川上貫一 衆議院議員
24期国会発言一覧

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川上貫一[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは川上貫一衆議院議員の24期(1949/01/23〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は24期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院24期)

川上貫一[衆]本会議発言(全期間)
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第5回国会(1949/02/11〜1949/05/31)

第5回国会 衆議院本会議 第5号(1949/03/26、24期、日本共産党)

○川上貫一君 本案に反対の少数意見を述べます。  これは政府の責任を持ち出さなければならぬものである、企業家の責任に帰すべからざるものである、こういう理由になつておるのでありますが、企業家の責任に帰すべからざるものという、こういう行き方で行けば、石炭、電氣だけではない、ほかの産業にもたくさんあるわけであります。しかるに、電氣と炭業その他一部のものにだけ與えるということは、結局石炭産業と電力、これの現在の赤字をことごとく今日政府の出資でまかなつてやつてしまう、こういう形になつておる。このことは、きわめて穏当でないばかりでなしに、税金あるいは國民の負担において独占資本の借金をしりぬぐいしてやる、こ……

第5回国会 衆議院本会議 第30号(1949/05/16、24期、日本共産党)

○川上貫一君 私は、日本共産党を代表いたしまして、ただいま議題となつております日本鉱工業標準化法案に反対の意見を述べたいと思います。  この法案は、日本におけるほとんどあらゆる鉱工業品、これらの種類、形状、寸法、構造、品質、等級その他生産方法から使用方法に至るまでのあらゆる面にわたつて工業標準を設けるという内容を持つておる。これは一見非常に合理的なような形を持つておりますが、この内容には非常に重大なものがある。現実において本法は、今政府が行つておられる集中生産、すなわち民族産業を含むところの中小企業を壊滅させるこの方向、労働階級的勤労大衆の犠牲において独占資本の覇権を樹立するための集中生産、こ……

第5回国会 衆議院本会議 第34号(1949/05/20、24期、日本共産党)

○川上貫一君 私は、日本共産党を代表いたしまして、本法案に反対するものであります。  法案は、説明によれば、中小企業に対して適切な活動の基礎を與えるということが一言にして言うところである。しかもこの法案は、今の内閣が中小企業大差としてたつた一つ出した法案である。吉田内閣の中小企業対策はこれ一つなんだ。しかるに、その内容はまつたく空虚なんです。何もないのです。(「共産党の考えと違うよ」と呼ぶ者あり)これからそれを明らかにする。  そもそも中小企業の組織化をはかるという場合、何が大事なのであるか。まず第一に金融の措置を完全にすること、第二番目には資材の確保を保障すること、第三番目には、組合に対して……


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第6回国会(1949/10/25〜1949/12/03)

第6回国会 衆議院本会議 第13号(1949/11/19、24期、日本共産党)

○川上貫一君 私は、日本共産党を代表いたしまして本案に反対の意見を述べたいと思います。  反対の理由は、まず本法案の根底をなす吉田内閣の貿易政策が、日本にとつてはなはだ不利益なものであり、また危險なものであるということであります。第二には、本法案そのものが日本産業にとりまして利益がないばかりでなく、貿易の発展にも決して役に立たないということであります。私は、以下それを五点に要約いたしまして述べたいと思います。  まず第一に、吉田内閣の貿易政策は、世界の一部分、特に東南アジア中心の貿易方針でありますが、これははなはだ将来性のない、危險な、不利益な政策であると同時に、貿易そのものが、まつたくめくら……

第6回国会 衆議院本会議 第15号(1949/11/24、24期、日本共産党)

○川上貫一君 私は、日本共産党を代表いたしまして、ただいま議題となつておりまする五つの法案のうちで、日本製鉄株式会社法の一部を改正する法律案、帝国石油株式会社法の一部を改正する法律案及び帝国鉱業開発株式会社法の一部を改正する法律案に反対の意を表明するものであります。  まず日鉄法の改正でありますが、これは一見いたしましたところでは、ただ一箇條の改正のようでありますが、その内容は、日本鉄鋼業政策を根本的に改めるという法案であつて、きわめて重大である。すなわち政府は、今まで国家の保護と助成によつて今日に至つておりまするところの日本鉄鋼業を、この際突如として民営に移し、そうして政府の出資を引上げ、そ……


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第7回国会(1949/12/04〜1950/05/02)

第7回国会 衆議院本会議 第13号(1950/01/26、24期、日本共産党)

○川上貫一君 私は、日本共産党を代表いたしまして、政府の財政経済政策に対して、いささか質問したいと思います。  まずお聞きしたいことは、世界の経済情勢に対する吉田内閣の御見解と態度について承りたい。第二次世界大戰後における世界の資本主義諸国、ことに最近におけるアメリカを中心とする恐慌は、諸国間の対立をますます深めております。この間にあつて、資本主義諸国は、資本主義そのものが破綻に追い込まれつつあるということは明らかな事実であります。ことに一九五〇年は、こうした恐慌が日本に集中的に襲いかかるであろうことは申すまでもありません。こういう中にあつて、アチソン米国務長官は、去る一月十日、上院外交委員会……

第7回国会 衆議院本会議 第18号(1950/02/11、24期、日本共産党)

○川上貫一君 私は、日本共産党を代表いたしまして、最近における日本政府のポツダム宣言違反の事実に関する質問をいたします。  政府がポツダム宣言に常に違反し、民主主義を蹂躪していることは、枚挙にいとまがないと思う。本日この席で明らかに現われている。すなわち、野坂議員の弁明に対して議長はこの発言を禁止している。私は、これについては多く言いません。これが反動吉田内閣の姿である。與党民主自由党の根性なんだ。(拍手)  さて、新聞紙の報道によりますと、政府は今回アメリカに対して海外日本代表部を設置されるようであります。これは、特定な一国との事実上の外交関係の復活である思います。かようなとりきめが、講和を……

第7回国会 衆議院本会議 第45号(1950/04/30、24期、日本共産党)

○川上貫一君 私は、日本共産党を代表いたしまして、ただいま上程されている在外抑留同胞引揚促進に関する決議案に反対するものであります。もちろん、抑留同胞の引揚げ促進そのものに対しては反対するのではありません。だからこそ、わが党は、昨年の五月に、ソ同盟共産党に対して仰留同胞の引揚げを懇請している。これは明らかなる事実である。しかしながら、本決議案は、その名前は同胞引揚げ促進というのであるが、その本意はまつたく政治的意図に出た陰謀である。(拍手)第一、決議案によれば、タス通信はソ同盟にある同胞の本国送還は終わつたと発表しているが、今なお多数同胞が残留していることをわれわれは確信すると述べている。一体……


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第8回国会(1950/07/12〜1950/07/31)

第8回国会 衆議院本会議 第4号(1950/07/15、24期、日本共産党)

