このページでは山本一太参議院議員の18期(1998/07/12〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は18期国会活動統計で確認できます。
○山本一太君 本日のトップバッターを務めさせていただきます自民党の山本一太でございます。 きょうはNHKのテレビ中継が入っているということで、私は早口なんですけれども、ゆっくりしゃべれというように言われておりまして、余りユーモアも交えないで、ゆっくり落ちついて質問をさせていただきたいと思います。小渕総理、それから宮澤大蔵大臣、経済企画庁長官、金融監督庁長官にそれぞれ御質問をさせていただきたいと思いますので、落ちついてゆっくりとまた御答弁をいただければと、このように思っております。よろしくお願いをいたします。 まず最初に、小渕内閣の目玉ということで、就任以来、伸び伸びと御活躍をいただいており……
○山本一太君 自由民主党の山本一太でございます。 きょうは、初めて野田聖子郵政大臣に質問をさせていただきます。ちょっと時間が三十分と短くて残念なんですけれども。 先日、大臣を同世代の議員六人で大臣室にお訪ねをいたしまして、一緒に昼食をとりながらいろんな懇談をさせていただきました。戦後最年少の大臣ということだし、小渕内閣の目玉ということでさぞかしプレッシャーの中でお仕事をされているんじゃないかと思いきや、もちろん陰では苦労していらっしゃると思いますけれども、表面的には野田大臣らしい自然体でお仕事をなさっている様子で一同大変ほっといたしました。人気の面では、筆坂先生から拍手があるぐらいですから……
○山本一太君 自由民主党の山本一太です。 昨日、小渕総理のお国入りに同行いたしました。小渕政権八カ月の中で、個性を失わず一つ一つ実績を積み重ねておられる同世代の野田聖子大臣に大きな期待を寄せつつ、まず、NHKに放送倫理の問題について質問させていただきます。 テレビが取材の過程とかあるいは番組をつくる過程できちっとした基本姿勢を持たなければいけない、すなわち放送倫理というものを持たなければいけないということが極めて重要だということは申し上げるまでもない話だというふうに思います。社会的なメディアの影響力の大きさから考えて、この点を間違えると非常に大変なことになるというのは、先日のテレビ朝日のダ……
○山本一太君 自由民主党の山本一太でございます。 この道路運送車両法の一部改正の法律案をきのうの夜、一ページ目からずっと見てきたんですけれども、結論から言うと余り大きな問題があるようにも思えないので、きょうはそんな難しい質問はありませんので、大臣は御安心の顔をされていると思うんです。 規制緩和の流れの中で今までも検査とか点検整備の制度というものは見直しを行ってきたということなので、これは規制緩和の大きな流れの中の一環だというふうに思いますし、自動車技術の進歩とかあるいは使用形態の変化とかに対応した見直しでもあるということで、その考え方も非常にクリアだという気がいたします。 さらに、この改……
○山本一太君 自由民主党の山本一太でございます。 ただいま六名の公述人の方々から、それぞれこのガイドライン関連法案に賛成または慎重、反対のお立場から貴重な御意見を述べていただきました。ありがとうございます。 私はいわゆる戦争を知らない世代の国会議員ではございますけれども、皆さん方のお話を伺いながら、先ほどもこういう表現がございましたけれども、太平洋戦争で唯一地上戦を経験して多くの犠牲者を出された、しかも基地の問題をずっと抱えてこられた沖縄の方々の痛み、そういう痛みを感じながら生活をされているということを感じました。そのことは真摯に受けとめなければいけないというふうに感じた次第でございます。……
