このページでは本岡昭次参議院議員の12期(1980/06/22〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は12期国会活動統計で確認できます。
○本岡昭次君 私は、日本社会党を代表して、ただいま議題となりました国家公務員法、自衛隊法並びに地方公務員法の一部を改正する三法案について、総理並びに関係大臣に質問をいたします。 わが国は世界に例を見ないスピードで急速に高齢化社会に向かいつつあり、わが国の経済、社会や国民生活など、あらゆる方面に大きな影響を及ぼそうとしています。労働力人口の高齢化に伴い急増する高齢者の安定的就業体制を根本的に整え、将来に向かってその生活不安を解消していくことが焦眉の急務であります。高齢者の雇用保障は、高齢者が直面している深刻な生活不安を解消することによって、国民生活の安定を図るとともに、扶養する人口と扶養される……
○本岡昭次君 私は、日本社会党を代表して、ただいま議題となりました昭和五十四年度決算について、鈴木総理初め関係大臣に質問をいたします。 まず、鈴木総理は、昭和五十四年度の財政経済運営をどのように反省され、その延長線上にある五十七年度財政経済の現状にどのように対処されようとしているのか、率直な御意見を承りたいと思うのであります。 五十四年度予算は、第一次石油ショック後における長期不況の克服を第一目標に、依存率三九・七%にも達する十五兆二千七百億円の膨大な国債を発行し、公共事業費を増額するとともに防衛費を強化する一方、福祉、教育を抑えて編成されました。その結果、一応景気は回復の模様となりました……
○本岡昭次君 関連して質問さしていただきます。 私は、いま野田委員の質問に続きまして、そのナイキ基地問題について少し時間をいただいて質問さしていただきたいんですが、実はこの内閣委員会でも八月にそのナイキ基地の問題が取り上げられております。また、九十一国会の衆議院予算委員会第一分科会、三月六日ですか、ここで社会党の堀委員がやはりこのナイキ基地問題についても質疑をされておりまして、そうした中で政府の側から、防衛庁の側から明らかにされているものをまとめてみますと、現在のその防衛上の問題で関西地区では西の方にすき間ができているので、京阪神の西側、三田市を含む一帯の地帯の中で一カ所候補地を物色中であり……
○本岡昭次君 いま対馬委員の方から全体的な質問がありましたので、重複することを避けて質問をしていきたいと思います。 私はこの九月まで国民春闘兵庫県共闘会議の議長をいたしておりましたので、兵庫県に働く勤労市民の暮らしを守る、特に物価上昇の中でどのように生活防衛をしていくかということにつきまして先頭に立って地方自治体あるいは政府とかかわってきた者でございます。 そういう立場から質問をしてまいりますが、いま私がここで事新しく申し上げるまでもなく、勤労市民の実質賃金の低下ということが、二月の対前年度比〇・九を初め、〇・二、一・三、一・二、一・八と、七月はプラス〇・六と持ち直したものの、八月には三・……
○本岡昭次君 本国会は私にとって初めての国会であり、しかも文部大臣も就任後初めての文部委員会で、所信表明をなされるということで私は大変期待をもって前の委員会に出席をいたしました。しかし、率直に言いまして、大変申しわけございませんが、物足らない気持ちで帰りました。それは、この私の心に訴えるものがなかったからです。それは、子供たちのためにここでがんばるぞというこの私にとって情熱がわいてこないその所信の内容であったからです。いまこうして私がこの場で質問をしておりますときも、学校でも家庭でも地域社会でも、それぞれ教育の第一線にあって今日の政治や教育の力でゆがめられた教育に悩み、苦しみながら精いっぱいが……
○本岡昭次君 きょうは、具体的な問題五、六点について時間の許す限り順次質問をさしていただきます。 あらかじめ、細かく問題点についてお話ししてありますので、その点については、ひとつ具体的に明確なお答えをお願いしたいと存じます。 まず質問の第一は、兵庫県において大変な論議をいま巻き起こしております私学広池学園誘致の問題でございます。 これは、前回の質問、十月二十一日に終わりの方で質問をさしていただきましたが、時間もありませんでしたし、また答弁もいただきましたが、それについて私の方からいろいろ詳細にわたって質問する時間もないまま、全く不十分なまま終わってしまいましたので、改めて再質問のような形……
○本岡昭次君 きょうはユネスコクーポンの取り扱いの問題と学校給食を取り巻く諸問題を中心に若干質問をいたします。 まずユネスコクーポンの問題なんですが、去る十月十四日私は十文字学術課長と会いまして、ユネスコクーポンにかかわる日本学術振興会の過去十年間の決算証拠諸表及び詳細な取り扱い資料の提出を求めました。しかし課長は、このユネスコクーポンの国別・種類別取り扱い状況、昭和五十四年度のこの資料と、ユネスコクーポンの取り扱い実績、昭和四十五年度から五十四年度十年間の売り上げ、買い上げの統計、この二つの資料は提出していただいたんですが、そのほかの私の要求に対しては拒否をされたんです。私は国会議員として……
○本岡昭次君 先般、文部大臣より放送大学に関係する法案の提案説明をこの文教委員会で受けました。また同時に提出されていた関係資料も読ませていただきました。私にとって初めての放送大学法案でございますので、きょうは、もうすでに衆議院でもこの参議院でも論議されたことに重なっていくかもしれませんが、率直に私が疑問に思うこと、理解のできないこと、また私の考えなどを織りまぜて、初歩的な質問を広く全般的にさせていただきます。 法案の内容を細かく各条ごとに検討していくことはまた次の機会に譲りますので、よろしくお願いします。したがって、この私にも放送大学のことがよくわかるように具体的に御答弁をお願いしておきます……
