松田竹千代 衆議院議員
28期国会発言一覧

松田竹千代[衆]在籍期 : 25期-26期-27期-|28期|-30期-31期-32期
松田竹千代[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは松田竹千代衆議院議員の28期(1958/05/22〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は28期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院28期)

松田竹千代[衆]本会議発言(全期間)
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第34回国会(1959/12/29〜1960/07/15)

第34回国会 衆議院本会議 第23号(1960/04/19、28期、自由民主党)【政府役職:文部大臣】

○国務大臣(松田竹千代君) ただいまは、オリンピックの東京大会の準備対策推進について御決議をいただきましたが、これに関して所見の一端を申し述べたいと思います。  御指摘の通り、オリンピック東京大会は、ひとりスポーツ関係者のみならず、日本国民こぞって、多年にわたって翹望して参ったものでありまして、これが実現は、政府としても非常に欣快とするところでございます。  そこで、このオリンピックの東京大会の成功を期するためには、国民的世論の盛り上がりのもとに、政府と関係団体が一体となってその準備に当たらなければならないと思います。  まず、この機会に、国民一般にスポーツを普及奨励し、スポーツ技術の水準を高……

第34回国会 衆議院本会議 第38号(1960/06/17、28期、自由民主党)【政府役職:文部大臣】

○国務大臣(松田竹千代君) 近年、わが国の大学、特に国立大学の学生が、いわゆるデモと称し、デモの範疇を逸脱し、集団暴力行為にしばしば出てきておるというこの状態に対しては、まことに遺憾千万でありまして、私は、かくのごとき学生に対しては、当然、大学当局は学園から排除すべきものであるということを、国会においても特に述べて参った次第でありまするが、今回のハガチー事件といい、あるいは一昨日来の国会周辺における大学生等による集団暴力の結果、わが国の国会法の上においても国家最高の権力の府とし、あるいは伝統の上においても最も神聖なるところとして尊重されて参ったこの国会が、ついに暴力ざたの結果、流血の惨事によっ……

松田竹千代[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院28期)

松田竹千代[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第29回国会(1958/06/10〜1958/07/08)

第29回国会 商工委員会 第6号(1958/07/01、28期、自由民主党)

○松田(竹)委員 議事進行。この際政府委員かどなたか見えておりますか。この業者の陳情について、実情を政府担当当局に聞いてもらいたいと思います。
【次の発言】 せっかく繊維局長がおられますから……。繊維の国として古くから私の方では繊維産業が非常に発達したところでありますので、機業も盛んでありますが、紡織あり、染色あり、これに関連して木管業者なりシャットルなりいろいろの繊維関係の産業も多い土地柄でありますので、繊維産業の不振は直ちに国全体、地方全体の不振になっておる。私ども数十年そこにおって、いやでもおうでも繊維事業に関心を払わざるを得ないのでありますが、今回の繊維業者の不振の実態は相当深刻なもの……


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第30回国会(1958/09/29〜1958/12/07)

第30回国会 外務委員会 第4号(1958/10/15、28期、自由民主党)

○松田(竹)委員 私は日本の今直面しておる国際情勢、安保条約をめぐって二、三の大筋の質問をいたしたいと思います。  わが国に歴史的にも、経済的にはもちろん、また社会的にも最も関係の深いアメリカ、そして今安保条約を初めとして一連の条約を結んでおるということから、さらにまたともに西欧側に属しておるということ、またさらに少数の人々を除いてはわが日本国民大多数のものが、やはり日本はどうしてもアメリカと手をつないでいかなければならぬ、長きにわたってそうすることが世界平和の上にもまたわが国の運命を開拓していく上にも最善の道であるという、この点については私はおそらく外務大臣も、今までの御言明、その他取って参……


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第32回国会(1959/06/22〜1959/07/03)

第32回国会 文教委員会 第1号(1959/07/02、28期、自由民主党)【政府役職】

○松田国務大臣 一言ごあいさつ申し上げます。  私は今回、まことに浅学非才の身をもちまして文部大臣の重責をになうことに相なりました。文教のことは国家百年の大計であることに深く思いをいたしまして、誠心誠意事に当り、文教の府に課せられた諸問題の解決に向って努力いたしたいと存じます。どうか皆様方格段の御協力、御指導を賜わりますようひたすらお願い申し上げる次第でございます。  文教施策の重点といたしましては、義務教育の刷新及び充実、科学技術教育の充実強化、青少年の育成、スポーツの振興、教育行政秩序の確立などの問題が取り上げられて参り、これまでだんだん歴代の大臣によってこれらの問題に対して成果をあげられ……

