沓脱タケ子 参議院議員
12期国会発言一覧

沓脱タケ子[参]在籍期 : 9期-10期-11期-|12期|-14期-15期
沓脱タケ子[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは沓脱タケ子参議院議員の12期(1980/06/22〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は12期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(参議院12期)

沓脱タケ子[参]本会議発言(全期間)
9期-10期-11期-|12期|-14期-15期
第93回国会(1980/09/29〜1980/11/29)

第93回国会 参議院本会議 第8号(1980/11/12、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 私は、日本共産党を代表いたしまして、健康保険法等一部改正案について総理並びに関係大臣に質問を行います。  まず、総理は、本改正案の基本的な性格をどのように把握されているのか、御見解をお聞きしたいと思います。  本改正案は、家族給付を入院に限り一割改善するなど一部改善はありますが、反面、初診時一部負担を八百円に、入院時一日五百円と、患者負担を増大させるのみか、保険料を大幅にいつでも引き上げることに道を開いております。この保険料引き上げが健康保険の累積赤字を六年間で解消する分にまで拡大されたことは、きわめて大きな問題でございます。  さらに重大なことは、患者、労働者の負担をふやしな……


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第94回国会(1980/12/22〜1981/06/06)

第94回国会 参議院本会議 第11号(1981/04/02、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 私は、日本共産党を代表して、昭和五十六年度予算三案に反対の討論を行います。  わが党の宮本委員長は、昨年十二月の党首会談におきまして、鈴木総理に対し、五十六年度予算編成方針について、国民生活防衛と財政再建を両立させて進めるとともに、平和と民主主義の政策に役立つ予算にすることを申し入れいたしました。  さらに二月には、歳入歳出の合計三兆一千九百億円の組み替え要求を提示いたしてまいりました。すなわち、軍事費の七千億円削減及び不公平税制の是正などにより確保した財源を、四人世帯で三万円の所得減税や福祉、教育など国民生活防衛に回すことを要求してきたのであります。国民のための政治を行う立場……


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第96回国会(1981/12/21〜1982/08/21)

第96回国会 参議院本会議 第11号(1982/04/05、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 私は、日本共産党を代表して、昭和五十七年度予算三案に対し、反対の討論を行います。  わが党の宮本委員長は、昨年十二月の党首会談で鈴木総理に対し、五十七年度予算編成に当たっては、軍事費を削減し、国民生活防衛に役立つ予算にすることを申し入れました。すなわち、軍事費一兆円以上の削減、大企業、大資産家優遇の不公平税制の抜本的是正と、大企業助成にメスを入れ、一兆円減税を初め国民生活防衛対策を最大限に実行して、不況の打開と真の財政再建への道を開くことを提案いたしました。しかるに、政府・自民党は、わが党のこの提案を全面的に拒否したばかりか、提出された予算案は、軍事費異常突出に示された大軍拡予……

沓脱タケ子[参]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(参議院12期)

沓脱タケ子[参]委員会統計発言一覧(全期間)
9期-10期-11期-|12期|-14期-15期
第93回国会(1980/09/29〜1980/11/29)

第93回国会 決算委員会 第閉会後2号(1980/12/18、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、今回検査院報告によって明らかになりました電電公社の不正経理問題についてお尋ねをいたします。もう各党各派からすでに質問が行われておりますし、私の持ち時間きわめて短うございますので、端的にお聞きをしていきたいと思います。  この問題はすでにわが党の東中議員が、昨年の二月に衆議院予算委員会の分科会で指摘をし、私が昨年十一月の十五日の本決算委員会でお尋ねをしたところでございます。その中で私は、そのときに東中議員から指摘を受けて、検査院が会計検査を行ったけれども、そのときに電電公社に巧みにだまされたというか、巧みにすり抜けられていたこと、それからカラ会議の実態、そういったものを……

第93回国会 決算委員会 第4号(1980/11/07、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、限られた時間でございますので、端的にお伺いをしていきたいと思います。  環境庁決算に関連をして、公害防止事業団についてお尋ねをしたいんです。  具体的には、事業団法第六条にある工場移転用地の造成・譲渡事業のうち、東大阪市内で事業団が約二十億六千万円をかけて第一次、第二次に造成をして譲渡をしたというこの東大阪市作業工具工業団地、この譲渡及び運営、管理の問題についてお聞きをいたしたいと思います。  公害防止事業団法の第一条によりますと、事業団の目的は「公害の防止に必要な業務を行ない、もって生活環境の維持改善及び産業の健全な発展に資すること」ということが明記されています。東……

第93回国会 公害及び交通安全対策特別委員会 第2号(1980/10/29、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、鯨岡長官に初めての御質疑なのでいろいろなことを考えてきたんですが、大変限られた時間になっておりますので、きょうは公害健康被害補償法の運用に限ってお伺いしたいと思います。  御承知のように、高度成長以来、相当長期にわたってたれ流された有毒ガスとも思えるような大気汚染で長い間苦しんでまいりました公害患者が、やっと一九七三年に法制定がなされ、翌年の九月から施行されて救済をされることになりました。今日、全国では認定患者が七万七千を超すという段階になっておりますし、その中で亡くなられた方がすでに二千百人を超しておるという状況でございます。ところがこの数年来、政府といたしましても……

第93回国会 公害及び交通安全対策特別委員会 第3号(1980/11/12、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、限られた時間でございますが、海上コンテナ輸送についてお伺いをしたいと思います。  海上コンテナ運送事業でコンテナを輸送するトラックの中に、車両制限令やあるいは道路運送車両法などに違反するものが非常にたくさんある、こういう実態を運輸省並びに関係官庁はつかんでおられますか。  時間を節約する意味もありますからまとめてお伺いをしたいと思うのですが、この違法車両というのが横行している実態を実は写真に撮ってあるわけです。――恐れ入りますがあちらへ写真を見せていただきたいと思うのですけれども。この写真はいずれも神戸、大阪の両方の港から、海上コンテナ輸送をする業者のトラックを撮影し……

第93回国会 社会労働委員会 第1号(1980/10/21、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 限られた時間でございますので、前置きなしに端的にお伺いをしていきたいと思います。  同僚委員からもすでにお話がございましたが、スモンの問題でございます。スモンが世界に類例を見ない薬害であり、患者さんばかりではなくて家族にも肉体的、精神的、経済的に与えた長期にわたる打撃というのはきわめて大きいのは、もう周知のことでございます。チバ、武田、田辺の製薬三社がいまだに投薬証明のない患者さんの救済――救済とも言えないですよね、最低の義務すら拒否しておるということについては、私も本当に腹の底から怒りを感じるようなことでございます。こういう態度というのは、少なくとも加害者のとるべき態度だと思……

第93回国会 社会労働委員会 第2号(1980/10/23、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、限られた時間でございますので、具体問題から入らしていただきたいと思います。  葦原運輸機工の労働者に対する不法行為問題についてお伺いをしたいわけでございます。  昭和五十三年十一月の十五日の朝日新聞にこういう記事が出ています。「最高裁判決 知らん顔悪質会社を告発」ということで、大阪地労委で不当労働行為を続けている悪質会社を告発したという記事でございます。ちょっと読んでみますと、  不当労働行為の是正命令を無視し、最高裁でも敗訴したのに判決に従おうとしない、として大阪地労委は十四日、大阪市浪速区芦原二丁目、葦原運輸機工会社の労組法違反の内容を大阪地検に通知した。この通知……

