このページでは粕谷照美参議院議員の10期(1974/07/07〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は10期国会活動統計で確認できます。
○粕谷照美君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま御提案のありました大平大蔵大臣の問責決議案に対しまして、賛成の立場から若干の質問をさせていただきます。 申し上げるまでもなく、大蔵大臣は、国の台所を預かる重要な職務であり、財政運営を通じて、経済の安定と国民生活の向上を図るかなめの役割りを担っております。景気、物価、税金、社会保障、教育など、政治と経済全般にわたって深いかかわり合いを持つきわめて重要な存在です。にもかかわらず、大平大蔵大臣は、史上最悪の財政運営によって、その責務とは全く反対の政策をとり続け、今日の深刻な不況とインフレを招いたのであります。 政府は口を開けば、インフレと……
○粕谷照美君 重症心身障害者の対策について伺います。 政府は、社会福祉施設整備五カ年計画、そして昨年の一月三十一日の田中総理大臣の発言、同じく二月の社会保障長期計画懇談会等に明らかなように、入所を必要とする重症児の全員収容を昭和五十年度中に行なうことといたしております。ところが、厚生省の五十年度予算要求の重点項目、重症児措置人員、これを見てみますと、昭和四十九年には一万八百五十二人、五十年に一万二千三百九人で、約千五百人の増加というところでとどめております。入所に必要な子供たちの全員入所という基本的な方針に変更はないのかどうかというその前提に立って、まず第一に、一万二千三百九人という数字は、……
○粕谷照美君 六十八国会で慎重に審議をされて、労働者側の意見もいれられて勤労婦人福祉法が四十七年の六月に全会一致で制定されて早くももう三年目を迎えております。同法に基づいて勤労婦人福祉対策基本方針もつくられましたが、どこまでそれが徹底して実行に移されたかという観点に立って質問をしていきたいというふうに思っております。 まず、大久保大臣の就任にあたっての抱負が新聞に出されております。非常に短いスペースですから、私はこの中から真意というものを受け取ることができませんけれども、しかしわが国の就業人口は約五千百二十万人で、これらの人々の福祉を守ることが重要であると、非常にいいことをおっしゃっておられ……
○粕谷照美君 私は、大体三事業を中心として質問をしたいというふうに思っておりましたが、いまの浜本委員の質問、それからそちらの答弁をお伺いいたしまして若干関連してどうしてもお聞きしたいということがありますので伺います。 この八月の十六日の総理府統計によりますと、四十九年の上半期に労働力人口が七十五万人減員をしたというのがありました。これは昨年の同期に比べますと約四万人減だと、しかもその内容については男子がふえているのに女子がたいへん大幅に減っているということがあげられておりましたが、その理由の最たるものに、いわゆるピークの時代に生まれた人たちが昭和二十三年前後になると思いますが、そういう人たち……
○粕谷照美君 私は文部省及び厚生省に、学校給食に関する、特にリジンに関する問題について質問をしたいというふうに思うわけです。 学校給食が、戦後、子供たちの体位の増強に対して非常に大きな成果を上げてきたということを認めつつも、いま文句を言うこともできないで、学校給食を与えられている、あるいは与えられているという言い方は悪いとすれば、食べなければならない子供たちの上にとって、非常に大きな、大変な問題が出てきているように思うわけです。それは食べる材料の中にすごい添加物が入っている、あるいは洗剤の問題が非常に大きくなっているにもかかわらず、これが明確な態度で父母にも知らされていないというふうなことも……
○粕谷照美君 日本社会党、公明党、日本共産党、民社党並びに二院クラブの共同提案によって、ただいま議題となりました義務教育諸学校等の女子の教育職員の育児休暇に関する法律案について、その提案の理由及び内容の概要を御説明申し上げます。 近年、わが国においても、生涯働き続けようという勤労婦人の増加が著しく、特に教育界においては、女子職員の占める割合が大きくなっております。すなわち、昭和四十九年度における教員総数のうち女子教員の占める割合は、幼稚園九四・三%、小学校五四・〇%、中学校二八・八%、高等学校二八・八%、障害児教育諸学校四四・四%となっており、この比率は今後さらに増加することが予想されるとこ……
