このページでは斎藤十朗参議院議員の14期(1986/07/06〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は14期国会活動統計で確認できます。
○国務大臣(斎藤十朗君) 私に対する御質問は三点であったと存じます。 まず、長寿社会への取り組みについてでありますが、来るべき長寿社会に備えて、国民生活の基盤となる社会保障について、国民に不安を抱かせることのないよう長期的展望に立った揺るぎない制度を構築していかなければならないことは、御指摘のとおりでございます。これまで医療、年金といった基盤的な制度について二十一世紀を見通した制度改革を行い、また今般、老人保健法の改正案を提出しているのも御指摘のような観点からでございます。同時に、寝たきり老人や痴呆性老人等に対するきめ細かな福祉政策を展開することは今後一層重要となることと考えており、これらの……
○国務大臣(斎藤十朗君) 私に対する御質問は三点と存じます。 まず、長寿社会への取り組みでございますが、来るべき長寿社会に備えて、国民生活の基盤となります社会保障について、長期的展望に立った揺るぎない制度としていかなければならないと考えております。 このような観点から、これまで医療保険、年金等の改革を行い、また今般老人保健法の改正案を提出いたしておるところであります。 また、健やかな生きがいのある在宅老人福祉政策の展開を図り、同時に寝た切り老人や痴呆性老人等に対するきめ細かな福祉政策を推進することは、今後一層重要と考えております。これらの施策についても鋭意取り組んでまいる所存であります。……
○国務大臣(斎藤十朗君) 老人保健法等の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。 人口の高齢化が急速に進む中で、増加の避けられない老人医療費を適正なものとし、国民がいかに公平に負担していくかということは、老人保健制度を長期的に安定したものとしていく上で不可欠の課題であります。 また、今後急増すると予想される寝たきり老人等の要介護老人に対し、保健、医療、福祉を通じた総合的な施策の展開が求められております。 こうした状況等を踏まえ、老人保健制度を幅広く見直すこととし、老人保健法等の一部を改正する法律案を第百四回国会に提出したところでありますが、継続審議となった後、第百……
○国務大臣(斎藤十朗君) 最初に、長寿社会への取り組みでありますが、国民が健康で充実した生活が送れるよう、国民生活の基本的ニードについては、今後とも国民皆年金、皆保険体制などを通じて公的部門で対応することを堅持いたしてまいります。 この場合、人口の高齢化や年金の成熟に伴い、社会保障にかかわる負担が増加することは避けられないところであります。負担と給付の公平といった観点から見直し、長寿社会にあっても安定した、そして信頼される社会保障制度として構築し、発展させてまいりたいと、引き続き努力をいたしてまいる所存でございます。 また、最も重要なことは、健康で楽しく長寿を全うしていただかなければならな……
○国務大臣(斎藤十朗君) エイズに対しての御質問でございますが、総理からお答えをいただきました部分を除きまして私からお答えを申し上げたいと思います。 まず、血友病患者の方々におけるエイズウイルスの抗体陽性の状況等につきましては、これまでも調査研究が行われておりまして、その結果、全体として、その状況は厚生省として把握いたしておるところでございます。いずれにいたしましても、これらの方々には血友病の医療を通じて主治医による適切な医学的管理が行われているところでございます。 次に、輸血を受けた患者の追跡調査についてのお尋ねでございますが、御承知のように、エイズウイルスは、昭和五十八年にフランスのパ……
○国務大臣(斎藤十朗君) 国立病院等の再編成に伴う特別措置に関する法律案について、その趣旨を御説明申し上げます。 国立病院・療養所は、昭和二十年の発足以来、国民医療の確保に大きな役割を果たしてきたところでありますが、近年、疾病構造の変化、医学医術の進歩等により医療内容はますます高度化、多様化してきております。また、この間、他の公私医療機関の整備が年々進められ、マクロ的に見れば、我が国の医療機関の量的な確保はほぼ達成されつつあると言えます。 このような情勢の変化を踏まえ、適切かつ効率的な医療供給体制の確立が喫緊の課題となっておりますが、国立病院・療養所については、今後、他の公私医療機関と連携……
