南好雄 衆議院議員
24期国会発言一覧

南好雄[衆]在籍期 : |24期|-25期-26期-27期-28期-29期-30期
南好雄[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは南好雄衆議院議員の24期(1949/01/23〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は24期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院24期)

 期間中、衆議院本会議での発言なし。
南好雄[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院24期)

南好雄[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第5回国会(1949/02/11〜1949/05/31)

第5回国会 決算委員会 第6号(1949/04/13、24期、民主自由党)

○南委員 ただいまの話、政府の方で遺憾であると言つて陳謝されたのですから、その問題について深く追及しないのですが、大体隠退藏というのは、自分が持つべからざるものを持つておつて処分を受けるのであつて、造兵局がすず地金を持つている場合には、隠退藏にならぬと思うのです。それを処分する場合に、價格平衡資金とか何とかの三分の一というのはあとでくつつけた説明のように思うのですが、なぜ日本金属に賣らなければならなかつたか。ほんとうの事情を聞かしていただきたいと思う。どうもわれわれには納得が行かないのです。
【次の発言】 そうしますと、造幣局から日本金属株式会社に出した値段は、民間のいわゆる購入値段と同じに出……

第5回国会 決算委員会 第16号(1949/10/04、24期、民主自由党)

○南委員 ただいま簡單に薪炭の特別会計の概要をお伺いしたのでありますが、問題をはつきりするために、もう少しつつ込んでお尋ねを申し上げたいと思うのであります。いずれはつきりした数字が出て参りますから、それからでもけつこうでありますが、どうせそのときにやるにいたしましても、今世の中に相当問題になつておりまする関係から、政府側にまじめになつて御返事願いたいと思います。  この問題で、一体薪炭特別会計で最近三十億とか五十億とかいう赤字があるということを聞いているのでありますが、この特別会計開始以來、一体政府が賣られた数量がどれだけであり、その金額は一体どれだけかということを伺いたいのであります。三十億……

第5回国会 人事委員会 第6号(1949/04/07、24期、民主自由党)【議会役職】

○南委員長代理 それではこれから人事委員会を開催いたします。  本日は委員長におさしつかえがあつて出席ができないとのことでありますから、私が委員長の職務を行います。  まず委員の異動について御報告いたします。去る四月平川篤雄君が委員を辞任さられ、竹山祐太郎君が新たに委員になられました。以上御報告いたしておきます。  次に理事追加選任の件についておはかりいたします。去る四月議院運営委員会におきまして、図書館運営委員会を除いた各委員会の理事の員数を、一名ずつ増員することに決定いたしまして、昨日議長より委員長にあてて、理事の追加選任の取扱いに関する通知に接した次第であります。つきましては從來七名であ……

第5回国会 人事委員会 第8号(1949/04/12、24期、民主自由党)

○南委員 寒冷地手当に関連してお尋ねしたいのですが、寒冷地手当と同じ性質を持つている地域給は法制化されておるのでございますが、これが実施につきましてまだ徹底しておらぬように聞いております。われわれの郷里におきましても、ほんの境を接して地域給がある所とない所がありまして、性質上から見ましても、また勤務條件の内容から見ましても、非常に氣の毒な境遇にある方が多いのであります。その間の実施状況はどうなつておるのか、政府委員の方にお見通しをお聞きしたいのであります。

第5回国会 人事委員会 第11号(1949/05/23、24期、民主自由党)

○南委員 ちよつとお伺いしたいのでありますが、私の國でありますけれども、昨年の十月十四日に大藏省の給與局長から、乙地に指定していただきました輪島、山中、山代、大聖寺、動橋、片山津、これだけのものが乙地のなつたのであります。ところがこういうものがなるのは当然でありますが、ほとんどこれと同じような條件にある町村が、まだほかに数箇町村あるのであります。たとえば金沢の郊外にあります津幡町、あるいはそれから約汽車にしても三十分ばかりの羽咋町、七尾市附近の、すぐ郊外になります所とか、そういうような所から人事院の対して乙地に指定していただくように、すでに縣を経由して陳情書も出ていることと思うのでありますが、……