第32回国会 文教委員会 第2号(1959/07/10、28期、自由民主党)【政府役職】

○松田国務大臣 憲法によって保障された団結権があるのであるから、団結すれば直ちにその団体は憲法により保障する、法律の保護を受けるものである。ところがこの場合において地方公務員法というものに規定されておる職員団体は、登録されなければこの法律ではその保護を受けることにならないという規定がある。この場合においては直ちに地方公務員の法律に規定する点にはそぐわないと私は考えます。
【次の発言】 憲法という最上位の法律に規定されておることであるから、団結すればそれによっていかなる場合でも法律の保護を受けるものであるという断定を下すについては、私はまださようにいたしかねると思うのであります。

第32回国会 文教委員会 第3号(1959/08/10、28期、自由民主党)【政府役職】

○松田国務大臣 現在暫定措置で三年ということになっておりましても、三年後に事情のどういう変化を来たすかは別として、この三年前と同じような状態であれば、やはり引き続きそれが恒久化していかれることが望ましいし、またそうなることであろうかと思います。
【次の発言】 率直に申しますが、私の気持から申しますると、専従者というものが、現在はこれはおもしろくない姿であるというふうに私自身は思っております。しかし現在の状態では、いずれからどういうふうに適当な解決をするかということについては、ILO条約の批准の問題も今のところでは決定を見ておらぬという状態でありまするし、その他諸種の事情から、はっきりとしたお答……

第32回国会 文教委員会 第4号(1959/09/10、28期、自由民主党)【政府役職】

○松田国務大臣 櫻井委員のお尋ねは、私の就任当初の考え方について変化があったのではないか。それはおそらくいろいろな方面からの圧力によって、変化するとすれば変化したものと見られてもやむを得ないであろう。今日どういう心境であるか、あくまでもこの勤評を実施していくのであるかどうかというお尋ねであると思いますが、私の心境、ものの考え方は少しも変っておらぬ、態度は変っておらぬということは申し上げられると思う。私が当初においてああした発言をいたしましたのは、日教組は何といっても多数の教職員を含む大きな現存する団体である。その団体と文部省が、いつまでも全く対立した形においてにらめっこしているような姿はどうも……

第32回国会 文教委員会 第5号(1959/10/19、28期、自由民主党)【政府役職】

○松田国務大臣 先刻監理局長より今度の大災害の全般的の報告がございまして、それに対する対策も、文部省といたしましては、今回は必ずしも現在の法規に縛られることなく、特別の措置を講じなければならない面が多々あることを私も痛感いたしておるような次第でございます。私もさる十四日、十五日、二日間でありましたが、終日愛知、三重、岐阜方面を視察いたしました。施設関係については、監理局長の報告に譲りまするが、いずれも全く言語に絶する大災害であると言い得るでしょう。私は学校関係、特に学童関係の方に注意をして見て参ったのでありまするが、家族と離隔された集団の学童の避難場なども見て参りました。今回は、地方の人々も話……


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第33回国会(1959/10/26〜1959/12/27)

第33回国会 科学技術振興対策特別委員会 第6号(1959/12/04、28期、自由民主党)【政府役職】

○松田国務大臣 今日のごとく、世界がスピードの時代に入ってきわめて縮小され、また、科学技術が異常な発達を示して、ほとんど可能ならざるものなしというような時代になっておるのでありまするから、こういう時代に処するには、一国の力をもってしてはなかなかできない事柄は、すべからく国際協力によってこれを推進していかなければならぬと私は考えます。特に、今回の台風によってあたかも初めて目がさめたごとき、わが国の人士の台風に対する考え方というものは、今まで例年台風があることはわかっておるわが国といたしましては、今日台風科学の研究を、国際的協力によってやらなければならぬというようなことは、むしろおそきに過ぎると言……

