井上良二 衆議院議員
23期国会発言一覧

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井上良二[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは井上良二衆議院議員の23期(1947/04/25〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は23期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院23期)

井上良二[衆]本会議発言(全期間)
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第1回国会(1947/05/20〜1947/12/09)

第1回国会 衆議院本会議 第34号(1947/09/20、23期、日本社会党)【政府役職:農林政務次官】

○政府委員(井上良次君) 農林省所管に関する御質問のうち、大臣が差支えがありますので、私から御答弁を申し上げます。  今回関東・東北を襲いました水害は、実に未曽有のの大被害を各地に與えまして、特にまさにみのりを見ようとしております農作物の被害は、非常に甚大なものがあります。これら被害地の耕作農民の心情を考えますと、まつたく同情その極にわれわれはあるのであります。  そこで政府といたしましては、これら被害地の農民に対する應急施設といたしましては、それぞれ必要な手当を加えておりますが、今御質問の被害地の農作物、特に主要食糧の供出に対して免除するかどうかというお尋ねでございますが、これらの問題につき……

第1回国会 衆議院本会議 第37号(1947/09/27、23期、日本社会党)【政府役職:農林政務次官】

○政府委員(井上良次君) 今秋の家庭燃料は、電力・ガス・薪炭・れんたん・豆炭を総合して需給計画を立て、危機を突破する方針を実行してまいつております。その有力なる一翼として、亞炭を増産すべしとの御意見でございますが、その御意見には、政府としてはまつたく同感でございます。  この冬の家庭燃料について、この際一言申し上げておきたいと存じます。薪炭の第一・四半期の供出成績は、昨年の同期に比較しまして、二割弱の良好な成績になつておりますが、第二・四半期以降の成績は、生産縣の食糧不足その他の惡条件のために、政府のつかみ得る数字は漸次減少する傾向にある状態であります。また今御指摘のように、東北・関東の水害の……

第1回国会 衆議院本会議 第56号(1947/11/07、23期、日本社会党)【政府役職:農林政務次官】

○政府委員(井上良次君) ただいま中村議員より、目下國会で審議を願つております臨時農業生産調整法に含まれております二億円の予算の問題について、これがもし通らなんだ場合には、この予算を農業技術員育成に使つたらどうか、こういうお尋ねのように伺つたのでありますが、政府といたしましては、農業生産調整法は現下の供出制度の欠陷を是正いたしまして、農業生産力を高揚するために必要なる法律案として本國会に提出したのでありまして、この通過に対しましては、國会の皆さん方の御協力を願いたいと考えておりますし、なおこの法案の実施に伴いまして、当然その経費が農業技術員育成の費用として今お示しの一億九千万円近いものを含んで……

第1回国会 衆議院本会議 第57号(1947/11/11、23期、日本社会党)【政府役職:農林政務次官】

○政府委員(井上良次君) 永井さん、加藤さん、成瀬さんの質問に、農林当局としてお答えをいたします。  冬季の家庭燃料の、特に重大な薪炭の問題でございますが、この薪炭の当面する一番大きな問題は、冬期間の生産も大事でありますが、何よりも山元に滯貨しておるものを一日も速やかに消費地に輸送してくるという問題であります。この問題に対しましては、安本の立てております輸送計画に基きまして、運輸当局の非常なるお力添えを得まして、今日、たとえば関東地方の状況を申し上げますと、京浜地区に対しましては、岩手縣から薪炭專用列車毎日四十四輛建を一本、福島縣から三十輛建一本、これを新設いたしまして、目下実行中でございます……

第1回国会 衆議院本会議 第68号(1947/11/28、23期、日本社会党)【政府役職:農林政務次官】

○政府委員(井上良次君) 多賀さんの御質問にお答えをいたします。多賀さんの御質問の要旨は、昭和二十五年度になりますと、日本の人口が八千二百万になる、現在でさえ食糧不足をしておる今日、この大きな人口になつた場合の食糧の見透しいかんということであると思いますが、現在わが國の食糧の不足は、皆樣御存じの通り、年間を通じまして大体小麦換算で百九十万トンほどの不足をいたしております。これが昭和二十五年になります場合には、どういう形に変るかと申しますと、食糧管理局で推定をいたしました需給計画によりますと、國内生産は大体千四百五十二万六千トン、これは玄米換算であります。これを内訳いたしますと、米で九百二十万六……

第1回国会 衆議院本会議 第69号(1947/11/29、23期、日本社会党)【政府役職:農林政務次官】

○政府委員(井上良次君) ただいま農家の保有米の確保の問題について御質問がございましたが、この問題について、政府の所信を申し上げておきたいと思います。  昭和二十三年度のわが國の食糧事情につきましては、すでに政府からその実情を詳細に発表いたしました通り、この年間において大体千二百万石、すなわち小麦換算で百九十三万トンほど不足をいたしますので、百九十三万トンの小麦換算の不足食糧を國内へ輸入いたしますためには、日本の國内産の食糧がいかに公正に供出され、これが政府の手に管理されているかということが、世界の各國によく認識されて、なるほど日本國民は國内産の食糧については総ざらいをいたし、よくこれを管理し……


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第2回国会(1947/12/10〜1948/07/05)

第2回国会 衆議院本会議 第48号(1948/05/22、23期、日本社会党)

○井上良次君 ただいまより、本日議題となりました、内閣提出、農林委員会付託にかかる、農地開発営団の行う農地開発事業を政府において引き継いだ場合の措置に関する法律の一部改正をする法律案につきまして、その審議の経過並びに結果の概要を御報告申し上げます。  農地開発営団は、さきに閉鎖機関に指定され、目下特殊整理を実施中でありまして、そのため、営団の行つて農地開発事業は政府がこれを引き継いだのであります。この場合に必要な措置に関しましては、第一回団会において、内閣提出の農地開発営団の行う農地開発事業を政府において引き継いだ場合の措置に関する法律案を審議し、これを可決しましたことは、すでに御承知のとおり……

第2回国会 衆議院本会議 第58号(1948/06/08、23期、日本社会党)

○井上良次君 ただいま議題となりました、内閣提出、農林委員会付託にかかる農薬取締法案につきまして、その経過並びに結果の概要を御報告申しあげます。  御承知のごとく、農薬は重要生産資材といたしまして、農業生産上重要なる役割をもつものでございますが、近來資材不足に乗じ、殺菌殺虫の効果がないのみならず、かえつて農作物に薬害を及ぼす不正粗悪品が跋扈し、農家に対して甚大なる損害を與え、ひいては食糧増産に少からず支障を來しているのであります。そこで、今回新たに農薬取締法を制定し、不正粗悪品を一掃するとともに、農薬の品質の保持向上をはかりたいというのが、本法案提出の理由でございます。  次に、法案の要点を申……

第2回国会 衆議院本会議 第60号(1948/06/10、23期、日本社会党)

○井上良次君 私はただいまより、各派を代表いたしまして、各派共同提案にかかります米價改訂に関する決議案の趣旨弁明を行います。  決議案の内容をまず朗読いたします。    米價改訂に関する決議  政府は物價改訂に伴い米價の改訂を左の線にそつて改訂すべきである。  一、米價を他物價と均衡させるに足よう改訂すること  二、右によつて生じた差額金は供出数量を月割に按分し、改訂の月より本米穀年度末までの分を農民に還元支拂うこと    右決議する。  以上が本決議案の内容でございます。以下、これに関する趣旨弁明をいたさんとするものであります。  政府は、二十三年度予算の編成にあたり、運賃三倍半、通信料金四……

第2回国会 衆議院本会議 第67号(1948/06/19、23期、日本社会党)

○井上良次君 ただいま議題となりました、内閣提出、農林委員会付託にかかりまする輸出入植物檢疫法案並びに農業災害補償法の一部を改正する法律案に関し、審議の経過並びに結果を簡單に御報告いたします。  まず輸出入植物檢疫法案でございますが、本法案の要旨といたしますところは、日本に輸入し、また日本より輸出されまする植物の検査は、大正三年以來輸出入植物取締宏によりまして、海運局の管掌するところでございましたが、昨年農林省に移管となりましたのを機会に、貿易の再開に備え、檢疫を徹底化しまして、病菌または害虫の傳播を防ぎ、よつてもつて國内生産の安全を確保し、あるいは輸出振興に寄與しようというのが、この案の趣旨……

第2回国会 衆議院本会議 第71号(1948/06/26、23期、日本社会党)

○井上良次君 ただいまより、本日の議題と相なりました、内閣提出、農林委員会付託にかかりまする獣医師会及び裝蹄師会の解散に関する法律案並びに家畜傳染病予防法の一部を改正する法律案に関しまして、委員会における審議の経過並びに結果の概要を簡單に御報告いたします。  まず獣医師会及び裝蹄師会の解散に関する法律案より申し上げます。  從來、中央及び地方にそれぞれ獣医師会並びに裝蹄師会が設立されておりまして、戰前戰時におきまして畜産対策の一翼を担当してまいたのでありまするが、いずれも強制設立、強制加入の團体でございまして、今日では私的独占禁止法の精神に抵触するおそれがありまするので、この際これらを解散いた……

第2回国会 衆議院本会議 第78号(1948/07/04、23期、日本社会党)

