井上良二 衆議院議員
27期国会発言一覧

井上良二[衆]在籍期 : 23期-24期-25期-26期-|27期|
井上良二[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは井上良二衆議院議員の27期(1955/02/27〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は27期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院27期)

井上良二[衆]本会議発言(全期間)
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第24回国会(1955/12/20〜1956/06/03)

第24回国会 衆議院本会議 第4号(1956/01/30、27期、日本社会党)

○井上良二君 私は、日本社会党を代表して、本日提案されました昭和三十一年度予算案の国会提出遅延に伴う国会審議権の侵害に対し、鳩山内閣の政治的責任を追及するとともに、総理の所信をたださんとするものであります。(拍手)  申すまでもなく、明年度の予算案は、わが国今後の政治、経済の方向を具体的に示すもので、特に、保守、革新の二大政党下に、保守党内閣の予算案として初めて提案されるだけに、われわれは、その審議に重大な関心を持ち、昨年末より予算案の提出の時期について政府に折衝して参つたところ、政府は、与党の方との打ち合せその他のことを考慮して、できれば一月二十日ごろまでにまとめ、おそくとも一月二十五日には……


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第26回国会(1956/12/20〜1957/05/19)

第26回国会 衆議院本会議 第14号(1957/02/28、27期、日本社会党)

○井上良二君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま提案されました衆議院解散要求決議案に対し賛成の意を明らかにせんとするものであります。(拍手)  すでに岸総理の所信表明に対するわが党の淺沼氏の質問、及び、ただいま細迫氏から述べられました本決議案の趣旨説明によりまして、わが党の主張せんとするところはほぼ明確にされたのでありますが、私は、さらに、民主憲法のもと、民主政治の確立のため、また憲政常道を貫くために、この際衆議院の即時解散を断行し、総選挙によって民心の一新をはかることこそ何よりも急務であり、世論もまた強くこれを要望していることを、あえてここに指摘しておきたいと思うのであります。(拍……


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第28回国会(1957/12/20〜1958/04/25)

第28回国会 衆議院本会議 第22号(1958/03/28、27期、日本社会党)

○井上良二君 ただいま議題となりました三法律案について、大蔵委員会における審議の経過並びに結果の御報告を申し上げます。  まず、酒税法の一部を改正する法律案について申し上げます。  この法律案は、最近における酒税負担の実情に顧みて国民大衆の税負担の軽減をはかるため、今次税制改正の一環として、清酒二級、合成清酒二級、しょうちゅう、雑酒二級等の酒類に対する酒税の税率をおおむね一割引き下げることといたそうとするものであります。  本案につきましては、横山利秋君外十二名提出の修正案が提出いたされたのであります。修正の趣旨は、ピールに対する酒税の税率を一五%程度引き下げようとするものであります。  本案……

井上良二[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院27期)

井上良二[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第22回国会(1955/03/18〜1955/07/30)

第22回国会 議院運営委員会 第1号(1955/03/22、27期、日本社会党(右))

○井上(良)委員 私も、ちょっと二、三伺いたい。ただいま伺いますと、四月、五月の暫定予算は、大体事務的のものが主体になっておるというお話でございますが、そのうちで若干公共事業、地方公共団体等に補助金を出すというものがつけ加えられておる。問題はそこにある。その公共事業及び地方自治団体への補助交付金等は、いずれも法律の裏づけのあるものを予算化されておりますか、それとも法律の裏づけなくして、たとえばこの年度末に打ち切られて、法律的には時効がかかっておるが、実際はやらなければならぬので予算化しなければならぬということで、法律の裏づけなしに予算化しておるか、してないか。問題はそこに重点があると思うのであ……

第22回国会 議院運営委員会 第2号(1955/03/23、27期、日本社会党)

○井上委員 各党の理事がそれぞれ出ておりますから、どういう案件を取り上げるかということについては、理事会で一々おきめを願う。理事会の方の良識に訴えておやりを願うより方法がないわけですね。
【次の発言】 ちょっとお伺いいたします。ただいま出ております。衆議院の暫定予算にも関連することですが、政府は四月、五月の暫定予算を提出するということが、昨日の官房長官の御意見で明らかになっておる。従来、暫定予算は事務的なものが主体であるということからして、国民の多くの人々も、また議員の中にも、暫定予算の内容について十分政府の説明を伺い、またこれに対する各党の意見というものが、予算委員会にそのままかけられる関係……

第22回国会 議院運営委員会 第3号(1955/03/24、27期、日本社会党(右))

○井上委員 来なくてもやります。
【次の発言】 やむを得ないです。
【次の発言】 出席するものとわれわれは見ておけばいい。
【次の発言】 私の力も、相談して後ほどに……。
【次の発言】 ちょっとこの際議長に伺いたい。私ども新聞を見て初めて知ったのでありますが、先般来、大池事務総長は事故があるため本運営委員会にも出席できない、こういうことでわれわれ了承しておりましたところ、大池事務総長は辞表を提出しておるということが新聞で明らかにされておる。その辞表を提出しておることは事実ですか。もし事実であるとするならば、議長は、自分のふところであたためておって、何ら議運にも諮らず、裏でこそこそ変なやみ取引を……

第22回国会 議院運営委員会 第5号(1955/03/28、27期、日本社会党(右))

○井上委員 予算の審議状況はどうなっておりますか。大体どのくらい待てば審議が終るのですか。あまりおそくなって、きょう途中で十二時を越えんならぬということになったんじゃ困るから、そのお見通しはどうですか。
【次の発言】 それには報告ができておりますか。

第22回国会 議院運営委員会 第6号(1955/03/30、27期、日本社会党(右))

○井上委員 明日本会議を開くか開かぬかということを相談願わなければなりません。なお官房長官の出席を求めております。本予算の提出の時期はどれくらいになるか、それによって議運の今後の運営の大体の荒筋を相談しておいてもらうと、各党ともそれぞれ地方選挙の関係がありますから……。
【次の発言】 さきにちょっと議題になっておりました緊急質問の問題でございますが、自由党さんの方でいろいろ御相談の上で、至急に話がまとまりますならばよろしいが、ひまがかかるかどうかということも一応伺いまして、これはいずれも緊急を要する案件でありますから、できれば明日本会議を開いていただきまして、この緊急質問を議題に供してやっても……

第22回国会 議院運営委員会 第9号(1955/04/15、27期、日本社会党(右))

○井上委員 ちょっと官房長官に伺うのですが、官房長官は、この前当委員会に出席されて、六月暫定予算の関係について、五月までには何としても審議を終ってもらいたい、そのためにはおそくとも十二、三日ごろまでには出したいし、最悪の場合でも十五日には提出したい、こういう非常に自信のある言明がありましたが、そのときには、防衛分担金の対米折衝ということは、全然政府は考慮していなかったのですか。
【次の発言】 この十二日から十五日の間に提出をするということは、対米折衝の話は、そのときには大体ついて、予算案を組める、こういう見通しで御発言をされ、政府もその心構えでおった。ところがその後政府の方では、にわかに二の問……

第22回国会 議院運営委員会 第10号(1955/04/23、27期、日本社会党(右))

○井上委員 大体政府側の都合もあり、かつ二十九日から先は隔日に休日があります関係がございますので、できますならば二十五日の開会式直後政府の施政方針演説を伺いまして、二十六日は各党代表質問があるはずですが、その準備のために二十六日を休みまして、二十七、二十八日に代表質問を行う、二十九日は天長節でございますからこれは休み、三十日に再び質問をやる、そうして大体三十日で終るのではないか、こういう見当で一つ議事を進めてもらえば好都合と思いますから、お諮りを願いたいと思います。
【次の発言】 大体今までは各党二時間くらいじゃなかったのですか。
【次の発言】 大西正道君が順序としていいでしょう。

第22回国会 議院運営委員会 第11号(1955/04/25、27期、日本社会党(右))

○井上委員 ただいま内閣から、本国会に提出予定の法案の提出時期についていろいろ御説明がありました。政府の方でも、予算関係のものはできるだけすみやかに提出するように努力するということでございますから、一応その点は了承いたします。  次に、ちょっとこの際伺っておきたい問題がございます。それは、官房長官が先日記者会見において、予算案の修正、または一兆円予算を上回るような修正をやる場合には、重大決意をせざるを得ない、重大決意とは何をさすかといえば、国会を解散することに考えざるを得ないというような発言をいたしております。これは国会運営の上に非常に重大な発言であって、まだ各党とも、修正するとも、あるいは一……

第22回国会 議院運営委員会 第15号(1955/05/11、27期、日本社会党(右))

○井上委員 ただいま実弾射撃に関する緊急質問を明日本会議を開いて上程することにおきめを願ったのですが、明日本会議が開かれました場合は、運輸大臣の出席を求めて、宇高連絡船衝突事件に対する経過報告を求める。それに対して、もし必要がありますならば緊急質問を許すということをおきめを願っておきたい。
【次の発言】 質疑を許すが、各党許すか、それともどういうことにするかです。
【次の発言】 ただいま官房長官から、政府提出の法案の提出時期についていろいろ御説明がございましたが、最近の国会の運営及び審議の状況を見ますと、非常に審議が進んでいない。審議が進んでいない大きな原因は、政府が国会審議に必要な法案を迅速……

第22回国会 議院運営委員会 第16号(1955/05/12、27期、日本社会党(右))

○井上委員 ただいま委員長は、理事会で取り扱われた決議案の件ということで御報告になりましたけれども、やはり正式に理事会でこういう決議案が出て、こういうことになっておるということで議題にしてもらわないといけませんから、そういうふうにはっきりしてやっていただきたい。
【次の発言】 椎熊氏は、三木大臣の答弁が、経営委員会に諮る場合に、こちらから何か罷免をするような発言をして、それで同意を求める、こういうような御解釈の上で経営委員会に臨まれるような運輸大臣の答弁であったと言われるのですね。ところが……。
【次の発言】 ないが、法文によると、経営委員会に同意を求めなければならぬ。その同意を求めるのに、大……

第22回国会 議院運営委員会 第20号(1955/05/28、27期、日本社会党(右))

○井上委員 ただいまの決定に関連しまして委員長から御報告があるかと思いますけれども、いずれ政府から提出になって参ります石炭鉱業合理化臨時措置法案、国防会議に関する法律案、これらはいずれも重要法案でございますので、これはやはり理事会でも話になっておりますから、ただいまの椎熊君の発言も考慮いたしまして、委員会付託以前に本会議で趣旨の説明を願って、関連質問があれば関連質問をさせるということで、この機会に御了承を得ておきたいと思います。他の重要法案については各党でそれぞれ御検討されることにいたしまして、この二法案はすでに相談済みの問題でございますから、一応御了承を願っておきたいと思います。

第22回国会 議院運営委員会 第22号(1955/06/02、27期、日本社会党(右))

○井上委員 この順序ですが、石炭鉱業合理化臨時措置法案を一番初めにやっていただきたい。
【次の発言】 これも記録に残してもらわぬと……。(笑声)

第22回国会 議院運営委員会 第24号(1955/06/07、27期、日本社会党(右))

○井上委員 ただいま椎熊委員から、一萬田大蔵大臣の戒告決議案は、予算案をを先議をして、あと回しというような発言がありましたが、本日議題になります予算案と密接不離な関係に置かれておる大蔵大臣が、従来発言をし、国民に約束をしてきました今年度予算の基本方針と、全然異なる考え方のもとにおいて予算案が修正された。このことは、国の予算よりも政党の主張の方が大事だ、こういう一つの考え方に立っておるということからいたしまして、われわれ両派社会党は、この大蔵大臣の背信的な態度を見のがすわけにはならぬということで、大蔵大臣の進退について深くその反省を求める戒告決議案を出そうといたしたのであります。そこでこの決議案……

第22回国会 議院運営委員会 第28号(1955/06/14、27期、日本社会党)

○井上委員 これは予算が修正された、この修正に政府は同意したのです。同意した以上、当然それに基く法案は政府が撤回をするなり、同意に基く修正案を織り込んだ新しい法案を提出すべきです。それをやらないから、こういうことになる。
【次の発言】 現に議案は提案されておる。提案されておる以上……。
【次の発言】 それでは官房長官を呼んで下さい。それまで審議を中止しましょう。

第22回国会 議院運営委員会 第29号(1955/06/16、27期、日本社会党(右))

○井上委員 一応検討することにしておいて下さい。
【次の発言】 そこまでは言ってはいかぬ。
【次の発言】 違う。政府は、原案を国会に提出し、今日依然として野ざらしにしているわけです。従って、この法案の審議の進まぬのは、あげて政府の責任です。各党間でこの法案をめぐって、予算修正に基いて法案の修正をしたい、したくないということは、各党の意向によってきまることであって、原案をどうするかということは政府の責任にあると思う。そいつをかような状態でほっぽらかして、一向この審議が進まないということは、あげて政府の責任にありますから、従って政府はこのまま臨んでいくつもりか、それとも修正に応ずるつもりか、一応官……

第22回国会 議院運営委員会 第30号(1955/06/17、27期、日本社会党(右))

○井上委員 議員の申し合せを実行できなかったのはどうしてかという理由を聞くのだから、法的も何もない。かまわないじゃないですか。
【次の発言】 議員全体が申し合せをしていることに了承できないというならば、呼んでやるのに何も差しつかえない。

第22回国会 議院運営委員会 第32号(1955/06/23、27期、日本社会党(右))

○井上委員 それは両派で相談してみます。

第22回国会 議院運営委員会 第33号(1955/06/25、27期、日本社会党(右))

○井上委員 これは本日一番先でしょう。

第22回国会 議院運営委員会 第35号(1955/06/29、27期、日本社会党)

○井上委員 聞くところによると、何だか政府は、会期はあと二日ほどになっておるのに、未提出の法案があるそうですね。そういう状態で会期を延長するという考え方を持っておるなら、もってのほかだ。われわれは、この委員会において、できるだけすみやかに政府の予算案なり重要法案の成立を円滑に審議しようとして、いつ提出されますか、特に予算に関係した重要法案がいつ出されますかということをたびたび言っておる。たびたびその点は促進しておる。今日議案が百件も残てっおる。これは全部あげて政府の責任です。政府が早く出せばこんなことにならぬ。政府みずから全然これに対しての責任を考えずに、ただ法案がどうにもならぬからというので……

第22回国会 議院運営委員会 第37号(1955/07/05、27期、日本社会党(右))

○井上委員 よろしいです。
【次の発言】 私は、並木さんと山中君との応答を聞いております中で思うのは、自分の本心はそこになかったのだ、うっかりして問われるままに話をしたというのですね。本心がなかった、本心の話をすればいいことで、本心でないことをしゃべることは、あり得ることであり得ない。だから問題は、私は、これがどっかよその席で、おもしろおかしく国会を批判しておる場合の言葉なら、われわれは問題にしない。しかし国会の議事堂内において、与党の総務たる並木君がさようなことを発言したというところに、重大な問題があるわけなんです。だから院外で不謹慎なことを言うたとか、したとかいうことでなしに、院内において……

第22回国会 議院運営委員会 第42号(1955/07/14、27期、日本社会党(右))

○井上委員 その程度でいいですね。
【次の発言】 明日は特に本会議を開き、明後日は開かれぬようにお願いいたします。

第22回国会 議院運営委員会 第44号(1955/07/19、27期、日本社会党(右))

○井上委員 先般来議論をしておりました庶務小委員会の議論は、今小委員長から報告がありました通り、大体市価に比べて価格が高いという一般の世論に基いて、一割見当下げるということでどうかという話で、われわれはそれを了承しておった。ところがこの手元に配られた値段表を見ると、決して一割下っておらぬ。はなはだしきは光熱水道料を負担した場合はこれだけ値段が高くなるという、こういう申し出をしておる。とられる場合はこうするのだという、なまいきなことを言っている。もし光熱と水道料金を負担をして、かくのごとき値上げをしなければやっていけぬという人は、今回限りやめてもらって下さい。

第22回国会 議院運営委員会 第45号(1955/07/21、27期、日本社会党(右))