○政務次官(山本一太君) このたび外務政務次官に就任をいたしました山本でございます。 立木委員長を初め、委員各位の皆様方に謹んでごあいさつを申し上げます。 東総括もおっしゃったように、私の沖縄、北方領土問題に関する姿勢は、大臣そして総括政務次官と全く軌を一にするものでございます。 沖縄に関する事項につきましては、SACOの最終報告の着実な実施、そして九州・沖縄サミットの成功に向けて誠心誠意努力をしてまいりたいというふうに考えております。 また、北方領土問題につきましては、今世紀中に起こったことは今世紀中に解決をするという姿勢で取り組み、東京宣言に基づく平和条約の締結に全力で取り組んでま……
○政務次官(山本一太君) このたび外務政務次官に就任いたしました山本でございます。 参議院外交・防衛委員会の開催に当たり、一言ごあいさつを申し上げます。 二十一世紀を迎えようとする国際社会は、冷戦の終えんを経て、さまざまな新しい課題に直面しております。大量破壊兵器及びミサイルの拡散の危険性が増大し、テロが深刻化するなど脅威が多様化しています。このような諸問題に取り組むため、我が国は主導的役割を担う決意であります。 政務次官就任後、約一カ月が経過しましたが、この間、米国、インド、パキスタン及びドイツを訪問し、核不拡散問題や環境問題などのグローバルな問題に取り組む機会を得ました。 まず、核……
○政務次官(山本一太君) 今、荒木委員御指摘のように、CTBTをアメリカの上院が批准を拒否したというのは、このCTBTについて長年コミットしてきた日本政府にとっても大変なショックでございまして、このニュースを聞いてもうその次の日に河野大臣にすぐアメリカに飛べと言われまして、国務長官を初め議会関係者にも会ってまいりました。 確かに、御指摘のとおり、このCTBT批准・発効のハードルはなかなか低くないというふうに思いますけれども、このCTBTをしっかりとした実効性のあるものにするためには、やはりクリアをしなければいけない条件であるというふうに考えております。アメリカは、上院が批准を拒否したわけでご……
○政務次官(山本一太君) 私は、河野外務大臣と同じようにたばこを吸いません。
政務次官就任以来、最初の三週間で四カ国ぐらい出張させていただきましたが、どの国際線の飛行機に乗ってもほとんどたばこを吸うスペースがない、こういうことで、この問題に対する世界の考え方の流れというものを身をもって経験いたしました。
先生がおっしゃった外務省が率先してという件でございますけれども、これは関係各局とよく相談をしながら、国民的な合意を形成する議論を深める中で考えていくべきではないか、このように思っております。
【次の発言】 益田先生が今おっしゃった、アメリカの上院のCTBT否決のニュースを受けまして、もうほ……
○政務次官(山本一太君) 私は、国会議員になる前もなってからもずっとこのODAの問題に深くかかわってまいりまして、阿曽田先生のおっしゃっているポイントは大変大切なことだというふうに認識をしております。 一般的に言って、先生のおっしゃったODAが戦略的に使われているかという点につきましては、国際会議などでは日本に対する途上国からのいろいろなサポートがあるということから見ると、一般的にかなりODAは役に立っているという認識は持っております。 特に、WTOにおいては、先生おっしゃったように、百三十五カ国の加盟国の中のほとんど、四分の三ぐらいは途上国でございまして、この意味では、まさしくおっしゃっ……
○政務次官(山本一太君) 昨日、浅尾委員から御質問があるということを聞きまして、必ずその点を突いてこられるんじゃないかというふうに思っておりました。 今、論文を書いた経緯をいろいろ御質問を聞きながら考えていたんですが、一昨年の十一月に、浅尾委員を含む七人の超党派の議員と北朝鮮に対する戦略的外交を考える会というのをつくりました。この会の目的は、日本の北朝鮮政策、今までの北朝鮮政策をレビューをして、研究をして、バランスのとれた対話と抑止、これに基づいた政策提言をしようというのが一つの目的。もう一つは、北東アジア全体の安全保障の枠組みについて、これも研究をして提言するということだったというふうに記……