○井上良次君 ただいま議題となりました、内閣提出、農林委員会付託にかかりまする食糧確保臨時措置法案に関しまして、委員会における審議の経過並びに結果の概要を御報告いたします。  すでに御承知のごとく、本法律案はわが國農業の中心たる主要食糧の生産と供出を目的とする重要法律案でありますので、昨年第一國会に、本法律案は臨時農業生産調整法案として提出せられ、九月以降農林委員会及び本会議の議題となりましたが、各派の態度はおおむね反対でありまして、遂に審議未了に終つた経緯に鑑みまして、その後國会並びに民間諸團体の意見を參酌し、屡次大幅の修正を施して、再び提出せられたものでございます。第一回國会以來の原案修正……

井上良二[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院23期)

井上良二[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第1回国会(1947/05/20〜1947/12/09)

第1回国会 国土計画委員会 第16号(1947/10/10、23期、日本社会党)【政府役職】

○井上政府委員 農林省關係の問題につきまして、政府側の趣旨を説明しておきたいと思います。  先般の東北地方及び關東地方の水害のために、關係府県の被害は予想を外に甚大でありまして、直ちにこの水害の被害實情を地元縣當局とよく調査いたしまして、さしあたりの応急対策として、必要なるいろいろな資材につきましては、安本を中心にして研究対策を立てて、それぞれ時もとの縣に割當をいたして、一応の応急対策は進められているわけであります。今お話のようないろいろな応急対策の資材については、大體予定通り進めている次第であります。なお根本的な農村起上りの恒久的対策に對しましては、衆議院にも水害対策の特別委員會のいろいろな……

第1回国会 商業委員会 第21号(1947/12/03、23期、日本社会党)【政府役職】

○井上(良)政府委員 今回主食代替として輸入いたします砂糖を砂糖取扱業者に配給させよという御質問でございますが、御趣旨はよくわれわれも各業者並びに衆参両院議員からもたびたび陳情を受けておりまして、十分理解し、かつそういう方面に何とか扱えないものかということで、この問題についていろいろ検討を加えてまいつたのであります。ここで御了解を得ておきたい問題は、今度輸入する砂糖は大體来年六月まで、日本政府が連合國から輸入いたします附属食糧約百九十萬トン近くのうちで、われわれは法體穀類を輸入いたしたいというつもりでございましたけれども、世界食糧事情の非常に緊迫した状態におきましては、穀類のみの輸入は困難な實……

第1回国会 水産委員会 第8号(1947/07/31、23期、日本社会党)【政府役職】

○井上政府委員 この際水産廳設置に關する政府の所見を申し上げておきたいと存じます。政府といたしましては、現在わが國の水産事情というものが、この國會で問題になつておりますようにこの機構を飛躍的に擴大をいたしまして、水産の飛躍的な増産をはかるということは、現下わが國の當面する食糧危機を突破するのみならず、將來わが國の食糧問題の解決の上に、また國民の榮養上非常な役割を果すと考えております。水産廳設置に關しましては、政府みずからも協力を惜しむものではございません。今森委員からも御指摘もございましたように、この廳を設置いたしますためには、運輸省所管に關しまする船の建造の問題、それから商工省所管におきまし……

第1回国会 水産委員会 第15号(1947/08/29、23期、日本社会党)【政府役職】

○井上政府委員 ただいま御決議になりました小委員長報告の金融打開の問題につきましては、國會の意思を十分われわれ受繼ぎまして、大藏當局、安定本部または關係方面に對しまして、できる限りの努力をいたしまして御期待に副うように努めたいと思います。

第1回国会 水産委員会 第24号(1947/10/22、23期、日本社会党)【政府役職】

○井上政府委員 本件に關する政府の意見を申し述べたいと思います。  生鮮食料品竝びに水産加工品の統制撤廢に關するただいまの陳情に關しまして、この問題は實は現下國民生活の安定の上に、きわめて重大な問題でございまして、これが統制の圓滿なる遂行が、いろいろな悪條件の上に圓滑にまいらぬ關係から、統制を撤廢をしたならば、もう少し潤擇かつ適正に、これらのものが食膳に供せられることになりはせぬかという、悲痛な撤廢の要求となつて現われておるのでありますが、この際特に申し上げておきたい點は、この生鮮食料品及び加工水産物については、諸種の事情より現行の如き統制をいたしておるわけであります。これが今御指摘のように生……

第1回国会 水産委員会 第25号(1947/11/19、23期、日本社会党)【政府役職】

○井上政府委員 この際漁業法の一部を改正する法律案の提案理由の大體を説明申し上げます。  この法律案は、漁業法に基く命令中、罰則に關する條項の效力を、昭和二十三年一月一日以降も引續き有效ならしめるために、その命令の違反者に對する罰則を、漁業法中に設けようとするものであります。すなわち、漁業法に基く命令の罰則の中には、明治二十三年の命令の條項違反に關する罰則に關する法律に基いて規定された條項があり、この根據法律は、昭和二十二年十二月三十一日に限り無效となりますので、新に、これに代わるべき條項を本法たる漁業法の中に設ける必要があるのであります。これは本法案提出の理由であります。何卒愼重御審議の上、……

第1回国会 農林委員会 第3号(1947/07/07、23期、日本社会党)【政府役職】

○井上政府委員 各委員の方々に非常に御迷惑をかけておりますが、早く成案を得て提出する準備を急いでおります。革新的な法案がたくさんありますので、細かい打合せが、こちらの氣のせくほどに進まないのに弱つておるのであります。しかし政府は日曜も休まず夜通しかかつてでもどんどん進めるように今交渉しておりますが、多分來週の初めに第十、第十一、第十二、この配給公團法を御審議願えることになると思います。從つて來週初めに委員會をお開き願いますならばこの法案に對して當局から詳細な説明をいたし、皆さんの御審議の準備に資したいと思います。  その次には大體ただいま交渉いたしておりますが、農業協同組合法案、または土地開拓……

第1回国会 農林委員会 第7号(1947/08/02、23期、日本社会党)【政府役職】

○井上政府委員 平工委員から、現在までの統制機關には、いろいろな承認し難い不正行為その他があつて、特にまじめな農民の感情を非常に害しておる。從つて今後そういう公團法を設けたり、いろいろな統制を加える場合においては、農民が納得し、信頼できる方法においてやつてもらいたい。またかりにそういうことをやる場合には、現在までやつてきている統制機關なり、またそれに從うところの人々に對しては十分注意して、そういう者か新しい公團なり統制機關にまぎれこまないようにやれ、こういう御注意であらうと思いますが、問題は、あなたからもいろいろとお話がございましだか、抽象的なことでは實際どうにも仕方がないのでありまして、たと……

第1回国会 農林委員会 第11号(1947/08/12、23期、日本社会党)【政府役職】

○井上政府委員 御指摘のように油糧公團法の取扱品目の中に油かすをあげておりますが、今お話になりましたような點につきましては、飼糧公團法が皆様の御審議を仰ぐことになつておりますので、その公團法が成立いたしますならば、當然これらの關係において、政府といたしましては紛淆を來さないようによく内容を調整いたしまして、御期待に副うように取計らいたいと考えておる次第であります。
【次の発言】 油糧公團法の中から油かすを削除して飼料公團法の中へ取扱つたらどうかというような御意見でありますが、御存じの通り油糧の統制をはかるためには、それから出てまいります油かすを當然一つの統制のわくの中に入れておきませんと、いろ……

第1回国会 農林委員会 第12号(1947/08/14、23期、日本社会党)【政府役職】

○井上政府委員 この問題につきましては、先日私からも申し上げましたし、なおまた本日大臣から答辯をいたしました通り、飼料として當然流さなければならぬものを油糧公團にもつ必要はないのでありまして、當然そうすべき性質のものであります。ただ油糧公團の中に油かすという項目を使つておりますのは、だいずかすの一部に蛋白質がある。これを人間食糧に流せば相當使える部分があるという意味において、ここに確保して、それ以外のものは全部飼料に落す。また肥料に向くものは肥料にまわす。こういう意味でありまして、飼料としてまわせる部分を特に油糧公團の中に、おれのなわ張りだという考え方で確保するのではないのでありまして、この點……

第1回国会 農林委員会 第13号(1947/08/21、23期、日本社会党)【政府役職】

○井上政府委員 今囘承りますと、北海道には再び東北の水害に匹敵するがごとき水害をこうむりまして、耕作農民を初め、關係各道民の方が非常な罹災を受けられて、この善後處置に對して日夜いろいろ御努力を賜つておることを承つたのでありますが、政府といたしましては、さきに東北及び關西の一部に起りました水害に對して、早くから現地の實地調査を行い、總合的な對策を根本的に立てるとともに、當面の應急處置といたしましては、さしあたり必要なる手當をするためにいろいろな對策を講じてまいつておるのであります。このことから考えまして當然新たに起りました北海道の水害に對しましては、すぐきたるべき閣議にこれを審議を願いまして、應……

第1回国会 農林委員会 第15号(1947/08/25、23期、日本社会党)【政府役職】

○井上政府委員 早掘甘藷の生産者價格については、從來これが未成熟のうちに當面の食糧の危急に備える意味から、早掘を農民の方にお願いした關係上、その報奬の意味において、早掘甘藷に關する報奬金が拂われたのでありますが、どうも早掘甘藷に對する報奬の意味が今ひとつ十分檢討を加えてみますと、いろいろ矛盾があるので、そこで未成熟のものを早掘するから、從つてそれだけ甘藷それ自體の價格を高く引上げる。成熟時の生産者價格と未成熟の早掘をしたものとの開きをここにつけるという考え方で、今關係當局の方に物價廳をして交渉しておる次第でありまして、すでにもう今月の終りから來月の初めにかけますと、早場米も早掘甘藷も、それぞれ……

