佐藤昭夫 参議院議員
14期国会発言一覧

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佐藤昭夫[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは佐藤昭夫参議院議員の14期(1986/07/06〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は14期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(参議院14期)

佐藤昭夫[参]本会議発言(全期間)
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第107回国会(1986/09/11〜1986/12/20)

第107回国会 参議院本会議 第13号(1986/12/19、14期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 私は、日本共産党を代表して、老人保健法等の一部を改正する法律案に対し、反対の討論を行います。  我が党は、本法案が老人医療費に対する国の支出を減らしながらお年寄りと国民に大幅な負担増を強いるものであり、新たな福祉切り捨ての突破口を開く性格を持った重大な法案であるため、徹底した審議を強く求めてまいりました。にもかかわらず、本院において委員会の質疑がわずか三日間という不十分な審議のもとで、しかも昨日十八日は採決は行わないとしていたにもかかわらず、この悪法の根幹を何ら変えない修正案を提示した途端に、自民党に一部野党が協力して採決を強行した事態に対し、まず最初に私は強く抗議するものであり……


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第109回国会(1987/07/06〜1987/09/19)

第109回国会 参議院本会議 第3号(1987/07/10、14期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 私は、日本共産党を代表して、総理並びに関係大臣に質問いたします。  総理、一体あなたの五年間の政治は何であったでしょうか。今、巷では、世界一の金持ち国というが、この暮らしで世界一かどの国民の怒りの声が高まっています。失業率は史上最高の三・二%、昨年一年間の倒産は一万七千五百件。二時間通勤とウサギ小屋。外国誌が「富める日本の貧しき民」を特集するなど、国際的な批判も高まっています。  総理、これが中曽根内閣の五年間の政治が国民生活にもたらしたものであり、その根源は根深いアメリカ従属と大企業奉仕にあります。  第一に、外交・防衛政策がそうです。  総理、あなたは日本列島不沈空母化、日米……

第109回国会 参議院本会議 第10号(1987/09/04、14期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 私は、日本共産党を代表して、学校教育法及び私立学校法の一部を改正する法律案、すなわち大学審議会設置法案に対し、断固反対する立場から討論を行うものであります。  本法案は、中曽根内閣の戦後政治の総決算、すなわち戦後培われた民主的諸制度を破壊する政策の一環として提案されたものであり、大学の自治、学問の自由を侵害し、戦後の大学と高等教育のあり方を根本的に転換する極めて重大な内容を持つ法案であります。  にもかかわらず、衆参両文教委員会の審議は、ともにわずか十時間足らずのまま、質疑打ち切り、強行採決を繰り返し行ったのであります。このことは、文部省が大学改革協議会の資料提出を拒み、いたずら……


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第112回国会(1987/12/28〜1988/05/25)

第112回国会 参議院本会議 第16号(1988/05/11、14期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 私は、国立学校設置法の一部改正案について、日本共産党を代表し、総理並びに文部大臣に質問いたします。  まず、たださなければならないのは、奥野国土庁長官がまたもや十五年戦争肯定の発言を行い、自分の発言のどこが悪いのかとまで開き直っていることであります。  我が国の行った中国を初めアジアの二千万人を超える生命財産を犠牲にした侵略戦争の歴史的事実を何ら反省しないどころか、その責任をマスコミや野党にかぶせるがごときは言語道断であり、憲法の根本理念に真っ向から挑戦するものであります。そして、侵略の事実を認めた中曽根前総理の答弁にもあえて反抗し、戦犯政治の本質をむき出しにしたものであって、ど……

第112回国会 参議院本会議 第20号(1988/05/25、14期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 私は、日本共産党を代表して、教育公務員特例法等一部改正案に対して、反対の討論を行います。  法案の内容に先立って、議会制民主主義破壊の問題について触れないわけにはまいりません。  本法案については、衆議院段階で初任者研修試行についての各県からの報告まとめも提出されないまま、また参考人の意見聴取もなされないまま全く不十分な審議で採決を強行し、本院に送られてまいりました。したがって、本院においては、二院制の真価を発揮し、衆議院の分まで含めて初任者研修制度導入の問題点について徹底した審議が求められていました。  しかるに、我が党の要求した一人五時間という質疑時間も保障されずたったの二時……


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第113回国会(1988/07/19〜1988/12/28)

第113回国会 参議院本会議 第9号(1988/11/09、14期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 私は、日本共産党を代表して、教育職員免許法の改正案について総理並びに文部大臣に質問いたします。  初めにたださなければならないことは、臨教審教育改革とリクルート疑惑の関係であります。  リクルート未公開株譲渡事件は、政界、官界を巻き込んだ未曾有の大疑獄事件の様相を呈しています。侵されてはならない教育の中枢にまでその汚染が広がっていることは断じて許されません。今月三日、高石前文部事務次官に未公開株一万株が譲渡されていたことが判明しました。  高石氏といえば、臨時教育審議会の取りまとめ役として、今日の反動的文教行政推進の中心人物であります。口を開けば道徳教育の強化を唱えていたこの人物……

第113回国会 参議院本会議 第16号(1988/12/24、14期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 私は、ただいま日本社会党・護憲共同千葉景子議員より提案をされました林田法務大臣に対する問責決議案について、日本共産党を代表して、賛成の討論を行います。  第一に、林田法務大臣は社会正義の実現と法の公正な執行を図るべき責任ある立場にありながら、リクルート疑惑の全容解明に一貫して消極的な態度をとり続けました。国会に対する捜査状況の報告、資料の提出も不十分きわまるもので、国会の国政調査権の行使を大きく妨げてまいりました。  今国会で大きな問題となったリクルート疑惑は、現在判明しているだけでも、その関与をしている人数、贈収賄の金額の点でも、田中、中曽根、竹下の三代の内閣にわたる、明治以来……

佐藤昭夫[参]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(参議院14期)

佐藤昭夫[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第106回国会(1986/07/22〜1986/07/25)

第106回国会 決算委員会 第閉会後1号(1986/08/22、14期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 まず、ニュージャージー問題について質問をいたします。  戦艦ニュージャージーの寄港による日本への核持ち込みの危険について、十九日の衆議院の内閣委員会での我が党の柴田議員の質問に対し、外務省は、核トマホークの能力が付与されているかどうか、米側は明確に触れてないと答弁しているのでありますが、八五年の三月五日のアメリカの下院歳出委員会国防省委員会の秘密聴聞会、ここにおいて、レーマン海軍長官が提出をした文書証言で、核トマホークの能力が付与されていることは明らかではないかと思うんです。この証言記録などは当然外務省は入手をしているはずでありますけれども、その中の重要な部分、再度読んでみますと……


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第107回国会(1986/09/11〜1986/12/20)