○川上貫一君 私は、日本共産党を代表して吉田総理大臣に質問したいと思います。  今日極東の情勢は、中国人民の偉大なる勝利と、フイリツピン、仏印、ビルマその他東南アジアにおける民族解放闘争の急速な発展によつて帝国主義勢力は動揺と後退の一路をたどつております。また海一つ隔てた朝鮮での新しい事態の発展は、人民勢力の一層の増大、第三次世界大戰への危機をはらんでおつて、日本をして今日民族存この岐路に直面せしめているといわなければならぬと思う。われわれにとつて、この重大なときに、吉田総理大臣が施政演説で国民の前に明らかにされたことは一体何でありますか。それはたつた一つのこと、外国への奉仕と、自分自身の政権……


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第10回国会(1950/12/10〜1951/06/05)

第10回国会 衆議院本会議 第6号(1951/01/27、24期、日本共産党)

○川上貫一君 私は、日本共産党を代表して、吉田総理大臣並びに関係閣僚に対し質疑いたします。  今日本の民族にとつて一番大きな問題は、戰争するかしないか、平和が保たれるか保たれないか、民族の独立が保たれるか、日本民族が外国の奴隷になるかという問題であります。その内容は、全面講和をするか、單独講和をしてしまわれるか、再軍備をするかどうか、また占領軍に早く帰つてもらうかどうか、外国の軍隊をいつまでも日本におつてもらうのか、こういう問題であります。大多数の国民の意思は明白であります。国民の大多数は單独講和に反対しておる。国民の大多数は再軍備に反対しておる。同時に、占領軍の早期撤退を望んでおります。まし……

第10回国会 衆議院本会議 第9号(1951/01/31、24期、日本共産党)

○川上貫一君 私は一身上の弁明をいたしたいと思います。  去る二十七日、私が本議場で行つた演説は、政府に対する日本共産党の代表質問演説であります。すなわち私は、日本共産党を代表して、大多数の人民が聞きたがつておるところ、聞きただしたいと思つておるところ、これを政府に質問したのであります。この質問は、国会議員としての当然の義務である。議員としての当然の責任であ、る。国会議員としての権利であると確信いたしております。(拍手)しかるに、その演説によつて、私は今懲罰に付せられる動議が提出されておる。  諸君、私はこの質問演説で、こうも国会の威信を傷つけておりません。(拍手)議院の品位を傷つけていない。……

第10回国会 衆議院本会議 第23号(1951/03/24、24期、日本共産党)

○川上貫一君 一身上の弁明をいたします。  自由党の諸君は、去る一月二十七日、日本共産党を代表して行つた私の質問演説を、占領政策違反であると、こう言つておる。そして、私を懲罰に付することを提案した。その上で、懲罰委員会においては、多数をたのみ、私に陳謝させる演義を通過させておる。私は言うが、これこそ国会史上未曽有の、卑劣きわまる、恥知らずの懲罰である。(拍手、「何を言うか」と呼ぶ者あり)  そもそも私の質問演説は、日本の政治がポツダム宣言に違反し、極東委員会の諾決定に違反し、日本の非武装化と民主化の義務を踏みにじつておることを、これを事実をあげて指摘したんだ。すなわち私は、アジア侵略の拠点とす……

川上貫一[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院24期)

川上貫一[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第5回国会(1949/02/11〜1949/05/31)

第5回国会 商工委員会 第3号(1949/03/25、24期、日本共産党)

○川上委員 質問いたしますが、多くの項目にわたります。まず初めに今澄委員から質問がありましたが、やはりこの問題は非常に重大です。これは登録國債の交付となつておりますが、金額は百四十億ですから、そう小さい問題ではないと思います。これは均衡財政の見地から見れば、やはり予算に関係する問題であり、國庫の支出であります。それから復金の方に返つて行くというお話でありましたが、復金の機構がどうなるかということがわれわれにはまだわからない。また來年度における日本の産業に対する補給金政策の問題も、一言も政府から聞いておらぬ。どんなことかわからない。そうして今澄委員も言われたように、施政演説も聞かなければ予算もわ……

第5回国会 商工委員会 第4号(1949/03/26、24期、日本共産党)

○川上委員 きのう御質問申し上げたのですが、私は國会の審議に関することに加わつたのは初めてで、実際の様子もわからないし、また政府がどういう御答弁をなさるかということも実際はわからなかつたのです。きのうも予算案を提出せず、また來年度の産業金融についての答弁もはつきりしない。施政方針もまだである。ただこういうものを一々あとくされをなくしようというのでやつてしまおう。これがあたりまえか、これが普通のことか、ほんとうのことかという質問に対する商工大臣の答弁は、まことにふしぎな答弁であつて、これでは要領を得ない。また納得できない。これは政府の責任においてやらなければならぬ。政府の責任はほかにあるのじやな……

第5回国会 商工委員会 第9号(1949/04/30、24期、日本共産党)

○川上委員 関連して申し上げます。今今澄委員の発言によつてこれは私は初めて知つたのであります。これは今取調べ中ということでございましたが、これは十分に取調べの必要があると思うのです。これはデマであるか、あるいは今澄君の聞き違いであるか、あるいは事実であるのか、委員長がそう言われただけでは私たちはそうかということを結論するわけにはか行かない。これは十分にひとつ取調べをお願いしたい。  それから一昨日の石炭に関する商工委員会の開催については、その以前に理事会において決定した問題である。一昨日これが自然流会になつたということは、議長が委員会の開会を延ばすようにということがあつたということでありますが……

第5回国会 商工委員会 第10号(1949/05/07、24期、日本共産党)

○川上委員 今の御説明でたびたび繰返すようにやはりわからぬところがある。良質炭をたくさん掘らせなければならない。これはあたりまえのことですが、それを掘らせるというかたわらで、メリット制によつて今のような形でやつて行くと、質の悪いところは経営ができないということを言つておる。これはできないでもいいつもりでおるのですか。あるいはできるというつもりでおるのですか。いいところを掘らなければならぬから、悪いところはつぶれてもよいという腹があるのか。あるいは悪いところでもつぶれはせぬかというようにお考えですか。
【次の発言】 一トン六百円というような炭價で生きて行く道がありますか。生きて行く道が何とかかん……

第5回国会 商工委員会 第11号(1949/05/10、24期、日本共産党)

○川上委員 この案は通商産業省の原案の一部の修正案でありますが、共産党は通商産業省そのものの設置について、反対の立場をとつておるわけであります。これは言うまでもないことでありますが、日本の全体の産業機構を輸出主義に切りかえる。しかもその輸出が、たびたび政府の御答弁の中にも出ておるように不等價交換の事実を認め、飢餓貿易を基準とし、その間に集中生産をする。きようの石炭の問題についても、中小企業を壊滅させるような方向をとつておるわけであります。この内閣の貿易政策を遂行するため、商工省があたかも貿易庁のような形に改組されるという案でありまして、わが党としてはこの政策そのものに反対でありますがゆえに、通……

第5回国会 商工委員会 第12号(1949/05/11、24期、日本共産党)