第1回国会 農林委員会 第17号(1947/08/28、23期、日本社会党)【政府役職】

○井上政府委員 農業の經營について、いろいろ各方面にわたる御意見がございましたが、この組合の建前は、この法律の中にも詳細に規定してあります通り、第一番は農業生産力を飛躍的に高める點にこの組織を百パーセント活用したいというところに重きをおきておりまして、從來の農業會が扱つておりましたように、物の流通を中心にする關係で組合を運營するというのと、大分趣きを變えておりますが、さりとは申せ農業生産力を飛躍的に高める技術の高揚をはかり、農村全體の地位を高める方向のためには、どうしても今御指摘のような點が、附随して完備してまいりませんと、目的を達することはできませんから、これら協同組合がそれぞれの自主性を確……

第1回国会 農林委員会 第20号(1947/09/17、23期、日本社会党)【政府役職】

○井上政府委員 私が大阪で新聞記者の質問に對してお話しをいたしたことがはからずも新聞の一部に載りまして、非常に各方面にいろいろな問題を起しておるのでありますが、私はかような數字を新聞記者に正式に發表したことはありません。ただ現在の米價をどういう方式によつて政府はきめようとするのかという質問がありましたので、それは他の一般物價と同じように、昭和九年から昭和十一年にかけての平均指數を出して、本年の春麥、馬鈴薯の生産者價格を大體決定をしたというこの方式に則つて、新米價というものも算定されるのじやないか。ただそのときの事情とこの十一月のでき秋という事情とは、いろいろな關係において違うのであるから、今日……

第1回国会 農林委員会 第21号(1947/09/18、23期、日本社会党)【政府役職】

○井上政府委員 ちよつと私留守をしておりまして、どういう御見解があつたかよく承つておりませんが、政府の本二十二年度産米、甘藷、雜穀等に對する供出對策要綱につきましては、先般本委員會にお諮りをいたしました原案を骨子にいたしまして、委員會の意見をあらゆる角度から承りましたので、このうち特に本年度ただちに實行でき得るものはこれを實行し、なお次年度においてさらに實行可能なものについては、これを次年度において取上げて實行するように、現にその方針でやつておるのであります。それで本日午後本年度産米竝びに甘藷、雜穀等について、國會側の意見、また學識經験者のの意見、消費者代表の意見等を承りまして、政府の行わんと……

第1回国会 農林委員会 第24号(1947/09/25、23期、日本社会党)【政府役職】

○井上政府委員 まつたくお説の通り、法律案は國民自身がにれを遵守しなければ意義はないので、その相手たる國民がこれを理解し、これに協力するということにならなければなりませんから、できるだけわかりやすく、できるだけ納得のいく法文にすることは當然であります。ただどうも今まで日本の法制局と言いますか、むつかしい條文をつくる癖がついておりまして、特に今提案しておりますこの農業資産相續特例法に關連する内容を見ましても、民法との關係がありますために、それとの關係を調整しなきやならぬ必要上から、一層わかりにくいような結果が出てきております。これは今後民主國家となつていく今日、特にわれわれは將來この悪弊を一掃し……

第1回国会 農林委員会 第26号(1947/10/01、23期、日本社会党)【政府役職】

○井上政府委員 この法律に農民の生産意欲を高揚する規定がない。もしこの割當以上に増収された場合は、全部供出をさせられるのではないか、そうなつたのでは農民の増産意欲というものはなくなつてしまうのではないかというお尋ねでありますが、この法律をつくりましたのは、實は政府が國が必要とする一定の数量をつかむことを目的として、農民の生産意欲を高めるということに大きな目的をもつているのでありまして、今お尋ねのように作付割當をいたして、生産責任制をもつていただいて從つてそのときにはすでに供出割當がされておりますから、その供出割當数量を超過して収穫が上まわつた場合には、當然農家の所得となるものでありまして、その……

第1回国会 農林委員会 第27号(1947/10/02、23期、日本社会党)【政府役職】

○井上政府委員 第九條第三項のただいま請願になりました條項につきましては、本委員會において委員各位からあらゆる角度から、この問題についての質疑がございまして、政府としての所見を申し上げたつもりでございます。政府は、農家が自家用炭をつくる場合は、農業の經營の必要上やるのであつて、當然それは農業のひとつの領域ときめた方が妥当だ、こういう考えでおるのでありまして、決して山林の領域を冒すようなつもりでこの規定は設けてないのであります。その點誤解のないように願いたいと思います。

第1回国会 農林委員会 第33号(1947/10/15、23期、日本社会党)【政府役職】

○井上政府委員 今永井さんから、詳細にわたりまして本年の燃料事業、特に十月から來年の三月に至る冬季間の燃料對策について非常な御調査に基く御意見を拜聽いたしたのでありますが、政府といたしましても、この冬季間の燃料對策に對しましては、食糧問題に匹敵する重大な、國民生活の上に與える影響の大きいことを考えまして、かねて関係各省の御協力を求め、これに對する具體的な對策を進めておるわけでございますが。すでに御存じのように薪炭林の木炭生産の現状及び薪の生産の状況、またこれにタイ・アツプする食糧の問題、あるいはまた資金の問題、そうして生産されたものの消費地への輸送、これらの問題をどう合理的に解決するか。ここで……

第1回国会 農林委員会 第34号(1947/10/16、23期、日本社会党)【政府役職】

○井上政府委員 木炭増産に關する重要な諸問題についてのご質問でございますが、これらの問題は、昨日以來各委員の方から勢心に論議されまして、政府もこの所信の一端を御答辯申し上げたのでありますが、第一項の生産者の生産意欲を高めるために、生産者をできるだけ擁護しろ、つまり中間手數料等をできるだけ壓縮して、生産者がたちいくような方策を講じなければならぬというのは、まつたく御同感でございまして、問題は生産者が木炭を生産する意欲を高めるという處置を講じませんと、政府がどれだけりつぱな計畫を立てましても實行はできませんので、あくまで生産者の立場に立つて炭増産に對する必要な手段を積極的に講じなければならぬと考え……

第1回国会 農林委員会 第38号(1947/10/22、23期、日本社会党)【政府役職】

○井上政府委員 ただいま飯田議員から御紹介されました、農村報奨物資を無料で配給してもらいたいという御請願に對しては、政府といたしましては、この意見が現在農村の農業生産を行うのについて、農家經濟が成り立たない、ゆえに政府が一方において主要食糧をマル公供出さしておいて、一方においてはその裏づけに報奨物資が圓滑に、かつ適正に配給されていない。しかも農家の經濟は非常に困るから、ぜひひとつこれを無料で配給しろ、こういう御意見でございますが、政府といたしましては、主要食糧の年間の供給を確保してもらいませんと、國内の食糧の配給が確保できませんので、主要食糧の生産に必要なる資材の裏づけ、なおまた農家生活上必要……

第1回国会 農林委員会 第39号(1947/10/23、23期、日本社会党)【政府役職】

○井上政府委員 農村の必要物資の活用につきましては、農林省といたしましてはたびたびこの委員會でも申し上げました通り、政府が約束したものが完全に農家に配給されていないということから、とかく政府に對する信頼が薄らぎ、また政府に對する期待がはずれるという一つの政治責任が起つてまいりますので、少なくとも今後政府がこれだけのものは完全に配給すると發表したものだけは、實際農家にそれがはいりますのにはどうしたらいいかということでいろいろ檢討を加えました結果、昨日閣議で御承認を得ましたように、これら農村必要物資の配給を圓滑に促進するために、農村必需物資活用委員會というようなものを中央本部につくりまして、さらに……

第1回国会 農林委員会 第40号(1947/10/24、23期、日本社会党)【政府役職】

○井上政府委員 農林省といたしましては、一方生産者の生産價格をできるだけ生産費の償う立場において米價を決定する。一方また農林省は、消費者の生活保障の立場において主食の配給をいたしておりまする關係上、できるだけ消費者の生活が安定するということが必要でありまして、この面で、消費者が非常に負擔が重くなつて生活が困難になるというような點も、やはりわれわれとしては一應重大な問題でございますから、できるだけ、今御質問にありましたような米價でない負擔につきましては、國庫負擔をやはりわれわれは要求していかなければならぬと考えております。ただ國家財政全體の關係から考えまして、はたしてそれが消費者に負擔をさせて、……

第1回国会 農林委員会 第46号(1947/11/15、23期、日本社会党)【政府役職】

○井上政府委員 委員會としての附帶決議に對する政府の考え方でありますが、これは今お話がございました通り、國民を代表する國會として國民が要望しておる重要諸問題について、その案件をまとめ、そうしてそれが一つの法律案なら法律案の施行に際しての結集した要望として表現されることであろうと考えます。従つてこの附帶決議については、政府としてわが國の今立つておる立場から、あるいは國の財政の状態なり、あるいはまた經濟の状況なり、諸般の状況を考察いたしまして、できるだけその附帶決議の實現に努力することは當然でありますから、さよう御了承を願いたいと思います。

第1回国会 農林委員会 第47号(1947/11/17、23期、日本社会党)【政府役職】

○井上政府委員 北さんも御存じの通り、わが國の食糧事情から申し上げますと、どうしても年間所要量において千二、三百萬石不足をいたします。この千二、三百萬石の不足を輸入を仰ぐためには、國内の需給を十分計畫的に遂行して、なるほど日本においても供出及びその管理は實に合理的に行われているということが、連合國側に十分認識されて、初めてその日本の不足する食糧の輸入が確保されるのでありまして、この點から日本政府といたしましては、できるだけ主要食糧の生産におきまして、その作付において、あるいはまたその成育において、あるいはその供出において、十分に手を打つて、なるほどかくまでやつて努力をしているのだという、眞の姿……

