このページでは松田竹千代衆議院議員の25期(1952/10/01〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は25期国会活動統計で確認できます。
○松田(竹)委員 関連して。ただいま安東君と保安長官の応答の点でも、もうすこしはつきりできるものなら、はつきりさしてもらいたいと思うのは、国民の常識から考えると、自衛力というも武力というも、そういうことは一つも区切つていません。現在の程度では、自衛力ということでも済んでいるかもしれぬが、しかしタンクを持ち、バズーカ砲を持ちしておる程度なら、これはやはり軍隊ではないかという考をもつている人々もある。今保安長官の御答弁を伺つておりますと、これが数なり量なり質なり高度の近代装備を持つたものならば、これは戦力になるというお話、その度というのは一体どこですか、その度というのは、たとえば数ならば今の自衛軍……
○松田(竹)委員 もう一つ黒田君の質問に関連して……。黒田君の御質問に、これは使用貸借かということがあつたのですが、私はそうだろうと思うのです。明らかに賃貸でないのだ。賃貸契約でないということになると、私は条文を持つておりませんが、六条か何かで、五箇年の期限ということになつておる。そうしてもし日本が五箇年の後に、これを必要ないから返す、向うも受取る、そのときには、たしか契約のときの状態のままで返す。これがもし賃借であるならば、料金を払つておるのだから多少の自然消耗に対しては、これは見る必要もないかもしれませんけれども、無賃で、単なる使用料を払わない契約であるのでありますから、そのときに借りたと……
○松田(竹)委員 先刻並木委員からの質問に対して情報文化局長の御答弁がありましたが、その点について二、三お伺いいたしたい。 情報文化局の仕事について、局長の御答弁によると、どうもわれわれは自分の職域、予算、地位というようなものについておのずから限定されているから、何もあまりできぬように聞えたのでありますが、大体今日の日本の外務省は独立後間もないことであり、なるほどそういう点から考えますと、やるべきことが多々ありながら、第一予算に縛られ、また日本の今の立場としてあまり積極的にやることがむずかしいというふうに考えられることももつともであります。しかしそれなるがゆえに、外務省はもつと旺盛な気魂でも……
○松田(竹)委員 関連しての質問でありますが、貿易斡旋所が各地にあることは私よく見て知つております。おそらく若いお役人の方々は、報告を見ては御存じであろうけれども、実際どういうふうなフアクシヨンであるかということは、御存じない方が多いだろうと思う。第一番にニューヨークあるいはフーストン、サンフランシスコなどの貿易斡旋所の実情から見ると、やはり人を得たところは相当の仕事ができておる。ところがそうでないところはだめなのです。予算が局限されておりますから、むろん斡旋所で大してあつせんするほどのことはできない、まあ旅行者の足だまりくらいにしかなつておりません。報告などに、なるほど適切なものも幾多あつた……
○松田(竹)委員 私は一つ伺いたいのですが、どなたからでもけつこうです。ブラジルの日本の移民も相当歴史ができ、相当の数になつておる。ことにサンパウロでは三十数万人にもなつておる。人口の率からいつても、百人に三人までになつておるとこの表に出ておりますが、経済的力というか、生産力という面からすれば一割に達しておる。日本のサンパウロ州だけにおける勢力は、生産力から見たら一割に匹敵する。そうしますと、サンパウロにおける相当の日本のコロニーができるわけです。従つてその中にはいろいろの指導者もありましようし、指導的団体もできておるであろうと思うし、また特有の文化施設もいろいろとできておるだろうと思うのであ……
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