このページでは平岡忠次郎衆議院議員の25期(1952/10/01〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は25期国会活動統計で確認できます。
○平岡委員 今の関連質問でございますが、中小企業等協同組合法におきましては、企業組合を明瞭に認めております。ところが今回の改正法をもちましては、所得税法においてこれを否定するという矛盾が出て来ます。道を譲るべきは一体どつちなのであるか、私はその点を質問したいと思うのであります。しかも所得税法におきましてこれを否定する理由がまことにわれわれは納得できないのであります。すなわち企業組合の中の三割程度がきわめてどうにもならぬ怪しげなものである、かような点がその理由となつているおいては、まことにわれわれは唖然とせざるを得ないのであります。法の通念におきまして、十人の凶悪犯人をたといとらえそこなうことが……
○平岡委員 私は日本社会党を代表いたしまして、ただいま議題となつております酒税法案に対する修正案、並びに修正箇所を除いた政府原案に賛成の意を表するものであります。但し、いささか注文をつけてみたいのであります。 まずこの酒税法案につきまして、この法律案のねらいが、第一に酒税の税率の軽減にあります。大衆課税の性格の強い酒類消費税というものが、増石の弊害を多少合みながらも一応約二割を引下げられるということは、国民大衆にとりまして福音たることを失わないがゆえに、賛成をいたすのであります。なおまた他面この法律案には、滞納の場合の利子税徴収も規定されてありますし、酒税の保全をはかるための証紙制度も採用さ……
○平岡委員 文部大臣にお尋ねいたします。市町村の教育委員会設置に伴うところのいろいろな財政的な問題、この点はすでに同僚の委員の方々からるる質問もされ、ほぼ言い尽されておるように思うのであります。しかしながら結論を申し上げますと、三十九億を予定したものがその約四分の一に圧縮された、かような平衡交付金の財政的た措置によりましては、文部当局が当初に考えておつたところの、教育のほんとうの目的にかなうような教育委員会の設置というものは、まさに量があまりにもかわつた場合には質的な変化もするように、まるで骨抜きになつておると思うのであります。その意味におきまして、市町村等において理想とする教育委員会を新たに……
○平岡委員 谷口政府委員にお伺いいたします。先ほど同僚大石さんの、警察を警察法の前文に示すような民主警察として行くために、いかなる方策をお持ちかという質問に対しまして、あなたは、日々警察に職を奉ずる者が民主警察の実をあげるように精神的に訓練をして、その趣旨に沿いたい、かように精神面を強調されたのでありますが、その精神面のことは、私はあえて争うことはない、その通りだと思うのです。しかしわれわれ政治の座にある者は、その精神をいかに制度の上に現わすかということについて関心がある。そうした点から、警察制度の上に自治警察の非常に大切なことが強調されて、今までこうした制度がとられて来たと思うのです。そこで……
○平岡委員 私は日本社会党を代表いたしまして、本案に反対を表明するものであります。 その理由といたすところは、この上程案そのものはきわめて考え方によつては技術的な問題で、大した支障のない、へんてつもないようでございますが、この案が上程されて来たゆえんのものを検討いたしますと、私はこの法案というものに簡単に賛成することができないのでありまして、むしろ積極的に反対せざるを得ないのであります。と申しますのは、この法案の提案者のよつてもつてよりどころとするところは、民意が決定されておる。一たび自治体警察を廃止して、そこの各町村というものが、これをすみやかに国家警察に移したいということについて、完全に……
○平岡委員 私は二十七年度の地方財政平衡交付金仮算定に関する調べのうちの例の東京及び大阪の交付額がマイナスになつておる。ところが交付額がマイナスになるべきところが一応ゼロでとめておるところに理論的な一貫性がないので、この点反対したいのです。ただ処理上地方からそれを吸い上げて来るということがぐあいが悪いとか、単なるそうした便宜的な意味から、この理論においての一貫性を欠くということは非常にぐあいが悪いと思うので、その点につきましてまずお伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 東京都と大阪の二つでありますが、私は東京都の場合には当然東京都としてはゼロにとどむべきことが要請されて来ると思うのです。と……
○平岡委員 後藤政府委員にお尋ねいたしますが、市町村民税の所得割の点です。この六十八億一千百万円の税収増の内容は、増収によるところの、納税資格者の自然境ということにあるののですか。
【次の発言】 そうしますと、オプシヨン・ワンの制限をはずしたことによりまして、それによる税収増は見ておりませんですか。
【次の発言】 もう少し限定的に質問をしますが、オプシヨン・ワンの制限は百分の二十の制限率をとりましたね。それで大体オプシヨン・ツーの最高まで行け得るようにしたわけですね、そういうことになりますね。
【次の発言】 そうしますと、その課税総所得を標準とする場合、それは所得税額に対して平均何パーセントく……
○平岡委員 議事進行。非常に重大でございますので、われわれはその前提がはつきりしなければこの会議に入ることはできない。そこで委員長は休憩を宣告していただきたい。それで各党の理事によりまして、討議するなりしかるべき処置をとつてほしいと思います。
【次の発言】 本多国務大臣にお尋ねいたします。地方財政法の一部を改正する法律案に関するものでありますが、二十八年度の地方財政計画中の地方債の規模の問題についてお伺いしたいのであります。二十七年度と比べましてふえておりますね。
【次の発言】 その数字が二十八年度の財政投資資金計画表によりますと違うのですが、どつちがほんとうなのでしようか。ことしの計画は千五……
○平岡委員 関連して犬養法務大臣にお伺いします。ただいまの議論を拝聴しておりましたが、結局ウエートがどつちにあるかということを古井委員はお尋ねのことと私は解釈します。それから前回同僚の門司委員がいみじくも指摘いたしております通り、政府案では表面上府県を単位といたしてはおります。しかしながらその府県警察の実態は、自治体警察ではなくて、国家警察の地方単位である、かようにしか考えられないのであります。どうしてかと申しますと、中央に閣僚を兼ねるところの警察庁長官がおりまして、この方があらゆる高等人事を行う、急所の人事を行うわけであります。そこで一方には公安委員会というものがいわば骨抜きにされております……
○平岡委員 ただいま上程の消防施設強化促進法案につきましては、私は日本社会党を代表いたしまして賛成をいたすものであります。計上されておる予算はきわめて少いのです。大体補助全部で三億七百二十八万九千円。そのうち地方の実際の補助にまわる分が二億五千三百二十二万円ということは、大ざつぱに全国の町村一万としまして、一町村当りたつた二万五千円です。これがちようど三分の一に当つておるということは、逆に言いますと一町村平均七万五千円、これで消防の強化はできつこない。しかし私はこの金額的な不足は将来増強されることを期待いたしまして、いわゆる公共性のある消防ということに関しまして、政府の補助の道が開かれた、起債……
○平岡委員 二、三お尋ねいたします。所得税あるいは法人税、そういつたものが確かに担税能力を越えて、相当ドツジ・ラインの超均衡予算のしわ寄せを食つておる。それを緩和して行くために今度の所得税の改正は一歩を踏み出したという意味で歓迎された、そういう点は異議のないことだと思うのであります。そこで法人税につきまして、同じ法人のうちでも大法人と中小法人とがあります。従いまして朝鮮特需の問題をめぐつて四二%に一率に上げた点が、中小法人に対しまして不当に圧迫しておる、これはもう事実であろうと思うのであります。それからこれに対する多少の基礎的なものは、大体法人税の増収が千八百億ほどと記憶しておりますが、今の価……
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