このページでは竹田現照参議院議員の9期(1971/06/27〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は9期国会活動統計で確認できます。
○竹田現照君 私は、日本社会党、公明党、民社党、日本共産党並びに第二院クラブを代表して、通産大臣田中角榮君問責決議案について、提案理由を説明いたします。 まず、決議案文を朗読いたします。 通商産業大臣田中角榮君問責決議(案) 本院は、通商産業大臣田中角榮君を問責する。 右決議する。 理 由 田中通商産業大臣は、わが国繊維品の輸出に関し、米国の一方的な圧力に屈し、繊維業界ならびに繊維労働者あげての反対と国民世論に反し、しかも「米国は輸入制限をすべきでない」との衆参両院の決議(昭和四十四年四月十五日、昭和四十五年三月二十六日の参議院商工委員会、昭和四十四年五月九日……
○竹田現照君 常任委員長の選挙は、その手続を省略し、いずれも議長においで指名することの動議を提出いたします。
【次の発言】 私は、ただいまの桧垣君の動議に賛成いたします。
○竹田現照君 鉄道建設審議会委員の選挙は、その手続を省略し、議長において指名することの動議を提出いたします。
○竹田現照君 常任委員長の選挙は、その手続を省略し、いずれも議長において指名することの動議を提出いたします。
【次の発言】 各種委員の選挙は、いずれもその手続を省略し、議長において指名することの動議を提出いたします。
○竹田現照君 日本ユネスコ国内委員会委員の選挙は、その手続を省略し、議長において指名することの動議を提出いたします。
○竹田現照君 各種委員の選挙は、いずれもその手続を省略し、議長において指名することの動議を提出いたします。
○竹田現照君 私は、ただいまの桧垣君の動議に賛成いたします。
○竹田現照君 私は、ただいまの柴立君の動議に賛成いたします。
○竹田現照君 私は、ただいまの柴立君の動議に賛成いたします。
○竹田現照君 第一班について申し上げます。 派遣委員は、大森委員長、矢野委員、阿具根委員と私の四名で、期間は去る八月二十四日から四日間、視察いたしましたところは、関西電力株式会社の黒部ダムと黒部川第四発電所、電源開発株式会社の御母衣発電所、岐阜羽島にあります長谷虎紡績株式会社の本社工場と平方工場、西陣織物の株式会社じゅらく、三菱自動車工業株式会社京都製作所でありました。 以下、視察の概要について簡単に申し上げます。 まず、電源開発関係から申し上げます。 北陸地方は雨の多い地帯で、河川の流量も多く、東北地方と並んで水力資源の豊富なところとされており、北陸、東海地方には、現在各電力会社など……
○竹田現照君 私は、ただいま可決されました国際経済上の調整措置の実施に伴う中小企業に対する臨時措置に関する法律案に対し、自由民主党、日本社会党、公明党、民社党、四党共同の附帯決議案を提出いたします。 案文を朗読いたします。 以上でございます。
○竹田現照君 最初に、国際通貨調整に対する一般問題についてお尋ねしますけれども、十九日の政府声明によりますと、今度の円切り上げの幅は妥当なものだと、国内施策がよければ不況は克服できると、そういうふうに述べていますけれども、しかし予想外の大幅な切り上げでありますから、一般の国民感情からすればちょっと意外な感じでもあり、一ドル三百八円にきまって、今後の日本経済は一体どうなっていくのか、非常に疑心暗鬼であります。 そこで、政府は、来年度の経済をどの程度の実質成長を見込んでいるのか。また、不況と物価高が到来して、国民にこれ以上の犠牲をしいることがないのかどうか。十分な不況対策をとった経済政策を望んで……
○竹田現照君 最初に、昨年の五月に産構審から答申がありましたが、 この産構審の七〇年代の通産政策のあり方に関連をしてまずお尋ねをいたしたいと思います。 この産構審答申は、重化学工業から知識集約産業への転換をうたっておりますが、しかし、これは本州の既成工業地帯を中心に考えているものでありまして、北海道、東北、九州などの遠隔地帯は新しい重化学工業基地として開発する必要があると一面ではいっています。 そこで、国民生活の質的向上と美しい国土の形成のため、公害をまき散らす重化学工業をできるだけ抑制し、知識集約産業に移行しなければならないと提唱する一方で、 いま申し上げました北海道、東北、九州などを別……