○本岡昭次君 去る九月九日に湖沼環境保全知事懇談会という会議が開かれたということが新聞に報道されています。それに関連しながら湖沼環境保全問題について幾つか質問をさせていただきます。 長官のこの会議における基調報告をいただいて、いま繰り返し読ませていただきました。長官のおっしゃっていることは、清浄な淡水は人間の生存にとって一日も欠くことのできない大切なものであるというふうに定義されて、わけても湖沼は地表水の貯金箱である、将来の世代に託された貴重な国民的資源である、こう論を進められて、その貯金箱がいまや腐りかけている、将来に持ち越せないぎりぎりの段階にある、だからこのときに当たって国と地方自治体……
○本岡昭次君 まず私は、児童生徒の交通安全の問題についてお伺いをいたします。
文部省、来ていますね。文部省の交通安全事業計画書、昭和五十五年五月に出されたその計画の中に、本年度「幼稚園、小学校、中学校及び高等学校における交通安全指導の実施状況及び児童・生徒等の通学の状況について調査研究を行い、今後の指導の充実に資することとする。」と、こういう項目があるんですが、この調査研究は行われたのか、行われたとすれば、その状況の概略はどういうことであったのか、御説明を願えればありがたいと思います。
【次の発言】 それで、いまの大臣の提案理由の中にもありましたが、交通事故による死亡が八千七百六十人ですか、……
○本岡昭次君 ただいま提案並びに御説明のありました交通安全基本計画に基づきまして、幾つかの点について質問をいたします。
まず第一点は、高速道路の問題についてでございます。
この道路交通環境の整備の中に、幾つかの個所で高速道路の問題が書かれてあります。そこで、高速道路の建設に関する全体計画、そして現在その計画の進行状況の概略を御説明いただきたい。
【次の発言】 そこで、この基本計画の七ページの「(1)交通安全施設等の整備 ア 交通安全施設等整備事業の推進」の冒頭に「交通事故の多発している道路その他」云々とありますが、「交通事故の多発している道路」ということの中に、どういう道路を主としてここで……
○本岡昭次君 ただいま提案のありましたこの改正案は、重度の後遺症を持っておられる障害者を収容して治療及び養護を行う専用の施設を整備する、そしてその設置及び運営を自動車事故対策センターに行わせる、このような内容のもので前段の重度の後遺障害を持たれた方の治療及び養護を行う専門の施設を整備するということは、これはそうした方の介護に当たっておられる家族なりまた国民全体の現在の要望にもかなう中身だと思いますが、私はその設置及び運営を自動車事故センターが行うことが果たして適切かどうかということに疑義を持つわけです。 そういう立場から以下質問をしていきますが、まず最初に、説明の中にもありますが、「重度の後……
○本岡昭次君 まず、人事院に質問をいたします。 昭和五十四年八月九日付の総理府総務長官あてに出された定年制度についての人事院見解、この見解が今回定年制の法制化を政府が提案する重要な動機であり、また、その裏づけになったと、このように考えてもいいと思います。そこで、その人事院見解なるものにつきましてその内容をある程度詳しくいまからお聞きいたします。 まず、定年制導入の意義について、前文として述べられてあるわけですが、特にその中のいまから読み上げる部分についてお尋ねいたします。「近年、我が国の人口構造の急激な高齢化の影響もあって、勤労者の間に高年齢まで就業したいという意識が高まってきている。この……
○本岡昭次君 私の持ち時間は四十六分でございますので、ひとつ答弁の方は簡潔に要領よくお願いしたいということを初めに要請をしておきます。 そこで、河本長官初め局長から、いろいろ山田委員の質問について、六・四%を実現できなかったことにかかわっての答弁がありましたけれども、私は納得できないのです。これは政府の見込み違いというよりも、当然なるべくしてなった七・八あるいは七・七だと私は見ているんです。そして的確な対策が打てなかったことに対するもっともっと率直な反省が必要であろうと、こう考えます。私は九十三臨時国会のときに河本長官に質問いたしました。最終的に物価指数は一三九・三%、そして対前年度比七・七……
○本岡昭次君 私も、いま質疑されました野菜の安定的供給の問題について質問をいたします。 私の手元に、近畿管区行政監察局の「野菜の安定的供給に関する実態調査結果の概要」(昭和五十六年三月)というものがあります。この概要は、農水省の方も入手されておると思いますし、経済企画庁の方も、野菜の問題についてこれから安定的供給をするためにどうしたらいいかということを政策的にいろいろ検討されている以上、この行政監察局の調査結果についての検討も加えられていることと思います。ここへ行政監察局の方に来ていただいて報告してもらってもよかったんですが、私の方から内容を簡単に申し上げて、農水省なりあるいは経済企画庁の方……
○本岡昭次君 大臣、この間の甲子園での高校選抜野球の開会式、御苦労さんでございました。私の地元でございまして、行けなかったんですが、テレビで大臣のあいさつや始球式の様子を拝見さしていただきました。国会を離れての久しぶりのああした場で、ひとつ御感想いかがでございますか。
【次の発言】 私たちはああした高校野球の華やかな場面のみに目を奪われることなく、やはり底辺にいる子供たちをどのようにして押し上げていくか、あるいはまた水面下にあって悩んでいる子供たちをどのようにして引き上げていくか、こうしたことに政治の力を集中していかなければならないということで、ますますこれからそうした子供たちのために大臣の御……