第93回国会 社会労働委員会 第3号(1980/10/28、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 一九八〇年代の日本というのは、六十歳以上の老人が二千万近くになるという予想がなされておりますように、かつて経験をしたことのない多くの困難を抱えた高齢化社会の時代を迎えようとしているのは御承知のとおりでございます。それだけにまた、政府及び政治の責任というのはきわめて重大であろうと思うわけでございます。老後保障の根本的な確立を行うためには医療、年金、社会福祉、住宅、仕事などの分野、これが総合的な計画というのが何よりも必要とされているわけでございます。  で、全体的にお伺いをするという時間的な余裕がありませんので、大臣にまず最初に、いまも御見解が出ていたようでございますけれども、厚生……

第93回国会 社会労働委員会 第5号(1980/11/06、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、最初に労働大臣に対しまして、労災保険法に関する基本的なお考えをお尋ねしたいと思います。  ここに全国脊髄損傷者連合会の要望書があるわけでございます。これによりますと、これを拝見して私も非常に胸を打たれるわけですが、この脊損患者の連合会の御要望には「私たちは企業に生命や健康を売ったわけではなく、労働力だけを売ったのである。だから、企業は労働力の使用過程において、私たちの生命や健康を損わないように保護すべき安全保護義務があると思う。」「だが、企業はこの安全保護義務を怠たったために私たちのような労災の脊髄損傷者が続発して、生命を極度に毀損させられたことになった。」「私たちの……

第93回国会 社会労働委員会 第6号(1980/11/13、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 国際障害者年を迎えるに当たりまして、障害者の全面参加と平等を進めていくためには各分野での対策の充実というのが急がれておるわけでございます。  そういう点で、障害者対策を進めるという立場から言いまして、障害者の範囲というのがやはり一番大きな問題になろうかと思うわけでございます。先ほども御指摘がございましたけれども、障害者統計というのは国際的な基準が定まっていないんですね。国際比較をするのが大変むずかしいわけでございますけれども、国際的な比較が、同じレベルでの比較になるかどうかわからないという点でむずかしいわけでございますが、しかし、西欧諸国と比べますとわが国の障害者の出現率という……

第93回国会 社会労働委員会 第8号(1980/11/20、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、お許しをいただきまして、ただいま上程をされております健康保険法等の一部を改正する法律案について質疑を行いたいと思います。  本来は、本日は労働日でございますので私は同意しかねたのですけれども、委員会運営の運びで本日質疑をすることになりましたので、質問をさせていただきたいと思います。  最初に、政管健保の構造的な問題をまずお聞きをしたいと思っています。組合健保と政管健保との比較ということで見てまいりますと、いわゆる政管健保というのが非常に構造的な脆弱さを持っているというのは明らかにされてきておるところでございます。保険料収入を見てみましても、たとえばこれは厚生省からいた……

第93回国会 社会労働委員会 第9号(1980/11/25、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは大変限られた時間でございますので、簡潔な御答弁をお願いをいたしたいと思います。  初めに、本改正案の内容の一つであります船員保険法についてちょっとお伺いをしておきたいと思います。  従来は船員保険法には入院時の一部負担というのがございませんでしたけれども、今度の改正案では五百円が新設されることになっておるようでございます。これはそうなんですね。  それからもう一つは、保険料率も船員保険では現行が千分の六十二でございますけれども、これも上限千分の九十一に変更されるわけですね。
【次の発言】 そうしますと、船員保険というのに、従来入院料の一部負担金というのがついてなかった理……

第93回国会 社会労働委員会 第10号(1980/11/27、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 私は、日本共産党を代表して、健康保険法等改正案に反対の討論を行います。  私が反対する第一の理由は、本改正案が患者及び勤労者に大幅な負担増を押しつけ、赤字解消の財政対策でしかないからであります。  本案は、分娩費など現金給付の改善をも含めた給付改善分はわずか百九十七億にすぎないのに対し、保険料は現行千分の八十を上限千分の九十一、当面千分の八十五に引き上げるというもので、これによる国民の負担増は千四百五十億円、実に給付改善分の七・四倍もの負担増であります。  また、初診時一部負担金六百円から八百円への引き上げは受診抑制につながり、特に低所得者から医療の基本である初期診療の機会を奪……

第93回国会 予算委員会 第2号(1980/10/14、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 憲法の基本的人権を守るということをおっしゃいましたので、基本的人権に関連をいたしまして一つの具体例で御質問を申し上げたいと思います。それはわが党幹部宅に対する電話の盗聴事件についてであります。  去る六月三十日、東京都国立市東三丁目の戎谷党副委員長宅と東京都小平市小川東町高原常任幹部会委員宅の二カ所で電話の盗聴事件が発見されました。簡単に現物をお示しをいたしますが、これは電話の加入者の保安器でございます。電話を引いておられるお宅にはどこにもこれがついてあります。この保安器のケースを外しますと、この中に二本のヒューズがあって、その二本のヒューズの片方に盗聴用の超短波無線発信器が装……


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第94回国会(1980/12/22〜1981/06/06)

第94回国会 運輸委員会 第3号(1981/04/07、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 大臣所信について御質問申し上げたいと思います。  大臣の所信では、空港に関しましては将来の航空輸送需要に適切な対応ができるように、長期的観点に立って航空輸送網の整備を進める必要があるとして、関西国際空港の建設などを早期着工を自指して格段の努力を払う所存であるとお述べになっておられます。関西国際空港は、現時点におきましては、前回にも予算委員会でお伺いをいたしましたが、政府部内の見解が統一しないままで五十六年度も引き続き泉州沖関連の調査費が計上されて、継続をされることになっております。これまでに関西国際空港関係で使われてまいりました調査費を見てまいりますと、これは四十九年の航空審答……

第94回国会 決算委員会 第8号(1981/05/11、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、大変限られた時間でございますので、端的にお伺いをしていきたいと思います。  昭和五十年度から昭和五十五年度までに、総額約八十六億円、そして五十六年度には二十四億五千万という、合計百億に上る巨額の調査費をつぎ込んでまいりました巨大プロジェクトの関西国際空港問題についてお聞きをしたいと思うわけでございます。  関西国際空港問題というのは、去る四月二十七日に運輸大臣が空港計画案、それから環境影響評価案、それから空港立地に伴う地域整備の考え方という三点の要約版を大阪府、兵庫県、和歌山県などの三府県に持参をして意見交換をなさいました。そういう点で新たな局面を迎えていると思うわけ……

第94回国会 公害及び交通安全対策特別委員会 第3号(1981/03/18、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、環境庁長官の所信に対して質問をしたいと思います。  所信表明の第四の項には、「公害健康被害者対策の充実であります。」ということが述べられております。「公害による健康被害に苦しんでおられる方々に対しては、その迅速かつ、公正な保護に万全を期することが、環境行政の重大な責務であります。今後とも、公害健康被害補償制度の円滑な実施を図るとともに、認定業務の促進など水俣病対策の推進に全力を挙げてまいる所存であります。」、こういうふうにお述べになっておられるわけでございます。  ところが一方、こういうことが起こっております。たとえば財界の総本山であります経団連の環境安全委員会がセン……

第94回国会 公害及び交通安全対策特別委員会 第4号(1981/03/25、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 初めにお聞きをいたしたいのは、社団法人全国交通安全母の会連合会という会がございますが、これはどういう団体でどのくらいの方々で組織をしておられるのか、ちょっとお伺いをしたいと思います。
【次の発言】 この会は、いまお話を聞いたら、四十九年ごろからできたわけですが、永野重雄さんが名誉会長になってでき上がったと。中心は交通事故が非常に多くなっているので、子供やお年寄りの交通事故を守っていくために、全国のお母さんたちがボランティアとして、善意でもって地域的な活動を広げていくというために進めておられる団体でございますね。会員の総数と会費などはどうなっているか、ちょっと最初に聞いておきたい……