○井上委員 ちょっと、これは九月末ということであったが、十月末になったのはどういう理由ですか。
【次の発言】 起立採決でいいじゃないですか。
【次の発言】 これは記名です。
【次の発言】 これは記名です。
【次の発言】 さっき理事会で話したことを報告して下さい。
【次の発言】 私は各党でいろいろ御相談を願うことはけっとうでございますが、議会運営の必要から、予算が成立した後に、緊急やむを得ない事情の措置に対するものは別といたしまして、えてしておみやげ的な、また特に地域的に偏するがごとき予算を伴う立法措置を講じて、特別な常任委員会がこれを成立さすということは、予算執行の上からもいろいろ問題を起すの……

第22回国会 議院運営委員会 第46号(1955/07/22、27期、日本社会党(右))

○井上委員 昨日本会議で討論否決されました売春等処罰法案の採決に当りまして、本法案に対して、提出者として署名をした人、または賛成者として署名をしておる人、これらの人々が、本会議の採決に当って、みずから提案をしておる法案に反対の白票を投票しておる。提案者では塚田十一郎君、賛成者では、石坂繁君、小笠原八十美君、川野芳滿君、菅太郎君、楠美省吾君、小島徹三君、高村坂彦君、纐纈彌三君、齋藤憲三君、篠田弘作君、正力松太郎君、須磨彌吉郎君、高岡大輔君、渡海元三郎君、徳安實藏君、丹羽兵助君、畠山鶴吉君、林唯義君、本名武君、前田房之助君、松浦周太郎君、米田吉盛君、これらの人々がそれぞれ白票を投票しておる。一体こ……

第22回国会 議院運営委員会 第47号(1955/07/25、27期、日本社会党(右))

○井上委員 ただいま椎熊君並びに福永君から、それぞれ先般問題になりました売春等処罰法案の採決に当って提案者であり、かつ法案の提出賛成者である者が採決で反対の投票をしたことについて、いろいろ党内の事情についての御説明がございました。われわれは他党の党内のことについてとやかく干渉がましいことを申すものではありませんが、少くとも議員が法律案を提案いたしました場合には、その法案の内容について党の機関にそれぞれ了解を求め、かつ党の決定に従って提案された、こう了解するのが常識であります。ところが、両党とも法案の持っております内容が非常に世論を刺激いたしております関係もあって、なかなか党議がきまらず、従って……

第22回国会 議院運営委員会 第50号(1955/07/28、27期、日本社会党(右))

○井上委員 この二件とも参議院回付案通り承認するということに各党それぞれ相談をされたと思いますし、なお、関係の商工委員会でもわざわざ理事会を開いて参議院の修正について相談した結果、大体承認するということにおきめ願ったそうであります。本日これを承認するには異議がございません。ただし、従来衆議院で全会一致で通過しました法案が参議院に送付されました場合、参議院において衆議院の全会一致で決議した送付案を、衆議院の審査の上に大きなミスがあり、かつ法案全体の上から考えて非常におかしいというような点を発見されましての修正をしたものについては、参議院の独自性をわれわれが尊重して、それらの点については大いに了承……

第22回国会 議院運営委員会 第51号(1955/07/29、27期、日本社会党(右))

○井上委員 私の方も異議ありません。
【次の発言】 それは大蔵委員会だ。
【次の発言】 やっておるうちに上ってきたらやればいい。休憩などということは反対です。
【次の発言】 明日やるものを、きょう議題にしてもらっては困る。

第22回国会 議院運営委員会 第52号(1955/07/30、27期、日本社会党(右))

○井上委員 私は、別に与党でないから一向差しつかえないが、衆議院で上ってくるものは参議院に送付しなければならぬ。四時ごろ開いておったら、参議院の審査はできないでしょう。だから、できるだけ良心的に、もし午前中に上る法案があるなら、二時なら二時に開いて一応上げてしまって、それからもう一ぺん会合を開くということにしたらどうか。
【次の発言】 そんなことをしたら、みんな迷惑するからいけない。
【次の発言】 しかし、参議院にも審査の時間を与えなければならぬ。
【次の発言】 二時まで見て、督励して上るものは上げてもらって可決して、それから決議案や緊急質問をやって一応休んで、六時なら六時にもう一ぺん開く。

第22回国会 大蔵委員会 第2号(1955/03/26、27期、日本社会党(右))

○井上委員 議事進行。本委員会は、国会法の改正によりまして、その取り扱う案件が重要な点から、従来二十五名の委員が四十名に増員されたのでございます。さように本委員会の重要性は一段と高まって来ておるのでありますが、見渡すところ、肝心の政府、与党委員の出席がかいもくありません。これは政府みずからが与党を督励して、本委員会の榊議を円滑にやる意思がないことを表叩いたしておるのであります。今後かような出席状況のもとにおいては、委員会の審議の必要上、委員長は、与党委員が誠意をもって委員会審議に参加しない以上は、委員会の開会は延期するという処置をとってもらわぬと、野党側だけが出て、与党は採決のときだけ出て来る……

第22回国会 大蔵委員会 第3号(1955/03/29、27期、日本社会党(右))

○井上委員 ちょっと主計局長と主税局長に伺いますが、期限の定のある租税に関する法律につき当該期限を変更するための法律案、これに関連して伺うんですが、いわゆる物品税法の附則で定められているというものと、関税定率法の附則で定められているもの、この二つは、いずれも前国会以来必要があることとしてきめたことでありますので、それを暫定的に六月まで延ばすというのは一体どういう根拠に立っておるのですか、これはいっそのこと、暫定措置を講ぜなくても、当然この二つは経常的にやって行く項目でございますから、よいではないかと考えますが、また政府の方では、関税定率の内容についても検討して相当改正を加える、特に石油数等につ……

第22回国会 大蔵委員会 第4号(1955/03/30、27期、日本社会党(右))

○井上委員 国営競馬特別会計法を廃止する法律案について二、三伺っておきたい。御存じの通り、国営競馬が民営になりまして、特別会計が廃止されることになったのでありますが、昨年九月から民営に移行されました中央競馬会が開催をいたしております競馬は、九月以降何回開催されたか。それから競馬の売上収入は一体どうなっておるか。その結果国へ益金を納付することになっておると思いますが、納付できるだけの益金があるかないか。あるとすれば、どのくらいの金額があるか。それをまず伺いたい。
【次の発言】 ただいまのお話にありました国に納付いたします納付金は、それは予定ですか、納付してしまったんですか。その点を明らかにしてい……

第22回国会 大蔵委員会 第5号(1955/05/10、27期、日本社会党(右))

○井上委員 議事進行。ただいまきわめて重大な質疑をいたしておるようでございますが、ただ質疑、審査をいたします上において、税法関係全体が提案をされておりません。その税法関係全体が提案されずに、ただ所得税、法人税だけを中心にして審議するということは、はなはだ困難である。だから少くとも政府は、租税特別措置法、あるいは砂糖消費税法、関税の改正法等、税関係の法案を全部提案してもらって、その上で税関係全部を一括して審議することにしてもらいませんと、審議の上に非常に支障を来たします。一つの想定の上に議論をしなければなりませんから、成案を提出してもらって、その上で税法一本で審議をするようにお計らいを願います。

第22回国会 大蔵委員会 第6号(1955/05/12、27期、日本社会党(右))

○井上委員 大蔵大臣は出席はできないのですか。
【次の発言】 大蔵大臣に対します総括的な税制の改正並びに各金融機関の関係法規の一部改正、その他総括的な質問がありますけれども、これはいずれ大蔵大臣が来たときに質問いたすことにいたしまして、大臣への質問は一応留保をいたしておきますが、この際部分的な問題として、政府は本年の税制改正に対する穴埋めといたしまして非常に大きな財源としておりますのは酒税の増徴でありますが、この沼税の増徴の裏づけといたしまして、 二十八年度の酒造米を八十二万石でありましたものを、本年は百万石にふやすということにいたしまして、酒税の大増徴をはからんといたしておるのでありますが、……

第22回国会 大蔵委員会 第7号(1955/05/14、27期、日本社会党(右))

○井上委員 最後になりましたが、時間も非常に制約されておりますので、本日できないところはまた次に大臣が出席されますときに質問をすることにいたしますが、本委員会に付託されました税制改正その他金融関係の法案を審議する上に、まず日本経済全般にわたる政府の見通し、財政金融等に対する方針を明らかにしてもらわなければなりません。そこでこの際私は、昭和三十年度の政府の考えております経済計画及びその見通し、この上に立った税制改正、金融対策というものを政府としてどう考えておるかということを伺いたい。昭和三十年度の経済計画の見通しにつきまして、政府は六ヵ年の総合計画経済を計画いたしまして、この構想に基いて経済の正……

第22回国会 大蔵委員会 第8号(1955/05/17、27期、日本社会党(右))

○井上委員 ちょっと委員長に御注意を申し上げておきます。かような法案を一括上程して審議することは一向さしつかえありませんが、審議をするに当りまして、政府当局がかいもく出ておりません。少くとも法案を一括提案します以上は、法案関係の政府委員が全部出席しておらなければ質疑はできません。従って、その提案をされます場合には、必ず関係政府委員の出席の上で質疑のできるような手配をして審議を進めるように願いたいと存じます。  そこで本日は、税制関係の政府委員が見えておりますから、税制改正に関する重要な点について二、三の質問をいたしておきたいと思います。  今度の税制改正の点において私どもが問題にしなければなら……

第22回国会 大蔵委員会 第9号(1955/05/19、27期、日本社会党(右))

○井上委員 大蔵大臣が見えますまで、暫時事務当局に質問いたします。政府は、今まで日本の食糧の絶対不足の現状から、供出の義務割当制を採用してきたのありますが、この義務供出制度を廃止いたしまして、今度は予約売り渡し制を採用する、こういうことに改めることになったようでございます。そこで予約売り渡し制を採用します場合問題になりますのに、米価の問題がございますが、ここの米価と並んで奨励金及び永久の免税の問題がからんでくるのであります。そこで事務当局に伺いたいのは、予約売り渡し制を採用いたしましても、依然として端境期における時期別価格差を早場米に適用するつもりでございますか。それからもう一つ伺いたいのは、……

第22回国会 大蔵委員会 第10号(1955/05/20、27期、日本社会党(右))

○井上委員 ちょっと関連して。ただいま主税局長の方では、昨年この問題が取り上げられたときに、いろいろ調べた結果、どうも三ヵ月では長過ぎるから、二ヵ月が妥当であろうというので、二ヵ月に縮めた、こういう御答弁である。そのときにお調べになったのには、二ヵ月待ってやらなければならぬ取引をしておる実情がありましたか。それから国税庁の方は、一体税金を取り立てる方ですが、現実に砂糖に庫出課税をやります場合に、荷物が出ますと翌日決済、よほど長いところで、私の調べたところによると、一週間ないし二週間、これは北海道あたりまで荷物が行きます関係で、そういうことになる。その他は全部翌日決済、売買契約は成立いたしまして……

第22回国会 大蔵委員会 第13号(1955/05/28、27期、日本社会党(右))

○井上委員 ただいま提案されました両法案のうちで、昭和三十年分の所得税の予定納税及び予定申告の期限等の特例に関する法律案、これは単に期間を延期しようという事務的な法案で、これ自身は別に問題はございませんが、予定納税や予定申告をいたしました場合に更正決定をするのでありますが、この更正決定をいたします場合に、一体その調査というものが、更正決定を行うだけのはっきりした実情調査に基いて行われておるか行われていないか、実はここに問題があるのであります。現在税務職員の調査の実態をわれわれが各税務署について調べておりますところによると、大体申告所得におきましても、課税対象人員に対して税務署員の受け持ちが非常……

第22回国会 大蔵委員会 第14号(1955/05/31、27期、日本社会党(右))

○井上委員 私は食管会計のことについて二、三伺っておきたいのですが、昭和二十九年の台風及び冷害による被害農家に対して米麦を特別価格で売り渡したことにより食糧管理特別会計に生ずる損失をうめるための一般会計からの繰入金に関する法律案、実に長い名前の法律案ですが、この法案は、昭和二十九年度の台風及び冷害による被害農家に対して、米麦を特別価格で売り渡したことによって生じた損失を、一般会計から一億一千九百万円ほど繰り入れるということの法案でございますが、この場合どういう基準で被害地指定はいたされたのでありますか。この法案による被害地域は、台風による被害関係によりましては三重、兵庫、岡山、徳島、高知、大分……

第22回国会 大蔵委員会 第16号(1955/06/07、27期、日本社会党(右))

○井上委員 農業共済再保険特別会計の歳入不足をうめるための一般会計からの繰入金に関する法律案に関連して二、三質問をしたいのですが、この法案の内容は、御存じの通り農業共済再保険の農業勘定再保険支払い増加に充てるため、三十年度において二十八億を一般会計からこの特別会計に繰り入れようというのであります。問題は、この二十八億を一般会計から特別会計に繰り入れる根拠でありますが、この根拠は、昭和二十八年の異常災害発生に基くものでありまして、この災害補償の関係保険は、社会保険を意味するものでありますから、一般会計から繰り入れることも、その内容が妥当でありますならばわれわれこれに反対をするものではございません……

第22回国会 大蔵委員会 第17号(1955/06/09、27期、日本社会党(右))

○井上委員 先般、ただいま議題となっております案件中、農業共済再保険特別会計へ一般会計から繰り入れます法案に関して、その再保険の会計の内容において会計検査院から指摘されております点が数件ございまして、これに対して政府の方から、この処置を一体どういたすかという資料を要求いたしたのでございます。その資料がただいま配付されておりますので、その資料に基いて、二、三この法案を本委員会で採決いたします前に確かめておかなければならぬと思いますから、しばらくお許しいただきたいと思います。  会計検査院から不当事項として指摘されていますうちで、一番重要な問題は、組合と組合員間において共済関係が成立しておるものに……

第22回国会 大蔵委員会 第20号(1955/06/16、27期、日本社会党(右))

○井上委員 議事進行について、質問の内容が特定個人の名誉に関する問題であるとか、あるいは銀行の業務内容の機密が公開されることは困るとかいうような特別なものでない限りは、少くとも秘密会にすべき性質のものではないと考えます。従って、こういう問題は一般銀行の経営に対して大きな警告を意味することもありますし、またいろいろな面で国民の関心を高める問題でもございますから、できるだけかような問題は公開でやられて、特に委員長において速記上その他適当でないものについては、速記を削除するなり、他の方法もありますから、できるだけ私は公開を主張いたします。

第22回国会 大蔵委員会 第22号(1955/06/21、27期、日本社会党(右))

○井上委員 ただいま問題になっております三法案について、二、三質問をいたしたいと思います。  まず、大臣のかわりの政務次官にお伺いしたいのですが、この三法案を並べてみまして、はなはだ税体制の公平を欠くということをお認めになりますか、なりませんか、それをまずお伺いしたい。
【次の発言】 今度の所得税法の一部改正法案、その他法の改正に関しての政府の国会に対する御説明は、一つは低額所得者の減税をはかり、一つは資本の蓄積をはかる、この二つがこの目的だというのです。そのために、一方低額所得者には相当の減税を行い、また資本蓄積の関係から預金利子、配当利子等の所得に減免を行うという処置をとっていくというが、……

第22回国会 大蔵委員会 第23号(1955/06/22、27期、日本社会党(右))

○井上委員 時間が大分迫っておりますので、簡単に二、三質問して終ります。  ただいま石山さんの質問中、米価に関係することがございましたが、米価はいつおきめになりますか。この米価の決定いかんによりまして、税金がどれだけかけられるかということが実はこれに関係いたします。そこで一体米価はいつおきめになって、そのきめることによってどれだけ減税をされようというのですか。従来早場奨励金とか、あるいは超過供出奨励金で免税しておりました分を、今度一本価格にいたしました場合、一体それに免税をいたすつもりでございますか。その率で減税するつもりでございますか、その点を伺いたい。

第22回国会 大蔵委員会 第24号(1955/06/25、27期、日本社会党(右))

○井上委員 二、三質問をいたしますが、専売公社法の一部改正とたばこ専売法等の一部改正と両方に関連した問題であります。この改正案で見ますと、消費税として府県及び市町村に納める税額の総額は、百十五分の十五から百分の十五と引き上げております。ところが府県と市町村と別々に見ますと、府県の方は百十五分の五から百分の六と相当引き上げをいたしておりますが、市町村の方は、百十五分の十から百分の九と、わずかの引き上げしか行われていない。これは一体どういうことからこんな不均衡になったのか。
【次の発言】 問題になりましたのは、この消費税は小売価格を基準としております関係から、売上額によりまして税収に左右される。そ……