○国務大臣(斎藤十朗君) ただいまのお話は老人保健法の中にございます中間施設の問題かと思うわけでございますが、御承知のように老人保健法、明後日から始まります臨時国会に再提出をさせていただきまして、そこで御議論をいただき、この法律が成立をさしていただきましたならば、中間施設という新しい制度にのっとって発足をするものと思うわけでございます。これにつきまして、本年にはとりあえずモデル的な事業を行っていくために十カ所の予算を計上いたしておりますが、これが成立をいたしますならば、来年度以降全国で百カ所ほどのものをやりたいということで概算要求はいたしておるわけでございますが、何にも増しまして老人保健法の成……
○国務大臣(斎藤十朗君) 第三次中曽根内閣の発足に際し、厚生大臣に就任しました斎藤十朗でございます。 私は、今から十八年ほど前に、父斎藤昇が厚生大臣を務めておりましたときに秘書官として初めて厚生行政に携わり、多くの方々と出会い、語り 合う中から、国民の福祉の向上こそ政治の究極の目的であると考えるようになり、以来これまで一貫して厚生行政の発展のために取り組んできました。今般、国民生活全般に深くかかわり合う厚生行政を担当することとなり、責任の重大さを痛感いたしております。 第百七回国会における社会労働委員会の御審議に先立ち、一言ごあいさつを申し上げます。 人類の長年の夢であった長寿が実現した……
○国務大臣(斎藤十朗君) そのようなことだと思っております。
【次の発言】 北海道旧土人保護法という名称について不適切ではないかという御意見がございます。私どもも適当でないというふうに考え、これらの改正について現在検討に入っておるところでございますが、同時にこの法律の存廃、また今お話しのございました新法、新しい要素を入れてどうするかというような問題、いろいろ御意見があるところでございます。現在、北海道におきましてウタリ問題懇話会というのが設けられ、この中にウタリ関係の方々も大勢入っていただいていろいろ御協議をいただいておるというふうにお聞きをいたしておりますので、この御協議の行方というものも十……
○国務大臣(斎藤十朗君) ただいま議題となりました老人保健法等の一部を改正する法律案について、その提案の理由及び内容の概要を御説明申し上げます。 人口の高齢化が急速に進む中で、増加の避けられない老人医療費を適正なものとし、国民がいかに公平に負担していくかということは、老人保健制度を長期的に安定したものとしていく上で不可欠の課題であります。 また、今後急増すると予想される寝たきり老人等の要介護老人に対し、保健・医療・福祉を通じた総合的な施策の展開が求められております。 こうした状況等を踏まえ、老人保健制度を幅広く見直すこととし、老人保健法等の一部を改正する法律案を第百四回国会に提出したとこ……
○国務大臣(斎藤十朗君) 現場の声を十分聞くようにというお話でございます。私ども常にそのようにせねばならないというふうに考えておるところでございまして、特に老人保健施設の今後の運営等についてのお話でございますが、今回の老人保健法等の改正の一つの大きな部分は老人保健施設を創設するということでございます。 これは、医療サービスと生活サービスを兼ね備えた新しい施設として、今後増大する要介護老人、また寝たきり老人の方々に大きな役に立つ施設として展開をいたしてまいろうというものでございます。それだけに、今後のお年寄りの施設の大きな柱をなしていくわけでございますから、御期待にこたえられるように適正に運営……
○国務大臣(斎藤十朗君) 本格的な長寿社会を迎え、我々人類が念願でありました長寿を達成しようといたしておりますが、同時にそれは、健康で健やかな明るい長寿を全うしていかなければ何にもならないわけでございます。そのために、今御指摘のように、大変厳しい財政事情の中ではありまするけれども、優先的に予算等を配分し、そして明るい豊かな老後が送れるような社会保障水準を低下させない努力を積み上げてまいらなければならないというふうに考えております。 また、御指摘の要介護老人等につきましては、いろいろな事情でやむを得ず施設に入所せねばならないお年寄りに対して、その施設をなお一層充実拡充をいたしてまいるということ……
