このページでは長田裕二参議院議員の11期(1977/07/10〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は11期国会活動統計で確認できます。
○長田裕二君 私は、自由民主党・自由国民会議を代表して、当面の内外の重要施策に関し、総理並びに関係閣僚に対し若干の質問をいたすものであります。 五年前の石油危機をきっかけとして起こった世界の経済的混乱はいまだ収拾されるに至らず、今日、各国は資源・エネルギー問題を初めとして、南北問題、長引く不況、インフレ、貿易、通貨の問題など厳しい環境に直面しておりますが、これらの解決は国際的な協調と連帯なくしては不可能であります。 総理は、就任以来国際外交に熱意を示され、昨年に引き続き、日米会談、主要先進国首脳会談、さらには中東訪問と、文字どおり世界を駆けめぐり、列国首脳と胸襟を開いて積極外交を展開してお……
○国務大臣(長田裕二君) 日本の科学技術予算が世界の主要国に比べて非常に少ないので、これを拡大すべきではないかという御趣旨でございますが、資源の少ない狭い国土に一億一千万余りの国民が高度の生活を続けてまいらなければならない日本の国柄からいたしましても、科学技術を大いに発達させ、これを高度の産業、工業に結びつけてまいらなければならないことは非常に重要な大切な政策だと存じます。 そのために支出されております国の予算額は、各国との比較の便宜から昭和五十二年度をとってみますと、日本が八千七百億、アメリカが六兆二千四百億、西ドイツが一兆五千三百億で、日本がかなり低い水準にあることは事実でございます。も……
○長田裕二君 十二月の逓信委員会の理事懇談会で予定されました経緯もございますし、また、事柄の重要性にもかんがみまして、私は、いままでの御質問に引き続き、なるべくそれに重複しないような心がけのもとに、去る年末年始の郵便関係業務に関連しまして若干の御質問をいたします。
参議院の法制局長にお尋ねいたします。
国会活動、あるいは議員の行動として、よく国政調査権ということが言われますが、これはどういうことですか、御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 国政調査権が具体的に発動されるためには、どのような要件が要りますか、ちょっとお聞きいたします。具体的に申すと、私ども国会議員が、出先行政官庁とか、……
○国務大臣(長田裕二君) このたび科学技術庁長官を拝命いたしました長田裕二でございます。 資源エネルギー問題の解決等科学技術の振興に対する社会的要請が一層高まっている中、科学技術庁長官の職を担うことになり、その責任の重大さに身の引き締まる思いがいたしております。微力ではございますが、全力を尽くしてその職責の遂行に努める所存でございますので、委員長初め委員各位におかれましては、今後とも格別の御指導、御鞭撻を賜りますことを心からお願い申し上げる次第でございます。 以上、大変簡単でございますが、ごあいさつを申し上げさしていただきます。ありがとうございました。
○国務大臣(長田裕二君) 委員会におかれまして配付すべきものとお決めになりましたもの、並びに私どもの科学技術庁がお約束を申し上げたもの等につきましての配付につきましては、今後さらに十分気をつけてまいるつもりでございます。
【次の発言】 そのようなものにつきまして十分気をつけてまいります。
【次の発言】 かねがねお約束申し上げているもの、あるいはただいまの御趣旨のもの等につきまして、かねがねお約束を申しておるものにつきましては当然のことでございます。御趣旨のものにつきましても極力そのように配付をいたすようにこれから配意してまいります。
【次の発言】 ただいままでの御紹介ないし御指摘の点には私ども……
○国務大臣(長田裕二君) 日本の置かれております事情からしまして、原子力船の開発が非常に大事なことだというふうに思っているところでございますが、その原子力船「むつ」の開発が四十九年九月の放射線漏れ以来、御指摘のように、なかなか予定どおりに進捗してまいっておらないことも事実でございます。またそれに絡みまして係船契約等についての対価といいますか、そういう問題についても相当の食い違いもいままであったということもおっしゃるとおりだと存じます。 私どもこの問題は非常に重要な急ぐ問題だという観点から、実は私も着任しまして以来、長崎県知事あるいは事業団あるいは庁内でもいろいろと打ち合わせてまいり、佐世保重……
