粕谷照美 参議院議員
13期国会発言一覧

粕谷照美[参]在籍期 : 10期-11期-12期-|13期|-14期-15期
粕谷照美[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは粕谷照美参議院議員の13期(1983/06/26〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は13期国会活動統計で確認できます。

■本会議へ ■委員会へ ■各種会議へ

本会議発言一覧(参議院13期)

粕谷照美[参]本会議発言(全期間)
10期-11期-12期-|13期|-14期-15期
第101回国会(1983/12/26〜1984/08/08)

第101回国会 参議院本会議 第20号(1984/07/06、13期、日本社会党)

○粕谷照美君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま議題となりました日本育英会法の改正案につきまして、中曽根総理並びに関係各大臣に対して質疑を行います。  最初に、奨学事業の基本理念に関してお伺いいたします。  総理並びに文部大臣は、衆議院本会議で我が党の佐藤徳雄議員の質問に関連いたしまして、教育の機会均等を拡大するために今回の有利子制導入を行うものだと述べられておりますが、憲法及び教育基本法にいう教育の機会均等は、決してそのようなものではありません。奨学制度の本来あるべき理想は給費制度であって、現在の無利子貸与制度はその理想に到達する過渡的な段階であると私は考えます。  現に文部大臣の……


■ページ上部へ

第102回国会(1984/12/01〜1985/06/25)

第102回国会 参議院本会議 第10号(1985/03/29、13期、日本社会党)

○粕谷照美君 ただいま議題となりました公害健康被害補償法の一部を改正する法律案について、環境特別委員会における審査の経過と結果を御報告いたします。  本法律案は、大気汚染の影響による健康被害に対する補償給付の支給等に要する費用のうち自動車に係る負担分について、自動車重量税の収入見込み額の一部に相当する金額を公害健康被害補償協会に交付する措置を昭和六十年度から昭和六十二年度までについても引き続き行おうとするものであります。  委員会においては、第一種地域の指定及び解除要件のあり方等に関する中公審への諮問理由及びディーゼル自動車に係る窒素酸化物削減方策等の諸問題について質疑が行われましたが、その詳……


■ページ上部へ

第103回国会(1985/10/14〜1985/12/21)

第103回国会 参議院本会議 第9号(1985/12/20、13期、日本社会党)

○粕谷照美君 私は、日本社会党を代表して、ただいま議題となりました共済四法案につきまして反対の討論を行います。  今回の政府案は、我が国の年金制度が高齢化社会の到来、就業構造の変化に対応できるものとして、長期的に安定し、かつ整合性のある発展を続けるため、公的年金制度を一元化することとし、抜本的な改革を加えることがその目的であるとしています。しかしながら、その美辞麗句とは裏腹に、内容はまさに抜本的改悪であると言わざるを得ません。それは、我が党が提唱してきた税方式の導入による基本年金構想とはそもそも相入れないものであります。新制度がもたらすものは、国の財政支出の軽減であり、財政的に行き詰まっている……


■ページ上部へ

第104回国会(1985/12/24〜1986/05/22)

第104回国会 参議院本会議 第5号(1986/02/15、13期、日本社会党)

○粕谷照美君 私は、日本社会党を代表して、ただいま議題となりました昭和六十年度補正予算二案に対し、反対の討論を行います。  「増税なき財政再建」という美辞麗句の政治スローガンをにしきの御旗に掲げて政府が推進しております行政改革は、社会保障制度を初めとした国民生活に関連する諸制度を改悪し、福祉、教育、医療等に対する補助、給付を抑え、大幅に削減をするという、行政改革ならぬ行政改悪であります。さらには、所得税減税と福祉減税を中心とした政策減税を実施するどころか、実質的には増税し、各種公共料金の引き上げ等によって国民負担を増加させ、生活環境の破壊をもたらすという悪政であります。  政府の輸出主導の経済……

第104回国会 参議院本会議 第14号(1986/05/07、13期、日本社会党)

○粕谷照美君 私は、日本社会党を代表して、ただいま議題となりました国の補助金等の臨時特例等に関する法律案に対し、反対の討論を行います。  今日、我が国をめぐる諸情勢は極めて厳しい状況にあります。増大を続ける我が国の貿易黒字への批判は一向に鳴りやまず、G5以降もたらされた急激かつ行き過ぎの円高によって、国内経済は甚大な悪影響をこうむりつつあります。こうした状況にあって、適切な市場開放策をとり、大幅な所得税減税や公共事業の追加によって内需拡大を図ることが緊急不可欠であることは、もはや論をまたないのであります。政府は四月八日に総合経済対策を決定しましたが、公共事業の前倒しによる景気浮揚効果は極めて乏……

粕谷照美[参]本会議発言(全期間)
10期-11期-12期-|13期|-14期-15期

■ページ上部へ

委員会発言一覧(参議院13期)

粕谷照美[参]委員会統計発言一覧(全期間)
10期-11期-12期-|13期|-14期-15期
第99回国会(1983/07/18〜1983/07/23)

第99回国会 災害対策特別委員会 第閉会後1号(1983/08/11、13期、日本社会党)

○粕谷照美君 先ほど派遣委員の代表として仲川委員の方から報告がありました。また、政府の御報告もいただきまして、本当に大変な災害だということをしみじみとまた思い浮かべているわけでございますが、この二十三日の早朝の大災害、早速災害対策本部を設置し、翌二十四日にもう長官が現地を視察されるという大変素早い対応だというふうに考えているわけですが、その生々しい現地を視察されました長官の、何といいますか、印象といいますか、そういうものをお聞かせいただきたいと思います。
【次の発言】 そのときにそれぞれの市町村長あるいは関係者の方々から長官に対していろいろな要望などもあったというふうに思いますけれども、被害の……


■ページ上部へ

第100回国会(1983/09/08〜1983/11/28)

第100回国会 災害対策特別委員会 第3号(1983/10/19、13期、日本社会党)

○粕谷照美君 三宅島は、災害以来、毎日のようにマスコミでその後のことを報道しております。きょうもまた、道路開通がなされて一部の方々が自宅へ戻ったという明るいニュースを耳にしながら本日の災害委員会に入っているわけでありますが、まさに明暗を分けているこの被災者の方々の心中を思って、私は、災害の翌日に現地に飛ばれました長官、先ほどの仲川理事の報告を聞いて、災害を復旧していく、そうして被災者の方々が安心して暮れを迎え、お正月を迎えるような状況をつくり出していくという、そういう決意のほどを伺いたいわけであります。  さっきの報告は、現状と同時に四つの再建対策を指摘をしております。一つは復旧対策と被災者の……

