このページでは田村智子参議院議員の22期(2010/07/11〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は22期国会活動統計で確認できます。
○田村智子君 日本共産党の田村智子です。 民主党政権が自ら作り執行した初めての決算である二〇一〇年度決算。この審議では、政権交代に託した国民の期待は何だったのか、それにこたえる政治は行われたのかが問われなければなりません。 二〇一〇年度から始まった高校授業料の無償化は、期待にこたえる最初の一歩でした。ここから更に教育費負担の軽減をさせることが求められていました。ところが、やっと踏み出した高校無償化さえ、民主、自民、公明の三党によって見直されようとしている。子供や教育にかかわる政策の行方が一部政党間の協議に左右されるなど、断じて許されません。 昨年十二月、遺児と母親の全国大会に藤村官房長官……
○田村智子君 日本共産党を代表し、民主、自民、公明の三党合意による消費税増税と社会保障制度改悪を許さない立場で社会保障の基本的な問題について質問いたします。 社会保障制度改革推進法案は、社会保障の目指す方向として、自助、共助、公助の組合せ、家族相互及び国民相互の助け合いを掲げています。これは、社会保障の土台を自助努力、家族などの助け合いに置き換え、憲法二十五条に基づく社会保障への国の責務、役割を縮小するものではありませんか。事実、法案では、医療、年金、介護は社会保険制度を基本とし、国や地方の負担は補助的なものとすることを明記しています。 改革の基本方針を見ても、第六条、医療保険制度では、こ……
○田村智子君 日本共産党の田村智子です。 八月六日という日に国会での初質問に立つことになり、感慨を深めております。私が政治の道を歩むきっかけは、原爆被害とどう向き合うかという葛藤でした。核兵器廃絶始め平和の実現、そして民主主義発展への志を忘れず議員の任を全うする決意を申し上げて、質問に入ります。 まず、B型肝炎訴訟についてです。 八月三日、B型肝炎訴訟の原告団代表の皆さんが要請に来られ、これまで二度の和解協議への怒りと失望を口々に語っておられました。肝臓がんや肝硬変などの病を押して和解協議に臨んでおられる方もいます。私たちには時間がないという訴えは切実なものです。ところが、国は裁判期日に……
○田村智子君 日本共産党の田村智子です。 今日はまず、医療費の負担軽減についてお聞きをいたします。 国民健康保険法第四十四条は医療費本人負担の減額、免除について定めていますが、この制度の活用は一部の自治体にとどまってきました。昨年度、モデル事業として三十自治体で取り組まれ、この結果を踏まえて、国としても減免の新たな基準を保険局長通知で示そうとしています。この間、医療関係者の皆さんからも、経済的な理由による治療の中断や受診を控えてしまう患者さんが増えていると度々指摘されてきました。また、医療費の支払のために借金を抱えてしまうという方々も多数おられます。こうした問題を解決できるように四十四条減……
○田村智子君 日本共産党の田村智子です。 お産難民という言葉が使われるようになって何年もたちますが、産科の減少には歯止めが掛かっていません。産科医療の体制をどう立て直すのか、これは真剣に取り組まなければなりませんが、今日は現に地域のお産を支えている診療所や助産院についてお聞きをいたします。 まず、大きな病院でも産科休診という事態が各地で起きている下で、中小規模の産科医院や助産院の役割はますます重要になっているし、お産を扱えなくなるような負担を掛けるような、そういうことがあってはならないと思いますけれども、大臣の見解をお聞きいたします。
○田村智子君 日本共産党の田村智子です。 質問に入る前に、前回取り上げました出産育児一時金直接支払制度について一言要望させていただきます。 先ほど御答弁あったように、昨日の社会保障審議会医療保険部会で厚生労働省は、医療機関への支払期間が短縮され、医療機関の事務手続も簡素化されることを認めて、受取代理払い制度の復活案を示されました。これは産科医の要望にこたえるものです。しかし、年間分娩数二百件以内に限るということですと、これは全体施設の八%が対象になるだけなんです。資金繰りで苦しむ産科医療機関、助産所を広く対象にすると、こうなるように検討を引き続き要望いたしまして、今日は派遣労働法について質……
○田村智子君 日本共産党の田村智子です。 国会の最終日に本法案がわずか三十分の審議で採決される、この委員会の運営にまず強く抗議いたします。 本委員会の理事懇談会では、十一月十八日に、次に開かれる委員会では内閣提出法案、雇用・能力開発機構廃止法案の審議を確認し、各党の質問者は質問通告も行っていたはずです。ところが、昨日、突然この了承事項がほごにされ、これまで一度も協議の対象になってこなかった本法案を審議し、採決することまで決めてしまいました。これは委員会運営の民主的ルールを覆すものです。 この法案の再提出の動きに対しては、十月二十九日には、日比谷野外音楽堂に障害者、家族の皆さんなど一万人が……
○田村智子君 日本共産党の田村智子です。
生物多様性条約に基づく国際会議、COP10は、十月二十九日、議定書を採択して閉幕しました。日本は、次回会議の二〇一二年まで議長国を務めますから、生物多様性の保全へ本腰を入れた努力が求められるところです。
このCOP10に先駆けて、今年三月、生物多様性国家戦略二〇一〇が閣議決定をされ、二〇二〇年までの短期目標が定められました。この中で、絶滅危惧種の保全についてはどのような目標を定めていますか。環境大臣、お願いします。
【次の発言】 この十年間で生育環境を維持するだけでなくて回復に向かわせると、これは相当な努力が求められる目標です。
具体的にお聞きし……
○田村智子君 日本共産党の田村智子です。 東日本大震災はかつて経験したことのない大災害です。それだけに、被災者の皆さんの命を守る、暮らしを再建する、そのために必要であれば現行の法制度の枠や限界を超える、そういう策を講ずることが国会や政府に求められていると思います。その立場から質問をいたします。 昨日の毎日新聞は、その一面で、岩手県釜石市の病院で、ボイラーの故障と停電のために寒さにさらされて九人の入院患者が肺炎などで死亡されたと報じています。震災から二週間がたつのに危機的な状況を脱することができない。こうした実態がニュースで断片的に伝わるたびに、一体避難所や病院や介護施設、今どういう状況にあ……
○田村智子君 日本共産党の田村智子です。 昨日に引き続いて、被災者支援についての質問を行います。 体育館などでの集団での緊急避難から一日も早く生活の場を保障するということも求められています。仮設住宅の建設だけでなく、民間住宅を借り上げて仮設住宅の指定をする、あるいは公的機関が管理する住宅を提供するなど、あらゆる手だてを取っていただきたいと思います。 昨日も質問の中にありましたけれども、厚生労働省の所管ではいち早く雇用促進住宅の入居を認めたと。既に入居が始まっているところもあります。最初、入居を認めるという通知では、緊急避難所として使う場合にはガス、電気、水道は使えませんというのが出たもの……
○田村智子君 日本共産党の田村智子です。 子ども手当が経年で安定した制度となるよう、また保育、学童保育など条件整備との両立が図られるよう、今後私たちも積極的な提案をしてまいります。そのことを申し上げまして、この場では被災地の保育所について急ぎ改善が求められている点について質問いたします。 被災地支援に当たっている全国保育団体連絡会からお聞きした事例ですけれども、宮城県石巻市のなかよし保育園、併設している支援センターに園長、職員三人が寝泊まりをして保育所の再開に努力をしています。ここに先日、避難所生活をしている母親がゼロ歳、二歳の子供を連れて訪ねてきた、職員がしばらく子供と遊んだら無表情だっ……
○田村智子君 日本共産党の田村智子です。 大震災からの復興は被災により仕事を失った方々や若い皆さんの働く力に懸かっていて、職業能力開発の事業はますます重要になっていると考えます。まず、被災地の公共職業訓練への補助を求めたいと思うんです。 既に昨年度までに地域職業訓練センターとコンピュータ・カレッジは地方移管をしてしまいましたが、今回の震災で東北地方ではこれらの五つの施設が被災したと聞いています。また、宮城県の知事からは、四月六日付けで宮城県の県立職業訓練施設や設備への支援も是非国として行ってほしいと、こういうふうに要望もされています。 一日も早い機能回復へ国の責任でしっかりとした支援、行……
○田村智子君 日本共産党の田村智子です。
