このページでは川野芳満衆議院議員の25期(1952/10/01〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は25期国会活動統計で確認できます。
○川野委員 今回の税制改正は臨時的なものでございまして、あまり多くは期待いたしませんが、しかし次の通常国会におきまする改正の問題については、私などは非常に期待を持つておる一人であります。ただいま泉課長のお話によりますると、次の通常国会における税制改正におけるこの百万円以下、こういう問題については、あまり大きな改正がないような御口吻もちよつとお漏しになつたかのように私聞いたのであります。しかし税制改正をいたす以上は、少くとも百万円以下の問題については、ある程度の改正があるものと、こういうふうに私は期待いたしておるのでありますが、これについて局長の御意見を伺つておきたいと存じます。
○川野委員 ただいま御説明を聞いておりますと、自然増収が大分出ておる。その中に間接税の自然増収が大分ある、こういう御説明であります。このうち物品税の問題でございますが、先般のシヤウプ勧告においては、間接税をできるならば廃止しろ、直接税だけにしろ、こういう勧告が実はあつておつたにかかわらず、日本の国情に従つて間接税というものをさらに置いておる、こういう結果に相なつておるのであります。従いましてシヤウプ勧告におきましても、できるならば間接税というものは廃止しろ、ところが日本の財政上これが廃止できない。こういう点によつて、間接税というものは現在も行われておると考えております。ところが非常に物品税の収……
○川野委員 関連して税の問題について二点だけ……。
【次の発言】 一昨日でしたか、同僚委員からいろいろ農家の課税問題について真剣な質疑がなされたわけであります。そのとき東畑長官は、米価決定の基礎として農家の自家労力を四百幾ら、早場米あるいは超過供出を合せます場合は、五百何ぼの自家労力を経費として認めた、こういうお話が実はなされたわけでありますが、そういたしますと、その四百幾らあるいは五百幾らの自家労力というものは、当然税金の対象から消える、こう考えますが、そういうふうな計算のもとに農家に対しても課税をされておりますか、この点をお尋ねしてみたいと存じます。
○川野委員 動議を提出いたします。ただいま議題となつておりまする昭和二十八年分所得税の臨時特例等に関する法律案につきましては、質疑も大体尽されたと思いますので、この際本案につきましては質疑を打切り、討論を省略してただちに採決に入られんことを望みます。
【次の発言】 休憩前に引続き会議を開きます。
本日本委員会に付託されました資金運用部資金法の一部を改正する法律案及び簡易生命保険及郵便年金特別会計法の一部を改正する法律案の両案を一括議題として、まず提案者より提案理由の説明を聴取いたします。提案岩内藤友明君。
【次の発言】 本案に対する質疑は次会に譲ることといたします。
○川野委員 動議を提出いたします。ただいま議題になつておりまする五法案中、日本国有鉄道に対する政府貸付金の償還期限の延期に関する法律案及び中小漁業融資保証保険特別会計法案の両案につきましては、質疑も大体尽きたと思われまするので、この際質疑を打切り、討論を省略して、ただちに採決に入られんことを望みます。
○川野委員 動議を提出いたします。ただいま議題となりました造幣局特別会計法等の一部を改正する法律案及び租税特別措置法の一部を改正する法律案の両案につきましては、質疑も大体尽されたと思いますので、この際両案につきましては質疑を打切られんことを望みます。
【次の発言】 動議を提出いたします。ただいま議題となりました租税特別措置法の一部を改正する法律案につきましては、本案及び修正案ともに討論を省略して、ただちに採決に入られんことを望みます。
○川野委員 ちよつと関連して……。ただいまのやみ金融の問題でございまするが、この問題が当委員会の問題になりました当時におきまして、大蔵省がある程度の強い施策を進めておいでになつたならば、今日のごとくやみ金融というものが跋巵しなかつたであろうと存じます。しかし今日の実情を見ますると、おそらく数百あるいは一千億に近いところのやみ金融が動いているのではなかろうか、こういうふうに私は考えております。こう考えますると、ただ単にこれを強い罰則のみによつて押えるということは、非常に世の混乱を招くおそれがございますので、とうてい私は不可能であろうと考えます。そこで静かに考えますると、昔の無尽が相互銀行になりま……
○川野委員 この際資料を要求しておきたいと存じまするが、実は昭和二十七年の一月から十二月までが必要なんですが、実際その資料が得られなかつた場合は、得られるまでの月でけつこうであります。密造酒の取締りのための経費の全国配分表、すなわち各税務署ごとに配分された金額、月日、並びに国税局が使つた総金額と月日、並びに国税庁の使われた金額、国税庁と国税局と税務署、この区分をはつきりしていただきたいと思います。さらに違反件数とその処罰件数、税務署が違反として検挙いたしました数と処罰件数、あるいは検事局等において処罰された件数であります。それから酒造家の違反件数、さらに甲機関と乙機関の数、それから免許条件、こ……
