沓脱タケ子 参議院議員
14期国会発言一覧

沓脱タケ子[参]在籍期 : 9期-10期-11期-12期-|14期|-15期
沓脱タケ子[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは沓脱タケ子参議院議員の14期(1986/07/06〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は14期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(参議院14期)

沓脱タケ子[参]本会議発言(全期間)
9期-10期-11期-12期-|14期|-15期
第107回国会(1986/09/11〜1986/12/20)

第107回国会 参議院本会議 第10号(1986/11/26、14期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 私は、日本共産党を代表して、老人保健法等改正案について、総理並びに関係大臣に質問をいたします。  私は、まず冒頭に、緊急な問題として、伊豆大島の三原山の災害に関し、我が党は、全島民の皆様方に心からお見舞いを申し上げ、同時に、政府に対して、被害者の皆様方に対し適切かつ十分な緊急対策をとるように、まず強く御要望を申し上げるものであります。  さて、私は、本法案が会期末になって本院に送付され、しかも、委員会の審議日もないままで本日の本会議に付されたことに対し、参議院改革の本旨にももとるものとして強く抗議するものであります。  総理、あなたの最も親しいレーガン政権のもとで、近年、未熟児……


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第108回国会(1986/12/29〜1987/05/27)

第108回国会 参議院本会議 第11号(1987/05/20、14期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 私は、日本共産党を代表して、昭和六十二年度予算三案に反対の討論を行います。  今、村上議員が衆議院審議の異常さにつきまして一方的にお述べになりました。しかし、その責任は、例えば施政方針演説で公約違反の売上税のウの字も言わなかった問題が示すように、基本的には中曽根自民党内閣にあったことは極めて明らかではありませんか。また、我が党の金子書記局長の予算委員会での総括質問が、何と四月十四日まで引き延ばされたのは、各党の議調わずなどとして予算委員会を開会しなかった自民党の予算委員長にもあったことは明白な事実でございます。私は、今国会の審議の不正常さについて、政府・自民党などの責任をまず厳……


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第109回国会(1987/07/06〜1987/09/19)

第109回国会 参議院本会議 第9号(1987/08/31、14期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 私は、日本共産党を代表して、公害健康被害補償法の一部を改正する法律案について、総理並びに関係大臣に質問をいたします。  公害被害者の長期にわたる闘いの中で四日市判決を機会に生まれた公害健康被害補償制度は、汚染者負担の原則に立ち、被害者を迅速に救済する上で重要な役割を果たしてまいったのであります。公害は終わったなどという財界の言い分とは全く逆に、今日の大気汚染の実態は、幹線道路沿道の局地汚染のひどさ、毎年九千人もの公害患者の増加などに見られるとおり極めて深刻な状態であり、補償制度の一層の拡充こそが強く求められているところなのであります。  ところが、政府は、加害者である財界の主張……


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第113回国会(1988/07/19〜1988/12/28)

第113回国会 参議院本会議 第16号(1988/12/24、14期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 私は、日本共産党を代表して、ただいま提案されている自治大臣並びに国家公安委員長たる梶山静六君に対する問責決議案に賛成の討論を行います。  賛成の第一の理由は、梶山自治大臣は、地方自治体と住民に大打撃を与えこそすれ、何一つメリットももたらさない公約違反、本院決議違反の消費税導入を柱とする税制改革の先頭に立っているからであります。  歳入歳出合わせて一兆四千億円もの地方負担をもたらす消費税の導入が、地方財政危機をより深刻な状況に陥れることは提案理由で述べられたとおりであります。特に、地方自治体の仕事は、福祉、教育、医療など国民生活に密着しており、消費税が一たび実施されればその影響は……

沓脱タケ子[参]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(参議院14期)

沓脱タケ子[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第106回国会(1986/07/22〜1986/07/25)

第106回国会 決算委員会 第閉会後2号(1986/09/09、14期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、大変短時間でございますので、藤尾前文部大臣の暴言問題に限って内閣官房長官にお伺いをしたいと思います。  我が党は、去る九月六日に藤尾文部大臣について罷免をしなさいということで内閣に対して申し入れをしてきたところでございます。藤尾氏の今回の罷免というのは、内外の激しい批判の中で、こういう高まりの中では当然だと思うわけでございます。この問題は、我が党が既に申し入れをしたときにも指摘をしておりますように、藤尾氏が、日本が侵略戦争を引き起こし、他は族を抑圧してきたという消すことのできない歴史的な事実を否定する考え方の持ち主であり、しかもこんな人が、真理と平和を希求する人間の育……


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第107回国会(1986/09/11〜1986/12/20)

第107回国会 環境特別委員会 第3号(1986/12/10、14期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、私わずかな時間でございますが、公害に係る健康被害補償法に関しての中公審の重大な答申が出ておりますので、短時間ですが、この問題に関して御質疑をしたいと思っております。  十月の三十日の中公審の答申は、全国四十一カ所の大気汚染による公害指定地域を解除する。で、新たな公害患者の認定を打ち切るというひどい内容のものでございました。この答申がいかに汚染地域と患者の実態を無視したものであって、評価をすれば、たれ流しの大企業や財界の言い分を一方的に受け入れたものであるということを、私は公害激甚地の大阪の出身でございますが、大阪の実例を挙げて、いかにむちゃなことをやるかということを実……