○竹田現照君 最初に、この計量法という法律はたいへんむずかしい法律でありますが、学問的な面、あるいはきわめて国民生活に密接な消費者の保護の面等、むずかしい法律ではありますが、またわれわれの日常生活にきわめて密接な法律でもある。そこで、学者に聞かなければわからぬというようなそういうものをもう少し簡素化して、だれでもが理解できる法律に改めたほうがいいんじゃないかと、そういうような気がするのですけれども、その点についてまず最初にお伺いをいたします。
【次の発言】 そこで、今度の計量法の改正のきっかけにもなっておりますが、国際度量衡総会というものの性格と、この総会の決議というものに加盟各国は時間的な制……
○竹田現照君 きょうは時間がだいぶ制約されておりますから、端的に十ほどお尋ねします。
中小白書の質問も残っていますので、問題点はまだありますから、そっちのほうに譲ってもいいですけれども、最近の中小企業の動向というのは一体どういうふうに通産省としては把握をされているのか、この点をまず最初にお尋ねをいたします。
【次の発言】 そういう状況の中で、明年度、中小企業基本法の抜本的な改正を中小企業庁お考えになっておられるようですけれども、現にその作業に入っていると聞いていますが、最近の情勢に対処して、どこに重点を置いてその抜本的な改正をなさろうとしておられるのか。また中小企業政策審議会においても、いろ……
○竹田現照君 清水先生に一つお伺いいたしますけれども、先ほど竹内さんからもお話がありましたが、例のクーリングオフの問題ですけれども、四日間の解約猶予期間といいますか、これは私もちょっと短いような気がいたします。実は私の経験から見ますと、例の外国の百科事典というのはずいぶん議員の中にもひっかかった者がたくさんあるのですけれども、表面化していないだけなんです。これは現物が送られてこないと、見せられた物との対比ができないのですね。私が見せられたのは、一冊がたいへん見ていても楽しい、英語がわからなくてもいい。これが二十四巻というようなことでしたけれども、送られてくるものは全然それと似て非なるものなんで……
○竹田現照君 通産省と公取に、この両方の法律を込みにして質問いたします。
先に公取にお伺いをいたしますけれども、公正競争規約、これのいままでの実績、それから当初の予定との対比、このことについて最初お尋ねします。
【次の発言】 今年度の規約作成の予定はどういうことになっておりますか。それとあわせて、この規約がそのとおり実行されているのかどうか。公取として監査をされているのですか、その点。
【次の発言】 いまお答えになりました公正取引協議会というのは、むしろそのメンバーの隠れみの的な存在になっておるやに聞きますが、それでこのメンバーが違反しても協議会が適当な処理をする、公取は排除命令を出さない。……
○竹田現照君 ただいま可決されました特定繊維工業構造改善臨時措置法の一部を改正する法律案に対し、自由民主党、日本社会党、公明党、民社党の四党共同提案による附帯決議案を提出いたしたいと思いますので、御賛同をお願いいたします。 案文を朗読いたします。 特定繊維工業構造改善臨時措置法の一部を改 正する法律案に対する附帯決議(案) わが国繊維産業が、最近における内外の厳し い経済環境に対処しつつ、安定した成長を遂げ て行くためには、今後二年間の構造改善事業に おいて、その体質を抜本的に改変する必要があ る。 よって政府は、本法施行にあたり、今後ある べき繊維産業のビジョンを……
○竹田現照君 時間の関係もありますから、一括お伺いをいたしたいと思います。 最初に和達先生にお願いしますが、この法案では、自然保護との関連、あるいは自然と人の調和というような点についてはあまり明確でないような気がするんです。そういう意味で、自然環境の保全、あるいは公害防止の見地から、工場立地というのは無制限に行なわるべきではない、そう思いますが、公害なきコンビナートをつくるというようなことが常に言われていますが、現実は御案内のとおりの状況であります。先日の質疑の中で田中通産大臣も、いままでの愚を繰り返さない工業立地をということで、繰り返し確信を持ってお答えになったんですけれども、しかし、地域……