○政務次官(山本一太君) 今、EUとそれからEUが向かっていこうとする方向あるいはEUを取り巻く安全保障等につきましては河野大臣と東総括の方からお話がございましたので、繰り返しになってしまうものですから、私が感じていることをそれに関連して一言だけ申し上げたいと思います。 先々週、私の妻が国連の仕事でコソボに行きまして、数日前に帰ってまいりました。改めてコソボ問題の難しさというのを妻との話の中で思うと同時に、コソボに展開しているいろんな関係者、国連、そしてOSCE、その活動を聞く上で一つ思ったことは、日本とヨーロッパというのはどういう関係をこれからつくっていったらいいのだろうと、こういう問題意……
○政務次官(山本一太君) 難しい質問でも、いつも益田委員が政務次官にまで御質問していただけることを大変感謝を申し上げたいと思います。 もう大臣と総括のおっしゃったことに尽きると思いますので、私はつけ加えることはほとんどございませんが、さっきクローニンさんの例を出されたんですけれども、大きなカヌーの揺れができるだけ大きくならないように日本外交としてできることを考えていく、こういうことに尽きるんじゃないかと思います。
○政務次官(山本一太君) 今の個別のケースにつきましては、私自身も余りまだ細かい情報がないんで、ここで申し上げることは差し控えさせていただきたいと思いますが、参議院の国際問題調査会で、田先生と御一緒にODAのあり方の小委員会をつくって、十回以上にわたってODA基本法の検討も含めて議論をさせていただきました。特に、田先生からいろんなことを学ばせていただきました。これだけODAが大きくなった中で、ODA基本法というのは、その透明性を担保し、そして国民の理解を得るために一つの考え方であると思います。 しかし、その十何回の議論の中でも、プロ、コン、いろいろ出ましたけれども、やはり外交政策の中心である……
○政務次官(山本一太君) 私も浅尾先生と同じようにアメリカに留学した経験がありまして、八三年にジョージタウンの大学院を出たんで、その前に二年ほどワシントンに住みました。そのときは研修員の方々は意外ともらっているんではないかと正直言って思っていたりもしたんですけれども、具体的に調べてみると、実際比べてみてそんなに突出した話ではないということが一つと、それは御本人の資質の問題であって、収入によってつき合うところが偏るという方も中にはいるかもしれませんけれども、そこら辺をやはり御本人の努力によって十分、特に突出はしていませんが、考えるべき点ではないかというふうに思います。
○政務次官(山本一太君) 松前先生の二つ目の御質問ですけれども、法令の適用免除期間の根拠のお話だったと思います。 なぜ五年なのかということで、ちょっとデータを持ってきたんですが、先ほどもありましたけれども、この協定の交渉というものは、我が国から英国に一時的に派遣される被用者が英国に支払う保険料が掛け捨てにならないようにと、ここをどうやって回避するかということから始まったものでして、先ほどの案の内容にもありましたけれども、英国での通常の派遣就労または自営活動の期間をおおむねカバーし得ると考えられる期間について英国法令の適用免除を求める、これが主要点だと思います。 そこで、ここにちょっとデータ……
○政務次官(山本一太君) 田先生のおっしゃったとおり、このNPTの再検討会議、大変大事なものというふうにとらえておりまして、我々としてはどうしても河野外務大臣にお出ましをいただきたかったんですが、こういう状況ですので、私がかわって、先生のお考えも頭に入れながら、一生懸命やってまいります。
○政務次官(山本一太君) ニューヨークのNPT運用再検討会議は、本来であれば五年前のNPTの会議にも出られた河野大臣に演説をしていただくはずでしたけれども、国会の都合ということで、僣越ながら私が参りまして三十分ほどの演説をしてまいりました。 内容は、今、森山先生の方からもいろいろございましたが、大まかに言いますと、その五年前の運用再検討会議から考えても、ここ数年、核軍縮それから核不拡散をめぐる状況は非常に厳しい。インド、パキスタンの核実験があったり、あるいは今、先生がおっしゃった弾道ミサイルの拡散の問題がある。こういう核不拡散やあるいは核軍縮をめぐる厳しい状況の中で、今回のとにかくNPT運用……
