粕谷照美 参議院議員
14期国会発言一覧

粕谷照美[参]在籍期 : 10期-11期-12期-13期-|14期|-15期
粕谷照美[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは粕谷照美参議院議員の14期(1986/07/06〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は14期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(参議院14期)

粕谷照美[参]本会議発言(全期間)
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第112回国会(1987/12/28〜1988/05/25)

第112回国会 参議院本会議 第20号(1988/05/25、14期、日本社会党・護憲共同)

○粕谷照美君 私は、日本社会党・護憲共同を代表いたしまして、ただいま議題となっております教育公務員特例法及び地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、反対の討論を行います。  まず最初に、研修は初任者のみならず、すべての教員にとって極めて重要でありますが、この法律によるところの初任者研修制度については、いまだに国民的合意の形成がされていないということを指摘しなければなりません。  教員の研修制度が、教員自身に、ひいては我が国の学校教育全体や未来を担う子供に与える影響の大きさを考えるとき、研修を受ける側の教員のみならず、国民全体の合意を得ながら制度化を図るという慎……


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第113回国会(1988/07/19〜1988/12/28)

第113回国会 参議院本会議 第9号(1988/11/09、14期、日本社会党・護憲共同)

○粕谷照美君 私は、日本社会党・護憲共同を代表して、ただいま議題となりました教育職員免許法等の一部を改正する法律案につきまして質疑を行います。  法案の質疑に入る前に、まず総理大臣及び文部大臣にお伺いします。  本法案は臨教審答申に基づくものであると言われますが、この臨教審は、中曽根前首相の戦後教育の総決算として、行政改革の一翼を担ったものであります。しかも、今回のリクルート疑惑で中曽根内閣の十人もの閣僚が未公開株を取得していたことが判明し、中曽根行革は金まみれ、株まみれの政権であったこと、新たな政、官、財の癒着構造をつくったものであることが明らかとなりました。  文部省もまた例外ではありませ……

粕谷照美[参]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(参議院14期)

粕谷照美[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第107回国会(1986/09/11〜1986/12/20)

第107回国会 文教委員会 第2号(1986/11/25、14期、日本社会党)

○粕谷照美君 前文部大臣が罷免という形で辞任をされまして、その後に異例の形で就任なされた文部大臣でございますので、私は、今回の所信表明、何か変わったことが特に述べられているのかと思って拝見したわけでありますけれども、大体、今までの文部省の考え方をそのまま受け継いだ形の所信表明になっているような感じがいたします。  私は、この所信表明に先立って九月の二十三日に静岡県の函南町で開催されました自民党の全国研修会で、当面の重要な問題について文部大臣が所信を表明された、そのことはテレビにも映っておりましたし、それから新聞にも載っておりましたので、その中で幾つか気になることがありましたので、この所信表明に……

第107回国会 文教委員会 第3号(1986/12/11、14期、日本社会党)

○粕谷照美君 自由民主党が売上税の名称で導入をするといいます新型間接税、これはどのように名称を変えても、私はやっぱり大型間接であると、こういうふうに考えております。  税そのものの論議は、文教委員会ですから省くといたしまして、この売上税の創設をするということによりまして教育に関係してどのような影響があるというふうにお考えでしょうか。
【次の発言】 具体的に詰めができていないとしても、いろいろと想定されることがあるわけですね。新聞には具体的にいろいろなことが載っているわけですから。その辺のところはどのように把握をしておりますか。
【次の発言】 授業料だけですか、今把握しているのは。例えば入学料だ……

第107回国会 予算委員会 第3号(1986/11/07、14期、日本社会党)

○粕谷照美君 先ほどから安恒委員が質問しておりますように、この補正予算案は内需を拡大して景気浮揚のための公共事業費の追加が大きな柱になっていると思いますが、文教関係においても公共事業費的性格を持って、しかも国民や地方公共団体から切実に要求されているものがあると思います。例えば子供たちの安全のために老朽化した危険校舎を改築すること、それからいじめだとか非行だとかいろいろと問題の多いマンモス校を分離して適正な規模の学校にすることなどであります。ところが、今度の補正予算案を見てみますと、公立文教施設整備費については追加どころではないんですね、減額になっているのであります。教育条件の改善のためには極め……

第107回国会 予算委員会 第4号(1986/11/10、14期、日本社会党)