○粕谷照美君 時間がありませんから一点だけ質問いたしたいと思います。 この法案の提案に当たって、問題点は、医療需要の増大と医師の地域的な偏在に対処するために、無医大県の解消を図るために施策の一貫として出されたと、こういうふうに説明がありますけれども、人口対比で言えば十万人に百五十人になるのが昭和六十年だ、国公立でこういうことでございますね。そうしますと、その私立の卒業生を入れますと一体人口比十万人に対してはどのくらいの医師数になるのかということと、そのような問題の中で需要に応ずるということはできましても、本当に離島だとか、豪雪地域だとか、僻地だとか、この地域的な偏在が解消できるというふうにお……
○粕谷照美君 最初にちょっと古い話になりますけれども、文化功労者に対する年金制度が確立されたのは昭和二十六年でございますけれども、当時の背景あるいはこの理由、それはどこにあったかということについて詳しくお伺いしたいというふうに思います。
【次の発言】 それでは、その次にお伺いすることは、昭和二十六年以降、神武景気あるいは岩戸景気と言われるような経済変動の激しい年月を経てきておりますけれども、政令によって年金額を決めたということではなくて、国会の議を経てこの額を決定してきたというそのよってきたるものは一体何だったのでしょうか。
【次の発言】 そうすると、その精神はいまでも生きているわけですか。
○粕谷照美君 本改正案と関連して最初にお伺いしたいことは、さきに社会保障長期計画懇談会が年金制度改革のための中間報告書を出していると思います。それを受けて政府部内において、昭和五十一年度にはわが国の年金制度についての総合的な対策の検討が進められていると伺っているわけですが、私学共済も当然それに関連して大きな変革が行われるのではないかと、こう考えております。私が考えるところ、問題点は財源負担の適正化と、各制度の分離と、給付格差の是正にしぼられているというふうに思いますけれども、現状がどうなっているかということ、どのような点が変わっていくかということについてお伺いをしたいと思います。
○粕谷照美君 一月二十四日、三木総理大臣は施政方針演説の中で国際婦人年に触れまして、婦人の地位の向上に一層努力をすると、こう述べられております。私ども婦人議員は大変喜んだわけですが、総理府の発表いたしました「婦人に関する諸問題の総合調査報告書」、これは昨年の三月に出されておりますが、その中に、「家事の手伝いについては、男女差がはっきり見られ、小学校入学前はそれほどではないが、家事の手伝いをさせない家庭は、小学校低学年男子二五%、女子一三%、小学校高学年男子二三%、女子六%、中学校男子三〇%、女子九%となっている。」こうしたしつけをしている母親たちは、いまの暮らしについて男女の地位が平等になって……
○粕谷照美君 ただいま教育の根幹に触れるような非常に貴重な御意見と御答弁を伺っておりまして、私たちもできればこれに参加をさせていただいたら非常に実りある審議になるんじゃないだろうかと、こう思いながら伺っていたわけですが、私は、もっと現実的な問題についてひとつ集中的に文部省の考え方をお伺いしたいわけです。 それはさまざまな可能性を持っている子供たちが未来に向けて幸せに育つようにと父母を初め教育関係者は一生懸命になって教育に努力をしているわけですが、最近学校における事故が激増しているということがマスコミの上でも取り上げられておりますし、マスコミだけではなくて、具体的に市町村段階、父母の段階でも大……
○粕谷照美君 私は、樋口先生と槇枝委員長にお伺いしたいと思うのです。 戦後の民主教育は、教育基本法の第五条で、男女は互いに尊重して、協力をし合いというふうに、男女の共学の原則をうたって発足をして三十年が過ぎたと思います。一九四六年の新教育方針には、女子は妻であり、母でおる前に人であり、良妻賢母のみが女子教育の目的ではない。これまで女子には礼儀作法、茶の湯、生け花、家事、裁縫が重んぜられ、社会問題や科学的教養を身につけさせることに欠けていたが、このようなことは単に女のために不幸であるばかりではなくて、社会全体のために損失であるというふうなことを言っておりましたけれども、最近は、これに対して非常……