○政務次官(山本一太君) 特定の漁業条約に入っている国、締約国の漁船の中で、こうした条約に参加していない非締約国に便宜的に船籍を移す便宜置籍という例が見られるわけでございまして、これはまさに条約の規制から逃れて操業するという目的でこういうことをする事例が見られるということが一つございます。 さらには、通常は非締約国に置籍するという例があるんですけれども、たとえ締約国であっても、さまざまな国内制度が未整備である、例えば登録制度とか漁業管理制度とかが未整備であるために置籍国となっている例もある、こういう例が見られるというのが一つの背景でございまして、公海における漁業資源の保存管理が非常に重要だと……
○政務次官(山本一太君) 確かに山崎委員おっしゃったように、ぱっと見ると一瞬わかりにくいところもあるかもしれませんが、この「ある規則」、今おっしゃったサートゥン・ルールスというふうに英語はなっているわけですが、つまり「ある規則」というのは、いろいろ規則がある中ですべての規則ではないある部分をカバーする規則というまさにその意味でして、今回の場合は民事面の責任を書いてあるということで、実はその他にも御存じのとおりいろんな条約がございまして、一番典型的なのは、例えばシカゴ条約みたいなものがあって、この航空協定で二国間の乗り入れをしているということで、つまりある分野、全部ではない、そのある分野をカバー……
○政務次官(山本一太君) 益田委員から御質問を受けて答弁をさせていただくのは大変光栄に存じます。 今、委員の方から御指摘がございました日本の駐留米軍に対する経費負担が各国、ほかの国の場合に比べてやや大きいのではないか、こういう議論があるというお話がありましたが、委員御指摘のとおり、私も単純には比較できないというふうに考えております。 日本以外の国のいわゆる駐留米軍に対する負担というものは、一つ一つケースを調べてみますと、やはりその国独自のといいますか、それぞれの違った安全保障の環境といいますか、そういったいろんなことを総合的に要素として勘案して判断しているという点からしますと、それは益田委……
○政務次官(山本一太君) 木俣委員、NGOについては大変御造詣が深いというふうに聞いておりますし、NGOとの連携というのは、これはもう国際的な援助の流れでもございまして、日本政府としても真剣に検討し、今実績をつくっているところでございます。 例えば、草の根無償というのがございますけれども、これは平成元年からたしか始まったんですが、一件上限一千万円という単位で途上国の地方政府とか保健医療とか教育機関とか、あるいはNGOの小規模なプロジェクト等にサポートしているんですが、これなんかもずっとふやしておりますし、これについてもさらにNGOとの連携をいろんな形で模索しております。 十分重要性を踏まえ……
○山本一太君 私の質問も今までの委員の方々の質問に関連するんですが、いろいろお聞きしたいことがあるんですが五分以内ということなんで、二問に絞って伺いたいと思います。 今、自由民主党の中に国連貢献議員連盟というのがあります。日本の常任理事国入りを推進するという目的でつくりまして、私が事務局長を務めておりまして、明石所長にも、当時明石次長だったんですが、来ていただきました。 安保理改革の話は、御存じのとおり、昨年、ラザリ総会議長の提案が出てから初めて現実のものとして議論されるようになってきて、機運が盛り上がってきた中で、最近の状況を見ていると極めて難しい状況になっていまして、それこそことし末ぐ……
○山本一太君 きょうは日本を代表するお二人の論客のお話をいろいろ伺うことができました。実は、質問させていただきたいことが山ほどあるんですけれども、一応質問五分ルールというのが国際問題調査会にありますので……
【次の発言】 はい、わかりました。
じゃ、北朝鮮の問題一点に絞って伺いたいと思います。
先ほど船橋さんの方から、今回のテポドンの事件の一つのインプリケーションとして日米安保の部分的抑止力が崩れたのではないかという問題提起がありました。私も今回同じような認識を持ちました。