第100回国会 文教委員会 第2号(1983/11/24、13期、日本社会党)

○粕谷照美君 ただいま御提案をいただきました商業用レコードの公衆への貸与に関する著作者等の権利に関する暫定措置法案、本案は全会派一致で衆議院から回ってきたということは十分に承知をしております。しかし、衆議院におきましては、これは小委員会を設置をして何回も事情聴取をするなどの審議をしているわけであります。ところが、参議院はどうでしょう、閉会寸前に持ち込まれてきたわけですね。審議をする時間がありません。関係する各団体の意見を私どもは聞くことができません。まことに残念でありまして、これは提案者に申し上げてもしようのないことだというふうに思いますけれども、このような法律の提案については私は非常に不満を……


■ページ上部へ

第101回国会(1983/12/26〜1984/08/08)

第101回国会 環境特別委員会 第閉会後1号(1984/11/07、13期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(粕谷照美君) ただいまから環境特別委員会を開会いたします。  まず、委員の異動について御報告いたします。  去る一日、石本茂君が委員を辞任され、その補欠として上田稔君が選任されました。
【次の発言】 この際、石本環境庁長官から発言を求められておりますので、これを許します。石本環境庁長官。
【次の発言】 次に、中馬環境政務次官から発言を求められておりますので、これを許します。中馬環境政務次官。
【次の発言】 次に、先般当委員会が行いました委員派遣につきまして、派遣委員の報告を聴取いたします。丸谷金保君。
【次の発言】 以上で派遣委員の報告は終了いたしました。

第101回国会 環境特別委員会 第13号(1984/08/08、13期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(粕谷照美君) 一言ごあいさつを申し上げます。  ただいま委員各位の御推挙によりまして委員長の大任を仰せつかりました粕谷照美でございます。  当委員会に課せられた任務はまことに重大でございます。委員各位の御協力をいただきまして任務を遂行してまいりたいと存じます。  どうぞよろしくお願いいたします。(拍手)  穐山前委員長からごあいさつを受けたいと存じます。穐山君。
【次の発言】 次に、継続調査要求に関する件についてお諮りいたします。  公害及び環境保全対策樹立に関する調査につきましては、閉会中もなお調査を継続することとし、本件の継続調査要求書を議長に提出いたしたいと存じますが、御異議ご……

第101回国会 災害対策特別委員会 第2号(1984/03/08、13期、日本社会党)

○粕谷照美君 ただいま長官の所信表明の中にもありましたように、昨年の多大の被害、そしてそれに対する審議官の報告にありましたように、復旧作業が昨年は七五%、本年は八五%の状況で進捗をしているということを関係各位の御努力に敬意を表しながら、私は五九豪雪について質問をいたします。  東北、北陸、中部を初め四国、九州と大きな被害をもたらしたこの五九災害でありますけれども、これから融雪期に入るわけであります。雪崩や農業、林業関係の被害がさらに明らかになってくるとともに、被害の額も増大をしていくというふうに思っておりますが、長官がこの豪雪災害復旧への取り組みの決意並びに雪害に対して基本的な対策をどのように……

第101回国会 災害対策特別委員会 第3号(1984/05/09、13期、日本社会党)

○粕谷照美君 最初に激甚災害の指定についてお伺いをいたします。  昭和三十七年の十二月激甚災害指定基準が決定されましたが、それ以来数々の指定が行われておりますけれども、今日までどのような数字でこれが行われておりますでしょうか。
【次の発言】 今の御報告のとおりだと思いますけれども、私が伺いたいのは、昭和四十三年、四十四年は本激がゼロですね、四十八年、五十二年からずっと五十六年まで本激ゼロになっているわけです。四十三年のときには局激ができましてこれで九件指定をされております。多分本激に該当しないからということでこの局激の制度ができたのだと思うのですけれども、なぜこの本激指定が減ったのでしょうか。……

第101回国会 災害対策特別委員会 第5号(1984/07/20、13期、日本社会党)

○粕谷照美君 先ほどの理事会で、社会党若干の時間のゆとりが出ましたので、その時間帯の質問をいたします。  村田委員の質疑に関連いたしますが、前半の質疑にありましたように、この地震対策緊急整備事業の進捗率、進捗状況、この御報告をいただきました。これは七六%の達成度だというのですが、よくいっているという判断をなさるのか、五年間のこの時限立法でありますから、まあまあこんなものだとか、やっぱり足りないんだと、こういう判断はどのようになされておりますですか。
【次の発言】 私が伺いましたのは、達成度が良好であるとか、まあ成績つけるわけじゃありませんけれども、いいのかどうかということなわけですが、困難な質……

第101回国会 内閣委員会 第19号(1984/07/31、13期、日本社会党)

○粕谷照美君 文部大臣にお尋ねいたしますけれども、けさほどのニュースで防衛費が七%で大蔵大臣と防衛庁長官との間で決着がついたということがありました。行革審報告も、防衛費は抑制をすること、こういうふうになっているわけです。そのことと関連をいたしまして、例えば米価につきましても一・四の諮問が二・二になった。極力抑制という言葉がこういう数字になっているわけなんです。防衛庁長官が七%の防衛費増の要求をとったということでありますが、文部大臣としてもやれないことはないと私は思うんですけれども、教育費についても聖域はない、私どもはこう考えておりますが、いかがでしょうか。

第101回国会 文教委員会 第2号(1984/02/28、13期、日本社会党)

○粕谷照美君 先ほど北條参考人がおっしゃった言葉の中に、高等学校における正常な教育を確保することができないとすればというようなことが私は非常にひっかかったわけなんですね。今の入試の制度が高等学校の教育を正常なものにしていないというふうな判断をなさっているのか、あるいは正常であるというふうな判断をなさっているのかということでございますが、北條参考人及び増田参考人、飯島参考人にお伺いいたします。
【次の発言】 今の高等学校教育及び私は小中学校にまでこの学歴社会というところからくる入試問題が非常に大きな影響を与えて学校の中に大変な状況を引き起こしているという認識がどうも参考人の御意見の中からはよくう……

第101回国会 文教委員会 第3号(1984/03/08、13期、日本社会党)

