このページでは平岡忠次郎衆議院議員の30期(1963/11/21〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は30期国会活動統計で確認できます。
○平岡忠次郎君 私は、二十一日に行なわれた池田総理の施政方針演説、並びに大平外務大臣、田中大蔵大臣による外交、財政演説に関し、日本社会党を代表して、総理以下関係閣僚に対し質問をいたさんとするものであります。(拍手) 質問の第一は、政府の格差解消へのかまえは何かという点であります。 三年半前に、池田内閣は登場早々に所得倍増を掲げ、いわゆる経済成長政策をとってまいりました。対外的には、主としてアメリカからの外資借り入れ、対内的には、日本銀行からの通貨増発及び財政投融資を通ずる国民の零細資金の動員によってつくられた資金を、大企業の設備投資に傾斜的に集中することによって、その政策を進めてまいったの……
○平岡忠次郎君 ただいま提案説明のありました財政法の一部改正法案は、暫定的な特例措置として、昭和三十八年度以降二カ年度に限って歳入歳出の決算上の剰余金のうち、国債償還財源への繰り入れ率を二分の一を下らない率から五分の一を下らない率に変更して、あわせて財政制度審議会委員の増加をはかるべしというものであって、政府はさりげなくこれを提案していますが、四十年度の予算においては、歳入見積もりを目一ぱいに見込み、本格的公債発行の前夜に追い込まれている政府の放漫財政政策の断層面として、われわれはこれを重視せざるを得ません。 以下、日本社会党を代表して、私は、首相並びに関係閣僚に対し、財政法改正法案に関し、……
○平岡忠次郎君 私は、ただいま趣旨説明のありました昭和四十年度における財政処理の特別措置に関する法律案について、日本社会党を代表し、以下、若干の質疑を総理並びに大蔵大臣に対して行なわんとするものであります。(拍手) この法律案の内容の一つは、ただいまの大蔵大臣の御説明にもありましたとおり、木昭和四十年度における租税及び印紙収入の減少を補うため、約二千六百億円の赤字公債を発行することができることといたそうとするものであります。 政府は、四十年度予算が赤字予算となると言いますが、財政の赤字は、実質的にはすでに三十九年度から始まっているのであります。すなわち、三十九年度の決算では、通常翌年度に繰……
○平岡忠次郎君 私は、ただいま上程されております所得税法の一部を改正する法律案、法人税法の一部を改正する法律案及び相続税法の一部を改正する法律案に対し、日本社会党を代表して反対の討論を行なわんとするものであります。(拍手) 政府は、従来毎年度の減税案を策定するにあたりまして、税制調査会の答申した減税額を値切ることをもってそのしきたりとしてきたのでありますが、珍しくも今回は、答申を九九%以上のんだ上に、自民党の要望をも上乗せして、平年度国税三千六十九億円、地方税を含めると三千六百二十一億円の減税を行なうことといたしております。確かに福田蔵相の言うとおり、その規模においては戦後最大であり、これま……
○平岡委員 国税庁長官にお尋ねをしたい点がございます。それは相続税における田畑の評価額の算出は何を根拠としてやるかということなんです。お答えをいただきたい。
【次の発言】 実は首都圏整備関係からきまして、旧東京都の地区とか、あるいは武蔵野市、三鷹市等が五百名以上の従業員を雇う工場ができなくなった関係で、郊外に全部工場が新しく施設を設けます。そういうことから土地が求められるわけです。そうしますと、その周辺の地価が十倍とか二十倍に高騰しております。そういうことから相続税の問題が微妙にからまってきておるのです。具体的に申しますと、たとえば川越周辺あたりの農村地帯におきまして、そうした工場施設のブーム……
○平岡委員 ただいま議題になっておます経済協力開発機構条約の締結について承認を求める案件につきまして、若干の質問をいたしたいと思います。 きょう、実は、大橋労働大臣、綾部運輸大臣、むろん外相はそうでありますが、ことごとく御出席を願って質問をしたい、こういう気持ちでおりましたところが、予算委員会との関係でその機会にどうやら恵まれそうもありませんので、きょう質問できない事項はことごとく保留をいたしまして、後日また日をあらためてお聞きいたしたい。そういう権利を最初に保留をいたしておきたいと存じます。 そこで、最初に大平外相にお尋ねをいたします。 OECD加盟は大平外交の勝利だという説もあります……