○本岡昭次君 まず、文部大臣にお尋ねしますが、大学の問題を考えていくときに、私はどうしても、学歴主義とか受験競争の解消を大学の側からどのように迫っていくのかということをあわせて考えていかなければならないんじゃないかと考えるんです。いま世間を騒がせ、子供を持つ親を非常に不安な状態に陥れている早稲田大学のあの不正事件の問題も、言ってみれば、日本の社会に根強く存在している学歴主義の問題が象徴的にああいう形になってあらわれてきたものだと、このように考えるんです。どんな手段を講じてでも早稲田の学歴、肩書きが欲しい、そしてまた一方では、そのことを利用して金もうけをしようとする人たち、また企業あるいは官公庁……
○本岡昭次君 私は、日本社会党を代表し、本案に対し修正の動議を提出いたします。その内容は、お手元に配付されております案文のとおりでございます。 これより、その趣旨について御説明を申し上げます。 修正案の内容は、原案中、鳴門教育大学及び鹿屋体育大学の設置に係る部分を削除するものであり、その理由は次のとおりであります。 今回の鳴門教育大学は、すでに設置されている上越、兵庫の両教育大学と同趣旨のものであり、教員養成のあり方、現職教員研修のあり方において、既設の教育系学部・大学院との関係において多くの疑点があることは質疑の過程で明らかにされたところであり、むしろ、今後の教員養成、教員研修に弊害を……
○本岡昭次君 放送大学学園法案の問題に入る前に、一言文部省の見解を聞かしていただきたいんですが、朝日新聞の四月十四日付でちょっと気になることが報道されています。日本の陸連が二年半前に、第一回八カ国対抗デサント陸上競技大会を開催して、数億円に上る決算報告がされないまま今日まできているということで、日本陸連とそれからそのスポンサーの側で何かお互いに責任のなすりつけ合いをしているということで、監督官庁である文部省の対応が注目されると、こうしたことが報道をされています。 突然の質問で申しわけないんですが、この状況について文部省の現在まで知っておられること、そしてどのような対応をされたか。えらい関係の……
○本岡昭次君 板橋参考人に御質問いたしますが、NHKの大学講座が昭和五十三年まで大学の通信課程で単位の認定を行っておったのが、五十四年かからそれをやめたということの理由の中に、やはり大学側の教えていく中身、そこにはやっぱり教授は教授として自分の学問の専門性を持っておられる、それで片方も持つ、それがやっぱりぶつかり合うところからうまくいかないというところでやめたというふうに私は聞いているんですが、この放送大学ができると、文部省の側は放送大学の放送する内容を通信課程の方が取り入れて大いに大学の通信課程の方が活気を呈してくると、こういう御説明もあるんですが、私はNHKと大学通信課程の中で失敗したよう……
○本岡昭次君 五分ですので室参考人にお伺いいたします。 私が一番心配していることは、放送大学学園という特殊法人が設立されて、その特殊法人が放送事業の主体者になって、そして大学をつくって放送によって教育を行うという、ここのかかわりの中にあるわけなんです。というのは、この前私が質問した中で、放送大学学園という特殊法人、いわば性格的には国家機関とは言わないけれども国家の別働隊だという意味のことも、大蔵省の文章なんか引用したんですが、別段文部省側はそれを否定はされなかったのです。また、準国営放送という放送の主体者にこの放送大学学園がなるということについても特段否定がなかったわけです。とすると、放送大……
○本岡昭次君 まず、放送大学学園とNHKとの性格なり、その仕組みなりについての問題を尋ねていきたいと思います。
まず、わかり切ったことでございますが、NHKはどの法律に基づいて設立された特殊法人か。――まあ私が言えばいいんですか、はっきりとそちらで出してください。
【次の発言】 いまもありましたように、NHKは放送法を根拠法規として設立された特殊法人です。そして七条にその目的が書いてあるわけですが、その「公共の福祉のために、あまねく日本全国において受信できるように放送を行うこと」という事柄だけでは、非常にまあ抽象的であるわけです。
そこで、私の持っておりますこの資料、「我が国における放送制……
○本岡昭次君 欧米各国では、勤労婦人の職業と育児を両立させていくために、育児休業制度がいろいろな形で広く普及されていると聞いています。わが国における育児休業制度、これもすでに発足しておりますが、その施策はいまどのように行われていますか、ひとつ簡単に御説明をお願いします。
【次の発言】 ただいまの答弁の中にも、昭和四十七年に勤労婦人福祉法が制定されて育児休業制度の導入が奨励をされてきたということであります。しかし、政府はその法の趣旨に沿って積極的に施策を推進する責任があったのでありますが、私の見る限り政府はその責任を果たしていない、こう考えています。現場の教職員の大変な熱意と努力に政府も動かされ……
○本岡昭次君 いまの教科書問題に関連して、文部大臣に質問をいたします。 一九六七年、東京教育大学家永三郎教授が、高校日本史教科書「新日本史」の検定不合格処分に関して取り消し請求訴訟を行ったことは御存じだと思います。それは、その後東京地方裁判所において、一九七〇年七月十七日、文部省の検定は憲法第二十一条二項に禁止する検閲に該当し、同時に教科書の記述内容の当否に介入するものであるから教育基本法第十条に違反すると判決をされています。文部省はこれを不服として東京高裁に控訴しましたが、東京高裁も、一九七五年十二月二十日文部省の控訴を棄却し、検定不合格処分を違法といたしました。そしてその判決の中に、教科……
○本岡昭次君 まず、ユネスコの精神を踏みにじった韓国への教育機器不正輸出問題について質問をいたします。
