坊秀男 衆議院議員
31期国会発言一覧

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坊秀男[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは坊秀男衆議院議員の31期(1967/01/29〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は31期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院31期)

坊秀男[衆]本会議発言(全期間)
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第55回国会(1967/02/15〜1967/07/21)

第55回国会 衆議院本会議 第5号(1967/03/17、31期、自由民主党)【政府役職:厚生大臣】

○国務大臣(坊秀男君) 社会保障の問題につきまして、すでに総理から御答弁がありましたが、私からきわめて簡単にふえんをさしていただきます。  社会保障制度の健全な発達をはかれという御意見には、全く同感でございます。その制度の中で、医療保険については抜本的な建て直しをやらなければならないということで、その方向に決意を固めておる次第でございます。御承知のとおり、医療保険の各制度が分立しておりますために、給付や負担の不均衡の是正、診療報酬体系の適正化、保険財政の長期的な安定等を実現するという角度から鋭意検討を続けておるような次第でございます。一方、政府管掌の健康保険等の財政の現状が、累年にわたりまして……

第55回国会 衆議院本会議 第13号(1967/05/16、31期、自由民主党)【政府役職:厚生大臣】

○国務大臣(坊秀男君) お答え申し上げます。  近来、わが国の老人人口が増加の傾向にございまして、このことがまた中小企業に影響を及ぼす一つの要因になっておるということは、これはもう推察できることでございます。この老人問題は今後ますます重要性を加えてくるものであろうと考えられます。そこで、政府といたしましては、さきに国民皆年金制度を発足させましたけれども、その後、この制度を鋭意整備すべくつとめてまいりましたが、さらにこれの充実をはかってまいる所存でございます。  しかし、老人の問題は、年金等の所得保障といったようなことにとどまらず、老人の能力とか、あるいは適性に応じまして、広く社会活動への参加を……

第55回国会 衆議院本会議 第15号(1967/05/23、31期、自由民主党)【政府役職:厚生大臣】

○国務大臣(坊秀男君) 今回の失業保険法改正案における短期循環受給者にかかる給付日数の改正等は、失業保険事業の合理化による事業総体としての健全と発展を期して所管省が企画されたものでありまして、社会保障の向上及び増進を国の責務とする憲法第二十五条の精神に背反するものではないと考えております。(拍手)

第55回国会 衆議院本会議 第19号(1967/05/30、31期、自由民主党)【政府役職:厚生大臣】

○国務大臣(坊秀男君) 健康保険法及び船員保険法の臨時特例に関する法律案並びに船員保険法の一部を改正する法律案について、その趣旨を御説明申し上げます。  まず、健康保険法及び船員保険法の臨時特例に関する法律案について御説明申し上げます。  近年、医療保険の財政は、各制度とも悪化の傾向にありますが、特に政府管掌健康保険及び船員保険においては、深刻な財政危機に直面しており、このまま推移すれば、制度の崩壊すらおそれられる事態に立ち至っております。  医療保険制度については、将来にわたる安定と発展の基盤を築くため、各制度全般を通じた抜本的な対策を講ずることが必要であり、政府はつとにその検討を進めてまい……

第55回国会 衆議院本会議 第21号(1967/06/01、31期、自由民主党)【政府役職:厚生大臣】

○国務大臣(坊秀男君) 会計検査院から、保険料の徴収不足など、毎年同じような問題で指摘を受けておりますことは、まことに遺憾にたえません。指摘を受けた点につきましては、そのつど是正改善の措置をとらせておりますが、今後は、施行途中の調査を強化し、あるいは業務監査を随時行なうなど、さらに一そう指導監督の徹底をはかり、経理の適正を期する所存でございます。(拍手)

第55回国会 衆議院本会議 第22号(1967/06/02、31期、自由民主党)【政府役職:厚生大臣】

○国務大臣(坊秀男君) 公害対策基本法案について、その趣旨を御説明申し上げます。  近年、わが国においては目ざましい経済の高度成長が遂げられつつあり、産業構造の近代化、人口の農村から都市への集中、新工業地域の形成等が予想を越えた速度で進行しておりますが、このような急激な経済的、社会的変動の過程において、企業の公害防止施設や社会公共施設の整備の立ちおくれ、立地や土地利用に対する適正な配慮の不足等のため、大気や水の汚染、騒音、悪臭等による公害の発生が各地に見られ、人の健康や生活環境に対する脅威となって重大な社会問題を引き起こしております。  このような公害を除去するため、政府としては、従来、大気の……

第55回国会 衆議院本会議 第40号(1967/07/17、31期、自由民主党)【政府役職:厚生大臣】

○国務大臣(坊秀男君) 災害救助法による補助単価、補助限度額が低いじゃないか、こういう御質問でございますが、御指摘になりましたたき出しの費用について、本年度におきましては一日百円、たき出しを必要とする期間が六日以上となる場合には一日百三十円ということに相なっておりますが、非常災害の場合でもあり、短期間の応急対策でもありますので、国の補助単価といたしましては一応実情に合っておると考えております。しかしながら、これらのことにつきましては今後とも改善をしてまいりたい、かように考えております。(拍手)
【次の発言】 私に対する御質問は、災害救助法適用について一体どうか、こういう御質問でございますが、こ……

第55回国会 衆議院本会議 第41号(1967/07/18、31期、自由民主党)【政府役職:厚生大臣】

○国務大臣(坊秀男君) 私に対する御質問、すなわち、健康保険、厚生年金との関連事項につきましてお答え申し上げます。  健康保険、厚生年金では、一定の事業を行なうもので、常時五人以上の労働者を使用するものを強制適用事業所として、その従業員を被保険者としておりますが、適用業種以外の事業を行なうものや五人未満の事業所についても、任意適用業種であるので、任意適用と相なりますが、林業が比較的短期間の季節的事業であること、また、林業労働者の雇用形態は、請負的なものが多く、事業所との使用関係が不明確であること等から、被用者保険に完全適用をはかることは技術的にも困難な面がございますが、医療保険につきましては、……

