田代文久 衆議院議員
24期国会発言一覧

田代文久[衆]在籍期 : |24期|-31期-32期-33期
田代文久[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは田代文久衆議院議員の24期(1949/01/23〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は24期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院24期)

田代文久[衆]本会議発言(全期間)
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第5回国会(1949/02/11〜1949/05/31)

第5回国会 衆議院本会議 第21号(1949/04/23、24期、日本共産党)

○田代文久君 日本共産党を代表いたしまして、国立病院特別会計法案に対しまして、反対の意見を表明いたします。  すなわちこの法案は、大蔵委員会並びに厚生委員会におきましてもまれました結果修正を見るに至りましたることは多いとするのでございますが、根本的に本案は社会保障の問題に関しましてその態度を改めてはおらないのであります。すなわち、政府の説明によりますと、政府はこの特別会計にするうとによつて、とれるだけ患者からとり、むだを省くというのが中心的な趣旨であるというふうに説明されたのであります。すなわち、この特別会計を実行することによりまして、本年度における予算面はどういうことになるかと申しますと、昨……

第5回国会 衆議院本会議 第28号(1949/05/13、24期、日本共産党)

○田代文久君 私は、日本共産党を代表いたしまして本案に反対をいたします。  御承知のように、現在の保險診療はまさに危機に瀕しておるのでありまして、医者に対する支拂いが非常に遅延しておる。まだ三月までしかこれが支拂われていないというような実情になつておるのでありまして、ある保險医のごときは、この保險診療を中止するというような事態に立ち至つておるのであります。  こういう事態に対しまして保險局長はいかなる答弁をいたしたかと言いますと、これは事務の澁滞並びに医療費がかさむというような結果かくのごとき事態になつておるということを説明いたされたのであります。これに対する対策として出ましたものが、すなわち……

第5回国会 衆議院本会議 第30号(1949/05/16、24期、日本共産党)

○田代文久君 私は、日本共産党を代表いたしまして全案に反対をいたします。特に厚生関係につきまして反対意見を述べますことは、厚生省の設置法案におきましては予防局を廃止し、公衆衛生局へこれを統合するというのが機構上における面でありますが、承るところによりますと、同時にこれによりまして四千五百人の首を切るというのが人数の上に現れました数字でございます。  これを機構の面から申しますと、予防局を廃止するというこれに対しまして、政府当局は何ら定見を持たずして、便宜的にこれをやつた。すなわち、初めにおきましては兒童局を廃止するという案を持つておつたのでございます。ところが、これにごうごうとして反対の意見が……


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第7回国会(1949/12/04〜1950/05/02)

第7回国会 衆議院本会議 第30号(1950/03/25、24期、日本共産党)

○田代文久君 私は、共産党を代表いたしまして、帝石法の廃止法案に対しまして反対するものでございます。  現在の日本の石油産業事情というものは、きわめてゆゆしき事態に立ち至つておるのでありまして、すでに御承知のように、カルテツクスとか、あるいはスタンダード・シエルというような外国系の大資本が、販売実績の七〇%を占めておる。そして、日本の日石とか、東亜燃料、あるいは昭和石油というものと提携し、しかもこれら日本の商社は、これらの外国資本の支配下に置かれておるのでありまして、御承知のように、太平洋沿岸における精油所の再開とか、あるいは旧陸海軍の燃料廠の拂下げというようなものが、こういう会社によつてなさ……

第7回国会 衆議院本会議 第37号(1950/04/15、24期、日本共産党)

○田代文久君 私は、日本共産党を代表いたしまして、本法案に反対するものであります、  第一点は、本法案は火薬労働者大衆に対する彈圧法案ともいうべき性格を多分に持つておるということであります。本法案のねらいは、災害を防止し、公共の安全を確保するというのでありますが、実際に災害で迷惑し、危險にさらされておりまするものは、この火薬産業に従事しておりますところの工場労働者諸君であります。従いまして、これらの労働者諸君に対する災害をいかに防除するかという点が明確にされる必要があるのでありますが、この点は何らなされておらないばかりではなく、実は逆に、先ほども同僚の坂本議員が申されましたように、警察権力が工……

第7回国会 衆議院本会議 第47号(1950/05/02、24期、日本共産党)

○田代文久君 私は、日本共産党を代表いたしまして、本決議案に対しまして賛成意見を述べるものであります。(拍手)  御承知のように、現在の鉱業法における賠償規定は不十分、不完全なるものでありまして、この決議案を十分生かすことによりまして、来るべき国会におきまして、被害者大衆のこの苦悩を徹底的に救うという方策がとられなければならないのであります。御承知のようりに、現在炭鉱の掘盤による、長い間累積いたしました鉱害なるものは、まさに三百億になんなんとしておるのであり、この被害者全大衆といたしましては百数十万に上り、福岡県下のみにおきましても、田面あるいは田畑の荒廃はまさに一万数千町歩に達する、ゆゆしき……


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第8回国会(1950/07/12〜1950/07/31)

第8回国会 衆議院本会議 第7号(1950/07/22、24期、日本共産党)

○田代文久君 私は、日本共産党を代表して、本日鉄法の廃止法案に対しまして反対の意見を述べるものであります。  私が申し上げるまでもなく、日本の鉄鋼政策には二つの重要なる基本線があるのであります。すなわち、まず第一番に、この基幹産業でありまする鉄鋼産業は徹底的に自主性を保持しなければならないということ、第二番目には、あくまで平和産業として発展しなければならないということであります。これは衆目が一致した政策でありますにもかかわらず、今までとりました政策並びに現在とられつつある政策というものは、この重要なる二つの政策に相反する方向をとりつつあるのでありまして、この日鉄法の廃止法案自体というものが、そ……


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第9回国会(1950/11/21〜1950/12/09)

第9回国会 衆議院本会議 第11号(1950/12/07、24期、日本共産党)

○田代文久君 私は、日本共産党を代表して、ただいま上程されました鉱業法案外三法案並びに修正案に対しまして断固反対の意を表明するものであります。  鉱業法におきましては、本法によりまして日本の鉱業資源を合理的に開発し、それによつて公共の利益を増すということを目標にいたしておるのでございますけれども、ただいま上程されました鉱業法案におきましては、断じてこの所期の目的を達することは不可能であります。私が申し上げるまでもなく、この地下資源というものは、日本国の地下に眠つておる、われわれ国民全体の共有たるべき資源でありまして、これが現在におきましては、五百数十に余る鉱業権者によつて寸断され、あるいは独占……


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第13回国会(1951/12/10〜1952/07/31)

第13回国会 衆議院本会議 第16号(1952/02/28、24期、日本共産党)

○田代文久君 私は、ただいま上程されました郵便貯金法の一部改正に対する法律案に対しまして、日本共産党を代表いたしまして、反対の意を表するものであります。  われわれは、本法案を審議するにあたりまして、過失七年前を想起する必要がある。すなわち、終戦直後あるいは戦争中、国家は国民の零細なる資金を愛国の名においてかり集め、しかもこの多額な金額というものを一朝にして凍結せしめ、あるいは第一封鎖、第二封鎖というような形によりまして当時の物価の上昇にかかわらず、貨幣価値自身が非常に下落し、遂に零細なる国民貯金そのものが新聞紙にもひとしいことになり、しかもその金自体というものを勤労大衆が引出すことができなか……

第13回国会 衆議院本会議 第25号(1952/03/27、24期、日本共産党)

○田代文久君 私はだたいま上程されました郵便為替法の一部改正についての法案に対しまして、日本共産党を代表し断固反対の意を表明するものであります。  御承知のように、琉球を中心とする諸島は、日本の国の一部でありまして、従つてこれらの地方との郵便為替取引というものは、当然国内郵便為替法によつて実行されなければならないことは言うを待たないのであります。しかるに、ただいま提案されました法案は、具体的には、日本の円をもつてこの地方に為替します場合に、円がそのまま向うにそつくりその形で現われて来ない。なぜかと申しますと、これはドルにしなければならないということになるのである。また反対に、琉球地方から日本に……

第13回国会 衆議院本会議 第32号(1952/04/17、24期、日本共産党)

○田代文久君 私は、日本共産党を代表して、ただいま上程されました破壞活動防止法案に対し、政府当局に質問を試みんとするものであります。  現在政府は、破壞活動を防止するという名のもとに本案を提出いたしておるのでございますが、実際に破壞活動を行いつつあるものは、これまさに外国帝国主義と、その手先になり、その走狗になつておりまするところの自由党吉田政権それそのものであります。(拍手)現在、日本の経済財政、これらほとんど全部と言つてもいいほど、アメリカのウオール街に握られておる。貿易関係について見ましても、中国貿易は禁止され、モスクワにおける国際経済会議に対して、アメリカの手によりまして、これに参加す……