第5回国会 政府支払促進に関する特別委員会 第11号(1949/07/28、24期、民主自由党)

○南委員 その説明だと支拂い遅延が起きぬはずですが、どういうわけでしようか。いろいろ法律と経済のギヤツぷでつじつまを合わすためにひまがかかつておるというのなら一応の御説明になりますが、今の御説明だと大体できるというなら、どうやつてこんなにたくさんの支拂い遅延が起きておるのか。
【次の発言】 そこはよくわかるのですが、結局現在のいろいろの場合に、あなたの御説明ではやはり手続がじやまになつて支拂い遅延が起きておるという結論になるのですか。
【次の発言】 先般から中小企業対策をやつておりますと、ただいま村上委員の言われたように、政府支拂いが大きく中小企業を圧迫している実情もあるのでありますが、そうい……

第5回国会 政府支払促進に関する特別委員会 第13号(1949/09/08、24期、民主自由党)

○南委員 そうしますと、ただいまの御説明によりますと、中央の方では予想で拂われる。地方の方では供出の事実から、それを報告して行つてとられるというのでありますが、あなたの御見解では、供出完了後幾日くらいで金がもらえるのが理想的な体系でしようか。
【次の発言】 今のような形で、そういうようなことはただりくつであつて、実際はできないのではないですか。中央だけが前金拂いになつておつて、ほかは全部前金拂いになつていないのに、完了後に二日ないし三日で、電報送金にするにしても何にしても金が行くわけはないのでありますから、そういういわゆる架空的な理想論ではなくて、ほんとうのことをおつしやつていただきたい。


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第7回国会(1949/12/04〜1950/05/02)

第7回国会 経済安定委員会 第2号(1949/12/22、24期、民主自由党)

○南委員 砂糖と油糧とを将来配給統制を継続しなければならぬという実質上の理由を、東畑政府委員にお伺いしたい。
【次の発言】 そういたしますと、いわゆる單なる需給のバランスがとれないことのために配給統制をやらなければならぬ。輸入であるからという理由でなくして、需給のバランスがとれるという理由から配給統制を継続する、こういうことに大体了解してさしつかえないですか。

第7回国会 経済安定委員会 第27号(1950/06/27、24期、自由党)

○南委員 新聞の販売の面においては競争にならぬように思うのですが、いかがですか。
【次の発言】 新聞の値段の統制におけるいろいろの意見があるので、むしろはずせばよいという意見の方が強いのですが、実際はなかなかはずせないので、むしろはずした方がよいのですか。
【次の発言】 むしろ私たちは新聞などというものは、ほんとうはゆがめられざる公正な世論の反映が一番大事なのであつて、そういう意味合いにおいて、公正な競争のもとにおける大きな新聞が、日本のすみずみまで読まれることが望ましい。つまり競争を恐れるのあまり、現状のような状態のもとにおいて、小さな新聞、いわゆるごろつき新聞が目にあまるほど地方にできてお……


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第8回国会(1950/07/12〜1950/07/31)

第8回国会 通商産業委員会 第3号(1950/07/19、24期、自由党)

○南委員 同僚中村委員から、大体私の申し上げようとすることをほとんどしていただきましたので、別に蛇足を加える必要はないと思うのでありますが、一、二私の質問だけをいたしておきたいと思います。  第一点は、この附則の第二項の従業者の範囲であります。これはもちろん広い意味だろうと思うのでありますが、念のために通産省の意向をお聞きしておきたい。  それから第二点は、一応今大蔵省の説明員からお話を承つたのでありますが、中村委員が言われたように、単に考慮するという程度の問題ではないと思うのであります。結局のところやはり同じ役人であつて、形式上の区別にすぎないのでありますから、ほつておくということは、いかに……