○平岡委員 私は、本日質問に入る前に、委員長を通じまして政府から資料の提出を要求したいのであります。
昨年わが国のOECDの加盟交渉当時存在している文書二百三十二、その後追加された十三の文書、右合計二百四十五の文書はいかなる内容を持つか知りたいのであります。この内容を知らずしてOECDに関する真の審議はできないと思うからであります。よって、委員長、まず政府に対しましてこれが提出の確認をしていただきたいのであります。
【次の発言】 議題に供せられているOECDの案件につきましては、貿易外収支に関する問題、資本取引におけるジョイント・ベンチャーの問題、技術導入契約に関する問題、外国人の株式取得の……
○平岡委員 資料提出方につきまして、重ねて政府に要求いたします。 先般OECDの文書の提出を求めましたところ、確かに配付されましたが、ごらんのとおり、配付されたものはOECDの文書一覧表としてタイトルだけの羅列でありまして、ものの役に立たないのであります。むろん、二百四十五もありますので、政府としても用意しかねたろうと思いますので、私は、この際あらためてこの項目をしぼって提出方をお願いしたいと思います。すなわち、昨年の五月の東京交渉のおりに討議の対象となった項目は、当初におきまして九十近くのもの、中途におきましてしぼったもので恥六十四項目あったはずであります。最終的には十七にしぼられたわけで……
○平岡委員 冒頭にお尋ねいたしますことは、外電の報ずる丁外相の辞任の真偽、第二番目に、金鍾泌氏の明二十八日の帰国が二十五日のソウル学生デモの即時召還要求と関係があるのかどうか、この二点であります。
【次の発言】 私が前段にお尋ねしましたのは、韓国の二大新聞の一つである東洋通信が伝えておることであります。ジュネーブの国連貿易開発会議に出席中の丁韓国外相は本国政府に辞任の電報を送ったという記事であります。外務省で真偽は調査されておると思いますが、重ねてお尋ねいたします。
【次の発言】 それはイエスかノーかでちょっと答えてもらわぬと困るのです。外務省はこれを知らぬということはないと思います。何か入っ……
○平岡委員 OECD条約案につきまして総理にお尋ねをいたします。私には五分の時間きりございませんので、きわめて簡単に申し上げますので、御所見を賜わりたいのであります。 アジア諸国に対する日本の経済開発援助のあり方として、OECDの加盟かプラスとして作用するかマイナスとして作用するかについての御見解、御所見を承りたいのであります。実は、宮澤経企長官が国連貿易開発会議に向け御出発になりましたおりに、日本政府の態度としてまず第一に日本はアジアの一員であるという態度でいくと仰せられておるわけであります。さらに、日本政府の態度としてはプレビッシュ報告に対しましてきわめて批判的な態度であるということから……
○平岡委員 池田財政下の高度成長政策は地域間、産業間、階層間に格差とひずみをもたらしました。池田内閣退陣後、これを受け継いだ佐藤内閣に課せられた財政、金融、経済政策のキーポイントは、これらひずみ是正でなければならないし、事実佐藤首相は、この課題の重要性を演説の端々で肯定せられておるのであります。それには財政金融政策の持つひずみを是正することがまず政策当局に対して要請される中心問題となるべきでありますが、昭和四十年度予算編成は、むしろ従来のひずみを依然として拡大させるものではないかとの疑義なきを得ないのであります。もともと景気調整には財政と金融の二つの道具を活用すべきなのでありますが、わが国の場……
○平岡委員 私のあなたに対する本日の質問は、日銀法改正に関する件、国際通貨基金対日報告に関する件、金ドル準備のうちに占める金準備のパーセンテージに関する件、この三つでございまするが、以下順を追うてあなたにお尋ねをいたしたいのであります。 まず最初に、日銀法改正に関する件でございまするが、宇佐美日銀総裁は、総裁御就任のおりに、新聞、テレビを通じて所信や見解を発表せられております。おそらく、日銀法の改正案を暗黙の前提に置かれてのことでありましょうが、政府と意思疎通をはかり、間断なき話し合いを通じて対立することもなしにうまくやっていけるという趣旨をお述べになっておられます。もとより政府とともに金融……
