池田勇人 衆議院議員
24期国会発言一覧

池田勇人[衆]在籍期 : |24期|-25期-26期-27期-28期-29期-30期
池田勇人[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは池田勇人衆議院議員の24期(1949/01/23〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は24期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院24期)

池田勇人[衆]本会議発言(全期間)
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第5回国会(1949/02/11〜1949/05/31)

第5回国会 衆議院本会議 第11号(1949/04/04、24期、民主自由党)【政府役職:大蔵大臣】

○國務大臣(池田勇人君) わが國民経済は、敗戰による國土の荒廃、生産規模の縮小に加えて、財政に基因するインフレーシヨンの結果極度の混乱に陥り、今日まで連合國の援助により辛うじて國民生活を維持して参つたのであります。 すなわち、これを財政について見ますれば、一般会計予算は從來も一應の收支均衡を得ておつたのでありますが、各特別会計及び復興金融金庫等を含む政府もろもろの機関を通て見た場合におきましては、公債及び借入金は年々増加いたしまして、巨額に上る復金資金の大部分は日本銀行の引受けによつてまかなわれ、通貨増発の主因となつて來たのでありまして、今昭和二十三年中の実績を見ましても、千三百億円を越える通……

第5回国会 衆議院本会議 第12号(1949/04/05、24期、民主自由党)【政府役職:大蔵大臣】

○國務大臣(池田勇人君) 淺沼議員の御質問にお答えいたします。  先般政府が暫定予算を提出いたしました場合に、駐政法の改正がないから、それは違憲であり違法であるということが本会議で議論になりました。その時に違憲にあらず、違法にあらずと決議になつたと解釈しております。(拍手)つきまして、今日の予算委員会に、二十四年度の本予算案を提出いたしましたところ、配付税法の改正なき限り審議しないという議論がありました。皆樣御承知の通りに、予算案の提出をするときには、おおむね配布税法の改正があつたのであります。このことは過去十年來あるのであります。從いまして、私といたしましては、予算案を提出し、なるべく早い機……

第5回国会 衆議院本会議 第13号(1949/04/06、24期、民主自由党)【政府役職:大蔵大臣】

○國務大臣(池田勇人君) 勝間田君の御質問にお答えいたします。各般にわたつておりましたが、要点は、今度の均衡予算でデフレになるのではないか、またこれが対策としているいろいろな金の出道を考えているが、信用統制をやる氣があるかという二点に盡きると思います。  御承知の通り、各会計を通じまして絶対の均衡予算をとります結果は、一應デフレーションの現出することは、歴史の示すところであります。私はこれが対策といたしまして、復金債券の償還、貿易会計への資金充足、またお話のアメリカ援助物資の資金会計を設けまして、産業資金に万全を期する考えでおります。ただいま見返り資金の使用について、五百億円の國債を償還するか……

第5回国会 衆議院本会議 第14号(1949/04/07、24期、民主自由党)【政府役職:大蔵大臣】

○國務大臣(池田勇人君) 浦口議員より將來税を軽減することができるかという御質問でございました。私は税を軽減すべく万全の努力をいたします。この方法といたしましては、できるだけ歳出を切り詰めまして、そうして軽減の材料に充てたいと考えております。その程度並びに時期につきましては、最近アメリカより來られるシヨープ使節と懇談をしてきめたいと思います。
【次の発言】 御質問の第一点は、所得税申告是正審議会を設けてはどうか。この点につきましてはただいま研究を重ねておるところでございます。  第二の超過供出による所得に対しまして、源泉課税の方法を採用してはどうか。これは所得が累進税率で計算されます関係上、源……

第5回国会 衆議院本会議 第18号(1949/04/16、24期、民主自由党)【政府役職:大蔵大臣】

○國務大臣(池田勇人君) 林君の憲法違反論並びに法律違反論につきましてお答えを申し上げます。  結論といたしまして、政府は憲法違反とは考えておりません。憲法第八十七條、第八十六條の規定は、かかることを規定いたしておるのではないのであります。予算案と法律案とはその性質並びに効力を異にするものであります。しかして、予算案成立後に法律案を出した場合がございます。二十二年度の失業保險法、失業保險特別会計法は、予算案に重大なる関係があるにもかかわらず、予算成立後に提出せられたのであります。また予算が成立いたしまして、これに伴う法律案が否決になつた場合は、当然その予算案は施行せられないということにとどまる……

第5回国会 衆議院本会議 第22号(1949/04/26、24期、民主自由党)【政府役職:大蔵大臣】

○國務大臣(池田勇人君) 今回單一為替レートの設定を見ましたので、これに関しまして政府の所見を申し述べたいと思います。  去る四月二十三日、單一為替レート設定の指令が出まして、昨二十五日より一ドル三百六十円の換算率で処理することと相なつたのであります。かかる單一為替レート設定は、外に向かつては、わが國経済が國際経済に参加する第一歩を踏み出したことになります。また國内的には、より自由にして、より能率的なる経済再編成をいたしまする呼び水となるのであります。これは、わが吉田内閣の財政経済の基本方針に一致するものであります。しかして、これが設定が予想以上に早かつたのは、思うに先般九原則にのつとつた予算……

第5回国会 衆議院本会議 第29号(1949/05/14、24期、民主自由党)【政府役職:大蔵大臣】

○國務大臣(池田勇人君) ただいまの植原議員の御質問にお答え申し上げます。  まず御質問の第一点は、單一為替レートの設定に伴いまして、すなわち四百二十円から三百六十円になつたための生糸業者の損失をいかに処理するかという問題でございます。お話にもありました通りに、五千六百掛によつて買い入れた繭の滯荷は、製糸になつたもの等を入れまして、大体七万俵と推定されるのであります。しかして、このうち三万俵を貿易会計において買い入れるかどうか、しかも買い入れる場合に四百二十円で買い入れるべきか三百六十円で買い入れるべきかの問題があるのであります。しかして、ただいまにおきましては、三百六十円として決定いたしまし……

第5回国会 衆議院本会議 第32号(1949/05/18、24期、民主自由党)【政府役職:大蔵大臣】

○國務大臣(池田勇人君) 田中議員の御質問にお答えいたします。質問が盛りたくさんにありますので、簡單にお答えいたしたいと思います。  第一の、主計局を内閣に移管することについての所見いかん。ただいまのところ、内閣に移管する考えは持つておりません。御承知の通りに、最近の経済情勢から申しますると、歳入歳出並びに金融財政は一体として考えなければならぬ重要な問題でございます。各國の例を見ましても、アメリカにおきましては予算は大統領直属になつておりまするが、イギリスにおいては大藏大臣のもとにあるのであります。私は、歳入と歳出は常に見合して行かなければなりませんし、歳入歳出のスケールは金融に相当重要な関係……

第5回国会 衆議院本会議 第33号(1949/05/19、24期、民主自由党)【政府役職:大蔵大臣】

○國務大臣(池田勇人君) 淺沼君の御質問にお答えいたします。昭和二十四年度の予算の執行につきまして、租税收入を確保することは一重大事であるのであります。しかして、これが機構につきまして先般來檢討を加えつつあつたのであります。大藏省設置法案を提出いたしまするときには、大体今の機構でまかなえる考えでありましたが、その後の情勢から考えまして、早急に機構を拡充した方がいいということに関係方面並びにわれわれのところで意見が一致いたしましたので施行法案を提出いたしましたが、その後に指令が出て來たのであります。しかして、この指令につきましては、政府の責任において國会に提出いたしたのでございます。関係方面に責……

第5回国会 衆議院本会議 第34号(1949/05/20、24期、民主自由党)【政府役職:大蔵大臣】

○國務大臣(池田勇人君) 畜産の経費につきましてはお話がございました。昨年度より費目につきましても減少したことはお話の通りでございます。経済九原則の線に沿いまして、できるだけ経費を減すように努めた結果にほかならないのであります。しかし、畜産は経済の再建、あるいは食糧の点から申しましても非常に重要なる問題の一つでありますので、ない中からも、実はこの方面に六億数千万円を出しておるのであります。しかして、今回御決議になりました勝馬投票券の収入金の三分の一をこの経費に充てるといたしますけば七億四千万円を計上することになるのであります。御決議の結果によりまして、今後の予算補正について十分善処いたしたいと……

第5回国会 衆議院本会議 第36号(1949/05/22、24期、民主自由党)【政府役職:大蔵大臣】

○國務大臣(池田勇人君) 田中君の御質問にお答えいたします。  まず國有財産の賣拂いの基本方針でございますが、御承知のごとく、國有財産は公有財産、公共用財産、雑種財産と三分せられております。私の所管いたしておりますのは雑種財産でございまして、今年度の予算におきましても、一般の雑種財産について二十数億、財産税物納によります財産の賣拂い十億、計三十数億を計上しているのであります。しかして、これは相手方と交渉いたしまして、適当な價格で、その時々賣つております。今日問題になつております買收鉄道の賣拂いは運輸省所管の公有財産でございます。これにつきましては、適当なる時期に、適当なる價格で賣られることと思……

第5回国会 衆議院本会議 第38号(1949/05/24、24期、民主自由党)【政府役職:大蔵大臣】

○國務大臣(池田勇人君) 主食の掛賣りは、先ほど森農林大臣のお答えになつた通りでございまして、國家收入の遅延を來しますし、とうてい実施は困難であると考えます。なお國有財産につきまして延納あるいは分割拂いの制度はございますが、主食の配給とは制度並びに趣旨が違いますので、一通りには行かないと考えております。


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第6回国会(1949/10/25〜1949/12/03)

第6回国会 衆議院本会議 第9号(1949/11/15、24期、民主自由党)【政府役職:大蔵大臣】

○国務大臣(池田勇人君) 昭和二十四年度補正予算案の国会提出に際し、その概略を後説明し、あわせて政府の財政金融政策の一端を申述べる機会を得ましたことは、私の最も光栄に存ずるところであります。  さきに昭和二十四年度当初予算の編成にあたり、政府は終戰以来のインフレーションを終息せしめて経済の安定を回復することに全力を傾注いたし、真に総合的な予算の均衡を実現いたしましたことは、各位の御承知の通りであります。その後政府は、この予算の適実なる執行を中心として、各般の施策の目標をすべてインフレの終息、経済安定の線に集中して参つたのでありまするが、この間の経済情勢の推移を見まするに、政府の施策は、国民各位……

第6回国会 衆議院本会議 第11号(1949/11/17、24期、民主自由党)【政府役職:大蔵大臣】

○国務大臣(池田勇人君) 水谷君の御質問にお答え申し上げます。  御質問の第一点は、現在のわが国経済情勢を、総理大臣と同様安定と見るかというのでございます。私は、お話の通りに安定と見ております。(拍手)しかして、ディスインフレの失敗であると言われまするが、非常なインフレーシヨンを急激にとどめる場合には、今のような現状は最もいい状態であるのであります。(拍手)これは私ばかりの意見ではございません。世界中が、日本がこんなに早く安定の曙光を見出したのは経済界の驚異だと言つておるではございませんか。(拍手)  第二に、大産業は楽をし、中小産業は苦しんでおるというお話でございますが、決してそうではござい……

第6回国会 衆議院本会議 第12号(1949/11/18、24期、民主自由党)【政府役職:大蔵大臣】

○国務大臣(池田勇人君) 風早君は、今回の補正予算並びに来年度予算案につきまして、不安定予算だという御意見でありまするが、私はそう考えません。六・三制、公共事業費は、補正予算並びに来年度予算で十分見込んでおります。大体今の世界の状況から見まして、片一方では歳出を減らし、片一方では減税をするという予算は、今年度のどこの世界の予算にもないのであります。日本だけであることを御承知を願います。  次に食糧管理特別会計に百七十億円を繰入れたのは赤字補填だという御者見でありまするが、決してそうではございません。輸入食糧が増加したための運転資金であつて、決して赤字ではないのであります。外国から米が来た場合に……

第6回国会 衆議院本会議 第15号(1949/11/24、24期、民主自由党)【政府役職:大蔵大臣】

○国務大臣(池田勇人君) 目下御審議を願つておりまする昭和二十四年度補正予算の一部につきまして、このたび修正書を提出いたしましたので、その要旨を御説明いたします。  さきに政府は、輸出を円滑にいたしまするため輸出金融補償制度を創設することとし、補正予算におきまして、これに伴う予算措置を講ずることといたしたのであります。その後諸種の事情を勘案いたしまして、当初の構想を改め、これを輸出信用保険制度に置きかえまして、所期の目的を達成することといたしたのであります。これに伴い、まして、予算の一部を修正することといたしました。何とぞ御了承の上、御審議をお願いいたします。


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第7回国会(1949/12/04〜1950/05/02)

第7回国会 衆議院本会議 第7号(1949/12/21、24期、民主自由党)【政府役職:大蔵大臣】

○国務大臣(池田勇人君) お答え申し上げます。  公務員の賃金ペースにつきましては、経済安定の点から申しましても、予算を緊縮する点から申しましても、また他面、消費者総合物価指数が低落の傾向にあります関係から、かえる意志はございません。従いまして、追加予算を組む必要もないのであります。  その次に、今度の年末手当に対しまする勤労所得税を軽減する気持はないか――軽減する気持はございません。所定の法律通りに実行いたします。
【次の発言】 来年のお盆、年末に賞與を出すかという御質問であります。来年は相当程度減税をいたします。また、物価も横ばい、あるいは低落の傾向に行くと思います。また将来、政府は、公務……

第7回国会 衆議院本会議 第11号(1950/01/23、24期、民主自由党)【政府役職:大蔵大臣】

○国務大臣(池田勇人君) 政府の財政金融政策につきましては、さきに第六回国会において昭和二十四年度補正予算案の審議を煩わしました際、その大綱を明らかにいたしまして、各方価の批判に問うたのてありますが、ここに昭和二十五年度予算案の提出に際しまして、重ねて所信を申し述べる機会を與えられましたことは、私の最も欣快とするところであります。  昭和二十五年度予算案編成の基本構想は、前国会において申し述べましたところと何ら変わりはございません。すなわち、本年度補正予算及び来年度予算案を不可分の一体として取扱い、一年有余にわたる経済界の見通しと照応し、経済の安定及び復興のための諸施策を、本年度に比し一層積……

第7回国会 衆議院本会議 第12号(1950/01/25、24期、民主自由党)【政府役職:大蔵大臣】

○国務大臣(池田勇人君) 社会党を代表するとおつしやる三宅さんに御答弁申し上げます。  吉田内閣は生産増強をあえて言つて、そうしてとる政策はデフレ政策であるではないか、こういう御質問でありますが、われわれは、あくまで生産増強を主義政策の第一といたしておるのであります。生産増強を主義政策の第一としておりますからこそ、わが吉田内閣が成立以来、生産はふえて来ておるではございませんか。これは指数が明らかに示しております。しかもまた、御質問の中に、安定と復興のデイスインフレをやるべきじやないかというお話でありますが、安定と復興のデイスインフレをやつておるのであります。これは先般の財政演説で申し上げた通り……

第7回国会 衆議院本会議 第13号(1950/01/26、24期、民主自由党)【政府役職:大蔵大臣】

○国務大臣(池田勇人君) 三木議員にお答え申し上げます。  まず第一に、三木議員はやはり悪性インフレ計画経済の夢をまだ見ておられるように私は感ずるのであります。(拍手)経済の安定には、ただいままでわが党内閣がとつて参りました方法は、古今を通じて誤らない経済安定方策であるのであります。(拍手)これは各国のインフレ收束の歴史をごらんになつてもおわかりになることと思うのでありますが、とにかくここでは、財政演説並びに昨日の三宅議員に対しましての答弁で盡きておると考えております。ただ問題は、一―三月の金融問題にきまして、ことに税を中心にして非常に御心配のようでありますが、これは今年度の今までの税收入の実……

第7回国会 衆議院本会議 第14号(1950/01/27、24期、民主自由党)【政府役職:大蔵大臣】

○国務大臣(池田勇人君) 竹山君の御質問にお答え申し上げます。  まず第一、農業金融の問題でございますが、農業金融は、原則といたしまして、農林中央金庫をしてその衝に当らせております。問題の短期資金につきましてはご承知の通りに、昨年来農業手形、漁業手形の制度を創設いたしまして、春肥においては九十五億円、あるいは農機具におきましても五十億円に近い融通をいたしておるのであります。今後におきましても、この農業手形は、その範囲を拡張し、あるいはまた手続を簡素化いたしまして、極力農業金融をはかりたいと考えておるのであります。なお長期金融に関しましては、お話にもありましたように、農林中金を増資いたしまして、……

第7回国会 衆議院本会議 第15号(1950/01/28、24期、民主自由党)【政府役職:大蔵大臣】

○国務大臣(池田勇人君) 佐竹君の御質問にお答えいたします。  まず第一点は、価格調整補給金を減らしたために、物価が土つて国民は非常に困つておる、こういうお話でございまするが、政府。歳出をできるだけ縮めることは、われわれの方針であるのであります。従いまして、前年度に比べましては、一般会計より特別会計への繰入れを千億円ばかり減らしました。その次に価格調整費を九百億円減らして、その金を減税と国債の償還と公共事業費に向けたのであります。しかして、物価はそのために決して上つておりません。(「肥料が上つておるじやないか」と呼ぶ者あり)国民負担は、中央地方を通じまして、農民におかれましては大体半分以下の負……

第7回国会 衆議院本会議 第20号(1950/02/28、24期、民主自由党)【政府役職:大蔵大臣・通商産業大臣】

○国務大臣(池田勇人君) 猪俣君の御質問に対しましては、増田官房長官のお答えで足りると思うのでありますが、特に御質問になりましたので、重複する点もございますが、お答え申し上げます。  十六條第一項は政府を拘束せずという規定通り、予算の流用その他につきましては自由裁量と考えております。従いまして、先般国鉄に対しまする仲裁委員会の決定がありましたときに、私は、その裁定の趣旨を十分尊重いたしまして、予算のやりくりをして十五億五百万円を捻出したことは御承知の通りであります。その後におきまして、いかに考えましても三億数百万円のお金を出す余裕はないのでございます。

第7回国会 衆議院本会議 第25号(1950/03/11、24期、自由党)【政府役職:大蔵大臣・通商産業大臣】

○国務大臣(池田勇人君) ただいま御決議になりました科字技術振興に関する決議並びにその内容の御説明に対しましては、政府はまつたく同感であるのであります。科学技術の振興がわが国経済再建の基礎をなすという認識のもとに各般の施策を講じて参つたのであります。本年の予算よりも来年の予算は財政の規模が縮小いたしましたが、科学技術振興に対しましての出資は相当ふやして参つておるのであります。今後におきましても、今回の決議によりまして十分予算の査定上考えて行きたいと思つておるのでございます。(拍手)


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第8回国会(1950/07/12〜1950/07/31)

第8回国会 衆議院本会議 第4号(1950/07/15、24期、自由党)【政府役職:大蔵大臣】

○国務大臣(池田勇人君) 御質問の第一点は、最近の金詰まりの状況から考えて金融政策を変更する意思なきやという御質問でございます。昨年来均衡予算を編成し、これを実行して参りましたために、従来の日本の財政とは違いまして、相当引揚げ超過になつていることはお話の通りでございます。昨年度も相当引揚げ超過になりました。本年度第一・四半期におきましても引揚げ超過になつておるのであります。今年度の引揚げ超過は第一・四半期におきまして三百四億円でございますが、これを調整するために日本銀行のマーケツト・オペレーシヨンその他貸出し政策によりまして、ちようどこの引揚げ超過を補つて、日本銀行の信用供與は三百二億円と相な……

第8回国会 衆議院本会議 第5号(1950/07/17、24期、自由党)【政府役職:大蔵大臣】

○国務大臣(池田勇人君) 本国会には直接農村に関係のありまする補正予算は出さない考えであります。その他食糧増産、土地改良、米価の問題につきましては、われわれが最も関心を拂つておる重要な問題でございますので、来年度の予算場編成にあたりましては十分注意してやる考えであります。
【次の発言】 ドツジ・ラインということを盛んにお使いになりまして、しかも自分でお考えになつたドツジ・ライン、その規格を大蔵大臣において変更したのか、あるいは将来変更するのか、こういうお話でございまするが、先般も申し上げましたように、インフレを収束して、わが国の経済を安定し、そうして自立化へ持つて行く政策がドツジ・ラインの政策……

第8回国会 衆議院本会議 第6号(1950/07/21、24期、自由党)【政府役職:大蔵大臣】

○国務大臣(池田勇人君) お答え申し上げます。  本年度の予算編成に際しまして、財源の関係あるいは給與引上げに基きまする惡循環の問題等から考えまして、当初予算におきましては引上げない方針をとつたのであります。しかるに、その後におきまして物価事情その他が非常に好転いたしまして、経済界の安定もその度を加えまして、また財源も相当見つかるようになりましたので、ただいま副総理よりお話申し上げましたごとく、政府はできるだけ早い機会において適当なる限度の給與引上げをなさんとするのであります。御承知の通りに、ただいまの米価は相当低目でありますので、米価の改訂に伴いまして根本的の改正をいたしまするが、それ以前に……

第8回国会 衆議院本会議 第7号(1950/07/22、24期、自由党)【政府役職:大蔵大臣】

○国務大臣(池田勇人君) 勝間田君にお答え申し上げます。  さきの地方税法案の不成立の責任はいずれにありやという御質問でございますが、これは水掛論をするよりも、国民がみな知つておることです。不成立に伴つて臨時立法をなぜしなかつたかというお考えでございまするが、われわれは、不成立の場合に早期に臨時国会を開くことを決意いたしました。かるがゆえに、臨時立法をいたしてやつても、これは国民に迷惑をかけるばかりでございます。税理に専門である勝間田君は、二、三箇月の臨時立法が行われ得ないということは十分御承知だろうと思うのであります。従いまして、早急に臨時国会を開きまして地古税法案の審議を願つた次第でありま……


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第9回国会(1950/11/21〜1950/12/09)

第9回国会 衆議院本会議 第3号(1950/11/24、24期、自由党)【政府役職:大蔵大臣】

○国務大臣(池田勇人君) 昭和二十五年度補正予算案の説明を中心といたしまして、政府の財政金融政策の大綱を申し述べたいと存じます。  わが国の経済が、国民諸君の絶大なる努力によりまして次第に安定の度を加え、今日では終戦直後の極度に疲弊した姿から回復して、経済再建への道を順調に進みつつありますことは、まことに喜びにたえないところであります。(拍手)去る六月の朝鮮動乱の勃発を機といたしまして、世界的に軍需資材等の需要は急速に増大しつつあり、この影響を受けまして、本年七月以降、わが国の経済も活況を呈し、輸出と、いわゆる特需の増加は、従来の滞貨を一掃したばかりでなく、新たな生産の増強をも要請しておるので……

第9回国会 衆議院本会議 第4号(1950/11/25、24期、自由党)【政府役職:大蔵大臣】

○国務大臣(池田勇人君) 財政経済政策につきまして御質問がございましたが、これは昨日の演説で御了承願いたいと思います。  なお具体的に今年度の債務償還をいつするかという問題でございまするが、適当な時期にいたしたいと考えております。ただいま千二百億円の債務償還計画のうち、大体二百億円の債務を償還いたしました。警察予備隊その他に二百数十億円を使いまして、一般会計に残つておりまする債務償還に向けらるべき金は二百数十億であります。しかして特別会計のものはみんな償還いたしましたが、見返り資金のもののみ五百億円残つております。お話の通りに、ただいまは食糧証券その他に使つておりまして、別に遊ばせておるわけで……

第9回国会 衆議院本会議 第5号(1950/11/26、24期、自由党)【政府役職:大蔵大臣】

○国務大臣(池田勇人君) 賃金ベースの問題でございまするが、人事院の勧告を尊重いたしまして平均千円程度引上げることにいたしました。従いまして、人事院の勧告は八千五十八円でございまするが、これをわれわれの計算にいたしますると八千四百円程度になるのであります。しかして今回引上げますると八千円程度になりまして、これは超過勤務手当並びに年末賞與を含まぬ金額でございますので、大体人事院の勧告を尊重し、その線に滑つて行つたものと言い得ると思います。  次に国鉄の裁定の問題につきましては、ただいま裁定を尊重する意味におきまして、その線に沿うよう検討を続けておるのであります。  最後に農民に対しまする課税につ……