第55回国会 衆議院本会議 第42号(1967/07/19、31期、自由民主党)【政府役職:厚生大臣】

○国務大臣(坊秀男君) 私に対する御質問にお答え申します。  国内における観光資源の最も大きい自然の保護につきましては、国立公園、国定公園等に対しまして毎年所要の予算を措置しまして、鋭意観光資源開発に努力をしてまいりましたが、さらにその整備につとめてまいる所存でございます。  それから国民宿舎、国民休暇村等、こういった施設は、家族の旅行あるいは一般のレクリエーションに資するところきわめて大きいものがあろうと思いますので、そういったような施設につきましても、今後とも大いにこれをつくってまいる、こういう所存でございます。  以上でございます。(拍手)


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第56回国会(1967/07/27〜1967/08/18)

第56回国会 衆議院本会議 第4号(1967/07/31、31期、自由民主党)【政府役職:厚生大臣】

○国務大臣(坊秀男君) お答え申します。  今度の健康保険等の特例法案の趣旨といたしますところは、御承知のとおり健康保険の中には非常に赤字が累積してきておる。この累積してきておる赤字をそのままにしておきますと、これは危殆に瀕してくる。こういうようなこともございまして、そういうような健康保険について、どうしてもこの健康保険というものを維持していかなければならないということが一つの大きな目的でございます。さらに日本の国における今日の医療保険制度というものは、春日さんも御指摘のようにいろいろな点において欠陥が生じておる、いろいろな点において是正をしなければならないところが露呈されておるというようなこ……

第56回国会 衆議院本会議 第9号(1967/08/07、31期、自由民主党)【政府役職:厚生大臣】

○国務大臣(坊秀男君) お答え申し上げます。  社会保険におきまして、診療報酬の問題は、非常に改善しなければならない点がたくさんあるということは御指摘のとおりでございます。私といたしましても、この問題に対処いたしますために、現に中央社会保険医療協議会にかけまして、そしてこの診療報酬体系の適正化の問題を鋭意審議してもらっておるところでございます。きわめて近いうちにその結果がもたらされることと相なっておりますので、この結果を見まして慎重に対処してまいりたい、かように考えております。  また、医療経済に関する実態の調査につきましては、この種の調査は、調査を受ける側の理解ある協力がなければ真実な結果を……

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第55回国会(1967/02/15〜1967/07/21)

第55回国会 産業公害対策特別委員会 第2号(1967/03/24、31期、自由民主党)【政府役職】

○坊国務大臣 第五十五国会における産業公害対策特別委員会の御審議に先立ち、公害防止対策に関し所信の一端を申し述べたいと思います。  最近の急速な都市化、工業化に対応して国民の健康と生活環境を守るためには、公害対策は厚生行政の重大な課題であると考えまして、積極的に取り組んでまいりました。今日において、公害対策はひとり厚生省のみならず、政府全体といたしましても関連する重要政策の一つとして強力に推進する必要があります。公害対策を進めるにあたりましては、当面何よりもまずこれに対処する基本的姿勢と方向を明らかにすることが必要でありまして、この点から、さきに当委員会において公害対策基本法の制定を急ぐべき旨……

第55回国会 産業公害対策特別委員会 第5号(1967/05/17、31期、自由民主党)【政府役職】

○坊国務大臣 御質問の環境衛生局長の一身上の問題というようなことにつきましては、私は就任以来考えておりませんし、それから今日ただいまも考えていないことをここではっきりと申し上げておきます。
【次の発言】 御意見のとおりでございまして、これは政治的にゆがめるなどということは絶対にあってはいけないことだと私は思っております。
【次の発言】 この会長はおそらく私が就任する前からの会長だと思います。したがいまして、任命にあたりましては私の前でございますから、私はこれはタッチしておりません。そこで昭和電工の顧問というようなことも、これは私は存じない事実でございましたが、会長でございますから意見をとりまと……

第55回国会 産業公害対策特別委員会 第6号(1967/05/24、31期、自由民主党)【政府役職】

○坊国務大臣 近来海水が汚濁をいたしまして、海水浴ができないというようなことは、私どももこれを非常に遺憾なことだと考えております。(「川もそうですよ」と呼ぶ者あり)川もそうです。これはいずれにいたしましても水質が汚濁をすることによりまして、濁りとか悪臭とかそういったようなことが原因となっておるのでございまして、申すまでもなく公害基本法の第二条に水質の汚濁ということが公害として取り上げられておるものでございまして、この水質汚濁につきましては、結局これは環境基準というものが問題になってくるのだと思いますが、いままで海水浴をやっておって、そして現在それが不能になっておるということは、これから厚生省で……

第55回国会 産業公害対策特別委員会 第8号(1967/06/07、31期、自由民主党)【政府役職】

○坊国務大臣 ただいま議題となりました公害対策基本法案の提案の理由を御説明申し上げます。  近年わが国においては、目ざましい経済の高度成長が遂げられつつあり、産業構造の近代化、人口の農村から都市への集中、工業地帯の形成等が予想を越えた速度で進行しておりますが、このような急激な経済的社会的変動の過程において、企業の公害防止施設や社会公共施設の整備の立ちおくれ、立地や土地利用に対する適正な配慮の不足等のため大気や水の汚染、騒音、悪臭等による公害の発生が各地に見られ、人の健康や生活環境に対する脅威となって、重大な社会問題を引き起こしております。  このような公害を除去するため、政府としては、従来、大……

第55回国会 産業公害対策特別委員会 第10号(1967/06/16、31期、自由民主党)【政府役職】

○坊国務大臣 公害対策基本法の国会提出が非常におくれたじゃないか、こういうことでございますが、公害は何もいま卒然として起こってきたものではありません。日本の経済社会はここ数年来著しいスピードでもって発展してまいっております。それに伴いまして、工業、工場等が非常にたくさん整備されてまいったということ、また、都市に対して非常に多くの人口が流入してまいったということで、それに伴いまして公害が生じてきたのでありまして、政府といたしましては、この顕著なる公害の事実に着目いたしまして、どうしてもこれを予防し、防除し、また救済していかなければならないということを考えまして、去る四十年の十月に公害審議会に諮問……

