このページでは野末陳平参議院議員の13期(1983/06/26〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は13期国会活動統計で確認できます。
○野末陳平君 竹政改革ですが、総理も先日の本会議の御答弁で、総論は賛成だが各論反対というのは困る、総論賛成、各論も賛成でと、これはもう当然だと思うのですが、なかなかそれがむずかしいと思うのですね。行革の実現まで時間もかかるが、しかしその間にいろいろ障害もあるだろう。 そこで私、持論になってしまうのですが、やはりこの行革というのは人にやらせるということばかり言うのでなく、臨調の答申にもありますが、「立法府及び司法府においても自発的に改革の努力をされることを強く要望する。」とありますね。これですね、やはり全国的規模における議会のぜい肉落としといいますか、端的に言えば議員減らしといいますか、こうい……
○野末陳平君 本日は御苦労さまです。 先ほど租税負担率について、大体二四%ということで答申などをまとめられたことをお聞きしましたが、土光さんのお話ですと、社会保障費の問題ですね、いまは社会保障費は一〇%そこそこですから、自己負担率と社会保障の負担で三四ぐらいが現実です。しかし、先ほどの土光さんのお話ですと、国民の負担率が上がるだろう、ただし、現在のヨーロッパ水準よりかなり抑えたものとする必要があるというお言葉ですが、これはそのとおりで結構なんですが、かなり抑えたと言いましても、ヨーロッパの国もいろいろありますので、そこで私個人的に、社会保障費の負担が上がっていく、そうすると租税負担率とそれを……
○野末陳平君 厚生大臣に年金の問題でお聞きしますけれども、臨調の答申によりますと、御存じのとおりでして、年金の改革については昭和五十八年度末に成案を得て速やかに実施ということになっておりますね。答申どおりに順調に作業が進んでいるかどうか、まず。
【次の発言】 その順調な話し合いの中で、厚生大臣の今後の年金改革の構想について二、三お聞きしたいのですが、やはりこれはかなり先の話にはなりますけれども、公的年金の成熟段階におきましてどういう形になるであろうという、特に給付の水準の問題と、それから負担の問題ですね。
そこで、負担の方のみお聞きしたいのですけれども、公的年金がいずれ成熟段階に入ると、かな……
○野末陳平君 この法案とそれから五十九年度いっぱいにかけまして一兆円というような規模の減税、これはかなり無理をしたことよくわかるんですけれども、さてここまで無理をしてまで減税をしなきゃならぬというその目的、前の委員の質問と若干ダブる場合もありますが、了解していただくとして、まず今回の減税の目的、幾つかあるとすればその中で一番大きな重要な目的は何か。大臣。
【次の発言】 与野党合意の中にも、景気浮揚に役立つ額、相当規模というような文言がありまして、それならばこの一兆円でどの程度の景気浮揚かということになりますが、減税となって戻されていったこのお金がどういうふうに流れていくか。これが消費に回るやら……
○野末陳平君 まず長官に、今、山田委員がいみじくも言いましたけれども、愛とスポーツと科学技術に国境はないなんて、なかなか名言ですが、長官はこれについてどう思われますか、御所見を。
【次の発言】 そこで、迫ってまいりました筑波の科学万博ですが、今のところ外国からの参加申し込みがどのくらいあるのかなと、ちょっと気になりまして、これはどのくらい招請をしたか、それも含めてお答えをいただきたい。
【次の発言】 そのうち、アジアの近隣諸国の参加申し込みは、具体的にどことどこになっていますか。
【次の発言】 これはもちろん、アジア諸国からの参加は多いほどいいわけでして、当然その国のお客さんも日本に来ていただ……
○野末陳平君 先ごろ宇宙開発事業団が日本人の宇宙飛行士を公募しておりましたけれども、その応募状況ですが、男女別とか年齢とか職業別、いろんなデータがおありと思います。どんな特徴があったのか、それが知りたいと思いまして、第一次の選考結果などを踏まえてちょっと御説明いただきたいと思います。
【次の発言】 そこで、これは書類の選考だそうですが、これから二次、三次とだんだん厳しくなっていくのでしょうが、やがて近い将来、正式決定を見まして、日本人宇宙飛行士の第一号ということになるんでしょうね。これはどうでしょうか、しっかりした、なかなかいい人材が確保できそうな感じですか。
○野末陳平君 今回の改正案は、行革という立場から見ると適切だと思いますけれども、「むつ」の問題があいまいなだけに賛否を判断するのは非常に難しい、微妙だという気がしますね。ですから、原子力全般に対するいろいろな質疑を続けていきながら考えたいと思うんですけれども、先ごろ総理府が「原子力に関する世論調査」を発表しましたけれども、あれを見ますと、国民は原子力に関してやはり何らかの不安を抱いているという結果が出ておりますけれども、それについてまず、当局としてはあの調査の結果でどういうふうに感じましたか。