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第10回国会(1950/12/10〜1951/06/05)

第10回国会 衆議院本会議 第5号(1951/01/26、24期、自由党)【政府役職:大蔵大臣】

○国務大臣(池田勇人君) 昭和二十六年度予算案の提出にあたりまして、政府の財政金融政策につき重ねて所信を明らかにする機会を與えられましたことは、私の最も欣快とするところであります。  顧みまするに、一昨昭和二十四年二月現内開成立の当時、インフレーシヨンの高進によつて危殆に瀕していたわが国の経済を、一挙にして安定へ転回させるため、政府は財政金融に関するあらゆる努力を結集するとともに、單にインフレーシヨンの收束のみをもつて事終れりとせず、さらに進んで経済の復興自立のために邁進して参つたのであります。(拍手)その結果、わずか一年有余の間に、物価と賃金の惡循環は完全にあとを断ち、生産の復興は目ざましく……

第10回国会 衆議院本会議 第7号(1951/01/29、24期、自由党)【政府役職:大蔵大臣】

○国務大臣(池田勇人君) お答え申し上げす。  吉田内閣は何もしていないではないか、これは昨日もあつたのでありますが、あらゆる努力を結集いたしまして日本の経済再建に邁進しておつたのでございます。これをわれわれが過去一年半にやりましたから、初めてこの朝鮮動乱という好影響を満喫することになつたのであります。もしわれわれが安定政策をやつていなかつたならば、朝鮮動乱という経済的好影響を受入れるだけの資格がなかつた。これを受入れて日本の生産を勃興することは、われわれがあらゆることをやつた結果であるのであります。  次に、こまかい問題につきましての御質問でありまするが、世界の情勢に対処いたしまして、ただい……

第10回国会 衆議院本会議 第11号(1951/02/10、24期、自由党)【政府役職:大蔵大臣】

○国務大臣(池田勇人君) お答え申し上げます。  輸入資金につきましては、食糧については御承知の食糧管理特別会計に潤沢なる資金を持つております。しかして食糧以外の加工原材料につきましては、日銀のユーザンス制度あるいは市中金融でまかなつております。日銀のユーザンスも、最近では二千数百億円に上つておるのであります。輸入金融についての御心配はいらないと思います。  次に、小麦の価格が上つたから、来年度において二百二十五億円の補助金では足りないのではないかという御建議でもります。お話の通り、輸入の小麦の価格は上つて参りました。これは主として船賃の暴騰によるのであります。従いまして、私らは、できるだけ日……

第10回国会 衆議院本会議 第46号(1951/06/02、24期、自由党)【政府役職:大蔵大臣】

○国務大臣(池田勇人君) お答え申し上げます。  人事院の地域給改訂に関する勧告に基いて所要額を計算いたしますると、一般会計で三億五、六千万円、特別会計で五億四、五、千万円、合計大体九億円でございます。その他国鉄公社、專売公社で別に六億円を年間で要します。しかして私どもといたしましては、この人事院の勧告をそのまま実行いたすべく法律案を出して折衝いたしたのでありますが、予算につきましては補正を加えずに、一般会計においては物件費の節約、あるいは特別会計におきましては物件費その他につきまして節約を加え、また公社につきましては、既定の予算額を繰上げ支給する予定であつたのでありまするが、先ほど官房長官も……


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第11回国会(1951/08/16〜1951/08/18)

第11回国会 衆議院本会議 第2号(1951/08/17、24期、自由党)【政府役職:大蔵大臣】

○国務大臣(池田勇人君) 総理に対しまする御質問のうち、草案の五章に規定いたしまする請求権並びに財産権につきましての御質問にお答えいたしたいと思います。  まず第一、賠償の範囲でございます。お話のように、第十四條におきましては日本国が戰争中生ぜしめたる損害及び苦痛に対する賠償の責任を規定しておりまするが、後段におきまして、日本国の存立可能な経済を維持すべきものとすれば、現在においては賠償能力に欠けていると規定しております。しかして第一項におきまして、もし賠償するとすれば、連合国との間におきまして金銭賠償でなしに役務賠償と相なつておるのであります。しかして、この問題は、批准後において関係国と相談……


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第12回国会(1951/10/10〜1951/11/30)

第12回国会 衆議院本会議 第4号(1951/10/15、24期、自由党)【政府役職:大蔵大臣】

○国務大臣(池田勇人君) 賠償の限度についての御質問でございまするが、ただいま総理大臣よりお答えになつた通りであります。私は、この問題につきましては、日本の経済をあくまでも維持し、また東南アジア諸国との親善関係を確立する、この二つの目的で交渉を始めるべきだと考えているのであります。日本が経済的に伸びて行けば、それだけ賠償も多く支拂い得ると思うのであります。あくまでこれは金銭賠償ではございませんで、役務、賠償でございます。賠償を要求する各国も、日本の経済を破壊しては賠償がとれないのでありますから、との間おのずから相通ずると思うのであります。具体的交渉には入つておりません。ただ私は、講和会議から帰……

第12回国会 衆議院本会議 第5号(1951/10/16、24期、自由党)【政府役職:大蔵大臣】

○国務大臣(池田勇人君) 平和條約第十四條は矛盾しておるのではないかというお話でありますが、矛盾いたしておりません。日本は賠償の責任はあるが、今の状態からいえば、完全な賠償や債務の支拂いはできない。従つて役務賠償的なものに限ると規定してあるのであります。何ら矛盾はないのであります。  次に賠償の点につきまして、中国その他東南アジアと差異がありはしないか、こういう御質問でございまするが、賠償は各国と個々に協定いたしますので、われわれは誠意をもつて、できるだけの賠償をいたす考えであります。従つて差異はございません。  次に、賠償を支拂うことによつて生活水準を下げ、非常に困つて来るのではないかという……

第12回国会 衆議院本会議 第6号(1951/10/19、24期、自由党)【政府役職:大蔵大臣】

○国務大臣(池田勇人君) 昭和二十六年度補正予算案の説明を中心といたしまして、当面の財政金融政策に関する所信の一端を申し述べたいと存じます。  過般、平和條約の調印を了し、いよいよわが国が主権を回復して国際社会に復帰し得る運びとなりましたことは、まことに御同慶にたえない次第であります。わが国が諸外国からこのような好意をかち得るに至りましたゆえんの一つは、過去六年間にわたりわが国民が経済再建のために盡しました非常なる努力に対し各国が信頼の念を抱いたことによるものであると信ずるのであります。  わが国経済の前途には、国際情勢の変動に伴う各種の困難な問題が予想されまするほかに、新たに幾多の負担が加わ……

第12回国会 衆議院本会議 第7号(1951/10/22、24期、自由党)【政府役職:大蔵大臣】

○国務大臣(池田勇人君) お答え申し上げます。  まず、安易な自由経済を営んでおるという問題につきましては、特に周東安本長官にお尋ねがありましたので、私は答えることを差控えます。  次に、今回は従来のごとく十五箇月予算でなしに、軍に補正予算だけで行つたのではないか、こういう御質問てございまするが、財政演説で申し上げましたように、来年度の見通しもつけてやつておるのであります。従来の十五箇月予算でなしに、十八箇月予算で、私は行つておるのであります。これがために、本年度は八千億円程度に相なりまするが、来年度におきましても歳出総額は大差ないという見通しを持つておるのであります。それでは各項目について言……

第12回国会 衆議院本会議 第10号(1951/10/30、24期、自由党)【政府役職:大蔵大臣】

○国務大臣(池田勇人君) お答え申し上げます。  電力用石炭入手のための金融並びに電力不足によりまする企業不如意のための賃金不拂い、こういう具体的の問題につきましては、その都度適切な措置を講じております。  次に電力増加のための資金の裏づけでございまするが、これは先ほど安本長官よりお答えになつた通りでございまして、電力開発には、今までやつておつた方法が三つございます。それは自家発電のための開発銀行からの融資、また九電力会社の開発のための見返り資金からの融資、また公共団体の開発のための預金部資金の地方債の形による融資、これをやつておるのであります。その額も相当な額に上つております。電力の九会社の……

第12回国会 衆議院本会議 第14号(1951/11/10、24期、自由党)【政府役職:大蔵大臣】

○国務大臣(池田勇人君) ただいまの本院の決議を尊重いたしまして、今後中央地方の財政状況を検討勘案し、善処いたしたいと存じます。(拍手)

第12回国会 衆議院本会議 第19号(1951/11/26、24期、自由党)【政府役職:大蔵大臣】

○国務大臣(池田勇人君) お答え申し上げます。医療保險の給付費の国庫負担の問題でございまするが、御承知の通り、今までは事務費につきましてだんだんふやして行つて、事務費は全額国庫負担になつております。しかるところ、今の状況からいつて給付費までも国が負担する、すなわち二割というお話でございまするが、二割負担することになりますと、百四、五十億円を要するのであります。国の財政上から申しまして相当の金額でございますので、私はただいま検討を続けておる次第でございます。(拍手)


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第13回国会(1951/12/10〜1952/07/31)

第13回国会 衆議院本会議 第4号(1951/12/15、24期、自由党)【政府役職:大蔵大臣】

○国務大臣(池田勇人君) お答え申し上げまするが、私はさきの国会の財政演説で、見返り資金から百三十五億円を電力、造船に出すということを申し上げておるのであります。当初から三十五億円の見返り資金を造艦に使うという考えでおつたのであります。ただ單価の問題がありますので、十万トンとはきめておりません。私は当初の計画通り三十五億円で造船をしようとするのであります。御承知の通り、吉田内閣ができまして、昭和二十四年以来百二十万トン新造、改造いたしたのであります。これに要しまする見返り資金は、合計四百三十億円でございます。しかして、これと同額あるいはそれ以上の民間資金が出ておりますので、千億以上の金を造船に……

第13回国会 衆議院本会議 第6号(1952/01/23、24期、自由党)【政府役職:大蔵大臣】

○国務大臣(池田勇人君) 昭和二十七年度予算の提出にあたりまして、政府の財政金融政策に関し、率直に所信を申し述べたいと存じます。  平和條約の発効に伴い、わが国が六年有余にわたる占領治下の状態を脱して、再び独立国となる日の近いことを思うとき、心からなる喜びを感ずるものであります。しかしながら、それは同時に、わが国が経済的にもみずからの力と責任とにおいて生きて行かなければならないことになることはもとより、国際的な義務を履行し、さらに積極的に国際社会業貢献すべき使命をな与ことを意味するものであります、われわれは、この際、わが国経済の過去を顧みるとともに、その現状と、みずからの弱点とを十分に認識し、……

第13回国会 衆議院本会議 第7号(1952/01/25、24期、自由党)【政府役職:大蔵大臣】

○国務大臣(池田勇人君) お答え申し上げます。私に関する御質問は四点であると思います。  その第一は賠償問題でございます。賠償は当初の無賠償から賠償式にかわつたというお話でございますが、條約第十四條に示しております通りに、初めからきまつておるのであります。すなわち、今の状態といたしましては役務賠償程度しかできない、こういうことに相なつておるのであります。従いまして、條約第十四條の精神にのつとりまして、われわれは誠意をもつて、ただいま交渉を開始いたしておるのであります。善隣友邦の関係を維持しながらまた東亜民族の幸福を考えながら、誠意をもつて賠償問題を解決する考えでございます。  第二の点は、吉田……

第13回国会 衆議院本会議 第8号(1952/01/26、24期、自由党)【政府役職:大蔵大臣】

○国務大臣(池田勇人君) お答え申し上げます。  外資導入の見通しいかんというのが御質問の第一点でございますが、これは私の推計では、すでに八千万ドル程度の外資が入つて来たと計算されておるのであります。今後の問題につきましては、外資導入法の改正等によりまして、今まで以上にどしどし入つて来ることを期待いたしております。しかして、外資導入は政府間の問題か、あるいは世界開発銀行の問題か、民間の問題か。いずれでも入つて来ればよろしゆうございます。  第二の点は、安全保障費あるいは防衛分担金が多過ぎるというお話でございますが、これは財政演説で申した通り、私は今の財政上から申しまして、国民所得に対して三・七……

池田勇人[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院24期)

池田勇人[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第5回国会(1949/02/11〜1949/05/31)

第5回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第7号(1949/05/22、24期、民主自由党)【政府役職】

○池田國務大臣 引揚者の方に対しましては、これが対策につきまして、各方面より深甚の同情のもとに画策研究はいたしておるのでございますが、問題の樺太における北海道拓殖銀行の預金は、ある指令によりまして、在外資産として取扱うことになつておるのであります。これは、内務省所管であつたから、満洲、朝鮮とは違うというお話もあるようでございますが、やはり郵便貯金と同様なかつこうで、在外資産として取扱つておるのであります。今後この問題につましても、でき得るだけ引揚者に有利なように考えて極力努力はいたしておりますが、ただいまはつきりどういう措置をするというところまでは行つていないことをまことに遺憾とする次第でござ……

第5回国会 議院運営委員会 第6号(1949/03/26、24期、民主自由党)【政府役職】

○池田國務大臣 お答え申し上げます。内示案という言葉が使われておりますが、実は御承知の通り二月の二十三日並びに二十七日に一般特別両会計は政府の案を持つて行きました。その後先方で日夜研究の上、三月二十二日に、ミスター・ドツジより大体予算の骨骼についての向うの考え方の案を頂戴いたしました。そこでドツジ氏の提案に対しまして、ただいま私は折衝中でございまして、この内示案というものが何と申しまするか、私は公式のものとはまだ考えておりません。ただいまこれによりまして、私とドツジ氏と折衝をいたしているのであります。その結末がいつつくか、ただいまのところ折衝中でございますから申し上げかねるのでございます。  ……

第5回国会 議院運営委員会 第9号(1949/03/30、24期、民主自由党)【政府役職】

○池田國務大臣 二十四年度の本予算は、四月五日に提案の見込みで仕事を進めております。第二の御質問の二週間の審議期間という問題は、私は関知いたしておりません。なるべく早く御審議願いたいという気持で、十五日間という暫定予算を組んだのでございます。第三間の今出しました暫定予算は、財政法の改正案によつて組まれておる。この点はいかがかという問題でございますが、ただいままで予算委員会で答弁いたしましたように、財政法は厳然と存在いたしております。ただ組み方の問題が、今までのは目的別で、組織別になつておりませんが、今度のは財政法の改正案にあるような形式で組んでおるのであります。從つてこれを從來の財政法の甲一号……

第5回国会 決算委員会 第9号(1949/04/22、24期、民主自由党)【政府役職】

○池田國務大臣 ただいま議題となりました昭和二十二年度予備費使用の件外事後承諾を求める件三件について御説明申し上げます。  昭和二十二年度予備費使用の件外一件につきましては、事後承諾を求めるため第二回國会に提出いたしましたが、審議未了となりましたので、あらためて今次國会に提出いたした次第であります。  昭和二十二年度一般会計予備費の予算額は二十億円でありまして、このうち財政法第三十五條の規定によりまして、昭和二十二年五月十六日から同二十三年三月三十日までの間におきまして、十九億七千九十余万円を使用いたしました。そのうちおもな事項は、経済安定本部機構拡充に必要な経費、地方経済安定局設置に必要な経……

第5回国会 建設委員会 第26号(1949/08/27、24期、民主自由党)【政府役職】

○池田國務大臣 別にお話申し上げることはございませんから、質問によつてお答えいたします。
【次の発言】 最近起りました災害に対しまして、本年度予算編成のときにその災害を考慮しておつたかというご質問の第一点でございますが、わが國におきましては、毎年台風が起りますので、一應は考慮いたしておりましたが、何と申しましても、歳出をできるだけ切るという建前のもとに、例年とは違つて予備費も置いておかなかつたような状況でございます。從いまして、例年よりも早く台風が来たために、これが対策につきましてはかなり苦慮いたしました。ただ二百三十三億円の地方債のうちには、大体三十億円程度の予備費支出を見込んでおりましたの……

第5回国会 考査特別委員会 第8号(1949/05/28、24期、民主自由党)

○池田證人 さようでございます。
【次の発言】 二十二年度並びに二十三年度の徴税総額は事実として現われて参ります。しかし片一方の國民所得というものは、一應の計算でございまして、すなわち見込みの域を脱しないと私は考えております。從いまして徴税額のうち所得秘につきまして課税所得がいくらあつたかということは、結果において出て参りませんが、見込みの國民所得との間にはかなりの差があると思うのであります。その差につきましても、いわゆる課税所得ということは、税法上のあらゆる措置をとつたあとの数字でございますので、その間に相当の開きがあると考えております。

第5回国会 商工委員会 第3号(1949/03/25、24期、民主自由党)【政府役職】

○池田國務大臣 神田委員にお答えいたします。お話の通り、今回百五十億円の交付公債を出して、跡始末をしなければならないという立場になつた原因は、片山内閣、芦田内閣の物價政策、労働政策の破綻でございます。私としてこういうことをお願いするのは不本意と存じます。しかし石炭鉱業あるいは電氣工業等、わが國の産業の基礎をなすものにつきまして、いつまでもこういうふうなものを置いておくことは、これら企業の再建整備に支障がありますために、こういうものはできるだけ早く片づけたいと考えた次第でございます。なお御承知の通り吉田内閣は経済安定九原則によりまして、來年度はかかる交付公債によらなければならないような措置は、絶……

第5回国会 商工委員会 第4号(1949/03/26、24期、民主自由党)【政府役職】

○池田國務大臣 御質問の第一点の復興金融金庫の將來についてでございますが、御承知の通りこれは戰後復興のための設備資金を供給するためにできたのでありますが、設備資金のみならず、赤字金融にも相当深入りして参りました。從いまして今後は復興金融金庫につきましては、新たに貸出しをするようなことはしない方針で行きたいと思つております。  第二の赤字の問題でございますが、鉄鋼、電氣につきましては、片山内閣、芦田内閣のときに政府が関與いたしまして、赤字を出した分について、今回交付公債でこれの結末をつけようといたしておるのであります。御承知の通り昨年経済九原則あるいは三原則が出まして、復興金融金庫を通じての赤字……

第5回国会 商工委員会 第31号(1949/09/01、24期、民主自由党)【政府役職】

○池田國務大臣 先般シヤウプ使節團の日本の税制改正に関しまするサマライズを要約いたしました要綱が発表に相なりました。そのうちに織物消費税を來年度から撤廃する勧告案が含まれておるのであります。御承知の通りに、これはシャウプ使節國がマツカーサー元帥のところに意見を申し出でたのでありまして、これをこの通りに実行するかいなかということは、関係方面並びに日本國政府の今後の折衝によることであるのであります。かりにこの勧告案がその通り実施せられるにいたしましても、お話の通り三月一日から全廃ということになりますと、現在四割課税をいたしますものが、急になくなつて來る。そういたしますと、一、二月の織物取引に相当深……

第5回国会 商工委員会 第32号(1949/09/08、24期、民主自由党)【政府役職】

○池田國務大臣 配炭公團の廃止に伴いまする職員の退職その他につきましては、既定の予算で十分まかない得ると考えております。
【次の発言】 配炭公團廃止に伴う金融の措置につきましては、先般來関系各省並びに各方面と協議を重ねておるのであります。大炭鉱につきましてま問屋その他幾多の新しい業者ができ、また今までの関係がありまして、相当金融はうまく行くと考えておりますが、中小炭鉱業者につきましては大炭鉱のようになかなか、うまくは行かないと考えておるのであります。從いましてこの過渡期におきましてできるだけの金融措置を講ずるように、ただいま討議をいたしておるのであります。実はここに参ります前も、関係方面とこの……

第5回国会 水産委員会 第24号(1949/09/08、24期、民主自由党)【政府役職】

○池田國務大臣 補給金全体につきましては、前議会でも私の考えとして申し上げておつたのでありますが、御承知の通り七千四十億の歳出のうち、價格補償金に相当するものが二千二十二億円ございまして、どうしても日本の財政の健全化並びに國民の負担の軽減等から考えまして、早い機会にできるだけ補給金を削減いたしまして、財政の規模を縮小すると同時に産業の合理化をはかり、負担の軽減に充てるべく努力いたしておつたのであります。最近に至りまして、こまかい問題はまだきまりませんが、大体その目鼻もつき、三百四、五十億円の補給金の削減が本年度においてできる段階に相なつたのであります。これはまだ全部閣議決定を受けたわけではござ……

第5回国会 大蔵委員会 第4号(1949/03/28、24期、民主自由党)【政府役職】

○池田國務大臣 御質問の第一点の産業設備営團がこういうものを補償するのはどうか。こういう実質的の問題でありますが、これは先年もこの補償をいたしておりますし、また実際損失を與えておりますので、この際政府が補償することが当然であると考えております。  第二の実際いろいろな手続その他につきましては、閉鎖機関で全部適当に処理をいたしております。  第三点の交付公債で今年急いでやるのはどうかという問題でありますが、今までのいわゆるあとくされは二十三年度でつけてしまつて、來年度からは経済安定九原則によつて交付公債なんか出さない。こういう方針で行きたいために、取急いで御審議を願つておる次第でございますので、……

第5回国会 大蔵委員会 第12号(1949/04/13、24期、民主自由党)【政府役職】

○池田國務大臣 御説の通りに考えたこともあるのでございますが、以前政府委員から御答弁申し上げたと思いまするが、外國においては協約によつてできておるが、この資金の本質がアメリカの納税者のお金からでき上つておるものだから、一應こつちに相談するということを、はつきり書いた方がいいだろうという関係方面の意見もございまして、かくいたした次第でございます。

第5回国会 大蔵委員会 第19号(1949/04/22、24期、民主自由党)【政府役職】

○池田國務大臣 私はやはり下の方の人が重いと考えております。從いまして、考えておる筋は、やはり基礎控除の引上げが第一、そして扶養家族の控除も引上げる。税率は第三、こういうふうに考えております。
【次の発言】 問題は、勤労所得の二割五分控除の点に帰すると思うのであります。そしてもう一つは、所得額の把握が、下の者には割にうまく行つておる。こういう点もありますので、結局二割五分控除をするのが適当であるかどうかという問題に、帰一すると思うのであります。
【次の発言】 租税制度の上で、各種の所得について重いか軽いかという問題になりますと、今は御承知の通りに、昔のように分類所得税で税率をかえておるわけでは……

第5回国会 大蔵委員会 第27号(1949/05/09、24期、民主自由党)【政府役職】

○池田國務大臣 日本銀行の政策委員会の議長は、委員の互選によつてなることに規定いたしてあるのであります。從いましてお話の通りに、日本銀行総裁も議長になり得ることにはなつておりますが、必ずしもなるとも、きまつておりません。これは個々の場合について考うべきことでありまして、政策委員会にある程度大藏省が今までやつておつたことを讓つておる場合もあるのでありますが、全体といたしましては、大藏大臣が相当監督し得るものと考えております。委員の方で、日本銀行総裁をお説の通りに議長にしない方がよいということになりますれば、ほかの人がなることになると思うのであります。

第5回国会 大蔵委員会 第40号(1949/05/25、24期、民主自由党)【政府役職】

○池田國務大臣 きようの新聞に載つております貿易会計内の変更の省令は、実はまだ公布になつていないのでございます。今その手続中でございます。内容につきましては対日援助見返資金勘定によります処分、あるいはまた外國為替の賣買につきましての仕事が始まりますので、ポツダム政令により早急に処理することにいたしたのであります。
【次の発言】 政府委員から私のかわりに答弁させます。
【次の発言】 政府委員より答弁させた方がよくおわかりだと思いまして申し上げたのであります。たつてのお要求でございますからお答えいたしまするが、私はあなたとは見解を異にいたしておりまして、憲法違反ではないと考えております。なお他にも……