○粕谷照美君 総理が、単一民族国家論に抗議をしておりますアイヌ団体の質問状に対しまして、はがきでこのような御返事を出されております。その中に書かれました新聞報道の歪曲の部分がアイヌ団体の新たなる反発を呼んでいるわけでありますが、代筆であるということと関連して、責任の問題も非常に論議を呼んでいると思います。返事をいただいた側からすれば、中曽根康弘と書いてあるわけでありますから当然責任は総理にあると、こう考えると思いますけれども、この点についてはいかがでございますか。
【次の発言】 国連婦人十年の間に、歴代総理大臣の女性観が大きく問われております。それとこの問題との関連でございますけれども、この問……


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第108回国会(1986/12/29〜1987/05/27)

第108回国会 文教委員会 第1号(1987/03/26、14期、日本社会党・護憲共同)

○粕谷照美君 私は、ただいま可決されました法律案に対し、自由民主党、日本社会党・護憲共同、公明党・国民会議、日本共産党、民社党・国民連合、二院クラブ・革新共闘の各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。  案文を朗読いたします。     国立学校設置法の一部を改正する法律案     に対する附帯決議(案)   政府及び関係者は、次の事項について特段の  配慮を行うべきである。  一、身体障害者のための高等教育機関の整備に   ついては、一般大学における受入れの促進と   筑波技術短期大学の整備に努めるとともに、   盲・聾学校高等部専攻科について、同短期大   学の実績をみつつ、短期大学、……

第108回国会 文教委員会 第3号(1987/05/21、14期、日本社会党・護憲共同)

○粕谷照美君 私は文部大臣に予算委員会で随分質問をいたしましたので、きょうは簡単にしたいというふうに思っております。  報道によりますと、五月の十九日、政府は緊急経済対策の概要を固めたということであります。所得減税を含む五兆円以上の内需拡大で、公共事業については上期八〇%以上の繰り上げ発注、学校改築など用地費の少ない事業及び不況地域に重点配分をするということであります。文部大臣はこの点に関連してどのような構想をお持ちか、伺いたいと考えております。  臨教審の答申は、国民経済全体の中でいろいろ云々して、諸投資の重点を、教育、研究、文化、スポーツの振興に置くと、こう提言をしておりますし、また教育予……

第108回国会 予算委員会 第6号(1987/05/07、14期、日本社会党・護憲共同)

○粕谷照美君 総理にお伺いをいたします。  臨教審の答申が第一次、二次、三次と出されました。一次は東京都議選の直前に、二次は参議院衆議院のダブル選挙の直前に、そして今回の第三次答申が地方統一選挙の直前に出されているわけであります。社会党は、このような教育を政治利用するような態度はけしからぬと、こういう批判を出しているわけでありますが、第三次答申は売上税の陰に隠れまして消えたような形になっているわけでありますけれども、この臨教審の答申を一、二、三あわせまして、特に三次答申を中心にして、総理がどのような御見解をお持ちかということについてお伺いをいたします。  まず最初に、何点ぐらいの点数をつけられ……

第108回国会 予算委員会 第15号(1987/05/19、14期、日本社会党・護憲共同)

○粕谷照美君 憲法は私有財産の不可侵を保障しておりますが、同時にまた、公共の福祉に供されなければならないとも明記をしているのであります。しかし、現実にはそのような状況は裏切られていると言って過言ではないというふうに考えます。  この地価高騰の元凶は一体どこにあるのかという分析をいただくと同時に、東京都心部のように土地需要が逼迫をして狂乱の地価上昇の現在は、有効な対策をとらなければ、投機的な思惑によって高値で落札をされるということは必然であるというふうに思います。これを回避するために、一般競争入札、いわゆる国公有地の払い下げは地価安定まで一時凍結すべきであるというふうに考えますけれども、建設大臣……


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第109回国会(1987/07/06〜1987/09/19)

第109回国会 文教委員会 第2号(1987/08/25、14期、日本社会党・護憲共同)

○粕谷照美君 最初に、去る七月の二十一日に広島大学で起きました学部長刺殺事件について、予算委員会でも質問があったわけでございますが、それは事件の翌日だったわけでございまして、全然その後の経過を知ることができません。今どのような捜査の状況になっておりますか、現状をお知らせください。
【次の発言】 捜査内容を詳しくお話しをいただくということにはならないと思います。思いますけれども、一カ月たって全然その進展がない、こういうことに非常にいら立っているわけですね、大学のキャンパスの中でそのような事件が起きたということについて。  文部大臣、このことについて大学の方にはどのような御連絡、御指示をなさいまし……

第109回国会 文教委員会 第3号(1987/08/27、14期、日本社会党・護憲共同)

