このページでは川野芳満衆議院議員の27期(1955/02/27〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は27期国会活動統計で確認できます。
○川野委員 ただいま歩積み、両建問題について御議論がございましたが、その御答弁の中に、検査官をして検査をさせて、そうして注意する点がある場合は注意する、こういう御答弁があったように思います。私はこの検査官の検査が問題であると思います。今検査官が地方に参りましていろいろ検査をいたしますと、断言的に申しても差しつかえないのですが、必ず酒飲みが始まる、あるいはおみやげをもらって帰る。これでは、検査官が地方に参りまして地方銀行を検査され、不正がありましても、とうていこれを注意すべき勇気がないと私は存じます。そこで検査官の取締りというものがまた必要であると思います。そこで銀行を検査する検査官が地方に参り……
○川野委員 私も一点だけお尋ね申し上げてみたいと思います。私の質問の点は、あるいは希望意見になるかもしれませんが、どうぞ率直なる御答弁を願いたいと思います。ただいま奥村君の御質問の、赤字補てんのための酒造米を、一万二千円を一万四千円にして、二千円の財源で赤字補てんをやる、こういう案が、実は民主党の廣川委員長を中心として進められつつある、こういう話を承わっておったのでありますが、六月四日の新聞を見ますと、その会合に清井食糧庁長官も御列席になっておるというような記事が出ておりますところを見ますると、あるいは相当民主党内閣のもとに、政府委員と組んで話を進められつつあるのではなかろうか、こういうような……
○川野委員 委員長の考えは、ただいまの山本委員の動議の趣旨をくんでのおとりなしと考えてよろしいですか。
○川野政府委員 私は今回の異動によりまして通商産業政務次官を拝命いたしました川野芳満でございます。まことに短学非才なものでございますが、どうぞ一つ皆さんの御支援のもとに職責を全ういたしたいと存じます。 先般七月二十八日第二十二国会衆議院当決算委員会におきまして、通産省関係の会計検査院昭和二十八年度決算検査報告に関しまして御審議の上種々御教授をいただきました点につきましては、肝に銘じておる次第でございます。当時大臣からも詳細検査院の報告書において問題となっておる事項を申し上げ、またこれに対する善後措置、なかんずく根本対策としての官紀綱紀の振粛につきまして責任の重大を痛感いたしますとともに、その……
○川野説明員 一言だけごあいさつさせていただきたいと思います。昨日通商産業政務次官を拝命いたしたのでありますが、みずからまことに浅学非才でありまして、果してその重責が勤まるかどうか、非常に怪しんでいるような次第であります。ことに通商産業行政につきましては全くのしろうとでございます。その点はどうか一つ御了承の上、皆様の御支援のもとに職責を全ういたしたいと考えておる次第であります。どうか今後ともよろしくお願いを申し上げます。 大へん簡単でございましたが、一言ごあいさつを申し上げます。(拍手)
○川野政府委員 ただいま議題となりました鉱業法の一部を改正する法律案について御説明申し上げます。最近原子力については、世界各国においてその平和的利用についての研究が進められ、実験研究の段階からようやく実用化の段階へと進みつつありまして、これは新たな産業革命を招来するものであるといわれておりますことは、すでに御承知の通りであります。 わが国における原子力の研究開発につきましては、当初の三年間は実験用原子炉の輸入及びその築造に重点を置くよう計画されており、それに必要なウランは、日米原子力協定により、米国より貸与を受ける濃縮ウランを充当することになっておりますが、昭和三十三年度には国産原子炉として……
○川野政府委員 ただいま御質問になりました第二、第三の点についてでございますが、よく検討いたしまして善処いたしたいと考えておる次第であります。
【次の発言】 この問題は国内産業の保護の立場によって解決をしたい、こういうふうに考えております。従いまして先ほど来問題になっておりますように、ミシン等の問題につきましても、外資委員会の結論を得て解決したい、こういうふうに考えておる次第であります。