福島第一原子力発電所は事故の収束のめどもいまだ立たず、半径二十キロ圏外でも飯舘村など一市二町二村が計画的避難地域とされました。この地域の住民の皆さん、また様々な事情で二十キロ圏内にとどまっている方々、屋内退避地域の住民の皆さん、いずれも大変な不安と困惑を抱えておられると思います。これら地域の住民について被曝の状態や健康への影響などを把握し対策を取る、その責任を持つのは政府のどの機関になりますか。
【次の発言】 それでは逆に責任が明確にならないと思うんですね。
いろんなところに聞いたんです。そうしたら、内閣府に原子力被災者生活支援チームがあると。これ……
○田村智子君 日本共産党の田村智子です。 東京電力福島第一原発では建屋の中に入っての作業も始まりました。放射線量が相当に高い場所もあるとの報道もありますので、作業に当たっている方々の安全と健康管理に万全を尽くさなければならないと思います。 厚生労働省は三月十五日に、電離放射線障害防止規則の特例措置を発令して、緊急作業時の被曝線量の上限を百ミリシーベルトから二百五十ミリシーベルトに引き上げています。通常の被曝の上限は、五年間で百、一年間では五十ミリシーベルトですから、相当な緩和を行ったことになります。 この福島第一原発での作業は過酷で、労働者を入れ替えながらの作業も行われているとお聞きしま……
○田村智子君 日本共産党の田村智子です。 雇用保険対象外となっている方々への職業訓練や訓練中の手当の支給は、私たち日本共産党も求めてきたことであり、法制化には賛成です。 私は、これまで街頭での労働相談活動などにも取り組んできましたけれども、例えば、一旦住まいを失ったと、こういう方がもう一度住まいを持って安定した仕事に就くというのは本当に大変なことだと、このことを何度も痛感をしてまいりました。 そこで、この求職者支援法が、一番困難に直面している、こういう皆さんにとっても活用ができるんだと、そういう制度となるようにこの質問で積極的な提案もし、また問題点もただしていきたいと思います。 まず、……
○田村智子君 日本共産党の田村智子です。 生肉による集団食中毒は、四人が亡くなり、五月十六日現在でもいまだ二十四人の方が入院をし、うち二十二人が重症という、本当に重大な事件です。亡くなった子供さんはほんの一口味見をしただけだと報道もされていて、御家族の悲しみや苦しみはどれほどのものかと思います。こうした危険な食品を提供した焼き肉店や食肉卸業者に重大な責任があることは言うまでもありませんが、国や自治体の食の安全に対する指導監督がどうだったのか、これも問われていると思います。 まずお聞きします。食中毒事件は毎年一千件から一千五百件起きていますが、そのうち生肉による食中毒の発生はどれだけあるのか……
○田村智子君 日本共産党の田村智子です。 東京電力福島第一原発の作業員の内部被曝の問題、この委員会でも、また先日の予算委員会でも私、取り上げてまいりました。内部被曝測定の遅れによって大量被曝を見逃すことになるのではないかと、こう危惧をしていたのですが、五月三十日、中央制御室で働いていた東電社員二名が内部被曝の測定によって二百五十ミリシーベルトを超える被曝をしていたことが判明をいたしました。 このことについて質問をする前に、五月十日のこの委員会での私の質問に対する保安院の答弁をただしたいと思います。 私が、事故対応に当たった作業員のうち内部被曝測定をしたのは何人かとこの五月十日に質問をしま……
○田村智子君 日本共産党の田村智子です。
介護保険が導入されて十年が経過しての言わば節目の改定となります。介護現場の皆さんは、直面する困難を解決するという、そういう改定を望んでおられます。この十年間で浮き彫りになったのは、一言で言えば保険あって介護なしという深刻な事態だと思っています。介護なしとまで言われる問題の一つは、自宅での生活が本当に困難で特養ホームへの入所を希望している、だけれども入れないと、こういう方が増え続けていることです。
こうした特養待機者、この十年間でどのように推移をしたのか、まずお答えいただきたいと思います。
【次の発言】 今数字あったとおり、そもそも政府は系統的な待機……
○田村智子君 日本共産党の田村智子です。 今回の制度改定では、二十四時間対応の定期巡回・随時対応サービスの創設が掲げられています。おおむね中学校区域ごとにサービスの提供体制をつくろうというものです。例えば、寝たきりの方の褥瘡を防ぐためには夜間にも身体介護は必要で、家族の負担を思えばこうした支援策は必要なことだと思います。 同時に、これが絵にかいたもちにならないかという危惧の声も上がっています。今でも介護労働者の不足は深刻だ、二十四時間体制の人員確保ができるのか、また、自宅の鍵を預かって夜間に訪問することになるだろうけれども、介護労働者がそれだけ責任の重い仕事を担うにふさわしい待遇になってい……
○田村智子君 日本共産党の田村智子です。 本日の委員会でこの後採決が予定されている障害者虐待防止法案に関連して質問をいたします。 虐待防止の施策を進める根拠法がないという事態は解決が必要であって、私も法案に反対するものではありません。 しかし、障害者の皆さんに関する法制度については障がい者制度改革推進会議など当事者参加で検討が進められていて、虐待防止法についても、昨年三月、推進会議での議論が行われています。こうした経緯を踏まえれば、本委員会としても、当事者の方からの意見聴取を行い、各党の質疑を行って採決をすることが求められていたと思います。本法の制定から三年後とされる見直しが委員会での十……
○田村智子君 日本共産党の田村智子です。 今週末には第二次の補正予算案が提出されるということですけれども、厚生労働省所管の予算は僅か四十億円と、私、怒りさえ感じています。この間求めてきた医療機関の再建も雇用支援も全く反映されていない、待ったなしで求められている支援が先送りにされていくことに強く抗議をいたしまして、質問に入ります。 震災後、東北三県の離職票発行件数は六月二十六日までで約十三万件になります。一方で、有効求人倍率、これ四月の時点ですけれども、岩手県沿岸部で見ますと〇・二二と、大変厳しい状況です。六月三十日と七月一日に私も岩手県を訪ねまして、県の労働局やハローワークにも伺いました。……
○田村智子君 日本共産党の田村智子です。 予防接種についての質問の前に、緊急に求められています熱中症の対策についてお聞きをいたします。 昨年九月、低所得の方がエアコンを買えないとか、電気代が心配で利用を控えているという実態を取り上げまして、私もこの委員会で質問をいたしました。その際にも、猛暑はこれからも続くだろうと、今から必要な対策を取ってほしいということも求めました。おとといの委員会でも答弁がありましたけれども、熱中症による救急搬送、七月十日までに一万三千九十一人、昨年の三・四倍と。本当にこれまで以上の対策が緊急に求められていると思います。昨年私が質問したのに対して、エアコンの保有や夏の……
○田村智子君 質疑の順番に大変御配慮をいただき、ありがとうございます。日本共産党の田村智子です。 法案の質問に入る前に、先日取り上げました生活保護受給者のクーラーの購入について、もう一点要望したいことがあります。 生活保護を受けている方がクーラーの購入のために生活福祉資金の貸付けを利用したくても、貸付けが収入認定をされて保護費がその分削られてクーラー購入ができない、あるいは、そもそもそれを理由に貸付けが受けられない、そういう問題を十四日の委員会で取り上げました。細川大臣からは収入認定しない方向で検討させたいという答弁がありまして、早速七月十九日にその旨の社会・援護局長の通知が出されました。……
○田村智子君 日本共産党の田村智子です。 子育て支援として現に支給されている子ども手当が、この法案によって年度途中で多くの世帯で子供一人当たり月三千円減額されることになります。子供にかかわる政策が公ではない場所で、民主、自民、公明の三党の合意で変更されるというのは私は納得がいきません。しかも、扶養控除は既に廃止をされており、来年からは住民税の扶養控除も廃止となります。これで手当が減額されれば、逆に負担増となる子育て世帯が多数生じてしまいます。この問題は、衆議院の厚生労働委員会でも厳しく指摘をされていました。 加えて、私がこの委員会で問題にしたいのは低所得世帯への影響です。 七月に発表され……
○田村智子君 日本共産党の田村智子です。 今日は、産業として活用するだけの技術に日本の原子力発電所、達していないと、そういう御指摘を受けましたから、今後、国会の中でも日本の原子力発電所全体をどうしていくのかということを真剣に議論をしていかなければならないと思っています。 二つに分けてお聞きをしたいんですけれども、まず石橋参考人にお聞きをしたいんです。浜岡原発の問題です。 この浜岡原発の停止をめぐっては、実は国会では様々な議論が行われています。私たちは、そもそも大きな地震の震源域、起こるであろう地震の震源域に原子力発電所を造ったこと自体が誤りであって、これは一時的な停止ではなくて、やっぱり……