第33回国会 決算委員会 第8号(1959/12/04、28期、自由民主党)【政府役職】

○松田国務大臣 体育協会のいろいろの不始末のあったことは、私も就任いたしてから伺いました。しかし、これらの不始末については、おおむね特に金を消費した本人または会長――当時の会長は藤山愛一郎さんであったと思いますが、いろいろな方面から支弁いたしまして、責任をとるものはとり、解決されたものと報告を受けております。ただ、体育局長がおりませんので、どういうふうにして処置をしたか、こまかく金額等について申し上げられませんが、この点につきましては後刻書面をもって正確に、また別の機会にお答えいたすことにいたしますが、とにもかくにも、この件につきましては一切跡始末ができて、各方面の処理が一切相済んだと承知いた……

第33回国会 災害地対策特別委員会 第6号(1959/11/07、28期、自由民主党)【政府役職】

○松田国務大臣 お話のように、山間の高いところに出水した場合と、平地の場合と事情が異なって、平地の場合にはよけい被害を受けるということは、今回の例でも明らかであります。従って、こういう場合には、避難地としての重要な役割を果たしておる学校もあるというような点にかんがみまして、お話のように、できるだけ鉄筋コンクリートのものにすべきであるということに対しましては、全く、現地を見て、特にそうした感を深くするものであります。従って、できる限り、原則として鉄筋コンクリートのものにしていきたい。それに対しては、今回は従来よりもよけいに、その恒久的な鉄筋コンクリートの改良復旧をするというために予算の幅も広げて……

第33回国会 災害地対策特別委員会 第9号(1959/11/13、28期、自由民主党)【政府役職】

○松田国務大臣 わが国の私学は、全体としてきわめて大きな教育の部門を担当いたしておるのでありますから、きわめて重大な役割を果たしていると私は思います。従って、今度のような激甚の災害の場合においては、できる限り公立学校に準ずる程度に持っていきたいものであると考える次第であります。中には基礎のまだ十分でないものもあるのでありまするから、そうした国家の補助がなければなかなか立ち上がりにくい県もあるかと思われまするので、できる限り公立学校に準じた程度にまで持っていきたいという気持を持っておるのであります。従って、まずとりあえず特例法によって二分の一の国庫補助をする、そうして残余のものに対しては、私学振……

第33回国会 災害地対策特別委員会 第12号(1959/11/20、28期、自由民主党)【政府役職】

○松田国務大臣 これからの学校の建築にあたりましては、危険校舎の改築といわず、増築といわず、また災害の場合はもちろん、改良復旧の方向に持っていきたいという私どもの趣旨であります。辻原委員の御質問の趣旨も、そこにあるのではないかと考える次第でありますが、これらの点につきまして、法制上これを一そう明確にしなければならぬじゃないかというお話に対しましては、これは特に検討いたしたいと思います。
【次の発言】 災害に際して、これが復旧に対処するための災害に対する特別法と申しますか、そういう制度については、一つ、これまた文部当局として至急に検討してみたいと思います。

第33回国会 文教委員会 第1号(1959/11/06、28期、自由民主党)【政府役職】

○松田国務大臣 このたび政府から提出いたしました日本学校安全会法案につきまして、提案の趣旨を御説明申し上げます。  この法案は、学校教育の円滑な実施に着手するため、学校安全の普及充実に関する業務を行なわせるとともに、義務教育諸学校等の管理下における児童、生徒等の負傷その他の災害に関して必要な給付を行なわせるため、日本学校安全会を設立しようとするものであります。  義務教育諸学校等の管理下における災害事故の防止につきましては、かねてより配慮いたしているところであり、災害も減少の傾向にありますが、なお学校の管理下において児童、生徒の不慮の災害が発生しており、これに要した医療費等は、損害賠償または社……

第33回国会 文教委員会 第3号(1959/11/13、28期、自由民主党)【政府役職】

○松田国務大臣 政府といたしましては、ただいま御説明になりました修正案に対しては賛成いたしかねます。
【次の発言】 重要なる教育の問題を進めていく上におきましては、私は当事者なりあるいは管理者は常にその緩厳よろしきを得るという基本的な考えが必要であると思っております。まあささたる、大目に見ても差しつかえないような事柄に対しては、これを大目に見ていくという寛大さを持っていくということが必要である。同時に、いやしくもその管理者なり、あるいは当事者の命令、しかもそれは教育課程の内容を改めるにあたってその必要なる研修会なり、研究会なり、講習会なりを開くにあたって、当事者の命令に明らかに服さない、抗争し……