【次の発言】 確かに国民の間には漠然たる不安とか、それからまた難しいですから、わかりにくいというか、……
○野末陳平君 この法案に関しては、行革という立場から賛成するのが当然だと思っているんですけれども、ただ、ずっと質疑にありました「むつ」の問題の結論がまだ出ていないんで、ちょっとそこがひっかかるということなんで、「むつ」についていろいろ関心を持ったんですけれども、何といったって専門的なことは全然わかりませんので、大体この委員会に勉強しようと思って入ってきたんですけれども、わからないことばっかりで実に自分でも困っているんですが、「むつ」に関してはですから単純なことだけをお聞きしておこうと思うんですね。 まあ「むつ」はもうさんざん悪口を言われておりまして、壮大なむだ遣いだとか金食い虫だとかいう批判……
○野末陳平君 来年度の税制改正にはいろいろ大事な問題もあろうかと思いまして、これまで出ましたマル優の問題とか、あるいは物品税の問題、広告税とか入場税とかありますけれども、どうしてもできるだけ早く大臣にいい答えを出していただきたいと思う点、幾つかこれをきょうは質問させてもらいますが、サラリーマンの例の単身赴任の問題ですね。どうもこれは社会問題としても非常に大事なことになってきまして、これを減税の対象に検討しなきゃいけないんじゃないかという気がしてきているんです。前国会でもかなり主張が野党からもありましたけれども、来年にかけてどうしても大臣に何らかの形で単身赴任減税を考えるというお答えをいただかな……
○野末陳平君 先ほども出ておりましたけれども、税務署の人手不足問題。数をふやすことによって税務調査をもっときつくするという問題ですが、これは去年もおととしもそうなんで、大臣のお答えは、どうしても行革の手前なかなか人員をふやすわけにいかぬということになってしまいまして、いつもそのお答えだと、ちょっと今後どのぐらいふやしたら果たしていいか、具体的なことをつかめません。一方において機械化を進めて、かなり人員不足の点をカバーできるはずなんですね。ですから、その機械化がどこまで進んでいるか。例えば朝霞のコンピューターセンターだって当然活用の方法も決まってなきゃおかしいわけですから、そういう機械化を進める……
○野末陳平君 僕は、政府税調とそれから自民党の税調の両答申を比較して、相違点ですね、そういうのを中心に質問をしていこうかと思うのですけれども、別にそんなに深刻にやるわけじゃありませんで、軽いテーマでいきたいと思います。 まず、わかりいいところ、親から子供への住宅資金の五百万円までの贈与税の軽減というのが今回出てきまして、これは建設省から前もきっと出てたんだろうと思うんですけれども、今回はちゃんとここに載ってきましたが、少し内容について聞きます。 この場合の親というのは戸籍上どういうふうな立場にある親を言うのか、つまり実の父、義理の父、それから養父ですか、いろんなのがあるんでしょうが、その辺……
○野末陳平君 物品税のことですけれども、税調の答申などにも、もはや今までの考え方では時代に適応できなくなってきているとありますとおり、物品税を負担する購買者つまり消費者の立場からいいますと、要するに物品間のアンバランスがあり過ぎて、何がゆえにこれが課税対象がわからないと、こういうことだろうと思いますね。例えばゴルフなんぞやる人が非常に多いわけですから、なぜ大衆のスポーツというか、レジャーというか、このゴルフに対して、娯楽施設利用税はともかくとして、バッグからボールから全部に三五%の高率の税金がかかっているか、こういう疑問を持つのは当たり前です。 まず、これはなぜゴルフはこのぐらい高い高率の税……
○野末陳平君 公示制度のことで先に聞きたいんです。 今度は給与所得者の場合の確定申告義務は、これが一千万から一千五百万、ですから一千五百万までのサラリーマンだったら年末調整の方でやってもらえるというので、これは妥当だと思うんです。適切な考え方で、僕はこれを前も言ったと思います。しかし公示制度の方になりますと、これはちょっと乱暴な感じがするんです。 年間所得一千万超であった者が今回納税額というふうに変わりますね。額は同じだけれど年間所得と納税額。これは一見、素人にはちょっとわかりにくいといいますか、この納税額一千万というのは今までの年間所得というものに置きかえると大体どのぐらいになりますか、……
○野末陳平君 最後になりましたので、要点だけ質問さしてもらいますから、お答えを簡単にしていただくと持ち時間は半分ぐらいで済むと思いますから、協力をお願いしておきます。 大臣、酒が財政物質だということはこの委員会でも常々出てきておるわけですが、しかし今までの経緯を見てみますと、三年ぐらいたちますと上がってきますね。この場合に、これからもこの調子でずっと上がるなんということが初めからわかっていると、もう実に賛否にかかわりなく無意味に思えできます。どうなんでしょう、この特殊な性格上、酒とかたばこのようなものは、負担率が落ちてくると、あるいは財源が必要になってくると、スケジュール的にこういう機会がま……
