佐藤昭夫 参議院議員
13期国会発言一覧

佐藤昭夫[参]在籍期 : 11期-12期-|13期|-14期
佐藤昭夫[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは佐藤昭夫参議院議員の13期(1983/06/26〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は13期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(参議院13期)

佐藤昭夫[参]本会議発言(全期間)
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第101回国会(1983/12/26〜1984/08/08)

第101回国会 参議院本会議 第25号(1984/07/25、13期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 私は、日本共産党を代表し、ただいま議題となりました電電民営化等三法案について、総理並びに郵政大臣に質問をいたします。  まず、厳しく指摘をしたいことは、衆議院逓信委員会での本法案の審議をめぐって、委員会を中断して行われていた我が党を除く与野党の修正案協議が一定の結論に達するや否や、理事会で確認されていた我が党委員の質問を一方的に打ち切り、地方公聴会も開催しないまま採決が強行されたことであります。私は、このようなファッショ的国会運営に強く抗議するとともに、我が参議院では十分慎重審議を尽くすことを冒頭に強く要求するものであります。  さて、質問の第一は、電電公社を民営化する本法案のね……


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第102回国会(1984/12/01〜1985/06/25)

第102回国会 参議院本会議 第2号(1984/12/14、13期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 私は、日本共産党を代表して、電電公社民営化等三法案に反対の討論を行います。  まず初めに指摘したい問題は、本法案が国民生活と日本の将来にとって極めて重大な問題点を持つことから、第百一国会では不成立となったにもかかわらず、閉会直後の自社公民四党会談において百二国会冒頭成立の確認が行われ、以来、閉会中には全く異例の地方公聴会を行い、今国会においても徹底審議を求める我が党の意見も踏みにじって強引に委員会採決に付されたことであります。これらの経過は、議会制民主主義にもとるばかりでなく、審議を尽くして国民の利益を守るべき国会の責務をみずから放棄したものであり、強く抗議するものであります。 ……

佐藤昭夫[参]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(参議院13期)

佐藤昭夫[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第100回国会(1983/09/08〜1983/11/28)

第100回国会 決算委員会 第2号(1983/10/05、13期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 人権問題を中心にしてお尋ねしたいと思います。  九月の九日の都内のホテルで行われました関係閣僚と自民党首脳の首脳会談、そこで昨年分の人勧四・五八%を凍結にしたままにして、五十八年度分の一・八九%だけを実施するということを確認して署名までしたという報道がなされて、官房長官はホテルで会議はやったが、そうしたことを決めたり署名などはしていないと否定をされているのでありますけれども、しかしごらんになっているかと思いますが、この九月二十六日付の官庁速報、ここにおいて、政府筋は否定しているが、自民党筋は文書に判こを押したことを認めており、人勧不完全実施の実質合意は成立しているようだと。ただ、……

第100回国会 逓信委員会 第1号(1983/10/04、13期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 まず、私も、すでに午前中同僚委員から質疑がございましたが、九月の八日提出、発表されました国連の平和維持機能強化に関する研究会の報告、これをめぐる問題について若干質問をいたしたいと思います。  この報告は、すでに議論を呼んでいますように、海外派兵の突破口を開くことになるおそれがある、違憲行為をあおるものだということで、事実上武力行使にわが国が巻き込まれるおそれがある。それとともに国内法にも何の根拠もないものであって、決して許せられるべきものではないと、こういう立場から、わが党もすでにその反対の旨、外務大臣に強く申し入れをしてきたところでありますが、こうしたことを初めとして、国民の大……


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第101回国会(1983/12/26〜1984/08/08)

第101回国会 科学技術特別委員会 第3号(1984/04/09、13期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 私も「むつ」問題についていろいろ質問をいたしたいと思いますが、既に同僚委員の議論の中で上っておりますが、いわゆる一月二十四日の予算編成大詰めの段階での「むつ」に関する自民党四役と科技庁長官との間での合意書の問題でありますが、 その中で、八月の三十日を目途に「むつ」の存続か廃船かについて結論を出すと、こうなっているわけでありますけれども、これでいきますと、法によって原子力船も含めて原子力の研究開発利用について企画し、審議し、決定する権限を持つ原子力委員会の存在、これを無視をした形になっているのじゃないか。この一月二十四日の合意書なるものは、そういった点では法的に疑問があるのじゃない……

第101回国会 科学技術特別委員会 第4号(1984/04/18、13期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 本日もまず「むつ」問題について幾つかお尋ねをいたしたいと思いますが、まず、いわゆる関根浜の問題ですが、この関根浜の新母港の建設に二月着工をしているわけですけれども、五十八年度とういう工事を行ったのか、工事の期間、内容、投じた金額、御説明をいただきたい。
【次の発言】 今説明のあったようなことでありますが、五十八年度予算での新定係港関係費というのは、たしか七十六億二子八百万円ということであったと思うのですけれども、このうち、諸般の事情あり五十八年度使ったのは今のお話の二千四百万だと、こういうことになりますと、残りの会計処理はどういうことになりますか。繰り越すんですか、繰り越し使用に……

第101回国会 科学技術特別委員会 第5号(1984/04/27、13期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 国際障害者年が設定をされまして既に久しいわけですが、我が国においてもこの障害者の福祉対策について年々関心が高まってきているわけでありますけれども、我が国は経済大国と言われながら、その障害者に対する施策、中でも補助機器の開発とその普及、こうした点で欧米に比べて大きく立ちおくれているというふうに言われているわけであります。私も当委員会で既に何回か指摘をしてきたところでありますが、国の科学技術予算がとかくビッグサイエンスに偏重していると。むしろこうした福祉対策、障害者に対する施策、こういう面にもっと光が当てられるべきではないかというふうにも私は思うわけでありますが、そうした点で、障害者……

第101回国会 科学技術特別委員会 第8号(1984/06/20、13期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 法案審議に先立ちまして、まず「むつ」問題、特に関根浜港の問題について私も若干お聞きしたいと思いますが、私は、六月の二十四日から二十六日まで三日間、衆議院の工藤議員とともに現地を調査をして、重要な事柄を多々見聞をしてまいりました。これらの問題はおいおいこの委員会でも取り上げてまいりたいと思っておりますが、まず、政府は関根浜港の多目的利用ということをしきりに言うわけでありますが、これは「むつ」が廃船になる場合、存続をする場合、いずれの場合も多目的利用を考えたいと、こういうことでしょうか。
【次の発言】 そこで、最近下北半島に核燃料サイクル基地を建設をしようという問題が登場してきていま……

第101回国会 科学技術特別委員会 第9号(1984/06/27、13期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 きょうも法案に先立って、いわゆる「むつ」に関する問題で幾つかお尋ねをしたいと思いますが、まず、青森県の関根浜港建設のためにその隣接の大畑漁港につくられた作業基地の問題について質問をいたします。  前回のこの委員会で当局は、大畑漁港の外側に作業基地としての岸壁を事業団が六億円をかけてつくったと答えていますけれども、これはいつ決めて、いってき上がったのか。事業団、どうですか。
【次の発言】 しかしその岸壁は、防波堤が不備のため、特に秋から冬にかけて強い北東の風が吹きつけ、四メートルから五メートルの波が押し寄せるときには岸壁上の作業や作業船の停泊は特に難しい、また夏でもやませが吹けば使……

第101回国会 科学技術特別委員会 第10号(1984/06/29、13期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 私は、日本共産党を代表して、日本原子力研究所法の一部改正案について反対討論を行うに先立ち、一言申し述べます。  私は、本日をもって本法案の質疑を終局し、採決に入ることに強く反対してまいりました。それはまず、本法案の質疑は延べ約十一時間余で、私に許された時間は八十分であり、私が当初要求をした十時間にはほど遠く、八月八日まで会期を大幅に残していることから考えてみても、本日をもって質疑を終わらなければならない理由は何らありません。さらに私は、本法案の質疑に入るに当たって最初から青森県むつ市長、原子力研究所労働組合の代表、今日の政府の原子力政策に批判を持つ学者代表を含む参考人の意見聴取を……

第101回国会 決算委員会 第4号(1984/01/25、13期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 まず、文部大臣に幾つかお尋ねをいたしますが、いわゆる教育改革の基本的な視点について、午前中の本岡委員のそれは憲法、教育基本法の理念に照らして教育の充実、発展を目指すべきものだ、こういう質問に対して文部大臣は同感の意思を表明をされたわけでありますが、しかし、私がなお不安を感じますのは、中曽根首相がかねがね戦後政治の総決算の一環としてこの教育改革という問題を強調していること、そして中曽根氏が憲法改正のタイムテーブルは胸の内にあるというふうに語っておられるこのこと等の問題であります。  そこで重ねてお尋ねをしますが、文部大臣としては、憲法や教育基本法を変えることもあり得るというような教……

