このページでは有田芳生参議院議員の22期(2010/07/11〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は22期国会活動統計で確認できます。
○有田芳生君 民主党の有田芳生です。 昨年の五月に裁判員制度が始まりまして、そして、今朝も大きく報道されておりますけれども、初めての死刑求刑が行われたということで、国民の司法への参加が、様々な議論も含めて関心事として広がっております。同時に、昨年五月の強化された検察審査会についても、小沢一郎議員への起訴議決によって国民の関心は大いに高まっております。今日はこの検察審査会についてお尋ねいたしたいというふうに思います。 まず、前提としてお願いをいたしたいんですが、これからの答弁で、専門用語を多用した朗読ではなく、だれにも分かりやすい言葉でなるべく説明していただきたいというふうに思います。作家の……
○有田芳生君 有田芳生です。私は、民主党政権に入ってからの拉致問題、そして脱北者問題などについてお尋ねしたいというふうに思います。 昨年の三月に拉致被害者家族連絡会の代表である飯塚繁雄さんが韓国を訪れました。そのとき、大韓航空機事件の実行犯である金賢姫元工作員と会いました。そのとき飯塚さんは一枚の女性の写真を元工作員に見せました。この人を知っていますか、そう聞いたところ元工作員は、見たことがあるというふうに答えました。それ以上なかなか話が進まなかったというのは、飯塚さんにお話を伺いますと、周りにいろんな方々がいらっしゃって、なかなかそれ以上進めることができなかったというふうにおっしゃっており……
○有田芳生君 民主党の有田芳生です。今日は質問の機会を与えてくださいまして、ありがとうございました。 世間一般にガイドといいますと、観光ガイドという印象で受け止められております。しかし、この分野は様々な問題がありまして、例えば無資格ガイドと業者との癒着、あるいは官僚との癒着等、様々な複雑な問題がありますが、今日は総合特区とのかかわりで通訳ガイドについて御質問させていただきたいと思います。 皆さん御承知だと思いますけれども、皇居外苑に楠木正成公の銅像があります。ある日、そこに日本人通訳ガイドが行きまして、外国人観光客をいっぱい連れてきまして説明をしておりました。ところが、一生懸命説明をしてい……
○有田芳生君 有田芳生です。おはようございます。 法律というのは、言うまでもないことですけれども、私たちの、国民の日常生活に深い関係があるものですけれども、しかし、なかなか直接自分が何かにかかわってみないと分からないようなことがあるというのもまた残念ながら法律を取り巻く様相だというふうに思います。 例えば、前回ここの場所で議論をされた非訟事件についても、法律をかじった人たちに話を聞けば、こういうことだ、大事なことだということは言ってくれる人もいるんだけれども、例えば一般のところで非訟事件って知ってるというふうに言いますと、えっ、砒素事件というような反応が来るのが残念ながら現実だとすると、前……
○有田芳生君 おはようございます。有田芳生です。 芥川賞作家の柳美里さんは、御自身の両親による虐待体験、あるいは未婚の母として今小学生の男の子を育てている中で、自らが虐待をしてしまっているということ、そして、そのことを本当に悩んで、苦労して、苦闘して、カウンセリングを受けながらその自らの体験を単行本に著すとともに、週刊誌でも手記を書き、さらには、最近ではNHKの放送にも自ら出ることによって自分が抱えている大きな課題について解決しようということと同時に、それを社会一般に広く知っていただくことによって、全国各地で多くの悩んでいる、苦しんでいるお父さん、お母さん、あるいは子供さんたちのために児童虐……
○有田芳生君 民主党の有田芳生です。よろしくお願いします。 地獄への道は善意で敷き詰められているというイギリスの古いことわざがあります。例えば、私はずっと反対をしてまいりましたが、東京都青少年健全育成条例。これ文言だけ引くと、青少年を健全に育成するという、もっともらしい、当たり前のことであるという世間一般の評価がありますが、実は、修正が後になされましたけれども、表現の自由あるいは言論の自由に対して重大な問題をはらんでいた。 ですから、一見して、これは正しいんだ、これはすばらしいことだというふうに思っていても、行き着くところは全く逆の結論があるというのが、残念ながらこの世間の不条理だというふ……