第94回国会 公害及び交通安全対策特別委員会 第5号(1981/04/15、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、大変限られた時間でございますので、関西国際空港計画の環境問題についてお伺いをしたいと思っております。  運輸省は近く関西国際空港の基本計画、それから環境アセスメント、それから周辺整備大綱のいわゆる三点セット、これをそろえて運輸省案として地元と予備協議をやろうとしておいでのようでございます。そこで事前に関係官庁、関係省庁との間での御協議があろうと思うのですが、環境庁は現段階で環境アセスメントについての御相談をお受けになっておいででございますか。
【次の発言】 相談を受けておられないようですが、運輸省おいでですね。運輸省では三点セットはお取りまとめを終わられましたか。

第94回国会 公害及び交通安全対策特別委員会 第6号(1981/04/17、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、海上輸送の安全対策に関連をいたしまして、港湾のはしけ運送についてお伺いをしたいと思います。  時間が限られておりますので、基本計画についてお伺いをすることができないのが残念だと思っておりますが、実は昨年の十一月の十二日の本委員会で、港湾のはしけ運送事業の問題を取り上げました。その際、運輸大臣に下請業者の実態調査をなさるということをお約束をいただいたわけでございますが、調査報告は大体いつごろ報告される御予定でございますか。
【次の発言】 ちょっと調査が出ておりませんので残念なのですが、重ねて具体的な事例がたくさん出てまいっておりますのでお伺いをしたいと思っております。 ……

第94回国会 公害及び交通安全対策特別委員会 第8号(1981/05/27、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それではお伺いをしますが、自動車事故対策センター法案に関するお尋ねでございますが、今回の改正案というのは、自動車事故対策センターが事業主体になって、自賠責の再保険特会の運用益の一部を充当して交通事故による重度後遺症障害、いわゆる植物人間と言われるような重度の意識障害専用の治療及び療護施設を建設するというわけでありますが、これまでのところ、交通事故の被害者に対しましては、自賠責の保険からは補償金が一時金として支払われた後は、交通遺児に対する育英資金への貸し付け、それから五十四年の八月から始められた介護料の支給、これぐらいですね、主なことは。生活費の貸し付けなどもありますけれども。……

第94回国会 公害及び交通安全対策特別委員会 第9号(1981/06/03、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 環境白書では、生産、流通、消費の動脈流の部分にのみ力が注がれ、そこから排出される、廃棄されるものを処理する静脈流の部分が一体として管理されてこなかった、この誤りをこれ以上放置してはならないという部分がありますが、そういうふうな評価をされておるわけですが、しかしこの数年来、特にこの一年見ておりましても、環境行政の後退ないしは停滞というのはきわめて顕著でございます。こういう中では、きょうもずっと長官の御決意や熱意を伺っておりますけれども、これはやはり今日の状況では大変空疎に聞こえる。それで、むしろ森下議員のように、環境庁スクラップだという意見の方が真迫力が出てくるというふうな状態と……

第94回国会 社会労働委員会 第3号(1981/03/17、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは大臣の所信に対する質疑を、ごく若干の時間でございますが、お伺いをしたいと思っております。  財政再建で福祉見直し論が大変強くなっておりますが、一方ではばらまき福祉論とも言われているわけです。しかし、国民にとりましては本当に福祉をばらまかれているのかなと感じているのが実態でございます。五十六年度予算で見ますと、これは所信にもこういうふうに書かれているんですがね。「五十六年度政府予算案の編成に当たりましては、」というところでは、特に「恵まれない人々の生活の安定と福祉の充実に社会的公正の確保の見地から特に重点的に配慮するとともに、」云々で、「最善の努力をいたしたところでありま……

第94回国会 社会労働委員会 第6号(1981/04/09、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、限られた時間でございますので二点ほどにわたってお伺いをしたいと思っております。  これ、鈴木総理も今国会の冒頭、所信表明でもゆとりある生活の大切さということを強調されました。ところが、労働の分野で見ますと、これは昨年からの景気のかげりで雇用情勢というのは大変暗くなってきているのは、同僚委員からの御質問の中でも出ておるとおりでございます。二月には百三十五万人の完全失業者が出た、前年同月比で二十四万ふえたというのは、やはり相当な危険な情勢に来ていると思うわけでございます。そういう中で、本当に今日の雇用情勢の中での問題点を幾つか実はお伺いをしたいと思っていたわけですけれども……

第94回国会 社会労働委員会 第8号(1981/04/16、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、きょうは労働時間に関連をいたしまして、幾つかの質疑を申し上げたいと思っております。  まず、ゆとりのある生活のために、また雇用対策上も労働時間の短縮というのはきわめて必要なことだと思いますし、また有効でもあります。ところが、残念ながらわが国の長時間労働というのは有名でございまして、午前の質疑の中でも数字等が言われましたが、国際比較を見ましても明らかに西ドイツの労働者の実に三カ月分よけいに働いていると、こういうことでございます。  それで、これにつきまして労働大臣が過日の衆議院の予算委員会でわが党の不破書記局長にお答えになって、日本人というのは働く習慣があってというふう……

第94回国会 社会労働委員会 第9号(1981/04/21、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、最初にスモンについてお聞きをしておきたいと思います。  最初に確認をしておきたいんですが、昭和五十四年の九月の十五日にスモン患者、それから厚生大臣、製薬三社の間で確認書が調印をされて、スモン問題解決へ大きく動き出したのでありました。本年三月末現在、四千六百十九人が和解をしております。確認書では、投薬証明のない患者も当然のこととして差別しない、平等に取り扱われるとされております。その後歴代の厚生大臣はこのお立場で繰り返し表明をされておりますし、園田厚生大臣が大変御努力をされていることはよく存じ上げておるわけですけれども、念のためにお聞きをしておきたいと思いますが、平等な……

第94回国会 社会労働委員会 第10号(1981/04/23、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは最初に、中小下請労働者の安全確保という点で見過ごすことができないと思いますので、日本原子力発電の敦賀原発の事故について、ちょっとお聞きをしておきたいと思います。  敦賀原発の安全対策が、特に下請労働者にきわめてずさんな点については、私は昭和四十九年の予算委員会でも質問の中で指摘をしてきたところでございます。  今度の事故の状況を見てまいりますと、その当時と比べて改善をされているというふうになかなか思えない。五十六人も被曝するという異常な事態が隠されていたなどというのは、一口で言えば、そういった核に対する非常にずさんなやり方という結果が、今日の状態を招いたのではないかと思……

第94回国会 社会労働委員会 第11号(1981/05/12、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、国民年金法の質疑に入ります。  今日わが国では、高齢化社会が急速に近づいております。豊かな老後の保障というのは政治の大きな責任があると思うわけでございます。老後保障の確立というのは、当然のことといたしまして国民共同の事業でもありますし、したがって当然国民の理解と協力、合意なしにはやれないものだと思うのでございます。政府の責任がまた非常に大きいのも当然でございます。総合的な老後保障という点で考えますと、医療や年金、社会福祉、住宅、それから仕事、こういう総合的な老後対策の早期の確立というのが、今日わが国では非常に大事な要求になり、また政府の大きな責務にもなっていると思うの……