第101回国会 決算委員会 第閉会後4号(1984/10/19、13期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 まず初めに、九月の十九日一沖縄のキャンプ・ハンセンにおいて行われたアメリカ海兵隊の核・非核両用の最新鋭原子砲、M198型百五十五ミリりゅう弾砲による実弾演習の際に、実弾が金武町伊芸区の水源涵養林を直撃をした事故に関して幾つかお尋ねをします。  まず林野庁長官、御承知のように沖縄は非常に水が乏しい地域と言われているわけでありますが、沖縄における水源涵養林の役割についてどのようなお考えですか。
【次の発言】 そこで、今回の実弾演習が実施されるに当たりまして、県下の平和諸団体を初め、多くの沖縄県民は、これはアメリカの限定核戦争を想定をしたものであり、沖縄の核基地化を図るものだとして演習……

第101回国会 決算委員会 第5号(1984/02/03、13期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 まず初めに、三池有明鉱災害の問題で通産省に一言申しておきたいと思います。  一月二十五日の当委員会での私の質問に対する通産省の答弁拒否とも言うべき態度は全く不当でありまして、そのため審議が中断し、委員長からも強く叱責をされたところでありますが、一昨日、二月の一日、当局もその非を反省をして、私の質問に対する一定の回答を寄せられるに至ったわけでありますけれども、これは全く当然のことであります。今後も政府として国会の審議権に積極的に協力をして、原因の徹底究明と再発防止策の確立のために全力を尽くされるよう重ねて要望するものでありますが、その決意を伺います。

第101回国会 決算委員会 第閉会後6号(1984/11/08、13期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 まず、新大臣の政治姿勢について質問をいたしますが、新聞などにも報道されているところでありますが、あなたはいわゆる田中派に属しておられるんでしょうか。
【次の発言】 その木曜会、いわゆる田中派から今回第二次中曽根内閣の閣僚の一人として入閣をされたわけでありますが、この組閣に当たって問題になっていることの一つに次の問題があります。すなわち、中曽根氏が昨年十二月の総選挙で自民党が大きく後退をしたその原因ともなりました国民的批判の焦点であった田中角榮問題、これにかかわって例の田中角榮の政治的影響力を排除するという声明を内外に表明をして、あの一年前内閣の一部改造を行って以来一年間が経過をし……

第101回国会 決算委員会 第8号(1984/05/12、13期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 まず初めに古墳の問題で宮内庁に質問をいたします。  一昨日の十日、奈良県の高取町で橿原考古学研究所の手によって束明神古墳、ここから高松塚、マルコ山古墳を上回る超一級の規模の横口式石槨が発掘をされたと、こういうふうに発表されています。これは草壁皇子の基などの説もありましてなお一層の調査が必要でありますが、いずれにしても国としての積極的な対応が今日求められておると思います。  ところで、新聞報道によりますと、宮内庁は現在の陵墓を変更するつもりはないと、こう言われているわけでありますが、今後の調査いかんで真実がはっきりした場合、その真実に沿って陵墓を確定するというのが当然ではないかとい……

第101回国会 決算委員会 第10号(1984/07/09、13期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 ことしも一昨日の七日、日中戦争勃発四十七周年を迎えて、日本国民だけで三百十万の生命を奪い、中国初めアジア諸国民二千万人に犠牲を与えた侵略戦争への深い反省がひとしお求められているわけであります。この中で、近年、いわゆる七三一部隊による細菌戦、生体実験が大きな批判の焦点となってきました。五十七年四月九日、衆議院の大蔵委員会で我が党の箕輪議員が七三一関係資料の収集と公表を求める質問に対して当時の鈴木首相は、政府としてこういう問題を隠蔽しようという考えは毛頭ない、何分古いことだから、どの程度の資料が集められるか、とにかくやらしてみたいと、こう答弁をしているわけであります。  そこで官房長……

第101回国会 逓信委員会 第3号(1984/03/31、13期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 昨年の十月四日、当委員会で私は山室NHK解説委員長が外務大臣の諮問研究会の一人として自衛隊の海外出動を肯定する報告に名を連ねた問題を取り上げました。そして川原会長としては、NHKの役職員として公正中立たるべきNHKの本旨に照らしてその言動の非を表明をされたのであります。  ところが、それから日も浅い十一月の二十日、またも菅田敏解説委員が新潟での越山会総会に出席をして、旧内角榮擁護演説を派手にぶった、こういう報道があります。  まず、これは事実でしょうか。
【次の発言】 事の経緯の説明はあったわけでありますが、冒頭に私も昨年十月の山室さんのあの問題を引き合いに出したわけでありますけ……

第101回国会 逓信委員会 第4号(1984/04/06、13期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 まず大臣に伺いますが、大臣の基本姿勢、特に憲法に対する態度はどういうことですか。
【次の発言】 中曽根首相は三月三十日の予算委員会で、いわゆる有事法制の研究を促進すると言明をされたわけでありますが、郵政省所管の法令を含むこの有事法制、これについては我が党は一貫して、憲法に挑戦をするものであり、かかる研究は直ちに中止をするよう主張してきたものであります。  ところで、防衛庁おられますか。――この有事法制研究、特に他省庁法令に関係する第二分類研究、これは現在どのような状況段階にあるのか、御説明いただきたい。
【次の発言】 約七十項目、そのうちの七割程度の回答を得ておる、こういう状況の……

第101回国会 逓信委員会 第6号(1984/04/17、13期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 防衛庁いらっしゃいますか。――四月六日の当委員会で、私の有事法制研究に関する質問に対して、当日防衛庁はいわゆる第二分類について秋に中間報告など時期は特定はしていない、まとまり次第早くと考えているというふうに答えられておったんでありますが、ところが翌日の四月七日、各省庁事務次官合同会議、そこを通して防衛庁側から各省庁の検討を急いでほしい、秋には中間報告をしたい、こういう督促を行ったとの報道を各新聞が一斉に日曜日に行ったわけでありますけれども、一体何が事実なのか。もしこの新聞報道のようなことが事実であるとすると、国会に答弁をした内容が一夜にしてかなり大きく変わったというふうに言わざる……

第101回国会 逓信委員会 第7号(1984/04/19、13期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 昨日の記者会見における真藤総裁の発言がきょうも冒頭から問題になっているところでありますが、片山委員の御指摘にもありましたように、電電の民営化を前提にした料金問題での総裁の発言というのは、いわば国会の審議権に対するじゅうりんであるということはもちろんのこと、それにとどまらず、民営化になれば値下げができるんだ、こういう宣伝で民営化法案に賛成する国民世論を誘導しよう、こういう極めて政治的な意図があったんじゃないかというふうに私は見るんです。単に発言が不謹慎であったというだけじゃなくて、わざと発言したんじゃないだろうかと思うんでありますが、もう何人かの応答があった問題でありますので、私は……

第101回国会 逓信委員会 第8号(1984/05/17、13期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 まず最初に、今次法案の最大のポイントであります手数料の法定制撤廃をめぐる問題でありますが、今も質問がありましたけれども、今日まで当局の説明によりますと、過去、手数料の改定をしたのは昭和五十三年の五月、五十六年の六月、そして今日に至っておる。この法案がもしも成立をしたら直ちに値上げをするということは考えていない、こういうことでありますが、しからばいつごろ値上げをしなくちゃならぬだろうというふうに想定しているんですか。
【次の発言】 どうも大変な言葉の詭弁が行われておると思うんですけれども、前回が昭和五十六年でしょう。大体三年ほどの間隔でこの改定やっていくんだと。ことし昭和五十九年に……

第101回国会 逓信委員会 第9号(1984/06/28、13期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 まず、ゆり二号に先立つ実験機のゆり一号の問題でお尋ねをしたいと思いますが、当初三年という寿命のものが一年二カ月でB系統の故障、そして二年二カ月でR系統、A系統、三系統がすべてだめと、こういうことになったわけでありますが、その原因について、宇宙開発委員会の第四部会の報告、これをめぐってさきの五月十七日のこの委員会でも私が指摘をした問題でありますが、その報告書の中で、「BSのトランスポンダを製作した米国のメーカーで、BS用のものと同じ設計の高圧モジュールの真空環境寿命試験」これをやったと。これが五十二年四月から五十四年の十二月までこの試験がやられておる、そのさなかの五十三年の四月八日……

