このページでは坊秀男衆議院議員の25期(1952/10/01〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は25期国会活動統計で確認できます。
○坊秀男君 私は、同友会を代表して、ただいま議題となつております政府提出の予算三案に対し、委員長報告通りこれに賛意を表し、右三案に関する改進党及び両派社会党のそれぞれ組みかえ動議ないしは修正案に対し反対するものであります。 政府提出の予算案を大観いたしますると、まず一般会計におきましては、その総領九千六百余億円を計上し、歳計の均衡をはかつております。ところが、別に特別会計において、投資特別会計の財源として、いわゆる減税国債三百億円、政府機関たる国有鉄道及び電電公社の財源といたしまして計二百二十億円、すなわち合計五百二十億円の公債を発行する予定と相なつております。申すまでもなく、九千六百億円に……
○坊委員 無所属は、思想とか意見というようなことにつきましては一人一党でございますから、厳密にいつて、われわれが政務調査会を持つて、そこから築き上げて行つた質問をやるというわけには行かないのであります。ただ議員全体に関することについてみずから傷つけるとか、そういつたようなことはやらせない、こういうことにはなつておりますが、いろんな政見とかなんとかにつきましては、完全に思想を統一することはできないのでありますから、そこのところ無所属の特性として御了承いただきたいと思います。
【次の発言】 こまかい点ですが、お尋ね申し上げます。むろん反対ではないのですが、立法事務費というのがあります。これはそのま……
○坊委員 別にありません。
【次の発言】 私の方の質問者の只野君から、議長及び運営委員会の皆様にぜひお願いしていただきたいということでございますが、多少時間がずれても、例によつて議長の裁量で多少のところはひとつお含みをいただきたい、こういうことでございますので、ひとつその点御了承を願います。
【次の発言】 多少というのは、五分以内……。
○坊委員 ただいま事務総長からごひろういただきました通り、私ども七名が同友会を結成いたしました。無所属倶楽部で、いろいろ御指導をいただきましたが、今後も相かわらずよろしく御指導をお願いいたします。(拍手)
○坊委員 関連して………。ただいま平田局長から、来年度の税制改正の方針について概要承りました。先ほどからの平田局長の御説明によりますれば、今回提案されておりますこの特例による減税は、平年からいたしますと八百億円ぐらいになる、こういうお話でございますし、今年度のこの特例を基本法に織り込むことを含めて、相当全面的に改正を加えることになるようであります。そういたしますと、まあ今日はつきりとした数字は出て参りますまいと思いますが、来年度は改正によつて減税の額が一体どれぐらい見込まれるのか、その点についてちよつとお尋ねしておきたいと思います。
○坊委員 私は無所属倶楽部を代表いたしまして本案に賛成いたします。一般会計から三十億の出資並びに資金運用部から二十億の借入れ、都合五十億をもつてしてはとうてい差迫つております中小企業金融をまかない切れるものとは私は思いませんが、しかしながら、そういう見地から本案を修正してこの五十億を増額するということは、諸般の手続を要して非常に時日を要する。こういうことに相なりますので、せつかくの良薬も、時を失しますとその効果を発生し得ないという意味におきまして、この五十億出すということに賛成するものでございます。ただ私は、この国民金融公庫が今後十分その機能を発揮して行くためには、職員等について万全の措置を講……
○坊委員 平田主税局長に一、二御質問申したいと存じます。このたびの減税案でありますが、これを昭和二十八年分臨時特例というふうに、昭和三十八年分ということに限定されておるようでございますが、従来こういう例があつたでございましようか。私寡聞にしてあまり知らないのでありますが、この昭和二十八年分というふうに限定された理由についてお伺いいたします。
【次の発言】 ただいまの御説明によりますと、昭和二十八年分ということは、ただほかの法律とまぎらわしくなるから、かように限定したというお話でございますが、従来の平田局長の御説明によりますれば、今度の減税案は、来年度の本格的の減税案の頭が今日出て来たわけであつ……
○坊委員 相続税について、平田局長に関連質問をいたします。相続財産がほとんど山林の場合、相続税を納めるためにはほかに財産がないので、どうしても材木を切つて相続税を納めなければならない。ところがこの所得に対して所得税がかかつて来る。そうすると、時期的に見て相続税と所得税とほとんど同時に納めなければならない場合が起る。しかもこのごろ山林の値段は非常に高いから、相続税において五〇とか五五とか、あるいは七〇というような税を納めなければならない。同時にまた所得税において五五とか、あるいは改正されるであろう六五というような高率の税を納めなければならぬ。このような場合に納税者は非常に困るわけでございますから……
○坊委員 ただいま議題となりました請願及び陳情書につきまして、請願及び陳情書審査小委員長よりの小委員会におけ審査の経過並びに結果を私からかわつて御報告申し上げます。 本会期中大蔵委員会に付託されました請願は総計二百件、送付されました陳情書は六十四件でございまして、本日当小委員会におきまして、紹介議員及び関係政府当局の御出席を得て、慎重審議検討の結果、左の結論を得た次第であります。 すなわち、日程第一ないし第一五、第二九ないし第四八、第五三ないし第五六、第五九ないし第八三、第八七ないし第九九、第一〇一ないし第一〇三、第一〇五ないし第一二七、第一三三ないし第二三九及び第一四一ないし第一九九の各……