○粕谷照美君 大学審議会の法律に入る前に、大学論に対する根本的な討論がお二人の間にありまして、非常に私は傾聴させられておりました。しかし、大臣、最後のずばずばやりますというのですね、ずばずばやるいい方向が、大臣のお考えになるいい方向なのであるか、国民が考える方向であるのか、その辺のところは問題でございますので、今後とも十分に審議の過程を大事にしてずばずばやっていただきたい、こういうことを要望をしておきます。  臨教審の第四部会の部会長でありました飯島さんがある本に、大学問題を討議をしていると、いかに臨教審のメンバーの人たちが大学ということを知らないかということにびっくりした、こういうことをおっ……

第109回国会 文教委員会 第4号(1987/09/01、14期、日本社会党・護憲共同)

○粕谷照美君 今審議会のあり方について山本委員から質問がありましたが、私は、この審議会というものが国民の前に公開をされるべきではないかという立場で、文部大臣及び文部省にお伺いをしたいと思います。  きょうの午前中の参考人の意見聴取の中でも、臨教審の飯島参考人の方からは、大学現場の声を政策に反映させる機会を与える場としてこのような大学審議会というものを設けたんだ。あるいは、開かれた大学として討議を展開してほしい。運営の問題は極めて重要である。こういうお話もありました。また、国大協の田中参考人の方からは、広く大学の意見を聞くためにこのような審議会を設けたものと考える。今後の運営を見守るんだ。こうい……

第109回国会 文教委員会 第5号(1987/09/03、14期、日本社会党・護憲共同)

○粕谷照美君 私は、ただいま可決されました法律案に対し、自由民主党、日本社会党・護憲共同、公明党・国民会議、民社党・国民連合、二院クラブ・革新共闘の各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。  案文を朗読いたします。     学校教育法及び私立学校法の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案)  政府及び関係者は、新たな時代の要請に応え、大学の自治を尊重しつつ、大学改革を積極的に推進するため、次の事項について特段の配慮を行うべきである。  一、大学審議会の審議に当たって、大学関係者の意向が十分反映されるよう、委員構成及び審議方法に配慮するとともに、広く各界の意見も反映されるよう留意すること……

第109回国会 予算委員会 第4号(1987/07/22、14期、日本社会党・護憲共同)

○粕谷照美君 中曽根内閣は土地問題について一生懸命にやらない、そんなことはない、先ほど国土庁長官が非常に明快に宣言をされましたし、きのうも総理は土地は抑える、地価を。そしてそれだけではなくて今度は下げるんだということをお伺いいたしまして、非常に心強く思ったわけですが、もうここまで上がった今これからでは大変遅いのではないかという感じがしてならないわけであります。  そういう中できょうの各社の新聞に、全銀協、生保協、これが土地融資を自粛するということを決めだということが載っておりました。ですから、これは二十一日の日に決めたわけであります。その前日には信託協がこういうことを決めておりますが、この申し……


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第112回国会(1987/12/28〜1988/05/25)

第112回国会 環境特別委員会 第4号(1988/03/30、14期、日本社会党・護憲共同)

○粕谷照美君 先日の大臣の所信に対する質疑の中で、我が党の田渕理事が予算についての質疑をいたしました。そのときの長官の御返答が私はち ょっと気になるものですから、それについて質問を最初にいたします。  本年度の予算は内需拡大型のものでありまして、前年度比で四・八%増であります。ところが、環境庁予算は総額四百六十八億三千六百万円で、対前年度比約一%の減であります。この指摘に対して長官は、環境庁予算そのものは少ないが、他の十四省庁において計上している環境保全費を合わせれば一兆三千億円にもなり、総体として決して少なくないと、こういうふうに御答弁をいただきました。その後何日もたってないわけですけれども……

第112回国会 文教委員会 第3号(1988/03/28、14期、日本社会党・護憲共同)

○粕谷照美君 先日、大臣の所信表明をお伺いいたしました。そのときに、臨教審が三年間の活動を終えた、政府としては、既に各般の施策の具体化に着手をしておりますけれども、「今後とも臨時教育審議会答申に示された広範多岐にわたる改革提言の着実な推進に努めることとしております。」と、こうあります。私は、教育改革というのは大変お金が必要になる、こういうふうに思っているものでございますけれども、ことしの政府予算の伸びは四・八%、文部省所管の一般会計は伸び率がわずかに〇・〇六%でございますね。そういう非常に厳しい文部省予算でありますけれども、臨教審答申を受けて、今後とも「提言の着実な推進に努める」というためには……