第22回国会 大蔵委員会 第26号(1955/06/30、27期、日本社会党(右))

○井上委員 ただいま議題となりました酒税法の一部を改正する法律案の提案理由を御説明申し上げます。  現在の国民の租税負担の状況は、ここ数年来の税制改革にもかかわらず、依然として低額所得者重課の傾向にあり、政府もこの調整をはかるため、所得税、法人税等の改正案をそれぞれ今国会に提出したのでありますが、これら直接税の調整もさることながら、特に最近の経済事情を考慮いたしますならば、国民大衆の生活に密接な結びつきを有する消費物資について、その間接税の軽減をはかることもまたきわめて重要な問題であろうと思うのであります。  この間接税軽減の問題については、すでに各方面において慎重な検討が加えられつつあります……

第22回国会 大蔵委員会 第30号(1955/07/08、27期、日本社会党(右))

○井上委員 大蔵大臣に二、三質問をいたしますが、大蔵大臣が本年度予算の編成方針、財政演説におきまして、わが国の経済再建の中心課題は、産業全般の生産コストを引き下げるということを言明いたしたのでありますが、この方針は現在でも変っておりませんか。それを伺いたいと思います。
【次の発言】 それでは次の質問に明確な答弁を願いたいと思います。去る五月二十七日、政府はエネルギーの総合対策なるものを閣議の了解事項として決定をいたしております。このうち、まず石炭の対策において、炭価を重油及び輸入炭に匹敵する程度まで引き下げることを目途とする、こういうことをうたい、石油対策においては、重油と石炭との消費分野を明……

第22回国会 大蔵委員会 第32号(1955/07/14、27期、日本社会党(右))

○井上委員 国民金融公庫の利率を下げるとかいうお話しですが、この年度間に、たとえば二十九年度に国民金融公庫の損益の結果はどうなっておりますか。政府にどのくらい納付金をすることになりますか。全然できませんか。二十九年度の損益勘定の結果を御説明いただきたい。
【次の発言】 利率はどのくらい。
【次の発言】 今度利率を約四厘方お下げになりましても、なおかつ年間に約一億円ほど国へ利益金を納付することができる、こういうお話しでございますが、この金庫は、別に利益をあげることを目的にして運営しておりません。しかも最近国民金融公庫を利用します人々が非常にふえた。これの調査等は非常におくれております。そしてまた……

第22回国会 大蔵委員会 第34号(1955/07/19、27期、日本社会党(右))

○井上委員 日本開発銀行の電源開発株式会社に対する出資の処理に関する法律案、この法案に関連して、二、三質問をいたしたいと思います。開発銀行総裁が見えておりますから、開発銀行が産業開発のために貸し付けておりますおもなる貸付産業、それからその貸付の大体の金額というものを、常識的でよろしいから、どういう産業にどのくらい貸しておるかということを御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 今度の法案によりますと、農林漁業公庫、中小企業公庫に対して貸し付けておる貸付金を産業投資に継承さす、こういうことでございますが、農林漁業公庫と中小企業公庫へほどのくらい貸し付けておられましょうか。

第22回国会 大蔵委員会 第35号(1955/07/21、27期、日本社会党(右))

○井上委員 運輸省の方は来ておりますか。
【次の発言】 自動車損害賠償責任再保険特別会計法案は業務部の仕事でありますか。
【次の発言】 この法案の提案理由を読んでいると、第一に、特定のものを除くと書いてあるのですが、条文の内容を調べてみると、多数の自動車を所有して、経理的な基礎が確実なものは、自家保障の制度を許可する、こういうのであります。そこで保険全体の経済の上から考えると、こういう自家保障ができるようなものを除いて、弱小な業者だけを集めて保険経済をやろうという考え方は、一体どういうところから出ているのですか。
【次の発言】 賠償能力だけを考えて、保険運営という問題は考えないのですか。

第22回国会 大蔵委員会 第37号(1955/07/25、27期、日本社会党(右))

○井上委員 ちょっとこの法案に関連して一言聞きたいのは、昨年揮発油税は一キロ当り一万三千円といたして二百三十七億を予定して、このうちの三分の一七十九億を、二十九年の揮発油譲与税に関する法律によって、一年と限って揮発油譲与税の譲与金として都道府県に譲与するということであったんですが、これだけ譲与したんですか。
【次の発言】 譲与を受けた都道府県は、これを完全に都道府県の道路の修復に使っておるとお考えでしょうか。
【次の発言】 そうすると、目的通り使ってない県に対しては、結局それは予算編成の必要からそういうことであったので、目的以外に使っているけれども、やむを得ない、こういうことで了解をしたのです……

第22回国会 大蔵委員会 第38号(1955/07/26、27期、日本社会党(右))

○井上委員 まず第一に伺いたいのは、この法案によると、補助金、負担金、利子補給金その他国が交付する金銭について、交付の申請、決定の手続を規定しょうとしているが、この補助金、負担金、利子補給金、これは三十年度予算にどのくらい計上されておりますか、これをまず明らかにされたい。
【次の発言】 それは補助金だけですか、負担金、利子補給金も含んでですか。
【次の発言】 この法案は、第十九国会で審議未了となった法案でございます。内容は、第十九国会に提案された内容とほとんど変っておりません。ただ罰則規定を多少軽くした程度になっておるようであります。そこで補助金の不正受領また流用を押えまして、これを適正に使わ……

第22回国会 大蔵委員会 第41号(1955/07/29、27期、日本社会党(右))

○井上委員 昭和三十年産米穀についての所得税の臨時特例に関する法律案に関連して質問をいたしたいのですが、政府は、本年従来やって参りました主要食糧の供出制度を改めまして、事前売り渡し申込制という予約制度なるものを採用いたしたのであります。その予約制度の採用に基いて新米価を決定せねばならぬことになりまして、先般三十年度産米に対する新米価が発表されております。一体この新米価は、食管法第三条の規定のどの部分を具体的に検討されまして御決定になりましたか、その点をまずお伺いをいたしたい。これは大蔵大臣と、農林大臣を呼んでおりますが、来ておりませんから、食管長官と、両政府当局からお答えを願いたい。

第22回国会 内閣委員会 第32号(1955/07/01、27期、日本社会党(右))

○井上委員 きわめて重要な法的根拠の問題について、専門家である法制局長官が御答弁をされておりますが、これは事業の準備に関する手続を規定してあるのです。それであなたは、その手続だけは法文上はずれてもいいと言うが、そんな都合のいい解釈がありますか。それならこれは施行規則か何かできめておくことであって、そういう場合なら、法律的性格は持っておっても、多少融通はきくということがあるけれども、法文としてはっきり規定してあるものを、そんな都合のいい、いいかげんな解釈をやられた日には、一体所有者の権利というものはどうなりますか。憲法で保障されておる所有権は一体どうなるのです。そんなむちゃくちゃなことを言われて……

第22回国会 農林水産委員会 第51号(1955/07/30、27期、日本社会党(右))

○井上良二君 それではただいま議題となりました砂糖価格安定法案につきまして、提出者を代表し提案の理由を御説明申し上げます。  御承知のようにわが国総合食糧対策の一環として進められて参りました食生活の改善に伴い、砂糖はもはや嗜好品ではなく、主要食糧として国民生活の土に大切な地位を占めるに至ったのでありますが、その価格は、需給の逼迫と輸入の不円滑により、著しく不安定で、しばしば騰貴し、国民生活に少からざる脅威を与えておりますため、特に脚下の経済事情にかんがみ、糖価の引き下げ安定が契緊の要務とされているのであります。  幸いにして最近、リンク制度の廃止その他の事情により、原糖価格はようやく低下しつつ……

第22回国会 予算委員会 第27号(1955/06/22、27期、日本社会党(右))

○井上委員 委員各位の御了解を得まして、米価問題に直接関連をする問題ではございませんが、農業問題全体には非常に重大な関係を持っております飛行場の拡張問題に関しまして、政府当局の所信をただしたいと思うのであります。  先般政府が本国会を通し、また本予算委員会を通しまして、米軍の飛行場の拡張に関して説明をされ、答弁をされたものと、最近政府がとりつつあります飛行場問題についての態度が、非常に変ってきておるのであります。このことは予算委員会の審議の上から、あるいはまた国会の権威の上からも、非常に重大な問題をはらんできておりますので、特に質問をいたしたいと思うのであります。  政府は、日米合同委員会にお……


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第23回国会(1955/11/22〜1955/12/16)

第23回国会 議院運営委員会 第1号(1955/11/22、27期、日本社会党)

○井上委員 ただいま自由民主党及び社会党では、後任の事務総長についてはそれぞれ非公式に話が進められてきております。ただ小会派の小山さんの方で、十分いろいろな連絡がつかなかったために話ができていないそうですから、これは後ほど十分小山さんとも話をまとめまして、できるだけ満場一致で持っていくように、お手配を委員長代理の方でやっていただきたい。
【次の発言】 それを、さらにまた裏をくぐってやろうという者が出てくる。これは印刷物による年賀状となっております。ところが状でないからいいじゃないかというので、カレンダーとか、あるいはまた謹賀新年というようなポスターなどを作りまして、それを選挙区内に全部一斉に張……

第23回国会 議院運営委員会 第2号(1955/12/01、27期、日本社会党)

○井上委員 今度新しく在京中の認証官を十人ほど招待するという話ですが、それはどういう人ですか。ちょっと名前を読んでくれませんか。
【次の発言】 私は、そういうような認証官をわざわざ招待するというならば、やはり国会の建前上、たとえば全国の県会議長の代表者とか、市町村会の代表者、あるいは市長及び県知事の代表者、そういうものもやはり招待をしてやる方が、建前上としてはいいじゃないか。とにかく官僚だけを招待をしてしまって、民間側は全然オミットしておるのはおもしろくない。このたびは間に合いますまいが、次の通常国会までには一応御検討願って、どの範囲にどうするかということは、式場その他の関係もありますから、事……

第23回国会 議院運営委員会 第3号(1955/12/02、27期、日本社会党)

○井上委員 本日の議事のうち、内閣総理大臣の所信についての演説、それから外交に関する外務大臣の報告、これに関連しまして、昨日来わが党から、本国会の召集の趣旨に従って当然大蔵大臣が財政に関する演説をやるべきであるという要求をいたしておるのであります。ところが与党の方においてもいろいろ政府側と打ち合せをいたし、かつ参議院側との関係もあって、この問題は昨日保留になって今日になっております。ところが午後一時に本会議を開くという既定の方針になっております関係がございまして、われわれとしては、この際政府に対して、どういうわけで大蔵大臣の財政演説が本会議を通して行えないかということについてただして、その上で……

第23回国会 議院運営委員会 第4号(1955/12/03、27期、日本社会党)

○井上委員 昨日、衆議院の本会議の開会中に、わが党の渡邊君は、場内交渉係として交渉中、前国会の議席と、今国会の議席が変っておるということを無意識のうちに忘れて、近道をしようとして、うっかり発言者の演壇の裏を横切りまして、全く従来重い慣例となっておる演壇を通ったということは、本人はもちろんであり、われわれ社会党としても注意の足りぬところでありまして、議会運営上まことに遺憾なことでありますが、本人にも十分注意をいたし、かつわれわれ全社会党の議員にも、演壇の重要性ということを尊重するよう申し渡しました。今後かようなことのないよう十分注意いたしますから、与党の委員の方々の御了承を願いたいと思います。

第23回国会 議院運営委員会 第7号(1955/12/06、27期、日本社会党)

○井上委員 これはさいぜん非公式に理事の間でいろいろ相談をしておりましたが、カンボジア総理の来院を機会に、特に本会議を開いて感謝決議をするということでございますので、その感謝決議が終った後に、できれば本会議の演壇から、カンボジアの総理大臣みずからが一つ御演説を願う、そのお取り計らいを願って、国民に対してのあいさつをしていただくようにしたらどうか。今までそういう前例はございませんが、特にわが国に対して非常な好悪を示された国であり、今後東南アジア諸国との国交回復についても、非常に大きなためになっておるのですから、特に前例を開きまして、本会議場においてごあいさつを願うということを一つ御相談が願えない……

第23回国会 議院運営委員会 第8号(1955/12/07、27期、日本社会党)

○井上委員 ただいま自由民主党から、去る五日の本会議における中原君の発言がきわめて不穏当だという前提に立って、これを何とか問題にならぬものかというような、一つの提案みたようなことに実はなっております。そこで私は、ちょっと国会運営の最高の責任者たる議長に伺いますが、議長は当日中原君の本会議の発言を聞いておって、この発言が不穏当だと認めます場合は、これは前例にもありますが、議長職権をもってその発言の取り消しを命ず、あるいは訂正を命ずるということができる権限が与えられておるのに、議長が当日議長席にいなければ仕方がありませんが、現においでになって中原君の発言を終りまで聞いて、そのまま本会議は散会されて……

第23回国会 議院運営委員会 第9号(1955/12/08、27期、日本社会党)

○井上委員 よろしゅうございます。
【次の発言】 ただいま稲永君及び委員長の御意見は、一応法案なり議案なり上程された場合は、手続としては国会法の規定によって、議長はこれを当該委員会に付託するということになっておるわけです。それと同じように、そういう案件の処理の手続において、もし必要があります場合は、議運の決定によって本会議でやっていいという規定もあるわけです。だから、何も一がいに全部委員会に議長が付託しなければならぬということだけではなしに、議運で必要があると認めた案件については本会議で趣旨説明を求め縛るという規定が国会法にちゃんとありますから、これは並行している問題です。そういう関係で、大し……

第23回国会 議院運営委員会 第11号(1955/12/13、27期、日本社会党)

○井上委員 もう一つ両党で話を進めておりますのは、日韓問題の紛糾の処理に関する次議案、これは今字句の修正をちょっとやっております。多分明日くらいに出したいということでありますから、これもお含みを願います。

第23回国会 議院運営委員会 第12号(1955/12/14、27期、日本社会党)

○井上委員 委員会が違うのです。
【次の発言】 引揚者の在外資産の処理に関する緊急質問が提出されましたが、政府の本件に対する答弁の準備ができないから待ってくれ、こういうことで、実はこれが引き延ばされてきておるのですが、これは政府としてはもってのほかだと思う。というのは、すでにこの案件につきましては、衆議院では去る六月二十三日の本会議において、在外資産処理促進に関する決議というものが満場一致でされております。その案文の内容は、「政府は、在外資産の処理に関して、さきに在外財産問題審議会を設置し、在外財産に関する基本的問題その他これに関連する重要事項について審議、処理しつつあるが、いまだその根本的解……

第23回国会 議院運営委員会 第13号(1955/12/15、27期、日本社会党)

○井上委員 わが党から提出しております民主政治擁護に関する決議案は、昨日実は提案の手続をとっておりまして、本日の議運にこれが正式に議案として提案をされることになっておりますが、かねてわが党では、かような決議案を出すということを、自由民主党の中村国会対策委員長を通じまして一応の提案に対する道義的な御了解は得ておいたつもりであります。ただ会期が切迫いたしておりますので、できることならこの十五日ごろに提案をしたいということもあわせてお願いをしておきました。ところが中村国会対策委員長はきわめて御多忙とみえて、全然与党の国会対策委員会に、わが党の方からの正式なさような連絡が報告をされていないようでありま……

第23回国会 議院運営委員会 第14号(1955/12/16、27期、日本社会党)

○井上委員 現実に三日間許可を与えましても、行って帰ってくるだけで三日かかってしまって、中一日しかないことになる。

第23回国会 議院運営委員会 第15号(1955/12/19、27期、日本社会党)

○井上委員 ただいまの委員長の報告に多少私どもの考え方と異なるところがございますので、この際明らかにいたしておきたいのですが、社会党といたしましては、特別委員会の設置は、当該国会におきまして特に他の常任委員会に関連がない、しかも政治的に非常に重要な時事的な重要問題を取り扱うために特別委員会の設置をするのが建前であって、海外同胞のごとき特別委員会は、毎国会これは継続的に常置されてきておる。しかも最近海外同胞の引き揚げは、各国ともほとんど一段落の形にありはせぬかと思われる。そこであとは、それぞれ各国にまだ在留同胞はおりますけれども、これらは社会労働委員会なりあるいは外務委員会で小委員会を設けて、特……

