このページでは高瀬伝衆議院議員の23期(1947/04/25〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は23期国会活動統計で確認できます。
○高瀬傳君 私は、社会革新党を代表いたしまして、ただいま上程になりました國有鉄道運賃法案につきまして、いささか修正の意見を述べんとするものであります。すなわち、第一條第二項を削除し、第三條第一号中、一円二十五銭とあるを七十銭に、九十銭とあるを五十銭に改める案であります。とりもなおさず、旅客二倍、貨物三倍、定期券一倍半、学生定期すえおきという案であります。 國有鉄道運賃法案の第一條第二項に「、前項の運賃及び料金は、左の原則によつてこれを定める。」という項があります。その原則は四つありまして、一番目に公正妥当なものであること。二番目に原價を償うものであること、三番目に産業の発達に資すること、第四……
○高瀬傳君 ただいま上程せられました日本國有鉄道法案及び日本專賣公社法案、郵制省・電氣通信省設置法案等に対し、社会革新党を代表して反対の意見を表明するものであります。 まず、日本國有鉄道法案について申し上げまするに、本法案は、その基礎を、本年七月政府の受領せるマツカーサー元帥の書簡に置くものでありまして、その書簡によりますれば、事業を運営管理するため、適当なる方法によりバブリツク・コーポレーションを組織せらるべきである、とのみ指示せられております。 諸君御承知の通り、ハブリツク・コーポレーシヨンは、大きな幅があり、全額國家負担もあれば、大半民間資本のものもあり、また株式組織のものもあれば、……
○高瀬委員 ただいまの委員長のお言葉によりまして陸運全般に關する質疑をいたしたいと存じます。特に本日から實施されました鐵道運賃の値上げの問題に關しましていささか質疑をいたしたいと存じます。内閣の發表によりますと、鐵道は旅客、貨物全般にわたつて約三倍半の値上げを斷行したようでありますが、この値上げの問題に關しましては、私は昨年夏、鐵道會議議員として選定されまして以來、絶えず鐵道の値上げ問題に關して自己の意見を表明してまいりました。その私の立場は、結局全體的にいわゆる物價體系ができてから、鐵道運賃をその物價體系とにらみ合せて、もし必要があらば値上げをすべし、しかしできるだけ國民生活に重大な關係のあ……
○高瀬委員 本會へ付託せられました海運組合法を廢止する法律案の審議にあたつて、私は日本社會黨を代表いたしまして、その廢止に贊成の意を表する次第であります。御承知のように、昨年の議會においてやはり自動車事業組合法案が審議されましたが、獨占法業禁止法の趣旨に從いましても、あるいはその條項の内容につきましても、たとえば海運組合法の第十四條にありまする、主務大臣が必要と認めたる際は組合員にあらざる事業團體もこの組合に加入させるというような條項のごときは、やはり自動車事業組合法案の内容においても、われわれは昨年の議會において強く反對した點でありますが、今囘同樣な趣旨によつて盛られております海運組合法廢止……
○高瀬委員 私は日本社會黨を代表いたしまして、船員保險法の一部を改正する法律案に賛成の意を表するものであります。 今囘勞働基準法が制定され、それに伴いまして海員法を改正する法律案、あるいはこれの裏づけとして船員保險法が新しく改正されたことは、まことに船員全體の安寧、幸福のために、また日本の勤勞者階級のためにわれわれとしては心から贊意を表するものでありまして、願わくばこれらの種々の立法が相關連性をもちまして完全に運用され、日本の海員の安寧、幸福に役立つことができますれば、非常にわれわれとしては滿足の意を表する次第でありまして、ここに日本社會黨を代表して簡單ながら贊意を表する次第であります。
○高瀬委員 私は日本社會黨を代表しまして、日本國沿岸に置き去られた船舶の措置に關する法律案に賛成するものであります。六月二十三日の總司令部のメモランダム第三項に、日本政府は右船舶の保管に任じ海運竝びに漁業方面に有效に使用することとありますが、この趣旨に從つて、この法案が海運竝びに漁業方面に有效適切に役立たんことを希望いたします。