第112回国会 文教委員会 第6号(1988/04/21、14期、日本社会党・護憲共同)

○粕谷照美君 最初に、提案をされております法律を外れまして二つの問題について質問をいたします。  高等学校の社会科の六科目を六十九年度から地歴と公民という二つの教科に分けて、このうち地歴の世界史を必修させるということが昨年末の教育課程審議会で決まって答申が出されました。この経過につきましてはいろいろな問題点があって私どもも批判をしてきたところでありますが、本日報道されるところでは、この社会科指導要領の改訂についてその作成メンバーを文部省が交代をさせた、こういうことがありますが、交代をさせたというのは事実でありますか。その意図は一体どういうところにあるのでしょうか。

第112回国会 文教委員会 第9号(1988/05/12、14期、日本社会党・護憲共同)

○粕谷照美君 最初に、日中戦争などをめぐる一連の奥野国土庁長官の発言に関して、昨日の本会議で我が党の久保議員が質問をいたしました。その質問に対して、奥野長官が盧溝橋事件を単なる偶発的なものであるというライシャワー氏の所感を引用いたしまして、そして御答弁をされました。私はこのことは非常に大事な問題を含んでいるというふうに考えております。  昨年七月に私はちょうど北京におりまして、盧溝橋事件の起きた日に盧溝橋を訪れました。マルコ・ポーロが七百年前に、世界で一番美しい橋だと言われたその盧溝橋の上に立って、張香山先生が、あそこに日本の軍隊が駐屯していた、こういう話から始まりまして、私たちにその当時の話……

第112回国会 文教委員会 第10号(1988/05/17、14期、日本社会党・護憲共同)

○粕谷照美君 私は、日本社会党・護憲共同を代表して、ただいま議題となっております国立学校設置法の一部を改正する法律案に対して、反対の討論を行います。  まず法律の内容に入る前に、今国会の審議の異常さについて指摘をしなければなりません。  今国会には、いわゆる臨教審関連法案が六本提出されておりますが、現在当委員会に付託されております国立学校設置法の一部を改正する法律案も教育職員特例法及び地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部を改正する法律案もその内容の重要性から見て、慎重な審議を要するものであるにもかかわらず、衆議院において両法案とも極めて不十分な審議のまま、質疑が打ち切られ採決が強行され……

第112回国会 文教委員会 第11号(1988/05/19、14期、日本社会党・護憲共同)

○粕谷照美君 午前中は安永議員から教特法の大きなところからの観点に立った質問が行われました。社会党の持ち時間はきょうは百五十八分であります。残された時間は四十数分ですから、私はやや現場的発想に立った質問をしていきたいと思っております。  三日ほど前に、東京都下の福生市の市長さんが当選をしたという記事が載っておりました。自民党、公明党推薦、民社党支持、石川弥八郎といいます。私は、あ、けいちゃんだと思ったんですね。昭和十八年に女子師範を卒業しまして最初に赴任したのが、そして受け持ったのがその子供たちでありました。大変懐かしいんです。そういう立場に立ってこの初任研を考えますと、文部省のやり方というの……

第112回国会 文教委員会 第13号(1988/05/24、14期、日本社会党・護憲共同)

○粕谷照美君 十九日の文教委員会で私は資料要求をいたしました。先ほどその資料が出てまいりました。  嫌みじゃないんですけれども、助成局長、共産党の資料要求は徹夜でやりますなんて文教委員会で頑張って、私の方は徹夜でやらないで審議の朝出てきたという、これはどういうことですか、大変な問題ですよ。まあ徹夜でやった部分についてもまたいろいろと意見も申し上げたいと思いますが、先日申し上げましたのは新規の採用者、小学校では四九・六%、その他の五〇・四%は何らかの前歴を持っていて新採用になった、その何らかの前歴を持って新採用になった方の中から初任者研を受けないで済む者と受けなければならない者と二通りに分かれる……


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第113回国会(1988/07/19〜1988/12/28)

第113回国会 環境特別委員会 第2号(1988/10/26、14期、日本社会党・護憲共同)

○粕谷照美君 さきの委員会に引き続きまして、最初に白保のサンゴ礁の問題についてお伺いをいたします。  環境庁は十月十一日から十五日にわたって新奄美空港周辺の海域調査をした、こういうことでございますけれども、環境庁がそういうところに出かけていって調査をするというのは、この件に関しては非常に長い経過を持っているだけに極めて異例のことであり、重大なことだというふうに私は受けとめているわけでございます。この調査をなぜやったのか、やった結果について今までわかっていることは一体何なのか、詳しい調査結果というものはいずれ公表されるのであろうというふうに思いますけれども、その点についてお伺いをします。

