佐藤昭夫 参議院議員
12期国会発言一覧

佐藤昭夫[参]在籍期 : 11期-|12期|-13期-14期
佐藤昭夫[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは佐藤昭夫参議院議員の12期(1980/06/22〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は12期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(参議院12期)

佐藤昭夫[参]本会議発言(全期間)
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第95回国会(1981/09/24〜1981/11/28)

第95回国会 参議院本会議 第8号(1981/10/30、12期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 私は、日本共産党を代表して、議題となりました行革関連一括法案について、総理並びに関係閣僚に質問いたします。  土光・鈴木「行革」と本法案の重大な問題点は、衆議院における審議を通してますます明らかになってきています。これまでの大企業奉仕のばらまき財政が残した膨大な借金の後始末と軍備増強のための財源づくりという、二重のツケをすべて国民に押しつける、これこそが今回の行革なるものの本質であり、本法案はその第一歩にほかなりません。  しかも、本来その内容も制定経過も異なる三十六の重大な制度改悪をたった一本の法案に一括し、短期間の審議で成立させようとする政府の態度は、議会制民主主義を真っ向か……


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第98回国会(1982/12/28〜1983/05/26)

第98回国会 参議院本会議 第13号(1983/05/11、12期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 私は、日本共産党を代表し、臨時行政改革推進審議会設置法案について、総理並びに行政管理庁長官に質問いたします。  中曽根内閣が最優先の課題としている臨調行革路線に対しては、国民の審判がすでに下っております。どの世論調査を見ても、真っ先に削減すべき予算項目としては軍事費、防衛費が、逆に絶対に削ってはならない項目、増額すべき項目としては社会保障費、教育費が挙げられていることは、総理や行管庁長官もよく御存じのはずであります。中曽根内閣が国民世論に多少なりとも耳を傾ける姿勢を持っているならば、軍拡、大企業奉仕、国民総犠牲の臨調路線の強行は直ちに中止し、本法案の提出は当然行われなかったであり……

佐藤昭夫[参]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(参議院12期)

佐藤昭夫[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第93回国会(1980/09/29〜1980/11/29)

第93回国会 科学技術振興対策特別委員会 第2号(1980/10/17、12期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 本日は中川さんが長官に就任されて初めての委員会であります。若干長官の基本姿勢についてお尋ねをいたしたいと思いますが、午前の吉田委員の質問の中でも応答があったわけでありますが、就任直後の記者会見において、将来国際情勢の変化があればという前提つきではありますが、核武装をするということもあるかもしれないという発言をなさってずいぶん波紋を呼んだ。この点で先ほどの御答弁で科学技術庁長官としては非核三原則、原子力基本法、核拡散防止条約、これを堅持をして今後対処をしていくというふうに明言をされましたけれども、この点を私としては再確認をいたしたいというふうに思います。と同時に、先ほどの長官の御答……

第93回国会 科学技術振興対策特別委員会 第3号(1980/10/24、12期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 まず初めに、いわゆる関西学術文化都市構想の問題について若干質問いたしたいと思いますが、ここ二、三年来、この問題をめぐっての議論が盛んでありますし、国土庁としても、昭和五十四年度以来調査費を計上して、大阪科学技術センターに委託し、調査研究が進められているところであります。  まず、この構想が登場した背景ですが、これは筑波研究学園都市の場合のような、中央における国立の研究諸機関の過密対策としての移転計画、それとはずいぶん違って、この経過をながめてみますと、私も京都を中心にしていろいろ話を伺っておりますが、大学や研究機関の側から主導的にこの問題が提起をされてきたというよりは、主として財……

第93回国会 科学技術振興対策特別委員会 第6号(1980/11/07、12期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 今回の法改正の第一に、事業団の業務について原子力船開発に加えて、これに必要な研究を行うことをつけ加えた、この問題についてまずお尋ねをいたしますが、昭和五十四年十二月二十日の原子力船研究開発専門部会報告書、その第三章で「原子力船研究開発の課題」として、今後の研究開発についての方向性、二つの柱と三つの課題といいますか、一つは「原子力商船実用化をめざした研究開発の推進」、もう一つの柱は「基礎的・先導的研究の実施」、第一の柱のさらに内容として「「むつ」開発の推進」、「改良舶用炉プラント等に関する研究開発の推進」、「安全規制研究」というこの三つの課題を打ち出しているわけでありますが、これ当……

第93回国会 科学技術振興対策特別委員会 第7号(1980/11/12、12期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 前回時間の関係で質問中途で打ち切りになりましたので、あと残っている前回残した時間約三十分ほど質問をいたしますが、前回法案の二つの骨子――法改正の暁、研究開発事業団に移行をするその内容、それから六十年三月他の原子力関係機関との統合を図っていくこと、この問題についていろんな角度から質問をいたしましたが、このいわゆる統合問題ですね、これは現在政府が打ち出しておりますいわゆる行政改革、その内容として一省庁一機関スクラップするということも重要な一つの要素になって、六十年こういう方向へ持っていくんだという提案が出ているということでしょうね。

第93回国会 科学技術振興対策特別委員会 第8号(1980/11/14、12期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 共産党の佐藤でございます。ちょっと委員会を出たり入ったりしておりましたけれども、御存じのように国会会期末で、会期延長問題が登場していまして、議院運営委員会が断続的に開かれて、ちょっと私そちらにも出席をしておりました関係で失礼しましたことをおわびをしておきます。  まず小野先生にお尋ねをいたしますが、冒頭の各参考人の方々の意見陳述の中で、角田参考人が「むつ」開発がしゃにむに進められるのは、軍事上原子力潜水艦開発につながるのではないかという危惧を持っているというふうにおっしゃったわけですが、私もその点の危惧を持っていますが、この点についての先生の御意見、先生御専門の研究を通して、平和……

第93回国会 科学技術振興対策特別委員会 第9号(1980/11/19、12期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 原子力船事業団の六十年三月末までの統合に当たっての前提条件の問題で、先日来いろいろただしてきているわけですけれども、引き続きその点について質問をいたしたいと思います。  いままでも何回か引用をしてきておりますが、原子力委員会の五十四年十二月二十七日の原船事業団の統廃合問題についてという文書、そこでは、「「むつ」の開発がある段階に達するまでの間は、事業団は責任ある」「機関として」やっていくというふうに書いておりますし、さらにそれを一層具体化をしたのでしょうか、五十五年、ことしの四月十一日の「原子力船研究開発の進め方について」という文書では、「将来は、「むつ」が実験船として活用できる……