○野末陳平君 不公平税制の象徴のように言われておりました医師優遇税制ですけれども、以前手をつけてからかなりの年数がたったわけで、さてその後あの改善がどういう効果を上げてきたかということをちょっと振り返って、今後の七二%について検討したいと思うんですね。
まずお聞きしますけれども、あの社保の特例の適用者はどういうふうに増減していきましたですか、ここ数年間。
【次の発言】 その点は、この改正案を審議していた当時からもある程度、これから社保診療報酬が上がってくればこういう効果が出るだろうと見込まれていたところでしたね。
現時点では、じゃ白を選択している開業医さんと、そして青の中でこの七二%適用を……
○野末陳平君 これまでの質疑などで理解した範 囲で言いますと、このシステムによって証券取引所、証券会社あるいは発行会社には相当なメリットがあるのはわかりますね。この委員会で数年前証券取引所を見学したときも、この問題ちらっと聞いて、束になった株券などたくさん見たりしたので、いずれこういうことは必要かもしれないという気がしました。それは予測できるのですが、投資家のメリットですね、今の答弁の中にありましたけれども、投資家については名義書きかえと、それから保護預かりのコストが軽減される。これはまさにその投資家は喜ぶはずです。ただ、保護預かりは、今のところ、一年間で答えられましたように一銘柄で三千円でし……
○野末陳平君 まず、司法試験に関することからいくのですが、最近いわゆる外国人弁護士といいますか、日本人でない人が日本の弁護士事務所などに勤めまして、結構給料もらって仕事をしているという例が多いと思いますが、これはどうなんでしょう。実態はかなりわかっているんでしょうかね。
【次の発言】 かなり日本側にそういうニーズがある、そして重宝されているだろうということも想像できますけれども、実際はどうなんでしょう。それが日本で資格を取ったいわゆる日本人弁護士の業務を圧迫するとか、競合して今後大変だというような認識を日本人の弁護士が持っているのかどうか、その辺についてはいかがでしょうか。
○野末陳平君 私は、お三方に同じことで教えていただきたいと思っているんです。 日米間は、農産物交渉の次はこの金融自由化だというのがもう常識になっていますが、その場合によく我々はどうしても外圧という言葉を使うわけで、農産物交渉の場合は外圧というと確かに農家に直接与える打撃のようなものが目に見えてきまして、これは時間がかかって、まさしく外圧に負けるな、頑張れというようなことも出てきますので、自由化はおくれているようですけれども、じゃこの金融の自由化もそれと同じように受け取っていいかどうかとなりますと、この場合、外圧という言葉はマイナスイメージがかなりあるわけですよね。だけれども、今の日本の置かれ……
○野末陳平君 まず第一問は、三人の参考人の方にお願いしたいと思うのですが、財政再建とかあるいは財源の確保などを議論する場合に、必ずいつも決まって不公平税制という言葉が出てくるわけですね。石先生はそれは今までうまくいっていなかったようなことをちらっと先ほどおっしゃいましたけれども、ひとつ皆さんのそれぞれのお立場で、個人的な意見で結構なんですけれども、どうしても是正してほしい不公平税制というのは何と何が今残っているのか、その辺のことをまずひとつお聞かせいただきたいと思います。
【次の発言】 そこで山田参考人と横田参考人にお聞きしますが、今の業界の立場からおっしゃれば、当然そのようなことはわかります……
○野末陳平君 国債発行についての議論は繰り返しになりますし、なかなかいいお答えいただけるような期待もできませんから、先へ送るとしまして、それよりも財源確保という視点からいろいろと聞いておきたいと思うんですね。 確かに頭が痛い、これはだれが考えても。で、その方法といっても、国債に頼るといってもこれも限界もあるし、その他いろいろな方法考えられるけれども、しかし今一番大事なことは、よく言われる不公平な課税上のいろいろな問題を是正していくことによって、その大義名分の枠の中でどれだけの財源が確保できるか、そこへ知恵を絞らなければいけないと思いますね。これが第一点。それからもう一つは、無原則な国債の増発……
○野末陳平君 この財確法案について言いますと、長いことこの委員会でやりとりをしてきた議論とか、それから政府の答弁、約束、そういうものが結果的にはほごになってしまったんで、それは非常に残念なことですが、総理も後ろめたいとか遺憾であるというようなお答えをなさっておりましたんで、これについては過去の責任を一方的に問うというのは非常に難しいんで、もう残念ながらやむを得ないと、そういう気がしているんです。 ただ、将来のことで言いますと、増税なき財政再建ですね、これを貫くことはもう非常に結構だし、またそうなくてはならないと思っています、この増税なき財政再建を貫く。一方においては、国債の増発を将来歯どめが……