○高瀬委員長代理 それでは午前の會議はこの程度にいたしまして、午後は一時半より再開いたしたいと思いますが、御異議はございませんか。
【次の発言】 それでは午後一時半より再開することにいたしまして、それまで暫時休憩いたします。
午後零時二十二分休憩
【次の発言】 午前に引續き質疑を續行いたします。質疑を許します。小笠原八十美君。
【次の発言】 それでは本日はこの程度にして散會したいと思いますが、いかがでしようか。
【次の発言】 それでは次會は公報をもつて御通知申し上げることにいたしまして、これにて散會いたします。
午後三時三十五分散會
○高瀬委員 實はこの道路運送法について私は概括的な質問をいたしたいと思いますが、この道路運送法を審議する前に、實はこの附則の方にあります自動車運送事業組合法とか自動車交通事業法とかいろものをなぜ廢止されたか、それについてはつきりした御意見を伺いたいと思います。特に去年の九十二議會でありましたか、自動車事業組合法案が議に上りまして、鐵道省は非常にその必要性を力説されておりましたが、今囘突如としてこれを廢止される。その廢止される理由についてわれわれは確然たる御説明を受けていないように思いますが、その點について何ゆえに自動車交通事業法を廢止したり、あるいは自動車運指事業組合法を廢止したりして、この道……
○高瀬委員 この前の委員會において、私は道路運送法第八條の中央道路運送委員會及び地方道路運送委員會の性格について卑見を開陳いたしましたが、なおその點について本日意見の開陳を引續き行いたいと存じます。私はこの前、この運送委員會が民主主義的な角度から、どうしてもこの道路運送法を完全に施行するためには必要なりという政府委員の御意見を伺いましたが、もし眞にこの道路運送委員會を民主主義的な意味において活用せんとするならば、政府當局の考えているような制度ではとうていその實現ができない。なお現在においては、未だ道路運送委員會の性格をいかようにするかという點については、はつきり政府委員の意見は開陳されていない……
○高瀬委員 私は、社會黨としての道路運送法案に對する大體のわれわれの考え方を申し述べたいと思うのであります。われわれとして問題にしておりますのは、大體四つの點であります。つまり第四條の「政令に定めるところにより、」という點と、第八條のいわゆる中央道路運送委員會及び地方道路運送委員會の性格に關する點と、第十二條の妥當なる基準を法律によつて明記するかどうかという點と、附則第一條の本法施行の期日を法律で明定するかどうか。こただけがわれわれとして意見を述べたい點であります。 まず第四條の「この法律に規定する主務大臣の職權の一部は、政令の定めるところにより」こういうふうにございますが、「この政令の定め……
○高瀬委員 私は運輸當局と安定本部と大藏當局に出席を求めておるのですが、大藏當局はどなたがおいでになつておられますか。
【次の発言】 すぐ出席をお願いすることにして、運輸當局に質問をいたしたいと思います。
はなはだ法案の審議中議事を阻害するようで恐縮でございますが、まず第一にさいわい運輸大臣がお見えになつておりますから、伺いたいのであります。かねがね鐵道は百十何億という赤字をもつて、非常に經營の面において苦しんでおるようであります。この赤字の補填策について運輸大臣はいかなる見解、方策をもつておりますか。私は本日の朝日新聞に載りました「國鐵運賃値上か、運輸省具體案作成に着手」という記事を見まし……