文部省にお尋ねしますが、ユネスコが行っているユネスコクーポンについて、その制度、利用方法、取り扱い状況について説明をしてください。
【次の発言】 ユネスコクーポンは国際通貨の一種として四十七カ国が取り扱っているのですが、それが国際通貨としての力を持つ法的根拠はどういうものですか。
【次の発言】 私の質問に的確に答えてください。いまの制度は私にはわかっているのですよ。法的根拠は何ですか、そういうふうにずっといまのようなルートをたどって国際的通貨として通用する。
○本岡昭次君 まず、私は、教育行政について基本的な考え方を総理との間で幾つか確認したいと思います。
鈴木総理は、しばしば、平和、民主主義、基本的人権の内容をより充実していくことが行政改革の精神である、未来像であると明確に述べられています。私もそうあるべきだと考えます。教育の場合、それは教育基本法に基づく教育行政が進められていくことになると、このように私は考えますが、総理はいかがですか。
【次の発言】 その教育行政のあり方は、教育基本法第十条に示されていると私は思います。教育行政の改革は、したがってこの教育基本法第十条に示された教育行政の特質を最大限尊重して行われなくてはならないと考えますが、……
○本岡昭次君 まず初めに、わが党が奥野法務大臣罷免要求をこの委員会で行い、その問題については理事会扱いとなってはや一週間を経過いたしておりますが、その後奥野法務大臣処分の問題はどのようになっているのか、委員長の方から報告をいただきたい、このように思います。
【次の発言】 いまの報告は、わが党としてはこれはとうてい納得のできるとてろではありません。十分慎重を期し、そしてこれからまた注意してまいりますというようなことは、しばしば奥野法務大臣はいままでの憲法発言等の中でも触れています。したがって、これ以上理事会で論議をしていただき、また委員長がいろいろ総理あるいは法務大臣との間において御苦労いただい……
○本岡昭次君 まず初めに、昨日発足しました第十三期中教審について若干お尋ねいたします。
中教審の委員の構成を新聞で拝見しました。社会党が従来から主張していますように、この中教審が真に勤労国民大衆、父母・学校関係者の意見がより反映されるということでなく、自民党や財界の意向が強く反映されていくというふうな委員の構成になっていることを私は大変残念であると思いますが、その問題をここでいろいろ論議している時間がございませんので、文部大臣に、諮問の内容が三点挙げてありますけれども、簡単にその内容を聞かしていただきたいと、このように思います。
【次の発言】 新聞には相当中身に触れて文部省としては説明をして……
○本岡昭次君 まず、私は諸澤文部事務次官の真名ゴルフ場の会員権割引購入の問題に関連する事柄について若干質問をいたします。 私たちは、新聞によるところで判断をするしか仕方がないという状況に置かれています。きょうも当事者をこの委員会に呼んでいただきたいということを理事会を通してお願いをしておったんですが、どうもそれは拒否されたようでございます。その問題はまた後ほど言及いたしますが、私は新聞を読む限りにおいては、文部省幹部と教科書業界との間に疑惑がある、このように考えています。御本人も新聞の中で、記者とのインタビューその他、事実関係において、少なくとも火のないところに煙は立たぬ、そういう事実関係は……
○本岡昭次君 前国会の最終段階のところで、いま審議に供せられたこの日本学校健康会法の提案理由の説明を文部大臣から受けましたが、その後この提案理由の文章を再々私も読ませていただきました。しかし、よく理解のできない部分がございますので、なぜ健康会というものをつくるのかというところについて幾つか質問をしてまいりたいと思います。 まず初めに、提案理由の説明の文章の中にこういう文章がございます。「特に最近、児童、生徒等の心と体の健康に関する種々の問題が生じており、児童、生徒等の健康の保持増進に関する諸施策を総合的に推進することは、文教行政の重要な課題となっております。」というくだりがあります。これは私……
○本岡昭次君 四人の参考人の方にそれぞれお尋ねしますが、給食の問題で大きく国会でこれから取り上げられるであろうと思われるのが、第二臨調が学校給食を民間委託にしてはどうかという事柄があるわけです。この委員会でもずいぶんそのことを論議をしましたが、給食の第一線におられる皆さん方、またそのために大変勉強し、またよい給食を子供たちに与えるためにがんばっておられる参考人の皆さん方からして、学校給食を民間委託するということが給食を教育的に見るということだけでなく、学校給食そのものの存在の問題とかかわって、皆さん方はどのようにお考えになるのか、端的にひとつお答えいただければありがたい、このように思うんです。……
○本岡昭次君 まず、防衛問題につきまして若干御質問をいたします。 第十四回日米安保事務レベル協議がハワイにおいて去る八月三十日から九月一日まで三日間開催されましたが、その経過及び結果の概要を説明をしていただきたいと思います。 そこで、このハワイ協議に先立って、八月二十六日、政府のハワイ協議への対処の方針について、大筋の部内調整を終えて、さらに、日本側代表団が現地入りをした八月二十八日、ハワイ協議の主要議題と、これに対するアメリカ側の主張と、日本側の対応を最終的に確認したと伝えられているんですが、その骨子は、政府の防衛構想、あるいは日本の財政事情等に照らして、アメリカ側から能力を超す事項を要……