第93回国会 科学技術振興対策特別委員会 第10号(1980/11/21、12期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 今回の法案について何回か質問がありましたが、なお不明の点について、引き続き質問をいたしたいと思います。  まず「むつ」開発関係経費の問題ですが、先日の参考人の意見陳述においても、「むつ」一隻の開発に巨額の国費を投入をしながら、他の研究機関の研究費はきわめて貧弱だということについて、疑問が出されていたわけでありますが、当局から資料をいただいておりますが、 これまでの「むつ」開発に要した経費、事業団発足から五十四年度末までということで、いわゆるあの四者協定関係、漁業対策費含めて二百八十五億、時価換算をすると約四百億。今後「むつ」開発に要する経費、その中身いろいろありますけれども、大湊……

第93回国会 地方行政委員会 第2号(1980/11/11、12期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 まず最初に、最近全国的に深刻になっています散乱廃棄物、空きかん問題について、幾つかお尋ねをいたしたいと思います。  この問題については、御存じのように、すでに十月の二十一日関東十都県の知事会議、十月の二十九日全国の都市清掃会議、ここでも特別の決議が行われ、来る十一月の二十日には京都市で百都市による連絡協議会を結成をして、国の積極的な指導方向を求める、非常に大きな全国的な運動になってきているわけですけれども、まず、環境庁にお尋ねをいたします。 このような空きかんの散乱状況、全国的にどういう事態か、どのように把握をされておりますか。

第93回国会 地方行政委員会 第3号(1980/11/13、12期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 共済制度の基本的仕組みに関する問題は後の大臣質問の段階で伺うこととしまして、最初、貸付金運用の問題で若干伺いたいと思います。  まず、現在の住宅貸し付けの限度額の現状はどうなっているのか。その根拠はどうなっているのか。御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 甲地九百万円、乙地八百万円という大きく二つのランクに分けているのだということでありますけれども、たとえば最近新聞で報道されておりますように、公営住宅についても四千万円住宅がいよいよ売り出されるという事態になってきているということで、この限度額自体について引き上げの方向を検討すべき段階じゃないかというふうに思いますが、その点……

第93回国会 農林水産委員会 第5号(1980/11/20、12期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 私も、まず初めに林業対策の関係で少しお尋ねをしておきたいと思いますが、言うまでもありませんが、わが国は国土の三分の二が森林であるという世界でも有数の森林国である。また、戦後も植林した人工林の面積が一千万ヘクタール近くであって、十年後には伐採利用が可能になってくる展望もあるという点で、この資源を活用してわが国の林業を長期的に発展をさせていくための総合的施策が本日もいろいろ議論をされているわけでありますが、私、特にこの林業の担い手対策といいますか、その問題で、同僚委員からも御質問が出ておりますが、一、二まずお尋ねをしたいと思います。  林業労働者を確保していく上で、少なくとも他産業労……

第93回国会 文教委員会 第2号(1980/10/21、12期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 私もまず、午前中、粕谷委員、本岡委員の質問にもありました、議論の前提として教育基本法に対する文部大臣の基本的姿勢、これを遵守をしてやっていくということで再確認してよろしいですね。
【次の発言】 しからば、これもお話が出ておりましたが、九月七日の岐阜県議会における、日本の教育基本法の中に、「日本の歴史と伝統を尊び、国を愛する心を養う」という語句を加えるようという国に要望する決議、このような決議に対しては文部大臣としてはこたえないということで確認してよろしいですね。
【次の発言】 そういう一部の意見だということで聞きおくということですね。  なお、念のためにお尋ねをいたしますが、教育……

第93回国会 文教委員会 第3号(1980/10/23、12期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 私は、きょうはまず、いわゆる愛国心教育について幾つかお尋ねをいたしたいと思います。  一昨日の私のこの委員会における質問において、文部大臣は教育基本法を遵守するとはっきり答弁をされました。また教育基本法を遵守する教育の核心は何かと、それは最高裁判決文も述べているように、戦前の国家主義的、軍国主義的教育に対する深い反省に立って平和と民主主義に立脚した教育を進めることではないかと私が質問したのに対し、文部大臣も同感の意を表明されました。これからの議論を進めていく出発として、この一昨日の文部大臣答弁再確認をしてよろしゅうございますか。

第93回国会 文教委員会 第4号(1980/10/28、12期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 本日、私は教育予算の問題を中心に幾つかお尋ねをいたしたいと思いますが、まず大臣に早速お尋ねをしますが、文部省の五十六年度の概算要求についてでありますが、片や防衛費等は別枠扱いとして、五十五年度対比九・七%の伸び、自衛隊員のベースアップ等を加えますと一二%の伸びだと。しかし、文部省については六・六%と、各省庁の中でも最低の伸びの部類となっていると思います。  大蔵省は、当初各省庁の概算要求は七%台に抑えるんだという発言をしておりましたが、いわば文部省はこの大蔵省の方向さえみずから切り下げるような六・六%ということで大臣として判断をした根拠は何ですか。

第93回国会 法務委員会 第2号(1980/10/30、12期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 まず、公安調査庁にお尋ねをしますが、公安調査庁の調査活動はいかなる根拠法規に基づいて行われておりますか。
【次の発言】 この破壊活動防止法、いわゆる破防法は、言うまでもなく希代の悪法として、わが党としては一貫してこの悪法の廃止、公安調査庁の即時解散を要求してきておる立場でありますが、この悪法である破壊活動防止法の法規に照らしても、ずいぶん重大な法違反、法逸脱の問題が起こっているのではないかということで、きょうは少し具体的な例として御質問をしていきたいと思います。  本年の九月の二十五日の夜、茨城地方公安調査局のマツヤマ、ワタナベと名のる人物が、原子力研究所労働組合として係争中の、……


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第94回国会(1980/12/22〜1981/06/06)

第94回国会 エネルギー対策特別委員会 第6号(1981/04/24、12期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 私も非常に限られた時間ですけれども、まず参考人に若干の点をお尋ねをいたしたいと思います。  ただいまの同僚議員の質問を聞きながら、私はますます疑問を強くするわけですけれども、参考人といいますか、副社長あるいは管理部長、会社側は管理体制、報告体制には問題はない、問題は管理者の判断能力だ、こういう言い方を冒頭されたわけですけれども、ところが、先ほどのずっと質問の中で明らかになったのは、オーバーフローがあったという、これについては課長までの作業日誌の報告、これにはそういう事故が起こったということは記載があった。ところが、それよりも上の上司はそういうものは知らないし、見てもいないし、また……