【次の発言】 先ほど他の説明員から御説明がございましたように、いろいろ影響するところの問題等もございますので、通産省だけで結論を出すこともいかがか、こういうわけでございまして、ただいま申しましたように外資委員……
○川野政府委員 通商産業省は、御承知のように、産業と密接な関係を持っておる官庁であります。産業と技術というものが密接な関係にありますことは、私が申し上げるまでもない点であります。かような面から、通商産業省といたしましては、各種の試験所があることが、円滑なる通産行政をやるゆえんである、こういう考えのもとに、通産省といたしましては、試験所、研究所の必要を認めておる次第でございます。従いまして、現在ございます試験所は、現在通り通産省に置いていただきたい、こういう考え方を持つ次第であります。
【次の発言】 私の言葉があるいは足りなかったかとも考えますが、もちろん産業の振興のために、研究所、試験所がある……
○川野政府委員 ただいま議題となりました核原料物質開発促進臨時措置法案について御説明申し上げます。 最近の欧米各国における原子力の発達は、真に目ざましいものがありまして、その動力面への利用、医学、農業、工業等の各方面にわたるアイソトープの応用等注目すべき多くの成果を生み出しておりますことはすでに御承知の通りであります。 わが国におきましても、これがため、去る第二十三回臨時国会において原子力基本法が制定され、原子力に関する政策の基本方針及び原子力に関する機構が定められたのであります。今後、これによりまして原子力の開発利用を積極的に推進いたし、将来におけるエネルギー資源の確保、工業の振興をはか……
○川野政府委員 商工組合中央金庫は御承知のように政府機関でございません。従いまして資金運用部資金法の法律の建前から商工組合中央金庫に貸し出しができない。従って中小企業金融公庫に一たん入れまして、中小企業金融公庫から商工組合中央金庫に貸し出す、こういうことにいたしたような次第であります。
【次の発言】 ただいま内田委員のうんちくあるお話を承わりましてまことに敬意を表しておる次第であります。しかし中小企業金融公庫は政府資金を資金源として中小企業者に長期の資金を融資しておる公庫でございます。さらに商工組合中央金庫は系統組合の親機関として組合員並びに組合に対して融資をいたしておる金融機関であります。従……
○川野政府委員 日本製鉄株式会社法廃止法の一部を改正する法律案についてその提案理由を御説明申し上げます。 日本製鉄株式会社法廃止法は、日本製鉄株式会社が、企業再建整備法の規定による決定整備計画に従い、昭和二十五年三月三十一日解散して清算事務に入ったのに伴い、日本製鉄株式会社法を廃止するとともに、これに伴う経過的措置を規定したもので、昭和二十五年八月五日法律第二百四十号をもって公布施行されたものであります。 今回改正せんとする附則第五項及び弟六項の規定が設けられた趣旨は、日本製鉄株式会社が、日本製鉄株式会社法の規定による、いわゆる一般担保制度の適用により、社債の発行に当って工場抵当法による工……
○川野政府委員 ただいま御答弁申し上げましたように、公告をいたしまして、そうして先方も公告の条件に承諾いたしまして輸入させたもの、こういうように考えまして、従いまして違約をいたしました場合には、当然この条件に当るだけの分は没収いたします。
【次の発言】 取る決心でございます。
【次の発言】 国会において審議未了になりましたいきさつについては、皆さんがよく御承知であろうかと考えます。
【次の発言】 変りません。
【次の発言】 私が変りませんと申しましたのは、全然変らないという意味ではございません。御説のように貿易自由化の線に沿いまして商社に手持ち資金をある程度与えた方がよかろうということで、加藤……
○川野政府委員 この問題につきましては、先般樋詰次長からも答弁いたしたと考えますが、種々な事情でバナナの輸入が非常におくれまして、ただいま申されましたように、先般の入札ということになったのであります。従ってその残りのバナナ輸入の外貨があるわけでございますが、御承知の通りすでに年度末でありますから、これを割り当てましても来年度に食い込むということになりますので、従いまして来年度早々三十一年度分を割り当てる、こういうふうにいたしたいと存じます。