第55回国会 産業公害対策特別委員会 第13号(1967/07/05、31期、自由民主党)【政府役職】

○坊国務大臣 ただいま御指摘の総理府の社会保障制度審議会、大内先生が会長をしておられるその審議会から、「公害対策について」という申し入れをいただいたことは事実でございます。島本さんはいま答申とおっしゃいましたけれども、これは実は社会保障制度審議会へ公害基本法について正式に御審議を願いたい、こういうことでおかけしたものではございませんが、とにかくこれは重要な法案でございますから一応説明をするようにということがございまして、この法案に対して御説明を申し上げた。それに対して審議会の御意貝をちょうだいしたわけでございまして、政府といたしましては、この意見書にも触れられておりますが、「公害行政の一元化に……

第55回国会 産業公害対策特別委員会 第14号(1967/07/12、31期、自由民主党)【政府役職】

○坊国務大臣 第一条の「経済の健全な発展との調和」をはかれという文言でございますが、公害を防止する基本方針をきめるこの法律におきましては、国民の健康というものが何よりも一番大事なものであって、これはもう絶対であるということは、この第一条できめておると理解いたし、またそのつもりでございます、すなわち「公害対策の総合的推進を図り、もって国民の健康を保護するとともに、」、この文言に対しましては、経済の健全な発展との調和などということで制約をいたしておりません。絶対に国民の健康をはかっていくことだ、こういうことをここではっきりと表現しております。その次に、「経済の健全な発展との調和を図りつつ、生活環境……

第55回国会 産業公害対策特別委員会 第15号(1967/07/17、31期、自由民主党)【政府役職】

○坊国務大臣 御意見のとおりでございまして、政府といたしましてはそういう方針でもってやってまいります。
【次の発言】 四日市の現状は、現在におきましては人間の健康に障害があるということは認めざるを得ないと思います。したがいまして、この基本法を御審議の上通過を願いましたならば、これに対してこの基本法に基づきまして何らかの措置を考え、さらにまた環境基準――さような病人が出てこないような環境基準を策定してまいらなければならない。そういったようなぜんそく病といったようなものをなからしめるということが今度の基本法の趣旨であると解釈いたしております。

第55回国会 社会労働委員会 第2号(1967/03/18、31期、自由民主党)【政府役職】

○坊国務大臣 第五十五回国会における社会労働委員会の御審議に先立ち、この機会に厚生省所管行政に関し、所信の一端を申し述べたいと存じます。  厚生行政の推進については、各位の格別の御尽力により着実な進展を見ているところでありますが、なおこの分野において解決しなければならない課題は少なくないのでありまして、今後さらに施策の拡充に一そうの努力を払ってまいりたい所存であります。  御承知のごとく、わが国の社会保障は、体系的にこれを見るとき児童手当制度がいまだ創設されていないことを除けば一応その姿を整えており、国民皆保険、国民皆年金の体制を中核として、すべての国民に均てんし得るに至っておりますが、欧米諸……

第55回国会 社会労働委員会 第4号(1967/04/20、31期、自由民主党)【政府役職】

○坊国務大臣 お説のとおり、佐藤総理が人間尊重といった理念と申しますか、そういった思想に発想いたしまして、人間の生命、身体といったようなものに対しまして、これを豊かに、支障ないように保持していくということを強く主張してまいっておるのでございますが、その佐藤内閣の中の厚生省をあずかっておる私といたしましても、まさにそういうふうに具体的の政策を考えていかなければならない、かように考えております。  御指摘のとおり、日本の今日の社会保障の実情を振り返ってみますと、児童手当というものが今日欠けておりますが、その他につきましては、姿、形の上におきましては、国民皆保険、国民皆年金と一応整っておりますけれど……

第55回国会 社会労働委員会 第6号(1967/04/27、31期、自由民主党)【政府役職】

○坊国務大臣 ただいま議題となりました戦傷病者戦没者遺族等援護法等の一部を改正する法律案について、その提案の理由を御説明申し上げます。  戦傷病者、戦没者等の遺族、未帰還者の留守家族及び戦傷病者の妻に対しては、戦傷病者戦没者遺族等援護法、戦傷病者特別援護法、未帰還者留守家族等援護法及び戦傷病者等の妻に対する特別給付金支給法等により各般にわたる援護の措置が講ぜられてきたところでありますが、今般さらにこれらの援護措置の一段の改善をはかることとし、この法律案を提案することといたした次第であります。  次に、この法律案の概要について御説明いたします。  第一は、戦傷病者戦没者遺族等援護法の一部改正につ……

第55回国会 社会労働委員会 第8号(1967/05/11、31期、自由民主党)【政府役職】

○坊国務大臣 問題はたいへん大きな問題でございまして、ひずみの是正と申しますことはいろいろな角度から私はながめられると思います。われわれも、経済、社会がひずみなくして円満にバランスのとれた発展、発達を遂げていくということ、これがひずみをなくしつつ発展をしていく、こういうことであうと思います。終戦後、今日まで二十何年のこの経済、社会におきまして、社会開発というものが、いまも御指摘になったように、高度成長というような目標を持ちまして、その方向にばく進をしてまいったということが言えるだろうと思います。そういったような反面におきまして、いわゆる社会開発ということが立ちおくれをしておる、さような事実から……

第55回国会 社会労働委員会 第10号(1967/05/18、31期、自由民主党)【政府役職】

○坊国務大臣 私は、一般論といたしましては、まさに八木委員のおっしゃられたことは、そのとおりだと思います。しょっちゅう閣僚がかわっておるというようなことでは、いまお述べになりましたように、私はまだ実は厚生行政につきましては門前の小僧というようなふうに思っておりますけれども、しかしながら、一年に足るか足らぬうちに交代していくということでは、なかなかまともな、事態を全部把握して――全部と言わぬまでも、相当把握いたしまして、そういった知識の上に政策を打ち立てていくということが非常に困難であろうと私は思います。政治の一般論、抽象論としてはまさにそのとおりでございますが、私自身が今日厚生大臣ということに……

第55回国会 社会労働委員会 第12号(1967/05/25、31期、自由民主党)【政府役職】

○坊国務大臣 ただいま議題となりました児童福祉法の一部を改正する法律案について、その要旨及び提案の理由を御説明申し上げます。  まず改正の第一点は、重症心身障害児施設を新たに児童福祉施設に加えることといたしたことであります。  重症心身障害児施設については、昭和三十八年度から予算措置によりこれらの児童に対し療育費等の補助を実施してきたところでありますが、今回、重症心身障害児施設の整備を促進し、かつ、入所児童の処遇内容の一そうの向上をはかるため、これを児童福祉施設として規定しようとするものであります。  この施設は、重度の精神薄弱と重度の肢体不自由が重複している児童を入所させて保護、治療及び日常……

