戸叶里子 衆議院議員
26期国会発言一覧

戸叶里子[衆]在籍期 : 23期-24期-25期-|26期|-27期-28期-29期-30期-31期-32期
戸叶里子[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは戸叶里子衆議院議員の26期(1953/04/19〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は26期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院26期)

戸叶里子[衆]本会議発言(全期間)
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第16回国会(1953/05/18〜1953/08/10)

第16回国会 衆議院本会議 第32号(1953/07/30、26期、日本社会党(右))

○戸叶里子君 私は、ただいま上程されました日米友好通商航海条約の批准について承認を求めるの件について、日本社会党を代表して反対するものであります。(拍手)以下、その理由を述べるものであります。  政府の言うところによれば、この条約は、日本とアメリカとが対等の地位において通商航海を促進するために、広汎な内国民待遇及び最恵国待遇を規定していると言われ、これこそ日本にとつて最も望ましい条約であることを、幾たびか委員会において述べております。なるほど、この条約そのものを読むならば、一、二の欠陥はあつても、全般として見て、条約上技術的に一応納得の行くようにはできております。しかし、私どもがここに注意しな……


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第17回国会(1953/10/29〜1953/11/07)

第17回国会 衆議院本会議 第3号(1953/10/31、26期、日本社会党(右))

○戸叶里子君 私は、日本社会党を代表して、岡崎外務大臣の外交演説に対し質問を試みんとするものであります。  第十六国会終了後、刻々かわりつつある国際情勢を見るに、朝鮮政治会議、四国外相会議の遅延、朝鮮における中立国委員会の難航、国連総会におけるヴイシンスキーの演説等から見てソ連の平和攻勢が必ずしも真の平和を約束するものでないとの感を抱かざるを得ないのであります。(拍手)民主主義国家においては、その団結を強め、平和へのチヤンスを積極的にとらえて、具体的政策を通じ、戦争への不安をもたらさんとする国際間の緊張を緩和するべく全力を尽すべきだと思うのであります。(拍手)ところが、政府は、複雑な国際情勢に……


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第19回国会(1953/12/10〜1954/06/15)

第19回国会 衆議院本会議 第31号(1954/03/31、26期、会派情報なし)

○戸叶星子君 私は、ただいま上程されました日本国とアメリカ合衆国との間の相互防衛援助協定の批准について承認を求めるの件外三件について、日本社会党を代表して反対の意を述べんとするものであります。(拍手)  昨年六月MSA協定の交渉が日米間に始められて以来、本年三月八日調印に至るまで、実に九箇月に余る長きにわたつてその交渉が続けられたのであります。そのことは、MSA協定がいかにわが国にとつて重大な影響を与えるものであるかを物語るものであり、その交渉の長引いた理由の最大原因は、合衆国がわが国防衛力強化の度合いを見てから援助をきめんとしたからであります。(拍手)このことは、かつてダレス国務長官が海のか……

第19回国会 衆議院本会議 第51号(1954/05/18、26期、日本社会党(右))

○戸叶里子君 私は、ただいま議題となりました日本国に対する合衆国艦艇の貸与に関する協定に対し、日本社会党を代表して絶対に反対するものであります。(拍手)  政府は、昭和二十七年十二月二十二日、日米間における船舶貸与協定の批准を求めたのであります。当時の外務委員会の議論の焦点は、アメリカで軍艦として使つていたものが日本へ来ると単なる船舶になつてしまうのはどういうわけであるかということに対する質問でありました。それに対する答弁は、わけのわからない、のらりくらりの、軍備でないという軍備論でありまして、当時の改進党の松本瀧藏委員ですら、名称においても、また使用目的に関しても、戦力問題に対しても、政府の……


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第21回国会(1954/12/10〜1955/01/24)

第21回国会 衆議院本会議 第5号(1954/12/17、26期、日本社会党(右))

○戸叶里子君 私は、鳩山民主党内閣の外交政策に対し、日本社会党を代表して若干の質疑を試みんとするものであります。(拍手)  長い間続いた吉田・岡崎外交が国民に最もきらわれた点は、秘密独善外交であり向米一辺倒であつたからであります。この自主性のない外交を打破しなければならないという国民の輿論が遂に勝ちを制して吉田内閣を退陣せしめたのであります。(拍手)従つて、新たに誕生した政府に国民が望んでおりますものは、昨日までの吉田・岡崎外交を清算し、もつと新味のあるもの、しかもそれが、日本の国際的地位を確立するとともに、世界の平和と結びつくため一歩前進したものを期待しているのであります。(拍手)それには、……

戸叶里子[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院26期)

戸叶里子[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第16回国会(1953/05/18〜1953/08/10)

第16回国会 外務委員会 第2号(1953/05/28、26期、日本社会党(右))

○戸叶委員 私はMSAの問題がまだ政府で御研究中のようでございますから、多くお伺いいたしませんが、ただ一点だけ伺いたいことは、たしか米国の新予算年度というのが七月から始められると思います。当然このMSAの援助予算というものもそこに計上されると思いますけれども、その場合に日本がそれまでにMSAの援助を受けるとか受けないとかいうはつきりとした態度を示すことを要求されやしないかどうかということを懸念いたしますが、その点はどうなのでありましようか。
【次の発言】 それでは政府として受けてもいいんだという意思表示をするということに、もう御決定になつていらつしやるのでしようか。

第16回国会 外務委員会 第3号(1953/05/29、26期、日本社会党(右))

○戸叶委員 昨日の私の質問に対しまして土屋欧米局長が、七月一日から米国の新会計年度が始まるので、おそくとも六月末までに、MSAの援助を話合いによつては受けてもいいという意向を、米国に意思表示する必要があると思う。だから六月中に一応態度決定をするというような御答弁をされたように記憶しております。そこで私は思い出しますのは、これに先だちまして岡崎外務大臣が、たしか十三日の新聞だつたと思いますが、米会計年度の始まる七月一日までに政府が態度を決定しなくてはならないというようなことはないと思うと言われております。そこでお二人の意見の食い違いがあるように思われますが、一体六月三十日までに意思表示をなさろう……

第16回国会 外務委員会 第4号(1953/06/17、26期、日本社会党(右))

○戸叶委員 マドリッド協定加入に関する点で、一、二点伺いたいと思います。まずこの協定に加入することによつて、日本にとつて有利な点と不利な点を伺いたい。
【次の発言】 業者が幾らか拘束されるという点に関連することなんですけれども、原産地虚偽表示の範囲で、日本に最も関係の深いものは一体どういうようなものがあるのか。つまり、日本に最も関係が深いもので、原産地虚偽表示と思われるものはどういうようなものがあるかということを伺いたい。
【次の発言】 それでは、名前のことでもう少し具体的に伺いたいのですが、たとえばぶどう酒で、ポートワインというような名前が出た場合に、日本で今までポートワインという名前を使つ……