【次の発言】 御承知のように、バナナの輸入は日台貿易協定によって輸入いたしておる関係もございますので、そういう点を考慮いたしまして、できるだけ早目に三十一……
○川野政府委員 ただいま議題となりました工業用水法案につきまして提案の理由を御説明申し上げます。 わが国経済の自立を達成するためには、産業基盤の育成強化をはかり、産業の国際競争力を高めなければならないことは、あらためて申し上げるまでもありませんが、このためには、個々の企業の合理化にとどまらず、道路、港湾、用水、用地等の産業の立地条件を総合的に整備することが必要であり、政府といたしましては、経済自立五カ年計画におきましても特にこの点を重視している次第であります。これらの産業立地条件のうちでも、工業用水は、原材料、動力と並んで工業生産上不可欠のものでありまして、豊富低廉な用水の確保は、産業発展上……
○川野政府委員 その問題につきましては、先般も大臣が通産行政一般質問のときに御説明申し上げたと思いますが、将来の方向といたしましては、輸入AA制に持っていきたい。しかしものには段階がございますので、そういう方向に順次っていきたい、こういうふうに考えておる次第であります。
【次の発言】 ただいま御要望の資料はできるだけ早く提出いたしたいと思いますが、そのうちの七ドル五十にきまったいきさつについての資料というお話しでございますが、これは交渉によってきまりましたのでござまして、なかなか資料はむずかしいと思いますから、その点だけは御了承いただきたいと思います。
○川野政府委員 先日佐竹委員の質問に対して、私の答弁中用語の足らない点もあったかと考えますので、重ねて簡単に御答弁申し上げてみたいと思います。 政府が、バナナの輸入に当りましては、過去の輸入実績を重んじますことは当然でございますが、さらに輸入の意思並びに能力を有する新規業者をある程度参加させまして、門戸を開放するということもまた必要かと存じまして、今回通商産業省と農林省と協議の上、ただいま申しました意思と能力のある加工業者を加えることにいたした次第であります。 なお、農林省が都条例の改正を指示した点につきましては、本件は農林省の専管事項でもございますし、さらに通商産業省はさきに輸入方式を決……
○川野政府委員 利子補給の問題でございますが、当初この工業用水を計画いたしますにつきましては、できるだけ多く補助金もやりたい、こういうふうなことで実は財政当局とも折衝いたしたのでありますが、いろいろな関係で、先ほど来御説明申し上げましたように、四分の一の補助ということになった次第であります。なお地方債における利子補給の問題でございますが、これは安い金利のお金を差し上げる、こういうことで現在におきましては一番安い六分五厘の金利、こういう安い金利をお世話申し上げるということで、利子補給はいたさない、こういうことにいたしておる次第であります。
○川野政府委員 中小企業に対する発注を希望するには中小企業の実力をつけなければならぬ、こういう点から、中小企業においては実は現在設備の近代化等をはかって中小企業者の実力をつけるように努力をいたしておるような次第であります。政府といたしましても、もっともな御説でございますから、そういうふうに中小企業者に実力をつけまして、できるだけ中小企業に発注させるように今後努力をいたしたいと存ずる次第でございます。
○川野政府委員 ただいまのお尋ねの件でございますが、実は答弁の材料を持ちませんので、あしからず御了承いただきたいと思います。
【次の発言】 東南アジアに対しまする技術の交流等は、すでにある程度今日実行いたしておる次第であります。なお、ビルマ並びにフィリピン等の賠償問題等が解決するならば、さらにこういう面に向って工業的に進出が促進されるであろう、こういうふうに考えておる次第であります。御説ごもっともでございまして、さらに今後そういう面に努力をいたしたいと考える次第であります。
○川野政府委員 百貨店法の事業活動が中小商業の事業活動に深甚なる影響を及ぼしまして、中小商業の事業活動が脅かされる、そういうような点から事業活動にある程度の調整をいたそう、こういうことを目的といたしておる法律であります。独占禁止法は御承知のように私的独占、不当なる取引制限及び不公正な競争を禁止する法律でございます。従いまして百貨店法と独禁法とはその目的を異にいたしておるわけでございます。従いまして不公正な競争をなくする、百貨店の事業活動が中小商業に著しい影響を及ぼす場合必要な調整を行うものでございまして、その目的とするところは中小商業の保護にあるわけであります。従いまして両々相待ちまして中小商……