○川上委員 鉱山保安法案の審議について、昨年來問題になつております鉱山保安の設置に関係して、鉱山の経理の問題が出ておるのでありますが、これは商工大臣並びに管理局長の出席を求めて質問をいたしたいと思います。そこで至急に商工大臣と石炭管理局長の御出席を求めます。御出席になつたときに質問いたしたいと考えております。
【次の発言】 先に私が質問を留保しておきまして問題でありますが、大臣がお見えになりましたから留保した問題を質問いたしたいと思います。これは昨日からわれわれが質問いたしている問題でありまして、鉱山保安に関係して炭鉱経理の問題であります。これについて昨日は麻生炭鉱の経理、この問題をわれわれが……

第5回国会 商工委員会 第14号(1949/05/13、24期、日本共産党)

○川上委員 工業試験所というのと電氣試験所というのと、それから電氣通信研究所というのとはどういう関係になるのですか。これはまことにしろうとらしい質問なんですが、よくわからないのです。
【次の発言】 そうすると試験所という名前になつておるのですが、その仕事の内容に検定所なんですか。それからそれにつけ加えて、どういう規定に基く検査をする所ですか。
【次の発言】 ちよつとわからないのですが、予算がない。それでこれはおそらく規格の検査をするような所なんですが、これはどういう法制に基いて検査をするのかということ、それから試験所というのですが、一体研究試験をするのかどうか。また検査をするだけか。この点を伺……

第5回国会 商工委員会 第15号(1949/05/14、24期、日本共産党)

○川上委員 事務的なことからちよつとお聞きしたいのですが、ただいま中小企業その他のものも、工業標準化について討議をやつてやるのだからと言われましたが、これはどの法文によるのですか。
【次の発言】 それが何にもならぬのです。公聽会というものを今まで開かれておる。これは開かれなければならぬわけですが、これは聞き置くだけであつて、実際は政府はこれを取上げたことはない。たとえて言えば労働委員会でも公聽会では全部反対している。全部反対しているけれども一つも採用されておらぬ。公聽会というものは逃げ道であつて、なつてはおらぬ。またここのところで工業標準調査会というものは学識経驗ある者と、関係官廰の職員できめ……

第5回国会 商工委員会 第17号(1949/05/17、24期、日本共産党)

○川上委員 この通商事務所に関連いたしまして、商工大臣にちよつとお聞きしたいのですが、通商事務所を設置して、通商業務の円滑を期する必要があるというのでありますが、もちろん通商業務の円滑ということは非常に大事なことだと考えます。しかし聞くところによりますと、現在通商に関しまして、非常に輸出向けの滞貨があるというように承つております。これは通商関係において、かなり将來の問題として重要な問題と考えるのでありますが、大づかみで、どのくらいな金額の輸出滞貨があるかということを、ちよつとお開きしたいのであります。
【次の発言】 事の手元にあります資料から見ても、今の繊維関係が約三百億ということは、まことに……

第5回国会 商工委員会 第18号(1949/05/18、24期、日本共産党)

○川上委員 私は日本共産党を代表しまして、この案に反対するものであります。これは沈没艦船、車輌、戰災建物、あるいは機械設備等をくず化物として回收する。つまり商工大臣がこれを指定する。こういう法律になつております。これはちよつと見ますと、いかにもくず化物を回收して生産を増大するという形をとつておりますが、その裏側を見ますと、これは國有財産をスクラップするための裏づけ法案であります。このことは、この委員会においてわれわれの質問に対して、政府当局の方が今年のくず鉄回收は二十万トン、場合によつては二十五万トン國有財産からつくるのだと説明をしておられた。このことは明らかにこの法案の裏に、この法案を通して……

第5回国会 商工委員会 第19号(1949/05/19、24期、日本共産党)

○川上委員 私は日本共産党を代表いたしまして、この法案に反対の意見を申すものであります。  説明によりますと、これは中小企業に対して適切な活動の基礎を與える、こういうことになつております。しかもその上にこの法案は、民主自由党を與党とされるところの吉田内閣のたつたつ一つの中小企業対策である。しかるにこの法案の内容を見ると、まつたく空虚な、実際は中身のない法案である。このことを指摘したいのでありますが、これは全体にわたつて非常に広汎に指摘することができますけれども、ここにはその一つ、二つの点だけを指摘して、本法がどんなに中身がないか、役に立たぬかということを明らかにしたいと思います。  これは言う……

第5回国会 商工委員会 第22号(1949/05/22、24期、日本共産党)

○川上委員 管理局法がお見えになつておりますから、ちよつと質問したいのですが、これは私が前に質問した問題ですが、委員会の権威にもかかわると思いますから簡單に質問したいと思います。  実はこの前私が質問申し上げましたときに、石炭鉱業の監査に関する問題で、大藏省と商工省、今日の通産省ですが、これで石炭経理について監査をなさつた資料があるはずだということを私はお聞きした。その時分に復金融費に関する報告書のまとまつたものを頂戴した。その際に各炭鉱の鉱業株式会社の資金監査というものをやつて、それがある報告書に集約されておるのだろうと思うのであるが、その集約されたもと、つまり資金監査をやられた報告書がなけ……

第5回国会 商工委員会 第23号(1949/05/26、24期、日本共産党)

○川上委員 議事進行について発言をいたします。この委員会を開かれておるのでありますが、どうもこの委員会を開く、またどういうことを審議するということについて、理事会を開かれておりませんし、私理事の一人でありますが、何も知らない。おそらく委員長の方でかつてにおきめになつたのだろうと思いますが、こういうやり方はやらぬようにしてもらいたい。きようどういう疑似があるのかわれわれはわからない。これから審議を進めるのでありますが、私理事でも何をやるかちつとも知らない。これははなはだ横暴だと思う。こういうやり方はやつてもらいたくない。この点についてひとつどういうわけであつたのか、委員長の方から御説明願いたい。

第5回国会 商工委員会 第24号(1949/05/28、24期、日本共産党)

○川上委員 時間がありませんので、私は要点だけを簡単にお聞きしますから、御答弁の方もごく簡單に答えていただきたいと思う。  まず第一の点は、アメリカその他における恐慌に関して、当局の方はどう考えておられるか。二月以來のあらゆるものの暴落。株の暴落から始まつておるのでありますが、これの將來の見通しは一体あるのかどうか。今の御説明のようなことでは、次にも問いますけれども、これでは将来の輸出の問題などに対しては、一向結論は出て來はしない。簡単でいいですから、はつきりと御見解をお聞きしたい。
【次の発言】 その限りにおいては見解を聞いたのでありますが、第二にアメリカには鉄の生産が非常に足らない。今度の……

第5回国会 商工委員会 第25号(1949/05/31、24期、日本共産党)