○国務大臣(長田裕二君) 第九十一回国会に当たり、科学技術庁長官といたしまして、所信を申し述べさせていただきます。 わが国は、石油を初めとするエネルギー資源に乏しく、その制約を克服することは、わが国が将来にわたり経済の安定成長と国民生活の向上を図っていく上で不可欠の条件であります。 このため、わが国としては石油をめぐる緊迫した国際情勢にかんがみ、今後とも石油にかわる多様なエネルギー源の開発利用を促進するとともに、エネルギーの一層有効な利用を図ることが必要であります。 エネルギーの安定的確保のためには、研究開発の果たすべき役割りはきわめて大きいものがあり、政府といたしましては、従来より、石……
○国務大臣(長田裕二君) 第九十一回国会に当たり、科学技術庁長官といたしまして所信を申し述べさせていただきます。 申し上げるまでもなく、科学技術は経済社会発展の原動力であり、国民生活向上の基礎であります。 特に、石油資源を初めとする物的な資源に乏しく、狭い国土に多数の国民が生活しているわが国が、この厳しい制約を乗り越え、将来にわたり経済の安定成長と国民生活の向上を確保していくためには、わが国民の英知と創造性の所産である科学技術を積極的に振興することが不可欠の課題であります。 私は、このような基本的な考え方のもとに、科学技術行政を担当するものとして、一九八〇年代が来るべき二十一世紀を方向づ……
○国務大臣(長田裕二君) 昨年に引き続きましてこのたびの衛星打ち上げも失敗いたしまして、連続こういうようなことになり、相当の経費がそれに費やされているということにつきまして、私は大きな意味で責任を感じております。詳しいことは今後の究明と申しますか、探求、専門の部会のようなものをつくりまして検討しておりますので、それの結果にまちたいと思っておりますが、ただ、昨年の失敗の結果というものは、衛星三段ロケット分離後の措置が適切でなかったというような反省がいままでなされておるわけでございます。分離後の第三段ロケットが別の方向に行って追突を避けるような設計になっておりましたのが、十分にそのように作動しない……
○国務大臣(長田裕二君) 核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律及び放射性同位元素等による放射線障害の防止に関する法律の一部を改正する法律案、放射性同位元素等による放射線障害の防止に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、提案理由を御説明申し上げます。 まず、初めに、核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律及び放射性同位元素等による放射線障害の防止に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び要旨を御説明いたします。 この法律案は、廃棄物その他の物の投棄による海洋汚染の防止に関する条約の実施に伴い、核原料物質または核燃料物質によって汚染されたも……
○国務大臣(長田裕二君) 私どもは、原子力の研究開発、大変大事なこの問題についての前提は、安全性につきましての国民の理解と信頼を受けること、それが一番大事だ、そのように考えております。
なお、いまの御指摘の問題は別ですが、今後の低レベルの廃棄処分の問題は、国の職員も、それからOECDの原子力関係の職員も、ともにその船に乗り込んでやるという構えでございますし、先ほどのお話のようなことは絶対に起こさない、そのような決意でもおりますし、そのような体制も整っている、そういうふうに考えております。
【次の発言】 ただいま、核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律及び放射性同位元素等による放射……
○国務大臣(長田裕二君) ただいま御決議のありました原子力船「むつ」の問題につきましては、遺憾ながらその開発は当初の予定より遅延しておりますが、先ごろ佐世保重工業株式会社との係船等に関する契約がなされ、改修工事契約の見通しも得られておりますので、御決議の趣旨に沿い、今後早急に所要の修理点検を実施するよう努める所存であります。 また修理終了後、実験船としてその最大限の活用を図ることとし、将来の原子力船の研究開発に「むつ」の成果を効果的に結びつけていくよう一層努力してまいる所存であります。