第16回国会 外務委員会 第5号(1953/06/20、26期、日本社会党(右))

○戸叶委員 この条約に加入することによつて日本の信用が高められるという意味からは賛成できますが、政府の説明の中にもありましたように、多少業者の自由が制限されるのではないかという面が私どもにもうかがわれます。ことに固有名詞であつてもすでに普通名詞の域になつておりながらも、いまだ固有名詞として原産地虚偽表示というような形で扱われることが業者の自由を非常に束縛する、それがぶどう生産品に非常に影響が多いようでございますが、日本のポートワインというようなものも一々メード・イン・ジヤパンとつけなければならないような不自由さが一日も早くなくなるように、この協定に加盟するにあたつては、そういう希望条項をも入れ……

第16回国会 外務委員会 第6号(1953/06/24、26期、日本社会党(右))

○戸叶委員 伊関局長がお見えになつておりますのでお伺いしたいと思います。ついおとといの新聞に出ておりましたが、赤羽にある日本製鋼所で争議中米兵が発砲したということが新聞に報道されておりましたが、その真相を伺いたいと思います。
【次の発言】 威嚇行為について調査中というお話でございましたけれども、そのように日本側の労働組合でストライキを起している場合に、米軍の側では、そういうふうな威嚇行為をすることそれ自体が法律に反する、というようなことはないのでしようか。
【次の発言】 伊関局長のお考えは、それが、米軍の軍属が自分の身を守るために安全な行為としてとつたとお考えになるわけでしようか。

第16回国会 外務委員会 第7号(1953/06/26、26期、日本社会党(右))

○戸叶委員 私は時間がありませんので、質疑を保留いたしますが、中村装備局長が見えておられますので、一、二点伺いたいと思います。今アメリカから借りておりますところの武器が、一体局長がお考えになる範囲で、国内の治安維持の練習かあるいは演習か、どつちか知りませんけれども、そういうものにたいへん役立つているとお考えになつていられるかどうか、お尋ねをいたします。
【次の発言】 私どもが先ごろ参観いたしました範囲内におきましては、日本の人のからだとアメリカ人のからだとが、からだつきが違うし、指の長さや、手の長さも違うし、そういつた点から、いろいろ扱う上に、今練習してみて不便を感ずるというような不平の言葉も……

第16回国会 外務委員会 第8号(1953/06/27、26期、日本社会党(右))

○戸叶委員 MSAの問題が国会でいろいろ言われておりましたときに、政府の方だけは何も交渉がないないというお話でございました。ところが昨日交換公文で初めてここにこれからの態度を決定するような問合せをしたように言われておりますけれども、だれがこれを見ましても、初めて問合せをしたというようには信じられないような、まことに不手ぎわなやり方であつたと私は言わざるを得ないと思うのです。     〔福田(篤)委員長代理退席、委員   長着席〕 これをもつて秘密外交をカバーしたように思つていらつしやるかもしれませんが、私どもは何か秘密外交をごまかして、ますます欺瞞外交の方へ持つて行つたとしか言えないようにしか……

第16回国会 外務委員会 第9号(1953/07/01、26期、日本社会党(右))

○戸叶委員 MSAの援助に対しまして、国会において調印前に審議をするか、あるいは調印後にするかということは、先ごろから幾たびか質問いたしましたけれども、岡崎外務大臣は原則論だけお述べになりまして、はつきりとした意思表示をなすつておりません。私どもといたしましては、調印前にぜひしていただきたいと思います。その理由は、岡崎大臣のお話によりますと、調印前にしたのであつても、国会でこれを否決するならば、その効を奏しないから、そういう意味においては同じだというようなことをおつしやいましたけれども、そこに私は心理的な影響が非常にあると思うのです。私どもはもちろん提出されたものに対しましては、どこまでも公平……

第16回国会 外務委員会 第10号(1953/07/04、26期、日本社会党(右))

○戸叶委員 在外公館の名称及び位置を定める法律等の一部を改正する法律案で伺いたいのですが、まだ日本と国交を回復していないで、ミツシヨンか何かの形で日本にだけ来ていて、日本から行つていない国、それからまた日本だけが行つていて日本に来ていない国の例を教えていただきたい。
【次の発言】 そういうふうな場合において、日本にだけ来ている場合に、日本からそういう国にミツシヨンを置こうとするようなことはできないのでしようか。
【次の発言】 次に国際小麦協定を修正更新する協定について質疑をしたいと思いますが、今度のこの修正更新する協定と現行の協定とを比べてみて、全体から見たときの大きな違いを教えていただきたい……

第16回国会 外務委員会 第11号(1953/07/08、26期、日本社会党(右))

○戸叶委員 日本社会党といたしましては、この協定に賛成をいたしますが、次の三つの希望条件をつけたいと思います。  第一点は、わが国の小麦価格の不当なる値下りを来させないように配慮することである。その根本的な対策としては一日も早く農産物価格安定法を制定していただきたいのであります。第二は、国内における小麦生産者の意欲を減退せしめないようにすること、第三点は、アメリカの小麦生産が過剰に陥つていることは有名なことであり、そうして今回の協定でも、アメリカが昨年を上まわる一億七千万ブッシェルを輸出割当するように主張されておることを考えてみましたときにも、アメリカにおける過剰生産解決のための手段にのみ利用……

第16回国会 外務委員会 第12号(1953/07/10、26期、日本社会党(右))

○戸叶委員 局長がいらつしやるまで、一点だけ質問させていただきたいと思います。  細谷さんに伺いたいのですが、この土地を射撃場に決定するにあたりまして、村なりあるいは県なりが村民の方方の同意を得られたかどうか、得られたといたしましたならば、そのときに村民の方々がどういう態度をもつて臨まれたか、あるいは知らずらずのうちに決定されたというようなことはなかつたかどうかを承りたいと思います。
【次の発言】 今阿部さんのおつしやつたことと細谷さんのおつしやつたことには、非常な食い違いがあると思うのです。細谷さんの御報告は村民は接収地になることさえ知らなかつたというようなお話でございましたが、その点は一体……

第16回国会 外務委員会 第13号(1953/07/13、26期、日本社会党(右))

○戸叶委員 私は同僚の岡委員の質問に関連して一点伺いたいと思いますが、この前の外務委員会におきましても、きようの委員会におきましても、補償金の問題でいつも内灘が例に引出されております。この前もきようも特別調達庁の方の御答弁によりますと、内灘の場合は特異なケースとして考えて、ああいう措置を一月から四月の間にとつたと、はつきり四箇月の間の補償としてお認めになつておられます。ところが先ごろ内灘の婦人の陳情団がおいでになりまして、岡崎大臣にお目にかかりましたときの大臣の御答弁によりますと、四箇月で五万円というものは、ほかの補償金に比べたならば、ずつと多いということは、だれだつて認められることであるとは……

第16回国会 外務委員会 第14号(1953/07/15、26期、日本社会党(右))