第23回国会 大蔵委員会 第1号(1955/11/29、27期、日本社会党)

○井上委員 ちょっと関連して……。ただいまの主税局長の税収に対するお見通しの問題ですが、あなたが税収を確実に把握していくというこの努力に対しては、これは当然の任務であろうと思うのです。しかしわれわれが常識的に考えまして、初めから減税という問題は、予算上明確に織り込んである問題です。減税を織り込まずに予算が組めるわけはありませんから、その後の経済の動向というものをわれわれが見ました場合に、たとえば貿易の帳じりの関係、輸出が非常に伸びておるという関係、それから一つは国内における異常の豊作とい円問題、これらを一体どうあなた方はお考えになっておりますか。御承知の通り貿易のこのような伸びは、国内輸出産業……

第23回国会 大蔵委員会 第3号(1955/12/08、27期、日本社会党)

○井上委員 食糧管理特別会計法の一部を改正する法案、すなわち食糧証券の限度額引き上げに関する法案の審議に関連して、二、三質問いたしたいと思います。  第一は、食管会計の赤字の問題でございます。御承知の通り本年度産米が異常な豊作である関係によりまして、食管会計に膨大な赤字が予想されております。その赤字の原因となつているのは、一つは、予算米価の九千七百三十九円が四百二十一円高の一万百六十円ときめられたこと、さらに政府は当初二千二百八十六万石の買い入れを予定しておつたように考えますが、それが第一次の予約買付で二千七百七十五万三千石となつたということ、さらに第二次の予約を合せますと約三千百万石が集荷さ……

第23回国会 大蔵委員会 第5号(1955/12/13、27期、日本社会党)

○井上委員 食糧管理特別会計法の一部改正に関連して、先般の質疑の続きをいたしたい。いろいろ資料を要求しておりますけれども、間に合いませんから伺いますが、九月から始まります三十年度産米の買い入れですが、この買い入れ石数は、最近まで月別どのくらいの石数になり、その支払い金額はどのくらいになっているか。概数でよろしい。
【次の発言】 大体予定通りの集荷ができているようでございますが、それに伴って、買い入れ代金の支払いに関連する食糧証券の発行も順調のようでありますが、ただ十一月になりまして五十億不足しておりますね。その五十億をどこからお借りになったか知りませんが、一時借り入れ金をいたしておるが、この一……


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第24回国会(1955/12/20〜1956/06/03)

第24回国会 議院運営委員会 第3号(1956/01/20、27期、日本社会党)

○井上委員 私からちょっと官房長官にお伺いしたいのですが、官房長官は、先般本委員会の理事会にも非公式においでを願いまして、国会が再開をいたします準備のために、政府の予算案編成の最終的な見通しについてお話かありました。国会としましては、大体二十日ごろに再開されるのが通例になっておりますが、政府の予算編成の関係もあって、また日曜日等の関係も考慮しまして、二十三日は無理であろうから、二十五日ならどんなことがあっても提出できるという、非常な確信のめる御答弁に基きまして、わざわざ本日議運の委員会を開いて、二十五日開会式を行い、政府の施政方針演説の段取りをきめることに実はなってきたわけです。私ども昨年末か……

第24回国会 議院運営委員会 第4号(1956/01/21、27期、日本社会党)

○井上委員 あなたの発言は非常に飛躍しておる。問題はそこまでいってない。
【次の発言】 経過は経過ですが、その経過の中において、問題は、われわれは開会式と同時に内閣の施政方針演説を承わる、こういう段取りで今まで議運は取り運んできた。ところが昨日になって、初めて開会式劈頭に施政方針の演説ができないということが明らかになった。そこで、そのできない理由はということを伺うと、予算の編成がおくれた、そうして国会への提出がおくれた、こういうわけです。そこでわれわれは、どういうわけでおくれたかということを聞いておる。政府としては、また与党としては、それは政府の申し出通り議事を運んでいきたいとお考えになるのは……

第24回国会 議院運営委員会 第5号(1956/01/25、27期、日本社会党)

○井上委員 ちょっと散会前に、皆さん方に御相談を申し上げ、御提案申し上げておきたいと思いますが、実は社会党の方の国会対策でいろいろ相談をいたしておりまする問題は、予算委員会における予算の審議に対する運営の問題でございます。これは当然予算委員会の理事諸君の協力と努力によって解決され得る問題とも存じますけれども、従来予算委員会が主として政治的な諸問題や、臨時的ないろいろな問題を取り上げて、与野党間の質疑が政府側に対して行われてきております。肝心の予算案の各款項目についての質疑というものは、予算委員会の最終の一日か、たかだか一日半くらい分科会を開いて、全くおざなり的な審議が進められておる状況でありま……

第24回国会 議院運営委員会 第7号(1956/01/31、27期、日本社会党)

○井上委員 本日、実は定刻から開いていただきたいのでありますが、私ども社会党の顧問でありました全漁連の会長の木下辰雄君が逝去されまして、全漁連葬を築地本願寺で午後一時から行うことになっております。党の顧問でありました関係もありまして、党の代表の委員長、書記長が弔辞を述べ、拝礼をすることになっておりますので、各関係の議員も参列をしなければならぬ事態が起っております。本会議とちょうどそれがぶつかりますが、本会議の劈頭、緒方竹虎氏の弔辞演説をやらしていただくことになっておりますので、そういう関係から非常に時間的に困りまして、いろいろ理事会でもお願いしたのでありまして、できれば本会議を三十分ほどおくら……

第24回国会 議院運営委員会 第8号(1956/02/03、27期、日本社会党)

○井上委員 ただいま委員長から、政府に対しての御要望がありましたが、全く私どもは同感でございまして、特に今次国会はただいまお話のように、参議院の選挙を控えております関係承あって策議院は別といたしましても、参議院の方は後半においては非常に審議が停滞する関係もありますので、できるだけ早く衆議院の審査を終るということが、国会運営の上からも必要でないかと考えます。ただいま私どもの手元へ出されております各省別の法律案の提出予定の件数百九十三件に上っておりますが、このうち国会に提出させられたものは、まだ数件にしか上っておりません。特にわれわれが重要法案として十分審議をしたい法案もたくさんございますが、これ……

第24回国会 議院運営委員会 第10号(1956/02/14、27期、日本社会党)

○井上委員 議院の運営の問題に関連して、ちょっと重大なことを一点御相談願いたいと思います。といいますのは、最近新聞等によると、予算委員会において、与野党が互いに相対立の議席を作って、そこで政治的に重要な案件に対するフリー・トーキングをやろうということが具体的に進められておるやに承わりました。われわれが今国会の召集を受けましたのは、御承知の通り三十一年度予算案に関連する重要国政の審議であります。従って政府提出の予算案及びこれに関連する法案等を中心にして、政府の施策及び政府の考え方が妥当かどうかということを、いろいろな角度から検討をして、誤まりない国政を運営さすということが国会にかけられた責任であ……

第24回国会 議院運営委員会 第11号(1956/02/16、27期、日本社会党)

○井上委員 この際ちょっと二、三皆さんに御了解を得ておきたい問題がございます。それは近く政府から本国会に提案をされて参りまする各種法案中、特に重要法案と思われます諸法案を、国会法第五十六条の二の規定によりまして、本会議において趣旨説明を求めるということを、一つ与党の方でも御了承、御検討願いたいと思います。すでに憲法調査会法案は御了承いただいたのでありますが、これに続きまして国防会議の構成等に関する法律案、公職選挙法の一部を改正する法律案、売春禁止法案、教育委員会制度の改正に伴う関係諸法律の一部を改正する法律案、地方自治法の一部を改正する法律案、健康保険法の一部を改正する法律案とあわせて、政府の……

第24回国会 議院運営委員会 第12号(1956/02/17、27期、日本社会党)

○井上委員 ただいま委員長から御報告があり、理事会でも御報告を願ったのにかんがみまして申し上げますが、昨日、憲法調査会法案の本会議における趣旨説明に対するわが党の下川君の発言中、全く予期せざる事態を生じまして、このために国会の運営が非常な遅滞を生ずることになりまして、社会党としましては、与党及び各議員の皆様方にまことに申しわけないと考えておる次第であります。その後事態は、本人の病気の実情をいろいろ考慮しまして、目下病院に収容して絶対安静で療養いたしておるわけであります。この緊急非常事態に対応しまして、与党側におかれましては、事態の実情を御同情賜わって、下川君の発言中意を尽さなかった残余の部分に……

第24回国会 議院運営委員会 第14号(1956/02/23、27期、日本社会党)

○井上委員 理事会という御提案をされておりますが、議院運営に関するメンバーの重大な関係のものでありますから、従って、正規の運営の委員会でそういうことが動議として提案をされました以上は、直ちに秘密会にして、案件の内容を聞いて、その上でその処理をどうするか、こうするかということについて、小委員会に付託するなり、その自後の処置は適当に……。言い直しますと、運営上の問題でございますから、理事会ということはおかしいのです。
【次の発言】 ただいま明日の日程がきまりましたが、社会党から、さいぜん議運の委員会の開会劈頭に秘密会を要求いたしまして、秘密会でいろいろ御相談を願った案件がございます。この案件につき……

第24回国会 議院運営委員会 第15号(1956/02/24、27期、日本社会党)

○井上委員 百貨店法案は、わが党では中小企業対策としてきわめて重大な関係のある法案でございますので、これを本会議の議題といたしまして、政府から趣旨説明を求め、質問をさしてもらうように要請いたしておったのでございます。なお下請関係調整法案、繊維工業設備臨時措置法案、これらはいずれも中小企業関係にきわめて重大な関係のある法案でございますので、いずれも本会議の趣旨説明を要求いたしておりますが、この百貨店法案が政府案として出ておりまするならば、社会党からも提案をしておりますので、ぜひ一括上程をして、本会議で趣旨説明を求められるようお取り計らい願いたいと思うのであります。

第24回国会 議院運営委員会 第16号(1956/02/28、27期、日本社会党)

○井上委員 社会党では、いろいろ国会運営に関連いたしまして、特に国会事務局の人事並びに事務の刷新につきまして、いろいろ問題があるように伺いますので、そこでこの際、本委員会が国会人事の刷新並びに事務の刷新について所要の対策を講ずるの動議を提出いたします。この動議の取扱いは、本日は御承知の通り時間も非常に迫っておりまして、ここで一々その内容を説明することは、かえって多くの議員に御迷惑と存じますので、いずれ明日正式に具体的な事例をあげまして、いろいろ御相談を申し上げて、明るい民主的な国会運営ができる事務局を持つことのできますように、皆さん方の御協力を願いたいということをこの際出し上げて、明日の運営委……

第24回国会 議院運営委員会 第17号(1956/02/29、27期、日本社会党)

○井上委員 昨日本委員会におきまして、私ども日本社会党から、国会事務当局の人事刷新並びにそれによる事務の刷新等について、所要の対策を講ずるの動議を出しました。その案件の内容は、昨日時間の関係が非常に切迫いたしておりました関係上、本日私どもの方からその内容を御説明申し上げることの了解を得ておりますので、簡単に社会党が考えております二、三の点について申し上げまして、所要の御協議を願いたいと存ずるのでございます。  社会党がいろいろ考えました国会事務当局の人事刷新及び事務能率の増進を目的とする案件は、一つは国会事務総長におきまして、会館、宿舎それから本館等の全体の人事刷新案を一応お作り願いまして、そ……

第24回国会 議院運営委員会 第18号(1956/03/01、27期、日本社会党)

○井上委員 ただし、どうも起立採決ということになると、与党、野党を問わず、本会議における出席がはなはだ芳ばしからず、よって社会党といたしましては、本会議においての出席を見まして、もし出席が悪いときには、はなはだ遺憾ですけれども、公職選挙法の一部を改正する法律案の記名採決を要求することがありますから、与党側の各位、一つそれぞれお考えを願いまして、さような繁雑な手続をかけぬように、出席督励を私から願っておきます。これは委員長から言うべきことで、はなはだ僭越ですが……。

第24回国会 議院運営委員会 第19号(1956/03/02、27期、日本社会党)

○井上委員 鳩山首相の発言につきましては、それぞれ所要の立場からその責任は明らかにいたしておるのであります。ところが、どうも最近の総理の衆参両院における発言を静かにわれわれが聞いておりますと、歴代内閣の総理と比較いたしまして、全く最近の健康状態は容易ならぬ状態になっておりはせぬかということを、その発言の結果からうかがわれるのであります。そこで本来ならば、まあいきり立って不信任ということもございましょうが、やはり人間なま身のからだでございまして、まして半身不随のかようなからだで、国の最高の重責につかれておる、その殉国的な総理の心境を思うとき、われわれ国民を代表する一人として、しかも総理がたびたび……

第24回国会 議院運営委員会 第20号(1956/03/06、27期、日本社会党)

○井上委員 この際わが党は、さきに鳩山首相が、総理という重責にありながら、自分の発言に責任を持たず、たびたび失言を繰り返しておりますし、また総理に対する国政のきわめて重大な問題についての質疑が、相当長時間に及んで参りますと、その論旨はきわめて不明確となり、まことに痛々しいほど心身の疲れを見せてきておる現状にかんがみまして、これは全く総理の健康が不健康によるものでないか、かようなことでは、今、日本が内外ともに非常に重要な問題が山積いたしておりますとき、かかる不健康なからだをもって国政を担当することは、きわめて困難でないかと考えまして、総理の引退を勧告する決議案を本院に提出したのでありますが、ただ……

第24回国会 議院運営委員会 第21号(1956/03/08、27期、日本社会党)

○井上委員 それは内閣委員会だ。内閣の、臨時教育制度審議会設置法案だよ。
【次の発言】 そうじゃない。
【次の発言】 出てからのことです。
【次の発言】 多分本日中に手続がとられると思いますけれども、自由民主党とわが党とで共同提案をいたします、対米要請に関する決議というのが出てきます。それはダレスが来ますので、そこで、日本政府をしてこれこれの問題について話し合いを進めよ。その内容は小笠原島民の復帰の問題、ココムのリストの緩和促進の問題、それからいま一つは、綿製品と、マグロカン詰のアメリカへの輸出に対して向うが妨害しておるような動きがございますから、この妨害を防止させてもらいたいという三つの内容……

第24回国会 議院運営委員会 第22号(1956/03/09、27期、日本社会党)

○井上委員 その点は一応私ども持ち帰りましてから……。
【次の発言】 そう言われては困る。問題は、あとにどういう法案が出てくるかわからぬ。だから法案が出てみた上で、それが非常に重要な法案であるかどうかということは、出てきてみなければわからぬ。だから私の方は、今そんなことならよかろうというので、一応の了解を与えられますが、実際に重要な法案が出た場合に、そういう約束をしておるからこれはだめだと言われたら困りますから、そういう点は少し無理でしょう。
【次の発言】 案を見た上で態度をきめますから、来週火曜日に出ればよろしい。出なければ来週火曜日に趣旨説明を求めることを同意願いたい。

第24回国会 議院運営委員会 第24号(1956/03/15、27期、日本社会党)

○井上委員 私どもは、別に問題を移そうとかなんとかというのじゃない。福永君によく御了解を願いたいし、特に委員長に御了解を願いたいと思いますのは、われわれ議運は、本会議における運営というものを非常に重要視しておる。円滑に運営ができるように取り扱ってきておる。そういう責任がある。その本会議における発言が、不穏当なりとして取り消しを命ぜられ、一部速記録は削除されておる。その削除して取り消しをしたことに責任を感ぜずに、同じ国会において、しかも憲法担当の大臣が、みずから憲法を否定するがごとき発言を繰り返すに至っては、本会議における発言の権威というものは保たれません。そういうことがもし許されるならば、本会……

第24回国会 議院運営委員会 第25号(1956/03/16、27期、日本社会党)