○田村智子君 日本共産党の田村智子です。 先月二十一日、心臓機能障害者である小池勝則さんの過労死認定訴訟について、最高裁が国側の上告受理申立てを受理しないと決定をして、過労死を認定した名古屋高裁判決が確定をしました。 これは、愛知県のマツヤデンキ豊川店に二〇〇〇年十一月に障害者枠で雇用された小池さんが、医師からはデスクワークでなければ心臓への負担が大きいとされていたにもかかわらず、ほかの労働者と同じように一日中立ち仕事に就く日が続き、残業や販売ノルマも課せられ、就職からわずか一か月半後の十二月二十四日に自宅で亡くなられたという事案です。 しかし、時間外労働が四十五時間を下回っていて、労働……
○田村智子君 日本共産党の田村智子です。 まず、液状化の被害への支援についてお聞きをいたします。 現在、この液状化の被害認定が、家屋の被害認定など現行制度では十分でないということで、内閣府での検討が行われていると了解をしております。既に地震発生から二か月近くがたっているわけでして、いつまでにこの新たな被害認定の在り方や補償について制度が示されるのか、このことを確認したいのと、これ既に修復などを応急的に行っている家もあるんですね。そういう場合には、写真や記録などで被害があった直後の状況が確認をできれば当然補償の対象とするかどうか、このことを確認したいと思います。
○田村智子君 日本共産党の田村智子です。 今日は大変ありがとうございます。 お話をお伺いいたしていまして、まず、長参考人が復興とは何かというそもそも論のところを相馬市長のお言葉も引いてお話しされた。私は、これは復興政策を考えていく上でも土台として非常に大切な問題提起ではないかというふうに受け止めています。 これは是非、三人の参考人の方、それぞれにお伺いをしたいんですね。 私は、やっぱり復興とは何かといえば、やはり被災した方々が失った暮らしや失ったなりわい、仕事を自らの力も含めて取り戻していくと、これがやっぱり一番の土台に据わらなければならないことだ、そのために行政が何ができるのかという……
○委員以外の議員(田村智子君) 委員外発言を御了解いただき、本当にありがとうございます。日本共産党の田村智子です。 障害者基本法の改正は、障害者を権利の主体として施策を前進させる一歩であると考えますが、障がい者制度改革推進会議での議論の途上で閣議決定の日程が優先されてしまった、これは大変遺憾です。当事者参加が大原則であると、この姿勢が政府に貫かれるよう、まず求めるものです。 第二条の障害者の定義についてお聞きをいたします。 「障害及び社会的障壁により継続的に日常生活又は社会生活に相当な制限を受ける状態にあるもの」、この法文について、例えば難病による心身機能障害も含まれる、断続的なもの、周……
○田村智子君 日本共産党の田村智子です。
国民健康保険料・税の滞納世帯が三年連続して二割を超えました。我が党地方議員の元には、高過ぎて払えないという相談とともに、突然財産を差し押さえられたという深刻な相談が相次いでいます。
まず、国保料・税の差押え、二〇〇五年と比較して直近の数字を教えてください。
【次の発言】 延べ件数も金額もこの五年間で二倍以上に増えています。
それでは、収納率の方はこうした差押えで改善をしているんでしょうか。お答えください。
【次の発言】 収納率は過去最低なんです。どんなに滞納処分を強化しても滞納は減るどころか増えている。大臣、これはなぜだとお考えですか。
○田村智子君 日本共産党の田村智子です。
非正規の働き方や雇い止めが今も増え続けていて、現役世代の生活保護が急増するなど深刻な問題が広がっています。医療や年金など社会保障制度の空洞化を防ぐためにも、安定した正社員としての雇用が大切だと考えますが、総理、いかがでしょうか。
【次の発言】 正社員が望ましいと。私は、とりわけ女性の皆さんが結婚や出産をしても正社員で働き続けることができるかどうか、これは今、人口減少の下で本当に重要になっていると考えます。
そこで、今日取り上げたいのは日産自動車で起きていることです。
日産自動車は、昨年十月、事務職の派遣労働者七百人を日産が直接雇うと、直接雇用に切……
○田村智子君 日本共産党の田村智子です。 被災地の病院、診療所の再建について質問いたします。 先週末、私も宮城県石巻市などを訪ねました。二十二日の日には医療チームの避難所訪問にも同行をいたしまして、北上町の中にある三か所の避難所でお話を伺ってまいりました。医療スタッフの皆さんが血圧を測って体調をお聞きすると、病気や健康のことだけでなくて、津波に襲われたときのことなどを様々にお話をされる方々が何人もいらして、お医者さんや看護師さんの皆さんがやはり被災された方の体と心の安心のために大きな役割を果たしてこられた、このことを実感いたしました。 しかし、五月の連休明けあるいは五月末にはこの派遣を終……
○田村智子君 日本共産党の田村智子です。 東京電力福島第一原発は、二か月以上がたっても深刻な放射能漏れが続いており、一刻も早い事態の収束が福島県民、国民全体の切なる願いです。同時に、作業員の皆さんの命と健康がないがしろにされるようなことがあってはなりません。 三月十一日から今日まで、事故の収束活動に当たった方は総数で六千人に上ると聞いています。この作業員の皆さんはどれだけ放射線を浴びたか、それは線量計を身に着けて測定をしているはずですが、これでは、どれだけ放射性物質を吸い込んだのかという内部被曝、これ分かりません。 武藤副社長にお聞きします。六千人のうち、内部被曝について計測をしたのは何……
○田村智子君 日本共産党の田村智子です。 第二次補正予算案は、原発事故を起こした東京電力の存続を前提として異様なまでの救済策を裏付け、その負担は税金投入などで国民に肩代わりをさせようというものであり、反対です。また、被災者生活支援金の限度額引上げに踏み込まないなど、被災地支援は余りに不十分だと言わざるを得ません。 私は、四月二十五日の予算委員会で、被災地の医療再建について一次補正で組まれた政府の支援策が全く足りないということを指摘しました。これに対し政府の答弁は、二次補正等で本格的な対応が必要というものでした。ところが、二次補正では医療施設再建の予算は全く組まれていません。なぜ新たな予算、……
○田村智子君 日本共産党の田村智子です。 震災から今日で五か月目、改めて犠牲になられた皆様に哀悼の意を表したいと思います。 この大震災の下で保育所が果たした役割、大変大きいものがあったと思います。津波被害に遭った陸前高田の保育園では、お昼寝中の子供たちを起こして身支度をさせて、乳児をおんぶして、保育士の皆さんが必死の努力で子供たちの命を守り抜きました。交通機能が麻痺した首都圏でも、翌日まで保育士の皆さんが子供たちに寄り添って保護者の帰りを待ち続けました。 この震災を経て、改めて、保育は子供の命に直結をする大変責任のある仕事だという思いを私は強めていますけれども、総理、いかがでしょうか、認……
○田村智子君 日本共産党の田村智子です。 昨日、日比谷野音で開催されましたTPP交渉参加反対の集会、与野党を問わずたくさんの議員の皆さんが参加をされ、私も参加をいたしました。ここでは日本医師会の代表も、日本の医療制度に重大な影響を与えかねないとしてTPP交渉参加に断固反対の決意表明をされました。 政府は、公的医療保険制度は議論の対象になっていないと、こうやって医療機関の皆さんにも説明を続けてきています。しかし、アメリカ政府はこの九月、医薬品へのアクセス強化のためのTPPでの目標というタイトルのアメリカ通商代表部の文書を公表しています。これは、TPP交渉でアメリカがどういうことを要求するのか……
○田村智子君 日本共産党の田村智子です。 社会保障と税の一体改革の中で提案をされています受診時定額負担についてお聞きをいたします。 これは高額療養費の負担軽減の財源だとして一回の受診ごとに百円、住民税非課税の方にも五十円という負担を今の医療費負担に上乗せして徴収しようとするものです。高額療養費については、もちろん負担の軽減は必要で、私たちも、月ごとの負担上限の引下げはもちろん、慢性疾患や難病のように長期にわたる医療費の負担はヨーロッパのように年収に応じて大幅な負担軽減策というのを取ることが必要だと、こういう提案もしてまいりました。しかし、そういう財源は公費で賄うべきだと考えます。 お聞き……