○戸叶委員 私午前中おりませんでして、ほかの方を通して聞きましたので、もし間違つておりましたらお容赦願いたいと思いますが、まず第一に伺いたいことは、このRRセンターにおります兵隊さんは、大体朝鮮から帰つて来た人たちであるというお話のように承つておりますが、その通りでしようか。
【次の発言】 そこで小滝政務次官にお伺いしたいのですが、そうするとこれは駐留兵でなしに国連軍ということになると思います。そうすると国連軍が来る場合には日米合同委員会にかけなくてもいいというようなことがあるのでしようか。
【次の発言】 私はそういうふうに考えられません。もしそうであるといたしましたならば、国連軍がアメリカの……

第16回国会 外務委員会 第15号(1953/07/17、26期、日本社会党(右))

○戸叶委員 まず最初の戦争犠牲者の保護に関する千九百四十九年八月十二日のジユネーヴ諸条約への加入について承認を求めるの件、これに対しまして、私は一、二点質問したいと思います。これは人道上から考えますならば、当然加入することに問題はございませんけれども、ただこの説明のしまいの方に書いてありますように、わが国は一昨年九月八日にサンフランシスコにおける平和条約の署名に際して、この平和条約の最初の効力が発生の後一年以内に、この条約に加入する意思を宣言しておりますというふうに書いてございますが、この講和条約に日本の国が署名をいたしますときには、すでにわが国は戦争放棄を決定してあるところの憲法が制定せられ……

第16回国会 外務委員会 第16号(1953/07/18、26期、日本社会党(右))

○戸叶委員 今田中委員が御質疑になりましたので私は一点だけ伺いたいと思います。この条約への加入に先だつて加盟の申請を行い、国である構成員の三分の二の承認を得ることが、加入の条件になつているとございますが、どんな場合か加盟を拒否されるような場合があるのでしようか。
【次の発言】 それは日本の国の場合だけであつて、ほかの国の加盟の場合には三分の二の許可を得なくてもよろしいわけでしようか。
【次の発言】 よろしゆうございます。
【次の発言】 条約局長にお願いしたいのですが、国連に加盟している国で、一番少い軍隊を持つている国の名前とその軍隊の数がおわかりになりましたら、次の機会でけつこうですから承りた……

第16回国会 外務委員会 第17号(1953/07/21、26期、日本社会党(右))

○戸叶委員 ちよつと議事進行について。この条約は日本にとつて非常に重要な条約だと思いますので、十分な審議を必要とすると思います。そこで私どもといたしましても、いろいろと参考書類をそろえて出していただき審議いたしたいと思いますので、まず第一に私は次のような参考書類をお集めいただきたいと思います。  それは米国とイタリアとの間の通商航海条約、それから日米通商航海条約の古いもの、それから日英間。もの、米英間のもの、米国とコロンビアとの間のもの、米国と中国との間のもの、それらの通商航海条約をそろえていただきたいと思います。それから日本におけるところの一般外国人の国内法上の地位に関するもの、それから日本……

第16回国会 外務委員会 第19号(1953/07/25、26期、日本社会党(右))

○戸叶委員 きのうのMSAの交渉の中で、今機密保持のことはお聞きになりましたが、私お伺いしたいのは、今まで日本側が五百十一条の六項目を全部協定中に織り込む必要がないと考えていたのに、今度の交渉でこの六項目全部を織り込むようになつたやに伺つておりますけれども、そのように今日六項目全部を織り込む必要を認めた根拠はどこにあるかを承りたいと思います。
【次の発言】 ただいまの御答弁によりますと、これは入れても入れなくても大した差がないというお答えでございましたが日本の場合は特殊な国家性格を持つておりますので、この点は非常に違つて来るのではないかと思います。たとえばあの六項目の中で、特に二番目の国際的緊……

第16回国会 外務委員会 第20号(1953/07/27、26期、日本社会党(右))

○戸叶委員 福岡の市長さんにお尋ねしたいのですが、この飛行場として使われておりますのは、日本の軍が最初に使つていたのがずつと占領中も使われて、そうして今そのまま何の了解も、なしに現在まで使用されている、こうおつしやつたように存じますが、その通りでしようか。
【次の発言】 そこで、外務省の協力局の方にお伺いしたいのですが、占領中からの基地については、講和が発効いたしましてから九十日間に合同委員会できまらないときには、一応継続使用を認めることになつておりますけれども、これは、原則としては、その後においていつまでも黙つて使つていいというのではなく、できるだけ早く合同委員会にかけるべきものであるという……

第16回国会 外務委員会 第21号(1953/07/28、26期、日本社会党(右))

○戸叶委員 私酒井さんに銀行関係のことについてお伺いしたいと思つておつたのですが、もうお帰りになつたのですか。
【次の発言】 それでは午後黄田局長の御意見を伺うことにいたします。
【次の発言】 関連して、ただいま並木委員が午前中の安井氏の意見に対しまして質問をされましたときに、条約局長がお答えになりましたのを聞いておりますと、MSAと通商航海条約とは空気と水のようなものだとはつきりおつしやいました。外務省の方が一つの通商航海条約なら通商航海条約だけをごらんになつて、総合的にごらんにならないで、そういうふうに見られるのではないかと、私などはしろうとのせいか実はそんなふうに考えられるわけなのです。……

第16回国会 外務委員会 第22号(1953/07/29、26期、日本社会党(右))

○戸叶委員 大臣はお忙しいようですから、二、三点だけ伺いたいと思います。  まずこの条約のねらいの一つとして、外資の導入が考えられていると思います。しかし外資の導入ということは、現在の世界情勢のもとでは、なかなか期待することが困難のようにも思われます。そしてまた今まで外資導入は口で唱えておりましたにもかかわらず、なかなか入つて来なかつた、こういうふうないきさつから見まして、一体この条約によつて一変して外資が入つて来るというような見通しでもおありになるかどうかを承りたいと思います。
【次の発言】 それでは一応門は開くけれども、そのあとにどの程度にどうなるかはわからないというふうに承知してよいわけ……

第16回国会 外務委員会 第23号(1953/07/30、26期、日本社会党(右))

○戸叶委員 私は、大臣が時間がないようですから、ごく簡単に先ほどの条約の修正の問題でちよつと一、二点わからない点を確かめておきたいと思います。  先ほどの大臣の御答弁を聞いておりますと、国会には修正すべき権利はない、しかし国会のみんなが要望して、そこに決議で出て来たときは、政府はできる限り交渉をする、こういうようにお答えになつたと思います。そうすると、もしも相手の国にすでに批准をしてしまつた条約に対して、そういうふうな修正の意見を述べましたときには、相手の国はあらためてその条約を全部批准し直さなければならないかどうか、それからまたもしも修正が国民の希望であるにもかかわらず、その意見が交渉しても……

第16回国会 外務委員会 第25号(1953/08/01、26期、日本社会党(右))