○井上委員 文部大臣の懲罰ではありません。お間違え下さっては困ります。議員清瀬一郎君です。
【次の発言】 私の方は、報告することは一向差しつかえないのですが、その場合、少数意見を認めるか、認めぬかという問題があったわけでございまして、議事規則によって、当然本会議を開いて、少数意見は報告できるものと考えております。

第24回国会 議院運営委員会 第26号(1956/03/20、27期、日本社会党)

○井上委員 ただいま委員長から御報告されました理事会決定の各要項に対しての議事運営は、私ども賛成でございます。ただ、ただいま委員長から御報告の通り、理事会及び本委員会は、本日は、これ以上ただいまのところ、議院運営委員会としては審議が進んでおりませんから、そこで、いかなる方法をもっていたしましょうとも、本会議において、一方的に動議、決議案等を出して、いろいろな議事を運営することのないように、厳に私から議長及び議院運営委員長に申し入れておく次第であります。

第24回国会 議院運営委員会 第27号(1956/03/22、27期、日本社会党)

○井上委員 ただいま福永君から御発言がございましたが、御承知の通り政府は重大な公職選挙法の改正案を提案して参りました。それの提案に至りますまでの経過及び法案自身の中に、相当本院としては検討しなければならぬ条章がございます。そういう関係で、本案を議題として本委員会で議論をいたしておりますと、ちょうど一昨日と同じように、相当おそくなることが予想されます。それでは議院運営委員会として、国会運営の上におけるいろいろな面に支障を来たしてくることが予想されますので、そこで社会党といたしましては、議院運営委員会の責任上、特に重要な案件がたくさん付託されておりますし、公職選挙法の政府説明による委員会付託の問題……

第24回国会 議院運営委員会 第28号(1956/03/23、27期、日本社会党)

○井上委員 いろいろ御都合がございましょうけれども、議事運営の慣例等から考えますると、当然提出いたしました順序によりまして先議していく方が、円滑になりはせぬかと考えますから、社会党が提案をいたしました公職選挙法の一部を改正する法律案をまず本会議で趣旨説明を求め、これに質疑がありますならば、これの質疑をばやる、さらにその次に政府案の趣旨説明を求めてもよろしい、同時に質疑は一括してもけっこうですから、社会党の方の案を先に趣旨説明を終って、それから内閣提出の方の趣旨説明を求める、それから質疑に入る、こういうことにしてもいいではないかと考えます。

第24回国会 議院運営委員会 第29号(1956/03/27、27期、日本社会党)

○井上委員 その際、慣例によると、院議をもって弔詞を呈するということになっておりますが、それは一体どういうことになりますか。
【次の発言】 これは社会党から特に要求いたしましておいでを願っておりますので、理事会で本問題を取り上げて、両党で意見が一致しておるならば、これこれのことを一つ当該委員会の運営について質問をしてもらおうというように、質問の内容等を打ち合せをして、委員会の代表たる委員長に質問をしていただきたいということになっておるならば、いいのですが、そういうことは申し合せもされておりませんし、またそういう意見の一致を見たところにまだいっておりません。そこで一応私の方から、当日の議事を運営……

第24回国会 議院運営委員会 第30号(1956/03/29、27期、日本社会党)

○井上委員 本委員会で、本憲法調査会法案を、本会議の議題にすべく疑義があるというところから、いろいろ御審議を願った終果、さらにこれが両党間の国会対策委員長において話が進められまして、一応話は妥結をしたようであります。ただ、党と党の話はどうきまりましょうとも、一応議院運営委員会の議題としてこれが論議をされておりますから、一応結論的に委員会としても明らかにしておく必要があろうと思います。  そこで、この際特にお伺いをいたしたいのですが、自由民主党の方では、委員長間の話し合いの結果、一つの妥結に対する申し合せといいますか、あるいは談話といいますか、そういうものが発表されております。さらにまた昨日の内……

第24回国会 議院運営委員会 第33号(1956/04/06、27期、日本社会党)

○井上委員 これはだれが出したのです。
【次の発言】 真相を明らかにしようということになった以上は、きょう議題に供するかどうかということは、これからの相談です。
【次の発言】 そこで委員長、さような経緯にありますから、本日私どもこれを報告するということになりますと、党内の意見も実際のところもう一度まとめなければなりません。そこで私はできれば来週火曜日にしていただきたい。それをとやかく申しませんから……。
【次の発言】 火曜日に一つ……。それを延ばそうとは言いませんから。
【次の発言】 いかなければ、私の方は相談してきまずから、このままちょっと待って下さい。

第24回国会 議院運営委員会 第34号(1956/04/10、27期、日本社会党)

○井上委員 幸い政府当局が来ておりますから、ちょっと伺います。この国会で同意を求める委員の任命についてでございますが、たとえて申しますと、丹羽保次郎君の場合には、横山さんが三十年の十二月五日に委員を辞任されておる。それから放送協会経営委員会委員の任命については、阿部清さんが、西彦太郎氏の死去に伴う後任として推薦されてきておるが、これはいずれも昨年中に欠員を生じた問題です。それを、ただいままでほうっておくということは、一体どういうことかということが一つ。それからいま一つは、先の理事会でちょっと意見を申し上げたのですが、川北禎一君が日本電信電話公社経営委員会の委員に、今度推薦されてきております。川……

第24回国会 議院運営委員会 第36号(1956/04/17、27期、日本社会党)

○井上委員 次の機会にしていただきたい。
【次の発言】 ちょっと議案の取扱いに関連してでございますが、先ほど理事会で、特定郵便局長の任免等に関する特別措置法案、この案件を付託する常任委員会の問題について、いろいろ相談をいたしたのです。従来この種の法案は内閣委員会に付託をしておる、という与党及び事務当局の御意見でございましたが、いろいろ案の内容を検討してみますと、これは特定郵便局長の特別職の問題に限っているのでありまして、他の郵政事業の人事、あるいは運営等に関する、いわゆる行政機構の改革、人事権の移動というような問題ではないのであります。従って、本件は郵政事業の特定な職員の任免に関する法案でござ……

第24回国会 議院運営委員会 第37号(1956/04/19、27期、日本社会党)

○井上委員 この際、政府に対して二、三質問をいたしておきたいのであります。一つは日ソ漁業交渉に関しまして、河野農林大臣が政府代表としてソ連に参られるようでありますが、しかも伺うところによると、明後日あたり出発をされるように聞いております。政府代表は、政府の御希望で代表を派遣されることでありますから、国会の承認は要しません。しかし、河野氏は衆議院議員でありますから、長期の海外旅行につきましては、議院の請暇を求めてこられるであろうと思います。私の聞きたいのは、さようなことではなしに、河野農林大臣が漁業問題でソ連と交渉をいたしまして、話が円滑に進み、両国の了解が成立し、漁業問題に関する両国の協定等の……

第24回国会 議院運営委員会 第38号(1956/04/20、27期、日本社会党)

○井上委員 私ども、すぐ代議士会を開いて報告しますから、それでけっこうです。
【次の発言】 福永君から異例の要求がございましたが、大体、委員長報告というものに対して、時間を制限した前例はほとんどないと思います。そういう悪例を残したら大へんなことになる。私どもも、本日何もそんなにもみ上げていこうという野望を持っておるわけじゃありませんから、きわめて紳土的に、堂々と戦おうと思っております。従って、文教委員長の中間報告を与党側から求められておるのに対して、十分中間報告をする必要がございますので、時間をことさらに制限するということはやめていただきたい。

第24回国会 議院運営委員会 第39号(1956/04/24、27期、日本社会党)

○井上委員 ただいま議長から、わが党が、対策委員長初め外五名の代表者で、先般本院で議決されました教育委員会法案の案件の取扱いに関しまして、非常に疑義を持つに至ったので、何分にも、今度のような取扱いをいたしましたのは、あそらく初めてじゃないかと考えますし、このことは、国会法にも、衆議院規則にも、また前例にもない新事態でございますから、十分議運といたしましても、御検討願わなければならぬ重大疑義を持つわけであります。そこで、わが党の方では、一応この際事務総長から、あの二法案を本院に上程しました場合の手続及び動議の内容、そうして本会議において議長が発議いたしました経過、それらについて明確にしておきたい……

第24回国会 議院運営委員会 第40号(1956/04/26、27期、日本社会党)

○井上委員 この際ちょっとここで発言を許していただきたいのは、社会党では、経済企画庁設置法の一部を改正する法律案、同時に、北海道開発庁設置法案というものが今度提案されてくるようでございますが、この両案は非常に重要な法案であり、かつ行政組織及び行政機構の改革等に関連する法案でございますから、これはぜひ一つ次回の本会議で趣旨説明を行い、これに質疑をさしていただくように、特にお願いしておきたいと思います。

第24回国会 議院運営委員会 第42号(1956/04/28、27期、日本社会党)

○井上委員 時間があったら……。
【次の発言】 ただいま委員長から報告されました各国務大臣に対する不信任案の賛成討論中、特に大麻国務大臣の賛成討論を除く四国務大臣に対する賛成討論中、順位を、今お読み上げになりましたが、社会党は、小会派クラブといろいろ相談をいたしました結果、第一順位が過ぎました後に、小会派クラブの人をこの際それぞれ登壇願うということに協定いたしましたから、従って、順位はさように変更されんことを願います。
【次の発言】 ただいまあなた方から提案されました中間報告を求めるの動議について、私の方からお願いがございます。それは、わが党といたしましては、公職選挙法の一部改正法案については……

第24回国会 議院運営委員会 第43号(1956/05/01、27期、日本社会党)

○井上委員 ただいま委員長がお諮りいたしました動議の提出につきましては、私ども一応了解をいたしますが、議長の昨夜の発議が議場に十分徹底をいたしませなんだことは、われわれ社会党の方におきましても、いろいろ反省しなければならぬところがございました。議長職権及び議長の重大な職務遂行ということを考えまして、私ども本動議は特例の措置として、これを本日日程にすることを認めたわけでございます。従って、これは今後先例とかなんとかいうようなことで、将来問題になりませんよう、あくまでこれは異例の処置であるということだけを了承の上で、本日の日程に上すことに賛成をいたします。

第24回国会 議院運営委員会 第47号(1956/05/11、27期、日本社会党)

○井上委員 ただいま議長から、政府、与党の申し入れによりまして、会期を延長してもらいたいという提案がされました。そこで説明を伺っておりますと、会期はどのくらいにしたらいいかということについて、この議運で正式にきめてもらいたい、こういう御意見のようでございます。まだ全権団か帰ってもきてないし、新聞では日比賠償の全文は報道されておりますけれども、政府から日比賠償条約の批准を求める案件というものは、正式に国会に示されておりません。従って、どれだけの会期を一体延ばしていいかどうかというようなことは、今日の段階では全く予定し得ないのであります。そういう予定し得ないような根拠に立って、しかも今会期は十七日……

第24回国会 議院運営委員会 第50号(1956/05/16、27期、日本社会党)

○井上委員 この際政府に一応所信を伺っておきたいのですが、最初に担当の太田自治庁長官に伺います。地方自治法の一部を改正する法律案、地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴う関係法律の整理に関する法律案、それからもう一つ、公職選挙法の一部を改正する法律案、これはいずれも太田自治庁長官の所管に関する法案であります。ただいまお聞きの通り、本日の本会議においていずれを先議すべきかということで、いろいろ議論をいたしておりますが、わが党の方におきましては、委員会の審議の経過から、また地方自治法の一部を改正する法案外一件の法案が、すでに前国会及びその前の国会から、ずっと政府提案として提出されておりましたもの……

第24回国会 議院運営委員会 第53号(1956/05/23、27期、日本社会党)

○井上委員 議場内で。
【次の発言】 理事会でいい。
【次の発言】 ちょっと待って下さい。本会議に臨むに当って、与党側及び政府に申し上げておきたいのですが、御存じの通り、本日は二名の国務大臣の不信任決議案が出ておるわけです。その後、さらに教科書法案という重要な法案が上程されて、これに対しては、委員長報告に関連して総理に質問することになっておる。総理は出てくれるでしょうね。劈頭から出ていただかぬと、また……。

第24回国会 議院運営委員会 第55号(1956/05/28、27期、日本社会党)

○井上委員 それから中央教育審議会委員。
【次の発言】 米価審議会委員は法律できまっておるから、国会でやるはずだ。
【次の発言】 国会の承認は得るだろう。
【次の発言】 米価でも、中央教育審議会でもそうでしょう。
【次の発言】 ちょっと伺いますが、聞くところによると、この次田さんと西畑さんが常勤になっておる。常勤になるというのは、どういうことですか。
【次の発言】 月給はどのくらいもらいますか。
【次の発言】 そうすると、常勤になるということになりますと、次田さんの履歴をちょっと見たのですが、明治十五年生まれですね。一体幾つになるか知らぬが、相当の年ですね。七十幾つでしよう。

第24回国会 議院運営委員会 第56号(1956/05/29、27期、日本社会党)

○井上委員 それでは取り下げましょう。
【次の発言】 本件を取り扱うについて、私、ちょっと御考慮願えるかどうか伺いたいと思います。御承知の通り、両党間でいろいろ話をいたしまして、明日、日比賠償の協定批准の問題について、予算に関連があるというので、予算委員会を開くことに決定いたしたのであります。しかるに、予算委員会をこの問題を中心にして開くことをきめておきながら、案件をきょう採決してしまうということは、議事運営上はなはだ妥当な処置ではないと思います。両党が話し合いをしたことでありますが、少くとも議事運営という面から考えたならば、わざわざこの問題を中心にして予算委員会を開くということになっておって……

第24回国会 議院運営委員会 第57号(1956/05/30、27期、日本社会党)

○井上委員 他の委員からも御質疑があるかもわかりませんが、私からちょっと官房長官に伺いたいのは、このたび政府からいろいろの委員任命について同意を求めるの案件が出されております。このうちで特に伺いたいのは、一つは首都圏整備委員会委員次田大三郎君についてであります。同君の略歴を調べてみますと、明治十六年生まれということで、しかもこの人が委員になりますと、常勤になるということであります。そこで次田氏は、元内務官僚から官房長官までやられた人ですから、政治歴、官歴としましては、なかなかりっぱな人であろうと思いますが、いかにせん、この委員会の常勤委員は月給七万二千円かを出すそうですけれども、この七万二千円……

第24回国会 議院運営委員会 第58号(1956/05/31、27期、日本社会党)

○井上委員 私ども持も帰って、今日やろうとしましたけれども、何か聞くところによると、外務大臣が所用のために、本会議に出られないという連絡があったということでございまして、それならば今日はこれは無理ですから……。

第24回国会 議院運営委員会 第59号(1956/06/01、27期、日本社会党)

○井上委員 この際、特に内閣不信任案の本会議上程に関連をして、議長に一つお願いをしておきたい。御存じの通り、内閣不信任案ですから、内閣閣僚全員、本案審議中は政府閣僚席に着席していただきたいことは当然でございます。ところが、現在参議院においては本会議を開会中であります。この本会議には、いろいろな法案の上程もありますし、かつ先般来の日程には、日ソ漁業交渉の報告と、これに関連する質疑があるのであります。従って、関係大臣が参議院の方に出席しなければならぬことになるかもわかりません。そうなりますと、こっちも時間的に非常に支障を来たして参りますので、あらかじめ議長の方から、事務局を通しまして、衆議院で不信……

第24回国会 議院運営委員会 第60号(1956/06/02、27期、日本社会党)

○井上委員 関連してちょっと伺います。二十九年からこのビキニの補償問題の運動をされて、相当の経費を使ったというのですが、全体としてどのくらいお使いになりましたか。その金額、そうしてその経費はどういう方法によってお集めになりましたか。総会に諮ってきめたというが、組合の場合は、一組合何ぼの負担をせいという配分金で取り上げましたか。寄付金で集めましたか。その集めたやり方です。それから、それはどこにどうお使いになりましたか。
【次の発言】 ちょっと小出さんにお伺いいたしますが、あなたはさいぜん諸経費をどう使ったかということで、いろいろ諸経費の使い方について御説明になりました。そのうちで、特に私ども問題……

第24回国会 議院運営委員会 第61号(1956/06/03、27期、日本社会党)