○高瀬委員 道路運送法案修正案起草小委員會における審議は未だ結論に到達いたしませんが、今日までの審議經過を簡單に御報告申し上げます。 小委員會は、去る十月二十二日以來、委員長私案を參考として、數囘にわたり熱心な討論を重ねてまいつたのでありますが、そのうち議題となりましたおもなる點は、第四條に關する地方行政機構、第八條に關する道路運送委員會及び附則第一條に關する本法施行期日の三點であります。 第一の點については、地方自治の強化と總合行政の觀點から、出先機關の新設には相當強い反對意見もありましたが、地方自治體の強化はわれわれの理想とするところであるけれども、今日の段階においては道路運送監理事務……
○高瀬委員長代理 これより會議を開きます。本日は委員長の都合により私が委員長代理を勤めます。 まず道路運送法案修正起草小委員會の修正案が大體決定いたしましたので、その經過について御報告申し上げます。 小委員會における道路運送法案の審議經過については、去る六日の本委員會に中間報告をいたしましたが、その御檢討を重ねました結果次のような結論を得るにいたりました。 一、貨物、輕車輛運送事業に關する主管行政廳 の問題は、委員長試案によること。 二、道路運送委員會の委員の府縣における選出 員數は二人、その任期に三年とし、半數交代 制を採用すること。 三、退職官公吏の道路運送委員就任 ……
○高瀬委員長代理 會議を開きます。
これより本委員會に付託になりました各請願につき審査をいたしますが、その議決は後日に讓りたいと思います。なお議事進行上隨時日程の順序を變更して議事を進めます。
日程の順序を變更して、まず日程第一四、村崎信號所を一般驛に昇格の請願、文書表第八一號、高田弥市君ほか三名紹介を議題として、紹介議員高田君の紹介説明を聽取いたします。
【次の発言】 次に本請願に對する政府側の意見を聽取します。
【次の発言】 本請願に對する質號はございませんか……。
【次の発言】 それでは日程第七、大畑、大間間鐵道速成の請願、山崎岩男君ほか二名紹介、文書番號第五三號を議題として紹介議員……
○高瀬委員長代理 これより會議を開きます。
道路運送法案を議題といたしたいと思います。島上委員。
【次の発言】 ただいまの島上君の修正提議に御異議はございませんでしようか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。それではさよう取計ろうことにいたします。從つて本日をもつて道路運送法案に對する質疑を終了いたしたいと思いますが、いかがでしようか。
【次の発言】 それではさよう取計らいます。
【次の発言】 これより船員法戰時特例を廢止する法律案竝びに造船事業法を廢止する法律案を一括議題として質疑に入ります。質疑はこれを許します。重井君。
【次の発言】 他に御質疑はございませんか――御質疑がないようであ……
○高瀬委員 本請願の要旨は、愛知縣の豐橋、大海を結ぶ舊豐川鐵道、竝びに同縣大海、三河川合を結ぶ鳳來寺鐵道は、戰爭中戰爭目的のために強制的に買收されておりましたが、終戰後の今日においてはすでにその必要がなく、また兩鐵道と密接な關係にある田口鐵道を育成するためにも、該兩鐵道を拂下げられたいというのが請願の趣旨であります。もちろんこの豐川鐵道及び鳳來寺鐵道のみならず、鶴見臨港その他二十數箇の地方鐵道が同じような運命に至つておりまするので、この點については、これらの鐵道がほんとうに産業に貢獻するように、また民主化のために、ぜひ民間に再び拂下げるのが至當だと思いまして、本請願を提出したような次第でありま……
○高瀬委員 この前の新聞で、長白山ですかどこかに、日本の大部隊がはいつて殘つておる現状があるという新聞記事がございましたが、あれは一體どうなんですか。
○高瀬委員 ただいまの問題に關連しますが、もし全部向うに押えられたと假定すると、それに對して國家が賠償するようなことがあるかどうか。その點外務省の方にちよつとお伺いいたいと思います。
○高瀬委員 それはこの委員会としては公式に運輸大臣の所見を伺う必要があると思うのです。だから、それは正式の手続を経ておるのなら、なおさらわれわれは正式に運輸大臣の運賃問題に対する所見を伺う権利があると思うのです。それは公式の問題にしてもらわぬと困ると思います。