第13回国会 衆議院本会議 第34号(1952/04/24、24期、日本共産党)

○田代文久君 私は、ただいま上程されました法案に対しまして日本共産党を代表し、並びに日本国民の一人として、はげしい怒りをもつて反対の意を表する次第であります。  と申しますのは、アメリカ合衆国が、本法案によりますと、日本の郵政事業に対しまして特殊の、はつきりした、強力な権利あるいは特権を持つのであり、しかも、それに対しましては何らの義務を負わない。日本だけが一方的に義務を負わされておるのであります。日本のこの国土の中にアメリカの郵便局を設置し、しかもその負担をわれわれ国民の血税でもつて補う。また、そこで使用される労働者諸君は、これまた苛酷な、特殊な労働條件によつて使用されるということは、はつき……

第13回国会 衆議院本会議 第35号(1952/04/25、24期、日本共産党)

○田代文久君 私は、日本共産党を代表して、ただいま上程されました簡易保險法の一部を改正する法律案に対しまして断固反対する次第であります。  簡易保険の制限額を五万円から八万円に上げるというその理由といたしまして、政府は、今日における医療費、葬祭費、遺族生活費並びに物価指数等にかんがみて上げねばならぬと、いかにも社会保障や加入者の利益をはかるような口吻で説明いたしておるのでありまするけれども、またこれに対しまして、はなはだ遺憾なことながら、社会党も、現在八万円に引上げるのでははなはだ低い、最小限十万円にすべきが正しいのであるという賛成意見を持つておられまして、これは自由党の委員の諸君から、大いに……

田代文久[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院24期)

田代文久[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第5回国会(1949/02/11〜1949/05/31)

第5回国会 厚生委員会 第2号(1949/03/30、24期、日本共産党)

○田代委員 今國立病院の特別会計問題が非常にやかましく言われておりますが、この特別会計法案の提案の準備がございます。
【次の発言】 大体この法案はいつごろまで審議されて、いつごろ上程の運びに計画されておりますか。

第5回国会 厚生委員会 第3号(1949/03/31、24期、日本共産党)

○田代委員 第一番は、御承知のように全國の國立病院、あるいは療養所などで患者諸君が相互の利益をはかり、あるいは文化的な教養の向上をはかるというような民主的な目的をもつて團体を組織されておることは御承知の通りと思いますが、そういう患者團体に対して政府が解散させるというような指示を出されておるかどうか。またそれを出されたとすれば、それはどういう理由で、また実際に実情を調査の上、出されたかどうかというような点について御回答をお願いしたいと思います。
【次の発言】 そうすると、実際においては解散ということになつていないのでありますか。
【次の発言】 そうしますと本省としましては、この問題については解散……

第5回国会 厚生委員会 第6号(1949/04/09、24期、日本共産党)

○田代委員 予算の内容は当然國立病院の問題とも関癖がありますし、陳情にわざわざ來ておられる方から陳情を聞かしていただいて、その上で、予算問題はやはり三十分や一時間では徹底いたしませんので、月曜日にでも十分納得の行くようにお話していただきたいということを希望いたします。

第5回国会 厚生委員会 第7号(1949/04/12、24期、日本共産党)

○田代委員 國立病院の特別会計の内容について伺いたい。
【次の発言】 これは特別会計にすることによりまして、大体補助金というものは今までと比べて幾らぐらい減ることになりますか。つまり私たちが考えると、特別会計になると政府支出が今までよりは減るのじやないかという見当が多くなるのですけれども、政府支出としては経費が軽くなるというようなお見込ではないかという氣がするのですが……。
【次の発言】 今まで國立病院には補助金は幾ら出ておるのですか。
【次の発言】 この問題で私がお尋ねします理由は、これは特別会計になると今まで入院されておる無料の患者とか、あるいは生活保護の形で入つておる患者の方々が、非常に……

第5回国会 厚生委員会 第8号(1949/04/13、24期、日本共産党)

○田代委員 昨日もこの問題は少し出たのでありますが、今までの会計のやり方から、特別会計になぜしなければならなかつたかという点が今の御説明でもまだはつきりいたしませんので、特別会計にせざるを得ないその理由をまずはつきりしていただきたいと思います。それから昨日將來独立採算制をとるのではないかというような質問をしたのでありますが、厚生省側の御説明によりますと、それに対しては全然そういう意思はないし、またやらないということを説明なされましたが、承りますと大藏省の方では独立採算制を將來とるのであるというふうに言つておられることも耳にするのであります。その点もひとつはつきりしていただきたいと思います。まず……

第5回国会 厚生委員会 第10号(1949/04/19、24期、日本共産党)

○田代委員 質問いたします。二十四年度生活保護費國庫負担額を、厚生省といたしましてはどのくらいに大体御要求なさつたか、この一点。  それから生活保護費、医療保護に関する医療費なんかの遅延、非常に遅れているというようなことも聞いておりますが、それが遅れておればどういう措置をとられるか。
【次の発言】 結局要求額が通つて百十四億というものが出ておるようでありますが、説明を伺いますと、全般的に厚生省内部の当局のとつておられる態度が、非常に消極的であるというふうに私たちは考えます。それはどういう意味かと申しますと、昨年が八十九億で今年が百十四億ということは、これはいろいろ先ほどから話が出ました通りに、……

第5回国会 厚生委員会 第11号(1949/04/21、24期、日本共産党)

○田代委員 共産党を代表しまして、私は本法案が提出されることに対しまして反対いたします。第一番に民自党の大石君から説明がございましたが、本法案を提出する根本的な態度そのものが、社会保障制度を確立強化するという線がはつきり出ていないのであります。なぜかと申しますと、社会保障制度を確立強化するということとは、逆な立場から本法案が意図されておるというふうに、いろいろ今までの委員会におきまして、はつきり線が出ておるのでありまして、実際上の内容におきましても予算の編成それ自体がそれを明瞭にいたしております。すなわち二十三年度における一般会計からの繰入金が、大体御説明によりますと、九億六千八百万円を昨年度……

第5回国会 厚生委員会 第12号(1949/04/26、24期、日本共産党)

○田代委員 保險関係はあとから質問さしていただくとしまして、ただいまそれ以外の点で質疑應答されておりますが、これはまだ正式に審議しておるわけはないのでございますか。
【次の発言】 わかりました。
【次の発言】 今の問題に関連するのでございますが、実は先ほどちよつと承りますと、重要な健康保險の一部改正の問題、厚生年金の問題、それから社会保險の診療報酬の問題、こういう問題は非常に取急がれておる。明日までに大体上げて、二十八日の本会議にかけたいという御希望のようでありますが、どうもこの審議権の問題で私どもが審議しておるのか、外國人が審議をやつておるのか、はなはだわからないような状態になるのであります……

第5回国会 厚生委員会 第13号(1949/04/27、24期、日本共産党)

○田代委員 先ほどから政府側並びに委員の方々の御意見を伺つておりますと、私自身といたしましても、健康保険の問題は全國的に大衆にとりましても、きわめて決定的な重要な問題を持つておりますので、これは愼重に審議しなければならぬのでございますが、とりあえずこの問題に関する公聽会とか、あるいは参考人を呼んで意見を聞くとかいうことをしなければならないと思うのでございますが、これは委員長の方で適宜お諮りを願いたい、ということを第一番に申しておきます。この問題は私なんかの理解するところによりますと、明らかに現在文化的な國家として進みつつおります社会保障の制度確立の方向とは、逆行しているように考えられますが、ま……

第5回国会 厚生委員会 第14号(1949/04/28、24期、日本共産党)

○田代委員 京都のジフテイア問題でありますが、承るところによりますと、この責任は政府が負わなければならぬというので、過ぐる國会において國務大臣が謝罪するということを明言されたやに承つております。ところが現地におきましては、その後何らの謝罪というようなことがなされていない。これは大体どういうことであるかという声が盛んに起つておるのでございますが、これに対してどういう処置をされたか。それから依然として責任の所在がはつきりいたしていないということが、現地から強く言われておるのであります。経済的な面から申しますと、この前の報告を承りますと、大作死亡者に対しましては五万円、死亡されない罹災者に対しまして……

第5回国会 厚生委員会 第16号(1949/05/07、24期、日本共産党)