○本岡昭次君 私は、新規高等学校卒業者に対する自衛官の募集活動について質問をいたします。 最近、防衛庁が行っている新規高等学校卒業者に対する自衛官の募集求人活動は、新規高等学校卒業者の求人秩序を乱す不当なものになっていると私は見ています。防衛庁長官の責任を指摘するとともに、五十八年三月の、来年度ですが、求人業務について、求人秩序を乱すことのないよう防衛庁がその業務を行うことをここで求めたいと思います。以下、防衛庁のその求人活動がどのように一般的な求人秩序を乱し、不当なものになっているかということを、幾つかの事例を申し上げて指摘をいたします。 日本教職員組合が一九八一年九月末現在をもって自衛……
○本岡昭次君 きょうは百五十分という時間をいただいておりますので、まず初めに外国人登録法の問題、それから二番目に一連の刑務所不祥事件の問題、三番目に裁判所における競売問題について、四番目に商法の改正にかかわる問題について、この四点について順次御質問をしていきたいと思いますが、法務大臣に最初一言だけお伺いをしておきたいと思います。 法務大臣は、休会中ヨーロッパを歴訪されて、帰国されたときの記者会見の中で、保安処分問題について、何か非常に強い関心を持ってお帰りになったというふうなことが報道をされていたのですが、昨夜中野で下宿していた人が、五人、その家族を含めて殺傷するというふうな事件が起こってい……
○本岡昭次君 私は住宅問題を中心に質問いたします。 住宅問題は経済大国日本の恥部であると言われています。私もそのように考えています。住宅は福祉の基礎であるという認識を持ってかからなければならぬと思います。いまなぜ住宅問題が、まじめに働いている勤労者をどうしてこのように苦しめるのか、あるいはまた勤労者や庶民が求める住宅がなぜ十分に建たないのか。政府はこの根本を見きわめて、抜本的な手を打とうとしていないというところに、私は非常に不満を感じるし、政府の責任を声を大にして追及したいと思っています。 きょうも本会議で住宅問題に関する質疑が行われて、総理並びに建設大臣も答弁なさいました。私はその答弁を……
○本岡昭次君 昭和四十二年着工、昭和五十五年完成予定で取り組まれた加古川西部農業水利事業というのがございます。この水利事業がいまだに完成せず、今後の見通しもはっきりしない状態で、大変地元の方では不安に感じているんですが、この工事の大幅遅延の原因、あるいは責任、そして今後の対応について質問をしたいと考えています。 そこで、まず事業計画についてでありますが、この兵庫県の加古川中流部右岸に位置する加西市、小野市、西脇市、滝野町及び八千代町の田畑四千八百五十ヘクタールに農業用水を配水し、また西脇市周辺に工業用水を供給するため計画されたこの糀屋ダム建設、それに伴う加古川西部農業水利事業のこの計画の工事……
○本岡昭次君 まず最初に、環境庁の環境行政に関する姿勢を正すという意味で、個人的な名前を出して申しわけありませんが、環境庁石川政務次官の発言の問題について長官にお伺いをいたしたいと思います。 これは新聞報道でございまして、私が直接耳にし確かめたものでございませんから、若干新聞に頼るということで内容的には十分突き詰めることができませんが、新聞報道もあながちうそを書くということもないだろうし、また火のないところに煙が立たないということもあって、一応新聞に報道されていることは、その意味するところは真実であろうと、このように私は考えて質問をいたします。 石川政務次官が昨年十二月二十三日、環境庁政務……
○本岡昭次君 まず初めに、航空交通の安全について質問をいたします。 運輸大臣にお伺いをいたします。もう日航事故以来二カ月を経過しまして若干時期外れの感がないでもありませんが、当委員会として航空交通の安全確保についての審議を幾たびか計画しましたが、いろいろな状況によって開かれず今日に至りましたので、きょうはその問題から質疑をさせていただきます。 二月九日の日航の事故は、一言で言えば運輸省の航空行政の怠慢から生じたものだと私は考え、運輸省の、また大臣の責任は重大だと考えています。 と申し上げますのは、航空行政の中心は航空安全をどのように確保するかということでなければならぬと思っています。そし……
○本岡昭次君 参考人の皆さん、御苦労さまでございました。先ほどは貴重な御意見を賜りまして、私たち委員会の委員として今後の湖沼問題について審議をするにつきまして大変参考になりましたし、また激励もいただき、また御批判もいただいたところでございます。 そこで、皆さん全員の方にそれぞれ基本的な問題でお伺いしたいと思います。 湖というと、私もまず美しい風景というものを連想いたします。しかしいま琵琶湖、諏訪湖、霞ヶ浦に手賀沼も加えて、代表的な湖が死滅しつつあるという現況報告をされました。そういうことを考えてみるときに、昨年の一月二十七日、中央公害対策審議会が湖沼環境保全のための特別な制度をつくるべきだ……
○理事(本岡昭次君) ただいまから公害及び交通安全対策特別委員会を開会いたします。
坂倉委員長から委員長辞任の申し出がございましたので、私が暫時委員長の職務を行います。
委員の異動について御報告いたします。
昨十三日、穐山篤君が委員を辞任され、その補欠として宮之原貞光君が選任されました。
【次の発言】 委員長辞任の件についてお諮りいたします。
坂倉委員長から、文書をもって、都合により委員長を辞任したい旨の申し出がございました。これを許可することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。よって、辞任を許可することに決定いたしました。
これより委員長の補欠選任を行いま……
○本岡昭次君 まず、私は去る四月七日の本委員会で質問をいたしました志布志湾の環境保全問題について再度お尋ねをしたいと思います。
その当時からまる三カ月が経過をいたしているわけですが、その間新しい事態が志布志湾の環境保全問題について起こっておれば簡単に御報告いただきたいのです。なければないで結構です。その後の変化の状況についてお伺いします。