第55回国会 社会労働委員会 第14号(1967/05/31、31期、自由民主党)【政府役職】

○坊国務大臣 近ごろ全国的に衛生思想も普及いたしまして、そういったようなおりから、集団赤痢といったような不祥事が起こりまして、しかもそれが私の郷里であるということは、非常に私も残念なことに思っておりますが、御質問によりまして、簡単に今日までの経過を申し上げます。  五月二十二日ころより、由良町の町内、これは私より世耕委員のほうがお詳しいかと思いますが、人口九千四十六人のこの町内の主として小中学生を中心に、三十八度ないし三十九度の発熱、腹痛、下痢、倦怠感、まれに嘔吐を訴える患者が発生し、町内の三人の医師より赤痢の届け出がなされました。御坊保健所にて検便の結果、二十四日ゾンネ菌を検出し、赤痢の集団……

第55回国会 社会労働委員会 第15号(1967/06/01、31期、自由民主党)【政府役職】

○坊国務大臣 やはりそういう国の犠牲になられたといったような人に対する慰謝の気持ちがその中には含まれておる、こういうことでございます。
【次の発言】 やはりその規定には、国家賠償というような精神が含まれておると思うわけであります。
【次の発言】 何らかの形で援護をしなければならないこういったような対象につきましては、すでに実態調査ができた上においてそういう措置をとっておる。一般的のそういうものに対しましては、もし必要としてこれに対して措置をとるとすれば、これはやはり実態調査をしていかなければならない。さような意味におきまして、原爆被爆者といったような方々については、これは実態調査をした上で措置……

第55回国会 社会労働委員会 第17号(1967/06/07、31期、自由民主党)【政府役職】

○坊国務大臣 和歌山県由良町に発生いたしました赤痢の今日までの経過を申し上げます。  五月二十日ころより、小中学生を中心に、発熱、下痢等胃腸疾患を訴える者が続出しまして、県衛生部の調査によると、五月二十四日、二百六名に達しました。  県衛生部においては、五月二十二日、情報を入手するや直ちに患者の検便を実施、二十四日、赤痢菌を同定したので、赤痢集団発出としてその対策に着手いたしました。  赤痢菌はD群ゾンネ菌で、薬剤耐性菌であるため、治療には感受性を持つウイントマイロン、メタコリンを使用することに決定いたしました。  患者の発生状況から見て、単一曝露の共通経路感染と推定され、その原因は簡易水道が……

第55回国会 社会労働委員会 第18号(1967/06/08、31期、自由民主党)【政府役職】

○坊国務大臣 満州事変、支那事変等の戦争に参加したということは、確かに公務で、公務でないということは私は言えないと思います。ただ、戦傷病者戦没者遺族等援護法というものは、その戦争に参加した方々の遺族等についての措置を国がやるということ、それに該当するかどうかということでございますが、公務だという事実には変わりないと私は思いますけれども、その公務と、あとの大東亜戦争に参加した公務、そこに若干の差異があるのではなかろうか。そこで、いま局長が申しましたとおり、今度の法律は、大東亜戦争のあと始末ということできめられた法律でございまして、直ちにこれをその以前の事変等に適用するということにつきましては、こ……

第55回国会 社会労働委員会 第21号(1967/06/21、31期、自由民主党)【政府役職】

○坊国務大臣 ……

第55回国会 社会労働委員会 第23号(1967/06/28、31期、自由民主党)【政府役職】

○坊国務大臣 去る二十一日、健康保険法及び船員保険法の臨時特例に関する法律案並びに船員保険法の一部を改正する法律案の提案理由の説明をいたしたのでありますが、お聞き取りにくい点もあったようでございますので、補足的にこれを説明いたします。  まず、健康保険法及び船員保険法の臨時特例に関する法律案について申し上げます。  医療保険財政は、近年悪化の傾向をたどっておりますが、特に政府管掌健康保険及び船員保険は深刻な財政危機に直面しており、このまま推移すれば、制度の崩壊すらおそれられる事態にあるのであります。政府は両保険について当面の収支の均衡をはかり、何としても制度を維持するため、まず国が極力大幅な国……

第55回国会 社会労働委員会 第24号(1967/06/29、31期、自由民主党)【政府役職】

○坊国務大臣 政府管掌健康保険、船員保険の内容は、淡谷委員十分御存じのとおり、累積赤字がふえてきていることであります。四十二年度における単年度赤字も放置することはできないというような状態に相なっております。そこで、保険全体をながめてみますと、これはどうしてもいろいろな事情によりまして抜本的、根本的な改正をしなければならないということ、これはもう数年来そういうことが考えられてまいったことでございまして、この点についても淡谷委員はよく御了解いただけることだと思います。  そこで、厚生省におきましては、相当早くからこの問題を解決しなければならないということで検討を加えてまいったのでございますけれども……

第55回国会 社会労働委員会 第26号(1967/07/05、31期、自由民主党)【政府役職】

○坊国務大臣 四十二年度の七百四十五億というこの赤字の見積もりでございますが……。
【次の発言】 政府委員から答弁させます。
【次の発言】 赤字の見積もりと現実に生じてくる赤字の食い違いの問題でございますが、これがぴったりしておる――何も一銭一厘というわけではございませんけれども、ある程度これが符合しておるということは、たいへん形の上におきましては、私はそれが非常にいいことだと思います。だがしかし、今までの方法が誤っておるという御指摘でございますけれども、それなら、ほかに何かそれよりベターな方法があるかと申しますと、いまの段階におきましては、私どもといたしましては、ちょっとその発見に苦しむ、こ……