○井上委員 私からちょっと小出さんにお伺いをいたしますが、昨日いろいろ御証言を願いました、連合会が漁業者から負担を願いました二千六百七十六万二千余円の金の支払い方につきまして、先般この支払い先の各方面に関して、いろいろ議論がございました。そこで、この支払い先は確実であるかどうかということをいろいろ確かめてみましたが、あなたの方では、かような支払い先を明確にした文書を出したことはない、また、さようなことを連合会関係において、会議その他で発言をしたというようなこともない、こういうことを申されておったように私記憶いたしておりますけれども、その後私の方でいろいろ実情を調べました。この二千六百万円の支払……

第24回国会 議院運営委員会 第62号(1956/06/18、27期、日本社会党)

○井上委員 その点について、もう一度御注意を念を入れておかねばならぬと思います。というのは、なるほどこっちは出さぬが、相手からきよる。きたやつは、ほっとくわけにいかぬから、もらったものに対して返礼くらいは出してもいいじゃないか。こういうことで、この正月でも、去年の夏でもそうだが、返信を印刷して出しておる。まあ直筆で返信を出すくらいならいいとしても、印刷して出すということになれば、どうもあまり行き過ぎじゃないかと思う。印刷による返信は御遠慮願いたいということも……。
【次の発言】 裏をくぐってそこへ逃げよるな。
【次の発言】 こっちも、もらっていって、先にローカル新聞に、全部私の方は送るのです。……

第24回国会 議院運営委員会 第63号(1956/07/14、27期、日本社会党)

○井上委員 根本さんに伺いますが、私も別の角度から臨時国会の重要性があると思う。それは御存じの通り、参議院選挙が終りまして、参議院の会派の構成及び議院の構成が変ってきました。衆議院の場合は、総選挙の直後直ちに特別国会が召集されるということになるが、参議院の場合は、半数改選になっても、政府が臨時国会を開かない限りは、次の通常国会まではそのままでおるわけです。これは全くおかしなことでございまして、参議院が三年に一ぺんの半数改選が行われて、国民の新しい意思というものが表明された今日、当然参議院の運営その他についても、新しい構成がそこに考えられねばならぬこととなると思う。そういうわけでもありますし、同……

第24回国会 議院運営委員会 第64号(1956/07/16、27期、日本社会党)

○井上委員 いや、政府から所信を……。
【次の発言】 それは今、福永君の申します通り、建前といたしましては、一応参議院の方から正式に臨時国会召集の要求をされるだろうと思います。これは御存じの通り、十九日に全国区の当選者が確定するらしい。それが確定しませんと、はっきり議員の定数が確認できませんから、確定後、正式な手続をとるということらしい。そうなりますと、参議院としましては、ただいまいろいろお話がありましたような理由によって、当然参議院の構成の必要から、臨時国会を開いてもらいたいということを要求してくると思う。われわれは、参議院のことでありますけれども、やはり国会運営全体の立場から、当然そのこと……

第24回国会 議院運営委員会 第65号(1956/11/06、27期、日本社会党)

○井上委員 この会期をきめます上に非常に重大な問題は、提案される案件のことであります。政府がこの臨時国会に提案をいたします案件がそれぞれ準備されていると思いますので、新聞ではいろいろ報道されておりますが、今日のところ、政府で臨時国会にこれこれの案件をぜひ審議してもらわなければならぬということで大体おきめを願い、またこの十二日までに大体提案され得ると予想されております案件がございましたならば、この際政府の方から御説明を願います。
【次の発言】 ちょっとこの際、伺っておきます。ただいま法案関係の提出予定の御説明がございましたが、補正予算は一体どうするつもりでございますか。御承知の通り北海道の災害対……

第24回国会 議院運営委員会 第66号(1956/11/09、27期、日本社会党)

○井上委員 ちょっとこの際、委員長から報告されました特別委員会の設置の問題について、社会党の立場を明確にしておきたいと思います。社会党は、従来特別委員会は常任委員会に付託できない重要案件がある場合、または数委員会にまたがりまして、どうしても審議の上に非常な支障を来たすような重要案件を持つ場合等には、特別委員会を設置してということで、常識的に考えてきたのであります。ただいま与党側の方から、日ソ国交回復に関する共同宣言案を中心とする条約案について、特別委員会を設置したいという御提案でございましたが、社会党といたしましては、日ソ国交回復に関する条約案が妥結されておるのでありません。単に共同宣言案がき……

第24回国会 大蔵委員会 第4号(1956/02/09、27期、日本社会党)

○井上委員 非常に時間がおそくなりまして、大蔵大臣連日の御奮闘で非常にお疲れでございましょう。本大蔵委員会へ大臣の出席もなかなか容易ならぬ予算審議の状況でございますが、幸い時間をやりくりしていただきましておいでを願ったのでありますから、こまかい問題はいずれまた他の法案等の審議の際に事務当局から伺うことにいたしますが、私本日大蔵大臣に伺いたいと思いますのは、御存じの通り、国会の審議の中心が、国民の負担をいかに軽減していくか、そうして国民が苦しい生活の中から国の政治、国の行政に非常な理解と自覚を持って、住みよい、暮しよい日本をみずから協力して作るという立場から税金を納めた。その税金が果してどう効果……

第24回国会 大蔵委員会 第5号(1956/02/10、27期、日本社会党)

○井上委員 昨日私が大蔵大臣に質問したことは、専売公社の方に通じておりますか、通じておりますれば、その御答弁を願います。
【次の発言】 たばこの本数が不足しておったということは、最近新聞やラジオ等で非常にやかましく報道されております。一体どこの工場で、どういう施設でかようなことが起ったのですか、そのことをはっきりして下さい。
【次の発言】 小田原工場で製造しておる――そんなだらしない答弁がありますか。政府の専売品が本数が足らないで平気で売られておる、しかも小田原工場で製造したものである――一体、何という答弁なんです、そんな話はありませんよ。

第24回国会 大蔵委員会 第6号(1956/02/14、27期、日本社会党)

○井上委員 前会に引き続きまして、製造たばこの定価改定に関しまして、二、三質問をいたしておきたいと思います。  今回政府は、新しくいこいを二十本五十円の価格で発売をされるそうでありますが、この二十本五十円のいこいと、現在発売されております新生二十本四十円、これと中身は一体どう変っておりますか。具体的にその中身に使ってあります原料の内容及び包装、工賃の内容等の比較を御説明を願いたい。
【次の発言】 そうすると、ただ香料をいこいの方にはちょっと張り込んでおるのと、高級葉が五%よけい入っておるというだけで、十本で五円も高く売るのですか。
【次の発言】 問題は、高級たばこが次第に売れ行きが悪くなってく……

第24回国会 大蔵委員会 第9号(1956/02/21、27期、日本社会党)

○井上委員 議事進行について。ただいま山手政務次官から食糧管理特別会計関係の法案が提案されてきましたが、一体政府は、本法案を今ごろ何ゆえに本委員会に出されたのです。それに関係する予算は成立してしまったではないか、こんなばかな話はあるもんじゃない、何をしている。あなたの説明を求めます。
【次の発言】 かねて政府の法案提出に対して、国会としてはその促進を常に要求してきました。特に予算関係の法案は、予算の成立以前に提出することを内閣官房長官を通して強く政府当局に要求してあります。それが大蔵省には通じておりませんか。通じてないとすれば、本日議運において官房長官を呼んで、その責任を追及したいと思うが、通……

第24回国会 大蔵委員会 第13号(1956/03/03、27期、日本社会党)

○井上委員 時間がだいぶ迫っておるようでございますし、本日税法関係の数件を採決されるそうでありますから、最後に二、三要点だけ質問しますから、要点だけ御答弁願います。  三十一年度の税制改革をわれわれが見ますと、この税制改革の基本方針は、給与所得者の過重負担を軽減する、こういうことでございまして、表向きはまことにそういうようになっておるようでございますが、一体他の低額所得者はどうするつもりですか。たとえば、農業とか中小企業の低額所得者は全然除外しているじゃないですか。
【次の発言】 今回の改訂で勤労控除を引き上げる、そのことによって低額所得者の一部負担が軽減されるのでございますが、その穴埋めに間……

第24回国会 地方行政委員会 第22号(1956/03/14、27期、日本社会党)

○井上委員 この際太田自治庁長官に、ただいま質疑が続けられております選挙法の改正法案に関連をいたしまして、一応あなたの御所見を伺いたい。今度政府が選挙制度調査会の議を経て新しく選挙法の改正案を本国会に出すという準備を進めておることは明確でございますが、政府がこの法案を国会に出そうというためには、かつて各委員会において、選挙制度調査会の答申を待ってやるということを明確にされております。ところがただいま中村委員から御質疑のように、選挙制度調査会は御承知の通り調査会の正当の結論を得て答申がされておりません。それをあなたは正当な議によって答申がされておる、こう解釈しておるようですが、その理由を明確にさ……


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第25回国会(1956/11/12〜1956/12/13)

第25回国会 議院運営委員会 第2号(1956/11/14、27期、日本社会党)

○井上委員 それでは、私からまず総理大臣及び関係大臣に、ただいま委員長から発言されましたスト規制法の延長案に関連いたしまして、二、三質問をいたしたい。  本日、私ども特に国会のまだ開会式の行われてない先に、総理大臣及び関係大臣にわざわざおいでを願いましたのは、わが党の方では、去る七月十一日と記憶いたしておりますが、参議院選挙が終りました後に、参議院における選挙後の新しい情勢に基きまして、議院としての構成をやらなければなりません関係もあり、さらにまた、前国会で審議未了になりました健康保険の赤字対策の問題があり、同時に、国民が非常に耳を傾けております日ソ交渉の経過の問題があり、また人事院勧告に基き……

第25回国会 議院運営委員会 第4号(1956/11/16、27期、日本社会党)

○井上委員 この際ちょっと御了承を得ておきたいのですが、あらかじめ私どもの方の質疑者につきまして、この前からいろいろ内々に御相談申し上げまして、第一陣に私どもの方では水谷君、それから第二陣に穂積君、第三陣に日野君と、この三人にやっていただくことに党議できめております。そこでこれら三人の質疑時間は、全部で大体一時間半くらいもらえばいいのではないか、こういう見当でおりますが、多少ずれるかもしれません。
【次の発言】 ええ、そのくらいでどうかと思っております。まだ本人に確かめておりませんけれども、大体その程度で御了承願えるように、あらかじめお含みおき願いたい。

第25回国会 議院運営委員会 第7号(1956/11/26、27期、日本社会党)

○井上委員 ただいま委員長から、倉石労働大臣の不信任決議案、及びスト規制法の延長案件に対する緊急上程の問題が、本日本会議の議題にされるという報告がございましたが、私どもスト規制法の委員会の審査並びに本日本会議に上程することについて、別にとやかく申すものではございません。ところが、このスト規制法を委員会審査に付託するに当りまして、本件がきわめて重大な影響を労働界に及ぼすというところから、この審議に対していろいろ問題が起った。その当時われわれは、今国会の会期の問題につきまして、両党間でいろいろ話が進みました後に、ついに両党間の話がなかなか妥結をいたしませんので、衆議院議長のごあっせんによりまして、……

第25回国会 議院運営委員会 第8号(1956/11/27、27期、日本社会党)

○井上委員 ちょっと委員長お持ち下さい。この際、事務当局に伺うのですけれども、本日重要なこの案件を採決することになるのでありますが、御承知の通り、今国会は、政府からこの案件を審議してもらいたいということのために、召集された国会というても過言でないのです。従って、これの召集に応じましたわれわれ議員は、この案件に対する採決をするに当って、その態度を明確にしなければなりません。そこで従来、えてして重要案件が審議されておりますときに、病気または議長の許しを得ました請暇を得て、やむを得ない事情のために欠席する者はやむを得ないとする、ところが、そうでないにかかわらず、本会議の議席に着かない議員がおる。これ……

第25回国会 議院運営委員会 第9号(1956/11/27、27期、日本社会党)

○井上委員 与党から責任をとって取り消す申し出があったのだから……。

第25回国会 議院運営委員会 第10号(1956/11/29、27期、日本社会党)

○井上委員 一時四十分。
【次の発言】 明日の本会議で……。

第25回国会 議院運営委員会 第13号(1956/12/04、27期、日本社会党)

○井上委員 この人事承認に関連しまして、社会党といたしましては、各省庁において各種の審議会及び委員会等が、それぞれ持たれておるが、これは全く政府の、施策に対する責任をのがれるような考え方ではないか。一方、民主的にできるだけ各方面の意見を聞くということもいわれておりますけれども、かような審議会を作って、民間側の識者を集めて、審議会の議を経てということならば、そういう重要な案件があり、またそれぞれを通して協議を願わなければならぬような問題がありますならば、国会には、それぞれ各種委員会に分れ、各省庁に分れた委員会もできておりますし、閉会中といえども、これらの委員会はそれぞれ開会できる建前になっており……

第25回国会 議院運営委員会 第15号(1956/12/06、27期、日本社会党)

○井上委員 この際ちょっとお諮りを願いたいのですが、ただいま議長から、会期延長に関する詳細な御提案がございました。この議長の御提案に対しまして、われわれ社会党といたしましては、本国会の召集以来、会期の問題は非常に重大な問題として論議をやって参りましたし、最終の昨日、本日等に関する参議院の取扱いに、きわめてわれわれ納得し得ない、いわゆる重要案件の審議の実態もございますので、これらのことについて、十分議長を通じて参議院議長に確かめてもらいたい点が多々あります。よって、ここでこのまま正規の委員会でそれを論議することを、私は決していといませんし、また質問その他の御依頼を決していなむものではありませんが……

第25回国会 議院運営委員会 第16号(1956/12/12、27期、日本社会党)

○井上委員 この際、一言ごあいさつ申し上げます。ただいま委員長代理並びに議長から、きわめて御丁重なるごあいさつがありました。かねがねわれわれ社会党は、本議運の運営は、両党下における国会でありますので、できるだけ話し合いの場を作って、円満なる議事の運営をはかるということに念願をして参り、特にこの間に処して益谷議長は、従来にない名議長として、よく両者の意見をそんたくされ、国会が非常に困難な事態に当面しましても、その冷静なる判断をあやまたず、適宜な処置によりまして、幾たびか国会の異常なる事態を正常化に努力されました。その名議長ぶりには、われわれ日ごろから敬意を表しておったのであります。たまたま先般会……

第25回国会 議院運営委員会 第19号(1956/12/19、27期、日本社会党)

○井上委員 ただいまあなたの発言中に、事務当局から出された問題点は、両党の意見が大体一致を見たような印象を受けるような発言をされておりますが、あの問題点の中には、相当両党でさらに検討を要する問題がありますし、どこまで具体的に制限をするかどうかということについても、もう少し広い角度から研究等もしてみなければならぬ点もありますので、事務当局から出された案も一つの参考といたしまして、十分休会中に両党で検討して持ち寄る、こういうことにお願いしたいと思います。


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第26回国会(1956/12/20〜1957/05/19)

第26回国会 議院運営委員会 第3号(1957/01/29、27期、日本社会党)

○井上委員 きわめて大事なことですから、一応はっきりしておきたいと思います。官房長官は新内閣のもとで、新しく予算の編成をするのでありますから、相当いろいろ御苦労なさっておいでになることは了承いたしますが、予算の編成権は内閣が持っております。予算編成の大綱をおきめになって、関係各省及び与党側と十分な連絡をおとりになって、すみやかに予算の編成をいたして、国会の審議に十分間に合うように努力をするのは政府の責任であります。それが、政府の予算編成方針の大綱がきまりまして、それを具体化するに当って、与党側との連絡が十分でなかったということのために、予算編成の大方針がきまっておりながら、いわゆる党側との折衝……

第26回国会 議院運営委員会 第4号(1957/01/31、27期、日本社会党)

○井上委員 ただいま議長及び官房長官から、予想せざる重大な発言がなされたのであります。昨年暮れに石橋内閣ができまして、新予算の編成を見まして国民は第二十六国会の再開と、特に石橋内閣の財政経済政策を中心とする政府の態度を、非常に見守っておったときであります。お聞きいたしますと、病気のために、ついに開会式にも姿が見えませず、また、ただいま御報告によりますと、約三週間の長期にわたる療養をせなければならぬというような事態になりましたことは、われわれ野党といたしまして、まことに遺憾に存ずる次第であります。しかし病気のことでありますから、私どもは切に総理のすみやかなる御全快を祈りますとともに、政府はこの際……