第107回国会 社会労働委員会 第2号(1986/10/30、14期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、婦人労働者の実態についてお伺いをしていきたいと思います。  簡単にお聞きをしていきたいんですが、先月発表されました政府の婦人白書、「婦人労働の実情」というのによりますと、婦人労働者の数が千五百四十八万人、雇用者全体の三五・九%に上っており、まさに日本経済を支える重要な役割を担っているという点が明確にされております。そうして、婦人の役割が一段と高まっておりますが、一方、賃金を見ますと、女子労働者の二割強というのがいわゆる労働条件の悪いパートタイマーですから、男女の賃金格差というのは年々拡大をしておるようでございます。一カ月給与の男女格差を見ますと、男子を一〇〇として五一……

第107回国会 社会労働委員会 第4号(1986/11/27、14期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 委員長、委員長。
【次の発言】 我が党は、老人保健法等の一部改正案の趣旨説明を本委員会に上程することに反対をいたします。  その理由は、もう明後日が会期末でございますし、本日は定例の労働日でもありますので、当然のこととして審議未了、廃案になるべきものでありますから上程に反対です。

第107回国会 社会労働委員会 第5号(1986/12/09、14期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 私は、これから老人保健法等の改正案について御質問をさせていただきたいと思います。  この老人保健法が制定をされました四年前の本委員会におきまして、私は老人保健法の基本的理念が持つ問題の重大性というものを論議をしてまいったのでございます。それは、憲法二十五条は、社会福祉、社会保障、公衆衛生の向上及び増進に努めるべき国の責務を定めておるところでございます。また、老人福祉法は、第二条において「老人は、多年にわたり社会の進展に寄与してきた者として敬愛され、かつ、健全で安らかな生活を保障されるものとする」と「基本的理念」でうたわれております。  ところが、四年前にこの老人保健法が出てまい……

第107回国会 社会労働委員会 第7号(1986/12/15、14期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 参考人の皆さん方には大変本日は御苦労さまでございます。限られた時間でございますので、見坊参考人、吉田参考人、加地参考人に簡単にお伺いをしたいと思っております。  見坊参考人の御意見、大変よくわかりましたし、私ども全く同意見なのでございます。とりわけ、私もこれは先週の質問でも明らかにしたんですけれども、一番焦点になっているお年寄りの自己負担金の引き上げをやるのに、お年寄りの意見を聞かないで原案を出してきたという点では、これはやはり民主政治の原則に反する。当然、そういう点ではこの辺は御主張のとおりだと思うわけでございます。その点について、さらに御見解があれば伺いたいと思います。  ……

第107回国会 社会労働委員会 第9号(1986/12/18、14期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、私、与えられた時間をいただきまして、質問をしたいと思います。  老健法等の一部改正案の審議の全経過を通じ、また、参考人やあるいは公述人の主張をずっと聞いてまいったのでございます。その結果、今日高齢化社会を迎えるに当たって、この法案というのは、国民の要求、とりわけお年寄りの願い、つまり、健やかに安心して過ごせる老後、こういう老後の大きな願いにこたえるものになっておるかといいますと、大変大きな不安をもたらすものであるということを全審議の経過を通じまして改めて痛感をしているところでございます。  厚生省が無理なく御負担がいただけるんだと言われております老人の一部負担の引き上……


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第108回国会(1986/12/29〜1987/05/27)

第108回国会 環境特別委員会 第3号(1987/05/25、14期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、公害防止事業団法の一部改正についてお伺いをしたいと思います。  初めに、本法の改正というのはいわゆる公害健康被害補償法の改正案とリンクをした改正になっておりまして、そのこと自体についても非常に許せない思いがしております。御承知のように、公健法の改正については十万に近い公害健康被害者が命がけで反対をしておるという、まさに無謀な指定地域全面解除を環境庁はやろうとしてきているわけですけれども、これは今国会では当然廃案でございますし、それの受け皿づくりを先にやるなんというようなことは許せないということをまず冒頭に申し上げておきたいと思います。  限られた時間ですので端的に聞い……

第108回国会 社会労働委員会 第1号(1987/03/27、14期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは質問をしたいと思います。  本法案は新しい法律ですけれども、情勢の要求だということで準日切れ扱いというやり方でやられるという、まあ緊急対策をとられているわけでございます。  そこで、お聞きをしたいのですが、今日の円高不況、そして産業構造の転換、産業の空洞化、そういった中で史上最高の失業率を更新するという大変深刻な事態に直面をしておるのは同僚委員からもいろいろと御指摘のあったところでございます。  そこで、そういう深刻な事態に直面をしておりますが、本法案で失業の予防あるいは雇用対策等が解決のめどが立つとお考えになるかどうか、それをまず大臣から簡潔にお伺いをしておきたいと思……

第108回国会 社会労働委員会 第3号(1987/05/18、14期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、社会福祉士及び介護福祉士の法案についてお伺いをしたいと思います。  本題に入る前に、まず運営についてでありますが、本法案は新法でありますし、しかも参議院先議ということでありながら、会期末ということで本委員会には十数本の法律が洪水のように付託をされるというふうなこと、したがってきょうも定例日ではありませんけれども、定例日を全く無視してやっていこうというやり方になっております。しかも、そのやり方がせんだっての理事会の席上では自民党と他の野党の皆さん方との間で合意をしたなどということを言われましたが、我が党はそういう合意には参画をしておりませんので、国民生活に深くかかわりの……