○平岡委員 国際復興開発銀行等からの外資の受入に関する特別措置に関する法律の一部を改正する法律案につきましてお伺いをいたします。 大蔵大臣は昨年の九月、IMF東京総会並びに世銀の総会のさなかに、ここを先途と精力的に活躍されまして、外資導入の折衝をされましたが、その努力が実って、世銀から四十年度借り入れ一億五千万ドルの許諾が内示をされた。引き続いて今度ジョンソン大統領の特別教書で利子平衡税を課さないポンド借款が、年間一億ドルに限って日本に許可されるに至ったわけであります。ここで念のために大臣にお伺いしたいのは、両者で二億五千万ドルはだいじょうぶなのかどうかということであります。と申すのは、特別……
○平岡委員 喜田村さん、通達の根拠はどこにあるかというと、国家行政組織法の第十四条第二項、それで国税庁長官は部下に対して拘束力を持つ通達が出せる。しかしこれは当然には国民を拘束しないということですね。ですから、それに異議があるならば、国民は裁判に訴えて理非曲直を明らかにする権利がある。それはそのとおりですね。ところがそれは非常に消極的なんだ。ですから、通達それ自身の地位を税法上どこかに明文化して、あとから追っかけていくというような形でなしに、構造的にそれを取り入れるという措置が確かに必要だと思うのです。米国にしてもドイツにしても英国にしてもみなそれをやっているわけです。さっき泉さんが、何か米国……
○平岡委員 私の本日の質問は、一、税法と通達との関係、二、税法で認めらるべき会計の方法、三、非課税所得としての旅費の実態、四、法人税法案の第三十七条第六項における時価の概念、この四点にしぼり、質問を申し上げたいと存じます。時間の制約がありますから、答弁は簡潔に質問の焦点に対応するようにお願いいたします。 まず第一の課題である税法と通達との関係についてお伺いいたします。私たちは大蔵委員でありますがゆえに、しばしば苦情とか相談とかを納税者から持ちかけられているわけでありますが、納税者のこぼす話のうちに、税務署に行って相談したら、国会議員の先生方によってつくられた法律だから、われわれにはどうするこ……
○平岡委員 関連ですから、なるたけ簡単にお聞きします。 結局、吹原事件は単なる詐欺事件か、それとも疑獄に発展する可能性のあるものか。すなわち経済違反か政治問題かということが論議の焦点になると思っております。政府は内心じくじたるものがあると見えまして、首相をはじめ、いままでの各委員会におきまする御答弁を見ますと、政治の大もとを正さなければならぬというふうに道義的責任は云々しながらも、経済問題だとの主張を貫かんとしておるわけであります。しかし広く世間の納得し得るところではないのであります。きょう関係の三銀行の頭取の方においでを願ったのは、該事件をめぐる一連の銀行取引が商業ベースの常道か、政治のか……
○平岡委員 関連。大臣のオーソドックスな考え方、これは本物であろうと思うのです。しかしいま平林さんから懸念をもって問いただしがあったのですが、公債問題につきまして、私も一言明確な御答弁を得たいと思っております。結局佐藤内閣が新しく再組織される前に、財界からの突き上げ、要望がえてかってに出されておると思うのです。そこで、選挙を前にしてのことですから御苦労もあると思うのですけれども、公債発行の問題はそれ以上国民全体の問題でありまして、大蔵大臣にきわめて慎重な態度を要望したいわけです。結局ここでお聞きしたいことは、赤字公債を発行してまでも減税をする必要があるのかないのかをお答えいただきたい。もっと具……
○平岡委員 私の本日の日銀総裁に対する質問は、第一に近ごろ議論のやかましい公債政策について、金融当局としての日銀の考え方を御明示願いたいこと。第二には、去る五月二十九日に主務大臣の認可を得て、あえて日銀法第二十五条の発動に踏み切った根拠についてお伺いしたいと思っております。 まず順を追いまして公債政策についてのあなたの御所見をお伺いしたいと思うのであります。 七月の十七日、赤坂の病院で、田中幹事長を呼びまして首相が、長期的減税を行ないたいとの考えを明らかにしまして、自民党側でその実施計画を検討するように指示いたしておるわけであります。減税構想の内容、実体は何か、私どもに必ずしも明らかになっ……
○平岡委員 私のきょうの質問は、一つは四十一年度予算編成について、二つは公債発行論の中の公共投資公債、つまり建設公債の世代配分論の是非について、それから三つには本年度予算の赤字補正について、以上三項目にわたっての質問であります。 順を追って質問をいたしたいと思いますが、現在の日本経済が非常な危機にあるということ、その背景の中にこれらの問題が提起されておるわけですから、この点につきまして序論的な話をまず申し上げておきたいと思うのです。 現在の経済危機の実態というものに対しまして、私どもは次のようにとらえておるわけであります。昭和三十五年以来の民間設備投資は所得倍増計画に対してすら八兆二千億円……