第55回国会 社会労働委員会 第27号(1967/07/06、31期、自由民主党)【政府役職】

○坊国務大臣 特例法案の予算が確定じゃない、予算の原案が二十八日でございます。
【次の発言】 はい、さようでございます。
【次の発言】 三月二日でございます。
【次の発言】 四月の八日でございます。
【次の発言】 おっしゃるとおり二月二十八日にきまったわけでございます。
【次の発言】 二条の二項、「内閣総理大臣及び関係各大臣は、社会保障に関する企画、立法又は運営の大綱に関しては、あらかじめ、審議会の意見を求めなければならない。」
【次の発言】 国のいろいろな仕事をやっていく上におきまして、予算の概算要求というものには、いつまでに要求しなければならない、こういうこともございます。そこで、予算とい……

第55回国会 社会労働委員会 第29号(1967/07/12、31期、自由民主党)【政府役職】

○坊国務大臣 四十年から両三年は、文字どおり解釈いたしますと、両三年でございまするから、四十二年、四十三年あたりのことであろうと思います。
【次の発言】 一年延びたということではございませんが、四十年にあと両三年、こういうお話でございまするから、四十年を含むか含まぬかということにつきましては、これは議論のあるところだと思いますが、まあ四十二、三年というふうに私は理解いたしておるのであります。
【次の発言】 政府といたしましては、四十三年に抜本対策の緒につきたい、かように考えております。したがいまして、今度の四十二年度の、このいま御審議を願っておりまする対策は、これは緊急対策として、その抜本対策……

第55回国会 社会労働委員会 第30号(1967/07/21、31期、自由民主党)【政府役職】

○坊国務大臣 ただいま議題となりました精神薄弱者福祉法の一部を改正する法律案について、その要旨及び提案の理由を御説明申し上げます。  精神薄弱者の福祉対策の強化につきましては、政府においてはかねてから検討を進めてまいったのでありますが、とりあえず特に緊急を要する精神薄弱者に対する授産事業の強化等の対策を講ずるために、ここに、この法律案を提出した次第であります。  次に、本法案の内容についてその概略を御説明申し上げます。  改正の第一点は、公立の精神薄弱者援護施設の運営費は、措置者たる地方公共団体において支弁すべきこととすることにより、その設置に伴う地方公共団体の財政負担の軽減をはかり、もって公……

第55回国会 石炭対策特別委員会 第4号(1967/04/20、31期、自由民主党)【政府役職】

○坊国務大臣 この石炭年金につきましては、御承知のとおりただいま鉱業審議会の小委員会で慎重に検討をしていただいておるということでございまして、おっしゃるとおり、そういった制度をつくりながら、かえっていろいろな支障が出てくるというようなことは、私といたしましてもできるだけ避けるべきことだと思っておりますけれども、何しろいま小委員会で御検討を願って、各方面の御意見をお聞きをいたしまして、せっかくその小委員会で御審議を願っておるのでございますので、その小委員会なり審議会の御答申をちょうだいいたしまして、そうしてわれわれとしても審議会の御意見というものもやはり尊重してまいらねばなりませんし、そういうも……

第55回国会 石炭対策特別委員会 第21号(1967/06/28、31期、自由民主党)【政府役職】

○坊国務大臣 ただいま議題となりました石炭鉱業年金基金法案について、その提案の理由を御説明申し上げます。  石炭鉱業の現状にかんがみ、政府としましてはその抜本的安定をはかるための諸施策を講ずることとしておりますが、石炭鉱業が今後長期にわたり安定していくためには、労働力を安定的に確保する必要があり、このため抜本的安定対策の一環として、石炭鉱業の坑内員の老後の生活に特別の配慮を加えるために石炭鉱業の事業主が共同して行なう老齢年金制度の実施をはかることとしたのであります。  その実施の方法といたしましては、石炭産業の坑内員も厚生年金保険法の適用を受けているのでありますから、まず厚生年金基金の活用が考……

第55回国会 石炭対策特別委員会 第26号(1967/07/13、31期、自由民主党)【政府役職】

○坊国務大臣 ただいまの附帯決議につきましては、十分その趣旨を尊重してまいる所存でございます。

第55回国会 内閣委員会 第4号(1967/05/09、31期、自由民主党)【政府役職】

○坊国務大臣 ただいま議題となりました厚生省設置法の一部を改正する法律案について、その提案の理由を御説明申し上げます。  改正の第一点は、厚生省環境衛生局に公害部を設置することであります。  近年、大気汚染、水質汚濁等の公害により生活環境が著しく悪化し、国民生活にとってもはや看過できない状態となっており、国民の健康を保持し、生活環境を保全するために、公害対策を一そう強力に推進することが、目下の急務となっているのであります。  厚生省においては、公害から国民の健康と生活環境を守る見地から、環境衛生局の所掌のもとに公害防止施策を推進しているところでありますが、重大な社会問題となっている公害問題に対……

第55回国会 内閣委員会 第10号(1967/05/23、31期、自由民主党)【政府役職】

○坊国務大臣 新聞等で読みますと、公害対策基本法は、立案の過程におきましてだいぶん骨を抜かれたというような記事を私も承知いたしております。しかし、私といたしましては、ものごとがまとまっていく過程におきましては、いろいろの議論があって、そうしてそういったような議論が戦わされた結果、結論が出てくる、これはもう世の中の常だと私は思います。かような意味におきまして、公害対策審議会から厚生省がその答申を受けまして、厚生省がその答申に従いまして厚生省案なるものをつくった。ところが、御承知のとおり、公害排除の問題は何しろ十数省にもまたがる問題でございますので、これを総理府へ持ってまいりまして、総理府で関係各……

第55回国会 内閣委員会 第11号(1967/05/25、31期、自由民主党)【政府役職】

○坊国務大臣 最近の公害というものは、起こるであろう公害につきましては、これは防止をしていかなければならない、予防もしていかなければならないし、それから起こった公害についての善後措置もしていかなければならない、非常に重大なる問題だと思います。この公害につきましては、いま受田さん御指摘のとおり、加害者側の立場と被害者側の立場と、これはそういうふうに役所がなっておりまして、厚生省は被害者的の立場でございまして、できるだけその被害者の傷が浅いように、また傷が起こらないようにする、こういうことでございます。これに対して加害者側の立場、これは積極的に、意識的に加害を起こそうというつもりはもちろんないでご……