第1回国会 農林委員会 第50号(1947/11/22、23期、日本社会党)【政府役職】

○井上政府委員 それでは國有林野法の一部を改正する法律案の提案理由を御説明申し上げます。  北海道の國有林野は從來内務大臣の所管のもとに、北海道廳が管理經營してきた關係もありまして、北海道には國有林野法は施行せられておりませんので、これに相當する法令として、北海道國有林野及び産物處分令が施行されておつたのでありますが、この勅令は舊憲法上のいわゆる獨立命令でありますため、昭和二十二年法律第七十二號日本國憲法施行の際、現に努力を有する命令の規定の効力等に關する法律の第一條によりまして、本年十二月三十一日限り失効となるのでありまして、北海道の國有林野に對して、右の勅令に代るべき法律を必要とする次第で……

第1回国会 農林委員会 第51号(1947/11/25、23期、日本社会党)【政府役職】

○井上政府委員 ただいま佐竹さんから、國有林の拂下げ問題に關する調査委員會をつくるという御提案がございましたが、政府としても同感でございます。ただこの際御了解を得ておきたい問題は、政府は内閣の一つの政令に基きまして、行政監査委員會をつくつております。農林省の中には農林省行政監査委員會を設置いたしまして、不肖私が行政監査委員長になつております。同時に林野局は特別會計をもつております關係上、林野局の中には林野局行政監査委員會を新しく設置させまして、林野局管内の行政監査を、來年の二月一ぱいに全部執行さすことにいたしておる次第であります。今御指摘のような國有林の拂下げ等に關連いたします諸問題も、當然監……

第1回国会 農林委員会 第52号(1947/11/26、23期、日本社会党)【政府役職】

○井上政府委員 今度の割當についての御質問であろうと思います。御承知の通り總務部長からもお話があつたと思いますが、今度の割當は過ぐる知事會談の結果、遂に關係方面から三千五十五萬石を十月七日までに全國に割當てろという覺書が手交されまして、この覺に基いて十月五日の知事會談で、これを御承認願つて、それぞれ各縣の生産高に應じて割當をいたしたわけでございます。從つてこの割當についてはそれぞれ各縣のいろいろ特殊事情がありまして、なかなか容易ならぬ縣もあろうと存じます。しかしながら大體政府としては、この割當をできるだけ各縣に不合理のないように、不公正のないように、公平にこれを割當いたつもりでございます。ただ……

第1回国会 農林委員会 第57号(1947/12/03、23期、日本社会党)【政府役職】

○井上政府委員 電力の不足に伴いまして、特に農村向けの電力及び肥料工場に對する電力確保の問題でありますが、これはこの前も重富委員から御質問がありましたが、實にゆゆしい問題でございます。第一供出を控えての脱穀調整に必要なる電力、それから今御指摘の肥料増産に必要なる電力の確保、この問題につきましては、特に關係當局であります商工省に對して巖重な要求をいたしております。肥料生産は御承知の通り第一種産業でありまして、他のいずれの産業よりも優先的に電力の確保をいたすことに處置をいたしておりますが、何分にも關西地区の電力の資源が火力發電を主力にいたしておる關係上、最近の石炭の事情、輸送の關係等が影響いたしま……

第1回国会 農林委員会 第58号(1947/12/05、23期、日本社会党)【政府役職】

○井上政府委員 それではただいまから食糧管理法の一部を改正する法律案の提案の理由を御説明申し上げます。今次改正案の骨子は、從來の主要食糧に關する統制機關である地方食糧營團、日本甘藷馬鈴薯株式會社及び日本澱粉株式會社の解體と食糧配給公團の新たなる設立であります。元來主要食糧につきましては、その需要と供給とが著しく均衡を缺いていること及び連合國軍最高司令部の厚意に基づく輸入食糧の放出により、辛うじて不足を補いつつある事につきましては、いまさら事新らしく申上げるまでもなく、諸君の十分御承知の點であろうと存じます。このような條件の下におきまして、主要食糧の公正にしてかつ迅速な配給を確保いたしますために……

第1回国会 農林委員会 第59号(1947/12/06、23期、日本社会党)【政府役職】

○井上政府委員 ただいまの食糧管理法の一部を改正する法律案の問題について、三點質問がございました。何ゆえに會期が切迫したときにかくのごとき重要な法案を出したかといふ問題でございますが、これはすでに提案理由でも御説明をいたしました通り、この一月一日から現在の地方食糧營團が閉鎖機關に指定されますので、そういう關係上、この重要な國民の主要食糧の配給にいささかも支障を來してはたいへんだというところから、さいわい關係方面との間に法案の内容についての打合せも完了いたしましたし、かたがたかねて御審議を願つております各種公團法とその内容をほとんど同一にいたしておりますので、この際この各種公團法の審議に伴つて、……

第1回国会 農林委員会 第60号(1947/12/07、23期、日本社会党)【政府役職】

○井上政府委員 ただいまの御請願の趣旨につきましては、農林當局といたしましてはよく了解をいたしております。私存じの通り大阪は大消費地でございまして、府内産における主要食糧の増産に非常な力を地元でもいたしておりますので、特に今お述べになりました淀川右岸の用排水の改良事業は、淀川北岸の二千二百町歩に及ぶ厖大な灌漑をいたす工事でありまして、これが完成の暁には非常な増收を豫想されますし、かつまた二毛田等も開設されますので、この工事は來年度の出水期までに完成をするように、地元の當局とよく歩調を合わせて今やつておる次第であります。ただ豫算關係において、いろいろお話がございましたが、お示しのように大體向うか……

第1回国会 予算委員会 第18号(1947/11/08、23期、日本社会党)【政府役職】

○井上政府委員 農林省所管の本年の災害復舊所要經費竝びに内定いたしております經費について一應御説明申し上げたいと存じます。復舊工事の總額は、農林省所管におきましては七十一億八千八百萬圓を總額として計上いたしております。このうち開拓關係の水害復舊のために、五十二億七百三十四萬一千餘圓、それから旱害對策に四億二千七百十四萬三千餘圓、それから林野關係におきまして十四億三百十四萬三千餘圓、水産關係、漁港船舶等を含めまして一億五千百五十萬二千餘圓、こういう總額を見積つております。これで本年度の所要經費として要望いたしておりますのは、開拓關係の水害で十八億三千九百餘萬圓、旱害で三億四千六百餘萬圓、林野關係……

第1回国会 予算委員会 第19号(1947/11/10、23期、日本社会党)【政府役職】

○井上政府委員 今次の關東及び東北の水害の重大な原因が、山林の過伐にあるということは、衆目の一致するところであります。政府は戰時中荒廢しております林野の造林につきましては、五箇年計畫を樹立いたしまして、荒廢林地の造林に、具體的な對策を樹立いたしておりますが、何分にも最近のインフレの影響を受けまして、これを單に民間の造林だけに任しておきましたのでは、なかなか容易ならぬ状態にありますので、一つは政府の方において苗木の育成をいたしまして、これを民間の山林所有者に讓渡をいたす計畫を立て、さらに植林にいたしましても、昔ございました部分林制度をこの際とりまして、政府の手で植えるが、その代り伐採期の場合は、……

第1回国会 予算委員会 第21号(1947/11/14、23期、日本社会党)【政府役職】

○井上政府委員 今夏近畿地方竝びに關東の一部に發生しました旱害の應急對策の問題でありますが、この應急對策費につきましては、當初農林省としましては、さしあたり必要なポンプでありますとか、ベルトでありますとか、油でありますとか、その他井戸掘りに必要なる指導をするとか、それぞれ措置を講じ、かつこれに必要なる經費をどうするかということについて、當該被害縣と農林省との間で、いろいろ折衝いたしまして、大體の被害金額というもいのが明確になつてまいりましたので、安本を通しましてこれが應急施設費の要求をいたしたのであります。この應急施設費は最初は公共事業費の費目の中で取扱うつもりでやつておりましたが、御存じの通……

第1回国会 予算委員会 第23号(1947/11/19、23期、日本社会党)【政府役職】

○井上政府委員 東井さんから御質問の旱害應急施設費の問題でございますが、この旱害對策につきましては御存じの通り、水害のごとく一擧に耕地を壞滅し、人家を襲うような被害でございます場合は、世間も騒ぎ、かつ應急對策についてもきわめて迅速果敢に行われるのでありますけれども、旱害は非常に長時日を要して、じりじりきた結果が、まつたく收穫皆無というような悲慘な状態になりますために、世間もあまり旱害については、えてして問題にしない。しかし實際は非常にひどいという實情にありますので、實地をそれぞれ手分けいたして調査いたしました結果、これが應急施設費については、政府としてもできるだけの手當を加えなければならぬとい……

第1回国会 予算委員会 第26号(1947/11/28、23期、日本社会党)【政府役職】

○井上政府委員 農業災害補償の實施に伴います經費七千九百萬圓は少いではないかという御質問でございますが、實際あてはめてみますと、事實少いと存じます。しかしこれは一應そういう豫算を出しておるのでありまして、將來不足の生ずる場合は財政當局とよく折衝いたしまして、追加をお願いするつもりであります。
【次の発言】 この災害補償法の負擔の問題でございますが、なるほど實際は今までの災害保險法に比べますと、五分方増加いたしております。しかしなから從來の災害共濟金に比べますと、今度は飛躍的にその共濟金額を引上げております。そういう關係から必然に、掛金においても増額をしてもらいませんと經營が困難に陷りますので、……


