このページでは八代英太参議院議員の11期(1977/07/10〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は11期国会活動統計で確認できます。
○前島英三郎君 私は、参議院クラブを代表いたしまして、心身障害者の福祉問題を中心に、総理並びに関係大臣に質問をいたします。 私は、いま、この演壇に上がるために遠回りをいたしました。正面からの登壇を強く希望したのでありますが、残念ながら許されませんでした。それは、私が車いすに乗っているためではありますが、しかし、それだけではありません。昭和十一年に完成したこの国会議事堂の構造のためでもあります。大正七年、議事堂の設計に取りかかったとき、将来車いすで登壇する者があろうとはだれも予想しなかったでありましょう。当時としてはやむを得なかったかもしれませんが、しかし、この議事堂が健康で自由に歩ける人を標……
○前島英三郎君 よろしくお願いいたします。初めて質問させていただきますが、きょうは実は建設省の方と運輸省の方と警察関係の方においでいただきました。どうもお忙しいのに申しわけございません。私は、四十分の中で関連質問をいろんな形でやらせていただきますので、向こうへ飛んだり、こちらへ飛んだりということがあるかもしれませんが、私は立って御質問できませんので、ひとつ座ったままで結構ですから、お答えいただきたいと思います。 実はヨーロッパへ行ってきた方が、とにかくオランダからお帰りになった方が、オランダには実は造幣局の方とお会いしたけれども、世の中には目の見える人と見えない人しか住んでいないんだ、だから……
○委員以外の議員(前島英三郎君) きょうは委員長以下決算委員の皆様のお計らいによりまして発言の場を与えてくださいましたことに厚く御礼申し上げます。どうもありがとうございました。 私は時間がございませんので、二点だけ身障者の立場から御質問させていただきます。第一点は、国立療養所の問題、第二点は身障者のスポーツの問題でございます。 先ほど来、この委員会に出席させていただいておりますと、きょうはるる国立療養所の問題が出されておりますが、とにかく国立療養所、全国で百六十カ所、いやもっとありましょうか。この中は、病院と、かつての結核療養所がその施設という形に併用されておる関係で、非常に施設そのものが……
○前島英三郎君 まず、警察庁にお伺いいたしたいと思います。 身障者の駐車禁止除外車両、六月から全国統一化ということの方向で大変喜ばしいことでございますけれども、この全国統一化になったがために非常に都道府県単位の警察によりまして、枠が非常に厳しいという一つの問題が出てきたわけですね。交通事情が地域によって大変異なる点というのはわかるわけでありますけれども、たとえば一つの例を出しますと、北海道などでは、車いすの通勤をしている人たちには駐車禁止除外車両のステッカーを出さない。その理由は何だというと、通勤をして、朝九時から退社まで道路なんかに置かれたんじゃ困る。これは利用する方もまさかそんな節操のな……
○前島英三郎君 運輸省の方いらっしゃいますか。 一昨日の成田の事件に対しましてきょうはいろんな委員の皆さんから御質問があったわけでありますが、私はこの際、成田国際空港をもう本当にやはり世界の国際空港として、日本の表玄関としてふさわしいように、抜本的に見直す必要があるのじゃないかということをまず申し上げたいわけであります。と申しますのは、警察の警備の問題もさることながら、私は、先般この成田国際空港へ行ってまいりましたのですけれども、とにかく運輸省のいわゆる車いすに対する、ハンディキャップを持った人たちに対する配慮というようなものも、これはもう本当にむちゃくちゃな形で配慮という名のもとに、航空と……
○前島英三郎君 どうも大変遅くまでお疲れさまでございます。私も最後になりましたが、もう五時になろうとしておりますけれども、どうぞお許しいただきたいと存じます。 来年は統一地方選挙ということでございますが、いまのくしくも渡辺委員の発言で、政府のお答えの中に、根拠のない差別は不当の差別であるというふうなことで公平を期さなければならないということをお聞きしたわけでありますが、身障者の郵送による不在者投票というものが五十年から実施されているわけでございます。その不在者投票が実施されましてから大変多くの寝たきりの重度な方々も権利として選挙を行使しているという部分があって、これはもう当然のことのわけであ……