第108回国会 社会労働委員会 第5号(1987/05/22、14期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは最初に、年金財政基盤強化のための法案についてお伺いをいたします。  今回の改正で、積立金の一部を厚生省が年金福祉事業団を通じて自主運用することが提案をされました。たびたび附帯決議でも要望されていたものが実現できたという点で一歩前進と思うわけですが、その一歩前進のために大変いろいろな問題点が含まれているように思いますので、既に同僚委員からも詳しく質問が出ておりますけれども、私は限られた時間ですので二点に限ってお伺いをしたいと思います。  一つは、自主運用ということなんですが、自主 運用というのは管理をしている厚生省の自主運用ということではなくて、やはりこの厚生年金の原資の……

第108回国会 社会労働委員会 第6号(1987/05/26、14期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは限られた時間でございますので、まず最初に原子爆弾被爆者に対する特別措置に関する法律の一部を改正する法律案からお伺いをしたいと思います。  最初に、地球上といいますか人類史上初めての被爆国日本でございまして、被爆の実相の全容をつかむというのはなかなか困難だと思うのでございます。人体影響はもちろんのこと、被爆がどのように我が国に影響を具体的に自然界にも及ぼしているか、これはたゆみなく検討を続けなければならないと思うわけでございます。  時間の都合がありますから端的にお伺いをしていきたいと思いますが、実はあの一九四五年八月六日に広島に投下された原爆で巨大な積乱雲が生じまして、……

第108回国会 予算委員会 第2号(1987/03/31、14期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、本題に入ります前に、昨日熊本地裁で行われました水俣病の第三次訴訟の判決についてお伺いをしたいと思います。  国及び熊本県の責任をこの判決で認めだというのは極めて重要だと思うわけでございます。水俣病が公式に発見をされまして三十一年、いまだに救済をされない患者さんが一万人以上、そして裁判途上で亡くなられた原告の方が二十人を超える。認定申請中に死亡した人は五百人以上です。今回の判決を機に、本当に政府としては無条件に問題解決に当たるべきだと思うわけでございます。判決直後に細川熊本県知事は、今回の判決を厳粛に受けとめて国とともに問題解決を図る旨を表明しておりますが、これは当然の……

第108回国会 予算委員会 第4号(1987/04/28、14期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、限られた時間でございますので、特に総理訪米前日ということでもありますし、そういった問題に限りましてお尋ねをしていきたいと思います。  まず最初にお伺いをいたしたいのは、マル優の廃止なんですね。マル優の廃止というのは、昨年の四月七日のいわゆる前川レポートで「貯蓄優遇税制については、非課税貯蓄制度の廃止を含め、これを抜本的に見直す必要がある。」とされて、これが直後の四月十三日の中曽根・レーガン日米首脳会談でアメリカへの公約に格上げをされて、したがって廃止が約束をされてきたわけでございます。  総理はあす訪米をされるんですが、レーガン大統領にお会いになって、マル優廃止につい……

第108回国会 予算委員会 第9号(1987/05/11、14期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、婦人問題について質問したいと思います。  売上税反対の世論というのは、さきの地方選挙で非常に明確に示されました。婦人議員もたくさん進出をいたしました。総理、婦人はネクタイばかり見ているんじゃなくて、政治もなかなかよく見ていますね。この際認識を新たにして婦人対策にお取り組みをいただきたいと思うのです。  そこで、今後の婦人施策の基本点について総理にお聞きをしたいわけです。総理、政府は婦人の地位向上のための諸施策を立案し実施していく場合に、当然女子の差別撤廃条約やナイロビ将来戦略、ILO条約などの国際的に確立をされております理念や政策水準、この達成に向けて努力をしていくと……

第108回国会 予算委員会 第16号(1987/05/20、14期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 私は、日本共産党を代表して、昭和六十二年度政府提案の予算三案に反対の討論を行います。  本予算案は、円高不況のもとで国民生活の防衛と真の内需拡大が切実に求められ、また、核兵器の廃絶と軍縮の声が全世界で高まっているときに、これに全く反する大増税、財界、大企業への大幅減税と歯どめなき大軍拡で、暮らしと民主主義、平和を踏みにじる最悪の予算案であります。  私は、このような重大な反国民的内容を持つ予算案が、当委員会において極めて不十分な審議のままで採決に付されることに対し、遺憾の意を表するものであります。  我が党幹部への電話盗聴事件が警察による計画的、組織的犯罪であるという事実が次々……


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第109回国会(1987/07/06〜1987/09/19)

第109回国会 環境特別委員会 第2号(1987/08/19、14期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、水俣病認定業務の促進に関する臨時措置法の一部を改正する法律案の審議に当たりまして質問を行いたいと思います。  公害の原点と言われた水俣病は、公式に発見をされましてから三十一年、いまだに数万の被害者、未処分者は五千五百を超すというまさに泥沼のような状況が今なお未解決のままになっているという大変悲惨な状況であります。しかも、去る三月三十日の水俣病の第三次訴訟の判決ではチッソとともに国と熊本県の責任というものが明確に認めた、こういう画期的な新たな判決がなされたのであります。私は、環境行政に責任を持つ環境庁長官として、今回の熊本地裁の判決を受けて国の責任についてどのように受け……