第5回国会 大蔵委員会 第43号(1949/09/07、24期、民主自由党)【政府役職】

○池田國務大臣 シヤウプ博士が來られましてから、日本の経済の実情調査並びに日本の税制の説明につきまして協力をいたしました。しこうしてシヤウプ博士が二、三回私の意見を聞く機会を與えられましたので、日ごろの租税に関する考えを申し述べたのでございます。これがシヤウプ博士に対しまする私としての協力であつたのであります。しこうして今シヤウプ博士の勧告案の内容につきまして、風早委員よりいろいろな言葉が費されましたが、私はシヤウプ博士の勧告案につきまして、ただいま意見を申し述べることはさしひかえたいと思います。
【次の発言】 シヤウプ博士の勧告案につきましては、いずれ近日中に全貎が出ると思うのであります。先……

第5回国会 大蔵委員会 第45号(1949/09/20、24期、民主自由党)【政府役職】

○池田國務大臣 経済の見通しにつきまして風早委員の御意見は、私とはかなり違つておるのであります。私としてはこの際資産の再評價を行い、課税の適正を期するということは適当であると考えております。
【次の発言】 シャウプ勧告案によつてただいま檢討中でございます。数字を申し上げる段階に至つておりません。
【次の発言】 御質問の点がはつきりいたしませんが、御質問の点を私想像いたしましてお答えいたしますと、会社の経理内容につきましては、おおむね大体健全な道をたどつております。從いまして法人税におきましても、相初の予算の二百七十億円をはるかに突破すると見込んでおるのであります。從いまして、こういう状況から考……

第5回国会 地方行政委員会 第5号(1949/03/30、24期、民主自由党)【政府役職】

○池田國務大臣 お答え申し上げます。國の財政、地方の財政、これはともに重要でございまして、うらはらの問題でございます。すなわち國民というものが第一であります。國の財政さえよければ、地方の財政はどうなつてもいいという氣持は毛頭ございません。第二に、政府が関係方面に提出いたしました案の配付税額は、大体お話の通りの金額でございます。しかしこれを出します前に、地方財政委員会の八百五十五億ということは私は承知いたしておりません。しかして木村國務大臣とはこの数字につきましては今後十分檢討してみよう、そうしてまた関係方面の意向もただしてみようというので、一應出しておるのでありまして、その後経済九原則の根本的……

第5回国会 地方行政委員会 第13号(1949/04/19、24期、民主自由党)【政府役職】

○池田國務大臣 表現の仕方が少しきつかつたかと思うのでありまするが、たしかに分與税法から配付税にかわりました理由につきましては、分與という氣持でないようにかわりつつあることはお話の通りでございます。しかし実際の問題といたしましては、やはり地方と中央との財政を調整するということも入つておるのでございまして、今回のようなことは常則ではございませんけれども、やつぱり今後におきましても、配付税法という建前から行きますと、そのときどきの國家、地方の財政状況によつて調整されることが予想されると思うのであります。
【次の発言】 昭和二十五年度については國の財政、地方の財政がどうなるかはつきり見通しがつきませ……

第5回国会 内閣委員会 第11号(1949/04/19、24期、民主自由党)【政府役職】

○池田國務大臣 ただいま議題となりました大藏省設置法案につきまして、その提案の理由を御説明申し上げます。  來る六月一日から國家行政組織法が施行されるに伴いまして、從來大藏省官制を初め、多くの單行法令によつて規定されております大藏省の組織に関する諸法令を、國家行政組織法に適合した一本の法律に整備統合する必要がありますのと、内閣の方針に從いまして、この際大藏省の機構を相当改革する必要がありますので、この法律案を提出した次第でございます。  本法案の内容について、その概要を申し上げますと、まず本省機構につきましては、從來官房及び七局ありましたものを、官房及び五局に整理いたしました。すなわち臨時的部……

第5回国会 内閣委員会 第15号(1949/04/30、24期、民主自由党)【政府役職】

○池田國務大臣 ただいま議題となりました大藏省設置法の施行等に伴う法令の整理に関する法律案について、その提出の理由を御説明申し上げます。  御承知のように、國家行政組織法及び各省設置法の施行に伴いまして、從來の総理廳、法務廳等は府と改め、外局は委員会及び廳とし、從來のいわゆる委員会は外局たる委員会と区分するため、その名稱を調査会、審議会、等に改めることとせられたのであります。大藏省といたしましては、さきに設置法案の提案理由でも申し上げました通り、造幣局と印刷局とが廳となり、專賣局を日本專賣公社の設立と同時に廃止し、從來外局であつた会計士管理委員会を廃止して、その所掌事務を理財局に移すことといた……

第5回国会 内閣委員会 第20号(1949/05/13、24期、民主自由党)【政府役職】

○池田國務大臣 ただいま議題となりました大藏省設置法案の一部修正案につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。  去る五月四日、政府は連合國軍最高司令官からの覚書に接し、國税行政に関する機構の改組を行うこととせられたのであります。すなわち同覚書によりますと、さきに指令せられました経済九原則の第二項には「徴税計画を促進強化し、脱税者に対しては迅速かつ廣範囲にわたる活発な刑事訴追を行うこと」と指令されておるのでありますが、これらの目的及び公正不偏の税務行政の目的は、高い道徳心と專門的資格を持つた職員をできるだけ備えた專門的税務機構を確立することによつて、最も効果的に達成せられるものであるとし、現在……

第5回国会 内閣委員会 第21号(1949/05/14、24期、民主自由党)【政府役職】

○池田國務大臣 大藏省設置法案の第十一條の九に、「外國又は外國人(外國人が経営を支配する本邦法人を否む。)が本邦内に有する株式、出資及び公社債並びに法人たる企業を管理及び処理すること並びにこれらの事務に関し企画及び立案をすること。」とありますが、これを管財局の所掌事務といたしております。御承知の通り外國または外國人が本邦内において有しまするこれらの資産の管理、処分につきましては、企業の再建整備とか、あるいは外資導入、為替等の問題と密接不離の関係がありますので、これらの仕事をやつております大藏省において、これを管理することが適当と考えております。なおこの問題について、法人たる企業ということにして……

第5回国会 内閣委員会 第23号(1949/05/17、24期、民主自由党)【政府役職】

○池田國務大臣 最近ひんぴんとして税務官吏の汚職事件が起りますのは、私どもとしてまことに遺憾千万に存じておる次第でございます。数多い中でございますので、しかもまた税金が急激に重くなりますと、從來もこういう事例を見ておつたのであります。今後におきましては機構を改組いたしまして、事前に汚職官吏の出ないように防止すると同時に、思わしくないものにつきましては、行政整理の機会にやめていただくような方法をとりたいと考えております。
【次の発言】 徴税方法の不備の点もその原因の一つであることは認めております。從いまして、今後の租税賦課徴收につきましては、ただいまシヤウプ調査團も來ておりますので、大藏省といた……

第5回国会 内閣委員会 第26号(1949/05/20、24期、民主自由党)【政府役職】

○池田國務大臣 ただいま議題となりました大藏省設置法の施行等に伴う法令の整理に関する法律案の一部修正案につきまして、その提出の理由を御説明申し上げます。  本案はさきに大藏省設置法案の一部修正案につきまして御説明申し上げました通り、今回徴税機構を独立せしめて國税廳及び國税局とし、他の地方財務行政機関を財務部と改めるのに伴いまして、関係法令中主としてこれらの名称の変更を要するものがありますので、本院において御審議を願つております大藏省設置法の施行等に伴う法令の整理に関する法律案の一部を修正する必要が生じた次第でございます。何とぞ御審議の上、すみやかに御賛成あらんことを希望いたします。

第5回国会 農林委員会 第27号(1949/05/20、24期、民主自由党)【政府役職】

○池田國務大臣 大藏省の一官吏が、議会無視とかあるいは院議を尊重しないような態度をとつたり、口吻をいたしましたことは、お話の通り言語道断でございまして、私として衷心より遺憾に存じておる次第でございます。速記録を見た上、また本人からその当時のことを聞き、そしてまたただいま委員長のお話を頭に入れまして、十分戒飭せしめ、今後かかる言動のないことをここにお誓い申し上げます。  なお畜産奬励金につきましては、ただいまも相当の金額を計上いたしておりますが、將來の馬匹改良とか、馬匹のみならず、牛とか豚とかあるいは鶏等畜産につきまして、これが改良発達をはかることは、産業の面から申しましても、また食糧関係から申……

第5回国会 農林委員会 第34号(1949/05/28、24期、民主自由党)【政府役職】

○池田國務大臣 超過供出に対しまする課税につきましては、本國会におきましても、予算委員会あるいは大藏委員会等で問題になつたのであります。その際私の答弁といたしましては、所得のあるところには必ず所得税を納めていただかなければなりません。従来のような任意的の超過供出の場合におきましては、源泉課税の特例を設けるよりも、超過供出につきましては、特に経費を多額に要しまする関係上、利益計算におきまして適当な措置を講じておりまするから、それでおがまん願いたいと答弁をいたしておつた次第であります。しかし今回食確法の一部改正が提案せられまして、農家は從來のごとく任意でなしに、地方長官の命令によりまして、強制的に……

第5回国会 農林委員会 第36号(1949/05/31、24期、民主自由党)【政府役職】

○池田國務大臣 食確法の改正と農地改良に対する、予算案等は私は直接の関係はないと考えております。農地改良費につきましては、從來予算面で相当認められておつたのでありますが、御承知の通り、今回の絶対的均衡予算という立場から、今年度は一般の農地改良費用は認められなかつた状況であるのであります。
【次の発言】 食糧需給体制の確立につきましては十分努力いたしておるのであります。從いまして歳入予算の許す限りにおいてできるだけのお金をそちらの方に振向けたのであります。しかして予算の結果、五百億円しか公共事業にまわりませんような関係上、まず重点的に最も急を要する災害復旧に充てた次第であります。しかして今後にお……

第5回国会 予算委員会 第2号(1949/03/28、24期、民主自由党)【政府役職】

○池田國務大臣 きようまでもなく昭和二十四年度の予算案につきまして、経過を御報告申し上げる筋合いでございますが、たまたま機会がなかつたので、延引いたしました段をお許し願いたいと思います。実はたいへん遅れまして申訳ございませんと同時に、きよう二時からミスター・ドツジと会う約束をいたしております。従いまして短時間で恐縮でございまするが、あらましの点をお話申し上げます。  組閣後早々二十四年度の一般会計の歳入歳出並びに各特別会計の予算案を作成いたしまして、一般会計は二月二十三日、特別会計は同二十七日までに関係方面に提出いたしました。先方におきましては、日夜審議をいたされまして、すなわち経済安定九原則……

第5回国会 予算委員会 第3号(1949/03/30、24期、民主自由党)【政府役職】

○池田國務大臣 昭和二十四年度一般会計及び特別会計の暫定予算につきまして御説明申し上げます。  昭和二十四年度の年間を通ずる予算の編成につきましては、連合國軍総司令部当局とも緊密な連絡をとりつつ、すでにその大綱は策定を了したのてありますが、予算案の印刷その他の事務になお数日を必要といたしますので、本年度内に御審議を願う運びに取進めますることは、目下のところ困難と認められますので、財政法第三十條の規定によりまして、差当り昭和二十四年四月半ばころまでにかかる歳入及び歳出の計画につきまして、暫定予算を編成し、國会の御審議をお願いいたすことといたしました次第であります。  この暫定予算は、当面國務の運……

第5回国会 予算委員会 第4号(1949/03/31、24期、民主自由党)【政府役職】

○池田國務大臣 これが最後の追加予算でございます。
【次の発言】 お答え申し上げます。租税收入におきましては、ただいま年度中でございまして、正確なところは申し上げかねまするが、三月十日までで大体八五%收入がございました。三月二十日現在で九三パーセントくらい、全体のところでそういう收入状況に相なつております。大体順調な経過をたどつております。專賣益金につきましては、お話の通り昨年秋ごろは、相当な赤字が出るのではないかというような予想でございましたが、最近の状況では盛り返しまして、心配する程度ではない、全体の歳入を通じまして、私はある程度剰余金が出る見込みでおります。

第5回国会 予算委員会 第5号(1949/04/05、24期、民主自由党)【政府役職】

○池田國務大臣 お答え申し上げます。地方配付税法の改正につきましては、今朝閣議で審議をいたしております。できれば今日中に提案いたしたいと思います。なお三宅委員のお話でございますが、從來は統制改正案はおおむね予算案よりあとに出ております。これは私の経験をもつてしすれば、過去二十年來、予算案よりも、その根幹をなす税制改正案が先に出た場合はほとんどございません。今回の予算におきましても、酒造税法あるいは物品税法の改正並びにガソリン税法の新設等の税制改正案があとから出て光來るのでございます。從いまして、先般の財政法の改正につきまして、強い御意見がございましたが、過去十数年來の沿革から申しましても、私は……

第5回国会 予算委員会 第6号(1949/04/07、24期、民主自由党)【政府役職】

○池田國務大臣 昭和二十四年度予算の大綱につきましては、過日本会議において説明いたしましたが、予算委員会の御審議をお願いいたすにつきまして、あらためて説明申し上げます。  昭和二十四年度本予算の編成は、各般の事情により遅延いたしましたため、先般四月半ばごろまでにかかる暫定予算を提出いたしまして、御審議を煩わしたのでありまするが、その間鋭意本予算の編成に努力し、去る四日関係方面の手続を完了いたしまして、國会に提出する運びと相なつた次第であります。本予算編成の方針につきましては、過日の本会議において御説明申し上げましたので、予算の内容について申し上げます。  まず一般会計について申し上げます。一般……

第5回国会 予算委員会 第7号(1949/04/08、24期、民主自由党)【政府役職】

○池田國務大臣 お答え申し上げます。石炭の四千二百万トンにつきましては、関係方面からも強い要請がございまして、その計画でやつております。三月も大体三百五十万トン余り掘れておる状態でございます。ぜひとも四千二百万トンは確保する建前で進んで行つております。しかして一般産業につきましても、御承知の通り、輸出につきましては、為替レートの設定が、どれだけであるかわかりませんが、輸出産業につきましては、相当痛手をこうむる会社もございましよう。しかしまた非常によくなる会社もありまして、ことに輸出につきましては、できるだけの努力をいたしたいと思いますので、一般生産方面について、そう悲観する状態ではないと考えて……

第5回国会 予算委員会 第8号(1949/04/09、24期、民主自由党)【政府役職】

○池田國務大臣 さよう心得ております。
【次の発言】 ただいまのところ、この予算が最もよく、これでやつて行きます。しかし歳出につきまして十分考慮を加えて、できるだけ早い機会に所得税の軽減をやりたいと考えております。
【次の発言】 シヨープ・ミツシヨンは七人で構成されております。二人はもうきのうぐらいにこちらにお着きになつたと思います。シヨープ博士は五月の上旬と聞いておりますが、われわれは一月以來、大藏省で税制審議会を設け、また最近内閣に税制審議会を設置いたしまして、協議事項を準備いたしておりますから、シヨープ・ミツシヨンが來られたら、ただちに中央、地方を通じた全般の税制について檢討を加えて、で……

第5回国会 予算委員会 第9号(1949/04/12、24期、民主自由党)【政府役職】

○池田國務大臣 先般御要求になりました資金計画につきましては、きよう多分午後安定本部長官からお出しになると思います。なおまた私に対するアメリカの西ヨーロッパ諸國に対する援助資金の使い方もきよう出ると思つております。
【次の発言】 お答え申し上げます。御質問まことにごもつともでありまして、私もその点で苦労いたしておる状態であります。まず徴税機構につきましては、行政整理をいたしておるときでありますが、徴税の重要性にかんがみまして、相当の経費をこれに充てて万全を期したいと思います。具体的の問題といたしましては、まず税務官吏の素質向上に努めますとともに、非違のある者、やり方が惡い者につきましては、これ……

第5回国会 予算委員会 第10号(1949/04/13、24期、民主自由党)【政府役職】

○池田國務大臣 お答え申し上げます。もともとこの金はアメリカの納税者の負担においてできたのであります。しかしてその使用につきましては、政府が責任を負つて施行いたすのでありまするが、一応占領治下でありますので、向うの最高司令官と相談することもやむを得ないという考えのもとに規定いたした次第でございます。
【次の発言】 この資金は、先ほど申し上げましたように、特殊の資金でございますので、私はこの特別会計法に入れるのもやむを得ないと考えております。
【次の発言】 いろいろ考えてみましたけれども、この方がいいということに考えたのであります。
【次の発言】 他の予算案と同様に國会に審議権がございます。

第5回国会 予算委員会 第11号(1949/04/14、24期、民主自由党)【政府役職】

○池田國務大臣 農業所得につきまして、その地方の組合の方、あるいは精通者におきまして十分調査して課税してもらうようにいたしておるのであります。今農業所得にだけ審議機関を設けるということは考えておりません。審議機関を設けるとすれば、農業並びにその他の産業につきましても同様に取扱いまして、いかなる審議機関を設けるかにつきましては今研究中でございます。  第二の問題につきましては、政府委員より答弁いたさせます。
【次の発言】 御質問の内容がはつきりいたしませんが、多分收穫主義でなく、賣却主義によるべきではないか、こういう御質問だと想像いたします、かかる場合におきまして、收穫のときの所得にしないという……

第5回国会 予算委員会 第12号(1949/04/16、24期、民主自由党)【政府役職】

○池田國務大臣 お答えいたします。委員長のお話の通り、わが民主自由党内閣は、日本の経済安定復興を第一の主義といたしておるのであります。しかしてその他の公約は漸を追うて実行に移す考えでおるのであります。公開の廃止とか、統制をできるだけ撤廃するとか、あるいは行政整理にいたしましても、國民の輿論に沿いまして、着着実行に移しつつあるのでございます。
【次の発言】 お説の通り、今回はできるだけ歳入を増加いたしまして、歳出につきましてはある程度のゆとりがあると考えておるのであります。従いまして予算の実行におきましては厘毛も冗費を使うことなく、その実行に万全を期したいと思つておるのであります。御承知の通り、……

第5回国会 予算委員会 第13号(1949/04/26、24期、民主自由党)【政府役職】

○池田國務大臣 先日より対米爲替一ドル三百六十円ときまつたのでございます。予算をつくります場合につきましては、一應三百三十円を想定いたしてつくつたのでございますが、私としては当時よりある程度これが上ることを希望し、またこれを予想しておつたのであります。しこうして三百三十円で一應想定し計算はいたしておりますが、これが三百六十円になつたときにはすぐ予算の施行に困るかという問題が起つて來るのであります。しかし私は先ほど申し上げましたように、ある程度上つても補正予算をただちに出す必要はないという考えでおるのであります。  もちろん第一に問題になりますのは、輸入補給金の八百三十三億がどれだけふえるかとい……


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第6回国会(1949/10/25〜1949/12/03)

第6回国会 大蔵委員会 第11号(1949/11/17、24期、民主自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 ただいま議題となりました所得税法の臨時特例等に関する法律案外二法律案につきまして、提案の理由を説明いたします。  政府は、昭和二十五年を期して、さきに公表を見ましたシヤウプ税制使節団の勧告の基本原則を尊重し、さらに、これに適当と認められる調整を加えて現下のわが国財政経済の実情に即応した国税及び地方税を通ずる税制の全面的改正を行い、国民の租税負担の軽減合理化をはかる考えであります。この全面的な税制改正案につきましては、目下愼重に検討中でありますが、今回の補正予算の編成に際しましては、右の税制改正の一環として、国民租税負担の軽減及び適正化に資するため、さしあたり、給与所得に対する所……

第6回国会 大蔵委員会 第13号(1949/11/19、24期、民主自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 なぜ農業、中小商工業者の減税と勤労階級の減税を並行してやらなかつたかという御質問でございますが、並行してやるのであります。来年の一月一日から、すなわち昭和二十五年分からやつておるのであります。予算的には会計年度は四月から三月まででございますから、勤労階級の減税は昭和二十四年度の補正予算で出て参りましたが、所得税法から申しますと、二十五年分からやる計画で今行つておるのであります。もしシヤウプ勧告のように二十四年分から農業所得や中小商工業所得をまけるのならば、あなたの見解をもつてすれば、勤労所得者もなぜこの十一月からまけないか、こういうことになるのであります。シヤウプの勧告には、事……

第6回国会 大蔵委員会 第20号(1949/11/28、24期、民主自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 復興金融金庫の貸付金の回收につきましては、個々の貸付條件に従いまして回收をはかつております。復興金融金庫からの貸出金につきましての手続は御承知の通りでございます。もしそこに非違があるとすれば、これは糾彈しなければならぬことは当然であります。なお復金の回收問題につきまして、少し手をゆるめろとかいうような議論がありますが、これは金融界の状況並びに貸付條件その他を勘案して適当にやつて行く考えであります。
【次の発言】 この回收不能見込額につきましては、これは経済界の状況によつてよほど違うのであります。従いましてわれわれは回收不能のないように、また起りましてもできるだけそれを少くするよ……

第6回国会 大蔵委員会 第25号(1949/12/03、24期、民主自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 お答え申し上げます。最近証券事情は相当低落のかつこうで、みなから心配されているのは事実であります。これが原因を考えますと、株もたれが大きい一つの原因だと思うのであります。御承知の通りに今年度におきましては、復興金融金庫の長期資金貸出しがなかつたので、各会社は自己資本の調達に努力いたしました。従いまして四月から九月までにおきまする増資は四百数十億円に上つている、しかもまた最近におきまして企業再建整備の認許可の場合におきまして、増資を条件にされておりまする関係上、将来相当の株が出て来るということを期待いたしまして、相当の株もたれがあるのであります。従いましてまず第一にその株もたれの……

第6回国会 地方行政委員会 第12号(1949/11/28、24期、民主自由党)【政府役職】

○池田國務大臣 就任以来中央、地方を通じまする財政の確立をいたすべく努力いたして参つたのであ事ります。大体国の財政につきましては、その見通しもついて参つたのでありますが、地方までも非常に健全なるものにするべく、まだ十分なる施策を行つておらないのであります。従いまして、シャウプ勧告案にもありますあの線にのつとりまして、地方財政の確立事をはかりたいと考えております。何分にも国の方では国債路費その傭いわゆる赤字財政はしないのでありますが、地方の方は御承知の通り、地方債を初めから二百三十三億予定いたしておりますし、お話のような災害等の関係がありますので、今年度においてなお七十七億の地方債を発行すること……

第6回国会 農林委員会 第13号(1949/11/28、24期、民主自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 農民の方々の負担軽減につきましては、来る国会におきまして、減税案を提案すべくただいま準備をいたしておるところであります。
【次の発言】 今日の補正予算については、補正を最少限度にとどめまして、本格的の減税その他についての財政政策は、来年度の予算に十分織り込むことにしておるのであります。次の価格調整費を減らすことによつて、米価に影響があります場合は、もちろん米価はかえるのであります。昭和二十五年度においては、大体米価の消費者価格はかえない方針であります。
【次の発言】 昭和二十五年に生産される生産者価格については、ただいまのところパリテイー計算で行く方針であります。その関係上、ど……

第6回国会 法務委員会 第10号(1949/11/24、24期、民主自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 裁判所の経費につきましては、国家の他の機関の経費とは別扱いにいたしましてやつておりますことは、御承知の通りでございます。御質問の判事、判事補の対しまする給與の改善につきましては、今回の予算には判事補の方は増額をいたしておりますが、経費の関係その他で判事の方はすえ置きになつておることは、御承知の通りであります。裁判所の性質にかんがみまして、今後できるだけ早い機会に、判事の方々に対しまする俸給につきましても考慮いたしたいと考えております。
【次の発言】 二十五年度の予算案につきましては、ただいま関係方面と折衝いたしまして、ほとんどまとまりがつきかけております。従いまして二十五年度当……