第107回国会 科学技術特別委員会 第3号(1986/11/26、14期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 私も最初、三原山噴火の問題で少し質問をいたします。気象庁。  今回の噴火が予知できなかったことや、そして今後の見通しがいま一つはっきりしないということなどをめぐって火山観測体制の不備が指摘をされています。ようやく気象庁としても、空中からの赤外線観測を他省庁の借り物じゃなくて独自に実施するとのことでありますから、それは置くとして、観測機器の点検、保守や異常の確認に出かける際必要な緊急用携帯無線機器、この数が少ないので、今後新たな噴火などで電話線が切れたときには大変だということを関係者の人からも聞くわけでありますが、その対策は大丈夫ですか。

第107回国会 決算委員会 第1号(1986/10/17、14期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 先ほど来、各同僚委員もお触れになっております、私も百四国会で多々議論になりましたこのマルコス疑惑、この問題をいかに真相を究明をしていくか、会計検査院としてどういう役割を果たすべきかという問題について質問をいたしたいと思うわけでありますが、当然のこと、書面やODAの実施機関本部を通しての検査、こういうものは、いわゆる国内検査としてやられているということだけれども、重要なのはこの海外の検査、海外の現地調査、これが重要だということを今も言われておるとおりであります。  そこで、百四国会であれだけ議論になって、六十一年度の海外調査は、どこの国へ行くかというのは今検討中ということなんですね……

第107回国会 決算委員会 第2号(1986/11/21、14期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 本日はいわゆる軍学協同問題の最近の具体的なあらわれを中心にして幾つか質問をしたいと思います。まず、文部省にお尋ねをします。  近年日本とアメリカの間の軍事同盟体制が一段と強化をされていくもとで、いわゆる軍学協同、すなわち大学や大学人の研究に軍事研究が導入される動きが強まっているのでありますが、その中でアメリカ軍から研究資金が提供されているというそういう例はあるのか。昭和四十二年の段階だと思いますが、国会でもかなり議論になってそれ以降の状況を簡単に御説明願いたいと思います。
【次の発言】 国立大学については昭和四十七年以降は全くないと。私立大学についてはどういう状況でしょう。

第107回国会 決算委員会 第6号(1986/12/12、14期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 私もまずマル優の問題について。  郵政大臣、八月二十二日の当委員会での私の質問に対して、大臣の代理だと前置きをして小澤政務次官が、大臣としても少額郵貯非課税制度を守るために全力を上げるというふうに表明をしておられたのでありますが、今回の自民党税調の結果はまことに遺憾千万であります。大臣としてどう反省をしておられますか、まずお伺いします。
【次の発言】 どうもお聞きしていて率直な感じが、弁明が多く、こういう結果になったことに対して、今までの決意の表明に照らしてかなり悲憤慷慨しておられるというふうには私は受けとれないんです。例えばということですけれども、こういう結果に至る間、大臣や郵……

第107回国会 社会労働委員会 第3号(1986/11/25、14期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 大臣は、就任に当たって厚生大臣は最もなりたかったポストだということで、今日までの念願がかなったことを率直に喜んでおられた、そうした報道の記憶もあるわけですけれども、これは今日までの経歴からいっても当然のお気持ちかと思うのでありますが、問題は大臣も御認識のように、昨今の厚生行政は多くの課題を抱えていると思います。高齢化社会、経済の低成長、国の財政危機等々、こういう状況のもとで、一体どういう立場で今後の福祉行政を進めていくのか、その基本姿勢のあり方によっては行政の方向は百八十度違ってくる。  そこで、まずお尋ねをしたいのでありますが、中曽根首相は戦後政治の総決算を標榜して、我が国の社……

第107回国会 社会労働委員会 第6号(1986/12/11、14期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 雇用安定策に関して根本的な問題を二、三お尋ねをいたしたいと思います。  新聞の報道や企業の内部文書、そういうものを見ましても、鉄鋼、造船、海運を初めとしてすべての産業の分野といっていい大規模な人員削減計画が次々と進行をしております。もう逐一紹介をするまでもないと思いますが、新日本製鐵、五十九年度から六十一年度にかけて七千五百人の人員の削減、日本鋼管浦項製鉄所(POSCO)との労務費差、これに相当する総数ということで一万五千人の削減をする、あるいは造船、私の地元、京都の日立造船も大変なことになっていますけれども、ここで言えば一万七千人を一万五百人に、六千五百人、実にドラスチックな首……

第107回国会 社会労働委員会 第7号(1986/12/15、14期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 きょうは皆さん御苦労さまでございます。  最初に日経連の有吉参考人にお尋ねをしますが、政府は、老人医療費の急増を理由に、さきに老人医療の有料化、そして今次法案による国民負担の一層の増大や按分率の変更などを打ち出してきているわけでありますが、この老人医療費対策のためにも、現役の労働者ができるだけ健康をつぶさぬよう、重い疾病を老後に持ち込むことがないように、週四十時間、週休二日制などの労働時間短縮の課題、これとともに労働者の健康診断制度の充実をして疾病の早期発見、早期治療、こういったことを強化するということが必要ではないかと思いますが、お考えはどうでしょうか。

第107回国会 社会労働委員会 第8号(1986/12/16、14期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 我が党は、本法案について当初から一人五時間の十分な審議を要求し、そのうちの一部を前回沓脱委員が質疑をいたしました。  沓脱委員は、一つは老人の一部負担を外来で二倍、入院に至っては年十倍にも引き上げることは断じてやめて、病気の早期発見のためにも、何よりもお年寄りの医療を保障するために老人医療を無料化すべきであるということ、二つ目に老人保健施設、いわゆる中間施設等は、老人本人からは高い負担を取り上げながら、老人が受けられる医療や福祉の内容は老人の人権とか尊厳からはほど遠い低い水準のものにならざるを得ないということ、三つ目に国保料のいわゆる滞納者に対する制裁措置は、拡大解釈の危険が極め……

第107回国会 社会労働委員会 第9号(1986/12/18、14期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 私は、日本共産党を代表して、老人保健法等の一部を改正する法律案及び修正案に対し、反対の討論を行います。  我が党は、本法案が衆議院より送付された段階で、当委員会での審議日数から見て当然廃案とすべきことを主張し、会期延長の強行で審議入りしてからも、本法案の持つ重大性にかんがみ、一人五時間の質疑等徹底した審議を行うよう求めてまいりました。にもかかわらず、要求時間の半分以下、わずか三日間の質疑をもって打ち切り、しかも、本日は採決は行わないとの公党間の約束をも踏みにじって採決が強行されようとすることに対し、私は冒頭に強く抗議するものであります。  以下、本法案に対する反対理由を述べます。……


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第108回国会(1986/12/29〜1987/05/27)