第94回国会 大蔵委員会 第22号(1981/05/18、12期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 私の持ち時間きわめて限られていますので、四人の参考人の方すべてに御質問をすることができないかとも思いますが、その点あらかじめお許しをいただきたいと思います。  まず、村本参考人にお尋ねをいたしますが、先ほど来同僚委員の御質問の中でも、今回の法案が金融制度調査会の答申に照らしても重要な部分で内容的な後退が起こっているんじゃないかということで、ディスクロージャーの規定の仕方の問題など指摘をされておるわけですが、私も同様の感じを持つんですが、そこで、佐々木会長がそのことにかかわって、たとえばディスクロージャーの問題について言えば、すでに銀行の業界の方が法律でいかに定めるにかかわらず、こ……

第94回国会 文教委員会 第7号(1981/04/14、12期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 私もきょうを皮切りに本法案に対してこれから何回か質問をしてまいりますので、きょうはまず総論的な問題で幾つか質問をいたしたいと思います。  いわゆる科学技術、文化、国民教育の発展に伴って高等教育の機会均等、学術の公開を求める国民的要求が年々高まってくる、こうした国民の要求にこたえて高等教育機関の整備充実が促進をされなくちゃならぬというのはだれしも認める問題だと思います。放送大学が、教養学部のみとはいえ、国民の教育要求にこたえて教育の機会の拡充を図っていく上で積極的な役割りを果たし得る可能性を持っておることを否定するものではありませんが、しかし、この法律案をよく検討いたしますと、これ……

第94回国会 文教委員会 第8号(1981/04/16、12期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 非常に限られた時間でありますし、すでにお話に出ております問題との重複を避けてごく簡単にお尋ねをいたしたいと思いますが、まず、新井参考人にお尋ねをいたしますが、冒頭のお話で先生も触れられておりましたが、放送教育というのはマスコミの性格から見てもきわめて広範な影響力を持つと。重要な見解の相違がある場合でも放送された教官の説が唯一の正しいもので受け取られかねないような危険性を含む。こうした点で非常に慎重さを要するということでありますが、したがって、この学術上重要な異なった意見を有する学者、研究者、教育者あるいは学術団体、こういう人々に――もちろんきょうも一貫して強調されておりますように……

第94回国会 文教委員会 第9号(1981/04/21、12期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 参考人の先生方きょうは御苦労さんでございます。  初めに、河合先生と坂元先生にそれぞれお尋ねをいたしますが、最初の先生方の公述がございまして、後同僚委員の質問に対するお答えでかなり補足をされておりますのであれですけれども、私の率直な印象としては、最初のお話はちょっと手放しで放送大学を賛美なさっているんではないかという感じがいたしました、率直のところ。仮に放送大学に賛成をしてこれを実施をしていく上にも、本当に放送大学が名実ともに成功するためには幾つかの前提があると思うんですね。  たとえば、午前中も同僚委員の質疑にありましたけれども、一つは財源措置がどうなるか。最初第一期計画という……

第94回国会 文教委員会 第10号(1981/04/28、12期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 午前中から勝又委員またいま高木委員と、今回放送大学法案が果たして大学の学問の自由が保障をされるのかという問題とかかわって、いわゆる昨今の教科書問題についての文部省の姿勢、これについていろいろ質問が出ておりますが、私の最初に、昨日教科書協会が決定を行い、文部省に申し入れを行っておるこのことに関して質問を最初にしておきたいと思います。  まず一つは、今回の申し入れは、学習指導要領が改訂されて新たな教科書が使われ始めてまだ一カ月もたたない二、三週間というこういう時期に、このような全面改訂を含む教科書のつくりかえを行うんだということを決定をして申し入れが行われておるわけでありますけれども……

第94回国会 文教委員会 第11号(1981/05/07、12期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 私も、最初に教科書の問題について若干お尋ねをしておきたいと思いますが、午前中の小野委員の質問の中でも、今回の教科書問題での教科書協会と文部省との関係はちょうどサル芝居のようなものだという指摘がありましたが、私も文部省が巧みに仕組んでいるんではないかという疑いを持たざるを得ません。  本日の朝日新聞の報道によりますと、文部省はすでに昨年の暮れから今年の一月にかけて公民教科書を発行している七社を次々呼び出し、教科書の書きかえを誘導したと。七社の印象は、書きかえを事実上強要されたというふうに受け取っているという報道が出ているわけですね。文部省当局は、尋ねれば、そういうことを強要しました……

第94回国会 文教委員会 第12号(1981/05/14、12期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 時間も限られていますし、二つの問題にしぼって質問をいたしたいと思いますが、まず私学共済の運営に関係して私立学校教職員共済組合の組合員資格の取り扱いの問題でお尋ねをいたしますが、去る十一日に愛知県の私立学校教職員組合連合の代表が私立学校教職員共済組合を訪れて、学校法人足立学園の岩本光司教諭の共済組合員の資格喪失の取り消しについて要請を行っておるわけですけれども、この要請の中心的内容はどういうことですか。
【次の発言】 いまありましたように、岩本教諭は名古屋地裁に引き続いて高裁の判決でも勝訴をしたわけでして、一般に解雇された労働者などの健康保険等の取り扱いに関して労働委員会または裁判……

第94回国会 文教委員会 第13号(1981/05/21、12期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 本日この放送大学に関しての政府原案と社会党の対案二つを結びつけて午前中から各会派の質疑が行われているわけでありますが、私ども共産党としては政府原案に対する修正案を用意し、すでにその内容の骨子については当委員会の理事の方々にも参考資料としてお渡しをしているわけでありますが、そうした角度から、主として文部省に対して、若干社会党発議者に対して質問をいたしたいと思いますが、時間の関係もありますので問題をしぼらざるを得ませんが、私どもの修正案の中で触れていることですけれども、学園並びに大学の管理運営を大学にふさわしくどう民主化をするかといった角度から、いまもちょっと触れられていましたけれど……