○粕谷照美君 最初に、川野参考人にお伺いをいたします。  今、留学生のお二人からこの「二十一世紀への留学生政策に関する提言」は自分たちが思っていること、経験してきたことをほとんどもう網羅をしているというお話がございました。私もこれを拝見しながら、この提言を受けて今回の予算が決められた。ちょっとその予算を見てみますと、国費留学生の数がどうも百三十五人ほどふえているように思いますが、二十一世紀中に十万人、国費一万人というには非常に、百年たって、年間百人ずつふやしていけば一万人になるかもしれませんけれども、少ないように思うんですね。国費の問題もありますけれども、これは国会レベルの問題として。  今度……

第101回国会 文教委員会 第5号(1984/04/06、13期、日本社会党)

○粕谷照美君 ただいま安永委員が質問をなさったところ、非常に重要なことだというふうに思っているんです。文部大臣の御答弁で、私はちょっとわからないんですけれども、臨調答申の方向に国立大学そのものがねじ曲げられていくのではないかという危惧を持っているんですね。これは文部省としては、ぜひそのようにあるべきだと、こう考えての措置なのですか、あるいは臨調の答申があったからやむを得ずそうなったと、こういうふうに理解をしたらよろしいのですか。
【次の発言】 教育臨調という言葉は森文部大臣から確かに出ませんでしたけれども、中曽根総理が総理になられる前にはしょっちゅういろんなところでお話をしていらっしゃったのは……

第101回国会 文教委員会 第7号(1984/04/17、13期、日本社会党)

○粕谷照美君 最初に臨教審に関係してお伺いをいたします。  文部大臣は、「中曽根総理大臣は本国会の施政方針演説において三つの大きな基本的改革に取り組むこととし、その一つに教育改革を取り上げ、今こそ来るべき二十一世紀を展望し、教育改革を断行する時期に来ていると述べております。私もこの点に同感であり、二十一世紀の我が国を担うにふさわしい青少年を育成するため教育全般にわたる改革を着実に推進していく必要があると考えます。」こうおっしゃっております。私は、この教育改革を「断行する」というその強い調子ですね、総理の。そして、それに対して文部大臣は賛成をすると、こういうことをおっしゃっているわけでありますが……

第101回国会 文教委員会 第10号(1984/05/08、13期、日本社会党)

○粕谷照美君 いただきました資料の四ページに私学共済の「長期経理の収支状況」が載っております。この収支状況につきましては昭和五十五年に長期見通しを出しているわけでありますが、この数字を見ただけでは簡単に現状がどうなっているかということを把握するわけにはまいりません。例えば、収入は四十八年に比べて六倍になっている。支出は七倍になっている。保有資産は約六・六倍になっている。こういう数字からいえば健全な動きを示しているように見られますけれども、その状況はどのようなものであるか、また他共済に比べまして私学共済の収支状況はどうであるかということについてお伺いします。

第101回国会 文教委員会 第11号(1984/05/10、13期、日本社会党)

○粕谷照美君 三月の十二日ですけれども、JASRACの資料なのでしょうか、ずうっと読んでいってみますと、日本レコード協会事務局長の豊澄明さんという方がここに所感を述べていらっしゃるし、芸団協の小泉さんという方がまた所感を述べていらっしゃるんですね。その中で私は、「生命線を奪われてまで妥協するつもりはない。」とか、あるいは「レコード会社は本質的な部分が損壊されている。それは金ではカバーできないものだ。」、こういう発言があったり、芸団協にしますと、貸しレコード業界が「成り立たないほうがいいのではないか。」と、こういう非常に厳しい批判を持った発言をしていらっしゃるわけです。こんな態度をとっていただく……

第101回国会 文教委員会 第12号(1984/05/17、13期、日本社会党)

○粕谷照美君 大臣は、昭和五十七年の自民党の文教部会の著作権プロジェクトチームの主査をやっていらっしゃって、幅広い立場からお考えのことと思いますけれども、きょうは、私は大体貸しレを中心にして質問をいたしますので、その点についての大臣のお考えをお伺いしたいと思うんです。  今、安永委員の質問もありましたが、本当に理論的に考えれば、どうしても著作権を保護しなければならない。だれが言ったってもうそのことは否定する人はいないんですけれども、現実に産業政策あるいは商売、こういうものとひっ絡まってきますと、その辺で文化庁の苦悩するところが私にはわかるような気持ちがするわけであります。現に、これは日本レコー……

第101回国会 文教委員会 第14号(1984/07/17、13期、日本社会党)

○粕谷照美君 最初に文部大臣にお伺いをいたします。  本会議で大筋質問いたしましたので、きょうはそれに関連をする部分について中心的な質問をしていきたいと思っております。  今、来年度の予算編成をめぐりまして、マイナスシーリング、これは大蔵省は堅持していく、いやそれではならないというようなことがいろいろと報道されておりますが、きのうのマスコミ関係の中で一番私の目を引いたのは、大蔵省が、教科書無償を廃止していくために文部省に強く働きかける、こう出ておりました。自民党の教科書問題プロジェクトチームが去年の八月、有償化の方向でこの問題を検討するという結論を出しているわけでありますが、当時の文教委員とし……

第101回国会 文教委員会 第15号(1984/07/19、13期、日本社会党)

○粕谷照美君 四人の先生方、どうもありがとうございます。  奨学金に対する学生及び社会、それはいろいろな層を含めてですけれども、それを受給しながら学校を出たということに対する評価を、どのように皆さんは受け取っていらっしゃるかということであります。  例えば、旺文社の大学紹介、この本を見てみますと、何々大学こうこう、いろいろな紹介がありまして、奨学生受給者○○名とこう書いてあるわけですね。つまり、この大学へ行きますと、奨学生はこのくらいの人たちがいるんですよということを、名誉に思っているのか、どういうふうに思っているのかわかりませんけれども、大変大きなウエートを占めて紹介をしているということがあ……

第101回国会 文教委員会 第16号(1984/07/24、13期、日本社会党)

○粕谷照美君 先週当委員会で参考人の意見聴取がありました。そのときに立命館大学からおいでになりました参考人の方が資料を私どもに配付してくださったわけですが、その資料の中に、奨学金がどのような点で役立ったか、この質問に対して、一つは経済的な面で、もう一つは精神的な面での回答があるわけです。その精神的な側面を見ますと、奨学金を受けたことを非常に感謝をしていると、成績や自覚など、この奨学金を受けていることが自分自身に対する励みとなったということが大きく取り上げられておりまして、奨学金制度の果たしてきた役割は非常に大きいということを痛感したわけであります。だから、ますます拡充していかなければならないし……