第109回国会 環境特別委員会 第3号(1987/09/02、14期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 本題に入る前に一言申し上げたいと思います。  今、傍聴者で北九州市からおいでの被害者の方がぜんそくの発作を起こされてそちらで休養をしておられるようです。私は、公害の被害者、患者の皆さん方がこれだけ困難を押してでも、命綱を切られるか切られないかだという大変な思いで運動を進め、まようもたくさんの傍聴の方々がおいでをいただいておるというのが本法案の重要性だと思うわけでございます。  けさも委員長から冒頭でごあいさつがありまし たけれども、一昨日、本法案が本会議に上程をされ、そして趣旨説明に対する各党質問のありました本会議に環境特別委員会の委員長である山東議員が、委員長が御欠席になった……

第109回国会 環境特別委員会 第4号(1987/09/04、14期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、公害患者会の神戸参考人に伺いますが、先ほど冒頭の御報告でも大変いろいろと御意見がございました。特に、環境保健部会に加害者代表的存在の財界代表は入っているけれども、患者代表は、被害者代表は入れてもらえないというふうなことだとか、今度の全面指定解除、そして新規患者打ち切りの根拠になっている唯一の科学的根拠である専門委員会報告あるいは中公審答申、こういうものがどうやら科学的根拠なしに文章が変わっていたり、あるいはねじ曲げておられたりというふうなことで非常に不安だという御意見などをお述べになったわけですが、私は端的にお伺いしたいと思うのは、こういう公害被害者にとってこの制度を……

第109回国会 環境特別委員会 第7号(1987/09/16、14期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 委員長、議事進行について。委員長、議事進行について、いいですか、委員長。
【次の発言】 収拾策言おう思って議事進行言ったんやが。
【次の発言】 議事進行です。
【次の発言】 議事進行だから。私は加藤局長の発言を……

第109回国会 環境特別委員会 第8号(1987/09/17、14期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 私は、質問の本題に入る前に一言言っておきたいのであります。  数日前に大阪の西淀川で、実藤さんという公害患者が突然の激しい発作で深夜呼吸停止、窒息死をいたしました。この方は五十五歳の男性の方で、働き盛りの方でございます。長い間私はこの方を知っていますけれども、本当に深夜窒息死をするなどというのはどんなに苦しい思いをしたか、この苦しみをなぜ環境庁長官や総理大臣がわかってもらえないのか、恨みをのんで事切れたに違いないと思うわけでございます。  働き盛りの人が健康を奪われ、働く能力を奪われ、あげくには今まで奪われたのであります。この十数年来、次第に病気が重くなっているのを私は見ており……

第109回国会 環境特別委員会 第9号(1987/09/18、14期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは総理にお伺いをいたします。  御承知のように十万近い大気汚染の公害被害者の皆さん方が、この命綱の本法律がどうなるのかということで体の悪いところを押して連日連夜こうして傍聴にたくさんおいでになっておられるわけでございますが、この審議の過程を通じまして、四十一の指定地域全面解除、新規患者打ち切りをするのが妥当であるのか妥当でないのかという判断をする上で資料問題が今回の委員会審議の中で最大の問題点になりました。各委員からもいろいろと繰り返し繰り返し要求をしてまいったところでございます。  そこでまず最初にこの問題について総理の御意見をお伺いしたいと思います。国会法第百四条にお……

第109回国会 社会労働委員会 第2号(1987/07/28、14期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは初めに大臣、地球上で初めてアメリカの原爆が我が国に投下されていよいよ四十二年目の日がめぐってまいることになります。  私どもいつもそうなんですが、やはりその日を迎えるに当たって人類に再びこの惨禍を繰り返してはならない。そのための決意を新たにすると同時に、あの原爆の被害を受けられた、惨禍を受けられた人々に対して今なお多くの問題が抱えられておるわけでございますけれども、少しでも手厚い援護の手を差し伸べなければという思いを新たにするわけでございます。そういう点できょうは同僚委員からも広島、長崎からもお話が出ておりますので、特にそういった問題を含めましてまず最初に大臣の御見解を……

第109回国会 社会労働委員会 第4号(1987/09/09、14期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 午前中から四人の委員の先生方の御質疑も伺い、また厚生省の説明を伺ってまいったわけですけれども、これは大分無理のあるやり方だなということを一層強く感じるわけです。というのは、厚生省の側は国立らしい医療施設をつくるんやと、こうおっしゃるわけだけれども、しかし地域医療政策との整合性の問題はさっぱり考えているのかどうかわからぬじゃないかという問題、あるいは僻地、離島の病院をどうするんだという問題、あるいは温泉療養所の大部分はこれはもうつぶすんだというふうなことになりますと、これはまさに何のためにやるのかなと。  医療というのは国民のニーズに従って本当に国民の求める医療機関として国立医療……