第33回国会 文教委員会 第4号(1959/11/18、28期、自由民主党)【政府役職】

○松田国務大臣 今の御質問なり答弁なりを伺っておりますると、難点はやはり言葉のあやであると私は思います。なるほど、横路さんのおっしゃるように、北海道でも金を支出しておる。しかし、この講習会は、実質的にはやはり文部省と地方の教育委員会との共同主催の形である。それで、命令であるかどうかの点でありまするけれども、過日来の内藤局長からの答弁は、最初は出してもらいたくないのだという気持で、それが命令か命令でないのかというお話でありましたから、文部省主催という形になっておりますし、実質は共催でありましても文部省の講習会ということになっておりますので、命令だということになったのだと思います。その間においては……

第33回国会 文教委員会 第5号(1959/12/04、28期、自由民主党)【政府役職】

○松田国務大臣 明年度の文部省の予算の編成にあたりましては、まず何をさておいても義務教育関係予算、特に五カ年計画に基づくすし詰め教室の解消、これに伴ういろいろの設備、その他教職員の定数の問題、義務教育の施設を充実せしめていきたいというこしをまずもって主眼としておるわけであります。次に大学を初め、その他の学校においても科学技術の振興に伴ういろいろの設備、研究費、そういったような点に主力を注いでその充実をはかりたい、かように考えております。またさらに、特にわが国においては諸外国と比例しておくれておると思われる特殊教育の面について、これも一つの柱として充実せしめるようにいたしたい、かように考えておる……

第33回国会 文教委員会 第6号(1959/12/09、28期、自由民主党)【政府役職】

○松田国務大臣 この問題についてきわめて御熱心にお考えいただくことはまことにけっこうだと思います。文部省といたしましては、別にこの予算があるからどうしてもこの仕事をやらなければならぬというこだわった考えは持っていない。しかし従来の経緯から考えますると、いろいろの出版物がある中には、どうも青少年に読ましたくない、読んで好ましくないと思われる書物も見受けられることは、一般の人々の口の端にも上っておることである。そういうことから、私どもの方へ、検定書を出したらいいではないかということで申請してくる者も相当あった。それが、図書出版協会といいますか、そういう方面その他から、検定ということは現在行き過ぎじ……

第33回国会 文教委員会 第7号(1959/12/23、28期、自由民主党)【政府役職】

○松田国務大臣 お話のように全逓郵政関係の長い間の闘争の焦点であった点は一応今度のあっせん案によって解決を見たということは、まことに喜ばしいことと思いまするし、それによってしからば従来の争点であった点は全部解消されたかどうかということについては、なお幾分検討しなければならぬのではないかというふうに考えております。また政府において全逓の問題は一応郵政省に関する限りにおいて決定は見たものの、その決定は、むろんILO批准に向かって一歩を進めるということになろうとは考えます。さりながら、なお八十七号を批准することについて、通常国会においてこれが決定を見るということについては、まだ閣議において最終的の決……

第33回国会 予算委員会 第2号(1959/11/04、28期、自由民主党)【政府役職】

○松田国務大臣 おっしゃる通りでございます。全壊に対して六〇%、半壊に対して三〇%でございます。
【次の発言】 今回の学校の災害に対しては、これをことごとく改良復旧にすべきである、してもらいたい、こういう地元民の要望も切なるものがありまして、私も視察いたしまして、でき得る限り、事情の許す限り、これを改良復旧というか、鉄筋コンクリートの堅牢なものにした方が究極においてはむしろ安上がりでもあるし、そうしたいものであると考えまして、鋭意大蔵当局とも折衝いたしましてそういう率になったのでありますが、従来においては、全壊の場合でも三〇%、半壊の場合においては、ほとんどこれを改良復旧にするという例は今まで……