第101回国会 文教委員会 第17号(1984/07/26、13期、日本社会党)

○粕谷照美君 私は、討論に先立って、当文教委員会におけるこれまでの審議を通じて、なお奨学制度のあり方や、有利子制度の導入などについて、解明しなければならない基本的な諸問題が数多く残されているにもかかわらず、質疑を打ち切ってしまわれたことに極めて遺憾であることを表明し、以下、日本社会党を代表して、日本育英会法改正案に対する反対討論を行います。  奨学の事業は、憲法、教育基本法に基づき教育の機会均等を保障するための極めて重要な教育施策であります。  日本育英会の事業は、戦時中の昭和十九年施行以来今日まで、四十年間にわたり三百四十万人の学生、生徒の修学を保障し、大きな役割を果たしてまいりました。この……

第101回国会 文教委員会 第18号(1984/07/31、13期、日本社会党)

○委員以外の議員(粕谷照美君) ただいま議題となりました女子教職員の出産に際しての補助教職員の確保に関する法律の一部を改正する法律案について、その提案の理由と内容の概要を御説明申し上げます。  学校教育がその目的を達成するためには、児童・生徒の教科・生活指導のほか、財務・会計、学習・生活環境の整備、子供の健康・安全と福祉などにかかわる活動が一体として機能しなければなりません。そのため学校には、いろいろな職種の教職員が配置され、その協同による有機的運営が期待されているのであります。  しかし、児童・生徒の教育に直接従事する教育職員以外の職員の重要性・必要性については、必ずしも十分に認識されるに至……

第101回国会 予算委員会 第10号(1984/03/24、13期、日本社会党)

○粕谷照美君 文部大臣にお尋ねいたします。  私は先日、一人のお父さんから一通の手紙をいただきました。自分の子供の教育の問題についての質問でありますが、その最後の部分に、うちの子供の偏差値は四十から四十三です、こういうことが書いてあるんです。偏差値というものが、親が自分の子供を人に説明する材料に使われるぐらいひとり歩きをしているということに非常に大きな怒りを覚えたわけでありますが、今、激発をしています非行、暴力、登校拒否など、教育の荒廃と呼ばれる現象は一刻も放置ができない事態であり、この偏差値教育に示されている現在の教育が改革されなければならないというのは国民共通の願いであると思います。我が党……


■ページ上部へ

第102回国会(1984/12/01〜1985/06/25)

第102回国会 外務委員会 第16号(1985/06/06、13期、日本社会党)

○粕谷照美君 本条約案がいよいよ批准されるときが近づいてまいりました。参議院では先回の国会対策委員会で、ケニアの世界会議に向けて五名の議員を派遣するということをお決めいただきました。しかし、この五名だけではとてもこの歴史的な条約を締結する世界的な会議に出席するには、私どもも参加したいという、そういう熱望に燃えまして、自費であるいはそれぞれ党からも協力がありまして、正規参加は五名でありますけれども、六名の婦人議員が参加をするということが決まりました。  あわせまして、この十年間にわたりまして国連婦人の十年議員連盟というのがつくられまして、結成当時は二百三十名、今百八十名に減りましたけれども、党派……

第102回国会 環境特別委員会 第1号(1984/12/01、13期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(粕谷照美君) 一言ごあいさつを申し上げます。  前国会に引き続きまして委員長に選任されました。委員各位の御協力をいただきましてその任務を遂行していきたいと存じます。よろしくお願いいたします。(拍手)
【次の発言】 それでは、引き続きまして理事の選任を行います。  本委員会の理事の数は四名でございます。  理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  それでは、理事に山東昭子君、原文兵衛君、丸谷金保君、飯田忠雄君を指名いたします。

第102回国会 環境特別委員会 第2号(1985/03/08、13期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(粕谷照美君) ただいまから環境特別委員会を開会いたします。  議事に先立ちまして、一言申し上げます。  皆様既に御承知のことと存じますが、本委員会の委員でありました美濃部亮吉君は、昨年十二月二十四日、御自宅で心筋梗塞のため急逝されました。本委員会における同君の御功績と御活躍は皆様御承知のとおりであります。同君の急逝はまことに痛恨哀惜のきわみと存じます。  ここに、委員各位とともに謹んで黙祷をささげ、心から哀悼の意を表するとともに、御冥福をお祈り申し上げたいと存じます。  御起立をお願いいたします。黙祷を願います。
【次の発言】 黙祷を終わります。御着席を願います。

第102回国会 環境特別委員会 第3号(1985/03/27、13期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(粕谷照美君) ただいまから環境特別委員会を開会いたします。  委員の異動について御報告いたします。  去る九日、佐藤三吾君並びに久保亘君が、昨二十六日、中村鋭一君が委員を辞任され、その補欠として丸谷金保君、寺田熊雄君、抜山映子君がそれぞれ選任されました。  また、本日、高桑栄松君が委員を辞任され、その補欠として高木健太郎君が選任されました。
【次の発言】 理事の補欠選任についてお諮りいたします。  委員の異動に伴い現在理事が一名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。  理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございま……

第102回国会 環境特別委員会 第4号(1985/03/29、13期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(粕谷照美君) ただいまから環境特別委員会を開会いたします。  委員の異動について御報告いたします。  去る二十七日、抜山映子君が、昨二十八日、高木健太郎君が委員を辞任され、その補欠として中村鋭一君並びに高桑栄松君がそれぞれ選任されました。
【次の発言】 公害及び環境保全対策樹立に関する調査を議題とし、公害対策及び環境保全の基本施策に関する件について質疑を行います。  質疑のある方は順次御発言を願います。
【次の発言】 本調査に対する質疑は以上で終了いたしました。  本日はこれにて散会いたします。    午後四時五十一分散会

第102回国会 環境特別委員会 第5号(1985/04/03、13期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(粕谷照美君) ただいまから環境特別委員会を開会いたします。  去る三月二十九日、予算委員会から、四月三日の午後三時から四月四日の正午までの間、昭和六十年度一般会計予算、同特別会計予算、同政府関係機関予算中、総理府所管のうち、公害等調整委員会及び環境庁について審査の委嘱がございました。  この際、本件を議題といたします。  本件の予算説明につきましては、去る三月八日の委員会におきまして既に聴取いたしておりますので、これより直ちに質疑に入ります。  質疑のある方は順次御発言を願います。
【次の発言】 運輸省いいですか。
【次の発言】 本件に対する本日の質疑はこの程度にとどめ、本日はこれに……