今週、超党派の議員八人で北朝鮮に対する戦略的外交を考える会というのを立ち上げることにしました。目的は一つ。日本はこ……
○山本一太君 三分間ということですから、少し早口に二問だけお尋ねしたいと思います。 岡本さんのお話の中で、アメリカを経由するものに加えて、やはり北朝鮮に対する二国間のチャンネルを模索する努力が必要だろう、こういうお話があったと思うんですけれども、非常に難しいという感触を持っております。 例えば、議員外交というものが、失敗してきたと言うと言い過ぎかもしれませんが、議員外交というものがほとんどできない国、しかも、先ほどお話が出ましたが、金容淳が本当に影響力があるのかも最近疑念があるということで、金正日と会わなければ実は何も変わらないんじゃないかという話もある。何が起こっているのかよくわからない……
○山本一太君 質問時間はいつも大体五分以内ということですから、短くやりたいと思います。 キム先生の柔軟的な関与政策というのは大変おもしろいお話だと思って伺いました。北との関係で、ある程度一定の基準を設けて、その基準に対する対応で調整をしていくという考え方も大変参考になったわけなんです。 先生が示している段階的なアプローチ、第一段階、第二段階、第三段階、こういうものを通じて米朝関係を正常化させていこうというそのお考えも大変おもしろいと思うんですが、実際上、一段階から二段階に行けるかな、そういう疑問を持っております。 それは、特にミサイル・核開発の問題について北朝鮮が本当に譲歩するかなという……
○山本一太君 五分ということなので、手短に二つお聞きしたいと思います。 ゴールデンウイークに韓国に行ってまいりました。非公開の半潜水艇を見て日本の部品が使われているということを確認したのと同時に、一つ発見したことは、太陽政策については韓国の内部で非常に温度差があるということで、軍部とか外交通商部はどちらかというと慎重で、金大中大統領を中心とする青瓦台の方がむしろ太陽政策を推進しているという感じがいたしました。 先般、統一部長官が康仁徳から金大中の側近の林東源さんにかわったということは、恐らく金大中大統領がこれから本格的に本来彼の意味する太陽政策を展開する基盤をつくったんじゃないかと思うんで……
○山本一太君 フォーリー大使閣下に五分間で二つの質問をさせていただきたいと思います。 大使も先ほどちょっと触れられたように、今、日本では北朝鮮のテポドンの二発目が発射されるかどうかということが非常に大きな問題になっております。 さきのケルン・サミットや、あるいはASEAN外相会議、そして総理のモンゴル、中国への訪問、さらには先ごろのコーエン長官との会見などを通じ、総理、外務大臣、政府はテポドンの発射をとめるための精力的な外交努力を続けてきました。しかしながら、これらの一連の外交努力が本当に北朝鮮のテポドンをとめられるかどうかは明らかでありません。 もし二発目のテポドンを北朝鮮が発射した場……
○山本一太君 自由民主党の山本一太です。 私は、浅井参考人のおっしゃったその常任理事国入りは望まれてなるものだという話はナンセンスだと思っています。常任理事国入りを外交目的とする発想は邪道という話なんですけれども、私は、常任理事国に入るということは、こだわり過ぎた議論はどうかと思いますけれども、当然外交目的になるべきだと思います。 まず第一に日本の国益にかなっておりますし、波多野大使もよくおっしゃっていたグローバルパワーであるといいますか、これだけの経済力を持った日本という国が安全保障理事会の政策決定プロセスに最初から参加をしていないということ自体が実は国連の機能を高めるために非常にマイナ……