第33回国会 予算委員会 第3号(1959/11/05、28期、自由民主党)【政府役職】

○松田国務大臣 早稻田さんの、きわめて御真摯な御態度で、特に今回の、おっしゃるように未曽有の災害をまのあたりごらんになっての御心配でございます。第一問の、災害に対して、これが起こった場合に、ろうばいせずに適当な処置がとられるように、学校等において常に児童にその心がまえを持たしておかなければならぬのではないかということは、まことに同感でございまして、文部省におきましても、すでにそういう訓練などをいたしております。また改訂教科書などにおいても、小中学校ともその点について留意をして、適当な指導をいたしておる次第でございます。  また二問の点でございますが、今回の予算積算は、各府県からの被害報告額四十……

第33回国会 予算委員会 第5号(1959/11/09、28期、自由民主党)【政府役職】

○松田国務大臣 文化財につきましても、相当各方面に、今次の風水害によって被害を見ております。三重県におけるこの関係でもお話のように亀山城史跡、白魚塚、天然記念物イヌナシ、アイナシ、名所赤目の滝、鬼ヶ城等きわめて重要なものが災害を受けております。お話のように、文化財のことにもお心をとめていただいて、これが復旧に力を尽せということでありまして、ゆめゆめこれをなおざりにしておるわけではございません。せっかくこれが復旧に対して意を用いて、応急を要するものに対しては予備費の支出をお願いして、これに対処する。また残余は明年度の予算にこれを適当に措置するということにいたしております。  さらにまた川崎さんか……

第33回国会 予算委員会 第7号(1959/11/12、28期、自由民主党)【政府役職】

○松田国務大臣 今回のきわめて激甚な台風に際して、お話のように鉄筋コンクリートの建物は、特に公立学校の場合に、ただに台風に十分対処し得たというばかりでなく、災災を免がれたというばかりでなく、人命救助という重大なことに、また罹災民の収容場として、その他いろいろの救助の任務をりっぱに果たし得たというようなことにかんがみまして、これからの学校建築は、事情の許す限りどうしても堅牢な鉄筋コンクリートのものにしていきたい。またすべきである。わずかな金を惜しんで木造にしたばかりに、大きな災害を受けて、大きな損失を来たしておる。一文惜しみの百知らずの愚をあえて繰り返したくはない。これからは鉄筋コンクリートをで……

第33回国会 予算委員会 第9号(1959/11/14、28期、自由民主党)【政府役職】

○松田国務大臣 文部省といたしましては、被害総額は、公立学校施設におきまして四十三億四千万円、公立社会教育において一億二千万円、公立体育施設におきまして五千五百万円、私立学校において約六億円、国立学校施設において二億六千万円、合計五十四億二千五百万円、なお台風七号の被害四億八千万円、その他被害二億三千万円となっております。三十四年度の予算額といたしましては、公立文教施設関係十億八千万円、社会教育施設四百二十五万円、私立学校五千三百万円等でございます。こういう状態になって合計約十一億四千万円ということになっております。


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第34回国会(1959/12/29〜1960/07/15)

第34回国会 文教委員会 第1号(1960/02/24、28期、自由民主党)【政府役職】

○松田国務大臣 このたび政府から提出いたしました国立学校設置法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  この法律案は、昭和三十五年度における国立大学の学部及び国立短期大学の新設並びに国立大学に包括される旧制の大学の廃止等について規定したものであります。  まず、国立大学の学部の新設につきましては、京都大学に薬学部を、岡山大学に工学部をそれぞれ設置することとし、大学における薬学教育及び工業技術教育につきまして一そうの充実をはかろうとするものであります。  第二に、国立短期大学の新設につきましては、中堅技術者の養成をはかるために北見工業短期大学を設置す……

第34回国会 文教委員会 第2号(1960/02/26、28期、自由民主党)【政府役職】

○松田国務大臣 このたび政府から提出いたしました高等学校の定時制教育及び通信教育振興法の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び内容の概略について御説明申し上げます。  高等学校の定時制教育及び通信教育は、働きながら学ぶ青年に対し、教育の機会均等を保障する目的をもって戦後制度化されたものでありまして、勤労青年の基礎学力や職業技術その他の資質の向上に重大な役割を果たすものとして、都市、農村を問わず、各方面から広く支持されてきたものであります。その後、各般の困難にもかかわらず、関係者の非常な努力によりまして、発足十余年を経過しました今日、ようやくその基礎が固まってきたものであります。政……