○戸叶委員 私、自分の質問に入ります前に、一問わからない点をただしておきたいと思います。先ほど須磨委員の竹島の問題についての質問の中で、私どもといたしましては、もちろん竹島は日本の国の領土でありますから、韓国の人にここを占領されておるということに対しては反対でございますけれども、先ほどの大臣の御答弁の中で、この問題をもつと調査するために、船を出して調べさせる、その場合にいろいろな意見があつて、竹島が無人島であるにもかかわらず、自衛という建前からこれを追い払うこともできる、こういうふうなことを言われておりましたが、そうしますと、自衛ということは向うから攻めて来なくても、こちらの方から積極的にそう……

第16回国会 外務委員会 第26号(1953/08/04、26期、日本社会党(右))

○戸叶委員 すでに他の議員から御質問もありましたので、私は一点だけ国際民間航空条約への加入についてという案件について質問したいと思います。  航空技術が発達いたして参りまして、空の旅が楽しくできるという意味においての、こうした条約への加入ということはまことにうれしいことでございますが、私どもが先ごろ航空旅行をいたしまして感じましたことが一つございます。それはBOACなどで出しております地図を広げて見ますと、日本に関するところの航空機のとまるところには、たいてい日本を表徴するものとして、婦人が三味線か何か持つている絵が描かれております。これでは日本が文化国家としてこれから発達して行く上においての……

第16回国会 外務委員会 第27号(1953/08/05、26期、日本社会党(右))

○戸叶委員 すでに多くの方から御質問がありましたので、私はごく短かく二点だけ伺いたいと思います。  まず先ほどの東通村の川畑助役さんのお話によりますと、演習で海の中へたまを落すと言つておりながら、陸地へ落した例があるように伺いました。そこで私が疑問に思いますのは、この演習内容の問題ですが、一体着弾地点というような地点を決定するにあたりまして、現地の米軍だけがかつてにきめられるものか、あるいはまた当然日米合同委員会によつてきめられなければならないものであるか、その点をお伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 では川畑助役さんに伺いますが、今伊関局長がおつしやいましたように、着弾地点としてきめら……

第16回国会 外務委員会 第28号(1953/08/07、26期、日本社会党(右))

○戸叶委員 私は主として駐留軍に働くところの労務基本契約の点についてお伺いしたいのですが、これに先だちまして、今の須磨委員の質問の中にも関係がある中共との貿易の点で、お伺いしたいと思います。国会がきようで終りますが一体会中にもどんどんとMSAの交渉が続けられると思いますので、この点もう一度はつきりとしておきたいと思います。先ごろから問題になつておりましたところのMSAの援助を受ける場合に、中共貿易の統制について、日本両国は協議するというような項目が入るとか、入らないとかいうことが書かれてありましたが、一体これは入るのでしようか、入らないのでしようか、はつきり承りたいと思います。

第16回国会 外務委員会 第29号(1953/09/04、26期、日本社会党(右))

○戸叶委員 まず岡崎大臣にお伺いしたいと思いますが、MSAの援助の受入れ過程において、アメリカの案と日本の案とが食い違いました場合に、日本にいる米国の交渉委員が日本の案を受諾した場合にこれをアメリカに問い合せましても、アメリカの国会はとじております。そうするとそういうふうな日本の希望条項が入れられたものに対して、一体アメリカのどこで審議をされるかということでごいます。もしそういうことがないとすると、結局アメリカ側から押しつけられるというふうなことになりはしないかと思いますが、その点はどうでありますか。
【次の発言】 アメリカの場合は行政府だけでできるというお話でございました。私がこのことを質問……

第16回国会 外務委員会 第30号(1953/09/17、26期、日本社会党(右))

○戸叶委員 時間が限られておりますから、二、三点だけ伺いたいと思います。  岡崎外務大臣は先ほど福田委員の質問に対しまして、MSAの交渉は非常に進捗しているということを言われておりますが、私どもが見た目では少しも進捗しておらないようにしかとれません。ことに自衛力の漸増と経済安定の問題、あるいは貿易の問題、五百十一条の(a)項の六項目問題等をいつでも討議されていられるようですけれども、少しもそれが進捗しておらないように思つておりますが、それでは進捗されておられるとおつしやるのでしたら、具体的にこういう点がこのころから進捗したのだということをお示し願いたいと思います。

第16回国会 外務委員会 第31号(1953/10/19、26期、日本社会党(右))

○戸叶委員 先ほど並木委員がちよつと触れられましたが、岡崎外務大臣の今回の訪問を逃避の旅行だと言うような人もたまにはいるわけですけれども、それはやはり国民から考えてみまして、いろいろ納得のできない面が非常に多かつたからだと思います。たとえばフィリピンにおいては選挙前であつて、いろいろつつ込んだ交渉ができないという面や、あるいはまた具体的な賠償額の数字を持つて行けないというようないろいろな立場において出かけられたことや、あるいは国内にMSAの問題があつてそう言われたのだと思いますけれども、岡崎外務大臣としては何か非常に大きな収穫があると思つてお出かけになつたのだろうと思います。今回の訪問の旅行を……

第16回国会 外務委員会 第32号(1953/10/28、26期、日本社会党(右))

○戸叶委員 木村保安庁長官がお急ぎのようでありますから、一、二点伺いたいと思いますが、今の穗積委員のお答えに関連して私は伺いたいと思います。今木村保安庁長官は一つの、たとえばそういうふうな漁民の生命財産の危険にあつたときには、しかたがないから保安庁法の六十五条をも適用するが、あらゆる面から考えてそういうふうなことが起らないようにして行きたい、こういうふうにお答えになつたと思います。そこで問題になつて参りますのは、そういう面が起らないようにするのは当然必要なことですし、そしてまたここで実力を行使しなければならないということは、非常に重大な問題になつて参りますが、現実の問題といたしまして、出漁しな……


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第17回国会(1953/10/29〜1953/11/07)

第17回国会 外務委員会 第2号(1953/11/01、26期、日本社会党(右))

○戸叶委員 私は十一時から用事がございますので、大臣の御出席を待つていられませんから、二、三点だけ条約局長に伺いたいと思います。  まず一点は、ただいま上程になりました議定書は、わが国の新憲法下の国会においての最初の事後承諾の形をとつたものであると思いますけれども、それはいかがなのでございましようか。
【次の発言】 そういうような場合には、大体批准条項か何かについてすべきじやないかと思いますが、その点はいかがでございますか。
【次の発言】 政府の責任において先に批准をするというのは、私ちよつとわからないのですけれども、どういうことなんでしようか。

第17回国会 外務委員会 第3号(1953/11/02、26期、日本社会党(右))

○戸叶委員 議事進行に関して。ただいまの穗積委員の御質問は、条約局長の答弁から出て来た点と見受けられますし、また中共の国連加盟の問題と関連がありますから、今の質問にだけお答えになつて、そうしてそのあと今上程されております議定書の審議に移られんことを望むものであります。