第102回国会 環境特別委員会 第6号(1985/04/04、13期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(粕谷照美君) ただいまから環境特別委員会を開会いたします。  昨日に引き続き、予算委員会から審査を委嘱されました昭和六十年度一般会計予算、同特別会計予算、同政府関係機関予算中、総理府所管のうち公害等調整委員会及び環境庁を議題とし、質疑を行います。  質疑のある方は順次御発言を願います。
【次の発言】 時間がありませんので、簡単に答弁を。
【次の発言】 恐縮ですけれども、その数字的なものについては後で……
【次の発言】 時間が来ておりますので、御答弁は簡単にお願いします。
【次の発言】 以上をもちまして昭和六十年度一般会計予算、同特別会計予算、同政府関係機関予算中、総理府所管のうち公害……

第102回国会 環境特別委員会 第7号(1985/05/22、13期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(粕谷照美君) ただいまから環境特別委員会を開会いたします。  参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。  公害及び環境保全対策樹立に関する調査のため、本日の委員会に愛知県がんセンター研究所副所長兼疫学部長富永祐民君を参考人として出席を求めることに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 この際、富永参考人に一言ごあいさつを申し上げます。  本日は、御多忙中のところ本委員会に御出席を賜り、まことにありがとうございます。  委員からの質疑を通じ、忌憚のない御意見をお述べくださいますようお願いいたします。

第102回国会 環境特別委員会 第8号(1985/06/12、13期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(粕谷照美君) ただいまから環境特別委員会を開会いたします。  公害及び環境保全対策樹立に関する調査のうちナショナル・トラスト問題に関する件を議題といたします。  本日は、本件の調査のため、お手元に配付しております名簿の方々に参考人として御出席をいただいております。  この際、参考人の方々に一言ごあいさつを申し上げます。  本日は、御多忙中のところ本委員会に御出席を賜り、まことにありがとうございます。  皆様から忌憚のない御意見を拝聴し、本件調査の参考にいたしたいと存じます。どうぞよろしくお願い申し上げます。  次に、議事の順序について申し上げますが、まず木原参考人、外山参考人、藤谷参……

第102回国会 環境特別委員会 第9号(1985/06/19、13期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(粕谷照美君) ただいまから環境特別委員会を開会いたします。  まず、委員の異動について御報告いたします。  去る十三日、浜本万三君が委員を辞任され、その補欠として片山甚市君が選任されました。
【次の発言】 継続調査要求に関する件についてお諮りいたします。  公害及び環境保全対策樹立に関する調査につきましては、閉会中もなお調査を継続することとし、本件の継続調査要求書を議長に提出いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  なお、要求書の作成につきましてはこれを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。

第102回国会 環境特別委員会 第10号(1985/06/24、13期、日本社会党)

○委員以外の議員(粕谷照美君) 一言ごあいさつを申し上げます。  昨年の八月、皆様の御推挙によりまして委員長に選任されましてから今日まで皆様方の大変な御協力をいただきまして、無事委員長の重責を果たすことができました。ここに厚くお礼を申し上げる次第でございます。  本委員会が抱えております多くの懸案につきましては、矢田部新委員長のもとで今後とも大きな御活躍をなさいますように心から祈念をいたしましてごあいさつを申し上げます。本当にありがとうございました。(拍手)

第102回国会 社会労働委員会 第18号(1985/04/25、13期、日本社会党)

○粕谷照美君 最初に、大臣に婦人差別撤廃条約に関連して質問をいたします。  私事にわたりますが、私は一九七四年、第十回の参議院選挙に初めて当選をいたしました。当時、田中寿美子議員、また市川房枝議員というような我々の大先輩がいらっしゃいまして、この婦人問題について非常に熱心に取り組みをされました。翌七五年にはメキシコで国連婦人の十年の世界会議がありました。それをきっかけにして、この国会の中でも超党派の「国連婦人の十年」推進議員連盟が結成されました。当時は二百二十名を超す人数がいましたが、今は選挙があったりお亡くなりになったり、なかなかこれがふえませんで百八十人ぐらいになっておりますが、この国連婦……

第102回国会 文教委員会 第閉会後1号(1985/07/09、13期、日本社会党)

○粕谷照美君 日本社会党は、「審議経過の概要」が公表されました際に、岡本会長もおいでになりまして直接お話をしたわけでありますが、そのときに、改革理念のない答申は教育改革答申に値しない、二番目に、改革理念がないのに具体的な政策を打ち出すのは本末転倒である、三番目に、中高一貫六年制中等学校、単位制高校、これは非常に国民の間にも疑念がある、四番目に、学歴社会についての見方が非常に一面的であるというようなことを申し上げまして第一次答申の中止を要請したわけでありますが、その要請が無視されまして、政治日程に合わせまして答申が出されたということはまことに遺憾であるということを申し上げ質問に入ります。  「審……

第102回国会 文教委員会 第3号(1985/03/28、13期、日本社会党)

○粕谷照美君 幅広いそして奥深いものを持った文教行政について文部大臣が実に簡潔な所信表明を発表されました。その簡潔な所信表明の中に五十三語でありますけれども、婦人問題についても触れられております。非常に期待するところが大きいわけでありますけれども、大臣の触れられた問題は、「本年は「国連婦人の十年」最終年に当たり、これまでの成果を踏まえ婦人の地位向上のための施策を推進してまいります。」こういうものであります。この婦人の地位の向上というものは一体どういうことを具体的にお考えになっていらっしゃるかということです。
【次の発言】 今の大臣のお考えは、学習する条件をつくっていきたい、そしていずれ女性が社……

第102回国会 文教委員会 第4号(1985/04/02、13期、日本社会党)

○粕谷照美君 文部省が出しました昭和六十年度予算額(案)主要事項別表というものを私は見ました。その中で五ページに義務教育諸学校教職員の定数改善等という題目のもとに幾つかの説明事項があります。その最後のところですけれども、国庫負担対象品目のうち旅費については、「昭和六十年度から国庫負担対象から除外し、地方の一般財源措置に移行することとしている。」教材費、「昭和六十年度から義務教育費国庫負担の対象から除外し、地方の一般財源措置に移行することとしている。」というさりげない説明が入っております。次のページを開いてみますと、教材費一般財源化して百三十二億四千九百万円をこれゼロにしているわけですね。教職員……

第102回国会 文教委員会 第6号(1985/04/16、13期、日本社会党)