第94回国会 文教委員会 第14号(1981/05/28、12期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 いままでこの放送大学法案の重大な問題点についていろいろ質問をしてまいりましたが、前回もいわば教育の安上がりを考えているんじゃないかということで、膨大な非常勤教員に比べて専任の教員がきわめて少ない。これはオープンユニバーシティーと対比をしても、教員一人当たりの学生数という点で見て、あるいは日本の既存の教養学部と比べてみても、あるいは既存の大学の通信教育の課程と比べてみても、教員一人当たりの学生数というのが非常に大きく放送大学の場合にはなっている。ということは、行き届いた教育ができないということのあらわれになって、どうしてもこういう状況を改善をする必要があるんじゃないかということをい……

第94回国会 文教委員会 第15号(1981/06/02、12期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 私も、ただいま議題となっております法案に積極的に賛成をする立場から、できるだけすでに同僚委員御質問なさっている課題と重複を避けつつ、幾つかの問題について御質問をいたしたいと思います。  まず、議論の前提として文部大臣にお尋ねをいたしますが、言うまでもなく、近年学校における女子教職員の占める比率というのが年々急速に上昇をしております。こういう中で、日本の未来にかかわる教育を発展させていく上で、女子の教職員が安んじて教育活動に専念できるよう、女子教職員の母性保護を初めとする労働条件を改善する必要性について、まず大臣の基本的な御意見を伺っておきたいと思います。

第94回国会 文教委員会 第16号(1981/06/04、12期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 私は、ただいま議題となっております二つの法案について積極的に賛成をする立場から幾つかの問題について発議者並びに政府・文部省に質問をいたしたいと思います。  まずその一つは、寄宿舎の障害児の発達に果たす教育的機能についてお尋ねをするわけでありますが、一九七九年に養護学校が義務化をされ三年目に入っていますが、特にことしは国際障害者年も迎えておるそういう状況のもとで、養護学校障害児教育に対する国民の関心は大きく高まっています。  そうして、いわゆる寄宿舎について言うならば、近年、寄宿舎に入舎をする生徒も人数的にもふえてきていますし、重度の障害児も寄宿舎に入舎をするという傾向が増大をして……


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第95回国会(1981/09/24〜1981/11/28)

第95回国会 科学技術振興対策特別委員会 第2号(1981/11/13、12期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 私も、先ほど来藤原委員が質問をされておりましたが、まず最初に、採炭深部化に伴う採炭及び保安技術研究の問題について、先ほど来の政府の御答弁でもう一つはっきりしない点がありますので、最初に幾つかお尋ねをしておきたいと思います。  言うまでもなく、十月十六日、北炭夕張で、死者行方不明者合わせて九十二名という大事故が発生をしたわけでありますし、振り返りますと、この十一月というのは忘れ得ない月で、いまから十八年前の十一月の九日に九州の三池炭鉱で死者四百五十八名、重軽傷者五百五十名、生存した人がその後も、今日に至るもいわゆる一酸化炭素中毒で苦しんでおるという痛ましい姿が続いているわけでありま……

第95回国会 行財政改革に関する特別委員会 第10号(1981/11/27、12期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 私は、日本共産党を代表して、行革一括処理法案に反対の討論を行います。  反対の第一の理由は、本法案の内容が行政改革という名のもとに、一切のしわ寄せを国民に押しつけようとするものであることであります。  臨調答申や政府が言う活力ある福祉社会とは、児童手当の支給制限の強化、四十人学級計画の凍結、厚生年金の国庫負担の削減など、長期にわたる国民の運動によってから取られてきた社会保障、福祉や教育、地方自治の諸制度の根幹を突き崩そうとするものであり、人事院勧告の不当な抑制とともに断じて許すことはできません。さらに、所得税課税最低限の据え置きによる実質増税に加えて、五十八年度以降には一般消費税……

第95回国会 文教委員会 第2号(1981/10/22、12期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 限られた時間でありますので問題をしぼってお尋ねをしたいと思いますが、まず最初の中心は、今日、最近の教科書に対するさまざまな攻撃が、国際勝共連合、統一協会、またそれとつながった世界平和教授アカデミーに加わっているような学者の人々、この手によって教科書攻撃がいろいろやられているわけですけれども、これを文部省はいろいろ援助しているんじゃないかという疑いがあるということで幾つかお尋ねをいたしたいわけでありますけれども、まず大臣に基本理念をお尋ねいたしますけれども、教科書は教育にとって非常に重要なものだ、そういう点で、教科書の内容はあくまで真理、真実に忠実であって、特定の政党やあるいは団体……

第95回国会 文教委員会 第3号(1981/10/27、12期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 先ほど来、小野委員も、教科書の政治献金問題、また諸澤氏のゴルフ会員権取得をめぐる業界との癒着、疑惑、こういう点についてるる指摘をされておるわけですけれども、すでにわが党としても衆議院の行革特別委員会で正森、山原両議員がいろいろ質問をしておりますし、私、持ち時間が少ないのでもうこれを繰り返すことは避けますが、ただいまの指摘、全く同感ですということを申し上げて、ただ少し角度を変えて、諸澤氏が果たして今日文部省の最高役職として適格かどうか、これを疑わせる発言が多いので、この機会に文部大臣の見解をお尋ねしておきたいと思います。  その一つは、九月の十三日、大阪の国際貿易センターで開かれた……

第95回国会 文教委員会 第5号(1981/11/05、12期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 それでは、まず最初に、弘前大学における免職教官の人事の問題でお尋ねをいたしますが、国立大学の弘前大学で、期末試験においてある教官が、学生自治会の役員選挙に立候補しておる九人の学生を差別して不合格にしたということで問題になり、この大学の教養部教授会が、問題の岩岡助教授、この人を調査の結果この事実が明白になって、一九七一年退職勧告をした。同年、この教養部教授会は分限免職処分に相当と決定して、同大学の評議会も、七七年に教官としての適格性を欠くとして分限免職処分に相当すると正式に決めて文部省に申請を出している。  まず、文部省はこの事実経過については把握をされておりますね。

第95回国会 文教委員会 第6号(1981/11/12、12期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 私も、まず初めに本法案の幾つかの問題点、疑問点についてお尋ねをしておきたいと思いますが、きょうも午前から宮之原委員初め、いろいろ質問がされておりますので、重複はできるだけ避けて、別の角度から幾つかのお尋ねをいたしたいと思います。  まず第一の問題は、本法案が、日本学校安全会と日本学校給食会、これを、放送大学学園をつくるがための全く数合わせ的な統合にすぎないということが、るる、いろいろきょうも指摘をされておるわけですけれども、私も全く同感でありますが、逆にお尋ねをいたしますけれども、今度の統合によって、改正法案のこの「目的」の条項にも書いておりますけれども、こうこう二つのものの事業……