○前島英三郎君 いろいろ道交法の一部が改正されるということで審議が行われておりますが、私もこの改正案を拝見いたしました。そこからいろいろ関連質問を兼ねまして御意見をいただきたいと思いますけれども、まず身障者の保護に関して大変率直な保護規定が改正案の中に盛り込まれているようですけれども、車いすが通行している場合において、車両は通行を妨げないことというふうになっております。これはもちろん車いすのみならず、老人それから乳母車、こういうふうなものも当然含まれてしかるべきだと拡大解釈をしたいわけですが、特に道交法の中には、子供とか身障者の部分には触れられておりますが、非常にお年寄りのやはり車に巻き込まれ……
○前島英三郎君 では、引き続き消防庁関係の質問になろうかと思いますが、私は、これまで身体障害者など、特に肉体的、精神的ハンディキャップを持った人たちの公共物あるいは準公共建築物に対するいろいろなアクセスの問題を中心として、幾つか質問をしてきたところでございますが、消防庁の統計によりますと、五十二年に火災で死亡した人は千九百九人、これは前年に比べて一五・八%の増、戦後最高の数字と、こういうことでございます。中でも、死に至った経過を見ますと、逃げおくれが八百三十二人ということになるわけでございまして、大変レンジャー訓練などをやっている割りには非常に逃げおくれが多いという、まあそのこととは別だと思い……
○委員以外の議員(前島英三郎君) どうも委員外発言、お許しいただきましてありがとうございます。
まず大臣にお伺いしたいわけでありますが、来年度はいよいよ養護学校の義務化ということになるわけでありますけれども、重複、重度の子供たちに教育の場が与えられるという点は、面大変ありがたいことだというふうに思うわけであります。養護学校の義務化に関しましては、さきの国会でも、またこの文教委員会でも、大臣触れられておりましたけれども、特殊教育あるいは障害児教育につきまして、いま一たび基本姿勢というものを大臣からお伺いしたいと思います。
【次の発言】 いまのお言葉は、大臣初め文部行政に携わる人たちすべての共通……
○前島英三郎君 朝からの委員会でございまして、いつもしんがりはもう大方皆さん疲れ切ってしまうんですが、もうしばらくおつき合いをいただきたいと思います。 自治省は、各自治体の行政をやりやすくしてやる一つの役目というものもあろうかと思いますけれども、障害者の福祉でも自治体が率先して開始しまして、自治体から生まれた一つの福祉というものが、いま国の施策の中にも数多く取り入れられているところでございます。たとえば福祉の町づくりもその一つでございまして、仙台とかあるいは町田市あたりが率先して四十八年福祉都市宣言をして以来、厚生省がモデル都市事業を開始したのでございますけれども、その後、全国に広まったこう……
○前島英三郎君 お疲れのところ申しわけございません。もうしばらくごしんぼういただきたいと思います。 今日の地方財政の状況は、一方では税収入を確保し、また一方では住民の税負担を軽くしなければならないきわめて困難な時代を迎えているわけなんですけれども、いずれにしましても小手先の努力ではどうにもならない状況じゃないかというような気がするわけです。思い切った抜本的な対策を必要としていることはだれの目にも明らかだと思うのです。きょうもその辺につきましていろんな委員の方からの御質疑があったと思うのですけれども、東京都の財政危機にいたしましても、国の責任というのも大分大きいのではないかというような気がする……
○前島英三郎君 もうしばらくのごしんぼうを、よろしくお願いします。 交付税率は三二%のままなんですけれども、いまやこれが完全に破綻を来しているということはもうだれの目にも明らかなわけですけれども、実質四二%以上を確保しているんだということは何となくこううかがえるわけですが、臨時措置とか特別措置で切り抜けるやり方がずっと続いているわけですね。きょうも、抜本的に改革しなければならないとか積極的にとか、あるいは根本的にとかというような言葉は数限りなく聞かれるわけなんですけれども、本当にこの財政破綻に対して来年以降は自治省としてどういうお考えなのか、まずその辺から大臣に伺いたいと思っております。
○前島英三郎君 身障者の問題を幾つかお尋ねいたしますが、統一地方選挙が終わり、さらに十月の衆議院選挙が終わりまして、不在者投票及びハンディキャップを持っている人たちの郵送による投票の実績、おわかりになりましたらまず御答弁いただきたいと思います。