○国務大臣(斎藤十朗君) 今回の老人保健制度の改正は、世代間や制度間の負担の不均衡を是正して、長寿社会にふさわしい公平な負担のシステムを確立しようというものでございまして、老人保健法の長期的な安定に資するための改正をしていただく、こういうことでございます。 これは、それぞれ拠出をしていただいております保険者間におきまして老人加入数の格差が非常に大きくなってきております。特に国民健康保険におきましては老人加入率が非常に高い。これをどの保険者も同じ一定の割合で、すなわち千人に六十九人という割合で負担をしていただくことによって公平にみんなが老人医療費を支えていただく、こういうことにしていただくため……
○国務大臣(斎藤十朗君) 先生も意図しているところは同じだという御発言もございましたが、社会福祉サービス等につきましてそれぞれ一般化し、また多様化いたしてまいり、これが長い間地域に定着をいたしてきておる、こういう状況の中で、それぞれの地域に密着したその実情に応じた福祉サービスを行い、また、それぞれの地域の創意工夫を生かした福祉サービスを進めていくということが非常に大事であるというふうに考えております。そういう意味におきまして、今回の団体委任事務にして一層福祉のサービスが地域に密着をしていただけるようにしよう、こういうことでございます。 しかし他方、そういうことによってそれぞれの地域においての……
○国務大臣(斎藤十朗君) 運賃割引制度は、身体障害者の自立また社会参加という面において、身体障害者が移動をする場合に非常に有効に役立っておるというふうに考えております。今回のこの国鉄の改革に伴いましても、これまでの運賃割引の水準が引き下がらないということを私ども確信をいたしておりますし、また今後ともこの向上のために私ども各方面にお願いをいたしてまいりたいと考えております。
【次の発言】 年金担当大臣としてお答えをいたしますと、ただいま官房長官からお話しをいただきましたように、六十四年度までの分については六十一年度中に結論を出す、それが終わった段階で速やかに六十五年度以降の問題について検討し、そ……
○国務大臣(斎藤十朗君) 公的年金の一元化につきましては、七十年度をめどにその一元化のための検討を進めてまいるところでございますが、御承知のように、さきの国会で年金の大改革をお願いいたしまして、いわゆる基礎年金というものが創設をされました。その部分におきましては負担と給付の面における一元化がなされたと考えております。残ります報酬比例部分、いわゆる二階の部分につきまして、特に負担の面についての調整を行っていかなければならないと考えておりますし、また各年金制度間には給付開始年齢とか、または給付水準、財政方式のあり方等についてもそれぞれ特色のあるものがございまして、こういった問題の調整というものも大……
○国務大臣(斎藤十朗君) 昭和六十五年度以降のことについて主に御質問だろうと思いますし、また年金担当大臣として年金の一元化との関連においてどうかという御質問だろうと思うわけでございます。 ただいま宮澤大蔵大臣からもお話がございましたように、六十五年度以降のことにつきましては、六十四年度までのことについて本年度末までに結論を出し、その後においてどのような仕組みで検討をしていくかということから始まることだろうというふうに思うわけでございますが、年金の一元化につきましては、御承知いただいておりますように、これからの昭和七十年度をめどといたしまして一元化へ向けての調整を図ってまいるということに政府と……
○国務大臣(斎藤十朗君) ただいまの出版物につきましては私も読ませていただきました。私もそれを読ませていただきまして、本当にびっくりし、背筋の冷たくなる思いをいたしたところでございますが、科学者、医学研究者、それぞれ頭の中でいろいろな研究なりいろいろなテーマを見つけられることと思いまするけれども、その研究というものが倫理観や生命観、そういう考え方の中で、それぞれの皆さんの自制なりまた良心なりというものにおいてコントロールされていかなければいけないし、またそういうことを期待してやまないものでございます。
【次の発言】 ただいまのお話も、科学者また医学研究者の研究開発の問題と、そして国民感情もしく……
○国務大臣(斎藤十朗君) 社会福祉に関するマンパワーの問題でございますが、これから長寿社会へ向かって非常に多様化したニードにこたえていかなければならないと考えております。そのためにお年寄りなどを中心とした社会福祉施設また在宅に関する福祉サービス、これらに関するマンパワーの養成というものは非常に重要なことであると考えておりまして、その養成を図るとともに、職種の資格とか、そういったものにまだ不十分な点がございますので、こういう点も十分検討してこれに対応し、こたえていけるよう確保してまいりたい。そうすることによって、先生御提言のような雇用の創出ということにつながってまいると考えております。