第108回国会 科学技術特別委員会 第3号(1987/05/25、14期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 まずSDI問題でありますが、今日の局面で論ずべき問題は多々ありますが、本日は宇宙の平和利用原則に絞って質問をいたします。  このSDIが米国が主体で行うもので、それに我が国が部分的、局部的に参加することは例の国会決議の対象外だという、こういう論法が政府見解の最近の最大の口実になっております。しかし、こんな論法がまかり通ると、原子力分野における平和利用の原則も重大な歪曲が生まれてくるんじゃないか。  すなわち、外国が主体で行う原子力の軍事利用計画へ我が国が部分的、局部的に参加するということであれば原子力基本法にうたう平和利用の原則の対象外だという論法もまかり通りかねないからでありま……

第108回国会 決算委員会 第閉会後1号(1987/06/04、14期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 まず、最近重大化している霊感商法の問題について質問をいたします。  経企庁、この悪徳商法による近年の被害状況、被害の件数や金額など簡単に状況を説明してください。
【次の発言】 それによる主な販売の商品、販売活動の手口、こんな点はどうでしょうか。
【次の発言】 今も主な特徴が紹介をされたわけでありますが、今日までの国会質問や多くの新聞、雑誌などの報道に出ていますように、死相が出ているなどと称して相手を不安に陥れるとか、長時間軟禁状態にして判断力を失わせ原価の五百倍に及ぶ暴利販売を行っているというものであります。先日、私も京都の被害者から直接訴えを聞きましたが、その中の一人などは合計……

第108回国会 決算委員会 第2号(1987/01/21、14期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 私もまず円高問題と日本経済の空洞化について幾つか質問いたします。  円レートは今週初め百五十円を突破し、史上最高値の百四十九円となって、中小企業からはいよいよ死ねというのかと悲痛な声が巻き起こっています。午前の応答で、通産大臣は百七十円を軸に百六十ないし百八十が適当なところじゃないかと述べられていましたが、昨年の通産省の公式調査で中小企業、産地の採算レートは二百円、せいぜい百九十円、こういうことから見てもこの発言は私としては合点がいきません。しかし、今最も重大な問題は、今回の円高騰の直接のきっかけが、アメリカの議会や政府筋の一ドル百二十円から百四十円を期待すると、こういう発言から……

第108回国会 決算委員会 第3号(1987/05/23、14期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 私は、日本共産党を代表して、予備費等承諾案件について我が党の態度を表明いたします。  我が党は、今回承諾が求められている九案件のうち、昭和六十年度特別会計予備費使用総調書及び各省各庁所管使用調書(その1)と、昭和六十年度特別会計予備費使用総調書及び各省各庁所管使用調書(その2)、及び昭和六十年度特別会計予算総則第十二条に基づく経費増額総調書及び各省各庁所管経費増額調書(その2)の三案件については、承諾いたします。  その理由は、いわば義務的必要経費が主なる内容になっているからで、やむを得ないものと認めます。  しかし、昭和五十九年度一般会計予備費使用総調書及び各省各庁所管使用調書……

第108回国会 決算委員会 第閉会後3号(1987/06/17、14期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 まず、先日申請をされておりますJR各社の六十二年度事業計画について質問をいたします。  当初の政府計画と同様に、売上税に相当する支出をこの計画の中には見込んでおりますが、明白に廃案になった売上税と同額を想定すること自体極めて不当であります。また、直間比率見直し問題も簡単に結論が出るはずがありません。したがって、六十二年度新税なし、こういうことになった場合は、この事業計画に含まれておる税相当分は当然国民に還元すべきものだと思いますが、代表して大臣の御見解はどうでしょうか。
【次の発言】 そこで、今も少し触れられましたが、国民への還元の具体的方法はいろいろあろうかと思いますけれども、……

第108回国会 決算委員会 第閉会後5号(1987/06/19、14期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 大臣にマル優の問題で少しお尋ねをしたい点がありますけれども、それは最後に回しまして、まず税務行政の問題でお尋ねをいたします。とりわけ同和税務行政の問題です。  大臣、言うまでもなく税務行政にはいささかの不公正な扱いがあってもなりません。特定の団体に加入する法人や個人について税金を特別に減免したりするような不平等な扱いがあってはならぬ、仮にこのような特権扱いがまかり通れば国民はまじめに納税をする気がなくなると、こういうことですね。
【次の発言】 我が党は国会でしばしばいわゆる税の同和減免の不法性を指摘をしてまいりました。  この問題の出発は、四十三年の大阪国税局長と解同中央本部及び……

第108回国会 決算委員会 第閉会後7号(1987/07/03、14期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 マル優問題で総理にお尋ねをします。  売上税とともに、マル優廃止はさきの国会で国民世論の前に廃案となりました。これは昨年の衆参同時選挙での総理の各地での公約に照らしても当然のことであります。主権者である国民をだまして強行しようとする政治は絶対に許されない、必ず破綻をするんだということが天下に示されたわけであります。にもかかわらず、国会が廃案を決めて半月もたたぬ間に、またもやサミットでマル優廃止の約束を行ってきたと言われております。国際公約として国会を拘束するものでないことはもちろんでありますが、こういう総理の態度というのはまさに二重三重に国民と国会をペテンにかけるやり方の繰り返し……

第108回国会 建設委員会 第5号(1987/05/26、14期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 まず初めに日本共産党として申し上げたいことは、文化学術研究の発展は国民にとって極めて重要な課題であり、それを正しく発展させる文化学術研究都市建設そのものに反対はしていません。しかし、現在進められている関西学研都市計画と本法案は種々の問題があり、賛成できません。以下、若干の点を質問いたします。  法案では、国及び地方公共団体は学研都市建設に必要な施設の整備に努めるとしながら、自治体に対する措置は地方債についての配慮だけで、これでは関係自治体の負担が重大化すると思います。例えば財政規模三十億の京都府精華町が学研都市受け入れに伴う財政負担を二百三十億円と推計しています。これは勢い住民負……

第108回国会 予算委員会 第14号(1987/05/18、14期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 関連して、国際日本文化研究センターの問題について質問します。  まず、本年度予算案に計上している金額及び内容、設立目的、御説明いただきたい。
【次の発言】 現在十一ある国立の共同研究機関は、ほとんどすべて日本学術会議なり関係学会の勧告、建議に基づいてつくられてきたものだと思います。今回の日本文化研究センターについてはどうなっていますか。
【次の発言】 いろいろございますと言いながら、大部分は日本学術会議または関係学会からの建議、勧告に基づいてやってきている。ところが今回はそういうことになっていない。一方的に権力的につくろうとするものだということですが、例えば学術会議からの勧告はな……


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第109回国会(1987/07/06〜1987/09/19)

第109回国会 科学技術特別委員会 第2号(1987/08/26、14期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 どうもきょうはいろいろ勉強させていただきましてありがとうございました。  各参考人の方もみんな共通して基礎研究との関係、かかわりといいますか、この間に至る経過も、それから今後さらに発展をつくり出していく上でも、もっともっと基礎研究の分野で解明しなくてはならぬ問題があるというふうに言われている。まさにそのとおりだと思うのですが、一九一一年でしたか、オランダのオンネスの水銀による最初の超電導現象の発見から、昨年のチューリヒのIBM研究所での金属酸化物による新たな超電導現象の発見、ここに至る間、約数十年基礎研究の分野で関係研究者の方々のいろいろな苦闘があったかと思うのですけれども、金属……

