このページでは久保田鶴松衆議院議員の25期(1952/10/01〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は25期国会活動統計で確認できます。
○久保田委員 今渡辺さんから、にせ物と本物というようなお話がございました。この企業組合に対するにせ物と本物ということが私にはよくわからないのですが、協同組合法に基いて企業組合というものができておる。その企業組合に対するにせ物がある場合には、国税庁の方から出されておる九原則に沿わないものは、全国の税務署において、お前のところは九原則にあてはまつておらないのだから認めるわけには行かないということで、これは規則の面でははつきりしておると思います。それを今あなた方がにせ物、本物というような言葉を使われて、そうして三つ以上の事業所を持つておるものに対しては、これを企業組合と認めない、こう言つておられる。……
○久保田委員 今内藤委員からお話がございましたが、渡辺さんはこちらからお尋ねいたしますと、企業組合を育成するものだ、つぶすものではない、こういうふうにお答えになります。だがこの三条の二と、六十七条の二項の条文を見ますと、これは育成ではございません。この間も私が申しましたように、これでは完全につぶされてしまう。それから質問される方々がよく企業組合、企業組合と申されますけれども、この三条の二と、六十七条の二項には、これは合名会社、有限会社、協同組合、その次に次ぐべきものは企業組合なんだ。こうした人々がこの法によつてつぶされるというのなら、渡辺さんどうお考えになりますか。私はこの前にもこの点をあなた……
○久保田委員 金子さんは租税研究協会の常任理事でございますからちよつとお伺いしたいと思うのでありますが、今度の所得税法の一部改正案の中に、現行法の六十七条でございますが、これを今度六十七条の三項として改正案を出しておりますが、この中に同族会社ということで、こうした会社に対しましても、この会社の側から見ました意見を、今後私たちこの法案を審議いたします上にあたりまして、御意見がございますならばお申し願いたい。
【次の発言】 ほかの参考人でございましたら私遠慮して話すのでありますが、佐乃木さんは税務署の署長さんでいらつしやいまして、大蔵省の出先の第一線の仕事をしていらつしやる方でありますから、私は遠……
○久保田委員 ちよつと関連して……。先ほど原さんの御意見を聞いておりますと、これは国税庁方面も非常にお気の毒だと思う。私はその意味において、幸い岡田さんがいらつしやいますから、岡田さんにお伺いしたいのですが、これは組合法の法の不備の結果がこういうことになつている。問題は私はそこにあると思う。この問題の解決は、企業庁の長官岡田さん自身がなされなければならぬ。この組合法の法の欠陥を、税の面において解決しようとするところに無理がある。そうお思いになりませんか。私はこの問題を岡田さんが解決されることによつて解決されると思うのです。それはどうお考えになつておりますか、お伺いしたい。
※このページのデータは国会会議録検索システム、衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。