○国務大臣(斎藤十朗君) 厚生年金の支給開始年齢に関するお尋ねでございますが、御承知のように、これから迎えます長寿社会へ向かって年金制度をその公的年金の中心として確固たるものにするために、先ごろ年金の大改革を行っていただいたわけでございます。その際には、将来に向けての支給、また現役の負担という問題について一定の国民的合意がなされて、これでいこう、こういうことになっておると考えております。そういう中で、支給開始年齢も六十歳ということで今行っておるわけでございますが、そういう長期的な見通し、また長期的な安定の中に年金を運営していかなければならないという観点から考えまして、せっかくの御提案でございま……
○国務大臣(斎藤十朗君) 優生保護法の問題につきましては、従来から非常に大きな問題といいましょうか重要な問題で、解決せねばならない問題がございます。これにつきまして、これまでにも広く検討を続けてきておるところでございますが、なおまだ合意に達するに至っておらないわけでありまして、なお引き続き検討する中でそういう問題も検討いたしたいと考えております。
【次の発言】 厚生省といたしましても、手話通訳者を数多く養成するという意味において一つの責任を感じておるわけであります。手話通訳制度の中でいろいろな問題がまだございまして、標準手話のあり方とか、また養成のあり方とか、そういう問題についてただいま検討を……
○国務大臣(斎藤十朗君) 生活保護制度の運用につきましては、社会保障制度の一番基本になるべきことでございますので、これの制度の充実ということを図っていかなければならないことは事実であります。
一方におきまして、今御指摘のように、言うならば例外的な事例というものも存在をするわけでありますので、こういったことに対してはあくまでも厳正に対処し、そして公正に生活保護制度というものが運用されていかなければならないわけでありますので、そういう点について今後とも一層力強く地方公共団体等指導をいたしてまいる所存でございます。
【次の発言】 医薬分業につきましては、医師と薬剤師が相互にその職務を尊重しながら、……
○国務大臣(斎藤十朗君) ただいま生活課長が実地に見てまいりました、また、先生から御指摘のございます財団法人日本基督教婦人矯風会が設置されておられます保護施設につきましては、なかなか有益な事業を展開をしていただいておるということを報告を受けておるところでございます。 ただ、外国人の方々を保護していただくことをしていただいておるわけでございますが、大体多くの場合、不法滞在者という形の中で、ごく限られた一時的な保護というようなことになるのではないか。通常私どもがとっております制度といたしましての婦人保護施設等とは少しなじみが薄いのではないかというふうに思っておりまして、そういう意味におきましては……
○国務大臣(斎藤十朗君) 先生御承知のように、現在要保護児童につきましては、保護施設やまた乳児院、そして里親制度という中で対応をいたしておるわけでございます。 日本の里親制度も、おおむね三千三百人ぐらいの里親制度がずっと進行を、ここ十年ぐらいいたしております。そして、里親に登録されている方々も八千人からおるわけでございまするけれども、国内でございます。そういう場合に、登録者の約五千人ぐらいが既に里親を今待っているという状況であります。 その場合に、里親の縁組をするのにいろいろ難しい問題があろうかと思うわけです。死別の場合でございますと里親の方の希望ということが非常 に大きく優先されてまいり……
○国務大臣(斎藤十朗君) 社会労働委員会の御審議に先立ち、所信の一端を申し述べたいと存じます。 今日、我が国の経済社会は、高度情報化、技術革新の進展、厳しい国際経済環境のもとでの経済の構造調整といった大きな変化の局面の中で、世界にも例がない本格的な長寿社会に向かって着実に歩みを進めております。こうした未知への歩みの中で国民すべてが健康で生きがいを持って暮らすことのできる明るい福祉社会をつくり上げていくことは、私どもに課せられた最も大きな任務であります。 幸いにも、二十一世紀に至るここ十数年は、人口構造から見て社会全体として働き盛りの方々が多く、将来の超高齢社会にふさわしい経済社会システムの……