第55回国会 予算委員会 第3号(1967/03/22、31期、自由民主党)【政府役職】

○坊国務大臣 超過負担の解消の問題は非常に重大なる問題でございまして、ただいま総理からお答えがあったとおりでございますが、厚生省といたしましては、四十二年度におきまして、国民健康保険の事務費二百五十円を三百円に引き上げております。それから国民年金の二百円を二百四十円に引き上げております。それから保育所の保育単価を一〇%引き上げております。これによってある程度の軽減が行なわれたかと思っております。
【次の発言】 全額解消するようにと、こういうお話でございますが、保険の問題につきましては、先般来私が、この委員会ではございませんが申し上げておりますとおり、抜本的の改正ということを目ざして進んでおりま……

第55回国会 予算委員会 第4号(1967/03/23、31期、自由民主党)【政府役職】

○坊国務大臣 御承知のとおり、日本の現在の社会保障は、医療保障に非常に財政上のウェートがかかっております。所得保障のほうは、これは大原さん十分御存じのとおり、まだ発足後日がなお浅く、成熟をしていない。こういうような状態にございまして、わずかに所得保障の国民年金におきましては、例外的の無拠出の福祉年金が実働しておるということでございまして、これはだんだんと成熟をしていかさなければならない。しかもその成熟の過程におきましては、これはさらにこの充実整備をはかっていかなければならないということはわれわれも痛感をいたしておるのでございまして、そういったようなことと見合いまして、社会保障の年次計画といった……

第55回国会 予算委員会 第5号(1967/03/25、31期、自由民主党)【政府役職】

○坊国務大臣 厚生省に対する御質問は、飲用牛乳の脂肪含有率によって規格がきめられておる、こういうものを撤廃したらどうかこういう……(芳賀委員「撤廃とは言っていない。」と呼ぶ)規格を改めたらどうか……。
【次の発言】 そこで、この問題につきましては、即貧衛生法の趣旨から最低基準として乳脂肪三%ときめておりますけれども、近ごろ牛乳がだんだんとご指摘のとおり脂肪の含有率がふえてきてておる、こういう事実もございますので、この点につきましては、含有率の平均が高まっておりますので、今後十分検討いたしまして、改正の方向へ進んでまいりたいと、かように考えております。

第55回国会 予算委員会 第6号(1967/03/26、31期、自由民主党)【政府役職】

○坊国務大臣 御質問の年金の部分についてお答えを申し上げます。  石炭年金につきましては、昨年七月石炭鉱業審議会からの答申、同年八月の閣議決定、その趣旨に基づきまして、厚生省といたしましては四十二年度に実現をいたしたい、かように考えまして、引き続き審議会の年金小委員会でこれを研究を進めて、急いでもらっております。この検討の結果を待ちまして、本国会に提出いたしまして、ぜひ御審議を願いたい、かように考えておる次第でございます。

第55回国会 予算委員会 第8号(1967/03/28、31期、自由民主党)【政府役職】

○坊国務大臣 牛乳についての御質問でございますが、牛乳につきましては、食品衛生法上一応の規格というものをきめてございます。その規格というものは、食品衛生上、人間の健康なり衛生なりに非常に関係がありますから、この牛乳そのものの規格というものは、今日尊重していかなければならない。ただ、その販売をしたりなんかする方式につきましては、毎日の配達ということでなしに、隔日配達をされるというようなことにつきましては別に規制も何もしてございません。だから、そういうことは商売をなさる方がそのほうでやっていただく。日付につきましては、曜日というような日付でもってやっていっておりますが、これは今日検討をしておるよう……

第55回国会 予算委員会 第9号(1967/03/29、31期、自由民主党)【政府役職】

○坊国務大臣 最近の公害によって、われわれの生命、身体、健康等が阻害され、また、生活環境が非常にそこなわれておるということは、御指摘のとおりでございまして、これに対しましては、御指摘のとおり、産業、企業といったようなものが非常にこのごろ発達してきて、これが影響を及ぼしておるということも、これはもちろんのことでございますので、そういったような、事業者が今後事業をやっていくにあたって、その事業から発生するところの公害というものは、ぜひこの事業者に責任を持たしてこれを防止する。こういう責任を明確にいたします。その責任を事業者に明確にいたしまして、そして公害原因であるところの排出基準というものを事業者……

第55回国会 予算委員会 第10号(1967/04/03、31期、自由民主党)【政府役職】

○坊国務大臣 御指摘のように、インターンの人たちが現行の制度に非常に不満がございまして、そういったようなことから試験を受けなかった人がたいへん多くて、わずかの人が試験を受けたということによって、その限りにおきましては、お医者さんがそれだけ減るということは、これは否定できない事実だと思います。しかし、今度受けなかった方々も、ぜひとも九月における第二次の国家試験には受けていただくということを今日から鋭意努力をいたしております。そこで、お医者さんの絶対数が現在なお足りないというおりからでございますので、――もちろん絶対数においては十分だとは考えられませんけれども、今度インターンの人たちが試験を受けな……

第55回国会 予算委員会 第11号(1967/04/04、31期、自由民主党)【政府役職】

○坊国務大臣 公害基本対策につきましては、昨年の十一月に厚生省が、厚生省としての試案でございますが、それをつくりまして、総理府に設置しておられまする公害対策推進連絡会議、そこへ提出をいたしました。御承知のとおり、公害問題は各省にわたっておりまして、十四省庁にも及んでおる、こういうことでございますので、そこの連絡会議で、いまおっしゃられました通産省の意見、農林省の意見、その他の意見を調整をいたしまして、総理府の公害対策基本法試案、これをつくったわけでございますが、これは各省のいろいろな意見を調整したものでございまして、それをたしか二月の閣議了解をもちまして、公害対策基本法については厚生省がこれを……

第55回国会 予算委員会 第12号(1967/04/05、31期、自由民主党)【政府役職】

○坊国務大臣 医療用の金の使用としては、主として歯科の金歯に使っておるわけでございまして、これは先ほど大蔵省政府委員がお答えになりましたとおり、四十一年度におきましては三トンを使っておる、こういうような状態でございまして、歯科技術がだんだん発達してくるに及びまして、今後とも金の需要がだんだんふえてくるであろうと思いますから、厚生省といたしましても、その確保につとめてまいらなければならない、かように考えております。
【次の発言】 麻薬事件で押収をされました麻薬は、裁判がきまりましたならば、これを厚生省が引き継ぐことになっております。厚生省が引き継いだ麻薬につきましては、品質の悪いもの、あるいは微……