第94回国会 社会労働委員会 第12号(1981/05/14、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、きょうは日本航空の労基法や労働安全衛生法違反の問題。またスチュワーデスに非常に腰痛が多発しているという問題。こういった問題についてお伺いをしたいと思います。  周知のとおり、日航は日本航空株式会社法によって政府が出資をしている会社でございます。当然政府の監督下にある会社でございますから、法違反などがあってはならないわけでございます。ところが、労働行政の面で見てまいりますと、労基法、労安法の初歩的な違反を行っているということが明らかになっています。  労基法第三十二条は、一日八時間労働制の原則を定め、原則どおりにできない場合は就業規則でその旨を定めることになっております……

第94回国会 社会労働委員会 第13号(1981/05/26、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、最初に原子爆弾被爆者に対する特別措置に関する法律の一部を改正する法律案についてお伺いをしたいと思います。  ちょうど原爆被爆者対策を論議する折に、これはいま政局の焦点とも言われております核持ち込みが大問題になっております。大臣も先ほどからの御答弁の中でお触れになっておられますように、被爆者というのは戦後三十六年、本当に核兵器の廃絶と二度と再び被曝者をつくらない、そのことを折りに近い気持ちを持って運動を進めてきておられるわけでございますから、今回のライシャワー元駐日大使あるいはジョンソン元国務次官等の米国内の元高官の口から、核兵器が日本に寄港ないしは通過をしていたんだと……

第94回国会 予算委員会 第3号(1981/02/13、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 私は、日本共産党を代表して、昭和五十五年度補正予算三案に対し反対の討論を行います。  反対の第一の理由は、本案が冷害対策、公務員給与改善など義務的なもの、また被害の大きさに比べれば余りにも少ない豪雪対策費のほかは、国民生活防衛のための具体的対策を何ら盛り込んでいないことであります。  消費者物価の急騰は国民生活を大きく脅かしています。昨年勤労者の実質収入は戦後初めて前年を下回りました。農家も二年連続農業収入を低下させられ、その上に冷害の苦しみに遭っております。中小企業の倒産は、この一月ついに史上最悪を記録いたしました。  国民生活の防衛に全力を尽くすことはいま急務の課題であり、……

第94回国会 予算委員会 第5号(1981/03/10、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 私は、日本共産党を代表いたしまして質問を行います。  まず最初に、政治倫理の問題について鈴木総理の認識についてお伺いをしたいわけでございます。  例のロッキードの刑事被告人田中角榮氏の復権の現象というのは、最近日に余るものがございます。一般の国民が非常に一様に本当に異様だと感じているわけでございます。と言いますのは、公判廷で被告人尋問を拒否しながら、最近では盛んに雑誌のインタビューだとか、テレビへ出るとか、どんどん登場しているわけでございます。総理は、この、ことし発表されております文芸春秋の二月号、田中氏のインタビューをごらんになりましたか。

第94回国会 予算委員会 第9号(1981/03/14、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 関連。
【次の発言】 去る十日、十一日と続けて、ベビーホテルでのかわいい子供たちのいたいけな死亡事故が起こりました。こういうことは行政の立ちおくれが重大な社会問題を提起している証拠であります。したがって、次の時代を担う子供の安全、健全な育成というのは国政の中の重要な一つの柱だと思うわけでございます。  そこで、総務長官、ちょっとお伺いしたいんですが、二月の十七日に、婦人問題企画推進会議の「国連婦人の十年後半期に向けて」という意見書が提出をされております。この意見書では学童保育の問題について、保育の充実という項目のところで学童保育についてどういうふうに言っておるか。またその方向は……

第94回国会 予算委員会 第20号(1981/04/02、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 私は、日本共産党を代表して、昭和五十六年度予算三案に反対の討論を行います。  わが党は、昨年十二月の党首会談におきまして、五十六年度予算編成方針に関して鈴木総理に申し入れを行いました。すなわち、国民生活防衛と財政再建を両立させて進めるとともに、平和と民主主義の政策に役立つ予算にすることを目指し、次の点を貫くべきであるとして、一、軍事費の大幅削減。二、歳出歳入にわたる大企業本位の高度成長型行財政を国民生活優先への転換。三、民主的な行政改革の推進などを提起いたしてまいりました。しかるに、政府二自民党はこのわが党の提案を全面的に拒否したばかりか、財政再建を口実に、これまでの大企業奉仕……


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第95回国会(1981/09/24〜1981/11/28)

第95回国会 公害及び交通安全対策特別委員会 第2号(1981/11/13、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは環境庁にお伺いをいたします。  環境行政に対しましては、数年来加害者である大企業あるいは経団連などからたび重なるプレッシャーがかかり続けてきたわけでございます。そういう中でいわゆる臨調路線というのが出てまいりまして、この臨調路線が環境行政に対してどういう影響を及ぼすかということはきわめて重大でございます。  きょうは、限られた時間でございますから、その問題についてるる論議はできないわけでございますけれども、たとえばことしの四月の二十日に、これは経団連の幹部と臨調委員であります宮崎、瀬島両氏との懇談会において経団連はこう言っているんですね。「民間の活力を阻害しているものと……

第95回国会 社会労働委員会 第2号(1981/10/22、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、けさほど北炭夕張新鉱の災害についての報告を承りました。北炭の災害で被災をされた方々並びに御家族の皆さん方に対しましては、本当に心から哀悼の意を表したいと思っております。  九十二人に上る死者、行方不明者を出したというまさに大惨事でございます。北炭の安全対策等につきましては、当委員会でもわが党議員団がたびたび指摘をしてきたところでございます。報道によりますと、会社側は注水をするということを決めたようでございますけれども、注水を実施するということになりますと、九十三人の死亡者を出すということになるわけでございます。私も、同僚委員の皆様方が御指摘になっておられるいわゆる保安……

第95回国会 社会労働委員会 第3号(1981/10/27、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、きょうは診療報酬の改定問題についてお伺いをしたいと思います。  ことしの六月一日に診療報酬の改定が行われました。ところが、その後今日まで全国的に各地区医師会、あるいは病院の団体では日本病院会、全国公私病院連盟、あるいは保険医団体、また医師会では大阪府医師会、それから山口県医師会、東京都医師会等が、今度は直ちに点数の再改定を要求する運動、緊急集会、決議、署名あるいは請願、陳情というのが繰り返し行われているようでございますけれども、大臣はこれを御承知ですか。
【次の発言】 そこで、なぜこういう異例のことが起こってきているかということでございます。厚生省が六月の改定時の発表……

第95回国会 逓信委員会 第4号(1981/11/26、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、簡単に二点ほど問題をお聞きしたいと思います。  最初に、お聞きをしたいと思っておりますのは、NHKで働く職員の健康問題についてお尋ねをしたいと思います。最近五年間を見てみますと、亡くなられた職員の数の経過を見ますと、五十五年、昨年は格段に多くなって、三十四人の方が亡くなっておられます。いただいた資料を拝見いたしましても、この五年間ずっと見ますと、五十一年が二十四名亡くなって、五十二年が十四名、五十三年が三十一名、五十四年が二十四名、五十五年が三十四名と格段にふえているわけでございます。NHKはこういう状態をどのようにお考えになっておられるか、最初にちょっとお聞きをして……