第17回国会 外務委員会 第6号(1953/11/07、26期、日本社会党(右))

○戸叶委員 新聞によりますと、近々六十何隻かの漁船が韓国の方につまり魚をとりに出て行くというようなことが報道されておりましたけれども、再び拿捕されるということがないように、何らかの方法をそれまでに政府はとられる御意思があるか。何らかの形で政府がこれを保護しなければならないと思いますが、その前に話合いをつけるとか、何らかの方法を考えられるかどうかを承りたいと思います。
【次の発言】 漁業者の出漁のために、何らかの保護措置をとられるというお話でございましたが、それが漁業者が出漁するまでに間に合えばいいですけれども、もし間に合わなかつた場合には、政府はそれをまさかおとめになることもできまいと思います……


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第18回国会(1953/11/30〜1953/12/08)

第18回国会 外務委員会 第1号(1953/12/03、26期、日本社会党(右))

○戸叶委員 時間がありませんから節単に一、二点伺いたいと思います。愛知大蔵政務次官が帰られましてからの新聞発表を見ますと、今まで政府がMSAに対して考えていられたような積極的な態度というよりも、何か帰られてからの発表が消極的な考え方にかわられて来ているように私どもは伺つたのですけれども、池田さんが特使としてアメリカへいうつしやいまして、いろいろな方とお話合いをなさり、また防衛計画等についての腹蔵ない意見をお話になつてみた、その結果として得た結論は、MSAが政府の考えているような積極的に飛びついて行ける甘いものでないというような考え方をお持ちになられはしなかつたかどうか。いろいろ折衝してみた上で……

第18回国会 外務委員会 第2号(1953/12/05、26期、日本社会党(右))

○戸叶委員 この前にこの通商航海条約を審議いたしましたときに、たしかその中では制限業種に関する企業については既得権が認められていたと思いますが、そこに自由職業についてそのときには認められておりませんでした。そこで今度留保条項がここに出て来たのですが、そうすると日本におります既得権を持つている従業者、すなわちここに表が出ておりますけれども、そういう人たちの扱いは、この交換公文が通つたらどういうふうにおやりになるおつもりであるか、お伺いいたします。
【次の発言】 そうすると主管省で決定しておらないから、今のところはどの程度の期間を許しておくとかおかないとかわからつない、そのままにしておおきになる、……

第18回国会 外務委員会 第3号(1953/12/07、26期、日本社会党(右))

○戸叶委員 先日の委員会でお伺いいたしましたが、私はつきりいたさなかつたので、もう一度お聞きしたいんです。仮加入の場合と普通の加入の場合においての資格上の違いというものはどういうところにあるか、承りたいのです。
【次の発言】 それから先ごろの説明で、日本の関税率の種目の九百三十種のうち八百六十品目はすえ置いたというようなお話でございましたけれども、これは将来においてはそのすえ置きが解消できるものでしようか。それとも、それともそういうものをすえ置いたならば、そういうものを解消しようとしても解消できないということが起きて来ないのですか。そういう点はどうでしようか。


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第19回国会(1953/12/10〜1954/06/15)

第19回国会 外務委員会 第1号(1953/12/11、26期、日本社会党(右))

○戸叶委員 先ごろ池田・ロバートソン会談についていろいろと問題になりましたが、私どもはいまだ池田特使の資格問題に納得いたしておりません。しかしその問題の追究は次の機会に譲るといたしましても、ここで思い出されますことは、戦争中にルーズヴエルト大統領がハリー・ホプキンスという人を各国につかわして、アンオフイシヤルの形でいろいろなことをとりきめられた例がございますが、おそらく池田さんもその例にならつたものではないかと思います。アメリカ側もそういう考え方で池田さんを迎えられたのではないかと思いますが、その点の外務大臣のお考えを承りたいと思います。

第19回国会 外務委員会 第2号(1953/12/15、26期、日本社会党(右))

○戸叶委員 簡単に三点だけ御質問申したいと思います。  まず第一点は、三宅さんにお願いしたいのですが、私どももきよう呉市からの参考人の方からいろいろ伺いまして、皆さん方のお考えになつていらつしやることが妥当だということを感じたのですが、外務省の方もおそらくそういう点一々なるほどとお感じになつて、その線に沿うて交渉をしてくださると思いますけれども、今日の御要望の中で、この点はどうもむずかしいのではないかというふうにお感じになつた点がございましたら、それを具体的にお話願いたいことが第一点でございます。  それから第二点は、呉市の市長さんにお伺いしたいのですが、今までの受けておりました損害賠償の点は……

第19回国会 外務委員会 第3号(1954/02/01、26期、日本社会党(右))

○戸叶委員 MSAの問題がこの委員会で討議されましてからずいぶん長いことになりますが、最初のころ政府の方々は、MSAの協定は受けるか受けないかわからないけれども、いろいろ研究した上、日本に有利なれば受けるということを答弁なさいましたが、今日では大体受けるということを御決定になつておるようでございます。多数の反対の人たちがいるのにかかわらず、政府がそういうものを受けようとなさるからには、何か日本の国にとつて、こうこうこういうような非常に利益になる点があるのだということがあるからだと思います。また一般の国民も、一方に反対がありながらなおそれを受けるということには、一体日本の国にとつて、どういうよう……

第19回国会 外務委員会 第4号(1954/02/03、26期、日本社会党(右))

○戸叶委員 簡単に一点だけ伺いますが、先ほどの外務政務次官のお話を伺つていますと、まだ何ら情報が入つておらないから、仮定なことに対しては、お答えできないというふうに並木委員にお答えのようでございましたが、それではこれもまた仮定でおつしやるかもしれませんが、もしもアメリカの方で保護をしていたといたしましたならば、そのときにはやはり日本の国においての、しかも日本の国に向うから捜査願を依頼して来られたのですから、日本の主権の侵害ということになると思いますが、そういうふうに考えてもいいものでしようか。
【次の発言】 時間がありませんので簡単に伺いたいと思います。先ほどの李徳全女史の招聘の問題は、外務次……

第19回国会 外務委員会 第5号(1954/02/06、26期、日本社会党(右))

○戸叶委員 欧米局長は……。
【次の発言】 政務次官が児えておりますから一点伺いたいのですが、この間ソ連、中共地区からの参考人の御意見を開きまして、また日赤の方からの御意見伺いますと、李徳全女史を招待することが、非常に有利であるような表現をされまして、政務次官もそのことにはなるべく骨を折るというようなお話だつたと思います。昨日の引揚委員会での模様を今朝新聞で拝見いたしますと、はたしてそれが引揚げに有利であるかどうかわからない。マイナスになるようなことがあるかもしれないから、これは非常に考慮を要するというような、非常に消極的な御意見のように拝見いたしました。そこで私は非常に疑問に思つたのですが、……

第19回国会 外務委員会 第6号(1954/02/10、26期、日本社会党(右))