第26回国会 議院運営委員会 第6号(1957/02/05、27期、日本社会党)

○井上委員 この際、内閣総理大臣の臨時代理の問題につきまして、官房長官及び法制局長官にお伺いしておきたいのであります。先般政府から、内閣総理大臣石橋湛山君が、風邪のために療養を要するという医者の診断によりまして、三週間の長期療養のために、内閣総理大臣臨時代理を任命をしたいという申し入れがあり、われわれ野党、社会党といたしましても、事、病気のことでありますので、すなおに内閣総理大臣臨時代理で国会に臨むことに了承を与えたのでありますが、そのとき、われわれが石田官房長官等にお会いをいたしまして、いろいろ確かめたところによりますと、この臨時代理は、内閣法第九条によって置くものなりという解釈をとり、その……

第26回国会 議院運営委員会 第14号(1957/02/26、27期、日本社会党)

○井上委員 この際、内閣官房長官及び林法制局長官に質問をいたします。ただいま委員長から御報告になりました、昨日内閣から本院に議長あて申し入れをされました「第二十四回国会及び第二十五回国会に提出し、貴院において継続審査中の別紙(一)の法律案及び第二十六回国会に前内閣総理大臣から貴院に提出した別紙(二)の案件は、その審議をすすめられるようお取り計らい願います。」というこの申し入れの条項でありますが、この条項は、これはいかなる法理的根拠によってかような申し入れをされたのですか、その法的根拠を明らかにしていただきたい。
【次の発言】 提案する意味と、審査を継続されたいという意味とは、法理的解釈は違いま……

第26回国会 大蔵委員会 第2号(1957/02/12、27期、日本社会党)

○井上委員 ちょっと関連して二、三。いずれ食管特別会計法の一部改正が本委員会に上程されると思います。なおまた私、予算の分科会で十分この問題については御査問申し上げようと思っておりますが、大蔵大臣には、いろいろな関係で出席願って質問する機会がなかなかないものでありますから、この際一、二点とっくり確かめておきたいと思うのでありますが、大蔵大臣のお考えでは、予算はすべて均衡の予算を組む、収支相償うという建前でずっとやられておるのです。一般会計はそういうことになっておりますが、食管特別会計だけ、どういうわけで収支相償わぬ赤字のままの予算をお出しになっておるのです、それを伺いたい。

第26回国会 大蔵委員会 第5号(1957/02/19、27期、日本社会党)

○井上委員 関連して。ただいまの御答弁で、非常に重要な問題でありますから伺っておきますが、大蔵大臣は、食管制度特別調査会を設置するに当って何か国会の方ではこの結果について御審議を願った方がいい、こういうお話でございます。ところで、調査会なるものは内閣に設置する、そうして、これは何ら法的根拠のない総理大臣の諮問機関になるというものであります。その結果を国会で審議すると申しましても、国会の審議の対象になりますのは、それからさらに米価審議会にこの結論がかけられて、米価審議会がどういう結論を出すかということによって、初めて国会の審議の対象になろうと思うのです。そこで、私はこの際大蔵大臣に伺っておきたい……

第26回国会 大蔵委員会 第17号(1957/03/22、27期、日本社会党)

○井上委員 ちょっと、ただいま石野君の質問に関連してですが、金融公庫に働いている人の給与が他の金融機関の給与に比較して、ベースがほとんど違わぬという御解釈のようですが、それはどこの調査ですか。市中銀行のどこの銀行の給与水準をとってきておりますか、それを一つ参考資料に出してくれませんか。
【次の発言】 それか農業協同組合、信用組合ですか、あるいは信用連合会ですか、そういうものやら、市中の非常に資本の小さい信用金庫、相互銀行、そういうものの給与の平均を出して、それとこれとを比べてはだめだ。やはり政府の管掌する一つの銀行ですから、少くともそれだけの職務上の責任と地位を国家内に保障している、そういう意……

第26回国会 大蔵委員会 第18号(1957/03/26、27期、日本社会党)

○井上委員 ただいま横錢委員から質問がございましたが、産投の投資計画に新しく産業投資とは考えられないような方面に投資計画を立てたということで、こういう質問があって、それに対して政務次官は、経済全般の振興建て直しという非常に広範囲な御解釈でございますが、産業投資特別会計の設立の目的は、そんな広範囲な設立目的を規定していないのです。それならば、設立目的の根本を改正しなければいかぬ。改正をせずに、一方的な解釈で投資計画を新しくふやしておられることは、逸脱もはなはだしいじゃないですか、そう思いませんか、どうですか。
【次の発言】 それは、あなたは目的をうらはらにひっくり返して答弁しているんです。経済を……

第26回国会 大蔵委員会 第19号(1957/03/27、27期、日本社会党)

○井上委員 昨日の質疑に続きまして、住宅公団の件についてさらに質問をいたしたい。住宅公団が設立されまして以来、政府出資による金額及び預金部その他から借り入れました、資金で、今日までどれだけの住宅が建設され、また三十二年度においてどれだけの住宅を建設しようとしておるか。これは住宅公団の方が来ておりますなら参考に御説明を求め、なお建設省の住宅局長が来ておりますならば、建設省の住宅局長から説明願ってもいいのですが一応御説明願いたいと思います。
【次の発言】 住宅公団が発足以来、急速に住宅の建設を進行をしてもらいまして、住宅難の緩和が漸次はかられつつありますことは、まことに御同慶にたえませんが、問題は……

第26回国会 大蔵委員会 第21号(1957/03/29、27期、日本社会党)

○井上委員 関連して。私は一言質問申し上げたいのです。承わりますと、この揮発油税の増徴に関して反対の署名をされたのは、石橋内閣が組閣以前だということでありますけれども、石橋内閣は、自民党を土台にしてできておるし、またその自民党の衆議院議員を中心として組閣をされております。従って自民党の政策、自民党議員の考え方というものが内閣の政策に現われてくるのは当然であります。そして自分が閣僚という重要な地位につき、政府委員という重要な地位につき、またこの法案を審議します大蔵委員の地位についたという方々は、少くとも自分がそういうものに署名してあるということは、おそらく忘れてないと思う。忘れておらなければ、こ……

第26回国会 大蔵委員会 第25号(1957/04/09、27期、日本社会党)

○井上委員 ただいま議題となりました法案に関係いたしまして、食管制度の問題について農林大臣、また大蔵大臣等に質問をいたしたいのですが、この食管制度の問題につきましては、先般来予算委員会において詳細に質疑が行われたのでありますが、その後政府が、御承知の臨時食糧管理調査会でこの食管制度のあり方についていろいろ検討を加えており、特にその食糧管理特別会計のあり方についていろいろな資料を提供いたしまして、審議を進めてもらっておるようでありますが、そういう部外のいわゆる学識経験者等の御意見を伺ってさらにいい運営を生み出すということは、きわめて必要なこととは存じますけれども、問題は、政府のものの考え方という……

第26回国会 大蔵委員会 第44号(1957/07/10、27期、日本社会党)

○井上委員 ただいま議題になりました外国為替の状況について、二、三質問をいたしたいのですが、最近の外貨事情の実情を御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 そうしますと、さらに伺いますが、この約十億の五月末の外貨保有童に対していわゆる焦げつきと称します分はどのくらいになっておりますか、実際使える外貨というのはどのくらいになりますか。
【次の発言】 そうしますと、あとは事実上使えるといいますか、使用できる外貨額ですか。
【次の発言】 そうしますと、実際貿易をやります場合、いわゆる保有外貨というものは、通常どのくらいを妥当としますか。
【次の発言】 大へん政治的な答弁をされておるようですが、あな……

第26回国会 大蔵委員会 第45号(1957/07/11、27期、日本社会党)

○井上委員 専売事業関係で、塩の問題について二、三質問をいたしたいのですが、先般六月二十五日――専売公社の船山副総裁がおいでになりますか――この人が東北地方へ出張されまして、語ったところによると工業塩が年間二百万トン、昨年夏以前までは公社の輸入であったものが、昨年七月以来これを業者の自己輸入に切りかえた。このため、年間約十億円の赤字が塩会計に出るようになったために、国内塩の生産価格を引き下げるか、あるいはまた食料塩その他の国内消曲者価格を引き上げるか、いずれかの方途を講じなければ、この十億円の赤字の解消ができない、こういう談話を発院いたしておるのであります。御承知の通り塩の問題は、毎回の国会で……

第26回国会 大蔵委員会 第48号(1957/09/10、27期、日本社会党)

○井上委員 ただいま石村君が質問をしております塩業対策及び内地塩の価格問題に関連して、確かめておきたいのですが、この問題は、私が先般本委員会で、工業塩の野放しの問題について意見を聞いたことがあります。当時、工業塩を従来政府が一手に輸入して、これをソーダ会社その他工業塩の需要者に払い下げをいたしておりましたのを、本年これを各需要者の直接扱いに切りかえて、単に政府は、その手数料の一部をもらっておるにすぎない形に改めておりますが、最近聞くところによると、内地塩の流下式製塩が非常に発展をして参りまして、食料塩としては、これ以上生産されては塩の専売経費がますます赤字になる、よってもうこれ以上増産してはい……

第26回国会 大蔵委員会 第49号(1957/09/11、27期、日本社会党)

○井上委員 最近新聞で報ずるところによりますと、五千円札を近く発行する、そのことについて、日銀政策委員会の方で一応了解を得たから、いよいよこの十月一日から発行するという方針をきめたということでありますが、本委員会は、さきに政府が一万円札を発行するという計画のありますときに、これが国民に与えます影響及びわが国通貨価値に対するいろいろの諸問題が輻湊いたしておりますので、できるだけ一万円札のようなものは出さずにおくことが必要でないかということを、警告的に議論をしたことがあります。そこで、このたび政府が五千円札を発行するに至りました経済的、財政的、金融的事情を一応御説明願いたい。

第26回国会 大蔵委員会 第52号(1957/10/10、27期、日本社会党)

○井上委員 一点だけちょっと簡単に。ただいま質問しております年末金融の問題は、これは、大蔵大臣は、補正予算を出すという問題を考えて補正予算を出すということになると、他にいろいろ補正予算を要求する諸案件が出てきはせぬか、だから、できるだけ補正予算を出すというふうなことは、もう少し検討しなければならぬじゃないか、こういう政治的含みが、多分に答弁の中にありはせぬかと考えられる。ところが、御存じの通り、第四・四半期の一ワクは、全部第三・四半期に繰り上げておりますから、第四・四半期の分はなくなっているわけです。そうしますと、どうしても第四・四半期分及び年末金融というものは、新しくワクをふやしてやらなけれ……

第26回国会 農林水産委員会 第56号(1957/09/27、27期、日本社会党)

○井上委員 時間が大へん長くなりましたので大臣もお疲れのことと思いますが、消費者米価の値上げは国民の生活に非常な影響を及ぼし、かつ国の経済の上にも重大な関係を持ってきますので、重要と思われる数点について伺っておきたい。  先ほどから同僚各位から重要な点について質疑がございましたから大体は了解をいたしましたが、この米価の値上げは、政府だ昭和三十二年度予算を編成いたしますときにすでに十キロ当りで八百五十円値上げをするということで、一応閣議では値上げ決定になったのです。ところが党内で反対が出まして、また一般からも非常に世論的には反対が出まして、ついにこれは取りやめになった。そしてその後政府は、臨時食……

第26回国会 予算委員会 第19号(1957/03/19、27期、日本社会党)

○井上委員 ただいま委員長から御説明されました昭和三十一年度予算補正第2号、特第2号及び機第1号の各案について質疑をいたします前に、岸総理大臣に一、二点質問をいたしたいと思います。  それは昨日わが党の島上君から、岸総理が石橋前総理の計画されておりましたアメリカ訪問を、石橋総理がやめられまして今度は自分が総理大臣になったので、石橋総理のかわりに自分が今度はアジア訪問よりも先にアメリカに行きたい、こういうことを昨日申されておるのでありますが、私は岸総理が日本の総理大臣として、日本とアメリカとの外交上また経済上諸般の重大な関係がありますので、総理としては当然アメリカに対して日本の立場なり、日本で行……


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第27回国会(1957/11/01〜1957/11/14)

第27回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第3号(1957/11/11、27期、日本社会党)

○井上委員 ただいまの井堀君の発言にちょっと関連をして伺いたい問題がございます。それは市長及び県知事等の選挙の告示と任期の問題でございますが、われわれ、普通は、告示がありますと、当然、各立候補届をいたした者は、同一の法律のもと、同一の条件のもとにスタートして、そうして政権、政策を選挙民に訴えて公正な審判を仰ぐ、こういうことで選挙をやるのが正しいと考えておったわけであります。ところが、先般大阪で行われました守口市長の選挙におきまして、十一月一日に市長の任期が満了する。ところが、その以前十日、つまり十月の二十二日に告示をいたしまして、そして選挙戦が始まった。その告示をしたときに、当時の現市長は、当……

第27回国会 大蔵委員会 第3号(1957/11/05、27期、日本社会党)

○井上委員 この際ただいま提案理由の説明がありました三法案の審査の必要上、資料の要求をいたします。  第一は、租税特別措置法等の一部を改正する法律案中、輸出所得の特別控除制度を設けて、今日までこの制度によってどういう輸出の具体的な振興が行われておるか、具体的に一つ資料で説明を願いたい。それから今後新しくこれをさらに拡大しようとするのでありますが、その場合の見込み、どういう工合に輸出が伸びるか、具体的な資料を出していただきたい。  その次に、国民貯蓄組合法の一部改正におきまして、この制度によって預貯金がどういう工合に具体的に伸びてきておるか、さらにまた今後新しく限度額引き上げによって、どういう工……

第27回国会 大蔵委員会 第4号(1957/11/06、27期、日本社会党)

○井上委員 ただいま議題となりました租税特別措置法等の一部を改正する法律案に関連して、二、三質問いたします。  この法律案は、最近の国際収支の現状にかんがみて、これを改善するための総合施策の一環として、輸出の振興をはかるための措置として、現行の輸出所得の特別控除制度をさらに拡充して減税をせんとするものでありますが、この特別措置法で輸出所得の特別控除制度にさらに拡充の対策をやろう、その場合に、政府は税制全体の立場からこの問題を検討されたのですか、それを伺いたい。別な言葉でいえば、税制全体の均衡の立場からかようなことをやってもいいとお考えになったのですか、それを伺いたい。

第27回国会 大蔵委員会 第5号(1957/11/07、27期、日本社会党)

○井上委員 関連して、二つほど質問をいたしたいと思います。一つは、本年の酒税の増徴の傾向はどうなっておりますか、酒の税金の入り工合はどういう工合になっておりますか、大体の今日までの状況を簡単に御説明願いたい。
【次の発言】 そうすると、年末から春にかけて相当酒が売れるという予想も立ちますし、大体予算を上回る状態になりはせぬかと思う。そうしますと、酒全体の需要というものは、全体的に高まっておるという趨勢が、徴税の実績から推定されると思いますが、そうなりますと、来年度の酒米の増石は一体どういう検討を始めておりますか、増石をいたしますか、増石はいたしませんか。

第27回国会 大蔵委員会 第6号(1957/11/08、27期、日本社会党)

○井上委員 設備等輸出為替損失補償法の一部を改正する法律案、この案に関連して一、二質問をいたします。去年の下期からことしの春にかけまして、非常に輸入が急激に増大をしてきた。その結果、国際収支に大きな赤字ができた。最近のいろいろな方面の推定によりますと、大体七億ドルの外貨が失われておる、こういうことがいわれております。そうしますと、その七億ドルに達する輸入超過の重要な物資が、大蔵大臣の説明によると、主としてこれは生産財、設備、こういうものの輸入であって、決して心配する必要はない、かような説明をされておるのであります。かような膨大な外貨を失う輸入を為替局は認めたのに対して、大蔵大臣が説明をされてお……

第27回国会 大蔵委員会 第8号(1957/11/14、27期、日本社会党)