第95回国会 文教委員会 第7号(1981/11/24、12期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 きょうは参考人の方々御苦労さまでございます。  私の持ち時間は十五分ですので、できるだけ重複を避けて少し私も御質問いたしたいと思います。  まず、雨宮参考人にお尋ねをいたしますが、冒頭の陳述の中でいろいろ参考人が、豊かな学校給食の実現を求めて議論をしたり調査もしたり運動もしたり、その一端の御紹介があったわけでありますが、本当に子供にとって役立っていくような学校給食をつくり上げていくために、特に今日時点で国や自治体、まあ文部省や都道府県の地方の教育委員会というふうに置きかえてもいいかと思いますけれども、そういう国や自治体に要望をされる点はどんな点でしょうか。


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第96回国会(1981/12/21〜1982/08/21)

第96回国会 科学技術振興対策特別委員会 第4号(1982/04/28、12期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 一昨日中川長官が青森へ出向き、話し合いをされてきましたように、最近「むつ」問題が再び世論の注目を集めておると思うのですが、こうした点で、きょうは「むつ」問題を中心に幾つかお尋ねをしたいと思います。  まず、佐世保における「むつ」の改修工事の進捗状況、これがどうなっておるのか。佐世保を出港するという現地との約束はことしの八月末、その六十日前までに内閣総理大臣に届け出なければならないということで、したがって事実上のタイムリミットは六月までというふうに理解をするわけですけれども、それまでに工事は完了をするのか、事業団にお答えいただきたい。

第96回国会 科学技術振興対策特別委員会 第5号(1982/08/04、12期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 共産党の佐藤です。  初めに宗川参考人にお尋ねをしたいと思います。  その一つは、いわゆる遺伝子組みかえ実験について、すでに五年前から日本学術会議は、一九七七年の十月二十八日の第七十三回総会声明で、公開、民主、自主の原則の重要性を強調し、先ほど宗川先生もこの民主、公開等の重要性に触れられたわけでありますが、これらの原則がなぜ大切なのかもう少し具体的に御説明をいただきたいと思います。  それから二つ目に、実用研究に先立って基礎研究の重要性をあわせて強調されていたわけでありますが、この点で、現在大学での研究をなさっておるそのことを通して、心を痛めておられるような問題、今日国の予算措置……

第96回国会 逓信委員会 第8号(1982/05/11、12期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 ラジオ放送開始以来五十年余、テレビが三十年、この間、歴史はあらゆる面で大きく変わってきているわけでありますが、最初に基本的な点として、第一に、電波・放送というものは戦前と戦後でどのように変わってきたのか、第二に、現行の電波法、放送法制定の二十五年当時と今日とを比較して電波をめぐる環境はどのように変わってきたのか、まずこうした点でお伺いをしたいと思います。
【次の発言】 ただいまもありましたように、戦前と戦後との根本的とも言うべき大きな違い、そして戦後についても初期の二十五年前、そして今日時点と比べてみた場合に電波が非常に多様になってきている。きわめて限られた利用の機会、そこから、……

第96回国会 文教委員会 第4号(1982/03/30、12期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 大臣の所信表明において、その第一に初等中等教育の改善充実の課題を掲げておられますが、まず高等学校教育の問題について質問をいたします。  中学生から高校生という時期は、少年期を脱して青年期に入り、一定の人生観、社会観の基礎をつくり上げるという時期でありまして、高校教育は国民的な教養の基礎を完成するという重要な課題を担っていることは言うまでもありません。しかし、この大切な時期がいわゆる受験地獄によって損なわれ、学校教育がゆがみ、多くの非行を生み出す重要な原因の一つにもなっています。こうした点でまず文部大臣にお尋ねをしますが、この高校受験地獄を解消するために何をなすべきか、どのようにお……

第96回国会 文教委員会 第6号(1982/04/01、12期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 それではまず、少年非行の問題について最初にお尋ねをいたします。  今日少年非行がますます増加をし、大きな教育問題、社会問題となっているわけでありますが、その非行の原因は複雑で、社会的な問題、家庭の問題、学校教育のあり方などいろんな要因がある。それが絡み合って子供の発達のゆがみを引き起こし、非行問題となってあらわれているわけでありますが、文部大臣も所信表明の中で、この非行問題の解決を大きな重点として挙げられているわけでありますが、しからば、五十七年度の予算案において、この非行対策のためどのような予算措置が計上されておるのか、まず文部省から御説明をいただきたいと思います。

第96回国会 文教委員会 第8号(1982/04/13、12期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 言うまでもなく、学校は子供たちが健康で安全に教育を受けることが保障されなければならないところだと思うわけでありますが、しかし現状は、学校の管理下での災害が年々増加の一途をたどっています。この学校安全会の給付件数、医療費、廃疾見舞金、死亡見舞金、それ全部合計をしてということでいいと思いますが、この発足をしました昭和三十五年、たとえば十年刻みで四十五年、五十五年、どういうふうにこの件数はふえておりますか。
【次の発言】 私の尋ねている年度に沿っての必ずしも答えじゃありませんけれども、とにかく発足をした昭和三十五年から五十五年、二十年の間に、大体トータルの件数では三倍強にふえておるとい……

第96回国会 文教委員会 第9号(1982/04/15、12期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 前回安全会の給付内容の改善の問題で質問を始めておったんですが、時間の関係で中途で終わりましたので、まずその問題を少し続いて質問をいたしたいと思います。  現行の安全会の制度は負傷、疾病に対する医療費の支給の範囲をいわゆる健康保険の適用となる範囲にとどめているわけでありますが、実際に保護者などから非常に要望の強い差額ベッド代、看護料、こういうものが対象外になっている、これが何とかひとつ弾力的な運用ができないものかという意見が全国的に非常に強く出されていると思うんです。本来差額ベッド代などの問題というのは、医療のあり方を国民本位に転換をさせていくために基本的に解消しなくちゃいかぬとい……

第96回国会 文教委員会 第10号(1982/04/22、12期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 午前中からも同僚委員からいろいろな指摘があるわけでありますが、まずお尋ねをしますけれども、いわゆる学校における児童生徒の健康診断、これがどういう教育的な意義があるのか、学校の教育計画全体の中でどういう位置づけがされる問題なのか、その点についてまず御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 ただいまの答弁で、医療機関は医療機関としてのプロパーの役割りがあり、それを学校の健康診断をもって代行するということはできないという限界はありつつも、しかし日常的に学校教育の中での子供の健康な体をどう育てていくかという、こういう上で非常に重要な教育的役割りがあるんだということだと思うのですけれども……