○川野政府委員 ただいま仰せのような点につきましては、坪数等が変らない場合は問題はなかろう、こういうふうに考えておりますが、しかし坪数等が従来より増す、こういう場合におきましてはある程度問題になろうかと考えます。法案が示すように、通産大臣は審議会、さらに審議会は地力の会議所等の意見を聞いて認許可をする、こういうふうになっておりますので、多分そういう場合におきましてはそういう万々も地方の実情等をよく勘案して通産大臣に答申をされるものと考えておる次第であります。ゆえにそういう点もよく考慮いたしまして、さらに中小企業等に及ぼす影響等も勘案いたしまして、そういう場合には適当な処置をとりたい、こういうふ……
○川野政府委員 下請代金の遅延の問題につきましては、独禁法の関係において実はある程度の取締りはできるわけであります。しかし実際問題といたしましては、いろいろの欠点がある。どういう欠点かと申しますと、御承知のように審査、審判の手続をとってやらなければならないというような点等がございまして、従いまして独禁法の関係のみをもって取り締るということは、実は相当の時日を食う、こういう点等も考えられまして、従いまして現在の独禁法を実は厳格にやりましても、そういうような関係である程度のそこに遺憾の点がある、そういう関係で実は今回の法案と両々待ちまして、そして取り締っていった方が、その効果を表わすのではなかろう……
○川野政府委員 その問題につきましては先ほど大臣からもお答えがあったと私は考えましたが、できるだけ検討してみたいと存じます。
○川野政府委員 御承知のように百貨店法は実は通産省所管として出した法律であります。そこで実はいろいろ検討いたしたのでありますが、前回にも御答弁申し上げましたように、百貨店は信用を重んずるところでございますので、勧告いたしましても、これによって目的を達するであろう、こういう観点から実は独禁法によって取り締れる面は独禁法にゆだねるということにいたしたような次第でございますが、今回の法律案にはなぜしからばただいま仰せのように規定を設けたかというお尋ねでございますが、この点につきましては、所管が公正取引委員会の方で出された法律案でありますから、どうぞ一つ公正取引委員会の方にお尋ねを願いたいと思います。
○川野政府委員 本委員会におきまして、私が政務次官に就任いたす以前におきまする決議につきましては、実はつまびらかにいたしておらないところも多々あろうかと考えます。しかし通商産業省といたしましては、当委員会の決議を尊重いたしまして、できるだけ実行に移しておると存じております。また、まだ移しておらない決議等がございますならば、今後誠意をもちましてその決議の趣旨を尊重して実行に移したい、かように考えておる次第であります。
【次の発言】 貿易の進展は経済、外交に負うところも多大であろうかと考えます。ゆえに通商産業省といたしましては、外務省等と緊密なる連携のもとに、貿易進展のために実はいろいろと施策を講……
○川野政府委員 ただいまの件でございますが、そういう点は考えておりません。
○川野政府委員 お説のように、織布部門等におきまして、自主的にいろいろやることにはなっておりまするが、ここにも規定しておりますように、非常に若干ではございますが、政府もある程度の補助をいたしまして、そうして織布部門の機械等の整備をやる、こういうことにいたしておる次第であります。実は初めにおきましては、さらに相当の予算を請求いたしたのでありまするが、財政の関係で非常に予算が減りましたことは遺憾に存じております。しかし、さらに来年度におきましては予算を要求いたしまして、不足の分はさらに援助申し上げたい、かように考えておる次第であります。 なお機械の面でございますが、今回は綿紡等の過剰部門の機械の……
