このページでは鈴木和美参議院議員の17期(1995/07/23〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は17期国会活動統計で確認できます。
○国務大臣(鈴木和美君) 村上議員にお答え申し上げます。 私に対する質問は、危機管理体制の整備についてだと理解をしております。 この件につきましては、先ほど総理から危機管理の現状の認識と対応についての基本的な考え方が示されましたので、私は、やや具体的な問題を簡単に御報告申し上げたいと思います。 その一つは、大地震発生時の内閣総理大臣官邸への情報連絡体制の整備や関係省庁幹部の官邸への緊急参集などを内容とした閣議決定が昨年二月に行われているところでございます。同時に、災害対策の基本となる防災基本計画を昨年七月に改定いたしまして、情報収集、連絡の対応や災害時の初動対応などについての具体策を細か……
○国務大臣(鈴木和美君) 災害時に備えた総合調整と共同訓練についての永野議員の質問にお答えを申し上げます。 昨年改定いたしました新しい防災計画においても、防災関係機関相互の連携体制の強化を打ち出しております。平常時から、相互応援協定の締結、それから救援活動拠点の確保、共同の防災訓練の実施などを推進したところでございます。 また、毎年九月の防災の日につきましては、総合防災訓練を行い、関係機関共同して訓練を行ってきているところでございますが、特に昨年は阪神・淡路大震災の経験を踏まえた実践的な共同訓練も行ってきたところでございます。 また、地方公共団体間で広域訓練も実施してきたところでございま……
○国務大臣(鈴木和美君) 簡単にお答え申し上げますが、国土庁といたしましては、先般急激な地価の高騰とか下落というような現象が起きましたけれども、これは二度と起こしてはならぬ、そこをまず基本的に押さえています。そのためには、地価の動向を的確に把握いたしまして、必要が生じたときには土地の取引の規制であるとか融資規制などの措置を敏速にとらなきゃならぬと思っているところでございます。さらに、これを生み出すような構造的な要因に対しては粘り強く解消のために努力していかなきゃならぬと思います。 それには、まず土地利用計画の充実整備でございます。二つ目には住宅宅地の供給、そして三つ目には土地の有効利用の促進……
○国務大臣(鈴木和美君) 家賃低減策を含む被災者のための住宅対策につきましては、本日午前に、政府の事務方と地元知事さんと市長さんとの間で最終の協議が行われました。その協議が行われましたときに、地元から正式な要求が出てまいりました。本日中に総理から御指示のあった関係大臣が最終の協議を行って、その結論を総理に報告することにいたしております。 私といたしましては、この関係大臣の協議の際に、本岡先生が具体的に提唱された発言及び関係各議員から発言された内容などを紹介しながら、皆様の意見がより実現されるようにこれからも努力してまいりたい、かように思っておるところでございます。
○国務大臣(鈴木和美君) ただいま局長から経過についてはお話をしたとおりでございます。 ただ、一つだけ認識として、上山先生が本問題について各委員会で積極的な御発言と御提言をなさっていることは私も十分承知しております。さて、そのときの判断といたしまして、国際会議を開いた後の懇談会での提唱というものをどういうふうに受けとめるのかというところがちょっと先生と認識が違うんじゃないのかなと私は思うんです。 例えば、懇談会の提唱は、情報とか研究とか研修とかそういうものをやりながら、いずれは総合センターというものを夢見るかもしらぬけれども、一挙にはできないんだから、一つ一つ固めていって、ネットワークみた……
○国務大臣(鈴木和美君) このたび国土庁長官を拝命いたしました鈴木和美でございます。よろしくお願い申し上げます。 国民がゆとりと豊かさ、安全と安心を実感できる社会の実現を求めている中で、国土計画、大都市問題、土地、地方振興、防災、水資源などの広い分野を担当する国土行政の役割は重要になっているものと考えております。 こうした中で、まず第一に、二十一世紀にふさわしい国土づくりの指針を示すため、新たな国土計画の策定及び国会等首都機能移転の一層の具体化に向けて引き続き積極的に検討を進めてまいります。 次に、阪神・淡路地域の復興につきましては、地元と緊密な連携をとりつつ、関係機関の御協力も得ながら……