○戸叶委員 他の委員から御質問がありましたので、私は一点だけ春参考人に伺いたいと思います。先ほど政務次官も、帰島を拒んでいる理由は軍事上の理由と、また経済上の理由が、ある程度あるというように御答弁になりました。春参考人のお話によつて幾たびか陳情なされたということですが、おそらくその陳情に対する断りの理由として、同じような御返事を得たのではないかと思います。そこで具体的に軍事上の理由なり、経済上の理由なりの内容をお開きになつたかという点が第一点。それから軍事上の理由はいずれにいたしましても、経済上の理由として、一体小笠原はどういうふうな理由をあげられるか知りませんけれども、小笠原にはたくさんの物……

第19回国会 外務委員会 第7号(1954/02/13、26期、日本社会党(右))

○戸叶委員 ただいまの日本とインドネシア共和国との間の沈没船舶引揚に関する中間賠償協定の中で、二、三点簡単な点ですからまとめて質問したいと思います。  まず第一にこの作業に要する日本の労務は大体どのくらい予定されていられるか、労務者の数は大体どのくらい予定されているかということをおわかりになつたらお話いただきたい。  それから第二点は、この作業によつて得たスクラップが日本に何らかの形で得られるかどうかという点。  第三点は、この四条に書かれておりますが、両国の間に何らかの紛争が起きた場合にその委員を任命する、その委員がすでにきめられているかどうかということと、第三の委員はどういうところから出そ……

第19回国会 外務委員会 第8号(1954/02/17、26期、日本社会党(右))

○戸叶委員 ただいま議題になつております協定に対して、社会党といたしましても、日本とインドネシアとの間の友好関係が前進することを希望して、賛意を表するものであります。
【次の発言】 私どもも賛意を表します。
【次の発言】 本日は沖繩の方からいろいろとお話を伺いまして、一日も早くその復帰がなされなければいけないということをさらに強く感じ、また岡崎大臣もそれらの三人の御意見が伺えなかつたことを私はまことに残念だと思いますけれども、多くの議員からの御要請もあり、またそういつた沖繩の方々からの要請もございますから、どうか一日も早く復帰されるように政府としてもなお努力をしていただきたいと思いますけれども……

第19回国会 外務委員会 第9号(1954/02/20、26期、日本社会党(右))

○戸叶委員 国際労働機関憲章の改正に関連いたしまして、一点だけ承りたいと思います。国際労働条約が大分採択されておりますが、そのうちで日本が批准されたものがまだ非常に少いように聞いております。その中には日本の国にとつて非常に関係のあるものも多いと思いますけれども、批准されていない条約は、大体いつごろ国会に提出されようとなさる御意思があるかを承りたいと思います。
【次の発言】 現在までに十七批准しているとおつしやいましたけれども、採択せられたものが百三もございまして、それに比べますとはるかに少い数だと思います。そこでなるべく早くこうした労働関係の条約を批准していただきたいと思いますが、特に私がそう……

第19回国会 外務委員会 第10号(1954/02/24、26期、日本社会党(右))

○戸叶委員 関連して。私はこの前の委員会におきまして、ただいま福田委員がお尋ねになりましたような社会保障の最低基準に関する条約の批准が、なぜ遅れているかということを質問いたしました。そのときに国際労働課長でいらつしやいますかの御答弁によりますと、ただいまも福田委員にお答えになりましたように、それが運用されているそれぞれの国々に聞いてみて、その上で国会に提出して批准を求めたい、こういうふうなお答えでございました。私はその点について、私の党の社会保障について詳しく御研究になつている方に伺いましたところによりますと、ここに出されておりますところの最低基準というものは、日本の国内法では少しも触れるとこ……

第19回国会 外務委員会 第11号(1954/02/27、26期、日本社会党(右))

○戸叶委員 すでに他の委員から御質疑がありましたから、私は簡単に一、二点伺いたいと思います。  本日の四人の参考人の方からのお話を承りましても、教育上、風紀上いかに不適当な土地であるかということはだれでも認めるところだと思います。しかるに教育上不適当な土地であるということに対しましては、政府の御答弁はまことにお気の毒であるというだけでございまして、何ら解決の方法がないようでございますし、また風紀上の問題につきましては、今後話合いの上でそういう問題が起きないようにするというような御答弁でございましたが、私はこれに対してまことに不満でございます。今日基地で一番大きな問題は風紀上の問題でございまして……

第19回国会 外務委員会 第12号(1954/03/03、26期、日本社会党(右))

○戸叶委員 国際司法裁判所規程について二、三点伺いたいと思います。  まず第一に、第三十六条の2項に「この規程の当事国である国は、次の事項に関するすべての法律的紛争についての裁判所の管轄を同一の義務を受諾する他の国に対する関係において当然に且つ特別の合意なしに義務的であると認めることを、いつでも宣言することができる。」こう書いてありますが、こういうふうな宣言をした国は今どこにあるかをまず伺いたい。
【次の発言】 濠州は宣言しておらないのですか。
【次の発言】 もし濠州がそういう宣言をしておるならば、日本が国際司法裁判所に提訴した場合に、一方的に提訴するだけでいいのではないでしようか。わざわざこ……

第19回国会 外務委員会 第13号(1954/03/06、26期、日本社会党(右))

○戸叶委員 二点だけ質問したいと思います。日本が国際司法裁判所規程の当事国となつた場合の分担金が、大体どのくらいかということ、それから日本がここに提訴した場合の費用はどうなるのかということの二点を伺いたいと思います。
【次の発言】 ただいまの案件に、日本社会党を代表して賛意を表します。
【次の発言】 日本は国際連合に加盟を望んでおりますけれども、まだその加盟が許されず、今回ここに国連に加盟できないでも、日本国の政府代表を置くようになりましたことは、当然必要だと思うのであります。そこでこの特命全権大使として送られる代表者はすでにもうだれかきめられてあるかどうかを承りたいと思います。

第19回国会 外務委員会 第14号(1954/03/10、26期、日本社会党(右))

○戸叶委員 日本社会党はこれに賛成をいたしますが、この際一言つけ加えておきたいことは、海外にあります在外事務所の人たちが非常にその費用をむだにするという説や、あるいはまたその費用が足りないという説や、いろいろございます。そこで私は、そこに勤務している人たちによるものであると思いますが、たとえば欧米諸国に行きまして卑屈な態度をしたり、あるいはまた東南アジア地域に行きまして一等国であるような、いばつてみせるというふうなことのないように、在外公館に勤務させる公務員には十分に注意を払つていただきたい。私個人といたしましては、今の手当等では十分ではないと思います。特に外地にありまして、なれない所で勤務す……

第19回国会 外務委員会 第15号(1954/03/12、26期、日本社会党(右))