○田村智子君 日本共産党、田村智子です。 今回の法案は、国庫負担二分の一をまたも暫定的に手当てするというものです。そもそも、本則二分の一負担とした二〇〇四年の改正では、段階的に国庫負担を引き上げ、二〇〇九年には二分の一を実現するという約束でした。そして、その財源だとして年金等の控除の見直し、定率減税の廃止など実に二・八兆円規模の大増税が行われて、これで百年安心だと宣伝をされたわけです。基礎年金の国庫負担二分の一、いつまでたっても暫定措置、一体二・八兆円どこに消えたんだ、まあこれ前政権の仕事ですけれども、こういう声が国民から起こるのはやむを得ないと思います。それどころか、今回の改正ではまた国庫……
○田村智子君 日本共産党の田村智子です。 北海道で五人の原告が提訴をしてから二十二年、ようやくB型肝炎救済法にまでたどり着こうとしています。これはひとえに、様々な苦しみを抱えながら政府や政党に声を上げ続けた原告の皆さんの力によるものだと思います。心からの敬意と、除斥問題解決への決意を込めて質問をいたします。 法案では、肝がん、肝硬変死亡者について、発症から二十年を超えた被害者を救済の対象から外しました。政府は、こういう方が提訴した場合、基本合意に基づいて真摯に対応すると述べています。しかし、過去を見ますと、HIV訴訟で、血液製剤による感染が確認された方が、提訴が除斥期間を四日超えたからと国……
○田村智子君 日本共産党の田村智子です。
スーパー堤防事業についてお聞きをいたします。
昨年十一月、事業仕分で廃止という結論が出されたスーパー堤防、国土交通省は一年間検討してどういう結論を出すおつもりでしょうか。
【次の発言】 廃止でも何でもないんですね。整備が最も困難な都市部に絞り込んで造るという方向が出されそうなんです。そういう事業が本当に必要なのか、私、改めて検証したいと思います。もちろんゼロメートル地帯での水害対策は必要ですし、津波被害もありましたから、今の堤防の高さで大丈夫かという不安の声も住民の皆さんの中にはあります。
まず、確認したいんですが、スーパー堤防というのは、それで……
○田村智子君 日本共産党の田村智子です。
福島第一原発は年内にステップツーから次の事故収束に入る見込みとのことですが、細野大臣、ステップツー終了とは何を達成したことになるのでしょうか。
【次の発言】 エスカレートはさせないと、新たな放射性物質の放出は抑えると。しかし、冷却も汚染水処理も今後も続くわけですし、原子炉の状態は全く不明で、本格的な事故収束はまさにこれからだということだと思います。
ところが、先週金曜日、私、東電に確認したところ、十二月は、今現在一日約三千人ほどの人員を、作業員の人員、二千百人から二千人程度にまで削減をすると、こういう報告を受けました。細野大臣、これ許していいんでし……
○田村智子君 日本共産党の田村智子です。 社会保障と税の一体改革と称して十三兆五千億円も消費税を増税するという法案がこの国会でまさに審議中で、その中では、社会保障分野でも国民の更なる負担増はやむを得ないという答弁が繰り返されています。 その一方で、政権交代後、一旦予算執行が停止された巨大公共事業が次々と息を吹き返しています。その一つが総事業費八兆円、残事業で三・三兆円の大都市圏環状道路整備事業です。この事業費用の相当部分を占める東京外郭環状自動車道、関越―東名間十六キロですね、この自動車道は一九六六年に計画をされましたが、地元自治体や住民の皆さんの強い反対で四十五年以上が経過してもなお道路……
○田村智子君 日本共産党の田村智子です。 我が国の財政危機の大きな要因に国内経済の長期低迷、縮小があり、国民所得の急激な落ち込みがあると思います。やはり景気の回復には内需の拡大が不可欠で、そのためには、雇用の安定、個人所得の回復が待ったなしで求められていると考えます。 ところが、今、パナソニック、ソニー、NEC、シャープなど大手電機メーカーでのリストラ計画が相次いで発表されています。産業別労働組合である電機・情報ユニオンの集計では、二〇一一年以降、公表された計画だけでも実に十二万人を超える人員削減の計画となっており、これは当該企業の社員数の一割を大きく超える、そういう規模です。労働者の生活……
○田村智子君 日本共産党の田村智子です。
社会保険病院などを運営する地域医療機能推進機構の発足が、先ほどの質問にもありましたけれども、二〇一四年四月一日と閣議決定がされました。私も、これは是非前倒しを検討していただきたいと思っています。
同時に、それまでの間、RFOが存在をし、社会保険病院や厚生年金病院に売却方針があるがために地域医療の機能が損なわれると、こういう事態が起こることはあってはならないと思いますが、大臣、いかがでしょうか。
【次の発言】 その譲渡の対象となった病院について、具体にお聞きをしたいと思います。
昨年十二月二十一日、譲渡決定の大臣通知が出された川崎社会保険病院です。……
○田村智子君 日本共産党の田村智子です。
初めに、被災地の失業給付について、これまでも取り上げてきましたけれども、もう一度取り上げたいと思います。
この三月から四月にかけて広域延長給付が切れる方が大変多くなる、とても心配な事態です。これまでに仕事に就けないままに失業給付が切れたという方は、二月十七日現在で三千五百十人、そのうち内定を含めて就職が決まったのは僅か九百二十一人だと衆議院の審議の中で報告をされています。
四月末までにこの広域延長給付が終了する方はどれぐらいになる見込みでしょうか。
【次の発言】 今の就職状態が一か月間ほどで劇的に変わるということはちょっと考えにくくて、そうなりま……
○田村智子君 日本共産党の田村智子です。 今日は介護保険の問題で質問をいたします。 第五期介護保険事業計画では、六十五歳以上の高齢者の介護保険料が全国平均で約二割の大幅引上げになる見込みです。これは年金支給額の減額と併せて大変な負担増になってしまいます。 高齢者人口の増加に伴ってこの保険料の上昇というのは避けられないだろうと、こう想定されていたわけですね。その上、これまで介護保険とは別建てで措置をしていた介護職員処遇改善を保険料財源に移してしまって、これが一層の引上げにつながってしまった。これ、私、大変問題の多い政策判断だったと思います。しかも、このことが介護報酬の実質マイナス改定を見え……
○田村智子君 日本共産党の田村智子です。 子ども手当は昨年の改定で支給額が引き下げられ、先ほどから議論がありますとおり、年少扶養控除の廃止と併せて多数の子育て世帯が負担増になってしまいます。厚生労働省の試算でも、夫婦、子供二人という世帯の場合で計算をしてみると、給与所得が政府の答弁では四百八十八万円以上であれば全て負担増になってしまう。この給与所得で四百八十八万円というのは平均所得以下なんですね。とても高所得の世帯だけ負担増だという、そういう結果ではないことになってしまいました。しかも、この法案は特別措置法という形ではなくて恒久法だと。 子育て世帯の多数、恐らく私たち先ほど試算してみて六割……
○田村智子君 震災復興財源の確保を理由に、人事院勧告も無視した国家公務員の給与の大幅削減が強行されました。この法案が成立をしてからすぐに、政府は独立行政法人についても同様に職員給与を見直すよう要請したと聞いています。さらに、五月十一日の閣僚懇談会では、岡田副総理が独立行政法人等の中にはなお対応が遅れていると見受けられるものがあると発言し、財務大臣からは、運営費交付金等で人件費が賄われている独法については人件費マイナス分の交付金を減額する、それ以外の独法についても給与削減して国に納付してほしいという発言がありました。 厚生労働省は、国立病院や労災病院等の医療機関に対して職員給与の引下げを行うよ……
○田村智子君 日本共産党の田村智子です。 この労働契約法案については、各労働団体やあるいは日本弁護士会など法曹界からも抜本的な修正を求める意見あるいは本法案の撤回を求める意見、多数寄せられています。これからの働き方というにとどまらず、日本社会全体に大きな影響を及ぼすこういう重要な法案を僅か二時間程度の審議で採決をしてしまうと、このことにまず強く抗議をしたいと思います。 法案審議の前提として、まず大臣にお聞きいたします。 日本の雇用の在り方について、私たち日本共産党は、正規雇用、期限の定めのない雇用が基本であり、有期契約というのは合理的な理由がある場合の例外的な雇用形態であるべきだと考えて……