第109回国会 科学技術特別委員会 第3号(1987/09/02、14期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 今も伏見委員から若干質問があったところでありますが、私も、六月二十二日原子力委員会が発表した原子力開発利用長期計画に関連をして質問いたします。  この長期計画によると、今後の原子力発電の開発規模の見通しとして、西暦二〇〇〇年までに少なくとも五千三百万キロワット、全体の電力需要の約四〇%、二〇三〇年には一億キロワット以上、全体の約六〇%になると述べているわけでありますが、この平均的な原子力発電、その規模を百十万キロワットだとして、長期計画どおりに進んでいくとすれば、二〇〇〇年までの十三年後、さらには二〇三〇年の四十三年後にはそれぞれ何基の原子力発電が日本列島に立ち並ぶということにな……

第109回国会 決算委員会 第閉会後1号(1987/09/21、14期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 まず、地価対策の問題についてお尋ねしたいと思います。  最近の東京を初め大都市圏の地価高騰狂乱ぶりはまことにすさまじいものであります。毎日のように新聞に御存じのこういった折り込みが本紙よりも分厚いくらいどっさりと入っております。そこを見ますと、今や物件は一億円以上、億単位というのがざらでありまして、普通の勤労者でいきますと、平均サラリーマン賃金で二十年分です。食うや食わずでも果たして手に入るかどうかという、こういう姿であります。  最近NHKが三週にわたって報道特集「世界の中の日本・土地はだれのものか」というのを放映いたしまして、ロッキード事件以来だと言われるほどのNHKとしても……

第109回国会 決算委員会 第閉会後4号(1987/10/16、14期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 私も、まず当面の地価、土地問題で質問をいたしますが、十二日の臨時行政改革推進審議会の当面の土地対策の答申、それを受けて政府が本日対策要綱を閣議決定をしたところでありますが、まず国土庁長官に率直なところを尋ねますけれども、この答申なり、公式には政府としての対策要綱は本日決まったことではあるけれども、大体もうその内容は前々から報道もあったということで、一体国民やマスコミがこうした答申なり政府の方向についてどういう気持ちを持って受けとめておるか、どういう御認識でしょうか。議論の前提ですよ。
【次の発言】 一々挙げるまでもありませんけれども、いろんな新聞の報道なんかを見ましても、従来言わ……

第109回国会 文教委員会 第2号(1987/08/25、14期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 まず、東京大学における寄附講座の問題について質問いたします。  既に私は七月十日の本会議代表質問において、大学審議会設置法案の重大な内容、すなわち大学自治を根底から破壊して、真理探求と国民のための研究、教育の推進という大学の本来的任務を大企業奉仕の方向に大きく変質をさせるという問題、その当面のあらわれとして、東大における新日鉄、NTT、NECなどの寄附講座問題を指摘しました。これに対して中曽根首相は、大学自治は侵害しない、国民の期待に沿う大学になっていただくものだと答えているのでありますが、塩川文部大臣もこれと同じ考えですか。

第109回国会 文教委員会 第3号(1987/08/27、14期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 まず、この大学審議会設置法案の審議開始に当たりまして、一言申し上げておきたいと思うのであります。  衆議院では、共産党、社会党の確認された質問事項も残したまま採決が強行されました。極めて遺憾なやり方であります。本法案は、既に私が七月の十日、本会議で代表質問として取り上げましたように、内閣承認、文部大臣任命の委員二十名が大学全般にわたる問題について審議して文部大臣に対して勧告権を持つというものであり、臨時教育審議会の答申の具体化を図って、日本のすべての大学の教育、研究に対する政府、財界の介入統制システムを制度的にも完成させようという、極めて危険なものであります。その意味で本審議会の……

第109回国会 文教委員会 第4号(1987/09/01、14期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 まず、関先生にお尋ねをいたします。  憲法二十三条の学問の自由について、かつて衆議院の予算委員会で、文部大臣などは、軍事研究も学問の自由の一つだというような極論を述べたわけでありますけれども、憲法に定めている学問の自由の精神の根本は一体何かということをお尋ねをしたいと思います。  あわせて、この学問の自由とかかわって、きょうも大学自治問題がいろいろ議論をされていますが、私は学問の自由が、それの保障が、大学の自治によってこそ守られるんだというふうに思うのでありますけれども、ただ、大学の自治が今のままでいいか、こういう点で、大きく言って二つの意見があろうかと思うんです。  一つは、さ……

第109回国会 文教委員会 第5号(1987/09/03、14期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 私は、日本共産党を代表して、議題、すなわち大学審議会設置法案に断固として反対の討論を行います。  まず討論に先立ち、本法案が衆議院文教委員会で強行採決が行われ、本委員会でも定例審議日を残したまま強引に採決されることに強く抗議するものであります。  さて、本大学審議会設置法案の意図するところは、自民党政府と財界による日米軍事同盟体制強化の国家づくりに役立つように大学を再編することであります。そして、その最大の障害となっていた大学の自治を破壊する仕組みを確立しようとするものであります。  このねらいは、中曽根内閣の戦後政治の総決算路線を概観するだけで、すなわち、年々増大する軍事費、日……


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第110回国会(1987/11/06〜1987/11/11)

第110回国会 決算委員会 第閉会後1号(1987/11/12、14期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 本日の委員会では、時の焦点として国民健康保険のいわゆる改革案について各委員論議が集中をしていますが、私も若干質問いたします。  これは昨年末国保に対する地方負担導入問題が出てきて、当然のことに地方関係団体が反対して結論が出ず、国保問題懇談会が設置をされて以来、検討が行われてきているわけでありますけれども、今検討されている改革の柱は四点あろうと思います。  その第一に福祉医療制度の創設、第二に地域調整施設システムの導入、第三に給付の改善、第四、老人保健拠出金に対する国庫負担率の変更というこの四つかと思いますが、まずその一つ、福祉医療制度の問題について聞きます。  この国保加入者本人……


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第111回国会(1987/11/27〜1987/12/12)

第111回国会 決算委員会 第1号(1987/12/08、14期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 文部大臣、文教行政の基本は憲法、教育基本法にあります。この点で新しく大臣になられましたあなたの基本姿勢を、聞くまでもないかと思いますが、まず確かめておきたいと思います。
【次の発言】 午前中も議論がありましたが、年末の来年度予算案の決定に向けて既に大蔵省が若干の重要問題について財政審議会に諮問するなど、事態は重大化をしています。そこで、新大臣の決意のほどを伺いたいわけでありますが、義務教育教科書の無償制度、これは堅持するということでありますね。
【次の発言】 同じく義務教育の国庫負担制度、当面焦点の事務職員、栄養職員の国庫負担制度もこれも堅持するというふうに理解をしていいですね。