第8回国会 通商産業委員会 第14号(1950/09/29、24期、自由党)

○南委員 日本の鉄鋼対策につきましては、同僚の中村委員から詳細御質問がありましたので、私別段お聞きしたいという点もないのでありますが、日本の銑鉄に対する補給金をはずす時期といたしましては、現在の時期が最も適当な時期ではないかと私は考えております。と申しますのは、外国の生産せられる銑鉄の値段が、ほぼ日本の生産コストに接近して参つたこの時期において、補給金政策を一擲して、鉄鋼の自立をはかつてその合理化をねらつて行くという意味合いにおいて、補給金をやめて行くというならば、それは時期としてはしごくよい時期ではないかというふうに思うのであります。御承知の通り鉄鋼と申しますものは、一国の文明の尺度とも申し……

第8回国会 通商産業委員会 第16号(1950/10/23、24期、自由党)

○南委員 出願中の権利の移転を認めないという御趣旨ですが、それは実際試掘の実態から見ますと、そういう不安定なものはだれも買いたいという者はないのであつて、先願のないもの、おそらくは一定の期間がたてば必ず鉱業権として認められるもの、そういうものに限つて取引の対象となつて来るのであります。  しかもこの出願提出中の鉱業権の転々讓渡は、鉱業法以来ずつと認められているものであつて、急激にこれをそういう何と申しますか、独断的な考えで否定することは少し行き過ぎのように思うのです。もう一ぺん十分考えていただきたいと思うのです。
【次の発言】 一つの考え方だろうと思いますが、それは鉱業権であろうが出願中の権利……

第8回国会 通商産業委員会 第18号(1950/10/25、24期、自由党)

○南委員 今政務次官から特段の考慮を拂うという御返事があつたのでありますが、この問題は單に格段の努力をするという程度で済ますべき問題ではないのであります。ここで政務次官に、朝鮮事変がわが経済に及ぼすその根本的な問題、その見通しというようなことを広く御質問するつもりではないのでありますが、鉄にいたしましても、銅にいたしましても、朝鮮事変の特別な、偶発的な需要の増加によつて、そのまま根本的な対策を失つてしまうと、好むと好まざるとにかかわらず日本はどうしてもインフレの段階に入つて来る。このことをよく銘記していただいて、今お話になりました獲得した外貨によつて失われた日本のいろいろの資材を適当に、それか……


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第9回国会(1950/11/21〜1950/12/09)

第9回国会 通商産業委員会 第2号(1950/11/27、24期、自由党)

○南委員 電力の問題は、御承知の通り約二箇年にわたつていろいろむずかしい問題があり、さぞかし通産大臣もお困りになつたろうと思います。それでこの電気の問題が非常にむずかしかつたために、電源開発その他に対して、意外な遅延を及ぼした、そういう観点、さらに今各同僚議員からいろいろの質問がありましたような点で、どこかで一線を引かなければならないという意味合いにおきまして、今度のポ政令がおそらく出たものだろうと私は考えております。その意味合いにおいて出されたことについては、私は別に異存がないのでありますが、はたしてそのポ政令が適当な時期に出たものかどうかという点につきましては、これは通産大臣として深い反省……

第9回国会 通商産業委員会 第4号(1950/11/30、24期、自由党)

○南委員 今福田委員からいろいろ御質問になりましたが、そうすると通商産業大臣と公益事業委員会の関係はどうなるのでありますか、ちよつとつつ込んで御説明願えないでしようか。
【次の発言】 そういたしますと、ただいま武内電力局長の御答弁にありましたように、電気の保安の関係は通商産業大臣がこれをやり、それ以外のことをあるいはできるかもしれぬ主管大臣がやる。電力行政は二元的になるのでありますが、さらに水利権の許可その他で従来のように建設大臣がやるということになりますと、現在の電力行政よりももつと悪いことになつて来るのでありますが、この点通産大臣としてどういうふうにお考えになつていらつしやるか、はつきりと……