○国務大臣(鈴木和美君) 国土庁長官を拝命いたしました鈴木和美でございます。どうぞよろしくお願いを申し上げます。 まず、北海道古平町内のトンネル事故につきまして、先ほど建設大臣からお話があったとおりでございます。政府といたしましても懸命の努力を続けているところでございますが、私からも、被災された方々、御家族の方々に心からお見舞いを申し上げる次第でございます。 さて、第百三十六回国会に当たりまして、国土庁長官として、国土行政に対する私の所信を申し上げます。 我が国経済は、長期の調整過程を経験した後、国内需要の緩やかな回復傾向を背景に再び回復の動きが見られ始めております。他方、今後の人口減少……
○国務大臣(鈴木和美君) ただいま御指摘がございました特定事業の四つでございますが、先生既にもう御案内だと思いますが、一つは上海長江交易促進プロジェクト、二つ目にはヘルスケアパークプロジェクト、三つ目には新産業構造形成プロジェクト、四つ目に阪神・淡路大震災記念プロジェクト、この四つが復興委員会から提起されておりますので、これは今、私の認識では、現地で県、市それから民間の皆さんも含めて対策を協議中だと聞いております。私どもといたしましては、あくまでも現地の状況の話を承った後に現地とよく調整をしながら、関係各省庁と協議をして進めていきたいと思っています。 具体的には、ちょっと長くなるかもしれませ……
○国務大臣(鈴木和美君) まず、赤桐先生には長い間おつき合いいただいておりますから、国民、とりわけ県民の安全と安心のために御努力なさっていることに対して敬意を表したいと思います。 今御指摘の点は私どもとしても十分承知しておりまして、当面、阪神・淡路の経験を踏まえまして本年二月から防災基本計画の追加といたしまして、中央防災会議の専門家会議というのがございまして、ここで今の問題などを取り上げて、五月には大体結論を得るようなスケジュールで今運んでおるところでございます。 なお、もう一つは、御指摘のように石油コンビナート等災害防止法とそれから高圧ガス取締法、これは消防庁、通産省の所管でございますが……
○国務大臣(鈴木和美君) 総理府所管のうち、国土庁の平成八年度予算について、その概要を御説明申し上げます。 国土庁の一般会計歳出予算は、三千六百十二億六千八百万円余を予定しております。 また、大蔵省所管の産業投資特別会計に計上の日本電信電話株式会社の株式の売払収入の活用による社会資本の整備の促進に関する特別措置法に該当する事業のうち、国土庁に係る無利子貸付金について、歳出一千三百万円を予定しております。 次に、平成八年度予算の重点について御説明いたします。 第一に、国土計画の推進についてであります。 我が国を取り巻く諸情勢の大きな変化に対応し、来るべき二十一世紀にふさわしい国土づくり……
○国務大臣(鈴木和美君) このたび国土庁長官を拝命いたしました鈴木和美でございます。 国会等の移転は、来るべき二十一世紀を展望した極めて重要な課題であり、地方分権や規制緩和を初めとする国政全般の改革を促進するため、また、東京一極集中の是正、地震等の大規模災害への対応力の強化を図る上でも、積極的に検討を進めることが緊要であると認識しております。 参議院におかれましては、平成二年十一月の国会等の移転に関する決議を初めとして、平成四年十二月の国会等の移転に関する法律の制定等、本問題に積極的に取り組んでこられたことに対し、深く敬意を表するものでございます。 この法律に基づき設置された国会等移転調……
○国務大臣(鈴木和美君) 今、先生御指摘のように、衆議院の特別委員会におきまして、先般、総理からの御答弁がございまして、総理の御答弁は、皇居の移転というようなことは考えていないという答弁でございました。 さて、今回の法案の中身を見ていただきますと、国会等の移転とはという、法律第一条で、「国会並びにその活動に関連する行政に関する機能及び司法に関する機能のうち中枢的なものの東京圏以外の地域への移転」という意味で用いられているものでございますから、今先生が御指摘のように、改めて、首都というものはどういう定義になっているのかということは、私も役について今回の法案を審議するに当たっていろいろ調べてみま……
○国務大臣(鈴木和美君) 一言ごあいさつを申し上げます。 このたび国土庁長官及び阪神・淡路復興担当大臣を拝命いたしました鈴木和美でございます。 災害から国民の生命、身体、財産を守ることは国政の最重要課題であり、阪神・淡路大震災から一年が経過し、災害対策の充実や被災地の一日も早い復興が何よりも求められているこの時期に、かかる重責を仰せつかり、責任の重大さを痛感しております。 私といたしましては、所管部局を督励し、また、関係省庁の協力を得て、阪神・淡路大震災の教訓を踏まえつつ、新しい防災基本計画や改正されました災害対策基本法等に基づき、各種災害対策の一層の充実強化に努めてまいる所存でございま……