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第2回国会(1947/12/10〜1948/07/05)

第2回国会 水産委員会 第1号(1948/01/28、23期、日本社会党)【政府役職】

○井上政府委員 昨年末皆さん方の御協力を得まして、生鮮食料品の統制強化に関する緊急処置を講ずるのやむなきに至りまして、実行いたしてまいつたのでありますが、大体におきましていろいろの隘路があり、困難が横たわつておりましたけれども、順次生産関係の方々や輸送関係の方々、また荷受團体、集荷團体等の協力を得まして、順次軌道にのりつつあるのであります。なお詳細の点につきましては、後ほど水産局長なり、また資料を提示いたしまして、皆さんの御審議の便に供したいと存じます。
【次の発言】 まことに御もつともの御質問でございまして、最初政府は大消費地への供給を確保する必要上、特に海上輸送についての輸送能力の最大活用……

第2回国会 農林委員会 第4号(1948/03/30、23期、日本社会党)

○井上(良)委員 臨時物資需給調整法等の一部を改正する法律案について一の決議をいたしたいと思います。これを各派の共同で提案をすることになりました。一應原案を読んでみます。   各種公團に対する決議案  各種公團は組織等については幾多改正すべき点あるに鑑み、政府は各種公團の運営につき官僚統制の弊に陷らぞるよう留意し、特に末端配給の実務につき配給能率の改善を計るため廣く業界の経驗者を活用するの措置を講ずべしという案であります。御存知の通り政府が臨時物資需給調整法の精神に照しまして、流通秩序の確立を期するために、各種公團法を議会を通過させて現に実施中でございますが、これらの実施のあとを見ますと、それ……

第2回国会 農林委員会 第5号(1948/05/19、23期、日本社会党)【議会役職】

○井上委員長 それではこれから会議を開きます。  本日会議に付すベき事件は農林行政に関する件でありますが、審議にはいります前に一應私御挨拶を申し上げたく存じます。  過ぐる第二國会におきまして不肖私が農林委員長に指名をされました。今日本の農村には幾多重要な諸問題がございまして、これらの問題の解決を迫られておりますときに、農政につきましてはまつたくの浅学であります私でございますが、委員各位の熱心なる御協力と、また先輩各位の御指導によりまして日本農政の最高の議決機関としての任務を遂行したいと存じます。何分行届かぬ点が多いと思いますが、何とぞ皆さんの御協力をいただきますように、はなはだ簡単でございま……

第2回国会 農林委員会 第6号(1948/05/20、23期、日本社会党)【議会役職】

○井上委員長 ただいまから正式に委員会を開きます。  この際委員長から皆さんの御承認を得たき問題があります。それは去る十九日、委員会におきまして御協議を願いました通り、農産物の價格改訂並びに農業課税について、政府当局に対し、左の申入れをすることに決定いたしました。そこで委員長は委員会を代表いたしまして、大藏大臣、農林大臣、安定本部長官、地方財政委員長に申入書を提出いたしましたから、御了承をいただきたいと思います。その申入書は     申 入 書  一、政府は新物價改訂に伴う農産物價格の改訂に当り他物價との均衡を保つようその措置を講ぜられたし。  二、政府は二十三年度予算編成に当り農業事業税の如……

第2回国会 農林委員会 第7号(1948/05/21、23期、日本社会党)【議会役職】

○井上委員長 これより会議を開きます。  本日は農地開発営團の行う農地開発事業を政府において引き継いだ場合の措置に関する法律の一部を改正する法律案を議題に供します。まず政府の説明を求めます。農林大臣。
【次の発言】 この法律案は今政府の説明通り、きわめて簡單な法律の改正でありますし、かつ時期を急いでおりますので、この法律案を先に審議することにいたします。  これより質疑にはいります。質疑は通告順によりましてこれを許します。野上君。
【次の発言】 承知いたしました。次は野原君。
【次の発言】 平工君
【次の発言】 ちよつと委員長から質問したいのですが、それは府縣の補助開懇の問題であります。府縣が……

第2回国会 農林委員会 第8号(1948/05/25、23期、日本社会党)【議会役職】

○井上委員長 それではこれより会議を開きます。  農林行政一般に関する質疑を継続いたします。質問は通告順によつてこれを許します、重富卓君。
【次の発言】 次は坪井君。
【次の発言】 ちよつと申し上げますが、米價問題については先ごろ委員会としても、非常に重要でありますので、懇談会において政府の取扱い方に関する方針を承りまして、そのときにはまだ具体的に政府として対外的に発表する段階に至つていないのでありまして、その後いよいよ新予算も閣議で檢討を加えられ、また新米價に対しても、それぞれ閣議で檢討を加えられておるそうでありますから、米價の内容につきましては、まだ公開をするわけにはまいりませんので、午後……

第2回国会 農林委員会 第9号(1948/05/26、23期、日本社会党)【議会役職】

○井上委員長 会議を開きます。  これより請願の審査にはいります。本日の日程は審議の都合上変更されますから御了承願います。  それでは日程一三、大分縣における農業土木事業費國庫補助の請願外八十三件、文書表第四七七号、紹介議員松原一彦君外六名。それから日程六二、西國東道干拓事業助成の請願、文書表第七〇六号、紹介議員金光義邦君外六名。この二つを上程いたします。まず紹介議員の説明を求めます。
【次の発言】 政府の説明を求めます。
【次の発言】 政府の説明を求めます。
【次の発言】 次は日程第四一群馬縣の農業土木事業費國庫補助の請願、文書表第六五〇号、紹介議員鈴木強平君。

第2回国会 農林委員会 第10号(1948/05/28、23期、日本社会党)【議会役職】

○井上委員長 それでは請願の審査の件は一應中止いたしまして、この際農林大臣より発言を求められておりますから、これを許します。但し農林大臣の発言の内容は、御存じの米價問題に関するその後の経緯について報告を願つて、委員会としていろいろ審議を進めたいと思います。政府側の要求もありますので、はなはだ不本意でありますけれども、まだ公表するところまでいつてないそうでありますから、しばらく懇談会にいたすことにいたします。
【次の発言】 それでは正式に会議を開きます。米價問題は非常に重要な問題でありますので、後日懇談会をもちまして各党の意見を十分もち寄つて檢討を加えまして、委員会としての意見をまとめて政府に要……

第2回国会 農林委員会 第11号(1948/05/29、23期、日本社会党)【議会役職】

○井上委員長 会議を開きます。  これより請願の審査にはいります。紹介議員の説明を求めます。競馬振興会の元競馬倶樂部資産継承等に関する請願文書表第四九八号林大作君紹介。林君。
【次の発言】 これに対する政府の意見を求めます。
【次の発言】 坪井君。
【次の発言】 林君、御意見はありませんか。
【次の発言】 ただいまの日程は、これを採択の上、内閣に送付すべきものといたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 多数賛成をされておりますので、これを内閣に送付することにいたしたいと思います。
【次の発言】 次に請願の日程を追加いたしたいと思います。昨日延期をいたしました浜松市に競馬場設置……

第2回国会 農林委員会 第12号(1948/06/01、23期、日本社会党)【議会役職】

○井上委員長 それでは会式を開きます。  本日の日程でございます農藥取締法案の審議にはいる前に、この際米價調整の小委員を選任いたしたいと思いますが、その選任の方法は委員長において指名するに異議ありませんか。
【次の発言】 異議なきものと認めまして、それでは       岩本 信行君    小川原政信君       綱島 正興君    森 幸太郎君       渡邊 良夫君    勝間田清一君       清澤 俊英君    成瀬喜五郎君       野上 健次君    小林 運美君       寺本  齋君    関根 久藏君       中垣 國男君    坪井 亀藏君      的場金右衞……

第2回国会 農林委員会 第13号(1948/06/03、23期、日本社会党)【議会役職】

○井上委員長 会議を開きます。  これより農藥取締法案を議題とし、討論に付します。
【次の発言】 小林君の動議に御異議あせませんか。
【次の発言】 御異議なきものと認めまして、討論は省略されました。  これより農藥取締法案について採択いたします。原案に賛成の諸君は起立を願います。
【次の発言】 起立総員。よつて農藥取締法案は原案の通り可決いたしました。  本日は、これにと散会いたします。     午前十一時八分散会

第2回国会 農林委員会 第14号(1948/06/07、23期、日本社会党)【議会役職】

○井上委員長 ただいまより会議を開きます。  この際お諮りいたします。さきに設けられました米價調整小委員会委員長の中間報告が委員長の手もとまで提出されております。一應これを報告いたしまして、小委員会の決議によるものを本常任委員会としていから取扱うかについてお諮りいたしたいと思います。    農林常任委員会米價調整小員会委員長中間報告  六月一日附農林常任員会決定に基く米價調整小委員人は、小委員長司令により六月三日午後一時第十一委員室において開催、各委員より熱心なる意見の開陳が行われ、左記結論を得ましたので、ここにその概要の主なるものを抽出報告いたします。  一、現行パリテイ方式は食糧管理法第三……