第95回国会 予算委員会 第1号(1981/10/05、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 わが党に対するこの盗聴事件というのは、二度にわたる宮本委員長宅に対する電話盗聴事件、それから日本共産党の第十回党大会で会場に盗聴器が設置された事件、北海道、奈良、愛媛、愛知、群馬、島根、山口等の各県委員会に対する盗聴事件、それから中央の党幹部宅の電話盗聴事件、その他会場、それから一般党員宅に対する盗聴など、発見したものだけでも枚挙にいとまがないくらいでございます。このような、合法政党である日本共産党に対する一連の盗聴事件、これはまさに市民的自由に対する重大な侵害であるばかりでなく、民主主義の根幹を揺るがすゆゆしい問題だと思うわけでございます。  そこで、まず法務大臣にお伺いをし……


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第96回国会(1981/12/21〜1982/08/21)

第96回国会 公害及び交通安全対策特別委員会 第3号(1982/04/02、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは御質問を申し上げます。  湖沼法案についての問題湖沼法を早期制定をしていただきたいという点で質問をしたいと思っております。時間が限られておりますので端的に聞いていきたいんですが、いただいた資料や出されている資料等によりましてお聞きをしたらいいんですが、私の方が申し上げていきますので違っておったら違うと言ってくださいね。  最近、湖沼の水質汚濁や周囲の自然環境の破壊というのはきわめて深刻になっております。大都市の住民の水がめであります重要湖沼の富栄養化が大変進行して、淡水赤潮とかアオコなどの頻発、上水道のろ過障害、異臭味、マンガン赤水障害、飲み水に大変な障害をもたらしてい……

第96回国会 公害及び交通安全対策特別委員会 第4号(1982/04/07、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、大臣所信の環境影響評価制度の早期制定問題に関連をして御質問を申し上げたいと思います。  本題に入る前に、いま志布志計画についての大変熱烈な賛成演説を伺いましたので、一言申し上げておきたいと思っているわけでございます。  私、きょうこれを御質問申し上げる予定でなかったのですが、私ども考えますのに、石油基地の問題と言えばすぐ思い出しますことは数年前のあの三菱の水島石油コンビナートの大事故、ああいう問題というのは二度と起こしてはならないということを痛切に感じておるわけでございます。同時に自然景観の保全ということがいかに大事かという問題でございますけれども、これは一たん破壊を……

第96回国会 公害及び交通安全対策特別委員会 第5号(1982/04/09、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、日航事故についての事故対策についてお伺いをいたしたいと思います。  二月九日に羽田沖で事故が起こりまして、二十四名の亡くなられた方、多くの負傷者という大事故を起こしましてちょうど丸二カ月でございます。こういう事故は二度と起こさないという安全対策、この保証が何よりも大事でございますし、そのことが亡くなられた方々に対する唯一のはなむけであろうと思うわけでございます。同時に全国民的な要求でもあるわけでございます。いろいろとお聞きをしたいことがたくさんあるわけですけれども、限られた時間でお聞きできる範囲で聞いていきたいと思っています。  まず日航社長にお伺いをしたいのですが、……

第96回国会 公害及び交通安全対策特別委員会 第6号(1982/05/12、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 六人の参考人の先生、どうも御苦労さまでございます。大変限られた時間でございますので、二、三点お聞きをしたいと思います。  最初に須藤先生にお伺いをしたいのですけれども、湖沼の汚濁対策を立てていく上で、汚濁の実態を明らかにするということが前提だと思うわけでございます。先生の著書によりますと富栄養化等の汚濁が実証的に解明をされておられるように思うわけでございます。そこで、その汚濁の実態のうち、先ほども御説明がございましたけれども、補足するべきものがあればひとつお聞かせを賜りたいと思います。  それからもう一つは、現在の湖沼の汚濁というのは、いろいろな現行の法制度が存在し機能している……

第96回国会 公害及び交通安全対策特別委員会 第9号(1982/08/04、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、最初にNO2の生体影響と環境基準の立場でお伺いをしたいと思います。  昨年の六月三日の本委員会でも、現行のNO2の環境基準、日平均値〇・〇四ないし〇・〇六PPmというのは、これはかつてのいきさつから見まして不当に緩和をされたものであるというふうに考えておりますので、もとの環境基準の〇・〇二PPmに戻すべきであるということの御要請を申し上げました。その際に、国立公害研究所の二酸化窒素の低濃度長期暴露実験に関する昭和五十四年度の特別研究報告を引用いたしました。この時点では、いまの環境基準の下限値であります〇・〇四PPmでも九カ月、それから十八カ月、あるいは二十七カ月の暴露……

第96回国会 社会労働委員会 第3号(1982/03/30、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 昨日三回目のカネミ油症事件の判決がございました。事件が発生してから十四年を経過をするという状況であり、しかも事柄の性格上、家族全体に被害が及ぶ、あるいは三世代にわたっての被害者になっておるという大変な状況の中で、的確な治療方法も明らかにされないという、まさに私どもにとっては胸の痛い問題でございます。最初に一、二点お聞かせをいただきたいと思っております。  カネミ油症被害者が全体で一万四千人以上というふうに言われておりますが、昨日の福団地裁の小倉支部での判決書を読ましていただきますと、その判決理由で鐘化の責任について非常に明確に書かれているんですね。被告鐘化は、PCBを食品工業の……

第96回国会 社会労働委員会 第4号(1982/03/31、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、しばらくの時間をちょうだいいたしまして、きょうは勤労婦人対策についてお伺いをしたいと思っております。  最初に、四年制の大卒の女子の雇用対策についてお伺いをしたいと思っているわけでございます。  いま御承知のように、女子の雇用者というのは千三百五十万人を超えて、雇用者数全体に占める女子の割合というのはすでに三四%に達している。雇用労働者の三分の一以上になっておるわけでございまして、これはいわゆるヨーロッパ諸国と比べましても、高い水準にまで達していると思うわけでございます。こういう状態というのは、女子の労働者というのはわが国の経済や社会発展に大変寄与していると思うわけで……

第96回国会 社会労働委員会 第5号(1982/04/01、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それじゃ初めに、厚生省の大臣官房審議官の舘山不二夫氏が一カ月の半分も東京を離れて地元の福井県へ帰り、次の総選挙の立候補を宣言、そして後援会の事務所まで開設をして票集めに専念していると言われておりますが、厚生大臣ね、先ほどは、うわさには聞いておりましたがとおっしゃいましたが、こういう事実は御存じでございましたか。
【次の発言】 それで、先ほど官房長から、二月、三月の出勤状況等について同僚委員の質疑に答えて、お伺いをしたわけです。そこで、二月の出張でございますね、二回。社会保険何とか病院の落成式と行政視察、もう一回は健康づくり研修会と、こういうふうにおっしゃったわけでございますが、……

第96回国会 社会労働委員会 第7号(1982/04/08、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは最初に、育児休業について簡単にお伺いをしておきたいと思います。  すでに各党からも御要望、御意見等が出ておりますので、簡単にお聞きをしたいんですが、いま全産業、全労働者の中で、全産業、全労働者を対象にした育児休業制度をつくってほしいという要望というのがかなり大きくなってきていると思いますが、そういう点についての御見解と、それから育児休業をいま実施しているヨーロッパ諸国では、何カ国ぐらいがすでに実施をしているか、その点を最初にお聞きをしたいと思います。
【次の発言】 それで、これは一九八一年の六月ですから昨年ですが、採択されたILO百五十六号条約及び百六十五号勧告ですね、……