○国務大臣(鈴木和美君) 災害対策に関する私の所信を申し上げます。 阪神・淡路大震災から既に一年が経過いたしました。政府といたしましては、これまでに各種応急対策や復旧・復興対策に全力を挙げて取り組むとともに、震災の教訓を踏まえて、災害対策の充実強化を図ってまいりました。 具体的な一例を挙げますと、災害発生時の情報収集体制及び内閣総理大臣等への情報連絡体制を整備するとともに、我が国の各種の災害対策の根幹となる防災基本計画につきましても全面的に見直しを行い、具体的かつ実践的な計画へと改定いたしました。 法制度面においても、災害対策基本法を二度にわたって改正し、災害時の交通規制措置の拡充等につ……
○国務大臣(鈴木和美君) 大変国土庁に御激励をいただきまして、ありがとうございます。 政府といたしましては、阪神・淡路地域の復興につきましては、これまでも地元との緊密な連携のもとに各般の復興施策の円滑な、そして着実な実施を図ってきたと考えているところでございます。地震発生から一年が経過いたしまして、被災地は本格的な復興段階を迎えておりますが、復興については長期にわたる事業でございますので、今後、地元との一層緊密な連絡体制を確立していく必要があると存じているところでございます。 そのため、政府といたしましては、総理及び官房長官からの御指示がございまして、復興委員会が解散をしたということのため……
○国務大臣(鈴木和美君) 先生の御指摘はまことに重要で、我々もその認識をまず受けとめていきたいと思っています。 防災の原則というのは、私は、原則ですから、みずからの身の安全はみずからが守るということがやっぱり防災の基本じゃないかと思うんです。国民一人一人がそういう自覚を持ちまして、平常時より災害に備える心がけをやっぱり徹底していくことがこれは大切だと思います。 先生御案内だと思いますが、昨年七月に、そういう問題を踏まえまして防災の基本計画が改定されたわけです。ここにはたくさん書いてあるんですけれども、私流に要約いたしますと、この改正された中身というのは、まず一つは、我が国の置かれた自然条件……
○国務大臣(鈴木和美君) ただいま議題となりました特定非常災害の被害者の権利利益の保全等を図るための特別措置に関する法律案につきまして、その提案理由及び要旨を御説明申し上げます。 この法律案は、近年の災害発生の状況等にかんがみ、特定非常災害の被害者の権利利益の保全等を図るため、特定非常災害が発生した場合における行政上の権利利益に係る満了日の延長、履行されなかった義務に係る免責、法人の破産宣告の特例、民事調停法による調停の申し立ての手数料の特例及び建築基準法による応急仮設住宅の存続期間の特例について定めることとするものであります。 以上が、この法律案を提出する理由であります。 次に、この法……
○国務大臣(鈴木和美君) 先生の今のお話を承っておりまして、各省庁ともそれぞれに意見があるところではございますが、いずれにしてもこの大災害の阪神・淡路という大きな経験をしたことでございますから、今そこに全力を集中している関係で若干検討がおくれている部分もあると存じます。今先生の御指摘を十分承って、これから対応に遺憾のないようにぜひ対処してまいりたいと、かように思っています。
【次の発言】 一番最初に、市川先生に先ほど力強い御支援をいただきましてありがとうございます。私も、正直、国土庁長官になって阪神・淡路の担当大臣ではあるんですが、役所のこういう縦割りというんでしょうか、なかなかきついものがあ……
○国務大臣(鈴木和美君) 今後の土地政策の観点でございますが、経済社会の状況の変化に的確に対応しつつ、ゆとりある住宅とか住環境の形成、快適な安心できる町づくり、新しい産業構造への転換などを図っていくためには、地価がこのような状況にある今こそ、所有から利用へ転換をするという観点から土地の有効利用を一層促進することが必要だと考えます。土地の有効利用に伴って土地が動き、不動産市場が活性化するということが重要な今日的な認識ではないかと思っております。 現在、政府といたしましては、道路、公園等の公共用地の取得の問題や、再開発等の開発事業に対しましての援助の問題や、東京土地有効利用促進協議会による低未利……