○川野委員 刻下の経費多端の折にかからわず、今回酒類値下げ案を国会に御提案になりました政府に対し、私は最大の敬意を表するものであります。さらにいろいろ法案作成に当られた大蔵当局に対しましても、最大の敬意を表する次第でございまするが、今回の値下げ案を検討してみますると、五十六万石の密造酒が成規のルートに乗らなければ、予定の税収入が確保されない、こういうことに相なつておりまする点等から考えますると、密造対策というものは、まことに今回の酒税引下げに対する大きな問題ではなかろうかと考えるわけであります。そこで昨日加藤委員の質問に対しまして、あるいは酒価の引下げ、あるいは二十度しようちゆうをつくつてその……
○川野委員 ただいま愛知政務次官の御答弁中に、関係当局と打合せの上適当な処置をとる、こういう御発言があつたようでありますが、どういう適当な処置をおとりになる考えであるか。その内容をひとつ具体的にお示しを願いたいと思う。
【次の発言】 実は適当な処置という問題が一方的に行われますと、財界に混乱を来し、社会不安を招く。こういうような点から、私先般内藤委員の質問に関連いたしましてお尋ね申し上げたのであります。そこで実は適当な処置を、われわれが当委員会において問題にいたしました二年以前におきましておやりになつたのでございましたならば、私は満腔の賛意を表した次第であります。しかし今日におきましては、御承……
○川野委員長代理 なお先ほどの笹山君の質問に対する答弁が留保になつておりましたが、ただいま法規課長の白石君がお見えになりましたので、この際答弁をお願いすることにいたします。
【次の発言】 本日はこれにて散会いたします。
午後三時二十二分散会
○川野委員 ただいまの内藤君の発言はごもつともな発言と思います。そこで、実は委員長がおいでになるならばただちに御返事ができましようが、委員長が関係方面に打合せ申でございますので、理事といたしましては、ごもつともな御意見として実は拝承いたしたわけであります。できるだけ内藤君の希望されるように、午後は懇談会の形式で議をまとめたい、こういうふうに考えておりますが、とりあえず内藤君の御要望は、委員長が参られましたならばお伝え願いたいと思います。
【次の発言】 委員長代理からこの際発言を申し上げまして、大蔵当局の蒙を開きたいと存じます。ただいま永山委員の発言に対する主税局長の答弁を聞いておりますると、現……
○川野委員 密造対策の一環として、二十度しようちゆうをおつくりになりましたことはまことに機宜を得た処置と考えるわけであります。しかしいろいろな事情でこの二十度しようちゆうの石数を御制限になるというようなお話を承つておるのでありますが、どのくらい二十度しようちゆうをお出しになる見込みでありますか、この点を伺つてみたいと思います。
【次の発言】 今の事情から二十度しようちゆうの御制限をされるということについて、あえて私も異議をさしはさまないものであります。しかしこの乙種類、すなわち旧式しようちゆうと通称申しておりますが、この地方は大体清酒にかわつて旧式しようちゆうというものが生れたわけでございます……
○川野委員長代理 これより会議を開きます。
一昨二十一日本委員会に付託に相なりました木船再保険特別会計法案、外国為替資金特別会計法の一部を改正する法律案、アルコール専売事業特別会計法の一部を改正する法律案、造幣局特別会計法の一部を改正する法律案、旧令による共済組合等からの年金受給者のための特別措置法の一部を改正する法律案及び製塩施設法の一部を改正する法律案の六案を一括議題として政府当局より提案趣旨の説明を聴取いたします。
【次の発言】 ただいま議題となりました酒税の保全及び酒類業組合等に関する法律案に対する修正案につきまして、修正の趣旨を御説明申し上げます。
まず修正案の案文を朗読いたしま……
○川野委員 二、三点お尋ねしてみたいと思います。タバコの小売組合の問題でございまするが、ここに私が申し上げるまでもなく、組合というものは自主的にできるものであると考えまするが、しかるに専売局の監督下にございまするこのタバコ小売組合に対しましては、えてして専売局が干渉と申しますと少し言葉が荒いようでございまするが、干渉がましき事柄が実は多いのであります。そこである県におきましては、実は自分の県だけで組合をつくりたい、こういうふうに考えておるわけでありまするが、その県はたまたま支局がございません。出張所というわけで、支局が他県にある。そういうわけで、その局管内で小売組合をつくらせる、こういう局の方……
○川野委員 実は中小企業金融金庫法が不日出ると思いますが、その所管委員会があるいは大蔵委員会にならないかとも考えますので、この際御質問申し上げてみたいと思います。中小企業金融金庫と申しますると、名のごとく小さい業者に金融をする、こういうふうに私ども考えているわけであります。新聞に出ておりまするその記事を見ますると、一千万円以下の資本金のものを中小企業と認める、こういうことが書いてあつたようでございます。一千万円と申しますると、これは相当な資本金でございまして、こういう階級に金融をいたしますると、小さい業者にそれだけ金融が薄くなることを心配している人が多数いるわけでございまするが、これらについて……