第96回国会 社会労働委員会 第9号(1982/04/20、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、本論に入る前に、最初に基本的理念についてお尋ねをしたいと思います。  本法案の第二条に言う「基本的理念」、特に私はこの第一項というのは実にみごとにこの法案の性格を浮き彫りにしていると思うわけでございます。二条の第一項には、「国民は、自助と連帯の精神に基づき、自ら加齢に伴つて生ずる心身の変化を自覚して常に健康の保持増進に努めるとともに、老人の医療に要する費用を公平に負担するものとする。」と述べられております。この基本的理念というのは、国民は健康の保持増進に努めなさい、それから二番目には老人医療費は国民が分担をして負担をしなさいと、こういう二点になっているんですね。  そ……

第96回国会 社会労働委員会 第11号(1982/04/26、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、大変短い時間でございますが、二回にわたってお伺いをしたいと思っておりますので、簡潔にお願いをいたしたいと思います。  最初に松崎参考人にお伺いをいたしますが、先ほどのお話の中で二十八条には賛成なんでという御意見でございましたが、お話の向きから言うと、三十二条の一部負担金じゃなかったかと思いますが。  それに関連をいたしまして、経営者団体が老人保健法案に反対をされている理由を拝見いたしますと、患者負担を引き上げよという一項がございます。また、日経連が政府と臨調に御提出になっておられます意見書を拝見いたしますと、低額医療は患者負担にすべきだというふうにも表明をされているよ……

第96回国会 社会労働委員会 第13号(1982/05/11、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、前回の質問で私は、老人、医療に一部負担の導入をするということに反対をする理由を述べまして、いろいろと御見解をただしてまいりました。厚生省のおっしゃる理由というのは、一部お金をいただくことによってお年寄りに自分の健康に自覚を高めていただくんだ、あるいは医者にかかり過ぎると言われているので、そういうことを是正していきたいんだというふうなことが一貫して述べられているわけでございますが、前回私、御指摘申し上げましたように、政府統計でも、七十歳以上の方々が何らかの形で自分の健康に留意をしている、気をつけているというのが八〇%に及んでいる。それからお年寄りが医者にかかり過ぎると言……

第96回国会 社会労働委員会 第14号(1982/05/13、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、本題に入る前に、仲裁裁定についての大臣の決意をお伺いをしたいと思います。  仲裁裁定につきましては、わが党は、裁定の出た八日の日に、政府にその即時完全実施についての申し入れを行いました。仲裁裁定は、政府が公企体労働者のスト権を奪った代償の措置であり、即時無条件で実施するのが政府の当然の義務であると思います。今回の裁定の内容というのは、率、額ともに昨年を下回りまして、可処分所得の低下と民間賃上げ率が七%を上回っているという状況の中で、きわめて不十分であります。しかし、十分でないにいたしましても、国会の議決案件として実施を引き延ばしたりしないで、政府としては直ちに完全実施……

第96回国会 社会労働委員会 第15号(1982/07/06、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 私は、これまで二回、四月の二十日と五月の十一日の質疑で、老人保健法の基本的理念が、社会福祉、社会保障、公衆衛生に対する国の責任を定めた憲法の精神に反するという点を特に四月の二十日には厳しく追及をいたしてまいりました。  そのことが、さらに臨調の第一部会報告が発表されまして、いよいよ国民の前に明らかになってきたわけでございますけれども、老人保健法は、行革のためには福祉を切り捨ててしまうんだというこの臨調路線の先取りである。しかもそれが臨調に代表されておりますように、財界の主張そのものであるということでございます。  さらにまた、私は一部負担金の導入については、政府の御主張には根拠……

第96回国会 社会労働委員会 第17号(1982/08/03、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 老人保健法案の審議の最終段階に当たりますので数点の質問を行っておきたいと思います。  まず最初に、きょうは自民党、公明党、民社党の修正案も示されておるわけでございます。その上に立って御質問を申し上げたいと思います。  まず第一に、一部負担金の問題でございますが、老人医療の無料化制度というのは、たびたび申し上げてきましたように、国民にとりましては大変喜ばれている制度でございます。先日わが国の平均寿命というのが厚生省から発表されましたが、男子が七十三・七九歳で世界一、女子が七九・一三歳で世界第二位という長寿国になったわけでございます。これに老人医療無料化制度も大きく貢献をしてきたこ……

第96回国会 社会労働委員会 第18号(1982/08/05、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、短時間でございますので、簡潔にお伺いをしたいと思います。  まず最初に、個別問題で婦人差別についてお尋ねしたいと思います。  六月十七日の労働省の発表によりますと、男女差別定年制度の解消というのがかなり前進をいたしておりますね。四年間で六五%の企業が撤廃をしたという報告がなされております。男女差別の解消、こういった現象というのは、明らかに国際的または国内的な世論と運動の成果、さらにまた労働省の行政指導のたまものであろうというふうに思うわけでございます。  ところが、こういった中で相も変わらず男女差別の制度が堅持されているというふうな、しかも公的機関があるということでご……

第96回国会 予算委員会 第3号(1982/02/17、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 私は、日本共産党を代表して、昭和五十六年度補正予算三案に対して反対の討論を行います。  反対理由の第一は、本案が五十六年度当初予算の反国民的性格をそのまま引き継ぎ、深刻な消費不況と国民生活に何ら有効な対策を講じないばかりか、逆に国民へのしわ寄せを一層強めていることであります。伸び率で社会保障費を初めて上回った軍事費の突出、一兆三千億に上る大増税、福祉、教育の切り捨て、これが当初予算の特徴でした。五十六年度当初予算は、国民生活破壊による軍備拡大の予算であります。このことを端的に示したのが、本案審議の中で明るみに出たF4ファントム戦闘機の爆撃装置復活問題です。この爆撃装置の復活は、……

第96回国会 予算委員会 第5号(1982/03/11、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 ただいまの質疑あるいは本院における昨日からの質疑を聞いておりますが、結局五十七年度の一兆円減税問題については、政府の態度というのは具体的に少しも前進をしていないということしか理解できません。サラリーマンは毎月毎月給与をもらうたびに引かれる税金の重さにため息をつく。自営業者や農家はもう三月十五日の締め切りを目の前にいたしまして、いま必死の思いで確定申告書を書いているのでございます。  総理ね、私の立場でもう一遍聞いておきたいんですが、あなた御自身は、国民の悲願になっております今日、この一兆円減税の実現のためにあらゆる努力を払われるというおつもりはあるのかどうか、その点についてお聞……

第96回国会 予算委員会 第9号(1982/03/16、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 ずいぶんひどい話でございます。  そこで私、関連をいたしましてお聞きをしておきたいのですけれども、一般職の国家公務員は、国家公務員法によって、人事院の承認がなければ退職後二年間はそれまで勤めていた役所と密接な関連のある企業に天下りはできない、そういう状態でも今日では大変国民の強い批判が出ているわけでございます。ところが、防衛庁と防衛施設庁の職員の天下りはさらにひどい状態です。それは自衛隊法の天下り規制に抜け穴があるからではないかと思うわけです。天下り規制は一般の国家公務員と防衛庁職員とではどういうふうに違っているのか、これは人事院と防衛庁に御説明をいただきたいと思います。あわせ……

第96回国会 予算委員会 第17号(1982/03/29、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 最初に、建設大臣にお伺いをしたいと思っておりますが、今日、二十四兆に及ぶ公共事業をめぐって数々の疑惑が指摘をされております。 公共事業の入札における談合の疑惑、それから高級官僚がおみやげ工事を持っての天下りの事実、あるいは公共事業の発注に政治家や高級官僚が介入をしているという事実、さらに公共事業費の一部が政界に還流しているのではないかという疑惑などでございます。これらの疑惑に対しまして国民は厳しい怒りと強い批判を持っておるわけでございますが、その理由というのは、結局は公共事業費というのは国民の税金だから、怒りを持つのは当然だと思うわけでございます。国民の税金を談合で配分をしたり……