第6回国会 予算委員会 第2号(1949/11/16、24期、民主自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 昭和二十四年度補正予算の大綱につきましては、昨日の本会議におきまして説明いたしましたが、予算委員会の御審議をお願いいたすにつきまして、あらためて御説明申し上げます。  政府は今回、シヤウプ勧告の趣旨にのつとりまして、国民負担の一部の軽減を本年度内において実現いたしますとともに、本年度予算成立後の諸種の事情に基きまして、公共事業費、失業事対策費、地方配付税配付金の増額、その他必要やむを得ない使途にあてるために、所要の予算措置を講ずることといたしまして、一般会計、特別会計及び政府関係機関の予算を補正することといたしました。その財源に充当いたしましたおもなものは、かねて懸案となつてお……

第6回国会 予算委員会 第3号(1949/11/17、24期、民主自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 上林山委員の御質問にお答えいたします。御説の通りに今回の予算は復興予算であることは本会議で申し上げた通りであります。具体的に申しますと、去る第五国会におきましてはインフレーシヨンを収束せしめるために、あらゆる手段をとつたのでありますが、その後のわが国の経済情勢は、われわれの予期いたしましたごとく、大体インフレーシヨンは安定のきざしが十分見えるようになつたのであります。まだ安心はできませんが、大体インフレーシヨンは収束し得ると考えてよい段階に相なつたのであります。従いまして、政府といたしましてはこの安定の上に、これからいよいよ復興に入りたいという念願のもとに、補正予算並びに来年度……

第6回国会 予算委員会 第4号(1949/11/18、24期、民主自由党)【政府役職】

○池田國務大臣 地方税制度がシャウプ勧告案によりましてかわつて参るのでございます。従いましてお話のように戰災都市と非戰災都市では、従来にも増して非常な不権衡が起つて来ると予想しなければなりません。従いまして財政平衡資金をうまく活用いたしまして、厚簿のないようにして行かなければならぬことは当然だと考えております。
【次の発言】 租税に関しまする不平の起ります原因は、かなり税が重いこともその理由でありますが、他に税務行政がうまく行つてない、すなわち税務官吏の中に不心得者が、ある程度あつたということも原因でありますので、私といたしましては常に税務官吏の素質の向上に意を用いて来たのでありますが、いまだ……

第6回国会 予算委員会 第5号(1949/11/19、24期、民主自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 先般の国会で御賛成を得まして、発足いたしました日本銀行の政策委員会は、その後活発に活動をいたしております。マーケツト・オペレーシヨンでどれだけの国債を買つているか、今数字を私は持つておりません。しかしいずれにいたしましても、金融の緩慢梗塞をできるだけ緩和いたしますために、相当のマーケツト・オペレーシヨンをやつていることは確かであります。またマーケツト・オペレーシヨンをやるにいたしましても、資金の種類によしましていろいろな方法があるものであります。たとえば株式の方につきかしては生命保険会社などを使い、あるいは中小の商業資金につきましては無盡会社あるいは信用組合を使いますとか、いろ……

第6回国会 予算委員会 第7号(1949/11/22、24期、民主自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 昭和二十四年度の当初予算につきまして、いろいろな批判があつたというお話でございますが、それは長い間のインフレーシヨンを急速に收束せしめ、わが国の経済の基盤をつくり上げる場合におきましては、かなりの摩擦はあるのであります。それで私は、いろいろな公約がありますけれども、まず第一にわが国の経済をほんとうの姿にし、自立経済に持つて行くのが、公約を実行する前提要件だという考えのもとに、あの二十四年度の当初予算を組んだのであります。そこで私が、大体所期通りの成果を收めつつあると言つたのは、この四月にわれわれの公約を実行し得なかつたのを、半年足らずのうちに、ほとんど財政経済に関するわれわれの……

第6回国会 予算委員会 第8号(1949/11/23、24期、民主自由党)【政府役職】

○池田國務大臣 ただいま関係方面と話をいたしております。いずれ近いうちに提案できると考えております。
【次の発言】 法案を向うまで持つて行つておりまして、日夜折衝を重ねておるのであります。
【次の発言】 一両日中に出す予定であつたのでありますが、内容につきまして関係方面との審議が重ねられておるので遅れたのであります。
【次の発言】 お答え申し上げます。お話の通りに農村その他に潜在失業者的のものがあることは私も認めております。これはインフレを收束して、自立経済に入るときの一つの現象であるのであります。従いまして私が財政演説で述べた通り、インフレの收束の見通しはついておる。これから復興をやり、経済……

第6回国会 予算委員会 第9号(1949/11/24、24期、民主自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 お答え申し上げます。国民の生活は必ずしもゆたかになつていないというお話でございますが、これは敗戰の結果であり、しかしてまた敗戰後三年余りの間、インフレ政策によりまして、そうして目に見えない、何と申しますか、経済的にはよくない波に乗つておつたのを、今回自立経済を立て、そうして国民の経済のやり直しをしようと強力な手段をとつた結果といたしまして、一部の者にある程度の困難さを増して来たことは、これは認めざるを得ません。しかし全体といたしましては、私は徐々によくなりつつあると考えるのであります。これは大いに伸びんとする場合に、ある程度の屈する方法でありまして、全体としては非常によくなつて……

第6回国会 予算委員会 第10号(1949/11/25、24期、民主自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 ドツジ・ラインということを言つておりますが、これは吉田内閣の財政経済政策でございます。たびたび申し上げておりますように数年にわたります、あるいは長くは十数年にわたりますインフレーションを、できるだけ早い機会に收束せしめ、自立経済また国際経済市場を通じての自立経済に持つて行くのが、われわれの政策であるのであります。
【次の発言】 通貨安定、物価安定、そうしてまた経済の復興にあるのであります。
【次の発言】 通貨の安定は、やはりその裏には通貨価値の維持というものがあるのであります。従いましてその経済事情に応じまして、適正な通貨であることが望ましいのであります。それには経済事情の変化……

第6回国会 予算委員会 第11号(1949/11/26、24期、民主自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 幾らかの金が過年度支出として出たか、また薪炭需給調節特別会計の不用額その他が幾らあつたか存じませんが、予算の範囲内におきまして、また不用額の範囲内におきまして、過年度支出は財政法上の予算措置としてできる問題であります。ただ予算を超えました場合におきましてはよくないと考えます。
【次の発言】 財政法上はただいま私がお答えいたしました通りであります。
【次の発言】 生産業者には小委員長の報告通り速やかに支拂いを開始いたしました。薪炭会計の処置につきましては、ただいまのところ政府の考えている措置が一番適当と思つております。


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第7回国会(1949/12/04〜1950/05/02)

第7回国会 外務委員会 第11号(1950/03/22、24期、自由党)【政府役職】

○池田國務大臣 昭和二十五年度の予算におきましては、関税は大体十五億円ほど見込んであります。どういう品目かという御質問でありますが、いろいろなものがございます。石油なども相当ありましようし、こまかい点は説明員が参つておりますから、説明員から答弁いたさせます。
【次の発言】 他の委員会におきましても、食糧の永久無税の問題について、たびたび御質問があつたのでございますが、私といたしましては、日本の将来の農業の状況から考えまして、永久無税というようなことは考えておりません。ただ御承知の通りに国内の食糧が非常に安くて、外国のものが参りますときには、輸入補給金を出すというような状態でございますので、ここ……

第7回国会 外務委員会 第12号(1950/03/24、24期、自由党)【政府役職】

○池田國務大臣 先般お答え申し上げました通りに、国会の承認を経まして効力が発生いたすのでありますが、こういう問題につきましては、外務省と同じ意見を私は持つているのであります。
【次の発言】 国際会議に政府の代表を出すか出さぬかは、政府限りで決定するところであるのであります。これには国会の承認を必要としないのであります。あのときに国会の承認を得るのが至当ではないかというお考えのようでありますか、私は必ずしもそうしなくてもいい、外務省の見解と同様に考えているのであります。
【次の発言】 先ほど申し上げた通りであります。しかもこの問題は外交に関係するものでございますから、外務省の方より御答弁していた……

第7回国会 人事委員会 第6号(1949/12/20、24期、民主自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 公務員の給與につきましては、お話の通り人事院より引上げの勧告が出ておるのであります。しかし政府といたしましても、ただいまのところ給與ベースを引上げる考えは持つておりません。ただいまのところというと、将来はどうかという問題でありますが、少くとも二十五年度の予算につきましては、引上げない予算を提案する考えでおるのであります。
【次の発言】 その通りでございます。
【次の発言】 今回の臨時年末手当は、多分に賞與の意味を含めておるのであります。来年度の予算編成にあたりましては現在の賃金ベースを堅持して行く考えでおるのであります。理由につきましてはいろいろございますが、昨年の十二月に六千……

第7回国会 水産委員会 第29号(1950/04/10、24期、自由党)【政府役職】

○池田國務大臣 水産金融に対しましては、中小企業のわく内で処理するものもございましようし、またそれ以外の大企業としてやるのもあると思います。わが国産業の復興につきましては、とにかくあらゆる面から、あらゆる方法でやつて行かなければならぬものであろうと考えているのであります。従来水産金融に対しましては、農林中金あるいは勧業銀行などが、直接その衝に当つておつたのであります。戰後金融機構の変革ということによりまして、長期金融、ことに水産金融等につきましては、非常に意に満たぬものが多かつたのであります。私はこの点にかんがみまして、従来水産金融をやつておつた勧銀とか農林中金を強化いたしまして、十分に円滑な……

第7回国会 大蔵委員会 第1号(1949/12/15、24期、民主自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 一般会計より薪炭需給調節特別会計への繰入れは、お話のように五十四億七千万円でございます。これの使い方につきましては、これは会計の運用上いかようにもできるのであります。生産者に対しまして早急に支払わなければならぬ金もありますから、そちらの方に払います余裕があれば、期限の来る薪炭証券の償還にも充てる。しこうして代金の回収に極力力を注ぎまして、そうしてあれやこれやで本年度心まかなつて行こう、こういうのであります。何も五十四億七千万円は薪炭証券にただちに支払わなければならぬということはないのであります。期限のあるものでございますから、その間生産者並びに販売業者との間の調節をはかつて行く……

第7回国会 大蔵委員会 第19号(1950/02/24、24期、民主自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 所得税の一部を改正する法律案外五法律案の提案理由の説明をいたします。  政府は昭和二十五年を期して国税、地方税を通ずる税制の根本的改正を断行することといたしたのであります。すなわち、さきに公表を見たシヤウプ税制使節団の勧告は、御承知の通り税制全般にわたる画期的改正を提案いたしておるのでありまして、政府といたしましては、おおむねシヤウプ勧告の基本原則に即応し、さらにわが国現下の財政経済諸事情に適合するよう、これに適切と認められる調整を加えて、現行税制の全般にわたり改正を行わんとするものであります。しかしてさきに第六国会を通過して、本年一月から実施を見た所得税の暫定的軽減、取引高税……

第7回国会 大蔵委員会 第20号(1950/02/25、24期、民主自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 課税の適正公平が最も望ましいのであります。不公正なものは三箇月、六箇月をまたずに、ただちに直すべきだと考えております。従来この点についてわれわれも特に注意を向けておるのでありますが、何分にも今の状態では、手不足とか、素質が十分でないために、皆さんに迷惑をかけている場合も多かろうと思うのであります。しかしできるだけそういうことのないように努力いたしております。幸いに問題になつておりました異議受付機関も今度の税制改正で設けられましたので、今後はよほど改められることと考えております。
【次の発言】 できるだけ民間の常識のある方々に入つていただきたいと考えておるのであります。従いまして……

第7回国会 大蔵委員会 第21号(1950/02/27、24期、民主自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 基礎控除は従来一方五千円であつたのを、今回二万五千円に改めたのであります。基礎控除をきめる観念として、生活費と見合いにするという考え方も従来一部にはあつたのでありますが、私はそういうことよりも、全体の税收入ということを考えて基礎控除をきめておるのであります。しこうしてシャウプ博士の二万四千円ではやはり負担が少し減りにくい。財政状況その他から勘案して二万五千円にしても収入は確保できるとう考えのもとに二万五千円にいたしました。私としては今後財政の状況によりまして、基礎控除はふやして行きたいという考えを持つております。
【次の発言】 負担の公平は税制の要諦でありまして、そのときそれの……

第7回国会 大蔵委員会 第23号(1950/03/01、24期、自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 官吏につきましてあやまりのあつたときには、これに対して懲戒その他の方法があるのでありまするが、課税について低かつた場合はなかなかわかりにくうございます。税法できめたよりも高くむりな決定をいたした場合には、これに対しまして救済手段があるのであります。内面指導といたしましてむりな課税のないようにはいたしておるのでありまするが、その人が常にむりな課税をするというふうなきらいがございましたならば、やはり適当な措置をとりたいと考えておりますが、これに対して刑法上とかあるいはその他の重い責任を負わすことは、なかなか今の状態では困難ではないかと考えております。

第7回国会 大蔵委員会 第27号(1950/03/07、24期、自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 まことにごもつともでございまして、われわれとしては、今の状態から申しまして、やむを得ないのでありますが、やはり税金が高過ぎるという気持を持つております、高過ぎる税金をできるだけ納めやすいような租税制度を立てなければならぬと思います。従いまして、全体的にはます租税の簡素化をはかりまして、大した税金でないものは、できるだけはずして行つてしまつて、税目を少くするという方向に進んでおるのであります。地方税の方におきましては、地方自治強化の関係から、ああいうふうに全面的に改正を加えたのであります。私は租税制度としては、このままで大対いいのではないか。今後の問題は、各税にわたりましてできる……

第7回国会 大蔵委員会 第29号(1950/03/09、24期、自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 日本の産業界におきまする中小企業の地位の重大性にかんがみまして、従来よりこれが振興策を考えておつたのであります。まず問題は、金融の問題あるいは中小企業者の税の問題であるのであります。税の方は幸いに今年から中小企業者に対しましても、相当の減税をなすことにいたしまして、ただいま御審議を願つておるのであります。前年の実績によりまする今年度の税が、一―三月にある程度かたまつて参りますので、これが金融対策につきましては、川島君御承知の通りに先般来いろいろな手を盡しておるのであります。しかし何分にもインフレからデイスインフレヘの切りかわりますときのしわは、勤労階級にも農民の方々にも、またそ……

第7回国会 大蔵委員会 第35号(1950/03/17、24期、自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 お答え申し上げますが、私は産業復興のためにできるだけ貸出し金利は低い方が望ましいので、金融政策といたしましても低めるように努力して参つたのであります。しかし何分にもただいまのところ資金コストがかなり高いのでございまして、急激な引下げは困難な事情にあるのでありますが、徐々に下つて来ると考えておるような次第であります。  なおお話しの見返り資金から銀行に出ます金利は、七分五厘ときまつたわけでは、ございません。一般金利が下つて来れば、これも相当下つて参りましようし、また見返り資金から出ます出資は特別のものでありますので、私は従来の七分五厘に何も基準を置く必要はないと思つております。し……

第7回国会 大蔵委員会 第56号(1950/04/21、24期、自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 この問題は私もたびたび陳情を受けましたし、また最も切実な海軍関係の方々は、知巳の人も多いので前から考えておつた問題であります。御承知の通りに陸海軍の分は法的根拠がなくなりまして、また外地の方も実際問題としてこれを行うのに非常な困難な問題があるのであります。しかし政治的には相当考慮すべき問題であると考えまして、先般来研究を続けておつたのでありまするが、二十五年度の予算的措置をとるまでには至つていなかつたことは遺憾であるのであります。けれどもお話の通りな問題でありますので、今後十分検討を加えまして、お困りの皆様方にできるだけのことをいたしたいと考えておる次第であります。

第7回国会 地方行政委員会 第18号(1950/04/07、24期、自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 御質問の第一点は、附加価値税につきまして、これは取引高税と性質を同じうするものである。もしかくしたならば、取引高税の委譲ではないか、こういうことであつたと思います。この附加価値税というのは、御承知の通りに世界ではまだやつたことのない税金であるのであります。シヤウプ博士と私は、これは流通税なりやいなや、外形標準の物税なりやいなやというので議論いたしました。そのときにシヤウプ博士は、なぜ君、そんなことを言うのだ、こういう話なんです。そこで外形標準の物税、すなわち昔の営業税的なものであれば、所得税から控除しなければいかぬ。こういう問題になりまして、それでシヤウプ博士は、しばらく待つて……

第7回国会 通商産業委員会 第11号(1950/02/21、24期、民主自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 今般はからずも通商産業大臣を兼務することになりました。わが国の自立経済態勢を早急に確立いたしますために、通商産業業務の重要なることは言をまたないところであります。大蔵大臣の重職を持ち、通産大臣を兼ねるということは、不肖私にはかなり重荷であるのでありますが、心身を国務に捧げることは、私の政治界に入りました念願でありますので、力の及ぶ限り国のために働いて行きたいと思います。この機会に通商産業委員各位に対しまして、今後絶大なる支援をお願いいたしたいと考えておる次第であります。  何と申しましても、わが国の経済再建には、御承知の通りに、輸出の振興が必須の要件であるのであります。私はこれ……

第7回国会 通商産業委員会 第12号(1950/02/23、24期、民主自由党)【政府役職】

○池田國務大臣 お話しの通りに昨年以来発電、配電を一緒にいたしまして、日発の分割案を考えておるのであります。最近ようやく政府の成案を得ましたので、関係方面に提出いたしたような次第であります。しかして分割後の料金をいかにするか。また分割後新たに設備すべき水力、火力の問題がますます地域の料金差に拍車をかけるが、これが対策いかんという御質問であると思うのでありますが、分割後の料金につきましては、地域差をなるべく緩和するように適当な措置を講じたいと考えておるのであります。しかして第二の、将来の発電計画をどうするかという問題は、これは水力と火力を考えながらやつて行かねばなりませんが、しかも火力におきまし……

第7回国会 通商産業委員会 第13号(1950/02/24、24期、民主自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 電気事業の特性につきまして、有田君の御意見まことにごもつともな点が多々あるのでありますが、私といたしましては発送、配電を一元化しまして、そこに責任体制を確立も、有効にやつて行くのがいいと考えるのであります。しかもまた規模の状態におきましても、やはりその地域地域によりまして、いろいろな事情もありますので、適正経営規模の形で行くのがいいと思つておるのであります。日本発送電をわける場合に今まで七分割案あるいは九分割案あるいは十分割案など、いろいろ案があるのでありますが、私は体制といたしまして、適正経営規模の上に発送、配電を一元化することが、電気事業の将来において最もいい方法だと考えて……

第7回国会 通商産業委員会 第15号(1950/03/03、24期、自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 先般当委員会におきまして、今澄委員の御質問中、閣議があるからというので、時間を非常に縮めていただいたことは事実であります。あのとき閣議が始まりまして、早く来てくれということを、二、三回祕書官を通じて来たのであります。従つて閣議がまだ継続中であると思つて出て行きましたところ、閣議がただいま済んだということになつたのであります。従つてこちらへ帰つて来ようかと思いましたが、二、三日前から中国五県の陳情がある、そこで出てくれ、出ましよう、という約束をいたしておつたために、閣議がないということを聞きましたので、実はその方に出て行つた次第であります。決してうそを言つて出たわけではない、こう……

第7回国会 通商産業委員会 第16号(1950/03/06、24期、自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 日本の産業組織内におきます中小企業の重要性は申すまでもないのであります。従つて産業の発達をはかりますためには、中小企業に十分なる力を入れなければならぬことは当然であるのであります。しかして政府は昨年の夏以来中小企業復興のために、いろいろな手を盡して来たのであります。一々申し上げなくてもおわかりと思うのでありますが、問屋企業に対します融資の條件をよくするとか、あるいは銀行家に対しまして、機会あるごとに中小企業育成のために金融の疏通をはかるよう指示して参つております。また昨年暮れ預金部資金の運用につきましても、関係方面の許可を得て百億出したのでありますが、やはりこの結果から見ますと……

第7回国会 通商産業委員会 第17号(1950/03/11、24期、自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 政府は、さきに第六回臨時国会に提出いたしました輸出信用保険法案につきまして、先国会終了後さらに鋭意慎重な検討を進めて参つたのでありますが、今回ようやくその成案を得るに至りましたので、ここに新たな構想に基く輸出信用保険法案を提出して、御審議を仰ぐ次第であります。  申すまでもなく、元来海外との取引は、国際情勢の変動等に伴う経済上及び政治上の諸制約を受けるものでありまして、国内取引とは比較にならぬ大きな危険を伴いまするため、輸出業者は取引上の不安にさらされつつ、輸出契約の締結あるいは輸出品の生産集荷等にあたり、金融機関の輸出業者に対する資金の融通等もきわめて消極的となるの余儀なきに……

第7回国会 通商産業委員会 第19号(1950/03/15、24期、自由党)【政府役職】

○池田國務大臣 他の政府委員から申し上げましたように、何分にも産業復興のために石油の必要なことは申すまでもないことでございます。しかもまた、わが国は消費量の一割程度しか産出していない状況でありますので、この石油の増産に資しますために、関税政策を使つて行き、そうしてまた輸入したものは国内産のものとプールいたしまして、国内産業の保護、配給の円滑を期して行きたいと考えておるのであります。
【次の発言】 プールいたします。それから公団がいつまでもあるわけはないのでございまして、公団がなくなりました場合におきましては、関税政策と国内生産増強に対しましてのいろいろな措置がございますが、そういうものをあわせ……

第7回国会 通商産業委員会 第23号(1950/03/23、24期、自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 金融機関の特性にかんがみまして、実はただいまの法律が認可制度に相なつておると思うのであります。従いまして、お話の通りに、認可の申請を出しましても、非常に遅れている場合が多いことを、当委員会において承つたので、私は別に大蔵大臣として、早急に認可するように、実は督励いたしておる次第であります。私はただいまのところ、今の法制でわれわれの方が努力して、どしどし認可するようになれば、まかなつて行けるのではないかと考えておる次第でございます。いま少しく実績をごらんくださいまして、どうしてもあまり認可の條件がぶつかつたり何かするので、実情に沿わぬというようなことがございましたならば、そのとき……

第7回国会 予算委員会 第3号(1950/01/30、24期、民主自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 経済の安定か不安定かの問題でございますが、小峯君のお話の通りでありまして、これが絶対の安定ではない、安定化した意味である。これは比較論でございます。敗戰後の三箇年間は実に不安定を重ねつつあつたのでありますが、昨年来ようやく安定に向いつつある。そうしてまあ安定の見通しがついたということであるのであります。これを国際的に見ましても、また本質的に見ましても、安定にはなかなかの努力を要するのであります。まず第一にアメリカの援助を受けておるということは、これはもうそのこと自体が、ほんとうの安定でないことを証明するものであります。しかして私どもといたしましては、まず経済の不安定を安定化する……

第7回国会 予算委員会 第4号(1950/01/31、24期、民主自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 農業手形の昨年の利用度は、四月からとつておりますが、春肥ので大体百億近く、それから農機具関係で四十七、八億と一応覚えております。しかし将来いろいろな点でこの金融は十分ふやして行かなければならないので、農業協同組合の預金を利用することはもちろんでございますが、農林中金の増資等によりまして、活発に、多量にやつて行きたいと考えております。従いましてその手続とか範囲等につきましても、要望にこたえまして十分広げて行きたいと考えておるのであります。それで幾らぐらいになるかという問題は、これは多々益々弁ずでございまして、何も今からこれだけの金額という見込みはございません。できるだけやりたいと……

第7回国会 予算委員会 第5号(1950/02/01、24期、民主自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 有効需要の減退もさることながら、生産も増強いたしておりますし、また一時貿易が停滞した関係上、滞貨はかなりふえておるのであります。従いまして昭和二十五年度の予算におきましては、できるだけ有効需要を喚起すべく、予算の使用その他に注意を拂つております。また民間の方におきましても、減税その他である程度の有効需要が起つておると思うのであります。準いましてこの滞貨の形は徐々にほどけて行くことを信じておるのであります。  第二の御質問の、政府手持ち滞貨はどういうふうな状況かというお話がございましたが、輸出物資の滞貨等で、公団手持ちのものはただいまのところ大体二百三十億円程度あるのであります。……