○高瀬委員 實は緊急質問と申すのははなはだ何でありますが、私の選擧區に黒磯という驛がございます。これは戰爭前は急行も停まり、御用邸もあつて觀光地の那須温泉の入口で、非常に優秀な驛であつたのでありますが、どういう理由か戰爭後急行列車が停まらなくなつたのであります。御承知のように、那須温泉には陛下が毎夏御避暑になられる御用邸もございます。それからこの戰爭中に不幸な災害を受けまして、全部温泉は燒けましたが、今觀光地として復興途上にあります。なおあそこには國際的な有名なゴルフ場もあります。日本のスポーツ振興あるいは大觀光地の開發あるいは日本の國民保健の高揚というような點、また陛下が毎夏御避暑になり、貴……
○高瀬委員 買收鉄道を拂い下げていただきたいというこの請願は、日本鉄道会議所会長根津嘉一郎君から提出された請願であります。買收鉄道と申しましても、今まで國有鉄道になつてから買收された鉄道全部を拂い下げてくれというのではありません。御承知のように最近における地方鉄道の買收が、省社一体の理念のもとに、物的戰力の増強を目的として策定され、戰爭完遂のため事業者を忍從させたことは、朝野のひとしく認めるところであります。しこうして最近に買收を実施されたこれら鉄道及びその延長は、昭和十八年度には、北海道鉄道ほか十一鉄道で五百キロ、昭和十九年度には膽振從貫鉄道ほか九鉄道で五百キロに達しております。これら鉄道の……
○高瀬委員長代理 休憩てに引続き会議を開きます。 都合によりまして、本日はこれにて散会いたします。 午後一時四十八分散会
○高瀬委員 だれも來ないようですから、ひとつ私が総合的に二、三伺いたいと思います。まず私が伺いたいのは、独立採算制ということに非常にやかましく言われておるのでありますが、独立採算制ということは一体どういうものなのか。一向独立採算制になつても予算の立て方から、またいろいろ政府の総予算との関連性から言いましても、変つておらない。どうも世間では鉄道が独立採算制だから運賃を値上げするのだというようなことを盛んに言つて、鉄道側もそういうふうに言つておるようにも受取れるのですが、私は今までやつておつた鉄道のやり方と、独立採算制がとられてからと、ちよつと、違わないと思う。そこで本質的に独立採算制というものは……
○高瀬委員 昨日独立採算制の問題について政府の所見を伺いましたが、どうも政府委員の答弁では、必ずしも独立採算制というものを自発的に運輸省で採用したような模樣もないし、さらにこれは政府の方針だつたから、やむを得ず採用したというような感じを私は得たわけであります。どうもこの独立採算制というものは、こういうふうに日本の経済が変革し、それから政府の財政が行き詰まつて、鉄道が國有であるという前提の上に立つた際に、はたしてそういうようなあぶくみたいな思想だけで――あぶくみたいな思想だけというのは少し言い過ぎるかもしれませんが、そういう思想の上に立つた経理運営の方式というものは、なかなか実行できない。独立採……
○高瀬委員 先般交付されました資料の中で、進駐軍の輸送費が六月一日で改正になりますと、八十二億二千円ということになりますが、六月十五日になると実費によつて計算すると五十四降六千三百万円、かようになつております。これは一体どういう計算になつておりますか、これをひとつお伺いたいします。
【次の発言】 実はこういう点で経費の点が大分違いますが、布どもの見るところでは、進駐軍の輸送費が実費で計算してみると非常に安くなつていやしないか。これは向う側に歎願するなり、あるいは交渉してみて、もつと收入を増加してよいのではないかという意見をもつておりますので、伺つておくわけであります。五十四億というのは非常に少……