第111回国会 決算委員会 第閉会後1号(1987/12/16、14期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 私もまず、峯山委員からもありました最近の異常円高問題について質問をいたします。  何しろ一昨日、昨日と一ドル百二十七円台に突入をし、終わり値百二十六月台にも入ったと伝えられるわけでありますが、とにかく大蔵大臣、あなたが大臣になられてからも事態はエスカレートする一方であります。こうした状況が続けば、一月の竹下総理訪米に当たってあなたも同行し、アメリカと強力に協議をしてくるということを検討されますか。
【次の発言】 大蔵大臣は今までもしばしば、まあそのうちに落ちつくだろうというふうに言われながら、事態はもう数字が示すごとくエスカレートする一方だというこの繰り返しになっているわけであり……

第111回国会 文教委員会 第1号(1987/12/10、14期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 去る十一月十七日から十九日までの三日間、秋田県に派遣されました第一班の調査結果の概要を御報告申し上げます。  派遣委員は、田沢智治委員長、粕谷照美理事、小野清子委員、寺内弘子委員、下村泰委員と私佐藤昭夫でございます。  まず一日目は、角館町の伝統的建造物群であります武家屋敷の視察から始めました。三百年も前に建てられたという武家屋敷の数々を見せていただき、その行き届いた保存に対し、関係者の御苦労に敬意を表した次第であります。その後、角館町伝承館で特産品樺細工の製作の実演等を見学いたしました。  次いで、田沢湖町の田沢湖青少年スポーツ・センターを訪ねました。同センターは日本体育協会に……


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第112回国会(1987/12/28〜1988/05/25)

第112回国会 決算委員会 第閉会後1号(1988/05/26、14期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 いわゆるJRの特定地方交通線の一つ、宮津線の問題できょうはお尋ねをしたいと思いますが、宮津線は、京都府北部住民の生活と産業は言うに及ばず、天橋立など観光の面でも地域の将来にとって欠くことのできない重要路線であります。この宮津線が、年間三十億から多いときには四十五億円にも上る大きな赤字路線だという理由で、国鉄再建法に基づき廃止路線とされてきたわけでありますが、最近、この廃止の前提となっていた大赤字が実際には極めて少ないか、反対に黒字になるんじゃないかという大問題が起こってきているわけであります。  まず尋ねますが、JR西日本の特定地方交通線に対する赤字補てん額、六十二年度は宮津線な……

第112回国会 決算委員会 第閉会後2号(1988/05/27、14期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 総理にお尋ねをします。  企業ぐるみ選挙、すなわち会社の幹部がその立場を利用し、雇用している労働者や下請企業関係者に思想、信条の自由を侵して特定候補への支持を要求することは、公正な選挙という原則に照らして行ってはならないことだ、当然のことだと思います。  そこで、五月二十三日告示の埼玉県知事選を前に、五月二十日、総理は埼玉県内に支店や工場を持つ企業二百十社の幹部を都内のホテルに集め、安倍幹事長以下何人かの党幹部も出席し、自民党推薦の予定候補者にもあいさつをさせて同候補への支持を要請しております。いわば企業ぐるみ選挙をあふったとも言うべき行為でありまして、この点についての見解を尋ね……

第112回国会 決算委員会 第3号(1988/04/18、14期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 本来であれば当面の政治的焦点であります牛肉、オレンジの自由化問題で冒頭に質問すべきところでありますけれども、衆議院の方の委員会で農水大臣が答弁要求をされておるようですから、ちょっとここで大臣には暫時退席をいただきまして、政府委員で答えていただける問題から順序を変更してお尋ねをしたいと思います。  昨年の十月十六日、当決算委員会での私の質問、またことし三月九日の衆議院予算委員会分科会での寺前議員からの質問で、京都市北部地域の開発をめぐって河川の汚染、アユなどの名産地に重大な被害が起こるおそれのある問題を取り上げてきました。こうした中で、大見総合公園計画の開発に関連して三月の二十五日……

第112回国会 決算委員会 第6号(1988/05/23、14期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 まず、中尾経済企画庁長官にお尋ねをいたしますが、前国土庁長官の奥野さんがいわば十五年戦争、これを単なる偶発的なことから起こったんだということなど、あの侵略戦争を容認する発言、これが重大問題になってきたわけであります。中尾長官は五月十三日の午前中の閣議において、「奥野さんの発言は間違っていない。何でも中国にこびを売るような態度はうなずけない。」と発言をされたと報道されておりますけれども、事実でしょうか。
【次の発言】 十三日の閣議におけるやりとりについては答弁を控えたいというふうにおっしゃいますけれども、確かにあれをなかったことにしようといったような官房長官の発言なんかもあった模様……

第112回国会 建設委員会 第8号(1988/04/14、14期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 まず、住宅金融公庫法の一部改正案についてでありますが、これはいわゆる親孝行ローンの創設と住宅改良資金に対する特別割り増し制度の新設であって、それ自体は我が党としても賛成であります。しかし、今日の異常な地価高騰のもとで、とりわけ東京などでは一般の勤労者が住宅を取得することはほとんど不可能になっている。この程度の改善はいわば焼け石に水と言わざるを得ません。みずからの住宅取得さえなかなか大変だという状況のもとで、親の住宅建設のためのローンも借りられる勤労者がどれだけいるか極めて疑問であります。  そこで、今回の措置で子供が親の住宅を建設、購入する戸数をどれくらいに見込んでいるのか、金融……

第112回国会 災害対策特別委員会 第3号(1988/04/20、14期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 まず、災害遺児育英制度の問題について質問いたします。  昨日、災害遺児の高校進学をすすめる会が災害遺児奨学金制度を独自にスタートせざるを得なくなったことについて、総理を初め政府として財源措置も含めて四月一日実施に間に合うよう検討すると国会で答弁をしながら、制度の創設を引き延ばしてきたことはまことに遺憾であります。  そこで国土庁長官、内閣の一員として、こうした事態についての責任を問われておると思いますが、御所見はどうでしょうか。
【次の発言】 四月十三日のサンケイ新聞によりますと、政府としては補助金を出さず、日本船舶振興会や日本自転車振興会の出資に依存するという報道があります。ま……

第112回国会 災害対策特別委員会 第4号(1988/05/20、14期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 まず、消防庁に地下街の防災対策について質問いたします。  本年の三月、東京都及び十政令都市が連名で「地下空間の総合的な活用に関する要望書」というものを提出をしておりますが、これはいわば地下街の新増設について抑制をする昭和四十八年の消防庁、警察庁など四省庁の共同通達の規制緩和を求めているものであります。  しかし、先日の五月十一日、衆議院の災害対策特別委員会において、都市計画中央審議会の会長でもある井上孝東大名誉教授が、こうした規制緩和はやるべきではないと発言をされていますように、忘れもしない昭和五十五年の静岡駅前地下街のガス爆発事故後まだ十年もたっていない。災害は忘れたときに来る……