第2回国会 農林委員会 第15号(1948/06/08、23期、日本社会党)【議会役職】

○井上委員長 これより会議を開きます。  かねて公報で御通知申し上げました通り、本日は雹害対策並びに病害に対する対策、これらの問題を中心に会議を開きたいと思います。  雹害の現状につきましては、すでに昨日現地を視察されまして坪井委員より詳細に報告をされました。なお本日現地視察報告書ができましたので、この朗読を省略いたしまして、全文をこのまま速記録に載せることにいたしておきます。つきましてはこの雹害対策に対しまして、災害保險の問題、営農資金の問題、営農資材の問題、免税及び地方財政の問題、それから主食の特配の問題、供出割当の補正の問題、災害地の農家救済の問題、並びに災害地の農村金融の問題、これらの……

第2回国会 農林委員会 第16号(1948/06/10、23期、日本社会党)【議会役職】

○井上委員長 これより会議を開きます。  去る七日本委員会において米價改訂に伴う決議をいたしました。委員長はただちに事務当局に命じましてこの決議案文を議長の手もとに提出し、各派交渉会にこれを移して、各派共同提案による院議の決定方を手続をとつたのであります。その間におきまして、社会党の方から米價改訂に関する決議案が提出され、この案が各派共同提案として本会議に上程されるような運びがとられておりましたので、その案の内容を檢討してみますと、本委員会において数回にわたる審議も、この案の内容に盛られておることが中心に論議をされておりましたので、そこで委員長といたしましては、これが各派の了解によつて本会議に……

第2回国会 農林委員会 第17号(1948/06/12、23期、日本社会党)【議会役職】

○井上委員長 ただいまより会議を開きます。  この際お諮りをいたします。雹害対策につきましては、先に決定をみました農業災害対策小委員会に、その対策の全体を移して遺憾なき処置を講じますようお願いをいたしておきたいと思います。この機会に、農業災害対策小委員の指名は、去る八日にいたしましたが、さらに一名追加指名いたしたいと思います。さきに指名いたした方を念のために申し上げますと      小野瀬忠兵衞君    重富  卓君       八木 一郎君    永井勝次郎君       成瀬喜五郎君    溝淵松太郎君       菊池  豊君    根本 強平君       小林 運美君    坪井 亀……

第2回国会 農林委員会 第18号(1948/06/15、23期、日本社会党)【議会役職】

○井上委員長 これより会議を開きます。  本日は公報でお知らせいたしました通り、自作農創設特別措置法の一部を改正する法律案、農地調整法の一部を改正する法律案及び輸出入植物險疫法案の各案を一括議題に供します。まず政府の提案理由の説明を求めます。大島政務次官
【次の発言】 それではこの際特に委員の方からもいろいろ御意見がございまするが、政府に対して最近の食糧事情について説明を願います。それは先般來本会議並びに新聞その他を通じまして、政府は十月末の本米穀年度末までは遅配は大体ない見透しである。二合五勺の配給は完全に実行するということをたびたび声明してきたのであります。しかるところ最近北海道、神奈川縣……

第2回国会 農林委員会 第19号(1948/06/16、23期、日本社会党)【議会役職】

○井上委員長 これより会議を開きます。  本日の議案の審議にはいる前に、先般本農林委員会を代表されまして岐阜縣の雹害並びに水害の現地調査に参りましたので、まずその被害の状況について視察御報告を、調査委員であります成瀬委員にお願いいたします。
【次の発言】 次に農業災害対策小委員長の小野瀬忠兵衞君より、小委員会の中間報告の発言を求められておりますのでてこれを許します。小野瀬君。
【次の発言】 ただいま小野瀬忠兵衞君より、今回の雹害並びに病虫害の被害の甚大に鑑みて、特に本農林委員会として決議したい、こういう小委員会の報告でございますが、これをこのまま承認して御異議ありませんか。

第2回国会 農林委員会 第20号(1948/06/17、23期、日本社会党)【議会役職】

○井上委員長 それではこれより会議を開きます。  前日に引続きまして、自作農創設特別措置法の一部を改正する法律案、農地調整法の一部を改正する法律案、輸出入植物檢疫法案、この三案を議題に供して質疑を続行いたします。質疑は通告順によつて許します。河合君
【次の発言】 次は昨日質問を留保されております小作地を取上げに関する問題にからんで、成瀬君に質問を許します。
【次の発言】 次は北君。
【次の発言】 北君に申し上げますが、畜産関係は後ほど家畜傳染病予防あるいは獣医師会の問題に関連したときに願いたいと思います。
【次の発言】 北君に注意申し上げますが、もちろん関連はないことはありませんが、後ほど獣医……

第2回国会 農林委員会 第21号(1948/06/18、23期、日本社会党)【議会役職】

○井上委員長 会議を開きます。  この際農業災害補償法の一部を改正する法律案について、一点質問をしておきたいという希望がありますからこれを許します。中垣さん。
【次の発言】 ただいま農業災害補償法の一部を改正する法律案の質疑打切りの動議が出ました。動議に賛成の方は御起立願います。
【次の発言】 起立多数。  次に輸出入植物檢疫法希及び農業災害補償法の一部を改正する法律案の両案を一括議題にして討論に付します。
【次の発言】 永井君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なきものと認めまして討論は省略されました。  これより採決いたします。輸出入植物檢疫法案、及び農業災害補償法の一部を改……

第2回国会 農林委員会 第22号(1948/06/21、23期、日本社会党)【議会役職】

○井上委員長 小川原君。
【次の発言】 午前の会議はこれで休憩いたしまして、午後一時半から再開いたします。     午後零時三十五分休憩
【次の発言】 休憩前に引続き会議を開きます。  質疑を継続いたします。速記の都合がありまして、特に北君は速記を要求されておりますから、よその委員会の速記を借りてまいりましたので、よその委員会を十分休憩させておりますから、北君そのつもりをお願いいたします。
【次の発言】 北君、速記の時間も過ぎまさたから、特にあなたにお諮りいたしますが、清澤君から特に速記のある時間内に願いたいというので、所得税法の一部を改正する法律案について、この委員会の決議というところまでは……

第2回国会 農林委員会 第23号(1948/06/22、23期、日本社会党)【議会役職】

○井上委員長 それでは会議を開きます。  これより獸医師会及び装蹄師会の解散に関する法律案、及び家畜傳染病予防法の一部を改正する法律案の両案を議題とし討論に入ります。
【次の発言】 永井君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 異議なきものと認めます。討論は省略されました。  これより採決いたします。獸医師会及び装蹄師会の解散に関する法律案及び家畜傳染病予防法の一部を改正する法律案の、両案の原案に賛成の諸君は起立を類います。
【次の発言】 起立総員。よつて両案は原案通り可決確定いたしました。  なお、衆議院規則第八十八條による報告書作成の件は委員長に一任するに御異議ありませんか。

第2回国会 農林委員会 第24号(1948/06/23、23期、日本社会党)【議会役職】

○井上委員長 これよう会議を開きます。  本日は先日に引続いて、農業改良助長法案並びに食料確保臨時措置法案の両案を議題とし、質疑にはいります。森山さん。
【次の発言】 的場君。
【次の発言】 大体以上で本農業改良助長法案に対する質疑は終りました。大体この程度にいたしておきたいと思いますが、最後に委員長から特に政府に質問をいたしておきたい問題は、すでに各委員から指摘されましたが、本改良助長法を遂行するために、全体としての予算的措置が必要であるのに、われわれに配付された資料による予算関係は、從來計上されております試驗所関係のものが單に集計されておりまして、本予算の施行に必要なる予算的措置が行われて……

第2回国会 農林委員会 第25号(1948/06/24、23期、日本社会党)【議会役職】

○井上委員長 これより会議を開きまか。  昨年質疑を終りました農業改良助長法案を議題として、これの討論にはいりたいと思います。
【次の発言】 成瀬君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なきものと認め討論は省畧されました。これより採決いたします。農業改良助長法案の原案に賛成の緒君は起立を願います。
【次の発言】 起立総員、よつて原案通り可決確定いたしました。  なお衆議院規則第八十六條による報告書作成の件は、委員長に一任するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なきものと認めまして、そのように決しました。
【次の発言】 さらに上程されております食糧確保臨時措置法案の質疑にはい……

第2回国会 農林委員会 第26号(1948/06/25、23期、日本社会党)【議会役職】

○井上委員長 これより会議を開きます。  食糧確保臨時措置法案を議題とし、質疑を継続いたします。永井君。
【次の発言】 ちよつと皆さんにお諮りいたしますが、速記の関係がありまして、昨日理事会を開きました結果、非常に質問者も多いことでありますから、できるだけ要点に止めていただきまして、議論といいますか、そういう点にわたらぬようにして、大体一人三十分以内でやつていただきたいと思います。次は八木さんに質問を許します。
【次の発言】 ただいま八木さんからきわめて重大な発言がありましたが、委員長といたしましてはできるだけ委員各位の審議を順調に進めまして、十分論議が続けられた後に、各派の理事会を開きました……

第2回国会 農林委員会 第27号(1948/06/26、23期、日本社会党)【議会役職】

○井上委員長 これより会議を開きます。  食糧確保臨時措置法案を議題として質疑を継続いたします。清澤君。
【次の発言】 次は的場君。
【次の発言】 ちよつと的場君に御注意申し上げますが、さいぜん清澤君が質問を保留して、主計局長が予算委員会に出なければならぬのをわざわざ呼んできておりますから、そのおつもりで簡單に願います。
【次の発言】 的場さん、もうその程度にしておいていただきたい。
【次の発言】 それは後にしてください。清澤君に質問を許します。
【次の発言】 ちよつと皆樣にお諮りいたしますが、昨日も理事会を開きました結果、ごらんのように各委員会が毎日開かれておりまして、速記がとても足らないの……