○田村智子君 日本共産党の田村智子です。 労働者の年金支給年齢引上げによって、来年四月以降、六十歳で定年退職し給与収入が途絶えると、一年以上にわたって無収入、無年金になる場合が生じてしまいます。さらに、二〇二〇年四月以降に六十歳となる労働者は全員、六十五歳になるまで厚生年金は一円も受け取れないということになります。 国策でこのように年金支給年齢を引き上げた以上は、六十五歳まで雇用継続の施策を講ずるのは最低限度の政府の責務であって、継続雇用の対象者の選別を可能としてきた基準を廃止するというのは当然のことだと考えます。一方で、労働政策審議会では、使用者側から例外を認めるべきだと強く要望がされて……
○田村智子君 日本共産党の田村智子です。一問一答で時間内でお聞きしたいと思います。 まず、岩田参考人にお聞きをいたします。 今の国債の問題が日本が本当に国際的に見ても危機的状況というのは、確かにGDP比で非常に危機的な状況にあると、私たちもそう思っています。そして、御指摘あったとおり、先進主要国と比べても日本の経済成長が言わば止まったような状態になってしまっていると、九二年から二〇一〇年で平均〇・一%。これは私、本当に危機的な状況で、なぜ世界の国々と比べても日本がこれだけ経済成長が止まっているのかということをちゃんと分析することが必要だと思っています。 日本銀行総裁だけに責任を帰すわけに……
○田村智子君 日本共産党の田村智子です。 私も国内立地推進事業費補助金について質問をいたします。 この補助金、総額二千九百五十億円のうち、千葉県や茨城県などを含む被災地での事業には僅か五百七十九億円、事業所の規模で見ても二千三百五十六億円、約八割が大企業に交付された、こういうことが昨日からの委員会でも大問題になってきています。 これ、もう少し中身を見ますと、例えばトヨタ自動車は、愛知県豊田市と碧南市の工場で直接補助金を受けるほかにも、グループ企業で補助金の交付件数は実に十二件に上ります。その他の大企業を見ても複数の補助金の交付が何件も確認できて、これだけでも私は大変に疑義が生じると思いま……
○田村智子君 どうも参考人の皆さん、御意見ありがとうございます。 地方分権、私たちは、憲法がうたう地方自治がやはりもっと光が当てられて、その実現に国の側も力を入れるべきときを迎えているんじゃないだろうかと、こういう問題意識でお聞きをしたいんですが、今日は是非行政の監視という立場からも三人の方に御意見をお聞きしたいと思います。 橋本参考人にですけれども、事前にいただきました橋本参考人のいろんなお書きになったものの中に、道路特定財源の例を挙げて、そして三位一体の改革の失敗から学んだ教訓があるというふうにお書きになっておられます。地方分権という言い方、中央集権型から抜け出すという言い方がやられた……
○田村智子君 日本共産党の田村智子です。
社会保障制度改革推進法案についてお聞きをいたします。
この法案は、社会保障給付費の増大、それに伴う財政の負担増を指摘して、受益と負担の均衡の取れた持続可能な社会保障制度の確立を目的として第一条に明記をしています。
社会保障費は、現行の制度であっても高齢者人口が増えることなどから毎年約一兆円の増加が見込まれています。この自然増を抑制しなければならないと、こういう立場なのかどうかお答えください。
【次の発言】 これは私も十八日の質疑、速記録読みました。そこで三党協議に参議院から唯一加わったという自民党の宮沢議員が質問に立たれていて、大変分かりやすく法……
○田村智子君 日本共産党の田村智子です。 消費税増税は社会保障のため、介護、医療、年金、少子化対策の四分野に使うのだと総理は繰り返し主張をされています。そして、この特別委員会の質疑でも、消費税はおじいちゃんのため、おばあちゃんのためと安住財務大臣も繰り返し答弁をされておられます。それでは、消費税増税で社会保障制度が良くなるのか、介護保険制度に絞ってお聞きをいたします。 今、保険料は払っているのに必要な介護サービスが利用できないという方が大勢おられます。厚生労働省の介護のサービスの利用率の調査見てみましても、要支援、要介護一、二という、こういう区分では、提供できる介護サービスの四割程度しか利……
○田村智子君 日本共産党の田村智子です。
法案に入る前に、東日本大震災で被災された方々への国民健康保険、介護保険の自己負担と保険料の減免措置がこの九月で期限切れとなります。大変心配する声が被災地の皆さん、また医療や介護の関係者の方からも出されております。
厚生労働省は、昨日、このことについて事務連絡を出したということですけれども、その内容を簡潔にお答えください。
【次の発言】 ということは、十月以降、対象から外れる自治体が出てくるということだと思います。また、二割は保険者負担だと、こうなりますと、被災自治体も財政的には大変厳しいというところありますから、今後、被災者向けの減免を打ち切るよう……
○田村智子君 日本共産党の田村智子です。 今日は五十分の質問時間をいただきまして、子ども・子育て関係の法案をしっかり審議をしたいと思います。 まず、七月二十六日の質問の続きで、児童福祉法二十四条、市町村の保育実施義務に関連してお聞きをいたします。 昨年来私がこの市町村の保育実施義務の削除、これは絶対許されないと、この規定の後退も許されないということをこだわって取り上げてきましたが、これは保育現場での子供への対応に重要な意味を持つからです。その一つが、保育料の滞納があった場合に子供の扱いがどうなるかということです。修正案の二十四条第一項では、市町村は、保育所において保育をしなければならない……
○田村智子君 日本共産党を代表し、社会保障と税の一体改革関連法案に反対の討論を行います。 まず冒頭、本日の委員会での委員長不信任動議について、当の委員長が小会派の討論を認めないという運営を行ったことに重ねて強く抗議いたします。 今国会での消費税増税法案の採決はやるべきではない、これが国民の圧倒的多数の世論です。民主、自民、公明の増税連合による採決の強行は断じて認められません。消費税増税は、国民生活も日本の経済、財政も危機に陥れる愚の骨頂ともいうべき政策です。 先月発表された国民生活基礎調査では、生活が苦しいという世帯は過去最多、六割を超えました。この声に耳を傾けず、消費税を一〇%に引き上……
○田村智子君 日本共産党の田村智子です。 被災地の雇用の問題についてお聞きをいたします。 昨年の被災地における人口動態が明らかになりまして、地元のメディアも大きく取り上げています。石巻市からの転出は五千四百五十九人、気仙沼市は二千三百七十五人が転出と。特に若い世代が仕事を求めて被災地を出てしまうんじゃないのかと、本当に危惧の声が起こっています。 私、中でも雇用状況の厳しいハローワーク気仙沼にお聞きをしたんですけれども、一月の求人数は一千八百五十八件、これに対して職を求める方は四千三百人近いんですね。ところが、こういうときに政府は被災地での失業給付の打切りを始めました。三月末までに東北沿岸……
○田村智子君 日本共産党の田村智子です。 深刻な保育所待機児童の問題について質問いたします。 四月を目前にして、子供の保育をどうするのか、今この瞬間も苦悩をしているお母さん方が大勢おられます。足立区では、認可保育所に申し込んだけれども不承諾、入れないと、こういう通知を受け取った方が千五百四十七人、申込者の四割以上に上りました。全国では、都市部を中心に恐らく数万人のお母さんたちが子供の保育先を今懸命に探していると思います。 保育先が見付からないとどうなるか。首都圏の母親を対象にベネッセの研究所がアンケート調査を行っています。(資料提示)保育先が決まらなかった母親のうち、昨年は、六割近い方が……
○田村智子君 日本共産党の田村智子です。 昨日の党首討論で衆議院の比例定数削減を条件に十六日解散という動きが民主、自民、公明の三党でつくられて、そして、この党首討論の終了後、昨日午後六時ごろに突然本日の委員会開会をまたも三党の合意によって決定をいたしました。国民がどのようにして国会議員を選ぶかというのは、国民主権の根幹にかかわる非常に重要な問題です。その選挙制度の問題が解散の駆け引きに使われる、あってはならないことだと思います。そして、年金の問題というのは高齢者の生活の根幹にかかわる問題です。それを、十分な審議ができるような条件も与えられず、このような委員会のやり方で採決を行うということに私……
○田村智子君 日本共産党の田村智子です。 まず初めに、TPP交渉参加についてお聞きをいたします。 野党時代の田村大臣と私は一緒に日比谷野外音楽堂でTPP交渉参加断固反対の鉢巻きを締めまして、頑張ろうと拳を掲げたことを鮮明に覚えております。前のめりの安倍総理に対して田村大臣が歯止めを掛けなかったと、これは私にとっても裏切られたという思いでいるわけであります。 大臣は、公的医療保険制度はTPP交渉の対象ではないという発言を繰り返しされていますが、日米二国間協議やTPP交渉におけるアメリカの関心事項として、政府の健康保険払戻し制度、日本に即して言えば、診療報酬、その薬価の問題が挙げられていると……