○田代委員 まず第一番に委員長にお願いしたいのですが、実は海員関係の方々から、この問題は非常に真剣に取上げられております。私たちもこれを厚生委員会だけで解決するのではなくして、運輸委員会と合同で十分審議いたしたい。運輸委員会の方も承リますると、そういう方があるようでありますから、これをひとつ合同審査ということについてお諮り願いたい。  それから次に質問いたしますが、大体今の青柳委員の御質問が同時に私のお尋ねいたしたい点でございましたので、その点に関しましてはほぼ政府の意図されておる点がわかつたのでありますが、この料率の問題は、やはりこれは非常に高いと思いますので、どうしても引下げていただかなけ……

第5回国会 厚生委員会 第17号(1949/05/10、24期、日本共産党)

○田代委員 ちよつと議事進行に関して……。実は湊療養所及び大阪の國立病院において不正事件があり、また患者が非常にひどい目にあつているというようなことで、地元の方々からきわめて緊迫な質問、それからそれに対する國家の態度なんかについて質問が来ておりますが、緊急質問を許していただきたいと思います。
【次の発言】 兒童保護関係費が九億五千五百大十一万円になつておりますが、これが各地方にどのように配分されているか。その内容を、はつきり現在御答弁願えなければ、資料として知らせていただきたいと思います。
【次の発言】 できましたら資料をお願いします。以上で終ります。

第5回国会 厚生委員会 第18号(1949/05/12、24期、日本共産党)

○田代委員 この法案の提案者といたしましては、保險経済のバランスを十分とつて、黒字一本建でやれるようにすることがねらいであろうかと思つておりますが、大体この法案が通過して運営される場合に、これによつて保險経済が安定するという見通しがつくのでございますか。その点をお尋ねいたしたいと思います。
【次の発言】 そうすると、現在までは早く拂われていないし、不適正にしか行われていない、こういうことでございますね。
【次の発言】 私が申し上げるまでもなく、國民の健康あるいは医療というようなことは、社会保障の問題でありまして、法律ずくめによつてこれを解決するというような態度は非常に危險でもありますし、そうい……

第5回国会 厚生委員会 第19号(1949/05/14、24期、日本共産党)

○田代委員 これは現在内閣委員会にかかつておりますが、内閣委員会には全省のものが出ておりまして、とても実際上における内容の審議は不可能な状態で、私たちも部外発言をしたいと思つておりますけれども、たくさんありまして徹底しないので、本委員会でこれを十分審議する機会を與えてもらいたいということがまず第一点であります。その点をお諮りを願いたいと思います。
【次の発言】 それで今質問さしていただいたらよいと思います。そう長くはかかりませんから。
【次の発言】 厚生省関係の定員、これが大体どれくらい殖やそうとしておられるか、また減そうとしておるか。これは新聞などでうかがうと、厚生省関係には、実際においては……

第5回国会 厚生委員会 第22号(1949/05/20、24期、日本共産党)

○田代委員 青柳委員に御質問いたしますが、本会期中に決議するということに対しては、あなたも主張されるわけですね。
【次の発言】 これは参議院の方でも愼重に愼重を重ねて御審議をなされまして、可決されたのであります。そしてまたここでも非常に熱心に、微に入り細に入りなされたのでありまして、もう手落ちはないように思いますので、どうしても堤委員の御提案のように持つて行つていただきたいことをお願いいたします。
【次の発言】 今ほどの委員長の御発言は、私たちにははなはだ納得が行かないのであります。民主自由党の代議士会を開いて、それによつて決定するまでこの厚生委員会の決定を延ばすとかいう御趣旨のように承りまし……

第5回国会 災害地対策特別委員会 第7号(1949/07/29、24期、日本共産党)

○田代委員 ただいま政府側の御説明によりまして、はなはだ奇異の感じを受けた次第でありますが、われわれは國民の代表といたしまして、この何とも言えない大被害に対して、われわれの責任においていかに解決しなければならないか、現地の大被害をどう処置するかというとを審議いたしておるのでございまして、私たちは何もGHQとか司令部を相手にして、予算の問題を討議しておるのではないのであります。從いましてこの被害に対して政府はどういう予算の編成をもつて、どういう認識をもつてこれを解決せんとしておるか、これが一切合財の問題である、その他の問題に対しましては、われわれは知る必要はないのであります。今の御説明によります……

第5回国会 災害地対策特別委員会 第8号(1949/08/09、24期、日本共産党)

○田代委員 議事進行に関しまして発言いたします。今の益谷建設大臣、山口大臣の御答弁では、一向政府自身が持つておる全面的な対策がわかないのであります。從つてわれわれは討議を進めて行くにつきましても、結論を出すにつきましてもはなはだ、困るわけで、かつてにこちらからああだこうだというような小さいことを質問いたしましても結論が出ません。ですからわれわれは、そういう質問をいたす前に政府といたしましてこれに対して根本対策はどういう対策をとつておる、かつ應急対策はどうである、それに対する予算措置はどうであるというその全面的な方策をまず示していただきたいということを、要求するものでありま

第5回国会 商工委員会 第28号(1949/08/10、24期、日本共産党)【政府役職】

○田口説明員 石炭の生産状況は四月から7月まですでに四箇月を経過いたしたわけでありますが、この四月から七月までの生産実績を申し上げますると、四月におきましては計画が三百二十七万八千六百トンでありましたのが、実績が三百二十七万五千二百四十五トン、遂行率が九九・八%、五月におきましては、計画が三百二十九万七千トンに対しまして、実績が二百六十八万六千四百トン、遂行率が八一・五%を示しております。この五月におきましては、すでに御承知の通りこの第一・四半期の賃金問題に対しまして、ストライキが地域的に行われましたためにこういう減産をたどつたわけであります。次に六月でありますが、六月は計画三百三十三万四千四……

第5回国会 商工委員会 第35号(1949/10/06、24期、日本共産党)

○田代委員 ただいまの貯炭の点ですが、大臣の話では非常に漠然としております。一應私たちが聞いておりますところでは、本年の十二月一ぱいに現正の貯炭のうち、月大体五十万トノ程度、優先的に、たとえば省用炭とか、あるいは進駐軍用というような方面にまわされるような計画があるのだということでありますが、これは事実かどうか。もしそれが事実であるといたしますと、その價格は大体どれくらいの價格で処理されるつもりであるかということ、それが第一点であります。  それから第二番目に質問したい点は、配炭公園の廃止の問題を契機といたしまして、大体こういう問題が処理される場合においては非常に不正が行われる、この点に対しては……

第5回国会 商工委員会 第36号(1949/10/21、24期、日本共産党)

○田代委員 料金の問題です。
【次の発言】 料金の問題ですが、先ほど次官の説明では、料金値上げをしなくてはならないという、その理由の中に出ていなかつたのですが、この料金を値上げする理由として、増配というようなことは見込まれておらないかどうかという点について……。
【次の発言】 それに次官が説明されたわけです。次官から料金を値上げしなくてはならぬ理由としてに、三つばかりあるという説明の中に漏れておりましたので……。
【次の発言】 ええ、そうで。
【次の発言】 そうすると、社債あるいは借入れ金の利子というような面はどうでございますか。
【次の発言】 そうしますと、労働者の賞金については値上げはやら……


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第6回国会(1949/10/25〜1949/12/03)

第6回国会 通商産業委員会 第3号(1949/11/09、24期、日本共産党)

○田代委員 私は大体電力事情のアウトラインにつきましては御説明でわかりましたので、特に九州における炭鉱用の電力問題、それから御承知のように九州におきましては水力電気の量が非常に少いので、それの開発の問題、それから再編成に関係します料金の問題この三点につきまして御質問をしたいと思います。  御承知のように現在九州の炭鉱用の電力は非常に制限されております。御説明によりますと、電力は現在日本では絶対足りないというふうな説明でありますが、水力の面におきましてもこれはぜひとも開発しなければならないし、またそういう意図を持つておられまするが、特に現在問題になつておりまするのは火力電気の問題であります。先ご……

第6回国会 通商産業委員会 第6号(1949/11/12、24期、日本共産党)

○田代委員 産業設備営団並びに交易営団の廃止にからむ問題ですが、常にこういう場合には不正事件が起るというので、社会の疑惑を招いておりますし、また新聞にもいろいろ書き立てられたことがあるのでありますが、この清算過程、あるいはこの事業をやつて行く過程において、不正事件が行われたかどうか。もしわかつておれば、その内容、件数等を、大ざつぱでよいのですが、御説明願います。
【次の発言】 そういたしますと、これはこの前第五国会で問題になつたのでありますが、産業設備営団の業務上の損失に対する政府補償等に関する法律案が、衆議院の方で上程されました。その内容は、御承知のように十一億の赤字をどうするかという問題で……

第6回国会 通商産業委員会 第16号(1949/11/29、24期、日本共産党)