○川上委員 商工大臣は二時ごろでなければ手が空かないというお話でありますから、その方の質問は留保いたしまして、事務的な範囲内で聞いておきたい。さつき輸入の問題がちらつ出て來て、輸入ができるなら價格を上げぬでもいいではないかという御説明があつたが、このいきさつをもう少し御説明願いたい。
【次の発言】 御説明を追求しておるのではないが、これはその面に事情があるに違いない。また御説明の、輸入をするということはもつともな話で、そういうことは普通考えてもありそうなことである。これは質問としてもどんどん逃げて行くだろうと思うが、價格の問題で掘れないということは、商工大臣も前に答弁しておられるわけです。輸入……

第5回国会 商工委員会 第26号(1949/07/20、24期、日本共産党)

○川上委員 私はどなたに答えてくださいということは言いませんが、いろいろお聞きしたいことをまとめて質問してみたい。從つて御返事の方もやはりまとめてしてもらいたい。それからいま一つはお座なりでない返事をしてもらいたい。とにかく委員会でも本会議でも同じことですが、質問に対して政府当局は言い拔けさえすればいいという態度で答えているが、ああいうことでなく、納得の行くような親切な答えをしてもらいたい。それからなるべく具体的に御答弁を願いたい。  まず第一の問題は四千二百万トンの石炭計画です。石炭問題も石炭だけ取上げて問題にするということは実際の問題の底を突かないのですが、取扱い方がこういうぐあいになつて……

第5回国会 商工委員会 第27号(1949/07/21、24期、日本共産党)

○川上委員 繊維の問題、それからそのほかの問題でもここでまとめていろいろ御質問したいと思つていることがたくさんありますので、いろいろ小さい事項については通産大臣以外の当局の方から御答弁を願つてもいいと思います。通産大臣に特にお聞きしたい点を二、三だけ先に質問さしてもらいたい。  まず第一番の問題は貿易に関係するのでありますが、見返り資金の問題であります。これは日本の産業の復興に対しては唯一の産業資金の元であつて、またこれが今の政府の計画なさつている基本になつておりますが、一向にこれが出まわつて來ない。新聞なんか見ますと、いろいろ政府の方でもこれの使途について御計画があるのでありますが、実現して……

第5回国会 商工委員会 第28号(1949/08/10、24期、日本共産党)

○川上委員 皆さんの御質問と政府当局の答弁で大よその政府の考え方はわかつたわけでありますが、この中には相当矛盾を含んでいるのであります。しかしそのことについてはあとで質問したいと思います。私はさきに具体的なことを少し御質問してみたいと思います。時間の関係もありますから端的に正直にお答えを願いたいと思います。  まず第一に、一般的なことはあとにして、公團手持の貯炭処理の問題であります。この貯炭の処理は凍結なさるつもりであるか。ほかの方法で処理なさるつもりであるか。凍結するとするとどういう形で凍結なさるつもりであるか。その結果公團の経理会計、これがどういう関係になるのであるか。この凍結の結果必ず欠……

第5回国会 商工委員会 第29号(1949/08/29、24期、日本共産党)

○川上委員 今の松井委員の発言、これは非常に重大だと思いますので、私も質問に入る前にその問題に触れたいと思う。  今いろいろ政府の方から御答弁がありましたけれども、松井委員が述べられた通り、大体九月末日まで待つという説明の中には、いろいろわれわれが質問した爾後の改正ができるかという問題に対して、自賣体制をつくることが非常に大事だから九月末日までにやる。この体制をつくらなければ混乱が起るからと政府当局は繰返し繰返し述べておる。ところが今の御説明を聞くと、体制はちつともできておらぬ。大手筋はわずかに行つていますけれども、中小炭鉱は何もやつておりません。自賣体制は、販賣店はできているかもしれませんが……

第5回国会 商工委員会 第30号(1949/08/30、24期、日本共産党)

○川上委員 きのう中小炭鉱の問題を中心とする金融問題その他で質問したのでありますが、これは全体の公團廃止後における金融措置に関連いたしますので、大臣が出席になられてから質問を継続したいから、留保しておきたいと思います。  事務的な問題で二、三お尋ねいたしたいことがありますので、質問したいと思います。貯炭を明年四月一日までに完全に処分するというメモランダムになつておるだろうと承知しておるのですが、現在一箇月間に百万トンも滯貸ができておるような場合に、明年四月一日までにどういうぐあいにこれを処分する御計画になつておるか。これを簡單にひとつ具体的に御答弁をお願いしたい。

第5回国会 商工委員会 第32号(1949/09/08、24期、日本共産党)

○川上委員 私は数点だけ御質疑をいたしたいのですが、その前に大臣がおられますから、ひとつ承つておきたいことがあります。  それは去る八月三十日の全日委員会が通産省大臣室で行われたのでありますが、そのときに炭労の柴田副会長が、商工委員会における答弁とこの全官委員会における答弁とが非常に食い違つておる。これはどういうことかと質問したところが、田口生産局長がこういうことを言われておる。政党関係の人間の中には、ことに商工委員会は野蛮な者がいる。炭鉱のことが何もわからぬのに、ただわいわい言うておる人もある。私は人を見て法を説くという立場でやつておる。しかし、きようは炭鉱関係の人たちばかりだから、同志ばか……

第5回国会 商工委員会 第33号(1949/09/09、24期、日本共産党)

○川上委員 私は簡單な二、三の質問で終りたいと思うのですが、鉄鋼の滯貨が相当できていることは事実なんですが、今度鉄鋼の値上げをすることになつている。石炭も非常に滯貨になつて、統制を撤廃して價格を下げ生産を下げて、それをさばくという説明がこの前の委員会にもあつた。鉄鋼の方は補給金を撤廃して、しかたがないから値段を上げるという。これだけがそういうことになるのでありますが、これほど大幅に消費者價格を上げて、これが消化できるという考えですか。またこの消化については、これもやつぱりおつぽつておいて、成行きにまかせるというのですか。この見通しをまずお聞きしたい。

第5回国会 商工委員会 第34号(1949/10/05、24期、日本共産党)

○川上委員 政府委員の方はどなたが見えておるのですか。数も非常に少いようですし、中小企業の方、その他の方をすぐ知らしてください。

第5回国会 商工委員会 第35号(1949/10/06、24期、日本共産党)

○川上委員 中小企業と貿易関係のことで、荒筋を御質問したいと思うのでありますが、まず中小企業のことはあとにまわしまして、貿易関係の方を先に御質問いたします。ただいま通産大臣のお答えによると、円の切下げをする考えはない、こういうことであります。ところでポンドの切下げに伴うて、日本経済新聞の本日の分に出ておるが、新聞の書いておることだからあてにならぬ。こういうことだけではなくて、相当心核に触れたことが書いてある。内容をどうこうというのではありませんけれど、とにかく最近においてポンド地域との契約が全然できなくなつた。これはどういうぐあになつたかということを、あとでその数字をお聞きしたいのですが、その……

第5回国会 政府支払促進に関する特別委員会 第6号(1949/05/26、24期、日本共産党)