○田村智子君 これまでの委員会審議の中で各党の委員の皆さんが求められたように、私も、厚生科学審議会感染症分科会予防接種部会が提案をしている四ワクチン、また、これに加えてロタの予防ワクチンについて定期接種化に早期に踏み切ることを求めたいと思いますし、そのためにも、医薬品メーカーの言い値になっている高過ぎるワクチン価格への対応も冒頭要望いたしまして、今日は予防接種に伴う健康被害の救済のことについてまずお聞きをいたします。 子宮頸がん予防ワクチンの接種で健康被害が生じたと、しかし、PMDA、医薬品医療機器総合機構の副作用救済の対象にも、また市町村が加入する民間保険の救済対象にもならないという事例が……
○田村智子君 日本共産党の田村智子です。 では、それを受けまして、丸川政務官の広告、登場されたことについてお聞きをいたします。 いろいろ広告がどこの広告かということが議論になっていますけれども、結果として、ヒューマントラスト社の広告で、同社の社長と対談をした、監督官庁の政務官が監督の対象となる一事業者の広告を行ったというのは、これはもう事実なんですよね。だから、これは本当に問題だと私も思います。 まず、私、お聞きをしたいのは、丸川政務官は、ヒューマントラスト社は問題のない企業だと確認した旨の委員会答弁を繰り返し行っておられるんですね。じゃ、実態はどうなのかということを少し見ていきたいと思……
○田村智子君 今日は、生活扶助基準の引下げについてまずお聞きをいたします。 これは、最も所得の低い第一・十分位の消費と生活保護世帯の消費の比較に加えて、生活扶助相当CPI、物価指数に沿って引下げを行おうというものです。 これまでの衆議院、参議院の予算委員会の質疑、議事録読みました。生活扶助相当CPIは、計算上、電気製品等の消費割合が高くなってしまう、つまりは、一般世帯より生活保護世帯の方が電気製品等を多く買っているということを意味する数字になってしまう、だから生活実態と大きく乖離しているんだと。このような引下げには強い抗議の声が起こるのは私も当然のことだと思います。 この議事録ずっと読ん……
○田村智子君 日本共産党の田村智子です。 法案の質問の前に、感染の拡大が止まらない風疹の問題について一問だけお聞きをいたします。 国立感染症研究所は、今年の全国の風疹患者数がゴールデンウイーク前の四月二十八日までに累計五千人を超えたと発表しました。これは過去五年間で最多だった二〇一二年一年間の患者数の二倍を既に上回る、こういう感染の拡大です。この下で、妊娠中の方が感染したことによって先天性風疹症候群の子供さん、これ昨年十月からでもう十人以上確認をされるなど、本当に過去最悪と、過去五年間ぐらいで見ても最悪の事態になっています。 これ、一九七三年からの流行時には、先天性風疹症候群で生まれた子……
○田村智子君 私は、日本共産党を代表して、健康保険法等の一部を改正する法律案に反対の討論を行います。 その理由の第一は、協会けんぽへの国庫補助率一六・四%を二年間の暫定措置としていることです。 本法律では、協会けんぽへの国庫補助は本則で一六・四%から二〇%とされています。これを附則で一三%に引き下げているのですから、この附則を削除し、一六・四%以上の国庫補助率を恒久的な措置とするのは当然のことです。 協会けんぽに加入している事業所の四分の三は従業員九人以下という中小零細企業です。被用者保険の最後の受皿であり、社会の重要なセーフティーネットである協会けんぽを国の適切な国庫補助によって支えな……
○田村智子君 発言の順番に御配慮をいただきましてありがとうございます。感謝申し上げます。日本共産党の田村智子です。 この障害者の雇用の促進等に関する法律、そして精神保健及び精神障害者福祉に関する法律、この二つの法律は内容が大変異なるものです。前者は、障害があっても差別されることなく働ける社会を目指すもので、障害者の権利行使を支援するもの、一方、後者は、精神障害者の方の意に反する入院にかかわることを定めるもので、当事者の権利制限という内容を含んでいるわけです。これらを一緒に審議するというやり方は問題が大きいというふうに私は思っておりまして、それぞれの法案について十分な審議時間が保障されるよう、……
○田村智子君 日本共産党の田村智子です。
本日は本当にありがとうございます。
私、まず精神保健福祉法の方からお聞きをしたくて、池原参考人からまずお聞きをしたいと思います。
おとといの質疑の中で、やはり代理人がなぜ法制度の中に盛り込まれなかったのかということが一つの審議の焦点になりました。その中で、厚生労働省の側の答弁としては、どのような人を代理人として指定していくのかということがいまだまとまらない、検討の段階だというような答弁もあったんですけれども、その点についてのお考えをお聞かせください。
【次の発言】 ありがとうございます。
もう一点、保護者制度を廃止したけれども、家族等の同意で医……
○田村智子君 日本共産党の田村智子です。 戦没者等の妻、父母への特別給付金の法案審議では、これまで何度も申請の時効を理由に少なくない未受給者が生じていることが問題になってきました。やむにやまれぬ思いで国家賠償訴訟を起こした皆さんは、未払となった方がどれくらいいるかということを試算しておられます。過去五回で受給見込み数の三・五%から六・五%、大きい方の数字を見ますと、延べ九万七千人、総額九百六十二億円に上るだろうという試算です。これは御本人の申請忘れで終わらせることのできない規模で、過去五回でこうした少なくない未受給者が生じたのはなぜかと、当事者の方もこのことをきちんと説明してほしいと求めてお……
○田村智子君 日本共産党の田村智子です。 本法案は、厚生年金基金の代行割れ問題を基金の解散で解決を図ろうというものです。この代行割れの問題の多くは、バブルの崩壊による運用益の大幅な減収によって発生をしたものです。大企業の単独基金のように、企業に体力のあるところは既に代行割れを自ら埋めて確定給付年金や確定拠出年金に移行していて、現在残っている基金の多くは中小企業で構成をしている総合型が中心となっていて、こういう中小企業は不況のあおりを受けている業種も多くて、事業主責任での解決と代行割れの解消というのは大変難しいということが考えられるわけです。 この代行割れの問題は、バブル崩壊以降、対策の必要……
○田村智子君 日本共産党の田村智子です。 私も、質問の順番についての御配慮に感謝を申し上げます。 前回、十三日の質疑で、私は、社会保障制度改革国民会議が示した議論の整理案の中で、年金支給開始年齢の引上げについて早めに議論に着手すべきと記され、会長を務める清家篤氏が記者会見で、六十七歳から六十八歳に引き上げてしかるべきと、こう述べていることを取り上げました。これに対して大臣は、支給開始年齢の選択制という角度で御答弁をいただいたんですけれども、私の質問にこれは答えていただいてないんですね。自分の判断で受給を先延ばしにするというのは、これは今でもできることであって、清家会長が主張している満額の年……
○田村智子君 日本共産党の田村智子です。 安倍総理は、昨日のG8サミット後の記者会見で記者からの質問に答えて、財政健全化に向けては社会保障も聖域とせず予算縮減を行うということを強調いたしまして、無駄の削減としては生活保護制度だけを挙げられました。 また、先週閣議決定された骨太の方針でも、生活保護の支援の在り方(加算制度や各種扶助の給付水準)を速やかに検討し、見直す。不適正、非効率な給付を是正すると書き込まれました。 住宅扶助の見直し等が行われると報道する新聞記事もありましたが、現行の住宅扶助でも、とりわけ都市部では基準額以内で住宅を探すということは大変困難で、結果的には生活扶助から持ち出……
○田村智子君 参考人の皆さん、ありがとうございます。 まず、佐藤参考人にお聞きをいたします。 大変、釧路市の取組が心のこもったというか心のある自立支援だということを今お聞きしていて感じたんですけれども、大変たくさんのプログラムで就労の支援や引きこもりの支援や社会とのつながりをつくるような支援ということをやっていらっしゃって、この方にこういうプログラムでということを見極めて進めていくことって非常に大切になってくるんじゃないかというふうに思います。 例えば就労支援も本人が強制だというふうに感じてしまうとこれは職員の方との信頼関係も崩れてしまうでしょうし、うまくいかないでしょうから、そういう、……
