打ちにあって、何か希望がないように見える。そこで、やはり、食糧の自給度というのがあるわけです。そこは、先生は自給度がどの程度かということを――私は、国の安全という点から考えてみると、最小限七、八割という議論があると思いますが、やはりある程度自給度というものを示して、そこまでの生産を確保する。もう少し計画的に、もちろん自然条件はいろいろありますけれども、計画的に生産を確保するという農業方針を立てるべきじゃないか。食糧の自給度についての先生のお考えを教えて……
○主査(内藤誉三郎君) ただいま皆さま方の御推挙によりまして、主査をつとめることに相なりました。皆さま方の御協力を得て、その責務を果たしたいと存じますので、何とぞよろしくお願いいたします。 審査に入ります前に、議事の進め方についておはかりいたします。 本分科会は、昭和四十七年度一般会計予算、同特別会計予算、同政府関係予算中、防衛庁、経済企画庁、外務省、大蔵省及び通商産業省所管を審査することになっております。二十六日の委員会において主査の報告を行なうことになっておりますので、議事を進める都合上、主査といたしましては、二十二日午前を大蔵省、午後経済企画庁、二十四日防衛庁、二十五日外務省、二十六……
○主査(内藤誉三郎君) ただいまから予算委員会第二分科会を開会いたします。
まず、分科担当委員の異動について御報告いたします。
去る二十二日、渡辺武君が委員を辞任され、その補欠として岩間正男君が、また本日、土屋義彦君及び竹田四郎君が委員を辞任され、その補欠として矢野登君及び上田哲君がそれぞれ選任されました。
【次の発言】 昭和四十七年度総予算中防衛庁所管を議題といたします。
前回の会議と同様、政府からの説明を省略して本日の会議録の末尾に掲載することといたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう取り計らいます。
○主査(内藤誉三郎君) この際、分科担当委員の異動について御報告いたします。
ただいま西村関一君が委員を辞任され、その補欠として大橋和孝君が選任されました。
【次の発言】 この際、分科担当委員の異動について御報告いたします。
ただいま河田賢二君が委員を辞任され、その補欠として星野力君が選任されました。
【次の発言】 午前の質疑はこの程度とし、午後二時から再開することとし、暫時休憩いたします。
午後零時五十三分休憩
【次の発言】 ただいまから予算委員会第二分科会を再開いたします。
休憩前に引き続き、外務省所管を議題として質疑を行ないます。
質疑のある方は順次御発言を願います。
○主査(内藤誉三郎君) ただいまから予算委員会第二分科会を開会いたします。
まず、分科担当委員の異動について御報告いたします。
昨日、星野力君が委員を辞任され、その補欠として須藤五郎君が、また、本日、片岡勝治君が委員を辞任され、その補欠として竹田四郎君が、それぞれ選任されました。
【次の発言】 昭和四十七年度総予算中、通商産業省所管を議題といたします。
昨日の会議と同様、政府からの説明を省略して、本日の会議録の末尾に掲載いたすことにいたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう取り計らいます。
それでは、質疑に入ります。
質疑のある方は順次御発……
○内藤誉三郎君 ただいま先生、原子力発電に関連するのですが、アメリカの例はお聞きしましたけれども、一番いま原子力発電の進んでいるのはイギリスだと思うんで、おそらく四分の一ぐらいは現在イギリスはいっていると思うのですが、イギリスではそういう例を私は聞いてないんですよ。ですから、アメリカよりは原子力発電ははるかにイギリスのほうが進んでいるので、イギリスでそういう事態は起きていないと私は思うのですが、アメリカだけで断定――断定じゃないですけれども、されるのは少しどうかなという私は気もしまして、世界の趨勢はあなたのおっしゃるようにサンシャインの、これは私も一つのアイデアだと思いますけれども、まだそこま……
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