第7回国会 予算委員会 第6号(1950/02/02、24期、民主自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 低金利政策はお話の通りに、産業復興に不可欠の要件でありますので、私といたしましては昨年来低金利政策を堅持して参つておるのであります。昨年の八月、二銭八厘の平均貸出利率を一厘下げ、また昨日より原則として二厘下げを実行いたしたような次第でございます。普通ものは二銭五厘に相なつております。何分にもただいまのところ、銀行その他の預金コストがかなり高くついておりますので、ただいまただちにこれ以上を引下げるということは、銀行経営を安泰に導き得ないので、ただいまのところはこの程度で進んで行きたいと考えております。なお預金がふえ、預金コスートが下つて来るようになりますれば、今後も低金利政策を堅……

第7回国会 予算委員会 第7号(1950/02/03、24期、民主自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 政府から出ます金は、五百億円や六百億円ではありません。千億円以上出るのであります。従いまして私の見ますところでは、一―三月の政府の引揚げ超過――これのおもなものは税金、専売益金、あるいは食糧関係の主食の売拂い代金、あるいはまた貿易関係の滯貨の売りさばき、あるいは預金部の郵便貯金その他の預金の増加、こういうものの引揚げと、それから政府の一般歳出並びに供米代金あるいは貿易会計等への借入れ代金、こういうもの、こういうふうにやつてみますと、大体一―三月では千億円程度の引揚げ超過ということになろうと思うのであります。これは終戰処理費の使い方その他によつても影響がありますが、大体千億円以内……

第7回国会 予算委員会 第8号(1950/02/04、24期、民主自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 災害復旧費は全額国庫負担というシャウプの勧告案もございまして、いろいろ検討をいたしました結果、二十五年度以前の分につきましては、二十五年度予算においては全額国庫負担ということにいたします。将来の問題といたしましては地方自治委員会議で十分検討しよう、こういうことに相なつておるのであります。従いまして過去の災害の非常に多かつた県に対しましては、利子の負担も相当重くなつて参つております。この利子負担の重い分を、財政平衡資金でいかに考えるかということは問題だと思いますが、私は相当考慮に入れるべき問題ではないかという私見を持つております。しかしこれは地方自治委員会議の方でおきめになること……

第7回国会 予算委員会 第9号(1950/02/06、24期、民主自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 シヤウプ博士が税制案の大綱を勧告せられたときの、昭和二十五年度における財政規模は、もつと大きいものであつたのであります。すなわちシヤウプ博士が勧告案を立てられたときには、昭和二十五年度の財政のスケールというものがわかつておらなかつた。従つてシヤウプ博士はああいうふうな勧告をなされたのであります。しかし私は二十五年度の大体の財政のスケールを御審議願つているように、六千六百億円余といたしました関係上、租税收入におきましても、シヤウプ博士が勧告せられた以上の減税ができたことに相なるのであります。
【次の発言】 シヤウプ博士は、昭和二十三年度の国民所得に対しまして、二十四年度は一割増し……

第7回国会 予算委員会 第10号(1950/02/07、24期、民主自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 輸入補給金がなくなつた場合に、減税に充てる分もありましようが、またその他の政府の必要な方面への資金に充てる場合もあるわけでありまして、全部これが減税になるとも断定できません。そうしてまた日本の米価並びに麦等が輸入品より安い。従つて高いものを安く売るために、そこに補給金を出しておるので、この補給金が農家の方の負担のみであるということは言えないと思います。
【次の発言】 前提が違うのでございまして、今の米価が押さえられておると言われますが、押えられておるということはどういうことなんですか。今のパリティー計算の方法によるものが一番いいと大体認められておる。それによつて米価がきめられて……

第7回国会 予算委員会 第11号(1950/02/08、24期、民主自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 御承知の通りに昭和二十四年度当初予算におきましては、二千二十二億円を計上いたしたのであります。その際の二千二十二億円の内容を申しますと、見返資金関係、いわゆる輸入補給金が大体九百億余り、そうして国内物資の価格差補給金が一千億余り、こういうふうになつておつたのであります。昨年七、八月ごろより極力国内の価格差補給金を減らします。また輸入補給金につきましても、内地の輸入する物資と同じ物資の価格が上つて参りましたので、減つて参りまして、補正予算では二百三十億円を減らしたような状況であるのであります。この結果から一年間にフルに出て参りますので、昭和二十五年度の予算におきましては御審議願つ……

第7回国会 予算委員会 第12号(1950/02/09、24期、民主自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 給與問題につきまして、人事院とわれわれの観測の相違点はそこにあるのであります。一昨年の十二月に六千三百七円べスを決定いたしました。そして実際六千三百七円ベースで賃金が拂われたのは昨年の三月からであります。そうして昨年の三月の消費者物価指数と今の状態を比べてみますと、非常に指数が下りまして、すなわち公務員の実質賃金は上つたと認められるのであります。こういうことを考えますと、今の財政状態、経済状態から考えまして、賃金ベースを動かさないという結論に到達いたしたのであります。
【次の発言】 民間給與と公務員給與との差額をお調べになるのに、工業賃金をとつておられますが、あの白書にも書いて……

第7回国会 予算委員会 第14号(1950/02/14、24期、民主自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 アメリカの各国に対しまする援助は、お話の通りに早晩期待できなくなるであろうということは、私も覚悟いたしておるのであります。しかしてその時期がいつになるかと申しますと、これはわれわヘの想像を許さないのでありますが、お話のように、一九五二年からなくなるだろう、こういうことは、アメリカのみならず、その他の国においても言われておるのであります。私の財政経済政策といたしましては、この援助がなくなつたときに、日本の国民が非常に困らないように、生活水準を下げなくても行けるように、また飢餓輸出をやらなくても日本が立つて行くような方法を考えなければいかぬというので、昭和二十四ヰ並びに二十五年度の……

第7回国会 予算委員会 第15号(1950/02/15、24期、民主自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 昨日私はあなたの御質問を聞いておりませんので、今のお言葉ではわかりかねます。
【次の発言】 阿波丸事件の了解事項を、私一度は読んだことがございますが、今はつきりした記憶がありませんので、いずれ調査いたしましてからお答え申し上げます。
【次の発言】 よく読んで調査してからお答えいたします。
【次の発言】 米国政府は日本にやつたとは言つておりません。
【次の発言】 ただいまのところは、債務と考うべきものであろうかと存じますが、これは他の国の例を見ますと、結果からいえばもらつたところもあるのであります。ただいまのところは、米国政府が日本政府にやつたという考えは、向うでは持つていないと……

第7回国会 予算委員会 第16号(1950/02/16、24期、民主自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 その通りでございます。
【次の発言】 地方の財政並びに国の財政を見ながら、地方財政委員会によつて一応測定いたしまして、それによりまして閣議を決定し、国会の御審議を願うことに相なると思います。
【次の発言】 何も対立しているという状態ではございません。先ほど申し上げましたように、地方財政委員会におきまして一応測定いたしまして、それを他の予算と同じように政府において決定することに相なつているのであります。
【次の発言】 シヤウプ博士の考え方では、生活保護費も入れてやつておつたのでありますが、その後事情を考えまして、生活保護費は従来通り国の方の予算に置いた方がいいだろう、その理由とい……

第7回国会 予算委員会 第19号(1950/03/02、24期、自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 税法関係が一部未提出になりまして、御審議に支障を来しておりますことは、まことに申訳ないことと考えております。御承知の未提出になつております資産再評価税は厖大な條文になりまして、関係方面との話合いはずつと前に済んでおるのでございますが、なお向うでまだ審議されておるような状況であります。見通しといたしましては、三日までには来るだろうという考えを持つて進んでおるのであります。われわれといたしましても、こういう状態では御審議に支障がありますので、常に督促をしておるような状態であります。ただいまのところ、あすには来ると考えております。なおきようも向うに参りまして督促することに相なつており……

第7回国会 予算委員会 第21号(1950/03/04、24期、自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 先般ルーブルのドルに対する改訂があつたことは新聞で承知しておるのであります。その程度でございまして、どういう現状のもとに、またどういう考え方に基いてやつたかということは、ただいま調査中であるのであります。しこうして一ドル、四ルーブル幾らだと聞いておつたのでありますが、私ははたして一ドルが四ルーブル程度でいいかどうかということにつきまして、実はあの新聞が出ます一週間くらい前、引揚げの友人その他について向うの物価を調べまして、ああはならぬだろうと思つたところが、ああいうふうなものが出まして驚いたのでありますが、今後ソ連邦の各国との為替状態につきましては、今ここに申し上げる資料を持つ……

第7回国会 予算委員会 第22号(1950/03/06、24期、自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 退職金といたしまして会社から支出せられたときには、それは損金に計算するということに相なつております。従いまして、いつの損金にするかということが、西村君の御質問だと思います。法的基礎に基きまして一定限度積立てたり、または組合協定によりまして、ある額を積立てるというときに、それを現に会社が支拂うときの損金にするか、あるいは積立てたときの損金にするかということが問題であろうと思うのであります。積立てました会社は、別にその金額を別途経理せずに貸借対照表上ほかの資産と同様に運用している場合が多いのであります。かかる場合におきましては、税務の取扱いとしましては、実際支拂われるときの損金にし……

第7回国会 予算委員会 第23号(1950/03/07、24期、自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 私は、地方の歳出は、ただいま予定しております程度で済ませていただきたいと考えておるのであります。御承知の通り、国におきましては歳出も相当減らして減税に充てておるのであります。地方がどしどし歳出がふえて行くようなことは、国民の負担の現状から申しまして、好ましくないと考えております。従いまして、もし地方の歳出が非常にふえた場合において、平衡交付金を増額するようなことになりますと、今度は国税の方で増徴しなければならぬ。これはやはり国民の負担になるのでありますから、私はただいまのところ、地方の財政のわくも今の程度でとどめていただきたいと考えております。でき得ればそれ以下にして国民負担の……

第7回国会 予算委員会 第25号(1950/03/09、24期、自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 先ほどの御質問の関税の問題でございますが、ただいま関税定率法の改正に努力をいたしておるのであります。従いまして、私は関税の問題は日本の産業の状況から考えて行かなければならぬと思います。お話の穀類の輸入につきましては、やはり輸入税を課することにして、現状はただいまと同様に免税規程を置きたいという方針で行つておるのであります。  次に見返り資金の運用でございますが、二月までにおきまして、千二百億円お金がございまして、九百億円使つております。しこうして残りの三百億円は、今月中に私企業に大体百億円を出す予定でおります。また復金債の償還にも充てる考えでおるのでありまして、翌年度へ繰越す金……

第7回国会 予算委員会 第27号(1950/03/22、24期、自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 本日提出いたしたいと考えております。
【次の発言】 従来は終戦処理費で、これに類似の住宅も考えておつたのでありますが、見返り資金もありますこととて、しかもまた今度建てます住宅は、家賃をとるという建前で行つておりますので、住宅建設資金は見返り資金から出して、建てた建物から家賃をとる関係上、住宅公社という一つの公団的なものを設けて、別途にした方がいいという考えのもとにいたしたのであります。
【次の発言】 向うの電報にはそういうことが載つておりましたが、公式には私は何の通知も受けておりません。
【次の発言】 ただいまお答え申し上げました以上には言えないのでありますが、先ほどからたびた……

第7回国会 予算委員会 第28号(1950/03/23、24期、自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 あの当時におきましては、いろいろな問題がございまして、今回の進駐軍の住宅を建てますについて、予算を必要とするかいなかということについて、進駐軍関係方面と折衝中であつたのであります。御承知の通りこれは公社の予算でございまして、どうしてもこういうふうにしなければならぬかどうかということは、研究事項であつたのであります。従いまして研究の末、今回出すことになつたのであります。私は食言とは自分で感じていない次第であります。
【次の発言】 これは事情の変更によるものでありまして、その事情の変更は、先ほど主計局長が申された通りであります。

第7回国会 予算委員会 第29号(1950/03/24、24期、自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 大体そう御了承願つてさしつかえないと考えております。その二つに帰するわけではないのでありますが、また財源がなかつたという問題につきましても、いろいろな解釈があるわけでございまして、私どもといたしましては、急に起つた問題でございますし、また見返り資金の予備金もありましたこと等を考えまして、今御審議を願うような方法をとつた次第であります。
【次の発言】 先ほどお答えいたしましたように、そういう二点が主たる理由であるのであります。  なお見返り資金の運用につきましては、お話の通り、当初は相当厳格なものにいたしておりましたが、事情の変更によりまして、あまりきゆうくつな使い方にする必要も……

第7回国会 予算委員会 第30号(1950/03/25、24期、自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 復興金融金庫から出しましたときは割合にルーズでありましたので、そういう弊を改めて、貸付の債券を十分に確保したいという意味から、日本政府においてああいうような條件をつけておるのであります。
【次の発言】 この担保手続をとりますのが、現行法では非常にやつかいなのでありまして、現行法のやつかいな手続をとりますと、融資が遅れたり何かするものでありますから、一般の方法とは違つた方法でやる場合もあると考えております。こまかい問題は政府委員からお答えいたさせます。
【次の発言】 先ほど申し上げましたように、普通のやり方で貸し付けますと、その金がほかの方に流用されることが多くて弊害があつたこと……


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第8回国会(1950/07/12〜1950/07/31)

第8回国会 大蔵委員会 第3号(1950/07/19、24期、自由党)【政府役職】

○池田國務大臣 有田君のお言葉は、私は閣員であり、何かの誤解に基くものではないかと思います。決して国会を軽く見て、大蔵委員会をなめておるというような気持は持つておりません。私もまた及ばずながら国会議員であり、そんな自家撞着のような気持を持つておるはずはないのであります。ただ通常国会におきましては予算委員会に出ることが多い。また先般は通産大臣を兼ねておりました関係上、本委員会に出る機会が割に少かつたということはこれは事実でございます。しかしこれはなめておるためではないので、一人で仕事が多過ぎたという点があるのでございます。自分の関係の委員でございますから、つとめて出るようにいたしたいと考えており……

第8回国会 大蔵委員会 第12号(1950/07/29、24期、自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 朝鮮事変の勃発以来、わが国の産業、経済、金融にある程度の影響を與えておることは事実でございます。しかしこれが今後の見通し、また今まで與えた影響におきましても区々でございまして、つまびらかに各方面のことを今調査中でございますので、これに対してどういう策をとるかという問題になりますと、具体的の問題として、かなりやつかいなのであります。朝鮮事変が起きましてからの状況を申し上げますと、ストツクがある程度なくなつて参つております。たとえばトラツク、自動車の相当数量のストツクが全部なくなつた。またセメントも相当の需要があるのであります。また非鉄金属その他につきましても、相当の値上りをいたし……

第8回国会 地方行政委員会 第6号(1950/07/18、24期、自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 地方税法案の不成立によりまするつなぎ資金としてただいま出ておりまするお金は、四月ないし六月の間に二百億円、こういうことに相なつておるのでございます。それ以外に起債の前貸しとしまして四月、六月の間に四十億円を計画いたしました。七月に前貸しといたしまして五十億円計画いたしました。それで二百九十億円ということになると思うのでございます。問題は起債の前貸しには問題はない。それであとの二百億円のいわゆるつなぎ資金としての預金部融資の利子というのが問題であるのでございますが、貸付けの状況を見ますると、御承知の通り四百億円という平衡交付金を出しました関係上、預金部の貸出しは非常に遅れまして私……

第8回国会 地方行政委員会 第9号(1950/07/21、24期、自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 御説ごもつともな点があるのでありまするが、今回一年間延期いたしたのは、細目の点につきまして検討の余地を残したいと思つて、こういう措置をとつたのであります。私の考えでは、税制の建前から申しますと、事業税よりも附加価値税の方がよいと思います。これは私は異論のないところだと思うのであります。ただ附加価値税の内容につきまして、特殊の業態に負担の激変が起るというのが、反対論のおもなものだと思うのであります。従いまして、今回御審議願いまして来年の四月から施行することになりますが、シヤウプ博士も来られることでありますので、それまでに十分な検討を加えまして、もし改正すべき点があるならば、次の通……

第8回国会 通商産業委員会 第15号(1950/10/11、24期、自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 小滝炭鉱に対します見返り資金よりの融資につきましては、昨二十四年度の計画に一応載つておつたのであります。しかるところ御承知の通り、計画通りに見返り資金が出ませんので、本年度に繰越したわけでございます。二十四年度の計画の際におきましては通産省より強粘結炭の必要性にかんがみまして、融資方につきましての要請文書が参つております。それによりまして大蔵省はその手続をとつたのでありまするが、何分にも昨年度中におきましては正式の決定に至つておらないのでありまして、通産省から参りました書類を大蔵省で書きかえたとか、どうこうということはなかつたと思います。

第8回国会 農林委員会 第12号(1950/08/17、24期、自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 きのうからきようにかけまして、御承知の緊急輸入問題並びに金融対策で関係方面と折衝いたしておりましたので、私の耳に入りましたのはきようになつてからであります。
【次の発言】 国会が最高の何でありますから、お好みによりましていかようにでもいたします。
【次の発言】 予算の編成につきましては、入るをはかつて出ずるを制するとか、あるいは出る方から見て行つて入るのをかげんするとか、昔からいろいろな原則が言われておりますが、実際面から言いますと、両方にらみ合せてやらなければならぬと思うのであります。歳出面におきましては、予算編成方針に言つておりますように、本年はできるだけ積極的な方向へ持つ……

第8回国会 予算委員会 第2号(1950/07/26、24期、自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 第一の問題は、やはり今までの安定自立の計画にかわりはございません。私はこれをますます推し進めて行きたいという考えでございます。  第二の朝鮮事件によりまする影響につきましては、いろいろな問題があると思うのであります。すなわち今まで輸出超過、輸出が予定以上に伸びておりますが、それがますます伸びて参ります。このためにドルにかわる資金の手配をしなくてはならぬと同時に、輸出超過によりまする物資不足を輸入して補わなければならぬ、こういうことが起つて来るのでありますが、朝鮮事件によりましてどれだけドルが不足になりますか、ただいまのところはつきりいたしませんが、いずれにしても相当額に上ると思……

第8回国会 予算委員会 第3号(1950/07/27、24期、自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 御質問の五点は、ただいま検討中の事柄ばかりでございます。国民所得をどのくらいに見るか。これの基礎的の数字は調査をいたしておりますが、昨日申し上げました二十六年度の予算の大体のわくは、まあ国民所得は今年度くらいという一応の前提でお話申し上げたのであります。  第二の給与ベースの引上げの問題につきましては、これは昨日も触れましたごとく、米価が幾らになるか、減税をどの程度にするかということ等が大きい決定のフアクターになりますので、ただいまこれを検討いたしておるのであります。  終戰処理費は、御承知の通り昭和二十四年度におきましては、大体百二十億ばかりの不用額が出たのでありまして、今年……


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第9回国会(1950/11/21〜1950/12/09)

第9回国会 人事委員会 第9号(1950/12/05、24期、自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 大蔵省の職員が、給う改訂に伴いまする予算等の問題で、打合会を開いたということは聞いております。
【次の発言】 実施上の打合せというところが問題でいございますが、各省の関係の人が集まつて会議を開いたということは聞いております。
【次の発言】 会議の具体的な内容につきましては聞いておりません。しかし今お話の点に触れて私の考えを申し上げますと、給与の実施は人事院でございましよう、しかしそれが実施せられて影響するところは、大蔵省の予算にも影響するのであります。こういうことを研究すおのは、何も人事院の職権をどうこうという問題ではありません。たとえば税法を国会で御審議願つておるきに、税法を……

第9回国会 大蔵委員会 第6号(1950/12/01、24期、自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 ごもつともなお話でございますが、きようは実は午前中公聽会がありまして、私こちらに上りまして、本日議題になりました各種の法律案につきまして、御説明いたすはずだつたのでございますが、あいにく発熱いたしまして晝休んだものでございますから、欠席いたしましてまことに申訳ございません。事務当局の政府委員につきましては、できるだけ大蔵委員会に出るように言つておるのでありますが、きようもし出なかつたとすれば、非常な私の手落ちでございまして、今後はそういうことのないようにいたしたいと存じます。御了承願います。
【次の発言】 今度の補正予算で農業関係の経費があまり載つていない、廣川農林大臣は興農臨……

第9回国会 大蔵委員会 第11号(1950/12/07、24期、自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 国会に提案いたします法案のほとんど半分近くは、この大蔵委員会で御審議願うのが、ずつと以前からの実情でありまして、短期間によく御審議いただきますことにつきまして、非常に感謝の意を持つておりますと同時に、私が予算総会その他に参ります関係上、出席する機会が少いので、御迷惑をかけておることにつきまして、衷心よりおわびを申し上げます。  御質問の農業保険の問題につきまして、前から御議論のある点は、われわれも承知いたしておるのであります。最近は災害も相当多くあるのでございまして、府県の団体におきまして、ある程度の赤字があることも承知しておるのであります。この問題を解決いたしますためには、お……

第9回国会 大蔵委員会 第12号(1950/12/08、24期、自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 ただいま議題となりました中小企業信用保険特別会計法案の提出の理由を御説明申し上げます。  今回政府におきましては、中小企業者の行う事業の振興をはかる目的をもちまして、中小企業信用保険法案を別途提出いたしまして御審議を願つているのでありますが、政府がこの中小企業信用保険制度を実施いたすことになりました場合には、その経理の状況を明確にいたしますため、一般会計と区分して中小企業信用保險特別会計を設けまして、これを経理するのが適当と考えられますので、この法律案を提出した次第であります。  次にその内容の概略を申し上げますと、この会計の歳入歳出につきましては、保険料、中小企業信用保険法案……

第9回国会 地方行政委員会 第3号(1950/11/26、24期、自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 お話の通りに、地方の各団体の予算執行状況は、今はつきりいたしておりません。私は来年度の予算編成にあたりまして、昭和二十四年度の決算の状況を知りたいと思いまして、各府県に通報方を願つたのでありますが、不幸にして二十六年度予算をきめます場合に、四十数府県の中から十八府県しか来ていない。二十四年度の決算をその当時十分に知ることができなかつた。二十五年度の状況につきまして、たびたび決算見込みを府県だけでもよいからお知らせ願いたいということでやつたのでありますが、わかりません。従つて今年度の地方団体の租税收入がどうなるかということは、はつきり申されないのであります。しかし大体におきまして……

第9回国会 予算委員会 第2号(1950/11/27、24期、自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 昭和二十五年度補正予算の大綱につきましては、さきに本会議において説明いたしましたが、予算委員会の御審議を願うにつきまして、あらためて御説明申し上げたいと思います。  今回提出の補正予算は、目下編成中の来年度予算と一体的な構想のもとに編成されたものでありまして、その主眼といたしますところは、まず第一に国民負担の現状にかんがみまして、あとう限りの減税を行うこと、第二に輸出の増進等に処するため、外国為替特別会計の所要資金を一般会計から繰入れること、第三に当面緊要な産業資金の疏通をはかるため必要な経費を計上すること、第四に災害復旧費、失業対策費、地方財政平衡交付金の増額等、この際必要や……

第9回国会 予算委員会 第3号(1950/11/28、24期、自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 電力再編成の問題につきましては御承知の通りの状態になりまして、見返り資金から予定しておりまする本年度百五十億円の支出は一日も早くできるように努力いたしたいと考えております。なお北海道開発につきましての問題で、従来本年度見返り資金から出します公共事業費にダムの建設がございましたが、ただいま来年度予算に関しまして話をしておるところでは、いわゆる一般会計の公共事業費も、私が考えておるのより少し減るのではないか、あるいはまた見返り資金から本年度百五十億円出しました分につきましても、なかなか困難な事情があるような実情でございまして、実は苦慮いたしておる状況なのであります。いずれにいたしま……