○国務大臣(鈴木和美君) 地震発生から一年三カ月が経過した現在でも、多くの方々が依然として仮設住宅などの仮住まいで不自由な生活を強いられておることは承知しております。同時に、これらの方々が公的資金援助の拡大を求めている声が大変強いということも承知はしております。 さて、政府といたしましては、もう先生御案内のとおり、被災者の生活の再建が最重要であるという認識に立って、その基礎となる雇用や住宅の確保を図るとともに、これまでさまざまな施策を講じてきたところでございます。 今後もこれらの施策を的確に実施するためにはより一層地元との意思疎通を図ることが必要なことから、先般、総理の指示にも従いまして、……
○国務大臣(鈴木和美君) 先生御指摘の土地の問題につきましては、従来から土地は現在及び将来における国民のための限られた貴重な資源であるという認識が一つであります。二つ目には、国民の諸活動にとって不可欠の基盤であること。三つ目は、その利用が他の土地の利用と密接な関係を有するものであること。四つ目に、その価値が主として人口及び産業の動向や土地利用の動向、社会資本の整備状況その他の社会的、経済的条件により変動するものであること。したがいまして、公共の利害に関係する特性を持った重要な資源であると、こういう認識に立っておるところでございます。 そのため、今御指摘のございました土地基本法におきましても、……
○国務大臣(鈴木和美君) 首都機能移転を担当する国土庁でございますが、機能の移転問題は我が国の政治、行政、経済、社会などの改革を進める上で極めて重要な課題だと認識しております。そのために、規制緩和や地方分権などの国政上の改革とも有機的な連携を図りつつ推進してまいることが重要だと認識しています。 特に、今後、国会において移転先候補地選定機関の設置等が所要の措置として検討されてまいりますので、国土庁といたしましては国会の方針を受けまして、また関係省庁とも連絡をとりながら進めていくべきものだと考えております。 私自身といたしましては、首都機能の移転は国政全般の改革を加速させ定着させるためにも重要……
○国務大臣(鈴木和美君) 地価の動向は今お話のあったような状況でございます。
○国務大臣(鈴木和美君) ただいまの御質問に対しましては、政府全体といたしましては、特例措置に関しましては三つの分類で対応してまいりました。 一つは、先ほど河本先生にも総理の方からお答えがあったと存じますが、いわゆる現地からの強い要請でこれはどうしても特例措置を延ばさなきゃならぬというような分類のものが一つです。 二つ目の問題は、特例措置を廃止しても代替措置で県民、市民の皆さんの生活に対応できるというような分類です。 三つ目の問題は、目的が既に終了したというものについては、これは特例措置を廃止してもいいんじゃないのか、こういう三つの分類で対応してまいりました。 特に、雇用調整助成金であ……
○鈴木和美君 外為法から、日銀法から始まりまして今回の金融庁議論まで、連日本当に大臣御苦労さまでございます。また、大蔵の役人というか皆さんも本当に御苦労さまだと思います。 さて、私はきょう、与党三党でいろいろな議論をしてきた経過を踏まえまして、総括的に確認の意味で御質問をしたいと思うんです。 その前に、現状の認識についてちょっと私見を入れて意見を聞きたいと思うんです。 実は、この金融監督庁というのができ上がる経過は、皆さんお話しのとおり、九一年からの不祥事件と住専問題に始まりまして、どうやって検査体制を強化するのかという観点から私はできたものだと思うんです。 私の友だちで銀行に勤めてい……
○鈴木和美君 社民党の鈴木和美でございます。 私も財政の健全化目標に絡む問題について若干質問したいと思っています。 荒木さんからも御質問がありましたが、昨日だか一昨日だったか忘れちゃったんですが、日経新聞に、これからの財政再建について橋本内閣は土光臨調の精神を踏まえて対応したいと。つまり、増税なき財政再建ということでしょうか。それはそれなりに非常に私は喜ばしいことだと思うんですが、そう考えてみると、ちょっと矛盾点が出て、さてこれからどうなるのかなという心配事が一つございます。 先般提示されました財政の中期展望に、十年度でも既に歳入と歳出の差額は四兆四百億円に達すると、こういう試算が出てい……