第2回国会 農林委員会 第28号(1948/06/28、23期、日本社会党)【議会役職】

○井上委員長 これより会議を開きます。  審議にはいります前にこの際お諮りいたします。鈴木強平君が理事を辞任されましたので、この補欠選任を行いたいと思いますが、この選任方法は委員長において指名するに御異議ありませんか。
【次の発言】 異議ないものと認めまして、それでは小林運美君を理事に指名いたします。  それから畜産小委員の追加指名を委員長においていたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議ないものと認めまして、松澤一君を畜産小委員に追加指名いたします。  それでは昨日に引続きまして、食糧確保措置法案の質疑を継続いたします。平工委員。

第2回国会 農林委員会 第29号(1948/06/29、23期、日本社会党)【議会役職】

○井上委員長 それでは会議を開きます。  午前中懇談会を開いて、肥料配給公團令の一部を改正する法律案並びに種畜法案の両案を議題に供し、政府側から両案に対する提案理由の説明を求めました。この提案理由の説明は、そのまま速記録に載せることにいたしたいと思います。
【次の発言】 午前に引続き質疑を継続いたしますが、この際特に北陸地方の震災について、農林省としてこの震災に対する應急対策を実施いたしておりますから、これについて大臣から発言を求められておりますので、お許しします。永江農林大臣。
【次の発言】 それでは種畜法案についての質疑を継続いたします。ちよつとこの際申し上げておきますが、御存じの通り午後……

第2回国会 農林委員会 第30号(1948/06/30、23期、日本社会党)【議会役職】

○井上委員長 それではこれより会議を開きます。  昨日質疑を終了いたしました種畜法案の討論にはいりたいと思います。
【次の発言】 永井君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 異議なきものと認めまして、討論は省畧されました。  これより採決いたします。種畜法案に賛成の諸君の起立を願います。
【次の発言】 起立総員、よつて種畜法案は原案通り可決いたしました。  なお衆議院規則第八十六條による報告書作成の件は、委員長に一任するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めましてさように決しました。
【次の発言】 本日は食糧確保臨時措置法案と、それから問題の農業協同組合法の一部を改正する……

第2回国会 農林委員会 第31号(1948/07/01、23期、日本社会党)【議会役職】

○井上委員長 それでは会議を開きます。  食糧確保臨時措置法案の質疑を継続いたします。
【次の発言】 坪井君に申し上げますが、できるだけ簡單に願います。
【次の発言】 議論にわたらずに質問の要点にはいつて下さい。
【次の発言】 田口君にちよつと申し上げますが、あなたの質問は大分前の人の質問と重複しておりますから、重複しないようにやつていただきたい。
【次の発言】 それも重複しております。
【次の発言】 その質問は重複しておると思います。
【次の発言】 簡單に許します。
【次の発言】 午前の質疑はこれで一應止めまして、午後は二時から予算委員室で質疑を継続いたします。  これで休憩いたします。  ……

第2回国会 農林委員会 第32号(1948/07/02、23期、日本社会党)【議会役職】

○井上委員長 それではこれより会議を開きます。  農業協同組合法の一部を改正する法律案について質疑を始めます。最初に政府委員より本案についての一應の説明を願うことにいたします。
【次の発言】 それでは質疑にはいります。八木君。
【次の発言】 私の方はまだ正式に受取つておりません。
【次の発言】 向うは出したそうでありますが、まだこつちには着いておりません。
【次の発言】 速記をちよつと止めてください。
【次の発言】 速記を始めて……
【次の発言】 この際特に食糧確保臨時措置法案に対して綱島君から大臣に対する発言が留保されておりますから、綱島君に許します。

第2回国会 農林委員会 第33号(1948/07/03、23期、日本社会党)【議会役職】

○井上委員長 これより会議を開きます、  前会に引き続きまして競馬法案の質疑を継続いたします。最初に平工君。
【次の発言】 ただいま平工君からの御質疑につきましては、すでに與党の各派におきまして、全國の戰災市の市長及びその他の市長から、それぞれ今日の地方財政の非常に窮屈に現状を、何とか競馬によつて少しでも補いたいという切なる要望がありますので、今お話のように政府または都道府縣だけの経営ということではなしに、特に内閣総理大臣が指定する指定市という條文を挿入するように大体修正をすることに今話を進めまして、実は会期もあまりありせんから、すでに関係方面にその修正の内意を伺つておるようなわけでありますか……

第2回国会 農林委員会 第34号(1948/07/04、23期、日本社会党)【議会役職】

○井上委員長 それではこれより会議を開きます。  森林資源造成法の一部を改正する法律案、それから指定農林物資の檢査法案、この両案を議題にいたしまして質疑を行います。質疑は通告順に許します。金子君。
【次の発言】 ほかに質問ありませんか。
【次の発言】 永井君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 森林資源造成法の一部を改正する法律案、指定農村物資檢査法案、両案に対する質疑は打切られました。  暫時休憩いたします。    後前十一時四十五分休憩    ━━━━◇━━━━━     午後零時二分開議
【次の発言】 休憩前に引続き会議を開きます。  清澤君から農業協同組合法に対する質疑があるそう……

第2回国会 農林委員会 第35号(1948/07/05、23期、日本社会党)【議会役職】

○井上委員長 これより会議を開きます。  本日は法律案の審査に入る前に、請願の日程を追加いたしまして、その分から先に審議を進めたいと思います。  宮川上流ダム築設の請願、中野寅吉君紹介、第一二五四号。  中蒲原郡における開拓事業と林業との調整に関する請願、神山榮一君紹介、第一二六〇号。  高瀬村の土地改良事業施行の請願、金野定吉君紹介、第一二八八号。  高瀬村の農車道開設費國庫補助の請願、金野定吉君紹介、第一四〇一号。  西郷村の農道改修費國庫補助増額の請願、金野定吉君紹介、第一四〇二号。  本庄村の溜池築設費國庫補助増額の請願、金野定吉君紹介、第一四〇三号。  藏増村の土地改良事業費國庫補助……

第2回国会 農林委員会 第36号(1948/08/05、23期、日本社会党)【議会役職】

○井上委員長 開会いたします。先ず政府当局より木炭需給対策について説明を願います。
【次の発言】 質問はありませんか、質問がなければ懇談に入りたいと思いますが御異議ありませんか。
【次の発言】 異義なきものと認めまして懇談に入ります。    午後零時二十分懇談会のまま散会

第2回国会 農林委員会 第37号(1948/08/06、23期、日本社会党)【議会役職】

○井上委員長 それではこれより開会いたします。  第二國会より本委員会に継続審査を付託されております農業協同組合法の一部を改正する法律案、それから自作農創設特別措置法の一部を改正する法律案、さらに農地調整法の一部を改正する法律案。以上三案を議題として審議を進めることにいたします。特にこの三案に対して質疑がありますか――それでは私からさいぜん懇談的に質問をいたしました点について、正式に質問をいたしておきたいと存じますが、政府は本改正案が議会に提案されてまだ議会の審議中に、すでに協同組合の分割設立の認可をしておるのでありまして、このことはいろいろな関係からやむにやまれずそういうことをやられておると……

第2回国会 農林委員会 第38号(1948/08/07、23期、日本社会党)【議会役職】

○井上委員長 開会いたします。先ず政府当局より北陸地方災害資金対策並に雹害対策に関する説明を求めます。
【次の発言】 質問がなければ主要農産價に関する懇談会を開きたいと思いますが御異議ありませんか、
【次の発言】 異議なきものと認めましてこれより懇談に移り。    零時四十分懇談会のまま散会

第2回国会 農林委員会 第39号(1948/09/21、23期、日本社会党)【議会役職】

○井上委員長 これより会議を開きます。  米價問題に関しては、第二回國会以来前後六回にわたり本委員会の議題といたしたのでありますが、この問題については、農林委員会の要請として、去る九月一日政府に対して申し入れ事項といたして置きました。なお当局に申し上げますが、二十三年産米の生産者價格の決定に関するあらゆる資料を、明日十時までに本委員会に提出されんことを希望いたします。続いて新米價格決定に関する具体的説明をもとめます。
【次の発言】 ただいまは閉会中で新聞記者も傍聽しておりませんので秘密会の必要はないと思います。
【次の発言】 さらに今回のパリテイに盛られた新しい品目の資料も提出していただきたい……

第2回国会 農林委員会 第40号(1948/09/22、23期、日本社会党)【議会役職】

○井上委員長 それではこれより農林委員会を開会いたします。  昨日來特に本委員会を召集いたしましたのは、御存じの通り、來る十月一日に二十三年度産米並びに甘藷、雜穀等に関する生産者價格並びに消費者價格が決定されますについて、実は第二國会においてこれら主要農産物價格の問題については、委員会としてきわめて重視いたしまして、いろいろな角度から、公正妥当なる價格の決定について議論を重ねてまいり、最後には特に米價に関しまして、本会議において満場一致決議をいたしまして、政府に善処方を要請いたしたのであります。なお二十三年度産米の價格決定に関しましては、第二回國会以來の農林委員各位の意見を、委員長は十分活かす……