第9回国会 通商産業委員会 第6号(1950/12/02、24期、自由党)

○南委員 関連して……。今同僚福田さんからお話がありました北陸の問題は、地方的に見ますと非常に重大な問題であります。單に御考慮なさるという程度でなくて、私はかかる事態の発生をすでに一年、二年前から想像いたしまして、北陸通産局設置の問題をしばしば前代臣、前々大臣に陳情いたしておつたのでありますが、そういう面につきましても、いつもただいま大臣がお答えになつたように、愼重に考慮するという程度のお答えで事態がここまで参りました。福井県の実例などは、道一つはさんで料金が違つたり、道一つはさんで電気の節約程度が違つて来る。こういう東京などでは考えられない不便と申しますか、不平等、不均衡がそこに起るのであり……

第9回国会 通商産業委員会 第11号(1950/12/08、24期、自由党)

○南委員 ただいま議題と相なりました中小企業信用保險法案につき私は自由党を代表いたしまして賛成の意を表するものであります。  申すまでもなく、わが国中小企業は農村と相並んでわが国経済の一つの弱点とも言われておりますとともに、わが国資本主義発展の特殊事情に関連して発展して参つたのであります。すなわちかかる中小企業が今なお各産業に広汎に存在いたしております現象は、日本以外の諸外国におきましてもしばしば散見せられるのでありますが、わが国におきましては技術的の優秀性、あるいはわが国生産態様の一つの適正規模として、大企業とともに競合的に存在いたしまして、大工業または大商業への下請として存在しております点……


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第10回国会(1950/12/10〜1951/06/05)

第10回国会 通商産業委員会 第6号(1951/02/05、24期、自由党)

○南委員 すでに同僚委員から希望があつたことと思いますが、由来特許、実用新案、意匠、商標につきましては、審査が非常におそいという評判であります。現在の機構のもとにおいては、これはやむを得ぬかもしれませんが、こういうふうに料金が改訂になつて参りますと、これを單なる国の收入に向けずに、審査に努力する人たちの実員を増加して、出願した人にもつと早く権利を與えるようにごくふうになつておいでになるかどうか、その構想の一端をひとつ御説明願いたいと思います。
【次の発言】 それは審査官だけでありますか。特許権については往々にして、実用新案でも同じでありますが、権利関係につきましていろいろの争いが起るのでありま……

第10回国会 通商産業委員会 第21号(1951/03/30、24期、自由党)

○南委員 私は中小企業の対策につきまして、本委員会に緊急動議を提出したいと思うのであります。  御承知の通り、中小企業はわが国におきまして、農業と相並立いたしまして国民暦の一大支柱をなしておることは、私が申し上げるまでもないと思うのであります。中小企業は戰争後いろいろの問題に災いされまして、最近はなはだ困つておるということもまた私から申し上げるまでもなく、皆様御承知の通りだと思います。何とかしてこの中小企業にある程度のよき対策を講じて行つて、その中小企業によりましてわが国生産を勃興させたいということにつきましては、政府においてもつとにいろいろお考えのもとに対策を講ぜられていることと思うのであり……

第10回国会 通商産業委員会 第23号(1951/05/09、24期、自由党)

○南委員 通産大臣と繊維局長に、最近の繊維の情勢について御説明かたがたその対策についてお伺いしたいと存じます。  御承知の通り、最近繊維の状態は非常に困つたことになつておるように思うのであります。一時のように、非常に糸へん景気でもはなはだ困るのでございますけれども、このごろのように糸高の製品安ということが続きましては、何と申しましても中小企業の中核体になつております機屋に対する影響が非常に大きうございまして、私たちの国の北陸、あるいは静岡、岡山あたりでは休業のやむなき事情に至つておることは私申し上げるまでもなく、よく御承知のことと思うのであります。こういう問題について、とりあえずこういう事情が……