○粕谷照美君 わが党の持ち時間が終わったと思いまして遠慮していたんですが、大体、久保委員が質問されたことと私が質問しようと思っていたことが一致していたものですから一つだけ質問いたします。 提案理由のところにありますけれども、「私立大学は個性ある教育という私学の理想を高く掲げて量的拡大よりも質的向上をはかることが適切である」と、こういうふうに述べられております。私も、まさにそのとおりだというふうに思うのですけれども、国民の側からしてみれば、憲法の第二十六条に学習権を保障するという立場もあるわけです。それならばなぜ、五年間、私大あるいは学部の設置及び収容定員の増加などを認可しないのかという、こう……
○粕谷照美君 私が長官に質問したいと思ったことは対馬委員が触れましたので、ただ一点だけお伺いしたいと思います。 それはきのう米審に諮問されました二〇%の消費者麦価引き上げという問題点ですけれども、政府諮問どおりに答申がされたということになっています。あれが二〇%引き上げられるということになりましたけれども、その諮問に先立って農林省と大蔵省は三〇%引き上げを強力に主張をした。それに対して経済企画庁は消費者物価の安定という立場から一九%を強く主張されたと、こういうことが新聞紙上に載っております。この一九%を企画庁が強く主張されたという根拠をそれはやっぱり教えていただきたいというふうに思いますし、……
○粕谷照美君 関連。各方面から意見を聞くということは私は当然のことだというふうに思っているんですが、いまの局長の御報告によりますと、意見を聞いたところ、まあ調査の状況はわかりましたけれども、意見を聴取したところが、教育長協議会やあるいは教育委員長会というんですか、そういうところだったり、あるいは小・中・高の校長会であるわけですよね。もっと私は現場の声を聞いていただきたいというふうに思うわけです。それは大臣が先ほどジャーナリストの意見も聞かなければいけないし、いろいろな意見を聞かなければいけない、国会の話も聞かなければいけないの中に加えて、母親の意見も聞きたいということをおっしゃっていただきまし……
○粕谷照美君 いまの主任制度の問題については、わが社会党の方から小委員会を開いて、とにかくゆっくりと研究をしようということになっておりますから、私はそのことについて、各会派も同調されておりますので、ぜひそういう態度でやっていただきたいということをまず第一にお願いし、実はそれに入る前に、一人のもと女教師としてやっぱり意見をちょっと申し述べたいというふうに思うわけです。 大臣が期限よりも手続だと、こうおっしゃったことに全面的に賛成をするわけですが、それはこの主任制度が発表されたときに、現場の婦人教師から非常にたくさんの反応が私のところに電話あるいは手紙で参りました。それはほとんどといっていいくら……
○粕谷照美君 この法律は、公害基本法が出されてから九年間大変な難産の末にようやくここに提案の運びになったというふうなことを考えてみまして、また、衆議院でも全会一致で修正をされた部分も含めて私どもは一応賛成の態度ではありますけれども、しかし、先ほど大臣がおっしゃいますように、諸外国に例がない、つまり、世界に冠たる最初の法律だという点では、それだけにいい法律をつくっていかなければならない私どもは大きな責任があるという観点に立って質問をしたいというふうに思っております。 最初に、三つの振動基準値についてでございますが、この決められた振動基準値は、生活環境を保全し、国民の健康保護に最重点があると、こ……
○粕谷照美君 私は大臣の所信表明に関連をいたしまして二、三点質問をいたします。 まず最初に育児休業法が昨年国会を通りました。これは十年来、ぜひとも婦人労働者が一生働き続けられる条件をつくるためにということも含めて努力をしてきた私たちにとってみれば要求とははるかに離れた形の法律ではありますけれども、一応通ったということを、それもまた全会一致でこれが成立したということを心から喜んでいるわけでございますが、しかしこれが通りましてこの四月一日から実施に入っているわけですが、この法律施行――法律が通ってから今日までの間に厚生省が果たしてきた役割りは非常に大きいというふうに思いますし、また厚生省管轄内の……
○粕谷照美君 私は、ただいま提案をされました身体障害者雇用促進法及び中高年齢者等の雇用の促進に関する特別措置法の一部を改正する法律案が、私ども社会党が常に主張してまいりましたことが一応盛り込まれているという立場から、賛成の意味を込めて質疑をいたしますが、その中でも私が質問いたしますのは身体障害者雇用促進法に関する件でございます。障害者が今日抱えている生活問題は、医療、教育、労働、社会保障、福祉、住宅、交通など生活全般にわたっておりますが、雇用問題はきわめて切実な問題だというふうに考えます。障害者の雇用は、高度経済政策のときにもよくなかったわけですが、減速経済のもとにある今日の雇用情勢はまた非常……