○川上委員 今石炭の方の関係で質疑その他が行われておるのですから、この際私の言うことは時宜を得ておるかどうかわかりませんが、私はほかの委員会に関係しておつたものですから、こちらの方はたいへん出席の状態が悪くて、この点はまことに申訳ありませんが、先日と二回来て、またここによう参りません時分にもこの状況を間接ではありますが聞いておるのでありますが、この形でこれをやつたのでは、まるで未拂資金に関する何かの調査会のようなもので、これはいつまで続けてもしりは結べない。そうじやなくて、この委員会というものは政治的のもでなくてはならぬ。この未拂いをどうするか。あるいはこれを促進させるということを政治的に取扱……

第5回国会 政府支払促進に関する特別委員会 第10号(1949/07/25、24期、日本共産党)

○川上委員 この委員会はどういう具合に開くのですか。御予定もあるでしようが、この理事会か何かをお開きになつて、この委員会の今日の運営を御決定になつておるのですか。どういうことになるのですか。
【次の発言】 それはどこできまつたのですか。
【次の発言】 聞くだけですか。
【次の発言】 そうすると今日の委員会の順序はどうなるんですか。
【次の発言】 これは希望なんですが、この委員会はどうも政府の説明を聞く会のようなことに今までずつとなつて來たと思うのです。政府の説明を聞いて追つてもらちはあかぬ。こつちの方は聞きたいことがたくさんあるわけです。ですから、委員会の運用としては、政府の説明の方は簡単でよ……

第5回国会 地方行政委員会 第7号(1949/04/06、24期、日本共産党)

○川上貫一君 地方警察に関する問題でありますが、これは主として大阪における警察行政の問題であります。この件についてはごく最近、私が特にあちらに参つて、詳細にこれを調査した結果も加えて申し上げることにします。  事件は去る三月の二十八日及び四月の二日における、大阪警察当局の、きわめて不法なる彈圧に関する問題である。三月の二十八日におけるこの問題は、労働者、農民、市民その他一般大衆が、税金に対する問題、労働組合法規改惡に対する反対、及び吉田内閣の政治に対する反対、こういう意味合いの大きなる集会を、扇町公園で開いたのでありますが、大会無事終了した以後、デモ行進を始めた。それに対する警察の不法きわまる……

第5回国会 法務委員会 第7号(1949/04/14、24期、日本共産党)

○川上貫一君 発言のお許しを得ましたことを感謝いたします。少しお尋ねしたいこともあるのですが、その点についてお答えを願いたいと思います。梨木君の言いましたように、地方行政委員会に提出されておる鈴木局長の報告は、われわれが行つて調べましたこの事実とは非常に反しておるのであります。非常に大きな食い違いがあるのであります。このことについて目下調査中であるという御答弁でありましたが、これはどういう形であの調査をなさつておるのでありましようか、この点をお聞きしたいのであります。國警の方は、地方自治警察に対しては直接の監督権がないというお話でありますのでありますし、大阪の治安、あるいは人民の生命財産の保護……


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第6回国会(1949/10/25〜1949/12/03)

第6回国会 経済安定委員会 第5号(1949/11/26、24期、日本共産党)

○川上貫一君 ちよつと簡單なことを聞きたいのです。為替の関係については従来は為替管理委員の方ではタツチしておらぬので、その内容はわからなかつたという御答弁がほかの委員会であつたのであります。この外国為替特別会計法の附則の第四條によりますと、「経理を政府に移管されたものについては」という文句があるのでありますが、これはどういう意味でありますか。これをちよつとお聞かせ願いたい。
【次の発言】 もしそこに條文が適合しませんければ、私の問うておることはこういうことですからお答え願いたい。為替の経理については、従来は為替管理委員会の方では取り扱つておらなかつたということなのでありますが、為替の経理につい……

第6回国会 通商産業委員会 第4号(1949/11/10、24期、日本共産党)

○川上委員 簡單に要点を質問いたしますから、要点をお答えを願いたいと思うのであります。  まず第一に日鉄に関係する方の一部改正法案でありますが、この法案はちよつと見ますと、わずか一行の法案であつて非常に簡單であり、單純であるように見えるのでありますが、実はこの中には相当重要な問題を含んでおると思うのであります。その第一は、従来日本の鉄鋼業―これは鉄鋼業だけでなしに、化学工業でも相当の保護と助成のもとに、今日のようになつて来たわけであります。それが今のような状態になつておつて、産業の状態は非常に困難になつておる。そういう時分に政府の方では今後この基礎産業に対する国家的な十分な助成がなくても、野放……

第6回国会 通商産業委員会 第5号(1949/11/11、24期、日本共産党)

○川上委員 定石の一部改正案について質問を一、二いたしまして、政府の石油鉱業に対する根本的の考え方をお聞きいたしたいと思います。  石油については五箇年計画ができていると思うのですが、これが政府の方の助成というようなこともなくやれるかどうかということであります。今日の日本の石油産業は、一般的に言つて、だんだんと外資によつて押えられて来つつあると思う。従つてこういう形になつておりますと、政府においても石油産業に対する今後の根本方策があるだろうと思うのですが、これについての一般的な考え方をまず聞いておきたいのであります。
【次の発言】 助成奨励金、試掘奨励金によつてこれをやるという御答弁であります……

第6回国会 通商産業委員会 第7号(1949/11/15、24期、日本共産党)

○川上委員 輸出品取締法の一部を改正する法律案、この問題で直接この法案に関係する部分についても、御質問いたしたいのでありますが、それ以前に貿易そのものについて少しく御質問いたしたい。もつとも政府の方ではあとで輸出補償法その他の法案を用意されておるように承つておりますが、そのときにも輸出問題は出ると思いますが、そういうものが出て来るということを考慮に入れながら、輸出全体について少しく御質問をいたしたいのでありますが、私の質問したいところは非常に広範にわたつておつて、約十項目にわたりますので、非常に時間をとると思います。しかしそのうち最も重要なるものを、この際は質問してみたいと思うのであります。 ……

第6回国会 通商産業委員会 第8号(1949/11/16、24期、日本共産党)

○川上委員 通算大臣、政務次官がお見えになつておりませんので、いずれあとからお見えになるはずだと思いますから、その方を残しまして、輸出入の関係で管理委員会の方の方もお見えになつておるようでありますから、ちよつと御質問いたしたいのであります。きのうの政務次官の御答弁で、協定貿易というものの内容の一部を承つたのでありますが、それを聞いておりますと、協定貿易としきりに言われており、また協定貿易というものがたいへん従来の形より進歩をしておるような貿易の形だというように、国民に周知されておるのでありますが、きのうの話では協定貿易は、その実質にはやはり管理貿易と、ほとんど違わないように考えられるのでありま……

第6回国会 通商産業委員会 第9号(1949/11/17、24期、日本共産党)

○川上委員 私は日本共産党を代表いたしまして、本案に反対するものであります。日本共産党が本案に反対いたします理由は、第一に吉田内閣の貿易政策が日本の復興にとつてきわめて危險なものであり、またはなはだ不利益なものでありますが、本法案はそうした政策を前提として、そういう政策を推進するためにつくられておる点であります。第二は本案の実施によつては、わが国の産業は利益するところがないばかりではない、貿易の発展にも決して役立たないという点が第二の反対理由であります。  吉田内閣の貿易政策の中心をなしますものは、言うまでもなく協定貿易でありますが、この協定貿易は本委員会における政府の御答弁によつて明らかなよ……