○高瀬委員 物價廳の方に伺いたいのですが、これは総括的にだけでも聽くことであろうと思いますけれども、三千七百円ベースを政府はどういうふうにしてそれを維持していかれるつもりですか。これは労働組合の方では五千二百円ベース、それから全財連の人にこの間会つたところが、五千四百円ベースと言つておりましたが、これでは労働組合側の言つておるところと、政府の考えておるところと、賃金ベースに非常な違いがあるという点、それからその物價体系が大体この本予算実行中に維持できて、しかも政府の考えておるように中間安定が得られるかどうか。特に鉄道運賃というものは、今までの鉄道当局の説明では、これが物價体系の中に占める割合は……
○高瀬委員 これは餘談になるかもしれませんけれども、連日政府委員がこちらへお見えになりまして――政務次官初め総局長官、あるいは陸運監理局長などもおいでになり、非常に熱心に御答弁をいただいておるのはわれわれ満足いたしておりますが、一体政府委員以外の方はこの委員会には出ないという方針に運輸省はなつておるのかどうか。その点一應伺つておきたい。実は私は鉄道にもごやつかいになつておりましたし、この問題については反対的立場にありますけれども、非常にまじめに考えておる一人だと了解しております。しかるにこんな重要な法案を出して、鉄道の事務次官は一体何をしておるのか、われわれにはわからぬのです。この運輸交通委員……
○高瀬委員 この木船保險組合法案の改正について二、三疑問の点を伺いたいと思うのでありますが、まず第一にこの木船保險組合というのは、現状のままで存続できないものであるかどうか。その点を一應伺つてみたいと思います。
【次の発言】 この木船保險組合が解散になつた後は、一体木船保險というものはどういうふうになりますか。
【次の発言】 それでは木船に関する民間保險の現状は、どういうふうになつておりますか、それを伺つておきたい。
【次の発言】 それでは政府はこの組合が解散になつたあとで、木船保險について特に特別の処置をお考えになつておられるかどうか、その点をお伺いしたい。
○高瀬委員 この法案とは関係ないのでありますが、道路運送法案が、この前の議会でわれわれが愼重審議した結果つくられたことは、まだ記憶に新たなるものがあります。ところが昨日の新聞によりますると、地方の道路運送事務所の権限が非常に小さくなつて、臨時物資需給調整法に基く配給事務以外の仕事はほとんど縣廳に移る。この点のよし惡しについては、われわれは大分議論しまして、むしろ縣廳へ委讓した方がよいのでないか。原君あたりはそういうふうに強硬に主張されましたが、運輸省としてはこれは別に道路運送事務所の方でやつて差支えないし、その方が能率が上る。だからこれはどうしても道路運送事務所でやるのだというふうで、結局今回……
○高瀬委員 國有鉄道運賃法案について質問する前に、私は二、三政府委員にお伺いいたしたいと思います。まずこの前資料の配付を受けておりましたが、この國有鉄道における輸送原價と運賃の割合これが一つ、もう一つは國民の負担力と運賃の関係、この二つについて一應政府委員の所見を伺いたいと思います。
【次の発言】 ただいま藪谷政府委員から、原價と運賃との関係、あるいは國民負担力と運賃との関係について詳細な説明がありましたから、大体了承いたしました。ただいまの説明によると、やはり原價と運賃の割合から言つても、國民の負担力と運賃の関係から言いましても、旅客と貨物と同一に上げるということは、全然成り立たないように私……
○高瀬委員 実はけさほどから各委員の質問がございましたが、例の國鉄の新しいダイヤに対して、從事員がそれに即應した作業ができないということを言つておられるようであります。一体運輸当局は七月一日に必ず新ダイヤ通り行つて、サービスの改善をやられるかどうかということについて、われわれは非常な関心をもつているわけであります。それについて運輸当局の御答弁は、できるだけ新ダイヤに從つてサービスを改善したいということでありますが、われわれは運輸交通委員の一人として、少くともこれは予定通りやらなければならないものであると考えております。從つて運輸交通委員各位の御賛成を得れば、七月一日には必ず予定のダイヤ通りこれ……