○田代委員 先ほどから同僚議員から、特別鉱害の範囲の問題のはくきりしない点がありますりで、いろいろ意見がありましが、私がお尋ねしたいのは、結局特別鉱害の範囲が、国の要請が非常に重要な條件になつておるの、でありますが、むしろ終戰後におきまして、三千六百万トン出炭計画、あるいは四千二百万トン出炭目標に対いまして、国の要請で非常に強行出炭がされたわけでありまして、それについての鉱害が非常にたくさん発生しております。従つて二十年の八月十五日とぴしやつと線を引いてよいかどうか。最近までを特別鉱害の範囲に入れられる意志があるかどうか。その点について承りたい。

第6回国会 通商産業委員会 第18号(1949/12/01、24期、日本共産党)

○田代委員 この問題に関してでありますが、先ほどの次官の答弁では、もしこの法案がこの臨時国会で通過しない場合に、どうするかという福田委員の御質問に対しまして、政府としては何らの考えがないという御答弁でありますが、これは被害者その他にとりましては、実に重大なる問題でありまして、何とかこれを臨時国会において通したいという気持で、私たちも審議しておるのでありますが、これがこういう形で荏苒日を送つて、会期が延長になつておるにもかかわらず臨時国会で結論が出ずして、通常国会に持つて行つても可決されるかどうかわからぬといううわさが、大分あるのでありますが、これについて当局の御意見を承りたい。

第6回国会 通商産業委員会 第19号(1949/12/02、24期、日本共産党)

○田代委員 これは先日来各同僚委員から質問がございましたように、すでに上程されまして約二週間に達してなおかつ結論が出ない。その原因をよく見てみますと、政府自身にも十分確信がないし、また熱意を欠いているように見受けられましたし、また一部の同僚議員の中にも、これに対して十分熱意を欠いておられるという点も見受けられたのであります。その点われわれは非常に遺憾に思つておるし、また先日来私が申し上げましたように、全被害者の立場から解決してもろうべき社会問題であり、きわめて重要な問題でありまして、一局地的な問題では断じてないのであるし、また石炭産業の発展という面から申しましても、こういう問題の裏づけがないこ……


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第7回国会(1949/12/04〜1950/05/02)

第7回国会 災害地対策特別委員会 第2号(1950/03/13、24期、日本共産党)

○田代委員 今の動議に一言付加させていただきたい。今の動議は、ごく少数の委員が参加したいという趣旨でございますが、私もその趣旨には大賛成でありまして、これは少数ではなくて、全委員が連合審査会に参加できるよう、おとりはからい願いたいと思います。

第7回国会 通商産業委員会 第23号(1950/03/23、24期、日本共産党)

○田代委員 私は日本共産党を代表しまして本法案に対しましては、絶対に反対するものであります。これは今提案されました同僚議員からもみずから認められ、また政府の御答弁によりましても出ておりましたように、明かに弊害が非常に多いということは周知の事実であります。それをすでに認められておりながら、なおもむりして、あるいは地方財政の財源をゆたかにするとか、小型自動車の性能を高めるということに藉口して、本案が可決されようとしておるのでありますが、これはすなわち現在の日本がいかに不健康で、またこういう形によつて財源を求めるというような事態に立至つているということが、今までの為政者、現在の吉田内閣の政策の破綻を……

第7回国会 通商産業委員会 第24号(1950/03/24、24期、日本共産党)

○田代委員 政府の数度にわたる御説明で、輸出貿易の楽観にもかかわらず、実情は非常に輸出が振わないということを、新聞などでも盛んに言つておりますし、私たちも非常にこれは心配しているのでございますが、それに対する大体実情、根本的な原因というようなものを、どんなふうにお考えになつているかという点を、まず御説明願いたいと思います。
【次の発言】 これは意見になりまして、その点ではいろいろ討論する意思はございませんが、私たちはいろいろ不振の原因はありますが、日本の輸出貿易に自主性がないということが、非常に大きな要因であるように考えております。先ほどの御答弁によりまして、キャンセルあるいはクレームというも……

第7回国会 通商産業委員会 第28号(1950/04/04、24期、日本共産党)

○田代委員 小さい技術的な点はあとからにして、政府の火薬政策に対する大きな点を聞きたいのですが、次官は見えないのですか。
【次の発言】 この火薬取締法案の根本的な性格ですが、第一條並びに提案理由の中に説明してありますように、災害を防止する。それから公共の安全を確保するということがうたわれておりますが、これはなお申しますと、この災害の最も大きな危險にさらされておるのは工場で、火薬を製造しておる従業員、労働者諸君であります。従つてこの法規をつくるという場合には、工場の労働者諸君の意見を聞くことが、決定的な意味を持つのでありますが、この法案をつくられるにつきまして、火薬工場の労働者諸君の意見を十分聞……

第7回国会 通商産業委員会 第31号(1950/04/12、24期、日本共産党)

○田代委員 簡単に二、三点御質問いたしますが、まず山本教授にお伺いいたします。学者としての御見解では、この法案に対しまして非常に明るい、いい法案ができたというような結論をお出しになつておるようでありますが、私たちといたしましては、相当これには疑問を持つておりまして、これがセーフテイという立場から確保されなければならないということは、まつたく同感であります。それが徹底的に守られなければならないのでありますが、単に空文に終ることが非常に多いのでありまして、この点が非常に不安であり、また委員会でもんだ点でありますが、その点は別といたしまして、最後の方に業者に深い信頼を寄せられた点に対して私は全面的に……

第7回国会 通商産業委員会 第32号(1950/04/14、24期、日本共産党)

○田代委員 私は日本共産党を代表して本法案に反対いたします。この法案は大局的に見まして、私たちは二点から反対理由をもつのでありますが、第一点といたしましては、いろいろこれは擬裝されておりますが、生産に従事しておりまする労働者に対する体のよい彈圧法的な性格が多分に盛られておるということ、第二の重要な問題は、火薬産業が外国資本に隸属するというような道が開かれておるということ、それはひいてはこれらと関連いたしまして憲法で戰争を放棄し、あくまで世界平和を念願しておりますわれわれが、戰争に知らず知らずの間に巻き込まれ、戰争に参加しなければならないような方向に持つて行かれるという危險性が多分にあるという、……

第7回国会 通商産業委員会 第40号(1950/04/29、24期、日本共産党)

○田代委員 同僚委員から私の質問したいことは全部質問されましたので、私はこれで終ることにいたします。

第7回国会 通商産業委員会 第42号(1950/05/01、24期、日本共産党)

○田代委員 やはり今の問題ですが、国内平和産業を振興するということを入れたらどうですか。


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第8回国会(1950/07/12〜1950/07/31)

第8回国会 災害地対策特別委員会 第8号(1950/10/17、24期、日本共産党)

○田代委員 大臣に答弁願いたいのですが……。
【次の発言】 もしできなければ――大臣がいないとこれは話にならぬ。ですから、あすにでも来るということをはつきりしてもらわないと困る。まだあとにおられますが……。
【次の発言】 五分、三分といわず、これは大事な問題ですから……。
【次の発言】 とにかく簡潔に申し上げますが、今まで各当局の御説明によりますと、先ほど増田大臣はジエーン、キジア合せて本年度四千億以上ということをおつしやいましたね。そうですか。ちよつとそれをはつきりしていただきたい。
【次の発言】 先ほど私は大体ジエーンとキジアを合せまして、本年度の被害総額は一千億見当だつたかと思つておりま……

第8回国会 災害地対策特別委員会 第9号(1950/10/19、24期、日本共産党)

○田代委員 時間がないそうですから簡単に申し上げますが、災害予算の基準を大体政府はどこにおいておられるかということです。と申しますのは、先ほどから青野君も質問したのですが、なおはつきりしないのです。すでにことしの予算書を見ましても、二十三年度以前の災害の復旧に要するものが約七百億、二十四年度発生災害の復旧に要するものが九百億、約一千六百億あつたわけであります。それに対しまして本年度組まれた予算は四百七十億見当でありまして、結局それを全部遂行たすといたしまして、一千百あるいは二百見当のものが残つておるということになります。それに加えて新たにことしのジエーンとかキジアの災害が起きまして、公共事業関……

第8回国会 通商産業委員会 第2号(1950/07/18、24期、日本共産党)

○田代委員 ただいまの大蔵当局並びに日銀当局の御説明によりますと、結局、結論としては何もやらない。何も出ない、具体的には何もないのです。これを裏の言葉ではつきり申しますと、炭鉱のそういう貯炭あるいは夏枯れに対する金融対策というものに対しては、結局何も策はないし、やらないのだ。また中小炭鉱に対しましては、もうつぶれるならつぶれろというようなことをはつきり言われた方がいいと思うのです。中小の業者の方のやつて行けないことははつきりいたしております。その点もしできないならできないということを明確にされる必要があると思います。それを要望します。