○田村智子君 日本共産党の田村智子です。 今国会は、与党が理事会や委員会の開会を妨害するということが実は繰り返し行われてまいりました。本来は委員会の円満な運営や、あるいはその委員会での質疑の促進に野党に協力を求めるというのが国会の与党の在り方ではないのかということを考えても、非常に異常な国会運営が繰り返し行われてきたということを言わなければなりません。 そして、内閣は、憲法六十三条に基づいて、国会の求めに応じて答弁又は説明のため出席を求められたときは出席しなければならないという規定があるわけで、これを踏みにじって本日全く出席が得られないということもまた前代未聞の事態だと言わなければなりませ……
○委員以外の議員(田村智子君) 委員外発言をお認めいただき、ありがとうございます。日本共産党の田村智子です。 昨年の障害者基本法、そしてこの障害者差別解消法は、今後の我が国の障害者施策の土台となる法律で、どちらも参考人質疑が行われないということは私は大変残念に思います。また、総選挙後、障害者政策委員会が一度も開かれないままに本法案が提出されたということも問題だと指摘をしなければなりません。 私たちのことを私たち抜きで決めないでという障害当事者の皆さんの要求にこたえた政策決定が行われるよう求めまして、法案について質問をいたします。 障害者の皆さんは、日常生活の中でも、また進学や就労など人生……
○田村智子君 非正規雇用の労働者が過去最多の三五%を超えたと、十九日、総務省が発表いたしました。不安定で低賃金な働き方の拡大に歯止めを掛けるということは、賃上げとともに景気回復にとって喫緊の課題です。昨年、労働契約法が改定をされまして、本年四月一日を起点に有期契約の期間が五年を超えた労働者は本人の申込みによって無期契約に転換されることとなります。
この法改定の意図について、厚労大臣、説明をお願いします。
【次の発言】 雇用の安定を図ると。ところが、この法改定を受けて、四月一日から就業規則を変えて契約の更新回数に上限を設けるという動きが民間事業所だけでなくて政府のお膝元からも聞こえてきています……
○田村智子君 生活保護の生活扶助基準額が今年八月にも引き下げられようとしています。この削減案は子供さんのいる世帯での引下げ幅が大変大きい。小学生、中学生の子供二人の母子世帯で生活扶助がどうなるのか、厚労大臣、お示しください。
【次の発言】 それがどう削減されるのか。
【次の発言】 この生活扶助費というのは、食費、水光熱費、被服費など、家賃を除く基本的な生活費が全部含まれているわけですね。それが今年の夏からこのように削減をされたらどうなるのか。
静岡県在住、中学二年の男の子、小学四年の女の子がいる母子世帯のお母さんに生活の実態をお聞きいたしました。一週間の食費は七千円前後。子供たちにバランスの……
○田村智子君 日本共産党の田村智子です。 総理は、先週十九日に成長戦略の方針を発表して、その中で、二〇一七年度までに四十万人分の保育の受皿を確保すると、そう表明をされました。杉並区、足立区、大田区、さいたま市、東大阪市などで、認可保育所への入所不承諾に対してお母さんたちが次々に異議申立てに立ち上がった、待機児童の深刻さが浮き彫りになったと、これを受け止めてのことだと思います。 今、多くのお母さんたちが、出産前から何か所も保育施設を見学をして、アレルギー食に対応ができるとか、部屋の広さが確保されているとか、お庭があるとか、やっぱり安心して子供を預けたいという思いから認可保育所への入所を希望し……
○田村智子君 日本共産党の田村智子です。 医療費の三割負担は国民生活に大変重くのしかかっています。そこで、子供の医療費無料制度について質問をいたします。 国民健康保険料や保険税の滞納を理由に保険証が取り上げられて病院にかかれないという問題を我が党はこれまで何度も国会で取り上げてきました。現在は、中学生以下の子供さんについては健康保険証の取上げは禁じられています。しかし、保険証はあっても窓口三割負担が払えないために必要な治療が受けられない、こういう子供さんの事例は学校の保健室の先生や医療機関から度々報告がされています。 例えば、学校健診で視力が弱くて斜視も指摘をされた小学二年生の女の子、検……
○田村智子君 福島第一原発の事故収束作業に延べ五百十人を違法に派遣したとして、長崎県内の三つの事業所に改善命令が出されています。本件の概要を御報告ください。
【次の発言】 これ、作業を請け負ったと見せかけて、実際は労働者を送り込んだだけの偽装請負、それから、今御報告になかったんですけど、もう一つ、自社に派遣された労働者を別の会社に派遣する多重派遣も、これ改善命令出されています。それから、派遣禁止の建設業への違法派遣と、これらが一度に行われていたということです。これは氷山の一角だと思います。
東電が昨年十二月に公表した就労実態に関するアンケート、福一の下請労働者を対象にしたものですが、ここにも……
○田村智子君 本日は本当にありがとうございます。 まず、島田参考人にお聞きしたいんですけれども、団塊の世代の退職に伴ってそういう皆さんに移住していただこう、これは一つの方策かなというふうに思いますけれども、ケアハウス、優良田園住宅などを造って呼び込んでいく。そうすると、その十年先、二十年先を考えたときに、やっぱり超高齢世帯がある程度の広いところに、密集じゃないですね、集中的に住むという地域ができるということにもなると思うんですね。そうすると、伊達市やあるいはほかの地域も含めてなんですけど、そういう十年、二十年先考えての先手を打った施策ということも何か検討されているのか、是非お聞きしたいと思い……
○田村智子君 ありがとうございます。 三人の方に同じ質問をしたいと思います。 私、お話をお聞きしていて共通しているのが、土地の活用であったり、利用であったり、ここがこれからどういうふうに展開されていくのかというのが非常に大切なポイントじゃないかと思ってお聞きしていました。 これまで余りに土地の利用が、ある意味、無秩序であって、大手資本が利益の食い物にしたり、あるいは、今も首都圏なんかは農地がどんどん宅地に囲まれて、集積を今後しようとしても恐らく障壁になるであろうし、農薬を使うのにも周辺の新しい住民の方に相当気を遣わなくちゃいけないと。また、東京の一極集中にしても、容積率の緩和というのが果……
○田村智子君 今日は本当にありがとうございます。是非、内子町、長浜市にも伺って、現場でいろいろお聞きしたいと思います。 今日、済みません、質問はまず河島参考人にお願いをしたいんですが、実はこの調査会でおととい、昨日と岡山に視察に行きまして、その際もバスガイドさんから、瀬戸内の島々のアートフェスティバル、すばらしい取組だったということがバスの中で紹介をされていました。 それで、あれは企業と芸術家と自治体の枠も超えた取組、地元の住民の皆さんの協力も得てということで、大変大掛かりな取組だなというふうに思っているんですが、端的で申し訳ないんですけれども、これが成功した大切だと思われるポイントを幾つ……
○田村智子君 日本共産党の田村智子です。 被災地の公共事業、仮設住宅の建設などについてちょっとお聞きをしたいんですけれども、こうした復旧の工事、あるいは仮設住宅の建設というのが被災された皆さんの生活の保障として大切だということはもちろん言うまでもないんですが、同時に、やっぱり被災された方々がこの公共事業を通じて収入を得て自らの生活の再建につなげていくということがやはり求められていると思うんですね。そういう視点から、「日本はひとつ」しごとプロジェクトというのの中にも、公共事業で十五万人雇用を創出するんだという目標も掲げて取り組まれていると思います。 ただ、現地でいろいろお話をお聞きしますと、……
○田村智子君 日本共産党の田村智子です。 国民年金の国庫負担分の二分の一への引上げは消費税増税をやらなければできないかのような議論、これには合意できません。法人税減税や証券優遇税制の見直し、不要不急の大型公共事業や軍事費など、歳出の見直しで二分の一への引上げを行うべきだと私たちは考えます。 このことを申し上げて、今日は国土交通大臣に質問いたします。 野田財務大臣は四月一日に、公共事業予算のうち五%分を留保することを全閣僚に要請をしています。国土交通省としては、この具体化をどうしているのか、留保を決定した事業があるのか、このことをまずお答えください。
○田村智子君 日本共産党の田村智子です。本日はありがとうございます。 被災者が主役の復興ということに大変共感をしながら今お聞きをしていました。大滝参考人の、今、復興の計画作りの中から女性が入ることが非常に重要と課題と提言のところにも書かれていて、私もお聞きしようかなと思ったんですけれども、加えて女性と若者が入る配慮というふうに書かれておられますので若者についてもお聞きをしたいと思っていますのと、もう一つ、実際、その地域で復興計画作りとなったときに一番困難なのが、恐らく津波で全部洗われて高台移転が必要だというふうな地域ではないかというふうに思っているんです。そういう地域の皆さんはいろんな事情も……