○平岡委員 最初の私の質問はビール価格についてであります。
ビールの生産者側から、原料高、人件費増高等の理由で、大びん一本当たり五円程度の値上げを要望しているようであるが、仄聞するところによると、吉岡国税庁長官及び担当の松本間税部長は、いまは値上げをしないでほしいと、八月二十七日と二十八日の両日にわたって要望したとのことでありますが、その理由は何であるか、お答えをいただきたい。大蔵大臣ではないのだから、政治的答弁は不用でありまして、科学的な根拠に即しての答弁を賜われば幸いです。
【次の発言】 お答えでは、ともかくも原料費、人件費等の値上がりは認めておる。そこで客観的に認められる原価の値上がり……
○平岡委員 時間の制約がありますので、きょうは私は証券取引審議会を代表してこられました河野さんに対しまして、二、三の質問をいたそうと考えております。 国債の季節の到来を迎えまして、証券業界は何をもって最重要施策としてこれに対応せんとしているのか、具体的施策につきましてその腹案を述べていただきたいと思います。たとえば、引き受けシンジケート団の構成のあり方については、強く本来的には募集引き受けを行なうアンダーライターによって構成することがたてまえであるという主張があってしかるべきだと私は思うのでありますが、引き受けの主体的構成がむしろ銀行側となっていることについてどう思っておられるか、この点につ……
○平岡委員 冒頭に大蔵省官房調査課長吉田太郎一氏編集の「公債のはなし」に著しく気にかかる点があるので、お尋ねをいたします。 この本は問答形式をとっていますが、その一一〇ページに次のようなくだりがあります。すなわち「公債発行による社会資本建設は世代間の負担公平が目的か」という設問を設定いたしまして、問うていわく「道路建設のようにその効果が将来に残るものについては、その費用を現在の世代だけで負担するのは世代間の負担公平の観点から望ましくないので、費用の一部を将来の世代にも分担させる方法として公債を活用すべきだ、という考え方が一部にあるようですが、今後のわが国における公債政策をこのような観点に立っ……
○平岡委員 本日の私の質問は、一つは、減税問題、一つは、政府の公債政策についてこれを行ないたいと存じます。 昭和四十一年度の財政について、大蔵大臣は、公債政策の導入による財政支出の増加と、画期的な大幅減税の断行を通じて、積極的に有効需要の喚起、拡大をはかり、景気の早期回復と経済の安定成長へのすみやかなる移行を期すると同時に、社会資本の整備等、長期にわたる安定成長の基盤を培養することを基本とすると述べているのでありますが、その内容等につきまして、私どもは、以下に申し述べるように、税制についても、公債政策についても、政府のとらんとする施策に疑念を持つものであります。 初めに、減税問題についてで……
○平岡委員 一昨日に引き続きまして質問を続けたいと思います。 去る二十二日、衆議院の予算委員会の公聴会がありまして、四名ほどの公述人が意見を述べておるわけですが、そのうちに税制問題に触れられた方が、高橋誠さんと紅林茂夫さんの両名であるように新聞で承知したわけでありますが、この二名の方の御意見の中で、高橋さんはこういうふうに言うておられます。政府の税制の特色は、大きく分けると、国債発行政策のもとでの減税、それから第二番目に大幅の減税、第三番目に企業減税に重点、第四番目に広範囲の減税項目の四点をあげておられまして、問題は、税負担と不況対策との関係をどう見るかであるという点に対して論述をされており……
○平岡委員 議題となっております交付税及び譲与税配付金特別会計法の一部改正案に関し、大蔵大臣に対し若干の質問をいたしたいと存じます。 私のきょうの質問は、第一に、昭和四十一年度地方財政赤字処理案について、第二に、地方公務員の給与、身分等の問題についてであります。なお時間がありましたら、日本住宅公団等の進出を受けているベッドタウンの市町村が、公共施設、教育施設等の重荷であえいでおりますので、抜本的な対策があるべきだと思うのでありまして、そういう点に触れてみたいと思います。 まず第一の赤字処理案についてでありますが、大臣も御承知のとおり、予算編成の過程におきまして、自治省案と大蔵省原案とがぶつ……