第96回国会 文教委員会 第11号(1982/07/06、12期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 今回の共済改正案の一番の問題点は、午前から同僚委員こもごも触れておられますように、例年四月から引き上げるべき年金額を一カ月繰り下げて五月からの実施としているこの問題であります。私学共済として一カ月据え置かなければならない理由は、どこにもない。いわばこれは昨年の臨時国会で成立した行革一括処理法案による私学共済への国庫補助のカット、これが背景、その理由とされているわけでありますが、一カ月分の総額五千九百万円のうち、国庫補助金というのはわずかに八百万円。その削減のためにただでさえ低い私学共済年金受給者にしわ寄せが向けられておるということは実に許されない問題だと思うわけでありますが、当然……

第96回国会 文教委員会 第12号(1982/07/29、12期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 今回の問題について、文部省は「侵略」という用語に対して改善意見をつけたのであって、強制的な指示ではなかったと問題の言い逃れを図ろうとしているわけでありますが、しかし改善意見であろうと、文部省の見解として「侵略」は好ましくない、ほかの用語にかえてほしい、たとえば「進出」という用語にしてはどうかと、こういう意見をつけたことは明白でありますから、問題の元凶、主役は文部省であるということは明白であります。まず、このことを最初に議論の前提に置いて質問をいたします。  ところで、教科書での日中戦争や第二次世界大戦の説明にどういう用語を使うのが適当かどうかという、その問題の基礎として、まず、こ……

第96回国会 文教委員会 第13号(1982/08/03、12期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 私も最初に教科書検定をめぐる問題について一、二問質問をしておきたいと思いますが、小川文部大臣として、訪中するにふさわしい状況ではない、円満解決の環境づくりのため一層今後努力をしていくと答弁をされています。また、けさ方の幾つかの新聞は、きのうの文部大臣の記者会見で、いわゆる「侵略」という用語を「進出」と変えた記述の再改訂は絶対しないとは言っていないと発言をされたと報道をしているわけでありますが、これについて、先ほどの柏原委員の質問への答弁として、今後の中国との折衝上高飛車的な態度は避けたいという考えだというふうに答えられているのでありますが、この意味は、再改訂は絶対ないということで……

第96回国会 文教委員会 第14号(1982/08/05、12期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 私も最初に教科書問題で三点質問をいたしたいと思います。  きょうの昼のテレビで、本日の午後、紛糾をしております教科書問題について鈴木―小川会談が行われる予定と、こういう報道がされておったんですが、先ほど文部省事務局に聞きますと、まだ正式にはそういうことは決まってないという話でありますが、それはともかくとして、文部省と文部大臣のかたくなな態度のために事態は国際的にもますます重大化をして、文部大臣の中国訪問を中止せざるを得ないと、こういうふうになってきたわけでありますが、文部省と文部大臣がこの態度を続ける限り鈴木首相の訪中にも影響が出てくるんではないかということをすでに一部の新聞など……

第96回国会 文教委員会 第15号(1982/08/10、12期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 私も初めに教科書問題で少し質問をいたします。  今回の教科書検定問題が国際問題にまで発展してきたわけでありますが、その根本として日本政府の日中戦争、第二次世界大戦に対する認識の姿勢が問われているわけであります。今日、侵略戦争は侵略戦争と素直に認めよというのが文部省への内外の厳しい批判であり、今回の問題は七月二十九日の参議院文教委員会以来、両院で何回か議論をされてきているわけでありますが、その七月二十九日の当委員会での私の質問に対し、文部大臣は渋々ながら最終的に、侵略戦争ではないなどということは毛頭申しておりませんというふうに、事実上侵略戦争であったことを認められる答弁を行い、八月……

第96回国会 文教委員会 第16号(1982/08/19、12期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 七月二十九日の当委員会、参議院文教委員会以来、私の質問にも答える形で、文部大臣は、日中戦争、第二次大戦は弁護のできないものだと、そして渋々ながらではありましたが、侵略戦争と認識をしているというふうに答えられてきました。にもかかわらず、教科書の記述について、中国、アジア諸国への侵略行為をめぐる記述について「進出」を「侵略」に再訂正をするという問題については、きょうに至るも頑強に拒否をされている。当委員会、七月二十九日以来きょうを含めますと五回にわたって、時間の長短はありますが、各党の代表それぞれ議論をやってきている。五回連続をして同一テーマで議論をこれだけ集中してやるというのは国会……

第96回国会 予算委員会 第3号(1982/02/17、12期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 最初にF4ファントム問題について幾つか質問をいたしますが、まず総理にお尋ねをいたします。  中川長官が、総理が知らぬでは済まぬということを発言をして新聞でも報道されておりますが、私もそうだと思うんです。閣内からのこういった発言について、まず総理の見解をお聞きしたい。
【次の発言】 私がまずお尋ねをしたのは、中川長官が閣内で、総理がよく知らぬというのはおかしいという発言をしておられる、このことについての総理の意見はどうかと。
【次の発言】 しからばお尋ねをいたしますが、総理は知らなかったと、段階があったというふうにいまもみずから言っておられるわけですけれども、具体的には何を知らなか……


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第97回国会(1982/11/26〜1982/12/25)

第97回国会 予算委員会 第3号(1982/12/22、12期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 私は、日本共産党を代表して、日とともに鮮明になってきた中曽根内閣の憲法改悪と金権腐敗擁護の姿勢、危険な防衛政策、臨調路線と国民生活の諸問題について質問をいたします。  まず、中曽根総理の太平洋戦争に対する認識についてただしたい。  総理は、衆参本会議でのわが党の不破委員長や下田議員の質問に対し、国際的に侵略であるとの厳しい批判があることは事実だと述べながらも、自分自身の考えについてはついに明らかにしなかったのであります。  重ねて質問いたしますが、あなた自身は太平洋戦争をどのように考えているのか、はっきりお答え願いたいと思います。


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第98回国会(1982/12/28〜1983/05/26)