第10回国会 通商産業委員会 第38号(1951/06/11、24期、自由党)

○南委員 伊藤委員のお言葉、これは法律的なお言葉であります。今同僚の福田君とかあるいは今泉君が質問された通り、電力料金の値上げは、日本経済にとつて非常に大きな問題である。少くともこういう大きな問題をきめられる際に、こんな法律論ではなくて、今の時期は日本の自主経済にもどりつつある時期なのでありますから、あなた方に責任をとつていただくことは言うまでもありませんが、いわゆる国民の代表である国会を少くとも納得させてから、この問題をきめてくれという福田委員の希望なのであります。これを聞かれずにそういう不得要領のお返事をなさることは、いかに口に国会を尊重されると言われても、国会軽視だと思う。少くなくとも方……

第10回国会 通商産業委員会 第41号(1951/07/24、24期、自由党)

○南好雄君 自由党におきましても、すでにこの電気料金の今回におきまする値上げにつきましては、その影響するところが非常に大きい関係から、特別委員会をつくりまして慎重考究いたしました結果、去る七月の十八日に党の正式機関にかけまして、党の意見が決定いたしましたことは、新聞紙上で御承知の通りと思います。この電気料金値上げに関する結論をもちまして、幹事長から公益事業委員会の委員長及び委員長代理に正式にお話があつたことと存じまするが、その党の意見を、私たまたま委員をしておりました関係上、一応簡単に御説明申し上げたいと思います。  先ほど私申し上げましたように、電気料金は国民生活及び産業に与うる影響がきわめ……


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第12回国会(1951/10/10〜1951/11/30)

第12回国会 通商産業委員会 第6号(1951/11/13、24期、自由党)

○南委員 ただいま政府当局から、改正案の提出理由としてプラント輸出の促進にあるということをお聞きしたのであります。しかし最近の鉄鋼関係の輸出の状況を見ておりますと、むしろプラント輸出というようなものはほとんど影をひそめまして、逆にプラント輸出の原料になつております鋼材そのものが、世界各地から引合いがあるように見受けられるのであります。私の申し上げることが間違いであればこれに越したことはないのでありますが、別に本法案を提出したことが悪いというのではないのであつて、その根源にある鉄鋼政策についての御検討が少し足りないようにも見受けられるのであります。御承知の通り輸出の最後の目的は、鉄鋼の輸出よりも……

第12回国会 通商産業委員会 第8号(1951/11/15、24期、自由党)

○南委員 ただいま議題と相なつておりまする商工組合中央金庫法の一部を改正する法律案について、自由党を代表して簡単ではありまするが、以下賛成討論をいたしたいと思います。  中小企業のわが産業界における地位と申しまするのは、申し上げるまでもなく重要なものでありまするし、またこれが活動に必要である資金、金融制度につきましても、刻下の最も急務でありますので、先国会におきましても、中小企業信用保険法等をつくつて、中小企業の金融梗塞につきまして、あらゆる観点からその打開に努めて参つたことは皆様御承知の通りであります。がしかし、その上においても、この年末を控えまして、中小企業等協同組合の系統金融機関と相なつ……

第12回国会 通商産業委員会 第12号(1951/11/28、24期、自由党)

○南委員 私も大臣に二、三点質問したかつたのですが、その話はあとで政務次官からお聞きすることにいたします。まず法律について、ぜひお聞きしておきたいと思う点があるのであります。すでに同僚議員から質問があつたと思うのですが、何と申しましても、合理化法案――私も提案者の一人で、こういう質問をするのはどうかと思うのですが、やはり問題は第二條と第六條との政令の内容だろうと思うのであります。いずれこれは大蔵委員会と連合審査になりますので、その際におきまして、詳細に大蔵省側の意見も聞いてみたいと思つておりますが、とりあえず第六條の「政令で定めるものを営む者が機械設備等の近代化のため」という、その政令の内容と……