第6回国会 通商産業委員会 第11号(1949/11/23、24期、日本共産党)

○川上委員 私は日本共産党を代表いたしまして、ただいま上程されておりまする五つの法案のうちで、日本製鉄株式会社法の一部を改正する法律案、帝国石油株式会社法の一部改正及び帝国鉱業開発株式会社法の一部を改正する法律案に反対の意見を簡單に述べたいと思います。  まず日本製鉄株式会社の一部を改正する法律案でありますが、これは一見いたしましたところ、ほんの一箇条の削除というように見えますけれども、その内容は非常に重要なものであつて、日本の鉄鋼業政策の根本的な改革であると思うのであります。すなわち政府のお考えでは、従来国家的な保護と助成によりまして、今日になつたところの日本の鉄鋼業を、今回突如として民営に……

第6回国会 通商産業委員会 第18号(1949/12/01、24期、日本共産党)

○川上委員 私の質問は簡単であります。法案の内容その他については、田代委員がいろいろお尋ねしましたから申しませんが、第一番に聞きたいことはどうもこの委員会はこの法案を流してしまうために開いた委員会だ。これがもしも資本家にくれてやる法律であつたら、こんな委員会にならなかつたに違いない。ところが被害者が地方の住民、人民である。これにやるということになると憲法論が出る。今まで多くの場合に、憲法論が出たことがない。大体先日通つた為替管理委員会、あの問題なんか、あれだけの委任立法が憲法上許されるかどうかということは大問題だ。ところがこれは憲法問題が出ない。ところが一たび人民に金をくれてやる問題になるとい……


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第7回国会(1949/12/04〜1950/05/02)

第7回国会 経済安定委員会 第6号(1950/02/25、24期、日本共産党)

○川上委員 次の日にも継続するようですから、そのときに質問したいので、きようはごく簡單に一つのことだけ聞いておきたい。まず第一は統制を長く残すであろうと、こうお考えになるもの、名前だけでよろしゆうございますから、ちよつとお聞かせ願いたい。
【次の発言】 石油はどうですか。
【次の発言】 食糧にも肥料にも問題があるのでありますが、きようは石油についてちよつと一つだけ聞いておきたいと思いますが、石油は従来精油が相当入つておるわけであります。今後は重油が入つて来ることになるのでありまして、これと統制との関係になりますが、この従来入つて参りました精油はことごとく国内に配給になつておりますか、貯蔵されて……

第7回国会 予算委員会 第1号(1949/12/20、24期、日本共産党)

○川上委員 議事進行に関して発言を求めます。この説明を承ります委員会は、職員の年末給與に関する問題でありますが、これはただ幾らの金を幾らくれてやるというようなことだけの問題ではなくて、非常に大きな政治的な意味を含んだ問題だと思う。すなわちこの問題は、労働者が食べられるか食べられぬかというだけの問題ではなく、その及ぶところは日本の経済、産業の再建に関する問題である。きわめて私は重大な問題だと思う。もちろん本日は議案があるわけではありませんから、説明を聞くのでありますけれども、この説明はわれわれは政治的な意味において承りませんと、事務的な御説明ならば新聞で承知しておる。またほかのところでも発表され……

第7回国会 予算委員会 第7号(1950/02/03、24期、日本共産党)

○川上委員 総理大臣に対して御質問いたしたいと思います。質問の要点は講和問題に関することと自衛権に関することがおもな質問事項であります。質問いたします前にお願いしておきたいと思うのでありますが、この前の本会議において総理大臣に質問いたしましたのですが、そのときには御答弁願えなかつたのであります。これははなはだ遺憾に思うておりますが、本日はどうか私の質問いたしますことについて、親切にお答えを願いたい、これを特にお願いいたしたいと思います。  まず講和の問題であります。従来総理大臣は講和の問題については、たびたび御見解を発表になつているのですが、これは施政演説によりましても、またわが党が質問いたし……

第7回国会 予算委員会 第8号(1950/02/04、24期、日本共産党)

○川上委員 まず最初に大蔵大臣にお尋ねいたしたいと思うのであります。この税制改革全体については、非常にお聞きしたいことがあります。しかし時間の関係もありますので、わが党としてはこの点をあとに残しておいて、そのうちの一部分だけについてお聞きしたいのであります。  その一つは外国人の税金の引下げの問題であります。これは前の委員会においてもそのことはやるつもりであるという御答弁であつたのでありますが、個人所得税等の控除を幾らになさるお考えであるか。法人税はどういう形で軽減の措置をおとりになるつもりであるか。これをまずお聞きしておきたいと思います。

第7回国会 予算委員会 第9号(1950/02/06、24期、日本共産党)

○川上委員 ちよつと関連質問で…、

第7回国会 予算委員会 第19号(1950/03/02、24期、日本共産党)

○川上委員 いたします。
【次の発言】 私の質問は簡單であります。第一にお聞きしておきたいことは差押えの問題でありますが、さきに大蔵大臣は追徴税等を拂うのに困るなら差押えを受けたらよろしい。こういう御答弁であつたと思うのでありますが、これは私は相当重大な御発言だと思うのであります。日本の国民は従来税金を拂うものだと考えて来ておる。差押えを受けるごときは国民の恥辱だと考えて来ておることは、これは長い間の国民の考えであつたのです。大蔵大臣はみずから追徴税を免れようと思つたら、差押えを受けたらよろしいと言う。差押えを承認なさる。こういうお考えで一体国民の指導ができますか。喜んで差押えを受けて、差押え……

第7回国会 予算委員会 第29号(1950/03/24、24期、日本共産党)

○川上委員 ただいま山口国務大臣からお答弁がありましたように、この連合軍の住宅の建設を見返り資金からするということは、これは午前にも主税局長からも答弁があつたのでありますが、第一には、財源が見当らぬから見返り資金を使う。それから第二には、家賃をとるために、こういうような方法を講ずる必要があつたわけでありますと、御答弁になつておるのでありますが、こう解釈してよろしゆうございましようか。
【次の発言】 そこはやはり明瞭にしておく必要があると思うのであります。この見返り資金が最初に設置されましたときの覚書によりましても、産業の開発と貿易に関すること、とにかく経済九原則の建前を遂行するために使うという……


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第8回国会(1950/07/12〜1950/07/31)

第8回国会 経済安定委員会 第5号(1950/07/28、24期、日本共産党)