第112回国会 文教委員会 第2号(1988/03/22、14期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 まず初めに、本来であれば私の質問は公明党の次というところでありますが、委員長初め理事会の皆さん、公明党の皆さんの御配慮をいただきまして、順番を繰り上げて質問をさしていただきますことを感謝申し上げたいと思います。また、時間が持ち時間三十三分ということで非常に限られておりますので、ひとつ当局の御答弁はごく簡潔にお願いをあらかじめしておきたいと思います。  そこで、第一の問題は東京大学の学院構想の問題であります。東大当局はこの問題について当初昭和六十三年度予算案における調査費の計上を要求してきたところでありますが、文部省としてはそれを計上するに至らなかった、受け入れなかったというその理……

第112回国会 文教委員会 第4号(1988/03/31、14期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 まず、文教予算に対する文部大臣の基本姿勢からお尋ねをいたします。  文部省の予算説明資料によりますと、文教は国政の基本であるとの認識に立って予算の確保に努めた、こう書いていますけれども、どうお義理で見ても、国全体の一般会計に占める文教予算の比率は、六十三年度八・〇七%で戦後の一時期を除いて最低であります。しかも、近年たどってみますと、一九七六年一一・四%、八〇年一〇・四%、八四年九・〇%、八七年八・五%と、そしてことしといいますか六十三年度案八・〇七%ということで低下していく一方です。これがあの臨教審最終答申後の初めての文教予算、一体これで国民の願いにこたえる教育予算だと文部大臣……

第112回国会 文教委員会 第6号(1988/04/21、14期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 まず最初に、災害遺児育英制度の問題について質問いたします。  この問題については、今次国会でも我が党を含め各会派が代表質問や予算委員会などで再三取り上げられてまいりました。そして、総理を初め政府として、四月一日の新学期に間に合うよう財源を含めて鋭意検討すると答弁をしてきたのでありますが、既にきょう四月の二十一日、いまだに実現をしていない。ついに一昨日、しびれを切らして交通事故遺児の中心になったいわばボランティアとしての「災害遺児の高校進学を進める会」というものが独自に発足せざるを得なくなったという問題は極めて遺憾であります。閣僚の一員として文部大臣はどのように責任を感じておられま……

第112回国会 文教委員会 第8号(1988/04/28、14期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 大臣が衆議院の本会議からまだ戻られませんから、最初、私学共済の問題で政府委員に質問いたします。  まず財政面で見ると、この経営者と教職員、折半主義をとりながら、享受する権利においては必ずしも平等とは言えないというのが実態だと思います。  そこで三つほど質問をしますが、まず教職員の資格は経営者の届け出制になっている。資格があるのに、掛金負担を逃げるために届け出ないという事態もかなりある。一方、不当労働行為による安易な首切りや、そのために共済組合員の資格を喪失するということもある。こういった点で、基本的に共済組合はそういう組合員の権利を保障するという、この基本的原則が貫かれるべきだと……

第112回国会 文教委員会 第9号(1988/05/12、14期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 まず、総合研究大学院大学の問題について質問いたしますが、午前中も、粕谷、安永両議員からも、この大学院大学の管理運営の問題で質問が少しくありました。既に当局の答弁で、運営審議会が設置をされるということでありますが、この運営審議会の機構と権限、構成がどういうふうで、人数はどうかということと権限、これはどうなるんですか。
【次の発言】 学外の有識者が入るということで、私立大学の関係者などと、こう言われていますけれども、それだけじゃありませんね。企業の代表が入るということもあり得るんでしょう。
【次の発言】 聞いておるのは、大学ないし研究所外の有識者が入るという、その有識者なるものの中に……

第112回国会 文教委員会 第10号(1988/05/17、14期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 まず田中参考人にお伺いをいたしますが、一つは総合研究大学院大学の問題でありますけれども、あなたも委員長として、総合研究大学院創設準備委員会というものがつくられて、それに御参加になっておると思うんですけれども、今のところ六十二年七月二十一日付、昨年の夏の段階での中間まとめ、検討されてきた結果があるんです。中間まとめでしか出されていないということで、最終報告が出ていない状況で文部省としてこの法案を提出をし、もう今期国会、きょうにでも採決をというような、そんな話がちらちら出るということで、私はそういう見切り発車はだめだ、だからこの採決には反対だということを言っているんですけれども、委員……

第112回国会 文教委員会 第11号(1988/05/19、14期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 まず最初に、初任者研修の今後の内容がどうなるか想定をさせる問題に深くかかわりますので、二つの点で大臣に質問をしておきます。  その一つは、五月十二日の当委員会での粕谷議員の奥野前国土庁長官の発言に関する質問に対して大臣は、歴史教育を進める立場として日中戦争の侵略としての事実を正しく教えると、概略そういう趣旨の答弁をされました。ところが翌日、五月の十三日の閣議において、この問題をめぐって議論が再燃沸騰をしたという報道が相当あったわけでありますけれども、どうしたわけか文部大臣が積極的に発言をしたという形跡はありません。大臣、あなたの本心は奥野発言支持の立場か、不支持の立場か、そんなこ……

第112回国会 文教委員会 第12号(1988/05/20、14期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 私の持ち時間は御答弁を含めて十五分ということで非常に限られておりますので、四人の参考人の方々全員のお方に質問するのが時間的に無理かと思いますので、そういう事情だということをひとつあらかじめお許しいただきたいと思います。  それで、まず三輪参考人に二つお尋ねをいたしますが、初任者研修制度というものは政府の戦後の文教政策の脈絡の中で一体どういう歴史的背景があるのかということが第一点。二つ目に、外国にも同様の制度があるという説がありますけれども、先生の御研究では例えば西欧の実情はどうなっているのか。二つ御説明いただきたいと思います。

第112回国会 文教委員会 第13号(1988/05/24、14期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 それでは、前回に引き続いて質問をいたしますが、まず初任者研修本格実施の内容がどうなるのか、その重要な判断の基礎となる試行実施のための文部省モデル、これに関して若干質問をいたします。  午前中もちょっとありましたが、指導教員による指導、年七十日程度、センター研修、年三十五日程度、宿泊研修四泊五日、これについては弾力的な幅があるというんですけれども、どの程度の弾力性があるんですか。半分ぐらいにしてもいいんですか。
【次の発言】 私の聞いているのは半分ぐらいに減らしてもいいのかと聞いている。
【次の発言】 だから、弾力性あると言いながら、文部省の指導方法を事実上押しつけるということにな……