○高瀬委員 私は今回付議されました國有鉄道運賃法案に対しまして、二つばから修正意見を提出するものであります。 すなわち、第一條第二項を削除したいのであります。第一條第二項には「前項の運賃及び料金は、左の原則によつてこれを定める。」という趣旨のもとに四つの條項があげられております。すなわち「公正妥当なものであること。」第二番目には「原價を償うものであること。」第三番目には「産業の発達に資すること。」第四番目には「賃金及び物價の安定に寄與すること。」この四つであります。これらの原則は、今回の運賃値上げの審議に際して種々討論いたしましたが、私の見まするところでは、國有鉄道が國家によつて運営され、し……
○高瀬委員 実は私はちよつと意見があるのでありますが、ただいま付議された案件については異議はありませんが、最近新聞で傳えられております終戰連絡事務局の内閣移管について、この委員会としては一向関知しないのでありますが、それは一体いかなる方法でやるのか、つまり外務委員長としての御見解を一應承つて、われわれもそれについて適当の機会に意見を開陳したいと思います。
○高瀬委員 どうもこれは内閣の既成事実みたいにきまつておるようで、いまさら反対してもたいして意味がないようであります。実は先ほども終連関係の方々に聽いたのですが、これは関係方面から言つてきておるので、どうもしようがないというような空氣が非常に強いのです。私は議会にかけた以上は、少くともこういう問題はそういうことを抜きにして、まじめにここで討議したいと考えますから、はなはだ時間をとつて恐縮でありますが、私はこれについての意見を述べたいと思います。特にこの終戰連絡事務局臨時設置法案の内容を見ますと……。
【次の発言】 これから質問をいたします。そこでこの内容を見ますと、非常に不徹底な感があるわけで……
○高瀬委員 そうすると、一体今の佐藤君の請願みたいなものは、一体どういう効果をもつのですか。ただわれわれに聽かしただけでは何も意義がないのではないのですか。
【次の発言】 ただいまいろいろな御意見がありましたが、ただそれがアメリカ側に接收されておるというだけの理由で外務委員会に陳情されたのだろうと思います。そうすると、そういう場合はたくさんあるから、外務委員会は一一そういう問題を全部取上げまして、ここで採択しなければならぬ、何かの決をとらなければならぬということになると、非常にその煩にたえない。ですからその辺の考慮を一應委員長として十分お拂いになることを希望すると同時に、ただいまの御意見のよう……
○高瀬委員 それより前に栗栖安本長官の外資導入に関する、特に個人の投資に関する御所見を一應伺つてみたいと思います。
【次の発言】 ただいま安本長官の御説明は、この前の堀越君の説明と大分違つておりまして、われわれは個人の外國の投資が日本にはいつてこないと、ああいうふうな國家としての投資だけでは日本の再建はなかなかできないという角度からこの前伺つたのでありますが、大分悲観的の話で失望いたしました。ところがただいま栗栖長官の非常に積極的な御意見を伺つて意を強うするものでありますが、最後におつしやつた受入態勢の問題について、私はこの前日タイムスに掲載されたジヨンストン氏のアメリカで発表された意見をちよ……
○高瀬傳君 ただいまの公職適否審査特別委員会設置の件に関しては、平野氏の議員としての立場とも関連があるから、取急ぎきめられたい。
○高瀬委員 今回議題となつております日本國有鉄道法案について二、三私は質疑をいたしたいと思います。特にこの國有鉄道法案が草案される理由といたしまして、今年の七月にマツカーサー元帥の書簡が発せられて、それが基礎になつておることは私がここで申し上げる要もないのでありますが、その書簡の中に、この事業を運営、管理するために、適当な方法により、パブリツク・コーポレーシヨンを組織せらるべきである。こういつたような字句があると思います。從つてこのマツカーサー元帥の書簡によりますと、私の了解するところでは、このパブリツク・コーポレーシヨンというのはいろいろな形態があると思うのであります。たとえば金の点からいえ……