○国務大臣(斎藤十朗君) 今先生からも御指摘をいただきましたように、日本の高齢化のスピードというのは、非常に速いスピードで高齢化をいたしておりまして、そしてその中では、特に後期老年人口というものが増加をしてまいり、要介護老人等も増加をしてまいるであろうと予想されております。また、核家族化、また扶養意識の変化というようなものに伴いまして、その介護の必要性というのが非常に大きくなってまいると考えております。 こういう介護に対してどのように対応してまいるかというのはこれからの非常に重要な課題の一つである、そういう場合に、このお年寄りの方々とかまた身体障害者の方々に対する福祉に関する相談や、また介護……
○国務大臣(斎藤十朗君) ただいま議題となりました児童扶養手当法等の一部を改正する法律案について、その提案理由及び内容の概略を御説明申し上げます。 母子家庭及び心身障害者に係る各種手当制度並びに老人、障害者等の所得保障の中心である年金制度につきましては、従来からその充実に努めてきたところでありますが、最近の厳しい財政状況のもとにあっても、母子家庭、障害者、老人等に対しては社会経済情勢の動向に対応した適切な配慮がなされる必要があります。 今回の改正案は、このような趣旨にかんがみ、児童扶養手当、特別児童扶養手当、障害児福祉手当、特別障害者手当等の額の引き上げを行うとともに、拠出制国民年金、厚生……
○国務大臣(斎藤十朗君) 高齢化が大変速いスピードで進行し、年金が成熟をいたしてまいるわけでございますので、今先生が御指摘のように、将来の年金を考えるときに、その年金の積立金を、安全であることは当然でありますが、いかに効率的に有利に運用するかということは非常に重要な問題でございます。 今回御提出いたしております自主運用額は初年度一兆円ということでございますが、六十二年度の予算編成に当たりまして私どもは新規運用対象額、すなわち新規積立金と満期償還額、これを合わせた約九兆円、その三分の一である三兆円を要求いたしたところでございます。その結果、今回は一兆円の自主運用でスタートをする、こういうことに……
○国務大臣(斎藤十朗君) 生存者調査につきましては、被爆者の方々の生活実態やまた健康の状態など非常に今回は特にきめ細かく調査項目を設定いたしまして調査をいたしておるものでございます。もう近々にその全貌を公表させていただくというところまで来ておるわけでございますが、この調査につきましては、先ほどからお話がございますように、その回収率も八六%を上回るというような、非常に被爆者の方々自体もこれに重きを置き、これに期待をかけていただいておるということを痛感いたしております。 この実態調査を踏まえて、被爆者の方々が高齢になっておる現状、できるだけ速やかに必要な措置を講じていかなければならない現状であり……
○国務大臣(斎藤十朗君) ただいま総理が答弁していただきましたとおりでございます。
【次の発言】 御指摘の点は、今現存いたします、運営されておりますいわゆる小規模作業所というのが千カ所以上あるではないか、そういう中で今回の障害者の分といたしましては七十五カ所、こういうことになって少ないではないか、こういうお話だと思います。
この点につきましては、これまでも適所授産事業といたしまして、制度に乗ったものといたしましては二十名以上の作業所として助成をいたしてまいったわけでございますが、その二十名に満たないものについて先生の方から、この予算委員会やまた社会労働委員会で、小規模作業所という形で国の助成……
○国務大臣(斎藤十朗君) 中国残留孤児の帰国定着促進につきましてまずお答えを申し上げたいと思いますが、これまで主に訪日肉親捜しに重点を置いてまいりましたが、一応この三月で概了をいたしました。この六十二年度からは定着促進という面に重点を置いた施策を一層強力に推進をいたしてまいりたいと考えておりますが、その際に、これまで約二百六十世帯ぐらいの方が定着促進センターを卒業しておられるわけでございますけれども、これまでの過去の経験、実績等を十分調査し、またその方々の御意見をお聞きをして、そしてこれから進めていくカリキュラム等についてきめ細かく配慮をいたしてまいらなければならないということで、ただいま作業……