○川野委員 議事進行について。このタバコ小売の免許の問題は、当委員会におきましては数日前から問題になつておるわけであります。さらにこの小売免許の問題の質疑が続くということにつきましては、私は専売公社側の答弁に誠意がないのではなかろうか、こういうふうに実は考えて聞いておるわけであります。と申しますことは、先ほど来タバコの抱合せ問題が出ましたが、この問題についても、全国抱合せで売つておりますことは公然の事実であります。これを全然ないような御答弁をされたり、あるいは今日小売免許の問題で、相当の運動費を出さなければ免許を与えていないということも、これは事実であります。こういうことで、免許の問題が不明朗……
○川野委員 私、アルコールの問題で、二、三点お尋ね申し上げてみたいと思います。昨年アルコール工場の三工場を民間に払い下げることが決定いたしまして、払い下げる方針になつたわけでございますが、三工場とも現在民間に払下げが決定いたしておりますか。その点を一点お尋ね申し上げてみたいと存じます。なお近時さらにアルコール工場を一部払い下げるといううわさが実は立つておるわけでございますが、さらに払い下げられる意向がございますか。たの点を伺つておきたいと存じます。
【次の発言】 昨年二工場を払い下げたという御答弁でございますが、この払下げにあたりましては、さらにしようちゆう製造の免許をもらいたいという要望もあ……
○川野委員 私の質問いたしたいと考えた大多数の点は、すでに同僚議員から御質問がありましたので、ごく簡単に御質問申し上げたいと思います。本日議題となつておりまする金融機関が現在日歩どのくらいの金利をとつておりますか、これは見込みでけつこうでございますが、これを何つてみたいと思います。
【次の発言】 先ほどの御説明で、現在の株主金融等は現在の法律に抵触せない、こういう答弁がございましたが、実は今申しました金融機関が法に抵触するかせないか、こういうような話題でにぎわつておりまする際におきまして、御承知のように現在全国に多数の金融機関ができておる、こういう実情でございます。そこで今度は違法にあらず、こ……
○川野委員 ただいま議題となりました六法案につきましては、質疑も大体尽されたと思いますので、この際質疑を打切り、討論を省略して、ただちに採決に入られんことを望みます。
【次の発言】 佐藤觀次郎君。
○川野委員 昔は税収入確保のために、当時大蔵省であつたと思いますが、各地方の国税局にこの税額を割当てられまして、各地方の国税局が各地方の税務署にまたこまかい数字を割当てて税金をとつておられたようでございますが、その後方針がかわりまして、今度は各税務署から国税局に予定税収額を報告して、さらに各地方の国税局が東京の国税庁にその数字をまとめて報告する。こういうふうで税金を取立てておられるようでございましたが、現在においてもその方針にかわりはないのでありますか、伺つてみたいと存じます。
【次の発言】 主税局長の御答弁は実は私も了といたすわけであります。しかし実際問題といたしましては、そういう徴税の状況……
○川野委員 当委員会で建設関係が問題になることが非常に少いので、私教えていただく意味においてひとつ御質問を申し上げてみたいと思います。特定道路整備事業特別会計、こういう会計があるわけでございまするが、この指定道路というのはどういう道路を指定道路と名づけておるのでございますか、この点をまず伺つてみたいと思います。
【次の発言】 今弾丸道路と申しまするか、そういうような道路の計画があるということを新聞紙上でお伺いするわけでありまするが、そういう計画があるのでございますか。もしもあるとするならば、そういう事業に使う費用はこの会計からお出しになるわけでございまするか、お尋ねしてみたいと思います。
○川野委員 ちよつと関連質問――ただいま御説明を聞いておりますと、内地品の保護のために関税を引上げる、こういうお話を伺つたのであります。しかし私の調べたところによりますと、現在のこんにやくというものは、内地の原料だけでつくりましたならば非常にやわいこんにやくができる。反面、輸入品だけでつくりますとかたいこんにやくができる。そこで内地品と外国品とまぜましてつくりますと、現在のごとくりつぱなこんにやくができる。外国品はなるほど品物は粗悪でございますが、こんにやくを固めなければならないという意味合いにおいてある程度外国品をまぜる、こういうことが現在の実情であります。そこで外国品をある程度入れますとい……
○川野委員長代理 これより大蔵委員会公聴会を開会いたします。本日の問題は、今回の税制改正案中、所得税法の一部を改正する法律案、法人税法の一部を改正する法律案、富裕税法を廃止する法律案及び相続税法の一部を改正する法律案の四つの法律案についてでありまして、公述人の方々におかせられましては、この四つの法律案について忌憚のない御意見を述べていただきたいと存じます。 本日御意見を述べていただく方々のお名前は、お手元に配付してあります印刷物の通りでありまして、発言の順位等につきましては、委員長に御一任を願いたいと存じます。 なお本日の公述人の方々は数が多いようでございますから、発言の時間は御一人大体十……
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