○川野政府委員 アメリカにおきましては輸出制限法等の法案が出ておりまして、わが国の繊維品等に制限を加えんといたしておりますことは御承知の通りであります。ゆえにできるだけこういう面を一つ緩和していただこう、それにはアメリカの世論を押えることが必要であるというようなことから、わが国内において自発的に調整を行なっておりますことは御承知の通りであります。こういうことを政府といたしましていたしておる半面、民間委員をアメリカにもやりまして、そして民間を通じてアメリカの世論を緩和いたしておる、こういうような現下の実情でございます。かようにいたしまして、できるだけアメリカの世論を緩和いたしまして、わが国の輸出……
○川野政府委員 紡織機更新促進打合会を事務次官所管のもとに作りまして、その委員会におきまして長期計画を立てまして、その計画に従いまして更新を促進させよう、こういうことでございます。
【次の発言】 中小企業金融公庫の貸し出し実情というものにつきましては、加藤委員もよく御承知であられるであろうと存じております。すなわち地方銀行等を通じて融資を申し込む際におきましては、その設備更新等の計画書を添えて、実は地方銀行を通じて中小企業金融公庫に申し込むわけであります。その計画の線に沿いまして、中小企業金融公庫は融資をいたします。融資をいたしました結果は、また中小企業金融公庫におきましては、その後監査をやり……
○川野政府委員 繊維工業と繊維関係の機械工業とは唇歯輔車の関係にございまして、繊維工業が健全なる発達をすることは、ひいて繊維関係の機械工業の健全なる発達になろうか、かように考える次第であります。従いましてその根本でございます繊維工業の健全なる発達といった点は、過剰設備をある程度整理することの必要を痛感いたしまして、今回この法律案を出した、こういうことになるわけであります。しかしその結果一時的にせよ繊維機械工業関係にある程度の谷が生ずる、こういうような点から、先ほど来申し上げましたように、通産省としましては機械設備の更新あるいは市場の拡大促進、こういう点に力をいたしまして、そうして機械工業の打撃……
○川野政府委員 機械の外国輸出の問題につきましては、国外から考えた面と国内から考えた面との二つの面があろうかと考えております。国内から見た面におきましては、国内機械メーカーの御奮起を願う。これには政府といたしましては確実なる市場を与える。こういうことであろうかと考えております。そこで国内の業界から見ますれば、外国等に輸出した場合に損害をこうむった、こんなときにおきましてはある程度の損害の補償を与える、こういう点も実は必要であろう、こういうふうなことから、先般御審議を願いました輸出保険制度の拡大、こういうことを実はねらったわけであります。さらに外国の面から見ますると、市場の拡大でございます。これ……
○川野政府委員 この問題につきましては、先般来たびたび御答弁申し上げましたように、今回の繊維工業の機械の規制等によりましてそういう事態が起らないように努めて機械の更新をやり、さらに外国の市場等も拡大させまして、そうして機械工業に飛ばっちりを受けないようにいたしたい、こういう考えで先般来御答弁申し上げましたような種々の施策を実は考えておる、かような次第でございます。
【次の発言】 たびたび御答弁申し上げましたように、実は機械の更新の促進をはかりまして、そうしてできるだけ失業等の出ませんようにやりたいと思っております。なお設備の更新につきましては、政府といたしましてもできるだけ更新を促進する意味に……
○川野政府委員 ただいまの御説のように、予算折衝の経過におきまして、初めは政府が予算をとりまして機械をこっちで貸与する、こういう計画だったのでありますが、先ほども御説明申し上げましたように借入金でやる、しかもその金額は十五億、こういうことに計画が縮小いたしましたことはまことに遺憾に思っております。しかし来年度の予算におきましては、さらに思い切った予算を請求いたしまして、計画が縮小いたしました点につきましては、来年度においてさらにカバーいたしたい、かように考えておる次第でございます。
【次の発言】 この計画は実は先ほど局長から御説明申し上げましたように、事業団をもってやる、こういう計画であったの……
○川野政府委員 この問題につきましては、大へん恐縮でございますが、私もまだ研究いたしておりませんが、ただいま佐竹委員からの熱意ある、また経験に富んだお話を承わりまして、私といたしましても非常に参考になったわけでありますが、今後さらに検討いたしたい、かように考える次第であります。