○有田芳生君 サイバーテロというものはリアルなテロと同じものであるという時代認識に基づいて、去年の五月ですけれども、アメリカのオバマ大統領は軍にサイバー司令部をつくるという方針を発表いたしました。さらには、昨年の十月には本格的な始動をさせるに至りました。それは、アメリカ政府あるいはグーグルなどがサイバーテロによって攻撃をされたということを根拠といたしましたが、さらに、アメリカ政府は、今年の五月に国際サイバー空間戦略というものを発表いたしました。 何だか、国家と国家、あるいは国家と大企業の戦いであるということは事実ではあるんですが、私たち日本人も含めた暮らしに大きな影響があるというのは、皆さん……
○有田芳生君 おはようございます。民主党・新緑風会の有田芳生です。 今日は、命を守る政治について、特に、威信が落ちている検察、さらには警察の捜査についてお聞きをしたいと思います。 その前にまずお願いをしたいのは、予算委員会などの質疑を聞いておりますと、ややもすると専門的な用語に終始をしてしまう場合が見受けられますが、作家の井上ひさしさんがかつて言ったように、難しいことを易しく、易しいことを深く、そういう精神で是非お答えいただきたいというふうに思います。 私は、今日聞きたい大きなテーマは、未解決事件、コールドケースと言われている幾つかの事件についてです。特に日本の未来であり日本の宝である子……
○有田芳生君 おはようございます。民主党の有田芳生です。 今日はコールドケース、つまり未解決重要事件と時効の問題について、中心にお聞きをしたいというふうに思います。 言うまでもないことですけれども、政治というものは国民の生命、安全、そして財産などを守っていく、それを国民の立場から考えると、やはり政治がそういうことに熱心に取り組んでくれているかどうかということが政治の正統性、正しく統べる正統性の判断の根拠になるというふうに私は考えております。 そういう意味において、二年前の夏に政権交代が実現をいたしました。そして、鳩山政権のときに所信表明演説で、当時の鳩山総理が命を守るということを何度も強……
○有田芳生君 民主党の有田芳生です。おはようございます。 今日の法律改正案についての質問をするときに、私はいつもテーマを自分なりに設定をするんですけれども、今からお聞きしたいことは、一言で言えば、人間性を回復するための刑法等の一部を改正する法律案などについてお聞きをしたいというふうに思っております。特に、一般に出所をした人だけではなくて、私のかつて仕事を一緒にしたタレントさんなどは、薬物犯罪を何度も犯して今でも刑務所にいる者がおりますけれども、薬物から脱出することがいかに大切なのか、いかに困難なのか、しかも、今回の法律改正においてそれが前向きな方向に改善される可能性が高いと、そういう趣旨でお……
○有田芳生君 民主党の有田芳生です。よろしくお願いします。 法制審議会の刑事法関連部門で珍しく全会一致で今度の法律改正案、そういう方向で今進んで議論があるわけですけれども、やはり社会的な処遇を行うことによって結果的に再犯を減らしていくと、そういう積極的な評価がなされたからだろうというふうに思いますけれども、先ほどの山下参考人のお話にありましたように、若干の危惧を呈する弁護士さんたちもいらっしゃいます。京都弁護士会の会長声明の中では、これは改正案の二十七条の二ですけれども、「「再び犯罪をすることを防ぐために必要であり、かつ、相当であると認められるとき」に、刑の一部の執行を猶予できるとしている。……
○有田芳生君 有田芳生です。 今日は、北朝鮮情勢の評価と拉致問題の解決の条件についてお伺いをしたいと思います。 皆さん御承知のように、北朝鮮による拉致被害者のお一人である蓮池薫さんは、日本に帰国をしてから様々な努力をなされて、今では韓国の小説の翻訳やあるいは御自身でエッセーなどを書かれております。 その蓮池さんの今力を込めているお仕事の一つとして、新潮社から出ているPR誌に「波」という冊子がありますけれども、そこに「拉致と決断」という連載をなされております。今でも続いていますけれども、それの前半のところで、自分が北朝鮮に拉致をされてどのような生活の苦労をしてきたのか、そして、なかなか正直……