【次の発言】 長官から前回の質問のときの答弁いただきました中に、一番重要な、この環境を中心としていま論議している、公害交通安全委員会がここで志布志湾問題を論議することの発端が、志布志湾に石油備蓄基地を建設することについて検討に値すると長官がおっしゃられて、……
○本岡昭次君 私は、日本社会党を代表し、ただいま討論に付されました老人保健法案及びその修正案について、そのいずれにも反対する立場から、以下その理由を簡潔に申し述べたいと思います。 新制度の創設に当たり、わが党は二つの基本目標を立てました。その第一は、成人病、慢性病の予防と治療に確実な効力を持つ制度ということであり、私たちはこれを薬剤依存から生活療法へという言い方をしているところであります。第二は、お年寄りの健康を支える地域の総合的な条件整備について、この際行政責任の所在を明確にするとともに、これに関連する市町村の権限及び実行力を強化拡大することであります。 この基本目標に沿って、わが党は、……
○本岡昭次君 私は、まず先ほどの宮之原質問に関連して、中教審の問題について若干お伺いをしたいと思います。
中教審が教科書採択の問題について関係団体なり教育専門家からそれぞれ意見を聞いています。新聞報道によると、現行の採択地区をもっと細分化せよという意見あるいはまた教育事務所単位に広域化せよというふうな意見も出ているようですが、このまま中教審でこの教科書採択に関する問題の論議が進むと、中間答申が六月ないし七月ごろ出せるというふうになると私は見ているんですが、それはどうですか。
【次の発言】 私は教科書全体の問題をお尋ねしているんじゃないんです。教科書の問題の中の一つの教科書採択区の問題について……
○本岡昭次君 小野委員の質問に関係のあることからお尋ねします。
まず、国立学校設置法の附則三項で、千三百九十七名の増員が提案をされている。その内訳は先ほど明らかになりました。しかし、一方でことしから第六次定員削減計画によって国立学校定員が削減をされています。一方では増員、一方では削減、こういう事柄が行われておりますが、五十七年度から始まる第六次定員削減計画によると国立学校定員はどのように削減されるのかお伺いします。
【次の発言】 四千五百八十二人というのは、文部省に割り当てられた削減数の何%に相当しますか。
【次の発言】 そうですね。文部省に割り当てられた四千七百九十七人のうち四千五百八十二……
○本岡昭次君 いま非行、校内暴力問題が出ましたので、私は質問の順序を変えまして、その問題について若干質疑をしておきたいと思います。 文部大臣にお伺いをしますが、校内暴力が続いた千葉県流山市の県立流山中央高校で疲れ果てた学校長が自殺したということが報道され、私は大変大きなショックを受けました。各新聞もそれぞれ社説でこの問題を取り扱っています。これは単に高校長が自殺したという簡単なものでない。その奥にひそむ根深いもの、社会問題になっている非行、校内暴力という問題の解決の糸口がそういうところからつかめるのではないかと、教育関係者しっかりしろということで社説に取り扱ったんだと私は理解しております。 ……
○本岡昭次君 午前中に出ました特殊法人の役員の天下り問題をもう少し細かく質問いたします。 健康会をつくるについて、学校安全会と学校給食会が統合をするわけですが、それぞれの組織、法人に役員がいます。先ほども資料として提示された政労協の天下り白書の中に、天下り官僚が役員の一〇〇%を占める法人という中に日本学校安全会というのがございます。文部省関係ではそのほか学徒援護会という名前も見えます。 そこで、学校安全会、三人の役員を一〇〇%占めているということなんですが、この三名の方々はどこの官庁からそれぞれ天下っておられるのか。そしてその在職年数は現在どのようになっているのか、そしてその役員と言われる……
○本岡昭次君 まず初めに、この法律改正に伴う基礎的な問題について御質問をいたします。
今回の法改正によって利益を受けるというんですか、法改正に伴って年金を担保にしてお金を借りられるという、そういう対象者は何人あるんですか。
【次の発言】 どのような状態でその方が障害補償を受けるような状態になったんですか。
【次の発言】 公務災害という場合に、教職員が学校で倒れた場合の公務災害の認定と同じような方法でやるんですか。
【次の発言】 私の経験では、学校の教職員が、たとえ教壇の上で子供を教えていた状態であっても、脳出血等で倒れた場合になかなか公務災害が受けられず、家族が非常にその後生活にも困る。また……
○本岡昭次君 厚生省に幾つかの点をただしたいと思いますが、まず大臣に四点ばかり基本的な問題、またいままでの論議を継続させる意味で確認をいただきたいと思います。
まだ厚生大臣には厚生行政に関する所信は承っておりませんが、医療保障、とりわけ医療費の適正化、中でも医療機関経営の改善と医療監視体制の強化についてどのように考えておられますか、まずお伺いしたいと思います。
【次の発言】 具体的な問題は後ほど順次質問をいたしていきます。
そこで、いまも医療法の改正問題にも言及されましたが、昨年の十二月二十四日、社会党の社会労働部会で大臣あてに「五八年度予算編成に関する申し入れ」をいたしました。大臣もごら……
○本岡昭次君 きょうは、建設省関係、国土庁関係でございますので、住宅問題、道路問題の二点について質問いたします。 まず、住宅問題ですが、昨年四月十四日の当決算委員会においても私は住宅問題を取り上げましたので、その関連からまず伺ってまいります。 そのときの問題になりましたのが、住宅・都市整備公団が保有している長期未利用土地として会計検査院から指摘された二十一カ所、さらに、長期ではないけれども、未利用地として百八十七カ所が全国に点在している、これを早く解決しなければならない、こうした観点で質問をいたしました。建設省の担当あるいは大臣の方からも、これ は非常に問題があるので、早期にこの有効利用に……