第101回国会 逓信委員会 第10号(1984/07/12、13期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 それでは、最初にゆり二号の故障問題について質問をいたします。  先日の当委員会でこの問題を取り上げた際にも指摘をしたところでありますが、日本側からの性能確認試験や耐久試験に対する立ち会いはほとんどやられず、最終組み立て後の熱真空試験にもGE駐在の事業団一名のみという全く不備な体制であったということが答弁によって明らかになったわけでありますが、いわばメーカー側から提出されたデータだけを見て信用するというものであったわけです。  そこで、もう一度尋ねますが、こういう事態がなぜ生まれたのか。メーカー、GE側に立ち会いを拒否をされたのか。事業団とGEとの間には各試験の立ち会いに関して協定……

第101回国会 逓信委員会 第12号(1984/07/31、13期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 今次の法案の核心であります電電公社が民営化をされると、その業務運営についての国会の審議統制が外れるため非民主的な運営がはびこるのではないかと、こういう危惧が国民の中で非常に強いのであります。そのためにも、我が党は民営化に強く反対をして、公社の国民本意の改善、改革、これを強く要求をしているわけでありますが、いずれの道をとるにしましても、現行公社の公正、民主的な運営の徹底が今こそ求められていますし、この点で、本日は私は公社運営の基本姿勢についてまずお尋ねをいたしたいと思います。  最初に、電電公社は職員の思想調査をやっておるんじゃありませんか。

第101回国会 逓信委員会 第14号(1984/08/06、13期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 どうもきょうは御苦労さまでございます。  まず、関先生にお尋ねをしますが、臨調の答申でも今回の電電民営化の政府提案につきましても、先生もちょっと触れられましたが、この考え方の基礎に民間活力論というものがあると思うのでありますが、私は、この民間活力論の本質は、最近数年の事実が示しますように、大企業の徹底した合理化、減量経営、片や独占価格による国民収奪、こうしたことによって大企業が高収益を上げると、これが本質だというふうに見ているわけでありますけれども、したがって、既に始まっております国鉄の民営化、法案が通りましたたばこ専売の民営化、そして今最後の焦点になっております電電民営化、いず……

第101回国会 逓信委員会 第15号(1984/08/07、13期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 前回の七月三十一日の質問で、私は電電公社における職員の思想調査、思想差別の問題を取り上げましたが、いろいろ応答の末、総裁としてもよく調査をし事実を明らかにしたいというふうに答えられたのであります。  そこで、その後の公社としての調査の結果はどういうことになっていますか。
【次の発言】 私は具体的な証拠物も提出をしてこの問題の提起をしたわけでありますけれども、そのような事実は確認できなかったということでありますが、関係者集まってよく調べたというのでありますけれども、どういうメンバー、いつ、どういう形で調べたか、もう少し具体的にお答え願います。

第101回国会 文教委員会 第7号(1984/04/17、13期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 お許しを得まして委員を交替し、幾つかの問題について質問をいたしたいと思います。  まず、高等学校の教育課程制度の問題をめぐってお尋ねをいたしますが、未来を担う子供たちの健やかな成長を目指して、今、各界、各方面からさまざまな教育改革論が提起をされています。中でも、今や進学率九四%を示し、準義務教育とも言うべき高等学校教育が一つの焦点となっているわけでありますが、まずお尋ねをいたしますけれども、高等学校教育課程の編成に当たっての類型の問題でありますが、この類型という考え方はいつから始まりどのように定めたのか、まず御説明を願いたい。


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第102回国会(1984/12/01〜1985/06/25)

第102回国会 科学技術特別委員会 第5号(1985/04/04、13期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 私も同僚委員から若干出ておりましたが、電気事業連が下北半島に計画をしております核燃料サイクル基地の問題で幾つか質問をい たしたいと思います。  まず最初に大臣にお尋ねをしますが、この予定をされておる立地地点、ここはいわゆる三沢基地に隣接をして、米軍や自衛隊の軍用機が常時演習を行っている射爆撃場、この管理区域内に位置をしているわけですけれども、そもそも核燃料サイクルなるものが未確立の技術で多々危険性を含んでおる従来からの指摘に加えて、こうした射爆場、その区域内にあるということから二重の危険性を持ってくるという点で、こうした立地計画そのものを撤回をさせるべきことだということをつとに我……

第102回国会 科学技術特別委員会 第6号(1985/04/19、13期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 まず第一は、地震防災の関係の問題でありますが、科学技術庁の重要な任務の一つに防災に関する科学技術の振興の課題があります。特に、実際に経験した大きな地震に関する調査、研究を通して防災行政に生かすべき教訓を明らかにするということは極めて重要でありますが、こうした見地から、最近科学技術庁としても、昨年十二月に取りまとめられた「昭和五十八年日本海中部地震に関する緊急研究報告書」、これなどもそうした角度からの仕事の一つだと思うわけでありますが、そこで、きょうはその地震防災、特に長周期波地震動の防災問題、こうした点について若干質問をいたしたいと思います。  この四月の五、六、七、三日間東京で……

第102回国会 科学技術特別委員会 第8号(1985/06/21、13期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 まず、先日来の慈恵医大病院の放射線源紛失事故の問題で少しお尋ねをいたします。  既に報道をされていますように、アイソトープ病室の貯蔵箱に保管中の五十個のイリジウムのうち二十二個が紛失をした。二個が発見されたが、二十個はなお行方不明のままだということであります。この事故が判明した発端は、病院の一人の医師の被曝線量が異常に高いことがフィルムバッジの測定でわかり、この医師の身体測定を行ったところ、そのお医者さんが胸ポケットに入れている手帳のビニールカバーの中にイリジウムが一個入っていて、それが発見をされたということであります。そして、貯蔵庫を点検して二十二個のイリジウム紛失がわかったと……

第102回国会 決算委員会 第閉会後1号(1985/07/23、13期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 去る七月の九日に我が党は、米軍が横浜市上瀬谷基地にフリート・オペレーショナル・コントロール・センター、艦隊作戦統制センターとでも言いましょうか、こういうものを建設する計画を持っていることを発表し、以来いろいろと反響を呼んでおります。これは、アメリカの国防総省の一九八六会計年度軍事建設計画、この文書の中にはっきり記載されているものであって、予算二千百四十九万ドル、五十三億八百万円。八六年一月からの着工を目指して、設計を本年一月から始めると、こう計画書に書いておりますけれども、この点は外務省としても確認をしておられますね。
【次の発言】 計画は事実だが予算が議会で承認されていないとい……

第102回国会 決算委員会 第3号(1985/01/21、13期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 まず、私はいわゆる危機管理問題について質問をいたします。  総務庁長官は、昨年の五月の七日でしたか、当時行管庁の長官をなさっている時期でありますが、行革審に対して危機管理問題の検討を要請されました。その趣旨、目的、簡単にまず御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 そこで、昨年の五月の十日の参議院の内閣委員会で我が党の内藤議員の質問に対して、後藤田長官は有事立法とは結びつくものではないと、こういうふうに答弁をなさっていますが、これは今でも変わりのない見解でしょうか。
【次の発言】 官房長官にお尋ねをしますが、一方、内閣官房危機管理等特命事項担当室というのが昨年度ございました。こ……

第102回国会 決算委員会 第閉会後3号(1985/09/20、13期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 最初に、七月の二十二日提出をされました行革審の答申と意見について幾つか質問をいたします。  まず、今回の答申と意見に対する政府の基本態度についてでありますが、これを積極的に受けとめ具体化をするというのが基本態度でしょうか。長官、どちらでも結構です。
【次の発言】 答申をごらんになって、この部分はもっとよく検討する必要があると、慎重に考えている問題だというような問題はありますか。
【次の発言】 特にここは問題だということで受けとめているものが今の段階ではないというようなニュアンスで受け取るわけでありますけれども、そうなりますと事柄は重大であります。この答申は内閣総合調整機能のあり方……

第102回国会 決算委員会 第6号(1985/04/22、13期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 まず二硫化炭素、いわゆるCS2中毒の問題でありますが、このCS2中毒によって脳血管が侵され、全身の動脈硬化から精神障害まで行きつく恐るべき症状の問題についてはよく御存じのことと思いますが、まずこのCS2を使用する全国の工場数とおおよその労働者数どれくらいでしょうか。
【次の発言】 そのうち労災認定をされておる人数、死者の数どれくらいでしょう。
【次の発言】 ところでCS2中毒防止のために濃度の規制を行うその基準は、ずばり言ってどういう状況になっていますか。
【次の発言】 大臣も御記憶のことと思いますが、昨年の十二月十三日の当院の社会労働委員会で我が党の橋本議員がこの規制基準の早期……