第8回国会 通商産業委員会 第4号(1950/07/20、24期、日本共産党)

○田代委員 第六国会に御説のように日鉄法の一部改正案が上程されまして、そのときにわれわれとしましては製鉄産業は日本の中心産業であり、日本の国とともに歩む産業であり、また日本の製鉄産業は国民の税金によつて保護育成され、現化まで来ている決定的な重要産業であつて、この際これを一部改正することによつて、政府の持つている持株を全部出してしまつて、これを民間に移してしまうということになれば、その間外国の資本がどんどん入つて来るという危險もあるし、また事実非常に製鉄産業が困つているときに、これを野放しにするということになつた場合、こういう重要産業が日本的な立場から育つかどうかという点を非常に危惧しまして、な……

第8回国会 通商産業委員会 第5号(1950/07/21、24期、日本共産党)

○田代委員 私は日本共産党を代表いたしまして、本案に反対するものであります。その反対の理由は、單に条文上の問題ではなくして、日本の鉄鋼生産というものが、日本の全国民経済の立場から、実際にわれわれが希望しておる方向から、そうされつつあるということが根本的な反対の理由でありまして、今までの委員会で質問いたしまして、それに対する政府側の答弁によりましても、それがはつきりいたしておるのであります。  すなわち繰返して申しますと、この鉄鋼産業の発展というものは、あくまでもこれは平和産業の発展という観点が第一。それから第二は、あくまでもこれは日本の自主経済、これが根本でなくてはならない。外国の資本からリー……

第8回国会 通商産業委員会 第7号(1950/07/24、24期、日本共産党)

○田代委員 関連してちよつとひとつお願いがあるのですが……。企業合理化審議会で、石炭あるいは鉱鋼なんかに対する対策を決定されたというお話でございますね。それが決定されておりますならば、その資料をひとつわれわれの方にまわしてもらいたいのですが……
【次の発言】 ぜひその答申でけつこうですから……。

第8回国会 通商産業委員会 第10号(1950/07/29、24期、日本共産党)

○田代委員 政府は、朝鮮問題なんかでどんなに需要が増しても手当をどんどんするので一向心配はない、原綿の輸入も促推しているというお話でございます。ところがいつかの新聞には繰上げ輸入は許さないと出ておりましたが、この点はどうですか。
【次の発言】 そうすると、繰上げ輸入ということはまだはつきり確定しておらないということになつておりますね。
【次の発言】 かりに繰上げ輸入の許可がないということになりますと、国内需要にしましても、輸出関係で非常にきゆうくつになるわけであります。そうしますと、政府の考えておられる政策通りに行かないことになるわけですが、その点の見通しはどうですか。

第8回国会 通商産業委員会 第16号(1950/10/23、24期、日本共産党)

○田代委員 ちよつとこれは参考までにお尋ねしますが、外国特にアメリカなんかは試掘権の期間はどんなになつておりますか、わかつておれば御説明願います。

第8回国会 通商産業委員会 第17号(1950/10/24、24期、日本共産党)

○田代委員 関連して……。ただいまの説明によりますと、かりに鉱業権者が永劫末代までこれをやればよいのでありますが、地下資源が掘採されてなくなつた場合――必ずこれはなくなるわけでありますが、そういう場合に、たとえば田面が非常に陷落しておる場合に、その土地を使用しておる農民諸君は非常に不安を感ずる。しかも確固たる賠償能力を持つておる鉱業権者がずつと永続するという見通しのつく場合は別ですけれども、そういうふうに掘採してしまつてから鉱業権者がいなくなり、原状回復などということになれば、その賠償はだれがやつてくれるかということになつて来るし、絶えずそういう田面の使用者に対しましては不安を継続的に持たせる……

第8回国会 通商産業委員会 第18号(1950/10/25、24期、日本共産党)

○田代委員 先ほど来問題になりましたが、私たちの見解としましては、第十七條の問題が実は旧法と比べまして決定的な意味を持つておるというふうに理解するのです。いろいろ説明がありましたけれども、まだ核心に触れていない。先ほど今澄君の質問に対する説明におきましても、数日来繰返されておる相互主義云々というだけで説明されておるのでありまして、前法律によりますと明らかにこの但書がなかつたのであります。「帝国臣民又ハ帝国法律二従ヒ成立シタル法人二非サレハ鉱業権者トナルコトヲ得ス」ということになつておりました。この帝国云々はもちろんいけません。この字句がのけられたというだけなら話がわかるのですけれども、但書がつ……

第8回国会 通商産業委員会 第19号(1950/11/16、24期、日本共産党)

○田代委員 先はどの説明を聞きますと、私どもしろうとから考えましても、堀つてはならないところを堀つて盗掘した結果、旧坑にぶち当つたということが言えると思うのですが、もしそうであるといたしますと、これは監督官庁としましても、政府としても重大な責任を負わなければならない。この盗掘をはつきり認められるかどうか。鉱業法により、あるいは保安法によりますと、掘りてはならないところに出ない限りは、当然これは旧坑にぶつかるわけはないのでありまして、新沖ノ山と今度の若沖炭鉱がくつついて、片方の旧坑から水が来るということはとても考えられないのですが、それが来ているということは、明らかに盗掘という事実があつたという……


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第9回国会(1950/11/21〜1950/12/09)

第9回国会 通商産業委員会 第2号(1950/11/27、24期、日本共産党)

○田代委員 先ほどから並びにただいま砂間君の、この政令が出ました問題につきましての質問に対しまして、大臣はこれはポ政令というものが出たのであるし、一切合財これによつて解決されているというふうに言われておりまして、また砂間君が聞きました本義というものは、これは申し上げるまでもなく審議権に関する決定権の問題であるし、通産委員会としましてもこれこそが今国会、また前国会からの中心的な問題であつたわけです。また全国民のこれは中心的な問題であつたのでありますが、それがこういう形でばさつとやられてしまうということになりますと、われわれは何のために議会へ来ておるか意味がなくなつて来る。従いましてこういうふうに……

第9回国会 通商産業委員会 第4号(1950/11/30、24期、日本共産党)

○田代委員 今の公益委員会の委員の問題なのですが、公共事業令の第八条によりますと、第三号でありますが、「公益事業者たる法人の役員(いかなる名称によるかを問わずこれと同等以上の職権又は支配力を有する者を含む。)若しくは」云々とこうあります。ところが現在巷間伝えられておるところによると、現在の日発の総裁とかあるいはそういつた経歴を持つておる人が非常にうわさに上つておるようでありますが、これはこの箇条に違反することになりはしないか。大体そういう見当から通産大臣あるいは政府当局としてはどういう人選を考えておられるのかという点を質問いたします。

第9回国会 通商産業委員会 第6号(1950/12/02、24期、日本共産党)

○田代委員 簡單に二、三質問をいたします。まず第一に公益事業委員会の関係ですが、公益事業委員会は日本経済にとりまして未だかつてない機関でありますし、絶大な力を持つた機関でありますが、これが発足し、活動を開始した後におきましても、なおその上にこれがいろいろな計画を立て、あるいは実施するという場合に、依然として外国、あるいは司令部などの許可を得なければ動けないかどうかという点をまず質問をいたします。
【次の発言】 これは講和会議が成立した後におきましても、そういう懸念を同時に予想されるのですか。
【次の発言】 私はその点に関しまして依然として懸念をいたすのでありますが、これは見解の相違ということに……

第9回国会 通商産業委員会 第7号(1950/12/04、24期、日本共産党)

○田代委員 この受益者負担とある場合の受益者というのはどういうことですか。
【次の発言】 特別鉱害復旧工事費所要額表の特別会計と特別会計收入というふうに別になつておりまして、結局復旧工事総額と、それから負担区別の総合計が、つまり総額の方が七十五億で、その内訳が、公共事業費と地方公共同体の負担と特別会計と、この三つになつて、これが七十五億なにがしになるわけですね。そうするとこのほかに二十五億幾らの特別会計收入というものを予定されるという意味ですか。
【次の発言】 それから今度の改正では、財政面では公共事業の補助率が引上げられるということになつたわけですが、この補助率は大体現在よりは幾ら引上げられ……

第9回国会 通商産業委員会 第8号(1950/12/05、24期、日本共産党)