○国務大臣(斎藤十朗君) 今前島議員がおっしゃられましたように、これからの長寿社会におきまして寝たきり老人等の介護等に携わるマンパワーを確保し、かつまた、それを受ける方々が安心して受けられるような資質の向上に努めていくということは非常に重要なことであるというふうに考えておりまして、そういう意味から、今御指摘がございましたように、社会福祉士また介護福祉士というものの資格を確立いたしたいということで法案を提出さしていただいたところでございます。 また同時に、同じような観点から、医療の高度化または専門化に伴いまして医療補助者の資格につきましても重要な問題でございますので、現在臨床工学技士の法律とま……
○国務大臣(斎藤十朗君) インフルエンザのワクチンの予防接種につきましては、集団生活を営む学童等の範囲において感染を予防するということによって、流行を全体として予防していくのに一番基礎的な役割を果たすのではないかというような観点からこれを行ってまいってきておるところでございますが、今先生御指摘のように、有効性の問題や副作用の問題等、また現場の方々の御意見等、いろいろな御意見があることを承知いたしております。 しかしながら、今約十年間続けてまいりましたことで、それが流行しないで今日に来ておるという状況の中でのいろいろな御意見でございまして、これを全部やめてしまって、大流行になったときにどうする……
○国務大臣(斎藤十朗君) 先生今おっしゃられましたような、プライバシーの保護を十分にすることによってかえって地下へ潜って逆効果にならないような、そういうことを今回の予防法を考えるときにつきましても一番重点に我々考えたところでございまして、この予防対策を進めていきますには、やはり疫学的な情報を的確に把握をしそして二次感染防止を行っていく。同時にまた、その疑いなり危険性のある方については進んで自主的に検査を受けていただけるというようなことを進めていくことが非常に大事なことでございまして、そういうような観点に立って今回の法律も必要最小限のこととしての法律として出さしていただいておるところでございます……
○国務大臣(斎藤十朗君) ただいまも御答弁申し上げましたように、ここ最近の核家族化の進行とか、また老人世帯が独立する形で世帯の所得としてこの統計にかなり多く挙がってきているとか、また専業主婦の問題等、そういったような問題を勘案いたしますと、当初所得のジニ係数におきましてはそれほど改善をされておらないわけでありますけれども、こういった要素を含めますともっと大きな格差が出るのかもしれないという感じがいたします。 しかしながら、年金や医療保険等の社会保障等を加味いたしました再分配後のジニ係数で見まするとそれほど大きな変動がないということもあるわけでございまして、そういったことを考えますと、そういっ……
○国務大臣(斎藤十朗君) 本格的な長寿社会を迎えまして、お年寄りが明るく健やかに、そして安心して御生活をいただけるような、そういった環境づくりをいたしてまいらなければならないと考えております。できれば、お年寄りが住みなれた御家庭で、また地域で、社会の中で元気に過ごしていただくということが大事でございまして、そういう意味から、もちろん施設福祉も大事でありまするけれども、在宅福祉に重点を置きながら進めてまいりたいと考えております。 特に、ただいま御指摘のございました要介護老人等に対する対策等につきましては、先ほどから先生からも御指摘がございましたが、家庭奉仕員の増員とか、またデイサービス事業の本……
○国務大臣(斎藤十朗君) 沖縄におきます戦没者は約十八万六千五百人に及んでおります赤、沖縄県民並びに沖縄県当局の御協力を得まして、昭和三十一年以来三十一回にわたって御遺骨の収集を実施いたしてまいりました。これまでにその九八%を超える約十八万二千九百八十柱について御遺骨の収集を終えたところでございます。残された二%弱の約三千五百柱につきましては、その存在が明らかでなく大変難しい問題でございまするけれども、埋没こうの中にあるというふうに推定をいたしておりまして、この埋没こうの遺骨収集を沖縄国体が行われますまでに概了すべく、昭和六十年度から計画的な実施を行っておるところでございます。本年六月下旬から……
○国務大臣(斎藤十朗君) 自治医大卒業の医師の皆さんに対しましては、卒後直後の二年の医師法に定められました研修につきましては、臨床研修指定病院及び大学の附属病院等が用意されておりまして、出身の都道府県のそういった病院において研修ができるようになっております。同時に、その二年を過ぎた三年以降の研修につきましては、主に僻地中核病院において研修ができるようになっております。