第98回国会 科学技術振興対策特別委員会 第4号(1983/03/25、12期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 私は、きょうは核再処理の問題を中心にいろいろ質問をいたしたいと思います。  まず動燃の再処理工場、これは定期検査を終えて二月の十五日試運転に入ったやさきに、二月の十八日、十九日に続けてトラブルを起こし、運転を全面ストップしたわけでありますが、昨年の四月以来、二基の溶解槽、R10、R11、このうちR11が故障し、R10だけで運転を断続して続けてきた。その頼りのR10も同じような故障が起こった。これら二基の溶解槽の修理にまず今後どれくらいの期間、どれくらいの修理費が必要と見込んでいるんですか。
【次の発言】 かなり膨大な修理費用が要るということでありますが、こうした一連の事故が続出を……

第98回国会 科学技術振興対策特別委員会 第5号(1983/04/13、12期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 本日は、静岡県浜岡町にある中部電力の浜岡原発の安全性問題について、幾つか質問をいたしたいと思います。  まず、浜岡原発は、予知と安全対策強化が強調されています東海大地震の想定震源域、この真上にあるというふうに言われているわけでありますけれども、事実そうですね。
【次の発言】 地震予知連の力武常次教授が、その著書「総点検地震列島」という本の中の百三十ページから百三十一ページ、ここにおいて、東海大地震が発生したら浜岡の原発は壊滅的打撃を受けかねないという危惧を表明されているわけであります。このようなところに原子力発電所をつくるというのは全く無謀だというふうに私は思うわけでありますが、……

第98回国会 科学技術振興対策特別委員会 第6号(1983/04/15、12期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 法案の提案説明では今回の法改正を二つの内容でまとめているわけですけれども、その第一点は、技術士制度の活性化を図る観点から改正を行うということてありますが、具体的には技術士補の新設とそれに伴う試験制度の改革をやる。第二点として、行政の簡素化の観点からの改正と称するものでありますが、具体的には試験と登録事務の民間委譲に道を開く。そうして予備試験を廃止し、学歴制限を撤廃する、こういう内容になっているわけです。先ほど来触れられていますように、こうした改革が打ち出されてきたその背景として技術士審議会の報告、これが土台になっておりますが、この報告を拝見いたしますと、改正点の第一の技術士補の新……

第98回国会 科学技術振興対策特別委員会 第7号(1983/05/11、12期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 本日は、関西とりわけ京阪奈丘陵地を中心舞台とした学術研究都市構想、この問題について幾つか質問をいたしたいと思います。  以前にも私は本委員会でこの問題を取り上げてまいりましたが、関係自治体住民並びに研究者の間で、引き続いて幾つかの重要な疑問や要望が出ています。関係者の中での最大の心配は、この構想の中で軍事研究の危険性があるのじゃないかという問題でありまして、昭和五十五年十月の二十四日、本委員会での私の質問に答えて当時の科学技術庁長官故中川一郎さんは、軍事研究の可能性を明確に否定されたわけでありますが、この考え方は安田長官、いまも変わりありませんか。

第98回国会 決算委員会 第3号(1983/02/09、12期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 まず、京都市が一月の十八日、委員会審議抜きで強行可決した古都保存協力税条例、この問題について質問をいたします。  この税の内容についてはさまざまな意見があるところでありますが、それはさておくとして、御承知の今回の京都市の強引な条例可決にはマスコミも強い批判を浴びせているところであります。たとえば地元の京都新聞、地方自治のルール無視であり、政治常識にもとる行為だと、毎日新聞、強行突破に社寺側はもちろん、市民の間でも強い批判、朝日新聞、こういう形で成立をすることは余りにも異常である、というこれらの例を引くまでもありません。このため市条例で特別徴収義務者とされておる寺院三十六のうち三十……

第98回国会 社会労働委員会 第7号(1983/04/12、12期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 本日は、産業廃棄物処理行政について幾つか質問をいたしたいと思います。  そこで、京都府中央部の船井郡瑞穂町、ここに京都の大企業約四十社が出資する京都環境保全公社、これが産業廃棄物の最終処分場を建設する計画を持ち、約四年ほど前から住民との間に深刻な対立が続いているわけであります。幾つかの論争点がありますが、事業主の方は国の基準どおりにやっていると言い、住民側は国の基準から外れていると主張をしている。こうした点で、以下幾つかの点をお尋ねをしたいと思うわけであります。  まず一つは、建設予定の施設が管理型の産業廃棄物処理場とされ、いわゆるしゃ水が完全に行われるかどうかが最大の問題であり……

第98回国会 文教委員会 第2号(1983/03/03、12期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 私は、持ち時間が十分ですので全員の方に質問ができないことをお許しをいただきたいと思いますが、まず曽我参考人にお尋ねをいたしますが、先刻のお話で、ニューヨークの学校安全局長のアメリカにおける管理主義中心の失敗を日本では繰り返さないようにというその発言を紹介をされておったわけでありますが、この最近の一連の事件が起きまして、中曽根総理を初め、政府関係者が一連の発言をしている。その内容はここで私が繰り返す必要はないと思いますけれども、こういった発言に対してこれを危惧するマスコミの論調等もありますが、曽我参考人はどのようにお考えになるでしょうか。

第98回国会 文教委員会 第3号(1983/03/22、12期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 まず、非行、暴力問題の原因のとらえ方に関して大臣にお尋ねをしておきたいと思います。  中曽根首相は、先日の参議院予算委員会で校内暴力問題について、日教組などの大会スローガンを見ると、反核、軍縮の闘いを強めるということを書いている、こういうことを言うから子供が暴 力的になるのじゃないかというふうに発言をしているわけでありますが、これは暴力の原因をすりかえるきわめて不当な見解だと思います。戦前みずから教え子を戦場に駆り立てたその深い反省に立って、戦後、「教え子を再び戦場に送るな」を合い言葉に、学校の教師たちが反戦平和の運動を進めてきているわけでありますが、一体この運動が子供を暴力的に……

第98回国会 文教委員会 第4号(1983/03/24、12期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 まず初めに、最近、児童演劇劇団協議会などから国会にも要請が寄せられております子供の文化のための予算、この問題について質問をいたしますが、それに先立って、まず大臣に所見をお尋ねをしますが、中曽根総理は、第二臨調の次に必要なものは教育大臨調だと、こういう発言をされています。文部省の中教審程度のスケールの小さい技術論による教育改革ではなく、教育体系の基本的なあり方まで掘り下げるような教育改革であってしかるべきだと思う。行革はいわばその精神的な先駆けであると、こういうふうに一九八一年七月二十七日、当時行管庁長官ではありましたが、財団法人国策研究会会員懇談会、この席上で述べられ、こうした発……