○野末陳平君 これまでの質疑でほぼ問題点も出たように思うんですが、聞けば聞くほど新会社は大変だなあという気がしますね。しかし、これは先のことですからね、まだ会社はできてないんですから激励するしかないわけですけれども、輸入たばことの競争が一番問題だろうと思うんです。その根本には、さっきから出ております国内の葉たばこですね、それが根っこにあるわけですが、この輸入たばこが自由化とともに来年どういう売り方をしてくるだろうというふうにそちらは予測しておられますかね。価格の面とか宣伝とか販売促進とか、いろいろありますけれど、どこに一番力を入れて攻めてくるでしょうかね。
○野末陳平君 きょうはどうもいろいろと参考になる意見ありがとうございました。 岩村さんとそれから牧内さんとお二人の参考人の方にまずお聞きします。 さっきもちょっと出ましたけれども、過剰在庫のことですね。恐らくこれが新会社に相当重荷になるだろうと思っているんですが、その過剰在庫についてさっき松下さんは、何か輸出とかそれから使い込みをもうちょっと会社に頑張ってもらってという意見をちらっとおっしゃいましたが、どうでしょう、この過剰在庫を今後どうしていくのが一番いいんでしょうかね。全く素人でわからないんですけれども、いろいろなお考えがあったらば岩村さんと牧内さんにお願いしたいと思います。
○野末陳平君 きょうはたばこ消費税に関してやります。きょうも輸入たばこのことが出ていましたけれども、まず公社の総裁に聞きます。
先日は、幾ら輸入たばこのシェアが拡大してもまあ五%ぐらいだということでしたが、これは平均すればそうなんでしょうけれども、年代などによっては大分違うだろう。そこで今後、新会社になっていって、消費が伸び悩んでいるそういう現状を背景にして、主に重点的なターゲットというのはどこに絞ろうという考えですか、戦略的に。
【次の発言】 これは新会社も抜かりなく頑張ってくれると思いますけれども、法人税をたくさん払ってもらわなきゃならないから負けてもらっちゃ困るんです。
ただ、たばこ……
○野末陳平君 今回の法案は臨調の答申から見ればかなり後退であるかもしれませんが、現状からしてまずまずだと、そういう気がしまして、私はこの新会社の将来に期待したいと思うんですね。ただ、総理の頭の中に、この新会社をいずれ完全な民営化するのかどうか、その辺ですね。つまり、いずれ経営形態の見直しをするというような含みが今度の法案の中にあるのかどうか、その辺、総理のお考えを聞いておきたいんです。
【次の発言】 次に、たばこ消費税なんですが、消費者の方はたばこを買う段階でもって納税済みなんですね。しかし、集める側では三本立てになりまして、かなり複雑なんです。
税全体についてですが、臨調答申は、もう言うま……
○野末陳平君 私は、参議院の選挙区の定数是正のこと、あるいは歳費の凍結問題、それから租税負担率と社会保障の負担率、それらについて質問をしたいと思います。 その前に、一問だけなんですが、最近、世間をにぎわしております例のロサンゼルスの事件ですね。「疑惑の銃弾」というあれですが、マスコミの取材合戦ばかりがエスカレートしておりまして、国民の間には、当局はどうなっているんだろう、どういうふうにしているんだと、そんなような関心も高まっているようなんでして、それについて当局に一問だけお伺いしたいと思うんです。この件に関して、特に渦中の人物に関して、その疑惑をどういう形で当局は捜査を進めているんであろうか……
○野末陳平君 大蔵大臣、最後になりましたけれども、総理大臣がしばしばこの席で中曽根内閣が続く限りは大型の間接税はやらない、こういう明言をされておるわけでして、国民の中にはこれでほっとした人もまた多かったと思いますし、それはそれでいいことだとは思うんですが、反面、ああいう発言は財政再煙をやりにくくするわけですね。ですから、財政再建のためにはあれはマイナスではなかろうかと、将来のことを考えてやや不安も感じるのですが、大蔵大臣個人としてはどういうふうな受けとめ方をされていますか。
【次の発言】 しかし、あれは嫌なことを先送りしていくような発言ともとれるわけでして、次の内閣でやられれば何にもならないと……
○野末陳平君 総括質疑も私で最後になりましたが、私は初めに年金の問題から始めたいと思います。
先日の閣議決定で、昭和七十年を目途に公的年金制度全体の一元化を完成させると、こういうふうに決まったようですが、そこで、その過程でいわゆる年金の官民格差ですね、これがどう解消されていくか、ここを質問したいと、こう思います。
まず、厚生年金の老齢年金の支給開始年齢ですが、今これは六十歳です。そこで、公務員の共済年金ですが、これは何歳から支給されるか。現在そして今後変わっていくスケジュール、これをまず政府側から。
【次の発言】 わかりにくい説明ですが、要するに六十歳から共済年金の支給開始になるというのは……