第9回国会 予算委員会 第5号(1950/11/30、24期、自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 外貨の額は今公表するわけに参りませんが、従来日本の銀行は外国に支店を持つていない関係上、ある程度の外貨を外国銀行に預けまして、そうして為替取引の元にしております。
【次の発言】 外貨は、無利子のときには、相当少い金額でございまして、利子をとらない方が適当であると考えたからであります。
【次の発言】 商売上の原則によりまして、利子をとらないことにしております。御承知の通り、外国におきまする当座預金は、無利子を商売上の原則としておるのであります。
【次の発言】 お話の国際通貨基金への加入の問題あるいは小麦協定参加の問題、これは先般非常に論議されておるのであります。実質的に日本は国際……

第9回国会 予算委員会 第6号(1950/12/01、24期、自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 警察予備隊創設に関しまするポ政令が出ましたので、私といたしましては大蔵省所管の国債費から、総理府所管の警察予備隊の方に二百億円を移用いたしました、ただいまはそういうふうであるのであります。昭和二十六年度におきましては一般会計からこれが経費を支弁する考えであります。
【次の発言】 ただいま岡野国務大臣よりお答えした通りであります。
【次の発言】 決議のあつたことは聞き及んでおります。しかし原案は三十五億、これを私は御審議願つておるのであります。しこうしてただいま原案を修正する考えはございません。
【次の発言】 本年度は、この程度でまかなえると思います。

第9回国会 予算委員会 第8号(1950/12/03、24期、自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 大体のところはきまりましたが、まだ少し残つておるところがございます。ただいま検討中であります。
【次の発言】 まだしつかりというところまで行つておりません。
【次の発言】 当初三百億円となつておつたのでありまするが、三百億円では不足と見込まれますので、関係方面と大蔵省の事務当局が交渉いたし、三百七十億円ということに了解がついたという報告がありましたので、われわれはその数字によつて地方債のわくをきめ、割当をいたしておつたのであります。その後三百七十億円が向うの上の方まで通つておりませんので、これは三百億円だということになりました。いや三百七十億円だというので、いまだにやつておる次……

第9回国会 予算委員会 第9号(1950/12/04、24期、自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 朝鮮事変その他世界の情勢に対しまして、われわれは考え得る最大限を頭に入れまして、予算を編成いたしておるのであります。
【次の発言】 日本国有鉄道員の職給与については、さきに本年三月十五日公共企業体仲裁委員会の仲裁裁定があり、この裁定については公共企業体労働関係法第十六條第二項の規定に基き、第七回国会に対し国会の議決を求め、その後本国会においても継続審議せられつつあつたのでありまするが、今回当院において昭和二十五年度において四十九億五千百八十一万三千円を限度とし、これを承認し、残余についてはこれを承認しない旨の決議があつたのであります。よつて政府といたしましては、その趣旨に従い、……


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第10回国会(1950/12/10〜1951/06/05)

第10回国会 決算委員会 第2号(1951/02/02、24期、自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 御承知の通り、昭和二十二年度には、石炭手当は單行法律の制定によりまして、また寒冷積雪地の手当は予算措置によりまして、それぞれ支給をいたしたのであります。しかして、二十三年度におきましても、引続き石炭手当及び寒冷積雪地手当を支給するため、政府は関係方面の了解を得るべく努力したのでありまするが、遂に最終了解を得ることができないで、年末を迎えたのであります。よつて政府は当時の労働情勢を考慮いたしまして、みずからの責任で支給することとし、同年十二月十九日、北海道在勤者に対する特別俸及び寒冷積雪地に対する勤務地手当の増額に関する件という閣議決定をいたしました。石炭手当は特別俸とし、寒冷地……

第10回国会 建設委員会 第12号(1951/03/14、24期、自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 耐火建築の補助の必要性を考えまして、当初予算編成にあたりましては、五億円の補助を考えておつたのでありますが、その後いろいろな事情のために、明年度の予算に計上できなかつたことは、まことに遺憾に存じておるのであります。しかしお話のように、日本の建築の状況、また災害の頻発の点から考えまして、将来は十分考えて行きたいと思つております。
【次の発言】 先ほど申し上げましたように、将来の問題として十分考慮いたしたいと考えております。ただ補正予算に組むか組まぬかという問題になりますと、補正予算はその性質上範囲を、規模をごく少くする考え方を従来とつておりますので、補正予算にはちよつとお約束でき……

第10回国会 人事委員会 第2号(1950/12/11、24期、自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 特別職の職員の給與に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由を御説明申し上げます。  特別職の職員の給與につきましては、従来一般職の職員の給與との権衡において、その職務の内容に応じた給與が定められて参つたのでありますが、今般人事院の勧告に基き、一般職の職員の給與が改訂されることになりましたので、特別職におきましても一般職と同様、特別職の職員の給與に関する法律に所要の改正を加え、給與の改訂を行い、あわせて国会閉会中に新たに特別職の職員となりましたものを適用範囲に加えたいと存ずるのであります。  次に改正の要旨を簡單に御説明申し上げます。  第一に国会閉会中に、新た……

第10回国会 水産委員会 第35号(1951/05/24、24期、自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 お答え申し上げます。漁業法実施に伴いましての財政上並びに金融上の措置についての大蔵大臣の考え方いかんというお尋ねでございますが、お答え申し上げるべくあまりにむずかしい問題でございます。いずれにいたしましても、日本は水産国であり、農業と同時に水産業につきましては、十分の力を入れなければならぬことは、何人も認めるところであります。従いまして、漁業法改正によりまして、新しく漁港制度を立てる場合におきまして、今までの措置としては、財政的には農林漁業の融資を一応六十億円といたしましたが、六十億円では足りないという議論もありますし、私も十分ではない、できればこれをふやして行きたいという考え……

第10回国会 大蔵委員会 第2号(1950/12/11、24期、自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 ただいま議題となりました外国為替特別会計の資本の増加に充てるための一般会計からする繰入金に関する法律案の提出の理由を、御説明申し上げます。  外国為替特別会計におきましては、昭和二十四年度以降輸出の増加に伴いまして、外貨手持の激増を来し、これがため円資金は、予算に比し著しく不足を生ずる実情にあつたのであります。昭和二十四年度におきましては、右の不足を借入金により、まかなつて参つたのでありまして、今年度におきましては日本銀行の外貨貸付制度の運用により、右の困難は著しく緩和されることと相なりましたが、なお相当の不足を生じますので、貿易特別会計より二百六十億円繰入れるほか、一般会計よ……

第10回国会 大蔵委員会 第3号(1950/12/16、24期、自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 食糧自給態勢を確立しなければならぬことはお話の通りでございます。米麦の増産はもちろんのこと、水産におきましても、日本が島国であり、また世界有数の水産加工国でありますので、これを伸ばして行くことは、食糧自給態勢の向上のみならず、輸出貿易にも非常な影響があるのであります。従いましてわれわれといたしましては、農林漁業につきましては、十分とは申し上げられませんが、一般資金でまかなえないところを、できるだけ財政資金で補つて行こうという計画を立てているのであります。従いまして、明年度の予算におきましては、一般会計より二十億円、見返り資金より四十億円を長期の農林漁業金融に充てたいという計画を……

第10回国会 大蔵委員会 第10号(1951/02/07、24期、自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 資本の蓄積には、資本を集めるということと、その集まつた金をうまく利用する、この二つの方面から考えなければならぬと思うのであります。しこうして資本の有効適切なる利用方法として、証券市場を育成しなければならぬことは当然のことであるのであります。先般来資本蓄積の育成につきましては、相当努力して参つたのでありまするが、その効果が十分でないのであります。従いまして、財政演説にも申し述べましたように、まず証券取引所の運営の方法、あるいは株式取引の方法につきまして改善を加えたい。取引の改善につきましては、大体今の取引所法は昔のような長期清算取引、あるいは短期取引を大体は予想していないのであり……

第10回国会 大蔵委員会 第18号(1951/02/20、24期、自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 昨日の予算委員会におきまする討議の状況は、速記録でごらんいただきたいと思います。しこうして大蔵当局と東京銀行の間にいろいろなことがあるやに揣摩臆測されておりまするが、これは心外きわまるのでございまして、討議の間におきましても、臭いというような言葉が使われましたから、即座に私はこれに対して反駁いたしておつたのであります。しこうして日銀当局と大蔵当局とが非常に食い違つておるということを言われておりまするが、私は一万田総裁から、これについては反対であるという申出は聞いておりません。ただしばらく時期を待つたらどうか、自分が帰つてからにしてくれたらどうかという申出はあつたのであります。し……

第10回国会 大蔵委員会 第26号(1951/03/02、24期、自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 中小企業また農民の方々への金融につきましては、日ごろから心を砕いておるのであります。中小企業については、御承知の通り日本銀行の別わく融資だとか、あるいは見返り資金からの金を設備資金に流す、あるいは信用組合あるいは農業協同組合等でやつておるのであります。また中小企業の保險制度、あるいは国民金融公庫からの貸出し増加、ことに商工中金の最近の活躍は目ざましいものがあるのでありまして、一昨年におきましては二十億円程度の融資が、最近では百億円を突破するという状況で、かなり中小企業の方には、いろいろの施策をやりまして、まわつて行つておると思います。ことに無盡あるいは信用組合については、先般来……

第10回国会 大蔵委員会 第39号(1951/03/22、24期、自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 今回の関税定率法の改正は、大正十五年以来の大改革でございまして、従来の定率法がおおむね保護政策のもとに、従量税を主としてきめてありましたのを、われわれは根本を自由貿易主義に基きまして、ただ国内産業の保護育成という点で、必要な最小限度に保護関税をかける、こういう建前で行き、また従量税を従価税に直して、今の国際経済に沿うような観念に立つているのであります。そういう考えのもとに、お話の通り原材料につきましては、努めて低率の税をかけると同時に、またできるだけ無税の制度にいたしておるのであります。わが国の産業の状況を見まして、また国民生活の上から見まして、そのあんばいを適当にいたしたいと……

第10回国会 大蔵委員会 第44号(1951/03/28、24期、自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 ただいま議題となりました日本開発銀行法案につきまして、提案の理由を御説明いたします。  わが国の経済基盤を育成し、その将来における自立を安定した基礎の上に招来するためには、重要基礎産業の所要資金、なかんずく長期設備資金の供給を円滑ならしめる必要が、つとに認識されておつたのであります。これがため、政府におきましては、将来とも長期産業資金を確保するため、種々の施策を実施して参つたのでありまして、まず第一に、企業の必要とする長期産業資金は、本来増資あるいは社債の発行のごとき、自己資本の充実によつて調達すべきであるとの考えに立脚して、証券市場の育成、証券投資思想の普及などに努力して参つ……

第10回国会 大蔵委員会 第45号(1951/03/29、24期、自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 予算委員会におきましても、こういう話が出たのでありますが、えてして新機関ができます前には、だれがなるとかなんとかいうことが新聞に出やすいのであります。これは私はいけないことだと思うのでありますが、輸出銀行の場合におきましても、法案提出以前からいろいろなことが新聞に出ておつた。今度もそういうことがありまして、私は嚴にそういうことがないようにいたしておるのであります。総理からこういう人はどうかという話が、内々あつたことは事実でございます。しかしこれをきめるのは、内閣総理大臣が閣議にかけておきめになることでございまして、まだしかと確定というところまでは行つていないと私は了承いたしてお……

第10回国会 予算委員会 第2号(1951/01/30、24期、自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 昭和二十六年度予算の大綱につきましては、過日本会議において説明いたしましたが、予算委員会の御審議をお願いいたすにつきまして、あらためて御説明申し上げます。  昭和二十六年度の予算は、あくまでも堅実な経済施策の基調を保持しつつ、内外の諸情勢に対応し、経済の自立達成に向つて着実に邁進することを基本構想として編成いたしたのでありまして、そのおもなる特色は、第一に、総合予算の均衡を確保したこと、第二に、二十五年度に引続き財政規模を縮小し、財政と国民経済との調和をはかつたこと、第三に、大幅な減税を行い、国民負担を軽減して、国民生活の安定と資本の蓄積に資するよう考慮したこと、第四に、民生の……

第10回国会 予算委員会 第3号(1951/01/31、24期、自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 今回の予算は、昨年秋の物価状況を見まして作成いたしたのであります。その後におきまして、生産財につきましてある程度の上昇を見つつあるのでありますが、ただいまのところ、予算を編成がえしなければならぬほどの物価騰貴でもございません。またある程度のものは効率をよくいたしまして、支障なくやつて行けると私は考えております。
【次の発言】 世界の軍拡の傾向その他いろいろな点から、日本でも再統制が起るのではないか、あるいはやらなければならぬ、好むと好まざるにかかわらず、そういう事態が発生するという議論がやかましくなつて参つたのであります。私は率直に申し上げますが、今の日本で、たといやるとしても……

第10回国会 予算委員会 第6号(1951/02/03、24期、自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 今回の予算がニユートラルだとは実は私は言つたことがないので、どういう意味で銀行局長が言つたか存じませんが、補正予算を加えまして五回予算をつくつたうちでは、まあ経済の状態がだんだん安定の度を加えて行つたおかげだと思うのでありますが、社会保障的の経費とか、あるいは文化方面へ相当出し得たということが、今までよりもよほどよくなつたというところであるのであります。具体的な問題は御質問があればお答え申し上げまするが、財政演説並びに予算案の説明において述べた通りであります。
【次の発言】 ただいまの情勢ではこの予算案でやつて行けると考えております。しかし変転きわまりない世界の情勢に対処し、非……

第10回国会 予算委員会 第7号(1951/02/05、24期、自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 まだ戰争終結の宣言はございません。終戰処理費は必要であるという意味で組んでおるのであります。その内容のこまかい点につきましては政府委員より御説明いたさせます。
【次の発言】 こまかい数字の点につきましては向うの説明を聞き、こちらの意見を述べて、相談の上でやつております。
【次の発言】 さようでございます。
【次の発言】 終戰直後におきましては、終戰処理費の経費の相当部分が施設その他に使われておつたことは御承知の通りであります。その後最近においては、新しい施設に向きます金はほとんどない、非常に少いと私は記憶いたしております。数字の点につきましては、主計局長よりお答えいたさせます。

第10回国会 予算委員会 第8号(1951/02/06、24期、自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 お話の通りに、講和締結後は完全なる意味で世界経済に溶け込んで参るのであります。お尋ねの為替相場の問題、一昨年四月に一ドル三百六十円と決定いたしました当時におきましては、少し無理ではないかというふうな話があつたのでありますが、大体三百六十円で今までやつて参りました。しこうして最近の輸出の増強の状態から見て、一部には三百六十円を三百三十円とか三百円にしたらどうかという議論がちよいよい起つて来ているようでありますが、こういう為替相場は軽々にとやこう論ずべきものではないのでございまして、ただいまのところやはり三百六十円でやつて行くのが適当である、こういう考えを持りております。

第10回国会 予算委員会 第9号(1951/02/07、24期、自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 人件費におきましては、さきの国会で御審議願いましたあの引上げの線を基準にいたしまして、今年十二月は半箇月分の給與を出すことにいたしております。物件費につきましては大体昨年の秋の状態を見込んでいるのであります。従いましてその後におきまする物価の騰貴におきましては、予算の執行上考慮して行かなければならないと考えております。
【次の発言】 一概に公共事業費と申しましてもいろいろな種類があるのであります。たとえば道路とか、あるいは漁港、林道あるいは災害防除等の費用は昨年よりも実質的にふえております。しかして公共事業費のうちの災害復旧の問題につきましては、多分それに出ておつたかと思います……

第10回国会 予算委員会 第10号(1951/02/08、24期、自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 川島君の、食糧その他が急激な上昇を示しておる、こういうお話でございますが、これは見方でございまして、CPI、いわゆる消費者物価指数は、昨年の四、五月ごろ一二四まで下つておつたのが、十月に一二八になり、多分十二月は一三三、四ぐらいではないかと思います。ある程度上つて来ておりますが、大豆が六倍になるとか、個々の問題について言つておられますが、全体としては、そうあなたが御心配になるほど上つておりません。しかもCPIが一三三、四になつたということの原因は、主として衣料品でございます。衣料品につきましては、思惑もありましたでしようが、今安本長官が言われたような方法をとりまして、できるだけ……

第10回国会 予算委員会 第12号(1951/02/10、24期、自由党)【政府役職】

○池田國務大臣 ただいまやつておりまする日銀のユーザンス制度はかえる考えはございません。ただそのユーザンスの期間の問題は、実情に沿つたようにやつて行きたい。すなわち今は原則として三箇月でございます。しこうして遠方の地から来るものにつきましては、特に四箇月を認めておりまするが、これを一律に三箇月にするということがいいか悪いか検討を加えまして、二箇月で済むものならばそれでやる、あるいは一箇月で済むものならば一箇月でやろう、たとえばよくいわれておりまするが、台湾からバナナを輸入する場合におきまして、三箇月とい今ふうなものは長過ぎるから、これは一箇月にする、こういうような実情に沿つたことは考えておりま……

第10回国会 予算委員会 第13号(1951/02/12、24期、自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 どこに重点を置いているかというお尋ねでございまするが、私は各階層に重点を置いて行かなければならぬと思つております。これは減税のときにも問題になつたのでありますが、減税をいたしました場合におきましても、所得の多い方におきましては、資本の蓄積が多いのでございますが、所得のあまり多くない方におきましては、蓄積も困難な場合があるのであります。階層によりまして、貯蓄し得べき額につきましては、おのずから限度があると思うのであります。考え方といたしましては、各階層に向つて資本の蓄積をわれわれは要望しておる次第であります。
【次の発言】 これは程度の問題でございまして、細々の生活をしている方で……

第10回国会 予算委員会 第14号(1951/02/13、24期、自由党)【政府役職】

○池田國務大臣 お話のようにいろいろな審議会がございます。政府といたしましては、この答申につきましてはできるだけ尊重いたしておりますが、いろいろな事情のために、ただちにその答申案通りに行かない場合も相当あるのであります。その点はやはり政府の責任におきまして答申案を参考にしつつ施策して行くよりほかにはないと思います。
【次の発言】 必要に応じまして、新たに設ける場合もありましようし、またその度が少くなればやめる場合もありましよう。われわれは審議会の答申につきましては、できるだけ尊重するようにやつておるのであります。ただ予算あるいはいろいろな点からいたしまして、ただちに審議会の答申通りに行かない場……

第10回国会 予算委員会 第16号(1951/02/19、24期、自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 一万田さんがアメリカへ立ちます前に私と会談いたしまして、そのときに、一年の金融債の発行につきまして、別に百反対の意見は申し述べないが、いろいろな問題があるから、しばらく待つた方がいいと思いますが、どうか、そういうような話がありましたが、いや何もそう君が帰るとか帰らないとかいう問題じやない、これは発行の金額、條件その他によつて考えればいい問題である、こう私は言つておきました。
【次の発言】 この問題につきましては私が全責任を負います。次官と一万田君がどういう話をしようとも、問題は私がきめるのですから、私に御質問願いたいと思います。

第10回国会 予算委員会 第18号(1951/02/22、24期、自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 昭和二十六年度におきまして、わが国の経済が準戰時体制に入つて行くという考えは私は持つておりません、準戰時体制ということを黒田君はどうお考えになりますのか、われわれは今までの通り、つとめて統制経済から自由経済に行きたい、こういうような考えをもつて進んでおるのであります。
【次の発言】 九月二十日ごろに決定いたしました予算案は、朝鮮事変を織り込んでない予算であるのであります。なぜ織り込まなかつたかと申しますと、御承知の通りに、七月の上旬は昭和二十六年度の予算編成方針を決定いたしました。そうして各省から出て参りますのが八月の中、ころ過ぎに相なるのであります。それから査定を加えましたの……

第10回国会 予算委員会 第20号(1951/02/24、24期、自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 御承知の通り国の財政も楽ではございません。また地方の財政も今お話のようにかなり苦しいことは私も知つておるのであります。しかし今の状態としては、苦しい中でも何とかやりくりをして行かなければならぬという状態であるのであります。しこうして今後の状態において補正予算をつくるかつくらないか、こういう御質問でございますが、これは情勢によつて考えなければなりません。昭和二十四年度におきましても、また二十五年度におきましても、補正予算をつくつてそのときの要求に応じておるのであります。しかも変転きわまりないこの国際情勢のもとにおきまして――今つくつた予算で私としては二十六年度を乗り切つて行きたい……

第10回国会 予算委員会 第21号(1951/02/25、24期、自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 先ほど井上君への質問に対しまして、私と一万田総裁との話のうちに――速記録をお調べくださればわかると思いまするが、一万田君と会つたときに、東銀債の発行は自分が帰るまで待つてほしいということを言われたことは、ここで言つておるのであります。そういうことを言わなかつたとは言つておりません。  次に東京銀行の金融債が長期であるかないかという問題でありまするが、私は長期と言えると思います。
【次の発言】 私はせんだつての中曽根君の質問にお答えした通りであります。
【次の発言】 長期とか中期とか短期とかいうものは相対的のものであります。なぜあなたが長期資金でないとおつしやるのか、その根拠を伺……

第10回国会 予算委員会 第23号(1951/03/28、24期、自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 今回提出いたしました昭和二十六年度政府関係機関予算補正(機第1号)について御説明申し上げます。  この補正予算は、今回設立することと相なりました日本開発銀行に関するものであります。日本開発銀行は、長期資金の供給を行い、または一般の金融機関が行う長期資金の供給を容易ならしめることにより、経済の再建及び産業の開発を促進するため、一般の金融機関が行う金融を補完し、または奨励することを目的として設けられるものでありまして、その資本金は、設立当初におきましては百億円とし、政府が昭和二十六年度において米国対日援助見返資金特別会計からその全額を出資することといたしております。なお必要があると……

第10回国会 予算委員会 第24号(1951/03/29、24期、自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 お話の通りに、産業開発に関しましての長期資金の必要性を痛感いたしておつたのでありますが、いよいよ実現するまでにはいろいろな点を考えなければなりませんので、ようやく今年の初頭開発銀行の創設を決意いたしたのであります。しこうして開発銀行の業務の範囲、また資金の獲得の程度という問題につきましていろいろな議論がございまして、実は延び延びになつたような次第でございます。しかし何分にもこのことは急ぎますので、私が初め計画いたしておりましたよりは、当初においては開発銀行の資金源といろものは割合少いのでありますが、しかしいずれにしましても、将来だんだんふえるという見通しがつきましたので、十分で……

第10回国会 予算委員会 第25号(1951/05/23、24期、自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 先般マーカツト声明が出まして、私はこれを一応拝見し、そこでマーカツト将軍と直接にお会いいたしまして、一時間足らずお話をいたしましたが、別にあの声明が出ましたからといつて、私が特に今までの日本政府の財政経済政策を、根本的に変更するというふうなことはないと私は考えております。あの考え方は過去二年余りずつと一貫したわれわれの主張であるのであります。ただ問題は、アメリカが特需関係あるいは東南アジア開発に積極的に乗り出した場合という度合いが強くなつたというのでありまして、方向としては何らかわりがないのであります。とにかく日本経済が世界経済に直接につながつて行く、その度合いが強くなつて来た……


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第12回国会(1951/10/10〜1951/11/30)

第12回国会 大蔵委員会 第7号(1951/10/30、24期、自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 大体連合国人の戦争によりまする被害を補償いたしますにつきまして、どの程度補償すべき金額があるかということを検討してみたのであります。大体三百億円程度だという見当をつけました。これは賠償の性質から申しまして、そう長引かせるわけにも行きませんので、まあ年に百億円程度払うことにしたらどうかというので、きめたわけでございます。総体の額から見まして、この程度のものはやつて行ける、越して行けるだろうという見当をつけたわけでございます。
【次の発言】 私の財政計画でございますが、なるべく早くお返ししたいという気持がございましたが、そう一度にも払えませんし、三百億円程度なら三年くらいで払うのが……