第109回国会 社会労働委員会 第6号(1987/09/11、14期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 沓脱でございます。私、日本共産党でございます。  きょうは参考人の先生方、大変御苦労さまでございます。わずかな時間でございますがお聞きをしたいと思います。  まず、橋本参考人にお伺いをしたいんですが、とにかく私ども、この法案は大変無理をした法案だなという印象を論議の中でも感じるわけでございます。まさに今、端的に言えば、確かに政府の臨調行革路線の中での国立病院版をやろうとしているのかなというふうに感じるわけでございます。  と言いますのは、参考人もお述べになりましたように、私大変不思議だなと思いますのは、とにかく四十年間国立医療機関をやってきておられるんですが、いろいろな指標を見……

第109回国会 社会労働委員会 第8号(1987/09/17、14期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、労働基準法の一部改正についての質問を行いたいと思います。  まず大臣にお聞きをしたいんですが、今回の労基法の改正につきましては、いつのことか知らないけれども週四十時間制の実施、そして変形労働時間制の導入というのが大変特徴的になってあらわれておりますが、    今度の労基法の改正によって労働者の労働生活、家庭生活等を含めまして、幸せの増進が保障されるとお考えになっておられるか、まずそのことをお聞きしたいんです。
【次の発言】 もうひとつはっきり、幸せの増進につながると言っていただいたんかどうか、今の答弁聞いておってもようわかぬですね。  おもしろい統計があるんですね。電……

第109回国会 社会労働委員会 第9号(1987/09/18、14期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 私は、精神衛生法の一部を改正する法律案について御質問を申し上げたいと思います。  初めに、今回の改正案というのは、患者の人権を尊重しつつ精神医療の進歩に従った適切な医療を行うということ、患者の社会復帰、社会参加を実現していくということを目指したものであり、その第一歩を踏み出したものとして評価をしていきたいと思うわけでございます。  私は、この法案、大変長い間の患者の皆さんや御家族の皆さん方の切望と、大変困難な中での運動の末にここまでこぎつけてこられた関係の皆さん方の御努力に対して、心から敬意を表しておきたいと思うわけでございます。  長年にわたる待望の問題でございますし、本来は……

第109回国会 予算委員会 第6号(1987/07/24、14期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 私は、日本共産党を代表して、昭和六十二年度補正予算三案に反対の討論を行います。  本補正予算案は、円高の是正や国民生活向上につながる内需の拡大などの国民の期待にこたえないばかりか、内需拡大を口実にアメリカと日本大企業への徹底した奉仕策を盛り込んだ財政再建なき大増税を推し進める最悪のものであります。  また、我が党幹部宅盗聴事件は、警察権力による憲法に対する反逆を容認するかどうか我が国の民主主義の重大問題であり、断じて巨悪を眠らせてはならないことを強調するものであります。  以下、反対の理由を述べます。  第一の理由は、国民から明白にノーの審判が下されたマル優廃止や売上税による増……


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第112回国会(1987/12/28〜1988/05/25)

第112回国会 環境特別委員会 第3号(1988/03/23、14期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それではまず長官にお伺いをいたしますが、環境庁の基本姿勢についてきょうは前段でも大分御意見がたくさん出ております。  私は、所信表明を拝見いたしましたり、あるいは昨今の環境庁のいろいろなコメントを拝見しておりまして、どうやら環境庁というのは三本の柱があったのが抜けてきたなと。一つは被害者の救済、そして公害の規制、自然環境の保全という三つの柱があったんですが、これが例えば所信を見ましても全く後退をしている。被害者の救済というのが抜けてきている。  まあそのことが気になり出していろいろとちょっと資料も見てみたんですが、例えばこれは新長官に聞くというところで、これは新聞に発表されてい……

第112回国会 環境特別委員会 第4号(1988/03/30、14期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、健康被害予防事業についてお伺いをしていきたいと思います。  健康被害予防事業の基本的な性格なんですね、公害患者の切り捨ての産物なんですね。昨年の法律の改正によって生まれてきたわけで、まさに公害認定地域の、指定地域の全面解除、公害患者切り捨ての産物で出てきた事業だと思うんです。だから、そういうところからいいますと、当然認定患者も、あるいは新規患者を認定しないというわけですから、既認定の人たちも含めての健康回復に利用する事業であって当たり前と思うんですがね。ところが、実施要領等を拝見をしてみますと、既認定者とか認定を受けている者を除くとかいうふうなことが随所に明記をしてき……

第112回国会 社会労働委員会 第3号(1988/03/22、14期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、限られた時間でございますけれども、まず厚生行政の基本姿勢についてお伺いをします。  厚生大臣、これ、五十周年特集号に年頭所感をお述べになっておられまして、その中の一節に「私は、高齢社会を財政負担の増大の面のみ強調した暗いイメージで把えることなく、お年寄りの豊富な人生経験が社会の財産であるとの認識を持って、国民の一人一人が明るく健康で生きがいを持って暮らせるような活力ある」云々とお述べになっておられるわけでございます。こういう見地については私も賛成であります。ところが、現実のとってこられた政府の姿勢というのは、高齢化社会が来る、高齢化社会に対応するために、ということが口……