○野末陳平君 私も税金関係ですが、一問目だけは総理に必ずお答えいただきたいと思いまして、宗教法人への課税ですけれども、これは甘いと思いますね。特に、収益事業における方の優遇ですけれども、これは一般の民間企業に比べまして余りにも優遇が過ぎると思います。これは常識的にそう言えると思うんです。そこで、この税率が一七%も開いておりますし、それから寄附金の損金算入への特典もありますしね。ですから、宗教法人の収益事業にかかる所得税率、これはもう今や時代的役割を終えまして不公平の典型になってきていると思いますね。ですから、宗教法人というものが収益事業を行う場合に、民間に比べて非常に競争面でも有利な条件があり……
○野末陳平君 高齢化社会を迎えるに当たりまして、国民の中にはいろんな不安を抱いている人が多くなりましたけれども、きょうは、そういう現代人の不安心理につけ込むどぎつい商法というか商品というか、そういうものを三つばかり取り上げて、これは今のところ法の規制外にあるものばかりですので、このまま野放しにしておいていいかどうか、そんなことで当局の対応をただしたいと思います。 まず先に、厚生省からお答えをいただいて、大臣に答えていただければいいんですが、健康食品がブームになっておりますね。これは国会でも大分何回か取り上げておりますが、特にその中でもビタミンEだとは非常にブームな感じで、しかしこれは医薬品で……
○野末陳平君 まず文部大臣に、いわゆる有害図書の規制ですけれども、議員立法の動きがその後どうなっているか文部大臣御存じならばその報告と同時に、大臣自身が規制立法でもしなければいけないと、本当にこれが現在必要であるとお考えなのかどうか、それをまず。
【次の発言】 確かにひどい内容ですが、特に取り上げられました少女雑誌は。しかし、国会であれが取り上げられたことによりまして業界にもかなり自戒、自粛の動きが出てきているようですね。そこで、私考えますのに、やはり対応がないならばとおっしゃるけれども、現行法をどこまで効果的にあるいは弾力的に運用できるかなかなか難しいところでしょうが、しかしこの際我々のやる……
○野末陳平君 原油価格が値下がりしているようですけれども、この原油価格の先安感というのが依然として消えないようなんですが、値下がりの今後の見通しを政府はどういうふうにお持ちになっているか、例えばバレル当たりどのぐらいまで値段が下がるというような見方を持っておるか、その辺のことを、ことしになってからの値下がりの様子なども含めてちょっと説明をいただきたいと思います。
【次の発言】 そうやって値下がりしていきますと、OPECの総会も繰り上がって開かれるとかという話も聞きましたんですが、サウジアラビアの動向が非常に問題になってくるということをよく聞くんですね。そうすると、今後はサウジはどういうふうな出……
○野末陳平君 予算編成のことで幾つかお伺いしたいと思うんです。
まず、公共事業関係ですけれども、公共事業費を拡大してほしいというような声もかなりあるように、あちこち地方などへ行きますと聞いたりするんですが、大臣としては、今度予算面で公共事業費の拡大というのにどういうふうに対応なさるおつもりか、それをまずちょっと。
【次の発言】 地方の場合は、景気回復のテンポがどうも都会に比べて鈍いようで特に公共事業に頼るんだろうと思いますけれども、予算面で確かにこれを拡大するというのは、今の削れという至上課題がある現在難しいと思うんです。ただ、公共事業費というものは景気浮揚効果がどの程度あるか。もう時代の流……
○野末陳平君 大臣の方針として税制の抜本改革を税調に諮問するのはいいと思うんですが、そうなりますと、先日の与野党合意の政策減税なんというのは非常に邪魔になるというか、矛盾してまずくなるんじゃないかという気がするんですね。
というのは、それぞれ単身赴任あるいは寝たきり老人、それから高校の入学金でしたか、あれは喜ぶ人もそれはいるとは思うんですが、しかしあのばらばらの整合性のない三つの減税をここで本当にやる気なのかどうか、あるいはやっていいのかどうかということも考えなきゃいけないんですが、大臣はどう思いますか。
【次の発言】 出た結果がどうなるかそれはわかりませんが、それを尊重するということは、恐……
○野末陳平君 先ほどから現行税制のひずみ、ゆがみですね、そのような議論が出ておりまして、これを今度税調に諮問する大蔵大臣のお考えはかねてからお聞きしておりますが、大蔵大臣がおっしゃるひずみとゆがみの中に、どうでしょうか、シャウプ勧告以来の今のこの所得税中心の考え方が既に限界に来て時代に合わなくなってきたんだというような受けとめ方も、大臣の頭の中にあるのかどうか、その辺はどうですか。
【次の発言】 確かにそのとおりで、所得税中心というか、所得税が基幹であるというのはこれは僕も全然異議はないんてすけれども、ただ、所得といいましても、今や勤労所得、いわゆる勤労所得だけでなくて、日本人がリッチになって……