第96回国会 予算委員会 第20号(1982/04/05、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 最初に核軍縮についてお伺いをしていきたいと思っております。  総理、三月二十七日の鈴木・ワインバーガー会談におきまして、あなたが大統領に伝えてほしいと言って述べた中で、西側が軍事力の面で優位に立つことは戦争抑止力になる、軍縮交渉にも役立つとの御見解でございます。三月二十二日の櫻内・レーガン会談でレーガンが言いました、西側が十分に強くあることが初めて意味ある軍縮、とりわけ核軍縮になるというアメリカの考え方とこの総理の御見解と基本的には同じでございましょうか。
【次の発言】 次に、レーガン大統領が、限定核戦争について昨年の十月十六日に地方紙編集長との会談での話の中で、米ソのいずれか……


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第97回国会(1982/11/26〜1982/12/25)

第97回国会 予算委員会 第3号(1982/12/22、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 関連して二、三点お伺いをいたします。  経済不況、とりわけ消費不況というのは大変厳しゅうございます。たとえば、大阪の丼池におきましては、人勧凍結の発表が出たとたんに背広の売り上げが一挙にダウンをした。長引く不況の中で景気対策が切実に求められているという中で、人勧凍結は不況を助長する不景気対策、そう言わなきゃならないというところへ来ております。  不況克服のための内需の拡大につきましては、中小企業対策がきわめて重要であるということは政府もお認めになっているところでございます。中小企業の今日の危機を救う上で一つの重要な柱として、官公需の中小企業向けの発注というのを大幅にふやすという……

第97回国会 予算委員会 第5号(1982/12/24、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 私は、日本共産党を代表して、補正予算二案に反対の討論を行います。  わが党は、補正予算案の内容を、国民の暮らしを守り、経済の国民本位に立った民主的再建のために、次のようなものにするべきであることを主張してまいりました。  一、人事院勧告を完全に実施すること。二、教育、福祉、中小企業対策等、国民生活予算の削減をやめること。三、年度内に一兆円減税を実施すること。四、地方財政確保の緊急対策を実施することなどであります。そしてその財源は、軍事費のうち、正面装備未執行分の削減や、大企業向け支出の圧縮及び大資本優遇税制の緊急是正で賄うべきだと、道理ある主張をしてまいりました。  しかるに本……


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第98回国会(1982/12/28〜1983/05/26)

第98回国会 公害及び交通安全対策特別委員会 第4号(1983/03/25、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、時間が短いですから端的にお伺いをしていきたいと思います。  第二臨調の最終答申が出ましたが、「機構改革の中長期的課題」という項目がありますが、その中で、「国土の開発・利用・保全に係る行政の総合的運営を図るため、国土及び環境に関する行政機構の在り方を検討する。」というふうに書いてあります。これは国土庁と環境庁を統合するというふうな意味が含まれているのかどうか。これは行管庁にお聞きをしたいんですが。
【次の発言】 ちょっと私の質問と違ったんだけどね、お答えが。  それじゃ、もうちょっと具体的にお伺いいたしますが、昭和五十二年の五月、当時は福田内閣のもとで石原元環境庁長官が……

第98回国会 公害及び交通安全対策特別委員会 第5号(1983/03/30、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、本題に入る前にちょっと確かめておきたいことがございます。  それは硫黄酸化物の測定方法の問題で、大気中のアンモニア濃度の影響によってSO2の測定値が実際よりもかなり低く出るという疑いが持たれまして、この問題は衆議院でもわが党の藤田議員から当時の鯨岡長官にただされたところでございますが、鯨岡長官は調査をして公表することをお約束しておられます。その解析結果は五十七年度末、今月末に発表するというお約束になっておったようでございますが、ちょうどあしたがその最終日だと思いますが、これはあした解析結果をいただけますか。
【次の発言】 いましばらくというのはどのくらいですか。

第98回国会 社会労働委員会 第4号(1983/03/23、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、委嘱審査でございますので、最初に五十八年度の厚生省予算案における若干の問題についてお伺いをいたします。  五十七年度には老人医療の有料化がやられて、続いて五十八年度の年金の物価スライドが中止をされる。お年寄りはダブルパンチを受けております。このことに端的に示されておりますように、五十八年度予算案というものが国民に犠牲とがまんを強いていることは明らかでございます。ところが一方軍事予算だけは、防衛費ですね、前年対比で伸び率においても伸びの額におきましても社会保障費を大きく上回って異常突出をすることになった。医療、年金、社会福祉などの国民生活に最も密着した分野を担当している……

第98回国会 社会労働委員会 第5号(1983/03/24、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 短時間でございますので、簡潔にお聞きをしていきたいと思っておりますが、すでに問題になっておりますように今日の日本経済大変深刻な不況の中で、雇用失業問題への対応というのは国民生活を守る上できわめて重要な課題になっておりまして、労働省の対応がいよいよ問われているというところでございます。きょうは大変短い時間でございますから、ずいぶん急激にふえておるという問題、そして非常に問題が多いとして当委員会でも予算委員会でもたびたび問題になっております女子パートタイム労働者にしぼってお伺いをしたいと思います。  それで、パートタイム労働者というのは一体何人いるのかという問題ですが、まあいろいろ……

第98回国会 社会労働委員会 第9号(1983/04/28、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、大企業における労働法令違反についてお伺いをしたいと思います。  大企業といえども、というよりも、むしろ大企業ほど社会的影響というのが大きいわけですから、関係法令を守るというのは当然のことであるし、また責任も大きいと思うわけでございます。それで、私ども地元の大阪で、大企業における労働条件の調査をいたしてまいりました。やはりかなりの労働法令違反、その疑いのある事実というのがございます。昨年十二月に天満、守口、東大阪等の七つの労働基準監督署に十五企業について労働基準法違反の疑いがあり、その是正を求めて申告をしました。御承知のように、労基法百四条では労働者の申告権がありますし……

第98回国会 予算委員会 第4号(1983/03/11、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 中小企業対策、官公需のあり方に関してお尋ねしたいと思います。  この問題をわが党が繰り返して取り上げておりますのは、中小企業の危機が大変深刻化しているからです。とりわけ私は大阪の出身ですが、残念なことに大阪では昨年度史上最高の中小企業の倒産が起こっております。地元でお話を聞きますと、もっと物が売れるようにしてほしい、とにかく仕事を欲しいというお声がそろって出てまいるわけでございます。その点で、政府が発注者であります官公需の優先発注、これを中小企業に振り向けるということが緊急課題になっています。いまのやり方はもっと本気で取り組んだならば中小企業に仕事が回せると思うわけでございます……


沓脱タケ子[参]委員会統計発言一覧(全期間)
9期-10期-11期-|12期|-14期-15期

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各種会議発言一覧(参議院12期)

沓脱タケ子[参]委員会統計発言一覧(全期間)
9期-10期-11期-|12期|-14期-15期
第94回国会(1980/12/22〜1981/06/06)