○戸叶委員 先ほど委員長は穗積委員の動議に対しまして、本会議ですでに取上げられた問題であるとおつしやいましたが、これは委員会でございますから、もう一度この委員会において取扱い方を考えていただきたいと思います。穂積委員の動議は、理事会を開いて相談しようということでございますから、一応その動議に対しましてその採決を委員長はお諮り願いたいと思います。

第19回国会 外務委員会 第16号(1954/03/13、26期、日本社会党(右))

○戸叶委員 私も二、三点伺いたいと思いますが、日本からアメリカヘ送つた過去の実績、件数でどのくらいかというのと、アメリカから日本へ来た実績、それからもう一つ、十四条に「四百分の一の手数料」と書いてありますけれども、それがどのくらいになつて、日本にどのくらいドルが入つて来たか承りたいと思います。
【次の発言】 ただいまの案件に日本社会党を代表いたしまして賛成いたします。  ただ先ほど並木委員のお話にもありました通り、一般の人でこれを利用したくても知らない人が多うございますので、そういう点がわかるようにはつきりさせていただきたいことを条件として賛成いたします。

第19回国会 外務委員会 第17号(1954/03/15、26期、日本社会党(右))

○戸叶委員 議事進行について。このMSA協定は、他の国内の法案とも非常に関係があると思います。ことに内閣委員会に提出されております防衛二法案あるいは機密保持の法案、あるいは農林委員会の小麦の問題、また通産委員会とも関係がございますので、それらの委員会と連合審査をするようにおとりはからい願いたいと思います。
【次の発言】 私は主として外務大臣に質問したいと思います。日本の国はポツダム宣言の受諾後新しい憲法を制定して新発足をしたのであります。しかもこの憲法はマツカーサー元帥が日本の占領当時つくられたものでございまして、どんなに政府が否定されようといたしましても、その当時のアメリカの政策が影響してい……

第19回国会 外務委員会 第19号(1954/03/18、26期、日本社会党(右))

○戸叶委員 関連して。ただいまの条約局長のお話を承つておりますと、一応アメリカが、ここまでの区域が危険区域ときめてあつたけれども、たとえば今回のようにその威力が非常に強力であつたことは予期しなかつた、そういうような場合がこれからも起きて来ると思いますが、そうなるとひとりでに危険区域というものはふやされて行かなければならないと思います。そのことは今条約局長のおつしやつた通りでありますが、そういうようなことは、どういう条約によつて危険区域が広げられるか、その点を承りたいと思います。  それからもう一つは、戦略地域というものは安全保障理事会によつて、戦略地域としての指定を解除することができるかどうか……

第19回国会 外務委員会 第20号(1954/03/19、26期、日本社会党(右))

○戸叶委員 議事進行。ただいま委員長は、きようから逐条審議に入るということをおつしやいましたが、それは理事会の申合せに反すると思います。理事会の申合せでは、各党に属する委員に一人一時間ずつの総括質問の時間が与えられております。ところが社会党にいたしましても、まだ私どもの方は二時間残つております。その各党に割当てられた総括質問が済んだ上で逐条審議に入るということになつておりますので、その理事会の申合せを尊重していただきたいと思います。

第19回国会 外務委員会 第21号(1954/03/20、26期、日本社会党(右))

○戸叶委員 外務大臣がもうじきお見えになるそうですから、お見えになる前に条約局長にお伺いしておきたいことから始めたいと思います。  まず第一に、アメリカが考えております現在のMSAの援助の形というものは、一九五六年には一応終了することになつていると了承しておりますが、そういうようなことに対して一体その後どういうふうな形のものが現われて来るかというような見通しもなく。この協定に署名されたのかどうか、その点をまず伺いたいと思います。
【次の発言】 援助の内容が二、三年後にはかわるということがはつきりしているのでございますが、それに対しましてその方向がどういうふうに行くか、その行き方によつて、日本の……

第19回国会 外務委員会 第22号(1954/03/22、26期、日本社会党(右))

○戸叶委員 私もクローズド・エリア、セキユリテイゾーンの問題について承りたいと思いましたが、穗積委員からの御質疑がありましたので私はやめますけれども、ただ私がどうしてもふしぎに思いますのは、危険区域というものが、今度の場合にとつて考えてみましても、当然日本に大きな影響があるにもかかわらず、一方的な考え方で、一片の通告でそういうものを決定する。しかも政府の方は、アメリカが今度は危険区域を広めて来たようですというふうな、軽い気持で受け流していられるという態度に、どうしても疑惑を抱くものでございます。こういうようなことが許されて参りますと、先ほども加藤委員が言われましたように、シベリアで原爆の実験な……

第19回国会 外務委員会 第24号(1954/03/24、26期、日本社会党(右))

○戸叶委員 ただいま穗積委員からの御発言がありましたように、このMSA協定はわが国にとりまして非常に重要な協定でございまして、私どもはもちろん総理大臣の御出席を得て、そうして十分に審議した上でなければ、なかなかこの法案に対する態度も決しかねるものでございますが、ただいま穗積委員が御親切にいろいろ御忠告をなさいましたのも、すなわちいかにこの法案が重大であるか、なおかつそれであるがゆえに、吉田総理大臣にぜひ出席してほしいという希望を述べられたと思いますので、なるべくこの協定を審議しております間に、なおられまして、私どもの不審を抱いております点についての回答を与えられることを、私もまず希望する次第で……

第19回国会 外務委員会 第25号(1954/03/25、26期、日本社会党(右))

○戸叶委員 議事進行に関して。私はまず先に昨日の理事会の決定をこの委員会の決定としていただきたい。その第一はビキニの問題に関連いたしまして、アメリカ側が危険区域を非常に広めようとして来ておりますが、このことは国際法上から見て、はたして妥当であるかどうか、いろいろ問題が残されております。そこでこの委員会といたしましても、適当な時期に参考人を呼びまして、学者なり何なりを呼びまして、その意見を聞くということを昨日きめたと思いますが、それを確認していただきたい。  それからも一つは、昨日の夕刊に出ておりましたアメリカの上下両院合同原子力委員長のコール氏の発表、すなわち今回起きたビキニの問題に関しまして……

第19回国会 外務委員会 第27号(1954/03/27、26期、日本社会党(右))

○戸叶委員 八条を伺います前に、ちよつと外務省に伺つておきたいことは、さきにこの委員会でアメリカの原子力委員長のコール氏の発表に対しての御調査を願つておきましたが、それに対して御調査していただいたかどうか伺います。
【次の発言】 確認したものが来ていないというだけでなしに何も来ていないのですか。何か来たのですか。
【次の発言】 それは少し外務省のな怠慢ではないかと思います。MSAの協定が最初に出ましたときに、たしか日曜日をはさんで三日間のうちに向うに問い合せて、その返事が公文書で来て、しかもそれが翻訳され、印刷されて、ずいぶん早く、外務省でもこんなに早くれ仕事ができるのかと思つたほど早くできた……

第19回国会 外務委員会 第28号(1954/03/29、26期、日本社会党(右))