○鈴木和美君 私は持ち時間が少のうございますので、二つの点について御質問申し上げます。 その一つは、過少申告加算税の導入についての問題です。二つ目は、反面調査についてお尋ねを申し上げたいと思います。 御承知のように、この過少申告加算税の導入につきましては、昭和四十一年当時に申告納税制度が導入されるときに通関業法とか事前教示制度等が整備されていないという意味で、輸入者が適正な納税申告を行う環境が整備されていないということでこの加算税の導入が見送られたと思うのでございます。三十年過ぎましてその環境が整ったという意味で、この際加算税を導入したいというのが第一の理由のように大蔵省の説明を聞いている……
○鈴木和美君 私は、まず第一に薄井局長にお尋ね申し上げたいと思います。 酒税法の問題でございますが、私は昭和五十五年、一九八〇年に当選いたしまして、大蔵委員会で酒税法を議論するのはこれで三回目なのであります。私は、この昭和二十八年にでき上がった酒税法という法律の概念とか理念とか定義とかというものを考えたときに、日本の酒税法は伝統的に日本酒というものをベースに置いて考えてきたと思うんですね。それで、高いお酒には高い税金をかけるとか、それから小売価格に占める税負担を一定化するというような目的が第一義にあったように思うのです。 今回、欧米諸国との間で協議なさった中で、欧米諸国はアルコール分一度当……
○鈴木和美君 私は、きょうは納税者番号について主体的にお伺いしょうと思っておったんですが、同僚の志苫議員の質問の中で、先般二十一日に発表になりました米国のムーディーズの発表の問題、志苫先生が時間が少なくてさわやかに質問したようで、その答えがさわやかな答えになっておるようで大変心配でございます。 というのは、銀行局長は、日債銀については今はそれなりにリストラをやっていますよ、大丈夫なんですというお答えです。それから大蔵大臣は、党の政調会長は政府と違うんだから、それは時々いろんなことを言いますよと言って終わっているんです、志苫さんの質問で。私は、これは大変楽観的なお話じゃないのかなと実は思うんで……
○鈴木和美君 私は、ただいま可決されました平成九年度における財政運営のための公債の発行の特例等に関する法律案に対し、自由民主党、平成会、社会民主党・護憲連合の各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。 案文を朗読いたします。 平成九年度における財政運営のための公 債の発行の特例等に関する法律案に対す る附帯決議(案) 政府は、次の事項について、十分配慮すべき である。 一 我が国の財政が危機的な状況にあることに かんがみ、各般の制度の見直しに早急に取り 組み、これまで以上に歳出を削減し、公債発 行及び残高の大幅な減額を目指すこと。 とりわ……
○鈴木和美君 私は、今回主に外為法改正に伴う課税漏れについての対応について伺っていきたいと思います。 巷間、今回の外為法改正により海外に預金口座を開設することが自由化されるということなどから、課税漏れが増加するのではないかと言われているようでございます。ただいままでの御質疑の中でも、その点の御指摘がございました。大蔵省もまたこの認識は当然持っておられると思います。 そのために、秋には税務資料情報法案、仮称でございますが、これを提出する予定と聞いておりますが、間違いございませんか。そして、その内容はどのようなものになるのでしょうか、お伺いいたします。
○鈴木和美君 私は、社民党の鈴木和美でございます。きょうはお三人の参考人の御出席、本当にありがとうございます。 さて、私は、御三方にまず基本的なことについてお尋ねしたいと思います。基本的と言うとちょっと格好がいいんですけれども、私、素人でございますから、皆さん方の専門家から見た東京市場の認識についてお伺いしたいと思うんです。 皆さん御案内のとおり、東京市場の認識についてある意地悪の報道から見ると、東京市場も外資系金融機関の貸し座敷になるのではないかというような論評がありますね。それから一方では、貸し座敷なら貸し座敷でいいじゃないかと。それでもうかるなら日本経済もプラスになるんだからそれでも……
○鈴木和美君 私は、きょうは九日の参考人にお尋ねを申し上げた問題につきまして、改めて大蔵省の考え方などを伺っていきたいと思います。 その一つは、東京市場の認識について改めて伺っていきます。東京市場の活性化はビッグバンとの関係で、日本経済の活性化に連動するものとして外為法の改正は私は遅きに失した、そういう感がしております。しかし他方、すべてが良好というわけではなく、心配する点もたくさんあると思います。 特に、私が参考人にお尋ねをいたしました新聞報道の記事で、東京の市場の認識について、まず一つは東京市場も外資系金融機関の貸し座敷になるのではないかというような論評もあり、なお貸し座敷であっても市……