【次の発言】 まあそういうことで、だんだん郵便投票の不在者投票というのがふえているわけですけれども、相変わらず郵送料の負担というものが重度な人たちにとって、財政的にも非常に厳しい中で、二百五十円かかるなら投票したって仕方がないというような気持ちも多々あると思いますし、それに伴って、この委員会でも私再三この不在者投票の郵送のいわゆる公費負担、こういう問題……
○前島英三郎君 いろいろなもう御意見が出尽くしてしまいまして、長官の答弁も聞いておったのですが、最善の努力をしたいとこのアセスメント法案に対してのお言葉ですけれども、どうですか、私はイエスかノーで答えてもらいたいと思うのです。今国会に提出するかどうか、まずイエスかノーかでひとつ答えていただきたい。
【次の発言】 どうも、最大限の努力というものはどの辺まで期待できていいものか、非常に不安になるわけでありますけれども、長官はこの所信表明の中でも、「今後の環境行政を推進するに当たって何よりも基本としなければならないことは、環境汚染を未然に防止していくことであります。」と、こういうことを述べておられる……
○前島英三郎君 あとしばらくまたおつき合いいただきたいと思います。 現行の日本の交通安全対策は健康な人を中心に考えられてかつまた議論されているわけなのですが、本来は安全対策の基本には弱い立場の人たちをまず念頭に置くべきだというふうに私は思います。したがいまして、多くの障害者は交通安全の枠の外に置かれているのが実情なのですけれども、現在の交通環境の中に障害者が入っていくということはいわば命がけといっても言い過ぎではないと思えるわけなのです。 そこでいろいろな形の施策が打ち出されるわけですが、そこでまず真っ先に実は高速道路における停止表示器の取り扱いという問題が今度は三角板という形で実施されて……
○前島英三郎君 総合的リハビリテーション体制の確立に対しまして、いろいろ基本姿勢をお伺いしたいと思っております。 さきの本会議で総理並びに厚生大臣から、私の質問に対しまして、今後の福祉政策の基本的な考え方としてノーマライゼーションの考え方をとるとともに、また、国際障害者年に対して政府として積極的に取り組むという御答弁をいただいたわけなんですけれども、 それにまた、きのうは予算委員会におきまして、総理を本部長として国際障害者年推進本部を近く発足させたいと、その対策室もあわせて総理府内に設けて、関係十四省庁の事務次官、さらにまた、厚生大臣は副本部長というような仮称国際障害者年推進本部なるものが近……
○前島英三郎君 国際障害者年の政府の推進本部の設置がきょう閣議決定されたと伺いましたけれども、今度の国際障害者年のメーンテーマは完全な参加と平等という大変な重要な問題が掲げられております。この際、推進本部の副本部長となられる厚生大臣に、このテーマをどのように受けとめ、どのように推進しようとしているのか、まず御所見を伺いたいと思います。
【次の発言】 そういう意味では、大平総理が推進本部長ということも伺っているわけでありますが、実質は私は、厚生大臣が本部長と言っても過言ではないほど厚生省の責任というものは大きいと思いますので、完全な参加という点に踏まえていけば、もちろんいま大臣がおっしゃったよう……
○前島英三郎君 雇用促進法が昭和五十一年に改正されましてもう四年たとうとしているわけでありますけれども、しかしながら心身障害者の雇用という実効は依然上がっていないというのが現実だろうと思うんです。
国及び地方自治体の身体障害者雇用状況についてお伺いしたいと思うんですが、国、都道府県、市町村、それぞれにつきまして雇用率未達成の機関というのはどれくらいあるのかお伺いしたいと思います。
【次の発言】 都道府県の雇用率の中で、特に教育関係のところで達成率が悪いということをいまお伺いしたわけなんですが、この対策についてはどう考えておられますか。
○前島英三郎君 まず初めに、行政改革に対する厚生省の姿勢を伺いたいと思うわけでありますが、こどもの国協会の解散は行政改革本部からの一律割り当てに基づいて廃止を提案しているわけなんですが、行政改革のあり方から考えますと、私はこうした進め方に対しましては大きな危惧を抱かざるを得ないと思うんです。行政改革はむだと不公正をなくして国民のニーズによりよくこたえるのが本来の目的だと私は思います。厚生行政は、現在その行政水準を引き上げなければならない分野を大変多く抱えておると思いますし、また現場では、人手不足に悩む部署というのも大変多いだろうと思うんです。ただ人員削減とかあるいは予算の切り詰めとかというよう……