第102回国会 決算委員会 第7号(1985/05/17、13期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 きょうは武器ないし武器技術輸出に関する問題で若干質問をいたします。私の持ち時間は二十分と極めて短時間でありますので、政府の答弁もごく簡潔にやっていただきますよう、あらかじめお願いをしておきます。  まず初めに、最近我が党としても調査し確認をしているところの、日本のシャープ社からアメリカのハイコム社を通して米陸軍研究所に輸出されたとされている軍事通信用のエレクトロ・ルミネセント・パネル、ELパネル、この問題であります。このELパネルは、かねてからアメリカの国防総省が日本に対して技術供与を求めてきた十六項目の一つであると思いますが、そのとおりですね。

第102回国会 決算委員会 第9号(1985/06/03、13期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 まず、日米首脳会談に臨む加藤防衛庁長官の基本態度について幾つか質問をいたします。  まず、この首脳会談の際に長官は五九中業や防衛庁の六一業計について説明をするつもりですか。
【次の発言】 そこで、アメリカ側に説明をするということでありますが、いわゆるF15やP3Cの増強についてアメリカ側に伝えるということですか。
【次の発言】 確かに最終決定は見ていないということであるにしても、専らこれは新聞などの報道によっても五九中業でF15は約百九十機の水準に持っていく、P3Cは約百機の水準に持っていく、こういう報道があるわけでありますから、大体そういう方向の発言をするということじゃないんで……

第102回国会 決算委員会 第10号(1985/06/15、13期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 私は、日本共産党を代表して、昭和五十七年度決算外二件に対し、これを是認できないとする反対討論を行います。  五十七年度予算は深刻な消費不況と中小企業倒産、膨大な歳入欠陥など、財政と経済が重大な危機に陥り、国民の間で核廃絶、軍事費削減及び大幅減税など、国の施策の根本的転換を求める声が大きく広がる中で編成されました。  しかし、五十七年度予算とその執行の結果は、第一に、一般会計の実質的な伸びが一・八%にすぎない中で、軍事費が七・七五四%増と異常突出し、後年度負担を加えると四兆三千億円を超える膨大なものとなったのであります。とりわけ航空機購入費は前年比二二・六%増となり、P3C、F15……

第102回国会 災害対策特別委員会 第2号(1985/03/27、13期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 限られた時間でありますけれども、私からも若干御質問いたしたいと思うんですが、今もありましたように、本法案が成立をすれば計画事業に対する残事業をできるだけ早く完遂する必要があるということは言うまでもありませんが、あわせて、関係六県から六十年度以降の新規事業についての要望がいろいろ出ている、政府としてもよくそれは承知をしている、こういうことでありましたけれども、単に承知をしているにとどまらず、ひとつ事業の充実を図っていくために、新しい計画事業を策定するに当たって、そういったこともよく考慮に入れて検討をやっていく、こういうふうに理解をしてよろしいですね。

第102回国会 商工委員会 第18号(1985/05/30、13期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 最初に、私も三菱高島、南大夕張、この二つの災害による罹災者の方々に心から哀悼の意を捧げながら、以下幾つか質問いたします。  まず、高島事故についての問題でありますが、もし、石炭鉱山保安規則第百三条二号「局部扇風機は、特別の事由により保安のため必要がないときのほか、連続的に運転すること」、こういう規則どおり局部扇風機がとまっていなかったなら、この事故は防げたはずであります。また同時に、保安規則の第百四条三号、ここでは「電動局部扇風機が運転を停止したのち、運転を再開するときは、可燃性ガスの測定をし、危険のおそれがないときでなければ、運転を再開しないこと」と定めていますし、さらに同条四……

第102回国会 逓信委員会 第3号(1984/12/06、13期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 まず、世田谷の電話局ケーブル火災の問題で幾つかお尋ねをいたしますが、今回の火災事故の原因をどのように考えておるんですか。
【次の発言】 いや、私が尋ねているのは、今回の火災事故の原因をどうとらえているのかということを聞いているわけです。
【次の発言】 あれは十一月の末だったと思うんですけれども、理事懇談会で公社からも出席をしてもらっていろいろ事故の模様についてお聞きをした後説明があったと、そのときと依然同じ、きょうに至るも警察の手が入っているので事故の原因はどこにあるのかということについては何ともお答えようがありませんと、こういう言い方というのは一体通る道理でしょうかね。この事故……

第102回国会 逓信委員会 第4号(1984/12/13、13期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 六日の当委員会で私は電電公社の民営化を想定しての人員削減の問題を取り上げました。すなわち、全国的に大幅な人員削減の具体的な計画を電電公社は各通信局ごとに立案をさせてそれを取りまとめているんではないかという私の指摘に対して、公社としてはそのような計画はつくっていない、こういうような答弁に終始をしたのでありますが、しかしその答弁が決して安心できるものではないという具体例として、私は、例えば本社での人員二分の一化計画、このMI委員会資料に基づいての計画――京都での六十二年までに二千二百余名を減らすという計画、ある通信局ではほとんど無人化をし、有人局も三五%から四〇%人員削減をするという……

第102回国会 逓信委員会 第6号(1985/03/26、13期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 本日は大臣所信に対する質疑でありますと同時に、電電公社のいよいよ四月一日からの民営移行を目前にして、若干の基本的問題について、大臣、総裁に質問をいたしたいと思います。  そこで、具体的質問に先立って、まず労働省にお尋ねをします。来てますか。――労働省来ていない。  それでは電電公社にお尋ねをします。  これまで我が党は、利用者が一部負担している電話の設備部分、これについて、これを公社の資産として償却する体制になっていることは利用者に設備料と料金を二重負担をさせることになる。だから、設備料の相当部分は資産の圧縮記帳等の対応をとるべきではないかということを何回か指摘をしてまいりました……

第102回国会 逓信委員会 第7号(1985/03/28、13期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 私、まず衛星放送の問題について最初に幾つか質問いたしたいと思います。  第一には衛星放送における難視解消課題の位置づけの問題であります。  言うまでもなく、BS2は当初難視解消を目的として打ち上げられたわけでありますが、NHKの難視世帯と言われる四十二万世帯、このうち実質的に難視が解消されたと現在判断をしておるのはNHKとしてはどういう把握でしょうか。
【次の発言】 一報、郵政省は五十九年度にも、また六十年度の予算案の中でも難視解消についての調査研究の費用を計上していますが、その内容を簡単に御説明ください。
【次の発言】 ところで、BS計画の本来の当初の目的は難視解消を打ち出して……

第102回国会 逓信委員会 第8号(1985/04/02、13期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 まず逓信病院の問題でお尋ねをします。  全国で逓信病院が十六あると聞いていますが、臨調から減量経営、人減らし合理化の勧告が出ています。その内容と郵政省の対処方針をまず述べてください。
【次の発言】 余り内容が具体的ではないんですけれども、ともかく私が伺っておるところで、この十六の逓信病院のうちその中心になっている東京逓信病院、それと臨調からの勧告もこれあり、廃止の対象となっておる札幌と明石、この三つを除きます十三カ所全体について見ると、この臨調、行革三年間振り返って、しかし病院という特殊な性格の事情があるということで、ベッド数も職員数も余り変動はないということです。こういうふうに……

第102回国会 逓信委員会 第10号(1985/04/23、13期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 それではまず、きょうも少しく議論が出ておりました郵便小包の問題で質問をいたしますが、この郵便小包が宅送便の急増に押されて落ち込んできたということに対応するために郵政省はこれまでも幾つかの改善策、例えば受取通知の施行とか大口の割引料金、特定事業所への集荷、十キログラムまでの制限緩和等一定の努力をしているわけでありますが、しかし、一般利用者の要望に応じた改善にはまだほど遠く、一層の改善を努力していただきたいので、二、三質問をいたします。  例えばこの雑誌「ぽすとまん」九月号、ここで当局の調査が発表されているのですが、一般利用者が小包を利用しない理由として、荷物を取りに来てくれないとか……

第102回国会 逓信委員会 第11号(1985/05/28、13期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 大臣を初め郵政当局は、いわゆる同和問題をめぐって、特に近畿郵政局では異常な事態が起こっていることについてよく御承知のことと思いますが、本日はこの近畿郵政局における同和問題アンケート、これについて質問をいたします。  まず、このアンケートは郵政省の認知のもとに行われたのか、事前の報告があったのか、事後報告であったのか、その点どうですか。
【次の発言】 しかし、事後の報告は、そういうものがやられたということはよく御承知ですね。こういう内容でアンケートを実施したということについての報告はあったんでしょう。
【次の発言】 実物はこれですけれども、これはきのう当局の方から私がいただいたもの……