○本岡昭次君 私は、一月十九日の決算委員会で、民間精神病院の経営者の問題について厚生省にただしました。きょうは、わが国の精神医療の八割を超える民間精神病院の職員の皆さんの労働条件のひどいことに驚きまして、このまま放置すると精神医療の改善充実という問題について重大な影響を与えると考え、この領域の労働の問題を取り上げることにいたしました。 川崎市高津区下野毛九百四十六番地に多摩川病院という内科、小児科、精神科、神経科で、主として精神科の患者さん三百二十名が入院されている病院があります。職員は百七名です。五十六年三月一日に病院の土地、建物が立花商事に渡り、開設者も初鹿野誠彦医師となり、同月後半に熊……
○本岡昭次君 まず外務大臣にお尋ねをいたしますが、先ほどからの論議の中で、日本の防衛がアメリカの対ソ戦略の中に組み込まれてしまって、本来の自衛という形じゃなくてアメリカの国防上日本の防衛力を増強していくという立場に立っていくときに、懸案の北方四島の領土問題というのが非常に困難になってくるというふうに私は考えています。そこで、先日行われました日ソ協議の中で領土問題は非常に厳しい状況に置かれたというふうに新聞に報道されていますが、そのときの北方領土問題についての論議、返還についての今後の見通し、それに対する日本の対応、こうしたものについてこの場で教えていただきたい。
○本岡昭次君 さきの決算委員会、一月二十日、社会党の和田静夫委員の方から、官僚OBの目に余る参議院選挙の事前運動の問題について質疑がありました。その問題に関連して、文部省関係の問題についてここでただしておきたいと思います。 去る五十八年二月十九日の毎日新聞は、前文部省管理局長の柳川氏の後援会が、全国の専修、各種学校などに支援要請の露骨な文書を大量にばらまいていたと報じています。文部大臣及び自治省はこの問題を承知しているのか。あるいはまた、私はいまここにその二通の文書を持っておりますが、この文書自身を入手しておられますか。さらに、毎日新聞では、この文書が専修学校、各種学校、幼稚園等々約五千の施……
○本岡昭次君 まず、教育勅語の取り扱いについて御質問いたします。
二月十一日の建国記念日に学校行事を行って、そこで学校長が教育勅語を読んでいる私立高校があることを前々回の四月二十五日の決算委員会で私は指摘をしておきました。文部省はそのとき、わからないということでした。しかし、その後の調査の結果どうでしたか、お伺いします。
【次の発言】 いつごろからそのように式を学校行事として行って、教育勅語を読んでいましたか。
【次の発言】 昭和三十年代の後半からずっと二十年間、教育勅語が学校行事の中で読まれているということについて、島根県の知事部局あるいは教育委員会として何らそれに対する指導はなかったんで……
○本岡昭次君 派遣委員の報告を申し上げます。 去る一月二十日より二十二日までの三日間、大阪府及び兵庫県の公害及び環境保全並びに交通安全対策の実情調査のため、宮之原委員長、梶原理事、沓脱理事、中村理事、中野委員及び私、本岡の計六名の派遣が行われました。 日程の第一日は、大阪国際空港において、空港騒音問題に関する周辺住民団体等から空港騒音問題に関する陳情を受けて、空港当局より空港の概要及び騒音対策の実施状況について説明を聴取し、その後管制塔などの空港施設や緩衝緑地帯を視察し、空港騒音対策の実施状況について調査を行いました。 次いで、大阪府庁において、大阪府管内における公害問題について当局より……
○本岡昭次君 先日、説明を受けました環境庁予算についていろいろ質問を申し上げたい点がございますが、ごく二、三の点にしぼって、予算そのものにつきまして質問をいたします。 まず第一に、環境庁の予算がここ最近年々減額していく、この傾向についての私の懸念でございます。中曽根総理大臣の施政方針演説における環境公害問題への言及が今回も全くないと言っていいような状態でございました。わずか一言、「環境汚染の未然防止」と述べられただけでございます。これは歴代の総理大臣の施政方針演説を見てみましてもそうした傾向にあります。 一方、防衛力増強、軍拡への志向というものの内容がそれに相対して拡大をしていっているとい……
○本岡昭次君 ただいま提案のありました公害健康被害補償法の一部を改正する法律案の審議に入る前に、こうした公害補償と深くかかわっております大阪空港訴訟の第四次、第五次の問題点について、若干運輸省、環境庁に事実関係をただして、法律の審議に入らしていただきたいと思います。 そこで、運輸省の方にもお越しいただいておると思いますが、去る二十六日の新聞によりますと、「大阪空港訴訟(四次・五次)和解へ」ということで、「五月から交渉開始 夜間飛行禁止が焦点」と、こういう見出しで記事が出ています。そして、そこに関係者の話として、栗林貞一運輸省飛行場部長の話なり、また大阪空港公害訴訟原告団事務局長の寺野さんの話……
○本岡昭次君 昨日、東北新幹線で、時速百七十キロというスピードで走行中の「やまびこ」の全車両十二両の片側の全部のドアが突然全開するという事故が起こったということで、きのうからきょうにかけての新聞、またテレビ等で報道されています。幸い乗客に転落というふうな惨事がなかったということ、これは非常に幸いでありましたが、しかし同車両が三月二十四日の定期検査、また先月十八日に検査したばかりの状況の中でこうした事故が起きたということで、新幹線の安全について国民がショックを受けていると私は思います。私も実はショックでしたが、事故の概要あるいは調査結果等について、運輸省あるいはまた国鉄当局から、ここで報告できる……