第112回国会 社会労働委員会 第6号(1988/03/31、14期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 今日、我が国の労働環境の著しい変化の中で、労働省に対する国民や労働者の期待は大変大きくなっておるわけでございます。限られた時間でございますので、きょうは端的に銀行業の例を用いまして労働行政の根本姿勢をただしていきたいのと、御注文もしていきたいと思うのであります。  銀行業といえば、昨年は空前の利益を上げておったのは御承知のとおりであります。そして、自民党に対する政治献金もまた空前であり、業界第一位になっております。史上空前の利益、これがどういう労働状態の中でできたか、可能にしたかということであります。そういった点についての、これは全面的にはとても限られた時間でやれませんので、あ……

第112回国会 社会労働委員会 第7号(1988/04/12、14期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、私は社会福祉・医療事業団法の一部を改正する法律案についてまず御質問を申し上げます。  本改正案というのは社会福祉・医療事業団の融資対象に株式会社を加えるという大変簡単なものでございます。  この改正に基づく概要を簡単にまずお話しくださいませんか。
【次の発言】 この法案の改正そのものは大変簡単なものなんですね。  ところで、この改正の本質というのか背景というのは大変重大な内容を持つと思うわけでございます。簡単に言いまして、大臣、この改正案の考え方、これは、要は老人福祉の分野にいわゆる民間活力の適用あるいは育成、普及、これをやろうということなんですね、基本的には。そうい……

第112回国会 社会労働委員会 第10号(1988/04/21、14期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、特定不況業種関係労働者の雇用の安定に関する特別措置法の改正案についてお伺いをいたしたいと思います。  私は労働省のいわゆる失業の予防あるいは雇用の維持のための努力等々で随分いろいろ御苦労されていることをかねがね見ておりましていつも思うのですけれども、内外の国際情勢あるいは我が国の経済動向の変更に従って、働く人たちというのは木の葉のように振り回されている、労働省の施策というのは大体そういう振り回されている働く人たちの後追いの施策にならざるを得ないという宿命にあるわけですね。そういう点で大変難しいところはありますけれども、この点が十分なされないと働く人たちの雇用の安定は本……

第112回国会 社会労働委員会 第11号(1988/04/26、14期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、お伺いをいたしたいと思います。  初めに、今回の国保改正案でございますが、これは単に国民健康保険を改正するというだけではなしに、関係する諸文書等の内容によりますと、今回の改正というのはずっと一連の医療体系を変えていくための一つの位置づけになっているように思うわけでございます。  そういう点で、今回の国保改正についての位置づけについてまずお伺いをしておきたいと思います。
【次の発言】 できるだけ早い機会に医療保険の一元化に向けての条件づくりだというふうにおっしゃっておるわけです。私は、この問題は大変重要なので、後で詳しくお聞きをしたいと思っているんです。  まず、国保の……

第112回国会 社会労働委員会 第12号(1988/04/28、14期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 私は、日本共産党を代表して、政府提出の港湾労働法案に対し反対の討論を行います。  反対理由の第一は、現行の登録日雇い制度の廃止によって登録日雇い労働者への事実上の首切りにつながる危険を生じることです。  現行法が施行された当時、六大港には一万三千五百人を超える登録日雇い労働者がいました。コンテナ導入による省力化、機械化の急速な合理化の進行の中で、政府は雇用調整計画で定員を減らし続け、空き定員があるにもかかわらず新規登録を行わず、一貫して人減らしを容認してきました。今日登録日雇い労働者が一千人台を割ろうとするような事態をつくり出しております原因は、このような政府の姿勢にあります。……

第112回国会 社会労働委員会 第13号(1988/05/09、14期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 参考人の先生方、どうも御苦労さまでございます。大変限られた時間でございますので、たくさんお伺いをできないことを残念に思っております。  最初に、桐島参考人にお伺いをしたいと思いますが、この医療保険、医療保障をめぐる諸問題というのは、医療費をどう抑えていくかということが中心の課題になってきておるようなことになっております。  現実に、年間十九兆に及ぶという医療費の問題が論議をされ、とりわけGNPの伸び率と医療費の伸び率というのがよく比較をされます。そういう中で、GNPの伸びよりも医療費の伸びの方が大きくなってきている、これを何とかしなくちゃならないじゃないかというような論議が起こ……

第112回国会 社会労働委員会 第14号(1988/05/10、14期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 私は、前回、国民健康保険の保険料が国民の負担能力を超える高さになっている、こういう事態になったのは政府の退職者医療制度の見込み違いで国庫負担を大幅に引き下げたことだという点を取り上げまして、その上に非常にひどいのは、これは今も御指摘がありましたけれども、保険局長通達まで出して、一方では一世帯あたり千七百円の保険料の引き下げができるといいながら、保険料は引き下げてはならない、そしてそんなことをやればペナルティーを行うなどといって、実質的には保険料の引き上げになるような結果になるではないかという点を御指摘を申し上げました。さらに、本改正案の主要な柱になっております医療費適正化のプロ……

第112回国会 社会労働委員会 第15号(1988/05/17、14期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 本日の審議は四つの法案が一括審議でありまして、しかも極めて時間が少ない中で私、厚生年金保険法の一部改正案についてお尋ねをしていきたいと思っております。  今回の改正の要点になっております厚生年金基金制度について最初にお伺いをいたします。  基金制度で最も気をつけなければならないと思いますのは、まず基金の安定、安全な基金運営、これが損なわれますと労働者の掛金である年金保障が大変なことになると思うわけでございます。今回の法改正によって基金の拡大、普及に力を入れていくということになるわけでございますが、同時に、これは安全性、確実性を第一とするということが何よりも大事だと思うわけでござ……