第34回国会 文教委員会 第3号(1960/03/02、28期、自由民主党)【政府役職】

○松田国務大臣 御指摘のように各大学などに非常な志願者が多い、十倍以上のところも幾多あるというような状況であります。もっとも一人の学生で何校も試験を受けるというようなこともあって、その結果ダブってそういう表にもなっておるのであろうと思うのでありますが、しかし、それにしても志願者がおびただしい数であって、それぞれの学校に入学をすることは非常に困難で、試験地獄が長い間にわたってうたわれて参ったのであります。これをどうして解消し得るかということについては、非常な難儀な問題と思いますが、一つはやはり有名校に入試を受ける者が殺倒するという傾向、これらについて何らか緩和の方法はないかということも考えられる……

第34回国会 文教委員会 第5号(1960/03/09、28期、自由民主党)【政府役職】

○松田国務大臣 お話のような方針で、文部省は同一な扱いをしていかなければならないという考え方でやっております。
【次の発言】 私も全く同感でございます。それゆえに、私は就任当初から特殊教育全般に対して、特に一つの大きな柱として飛躍的にこの方面の教育に力を入れるようにということを命じまして、施策を打ち立てたのでありまするが、実積は私の理想を去るほど遠いものでありましたけれども、しかし今回は一段と振興の程度を上げ得たと私は思うておるのであります。私の基本的な考えは全くあなたと同様でありまして、生まれながら重荷を背負うてこの世に出て参った者に対しては、特に力を入れて、そうしてまだ就学もしていない者も……

第34回国会 文教委員会 第6号(1960/03/11、28期、自由民主党)【政府役職】

○松田国務大臣 文部省といたしましては、公立学校歯科医並びに薬剤師の公務災害につきましては、そうした災害がちょっと予想いたしかねますので、ただいまのところは過去の事例等もよく調査いたしまして、その上で検討いたしたいと思っておる次第でございます。今直ちに立法措置を講ずるということに対しては、にわかに賛成いたしかねるということであります。
【次の発言】 日本の教育は、憲法並びに教育基本法の条章に盛られてある教育の根本義を堅持していろいろ施策を進めておるわけでございます。
【次の発言】 私は、教育のことは、工場や何かと違って物を相手にするところではない、人間を相手にする、しかもそれを相手にするものは……

第34回国会 文教委員会 第7号(1960/03/16、28期、自由民主党)【政府役職】

○松田国務大臣 東南アジアの諸国の子弟を養成していかなければならぬというお話、また広く中南米にもこれを及ぼさなければならぬというお考え、このことにつきましては、すでに二年前に、外務省その他関係省、内閣方面で、御承知の五十億円の資金を出して東南アジアの開発の面で協力をしていこうということになっておることは、御承知の通りであります。最近それは経済企画庁のもとで、法律に基づいてこの五十億円の金を使って、その方面の仕事をやっていこうという計画になっておることは御承知だと思いますが、さらにこの問題については、あるいはコロンボ会議その他を通じて、東南アジア開発に向かっていろいろ歩を進めていこうということが……

第34回国会 文教委員会 第8号(1960/03/18、28期、自由民主党)【政府役職】

○松田国務大臣 戦後のわが国の教育の基本的な方針は、憲法なりあるいは教育基本法に基づいて、それにうたわれておる事柄を根本義として教育をやっていかなければならぬということに対しては、今日何ら変わっておるものではありません。ただ、その憲法にうたわれあるいは教育基本法にうたわれておる教育の根本義を、実際教壇に立って児童に教える場合、これをわかりやすく説明する場合、重要な点をわかりやすく翻訳してやる場合に、これはなかなかむずかしいことであろうと思います。そこで、それに対して文部省としては、指導要綱なり何なりをつけ加えて、そしてその便宜に供するという方針をとってきておると思うのであります。しかし、御心配……

第34回国会 文教委員会 第11号(1960/04/08、28期、自由民主党)【政府役職】

○松田国務大臣 事情を承りまして、私どももそうした措置に対して特定の教室なりなんなりを設けて、その向学心を満たしていきたいものであるというふうに考えますが、さて実際問題としては、そういう特殊児童に対してどういう措置を講じ、どういう施設をもってすることが最も適切であるかということについては、いわゆる一般の特殊学校に入学さしていいものやら、またそうした児童を目標にして特別の施設をこしらえていくということが最も望ましいのではないかと思いますけれども、それについては調査すべきそうした児童の数であるとか、あるいはその地域の事情等をいろいろ研究の上、適当な措置を講じなければならない、かように考えております……