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第13回国会(1951/12/10〜1952/07/31)

第13回国会 通商産業委員会 第28号(1952/04/23、24期、自由党)

○南委員 今同僚風早委員から金融事業に対するいろいろの質疑があつたのでありますが、私もまた組合員だけの信用事業と申しますものは、今まで大蔵当局がいろいろ反対しておりました理由から相当遠いもののように思うのであります。結局大蔵当局の考えておるのは、この預金業務を認めて行くと、金融業者とかあるいは不特定多数の預金利用者に不安を抱かすようなことになるのではないかというところに反対の理由があるのではないかと思うのです。しかし今大蔵当局がおらないのですから、その間につきましても詳細な答弁を聞くわけに行かぬのでありますが、組合員だけに限つて預貯金を認めて行くというやり方は、私はそう今までの考え方と違つて強……

第13回国会 通商産業委員会 第41号(1952/05/27、24期、自由党)

○南委員 関連して伺いますが、今アウト・サイダーの問題について政府当局の方から輸出承認制ということを言われたのでありますが、この組合は御承知の通りボランタリーの組合で、加入、脱退自由なのです。御承知のように日本の貿易の戦争前から一番問題になつておりますのは、要するに価格が非常にまちまちであつて、そのために日本のメーカーも非常に困るし買つておる連中も非常に困つておるというのが現在の実情です。そういたしますと、この法律の程度では、やはり日本人は食わんがために輸出したいという気持が多いのですから、一つの品物の価格の協定をやりましても、組合員でないものが束縛を受けないで、安く売る場合には、どういうふう……

第13回国会 通商産業委員会 第48号(1952/06/05、24期、自由党)

○南委員 ただいま議題となりました特定中小企業の安定に関する臨時措置法案の提案理由について御説明いたします。  思いまする中小企業がわが産業構成上特異な重要なる地歩を占めていることについては、いまさら申すまでもないことであります。わが中小企業は、企業者数においても、生産量においても特定産業部門の過半以上を占むる部門が多く、また生産品目においてはいわば普遍的性質を持つた品目の生産分野のものが多く、さらに資本構成におきましては弱小にもかかわらず、その従業員数は全産業の七八%を占め、その関係層は広く、その結果は社会問題的性質をも内包していることは御承知のとおりであります  従つてわが国の産業経済を考……

第13回国会 通商産業委員会 第49号(1952/06/06、24期、自由党)

○南委員 お答えいたします、中小企業庁を内局の中小企業局にする問題につきましては、先般当委員会にも決議があつたのでありますので、私たちとしてはこの問題については非常に真剣に考えたのであります。つまり機構をそのままにしておくという問題と、それから実際それが動くという問題とは区別して考えなければならぬというふうな議論もありまして、一応その方に私個人といたしましては、賛成したような次第であります。  それから第二の御質問の金融の点でありますが、中小企業金融につきましては、いずれその方面の政府委員から説明いたさせますけれども、私たちといたしましても、中小企業金融の大事と思い、繰返し繰り返し政府を鞭撻い……

第13回国会 通商産業委員会 第50号(1952/06/10、24期、自由党)

○南委員 御質問の通り、この法律案は中小企業の中で業種が指定せられたものに対する安定に関する臨時措置的なことをねらいにいたしました関係上、この法律案そのものには、中小企業に対する積極的な施策が盛り込んでございません。しかし全般的にながめますならば、先般衆参両院を通過いたしております中小企業等協同組合法に基く中小企業者の積極的団結、またこれの積極的な事業に対する各般の政府の施設、そういうようなものと相まつて一本になつて、今一番問題になつております中小企業者の、一つの筋金が入つて行くのだと私たちは考えておるのであります。中小企業等協同組合決の持つておりまする欠陥をこの法案によつて少しでも直して行こ……