第98回国会 文教委員会 第5号(1983/03/30、12期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 本改正案には幾つかの大学の学部、大学院等の新設が一括提案をされているわけでありますが、筑波大学の部分について見逃すことのできない問題がありますので、まずその点から質問をいたします。  文部省は、筑波大学において今回の国際関係学類の設置の問題、これが全学的な合意に達しているというふうに考えているのですか。
【次の発言】 正規の手続を経て出されてきたものと理解をしておると言われても、いまも局長自身も触れられておるように、社会学類、社会学系、その分野の教官の皆さん方からいまもなおこうした形での設置について批判意見が出されておる。概算要求が出されて、その後九月の十六日、形の上では評議会で……

第98回国会 文教委員会 第6号(1983/04/28、12期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 まず、久保参考人にお尋ねいたします。  先ほど来のお話で、四月の学術会議総会で今回の政府提案について賛成意見もあったけれども、少なくともこの法案の根幹部分といいますか、会員の選出方法改正について学術会議の組織として同意することにはならなかったということが明確になっているわけでありますが、そこで、先ほどのお話でも、五月の十八日から五月定例総会を予定をしておる、そこで当然この問題が議論をされるであろうということでありますけれども、その学術会議として圧倒的多数が同意できるようなこの法改正、これが会を運営をする会長としてそういう法改正であってほしいというふうに願われるのじゃないかと思うん……

第98回国会 文教委員会 第7号(1983/05/10、12期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 いろいろ質問をしたい点多々あるわけですけれども、時間がきわめて制限をされていますので、問題をしぼって質問をいたしますが、まず五月八日日曜日のNHKのテレビ討論会、ここで自民党の国対委員長中山太郎氏が、その発言の中に聞き流すことのできない重大な内容、日本学術会議を意図的に中傷をし、法案の重大性を覆い隠す虚偽の発言が数々ありますので、 この点を、まず事柄の真実をただしておきたい。  その一つは、中山氏は、国立大学の学長で日本学術会議会員は一人もいないと、こういうふうに発言をされているわけですけれども、事実はどうですか。この中山氏発言は間違いですね。

第98回国会 文教委員会 第8号(1983/05/12、12期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 まず最初に、総務長官に質問いたします。  一昨日の当委員会で、私は五日八日のNHKテレビの政治討論会における中山太郎自民党国対委員長の発言の問題をただしました、三つの具体的事実を挙げて。うそをつき、悪法の本質を覆い隠す、そういう発言がテレビを通してやられておるということはこれは許されざることということで、この法案審議のさなか、法案について責任を持っておられる総務長官として、中山氏に対して訂正謝罪を明確にひとつ要求をされるよう私は指摘をしたわけでありますけれども、よく事実を調べよう、国対委員長とは言え、それが事実とすれば問題だと、こういうことで事実をよく調べて対処をしますということ……

第98回国会 予算委員会 第13号(1983/03/31、12期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 まず最初に、福岡の観音浦団地をめぐる疑惑の問題で質問をいたします。  福岡県宇美町で林兼商会が造成し販売しようとしている観音浦団地の疑惑について、いま問題となっていますが、まず、この団地の所在地、面積、販売主体と販売方法、これを建設省、説明してもらいましょう。
【次の発言】 この林兼商会の団地開発の許可申請の日時、その内容、県当局の審査経過、これについて御説明をいただきたい。
【次の発言】 いやあなた質問を先取りしているな。私が聞いているのは、申請の出た日時、許可を行った日時、これを聞いている。
【次の発言】 そうしますと、四カ月足らずという非常に短い期間の間に許可が出ている。こ……


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各種会議発言一覧(参議院12期)

佐藤昭夫[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第93回国会(1980/09/29〜1980/11/29)

第93回国会 建設委員会、農林水産委員会連合審査会 第1号(1980/11/13、12期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 まず、法案に関連をして幾つかお尋ねをいたしたいと思いますが、今回の法案は、当初農住両善などと宣伝をされてまいりました。しかし、法案の内容をよく分析をいたしますと、第一条の目的を見ても、営農の方は「当面」という期限つき、住宅地等への転換は「円滑かつ速やかに」とされておりますが、いわば宅地供給促進が基本的なねらいであることは明瞭であろうと思います。「当面の営農の継続」という場合の「当面」とは何かという点で、先刻来同僚委員の若干の議論もありましたが、これまでの国土庁の説明ですと、都市計画法の市街化区域であるという大枠から十年以内だという見解が述べられているわけですけれども、しかし、本法……


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第95回国会(1981/09/24〜1981/11/28)

第95回国会 行財政改革に関する特別委員会、文教委員会、社会労働委員会連合審査会 第1号(1981/11/20、12期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 まず、四十人学級問題についてお尋ねをしたいと思いますが、今日受験地獄を背景に少年非行が史上最悪の深刻な事態となっています。八一年一月の警察庁報告でも、教師に対する暴力事件の八五%がいわゆる落ちこぼれによるものだとしているわけでありますが、教師と子供たちの人間的な触れ合い、行き届いた教育が今日ほど強く求められているときはありません。全国教育研究所連盟が、小中学校でクラスの約二分の一しかついていけないというあのショッキングな報告を出したのは、昭和四十六年二月でありました。この報告は、一人一人の子供に個別指導を強める上での困難な理由の第一に学級人数が多過ぎるという問題、第二位に教職員の……


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第96回国会(1981/12/21〜1982/08/21)

第96回国会 社会労働委員会、内閣委員会、地方行政委員会、文教委員会、農林水産委員会連合審査会 第1号(1982/07/08、12期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 まず最初に、国民の福祉の問題で、来年度予算要求に関して厚生大臣にお尋ねをしたいと思います。  昭和五十六年度の歳入欠陥は二兆九千億円前後になることが明らかになり、来年度はマイナスシーリングなどとも言われております。厚生省は国民の健康、生活に直接結びつく分野を担当しており、対象人員増や諸手当の平年度化など当然増の多い予算を抱えています。五十七年度の当然増は六千三百億円とも言われ、このうちゼロシーリングの別枠として認められたのが二千百億円という額でありますが、その差額の四千二百億をひねり出すために、厚生省は国民健康保険補助金を十一カ月分としたり、厚生年金の国庫負担五%の繰り延べなどの……



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※このページのデータは国会会議録検索システム参議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2022/12/18

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