【次の発言】 先ほど樋詰次長からも御答弁申し上げましたように、本件が果して為替管理法の違反になるかどうか、こういう点も疑問でございます。しかし為替管理法違反になる、こういう事実がありましたならば、通産省といたしましては適当な処置をとる、かように考えておる次第でございます。
○川野政府委員 木材資源利用合理化に関しまして、ただいま決議が満場一致可決されたのでありますが、その決議の趣旨はまことにごもっともな趣旨と考えまして、政府といたしましても決議の趣旨の線に沿うように全力をあげて努力いたしたいと存ずる次第であります。
【次の発言】 ただいま仰せのような問題がございまして、実はその問題については外務省と検討中でございまするが、いまだ結論を得ておらないことを非常に遺憾に思っております。
【次の発言】 ただいまの問題でございますが、実はまだ結論は出しておりませんが、すでにこれは相当の年月もたっておりますので、今後は外人の旧株取得を許してもそう心配はないのではなかろうか、……
○川野説明員 重油を政府が奨励いたしましてある程度発達したのでございますが、その後石炭の関係から重油を規制いたしましたことはただいま長谷川委員の仰せの通りであります。しかしこれは石炭産業の重要性からそういうことになったのでありまして、この点から石炭産業という面につきましては政府も助成し、また業者もその合理化の精神に向って石炭産業の発達をせねばならない、かように考えておる次第であります。そこで今御説のように、石炭産業というものは相当発展に向っておるのでありまして、しかし発展と申しましても、まだまだ重油の規制を解くまでに発展いたしておるとは考えられません。従いまして今日においては重油の規制を解く、……
○川野説明員 政府が経済五カ年計画を立て、あるいは電源開発六カ年計画を立てる、こういうようなときに当りましては、大体将来こうなるであろう、こういうような目標のもとに実は計画を立てるのでありますが、しかし先日来説明がございましたように、わが国の経済というものが現在におきましては異常な発展を遂げた、こういう観点からあるいはその目標の数字と若干食い違っておる、こういうことになったのでございまして、この点につきましては目標を誤まったということでまことに遺憾には存じておりますが、しかし日本の経済が異常に、予想外に伸びた、こういう点からでございまして、その点は御了承をしていただきたい、かように考えておる次……
○川野政府委員 通商産業省設置法の一部を改正する法律の提案理由について御説明申し上げます。 改正の内容は、第一に、特許庁の長官官房を廃止し、審査第三部及び審査第四部を増設することであります。特許庁の現在の内部機構といたしましては、長官官房のほかに総務部、審査第一部、審査第二部及び審判部の四部があり、審査第二部が発明及び実用新案に関する審査を担当しておりますが、最近における発明及び実用新案の出願件数は著しい増加を見、昭和二十五年の約四万一千件が昭和三十年においては約九万五千件と二倍以上にも達し、また出願の内容も、技術の進歩を反映して次第に高度化して参りましたので、その審査事務も著しく増大し、審……
○川野政府委員 ガソリンの一滴は血の一滴、かようにいわれておりますほどガソリンはまことに重大なるエネルギーであります。従いましてこのガソリンの確保という問題につきましては、ただいまお説のように国家といたしましても相当備蓄という問題は考えなければならない、かように考えております。しかしこの備蓄の方法に至りましては、戦前わが国がとっておりましたような国家の手によって備蓄する、こういう点とさらにあるいは民間人の手によって備蓄させる、こういうような二つの面があろうかと考えます。ゆえにかりに国家の手によって備蓄する、こういうことになりましてもこれは相当の財源が要る問題でもございます。また民間の手によって……
○川野政府委員 金融機関の企業支配の問題につきましては、通産省としては特に調査したことはございませんが、しかし一般的に考えますと、戦後金融機関から企業者の借りる率というものが、戦前に比較いたしまして非常に率が多くなっている、かような関係から、金融機関がその優越なる地位を利用すると申しましょうか、そういう観点から、企業に対しましてある程度の拘束を加えた、こういうような点を聞くのでございますが、まことに遺憾千万であると考えます。こういう点につきましては、公正取引委員会の公正なる活動によりまして、もしそういう拘束を加えるようなことがありましたならば、公正取引委員会の運用において、そういうことのないよ……