○野末陳平君 これまでの質疑とダブりますけれども、やはりきのうの判決に触れないわけにいかないので幾つかお尋ねします。 きのう税調会長の小倉さんは、何しろあの判決を受けてサラリーマンの給与所得控除の水準が今のままでいいかどうか、これはいつも見直す必要があるというような感じで受けとっていたようなんですが、大蔵大臣にお聞きしますけれども、ずばり言って、きのうの判決を受けて、サラリーマンの給与所得控除の水準、平均で言えば妥当じゃないかという気もしますけれども、これはあくまでも平均で言っているんであって、この見直しをもう少し細かく実態に即してやってもいいかなという気がするんですが、大蔵大臣はどういうふ……
○野末陳平君 まず、相続税のことを聞きたいんです。
国税庁に最近の課税状況を説明してほしいんですが、件数とそれから平均納税額などのここのところ最近数年間の推移、それどの程度まで、二、三年で結構ですが。
【次の発言】 後でまた細かい数字をデータでちょっと出して資料としていただきたいと思うんですが、今のを聞いていますと、やはりこれは遺産の中身が土地中心になっている、その土地の評価が上がっているということが大いに関係しているんでしょうか、分析としては。
【次の発言】 土地を持っている人は非常に相続税の負担がきついということを言うんですが、一般的には相続税を払う人の数は今のデータのとおりそんなにいな……
○野末陳平君 きょうの議論を聞いておりましても、毎年この問題になりますと、なかなか新しい工夫とか新しい考え方が出るわけじゃなくて、繰り返しになってしまうんですが、財源の確保というのは非常に難しいですね、頭が痛い。ことしこれで切り抜けるとしても、来年、再来年、年を追うごとに深刻になっていくと思うんです。で、一番痛感するのは、百数十兆の国債残高を抱えまして、非常に深刻で危機感を持っているというのは果たして国民の中ではどのくらいかというようなことになりますと、しかし国民は余りそんなことを深刻に考える必要はないのかもしれませんが、少なくとも国は赤字で国民は一人一人黒字ですから。その辺のことをどうもこの……
○野末陳平君 先ほど主計局のお答えの中で、五月に一兆六千億ばかりの償還がありまして、それが市場には大して影響も与えなかったというようなお答えがありまして、そうだろうと思うんですが、今たまたま債券の市況がいいですからそれで済んだと思うのですが、どうなんでしょうかね、この秋になりまして十一月になると、今度は二兆何千億という償還があるわけです。その場合にもさほどの影響はないというような判断をしていいのかどうか、その辺の見方はどうでしょうか。
【次の発言】 これは、今回は、この秋も今のお答えのようになるかもしれないと思いますが、常識的に言いますと、大量償還が続いていくと、どうしてもこれは市況が悪くなる……
○野末陳平君 まず、貝塚参考人にお伺いします が、二つありまして、最初はインフレのことなんですが、大量国債の発行がインフレを招くということは専門家でもかなりの人が一時言っていたのですが、幸いなことに、先生のおっしゃるとおりそんな悪い影響は今のところありませんね。ただし、今後の問題ですが、今後この大量国債、特に新発債は引き続き発行されていくことがインフレ懸念とつながるわけですね。どの程度の懸念があると先生はお考えなのか、それが一つ。 それから二番目は、先生のお話では、税の中身を組み合わせて、いわばEC型の付加価値税をとおっしゃっておりましたが、それと同時に、利子課税については先生はどういうお考……
○野末陳平君 内需の振興といいますか、拡大によって景気を刺激して、行く行くはこれが税収増にという面、もちろん経済の活性化その他ひっくるめて内需は大事だと思うんですが、税制面からも住宅取得についていろいろな配慮を今までやってきましたね。
そこで、大臣にまずお伺いしたいんですけれども、これから景気を刺激していこうという内需拡大に当たって、住宅建設というものの役割はかなり大きいだろうと思いますが、その辺についてどうお考えですか、まず概括的に。
【次の発言】 住宅については、一昔前、住宅難住宅難と言われていて、もちろん持ち家促進の政策減税も随分続いてきたわけですが、最近は量の拡大じゃなくて質の充実だ……
○野末陳平君 大蔵大臣にお聞きしますが、電電株の売却ですが、第一回はいつごろになりそうでしょうか。
【次の発言】 この売却益を国債の償還に充てるのはいいんですが、国債整理基金の残高の方ですね、これは六十年、六十一年どうなっていきますか。六十一年度で繰り入れをストップしたということで答えてほしいと思います。
【次の発言】 マイナスはどのくらいですか。
【次の発言】 償還の財源はすでに底をついているわけですが、そこでこそこの売却で利益を上げて国家財政に寄与させなければいけないというのは、これは当然だと思うんですね。
そこで、政府はこの売却による利益を向こう五年間でどのくらいに期待しているか、その……
○野末陳平君 年金とか税金とか地方の行政改革について質問したいと思います。