第102回国会 逓信委員会 第12号(1985/06/20、13期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 昨日、衆議院の逓信委員会で我が党の佐藤祐弘議員も取り上げましたいわゆるスパイ防止法、国家機密法案は、憲法に真っ向から挑戦をする極めて重大な問題であり、放送の今後に もかかわる重大な問題であります。こうした点で、私も角度を変えて若干質問をいたしたいと思いますが、まず初めに川原会長にお尋ねします。  NHKは大正十四年、一九二五年創立をされましたが、戦前の放送法制と戦後の放送法制との根本的な違い、特に民主主義の根幹である放送の自由、言論、表現の自由という点では戦前と戦後とどんな違いがあるんでしょうか。
【次の発言】 今答弁ありましたように、単に制限をされたという生易しい程度じゃなくて……

第102回国会 補助金等に関する特別委員会 第6号(1985/05/11、13期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 今回の法案による国民生活への重大な犠牲、打撃、これを隠すために政府はしきりに、一年限りの措置だとか、自治体には万全の財源措置をしたとか、国民生活には直接の影響はない、こういう言い方をしておりますけれども、これらは全く国民をだますうそであります。具体的な例を通して明らかにしてまいりたいと思いますが、第一に、同僚議員からも少しありました福祉切り捨ての実例としての特別養護老人ホームの問題であります。  まず、現状について聞きますが、現在、全国での寝たきりなど要介護老人の数、そのうち特別養護老人ホームに入っている数、これは幾らか、それらが今後どういうふうにふえる見込みか、厚生省、お答えく……


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第103回国会(1985/10/14〜1985/12/21)

第103回国会 科学技術特別委員会 第2号(1985/11/27、13期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 まず第一に、今後の我が国の科学技術行政のあり方に関する六月二十四日の行革審科学技術分科会報告及び七月二十二日の審議会答申についてでありますが、既に我が党は、その内容が非常に重大であり、その撤回を要求をしてきているところでありますが、なぜならばこの報告、答申が、日本のいわゆる追いつき型研究体制の反省から、創造的な基礎的研究の重視を打ち出している。この点では私も当科学技術委員会に八年来属してまいりまして、基礎研究の重視ということはたびたび発言をしてきて、いわば当然の問題ではありますけれども、しかし子細に内容を見できますと、いろいろ問題を感ぜざるを得ません。  何よりもこの報告、答申が……

第103回国会 決算委員会 第2号(1985/10/23、13期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 豊田商事問題から質問をいたします。  まず、現在大阪地検を中心に進められている豊田商事に対する捜査状況について説明を願いたいと思います。どのような容疑、捜査はいつごろ終結をする見通しか御説明ください。
【次の発言】 捜査の開始以来既に一年半余を経過をしているのに、いまだ結論が出ないというのは極めて納得ができません。  ここに御存じの昭和六十年六月二十七日、秋田地裁本荘支部及び六十年七月十九日、名古屋地裁における豊田商事を相手取って詐欺、出資法違反による不法行為に対する損害賠償を請求した事件の判決文があります。裁判所はいずれも原告の主張を認め、原告勝訴、損害賠償の支払いを命じていま……

第103回国会 決算委員会 第4号(1985/11/29、13期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 私もまず労働大臣の大臣賞問題で質問をいたします。  念のために労働省まず聞きますが、きょうも問題になっておるようなこういう大臣の私的印による大臣賞、今まで例はありませんね。
【次の発言】 存じ上げないということは過去もあったということですか。まあそれは念頭に置いておきましょう。  山口大臣、この労働大臣賞の授与については労働省内で厳格な規定があることはよく御存じだと。だから、今回の美容協会のこの表彰についてはそれの適用が難しいので、できないので、したがって私的印による大臣賞を出すことにしたと、こういうことですね。
【次の発言】 いやいや、私が聞いているのは、あなたが大臣賞を出した……

第103回国会 決算委員会 第5号(1985/12/09、13期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 まず冒頭に、七月の二十三日の当決算委員会で、私も取り上げてきた艦隊作戦統制センター、フリート・オペレーショナル・コントロール・センター、この問題について、その後の事態をめぐって質問をします。  あのときにも強く指摘をしたことですが、このセンターは従来からの米軍の上瀬谷通信基地の機能をはるかに超えて、核戦争を前提にした新たな作戦を指揮、統制するセンターとして、日本をまさに核戦争の基地化する危険きわまりないものであります。  あの質問のとき外務省は、アメリカの議会で予算が承認されていないから騒ぐ必要はない、こういう答弁でありましたが、先週の十二月の六日、外務省当局は我が党の山中参議院……

第103回国会 社会労働委員会 第1号(1985/11/14、13期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 最初に、労働大臣に所見をお尋ねしますが、一般論として、使用者が職員に対し政治的信条の調査を行うことは憲法に抵触をする許されない問題だと私は思いますが、御所見どうでしょうか。
【次の発言】 また、使用者が労使の重大な争点になっている問題、こういう問題について労働組合の同意もなしに組合員個々の意見を調査するということは、労働組合の運営への不当な介入になると言えますね。
【次の発言】 まだ具体的な問題を聞いてないうちに先走ったお答えをされているんですけれども、私は一般論として聞いているんですよ。  労使の意見対立になっている問題について、労働組合の同意もないままに使用者側が直接に組合員……

第103回国会 社会労働委員会 第2号(1985/11/26、13期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 政府は、臨調行革路線に沿って、高齢社会に備えてという名のもとに、社会保障や福祉の適正化を図ってきました。しかしその内容は、端的に言って、福祉の切り下げ、社会保障制度の全面的な切り込みであったわけであります。現在、きょうも議論が出ていますように、いわゆる高率補助金の見直し問題が課題に上っている。新聞報道では、六十年度並みの切り下げにとどまらず、さらに二分の一にまで補助率切り下げをやるという方向で大蔵省、厚生省の合意もされたとの報道さえおる。これに対して、同僚委員に対する答弁でも、結論は年末だと言いながらも、二分の一までの切り下げが検討に上っているということを隠そうとはいたしません。……

第103回国会 社会労働委員会 第4号(1985/12/10、13期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 まず、十二月七日の朝日新聞の夕刊に一面トップで、来年度予算案で政管健保について借金を大蔵省は要請している、こういう報道がありましたが、これは事実ですか。
【次の発言】 厚生省としては、もし仮にそういうものが出てきても、この報道にもありますが、黒字は積立金に回す、この立場で頑張ると、こういうことですね。
【次の発言】 とにかく、今のところ大蔵省からそういう動きはないということでありますが、単なるこれは杞憂にすぎないそういう問題じゃないだろうというふうに私は思うわけです。しかし、もしこういうことが現実に起こってくるとすれば、これはもうまことにむちゃな要求でありまして、国民からすれば決……

第103回国会 社会労働委員会 第5号(1985/12/19、13期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 極めて時間が限られていますので、焦点を絞って質問をいたします。  今回の医療法改正案は、医療費の適正化、すなわち医療費を抑制する、その医療費の適正化を医療の供給面から図ろうと、ここに大きな目的があると考えるわけであります。  既に政府は、需要面での適正化、抑制を図ろうということで、国庫負担を削減するなど医療保険の改定をやってまいりましたけれども、今回、供給面でさらにそれをやっていこうという、この両面で推進をしようとするものでありますが、こうしたことから、今回の医療法の改正をとらえて日本医師会など医療関係団体は、この結果が医療の官僚統制強化を引き起こすということで強く反発をして、国……


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第104回国会(1985/12/24〜1986/05/22)

第104回国会 科学技術特別委員会 第3号(1986/04/03、13期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 まず第一は、研究交流促進法案をめぐる問題であります。  私は、三月の十一日に河野長官にお会いをして、研究交流促進法案は国会に提出すべきではないということを共産党・革新共同議員団を代表して申し入れてまいりました。しかし、残念ながら三月十四日には閣議決定、三月二十日に国会提出が強行されたのであります。  提出すべきじゃないと申し入れた大きな理由の一つは、研究交流促進法案が科学技術の軍事利用に公然と道を開いているということであります。一例を挙げれば、この法律案で言う「試験研究機関等」及び「研究公務員」に防衛庁の研究機関としての研究員が含まれるという問題でありますが、実はこうした問題につ……