○粕谷照美君 私は賃金の支払の確保等に関する法律案に限って、社会党の持ち時間残されました二十五分間を質問したいというふうに思います。 この法律案は長年強く要望があったものでもありますし、事業主、労組の意見両方ともよく闘わせながら慎重な審議のもとにできたというふうに思いまして、ここに至るまでの努力を心から敬意を表しつつも、しかしながらまじめに働いてきて倒産の憂き目に遭い、しかも塗炭の苦しみにあえいでいる労働者の立場から考えてみますと、まだまだやっぱり不満の面もあるというふうに思うわけです。しかし、こういう状況のもとではやっぱりこの法律案を成立をさせていくんだということを先行させていかなければな……
○粕谷照美君 ただいまから公衆浴場法の一部を改正する法律案の提案趣旨を説明いたします。 売春防止法制定により二十年を経過した現在、政府公認の集娼制度は解体されましたが、売春の形態は多様化し、潜在化して、第三者による女性の搾取は後を絶ちません。中でも個室付浴場業の業態は売春の温床と化し、特殊浴場業の距離規制の悪用によって新たに全国各地に集娼地域を発生させており、そこで役務を提供する女性に対して浴場業者及び彼らと結託するひも、暴力団などによる売春の強制及び搾取が増大しています。 ここに個室において異性による役務を提供させることを禁止し、売春の温床を除くことを目的として公衆浴場業法の一部改正を提……
○粕谷照美君 去る十二日に労働大臣の労働行政における一般的な所信表明をお伺いいたしましたけれども、本日、私は雇用における男女平等の問題について、どうしても大臣の所信をお伺いしておかないと質問ができないように思いますので、お願いをしたいわけですが、十月三日に読売は、労組幹部にももっと女性を、朝日は、結婚退職などを改めよ、そして毎日は「女性職場せばめる〃法の保護〃」「深夜勤務、クレーン運転…」というキャンペーンのもとに、就業における男女平等問題研究会議の報告書の出たことを報じておりますが、内容が詳しくされておりませんので、職場に働く婦人たちは非常に不安を感じているわけです。そのことも含めまして、大……
○粕谷照美君 私は午前中の田中委員の質問に継続をいたしまして、具体的な問題についてお伺いをしたいというふうに思っております。 最初に警察庁の防犯課長にお願いいたします。 昭和四十八年の九月の二十六日官報一四〇二六号の付録にありますように、トルコ風呂における売春の実態というものは非常に大変な問題があるというふうに考えているわけですが、そのトルコ風呂における近年の売春状況というふうに言いましょうか、営業状況というふうに言った方が正しいのでしょうか、それについて警察庁はどのような把握をしていらっしゃるか。そして、またそれに対する取り締まりというものは、具体的な検挙数なども含めましてどのようになっ……
○粕谷照美君 私は質問する前に、これ質問通告をしておかなかったわけなんですけれども、先国会で身障者雇用法の一部改正案が審議をされたときに、民間で身障者を採用しないというのは問題もあるけれども、もう一つ、政府自体も基準に達してない省府庁があるのではないかという質問をいたしました。そうしましたらあるという御返事だったわけですけれども、それぞれの省庁でどのくらい採用されているのかということについての調査を出していただくということを約束をとったはずなんですが、お忘れになっていらっしゃるのですか、サボタージュをしていらっしゃるのですか、まだ調査が行われている最中なんですか、そのことについて御質問いたしま……
○粕谷照美君 私は、大体、農業後継者の問題と農村婦人の問題についてお伺いをしたいというふうに思っておりましたが、先ほどの鶴園理事の質問に対してお答えになりました大臣の答弁にちょっとひっかかるものがあるものですから、確認をしておきたいというふうに思うわけであります。 農産物の生産問題について大臣は、国際分業論は誤りである、自給体制を強化していく、国民に不安を与えない、この三点を基本にして農政をやっていきたいというふうに大変力強くおっしゃられたわけです。私はそのことを信じたい、そうしていただきたいとこう思いながら、やっぱり確認をしておいた方がいいと思いますのは、昨年の九月二十三日だったと思います……