○川上委員 私のお尋ねしたいことは簡單でありまして、そう長い時間は頂戴しないつもりでございます。まず一番初めに、現在日本に占領軍と作戰軍とが交錯しておられると思うのであります。從つて日本にこの占領基地があるわけでありますが、朝鮮作戰についての軍事行動のために、この基地の一部を使われておると考えるのであります。そうしますと、占領基地その他に対する修復、その他の経理の関係でありますが、これは今日どういう経費から出ておりますか。その点を第一に聞きたいのであります。
【次の発言】 從来日本の占領のために必要だという、総理大臣なんかの御答弁も常にあつた、いわゆる占領基地でありますが、その占領基地に関する……


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第9回国会(1950/11/21〜1950/12/09)

第9回国会 外務委員会 第2号(1950/11/29、24期、日本共産党)

○川上委員 時間もないようですし、ほかの方から御質問もあると思いますから、私はなるべく整理して必要なことについて質問いたします。なお残るところは次の委員会でしようと思いますから、政府の方の御答弁も簡單にひとつ私の聞きたいところだけを答えていただきたいと思います。  白書についてお聞きしたいのですが、その前に一つだけお聞きしておきたいことがあります。最近新聞紙の伝えるところの対日講和に対するアメリカの提案の七原則というもの、これの一項目に琉球と小笠原のことが載せられておつて……。
【次の発言】 これは実に簡單に済みます。
【次の発言】 この琉球と小笠原については、一九四三年のカイロ宣言とそれから……

第9回国会 外務委員会 第4号(1950/12/06、24期、日本共産党)

○川上委員 私は時間がありませんので、五つの点だけをまとめて総理大臣にお尋ねいたします。  アメリカは朝鮮の内戦に対しまして原爆を使用する意思のあることを明らかにしたいと思います。政府は労働階級や大衆の広汎な反対にもかかわらず、一も二もなく協力を推し進めて来られて、朝鮮事件への干渉は遂に日本人を戦争に使うというようなことになつたり、あるいは原爆を使用するというところまで推し進めて来たと思う。特に原爆の使用を推し進めたことは世界に大衝撃を与えまして、イギリスやフランスは明らかに反対の意思を表明しておると思う。アトリー首相はみずから大統領を訪問しておられる。ことにこの原爆を最初に使用されました日本……


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第10回国会(1950/12/10〜1951/06/05)

第10回国会 懲罰委員会 第1号(1951/02/01、24期、日本共産党)

○川上貫一君 私の一身上の弁明は、昨日も本会議場において行つたところでありまして、大要はそれに盡きておるのでありますが、まず第一点は、私の演説は共産党を代表した政府に対する代表質問であるという点、これはこの質問をいたしまして政府にその答弁を求めるということになれば、具体的事実をあげ、われわれの考え方を述べ、これによつてそれに対する政府の答弁を聞いて、そうして国政を国会内において十分に審議する、こういう建前でなければならぬ。それゆえ私はいろいろな事実をあげ、これに対する政府の答弁を求めた。きのう本会議場でこの提案の説明を承つておりますと、事実を曲げたり、あるいは一方的にこれを判断したり、国際的な……

第10回国会 懲罰委員会 第2号(1951/02/02、24期、日本共産党)

○川上貫一君 ちよつと委員長にお願いがあります。昨日私の趣旨弁明が十分でなかつたということがありまして――ではこれで私は趣旨弁明いたしましたと言つたのでありますが、その後きのうの提案者の説明を十分に聞いておらぬということがありまして、それではその十分に聞けなかつたところをプリントその他によつてよく拜見して、それで趣旨弁明を補うということで、私きのう帰つたと思うのであります。そのあとで提案者の趣旨を詳細に調べてみましたところが、私の昨日の弁明は不十分である、さらに多くのことをつけ加える必要があると考えましたので、委員長に、趣旨弁明の追加をさしてもらいたいということを申し上げたい。

第10回国会 懲罰委員会 第3号(1951/02/05、24期、日本共産党)

○川上貫一君 吉田内閣の政治は、必然的に日本人民をソ同盟並びに中国人民に対する肉彈にするという方向をとつた政治であると思います。
【次の発言】 社会ではたくさんこう言つております。
【次の発言】 数を数えて歩いたことはありません。何人おるかというようなことはわかりません。なおその資料がいるというのでありましたならば、今は持つておりませんが、あとで提出いたします。
【次の発言】 私はこの演説の中で事例をあげて、これはポツダム宣言に完全に違反するものであると思うかどうかと質問した。例をあげてあります。
【次の発言】 事実は私の質問演説の中にあげてある。これは違反しておると思う。なお私は以上の点にお……

第10回国会 懲罰委員会 第4号(1951/02/06、24期、日本共産党)

○川上貫一君 占領下であることを忘れるほどとぼけておりません。これは非常にどうも妙な御質問だと思います。
【次の発言】 日本の政治の責任者は吉田内閣であります。国民に責任を持つて吉田内閣は政治をとつておるのであります。この吉田内閣に対して、吉出内閣がとつておる政治がポツダム宣言違反ではないか、この政治は極東委員会の諸決定に違反してはおらぬか、これを聞くことは当然のことである。これが私の質問の趣旨である。
【次の発言】 占領下にあるから、ポ宣言や極東委員会の諸決定に反した政治を吉田内閣がしてもよろしいといとことは一つもありません。(「そんなことを聞いているのではない」と呼ぶ者あり)同じことです。……

第10回国会 懲罰委員会 第5号(1951/02/10、24期、日本共産党)

○川上貫一君 よろしゆうございます。
【次の発言】 よろしゆうございます。
【次の発言】 そうではありません。党を支持する国民もおりますが、社会党も全面講和、そうして再軍備には反対をしております。また労農党も全面講和、再軍備には反対しております。また直接党に関係がないとは言いませんが、政党的な色彩は持たないところのものもおります。婦人あるいは青少年、こういうものの多数も全部くるめて、大多数という言葉を使いました。
【次の発言】 憲法に規定してあるから、戦争をしたり、あるいは肉弾にしたりするようなことはないということでありますが、憲法を吉田内閣は━━のです。こういう危險があるのです。そこで私はこ……

第10回国会 懲罰委員会 第6号(1951/02/13、24期、日本共産党)

○川上貫一君 要点がちよつとはつきりわかりかねますが、憲法下における国会は、国の最高の立法相関である。国の政治、行政をする中枢で、人民の意思がここにおいて表現される、ここで討議されて国の政治が行われる、その中心機構である、こう考えておるのであります。そういう意味合いの答弁でいいかどうかちよつとわかりかねますが……。
【次の発言】 そうです。
【次の発言】 ちよつと御質問の要点がのみ込めないのでございますが、どういう点でしようか、ちよつとはつきりしないのですが。
【次の発言】 日本の憲法でありまして、これは似ておるところがどこの国のに似ておるとか、どこの国のに似ておらぬということはありましようけ……

第10回国会 懲罰委員会 第7号(1951/02/17、24期、日本共産党)