第13回国会 通商産業委員会 第51号(1952/06/11、24期、自由党)

○南委員 お答えいたします。この中小企業中に、国会において第二條の要件を備えるものとして指定があつた場合、そういう指定業種については五條以下の調整組合ができる、こういう意味合い、で、国会で業種指定があるのですから、そういう意味でこういう言葉を使つたわけであります。
【次の発言】 私は、政府でありませんで、この法律案の提案者でありますが、こういう法律のねらつていることも現下の中小業者の救済に役立つものという考えで法律案をつくつて提出したようなわけであります。中小企業全般の対策につきましては、中小企業庁の担当の政府委員から御答弁いたします。

第13回国会 通商産業委員会 第52号(1952/06/12、24期、自由党)

○南委員 お答えいたします。それらは大体山手さんの御質問にありました通り、自動車のタイヤ、チューブを除く予定になつております。従つてそれは政令で、すなわちこの法案の第二條のこういう問題に現実的に当てはまらぬという部門がありますので、そういう点から見ますと、今参考人から言われた通り、自動車のタイヤ、チューブは除かなければならぬと思つております。そこで別表第五には、ゴム製品製造業で政令で定めるもの」ということで政令で一曲のものを除く予定にしてこの法案ができたわけであります。
【次の発言】 綿織物関係は、あなたが御存じの通りです。専業、桑業二つありまして、兼業者、いわゆる紡績業者があわせて織機をやつ……

第13回国会 通商産業委員会 第53号(1952/06/13、24期、自由党)

○南委員 今、今澄さんからこの法案の提出前における経過の話をするようにというお話でございますが、私たちもこの法案をつくる際におきましては、中小企業の振興のために少しでも肉づきになるという意味合いにおきまして、調整組合の行つた金融事業に対して、政府が予算の範囲内において可及的に利子の補給なりともするのがもつともだ、こういうふうに考えまして、関係方面と十分折衝いたしたのでございます。しかしながら、この法案は二箇年しか期間を持つていない短かい法案でございまして、それが比較的長期にわたるだろうと見られる金融事業を行つて、しかもそれに対して政府が利子補給をするというのは、法案の内容として少しそぐわぬ点が……


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各種会議発言一覧(衆議院24期)

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第13回国会(1951/12/10〜1952/07/31)

第13回国会 通商産業委員会運輸委員会連合審査会 第1号(1952/05/21、24期、自由党)

○南委員 私は航空法案について、航空機製造法案との関連につきまして、政府当局の御所見を伺いたいと思うのであります。  御承知の通り、この航空機と申しますのは、何と申しましても文明の最先端を走つておるものでありますし、またこれをつくる航空機工業と申しますものは、自動車工業と相並んで、非常に高度の工業であります。すなわち総合組立て工業でありまして、何と申しましても機械工業の花といわなければならぬのであります。幸い独立後におきまして国際航空條約に日本が入りまして、日本もまた、民間航空その他について、国際社会の一員として巣立ちますために、航空法案はぜひとも必要な法案ではありまするが、一体この法案の目的……

第13回国会 通商産業委員会大蔵委員会連合審査会 第1号(1951/12/11、24期、自由党)

○南委員 同僚議員の御質問によつてだんだんと法案の不備の点がはつきりして参つたのであります。ことに今奥村君からの質問によりまして、通産政務次官から委任立法せられた政令を出す場合には、それぞれ通産委員会、大蔵委員会に相談をするという言明もあつたのでありまして、ここであらためて私が御質問しなくてもいいかとも思うのでありますが、この法案の目的が、やはり何と申しましても日本の遅れている技術をなるべくすみやかに世界水準まで持つて行こうというところにあると考えて参りますならば、たとい財政の面において税の減があつても、これはそういう世界水準に遅れている産業を特段に御考慮を願つて、そうして指定していただかなけ……



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データ更新日:2023/02/05

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