○粕谷照美君 現職の国立大学の教官であって、しかも戦後我が国においてはもう最高のバイオリニストであり、オーケストラのコンサートマスターまでやったという海野前教授のいわゆるバイオリン汚職事件について、四月の八日、受託収賄罪で東京地裁の判決が下りました。一年六カ月の懲役そして執行猶予三年という極めて重いものだというふうに思いますけれども、この判決を聞いて今文部大臣はどのようなお考えをお持ちでしょうか、最初にお伺いをいたします。
【次の発言】 この問題につきましては、今からもう三年半前になりますけれども、五十六年の十二月の十六日、決算委員会で私取り上げまして、いろいろ局長にもお伺いをしたり、学長から……

第102回国会 文教委員会 第9号(1985/05/30、13期、日本社会党)

○粕谷照美君 今、四人の参考人の皆さんからいろいろな御意見を伺いまして、その歴史的な背景だとか現実に何が存在するかということがよくわかりました。わかりましたが、皆さんが疑問に思っていらっしゃることを私がお伺いしてもお答えいただけるわけにはいかないのでさっきから困ったなと、こう思いながらいるわけであります。  最初に阿部参考人が、今回の法律改正は国内的にも国際的にも時宜に通した、大変文化庁が喜ぶ発言になろうかというふうに思いますけれども、しかし、逆に言えば最後の中村参考人は遅過ぎたのではないかという感じの私は御発言のように思いました。私もこれいろいろ調べておりましたら、もう次々と裁判が出てきてい……

第102回国会 文教委員会 第10号(1985/06/04、13期、日本社会党)

○粕谷照美君 著作権思想というのは一つの国の文化のバロメーターではないだろうか、私はこういうふうに考えているわけですけれども、最近新しい器材、機器、コンピューター等がこう出てまいりまして、国民がそれを簡単に使うことができるようになってきたというところから、この著作権思想というものが非常に薄れてきているのではないか、そういう意味で著作権法は時代に合ったように改正をされていかなければならないと、こういうふうに思っておりますけれども、今国民の著作権思想というものがどういうふうな認識でいるか、このことについて大臣のお考えをお伺いしたいと思います。

第102回国会 文教委員会 第12号(1985/06/11、13期、日本社会党)

○粕谷照美君 私学共済は非常に経済状況がいいというふうに言われておりますけれども、長期の経理の収支状況、それから他共済に比べてどういうふうになっているか、あわせまして短期はどうかということについて御報告いただきたいと思います。
【次の発言】 長期も短期も非常に良好な収支であるということについては非常に喜ばしいことでありますけれども、その良好であるという理由は一体どこにあるというようにお考えになっておられますか。長期なんかについては成熟度四%なんというのはもう群を抜いていいわけですね。その理由は先ほど二点ほどおっしゃいましたけれども、もう少し分析をしていかれた方がいいのではないかと思いますが、ど……

第102回国会 文教委員会 第13号(1985/06/20、13期、日本社会党)

○粕谷照美君 今御質問のとおり、先ほど御説明のありました、つまり今産代法から取り除かれている、入れることが、入ることができないでいる職種の皆さんにこの法律を適用させていきたい、こう考えて提案をしているものでございます。その理由は何か。提案理由の中に詳しく申し上げているわけでありますけれども、大体教職員に産休代替の制度が必要であるということは各会派一致をいたしまして、今までにも幾つかの職種の方々に法律が拡大され、適用されてきたというふうに考えております。しかし、技術職員、現業職員については今だに実現をしていないわけでありまして、学校教育というのは、教員のほかにこういう方々が有機的に支え合いながら……


■ページ上部へ

第103回国会(1985/10/14〜1985/12/21)

第103回国会 文教委員会 第1号(1985/11/21、13期、日本社会党)

○粕谷照美君 最初に、教育予算関係について伺います。  この五年間に、文部省の予算の実態というのは防衛費の突出に対して、伸び率も、それから全体に占める割合も極度に低下をしておりまして、私はこういう教育軽視の予算はまことにけしからぬことだというふうに考えているわけですが、本年度の概算要求はわずかに〇・〇三%、十五億円の増でしかないわけであります。いずれ本格的な予算の審議が始まると思いますけれども、ここで一つ、本年度の概算要求の人事院勧告の見込みと、実際に決定をした人事院勧告の伸び率、この差額が私の調査では千七百二十六億円ほどだというふうに思いますけれども、そこを明確にしていただくと同時に、この千……

第103回国会 文教委員会 第3号(1985/11/28、13期、日本社会党)

○粕谷照美君 先ほどは久保委員の方から今回の健康会と競技場が統合した場合の一体メリットは何かという点についての質問がありました。私はその前に、現在の日本学校健康会は旧学校給食会と学校安全会の統合によって誕生したものであります。これは確かに児童生徒、学生などを対象とする事業であるからとは言いながらも、しかしその事業内容は全く歴史的にも違っておりますし、それから内容的にも違っているわけです。木と竹をつないだような私は統合である、全く財政論だけではなかったかと、こういうふうに考えているのでありますが、この健康会が三年余りの間に果たした統合の意義といいますか、メリットといいますか、それをどのように健康……

第103回国会 文教委員会 第5号(1985/12/12、13期、日本社会党)

○粕谷照美君 私は、平均標準給与の算定の問題について最初に伺います。  まず、今回の改正案では、年金の算定基礎となる給与のとり方について、現行法が退職前一年間の平均を原則としておりましたのを、六十一年三月以前の組合員期間を有する者については、厚生年金と同様の方式を導入して、全期間の平均をとってそれを算定基礎とするということになっています。この点がこの共済年金の給付水準の引き下げをもたらしておりますが、政府は給付水準の引き下げを給付の適正化だとか官民格差の是正ということで目玉だというようなことを言っておりま すけれども、これは私は大変な間違いであろうかというふうに考えております。ところが、私学共……

第103回国会 文教委員会 第6号(1985/12/17、13期、日本社会党)

○粕谷照美君 この法律の基本的な部分については本会議質問及び先回の文教委員会での質問で徐徐に明らかになりつつあるわけですけれども、もう少し詳しく細部の部分にわたって質問をいたします。  それで、まず私学共済組合法は、できたときから諸手当を含めた給与で掛金を取り、給付をしてきたと思います。また、国共済、地共済は俸給表に基づく本俸で掛金を取って給付をしてきた。それで、同じ本俸、例えば五十万円というような同じ本俸である人を比較すると給付水準というのは一体どのようになっておりましたでしょうか。文部省。
【次の発言】 諸手当分が本俸の二割ぐらいに相当すると。逆に言いますと、この本俸、同じ本俸の人を比較い……