第113回国会 文教委員会 第3号(1988/10/20、14期、日本社会党・護憲共同)

○粕谷照美君 大橋参考人にお伺いをいたします。  耳の不自由な方がビデオを見るときに、全然聞こえないわけです。私も中国へ行ったときに、テレビをつけましてアメリカ映画を見たんですが、何が何だか全然わからないんですね。ちょうどそんな状況ではないのかと思うのですけれども、こういう方々が、ぜひビデオテープの中に手話が入ったり、あるいは字幕で入るようなものを出してほしいという要望があるわけですね。またテレビ放送などを自分たちでコピーしまして、それを大変な時間をかけて作業をしてつくっているというような障害者の団体もあるわけですけれども、アメリカなんかでは内蔵されているようですね、字幕が出てくるんだそうです……

第113回国会 文教委員会 第5号(1988/10/27、14期、日本社会党・護憲共同)

○粕谷照美君 このたび提案されました学校教育法の一部を改正する法律案、極めて内容的には二つの項目に分かれているという簡単なような形ではありますけれども、しかし問題は非常に根深いものがある、大きなところに波及するものがあるという意味で、これ重要な法案だというふうに考えているわけであります。  それで、この法律の提案理由をいただきましたけれども、まず何といっても最初にお伺いしておきたいのは、定時制の教育、通信制の教育というものが戦後始まったわけでございますが、その理念というものは一体どういうところにあったのだろうか、大臣の御認識をお伺いいたしたいと思います。

第113回国会 文教委員会 第6号(1988/11/08、14期、日本社会党・護憲共同)

○粕谷照美君 私は日本社会党・護憲共同を代表して、ただいま提案されました学校教育法の一部を改正する法律案に反対の討論を行います。  今から三十八年前、一九五〇年の学校教育法改正で高等学校の定時制課程の修業年限はそれまでの三年以上を四年以上と改めました。その理由について、当時文部省は、初等中等教育局長通達で、定時制の課程は勤労青年を対象とする課程で、通常の課程の三年分の教育をこれと全く同等の程度内容をもって行うには最低四年を要し、強いて三年にすれば教育上、保健上勤労青年のために憂うべき事態を生じ、かえって勤労青年に対して思わしくない結果を招き、ひいてはこの課程から勤労青年を締め出されることをも考……

第113回国会 文教委員会 第7号(1988/11/10、14期、日本社会党・護憲共同)

○粕谷照美君 きのうは午前中は決算委員会で、そして午後からは本会議で、高石前文部事務次官のリクルートの問題とあわせまして、帝京大学から八億円の寄附を受けて、予定している選挙地域に財団法人をつくったということについての質疑が行われました。一連の文部大臣の答弁を私聞いておりましてはっきりしないわけであります。  一つには、高石さんの行動が慎重さを欠いて、まことに遺憾であったということは、どうもかばっているのではないか、リクルート問題に対して厳しい態度がない、そういうふうに思います。それから、帝京大の八億円寄附の問題については、どのような調査をやってこれは問題がないというふうに御報告をいただいたのか……

第113回国会 文教委員会 第10号(1988/12/08、14期、日本社会党・護憲共同)

○粕谷照美君 辰野先生にお伺いいたします。  私は、先年、上越教育大の大学院の生徒にちょっと論文を書くからということで資料を求められました。いろいろお話をしておりましたら、彼女は上越教育大の学部を卒業して教員の採用試験を受けました。採用試験に不合格でありました。先生になれなかったから大学院に入りました。そうして二年終わって先生になりますと、同じ学部を卒業した同級生に比べて彼女は一号俸高いわけでありますね。つまり勤務年限一年に対して給与は一・五。在学期間中は一・五に見ますから、二年間あると三と二。先ほど高倉先生のおっしゃったとおりの給与差がありました。  そういうことになって、それでは車修免を取……

第113回国会 文教委員会 第12号(1988/12/20、14期、日本社会党・護憲共同)