まず、官民格差をテーマにした地方行革なんですが、私が五十五年三月に地方公務員の行き過ぎた休暇とか特殊勤務手当について質問をいたしまして、当時の後藤田自治大臣から実情に合わないものは是正するように指導するというお答えをいただいた。そこで、その後どういうものが是正されたかという報告をいただきたいので、まず休暇について五つ、六つ是正されたもの、同時にどこの自治体が是正したかというようなことをお願いします。
【次の発言】 少しずつでも是正されているということは非常にいいんですけれども、現状でもまだ幾つもあるんですね。
そこ……
○野末陳平君 私は、きょうは自衛隊の高齢化問題、それから皇室関係、それから国民年金の保険料、これについてやりたいと思います。
まず厚生省ですが、国民年金の保険料ですが、最近滞納している人がふえてきている。どの程度にふえているのか、そしてその理由を政府はどういうふうに分析をしているのか。その分析の理由が一番聞きたいのですが、いかがですか。
【次の発言】 理由は。
【次の発言】 まさにいろいろな経済的事情ありますけれども、この三カ月納付の仕方というのは、これから国民年金の保険料が上がっていくことが予想されるときに、例えば自営業の夫婦などだと今でも一どきに三万七千円ばかり。そうすると、これから四万……
○野末陳平君 私は、国民が総理に聞きたいと思っているような素朴な質問を幾つかしていきたいと思うんです。
まず、年金の課税ですけれども、これが国会の内外で議論になってきておりまして、そこで総理はこの年金課税強化の方向に賛成かそれとも今のままでいい、強化するのは反対だと、どちらか、それをお聞きしたいんですが、大蔵大臣と厚生大臣それぞれの立場から御意見をお聞きして、そして総理の御所見を伺いたいと思います。
【次の発言】 これは課税強化というよりも実態を見直す必要はあると思います。しかし不安を与えるような方向だと非常にこれは問題だと思いますから慎重におやりになった方がいいと、そういうふうに思います。……
○野末陳平君 会長にお伺いしますが、総理が国会答弁の中で、所得税と法人税と相続税、この三つを減税したいということを何かかなり言っておられるようで、税調としてはこの三つを減税するという方向に賛成という空気なのか、それともあるいは批判があるのか、その辺の事情をちょっとお伺いしたいと思うのです。新聞などの活字で、どうもこの三つの減税が先走りしているような感じがしますので、あえて税調の空気をお聞きしたい。
【次の発言】 今の話は事実来年度じゃなくて再来年度に向けての税法改正ですから今のお答えしか無理だと思いますが、来年度は、先ほどの質問にもありましたのですが、会長自身としては住宅関連減税というのにそれ……
○野末陳平君 法案についてはいいんですけれども、定数是正が衆議院で非常にもめているようで、やはりこれは先生方の利害に大きくかかわるからもめるのも当たり前だろうと思うんですけれども、衆議院だけでなくて参議院についてもこれはもう選挙区の定数を是正しなきゃならないのは当然なんですね。そこで私、大臣にお伺いするんですけれども、やはり定数是正は衆議院も参議院も一挙にやるぐらいのつもりでこちらの方も検討すべきだと思うんですが、どうでしょうか。
【次の発言】 私、大蔵委員会とちょっとかけ持ちしておりまして、今までの質疑を聞いてなかったのは残念なんですが、比例代表の選挙があれやこれやと批判されているような一一……
○野末陳平君 私も井上委員と同じような意見を持っておりまして、ですから、この法案にはどうも賛成するわけにいかないんですけれども、簡単に言えば、やはりこの今回の改正は、従来の定数の枠内でやるべきだった。なぜ一人ふやしてしまったのかというのが、ここが第一の問題なんですね。ですから、五百十二人になったということは、これは暫定措置で、今後、抜本改正で減らすというけれども、逆に、一人ふえるとまた次もふえていく、こういうような悪い前例になってしまうので非常にここが問題だ、とてもこれでは国民の納得は得られないであろう、そんな気がしますね。ですから、国会を行革しろというようなことを言っておりますが、しかしむし……
○野末陳平君 減税の財源もやはり真剣に検討されなきゃならないわけですが、そのための一つとして、マル優問題が大分決着を迫られているところに来ていると思います。 私個人の考えですけれども、低金利になりましてマル優の魅力もある程度は薄れていて、あるいはお金がマル優からほかの金融商品に流れている、いろんな事情など考えまして、やはりこれは今決断を早くして、廃止にするのかあるいは低率分離課税にするのか、その辺のことですね。大体低率分離課税で五%か一〇%ぐらいというような意見と、それから、その場合枠の管理がやっぱりつきまといますから、それよりも一律分離課税にしちゃって、二〇%なら二〇%取っちゃうというよう……