第55回国会 予算委員会 第13号(1967/04/06、31期、自由民主党)【政府役職】

○坊国務大臣 だんだん八木委員の御意見を承りまして、非常に重大なる問題である、かように考えております。さような意味におきまして、同和対策協議会から意見も出ておりますし、厚生省といたしましては、おっしゃるとおり、ずっと昔は厚生省がこの窓口であったことも私は聞いております。さような意味におきまして、この問題について、私としてでき得る限りのことをやってまいりたい、かように考えております。特に厚生省所管といたしましては、八木さんちょっぴり、ちょっぴりとおっしゃられましたけれども、今日までも社会福祉、生活環境といったようなものについは、鋭意努力を重ねてまいったのでございますが、さらに一段と努力を傾けてま……

第55回国会 予算委員会 第14号(1967/04/26、31期、自由民主党)【政府役職】

○坊国務大臣 石炭対策の問題として、年金の問題が御指摘のとおり非常に重要な問題であるということは、私も全く同感でございます。そこで、坑内夫につきましては、厚生年金において特別優遇措置がすでに講じられておることは御承知のとおりでございますが、昨年七月の石炭鉱業審議会の答申によりまして、坑内夫が坑内という特殊な勤務条件にあることにかんがみまして、その雇用の確保をはかるために、坑内夫について事業主が共同して老齢年金制度を本年度中に実施することとなっております。この制度の内容については、現在石炭鉱業審議会の年金問題小委員会におきまして、関係労使の意向を聞きながら慎重に検討が行なわれておりまして、近く小……

第55回国会 予算委員会 第15号(1967/04/27、31期、自由民主党)【政府役職】

○坊国務大臣 私のお答えする部分は、水道料金のことだけですか。
【次の発言】 工業用水に比べてですね。
【次の発言】 御承知のとおり、上水道の飲料用水は、人間のおるところ、いなかのずっとすみのほうは別といたしまして、条件のいかんにかかわらず、どうしてもこれをつけていかなければならないということが一つ。それから、工業用水と比べますと、工業用水は配管等につきまして一つの大きな工場へどかっとこう水を持っていくのと、それから上水道は、これはもうクモの網のように非常にこまかく配管をしていかなければならぬというようなことと、それからもう一つ、上水道は、これは工業用水と違いまして、ろ過とか沈でんとか、いろい……

第55回国会 予算委員会 第16号(1967/04/28、31期、自由民主党)【政府役職】

○坊国務大臣 交通安全対策につきましては、関係各省から、政府において懸命に努力をしておるということを申し上げたのでございますが、それにもかかわらず、交通事故による傷害者が頻発しておるということはいなみがたい事実でございまして、そういったような被害者に対しまして、適正にして迅速なる治療が受けられるというような体制を整えていくということが、私ども厚生行政の中の最も大事な点だと考えております。 そこで厚生省といたしましては、去る昭和三十九年の二月から、救急病院等を定める省令という省令を制定いたしまして、この省令によりまして全国において病院を指定いたしまして、そしてこれはもう救急の用に応じなければなら……

第55回国会 予算委員会 第17号(1967/07/13、31期、自由民主党)【政府役職】

○坊国務大臣 この問題につきましては、昭和四十一年八月十一三日、社会党から「海外戦没者の遺体、遺品の埋葬処理に関する申入れ」というものをちょうだいしておりますが、この第一項目、海外戦没者の地域別の数、海外戦没者の遺骨の収集について政府が実施した措置、現在における未収集遺骨の状況等は、詳細な資料となっておりますので、後刻お手元にお届けいたします。  今後における海外戦没者の遺骨の収集につきましては、現地の状況等を勘案の上、本年度以降において計画的に実施することといたしたいと思っております。  なお、本年度はフィリピンのレイテ島及びルソン島、マリアナ諸島のサイパン島及びテニアン島、カロリン諸島のメ……


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第56回国会(1967/07/27〜1967/08/18)

第56回国会 災害対策特別委員会 第7号(1967/11/22、31期、自由民主党)【政府役職】

○坊国務大臣 朝からいろいろと要件がございすしておくれましたことを、まずおわび申し上げます。  それで、先ほど来の正示委員の全部の御意見、いうものをお聞きしていないために、私の頭が冷たいのではなかろうか、こういう正示委員の御推測でございますが、こんなことを申し上げていいかどうか、この席では適当ではございませんけれども、私も和歌山県選出の議員でございまして、自分の選出の郷里が災害に侵されておるというようなことにつきまして、どうも委員会で申し上げるのは適当でないと私は思いますが、委員長、お許しください。私も郷里の災害について冷たい気持ちなどというものは持っておりませんことを、まず申し上げておきます……

第56回国会 産業公害対策特別委員会 第4号(1967/10/11、31期、自由民主党)【政府役職】

○坊国務大臣 お話のように、阿賀野川の水銀事件につきましては、食品衛生調査会の答申が、厚生大臣に行なわれまして、厚生大臣がこれを認めまして、厚生省の意見として、これを科学技術庁へ差し出しておるわけでございますが、できるだけすみやかに、科学技術庁において――むろん厚生省あるいは農林省、通産省、それから科学技術庁自身あるいは経済企画庁、各関係省庁でこれを爼上に乗せて、すみやかに政府としての結論を出してもらいたい、こういうことで申し出ておるのでございます。私どもといたしましては、すみやかにこの結論が出てくることを期待いたしておりますが、いつ出るか、こういう御質問に対しましては、はっきりとここで確答を……

第56回国会 産業公害対策特別委員会 第5号(1967/11/10、31期、自由民主党)【政府役職】

○坊国務大臣 基本法によりますれば、いま御指摘のように、公害対策の基本方針というものをきめてまいるのは、対策会議にかけてきめるということになっておりますし、それから、そういったようなものをどういうふうに実現していくかということについては、諸般の審議会というようなものがやっていくということになっております。  そこで、ただいま御質問のように、おまえのほうで、一体その対策会議なり審議会というものについてどういうことをやってきたか、こういう御質問でございますが、今日ただいまのところは、まだ対策会議あるいは審議会といったようなものについての緒についておりませんけれども、これはできる限りすみやかに、対策……