○川上貫一君 これはこの前の御質問に対して私が答えているところでありまして全世界の民主的諸国と民主的諸勢力に訴えるということでありますということを、この前答えておいて、これは速記録にもさように残つていると思います。
【次の発言】 訴えるという考えを共産党は持つているということを、吉田総理に対して演説をしたのです。
【次の発言】 それ以外にどこにも訴えた事実はありません。
【次の発言】 何も連絡はありません。
【次の発言】 ソ連代表がどういう演説をしたかということは、私にはさつぱりわかりません。それからそれに対して対日理事会でどういう議論があつたかは新聞紙で拝見いたしましたが、その内容は具体的に……

第10回国会 懲罰委員会 第9号(1951/03/26、24期、日本共産党)

○川上貫一君 一身上の弁明もさせないで、陳謝などとはもつてのほかだ。この陳謝文は議長にお返しする。


川上貫一[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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各種会議発言一覧(衆議院24期)

川上貫一[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第5回国会(1949/02/11〜1949/05/31)

第5回国会 商工委員会大蔵委員会連合審査会 第1号(1949/05/12、24期、日本共産党)

○川上委員 商工大臣は一時間よりおられないように聞いておつたのですが、商工大臣に対する質問を通告してあるのですが、これはどういうぐあいに行つておるか、質問の通告の順に行つておりますか、あるいは発言の順にやつておられるか、その点をお尋ねいたします。

第5回国会 商工委員会労働委員会連合審査会 第1号(1949/05/10、24期、日本共産党)

○川上委員 今の問題に関連してでありますが、商工大臣にちよつとお聞きしたいのであります。商工大臣の方では、土橋君の質問に対して十分お答えになつておらぬと思う。そこで問題を具体的にして御答弁をお願いするようにした方が非常にはつきりして来ると思う。土橋君の言うところは、非常に多くの國家的保護をやつて、復金融資もしている、赤字補填もした、また赤字補償も鉱山の方はやつた、にもかかわらず保安の方はできておらぬじやないか、これには何か鉱山の中において、この國家的保護を十分に活用しなかつたという面があるのじやないか、これについては商工大臣はどうお考えになるかという質問をしている。この質問について答えが出てお……

第5回国会 商工委員会労働委員会連合審査会 第2号(1949/05/19、24期、日本共産党)

○川上委員 時間が非常に切迫しておりますし、今日は合同の審査会であつて、主として労働委員会の方から御発言を願いたい、こう考慮しておつたわけでありますが、ごく簡單に一つ二つの点をお聞きしておきたい。御答弁も簡單にお願いしたいと思います。今の御答弁によると改善される、また秋になればどんどんよくなつて行くというようなお話がある。それから一面においてはなかなか難儀な問題である、國民全体苦しまなければならぬ。これは実に誠意ある回答じやない。困つておるなら困つておると言つた方がいい。よくなると言つてみたり、つつ込まれると実は困つていると言つてみたり、いいかげんなことを言うのが政府委員の答弁の資格だというの……

第5回国会 内閣委員会商工委員会連合審査会 第1号(1949/04/30、24期、日本共産党)

○川上委員 最初にお聞きしたいのですが、この通商産業省の問題は、商工委員会として非常に大きな問題だと思うのでありまして、時間が非常に少い。今すでに三時半になるのですが、質問も非常に多いだろうと思うのでありますが、時間の有無にかかわらず、質問があつても、きよう一日で打切るのですか。あるいは非常に質問が残りますれば、またあらためてこの委員会を持つことになるのですか。その点をちよつとお聞きしたい。
【次の発言】 なるべく簡潔に申し上げますが、それはたいへん問題が大きいと思います。そこで私はまず、機構に関する問題もありますが、その前に二つだけの点を御質問いたしたい。この点は、先日の商工委員会でも商工大……


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第6回国会(1949/10/25〜1949/12/03)

第6回国会 経済安定委員会大蔵委員会通商産業委員会連合審査会 第2号(1949/11/25、24期、日本共産党)

○川上委員 この法案は非常に重大な法案だと思うので、私はいろいろ聞きたいことがあるのでありますが、まず一つこの際お聞きいたします。今度のこの法案によりますと、金融問題というのはまことに重大ではないかと思う。統制貿易下では、外国からの信用状はこれは輸出許可の承認がありましてから一定の期間内に開設することになつており、またある程度これは実行されたと思うのですが、それが民間貿易になり、今度のような法律で取扱うことになると、これは輸出の場合でありますが、おそらく売買契約の締結後早急には行われないで、船積み期間に間に合うくらいの程度にしか来ないと思いますが、この間の莫大な資金をどうして調達なさるつもりで……

第6回国会 経済安定委員会大蔵委員会通商産業委員会連合審査会 第3号(1949/11/26、24期、日本共産党)

○川上委員 政府の方と参考人と両方にお聞きしたい。今の担保の問題ですが、きようのお話を聞くと、損保はその時分で審議会の承認を得て、通産大臣がきめるというような御答弁らしい。たくさん入つて来るようになつたら担保を高くとり、少く入つたならば担保は低くするということになると、これはどうなるのですか。たとえばたくさん入つて来るような品物といつても、それは一定の期間でありまして、担保を何ぼ納めるかということを、期間を短く切つて、そのたびごとに出すということは、非常に煩雑な手心の加わつた奇妙なことになつてしまうと思うのです。そこは一体どうなるのですか。一年とありましても、そういう状態があるのですか。その見……


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第7回国会(1949/12/04〜1950/05/02)

第7回国会 予算委員会第四分科会 第2号(1950/02/18、24期、日本共産党)

○川上委員 私がお聞きしたいことは、貿易関係の問題です。ほかの問題にはあまり触れません。まず一番初めに、これはきようの新聞に出ておるのですが、メキシコと、レール及びそれの付属品と砂糖とをバーター貿易するということが、発表されておるようでありますが、実際ああいうことがあるのであるかどうか、これをまずお聞きしたい。
【次の発言】 新聞の記事によると、レール及び部分品六百七十八万トンを輸出して、メキシコから砂糖五万トンを輸入する。六百八十万ドルのものを輸入するとあるのですが、これはどうもよくわからないのです。予算委員会においても、日本の生活水準を上げなくちやならぬ、こういうことをはつきり言つておられ……

第7回国会 労働委員会人事委員会運輸委員会連合審査会 第3号(1949/12/20、24期、日本共産党)

○川上委員 私の質問は簡單であります。実はただいま予算委員会で大蔵大臣のおいでを待つたのでありますが、こちらにおさしつかえでおいでを願えなかつた。そこで承りたいと思つておつたのでありますが、この問題はただいまいろいろ議論が出ておりますけれども、單に労働者が食べられる、食べられぬという――これは重大でありますけれども、これだけではないと思う。これは日本の労働政策と日本の政治、このものを決定して行く一つの大きなかなめだと思う。それゆえにこの問題は、来年度において大蔵大臣がいかなる賃金政策を持つておられるかということを承つておきませんと、核心をつかない。了解ができない。そこで承りたしことは、来年度に……



川上貫一[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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データ更新日:2023/02/05

川上貫一[衆]在籍期 : |24期|-26期-27期-29期-30期-31期
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