第12回国会 大蔵委員会 第16号(1951/11/14、24期、自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 委員長より発言を求められるようなことで、まことに申訳ないと思います。実は出席の問題につきましても、たびたび参りまして、御審議願います法案を自分で御説明するのが、当然であると考えておるのでありまするが、他の委員会との関係で、出席の数の少いことをまずもつておわびいたします。  次に本委員会には、いつもの通り政府提出の法律案のほとんど半分、あるいはそれ以上を毎国会で御審議願つておるのであります。これは大蔵省が予算を持つておりまする関係、また税法そのほかの広汎な仕事しておりまする関係上、国会におきましても、本大蔵委員会が最もたくさんの法案を審議せられることに相なるには、大蔵委員会の重大……

第12回国会 大蔵委員会 第23号(1951/11/26、24期、自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 銀行法の改正につきましては、今の銀行のやり方等を見まして、意に満たないところがございますのて、そういう点につきましてある程度改正を加えたいと思います。改正の内容につきましては、今検討を加えておりまするが、おもなる点を申し上げますれば、第一は資本金の問題でございます。資本金につきましては、大都市は一億円、その他の都市では五千万円程度の資本金にしたらどうか。改正の第二の点は、一銀行が一会社あるいは個人に対しまして、資本金並びに積立金の一定割合しか貸し出し得ないようにすること。御承知のように現状では、かなり大口貸付があるのであります。自己資本以上の貸付をいたしておる場合がございます。……

第12回国会 平和条約及び日米安全保障条約特別委員会 第3号(1951/10/18、24期、自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 ただいま在外財産の補償の問題から聞いておりますので、その点お答えいたします。在外資産の補償の問題は、終戦直後司令部の要請によりまして国内で一応の推算をしたのでありますが、なかなか正解なものができないのでございます。本会議でどれだけあるかということを聞かれたのでありますが、申し上げられるようなしつかりした数字ではございませんので、お断りいたしておるのであります。しかしてこの在外財産を補償する気があるかないかということは、在外財産は非常に厖大な額に上りますので、これを政府が補償するだけの財政的余裕はございません。御承知の通り、戦争中に起りました政府の債務も、戦時補償特別措置法という……

第12回国会 平和条約及び日米安全保障条約特別委員会 第4号(1951/10/19、24期、自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 今年度の補正予算を編成いたしますにあたりまして、大体従来のやり方と同じように、明年度の予算の輪郭をも考えてやつておるのであります。それは本年度所得税等の減税、また法人税の若干の引上げを行いました。それが来年度において続けて実行できないとすれば、今年度の減税に影響いたしますが、来年度の財政の規模その他につきましても、大体考慮をめぐらして編成いたしております。従いまして今日財政演説で申し上げるつもりでおりますが、今年度の四百五十億円の減税を含む租税の調整は、来年度も続けて参るつもりであります。しかして来年度におきましては、今の日本経済の進展の状況から申しまして、国民所得はある程度増……

第12回国会 平和条約及び日米安全保障条約特別委員会 第5号(1951/10/20、24期、自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 この問題につきましては、昨日も塚田委員からの御質問に答えた通りでございます。賠償よりも対日援助の方が優先するという説も相当ございます。私といたしましては、外債の支払い、対日援助の債務の支払い、また賠償、一連のものとして考えたいと思うのであります。同じ賠償にいたしましても、ある国とだけ早くきめて、ある国のことは考えずに行くわけにも行きません。支払うところは日本国民でございます。全体の見通しがつくまでは、なかなかきまりにくいのではないかと思つております。

第12回国会 平和条約及び日米安全保障条約特別委員会 第8号(1951/10/24、24期、自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 楽観をしておるというお話でございますが、私が楽観をしておるという根拠をこちらから承りたいと思います。
【次の発言】 賠償二百億ドルとか二百三十億ドルとかを拂うことを前提にしてお考えになれば、わが国の来年度の予算は八千億円台ということになれば、楽観ということになるかもわかりません。しかし私は二百億とか二百三十億ドルの賠償を現在日本で負担するだけの能力がないという確信を持つておりまするから、来年度におきましても歳出予算は八千億円台でとどまる見込みだと申し上げておるのであります。
【次の発言】 日本の国民生活を引下げたり、日本の産業が立ち行かぬような賠償を要求する精神は、この條約には……

第12回国会 予算委員会 第4号(1951/10/24、24期、自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 昭和二十六年度補正予算の大綱につきましては、本会議において説明いたしましたが、予算委員会の御審議をお願いいたすにつきまして、あらためて御説明申し上げます。  本年度補正予算は、平和條約締結後の情勢に対処し、あくまで健全な経済を営みつつ、経済基盤の充実と、国民生活の安定をはかることを目的として編成されたものでありまして、講和に伴う諸般の措置を講ずることといたしましたほか、当初予算において主眼といたしました財政収支の均衡、国民負担の調整軽減、産業の育成合理化のための政府資金の活用等の面について特に留意したのであります。  次にその内容の大体について御説明申し上げます。  まず一般会……

第12回国会 予算委員会 第5号(1951/10/25、24期、自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 申すまでもなく、われわれの考えております、経済を安定し、またその安定の上に能率化し、この上とも発展させて行きたいということは、従来からの考えであつたのであります。幸いに国民各位の御協力によりまして、吉田内閣成立以来、私は経済はよほど安定したと考えております。もちろん日本の経済は、敗戰によりまして非常な痛手をこうむりまして、安定したとはいうものの、経済の脆弱性は認めざるを得ません。しかし脆弱ながら、二、三年前に比べますると、よほど安定したと考えていいと思うのであります。  次に能率の問題につきましても、各産業につきましては合理化をやりまして、労働の生産性も上つて参つて来ております……

第12回国会 予算委員会 第6号(1951/10/26、24期、自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 財政演説で申し上げました通り、今までの基本観念を講和後においても持続するのに間違いはございません。今までの政策はわが国の再建自立にぜひ必要なことでありまして、ああいう経済の状態のときに今までとつた方策は、どこの世のどこの国にも通じて誤りないことであります。まだまだ日本の経済は脆弱でございますので、今までの方針をずつと続けて参ります。しかし経済規模がずつと拡大して、経済の力がふえて参りましたならば、積極政策というふうな方向に転ずる場合もありましよう。それはまだまだ先のことであると考えます。
【次の発言】 大体今お話になつたような数字でございますが、ちよつと違いますことは、特需関係……

第12回国会 予算委員会 第7号(1951/10/27、24期、自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 四千万ポンド程度のものは日本の状態からいつて、そう特に心配するほどじやないのであります。しかし輸出インフレ防止のためにも輸入の促進をはからなければなりませんので、ポンド圏から入るようなもので日本に輸入し得るものを探しまして、極力増進に努めたいと思います。インド方面の鉄鉱石、その他のもの、またビルマの米、努力次第によりましてはポンドが急激に増加しないようにできると思つております。またそういたさなければならぬのであります。
【次の発言】 お話の点は考えられないことではございませんが、今そういう手段に出なければならないほど、ポンドがあり余るという問題ではないのであります。来年の三、四……

第12回国会 予算委員会 第9号(1951/10/30、24期、自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 御審議願つておりまする補正予算案は、司令部の承認を得て出しておるのであります。従いまして、これが変更になることはないと思います。ただ国会の方で変更なされば別でございます。政府の方から変更する考えはございません。  それから昭和二十七年度の歳出の大体のことにつきましては、財政演説で申し上げた通りでございます。内容に至つてはまだ十分練つておりません。私は今年度と大差のないスケールでやつて行きたいという考えでございます。ドツジ氏が来られまして、いろいろなことが新聞に載つておるようでありますが、私はまだ財政金融問題につきまして一度も話をいたしておりません。いずれ最近の日本の財政経済事情……

第12回国会 予算委員会 第10号(1951/10/31、24期、自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 私は一万円になると言つた記憶はございませんが、今米の配給価格は消費者が九千三百円ということは御承知でございましよう。しこうして実効価格ということを農林大臣が言われましたが、東京都内におきまするやみ米は、一万七、八千円ということも御存じでございましよう。どこの価格を言うかが問題であるのであります。実効価格ということになりますと、大体普通の世帯で、東京都なら二十四キロの米の配給をいたしておりますが、大体四キロ半ぐらいのやみ価格をやつておる。そういうことを計算してみたら、実効価格がどれくらいになるかということは出て来ると思います。

第12回国会 予算委員会 第11号(1951/11/01、24期、自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 その通りでございまして、国民生活を切り下げて賠償するということは、條約の十四條にもあります通りに、現在できないことを前提にして規定いたしております。
【次の発言】 お話の通りに、イタリアとは事情が違いますので、日本は日本としての連合国に与えました損害を考えて、できるだけ誠意をもつてやる、これよりほかにお答えは今のところ不可能であります。
【次の発言】 十四條にはつきり規定しておりますので、十四條を誠意をもつて履行する。これよりほかにはございません。
【次の発言】 日本の債務は賠償ばかりではございません。外債の支拂いその他の債務がございますので、いろいろな点を考えまして善処したい……

第12回国会 予算委員会 第12号(1951/11/02、24期、自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 先ほどの御質問に、大蔵省は百億円を計上しておつたというお話でございましたが、私は草案にもそんなことを書いたことはございません。来年度におきましてどのくらい計上するかということは、よく実態を調査し、また財政の状況を考えてきめたいと思います。今腹案はございません。
【次の発言】 森林の育成については十分考慮されているはずであります。
【次の発言】 予算の要求が出ましたら、できるだけ考慮いたします。
【次の発言】 国民生活の水準というのは、お話の通りになかなかやつかいな問題でございます。川島君はどういうことをお考えになつておりまするか知りませんが、安本の調査にいたしましても、あれは昭……

第12回国会 予算委員会 第13号(1951/11/05、24期、自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 農林大臣がお答えになつた通りでございまして、酒造米の方で十分統制をして行きたいと思います。
【次の発言】 今見通しを発表する段階に至つておりません。
【次の発言】 安定ということも度合いの問題でありまして、相対的にも考えなければなりません。この相対を戦前に比べて言つておられますが、こういうひどい敗戦の目にあつたのでありますから、ただちに戦前の状態にまで行かないことはやむを得ないのであります。しかし国の経済の安定をはかるのには、まず第一にやはり財政の安定をはからなければならぬことは、だれも認めると思うのであります。次に金融その他につきましても、できだけ合理化し、産業の復興に資する……

第12回国会 予算委員会 第14号(1951/11/06、24期、自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 中小企業に対しましての金融は、私の最も力を入れておるところでございまして、今国会におきましても、信用保証協会の仕事を政府で保険するこことして、中小企業信用保険法の整備の法案を出す予定でございます。お話のように国民金融公庫とか農林、漁業への出資等である程度まかなえるが、何分にも本体をなす一般の金融機関の方に、中小企業金融をやるように特に勧奨いたしておる次第でございます。今電力の事情によつて中小企業がどうなつておるかという御質問でございまするが、個々の問題につきまして、個人々々の分についてどうするかということはなかなかやつかいな問題でございます。もしそういう問題で組合等があり、それ……


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第13回国会(1951/12/10〜1952/07/31)

第13回国会 運輸委員会 第5号(1952/02/07、24期、自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 長い間新線計画をやめておつたのでありまするが、昭和二十六年度からある程度計画をされまして、来年度におきまして二十億円ということにいたしたのであります。われわれといたしましても、新線はできるだけ多く、また鉄道新線のみならず、非常に災害を受けまして悪くなつておる電話関係の方にも、相当の要求があつたのでありまするが、何分にも今の財政上、ことに国鉄の收入支出の方面から申しまして、補給にもいりますし、貨車の製造にもいりますし、そういうこつとを考えますと、なかなか新線の方にはまわらない。従いまして借金でやつたらどうかというので、実は資金運用部からの百十億円を鉄道の方にお貸ししてやる。これは……

第13回国会 外務委員会 第27号(1952/05/28、24期、自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 御質問の点が私にはつきり来ないのでございますが、国際通貨基金加入に対しましては、規約によりまして一定額の割当があればそれについて拂込みをしなければならないので、加入についての御審議を願つておるのであります。国際通貨基金に加入いたしますと国際開発銀行との関係もできまして、日本の開発について借入れ申込みができる、こういうことであるのであります。御質問の点は、ポンド過剩、ドル不足というお話でございますが、今特異な事情によりましてポンドの過剩と申しますか、とにかく一年余りの間に八、九千万ポンドもたまつた、ということは相当たまつたということが言えるのであります。ポンド過剩ということでなし……

第13回国会 議院運営委員会 第56号(1952/06/05、24期、自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 御質問の第二点から先に申し上げます。海外旅行のための経費は、私は各主管で組むのがほんとうであると思います。従いまして、来年度からは海外派遣費につきましての費用は、国会の予算に計上する考えでございます。  それから御質問の第一点につきましては、今申し上げたような手続が昭和二十七年度の予算上できておりませんので、今回のごとく郵便関係で議員がおいでになるという国会の方の御決議があれば、それを尊重して参りたいと思います。
【次の発言】 今お答えした通りでございます。郵便関係のみならず、今後の問題で国会が御決議になれば――御決議というような言葉はよいかどうかわかりませんが、国会の方で意思……

第13回国会 決算委員会 第6号(1952/02/15、24期、自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 予算の使用に関しまして、不適正である場合が年々増加して参つておることは、まことに遺憾に存じておる次第であります。従いまして、国庫大臣としての大蔵大臣も、常にその点に意を用いまして、一昨年来相当に調査をいたしました。今お話のような事跡がありますので、閣議に報告いたしまして、各省大臣の猛省を促した次第であります。しかし、あとからそういう非違の事件を報告するだけでは足りませんので、今後監察制度等を強化いたしまして、不適正な事件の絶無を期するよう、行政機構の改革の際におきまして、相当の考慮を拂うつもりでおるのであります。
【次の発言】 私は大蔵大臣といたしまして、その表を見たときに、こ……

第13回国会 大蔵委員会 第12号(1952/02/14、24期、自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 ただいま議題となりました所得税法の一部を改正する法律案外三法律案について、その提案の理由を説明いたします。  政府は国民の租税負担の状況にかんがみ、負担の軽減と調整をはかるため、さきに臨時同会におきまして所得税法の臨時特例に関する法律等につき、御審議を願つたのでありますが、今回この措置を平年度化するのほか、さらに所得税及び相続税及び相続税について一層負担の軽減をはかるとともに、課税の簡素化と資本の蓄積等に資することを目的として、ここに関係法律案を提出いたしましたのであります。  まず、所得税法の一部を改正する法律案について、その大要を申し上げます。所得税法におきましては、基礎控……

第13回国会 大蔵委員会 第21号(1952/02/26、24期、自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 まだ行政協定の方は結論に至つておりません。従いまして結論が出ましたならば、その協定によりまして、立法事項を要するものは国会の承認を得る考えでおります。結論が出てからはつきりしたお話をいたしたいと思います。
【次の発言】 これは昔から国際二重課税としてやかましい問題でございまして、日本が独立いたしましたならばアメリカのみならず、ほかの国とも二重課税防止の條約を結ばなければならぬと考えております。従いまして、大蔵省といたしましては、昨年十二月に東京の国税局長渡辺喜久造君をワシントンへ向けまして、大体の租税協定の下打合せをいたしております。まとまりましたならば、国会の承認を得ることに……

第13回国会 大蔵委員会 第22号(1952/02/27、24期、自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 超過供出という問題でなしに、匿名供出の場合につきましてどうするかということを、われわれは考えておるのであります。租税の徴收はやはり実態に沿うようにいたすべきものであると同時に、また現在の経済、社会情勢に適応するようなやり方で行く必要もあると考えるのであります。従いまして匿名供出の実際の状況を見まして、立法措置を要するならば立法措置をいたしますし、また立法措置をしなくても行政の手心でできる程度のものならば、それでやつて行こう、実態を見ました上で、いずれの措置をとるかということをきめて行きたいと考えております。つきましては、この私の気持を行政の末端に知らしておく必要がありますので、……

第13回国会 大蔵委員会 第55号(1952/04/22、24期、自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 世間ではよくドツジ・ラインとかドツジ方式とかいつておりますが、はつきりした定義はございません。私の考えるところでは健全金融、健全財政、これをドツジ・ライン、ドツジ政策と言つておられると、こう思うのであります。ことに金融の方は別にいたしまして、財政面ではとにかく健全財政、こういうことであるといたしまするならば、健全財政はここしばらく続けて行かなければならぬと思います。金融方面でドツジ政策というふうなものは、はつきりいたしません。実は健全財政をとつております建前から、金融の方はある程度ゆるめざるを得なくなつて、いわゆるオーバー・ローンの問題も出て来ておるのでありますが、これはさきに……

第13回国会 大蔵委員会 第56号(1952/04/23、24期、自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 軍票と申しましても地域別にいろいろなものがござまして、私は、一々どういうようにするという考えを持つておりません。
【次の発言】 委員長、速記をとめてください。
【次の発言】 朝鮮は連合国ではございません。従いまして、一般の連合国との平和条約で当然に適用にならぬ場合がございますので、いろんな規定を設けておるのであります。
【次の発言】 速記をとめていただきましよう。
【次の発言】 閉鎖機関の方で、今たまつておりまする金は百億程度あると思います。これは今食糧証券に投資しておるのであります。食糧証券を日本銀行に持たすか、あるいは資金運用部が持つて、その食糧証券を売つた金を銀行に預け、……

第13回国会 大蔵委員会 第66号(1952/05/14、24期、自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 前回の御質問に対しましてお答えした通りで、何らかわつたことはございません。新聞に、請求権がないというアメリカ政府の解釈だこいうことが載つておつたのであります。しかしこれはその後の調査によりますると、そういう見解ではないということを確かめました。この問題は適当な機会に外務大臣より公表すべきだということを、私から外務大臣に先日話をいたしまして、今外務大臣が外務委員会へ出ておるとすれば、多分外務大臣としての見解をきようぐらい発表したと思います。  平和条約第四条の解釈につきましては、この前も申し上げましたように、アメリカ軍のいわゆる指令の効力は認まするが、この指令が日本の財産権返還請……

第13回国会 大蔵委員会 第70号(1952/05/19、24期、自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 貨幣制度、金融制度につきまして、差向き金融制度は長期金融機関を設置するというふうなあれで、変革を加えるつもりではありますが、貨幣制度、ことに御指摘のデノミネーシヨンの問題なんかは、私は考えておりません。今朝もある代議士からそういうものについて質問するという話がありましたが、質問なさつても何もないでしようと、こう言つておいたのであります。デノミネーシヨンをやる具体的な案があるかといつたら、ありはしない。風声鶴唳と申しますか、とにかく取越し若労をする人には、いくら言つても取越し苦労はやまぬものでございますが、池田が大蔵大臣をやつている間は、もちろんデノミネーシヨンをやるなんというこ……

第13回国会 大蔵委員会 第71号(1952/05/20、24期、自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 ただいま政府委員よりお答えした通りでございまして、各部門の分につきましては開発銀行の実情等を見きわめまして適当にいたしたいと思つております。
【次の発言】 ただいま深澤委員より、占領治下においては見返り資金の運用について、司令部の指示を受けるのもやむを得なかつたという言葉を聞いて今までとはよほど考え方がお違いになつたのに驚いたのでありますが、今後は見返り資金の運用につきましては、日本政府独自の考えで行くつもりであります。そうしてこの見返り資金が主として民間に投資せられましたが、これが直接債務とつながるわけではない。これは従来も国会で答弁しておりましたように、別個の問題であるので……

第13回国会 大蔵委員会 第72号(1952/05/21、24期、自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 結論から申し上げますが、お話のように今の北海道拓殖銀行をもつてしては、北海道の開発には私は十分ではないと考えるのであります。北海道拓殖銀行は四、五百億の資金源を持つております。しこうして昔の長期銀行たる性格よりも、今では短期金融を主とする性格にかわつて来ておるのであります。前に北海道拓殖銀行と北海道銀行とが併立しておりましたときには、長期銀行の色彩が強かつた。しかしその後合併いたしましたし、また名は拓殖銀行でありますが、実は商業銀行になつてしまつておる。こういう一定のわらじと申しますか、一足半のわらじと申しますか、こういう状態では北海道の拓殖は十分に行かぬのじやないか。一歩進め……

第13回国会 通商産業委員会 第16号(1952/03/19、24期、自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 今からちようど二年前に、お話のように繊維関係を中心として非常にお困りの方が出て来たのであります。思い起しますと二年ちよつと前、三月一日の日でございました。私は一時的に非常に悪いけれども、そこでじたばたせずにじつくり構えて行つてください。また景気も持ち直つて来ます。ただ戦争中並びにその後の統制経済のもとに、やみ買いをしたりやみ売りをしている人が中に二、三、四、五倒れるということは、お気の毒であるけれどもやむを得ないと、そう言つたのでありますが、二年後の今またこういう問題が起つて来たのであります。その間におきまして、何が景気がいいかといつたら糸へんがいいのだ、糸へんは一昨年の三月以……

第13回国会 通商産業委員会 第24号(1952/04/17、24期、自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 各電力会社の外債の政府が肩がわりして引受けました残額についての正確な数字は今用意しておりません。いずれ調査いたしましてごらんに入れたいと思います。
【次の発言】 電力会社のみならず、満鉄の方もございますし、東拓もありますし、また政府の直接の国債もありますので、その区わけは覚えておりませんが、利子を入れまして、全体といたしましては四億五千万ドル程度でございます。そのうち今までに支拂わなければならない利子だけで一億五千万ドルばかりございます。従いまして、元本で申しますと三億ドル足らずに相なります。
【次の発言】 二十七年度予算一には、外債ガリオアの返済、あるいは賠償等の支拂いを見込……

第13回国会 文部委員会 第42号(1952/07/04、24期、自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 御質問の重点がどこにあるか、ちよつと解釈しかねるのでございますが、御質問に対しての私の想像は、教育委員会の答申等についてどういう関心を持つているか、こういう御質問かと思つてお答え申し上げます。もちろん、教育委員会の審議の様子、あるいは審議の結果につきましては、それぞれ聞き及んでおります。しかもまた内閣の政策の最も重要なものの一つとして、教育の振興ということは考えておりますので、他の経費その他を勘案しまして、できるだけ教育予算につきましては、重点的に考えて来ておるのであります。
【次の発言】 教育委員会の問題を教育制度の研究の題目としてお考えになつているとは、私も想像いたします。……

第13回国会 予算委員会 第2号(1952/01/28、24期、自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 お答え申し上げます。予算と法律とが同時に審議される場合は、お話のように税法のみではございません。今国会におきましても、各種の法律案が提出され、それに必要な経費が予算案に盛られております。また各種の法律案のみならず、特別会計法等は予算と同時に行くのを通例といたしておるのであります。しこうして予算の組み方を規定する財政法の問題として特別にお考えになる節もわかります。わかりますが、昭和二十二年の財政法を初めて施行いたしました場合において、財政法が新たに設けられました場合において予算案は設けられた財政法と同時に行つておる。今お話のように第十四條二項、三項ではない。財政法全部が法律になつ……

第13回国会 予算委員会 第3号(1952/01/29、24期、自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 昭和二十七年度予算の編成に関する基本方針並びに予算の大綱につきましては、過日本会議において説明いたしましたが、予算委員会の御審議をお願いいたすにつきまして、あらためてその内容を御説明申し上げます。  まず歳出について申し上げます。第一に、平和回復に伴う措置といたしましては、防衛支出金六百五十億円、警察予備隊費五百四十億円、海上警備救難に関する経費約七十三億円、安全保障諸費五百六十億円、連合国財産補償費百億円、平和回復善後処理費百十億円、総計約二千三十三億円を計上いたしました。  防衛支出金は、日米安全保障條約に基いて駐留する米軍の必要とする経費の一部をわが方において負担する結果……

第13回国会 予算委員会 第4号(1952/01/30、24期、自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 吉田総理大臣のたびたび述べられました、ただいまのところ再軍備をしようにもできない。将来能力ができたときに国民の方々とよく相談してきめる、こういう吉田総理の言明に私はまつたく同感であるのであります。
【次の発言】 防衛費が一千八百二十億円になつておるので、再軍備の前兆ではないかという議論がございますが、私はそうは考えていないのであります。財政演説で申し上げましたように、防衛に関します直接の経費は、防衛支出金の六百五十億円と、しこうして警察予備隊、海上保安庁等の六百十億円余が主でございます。しこうして安全保障諸費につきましては、防衛支出金並びに警察予備隊等の今後の状況によりまして使……