第56回国会 社会労働委員会 第1号(1967/08/01、31期、自由民主党)【政府役職】

○坊国務大臣 両案の説明をいたします。  ……(発言する者多く、聴取不能)特例法案は……(発言する者多く、聴取不能)とするものであります。  ……(発言する者多く、聴取不能)本改正案は……(発言する者多く、聴取不能)  何とぞ御可決あらんことをお願いいたします。(拍手)

第56回国会 社会労働委員会 第2号(1967/08/02、31期、自由民主党)【政府役職】

○坊国務大臣 健康保険法及び船員保険法の臨時特例に関する法律案並びに船員保険法の一部を改正する法律案について、詳細に御説明いたします。  まず、健康保険法及び船員保険法の臨時特例に関する法律案について申し上げます。  近年、医療保険の財政は各制度とも悪化の傾向にありますが、特に政府管掌健康保険及び船員保険においては深刻な財政危機に直面しており、このまま推移すれば制度の崩壊すらおそれられる事態にあります。  政府は、両保険について当面の収支の均衡をはかり、何としても制度を維持するため、まず国が極力大幅な国庫負担を行なうこととし、同時に、この難局に対処するため、被保険者、事業主及び実際に給付を受け……

第56回国会 社会労働委員会 第4号(1967/09/08、31期、自由民主党)【政府役職】

○坊国務大臣 厚生省といたしましては、何にいたしましても国民の健康というものを何よりも重大視していくのが厚生行政であります。いやしくも食品の中に、有害だとか、さらに有毒だとかいったようなものが添加物として取り入れられておるということは、これはもう常に警戒を要することでございまして、さようなものが添加されておるということは、絶えず目をみはって、そしてこれを排除していかなければならない、かような考え方に立ちまして、近年さらにそういったような監視、取り締まり、指導というものを強化してまいっておる次第でございます。
【次の発言】 河野委員御指摘のとおり、私どもも非常にきわ立った色彩を持った添加物として……

第56回国会 社会労働委員会 第5号(1967/10/11、31期、自由民主党)【政府役職】

○坊国務大臣 去る九月八日の当院本委員会におきまして、河野委員からクロレラヤクルトにマンガンが含有しておるじゃないか、もしマンガンを入れておるというようなことであるならばこれは大問題である、これに対する厚生大臣、厚生省の所見及びこれに対する措置いかん、こういう趣旨の御質問があったわけでございますが、これに対しまして、私は早急にその実態を調査いたしまして、そうしてしかるべき措置をとりたい、なお調査の結果につきましては当委員会に御報告を申し上げる、こういう御答弁を申し上げておったわけでございますので、本委員会の席をかりまして、その実態調査の経過及び結果について御答弁を申し上げます。  ただいま申し……

第56回国会 社会労働委員会 第6号(1967/11/09、31期、自由民主党)【政府役職】

○坊国務大臣 日本の医学者がアメリカにおきまして、その専門とする研究事項に関連いたしまして逮捕、抑留といったような非常に不幸な事態を引き起こしたということにつきましては、挾間さんはもとより、私は、日本の医学の交流と申しますか、学問の交流、医学の進歩というような点から考えてみましても、厚生省といたしましては、この問題をぜひとも円満といいますか、片をつける、そうして将来かようなことのないようにぜひとも運んでまいりたい。そのためには私は、文部省また外務省と密接に連絡をとってもらい、かつ協力をいたしましてこの問題を解決するとともに、将来かようなことのないように運んでまいりたい、かように考えております。


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第55回国会(1967/02/15〜1967/07/21)

第55回国会 予算委員会第二分科会 第1号(1967/04/19、31期、自由民主党)【政府役職】

○坊国務大臣 昭和四十二年度厚生省所管一般会計及び特別会計予算案の概要について御説明申し上げます。  厚生行政につきましては、日ごろ各位の御協力をいただき、逐年予算の増額を見、厚生行政の進展がはかられつつありますことはまことに喜ばしいことでありまして、この際あらためて、厚く御礼を申し上げたいと存じます。  さて、昭和四十二年度厚生省所管一般会計予算における総額は六千七百十三億七千二百九十四万四千円でありまして、これを補正後の昭和四十一年度予算五千八百七十八億四千六十万一千円に比較いたしますと、八百三十五億三千二百三十四万三千円の増加と相なり、前年度予算に対し一四・二%の増加率を示しており、また……

第55回国会 予算委員会第二分科会 第5号(1967/04/24、31期、自由民主党)【政府役職】

○坊国務大臣 外地の犠牲者の遺骨につきましては、日本の国が責任を持ってこれをお迎えするということは当然のことでございまするので、政府といたしましては相手国等と折衝をでき得る限りやりまして、今日まで鋭意遺骨の収集につとめてまいったのでございますけれども、御指摘のとおり、いろいろな難渋な点といったようなことがございまして、まだ十分の遺骨の数をお迎えすることができないということは非常に遺憾なことに存じております。
【次の発言】 北山委員の御趣旨は、私もまことにそのとおりだと考えます。私もでき得るだけすみやかに、できるだけ遺憾のないように遺骨を収集すべきものだと、かように考えますので、でき得る限りその……

第55回国会 予算委員会第二分科会 第6号(1967/04/25、31期、自由民主党)【政府役職】

○坊国務大臣 教育の問題について非常に精通していらっしゃる山中委員の御意見で、そういう御意見も私はあろうと思います。ただしかし、おまえは保育所へ行け、おまえは幼稚園へ行け、どっちかへ行かなければならない、こういうような制度にはなっていない。それぞれの希望によって、保育所へ行く人もあり、それから幼稚園へ行く人もあるということになっておりますので、憲法とか人権とかいったようなことではないのではなかろうか。その生まれた人のあるいは家庭の環境によって、それぞれの、これは希望と申しましても、共かせぎでやむを得なくて保育所に行くこともありましょうけれども、とにかくどっちへ行けということを強制ということはし……



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※このページのデータは国会会議録検索システム衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2023/02/05

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