○有田芳生君 民主党の有田芳生です。 一九七七年、昭和五十二年、日本では福田赳夫内閣でした。日本の世相でいえば、巨人軍の王貞治選手がホームランの世界記録を打ち立てて、そしてちまたではピンクレディーが物すごく人気を誇っておりました。 その一九七七年の十一月十四日、横田滋さんが四十五歳の誕生日をお迎えになりました。新潟で日銀のお仕事をなさっていた横田さんは、朝お勤めに行き、そして夜早めに御自宅に戻ってまいりまして、早紀江さんそして横田めぐみさんなどと誕生会を開かれました。そのとき、横田めぐみさん当時十三歳は、お父さん、おしゃれにもっと気を付けてねということを伝えながら、ソフトケースに入った茶色……
○有田芳生君 民主党・新緑風会の有田芳生です。 今日は、北朝鮮による拉致問題を解決するために私たちに何が必要なのか、特に拉致関連予算について、その執行と問題点、その課題は何なのかということについて、外務省からは山口副大臣、そして我らが松原大臣にお聞きをしたいというふうに思っております。 その前に、予算執行の問題をうまく前に進めていくという前提として、やはり北朝鮮の現状がどうなっているのか、正しい行動のためには正しい認識が必要だと思いますので、まず、今の金正恩第一書記の新体制についてどのように認識しているのかということについてお聞きをしていきたいというふうに思います。 御存じのように、〇九……
○有田芳生君 民主党の有田芳生です。
今日は、歴史的危機にある検察の構造的問題について、民主党の元代表である小沢一郎さんの裁判にも触れながら御質問させていただきたいと思います。
まず大臣にお聞きをしたいんですが、秋霜烈日、秋の霜、烈しい日という四つの漢字ですけれども、この意味について、特に小川大臣は元検察官でもありますから、若き日の大臣の思いも含めて、その意味についてお聞きしたいというふうに思います。
【次の発言】 一九八五年に伊藤栄樹さんが検事総長になられたときに、これは物すごく印象的な言葉で、多くの法律に余り詳しくない方々も覚えていらっしゃる方がいらっしゃるでしょうけれども、巨悪を眠ら……
○有田芳生君 おはようございます。民主党の有田芳生です。 今日は、大臣所信の十項目めの北朝鮮の動向及びテロ行為等についての情報収集について、予算そしてその執行、さらには情報収集体制、そこを中心にお話を伺いたいと思います。 御存じのように、北朝鮮の動向というのは今非常に国際的にも国内的にも注目を浴びております。国連決議にも違反するミサイルの発射、恐らくこの気候からいうと十二日ではないかという専門家の見方もありますけれども、いずれにしても、二月十六日に金正日前総書記生誕七十周年という服喪の期間から、四月十五日の金日成主席百周年ということでお祝いムードになっている状況の下で国際的には挑発行為を行……
○有田芳生君 民主党・新緑風会の有田芳生です。 北朝鮮の新体制は、政治的経験がほとんど、未知数というよりもない金正恩氏、それを象徴の体制としながら、身内、そして軍が中心となりながら今後進んでいくものだというふうに思われます。 その権力基盤が強いのかどうかということについてはここで議論をする予定はありませんけれども、まずこのミサイルの問題で一つ確認しておかなければいけないのは、これは、北朝鮮の今回発射をして失敗をしたミサイルについては、韓国政府によれば、約七百億円、日本円にして掛かっていると。これは、北朝鮮の昨年度の年間予算額約五十七・三億ドルの七分の一を飛ばして失敗した、あるいは、年間輸出……
○有田芳生君 民主党・新緑風会の有田芳生です。 今日は、民主主義の基礎である選挙実務の効果的運用について、国会議員の選挙等の執行経費の基準を見直す法律について、この改正がなされたならば、選挙そのものがより国民のものとなり、投票率も高まっていくと、そのような機会に是非ともしていただきたいと私は考えております。 皆さんもう選挙のプロの中でこういう質問をするのはなかなか重たい気持ちもあるんですが、中には、選挙に当たって選挙プロデューサーという人を雇う方がいらっしゃいます。有名な方では、関口哲平さんと言われまして、二〇〇五年にお亡くなりになりました。これまで選挙の中で、アントニオ猪木さんとか野末陳……