第94回国会 運輸委員会、地方行政委員会、社会労働委員会、公害及び交通安全対策特別委員会連合審査会 第1号(1981/05/29、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、ただいま問題になっております広域臨海環境整備センター法案についてお伺いをいたします。  このセンター法案の問題点について幾つか聞いていきたいわけですが、運輸、厚生両省が共管で出しているこのいわゆるフェニックス計画、この内容というのは、認可法人のセンターが事業主体になって、そうして首都圏では東京の湾の奥部に廃棄物等の広域処分量二億五千万立米ですね、海面埋め立ての面積が千二百ヘクタール。近畿圏では大阪湾の奥に一億四千万立米、八百ヘクタールの広大な最終処分埋め立てを建設しようとしているものでございます。  そこでまず最初に、埋め立てというのは非常にいろいろな影響を及ぼします……

第94回国会 建設委員会、社会労働委員会連合審査会 第1号(1981/06/02、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 短い時間ですので端的にお伺いをしていきたいと思います。  今回の法案は、本四架橋の建設によって影響を受ける旅客船事業者、それから労働者の救済を目的にしておりますが、いろいろ不十分な点もありますけれども、われわれ賛成の立場を表明できるわけでございます。  しかし、制度ができても、本当にそれが関係者の救済に役立つかどうかということがきわめて大事だと思うわけでございます。それができませんと全く法律ができても何にもならないので、「仏つくって魂入れず」と昔言われましたけれども、そういうことにならないようにということがきわめて大事だと思うわけでございます。  そこで、いろいろ論議をされてお……

第94回国会 予算委員会公聴会 第1号(1981/03/20、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 大変貴重な御意見を伺っておりますが、残念なことに私の持ち時間大変短うございますので、鶴田公述人にお伺いをしたいと思います。  おっしゃられましたように、いま自動車に代表されます日本の急激な輸出増加でアメリカやEC諸国の日本製品の輸出抑制の動きというのが続発をいたしております。そういう中で、公述人もお述べになりましたように、輸出の鈍化というのが足を引っ張る要因になるおそれがあるというお話でございました。  国内では、御承知のように大企業の経営収支というのは大変よろしいわけでございますが、中小企業というのは、昨年来、またことし一月以降もきわめて厳しい状況になっておりますし、また失業……

第94回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1981/03/27、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、大変限られた時間でございますので、端的にお伺いをしていきたいと思います。  まず最初に、電電公社の不正経理事件についてお伺いをしたいと思います。  検査院、おいででございますか。
【次の発言】 検査院にお聞きをしたいんですが、これは償うべき損害を明確にさせるために検定作業を続けておられたと思いますが、その結果は出ましたでしょうか。
【次の発言】 そうしますと、検定の結果の損害額というのが四億七千九百三十五万円。といいますのは、これは前回の検査院報告で出ておりました旅費の不正経理分二億七千九百七十八万三千円、あるいは架空の会議費分二億九千五百二十一万八千円、不正規の会議……

第94回国会 予算委員会第三分科会 第2号(1981/03/30、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは最初に大阪国際空港についてお聞きをしたいんですが、大阪国際空港の十項目の覚書、特に新しい町づくりを中心にした周辺対策の実施についてですが、これにつきましては、昨年わが党の村上議員の質問に対して、今年度末までに法制度の改正も含めて結論を出すということで約束をされております。いよいよ本年度末というのはあしたが期日でございますけれども、これはどうなっていますか。
【次の発言】 そうしますと、三月末という約束ですね。この約束の期限が切れるわけですね、あしたで。あしたきっちりとそんなことを、この法律をこう改正して、こういう対策をしますというのを出すんですか。


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第95回国会(1981/09/24〜1981/11/28)

第95回国会 行財政改革に関する特別委員会、農林水産委員会、運輸委員会、建設委員会連合審査会 第1号(1981/11/19、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、いま国民の行政改革についての期待は、行政の全分野からむだと浪費をなくして、利権や汚職腐敗を一掃するということが最も求められていることでございます。きょうは私は、むだの最たるものの一つとも言うべき不公正、乱脈な同和行政、同和対策事業についてお聞きをしていきたいと思います。今国会におきましては、北九州市における諸問題が集中的に出てまいっておりますが、私は大阪市の実例を用いて同和対策事業をお尋ねしたいと思います。  同特法が施行をされて十三年間、四十四年から五十五年までの十二年間の同和対策事業費というのは、国費負担額というのが一兆四千四百六十九億円、それから地方自治体の事業……


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第96回国会(1981/12/21〜1982/08/21)

第96回国会 運輸委員会、公害及び交通安全対策特別委員会連合審査会 第1号(1982/07/08、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、国民の中からも、また各方面からも大変な悪評の多い本法案でございますが、衆参運輸委員会で具体的にかなり徹底的な審議がやられていると思いますので、私、短い時間ですので、問題点にしぼって若干お伺いをしたいと思っております。  現在、定期点検整備の実施率というのは五、六〇%、五〇%ないし六〇%だということでございますが、これを引き上げるために点検指示制度、報告制度、報告義務違反に対する十万円以下の罰則を設ける、こういうことですね。そういうことなんですね、簡単に言えば。
【次の発言】 それでは、この点検指示が行われるための検査というのは、マイカーについては街頭検査で、営業用車両……

第96回国会 予算委員会公聴会 第1号(1982/03/23、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 長谷川公述人、伊木公述人、どうも御苦労様でございます。大変限られた時間でございますので、長谷川公述人にお伺いをしたいと思います。  御承知のように、政府はしばしばわが国の社会保障の水準は高いということを表明しております。具体的に申し上げなくてもおわかりかと思いますけれども、大蔵省が発表いたしましたあの有名な「歳出百科」では、わが国の社会保障制度の水準について、たとえば厚生年金の給付水準で見ますと、五十五年度の改定後は標準で十三・六万円に達しておるから、これは欧米諸国の年金水準よりもむしろ高いものになっているというふうなことが記述をされております。長谷川公述人が総合的な社会福祉施……


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第98回国会(1982/12/28〜1983/05/26)

第98回国会 運輸委員会、社会労働委員会連合審査会 第1号(1983/05/09、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 短時間ですので、簡潔にお伺いをしたいと思います。  国鉄が日本経済の復興、発展、そして国民生活の向上に果たしてきた役割りの大きさ、これはまさにだれでも一致する見解だと思うわけでございます。ところが、国鉄の経営成績というのは、ずっと言われておりますように、昭和三十九年度に三百億の赤字を計上して以来悪化の度を加えて、五十六年度に一兆八百五十九億円の赤字を出すに至りました。繰越欠損金が七兆五千八百六十八億円、長期負債は十六兆円、このように国鉄の経営の危機が進行し、赤字が累積をした原因というのはこれは大変なことだ、この赤字の原因というのは厳しく、しかも厳正に分析をされなければならないと……

第98回国会 社会労働委員会、内閣委員会、地方行政委員会、大蔵委員会連合審査会 第1号(1983/02/22、12期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、大変限られた時間でございますので、最初に小山参考人にお伺いをしたいのですが、小山先生は、長い間社会保険、社会保障の分野でその確立のために御努力をなさってこられたわけでございます。実は、先ほどから同僚委員との質疑応答を伺っておりまして大変意を強くしておるのですが、わが国の社会保障というのは経済成長より遅れてきたと思うのです。たとえば年金の改正が四十八年にやっと基本が確立をした。老人医療の無料化という制度も四十八年の一月に実施をされたということで、あの当時は福祉元年と言われたわけでございますが、ところが、最近臨調路線と言われております行政改革の方針の中で、社会保障関係者が……



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※このページのデータは国会会議録検索システム参議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2022/12/18

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