○川野政府委員 本年度下半期の外貨予算は、総額が二十三億四千万ドルでございまして、うち輸入貨物予算が十九億一千万ドル、貿易外支払い予算が四億二千万ドルでございまして、まことに大きい数字といわねばなりません。この輸入物資の十九億一千万ドルは、二十九年度の外貨予算と同額でございまして、この点から考えましてもある程度膨大な数字であるということを御了承願いたいと存じます。 下半期の予算のつけ方の特色といたしましては、経済活動に支障を来たさないような方針のもとに組んだのでございまするが、予備費を増額いたしまして、予算の弾力化をはかったような次第であります。 さらに第二は、グローバル予算を拡大いたした……
○川野政府委員 お答え申し上げます。世界経済の好況に伴いましてあらゆる面において活発な動きのありますことは御承知の通りであります。かてて加えまして、スエズ問題等のために物価の上昇を来たさんとする気配のありますことも、御承知の通りであります。そこで政府といたしましてはできるだけ物価の暴騰を避けたい、かように考えまして、あらゆる面の施策を行なっておる次第であります。基礎産業の部分をできるだけ値上げしないという考えのもとに、例を鉄鋼にとりますならば、鉄鋼の価格がだんだん上って参ったのでございますが、鉄鋼の価格を下げるために政府はあらゆる手を打った。すなわち、くず鉄をできるだけ多く外国から輸入する、さ……
○川野政府委員 お答え申し上げます。わが国の経済の好況に伴いまして、昨年末来非常に石炭界の需要の面において好況を来たしたような次第であります。なおまた生産の面においても増産を来たしまして予定の四千三百万トンからさらに上回る予想でございましたが、昨年末のスト等の関係から、四千二百五十万トン、かような数字に、予定よりも若干の下回りを見た次第でございますが、さらに今年になりまして四千六百数十万トンの目標を実は立てたのでありますが、すでにその目標を突破する、こういうような好況でございまして、生産の面におきましても目標の総額を若干上回るようなことで、今その数字の検討中でございます。かように石炭の生産面に……
○川野委員 時間も非常におくれて参りましたので、簡単に二言ばかり御質問申し上げてみたいと思います。今回塩の問題がいろいろ大きな問題となりました理由は、塩が非常にたくさんでき出した、こういうことが最大の原因でございます。塩があまりたくさんできたから値段も下げなちゃならぬ。こういうようなことになっておると存じますので、従って価格引き下げの問題の非常な参考になろうかと考えますから、先ほど石村委員から御質問があったのでありますが、重ねてお尋ね申し上げてみたいと存じます。専売公社が業者にいろいろと指導を申し上げたとき、入浜式から流下式に変りました場合の生産品標が、実は参考書を見ますと、百八十トンとなって……
○川野委員 久方ぶりに発言の機会を得たのでありますが、与党の立場でもございますから、ごく簡単に質問をいたしてみたいと存じます。 わが国の税制は、戦後シャウプ勧告の線に沿って税制が作られたのでありますが、そのシャウプ勧告の骨子というものは、できるだけ間接税を軽減して、そうして直接税によるべし、これがシャウプ勧告の眼目であったと私は考えます。ところが、その後漸次間接税のウエートを上げまして、そうして直接税を軽減して参りました。特にその尤たるものは酒税でございますが、酒は、一般物価に比較いたしまして非常に高いのであります。その酒が高いという大きな原因は、酒税が高い、こういうことにあるわけであります……
○川野政府委員 建設省から昨年の二、三月であったと思いますが、セメント工場の増設並びにカーバイト等の増産をする工場を設けたい、こういう御相談が実はあった次第であります。そこで通産省といたしましては、いろいろと現下の事情を御説明申し上げ、こういう面の専門家を御紹介いたしまして、そうして専門家についてよく御検討されたらどうか、こういうようなお話を申し上げた次第であります。その後社が縦がま方式の機械を採用されるというようなことを私たちは承わりましたので、この点につきましても専門家について検討をされたらどうか、こういうようなことをいろいろと御注意申し上げた次第であります。