○国務大臣(長田裕二君) お答えいたします。 原子力発電の推進につきまして、その設計、建設、運転の面につきましての安全性を非常に極度に高めていくということの必要性と、それの対策につきまして、ただいま通産大臣の方からお答え申し上げたわけでございますが、私どもの方の立場から見ましてもそれがまず大前提だと。そうして原子力発電所の安全運転の実績をじみちに積み上げまして、国民に原子力発電の安全性をはだで感じていただくということが非常に大切だと思っております。 そしてまた、それに関します知識、情報を広く伝えまして、それにつきましての認識を深めていただくということが非常に大切な問題だと思いますし、政府と……
○国務大臣(長田裕二君) ただいま通産大臣がお答え申し上げたことにつきまして若干補足をいたします。 バイオマスは、御承知のように、再生可能な、ある意味では無限な資源ということで、エネルギー源としましても相当注目されております。おととしの八月決定いたしましたエネルギー研究開発基本計画におきましても注目すべきものとしての位置づけが与えられまして、以後、ただいま通産大臣申し上げました通産省関係、農林水産省関係、それから文部省関係、わが科学技術庁等におきましてもそれぞれ相当の予算をもって進めているところでございます。 さらにまた、五十五年度からは、科学技術庁の資源調査所におきまして日本のバイオマス……
○国務大臣(長田裕二君) 原子力の平和利用につきましては、ただいま通産大臣がお答えしたとおりでございまして、先ほどお話のございましたINFCEで日本の主張が実質的に通ったことも、日本の平和利用、核不拡散についての日本の基本的な姿勢というものが国際的にアメリカをも含めて相当理解されていると、そのように考えておりますし、今後もその方針を堅持してまいるつもりでございます。
【次の発言】 昨年のスリーマイル・アイランドの事故を契機といたしまして、従来の日本の災害対策基本法等の災害と防災対策、あれにさらに加えるべきもの等につきまして原子力安全委員会を中心として相当検討を進めまして、さらにまた、原子力発電……
○国務大臣(長田裕二君) そのような心組みで、これからその問題にも対処してまいりたいと思っております。
【次の発言】 先ほど担当局長がお答え申しましたように、ただいま科学技術庁としての取り組む姿勢は、学問的研究という立場から、原子力研究所あるいはそれ以前に民間への委託研究、そういう形で取り組んでおるわけでございます。新しい原子力の計画的な研究開発という面から、ただいま御提示になりました問題につきましても、今後の対処の仕方を十分御意向をも考慮しながらこれから取り進めてまいりたい、そのように考えます。
○国務大臣(長田裕二君) お答えいたします。
原子力基本法第二条は「原子力の研究、開発及び利用は、平和の目的に限り、安全の確保を旨として、民主的な運営の下に、自主的にこれを行うものとし、その成果を公開し、進んで国際協力に資するものとする。」、そういうふうにうたってあります。
【次の発言】 この法律では「研究、開発及び利用は、平和の目的に限り、安全の確保を旨として、」、そういうふうにうたってありまして、どういう手段で平和の目的を達し、あるいはどういう方法で安全の確保を旨とするかとかということにつきまして具体的にはうたってあるわけではありませんけれども、私どもは、研究開発、利用につきましてわが国……
○国務大臣(長田裕二君) お答えいたします。 御承知のように、わが国は従来は海外から技術を導入することで発達してまいりましたが、最近世界的に技術革新が停滞してまいりましたことも一つの理由でございますけれども、技術導入が以前よりも容易ではなくなってまいりまして、その条件なども大変厳しくなってきておりますし、そういうこともあわせ考えますと、自主技術を大いに推進していかなければならない、そういう必要が従来よりも切実になってまいりました。したがいまして、今後は未知の科学技術分野に積極的に挑戦をいたしまして、未来を創造するような先導的な革新的な技術開発を強力に進めなければならないというふうに思われるわ……
○国務大臣(長田裕二君) 昨年とことしと引き続き失敗いたしました実験用通信衛星は、一面、ロケットの開発という任務と、それから先生御承知のミリ波通信の実験という任務を帯びておりまして、ミリ波通信の実験のところまでいかずに二つとも失敗に終わったわけでございます。いま予定されております実用通信衛星あるいは実用放送衛星、実用放送衛星につきましては、その前の段階の実験用の放送衛星は現に飛んでいるわけでございますけれども、実用通信衛星につきましては、ミリ波の実験という問題がその前提になっているわけではございません。実用通信衛星の場合にはそれ以外の電波を使ってやるということでございまして、これはそれぞれのロ……
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