○粕谷照美君 大臣代理の政務次官にお尋ねをしたいというふうに思います。 私は先日、社会党の調査団の一員として岡山、それから姫路の方に松枯れの実態を見に行ってまいりました。で、行ったときにたくさんの団体からも陳情を受けましたし、それから営林署の方からも大変いろいろな御説明もいただきました。そういう説明をいただいたりあるいは実態を見てきますと、私自身も大変迷う部分があるわけです。具体的に言えば、たとえば岡山の操山という国有林があるんですが、岡山市の護国神社へ行ったときにそこの山を見まして、たしか営林署の方だったというふうに思いますけれども、あの山は三年間空散を連続してやったんだけれどもやっぱりど……
○粕谷照美君 私は、午前中に鶴園理事が質問しました分と重なる分を除きますと、農業者大学校の問題と農村婦人の問題と、二つに重点がしぼられるように思いますので、その観点で質問いたします。
最初に、県農業者大学校のことばかりだと思っておりましたら、午前中に非常に重要な問題が指摘されたというふうに考えました。それは農業者大学校で、農林省の設置するこの内容についてなんですけれども、これが生まれた経緯、それをお話をいただきたい。
【次の発言】 そうすると、何というふうに言いましょうか、高等学校を卒業した人たちが、あるいはその程度の人たちがここに入るという県農業者大学の学歴基準というものとの関連はどんなふ……
○粕谷照美君 御報告いたします。 去る二十三日、二十四日の両日、本委員会から派遣された鈴木、大島、相沢、塚田、和田、喜屋武、それに私粕谷の七名は、領海法案及び漁業水域に関する暫定措置法案の審査の参考とするため、鹿児島県の大隅海峡を調査してまいりました。 なお、佐多、久保の両議員も現地参加されました。 現地では、第十管区海上保安本部、水産庁、内閣官房領海法準備室及び県当局の方々から、概況説明を受けるとともに、地元漁業関係者の方々との懇談、県当局からの意見聴取も行いました。また、海上保安本部のビーチクラフト機で、上空から大隅海峡を視察いたしました。 大隅海峡は、鹿児島県の大隅半島と種子島、……
○粕谷照美君 大臣、大変御苦労さまでございます。
大臣がソビエトへ出発の日が二日の日の十一時だということで、私どももできるだけ審議を短縮をし、きょうも夜の十時ぐらいまでかかって何とかやっていこうと、こういうふうにいま努力もしてきたわけなんですけれども、これが一日おくれたということは、一体何か原因があるんでしょうか。
【次の発言】 二日の日に成立をするということをおみやげに持って行きたいというふうにお考えになったという、単純な理論だけですか。私どもが考えますのは、ソ連の方から、漁業協定の廃棄問題について通告があったと、そのショックではないんだろうかというふうに考えているわけですね。それで事前通……
○粕谷照美君 私は、各党の共同提案に係る水産業の振興に関する決議案を提出いたします。 案文を朗読いたします。 水産業の振興に関する決議(案) 二百海里時代を迎え、我が国の水産業を取り巻く情勢には、極めて厳しいものがある。 よって政府は、食糧産業としての水産業の位置付けを明確にして、抜本的かつ総合的な水産振興策の確立を急ぐとともに、当面、左記事項の実現に遺憾なきを期すべきである。 記 一、強力な漁業外交及び海外漁業協力事業を推進するとともに、秩序ある遠洋漁業を進めることによって、我が国の漁業実績をできる限り確保するよう努めること。 二、日ソ漁業交渉の再開に当たつては、……
○粕谷照美君 午前中の鶴園理事の質問で、私も自分の疑問が大分明らかになりましたから、ダブる部分は省いて時間的にも協力をしていきたいというふうに思います。 それで、先ほどとの関連で最初に文部省に質問をいたします。 獣医学教育の年限を六年に延長する場合の教育組織のあり方について、獣医学教育の改善に関する調査研究会議の報告は、「獣医学教育の立場からは、六年間を一貫した効果的な教育を実施し得るよう学校教育法を改正し、獣医学の課程については学部の修業年限を六年とすることが最も望ましい。」、こうしているわけです。 文部省も、大学局長先ほどからお答えになっておりますが、それが最善の策だというふうに思う……
○粕谷照美君 私は、最初に文部省にお伺いをしたいというふうに思うのですが、二月から三月にかけては、幼維園から大学までまさに受験シーズンだというふうに思うわけです。この受験期の子供を持った親たち、あるいはその身内、そして何にも増して当人にとっては希望と期待と不安の時期だというふうに思うわけですが、そういう中で、先日、新聞あるいはニュースで、岐阜の歯科大学の受験生津田さんが自殺をされたということが報道をされております。私はこの内容について文部省は調査をされたというふうに思いますから、その調査報告を詳しく御説明をいただきたい。ニュースは事実であったのかどうなのかということも含めてお願いをしたいと思い……