○山本一太君 自由民主党の山本一太です。 まず、ドリフテ参考人にお聞きしたいと思います。 ドリフテ先生が最近、日本で出版された本の推薦文を見たら、仲のいい議員とかいって私の名前も書いてあったので、大変光栄に存じております。 私、国会議員の中で、国連シンパということでいうと、本当に数少ない国連シンパだというふうに自負しています。一時、国連機関で勤めていたこともありますし、自民党の中で国連貢献議連というのを呼びかけてつくって、いつも国連の方が来るとセミナーをやったりしていましたし、外務政務次官のときもニューヨークに行って、何十人という国連大使や国連関係者にお目にかかってきました。ただ、それが……
○山本一太君 分担率の話あるいは安保理改革の現状と展望について極めてロジカルで明快なお話をいただきまして、大変参考になりました。ありがとうございました。 昨年五月か六月にニューヨークでNPT再検討会議というのがありまして、政務次官としてニューヨークを政府代表として訪れた際に大変大使にもお世話になりまして、数十カ国、四十カ国か五十カ国か忘れましたが、ずっと国連代表部の大使を一緒に回っていただいたことを思い出します。私も国連機関に勤めていた経験があったり、あるいは国連議連やさまざまな国連にかかわる活動を通じて随分いろんな大使にお目にかかりまして、皆さんそれぞれすばらしい方でしたが、佐藤大使のよう……
○山本一太君 大変参考になるプレゼンテーションをいただきまして、ありがとうございました。 まず、山岡参考人に一言お聞きしたいと思います。 今、「選択」という雑誌で日米往復書簡というリレーエッセーをやっておりまして、私も参加しているんですが、この間三回目の日米往復書間を書きました。 私の問題意識は、このブッシュ政権下において日米そして韓の三カ国の連携が実は試練を迎えているんじゃないかということだったんですけれども、ブッシュ政権は、先ほど中西先生の方からもお話がありましたが、東アジアの安全保障の面では同盟重視ということで日本と韓国を重視する姿勢を鮮明にしておりまして、ブッシュ政権になるともう……
○山本一太君 自由民主党の山本一太です。 まず、枝村参考人に一問だけ御質問をしたいんですけれども、私も昨年、一年弱外務政務次官をやらせていただきまして、いろんなマルチとかバイの外交の場面に出くわしたんですが、参考人おっしゃったように、やっぱり日本のソフトパワーの発信力の弱さというものを実感いたしました。改めて、日本という国は思想とか理念を発信する力が非常に弱いと思います。 それで、さっき参考人は、日本の新しい思想の発信の例としてODAを挙げられたんですけれども、ODAの理念というのは、さっきお話があったように、九二年のODA大綱というのがありまして、これに基づいて日本のODA政策というのを……
○山本一太君 五分間ということなので、駆け足で四点ほど申し上げたいと思います。 まず、私は、同僚の佐々木委員の意見表明に全面的に賛成です。緒方委員、井上委員とはちょっと考えが違うんですが、私は日本が安保理の常任理事国になるということは、日本の国益のみならず国際社会の利益にもつながるという考え方を持っています。世界一のODA大国であり、経済大国である日本という国が安保理のあらゆる決定に対して最初から参画をする、参加をするということ自体が国連の安保理の機能を健全に向上させることだというふうな思いを持っています。 もう一点、佐々木委員の方からありましたが、常任理事国入りを目指すための一つの国家の……
○山本一太君 自由民主党の山本一太です。持ち時間の十分で、少し早足でプレゼンテーションさせていただきたいと思います。 まず最初に、東アジアの安全保障及び日本外交のあり方について私の意見を表明させていただきます。 まず第一点目として考えなければいけないことは、東アジアにはヨーロッパのNATOやOSCEのような集団的安全保障のメカニズムが存在しないということだと思います。朝鮮半島の情勢、また台湾海峡の問題等、依然としてこの地域には冷戦構造の残滓が残っているということで、この地域の安保の環境は依然として不安定だというふうに言えると思います。 そして、東アジア地域には集団安保のメカニズムが成立し……
※このページのデータは国会会議録検索システム、参議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。