○本岡昭次君 時間の都合で、質問が午前と午後に分断されますので、質問の内容を若干組みかえて質問しますので、御了解を賜りたいと思います。 初めに、昭和五十五年以来国会で、衆議院、参議院で論議されている神戸精糖の労働争議問題について、午前中伺っておきたいと思います。 昨年十一月十五日に全員解雇という事態が生まれ、それ以来兵庫県では非常に大きな社会問題となって、兵庫県会、神戸市議会でいろいろ論議をされておりますが、この問題について兵庫県から労働省に対して、問題解決について協力要請があったかどうか、まず、その点からお伺いしていきたいと思います。
○本岡昭次君 ただいま議題となりました育児休業法案につきまして、日本社会党を代表いたしまして、提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。 わが国における人口の高齢化は急速に進んでおり、出生率の低下と相まって、来るべき社会の担い手となる児童の健全育成が一層重要な問題となっております。 また、近年、婦人の職場進出は目覚ましく、昭和五十七年には、雇用されて働く婦人の数は、千四百十八万人に達し、そのうち有配偶者が約三分の二を占めるに至っており、今後も乳幼児を持ちながら働く婦人の増加が見込まれております。 しかし、働く婦人の職場環境を見ますと、出産後も勤続する意志を持ちながら、育児のために職場を……
○本岡昭次君 まず、大臣にお伺いします。 質問に先立ちまして、去る一月十九日の本院決算委員会では、東村山市の都病院の診療報酬債権の処理に関しお願いを申し上げておきましたが、大変むずかしい問題であったにもかかわらず心温まる取り扱いをいただきまして、論議をいたすに先立ちまして、まずこの点に関しまして、きょう傍聴に見えられる都病院の職員の皆さんを含め、私もお礼を申し上げたいと思います。大臣、どうもありがとうございました。 そこで、きょうも引き続きまして、委員会は変わりますがこの社労委員会で、前回の決算委員会で問題にしました都病院について質問をさせていただきますが、私は、本件につきましては、ぼつぼ……
○本岡昭次君 まず、中小企業に働く労働者の問題について、若干お伺いをいたします。 中小企業がわが国経済の中で占める地位が非常に大きいものがあることは、もうこれは国民周知の事実であります。中小企業のシェアは、事業所数で昭和三十五年の九九・六%から、昭和四十四年以降は九九・四%のまま今日まで推移しておりますし、従業者数においても、昭和三十五年の七八・七%から昭和五十六年には八一・四%にもなっています。このように、中小企業が雇用吸収面においても大きな役削りを果たしていることがよくわかります。 しかしながら、中小企業をめぐる労働環境は、高齢化及び高学歴化の進展、あるいは女子労働の増加、労働時間短縮……
○本岡昭次君 きょうは、パートタイマーの労働問題について若干質問いたします。 労働大臣も、けさの各新聞に出ていますパートタイマーで働いていた婦人が、正社員と同じ仕事をしているのに、パートタイマーという理由だけで賃金を差別したのは違法ということで裁判に訴えたということが出ております。ごらんになったと思いますが、こうした問題はこれからも次々と出てくるのではないかと思います。この新聞の報道によると、この代理人の弁護士は次のように言っています。「欧米では、パートといえば週二十時間くらいの短い労働時間だが、日本では一日六ー八時間、週三十五時間を超え、パートとは名ばかりで、実態は正社員と変わらない。とこ……
○本岡昭次君 私の持ち時間も二十分でございますので、よろしくお願いいたします。 いま六人の皆さんから、荒れている子供、突っ張っている中学生、そしてそれにはそれなりにそれを生み出す背景がそれぞれあるわけですが、しかし、そうした背景というものを理由にして逃げることなく、真正面から取り組んでおられますことを心から私は敬意を表したいと思います。そしてまた、多くのことを学ばしていただきましたことをまず感謝を申し上げて質問に入ります。 初めに、沖原参考人と曽我参考人にお伺いしたいのですが、お手元にも資料が行っていると思います、この警察庁の資料でございますが、この警察庁の資料の1のところに「主要刑法犯少……
○本岡昭次君 同和教育問題と教育研修の問題について質問いたします。
まず、同和教育問題ですが、予算委員会でも取り上げられて、文部大臣も「全国のあいつぐ差別事件」のこの冊子をごらんになって一応の答弁をされておりますが、いま一度、この場で、教育現場で相次いでいる差別事件についてひとつ見解を述べていただきたい。
【次の発言】 もう少しはっきりとした見解がいただきたいんですが、言葉じりをとらえるようで悪いですが、非常に困った問題だというふうなひとつ表現の仕方だけはやめていただきたいと思います。
そこで、労働大臣は就職差別は絶滅させるという大変な決意を述べられているわけですね。とすれば、文部大臣もや……
○本岡昭次君 すでにもう運輸委員会において相当審議が進んでいますが、きょうは連合審査でございますので、まず基本的な問題から大臣にお尋ねをしていきたいと考えています。 まずその一つは、今回の自動車の検査、整備制度の見直しについては、つまり道路運送車両法の一部改正については、一昨年十二月二十九日、「今後における行政改革の推進について」の閣議決定において「自動車の検査の在り方について、速やかに関係審議会等の意見を聴取して、検討を行う。」とされたことから始まっています。その後、運輸技術審議会への諮問が行われ、中間答申を経て本年一月に答申がなされております。一方、臨時行政調査会も第一次、第二次とそれぞ……
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