第112回国会 社会労働委員会 第17号(1988/05/24、14期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 きょうは、国民の皆さん方の強い御要望に支えられて社会労働委員会の理事会で合意が得られて、育児休業制度の法制化についての集中審議が行われることになって、大変うれしいと思っております。  私も、与えられた時間はわずかでございますが、この育児休業制度の法制化についてお伺いをしたいと思います。  私は、戦後の働く婦人の今日までを歴史的に見てまいりますと、確かに大変困難であった保育所の増設やあるいは一定の改善の努力といったもののおかげで、この三十年の間に働く婦人の社会参加が大変広がったと思うわけでございます。しかし、今日の社会経済の発展の中で労働条件の変化も極めて急速に起こっております。……

第112回国会 予算委員会 第7号(1988/03/15、14期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、地方税関係の話が出ましたので、自治省、ちょっとお伺いをいたしますが、災害等特別の事情がないのに七十平米以下の固定資産税を一律に免除するということができますか。
【次の発言】 佐藤さんの資料の四ページに私の資料がとじられておりますが、この資料は昭和六十二年度の大阪府市長会の文書でございます。  ごらんになっていただいたらわかりますように、部落解放同盟系の財団法人大阪府同和事業促進協議会、それから社団法人大阪市同和事業促進協議会、略称、府同促、市同促と言うんですが、これを通じて申請した同和地区住民の固定資産税は減免率三分の二ということで、自動的に三分の一にまけます、それか……


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第113回国会(1988/07/19〜1988/12/28)

第113回国会 環境特別委員会 第2号(1988/10/26、14期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、限られた時間でございますので、きょうは私は、昨年被害者の悲痛な願いと国民の反対を押し切って公害健康被害補償法が改悪をされました。そして本年二月末日で新しい新規認定患者の打ち切りというのが決定をされたわけでございます。したがって、その後の経過の中で起こっている若干の問題、そして改善をすべき問題等あわせてお聞きをしていきたいと思います。  現在、認定患者が全国で十万人余りおりますけれども、昨年法施行後二月末までに公害健康被害を受けている人たちは、いわば最後のチャンスだということを知り、あるいは教えられ、今まで逡巡をしていた人たちも含めて一挙に申請が出た。したがって申請者も……

第113回国会 社会労働委員会 第3号(1988/11/22、14期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それじゃ初めにお伺いしておきたいと思いますが、衆議院でエイズ予防法案が修正をされて本院に送られてまいりました。その修正の中身は、血友病患者を除外されるというふうなことになるんだとか、あるいは血友病患者の方々にはいわゆる救済措置をとられるというふうなこともあわせてやられてまいったわけでございます。ところが、その後なお全国の血友病患者、へモフィリア友の会の皆さん方から、何としても参議院でこの法案は廃案にしてもらいたいという強い御要望が各地から私のところにも寄せられているわけでございます。  その中には、いろいろ切々と訴えておられますけれども、血友病患者を法案の対象外としても、単独立……

第113回国会 社会労働委員会 第4号(1988/12/06、14期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、大変限られた時間でございますので、まず最初に鈴木参考人にお伺いいたしたいと思います。  日本のエイズというのは、御案内のように、患者九十人中五十一人がいわゆる血友病患者であるとか、あるいはキャリアの感染者の中の九二%以上が血友病患者であるとかというふうな状況からいいまして、大変外国の様相とは違うという状況になっておるわけでございます。そういう点で、私どもがエイズ予防法案を扱うに当たりまして、血友病患者の方々の感染者の問題を度外視して者えられないという点があるわけです。  そこで、鈴木参考人にお伺いいたしたいと思いますのは、衆議院では法案が修正されまして血友病を除くとい……

第113回国会 社会労働委員会 第5号(1988/12/20、14期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは前回に引き続いて質問をしたいと思うのですが、日本のエイズの特徴というのはもう前回にも私も触れましたし、各委員からも御指摘のとおりでございます。何しろ欧米諸国や諸外国と違いまして、患者の九十人のうち五十一人が血友病患者の方であり、あるいはHIV感染者の千四十八名中九二%が血友病の方々であり、しかもその中の約半分は未成年者、幼い子供たちもたくさんおるというのが我が国のエイズの特徴であります。血友病患者の方々が病気の治療のために使った血液製剤のおかげで、現在ではなお治療法未確立のために不治の病とされているエイズに感染をしているわけでございます。全く本人にとっては何の責任もない……

第113回国会 社会労働委員会 第6号(1988/12/21、14期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 私は、本題に先立って委員長に申し上げておきたいと思います。  大体、本日の委員会は委員長職権で開かれたとはいいながらわずか二時間足らず、それを早朝から三回にわたって細切れにするような運営、本委員会といたしましては全く前例のない無定見な運営であると思うのです。こういうことは認めるわけにはいかないわけですから、強く抗議をしておきたいと思います。  本題に入りますが、私は、まずエイズ予防法案は、患者の皆さん方、そして医師、研究者の皆さん方、関係者の納得が得られるところまでこれは審議を尽くすべきであると思っておりました。ところが、不十分な審議のままで結論を急ぐという委員会運営、こういう……