第112回国会 予算委員会 第7号(1988/03/15、14期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 君が代、日の丸問題で質問をしたいと思いますが、それに先立って天皇の戦争責任の問題でお尋ねをします。  まず、総理は日本国民三百十万人に上る犠牲者を出し、重大な惨禍を招いた十五年戦争における天皇の戦争の責任についてどのようにお考えですか。
【次の発言】 帝国憲法の第四条による天皇の統治権総攬の問題は少し触れられたかと思いますけれども、第十一条「天皇ハ陸海軍ヲ統帥ス」と、間違いありませんね。
【次の発言】 したがって、いわゆる軍の行動、戦争の開始、終結の決定権は天皇にあったはずだと思いますが、総理どうですか。――総理に聞いているんです。

第112回国会 予算委員会 第17号(1988/04/05、14期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 私、二十八分という極めて限られた時間でありますので、答弁はぜひ簡潔にあらかじめお願いをしておきたいと思います。  そこで、まず日本の学術研究の未来に関する重大事として、日米科学技術協定について質問をいたします。  先日来の政府説明によりますと、三月三十一日大筋合意が行われたが、情報の取り扱いに関する条項の中に安全保障という字句がある。これは研究、技術の内容いかんでは秘密扱いが導入されるのではないかという心配があるのですがどうでしょうか、外務大臣。
【次の発言】 公開の原則が明確にされておるということでありますが、しかしアメリカでは、安全保障と矛盾しない範囲の公開原則だというような……


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第113回国会(1988/07/19〜1988/12/28)

第113回国会 決算委員会 第3号(1988/12/16、14期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 まず、リクルート疑惑の一環として、総理の資産に関して、河口湖畔別荘などの疑惑について質問いたします。  リクルート事件は、真藤問題に加え、総理に直接関係する福田問題など、疑惑は日増しに深まる一方であります。総理は、十四日、私が税特委で質問した問題について、昨日、橋本議員に対し事実を変える答弁をされました。しかし、青木元秘書官が福田氏にリクルートコスモス株をあっせんしたことは十一月九日以前に知っていた旨の答弁をしていた事実は明白で、疑惑は深まるばかりであります。金庫番と言われる青木秘書がすべてしていたことだと総理は言い、秘書の責任にしていますが、そんな言い分は通りません。青木秘書と……

第113回国会 災害対策特別委員会 第3号(1988/08/26、14期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 初めに、今回の災害による被災者の方々にお悔やみとお見舞いを申し上げるものであります。  先日の当委員会の現地調査には諫山委員が参加しましたけれども、私はそれに先立って党の調査団として現地をいろいろ見てまいりましたので、それをもとにして質問をするものでありますが、時間の関係でいわゆる災害対策の受益者負担問題、これを中心にお尋ねをしたいと思います。  今回の土砂災害では広島県で十カ所、島根県で百五カ所、土石流とがけ崩れ含めまして災害が発生をしているわけでありますけれども、そのうち土石流や急傾斜地の危険箇所は広島で六カ所、島根県で四十二カ所あったわけであります。これは今日の全国の危険箇……

第113回国会 税制問題等に関する調査特別委員会 第11号(1988/12/14、14期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 昨日、我が党の橋本議員が質問したところでありますが、福田勝之氏へのリクルート株譲渡の事実は重大なので、もう一度質問をいたします。  総理は、この事実を十一月の九日、社会党のリスト発表があり、その晩の青木の報告によって知り、それまでは知らなかったと答弁をしていますが、間違いありませんか。
【次の発言】 すると、あなたは、福田勝之氏の名義になっているが、実際は福田正氏が譲渡を受けたということを十一月の九日深夜から十日未明にかけて知ったということでありますか。
【次の発言】 しかし、あなたは十二月の一日には、矢田部議員に対する答弁でありますが、「福田さんを御紹介申し上げたという事実を私……

第113回国会 文教委員会 第3号(1988/10/20、14期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 芸団協の小泉参考人にお尋ねいたします。  この著作権問題を含めまして、我が国の文化政策の国際的なおくれがしばしば指摘をされてきたところでありますけれども、そうした中で、劇団や音楽団体などの運営で何かと大変なことがあったと思いますし、その上もし今問題の消費税が導入をされるということになったらどういうことが起こるか、内部での検討されておる状況がありましたら、この機会にお聞かせをいただきたいと思います。
【次の発言】 先ほど粕谷委員が視聴覚障害者の著作物利用の問題についていろいろ質問されておりましたが、私も京都の関係者からいろいろ状況を聞いておりますので、ひとつ質問をいたしたいと思いま……

第113回国会 文教委員会 第5号(1988/10/27、14期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 法案に先立って一言言っておきます。  天皇の病気を理由にさまざまな行事や祭りの中止が相次いでいますが、各大学の学園祭の中止やその内容の縮小を文部省としてどのように数的に把握をされているか。その中には、大学当局が学生の意思を抑えて学園祭の中止をさせている例が二校あると思いますが、お答えください。
【次の発言】 当初に比べてマスコミもいわゆる自粛の行き過ぎ、これに対して反省の弁が出つつあると思うんですけれども、現状を数字的にも十分文部省として把握できてないというのは私はいかなることかと思うんですね。私の調査では、回答いただいた大学四百五十六校のうち、中止をしたのが八校、内容の縮小、例……

第113回国会 文教委員会 第6号(1988/11/08、14期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 私は、日本共産党を代表して、学校教育法の一部を改正する法律案に対して反対の討論を行います。  まず、反対理由に先立って指摘しなければならないのは、本法案もその一環として進められている臨教審、教育改革が中曽根内閣のもとでリクルート疑惑など金権、腐敗にまみれたものとして推進されてきたことであります。現に、この疑惑の中心人物である江副氏は教育課程審議会委員、大学審議会委員等に任命され、また当時の森文相や高石文部次官などは未公開株の譲渡で莫大な利益を得ている事実があります。子どもに真実を教えることを旨とする教育にかかわっての汚職の疑惑であり「真理と正義」をうたう教育基本法の基本理念からも……

第113回国会 文教委員会 第8号(1988/11/22、14期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 昨日証人喚問で、きょうは文部省の高石前事務次官を軸とするリクルート疑惑の問題を中心にお尋ねをしたいと思うのでありますが、昨日、衆議院での証人喚問で高石氏が証言をしたわけでありますけれども、驚くべきことに、リクルート株の譲渡について、文部省の事務次官室でこれを行っておるという事態が得々と彼の口から語られているわけであります。文部大臣、こういう文部省の高官の部屋が個人の株の売買の場とされた、ひいてはそれが汚職の疑惑の場となりかねないような、こういうことについて、文部大臣としてどのように考えておられますか。
【次の発言】 官房長に尋ねますが、個室を持つ文部省高級役人の部屋は幾つあります……