第2回国会 農林委員会 第41号(1948/10/08、23期、日本社会党)【議会役職】

○井上委員長 ただいまより農林委員会を開会いたします。  本日の会議に付する案件を審議する前に、一應皆さんにお諮りをいたしまして、ご了承を得たいことがあります。それは第二國会から本委員会に継続審査を付託されました自作農創設特別措置法の一部を改正する法律案、農地調整法の一部を改正する法律案、農業協同組合法の一部を改正する法律案、以上三件が本委員会に継続審査を付託されておりますが、委員会としては数回委員会を開きまして、それぞれ各案に対する質疑は終了いたしております。ただこれを委員会としてどう取扱うかという最後の態度決定だけが残つておりますときに、御存じの通り芦田内閣が総辞職をいたしました。よつて芦……

第2回国会 農林委員会 第42号(1948/10/09、23期、日本社会党)【議会役職】

○井上委員長 これより会議を開きます。  ただいま雪解並びに北陸震災、アイオン台風等の被害について、被害の復旧についての経済安定本部として考えております主として金融対策についての説明があつたので、これに関連して質問があろうと思いますから、質問のある方はどうぞ……。
【次の発言】 農林省の総務局長が見えましたから、農林省として災害農村に対する金融的措置、共済保険の前拂等に対する要求に対してそういう処置をとるか、その他総務局関係の災害救済に対する対策について一應説明を聽きまして、それによつて質問を願います。
【次の発言】 それでは守田君。


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第3回国会(1948/10/11〜1948/11/30)

第3回国会 議院運営委員会 第21号(1948/11/20、23期、日本社会党)

○井上良次君 それでは私から事情を御説明いたします。  農林委員会で、明年度の食糧の需給対策及び米價決定に関する消費者價格の負担の問題について、いろいろ審議を重ねました結果、生産者價格と消費者價格の開きが、百五十円余りの開きを持つておりますし、この内容を檢討してみますと、消費者に相当轉嫁されるものの中には、行政費、食糧公團の配給マージン等が大幅を占めておりまして、檢討を加えれば、当然それははずさなければならぬものであるにかかわらず、消費者に轉嫁をしておる。さらに重要な点は、最近主食が増配をされたと言いながら、その配当操作が非常にまずいために、大消費地においてはいもがどんどん配給されまして、それ……

第3回国会 大蔵委員会 第12号(1948/11/29、23期、日本社会党)

○井上良次君 審議中はなはだ申しかねますが、今御審議願つております食糧管理特別会計法の一部を改正する法律案につきまして、実はこの案に盛られております内容は、われわれが関係しております農林委員会で非常に問題になつたのでありまして、実を申しますと、食糧管理特別会計の中において、特に食糧行政の必要上やむを得ない支出はこれを消費者負担にするのもやぶさかでないのですけれども、最近大藏当柄局のやつております経過を見ますと、財源難ということを一つの理由にして、あらゆるものが消費者の負担にかけられる傾向が最近非常に強くなつて來ておることであります。すなわち本年の産米の生産者價格から消費者價格の開きは、從來かつ……

第3回国会 農林委員会 第1号(1948/11/09、23期、日本社会党)

○井上(良)委員 特にこの際伺つておきたい問題は、地方補正の取扱いの問題でありますが、もし見返りとしての超過供出が、補正量に達しない場合が起つたときには、最終の段階においては、政府もその処置について一應の責任をとるということが明確にされたのであります。ぜひそうしてやつていただきたいと思うのであります。御存じの通り、この補正割当は、食糧確保臨通措置法の法的な精神を十分くんでやつたことでありまして、当然災害による被害は、補正するという建前が法的に明らかになつておるにもかかわらず、中央政府が全然責任を負わずに、全部地方府縣及び市町村に責任を轉嫁さしてジそれで供出が起過以上に出てくるならば、それだけ引……

第3回国会 農林委員会 第2号(1948/11/10、23期、日本社会党)

○井上(良)委員 昨日政府当局から食糧配給に関連する諸問題について説明を求め、いろいろ討議いたしたのでありますが、御承知の通り、昭和二十四年の新米穀年度がこの十一月から発足いたしまして、これが円満なる配給を続けて行くためには、農民の非常な協力による供出の完遂と、外國食糧の輸入の促進と、同時にこれの配給がいかに適正に行われるかということについて、十分われわれとしては檢討を加えなければならぬ問題が多いのでありますので、この際本委員会の中に、食糧対策小委員会を設置し、これら諸問題についての対象を立てるようにおとりはからいを願いたいと思います。委員の数及び小委員長は委員長に一任をいたしたいと思います。

第3回国会 農林委員会 第3号(1948/11/15、23期、日本社会党)

○井上(良)委員 今重冨さん、八木さんから農業災害補償法に規定してある問題について質問があつたのに対して、政府側の答弁は満足するわけに行きません。当然災害補償法によつて消費者にその損、害負担の一部をもたすということで、規定しであるこの規定を適用せずに、新しい食管法の一部を改正いたしまして、食管の特別会計から何がしがの金をこの災害補償の方へ繰入れようとする、そういうやり方はめちやめちやなやり方じやないかと思う。現に去年はまだ法律ができて、準備その他に十分の手はずが整わなかつたということによつて、ああいう処置はとられましたけれども、今年の場合は違うのです。今年の場合は当然損害負担を消費者の一部に負……

第3回国会 農林委員会 第4号(1948/11/16、23期、日本社会党)

○井上(良)委員 この申入れ事項を読んでおると、これはほどんど薪炭生産者側の立場に立つた対策であつて、消費者側の立場に立つた対策は一つもこの中に含まれていない。この点について委員会はどういう審議を重ねられたか。現在の薪炭の聞給状況で、一体この冬が越せると小委員会は思つておるのか、それらに対して何ら具体的な政府に対する申入れがされていない。この点について一應御説明願いたい。
【次の発言】 どうも、委員長しつかりしてもらわぬといけませんが、小委員の人ばつかり発言しておる。小委員会で一体議を練つて來ておるかどうかということです。そんなことをここで根本から話し出された日には委員会は迷惑です。小委員会に……

第3回国会 農林委員会 第5号(1948/11/17、23期、日本社会党)

○井上(良)委員 この際ちよつと政府に伺つておきたい問題が一つだけありますので、お許しを願いたいと思います。今資料を要求いたしましたけれども、現在すでに政府が実施しております秋肥の配給状況は、一体どういう状況になつているか。いつごろまでにこれが完全に農家に渡る計画か。それから来年の春肥の生産の見通しと、名農家に配給します反当配給量は、硫安概算でどのくらい行くか、それから燐酸はどのくらいになるか、カリはどのくらいになるか、そういうことがわかつておりましたら、この際お知らせを願いたいと思います。
【次の発言】 はなはだどうも要領を得ないのですが、もうすでに麦のまき付が始まつておるのでして、これの元……

第3回国会 農林委員会 第6号(1948/11/18、23期、日本社会党)【議会役職】

○井上委員長代理 これより会議を開きます。ただいままで懇談の形式で八木委員と蚕糸局長の間に蚕糸に関する質疑應答がありました。  議題に入ります前にお諮りいたします。委員加藤吉太夫君より、食糧対策小委員に追加してもらいたいという申出がありましたので、追加選任いたしたいと思いますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 異議なきものと認めましてさよう決定いたします。  なお食糧対策小委員会から、食糧公團の配給状況その他を視察するために、委員を派遣したいとの申出がありますので、一應お諮りをいたしておきます。大体内容は十一月二十一日から五日間、名古屋、京都、大阪、神戸、これらの各都市に海運をすることに……

第3回国会 農林委員会 第7号(1948/11/19、23期、日本社会党)

○井上(良)委員 この法案に関連をして、政府は昨年農村の近代化と農業経営の合理化の必要上から、畜産五箇年計画を立てられたのでありますが、この計画は現在その通り実行されておりますか、それとも計画に変更が加えられておりますか、この五箇年計画を実行するにあたつて、飼料の関係、それから資金の関係、資材の関係等は計画通り行つておりますか、これらの点について御意見を伺いたいのであります。それから今飼料の需給状況について、詳細な説明がございましたが、具体的な数字は輸入飼料の見通しについての数字だけで、國内の需給の状況についての具体的な数字の説明がございません。今お持ちでございますならば発表願いたいし、もし持……

第3回国会 農林委員会 第11号(1948/11/29、23期、日本社会党)

○井上(良)委員 ちよつとこの際伺いますが、まだ買收未済の田畑はどれだけ残つておるか、それから將來さらに農地委員会を設けて、農地買牧に関係するいろいろな紛争、の他を解決するために委員会を存続さそうとするのですが、その場合に一体紛争の対象となるような予定される問題、それからその対象の田畑というものは、およそどれだけある予定かということを伺いたい。
【次の発言】 さような説明によりますと、全國一律に農地委員会という常設機関を設置して、処理する対象が非常に縮小されたことは、事実であります。それにやはり相当額の國庫補助を出さなければならぬ委員会でありますから、この際政府は行政整理その他いろいろ重要な問……

第3回国会 農林委員会 第12号(1948/11/30、23期、日本社会党)

○井上(良)委員 私が昨日農林大臣に対する質疑中、小作料を安いから値上げをした方がよかろうという意見を出したように今成成君からの発言がありましたが、私の昨日の質疑中さような意見を出した覚えはありません。現在の小作料が金納でもつて反七十五円というような安い小作料では、農地を所有しておりましたところで地主自身の生活がそれで確保されるのでもなし、また多少引上げられたところで、とうてい残存保有面積によつては地主としての生活権は確保できないから、この際これらの土地を政府が買收して、第三次農地改革をやることの必要性を、私は小作料の安いということよりも、小作料がこのまま捨て置かれておるという点から指摘をいた……


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データ更新日:2023/02/05

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