○川野政府委員 通産省としては先般もお答え申し上げましたように、建設省から御相談がありましたときに現況等を詳細に述べまして、さらに通産省としての意見も述べた次第でございます。その結果、主管官庁の建設省といたしましては、各方面に慎重な調査を遂げられまして、そして今回の計画に相なった次第でございますので、通産省といたしましてもこれに御協力申し上げまして万全を期したい、こういうふうに考えておる次第であります。
○川野政府委員 ただいま仰せのごとく、中小商工業の対策という問題は、なかなかむずかしい問題でございます。従いまして中小企業の対策をいかにするかというような問題の基本的調査が必要であるというふうな点から、実は個々の人の実態の診断をする必要がある、こういうような点から今回若干の予算も組んだような次第であります。さらに中小商工業者がばらばらに活動いたしておるならば、とうてい所期の目的は逃し得られない。これにはどうしても団結の必要がある。すなわち中小企業の組織化、こういう問題を今大きく取り上げておるような次第であります。さらに購買会あるいはその他の問題等につきましては、この点等から中小商工業者に非常な……
○川野説明員 百貨店審議会は去る二十九日に開かれたわけであります。その結論が出ましたので、当日大臣室におきましていろいろ協議いたしました結果、通産省としての確定案がきまりましたので、同日発表をしたわけであります。
【次の発言】 御説の通りでございます。
【次の発言】 池袋地区の百貨店の問題につきましては、いろいろ国会におきましても御議論があり、さらにまた地元等におきましても反対陳情のありますことは、十二分に承知いたしているところでございます。従いましてこの問題の処理に関しましては、通産省としましても慎重な態度でこれに臨んだわけでございます。従いまして前々回の審議会にも、実は池袋地方の百貨店の問……
○川野説明員 日本側といたしましては、出品者に対しましてはできるだけ御要望にこたえまして、そして国際見本市に出かけていただく、かように考えておる次第でありますが、何しろ先方から人数のワクがございまして、従いまして先方からの制限で今度の上海見本市は百二十名だったと思いますが、そういう制限が向うからございますから、やむなくその制限に従いまして日本国といたしましても人数の制限をいたしておる、かような実情でございます。
【次の発言】 先ほども申しましたように、現在のところ先方から制限をいたして参っておりますので、政府といたしましてもその制限に従って実は人数を制限いたしておる、かような実情でございます。……
○川野政府委員 先ほど川上局長からもお答え申し上げましたように、ガスの値上げ等の問題につきましては、できるだけ値上げをしていただきたくない、こういう考えを実は持っておるわけであります。しかしこれにつきましてはやはり政府といたしましてもそれ相当の援助をしなければならぬというようなことになろうかと考えます。従いまして税金面等におきましても、先ほども御答弁申し上げましたように、大蔵省と実は折衝をいたしておる次第であります。御承知のように今大蔵省におきましては、税制審議会等におきましてわが国の税をどうするかということを現在検討中でございます。従いましてこの税制審議会等におきましても、われわれの意のある……
○川野政府委員 ただいま議題となっております通商産業省予算各案について御説明を申し上げます。 まず三十一年度通商産業省所管一般会計の予定経費要求額は八十三億六千三百七万七千円でありまして、これを三十年度総額七十四億四千九百五十五万五千円に比較いたしますと、九億一千三百五十二万二千円の増額となるわけであります。 次に三十一年度予定経費中重要なものについて御説明を申し上げますと、第一に、貿易振興対策といたしまして総計十億七千九百十六万七千円を計上いたしましたが、これを前年度予算額九億七千九百十六万七千円と比較いたしますと、一億円の増額を見ております。 増額の重点は、わが国貿易商社等がいまだ弱……
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