【次の発言】 僻地医療に携わっていただく医師の皆様方の研修をする僻地中核病院でございますので、僻地の医療について、もしくはまたそれにふさわしいプライマリーケアとか包括医療、そういった面での研修は十分できるというふうに心得ておりま……
○国務大臣(斎藤十朗君) 中国からの帰国孤児の皆さんの中で、東京とか大阪とかいう大都会に定着をしたいという御希望がかなり多いということは私も認識をいたしております。ただ、適度な集中とまた適度な分散ということも望ましい姿ではないかというふうに思っておるわけであります。 地方の方に参りますと就職の機会とかまた日本語の問題とかいうようなことを今御指摘になられましたが、そういった点もあるわけでございまするけれども、同時にまた地方におきましても、身元引受人になってやろうという方もたくさん出てきております。また、中国語がしゃべれるボランティアの方々で、援助してあげようという方々も地方に非常に数多く今出て……
○国務大臣(斎藤十朗君) 先生が御指摘のように、勤労者の皆さんが余暇をエンジョイし、またリフレッシュし、次への飛躍を図る、そしてまたお年を召した場合には老後の生活を一層豊かにする、また若いうちからも老後に備えて健康に気をつけて日々の生活を行う、こういうことは非常にこれからの長寿社会へ向かって重要なことであるというふうに考えております。 厚生省といたしましてもそういった観点を重視して、さまざまの施策を推進をいたしてまいっておるところでございますが、今先生が御指摘のことに非常にマッチすることとして例を挙げさせていただきますならば、厚生年金等の積立金を利用いたしまして、当然安全かつ有利でなければい……
○国務大臣(斎藤十朗君) ただいまの建設廃材等にかかわります処理につきましては、先ほど水道環境部長から御説明を申し上げましたように、ただいまその研究を進めていただいておるところでございまして、これらを踏まえて適切に対処いたしてまいらなければならないと考えておりますし、また産業廃棄物全般にわたりましても、社会経済情勢が変化をいたしてまいるに伴いまして、日々産業廃棄物の質とか量とかいうものも変わってまいるわけでございます。 これに対して私どもといたしましては、基本的な今後の取り組み、またこれから具体的に措置していかなければならないというような問題につきましては、生活環境審議会産業廃棄物専門委員会……
○国務大臣(斎藤十朗君) 厚生省といたしましては、ただいま来局長の方から答弁を申し上げましたように、昭和五十六年度より専門家による肝炎対策推進協議会というものを設置いたしまして、関係者や国民の皆様に感染予防の知識の普及とまた感染予防対策の推進等について進めてまいったわけであります。今後ともこれらの対策を推進してまいりたいと考えております。 今回の三重大学附属病院の事故につきましてはまことに遺憾なことと存じておりまして、その原因の究明をし、そしてこのようなことのないように指導をいたしてまいる、そしてまた今後とも一層感染予防の不安の解消について努力をいたしてまいりたいと考えております。
○国務大臣(斎藤十朗君) ただいま議題となりました国立病院等の再編成に伴う特別措置に関する法律案について、その提案の理由及び内容の概要を御説明申し上げます。 国立病院・療養所は、昭和二十年の発足以来、国民医療の確保に大きな役割を果たしてきたところでありますが、近年、疾病構造の変化、医学医術の進歩等により医療内容はますます高度化、多様化してきております。また、この間、他の公私医療機関の整備が年々進められ、マクロ的に見れば、我が国の医療機関の量的な確保はほほ達成されつつあると言えます。 このような情勢の変化を踏まえ、適切かつ効率的な医療供給体制の確立が喫緊の課題となっておりますが、国立病院・療……
○国務大臣(斎藤十朗君) 今回取り組んでおります国立病院・療養所の再編成は、その趣旨におきまして、国立医療機関がより広域を対象とし、そして、高度または専門的な医療をやってまいろう、また、教育研修とか臨床研究という部門に力を入れてまいろうと、こう考えておるわけでございますので、この再編成を達成するためはより以上の医療スタッフが必要であるということでございます。 このため、これまで以上に全体として医療スタッフを増員する措置をとるために最大の努力をいたしてまいらなければなりませんし、また、再編成を行うことによって、経営移譲によって生み出される余裕の定員、また統合をすることによって集約化できる定員、……