第34回国会 文教委員会 第12号(1960/04/13、28期、自由民主党)【政府役職】

○松田国務大臣 文部省として現在委嘱しております調査員なり、また文部省内に四十名の調査官を置いておるということは、これらの人々を選定するにあたっては、きわめて慎重に適当な方々をということを主眼にやっておることでございまして、従って公正な立場において検定の任務を果たしてもらっておると考えておるわけであります。お話のように、さらに国会の承認を得てそれぞれの専門家を委嘱するというような手続をとるまでもなく、現在でもそういう今申し上げたような観点から特に慎重を期してやっておる次第でございますので、今直ちに今お話のような新たなるやり方をとる必要もなかろうと考えておるわけであります。

第34回国会 文教委員会 第13号(1960/04/20、28期、自由民主党)【政府役職】

○松田国務大臣 日本の国民は、過去における苦い経験に基づいて十分な教訓を受けておると思いますので、今日の日本の国民は、あくまでも平和を愛好する、また憲法の条章に従って、あくまで独立自主、個人の尊厳、そういったような基本的な観念に基づいて教育をやっていかなければならぬと思うのでありまして、そうしたときに、文部省といたしましては、一方に偏向した考えを持って思想の統一をはかろうなんと思っても、そういうことはできるものじゃありません。文部省はまたそういう考えはみじんも持っておりません。あくまでも厳正な立場に立って、これらの教育基本法、憲法等にうたわれている趣旨を体して、教科書の編集、検定に当たって参っ……

第34回国会 文教委員会 第14号(1960/04/27、28期、自由民主党)【政府役職】

○松田国務大臣 このたび政府から提出いたしました学校教育法等の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  この法律案は、学校教育法につきまして、高等学校の通信制の課程の整備並びに高等学校の定町制の課程及び通信制の課程と技能教育施設との連係のため所要の規定を設けるとともに、特殊教育関係の規定等を整備し、また私立学校法につきまして、通信制の課程の整備に伴う学校法人にかかる認可等について所要の帆走を段けることとしたものであります。  まず、学校教育法の改正といたしましては、第一に高等学校の通信による教育を行なう課程を通信制の課程として整備したことであります……

第34回国会 文教委員会 第15号(1960/05/11、28期、自由民主党)【政府役職】

○松田国務大臣 今回政府から提出いたしました公立高等学校の設置、適正配置及び教職員定数の標準等に関する法律案につきまして、その提案の理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  高等学校は、戦後の学制改革におきまして新しく設けられ、義務教育に続く学校として今日まで十数年を経過しておりますが、現在におきましては中学校卒業者の約五七%を収容するに至り、わが国の学校教育において果たす役割はきわめて大きいのであります。しかしながら高等学校の設置、規模、教職員定数等につきましては、従来学校教育法、文部省令である高等学校設置基準等に基づいて実施して参ったのでありますが、何分にもその後高等学校教育の実態が大き……

第34回国会 予算委員会 第2号(1960/02/05、28期、自由民主党)【政府役職】

○松田国務大臣 お話のように、今日の日本の教育制度に基づいて教育するよりも、戦前の制度の方が、学力の点において、今日はむしろ劣っておるではないかということは、世間でもよくいわれることであります。しかし今日の六・三・三・四の制度については、日本にこれを持ってきたアメリカにおいても、古くから疑問を持っておったようなわけであります。ところが、六・三・三・四の制度がわが国においてはようやく落ちつきを見せてきておる程度でありまして、今日これに全面的に手を加え、改正を加えていくということは、きわめて慎重を要することと思います。そこでとりあえず社会の進運に即応して、まず教育の課程の内容に手を加え、そうして今……