○粕谷照美君 最初に、日本私立医科大学協会の淺田常務理事に私は質問をしたいというふうに思います。 この数年間、医科大学及び歯科大学のいわゆる寄付金問題が、その額もさることながら、納入方法をめぐって国民の間から大きな批判が出されております。ことしに入って私立岐阜歯料大学受験生の津田君の痛ましい自殺事件を頂点に世論は非常に高まってきているわけですが、この問題を取り上げた文部省の対策もさることながら、私立医科大学協会は、三月十七日に春季総会を開いて協議をされたということを伺っておりますが、その協議の内容について、どのようなものであるか、御報告をいただきたいと思います。
○粕谷照美君 私は、次代を担うのは子供たちだ、その子供たちは国の宝である、そしてその子供たちは教育を受ける権利を持っている、国や地方自治体や親たちは、その子供たちの教育を受ける権利を保障するという義務を持っているというふうに考えて、自治大臣、大蔵大臣、文部大臣、それから総理に質問をしたいというふうに考えております。 けれども、総理、きょう何かずいぶんお疲れのようですね。そして色が何か黒くなられたような感じがしているんですけれども、やっぱりおととい、きのうの歓迎パーティーのせいでございましょうか。実はきょう、予算委員会の社会党の打ち合わせのときにその問題がちょっと出まして、こういうことがあった……
○粕谷照美君 十六日の日に私は朝刊を見ておりましてあっと驚いたわけです。それは、十六日から三日間にわたって、「国鉄は話したい」と題しまして大新聞の朝刊に一ページ全面広告が出されておりました。新聞解説によりますと、運賃の二倍値上げをもくろむ前哨戦であり、この広告費用二億三千万円だとありましたが、しかし、この広告予算については全然制限がなされていなかったと、こういうことが書かれておりました。福田副総理は、なだらかな春闘だと物特の中でも本当に笑いのとまらないようなお顔で御答弁をいただいておりましたけれども、春闘が一三%台にとどまってしまった労働者、そして家庭の大蔵大臣であります主婦にとってみれば、今……
○粕谷照美君 私は、伺いたいと思ったことをみんな島田先生がおっしゃったので、ちょっと広い範囲になりますのではないかと心配をしながら質問をしたいというふうに思います。 一つには、私たちは、年金というものは生きていく最低の保障だと、あるべきだというふうに考えておりますけれども、たとえば老齢福祉年金というものはお小遣い程度に考えているといういまの政府の考え方に対して非常な抵抗を持っているものなんです。世界各国で、一体年金というものの概念といいますか、生活保障であるというような、そういう考え方というものが定着しているのかどうなのかということを一つ。 二つ目には、年金における婦人の問題の中でも特に私……
○粕谷照美君 大学局だけというふうに申し上げましたけれども、初中局来ておられますでしょうか。
【次の発言】 質問通告をしておきませんでしたのでまことに申しわけないと思いますけれども、では大臣にちょっとお伺いをいたしますが、埼玉の浦和市の岸中学校の生徒二十九人、父母五十七人が、越境入学をいままで許しておいたのに、突如としてそれはだめだということはおかしいというので、三月の三十一日に浦和地裁に提訴していたけれども、地裁では行政訴訟で争う事柄であって、民事で争うことではないと、こういうふうに返事をした。そういうことになれば、越境入学をやめて、自分の家のところに帰って学校へ行けばこれは問題はないわけで……
○粕谷照美君 総理がよく物、物、物、金、金、金という時代だということをおっしゃっておられますけれども、そういう時代にあって自分の持てる能力をぜひ社会のために奉仕をしたいということで、ボランティア活動に参加をする人たちが非常にふえております。厚生省はそのことを非常に大きく評価をし、助長するような政策をとっているということについては、私は高く評価をしたいというふうに思いますが、その人たちが大変障害にぶつかっているときに、厚生省としてもやっぱり各省庁と連格をして何とかその善意が十分実るような形で御協力をいただきたいという立場でひとつ質問をしたいのは、大臣、こういう本を御存じですか。ちょっと見ていただ……
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