○野末陳平君 財政再建の内需拡大の関連でもって幾つか周辺の問題で質問したいんですけれども、最近、大蔵省にこれ直接関係ありませんけれども、都心の一部の商業地区とか値上がりが非常に激しい、これはもう余りにも有名になっている話ですね。そこでインフレの懸念を言う人もあるし、それよりも政府として国土庁がやっぱりこういうことに歯どめをかけなきゃとか、いろいろな議論があるようには聞いておりますが、さらにこの高騰が続いて周辺にも波及していって全国的に土地の値上がりが、せっかくここのところ値上がりがなくていい傾向だったのが、これがもし値上がり傾向が全国に及ぶようになるということになりました場合に、大蔵省として税……
○野末陳平君 今回の法案には触れられておりません例の非課税貯蓄の問題ですけれども、ことしから本人確認が厳しくなりまして、これは順調に進んでいるようですから、混乱もないと聞いておりますのでいいと思いますけれども、さて限度枠管理が今後どういうふうに具体化していくのか、その辺のことが今まではっきりしておりませんでしたが、予算とか、これから時間的なことも含めまして、最初に簡単に説明してください。
【次の発言】 税調の答申では以前に低率分離課税方式というのがきちっと出ているわけですから、それを受けたんですから、当局としては、そうなった場合にどういうケースがいろいろ考えられるか、具体的な検討はしているのが……
○野末陳平君 まず通産省に伺いますが、去年の例の豊田商事事件以来、あの手のいかがわしい悪徳商法は下火になったかなと思ったらとんでもない話でして、相変わらずはびこっているという話を固いたり、あるいは自分でもいろいろ知ったんですが、通産省として、相も変わらずいかがわしき悪徳商法がどんな形で今一般の国民をカモにしているかというか、その辺の実情をかいつまんで先に説明してほしい。もちろんごく短くで結構ですが。
【次の発言】 さて、大蔵省関係というよりも、いわゆる最近はやりの貯蓄商品の幾つかについて問題点を挙げていきたいと思うのです。
議員会館の私の部屋にも抵当証券のチラシが入るようになりまして、最近は……
○野末陳平君 税制改革の中間答申が税調から出まして、方向としてはまあ評価できるわけですけれども、中身についての具体的なところで、何かもうすぐにでも減税が実行されると期待する国民にとっては余りにも内容がはっきりしていないわけです。 例えば財源についてまずお聞きしますけれども、先日あの答申の出る前に、総理にどんな財源を頭に置かれているのかお聞きしましたところ、まだ考えていない、こういうお答えでしたが、しかし今度答申が出てきたわけですから、この段階では財源のめどというのは総理もかなりはっきりしてきているんじゃないか。そうならなきゃ、減税を積極的にやりたいとおっしゃった総理のお答えもむなしいものにな……
○野末陳平君 投資顧問業の法律ですけれども、これはもちろんあった方がいいと思いますし、時宜にかなっていると思いますが、どうも大体において投資家の中には、人任せの人とか、あるいは非常にうまい語を信じやすい人とか、そういう人が常にいるわけですね。大証券会社の場合でも、お客さんのお金をかなり自由に勝手に使っちゃったり、何かいろいろトラブルがあったり、その埋め合わせにうまいこといろいろ話を持ちかけたりあるんです。 さて、この法案が成立しても、やはり投資家自身の自衛意識の向上といいますか、自己責任の確立といいますか、そういう面が伴わないことには、業者は幾らでも裏をくぐる、あるいはこの法案を逆にとって勧……
○野末陳平君 通告をしていたテーマとは別の質問をやろうと思います。 改正案については、大体大筋は僕は理解したのですが、何しろ年金は総論でなくて各論なものでして、いろいろな質問とか相談が来まして、そのたびに答えるのですけれども、答えにくいのが何通もありまして、時間の関係で二通持ってきましたけれども、それについて専門家に答えていただこうと思います。 これはサラリーマンの妻なんですが、名古屋から来たのですが、よく聞いていてくださいね。昭和十年生まれで昭和三十六年四月の初めから加入しているサラリーマンの妻だと、五十歳でしょうね。加入年数が三十六年の四月から六十一年の三月で二十五年ですから、これで満……
○野末陳平君 私は一問だけにしておきますけれども、参考人の皆さんの共通したところで、税は公平で公正でなくちゃいかぬ、これは当然のことでして、これを何とかするのが緊急の課題だと思いまして、不公平を直すことをした結果減税になるというのが当然一番望ましいわけで、それを来年度はぜひとも実現しなきゃいかぬ、こう思っておるわけです。 その場合に、先ほどから議論になっておりますけれども、例の財源の問題ですね。この財源が一番大事なんですが、不公平を直した結果これだけの減税になる、その場合財源の有力な一つとしてはマル優に手をつけざるを得ないというところに落ち着くんじゃないか、そういう気がするんですね。別にこれ……
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