○竹田現照君 私は、工業再配置促進法案に対する自由民主党、日本社会党、公明党及び民社党の四党共同にかかる修正案を提出いたします。 修正案は、お手元にお配りいたしてあるとおりでありますので、案文の朗読は省略させていただき、その要旨について御説明申し上げます。 修正の要旨は、産炭地域及び農工法による工業導入地区等へ工場を特に誘導させることが急務でありますが、これらの地域の財政負担能力が必ずしも十分であるといえない現状にかんがみまして、国が財政上の措置等を講ずるにあたりましては、これらの地域を含む特定の地域につきましては、特に配慮するようつとめなければならないという規定を新たに設けるとともに、原……
○竹田現照君 会期も最終日で時間も追ってますので、まとめて質問していきますから、お答えのほうもひとつ心得てお願いします。
熱供給事業の範囲というのは地域冷暖房、あるいは工業用の熱供給事業、あるいはまた蒸気供給を目的としたような事業、あるいはまた私の札幌で計画をされているごみ焼却炉の発生熱を利用した供給事業等いろいろと考えられておりますけれども、この問題についてどういうふうにお考えになっておられますか。
【次の発言】 次に、この「地域暖冷房事業の振興について」という総合エネルギー調査会の熱供給部会の冊子にも書いてありますが、北海道を除いては大体全般的に温暖であたたかいと、さらにまた日本の家屋構……
○竹田現照君 逓信委員会の時間に入り込んだようなかっこうですけれども、ちょっとお尋ねしますが、郵政省は勤務時間中に献血するような場合、これはどういう扱いをするのですか。
【次の発言】 いま人事局長は、献血運動と、それ以外のとでは違うの言うのですね。これは私、十五分くらいしか時間がありませんから、はっきりお尋ねしますが、たとえば私は、札幌の郵政局の玄関に献血車が来て、それでいわゆる採血をやっている場面というものを何回か見ています。それから現業の局でもそういう場面が出ています。これは、ときに、局が音頭をとってやっている場合もあるし、組合が献血運動としてやっている場合もあります。しかしこれはどっちで……
○竹田現照君 最初に、非常にばく然としたお尋ねですけれども、この経済協力の結果が一体どういうことになっているのかということが大体問題だろうと思いますけれども、それについてどのように政府側としては把握をされているのか、ひとつお答えいただきたいと思います。
【次の発言】 私がお聞きしたいのは、経済援助の実効がどういう面でどのようにあがっているかということ、端的に言えばそういうことなんです。四十三年の法律改正のときには、例のインドネシアの商品援助の問題で改正が出されたんですが、たとえばこの商品援助について、四十六年ですから約五年ですね、当初の法律改正の目的としたようなものが実効面においてあがっている……
○竹田現照君 これはあまりむずかしい問題じゃないんですね。この決議案をめぐる問題、先ほどからいろいろありましたけれども、いま須藤さんからいろいろ釈明がありましたけれども、五日の最終段階に、野党四党間のいろいろな経緯について、それからまた、共産党の決議案の案文について等も、最終段階で須藤さんから読み上げられました。その上に立って、日本共産党の最終案なるものが提案されたわけですね。そのときに私のほうから、読み上げられたのではわからぬと、こう言ったら、いま党で印刷をしているさ中です。では提案をされている決議二号はどうなんだと言ったら、これは撤回をして新たな決議を提案をするようにいま党が進めています、……
○竹田現照君 私はかなり長い時間をかけて調査をし、かつ、最近約十時間にわたって関係者から直接事情をお聞きしたことについてお尋ねをしたいわけでありますが、きょうはきわめて限られた時間でありますので、その中の要点だけをお伺いをして、問題を後日に譲っていきたいと思いますが、郵政省は先ほどのブラザー制度の立てかえの問題もありますが、いわゆる立てかえ金と称して後ほど精算する公金というのはどういう部類があるのか、経理局長からまずお答えをいただきたい。
【次の発言】 いまのブラザー制度の立てかえ金と同じように、いわゆるだれかに立てかえさせて後ほど精算払いをするというような種類のものはたくさんあるのかないのか……