○有田芳生君 おはようございます。民主党・新緑風会の有田芳生です。 今日は、法務行政の充実を果たすことで日本社会により豊かな質をもたらすために、まだまだ日本では遅れているヘイトスピーチ、いわゆる憎悪表現についてお聞きをしたいと思います。 最初に、谷垣大臣、就任されてもう時間がたっておりますけれども、私はお手合わせいただくのは初めてですので、最初にエールをお送りしたいと思います。 谷垣さんでいつも思い出すのは、一九八三年のことです。谷垣さんのお父様である谷垣専一さんがお亡くなりになって、京都の二区で補欠選挙がありました。私の父も立候補をいたしまして、野中広務さん共々選挙戦が戦われ、暑い暑い……
○有田芳生君 おはようございます。民主党・新緑風会の有田芳生です。 このテーマについては、今から二年前の十一月二十四日にも私はこの法務委員会で質問させていただいておりますので、パートツーということで、そのときに、今度の問題については人間性回復のための刑法一部改正だという設定をさせていただきました。 まず、法務省にお聞きをしたいんですが、施設内処遇に加えて社会内処遇を行う刑の一部執行猶予制度の導入について、特に再犯の問題を考えるときに、再犯率、一般的に再犯率が今どのぐらいなのか、さらには、有職者、つまり職業を持っている方の再犯率、あるいは社会復帰をしたにもかかわらず職業のない方の再犯率、そし……
○有田芳生君 おはようございます。民主党・新緑風会の有田芳生です。 国際的な子の奪取の民事上の側面に関する条約、いわゆるハーグ条約についてお尋ねをいたします。 作家の丸谷才一さんが、同じような文章を書くなということがアドバイスの一つだったんですけれども、つまり、自分がこれまで書いた文章をまた同じように書いてもそれはつまらないだろうと、あるいは、他人が書いた文章を、同じようなことを書いてもそれは読む人にとっても余り興味も湧かないんではないかということをしばしば丸谷さんはおっしゃっておりました。 それと同じく、このハーグ条約についても、先日、参考人質疑を含めて五時間半の議論がありました。この……
○有田芳生君 民主党の有田芳生です。 短い時間ですが、その中で拉致問題解決のための諸問題についてお伺いをしたいと思います。 最初に、白議員からるる質問がありましたけれども、質問通告はしておりませんけれども、まず、飯島訪朝について先ほどの流れの中から一問だけお聞きをしたいんですが、飯島参与が北朝鮮を訪問されたときに外務省の職員の方が通訳として行っていらしたということ、このことは、二〇〇二年小泉訪朝のときにも通訳を務められた方だということは、マスコミの中の一部か多くかは分かりませんけれども、多くの方が恐らく知っていらっしゃることで、私もそういうふうに承知をしておりますが、なぜそこのところを明ら……
○有田芳生君 民主党の有田芳生です。 お三人の参考人の方に共通するテーマとして、成熟社会をどのようにつくるのかと、そういう視点でお聞きしたいというふうに思います。 まず、牧野参考人にお話を伺いたいんですが、これはもう釈迦に説法なんですけども、高齢化社会という表現がよくされますけれども、これ、国連の基準で、人口に占める六十五歳以上の人々が七%を超えたら高齢化社会ですよね。そうすると、日本で私が調べてみて驚いたのは、じゃ日本が高齢化社会になったのはいつかというと、一九七〇年、昭和四十五年、大阪万博の年ですよね。そのときからもう高齢化社会に入っている。 それで、飯田市を調べましたら、一九七〇年……
○有田芳生君 民主党の有田芳生です。 福島県の相馬市に吉田日出男さんという漁師さんがおられまして、今年で六十四歳になります。三代目の漁師さんですけれども、私、定期的にその吉田さんからお話を伺っているんですが、先週お会いしたときも、その前もですけれども、仕事がやりてえとおっしゃるんですよね。ずうっと漁師をやってきたにもかかわらず、船は何とか残ったんですけれども、放射能の影響で漁ができない。 それで、何をやっているかというと、朝、漁に行くときと同じ時間なんだけれども、船をみんなで出して、そして瓦れきを海の中から取り上げているお仕事をされているんですよ。何で俺がこんな仕事をやんなきゃいけないんだ……
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