○鈴木和美君 私は、本日、外為決済のリスクについて主に質問したいと思います。 現在、日本のインターバンク市場、つまり銀行間市場で円を売ってドルを買う外為取引の場合の決済は外為円決済制度で処理されていると思います。この制度による決済方法は、俗に言う時点ネット決済というもので、すべて受け払いを午後三時にまとめて差額決済するということだと思います。そういう仕組みになっております。 そこでお尋ね申し上げますが、仮にこの決済前にある銀行が支払い不能になった場合、取引の相手銀行は決済時点を見込んで資金を受け取ることができなくなってしまうわけでございます。ところが、現在の日本の制度では、こうした場合、取……
○鈴木和美君 私は、本日は審議の初日でございますので、総論の部分について御質問をしてまいりたいと思います。 金融の国際化、自由化の当然の帰結として生まれました世界的な競争時代を乗り切るために、また預金者保護を図る観点からも、金融行政の大改革を断行することは、時代の要請との関係から見て遅きに失した感があります。 社民党は、与党三党の枠組みの中で、昨年、大蔵省改革プロジェクトチームをつくりました。これも同様の問題意識に立ったからでございます。このプロジェクトチームは、昨年、「新しい金融行政・金融政策の構築に向けて」と題する報告書をまとめましたが、そこで金融行政見直しと一連のものとして、戦時立法……
○鈴木和美君 前回、私は、昨年六月に与党三党のプロジェクトチームがまとめた「新しい金融行政・金融政策の構築に向けて」と題する報告書で指摘した事項に沿って、その内容がきちんと政府提出の改正法案に盛り込まれているかどうかを伺いました。前回は八つの検討項目のうち、目的規定、独立性の強化、透明性の確保、政策委員会の改革などを中心にお尋ねしてまいりましたので、きょうはその残りの点について引き続き伺いたいと思います。 まず第一に、今ちょうど岩瀬先生の御質問にありました日銀特融の問題についてはっきりさせていただきたいと思います。なぜかと申し上げますと、八つのポイントのうちの五つ目の論点として、日銀考査と並……
○鈴木和美君 私は、たくさんの委員から御質問があった中で、我が党として三つの問題について確認の意味でまずお聞かせをいただきたいと思います。 その第一点は、一昨日の質問におきまして、私は日本銀行と政府とが意見交換を十分に行うことは重要であるが、その結果としてさまざまな情報が関係者から外部に流れるようでは困る、日銀では情報管理、マスコミ対応に十分注意してほしいということを申し上げました。これは議事要旨及び議事録をきちんと公開することと、それを前提にしてこうした正規のルート以外の面では情報管理をきちんと行っていただきたいということを述べたのであります。 そこでお尋ねします。まず、第十九条では、大……
○鈴木和美君 私は、社会民主党の鈴木和美でございます。 本日は、参考人の皆さんにはお忙しいところ御出席をいただきまして、大変ありがとうございます。 早速二、三点について質問申し上げたいと思いますが、まず館参考人、それから立脇先生と田尻先生に同じ質問をちょっと申し上げたいと思います。 先ほど日銀の自主性、独立性という言葉が出てまいりましたが、館参考人からは自主性でも独立性でも同じようなものだというようなお話がございました。自主性にしても独立性にしても、今日、日銀がしっかりした立場というか、つまり自主性を持ってやっていくことは私は当然だと思うんです。そればそれで考えればよいことなんでございま……
○鈴木和美君 先日、資料要求をしたところ、わざわざ御丁寧に資料をいただきまして、御協力感謝申し上げます。 まず、ゴルフの会員権問題についてお尋ね申し上げたいと思います。いただいた資料によりますと、このゴルフの会員権というのは契約の仕方とか入会の仕方によって各ゴルフ場でまちまちな形態にあると思うんです。ですから一概に一つの基準でどうかということをお尋ねすることは無理だと思うんですが、二、三点この資料に基づいてお尋ね申し上げたいと思います。 これを見ますと、日本銀行何々支店で名前が入っているものと入ってないものとがございますね。例えば、青森カントリーとか伊香保カントリー、磯子カンツリー、松本カ……
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