第104回国会 科学技術特別委員会 第4号(1986/04/11、13期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 まず、三宅島のNLP建設問題で少し質問いたしますが、三宅島における火山対策、地震対策の関係で科技庁の防災センターがあります。この防災センターの地震計は防災科学の上でどういう役目を果たしておるか、まず簡単に御説明願いたい。
【次の発言】 今もありましたように、三宅島における地震計は気象庁の観測とあわせて我が国の地震予知、火山対策に重要な役目を果たしていると思うわけでありますが、一方、政府はアメリカの要請に基づいてこの三宅島に米軍の空母艦載機の発着訓練基地建設を計画をして、今島民挙げての大反対が起こり、重要な政治問題になっております。この訓練基地建設をめぐっては、地震や火山の専門家、……

第104回国会 科学技術特別委員会 第6号(1986/05/07、13期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 私は、四月三日の当委員会でも指摘をしたところでありますが、今次法案のねらいが、研究交流促進の美名のもとに、一つには国立研究機関の研究を大企業の利益のために使う道をつくること、もう一つには国立研究機関を軍事研究に動員する道を開くことにあるという問題を指摘してまいりました。そのあらわれが第二条で、試験研究機関等及び研究公務員に防衛庁の研究機関、研究員が突如挿入をされた、こういう問題でありますし、また第十条で、条約や国際約束の誠実履行義務、これを定めるという問題になってあらわれているのであります。そして、この軍事研究への動員の今日最大の政治的焦点がSDI研究協力問題となっているというこ……

第104回国会 科学技術特別委員会 第7号(1986/05/09、13期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 参考人の皆さん方、御苦労さまでございますが、私の持ち時間十分ということで極めて限られておりますので、全員の方に御質問できないかもしれませんが、お許しをいただきたいと思います。  澤田参考人にまず二つほどの点でお尋ねをしますが、汎用技術であれば防衛庁と大学や一般の国立研究所などとの研究協力はあり得る、こういう論がしばしばあるわけでありますけれども、しかし既にお話の中にも出ていますように、防衛庁の職員はわが国を防衛することを主たる任務とするという自衛隊法の規定に基づく職務専念義務がある。したがって、防衛庁との研究協力の成果が防衛技術、すなわち軍事技術、こういうものに転用されていく危険……

第104回国会 科学技術特別委員会 第8号(1986/05/12、13期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 私も、まず今次法案の第二条で研究公務員の中に防衛庁の研究員も同列に加えられたという、このことによる軍事研究強化のおそれの問題について質問をいたします。  今までの政府の説明によりますと、今回の法案は国と国以外の者との間の研究交流を促進するための幾つかの制度を定めるものであって、国と国との間の研究交流問題は制度的に今までと何の変更もない、現行どおりだ、この点、まず議論の前提として確認を、そういうことですか。
【次の発言】 しかし、今回の法案で研究公務員の中に、従来特別公務員として幾つかの法体系の中でも別個の扱いをしてきた、例えば給与法であれば一般職給与法、片や防衛庁職員給与法、いろ……

第104回国会 科学技術特別委員会 第9号(1986/05/14、13期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 今回の法案において廃棄物管理の事業が新しく規定をされています。これは一般に高レベル放射性廃棄物を対象とするものと説明をされていますが、これは使用済み核燃料の管理も対象とするものでしょうか。
【次の発言】 この法律上の対象となるかどうかは別として、政策上、使用済み燃料のままでの管理廃棄ということは考えているのでしょうか。
【次の発言】 そうしますと、結局この管理の事業を今回の法律で創設をするということは、再処理事業ないし再処理海外委託、これを今後大いに推進するというそういう政策路線を前提としたも のだと理解していいわけですか。

第104回国会 科学技術特別委員会 第10号(1986/05/16、13期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 参考人の皆さん、きょうは御苦労さまでございます。  初めに、角田参考人に二つほどお尋ねをしますが、今日まで廃棄物の処分を行って環境汚染が広がった例、またそういったことからどういう教訓が得られるのかという問題が一つです。  それからもう一つは、廃棄物の処分について外国の方針と、もし日本で行う場合の条件といいますか、考え方の前提といいますか、そういったものの違いはどういうところにあるのかという、こんな点で御説明願いたいと思います。
【次の発言】 そこで、宮永参考人にお伺いをしたいんでありますけれども、安全委員会の専門部会の主査なんかもなさっておったんじゃないかというふうに承知しており……

第104回国会 科学技術特別委員会 第11号(1986/05/19、13期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 どうもお二人の参考人の方御苦労さまでございます。  最初に、山内さんに二つほど質問いたしますが、先ほども、県当局としては、住民との対話をそれなりに重視をしているし、できる限りのことをやってきたような意味のことをおっしゃっていたかと思うのでありますが、実は私は青森に少し友人もいまして聞いておるのでありますけれども、核燃料サイクル基地の問題で、科学者・文化人の会、この会から公開質問状を出しているんだけれども、県当局からは、そういうものに逐一回答する必要はない、県議会で議員の質問に答えているのをもって回答と心得よと、こういう態度だということを私耳にしているんですけれども、当局の真意のほ……

第104回国会 科学技術特別委員会 第12号(1986/05/20、13期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 十四日の委員会以来三回にわたって質疑をしてまいりましたが、その中で指摘をした重要な問題についてもう一回確かめておきたいと思います。  まず、最近の「エネルギーフォーラム」五月号の対談において元原子力委員の島村さんが、今政府が進めている核燃料再処理政策に対して事業の民営化や巨大化などについて重要な疑問を呈しておられるというこの問題を取り上げまして、また大方の賛同を得られたとされている島村私案なるものの提出を求めたのでありますが、当局として調べてみるということでしたが、結果はどうですか。
【次の発言】 プライベートなペーパーだからちょっと遠慮したい、まことにその点は残念でありますけれ……

第104回国会 決算委員会 第3号(1986/01/23、13期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 まず文部大臣に質問いたします。  海部文部大臣は以前にも文部大臣をされまして、その後も自民党の文教制度調査会長などを務められてきましたし、教育問題の権威者と拝察をするわけでありますが、そこでお尋ねをしますが、教育基本法の精神の中には教育勅語の精神も含まれているとお考えになりますか。
【次の発言】 少し聞き方によってはデリケートな言い方をされましたけれども、教育基本法の精神とか教育勅語の精神というこの場合の精神というのは、言うならそれの根幹を指すわけですね。ですから、私が尋ねているのは、教育基本法の根幹理念に教育勅語の根幹理念は含まれるのか、こう聞いたんでありますけれども、文部大臣……

第104回国会 社会労働委員会 第2号(1986/03/20、13期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 どうも、委員長初め下村先生、同僚議員の皆さん方、御迷惑をかけました。ちょっと予算委員会のスケジュールがずれ込みましたので御迷惑をかけ、お許しいただきたいと思います。  それで、きょうは、同僚議員からも若干あった模様でありますが、労働時間短縮の問題に絞って幾つかお尋ねをいたしたいと思います。  労働省は、昭和五十六年から週休二日制と労働時間の短縮を推進してまいりました。その目標は、昭和六十年度中に年間総労働時間を欧米並みに近づける、具体的には年二千時間を切る状態を目標としてきたわけであります。しかし、一九八三年、昭和五十八年で見ますと労働時間二千百五十二時間、こういう姿でありますか……

第104回国会 社会労働委員会 第3号(1986/03/25、13期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 中曽根内閣のもとで、いわゆる軍事費は大突出をさせながら福祉を切り捨てる悪政が、老人保健法の再改悪を初め一段と強まっておりますが、さすが気が引けるのか、総理は施政方針演説で、寝たきり老人や障害者のように、社会的、経済的に弱い立場にある人はきめ細かな配慮が必要だと述べたわけであります。しかし、これも国民を欺く言葉であると思うのでありますが、まずきょうは、この寝たきり老人の問題に絞って幾つか質問をいたします。  まず厚生省、この寝たきり老人の実態及び施策の内容について概略述べてもらいたいと思う。
【次の発言】 在宅福祉の充実に六十一年度は特に力を入れたと、こういうことでありますが、この……

第104回国会 社会労働委員会 第5号(1986/04/02、13期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 それでは、お許しを得まして、順番を繰り上げて質問させていただきます。  今、大幅賃上げ要求を中心としていわゆる春闘が闘われ、そのたけなわであります。  労働大臣、お尋ねをしますが、賃金引き上げ問題は、労働者の生活向上にとっても、また日本経済の焦眉の問題であります内需拡大という点からいっても、非常に重要な課題ではないかと思いますが、どうでしょうか。
【次の発言】 今も、そういった労働者の生活向上、また内需拡大という点からいっても大事な問題だということは確認をされるんでありますが、事実、例の昨年十二月に発表されました経済審議会、この報告の中でも内需拡大に関連をして、「経済発展の成果の……