○坊委員 愛知政務次官に伺います。識見、政治力ともに大臣以上であると思いますので、その意味において愛知さんがお見えになつておりますので、伺いたいと思います。二十八年度の予算を見ますと、その特徴が二つあると思います。その第一は、総額が前古未曽有の一兆億になんなんとするということであります。その第二は、この一兆億の予算を編成するにあたりまして、三百億の公債を発行するというておられますが、これは長い間ドツジ・池田ラインで続いて参りました均衡予算に一つの突破口を開いたということにおいて非常に意義が深いものだろうと私は思います。そもそも予算を編成するにあたりまして、歳出に見合うべき歳入が不足であるという……
○坊委員 所得税の改正等につきまして、渡辺局長にお尋ねをしたいと思います。今回の所得税法の改正によりまして、各種の控除の引上げとか、あるいは少額所得者に対する税率が引下げられたということは、私も非常にけつこうなことだと思います。しかしながら改正案をながめてみましても二十万円超、三十万円超、五十万円超から古万円までくらいの階層に対する税率がすえ置きになつております。おそらく御出席の渡辺局長も平田長官も専門員の方々もこのあたりの階層に属するものだと私は思いますが、これらの階層こそは日本を背負つて立つ中堅の階層でございまして、このあたりの税率が現行法通りにすえ置かれておるということは、これらの階層が……
○坊委員 ただいま議題となつております酒税法案に対する修正案並びに修正部分を除く原案に対しまして、同友会を代表いたしまして賛成の意を表するものでございます。申すまでもなく、租税収入というものには税率に一定の限界がございまして、この限界を越える税率を課する場合には、かえつて総税収において減収を来すものでありますが、特に酒税その他の間接税においてこれがまざまざと見られるわけでございます。その意味におきまして、今実施されようといたしまする酒税法は、税率を引下げるということによつて、消費の増を刺激いたしまして、歳入がふえて来るというようなことに相なつておるように見るのでございますが、歳出の増加が要請さ……
○坊委員 ちよつとお尋ねします。先ほどの内藤委員のお尋ね申し上げたこととやや関連いたしておりますが、ただいまの國井さんのお話によると、六十七条の二について、新たにつくられようとしております法律がない場合でも、現実にはこういうことが行われておる、もしこの法律が新たにできますならば、税務署と納税者との間に、がつちりとこの法律を適用されてしまつて、何ら裁量の余地もなくなる、かような御意見でありましたが、私はこれは非常に重大な事柄だろうと思うのであります。元来この法律がない場合にも現実に行われておる、裁量が行われておるということは、納税者と税務署の間で、つまり納税者の中で政治力がある者はうまいことをす……
○坊委員 私は、予算の方もすでに本院を通過して参議院に送られておるというようなことから考えまして、私も先般本委員会において、税制改正に伴う財政なり金融の根本問題に触れて質問いたしまして、時間がかかつたために留保した問題が大分あるのでございますが、今日はそういうことを質問申し上げるのも適当でないと思いますで、きわめて技術的な問題について二、三点お伺いしたいと思います。 実は昨日法人税の交際費の問題について資料が配付せられて、すぐまた回収されたのでございますが、この法人税の交際費を記入する標準といたしまして、この資料によれば、まず業種別、それから資本金の高、この業種と資本金とを縦と横にからませて……
○坊委員 きわめて簡単に銀行局長にお尋ねしておきたい。中小企業対策の問題でありますが、近ごろ大企業なり大会社なりが、中小企業に対して下請などの支払いを意識的に遅らしておる、どうせ中小企業に対しては政府がいろいろなことをやるだろうということを見越しまして、そうして意識的に支払いを引延ばすというようなことが行われておるということを聞くのでございますが、もしそういうことなら、政府が中小企業対策として金融措置をしたりなんかすることは、結局中小企業を援助するにあらずして、間接的には大企業のめんどうを見る結果になるように思うのであります。そういうことが事実行われておるか、もし行われておるとすればどういう対……
○坊委員 ただいま松隈さんのお話によりますれば、内外の租税を比較いたしまして、所得税を初め、その他の税負担をこの際大いに軽減せられたいという御要望でございますが、私もまつたく同感でございます。ただ松隈さんのお話によりますれば、この税負担を軽減するために経費を節減する、それから適当なる財源を求めるというような二点がおありになつたように思うのであります。もちろん租税負担を軽減するためには、経費の節減をしなければならないことは当然のことでございます。何か適当なる財源を求めるというお話でございますが、この財源を求めるということが非常にむずかしい問題でございます。二十八年度の予算におきましては、長年の予……
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