○田代委員 ちよつと一言だけ――先ほど次官は審議会の問題を説明になりましたが、この審議会というのは、大体一般鉱害に対する答申書をつくつてこれを出すとか、そういうようなことをやるのか、それともこれ自体が非常に大きな権限を持つて予算措置まで講じて一般鉱害をどんどん解決するものであるか、これについて伺いたい。
【次の発言】 私は日本共産党を代表いたしまして、本法案に対し、強い条件をつけまして賛成の意を表するものであります。  特別鉱害におきましても、一般鉱害におきましても、政府並びに与党の考え方というものは、ちつとも本質的な問題には触れてないのでありまして、従つてこういうような解決方法では実際に数百……

第9回国会 通商産業委員会 第9号(1950/12/06、24期、日本共産党)

○田代委員 この委員会の構成、それから権限の問題なんですが、大臣や政府委員の説明によりますと、またこの規定によりまするというと、きわめて内容か抽象的でありまして、学識経験者であるとかあるいは最も公平なる判断をなし得る能力を持つている人というようなことになつておりますけれども、そういう抽象的なことでは、実際にこれが運ばれます場合においては、常にこれは弱い者いじめになります。御承知のように、電力関係から見ましても、あの公益事業委員会の最高の権限を持つております五人の委員会の委員長は、新聞の伝えるところによりまするというと、松本函治氏が選定されたようでありますけれども、松本函治氏はつい最近まで追放さ……

第9回国会 通商産業委員会 第11号(1950/12/08、24期、日本共産党)

○田代委員 私は申込んであるのですから、補充も何もない、はつきりした質問をいたします。
【次の発言】 私はそう言われると審議のやり方につきまして、一言せざるを得ないのでありますが、同僚の加藤委員も非常にせかされまして、質問したいこともできないというような形です。われわれとしても非常にせかれまして、何分で問題を打切るかということを言われますので、はなはだ心外にたえない、不愉快になるのであります。われわれはなぜこういう重要な法案を短期間にあげるように持つて行つたかということをつつく前に、なぜ與党は政府並びに法案の提案者に対してはつきり抗議を申し込まないのかということを言いたい。もう第十国会はすぐ差……

第9回国会 通商産業委員会 第12号(1950/12/09、24期、日本共産党)

○田代委員 先ほど小川君が質問されましたが、ちよつとわからない点がありますので、お聞きします。この輸出銀行法ができるに至りました構想といいますか、大体いつごろからこういう構想をお持ちだつたのか。私たち承るところによりますと、やはり小川君が申されましたように、現在日本の貿易関係としましては、輸入がきわめて重要な問題になつており、その方に重点が置かれなければやつて行けないのではないかと思う。ところがこの輸入の方に対しましては、こういう銀行とかいうものはそつちのけになつているのであります。従つて何かそこに奇異の感を抱くわけで、こういう構想が出ました根拠、それから日本の政府当局の方は早くからこういう構……


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第10回国会(1950/12/10〜1951/06/05)

第10回国会 通商産業委員会 第2号(1950/12/16、24期、日本共産党)

○田代委員 今次官から中央向けの輸出価格はほかより一、二割高いとおつしやいましたが、これはどういう理由ですか。
【次の発言】 これに関連して今ちよつと出た話ですが、たとえば輸出禁止の問題、それから朝鮮の動乱の様相が最近急激にかわつて、これの中小企業に与える影響、それから今後これはどの範囲までどのように及ぶかという見通し、これらについて政府は大体どんなふうに思つておられるか、わかつておりましたならば伺いたい。
【次の発言】 現在まで中小企業にどういう影響を及ぼしているかというようなことなんです。
【次の発言】 特殊のものというのはどういうものですか。

第10回国会 通商産業委員会 第6号(1951/02/05、24期、日本共産党)

○田代委員 先ほどの説明によりますと、二十六度は一億七千万円の收入で、一億五千万円の支出ということになつておりますが、今度の法案の改正の根本は非常に收入が少いというところにあると言われますが、昨年あるいは一昨年来そういうことであると、不足しておつたということが想像されるのですが、昨年あるいは一昨年におけるそういう不足分のものがどういう形で埋められたか、あるいはそれとも全然わずかの收入だけでまかなつて行かれたかという点を質問いたします。
【次の発言】 先ほども中村委員から言われましたように、科学技術を発展させるということは、日本の産業から申しますと、非常に恒久性を持つた決定的な意味を持つわけなの……

第10回国会 通商産業委員会 第7号(1951/02/12、24期、日本共産党)

○田代委員 私は日本共産党を代表して、ただいま上程されました諸法案に対し、断固反対するものであります。この法案の内容自体はきわめて簡単でありまして、ただ料金を少し上げるということになつておりますけれども、きわめて重大なる本質的な問題を含んでいるのでありまして、これが現在の日本の政治経済の実態を、ある意味から申しますと集中的に表現しているというふうに考えざるを得ないのであります。日本の現在の政治経済の実情から申しまして、徹底的に産業を発展させなければならない。特に平和産業は無制限に発展させなければならない、そういう場合に、この科学技術の発展、あるいは発明というようなものは、決定的な意味を持つもの……

第10回国会 通商産業委員会 第11号(1951/03/02、24期、日本共産党)

○田代委員 ちよつと関連して……。ただいま次官の説明では、本年度の日本の産業は運営のいかんによつては非常に発展性を持つておるということを言われましたが、それは一体どういう意味合いですか。私たちと見解が非常に違うようですから……。
【次の発言】 ただいま次官の説明はわれわれ特に勤労者としましては非常にふに落ちないだろうと思う。結論から申しますと、世界が現在再軍備の態勢に入つておる、軍需経済の態勢に入つておる。それが響いて来て日本もその方向に生産がどんどん伸びるだろうというような非常な楽観論でありますが、こういうことになりますと、結局戦争をやること自体が世界の経済の発展になる、また日本の経済の発展……

第10回国会 通商産業委員会 第14号(1951/03/12、24期、日本共産党)

○田代委員 これはこの前のときに私は聞きたいと思つたのですが、「戦後における熱管理の概況」の三十一ページに輿論調査の結果表が出ております。つまり熱管理をやることによる利益あるいは不利益、実際にこれをやる工場と、しては都合がよいかあるいは悪いかという点について、輿論調査をされた結果が出ております。これはきわめて不十分だと思うにもかかわらず、その中では、たとえば現行の熱管理規則についてというような調査の中でも、その管理規則を強化すべきであるというもの、それから現状でよいというもの、三番目には廃止すべきであるというものがあるが、こういう調査にあたつて、現状でよい、また廃止すべきである、つまりこういう……

第10回国会 通商産業委員会 第15号(1951/03/13、24期、日本共産党)

○田代委員 私は日本共産党を代表して本案に反対いたします。  熱を管理し、ロスをなくするという趣旨には大賛成でありますけれども、そういうことは国家的な社会的な見地からしまして当然そうあるべきでありますけれども、それに対しましては現在のような経済機構、社会機構のもとにおきましては、はつきり物質的な裏づけがなくてはならないのであります。すなわち熱管理を罰則まで設けてこれをやる、法律に効を持たせてこれをやるということになると、当然中小企業というようなものはその面から非常な圧迫を受けるわけであります。この熱を管理するためにいろいろな施設をするとか、あるいは費用がいるというような点につきましては、いろい……


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第13回国会(1951/12/10〜1952/07/31)

第13回国会 運輸委員会 第13号(1952/03/18、24期、日本共産党)

○田代委員 これはルース台風だけに限つておられるようでありますが、その前にも台風がずいぶん来ておりまして、これと同じような被害を漁村はこうむつておるわけでございますが、ルース台風だけに限られたというのは、大体どういう理由からでございますか。同時にその前における台風の被害状況はどういうふうになつておるかということを御説明願いたいと思います。
【次の発言】 今度の被害が大きいからということが、唯一の理由であるかのようにただいま御説明がございましたが、これは被害者といたしましては、昨年あるいは一昨年あたりのキジアとか、あるいはジユデイスとか、いろいろな台風が九州などにはずいぶんありまして、漁村なんか……

第13回国会 通商産業委員会 第32号(1952/05/09、24期、日本共産党)

○田代委員 同僚委員によりましてこの法案のポイントは質問されまして、了解したのですが、こぼれを二、三質問したいと思います。現在の政府答弁では、鉱害の増加進展度現象というようなものに対して非常に楽観されておるようであります。ところがわれわれとしましては、また被害者の現地における実情としましては、決して楽観できるものではないというふうに考えるわけなんで、なお言いますと、累積しておる鉱害をこういう法律によつて片づけると、その後は大体鉱害もこんなに累積することもないし、また実際における鉱害の増加もほとんどなくなつてしまうという印象を受けるのですが、事実それについて政府は確信を持つておられるか、こういう……

第13回国会 通商産業委員会 第33号(1952/05/10、24期、日本共産党)