第113回国会 文教委員会 第9号(1988/12/06、14期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 私もまず最初に高石問題について少しお尋ねをしておきたいと思います。  午前中の久保委員の質問に対する答弁にもありましたが、高石氏に対する大臣からの五十項目質問に対していまだに回答が届いていないということでありますけれども、十一月二十二日の当文教委員会でこの問題を私は取り上げました。以来二週間かかっているわけでありますが、一体回答はいつ届くのか。督促をしておるんでしょうか。
【次の発言】 ほとんどは証人喚問の際の証言で答えは出ておる、あとは若干残っておるだけだということであればそんなに手間はかからぬはずでありますから、まだ回答が届いていないという、あの久保委員に対するああいう答えに……

第113回国会 文教委員会 第10号(1988/12/08、14期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 きょうは先生方御苦労さまでございます。まず浪本先生に二点質問をいたします。  今回の法案で免許状なしの非常勤講師の制度ができるわけでありますが、一昨日の私の質問で、文部省は教科の一部について現職の自衛隊員が授業を持つことが法の仕組みとしてあり得るということを認めたわけでありますけれども、そうしますと、これ自衛隊法五十四条の一項「隊員は、何時でも職務に従事することのできる態勢になければならない。」、あるいは六十条の一項、職務専念義務、「勤務時間及び職務上の注意力のすべてをその職務」、すなわち自衛隊員としての職務「遂行のために用いなければならない。」という、こういう自衛隊員が柔道とか……

第113回国会 文教委員会 第11号(1988/12/15、14期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 昨日の税特委で、私も高石氏を焦点とする文部省をめぐるリクルート疑惑、特に選挙問題について質問いたしましたが、時間の制限で十分掘り下げ得なかった点を重ねてお聞きをします。  まず、この審議会の人選、委員の人選問題でありますが、國分局長は昨日の私の質問に対する答弁で、一般論で申し上げれば、その人選の方針あるいは具体の人事、人選等について意見、事務次官、上司が意見を言うということはあり得るわけでございますけれども、本件につきましては、大学審につきましては、特に具体の指示はなかったということでございますと。そこで私が、しからば定数どおり局から名簿が上がってきたそのものを、事務次官は判こを……

第113回国会 文教委員会 第12号(1988/12/20、14期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 官房長、もう出ますか。ちょっとあなたの顔を見ておるといろいろ言いたいことがあるから、じゃ、あっちの内閣委員会が終わったら早く帰ってきてください。  法案に即して質問します。  前回も免許状なし非常勤講師の問題について質問をいたしまして、この新しい制度によりますと、自衛隊員が教科の一部を担当する道が法律の仕組みとしてあり得るんだということを答弁の中で言われているわけでありますが、その前に聞きますが、この免許状なし非常勤講師、クラブ活動及び教科の一部を担当するというのですが、教科の一部、具体的には何を指しますか。何が想定されますか。


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第114回国会(1988/12/30〜1989/06/22)

第114回国会 文教委員会 第2号(1989/03/28、14期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 私も法案に先立ちまして高石問題について少し聞いておきたいと思いますが、先日の新聞報道によると、リクルート事件に関して東京地検特捜部は高石前事務次官から再聴取を行ったということになっておりますが、既に明らかなように、大学審議会初め文部省の研究協力者会議などへ江副初めリクルート社の幹部が数々選任をされておる。これらはすべて高石氏が初等中等教育局長、文部事務次官のときに行われた。同時にこれらは中曽根氏が総理大臣の時期でもあった。  そこで法務省、お尋ねしますが、高石氏はもちろんのこと、中曽根氏もこの文部行政にかかわる関与について捜査は行っているんですか。

第114回国会 文教委員会 第3号(1989/06/16、14期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 法案に先立って、まず大臣所信にかかわる若干の問題について質問いたしますが、まずいわゆるあのリクルート高石問題であります。中島前文部大臣以来、当委員会でもるる議論してきた経過があるわけでありますが、ことしの初め、西岡新文部大臣として、私の責任でけじめをつけなければならぬと考えていると。高石氏のパーティー券販売に文部省がかかわった点についても調査し明らかにしたいと思うという趣旨のことを毎日や朝日の新聞記者に答えておられるわけでありますけれども、まずその点から、パーティー券販売に文部省がどのようなかかわりをしたか、調査の結果はどういうことでしょう。

第114回国会 文教委員会 第4号(1989/06/20、14期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 まず、国立大学共同利用機関の運営の問題についてお尋ねします。  最初の国立大学共同利用機関として高エネルギー物理学研究所設置の際に、七一年三月二十五日の当院の文教委員会で、「研究者の自主性を尊重し、学術研究の自由を阻害しないようじゅうぶん留意を要する。なお、大事については、所長の意見を尊重するなど研究者が学術研究に専念できるよう配慮する」という附帯決議も行ったところでありますが、今回改正される大学共同利用機関についてもこの観点は尊重されると理解してよろしいか。
【次の発言】 ちょっと終わりの方が聞きにくかったんですけれども、この附帯決議の精神は、今回の国立が取れたこの大学共同利用……

第114回国会 予算委員会 第7号(1989/05/11、14期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 政府は、消費税は高齢化社会に備えるものだとしばしば言ってきましたが、このうそも明白になっています。  わずかな年金で暮らしているお年寄りから情け容赦なく消費税を取り立てる。しかも、消費税を強行した途端に打ち出してきたのが年金制度の大改悪であります。厚生年金の支給開始年齢を六十五歳に延ばして、人生八十年、年金生活二十年というときに、そのうちの五年、実に四分の一、約一千万円を切り捨てる。さらに、国民年金も厚生年金も公務員共済も保険料を大幅に引き上げる。これが総理、政府のいう高齢化社会のための内容ですか。
【次の発言】 大蔵大臣がしゃしゃり出たんですけれども、厚生大臣が手を挙げているか……


佐藤昭夫[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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各種会議発言一覧(参議院14期)

佐藤昭夫[参]委員会統計発言一覧(全期間)
11期-12期-13期-|14期|
第108回国会(1986/12/29〜1987/05/27)

第108回国会 予算委員会公聴会 第1号(1987/05/14、14期、日本共産党)

○佐藤昭夫君 ただいまの御答弁とも多少関係するかと思いますが、福祉の問題に集中して庭田先生にお尋ねをいたします。  今年度の予算を見ましても、社会保障関係費が二・六%増、防衛費の伸びの半分に抑えられている。お話しの当然増経費もばっさりと削られて、実質大幅マイナス予算という形になっておるわけです。中曽根内閣のもとでの五年間を見ましても、軍事費の伸び三六%に対し社会保障予算はわずかに一一・一%だ。こういうもとで医療、年金、福祉の全分野にわたって制度が次々と改悪をされてまいりました。  そして、例えば社会福祉施設の費用徴収基準の引き上げや各種の所得制限強化など次々と出てまいりましたが、中でも特養ホー……



佐藤昭夫[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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データ更新日:2022/12/18

佐藤昭夫[参]在籍期 : 11期-12期-13期-|14期|
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