○井上委員 ちょっと関連して大蔵大臣に伺うのですが、明年度予算編成に当りまして、特に自然増が大幅に予想される、そういう前提に立って、この自然増加がどう使われるかということは、国民が非常に注目しておるところであります。大臣は、今まだその使い方については、ここで明確に言えない、予算編成をやってみないとわからない、こういうのでありますが、本日でもって国会は終るのです。それで、今度通常国会は十二月の中ごろか先でなければ召集されません。そうなってきますと、あなたの方は、すでに予算編成にかかってしまうわけです。そこでわれわれは、予算編成されて、それでどうこう議論してみたところで、結論がきまってしまいますか……


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第28回国会(1957/12/20〜1958/04/25)

第28回国会 大蔵委員会 第4号(1958/02/13、27期、日本社会党)

○井上委員 ただいま議題となりました各案の中で、特に今度租税の徴収の改正をいたしましたので、この問題について特に歳入委員会といわれるこの大蔵委員会で、この際政府の租税収入についての根本的な問題を伺いたいのでありますが、質問者がたくさん控えておりますから、いずれこの問題は私日をあらためまして、予算委員会で正式に歳入問題の重点である租税収入について、大蔵大臣並びに政府の所見を聞きたいのですが、今日お伺いをいたしたいのは、この中で主として政府の最近とっております租税の徴収の根本的な考え方です。政府は、租税徴収の基本的な考え方をどういう方向に持っていこうとするか、すなわち直接税を中心に考えていこうとす……

第28回国会 大蔵委員会 第12号(1958/03/04、27期、日本社会党)

○井上委員 私もちょっと事務的な解釈を聞いてみたい。政治的な問題はいずれあとに譲りますが、この外為の特別会計で一番問題になるのは、この原資を切り落したところにある。問題は、これほど大きな六百三十億という焦げつき債権を棒引きしたために、特別会計の原資を落した。ところが特別会計の資金なるものは、一般会計から昭和二十五年以来二十六年、二十七年の三回にわたって、一千五百十億繰り入れておる。二十五年が三百六十億、二十六年が八百億、二十七年には三百五十億という莫大な資金を一般会計から特別会計に繰り入れておるのであります。この繰り入れの法案を本委員会で審議いたしましたときに、どういうことになっておるかという……

第28回国会 大蔵委員会 第15号(1958/03/11、27期、日本社会党)

○井上委員 一、二点はっきりしておきたい問題があるのです。それは、ちょうど昨年この問題が議定されますときに、政府は、外貨の獲得に非常措置をとるという国策を推進してきた。そういう外貨獲得に国をあげて全力をあげなければならぬ事態に当面しておるときに、相手が、少々長くかかっても債権は債権としてお払いはいたしますということを言明しておるのに、いかなる理由によって、日本側がこれを棒引きしなければならぬ根拠があるかということです。しかも政府は、このインドネシアの賠償及び債権棒引きに対して、条約を結び、議定書を作ったときには、インドネシアの政情というものが非常に安定しておるという一つの状況判断をいたしまして……

第28回国会 大蔵委員会 第19号(1958/03/19、27期、日本社会党)

○井上委員 きょうは、主として酒の原価計算について質問をいたしたいのですが、その前に、酒税関係の税率が他の税率関係と比べて非常に割高であるということからいたしまして、最近国民生活が非常に向上いたしまして、消費形態が非常に変りつつある、こういうときに、間接税全般の現在の徴収のやり方が、国民生活の実態に適応しているかどうかということであります。すなわち非常に大衆課税的な性格を多分に持っている間接税の徴収というものは、最近租税体系のうちでは、非常に比重が重くなってきているように考えますから、この根本問題について、もう少し検討を必要とする段階にきたのではないか、こう私どもは考えますが、政府当局でも、さ……

第28回国会 大蔵委員会 第20号(1958/03/20、27期、日本社会党)

○井上委員 ただいま議題となりました食糧管理特別会計法に資金を設ける法案に関連しまして、二、三質問を申し上げたいのですが、この法案によりますと、食管特別会計の運営を健全化するために一般会計から百五十億円を繰り入れる、こういうことであります。それは、すでに三十二年度補正予算で処置をした、ところがこの法的根拠を法文化しなければならぬ重大な目的を、運営の健全化というようなきわめて抽象的なことでぼかしておりまして、終戦前からずっと今日まで続けて参りました食糧管理特別会計が、今日まで特別の資金ワクを持たずに運営したのに、さほど大きな支障を見ておりません。ただ根本的には、私ども予算委員会、農林委員会、また……

第28回国会 大蔵委員会 第21号(1958/03/25、27期、日本社会党)

○井上委員 関連して。横川君が質問しておる点は、きわめて重大でありまして、その重大な質問に対する政府の答弁は、全く事務的に抽象的な答弁しかされておりません。一番問題は、政府が最も適正であり健全と認める業者に、こう言うのですが、その適正であり健全であると認める業者というのは、一体何です。その具体的な基準を示さなければ、全く抽象的な答弁にすぎないじゃありませんか。それこそ具体的な、あなたの方で適正であり健全であると認めるのは、一体何を条件にして――資本金は何ぼとか、何がこうあるとかいう一定の条件を具体的に示さなければ、全く抽象的なおざなりな答弁で逃げてしまう、こういうことになってしまう。それをいつ……

第28回国会 大蔵委員会 第22号(1958/03/26、27期、日本社会党)

○井上委員 簡単にお伺いいたします。先般、三十三年度予算の審議に当りまして、大蔵大臣は、われわれ委員の質問に対しまして、本年の景気の見通しについては、大体三月一ぱいで生産調整の大よそのめどがつく、四月、五月、六月とこの三カ月の間に大体底入れの調整をいたしまして、七月ごろから漸次景気は上昇していくという一つの明るい見通しを持っておる、こういう景気見通しの答弁をされておるのです。ところが、ただいま日銀総裁の話によると、この年末までは大体景気は横ばい、なべ底景気を続けていって、年末ごろになれば多少世界景気が好転するであろうから、日本にもこれが影響してきて、上昇していくのじゃないか、だから、年末までは……

第28回国会 大蔵委員会 第23号(1958/03/27、27期、日本社会党)

○井上委員 大蔵大臣に一、二点税法の関係で質問をいたしておきたいと思います。  先般来本委員会で、きわめて詳細にわたって質問をいたしております減税貯蓄に関する法案でございますが、大蔵大臣は、当面国民の日々の生活に税金を課さなけばならぬ現在のわが国の税制はお認めになりますか。五人家族で月に二万円なら二万円、三万円なら三万円はどうしても要る、それに税金をかけたんじや生活に食い込んでくる、こういうことで、国民の生活に税金を課しておりますが、その税金を課さなければならぬ現実は、わが国の現在の税の徴収上やむを得ない、こうお認めになってやつているんでしよう、そうじゃないですか、それを率直に聞きたい。

第28回国会 大蔵委員会 第24号(1958/03/28、27期、日本社会党)【議会役職】

○井上委員長代理 これより会議を開きます。  委員長が所用のため、指名により私が委員長の職務を行います。  本日は、税制に関する件及び金融に関する件について調査を進めます。質疑の通告がありますから、これを許します。奧村又十郎君。
【次の発言】 政府の方の答弁の統一が、検討中だそうですから、答弁がはっきり正確にできますまで、暫時休憩いたします。     午前十一時二十五分休憩
【次の発言】 それでは委員会を再開いたします。  さいぜんの石村君の質問に対する答弁を願います。主税局長。
【次の発言】 奧村又十郎君。
【次の発言】 静かに願います。

第28回国会 大蔵委員会 第31号(1958/04/10、27期、日本社会党)

○井上委員 関連して。ただいまの答弁は、はなはだ遺憾に思います。これは、何もいいかげんにあなた方においでを願って、この問題を糾明しているのとは違うのです。この影響はきわめて大きいから、慎重に具体的事実をあげて、あなた方の政治的な責任ある答弁を願っているわけです。さきに検査部長は、そういうことは巷間うわさを聞いたという答弁をされている。うわさを聞いたら、検査部長は、直ちにそういう事実があるかどうか確かめなければいかぬ。あなたは確かめる責任がある。預金者の何百億もの金を扱っておって、頭取が勝手に自由に手形をどんどん割引する、そういう不法な行為が許されるかどうか、背任的な行為をやっているじゃありませ……

第28回国会 大蔵委員会 第32号(1958/04/11、27期、日本社会党)

○井上委員 議事進行に関する発言を求めます。ただいま、先般来本委員会で問題になっております千葉銀行の、金融行政上きわめて重大な問題に関連をいたしまして、同行頭取の古荘氏が、頭取としての地位から非常に逸脱いたしました金融上その他重要な不当融資の問題が横たわっており、これを究明するに当りまして、いろいろな関係から証人を喚問しあるいはまた参考人を招致して事態の究明をはかろうといたしましたけれども、なかなか事態が円満に進みませず、非常に紛糾に紛糾を重ねてきております過程において、特に昨日、わが党の横錢委員から、この千葉銀行の不当貸付の問題をめぐって、古荘頭取と現内閣の閣僚、あるいは与党幹部とのいろいろ……

第28回国会 大蔵委員会 第35号(1958/04/17、27期、日本社会党)

○井上委員 ただいま唐澤法相からきわめて重大な弁明が行われたのでありますが、それはただいま唐澤法相からも弁明がありました通り、去る四月十五日本委員会において足鹿委員長から森脇証人に対して次のような質問がされております。「次に、柳橋の中洲の某料亭において、唐澤法務大臣、川島幹事長等が某代議士と会談され、という事実について、証人はこれを知っておられますか。」森脇証人「中洲の喜可久において、ある会合があったことは事実であります。そのとき私が知っております範囲は、唐澤法相と正力国務相と小山貞雄と古荘頭取であったと記憶しております。」次に川鹿委員長「しからばその日時等について、あなたの御存じのことを詳細……

第28回国会 予算委員会 第13号(1958/02/27、27期、日本社会党)

○井上委員 今日まで本委員会で同僚並びに先輩各位から、明年度予算の編成の問題につきまして諸般の角度からいろいろ質問をされておるのでありますが、それらの質問のうちで、特にわれわれ国民全般から見まして、なおかつこの点、この点と思われる点が二、三抜けているようにも考えますから、それらの点について時間の許す限り二、三質問をいたしたいと思います。  その第一は、われわれ本年度予算の全体を受け取りまして、これを審議する立場に立つ者といたして考えなければなりませんのは、明年度予算が一体どういう規模の上に組み立てられているかということでないかと思うのです。そこでその明年度予算の規模を考えます場合には、本年度、……


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第22回国会(1955/03/18〜1955/07/30)

第22回国会 議院運営委員協議会 第1号(1955/11/18、27期、日本社会党(右))

○井上良二君 社会党ではいろいろ相談をいたしましたが、御存じの通り、社会党が十日に合同いたしまして、直ちに合同の手続を事務当局にとりました関係から、社会党両派では、それぞれ合同に基く部屋の移動をいたしました。従って、各控室がそれぞれ宿がえをいたしまして、全部整備ができたところであります。この整備に基いていろいろな印刷物や名札その他一切の諸経費をつぎ込んで、やっと宿がえが完成したところであります。そこでまた宿がえということになってくると、事務的にも大へん支障を来たしますし、いろいろな関係で困るから、さしあたりいろいろ御都合もあろうが、今のままで当分の間置いといてくれ、こういう意向が強い。もしでき……

第22回国会 大蔵委員会公聴会 第1号(1955/05/27、27期、日本社会党(右))

○井上委員 三点ばかり伺いたいと思います。非常に時間がおそくなりまして、公述人の皆さん方に申しわけないのですが、大へん参考になる御意見を伺いましてありがとうございました。東京銀行協会長迫さんにお伺いいたしたいのですが、預金利子の免税後の預金の増加量が大体四、五百億と見込まれる、こういうお話でございます。この四、五百億の預金の増加量は、高橋さんのお話によると、これは横流れの増加量である、大体こういう御意見のようでございます。あなたはそうお考えになりますかということが一点であります。私どももさような見解を持っておりますが、問題は、資本の蓄積が多くなる原因は、やはり国民所得を一体どう高めるかというこ……


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第24回国会(1955/12/20〜1956/06/03)

第24回国会 予算委員会第一分科会 第3号(1956/02/22、27期、日本社会党)

○井上分科員 私は、主として大蔵省所管の税制改正に関連をいたしまして質問をいたしたいのであります。税制改正の諸問題は、大蔵委員会において詳細に政府の所信をただしたいと考えますが、昭和三十一年度一般会計における租税及び印紙収入の予算額は八千二百六十七億一千七百万円の金額に達しておって、この歳入予算の大部分を占めます租税の収入に関連して、国税徴収の実態、それから末端事務をつかさどっておる職員の問題について、二、三質問をしたいと思います。  国税徴収事務は、他の各行政庁の事務と異なって、ただいま申し上げました通り膨大な現金を扱う行政でございまして、従ってその運営及び管理というものは、きわめて重要な問……

第24回国会 予算委員会第三分科会 第4号(1956/02/23、27期、日本社会党)

○井上分科員 私特にこの際発言を求めまして、農林大臣に対して、一、二点重要問題について質問いたしたいのですが、それは一つは、先般農林省の多分平川次官が、硫安工業協会の石毛会長に対して「硫安工業関係の労務賃金について」という通達を出しております。この通達は、その考え方いかんによりましては、いろいろにとれるかもしれませんけれども、今合化労連を中心とする硫安工業関係の労働者は賃上げの要求をいたしまして、相手方と具体的な折衝を開始いたしておるので、このときに政府がこの賃上げ闘争に対して、もし賃上げの余地がかりにあるならば当然硫安を引き下げるべきである、こういう意図を含んだ通達を出すということは、労使の……


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第26回国会(1956/12/20〜1957/05/19)

第26回国会 大蔵委員会地方行政・運輸・建設委員会連合審査会 第1号(1957/03/25、27期、日本社会党)

○井上委員 議事進行。ただいま委員長の発言を聞いておると、本日はこの程度にしておいて、明日からの日程は、もう一度大蔵委員会へ持ち帰って、そこで一応相談をして、さらにまた関係委員会の意見も聞いて、その上でいつやるかをきめる、こういうことらしいですが、本日の連合審査は、ただいま門司君からも発言がありました通り、連合審査の意義を果してないのです、全部済んでないのです。しかも質問者がまだ十幾人残っておるのです。そうすると、大蔵委員会が連合審査をやることを決定した目的は果されてないのです。そうすると、これは、このままの形で継続しても一向差しつかえないのです。それをまた持って帰ってもう一ぺん相談する、その……

第26回国会 予算委員会第三分科会 第3号(1957/02/13、27期、日本社会党)

○井上分科員 この際農林省所管の関係予算のうちで、特に食糧管理特別会計の予算について質問をいたしたいと思います。先ほど新任の井出農林大臣から、石橋内閣の井出農政としての新規予算の概要の説明がございました。井出さんはかねてこの衆議院において、また与党の自民党内部においてもすぐれた農政通として、私ども非常に日ごろ尊敬をいたし、またお持ちになっておるいろいろな所見に感服をいたして、さだめし全国の農民が非常な期待をいたし、かつ一般消費国民もまた安心する農政並びに食糧政策を打ち出してくれるであろうということを非常に期待しておったのです。ところがこの予算書をずっと見て、ただいまの説明を伺っておりますと、作……

第26回国会 予算委員会第三分科会 第4号(1957/02/14、27期、日本社会党)

○井上分科員 ただいま横路君と農林大臣の応答を聞いておりますと、全く無責任きわまる答弁ですね。そういう無責任な答弁は予算審議上ゆゆしき問題ですよ。現実に三十年度は三十四億の赤字がさらに精算の結果出てきたでしょう。これは特別調査会の議を経るまでもないことです。政府の責任で処理しなければならぬ。これは今予算審議しておる最中でありますから、三十一年度の補正予算に当然これは出さなければならない。どういうわけで三十一年度の補正予算にこれが出せないのです。政府みずからこれを処理しなければならない責任があるのに、しかも補正予算を出しておるのに、何ゆえに三十一年度補正に出さぬのか。どこでやろうというのか。この……



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※このページのデータは国会会議録検索システム衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2023/02/05

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