○平岡委員 先週の火曜日に、交付税に関しまして私と大蔵大臣との間で質疑応答いたしましたその締めくくり的な意味で、きょう大臣から御答弁をちょうだいしたいと思います。 本委員会に提案となっておりまする交付税及び譲与税配付金特別会計法案の実体法が先週地方行政委員会を通りました。すなわち、地方交付税の一部改正法案と昭和四十一年度における地方財政の特別措置法案が地方行政委員会において処理をされたわけです。その際に、与野党間で懸案となっておりました固定資産税免税点引き上げ等による減収額の初年度概算五十二億円に対する政府の補てんについていかように決着を見たのか、御解明をいただきたいのであります。具体的に申……
○平岡委員 公認会計士法の一部を改正する法律案に関しまして、私は、本日、大体以下に述べる五つほどの問題につきまして質疑を行ないたいと思います。 その一つは、協会設立に関する件、二番目には、監査法人の業務の範囲、三番目には、監査法人の構成について、四番目には、監査法人及び社員等への懲戒権の所在はいかにあるべきかという問題、五番目に、公認会計士による監査証明の及ぶべき業種の拡大について、以上の五点にわたって質問いたしたいと思います。 順を追いまして、第一番目の協会設立に関する件でありますが、今回、特殊法人の設立に関しまして、附則第二項ないし第十四項に経過的措置が規定されておりますが、次の二、三……
○平岡委員 アジア開発銀行設立をめぐる諸点につきまして、本日は主として政府の政治判断をお伺いしたいと思います。 一昨六月五日の日本経済新聞の朝刊は、政府筋が四日明らかにしたところによるものとして、バンコクでのアジア開銀の第二回準備委員会で、十一月に設立総会がイランのテヘランで行なわれるべきこと、この設立総会の総務会で行なうべき総裁選挙では、わが国の推す渡辺武大蔵省顧問の当選は、これまでの打診の結果確実視されていると伝えておるわけであります。ニュースソースが政府筋ということなので、政府の確信と思いますが、渡辺武氏当選予想を裏づけるものは何であるか、御説明をいただきたいと思います。
○平岡委員 東京京橋の貴金属商、合資会社「白金」の仕入れ係長の増淵信雄君をして去る六月八日青酸塩服毒自殺にまで追い込んだ査察調査事件はこの自殺が関東信越局内で行なわれたことだけに重大であると考えます。 「白金」 は、金銀細工を主とする貴金属商でありまして今回の調査は、原料金の仕入れ先に明確を欠くものがあるということであり、仕入れ係長であるところの増淵君が、責任者として関東信越局の査察担当官から追及された結果の自殺であります。六月九日の読売朝刊の報ずるところによりますと、事件の直後に谷川関東信越局長は次のように述べておるのであります。「脱税事件の調査については、とくに慎重にするよう日ごろから部……
○平岡委員 関連で伺いたいのですが、いまお答えの中に、総裁選挙につきまして一国一票を投ずるということ、それから各国の持ち株分によるマジョリティーをきめるということ、この二つの投票が行なわれるというように伺ったのですが、これが両方一致した結果が出ればいいのですけれども、違った結果が出た場合にはどうなるのですか。
【次の発言】 私が聞いているのは、一国一票で、たとえば三十カ国なら三十カ国が投票したといたしました場合、そこで日本の渡辺さんがそのうちの十七票なら十七票をとる、それから今度持ち株分によるマジョリティーもやはり渡辺さんにきまったということになれば問題ではないのです。ところが、一国一票のほう……
○平岡委員 いわゆる瀬戸山構想をバックにいたしまして、今国会で、まず政府の買い上げる地価を抑制しようと土地収用法改正案が上程されました。その内容は、土地収用に関し、その補償額算定の時期を原則として事業認定の告示のときに改めて、いわゆるごて得を防ぐということを骨子といたしたものであります。政府の買い上げる土地の価格抑制のための第二弾が、ここに提案されている租税特別措置法及び所得税法の一部を改正する法律案であると私は解釈いたしております。これは周辺の民間土地に重税を課しまして、収用土地の地主を消極的に満足させ、政府買い上げの土地に関する限り、これを低価格に押え込もうという発想であるように私は理解い……