○粕谷照美君 私は、五十八分まであと幾らも時間がありませんので、要点を絞って質問をいたします。  まず、この三種の免許法をつくるということは現場の教員にとってもこれは大変な問題でありますし、教員を養成して出していくという大学側にとっても非常に大変な問題が含まれているというふうに思います。したがいまして、これは十分に審議をし、十分な各界方面の意見を聞き、そして立派な法律をつくるべきであろう。現状でよろしいなどとだれも申しているわけではありませんから、そういう立場に立ってまず質問いたします。  先ほど久保委員の方から、二種免から一種免に移るときに十五年ゼロ単は来年の採用者からだと、こういうお話があ……


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第114回国会(1988/12/30〜1989/06/22)

第114回国会 環境特別委員会 第3号(1989/06/21、14期、日本社会党・護憲共同)

○粕谷照美君 私は、大気汚染防止法案について質問をいたします。  この法律は、アスベストによる大気の汚染、健康への影響について口比の関心が高まっているので今まで野放しだった大気中の石綿濃度を規制しようとするものである、こういうふうに環境庁は説明をしておられますが、私は、言葉じりをとらえるわけじゃありませんけれども、国民の関心が高まっておるから未然防止のための措置を講ずることが喫緊の課題になっているというのはやや消極的に過ぎるのではないかと思います。  なぜなれば、国民の関心が高まっていなかったならばこの法律は出さなかったかもしれない、逆に言うとそういうふうに読み取れるわけでありまして、これはや……

第114回国会 文教委員会 第2号(1989/03/28、14期、日本社会党・護憲共同)

○粕谷照美君 大臣になられてからは初めての文教委員会だと思いますので、本来であれば大臣の所信表明をお伺いし、そして質疑に入るというのが順当であろうかというふうに思いますが、日切れ法案ということもあり、私どもは純粋な日切れ法案というふうには思っていないわけであります、この法律は。文部省自体も準日切れ法案だと、こういう説明を我が党に対してされておりますので、そういう意味ではいろいろと問題もありますが、決定をしてここまでまいりましたからこの法律案に入るわけであります。  法律の審議に入る前に、一つ先ほどの大臣のごあいさつに関連いたしまして質疑をいたします。  きのう、我が国最大の企業でありますNTT……

第114回国会 文教委員会 第3号(1989/06/16、14期、日本社会党・護憲共同)

○粕谷照美君 最初に、大臣の所信表明及び予算について質問をいたします。  まず最初に、大臣が文教各般の問題を審議する前に「一言おわびを申し上げます。」という言葉からごあいさつが始まりました。この「一言おわびを申し上げます。」は、先般来の一連の不祥事によって文部省に対する国民の信頼を著しく損なう事態に立ち至っていると、こういう言葉から始まっておりますけれども、私も大臣がおっしゃるように、リクルートに絡む一連の不祥事件に文教行政に対する国民の不信感はもうきわまっていると、こう考えております。文部省の信頼感は地に落ちているわけであります。大臣はこのことに対して、いわゆるもうけじめがついた、文部省とし……

第114回国会 文教委員会 第4号(1989/06/20、14期、日本社会党・護憲共同)

○粕谷照美君 先日提案されましたこの法律案につきましては原則として賛成でございますが、内容についていろいろと深めていきたいと思いますので、最初にまず国立大学共同利用機関の創設された理念、これをお伺いしたいと思います。そして、今日に至るまでの経緯といいましょうか、整備の状況あるいは発展の状況などについてお伺いをいたします。
【次の発言】 最終的に国の内外から高く評価をされているというふうに認識をしていると大臣の認識をおっしゃったわけでございますけれども、私もこの国立大学共同利用機関が果たしてきた役割、それからその評価についての大臣のお考えをお伺いしたいと、こう思ったのですが、今それをまとめておっ……


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各種会議発言一覧(参議院14期)

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第108回国会(1986/12/29〜1987/05/27)

第108回国会 予算委員会公聴会 第1号(1987/05/14、14期、日本社会党・護憲共同)

○粕谷照美君 最初に香月先生にお伺いをいたします。  今、御提議をされました予算についても、政府の姿勢は評価するというお話だとか、臨教審答申についての先生のいろいろな御指摘について私もまた反論があるわけでございますが、こんなことをやっていたらお二人の先生に往復で二十四分ではとても間に合いませんので、触れなかったことについて一、二お伺いをいたします。  私も、イギリスのオープンユニバーシティーに行っていろいろお話を聞いてまいりました。そこでは卒業生の評価が非常に高くて、就職をするにしても、働きながらこういう勉強をして大学を卒業したということで、大変引っ張りだこであるというようなお話も伺ったんです……



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データ更新日:2022/12/18

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