○田代委員 私は第一番に委員長にはつきりお聞きしたいんですが、昨日並びに本日におきましての委員会の審議におきまして、きのうは総括的なわれわれの質問でありますので、当然これは政府の最高責任者が来て答弁しなければならない。ところがこれに対して大臣も来なければ、次官も来ておらない。それに対して委員長は、こうこうこういう理由で、大臣も来られなかつたし、また次官も来ないし、これに対する責任はこういたします、きようはこうやつておるということをはつきりわれわれに釈明してもらいたいと思う。先ほど淵上委員の質問の中にも重要な質問が出ております。では国家予算をどうするとか、これに対して大蔵省はどのくらい予算を組む……

第13回国会 通商産業委員会 第35号(1952/05/14、24期、日本共産党)

○田代委員 大臣にお伺いしたいのです。ただいま今澄君が大臣に、この法案の中心的な問題につきまして私が聞きたいことに触れたので省きたいと思うのですが、私が今まで審議の過程で政府当局の意見を聞いておりますと、この法案は明らかに非常に不十分な鉱業法を基礎としてできているし、また特別鉱害臨時復旧措置法にいたしましてもそうでありますが、その前提のもとに立つておるので、実際の被害者という立場から見ますと、これはまつたく満足のできない、非常に不十分きわまる法律案だと思うのです。 実際被害者の方から言わせますと、こういう法案は承知できない、絶対反対だという態度をとつておると思うのですけれども、しかし当面こうい……

第13回国会 通商産業委員会 第56号(1952/06/19、24期、日本共産党)

○田代委員 私は日本共産党を代表して、野党修正案に賛成、與党修正案に反対、野党修正案を除く政府原案に賛成の意を表明するものであります。  この法案ができましたゆえんというものは、私が申し上げるまでもなく、これは資本家擁護の立法でもなければ、單なる、ささたる社会性のない問題でもないのでありまして、根本問題としましては、これは社会問題である。百数十万、百三十万を越える被害者多数がおられるというところに、この法案をぜひともつくらなければならない根本問題があり、またこの問題を解決することによりまして、当然そこに日本の石炭産業の発展ということも考えられるという立場から、これが考慮されなければならなかつた……

第13回国会 郵政委員会 第3号(1952/02/20、24期、日本共産党)

○田代委員 関連して……。今の受田君の質問と同じ運用部資金の運用の問題ですが、新聞によりますと、開発銀行関係へこれを注ぎ込むというようなふうに出ておりましたが、事実そうですが。
【次の発言】 先ほど受田君の質問に対しまして、大臣はこの金は国家的な見地から使うので、従つてこれを無理に地方に還元するとか、そういう狭い観点に立つ必要はないのじやないか、十分政府を信用して、国家的な見地から使うということに信頼してこれを使わしてもらいたい、こういうふうな御意見のようであります。というのは、今の御意見によりますと、開発銀行にこれを入れるということになりますと、実際におきまして現任の日本の情勢、またどこの産……

第13回国会 郵政委員会 第4号(1952/02/21、24期、日本共産党)

○田代委員 共産党としましては、大体こういう検閲制度が非民主的になされるということに対しては、もちろんこれは根本的に反対でありますから、これには賛成ですが、これが廃止された後にどうなるかというような点で、非常に危惧を感ずるわけです。なお申しますというと、こういう郵便物の検閲というようなことが廃止された後に、これに類するような措置というようなものはとられる可能性がないかどうかという点を、まずお尋ねしたいと思います。
【次の発言】 これは実際上の問題ですが、私たちは昭和四、五年ごろ共産党の活動に参加しておりました当時、われわれの出す郵便物、あるいは電話なんかが聴取されるとか、それからまた書信が開封……

第13回国会 郵政委員会 第5号(1952/02/22、24期、日本共産党)

○田代委員 今度の一部改正法律案は、端的にそれがうたつてはございませんけれども、現在の情勢から申しまして、非常に再軍備ということが急がれておるし、結局そのことは税金でとれないので、零細な国民の資金を吸收するというようなことになるのじやないか、なお貯蓄報国運動とか、あるいは愛国貯蓄運動というような形になる傾向を持つのじやないかというように私たちは思うのですが、政府としましては、そういう愛国貯蓄運動的なものを近き将来におやりになる御意向があるかどうか、まずお伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 これはこの間大臣にも質問いたしましたが、大体そういう方向  へ急行しつつあるのじやないか。目下それを……

第13回国会 郵政委員会 第6号(1952/02/27、24期、日本共産党)

○田代委員 昭和二十七年度の資金運用部計画に対する比較の資料を本日いただきましたが、これは先日郵政大臣に対して、資金運用部の金の使途につきまして、われわれとしてはこれが再軍備のために使われる危険が非常にあるので、その点どうかということを質問いたしましたが、そうではないということを言われたのです。そこでなお少し聞きたいのですが、翌年度への繰越金は、昭和二十六年度におきましては四百八十二億であつたのが、二十七年度におきましては六百七十五億、約二百億見当の厖大な繰越しになつておりますが、これは大体どういう理由によるものであるか、お伺いいたします。

第13回国会 郵政委員会 第8号(1952/03/07、24期、日本共産党)

○田代委員 駐在集配の廃止と、それから請負制度にかえるというただいまの大臣の説明で、なかなか抽象的な答弁のようでありましたから、それをはつきりとしていただきたいのです。これはただいま受田君も言われておりましたように、私たちは請負制度にすることが、現在の公務員に対する非常な圧迫になり、また事業の面からいいましても、これが非常に労働強化になるということがはつきりしているのですが、これを切りかえた後において、請負制度にしますと、それによつて、それを請負つた人の生活が保障されるかどうかという問題が残るわけです。それについては請負者の方で、十分責任をとつてもらえるならば、その人の地位は安固しているし、何……

第13回国会 郵政委員会 第9号(1952/03/10、24期、日本共産党)

○田代委員 私は沖繩の内部事情が全然わかりませんので、簡単なことでありますが、はつきりさしたいのです。現在沖繩の中では円は全然通用してないかどうか。それでどういう貨幣があそこで通用しておるかということを、まずお尋ねしたいと思うのです。
【次の発言】 そうしますと沖繩の住民は、以前はもちろんこれは円を所持し、円で一切を処理しておつたわけなんですが、その沖繩住民が持つておりました円というものは、現在ただいま説明せられましたB円に換算されて、B円一本で通用している。こういうことになるのですか。
【次の発言】 それで現在はどうですか。
【次の発言】 通用しておるのではないかと考えるという、何かあいまい……

第13回国会 郵政委員会 第12号(1952/04/22、24期、日本共産党)

○田代委員 これは結局根本的に申しまして、日本の郵政事業がアメリカのために非常に強力に侵犯されるというところに大問題があるわけなんですが、まずそれの真相をはつきりさせる前に、現在郵政関係の事業が大体どういう実情で占領軍に利用されているか、また大体どこにアメリカ関係の專用の郵政局をつくろうとしておるかという、その実情をまず御説明願いたいと思います。
【次の発言】 そういうばかな答弁はないと私は思う。大体日本の郵政事業、しかもそれがとにかく外国人によつて利用されるという実情にある場合に、どこでこれが利用されておるか知らぬ、どこにあるか政府当局自身がわからないというばかげたことがありますか。はつきり……

第13回国会 郵政委員会 第13号(1952/04/23、24期、日本共産党)

○田代委員 関連して……。ただいま大臣の説明によりますと、これは以前から私はその感を深くしておつたのですが、無審査の民間保険の平均が大体七万二千円見当で、今度八万円にするという政府原案も、これとの関連において考慮されたということが、非常に有力な根拠にもなつておりますし、私たちとして、また国民としましては、この簡易保険という性格をはつきり依然として現在持たすべきじやないか、また政府自身も簡易という性格を依然としてお持ちになるという建前でしておられるのじやないか。ところが実際におきますと、民間保険も無審査で大体その見当までやり、あるいは十万円、場合によつて十二、三万円見当まで無審査で行かれている。……

第13回国会 郵政委員会 第14号(1952/04/24、24期、日本共産党)

○田代委員 同僚議員から、増額の問題につきましていろいろ質疑がなされましたが、この問題は郵政従業員並びに民間保險の従業員の労働に関しまして、きわめて密接な関係を持つておるのであります。その点をはつきりさせなければ、そういう従業員の方々に対してはなはだ相済まないと思う。それでその点を二、三質問いたしたいと思うのであります。本日の政府の答弁などによりますと、将来これもまたなお引上げられるという見通しを持つておられるようでありますが、当然これはただいま申しました郵政従業員並びに民間保險の従業員に対する労働強化という面が強く出て来るのじやないかというふうに危惧するわけでありますが、これに対して政府はど……