第104回国会 社会労働委員会 第6号(1986/04/08、13期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 廃棄物処理法ができて十五年がたち、この処理施設整備計画もことしから第六次計画に入るわけでありますが、この間、ごみ問題はその内容に応じて大きな変化を遂げてまいりました。かつての清掃法の時代の都市の清潔維持、衛生向上の時代から、高度経済成長期の大量ごみ対策の時期、そして今日のごみ問題は、ごみの質的変化にあると言っていいだろうと思います。特にプラスチックや乾電池などの製品ごみの増大、これは次々と処理困難物を生み出して新たな都市問題、社会問題となっています。  したがって、こうしたごみ処理対策は、ごみは市町村の仕事だといった次元では済まされない、まさに社会問題としての国の責任が問われてく……

第104回国会 社会労働委員会 第7号(1986/04/10、13期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 まず初めに、本改正案の趣旨といいますか、改正案第四条で定める六十歳定年制の精神についてでありますが、それは、単に定年年齢を六十歳にすればよいということだけではなくて、常用労働者として安定した雇用関係が六十歳まで継続されることが望ましい、こういう趣旨だと考えるものでありますが、いかがでしょうか。
【次の発言】 そうすると、そういう趣旨に照らして全然好ましくない事例、はっきり言えば、六十歳定年制が有名無実化しているような、そういう事例を少し取り上げてみたいと思うんでありますが、こうした姿は銀行業、特に都市銀行などの大銀行ほど非碓に著しくあらわれていると思うんであります。  そこでまず……

第104回国会 社会労働委員会 第8号(1986/04/15、13期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 まず、環境衛生金融公庫法等の改正に関して質問いたします。  環境衛生関係の営業は零細な業者が多いわけでありまして、この関係の営業の振興発展を政府が真剣に考えるならば、行政上、公平にして民主的な態度を貫く必要があります。いささかも政治的思惑などにこの事業が利用されるというようなことがあってはならないわけであります。しかし、今回の改正経過を見たときに、いささか不透明な部分を感じますので、まず大臣に幾つかお尋ねをしたいと思います。  大臣、率直にお聞きをしますが、本改正案は参議院選挙向けじゃありませんか。
【次の発言】 果たしてそうだろうかということでありますが、大臣御存じと思いますが……

第104回国会 社会労働委員会 第9号(1986/04/17、13期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 本日議題の中小企業退職金共済制度、この制度は、いわば独自の力で退職金制度を設けることが困難な中小零細企業に対して、国の援助と事業主の相互共済によって退職金制度をつくっていこう、こういう趣旨、目的で制度発足をして二十七年を経過してきたわけであります。  同僚委員からも出ておりましたが、まず議論の前提として、この制度への普及の状態というか、加入の状況、とりわけ十人規模、十人以下とか三十人以下とか、そういう零細企業の加入率、そういうものはどんな姿でしょうか。
【次の発言】 多少そういうアバウトな数字ではありますけれども、今もありましたように、九人以下に至っては六%と端的に示されるように……

第104回国会 社会労働委員会 第12号(1986/05/08、13期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 本改正案はいろいろ問題の多い改正案でありまして、それは、これまでの労災保険法の改正経緯との関係で見れば明瞭であります。  すなわち、昭和五十五年改正までは一定の給付改善を図ってきた。    ところが、五十五年改正で財界、経営者側が熱心に主張をしていた民事賠償を、労災保険給付との調整、いわゆる相殺規定を設ける改悪を行いました。今回の改正も基本的にはこの延長線上の改正であって、労働側の要求はほとんど入れられていない。  そこで私は、まず最初にはっきりさせる必要があると思いますのは、労災保険法の基本的な性格、特性についてであります。すなわち、労災保険法は他の一般的な社会保険と異なって、……

第104回国会 社会労働委員会 第13号(1986/05/13、13期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 私も、既に出ております同僚議員の質問と多少重なる部分もあろうかと思いますが、被爆者対策の問題と中国孤児引揚者に対する援護対策の問題などを中心に質問いたしたいと思います。  まず、私の地元、京都の原水爆被災者懇談会、ここが毎年、京都在住の被爆者を対象に健康と暮らしに関するアンケートを実施しております。昨年末のアンケートの結果を見ますと、全般的な特徴として、入院・通院患者が七〇%、昨年、一昨年よりもふえているこういう実情や、「自分の体がいつ悪化するかわからないので将来のことが心配」だとか、「身体が虚弱なので職が定まらない」「体が弱いので特別視されているよう」「老後の生活が不安」だ、こ……

第104回国会 社会労働委員会 第14号(1986/05/15、13期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 限られた時間でありますので、問題を絞ってお尋ねいたします。  まず、労災年金と社会保険年金の調整の問題でありますが、御存じのように、労災保険審議会の使用者側委員その一同ということで、基本問題懇談会における検討事項として六点の意見が提起をされております。その中の第三番、「労災保険の年金給付と厚生年金の老齢年金が併給される場合、減額調整がなされるよう規定を整備すること。」という問題が出されているわけであります。一方、昨年十二月の労災保険審議会の建議には、「労災年金と社会保険年金の全体としての支給体系のあり方」、要するに調整問題を検討し、「所要の措置を講ずる」とあるわけでありますが、こ……

第104回国会 大蔵委員会 第3号(1986/03/07、13期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 きょうは所得税減税の問題で幾つかお尋ねをしたいと思いますが、減税問題は、国民の切実な生活要求であると同時に、国としても当面の焦点、内需拡大策の中心になる、こういう点でまず大臣の基本的見解を尋ねたいのでありますが、今日、減税をやらなければ累進税率の適用によってわずかのベースアップでも実質的に増税になっている、可処分所得のこれに食い込むということは明瞭であろうと思います。  私もひとつ試算をしてみたんですが、例えば年収三百万円の世帯、夫婦と子供二人、こういう世帯の場合、ベースアップ五%としても税負担は約一九・一%ぐらいふえるんじゃないか、二割近くふえるんじゃないかという、これほど今日……

第104回国会 地方行政委員会 第6号(1986/04/03、13期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 実は、去る三月三十一日の予算委員会で御質問したいということで、既に自治大臣や自治省に通告をいたしておった問題でありますけれども、 ほかの問題で時間を手間取りまして質問ができずじまいになりましたので、きょうの地方行政委員会の場を通して御質問をするわけであります。  問題は、私の地元京都における自民党市会議員団のいささか異常ではないかと思わざるを得ないような行動が起こっておりますので、そのことをめぐって少しく当局に質問をしたいわけであります。  まず、法制局にお尋ねをいたしますが、憲法第十四条はいわゆる法のもとの平等の原則を定めておりますが、その趣旨、内容を御説明いただきたい。

第104回国会 補助金等に関する特別委員会 第4号(1986/04/22、13期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 本法案の質疑を進めるに当たって私がまず指摘したいことは、去る十八日の本会議での我が党の神谷議員の質問に対する総理などの答弁が極めて不誠実、無責任であった問題であります。  神谷議員は第一に、政府はかねてより補助金カットによって地方財政が支障が出ぬよう万全の措置をした、国民に被害を与えないと言っていることはうそである証拠としえ、各自治体の予算では財政調整基金などの取り崩しが大幅に増大をしていること、ほとんどの自治体で一斉に公共料金引き上げや住民サービス事業の補助金の廃止、縮小が起こっていることなどの具体例を挙げて、その見解を明確にするよう迫ったところでありますが、総理、自治大臣など……

第104回国会 補助金等に関する特別委員会 第5号(1986/04/23、13期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 きょうは参考人の皆様御苦労さまでございます。共産党の佐藤です。  持ち時間が非常に限られておりますので、まず遠藤先生にお尋ねをいたします。  昨年来の補助金カットについて、政府はしきりに直接国民に影響はない、こういう答弁を繰り返してきているのでありますが、先日来私どもはこの委員会でも、社会福祉などの単独施策の後退に見る行政水準の低下、保育料などの値上げによる公共料金、使用料、手数料などの住民負担増大、こういった問題を指摘してきたところでありますが、これらの問題について各地で実際どのような問題が起こっておるのか、先生が調査なさっているとすれば実情を少しお話しいただきたいと思います。

第104回国会 補助金等に関する特別委員会 第6号(1986/04/24、13期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 国の財政が大変な赤字だからという理由で、今次法案に示されるように国民生活向けの補助金を次々とカットしたり、また一般国民には厳しく税金を取り立てながら、その一方で一部団体による脱税が野放しにされているとすれば、これは断じて許されることではありません。この問題をはっきりさせることが本法案審議の前提でもありますので、まず全日本同和会などによる脱税事件について質問をいたします。  国税庁、昨年五月より東京、京都などで発生したいわゆる脱税請負グループによる相続税、所得税の脱税事件の概要を、その脱税手口も含めてまず御報告ください。
【次の発言】 その手口。