第34回国会 予算委員会 第3号(1960/02/06、28期、自由民主党)【政府役職】

○松田国務大臣 国立、公立、私立を合わせて考えますると、文科系統二に対し、理科系統は一ということになっておりますが、国立大学関係で見ますると、それがまさに逆になって、理科系統が二、文科系が一、なおあなたのおっしゃるように七対三の程度に移行しつつある状況であります。つまり理科系統の方が七で、文科系統の方は三というような傾向に移行しつつある状態でございます。
【次の発言】 どうもはっきりさせられなくてまことに申しわけないと思います。私の申し上げたのは、国公立並びに私学を合わせて考えるときには、文科系は二で、理科系は一ということになっておりますが、国立大学の点だけで見るというと、その逆に、理科系統が……

第34回国会 予算委員会 第8号(1960/02/12、28期、自由民主党)【政府役職】

○松田国務大臣 労働行政の所管大臣たる労働大臣のおっしゃったことと同じような考え方で、できる限り早く各省間の統一を見たい、文部省もできる限り早くその調整を見たいと思って、目下鋭意調整をはかっております。
【次の発言】 変わっておりません。
【次の発言】 専従制限の問題につきましては、今申し上げるように、ILO条約批准の暁におきましては、これは全部撤廃されるものだという考え方もありまするし、そうでないという意見もあります。従って、文部省といたしましては、それらの点について各省と調整を見た上で決定したい、かように考えております。

第34回国会 予算委員会 第12号(1960/02/19、28期、自由民主党)【政府役職】

○松田国務大臣 お話のように、当節はいろいろのむずかしい問題も、胸襟を開いて話し合うことによってきめていくということがはやりのようであります。話し合いできめるということは、まさに今日の合言葉のようになっておると私は思う。しかしそれは必すしも今日でなく、本来人間と人間のことであるから、話し合いによってきめるということが本筋であると私は考えております。しかし今のお話の、末端における日教組と私は勤評問題について話し合いをすると言うたことはないのであります。新聞は私の言わないことを書いたわけであります。おそらくそれも今日の話し合いの合言葉に刺激されてのことであろうと思います。しかし私は就任以来だれにで……


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第33回国会(1959/10/26〜1959/12/27)

第33回国会 災害地対策特別委員会厚生労働等小委員会 第3号(1959/11/18、28期、自由民主党)【政府役職】

○松田国務大臣 宗教法人、宗教団体に対して国家が直接に補助するという建前は、現在のところではいろいろの点でむずかしい、なしがたいという点については、お話にもありました通りに考えております。しかし、神社、仏閣等のうちで、これが文化財として指定されておるものは、文化財保護の建前から、これが復旧をはかるということに対しては、努めてやっていきたい、やっていける、こういうふうに考えておる次第であります。
【次の発言】 今申し上げた通り、そういうものの中で、文化財として指定されているようなものに対しては、他の文化財と同様に、その災害に対しては政府は補助をいたすことになっておるということを申し上げます。


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第34回国会(1959/12/29〜1960/07/15)

第34回国会 予算委員会第二分科会 第1号(1960/02/24、28期、自由民主党)【政府役職】

○松田国務大臣 昭和三十五年度文部省所管予算案の大要につきまして御説明申し上げます。  昭和三十五年度文部省所管の予算額は、千九百四十七億八千九百十八万六千円でありまして、これを前年度予算額千七百五十八億六千二百三十四万八千円に比較いたしますと、百八十九億二千五百八十三万八千円の増加となっております。また、この文部省所管予算額の一般会計総予算額に占める比率は一二・四%となっております。  次に昭和三十五年度予算のうち重要な事項について申し述べたいと存じます。  第一は、すし詰め学級の解消に必要な経費であります。義務教育水準の維持向上をはかるため、前年度に引き続き、すし詰め学級解消五カ年計画を推……

第34回国会 予算委員会第二分科会 第4号(1960/02/27、28期、自由民主党)【政府役職】

○松田国務大臣 父兄負担軽減の問題については、お話しのように、できる限り負担の軽減をはかっていきたいという趣旨から、毎年文部省におきましては父兄がどういう金をどれだけ負担しているかということを調べておりますが、昭和三十三年度におきましては、PTAが会費として負担しておる額はたしか八十八億、そうして教材等についてと思いますが二十八億、合計百十六億円という額に上っておると思います。そこで、こういう負担はできる限り軽減していく方向に持っていきたいと考えまして、それに対して本年度も今お話しの程度の軽減になるようにいろいろ予算措置は講じられておると思います。



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※このページのデータは国会会議録検索システム衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2023/02/05

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