第13回国会 郵政委員会 第18号(1952/05/28、24期、日本共産党)

○田代委員 この法案は、先ほど椎熊委員から申されましたように、わが党としましても、大蔵省からこれが郵政省に返つて来るという復元の問題に対しては双手をあげて賛成であります。ただ問題は、それだけでは片づかない。その返つて来た金がいかに運用されるかということに、一切の問題がかかつておるので、その点がはつきりならないことには、この法案に対して賛意を表するわけに行かない。先ほど椎熊委員から言われました趣旨には、われわれとしましてはまつたく賛成でありますが、問題は抽象的に、そういう社会保障制度、特に住宅問題とかあるいは中小企業者の窮状を救う、また平和産業を発展させるために使うとか、こういう方面に使いたいと……

第13回国会 郵政委員会 第19号(1952/05/29、24期、日本共産党)

○田代委員 私は日本共産党を代表しまして、この法案に対して反対するものであります。反対の理由は、大蔵省の資金運用部に握られておつたものが、郵政省の方に復元ざれるというその根本趣旨には賛成でありますけれども、問題は、復元された金がいかに使われるかという点に一切の問題がかかつておるのであります。昨日来の質問によりまして、それがはつきりわれわれが希望し、またそれでなくちやならないと主張するように、明確に社会保障制度あるいは庶民の住宅、大きな点から申しますと、平和産業、福利厚生、こういう方面に向けられるという点が強力に出ずして、これが戰前運用されておりましたような実態から見ましても、国家非常時とかいう……


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各種会議発言一覧(衆議院24期)

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第5回国会(1949/02/11〜1949/05/31)

第5回国会 大蔵委員会厚生委員会連合審査会 第1号(1949/04/18、24期、日本共産党)

○田代委員 この法案はきわめて重要な法案でありますが、厚生委員会としましても今まで厚生大臣は一度も出席されておりません。本日もわれわれは厚生大臣が出席されて、厚生省の立場から十分全國の患者、また人民の方々の要望にこたえて当然その意思が反映されるものである。またそれが不徹底であれば、十分徹底するように説明があるものであるというふうに考えておつたのでありますが、やはり厚生大臣はお見えになつておりませんし、そういう点でわれわれは非常に不満を感ずる次第でありますが、どういう理由で厚生大臣は出ておられないかという点、その点で十分答弁に納得が行かなければ、私たちは直接厚生大臣がおいでになつて答弁していただ……

第5回国会 大蔵委員会厚生委員会連合審査会 第2号(1949/04/20、24期、日本共産党)

○田代委員 この問題はきわめて重大でありまして、今政府委員の答弁をいろいろ承つておりましても、社会保障制度とは何だという点に対する理解が非常に不十分のように私たちは考えます。でありますから、当然これは大臣がお見えになつてはつきり答弁をお願いしたいのでありますが、大臣はどうされておるか。大臣にぜひ出ていただくようにお願いしたいと思います。

第5回国会 内閣委員会厚生委員会連合審査会 第1号(1949/04/22、24期、日本共産党)

○田代委員 第一の質問といたしましては、この設置法案の審議はきわめて重要な問題であります。ところが本日この席上におきまして、こういう分厚い資料をテーブルの上にたたきつけて、そうして即刻これで審議しろ。先ほどの次官の説明によりましても、大体何が何やらさつぱりわからぬのであります。大体設置法案というものはこういう内容で、アウトラインはこうである、どれくらいの人員をこうして、そうしてこういう部局をこうして、課をこうしてというアウトラインを説明されるなり、あるいはまたこういう資料を提供されるならば、少くとも数日前にもらわなければ審議は不可能であります。ところがまず第一番にこういうやり方をされること自体……


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第7回国会(1949/12/04〜1950/05/02)

第7回国会 法務委員会通商産業委員会連合審査会 第1号(1950/04/08、24期、日本共産党)

○田代委員 この一部改正法案は、非常に簡単なことのようにも見えますけれども、実は日本の産業経済に対して、強く申しますならば根本的に重大な内容を持つておるということは、実際に経済に携わつておられる人々が言つておる通りでありまして、たとえば松本烝治氏その他、そういう権威筋でもこの商法に対して反対しているというような実情であります。実際においてこの法案を改正されるにあたりまして、日本の経済産業界の実情を十分見られた上で、現在の実情からいつてこういう改正をどうしてもしなければ、日本の産業の発展は望めないという、日本の国情の必然性から、こういう改正案となつたかどうか。実際、現在これだけの大立法を急遽通過……

第7回国会 法務委員会通商産業委員会連合審査会 第2号(1950/04/11、24期、日本共産党)

○田代委員 これは宮幡政務次官にお願いしたいのですが、先日私は岡咲政務委員に質問いたしまして、法務関係の方に專門的に答えていただきましたが、実ははつきりしなかつたのでありまして、その点を経済産業面からお願いしたいと思います。  私は、この法案が出ました経過なり実態なりを見ておりますと、ふに落ちないのでありまして、先日も申しましたように、相当この法案に対しては反対があつたように聞いております。学者なんかと言われる方は別としまして、実際の日本の経済界、單に大資本だけではなくして、全般的な経済界、産業界からこの法案に対して、これでよろしい、これができれば、この法案が目的としておるような資金調達が潤沢……


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第8回国会(1950/07/12〜1950/07/31)

第8回国会 通商産業委員会公聴会 第2号(1950/10/27、24期、日本共産党)

○田代委員 やはり青山さんにお尋ねしたいのですが、先ほどのお話によりますと、災害賠償は自分としてはやはり原状回復が本筋であろうと思うが、しかし日本の実情としては、そうなるというとどうもいろいろの支障があるので、当面としてはやはり金銭賠償の方を原則として、原状回復の方を従にするということが適しているのではないかというようなお話のようでございましたけれども、私としましては、原状回復が主であるというようにお考えになつて、それを原則としてこの法律に生かして、むしろ金銭賠償の方を従にすべきではないかと思うのであります。もつとも田面の被害などにおきまして、原状回復をする場合に、反当り五万円も十万円も、ある……


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第9回国会(1950/11/21〜1950/12/09)

第9回国会 大蔵委員会通商産業委員会連合審査会 第1号(1950/12/05、24期、日本共産党)

○田代委員 昨日伺いましたが、なおはつきりいたしませんのです。大体家屋とか墓地とかいうものは、今まで公共事業よりはあとまわしになつて、被害者の諸君は非常に不利な立場に置かれておりましたけれども、今度はそういうふうにやらない。それは公共事業と同じ率で復旧しで行くのだという答弁がありましたので、これは安心しておりますが、初年度において、家屋あるいは墓地なんかに対する復旧か遅れるとかいうことをきのう言われましたが、その理由は大体どういうことですか。
【次の発言】 それから先ほどの御説明によりますと、四億四千万円見当使うということになつているそうでありますが、本年度はあまり期間がないようですが、これは……


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第10回国会(1950/12/10〜1951/06/05)

第10回国会 大蔵委員会農林委員会水産委員会通商産業委員会連合審査会 第1号(1951/03/13、24期、日本共産党)

○田代委員 簡單に二、三の点を質問いたします。今度のこの法案は、大蔵省などの御説明によりますと、三年前からいろいろ考案されて来たということになつておりますが、先ほどの通産政務次官の説明によりますと、現在の国際情勢、つまり国際的な再軍備態勢が当然日本の経済に響いて参りまして、その情勢を基礎としてつくり、それがこの法案を勘案するに重要な基礎となつておるわけであります。従つてそういう事態というものが将来かわることになりますと、これは当然修正されるであろうというような御答弁もありましたし、私たちも大体この法案が提出されましたその重要なモメントとしましては、いわゆる国際情勢の特殊的な状態、なお申しますと……


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第13回国会(1951/12/10〜1952/07/31)

第13回国会 通商産業委員会公聴会 第2号(1952/05/07、24期、日本共産党)

○田代委員 青山さんは帰られたのですか。
【次の発言】 これは委員長にお伺いしたいのですが、青山さんは科学者でありまして、科学者の立場から――われわれが考えましても、この前通過いたしました特別鉱害復旧臨時措置法にしましても、鉱業法にしましても、また今度出ましたこの法律にしましても、これでは何ら復旧に対する根本的な対策になつておらない。私は当面の財政的措置あるいはその他から、可能いかんはともかくといたしまして、科学者の立場から、この石炭鉱業が続く限り、必然的に起るところのこういう問題に対しまして、大体どういう対策を講じ、措置を講ずれば解決するかという御意見を伺いたいと切に思つておつたのですが、少……



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データ更新日:2023/02/05

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