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第114回国会(1988/12/30〜1989/06/22)

第114回国会 環境特別委員会 第2号(1989/06/19、14期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、山崎新長官を迎えまして大臣所信に対する質疑を行います。  大臣所信の第一は、地球環境保全を図るための取り組みの強化、推進に努め、「世界に貢献する日本」を実践するという大変重大課題を掲げておられます。したがって、この大きな課題を推進していく上での長官の決意をお伺いしたいのであります。  私が考えますのに、公害を防止し環境保全を図るためには、科学的な知見と解明そして集約が中心になっていくと思うのでありますけれども、その際に広く学者、研究者の意見を求めていく。少なくとも一つの行政を進めるに当たって被害者、国民の大きな反対を押し切って強行する、こういうやり方をしてはならないと……

第114回国会 環境特別委員会 第3号(1989/06/21、14期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、大気汚染防止法の一部改正案について若干お尋ねをいたしたいと思います。  アスベストによる大気汚染が問題になってから随分久しいわけでございますが、今回の改正は初めて特定粉じんとして規制基準を定めるということになりました。この際、アスベストについて、アスベスト肺あるいは悪性中皮腫、発がん性物質ということで、そういう人体にとって大変危険な有害物質であるということにかんがみ、これを規制するという基本的な立場に立っておられるかということですね。その辺はどうなんでしょう。当たり前のことなんですけれども、確かめておきたいと思います。

第114回国会 議院運営委員会 第16号(1989/06/19、14期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 私は、本日の会議で委員長提案された議事予定に、我が党の強い要望にもかかわらず、地方交付税法等の一部を改正する法律案並びに平成元年度の財政運営に必要な財源の確保を図るための特別措置に関する法律案に対する我が党議員の質疑が━━━抑えられたことに対し、強く抗議をいたします。  国会の立法活動に当たっての重要な責務は、国民の多様な意思を国政に反映きせ、法案審議を充実させることであります。

第114回国会 社会労働委員会 第2号(1989/03/23、14期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 今回提案されております承認案件というのは、労働基準監督署が七カ所、公共職業安定所五カ所でございます。承認を必要とするのは新設だけで、実際には労働基準監督署三カ所、職業安定所一カ所、職安の出張所五カ所、計九カ所が減少になります。  臨調答申による統廃合というのは六十三年度で終了するわけですが、六十三年一月、閣議決定で、いわゆる新行革大綱で新たに基準監督署七カ所、職業安定所及び出張所二十五カ所を整理統合するということを決定したようですが、多様な行政需要のある労働行政、とりわけ労働基準、それから職業安定業務というのが極めて住民、労働者のニーズからいいまして重要になっているときです。そ……

第114回国会 社会労働委員会 第3号(1989/06/16、14期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、本題に入る前にちょっと大臣に一言お聞きをしたいと思いますが、報道によりますと、昨日の夜、都内のホテルで大臣の所属しておられた安倍派からの出馬予定者の激励集会に御出席になってあいさつをされたというような報道がされておりますが、おいでになったんですか。
【次の発言】 それで、自民党の政治改革大綱では、閣僚は在任中派閥を離脱するというふうなことが確認をされておるようですが、大臣は派閥を離脱しておられますか。
【次の発言】 そうなってきますと、まあこれ報道ですからわかりませんけれども、他の福田元総理、塩川官房長官、村田自民党政調会長、いずれも安倍派の方々ですが、同じように御招……

第114回国会 社会労働委員会 第4号(1989/06/20、14期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 それでは、大変限られた時間ですので、幾つも聞きたいことがあるんですけれども、きょうはとりわけ大臣の所信に対する質問をぜひやりたいと思っておりました。というのは、厚生行政というのは、福祉、医療、年金その他国民生活にとって大変重大な問題を担当しておられる省でございますから、大臣の基本姿勢等がどっちを向いているかということが国民の大変大きな期待になっておるところでございますので、これをお聞きをしたいと思ったんですが、きょうは会期末でありまして法律がどかどか来るという段階で時間が十分にありませんので、残念ですがその基本姿勢をお聞かせいただくということはきょうは一応やめておきます。  早……


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沓脱タケ子[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第108回国会(1986/12/29〜1987/05/27)

第108回国会 予算委員会公聴会 第1号(1987/05/14、14期、日本共産党)

○沓脱タケ子君 先生方どうも御苦労さまでございます。大変限られた時間でございますので、私、小林先生に二、三点お伺いをしたいと思っております。  いろいろと御見解を伺っておりますが、異常円高のもとで今日、とりわけ政府の経済構造の調整の名のもとで大企業の生産拠点の海外移転、いわゆる産業の空洞化の問題というのが大変深刻な情勢を生んできております。私、大阪でございますので大阪の事情を見ておりましても、例えば電機産業の三洋電機などというところは、これはせんだって国会でも問題にしたんですけれども、いわゆる正社員はまだ首は切ってないわけです。ところが、定勤社員という正社員よりも一時間だけ労働時間の短いそうい……



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※このページのデータは国会会議録検索システム参議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2022/12/18

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