○前島英三郎君 労働安全衛生法の一部を改正する法律案、中小企業退職金共済法の一部を改正する法律案ともに異論はないところでございますが、これを機会にいろいろと勉強しておりますと、実際に労働災害の発生状況、その特色を見てみますと、死傷者の発生率は交通事故の六倍にも達しているということでございます。しかも中小企業や下請が発生率が高くて、また、在来型の災害が年々同じように繰り返されているわけなんですが、これは大変困った問題だろうと思うんです。このような傾向がなぜあらわれると労働省は考えておられるのか、まずその辺からお伺いしたいと思っております。
○前島英三郎君 朝十時からいろいろな問題が提起され審議が続いておりますけれども、一通り整理いたしますと、原爆被爆者対策は昭和三十二年にできた原爆医療法、昭和四十三年にできた被爆者特別措置法、これら原爆二法によって進められているわけなんですが、原爆二法では満足のいく対策がなされない、そこで被爆者の人々は国家が補償する責任のあることを明確にした被爆者援護法の制定を要求してきた、整理していきますとそういうことになってまいりまして、国会におきましても全野党が共同して援護法案を提案をしてきたということでございます。 こうした流れの中から昨年六月にいわゆる七人委員会――原爆被爆者対策基本問題懇談会、通称……
○前島英三郎君 座ったまま、申しわけありません、質問さしてもらいます。 オリンピック記念青少年総合センターの解散に関する法律案がいろいろ審議されておりまして、私の質問をもちまして後は採決ということになるようでございますが、まず文部大臣に伺いたいと思います。 国際障害者年に関する国連決議は、各国が進める国内活動の一つといたしまして「障害者の教育、労働、スポーツその他のレクリェーションへの十分な参加のため、建物構内への立ち入りを妨げないようにすることを含む、適切な条件整備を行うこと」を挙げております。これにつきまして文部大臣はどう思われるか、伺いたいと思います。
○前島英三郎君 電気・ガス料金、いろいろなものの引き上げによりまして、まさに物価日本は異常とも言える展開が続いているわけなんですけれども、そこで、まず厚生大臣に伺いたいと思うんですが、とにかくこのしわ寄せはまともに弱者の上に押し寄せてまいります。これは大変深刻な問題です。生活保護世帯、老人世帯、そして障害者世帯にとって家計へのしわ寄せはもう甚大なものなんでございますけれども、政府はこれに対してどのような対策を考えておられるのか伺いたいと思います。
【次の発言】 当面九月までということでございますけれども、まさにこれはいままでの物価上昇から見ますと、本当につけ焼き刃的な何かスズメの涙的な部分でし……
○前島英三郎君 開港があとわずかということですけれども、恐らく成田問題は開港後も引き続きいろいろな問題を含みながら、空港というものが国際的にも国内的にもいろいろな注目を浴びているわけですけれども、非常に運輸大臣のお顔の色も疲労こんぱいという形で何かやつれているというようなことが日を追って感じられまして、一つの国際空港が開港ということになりますと、その関係者の喜びはもとより、国民のやっぱり一人一人も祝福をしなければならないというように私は思うわけです。ましてや日本の空の玄関でもあるわけですから。それが国民だれ一人として喜びをあらわさないというふうなことにつけましても、大変問題があるわけで、私も実……
○前島英三郎君 九分でございますから、はしょって御質問させていただきますが、実は私は昭和三十八年、九年にかけましてさるテレビ局で専売公社のコマーシャルをやったことがあります。それまでたばこを吸わなかったのでありますが、コマーシャルをやる以上はどうしても吸ってもらわにゃ困るということで、それからたばこが病みつきになりまして、いま大変後悔をしているところであります。 たばこの値上げは消費者物価に与える影響も無視できませんし、公共料金の値上げにもなるわけでありますが、同時に、たばこの公害というべきものを減ずる意味で、あるいはまた国家財政に寄与する部分の大きさから考えて、私は一定の値上げもやむを得な……
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