○高瀬委員 この際討論はこれを省略して、ただちに採決に入られんことを望みます。
【次の発言】 たいへんこまかくなりますけれども、この條文について一應疑義の点を質問いたしたいと思います。特にこの國有鉄道法案の第二十九條の点でありますが、この第二十九條によりますと、「職員は、左の各号の一に該当する場合に除き、その意に反して、降職され、又は免職されることがない。」ここにいうような趣旨に基いて、第四項に「業務量の減少その他経営上やむを得ない事由が生じた場合」こういう項目がございます。結局こういうような事由が生じた場合は免職され、それ以外は職員の意思に反してこれを免職することができない、こういうことにな……
○高瀬委員 私は社会革新党を代表いたしまして、本案に全面的に反対の意見を開陳すものであります。今回上程に相なりました日本國有鉄道法案は、その基礎を本年七月政府の受領せるマツカーサー元帥の書簡に基くものでありまして、その書簡によりますれば、事業を運営管理するため、適当なる方法によつて、公共企業体を組織せらるべきであるとのみ指示さられております。諸君御承知の通りパブリツク・コーポレーションには大きな幅があり、全額國庫負担のものもあれば、大半民間資本のものもあり、また株式組織のものもあれば、しならざるものもあります。國鉄をこの形ジのいかなる形のコーポレーションにするかは、日本政府の選択にまかされてお……
○高瀬委員 本請願の旧小倉鉄道は、戰時中に政府に買收されましたが、それは戰時緊急措置としてやむを得なかつたと私は考えます。しかし終戰後の今日においては、こういうような地方路線は、國有鉄道の一部として経営する必要もなくなつたと信じますし、なお沿線の市町村の希望も、非常に拂下げを熱望しておるようでありますので、すみやかにこの小倉鉄道の事業経営を前経営者に拂下げていただきたいというのが、本請願の趣旨であります。何とぞ地方民の要望もあり、旧小倉鉄道会社の要望もございますので、この点を十分ごしんしやくの上、本請願の趣旨が実現するように、当局において御努力あらんことを切望いたします。
○高瀬委員 議事進行について――せつかくこういう機会に学識経驗者、また一般の世論を代表される方がお集りになつているので、十分ゆつくり拜聽したいのでありますが、おいでになつた方も非常にお忙しいと思いますし、一日でこれを切り上げるとすると、なかなか時間の関係上むずかしいと思いますので、お話くださる方々にも、十五分参りましたら合図をしていただくとか、あるいは委員各位に御反対がなければ、われわれは十分この貴重な御意見を拜聽いたしまして、運賃審議の参考にするようにいたしまして、皆樣の御賛同さえ得れば、なるたけ質疑しないことにして、できるだけ拜聽するというふうにいたしたいと思います。
○高瀬委員 本委員会と大して関係がないと言えばないのでありますが、昨日受けました福井縣の震災の状況について、運輸当局が非常に正確な報告をもつておられると思われますので、われわれ参考のためにその被害状況をひとつ運輸当局から拜聽しておきたいと思うのであります。
○高瀬委員 簡單に伺います。これは運輸大臣、政府委員、どちらでもけつこうでありますが、日本國有鉄道法三十三條の、主として現業員の勤務時間の問題であります。この問題について労働基準法違反というような意味合いか、あるいは勤労者階級保護という意味合いか、社会党の成田君から午前中に、かくのごとき條章は反対であるという御意見の開陳があつたように承りますが、私はこの國有鉄道の公共性という観点からいたしまして、この三十三條に列挙されておる四項目程度の問題については、労働基準法の規定を無視するわけではありませんが、嚴格な意味のいわゆる公務員である現業員と、あるいは現業に從事しない公務員との、ちようど境にあるよ……
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