○竹田現照君 ちょっと関連してお伺いしますが、局長、配達の地図がまだないというのは初めてお聞きになったようですけれども、開局以来、業務監査ということは、監察局を含めて、やられたことはないのですか。基本的なそういうものがあるかないかというのは、それくらいの局ですから年に監察の業務監査というのは必ず行なわれているわけです、そこで指摘がされていないのですか。私はちょっとそれがわからない。それと郵務との間に――足立西というのは大局でしょう、そういう関連というものがどういうふうになっているのか、ちょっと私は理解に苦しむんですけれども、どうなんですか。 首席監察官は政府委員じゃないですからね、ぼくは政府……
○竹田現照君 ちょっと、法律に関連して、死刑の問題についてお伺いしておきますが、衆議院のこの法律が通ったあとの朝日新聞の四月二十五日の「記者席」によりますと、場合によっては処刑者の分を七百万――一千万に手直ししたいと、法務大臣は閣議の了承をとりつけるなど背水の陣をしいておったんだけれども、そうでなくてあっさり原案が通過したというふうなことを書いてありますけれども、とすると、あれですか、当委員会で修正議決してもそれは大臣の御意思にむしろ沿うことになるのじゃないかと思いますが、そういうふうに理解していいんですか。
【次の発言】 そうです。
○竹田現照君 前回に続いて、この人権侵犯問題についてお尋ねをいたしますが、きょうは郵政大臣も御出席ですが、五月十一日付日弁連会長から郵政大臣それから郵政省人事局長、経理局長その他四郵政局長に対して警告書が出ておりますけれども、これを受け取られたにあたって、どういうふうにこの警告書に対処をなさろうとしておるのか、最初にお尋ねいたします。
【次の発言】 この警告書が、郵政大臣だけではなくて人事局長、経理局長まで出ているのは、これは人事局長は労働問題の担当局長ということでしょうが、経理局長は、警告書の内容に経費の問題も若干出ておりますが、通常大臣なら大臣だけに警告で理解できるんでありますが、ここまで……
○竹田現照君 関連。
韓国中央情報部の活動について、アメリカの政府も過去外交上四回ほど警告を発したというように新聞に伝えられておりますけれども、アメリカでもそういう活動が行なわれているのですから、日本でも当然行なわれていると想定するにやぶさかでありませんけれども、日本国政府として、そういうような外交上の抗議といいますか、警告というようなことを韓国側にしたことがいままでにあるのですか、あわせてひとつお答えいただきたい。
【次の発言】 このCIAの活動の実態というようなものについて、日本国政府として調査をしたというふうなことはいままであるんですか。全然野放図にして、そういうことをタッチしたという……
○竹田現照君 全野党が反対という人事案件は、私の承知する限り本院では初めてのケースであります。このことは、この人事が持つ特異性を物語っているものと言えます。この人事をめぐり巷間さまざまなことが流布されておりますが、そのことの是非は別として、国会がこの人事を取り扱う過程を考えたとき、政府は当然撤回措置をとらるべきものであったと思いますが、提案以来今日まで四十日間、ついにその措置がとられなかったことは、はなはだ遺憾なことと言わざるを得ません。少なくとも国会が承認を与える人事案件は、いささかも国民が疑惑を抱くがごときものであってはならないことは当然であります。しかし、残念ながらこの人事は、その原則を……
○竹田現照君 大蔵政務次官に関係する点だけ先にお尋ねしますが、この第五次石炭政策に関係する財源の問題でですね、この原油関税との関連で財源がかなり不足をしてくるのではないかというふうに思うのですけれども、これについてどういうふうに措置をされるのか。
それと、石炭見直しが言われているときでありますから、この石炭対策の財源をいつまでも関税に大幅にたよっているというこの措置もそろそろ変えていいのではないかというふうにも考えるのですけれども、あわせてひとつお答えをいただきたい。
【次の発言】 この原油関税の現在の税率の適用期限というのは、私の記憶が間違っていれば訂正しますけれども、四十八年度末で切れる……
○竹田現照君 大臣の所信表明のトップにもあります、この物価の安定と需給の円滑化の中の具体的な問題についてお尋ねしますが、生活安定法に基づく標準価格の設定をしていろいろと努力をしているという所信表明でありますが、標準価格の設定のやり方といいますか、これは一体どういうふうにきめるのか、ひとつ具体的に御説明をいただきたいと思います。
【次の発言】 その主務大臣、たとえば通商産業大臣が設定をする場合でも、経済企画庁は合議にあずかるのですか。