第104回国会 予算委員会 第2号(1986/02/14、13期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 関連質問として、いわゆる危機対処、こういう名前で日常的に国民に対する支配体制を強力に築こうとしているのではないか、こういう危惧がありますので、この点についてお尋ねをしたいと思います。  行革審の答申、先ほど総理もその線に沿ってこの安全保障会議の運営を考えていく、こういうことでありますが、行革審答申は御承知のとおり、緊急事態への対処は可能な限り既存の法制あるいはマニュアルによって行うが、総理は、重大な緊急事態が発生し、かつ必要があると認めた場合には安全保障会議を招集して対処措置などを諮る、こういうふうに書いています。これはいわば、現行の既存の法令やマニュアル、これは可能な限り守る。……

第104回国会 予算委員会 第3号(1986/02/15、13期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 私は、日本共産党を代表して、昭和六十年度補正予算二案に反対の討論を行います。  中曽根内閣の対米追随、臨調路線に基づく軍事、経済政策によって、国民の生活と経済は深刻な状況に直面しています。企業倒産は年間一万八千件を超え、統計史上最高の失業率が記録され、労働者、農民を初め、国民生活水準の実質低下によって消費の伸びは五年間でわずか〇・二%、内需不振と不況の悪循環が続いています。今こそ日米軍事同盟強化のための軍事費突出と、民活の名による財界奉仕の政策をやめ、減税、社会保障の拡充、行き届いた教育、大幅賃上げ、労働時間短縮など国民生活改善、向上の政策へ転換しなければなりません。しかし、本補……

第104回国会 予算委員会 第4号(1986/02/25、13期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 同僚委員の質問とできるだけ重複を避けまして二つの点で質問をしたいと思いますが、一つは、英国も我が国と同様に長期構造的な不況に悩んでいるわけでありまして、そういったもとで、景気回復の一番の道として内需拡大という問題が内外ともに強調をされておる昨今だと思いますが、内需拡大の具体的な方策、これについて英国ではどのような取り組みになっておるのか。その中で、こういう点では既に成功をおさめている、こういう点ではなかなかうまくいかない、失敗の繰り返したといったような、そういう角度から少し具体的に御説明をいただきたいということが一つです。  それから二つ目は、今日世界共通の、そして最も緊急の政治……

第104回国会 予算委員会 第7号(1986/03/11、13期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 今総理の答弁があったわけでありますが、またもや核兵器の均衡抑止論を繰り返しておられる。この理論は、あなたも言われた核軍縮には全く逆行して、ずっと歴史を振り返ってみたときに、核兵器を五万発まで一路増大をさせてきたという事実から見ても、もはやこの理論というのは破綻をしており危険きわまりない理論だ、こんな理論は撤回をしてもらいたいということを申しておきたいわけでありますが、その危険さがこのパンフレットにどうあらわれているかということで、私幾つか関連質問をしたいと思います。  その一つは、この問題のパンフレットによりますと、「「非核都市宣言」は日本の平和に有害」だというこういう表紙、そし……

第104回国会 予算委員会 第11号(1986/03/18、13期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 今の管理主義の教育の問題と関連をして、今校則の問題というのが大きな議論になってきておると思うんです。ところが、文部省の指導はこの校則については全くない。しかし、現実は驚くべき姿になっておると思うのであります。昨年の日弁連第二十八回人権擁護大会シンポジウム、ここにおいて校則問題について詳しい報告が行われているのでありますが、この報告について文部大臣はどのように受けとめておられますか。
【次の発言】 文部大臣は現状を肯定できるようなそこの部分だけとらえていますけれども、しかし、これは問題じゃないかという内容が多々あるんじゃないですか。法務大臣の受けとめはどうでしょう、人権擁護という角……

第104回国会 予算委員会 第16号(1986/03/28、13期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 自治省に伺いますが、特殊会社であるNTTは、政治活動に関する寄附はできないはずであります。その根拠となる法律の条文をお示しいただきたい。  また、後援会活動へのNTTからの無償の労務提供、これも寄附とみなされると思うんでありますが、自治省の見解はどうですか。
【次の発言】 先ほど来問題にしておりますこと以外にも、利益誘導、利益供与、買収などの公選法に抵触する事実が多々あります。我が党の調査による関係者の証言や投書、ここにその実物もあるわけでありますが、次のような目に余る実態が明らかになってきております。  その一。福岡のある支社長の新年年頭訓示で、ことしは参議院選挙の年であり、私……

第104回国会 予算委員会 第18号(1986/03/31、13期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 最初に、いよいよ重大化してきているフィリピン援助をめぐる疑惑について質問を一たします。  まず初めに外務省に尋ねますが、対比円借款について今日までの契約総額、そのうち貸付累計は幾らになっていますか。
【次の発言】 貸付累計はどうなりますか。
【次の発言】 この財源は、一般会計と財政投融資すなわち国民の税金及び年金積立金や郵便貯金などでありますから、貴重な国民の金が仮に言われるように一五%のリベートとしてマルコス蓄財など不正に使われたとしたら、その金額約六百億円を超えるということで、国民の利益と正義に照らして徹底究明が求められるゆえんであります。  ところで外務大臣、政府は、総理も……

第104回国会 予算委員会 第21号(1986/04/04、13期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 「シュピーゲル」という西ドイツの雑誌、三月十日号でありますが、これがその写しでありますけれども、ここに今のアメリカと西ドイツの交渉の内容が紹介をされています。西ドイツ政府に対してアメリカ国防省がどういう基本的態度をとったのか、ひとつ御説明ください。
【次の発言】 発表をためらっておられるわけでありますが、二十八ページの真ん中の欄の上部、三項目にわたって重要な内容が書かれています。  その一つ、宇宙戦略に関する純軍事的研究を明白に政治的に要求する。二、国としての関与を与えない国、すなわち西ドイツ、これに対してもアメリカがその国の企業に委託する際、政府が協力することを要求する。三、S……


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各種会議発言一覧(参議院13期)

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第101回国会(1983/12/26〜1984/08/08)

第101回国会 逓信委員会公聴会 第1号(1984/08/03、13期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 どうもきょうは皆さん方御苦労さまでございます。  共産党の佐藤ですが、最初に安部公述人にお尋ねをいたしますが、今回、法案の根幹であります電電民営化論にかかわる問題でありますが、既に民営化の経験を持つアメリカでは最近いろんな矛盾や批判が表面化をしてきているということを聞くわけでありますけれども、その実情について公述人として何か御研究なさっていることがあればお知らせをいただきたいと思います。  それからもう一つ、同じく民営化問題に関して冒頭のお話にもちょっとあったかと思いますが、それをいちずに進めておるのはアメリカぐらいだということのお話があったかと思いますけれども、ヨーロッパの資本……


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第102回国会(1984/12/01〜1985/06/25)

第102回国会 商工委員会,逓信委員会連合審査会 第1号(1985/05/15、13期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 本法案は、通産省、郵政省共管の法案として提出されていますけれども、まず通産大臣に代表して、法案自体の問題について冒頭お尋ねをしたいと思います。  今回の法案では、言うところの基盤技術研究について、それを平和目的に限るとする明文化した根拠が、そういう定めがありません。そこで、法律上のどういう定めをするかという問題は次の問題として聞くとして、そもそもこの基盤技術研究は平和目的に限るべきだと、こういうふうに考えるのか考えないのか、まずこの点をお尋ねします。
【次の発言】 そこで、原子力研究の場合です。  原子力の研究開発については、原子力基本法で明確な定めをしています。また、宇宙の開発……


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第104回国会(1985/12/24〜1986/05/22)

第104回国会 予算委員会公聴会 第1号(1986/03/20、13期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 佐藤先生にお尋ねをいたしたいと思いますが、今三宅島や逗子などで米軍基地建設の問題が重大化をしておると思いますが、先生の著書「地方自治体と軍事基地」なども拝見をしておりますが、憲法の地方自治の立場から基地問題をどう考えるべきか、政治のあり方について何か御所見がありましたらお話を伺いたいと思います。
【次の発言】 もう一つお尋ねをしますが、きょうも冒頭強調されておりました軍事費突出の問題と表裏の関係として、今我が国で政治の反動化、新しいファシズムの危険が台頭していると思いますが、そのあらわれとして国家機密法いわゆるスパイ防止法案、昨年の臨時国会で廃案になりながら再提出の動きがある。ま……



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※このページのデータは国会会議録検索システム参議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2022/12/18

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