第103回国会 文教委員会 第7号(1985/12/19、13期、日本社会党)

○粕谷照美君 私は、日本社会党を代表して、政府原案及び自由民主党・自由国民会議、民社党・国民連合共同提出の修正案に対しまして反対の討論を行うものであります。  政府案は、我が国の年金制度が高齢化社会の到来に耐え得るものとして長期的に安定し、かつ整合性ある発展を続けるため、公的年金制度を一元化することとし、その一環として私学共済制度に抜本的な改革を加えることがその目的であるとしております。しかしながら、その美辞麗句とは裏腹に、内容はまさに抜本的な改悪であると言わざるを得ない多くの要素を含んでいるのであります。  まず、すべての国民に対して共通する一つの年金を保障するという基礎年金の導入に関してで……


■ページ上部へ

第104回国会(1985/12/24〜1986/05/22)

第104回国会 文教委員会 第2号(1986/03/20、13期、日本社会党)

○粕谷照美君 先ほど久保委員が質問をされましたけれども、臨教審に大蔵省が教育改革の支出を抑えてくれるようにという意見書を出された、それに対する文部大臣の姿勢はわかりましたので、私はこの質問についてはやめたいと思うのですが、大蔵省の委託でソフト化社会の家庭、文化、教育について分析をしてきたソフトノミックス研究チームがいろいろなことを報告をしているわけであります。この報告の中に教育改革も小さな政府と規制緩和による民活路線の例外であってはならない、そういうことを言っております。またその中で、非常にたくさんのことを言っているのですが、教科書についても検定制度の廃止を提言して、これに伴って偏向教科書が登……

第104回国会 文教委員会 第3号(1986/03/27、13期、日本社会党)

○粕谷照美君 ただいま実践を含めました大変感動的な御報告をいただきましてありがとうございました。私も昭和二十六年、昭和三十八年、大変な非行、暴力が突出した時代に教師をしておりましたので、皆さんの御苦労よくわかるわけでございます。それにしてもやっぱり今の生徒変わって いるんだという前提でないと新しい教育はできない、そういう感じで御報告をいただきながら伺いました。  それで、一つはいじめの実態、これをどうして早く察知をするか、早期発見するかということだと思うのです。文部省が先日いじめについての実態調査をいたしました。その調査方法について、例えば葉県の女の先生方と話し合ったときに、いじめられたか、は……

第104回国会 文教委員会 第4号(1986/04/02、13期、日本社会党)

○粕谷照美君 文部大臣が最初に大臣になられたときに、予算委員会で私はこういう質問をしました。小学校に入る前までに父親としては子供にどのくらいの字を覚えておいてもらいたいか、文部大臣としてはどうか、こういうのでございます。ちょうど入学式の前だったものですから、これがテレビ放映をされたわけでありますけれども、何か奥様のお友達がそのテレビを見て奥様に話をしたところ、奥様が、何を言っているの、自分は何にもしないで、私がどんなに頑張っているかも知らないでと、こういうふうにおっしゃったとかというのが新聞に、コメントに出ていたのをまだよく覚えているわけでありますけれども、あのときの大臣の御答弁は、まあ字は、……

第104回国会 文教委員会 第5号(1986/04/17、13期、日本社会党)

○粕谷照美君 それでは私は、大体法律の中身に関連をして質問をしていきたいと思います。  鳴門教育大学が設置されたのは五十六年の十月であります。その五十六年の四月七日、我が党の本岡昭次委員の質問によりまして、設置法改正の質疑のときに、徳島大学の教育学部との調整が設置の前提である、こういうふうになっていたと思います。  徳島大学の教育学部の改組決定というのは、いつ決まったのでしょうか。
【次の発言】 昭和五十九年の三月の八日の議事録によりますと、私ども文教委員会が四国を調査研究に行きました、そのときに徳島で三木知事から、この徳島大学の総合化について次のような要望があったわけです。このときにはもう改……

第104回国会 文教委員会 第6号(1986/05/08、13期、日本社会党)

○粕谷照美君 ただいまの参考人の御意見をいろいろとお伺いしておりますと、何か法律そのものができた経緯についての御説明のような感じがいたしました。実は、私などはよくわからないから、ニューメディアとは一体どのようなことなのかというようなことについて学識経験者のお話を伺って、そして法律そのものについては十五日の文教委員会で質問したいと、こういうふうに考えていたものですから、もう既に、何か法律の説明そのもののような感じがいたしまして、さて質問の内容をどのようにしようかと思って先ほどから迷っておりましたのですけれども。  黒川参考人から、著作権法というのは、科学技術の発展の後を追って歩んできたというふう……

第104回国会 文教委員会 第7号(1986/05/13、13期、日本社会党)

○粕谷照美君 最初に、清水参考人に質問をいたします。  プログラムを製作するに当たって、いかに開発が大変であるか、経費がかかるかということはよくわかりました。それを守る意味で今回の法律が出される、ぜひ我々としては積極的にその登録に参画をしていきたいというお話もありましたが、今回のこのプログラム登録の特例法が成立をすれば、やがて年間数千件の登録がなされるであろうという観測が一つ。逆に言って、そういう登録をするということは、秘密が漏れてしまうのではないかというおそれが一つ考えられるという意味で、余り期待ができないのではないかという、そういう見方をする方々もまたいらっしゃいます。  清水参考人は、こ……

第104回国会 文教委員会 第8号(1986/05/15、13期、日本社会党)

○粕谷照美君 中村委員に続きまして、私は最初、法律の内容について質問をいたしたいと思います。  まず、プログラムの保護の国際的動向について伺います。  コンピュータープログラムの保護については、著作権法によって保護すべきであるか、または新規立法によるかということについて、通産省と文化庁の間にホットな論議が長い間巻き起こっていたということも経過の中にあったわけでありますけれども、最終的には、日本では著作権法で保護するということになったわけであります。この問題についての国際的な動向というのはどのような形になっておりますでしょうか。
【次の発言】 国際的にはやはり著作権法でプログラムを保護するという……

第104回国会 補助金等に関する特別委員会 第8号(1986/04/26、13期、日本社会党)