第13回国会 予算委員会 第5号(1952/01/31、24期、自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 防衛支出金、警察予備隊費、海上保安庁諸費並びに安全保障諸費、合計千八百二十億円は、わが国の経済力から申しまして、精一ぱいのものでございます。従いまして、今年度内におきまして、これを増額する考えは持つておりません。
【次の発言】 想像の予算だと申されまするが、予算は来年度の予定をいたしまして組むのであります。だから予定ということを想像にお考えになれば、想像の予算と言えます。しかし私は昭和二十七年度におきましては、防衛支出金、警察予備隊費、海上保安費あるいは安全保障費千八百二十億円と予定いたして組んでいるのであります。内容につきましては、行政協定その他との関係がありますので、各自ご……

第13回国会 予算委員会 第6号(1952/02/01、24期、自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 行政協定が結ばれることを予想いたしまして、私がその内容等を察知すると申しますか、大体予定いたしまして、予算を組んだわけであります。
【次の発言】 ただいまお答えした通りであります。
【次の発言】 最近の例によりますと、アメリカの空軍が英国に、またアメリカの軍隊がフランスに駐留いたします場合におきましては、その費用の一部を駐留せられておる国が負担するということが例になつておるのであります。しこうして防衛分担金ということは行政協定によつてきまりますので、私はあえて分担という言葉を使わずに、防衛支出金という言葉で表わしておるのであります。これが行政協定が成立いたしましたら、実質は防衛……

第13回国会 予算委員会 第7号(1952/02/02、24期、自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 この問題につきましては、行政協定の内容、またその他のこともございますので、そのことが起りましたときに検討いたしたいと思います。
【次の発言】 資金の調整につきましては、これは財政資金、民間資金、こういう問題につきましては、大体資金計画を立てまして、今年度、来年度はどういうふうな財政資金の使い方をする、それから民間資金におきましても、社債あるいは株式の発行、また銀行の貸出しにつきましては、大蔵大臣といたしまして常に意を用いているのであります。今後どういうような方向で行くかという問題になりますと、今最も大きい問題のオーバー・ローンの問題であります。こういうものにつきましても、今急速……

第13回国会 予算委員会 第8号(1952/02/04、24期、自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 産業資金の調達に、預貯金増強によりまする金融機関を通じてのやり方もさることでございますが、やはり長期資金といたしましては、自己資金を中心とし、社債発行等によつて調達することが本筋であろうと考えます。しかし何分にもインフレ時代には、えてして株価の上昇はないのが普通でございますが、今までも実際の会社の実力よりも相当低目の株価である。従つて増資もなかなかむずかしかつた。しかもまた経済力が非常に薄弱でございますので、急に増資をいたしますと、一昨年のように株もたれになり、また増資を阻害する、こういう関係がありますので、やはり金融界、経済力の情勢を見ながら、徐々とは申しますが、できるだけ早……

第13回国会 予算委員会 第9号(1952/02/05、24期、自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 従来におきましても、育英資金の支給につきましては、軍人遺族の方にもできるだけまわるようにいたしております。しかして今回遺家族の方々に対しまして、こういう措置をとります場合に、特に六千八百万円を加算いたしまして、遺児の教育に意を用いることにいたしておるのであります。今後におきましても、一般の育英資金につきまして、できるだけ遺児の方にまわしたい。また今回特別にやりました六千八百万円も、今後できるだけふやして参りたい、こう考えております。
【次の発言】 遺族の方で父母、祖父母の方には一時金をお上げすることにしておるのであります。交付公債にいたしたいと考えておりますが、原則といたしまし……

第13回国会 予算委員会 第10号(1952/02/06、24期、自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 お尋ねの六・三制完成の問題でございますが、昭和二十四年に一応測定いたしました〇・七坪による分の完成は来年度でできることになつておるのであります。文部省といたされましては、その後の学童数の増加、移動等によりまして、二十四年に測定いたしました分以外の予算の要求があつたのでありますが、私といたしましては、一応昭和二十七年度には二十四年度の計画を完遂しようということで、学童数の増加に伴う分は昭和二十八年度に為いて考慮してはどうか。どの程度考慮するかということはまだきまつておりませんが、二十八年度に讓つて行こうということで話合いをいたしたのであります。

第13回国会 予算委員会 第11号(1952/02/07、24期、自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 お答え申し上げます。所得のあるところに所得税を課するのでございまして、所得のあるところには税法の命ずるところによつて課税しなければならないことは、これはもう遵法精神からいつて当然のことでございます。しかし片一方で非常に国のために増産に励み、そうしてまた食糧需給をよりよくするために、農民の方が進んでお出しになる場合におきましては、課税上手心を加えるということも一つの政治であるのであります。従いまして今超過供出と言つておりますが、実際上は予算面では集荷委託費で出しておるのであります。今後いわゆる超過供出というものに、どういうふうな方法で金を出すかという問題につきましても、農林省と話……

第13回国会 予算委員会 第12号(1952/02/08、24期、自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 国民所得の算定につきましては、安定本部の方でいたしておるのでありますが、その方の資料によりますと、五兆三百億程度見込んでおります。昭和二十六年度の当初見込みが四兆五千数百億円でございましたが、最近の調べによりますと、四兆六千数百億円になつておるようであります。しこうしてこまかい点につきましてはただいま記憶しておりませんが、生産もある程度ふえ、雇用賃金等も大体一〇%程度ふえる計算であります。物価は大体横ばいで、少しくらい上る程度であつたかと思います。詳しくは資料でまた安定本部の方から御説明いたすことにいたします。
【次の発言】 生産につきましても、戦前の基準に比べまして、大体昭和……

第13回国会 予算委員会 第13号(1952/02/09、24期、自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 御説のような考え方がありますので、ただいま政府としては研究をいたしておる次第でございます。
【次の発言】 日本銀行でできるだけ節約していただきまして、法の命ずるところによつて納付金を徴収いたしたいと思います。
【次の発言】 銀行経営の合理化につきましては、私はさきのお答えで、またその前にもたびたび申し上ておるところでございます。銀行の経営合理化については、一段の意を用いておるのであります。
【次の発言】 大蔵省におきまして徴兵制度を研究しているというお話でございますが、風早さん、何か論拠がございますか。こういうことを言われますと、国民が非常に惑いますから、私は大蔵大臣としてもう……

第13回国会 予算委員会 第14号(1952/02/13、24期、自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 財政演説において申し上げました通りでございまして、安全保障諸費のうちには、海上保安庁の方に今後行くかもわからない費用も組んでおるのであります。行くかもわからないと申しますのは、誤解があつてはいけませんが、今後の情勢によりまして、たとえば沿岸の監視船をふやすとか、あるいは警備隊をふやすような場合におきまして、海上保安庁の予算に盛つている以外は、ただいまでははつきりは見通しをつけておりません。しかし情勢によりまして、ヘリコプターを置いて巡視するとか、いろいろな点がありますので、そういう場合には、この安全保障諸費の中から出しておこう、こういう考えであります。

第13回国会 予算委員会 第15号(1952/02/14、24期、自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 予算の要求というものは、平川さん御存じの通りに相当厖大なものが出て来るのであります。今年度内政費は六千四百億円にとめましたが、当初の要求は一兆数千億であります。文部省も六・三制の問題でお話の通りに五十七億円をお出しになつた。その根拠は、昭和二十四年以後における児童数の増加を見込んで要求されておる。大蔵省の方は昭和二十四年に〇・七坪で出発いたしまして、計画的にその分だけをやつて、そして昭和二十四年以後の児童数の増加の分は、昭和二十八年度でやろう、こういうことで話合いをつけたのであります。従いまして昭和二十八年度におきましても、児童数の増加による六・三制の校舎の分は予算に組まれるこ……

第13回国会 予算委員会 第16号(1952/02/15、24期、自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 遺家族の方に一時金といたしまして八百八十数億円の交付公債を交付する考えでおります。この八百八十数億円は、原則といたしましては一年すえ置きの十箇年年賦、こういうことで行きたいと考えております。中に非常に生活困難の方につきましては、先般来申し上げておりますように、生活保護費と両建で行くように行政措置をしたい、こういうので生活保護費の方でそういう貧困の方につきましては措置する。原則といたしましては一年すえ置きの十箇年年賦という考えでおるのであります。生活保護費まで行かぬけれども、とにかく早く償還を望まれる方で、しかもその理由ありと認むるときは、原則の十箇年を五箇年にする場合も考えてお……

第13回国会 予算委員会 第17号(1952/02/16、24期、自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 昭和二十七年度の予算のわくをどのくらいにするかということが、さきの臨時国会において問題になりまして、私は八千億円台と申しておつたのであります。八千億円台というときには、八千九百億円もあるし、八千百億円もある、どちらかというような質問もございましたが、私は国民所得に対しまして、独立予算として国際関係費あるいは防衛費がふえましても、大体八千五百二十七億円にとどめ得たことをみずから喜ぶものであります。しこうして八千五百二十七億円中、防衛並びに平和関係諸費と国内費との問題でございまするが、私は防衛関係あるいは平和関係の費用が、一説には相当多い二千五、六百億という話もありましたが、まあ二……

第13回国会 予算委員会 第18号(1952/02/18、24期、自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 お話の通り、そういうことがあり得ると思います。現に中米のサルヴアドルでございましたか、憲法上そういうものは自分の国で処分し得ないというふうなことを、言つておつた国もあります。また最近の情報によりますと、ブラジルにおきましては、日本の在外財産を没収しないということをきめたそうでございます。必ずしも全部放棄することにきまつておるわけではなくて、当該国の自由にまかされておるということに相なつております。
【次の発言】 外交関係が復活しておりませんので、積極的には今まで別に措置をとつていないと考えておりますが、講和條約成立後におきましては、外交関係が復活いたしますので、望ましいことと思……

第13回国会 予算委員会 第19号(1952/02/19、24期、自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 御承知のごとく二十六年度の予算編成にあたりましては、麦は統制を撤廃するという法案を出しまして予算を組んだのであります。しかし統制を撤廃するといたしましても、八百数十万石の麦は買い入れる予定で組んでおります。今度の昭和二十七年度におきましても、麦につきましては今統制の継続中でございますが、やはり八百数十万石の買い入れを予定いたしておりますので、統制を続けて行こうが、あるいははずそうが、それには何ら予算上大した支障はございません。今まで通りに統制を継続するという建前のもとに編成しておるので、矛盾はございません。
【次の発言】 御質問の点がはつきりいたしませんが、支出決定をしまして未……

第13回国会 予算委員会 第20号(1952/02/20、24期、自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 租税の滞納はお話のように一時千億円ばかりあつたのであります。この原因は昭和二十二年、二十三年、二十四年のあのインフレ時代におきまする税務執行が十分適正に行われていない結果でこうなつて来たのであります。従いましてこの七、八百億あるいは千億近い滞納を個別的に調べまして、御承知のごとく昭和二十六年度からは、滞納者を一応資産内容の十分なものがただ金詰まりで納められないものと、それから資産内容が悪い、税金の決定が無理だというものとわけまして、事実税金の決定が無理なものは個別に訂正をいたします。しかし税金の決定はよかつたが資産内容は悪いというのは、三年間待つて別調査をしよう、こういうふうに……

第13回国会 予算委員会 第22号(1952/02/23、24期、自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 外資の導入の問題につきましては、本委員会におきましてたびたび話が出たのであります。形態といたしましては、政府同士の借款の問題と、それから国際通貨基金加入後における国際開発銀行からの政府あるいは民間の借款の問題、第三段目といたしましては、アメリカの輸出入銀行を通じまして、アメリカの物資の日本へ入つて来た金を借りる、こういう問題、第四には民間のコマーシャル・べースによるものであります。今までにおきましては、コマーシャル・ベースによります外資、すなわち株式投資によるもの、貸付金によるもの、あるいは工業技術の貸付によるもの等を見ますと、大体ただいまのところ七千数百万ドルが参つております……

第13回国会 予算委員会 第24号(1952/04/02、24期、自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 国有財産の売払いの場合の評価につきましては、お話のように公正でなければならないので、各方面から検討を加えて売却をいたしております。  それから今の四日市の燃料廠の問題でございますが、これは国有財産の売払いでございますから、われわれの所管でございますが、これをどこへ売り払つたらよいか、どういうふうにしたら一番有効かということは実はしろうとでございます、その道の通産省の方に委員会ができて、そこで一応の意見をお出し願う、それにのつとりまして大蔵大臣の立場から適当な価格を算定する、こういうのであります。われわれの方で何も会計事務の点ばかりを見て出してはおりません。

第13回国会 予算委員会 第25号(1952/05/15、24期、自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 外資導入はなかなかむずかしい、しかししたいということを言つたのであります。総理大臣と何もかわりは、ございません。
【次の発言】 外資にもいろいろな種類があるのであります。そこで政府が導入しようとする外資の形、また民間が導入しようとする外資の形といろいろな手がありますので、一々申し上げられません。民間は民間で考えておりましよう。政府は政府で考えておりますが、どういうかつこう、どういうふうな交渉を始めるかという問題については、ここで申し上げられません。
【次の発言】 今までの民間資金の入つて来た数字は、あなたのは違つております。それからマーカツト少将が前にとやこう言われたとおつしや……

第13回国会 予算委員会 第26号(1952/05/16、24期、自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 御趣旨の点、十分私にもわかるのでありますが、具体的にまだ私検討いたしておりません。従いまして今後十分考慮のつ上、適当な査定をいたしたいと思います。
【次の発言】 岡野国務大臣の御答弁の通りであります。
【次の発言】 自由党のある方からこういう案を研究しておるというので、印刷物を持つておいでになつただけであります。私はまだこれにつきまして意見をその方に、あるいは党に申し出ておりません。考え方は岡野国務大臣のおつしやつた通りであります。
【次の発言】 ただいま外国為替委員会がやつております仕事の相当部分は日銀で、他の部分を大蔵省で所掌するつもりでおります。なお専門的な知識を要します……

第13回国会 予算委員会 第27号(1952/05/19、24期、自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 政府の考え方は従来とかわりございません。外資導入につきましての見通しにつきましては、ある程度楽になつたのか、きつくなつたのか、これはなかなか現がむずかしいのでございますが、外貨が予定以上にたまつたということは、貸手の方から見ますと、そんなにしなくとも外貨があるのではないかという考え方から行けば、マイナスの方であります。しかし外貨が非常にたまつて、日本の経済がそれだけ信用度を増したということになれば、これはプラスの方でございます。そこでいろいろ議論をせられますが、外資というものは政府借款であろうが、ワールド・バンクの貸付であろうが、輸出入銀行のそれであろうが、民間の投資であろうが……

第13回国会 予算委員会 第28号(1952/05/22、24期、自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 金利は適正であるべきことは原則でございますが、今の金利が高いか安いかということを見ますのに、産業界でいわれているように一般の金利は外国に比べますとかなり高くなつております。そこで外国との競争上その他からいつて下げてくれという要望は、私はある程度わかるのでありますが、しからば日本の預金金利その他から申しまして、今ただちに全般的に下げられるかということになると、これまたかなりの支障があることと思つているのであります。まだ資金の需要が相当多いのでございますので、私は今ただちに全面的に金利を下げるということはなかなか困難ではないかと思います。私といたしましては、長期の金利はいま少しく下……


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各種会議発言一覧(衆議院24期)

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第5回国会(1949/02/11〜1949/05/31)

第5回国会 建設委員会災害地対策特別委員会連合審査会 第2号(1949/09/14、24期、民主自由党)【政府役職】

○池田國務大臣 お答え申し上げます。先ほど來いろいろな御意見がありましたが、政府としては來年度予算編成の重点を國土保全、ことに治山治水に置きたいと考えておる次第でございます。しかして災害復旧に対しては從來のやり方を一新いたしまして、でき得る限り全額國庫負担の方針で参りたいと考えております。從いまして根本対策を立てる上において、從來わが國においても行つておつた継続費の制度、これを災害復旧に取入れたらどうかということも研究をいたしにおるのであります。継続費の制度については、ただいまは財政法で原則として行わないことにいたしておりまするが、災害復旧の特殊事情から考えて、しかも全額國庫負担という方針を今……

第5回国会 内閣委員会大蔵委員会連合審査会 第1号(1949/04/27、24期、民主自由党)【政府役職】

○池田國務大臣 大藏省設置法案につきまして、その提案の理由を御説明申し上げます。  來る六月一日から國家行政組織法が施行されるに伴いまして、從來大藏省官制を初め、多くの單行法令によつて規定されております大藏省の組織に関する諸法令を、國家行政組織法に適合した一本の法律に、整備統合する必要がありますのと、内閣の方針に從いまして、この際大藏省の機構を相当改革する必要がありますので、この法律案を提出した次第でございます。  本法案の内容について、その概要を申し上げますと、まず本省機構につきましては、從來官房及び七局ありましたものを、官房及び五局に整理いたしました。すなわち臨時的部局として置かれてありま……


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第7回国会(1949/12/04〜1950/05/02)

第7回国会 地方行政委員会大蔵委員会水産委員会連合審査会 第1号(1950/04/08、24期、自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 国民の負担にかわりはないのでありまして、両者一体として検討しなければならないと思つているのであります。従いまして、シャウプ勧告案におきましても両者一緒に考えて勧告が出されたのであります。国税の方につきましては大蔵大臣が主管大臣でございますが、地方税の決定につきましても、私は政治的に大臣といたしまして関係は持つているのであります。ただ直接に関係がないというだけであります。
【次の発言】 この問題は本会議並びに各委員会でたびたび申し上げたことであります。また国税と地方税とを通じましての負担の数字的根拠をごらんに入れておるわけでございます。私は全体といたしまして、租税は軽減されておる……

第7回国会 労働委員会人事委員会運輸委員会連合審査会 第3号(1949/12/20、24期、民主自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 先ほどこの席におりましたときに、ある委員から、三十八條以下の條文で国鉄総裁が借入金の申込みをすれば、これを国会に付議すべきではないかという議論があつたようであります。この問題とも関連いたしまするが、あの三十八條以下の規定は、予算要求の手続を書いてあるので、従いまして、国鉄総裁から予算の要求があり、運輸大臣から協議がありましたときに、政府といたしましては、この要求を調整して、国会に付議すべきであるやいなやということを決定するのであります。従いまして、三十八條以下の規定がありましたから、そうしてまた国鉄総裁が予算を要求したからというて、政府は国会に提出しなければならぬ義務はございま……

第7回国会 労働委員会人事委員会大蔵委員会連合審査会 第1号(1950/02/08、24期、民主自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 ただいま議題となりました、公共企業体労働関係法第十六條第二項の規定の規定に基き、国会の議決を求めるの件について、その提案の理由を説明いたします。  本件は、全專売労働組合が九月二十日、日本專売公社当局に対し、賃金月額十八歳六千円、十九歳六千七百円、以下逐次逓増して、四十一歳で一万七千九百五十円の年齢別最低保障給の実施及びその支給と、越年資金一人一万円の支給等の要求を提起したことに始まります。日本專売公社当局は、これに対しまして、公社の財政の現状その他諸般の情勢を考えれば、現在の段階では組合の要求に応ずることができないと拒否いたしました。そこで組合は、十月三日この問題を專売公社中……

第7回国会 労働委員会人事委員会大蔵委員会連合審査会 第5号(1950/02/14、24期、民主自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 公共企業体労働関係法並びに財政法の点を考え、また専売公社の予算関係等いろいろなことを考えて、そういう文句を使つたわけであります。
【次の発言】 流用、移用の問題であります。また専売益金繰入れの問題等であります。
【次の発言】 どつかで労働組合の人と会つて専売益金の繰入れの問題は、問題外だというふうなことを言つた覚えはございません。こういう問題がある、それがはたして予算の流用、移用の問題と、不可分の問題であるかということについては疑問があるけれども……。こういうように言つておるのでありまして、あなたが前提におつしやつたようなことは、私は言つておりません。しこうして予算の流用も移用……


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第8回国会(1950/07/12〜1950/07/31)

第8回国会 地方行政委員会大蔵委員会農林委員会水産委員会通商産業委員会連合審査会 第1号(1950/07/17、24期、自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 地方税法案の不成立によりまして都道府県、市町村の財政援助のために預金部から出しました金額は、六月三十日までで二百億の予定のところを、百六十五、六億と記憶いたしておりました。二百億予定通りは出ませんでした。第二・四半期におきましても財政平衡交付金でまかない得ない場合におきましては、大体九十億程度のものを予定いたしておりますが、これはまだ関係方面との話合いはついておりません。御承知の通りに預金部は一般の起債以外におきましても、従来から公共団体の方に短期融資といたしまして必要に応じて短期の貸付をいたしておるのであります。今回は税収不足のために融資いたしたのでありまするから、今後税収入……


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第10回国会(1950/12/10〜1951/06/05)

第10回国会 大蔵委員会農林委員会水産委員会連合審査会 第1号(1951/03/09、24期、自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 同じ閣内の閣僚でございますから、正式に交渉とか何とかいうことはございませんが、廣川さんからひとつ預金部から金を入れろというような話はございます。しかし今お話のように、十二條によつて繰入れることにつきましては、大蔵大臣の事務であり、しかしてこれは予算を伴うものであります。だから百二十億が元になるとお考えになるのは、これは少し先走り過ぎておるのじやないか。今度六十億の一般会計並びに対日援助見返り資金から出しておる、これを御審議願つておる。今後貸付を支弁するために必要があるときには、この六十億という額の範囲内において借入金ができる、その仕事は大蔵大臣がやる、こうなつておるのであります……

第10回国会 大蔵委員会郵政委員会連合審査会 第1号(1951/03/14、24期、自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 ただいま御質問の問題は、重要な問題でございまして、しばらく時間を借りまして、経過を御説明申し上げたいと思います。  御承知のごとく太平洋戰争前におきましては、お話のように、簡易保險で集めました金は、逓信省で運用いたしておつたのでありまするが、戰争中郵便貯金その他と一緒に運用する方が、資金の効果的使用ができるという考えのもとに、一括することに相なつたのであります。しこうして終戰後昭和二十一年一月に総司令部の指令が出まして、これは今まで通り合同して運用しなければならぬ、こういう指令が来たことは御承知の通りであります。その後におきまして、衆参両院の決議もあり、また閣議において議論した……


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第13回国会(1951/12/10〜1952/07/31)

第13回国会 通商産業委員会建設委員会経済安定委員会連合審査会 第3号(1952/03/31、24期、自由党)【政府役職】

○池田国務大臣 だんだんの御議論を拜聽いたしまして、どちらにも言い分があるようでございますが、今回提案されました電力開発案につきましては、全面的に賛成するものであります。第五條に「資金の確保に努めなければならない。」とありますが、私は努めなければならないでなしに、もつと強く、ぜひ確保する、こういう確信を持つております。第一期計画は五箇年間で四千五百億円ばかり見ておりますが、私は四、五年のうちにはそのくらいの金は十分確保できるものと考えております。(「外資はどうだ。」と呼ぶ者あり)私は外資を当てにしなくても、四、五年たてば、電力を起すことはできるということを確信いたしております。(「電源だけでは……



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データ更新日:2023/02/05

池田勇人[衆]在籍期 : |24期|-25期-26期-27期-28期-29期-30期
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菅原琢『データ分析読解の技術』(中公新書ラクレ756)

【内容紹介】「データ分析ブーム」がもたらしたのは、怪しい“分析らしきもの”と、それに基づいた誤解や偏見……。本書では、「問題」「解説」を通して、データ分析の失敗例を紹介しながら、データを正しく読み解くための実践的な視点や方法、また、思考に役立つ基礎的な知識やコツを紹介していく。誤った分析をしないため、騙されないための、基本的・実践的な読解と思考の方法とは――。