○田村智子君 日本共産党の田村智子です。 お一人お一人に時間内でお聞きしたいと思います。 まず、山内参考人、先ほどの御質問のお答えにもあったんですけれども、ソーシャルキャピタルを破壊しない政策の吟味という提起はなかなか意味が深いなというふうに思っていまして、それは、これまでの例えば阪神・淡路大震災の後に様々取られた政策などで、これはソーシャルキャピタルを破壊してしまったんじゃないだろうかというような、何というんでしょう、お考えもあっての提起なのかなというふうにも感じたんですね。 そこで、そのソーシャルキャピタルを高める政策として今こういうことが必要なんじゃないか、あるいはこれは破壊してし……
○田村智子君 日本共産党の田村智子です。どうもありがとうございました。 まず、牧野参考人にお聞きします。 私も長野県人なんですが、飯田のりんご並木は存じ上げませんで、大変不勉強で申し訳なかったなと思うんですけれども、このりんご並木の歴史が本当に今も市民の皆さんの中に語り継がれているというのは、やっぱり子供さんも含めてまちづくりにかかわってきたと、これが歴史的に地域の誇りになっているんだなということを感じながらお聞きをしたんですけれども、これをやっぱりこれからのまちづくりにもこういう視点を生かしていくという取組をされているかと思うんですが、一方でこのまちづくりカンパニー、大変ユニークな取組だ……
○田村智子君 日本共産党の田村智子です。 今日は、質問の順番に御配慮いただきましてありがとうございます。 三人の参考人の皆さん、大変勉強になるお話、ありがとうございました。 まず、白倉参考人にお聞きをしたいと思います。 事前にいただいた資料の中に、子供たちへの教育というので学校林という取組が出ていたんです。学校の林ですね。 お話にありました、まず自分の生まれた町、ふるさとを知ること、それが自分のふるさとを愛する気持ちにつながり、そしてまちづくりの力になるというのは、本当にそのとおりだと思っていまして、やはり子供たちが自分の町に誇りを持つという上では、例えば農業とかその町の産業のことを……
○田村智子君 被災地の復興については、津波で洗われた地域を今後どのような土地活用をしていくかということが一つの大きな課題になっていると思います。 私もこの調査会で視察に伺った陸前高田市で寄せられた要望についてまずお聞きをしたいんですけれども、陸前高田市の市長さんからは、津波で洗われた部分のあの相当の面積部分を津波で被害に遭った方々の慰霊のための記念公園あるいは津波被害を後世に伝えていくための記念公園として、国立公園としての設置を強く私どもも要望を受けました。 恐らく直接陸前高田市から復興庁ないし国土交通省にも届いている要望ではないかと思いますので、これが今検討がされているのかどうか、また、……
○田村智子君 日本共産党の田村智子です。今日はありがとうございます。 まず、菅家公述人と吉田公述人に同じ質問をしたいと思います。 先ほど吉田公述人から、エンゼルプラン、新エンゼルプラン、これは失敗だったという指摘をされていて、私もそうだなと思っているんですが、その一つの理由が、やはりワーク・ライフ・バランスをどうしていくかということが完全に先送りにされて、その点でいえば、今回の子ども・子育て新システムや社会保障制度の改革というこの議論の中でも、またワーク・ライフ・バランスについては完全なる先送りになっていると言わざるを得ないと思っています。 例えば、育児休業がなかなか取れていないと言いま……
○田村智子君 日本共産党の田村智子です。本日はありがとうございます。 伊藤公述人にお聞きをいたします。 先ほどの質疑の中で、経団連が提案をしている年金の新しいプランでも企業の負担分は変わらないということだったんですけれども、ちょっと確認をしたいんですが、基礎年金部分は保険料負担分が全部消費税に置き換わるので企業負担分なくなる、二階建ての分は労使折半で保険料負担は企業側にもあると。じゃ、基礎年金分でなくなった分は、ここの説明によれば、過去期間に係る年金純債務の処理に充てると、これがあるので企業の負担分は減らないという御説明だったかと思うんです。しかし、過去の債務分というのは当然年々減少してい……
○田村智子君 お聞きをいたします。日本共産党の田村智子です。 今日は、安全保障の問題で外交と防衛力ということが基本になるのかと思いますが、若干防衛力の方に重きが置かれた御意見が続いたのではないかというふうに思います。 お一人に一問ずつ質問させていただきます。 国境の紛争が日本周辺諸国とそれぞれにある、異常な事態だ、私もそう思います。白石公述人にお聞きをしたいんですけれども、それに対して自衛隊の配備がどうこう、それから米軍の基地がどうこうと、その前に、やはりまともな国境紛争の解決のための外交努力は行われているのかと、ここもしっかり見る必要があるんじゃないかと思うんですね。 例えば、中国と……
○田村智子君 日本共産党の田村智子です。どうもありがとうございます。 まず、奥谷参考人にお聞きをいたします。 今、女性の社会的地位向上に本当に大きく寄与されている皆さんの女性起業家の応援の活動を大変感銘を受けてお話をお聞きしました。紹介された事業は、利益追求型というよりは自らの生きがいとかまさに地域への貢献という、そういう起業理念や目的がしっかり根付いたものだなというふうに思えたんですね。これは新しい事業の在り方として非常に注目をしたいんですけれども、同時に現実の日本社会では相当に、先ほどの規制緩和の話もありましたけど、まさに生存競争のような、やっぱり企業の競争社会がいまだそのままなわけで……
○田村智子君 日本共産党の田村智子です。 今日は、三名の方からいっぱい学ぶお話をお聞きできて本当に良かったと思っています。 まず、佐藤参考人にお聞きをしたいと思います。 私、このいただいた資料、事前にいただいた資料も読みまして、ママさんサポートセンターという取組が非常に特徴的な活動だなということで興味深く資料を読ませていただいたんですけれども、自治会として、言わば外の人の力も、専門的な人の力も借りながら、地域の方の相談に乗っていこうという、この発想がすごいなというふうに思ったんですね。 それで、外の方を迎えるということについて、やはり自治会の中でどのようなお話合いがなされてこれが立ち上……
○田村智子君 どうもありがとうございました。日本共産党の田村智子です。 今の質問につながるようなんですけど、津田参考人にまずお聞きをしたいと思います。 実は、子どもの権利条約は、私も批准のころから、とりわけ子供の意見表明権のことで運動にかかわってきた経緯がありまして、そのことを実践されての活動に大変感銘を受けました。 それで、子どもの権利条約の意見表明権は、子供にかかわる全てのことについて子供は意見を表明する権利を持ち、その子供の意見が、外務省の訳はちょっと良くないんですけど、相応に尊重されなければならないというふうに大人社会の方は定義付けられていると思うんですね。今回の御指摘を受けてあ……
○田村智子君 日本共産党の田村智子です。 今、各委員から、福島への視察で大変厳しい意見をそれぞれの自治体からいただいたというお話がありました。私もそういう意見、本当に受け止めて、これから私たち国会議員も仕事をしていかなければいけないなというふうに思っています。 それで、先ほども出たんですけど、避難解除となった広野町なんですが、解除から一年がたっても七百数十名の住民の方しか戻ってこないと。これで、町長を始め自治体の皆さんの苦悩は本当に想像を絶するものだなというふうに思っています。住民が戻ってこないだけに、医療機関や介護機関、それからお店なども開けても商売にならない、こういう日常生活に欠かせな……
○田村智子君 日本共産党の田村智子です。 公述人の皆さん、ありがとうございます。 東アジアの緊張を軍事的に解決しようとすると莫大な軍事費が必要になっていくんだなと、そうなると今の憲法の立場で外交努力をしていくことが本当に求められるんだということを私的には再確認ができました。 私、大変時間が短いので、孫崎公述人に御質問を絞ってさせていただきたいと思います。 私も、四月二十八日に行われた主権回復の日の式典についてまずお聞きをしたいんです。 サンフランシスコ平和条約発効の日だということが理由なんですけれども、やはりこの条約によって米国領土とされた沖縄の皆さんが抗議集会開かれたのは、これ当然……
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