【次の発言】 それでは具体的にお尋ねしますが、この一月の十四日にきめられました灯油とLPGの標準価格の設定、この場合も通産、経企は緊密な連絡の上、いろんなデータを……
○竹田現照君 最初に、この改正案の提出に至りました計量行政審議会の答申ですか、通産省が諮問をした中で一つ答申が欠けてますね。容器の内容の規模化というのが、これはどういう経緯で答申からはずれているのですか。
【次の発言】 そうすると、全面検討というのは昭和五十年の末ということですか。
【次の発言】 それで、この計量法というのはたいへん専門的な法律ですから、私のようなしろうとではなかなか理解しにくいのですが、それで、参考にお尋ねしますけれども、この計量行政審議会で今回の中間答申にあたってどんな点が問題に、なったのか、ひとつそれぞれの代表的な立場の御意見をお聞きいたしたいと思います。
○竹田現照君 いろいろと質問が続いていますので、私がこれからお伺いする点もすでにお答えがあった点もたくさんあろうかと思いますが、私は初めてですから、ひとつお答えをいただきたいのです。 この法律が出されました直接の原因というのは、発電所の立地が難航して、今後数年後には需要に対する供給余力の比率がマイナスになり、電力不足が深刻になるというところに問題があるということであります。 そこでお伺いしますが、民間の日本電力調査委員会が昨年の末いわゆる石油危機のあとに出しました電力需給見通し、これによりますと、石油危機前とそのあとを比較して、供給予備率のマイナスというのは石油危機以前は五十二年八月、危機……
○竹田現照君 議事進行で。 ぼくはいま内閣に来て、採決に入るんですけれども、これは全会一致の法案のようですけれども、与野党が同数だなんというのは、これは非常に採決としてはみっともないことです。やっぱり少なくとも政府与党がね、野党が全部いるのに、数が同じだなんというのは、これは法案を扱う趣旨としても……。ぼくなんか商工にいたら、こんなとき採決しませんよ、幾ら全会一致でも。これは出席をちゃんとしてもらわなければ困る。
○竹田現照君 私は沖繩の経済、民生の安定の問題についてお尋ねをいたしたいと思います。 最初に、沖繩の本土復帰がほんとうの意味で本土との一体化、これは沖繩の経済が自立でき得ることによって初めて言えることであります。私が指摘するまでもなく、沖繩の経済は極端にまで基地経済に依存しております。それが復帰によって基地が縮少すれば当然沖繩経済が成り立たなくなってくる。この点が沖繩県民が本土復帰を期待すると同時に、一方、不安を持っている点でないかと思います。そこで、政府は沖繩経済を新全総の中でどのように位置づけ、どのような沖繩振興計画を樹立して沖繩経済を自立させるお考えか、まず総理にお伺いをいたします。
○竹田現照君 最初に総理にお尋ねいたしますけれども、総理は、物価安定を最大の公約とされて総理に就任されて、いま七年になるわけです。私が参議院に出て直後の内閣改造の際も、物価政策はただ実行あるのみだと、総理は記者会見で語られた。全くそのとおりでありますけれども、いま退陣が云々をされている現在、さっぱり総理が実行あるのみと言ったその物価政策が、実を結んでない。特に、最近のように不況下で、円の大幅切り上げ、あるいは輸入の自由化、関税引き下げなどと、最もそのチャンスだと思うのですけれども、逆に物価は上がっている。こういうことについて、総理はどういうふうな見解を持っておられるのか。あわせて、この在任七年……
○竹田現照君 持ち時間がありませんから、簡単にお答えをいただきたい。 まず最初に、いま工藤委員の発言にもありましたように、私は庶民金融の問題につきましても、あるいは郵政公社の問題にいたしましても、私は、われわれが賛成、反対をするということとは別問題に、郵政省にとって非常に大きなアドバルーンが上がりますが、実現をしない。郵政公社のごときは答申まで得て、なおかつ郵政大臣が総理に何か言われて、そんなことはないということは前の井出さんですか――も答えていますけれども、そういうふうに新聞に出ているわけです。今度の庶民金融の問題にしても、これは公社とは別に相当世論の支持があるんですね、いろいろな。それに……
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