○平岡小委員 私は大蔵委員会に上程せられておりまする税理士法改正案に関連いたしまして、主として国税庁長官に対し、重要な質問をいたしたいと思っております。 税理士法改正案のねらいが、官僚支配のおそるべき布石なりとして業界に侵透し、与野党の国会議員の間ではもとより、ようやく世人の注目をも浴びて警戒されてきておるのであります。改正案は単に既存税理士の自主権侵害とか、代書屋の地位に転落せしむるの危険性にとどまりませず、この改正案は、実は懲戒権の拡大強化によって、国税庁長官が一方的に税理士に対する懲戒処分を決定することにより、裁判の判決を待たずに、問答無用、即日効力を発してその税理士業務を剥奪すること……
○平岡小委員 連休明け国会にやってまいりますと、横山委員が来て、平岡君は時の人だ、こう言うわけです。私は何のことかわからぬので、どういうことですかと聞きましたら、メーデーで平岡君の議事録に関連してビラがものすごくまかれておったということです。そこで初めて先ほど藤井委員の言われた全国商工新聞の意図というものがわかりました。 ところが私は共産党とは縁のない男で、民商の機関紙が商工新聞であるのかどうかも知らない。したがって、これより数日先に、確かに私の秘書を通じまして、飯塚事件についての御感想をということを言ってきた。秘書もそのことを知りませんから、応諾したわけです。そこで五分ほど会いましたところ……
○平岡小委員 冒頭に委員長に要請いたします。 関信越局の安井直税部長に対し、安井君が本年一月、日光の石田屋の主人から押収した録音テープを当委員会に至急提出せしめるようお取り計らいを願いたい。これは飯塚君の保険勧誘の話法を録音したテープでありまして、安井君が同店から証拠として、正確に言えば証拠隠滅のため、押収持ち返ったままのものであります。 なおまた、五月十五日委員会議事録第一一ページの三段目の私の論述にある鹿沼市の岩村興業株式会社社長の別段賞与支払い意図の証言書で、これまた関信越局安井直税部長のおそらく机の中にでも埋もれてあると思うが、同時に提出方お取り計らい願いたい。 前者は、保険業法……
○平岡小委員 ただいま産業界のお三方から、融資ルール、増資ルールを含めまして、産業資金の問題についての御見解の表明がありました。お三方に共通することは、現在までの経済成長、高度経済成長のメリットを是認しながらも、この反省期において、どういうふうにこれを打開するかということをおっしゃっておるわけであります。これは早急に結論は出ないと思いますし、皆さん自身もまだ模索の段階であると思っております。したがいまして、きょうの懇談会も、そうした模索から具体的な何ものかをつかみ取るために貴重な機会であることを、私どもは祈念いたしておるわけであります。そこで私どもの印象ということになるかもしれませんが、かいつ……
○平岡小委員 関連しての質問ですが、いろいろな機関でこの問題は重大だからということで審議をされているということでございますが、私の仄聞しているところでは、証券取引法の百六十五条に基づきまして証券取引審議会というものがございます。したがいまして、バイカイの件は重要ですから、この審議会でひとつ審議をしてくれという大蔵省の方面からの意向によりまして審議を始めた。その段階で東証の井上理事長が下問されたわけですね。そういうことになっておりますね。そうしますと、井上さんのほうは、ごもっともですから、自分たちで一応案をつくってみましょうということから、過般、四十二年九月までに全部やめようという執行部案、これ……
○平岡小委員 御両所にお尋ねいたします。 株価維持の役割りを終えまして、二つの機関が大体発展解消していくべきだという議論になっておると思うのです。そこでどちらが先にとか、いろいろな問題があると思うのですよ。 私がお伺いしたいのは、当初共同証券のほうが三十九年の一月に発足し、片や、保有組合のほうは一年おくれまして四十年一月十二日に発足しているわけですね。同じ機能を求められて二つが発足をしなければならなかったのかどうか。私は、最初の共同証券株式会社というものが発足したのなら、機能を期待しているのは同じことなんですから、それ一つだけでもよかったのじゃないかと思うのですが、追っかけあとのものができ……
○平岡小委員 あとから来ましたから、あるいは重複するかもしれませんが、証券界の首脳で考えていると伝えられるたな上げ株の共同販売団、シンジケートですね、これにつきましては、あなたのほうとすれば、どういうふうにお考えでしょうか、奨励すべきものとお考えか。簡単でいいです。
※このページのデータは国会会議録検索システム、衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。