○粕谷照美君 本法律案の総括的な質疑は既に終わっているわけであります。私は文部省関係について重点的な質問をしたいと思っております。  昨年の一括法で、教職員の旅費及び学校の教材費が国庫負担法から外された、恒久的な制度になってしまったというところに、教育の質をどのように確保していったらいいのかという点で非常に危機感を持っているわけでございます。そういう意味で、文部大臣にまず義務教育費国庫負担法の制度というものの発足の理念というものはどのようなものであるかということについて、お伺いをしたいと思っております。
【次の発言】 それでは、もう少し詳しく沿革について説明をいただきたいと思います。

第104回国会 予算委員会 第5号(1986/02/26、13期、日本社会党)

○粕谷照美君 ただいまは大変有益な御意見をありがとうございました。  今の御意見の中で、円高は相当長期間にわたって続くのではないか、そしてその理由を五点ほど挙げられました。時間の関係で短縮をされたということもございますので、その面をもう少し補足をしていただきたいという意味も込めまして、最初に円高が行き過ぎではないだろうか、今の時点でこのことの参考人の御意見を伺いたいと思うのです。  それで、参考人も随分地方を回っていらっしゃるようでありますので、その実態は十分に御存じだと思いますけれども、経企庁の調査報告を見ましても、輸出型産地、特に中小企業への打撃が非常に大きくて倒産がふえているわけでありま……

第104回国会 予算委員会 第7号(1986/03/11、13期、日本社会党)

○粕谷照美君 午前中に中野委員の方から御質問もありましたけれども、今度の東京サミットの議題の件でございます。総理の御答弁でわかった部分はあったんですが、先ほどのお昼のニュースでワインバーガー長官がこういうことを言っていらっしゃるんです。SDIへの参加については日本からメリットもあるということで親しい感触を得ている。そういう意味では、外務大臣の御答弁というのは慎重に討議をするということになっておりますけれども、そこのところに大変なニュアンスの違いがあるのではないか、こういう感じがしてなりません。  外務大臣の御答弁とあわせまして、最近教育改革について臨教審が第二次答申を出すと、その答申の後にサミ……

第104回国会 予算委員会 第14号(1986/03/24、13期、日本社会党)

○粕谷照美君 いわゆるマルコス文書なるものに関連して最初にお伺いいたします。  三月の二十日、藤田経済協力局長を団長とする調査団がフィリピンに行っておりますけれども、その調査団の目的は何でありましたか。  また、藤田団長は帰国しておられますけれども、その報告をいただきたいというふうに思います。
【次の発言】 その席上で今の対外援助に関する黒いうわさ、黒い事実というものが問題にはなりませんでしたか。
【次の発言】 局長、今のお話によりますと、経済協力の仕組みに問題があったかのごとき報道がされていることは悲しいことだ、こういうふうにおっしゃいましたけれども、あったかのごときという程度の認識でいらっ……

第104回国会 予算委員会 第15号(1986/03/25、13期、日本社会党)

○粕谷照美君 与野党合意の第二の質問は、六十一年末までに実施をするということになっている教育減税です。「成案を得る。」ということは、実施をすることを前提にしてやっぱり成案を得ていただかなければ困る、私たちはそう考えております。六十年度の予算の際も同じようにまた合意をされていたわけでありますが、教育減税の中身というものを大蔵大臣どのように把握をされておりますか。そして、実施しなかった昨年の理由は一体何でしょうか。
【次の発言】 もう一つ、大蔵省はやっぱり新規控除をしたくない、こういう考え方を持っていたのではないかというふうに考えますけれども、しかしことしは住宅減税だとか投資減税、やっぱり政策減税……


粕谷照美[参]委員会統計発言一覧(全期間)
10期-11期-12期-|13期|-14期-15期

■ページ上部へ

各種会議発言一覧(参議院13期)

粕谷照美[参]委員会統計発言一覧(全期間)
10期-11期-12期-|13期|-14期-15期
第101回国会(1983/12/26〜1984/08/08)

第101回国会 内閣委員会,文教委員会,社会労働委員会連合審査会 第1号(1984/08/01、13期、日本社会党)

○粕谷照美君 ちょっと関連して。  私は、二、三日前にテレビを見ていましたら、アメリカのケニー少年のことが出ていました。ちょうどここから下がないんですね。本当おなかまでしか体がない。上半身しかないんです。その子がもう手で歩くんですよ。手だけでちゃんといろいろな体操もやるし、バスケットボールも友達とやる。足がないんですけれども、本当に小さなこんな車の上に自分の上体を乗せてお使いにも行ってくる。そういうケニー少年をアメリカではどのように教育しているか。普通学校にも行けますという。しかし、両親は状態を考えて、日本で言うと養護学校に入れましたという。うちは違うんですよね。普通学校に入れない。どうしても……


■ページ上部へ

第102回国会(1984/12/01〜1985/06/25)

第102回国会 社会労働委員会,内閣委員会,地方行政委員会,大蔵委員会,文教委員会,農林水産委員会,運輸委員会連合審査会 第1号(1985/04/19、13期、日本社会党)

○粕谷照美君 先ほど穐山委員の方から、国家公務員の共済組合と今政府提案されている法律案による年金との統合問題について質問がありました。私は文教という立場で私学共済を抱えておりますので、最初にその私学共済について質問をいたします。昨年の文教委員会で、逗子の開成高校の先生が生徒を連れて山に登っていった、そこでお気の毒なことに遭難死をされたわけであります。たまたまその行為が公務であるのか私的なものであるのかということが問題になりまして、奥様に対する遺族年金が三年間にわたって支給をされなかったという事実があります。これはまた制度の上でそのようになっているわけでありますが、この問題について文部省は善処方……



粕谷照美[参]委員会統計発言一覧(全期間)
10期-11期-12期-|13期|-14期-15期

■ページ上部へ

■本会議へ ■委員会へ ■各種会議へ

※このページのデータは国会会議録検索システム参議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2022/12/18

粕谷照美[参]在籍期 : 10期-11期-12期-|13期|-14期-15期
粕谷照美[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

 13期在籍の他の議員はこちら→13期参議院議員(五十音順) 13期参議院議員(選挙区順) 13期参議院統計



当サイト運営者の新刊のお知らせ
菅原琢『データ分析読解の技術』(中公新書ラクレ756)

【内容紹介】「データ分析ブーム」がもたらしたのは、怪しい“分析らしきもの”と、それに基づいた誤解や偏見……。本書では、「問題」「解説」を通して、データ分析の失敗例を紹介しながら、データを正しく読み解くための実践的な視点や方法、また、思考に役立つ基礎的な知識やコツを紹介していく。誤った分析をしないため、騙されないための、基本的・実践的な読解と思考の方法とは――。