○国務大臣(斎藤十朗君) 御指摘いただきましたように、私は今回の精神衛生法等の一部改正の法律を契機として、本年を日本の精神保健元年、こういうふうにいたしたい、このようにたびたび申し上げてまいりました。そして、就任以来、この精神衛生法等の改正についてのいろいろな方々の御論議、また省内における作業等についても、そのような認識の上に立ってやってもらいたいということで進めてまいったつもりでございます。 今回のこの精神衛生法の改正をしていただきますことによって、まさに日本の精神保健元年と位置づけられるようなそういう結果につなげていかなければならないわけでございまして、しかしながらこれまでの過去の経過、……
○国務大臣(斎藤十朗君) 長期入院の諸外国との原因的な比較でございますが、日本の家族形態とか社会習慣とかいろいろな広い範囲の問題があろうかと思うわけでございますが、具体的に二、三挙げてみますると、今回お認めをいただきまして本年度からモデル事業を実施いたしてまいろうといたしております老人保健施設等のような、病弱な、そして要介護老人の施設ニーズに対応するような施設が今までなかったわけでございまして、そういったような施設ニーズに対応する部分も病院が対応してきていたという面もあろうかと思います。 また、第二点といたしましては、医学的には退院が許されるという状況にありましても、家庭でのケアとかまた老人……
○国務大臣(斎藤十朗君) 厚生省所管の中で、国立病院・療養所につきましては四週六休の試行がまだ実行されてないのが現状でございます。しかしながら、昨年末来関係の皆様方と最大限の努力を払いながら話し合いを続けてまいっておりまして、職員組合、また患者の皆さんの団体であります全患協の皆様方と鋭意話し合いを続けておるところでございまして、できるだけ早い時期に試行の実施に踏み切れるように目途をつけてまいりたいというふうに考えておるところでございます。
【次の発言】 エイズの予防対策につきましては、本年二月からエイズ関係閣僚会議というのを政府で組織をいたしまして、エイズ問題対策大綱というものをつくり、正しい……
○国務大臣(斎藤十朗君) 今先生御指摘のように、六月六日、東京都の特別養護老人ホーム松寿園におきまして火災が発生をし、十七名の皆様がお亡くなりになられまして、まことに残念な遺憾な事故でございました。お亡くなりになられました皆さん、またけがをされた方々に対して心からお悔やみとお見舞いを申し上げたいと思います。 この事故の重要性にかんがみまして、厚生省としてもいち早く対策を推進いたしておりますが、その第一は、これまでにも施設におきまして防火対策を講じておりました点について、それぞれの施設において十分行われているかどうかということの再点検、そして徹底ということを進めるべきであるということで指示をい……
○斎藤十朗君 委員長の選任は、主宰者の指名に一任することの動議を提出いたします。
○理事(斎藤十朗君) 次に、近藤忠孝君の質疑を行います。近藤君。
【次の発言】 先ほどの委員会の運営につきましては、各党代表の理事で協議の上行っておるものであります。それらの経緯については近藤委員十分御承知のとおりでありますので、御了解をいただきたいと思います。
それから、今の協議の点については理事会において協議中でございますから、引き続き協議をいたします。
○理事(斎藤十朗君) 次に、吉井英勝君の質疑を行います。吉井君。
○理事(斎藤十朗君) 次に、吉井英勝君の質疑を行います。吉井君。
【次の発言】 次に、喜屋武眞榮君の質疑を行います。喜屋武君。
○国務大臣(斎藤十朗君) 国保の県営化というような問題についてのお尋ねだと思いますが、国保の運営主体を県レベルに大きくするということがいいではないかという御意見も前からあるわけでございます。確かに、財政基盤が大きくなるということによって財政的な運営も非常に楽になるであろうという面が一つあると思います。もう一つは、きめ細かな保健事業とかまた保険料の収納とか、そういった国保運営上からいうと現在の比較的小さい単位で行う方がかえってメリットがあるのではないかというようないろいろな御意見があろうと思います。また、県段階において国保にどのように関与していただくか、国と地方の分担のあり方等について行革審等に……
○理事(斎藤十朗君) どうもありがとうございました。 次に、丸尾公述人にお願いいたします。丸尾公述人。
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