○戸叶委員 私はこの前二分だけ時間が残つているというきびしいお達しがありましたので、その範囲内で簡単にお伺いしたいと思います。  この前の委員会で、緒方副総理は自由党の議員の質問に対しまして、今の世界は共産陣営と自由主義陣営との二つの陣営にわかれている。この上に立つての日本の立場ははつきりしているのであつて、そういう立場を守りながら、国際的な義務を果して行きたい、こういうふうな御答弁をされました。私はそのときに、国際的な義務というのは一体どういうことであろうかということをすぐ質問したかつたのですが、その機会を得ませんで、そのまま不審の念を抱いておりますので、この際その点について、国際的義務とは……

第19回国会 外務委員会 第31号(1954/04/05、26期、日本社会党(右))

○戸叶委員 私は最初に農林省の方がお見えですからお伺いいたしますが、日本国内のお砂糖の需要が大体百万トンくらいだ、先ほどの小田部政府委員の御説明によると、今年度の輸入計画が八十万トンだ、そうしますとその間どうしても、日本の国内でてん菜等からとるにいたしましても、足りないと思うので、あるいはお砂糖の値上りというようなことになつて現われて来ないかと思いますが、そういうことに対してどういうお見通しを持つておられますか。
【次の発言】 そうすると今のお見通しでは、これ以上上らないという見通しを持つていらつしやるわけですか。
【次の発言】 外務省の方にお伺いしたいのですが、生産国でこの協定に人つて何か不……

第19回国会 外務委員会 第34号(1954/04/14、26期、日本社会党(右))

○戸叶委員 けさほどの新聞にMSAで大麦、小麦を買いつけるというふうな記事が出ておりました。その中に「MSA協定の暫定措置に関する交換公文で協定批准前の輸入契約に対し」と「交換公文」という言葉が出ておりますが、この交換公文というものは別に国会にかけないでもいいものかどうか。これは国際的な、日本とアメリカとの関係のものでありますから、当然国会にかけるべきものではないかと思います。私どもこの内容を知りませんが、国会にかけないでいいものかどうか、外務省の方にお伺いいたします。
【次の発言】 そうしますとこの種の交換公文というものは、いろいろな場合に国会の承認を経ずして出し得るというふうに了承していい……

第19回国会 外務委員会 第36号(1954/04/16、26期、日本社会党(右))

○戸叶委員 大平教授にお伺いしたいのですが、先ほど大平教授のお話によりますと、第一次世界戦争中の例をお引きになりまして、結局危険区域というものは公海に設けてもいいのだというようなことをおつしやいましたが、たとえば今回のような平時の場合で、しかも非常に他の国に影響を及ぼすようなときであるにもかかわらず、かつてにそうした危険区域というものを閉鎖区域のまわりに設けてもいいという解釈をなすつていらつしやる、こういうふうに了承いたしましたが、そういうふうに考えてよろしいわけでございますか。
【次の発言】 先日私は条約局長に質問をしたのですが、条約局長も、危険区域を設定することは、アメリカにそういう権利は……

第19回国会 外務委員会 第38号(1954/04/21、26期、日本社会党(右))

○戸叶委員 先ほどの岡崎外務大臣の御答弁を聞いておりましても、日本の政府とフイリピンの政府との間でまとまつた大体四億ドルの額というものは、日本にとりましても非常に困難なものらしいのであります。ところがフイリピンの国会の方でなかなかうんと言わない。もしかりに何らか条件をかえなければどうしても説き伏せることができないというような場合、政府としてはそれでもこの線を固執せざるを得ないのか、それとも考慮の余地があられるのか、もうちよつとはつきり承りたいと思います。
【次の発言】 政府間でまとまりましても、国会が同意をしなければやはりするまでそれを推し進めて行かなければならないのであつて、政府間の同意だけ……

第19回国会 外務委員会 第39号(1954/04/22、26期、日本社会党(右))

○戸叶委員 ここに提出されております日本とカナダとの協定は通商に関するものだけのようでありますけれども、日本とカナダとの間の全般の通商航海条約というものはまだ結ばれていたいと思います。どうして通商だけに限つて、全般の通商航海条約というものを結ばなかつた、その理由を伺いたい。
【次の発言】 ただいまの御答弁では、英連邦諸国との関係もありまして、近い将来に全般の通商航海条約の締結はなかなかむずかしい、こういうふうに考えられるのでございましようか、それともこの協定を結ぶことによつて、近い将来において全般のものを結ばれる、こういうふうに考えられるのでごいましようか。

第19回国会 外務委員会 第51号(1954/05/17、26期、日本社会党(右))

○戸叶委員 私は質問に入ります前に、議事進行に関して一言発言を許していただきたいと思います。会期も終りになりましたが、まだ私どもの了解できない外交上の問題も残つておりますし、ことに今度吉田首相の欧米訪問の旅行がきまつたようでございますが、その目的とされるところは、外務大臣の配下にある外務省でさえも、どういうことを目的とされているのかもおわかりにならぬようだということが新聞に書かれてございます。そこで国民の代表として、しかも総理大臣という資格で外国へいらつしやるからには、どういうふうな考え方でいらつしやるかというふうな点も、私どもは当然聞いておかなければならないことだと思いますし、その他いろいろ……

第19回国会 外務委員会 第52号(1954/05/18、26期、日本社会党(右))

○戸叶委員 穗積委員のいい御質問に対して、委員長がたいへん制限を加えているのを、私遺憾に思います。この委員会において、委員長はどうしても上げなければならないというふうにたいへんお急ぎのようですけれども、これは重大な協定でございますから、十分審議を続けさせて、いただきたいと思います。  私はごく簡単に二、三の点を質問いたしますが、先ほどの穗積委員の御質問の中に出ましたことでございますが、日本の海岸線を守る船といたしまして、船舶及び艦艇として、いわゆる六十八隻のこの前の船舶協定で貸借した分と、今度の政府が予定している十七隻分が大体あるわけですが、そのほかに日本で持つている巡視船とか、そういうような……

第19回国会 外務委員会 第54号(1954/05/22、26期、日本社会党(右))

○戸叶委員 私は質疑に入ります前に、会期末になりましたので、この委員会で懸案になつてそのままになつておりましたことを、ここでひとつただしたいと思います。  それは三月二十五日の委員会で、委員会の意思表示をビキニ問題にからんでアメリカにしようということが決定されたのでございますが、そのことはすなわち原子力委員長の発表についてでございます。あの発表がもしも正しかつたならば、この委員会として何らかの意思表示をしようということがきまつたのでございますが、それに対しての問合せの結果をまだ委員会において承つておりませんので、その結果、あのときの発言が正しかつたかどうか、その点をまず承りたいと思います。

第19回国会 外務委員会 第55号(1954/05/26、26期、日本社会党(右))

○戸叶委員 引揚げを促進させるという意味で本院におきましても決議案が通りましたが、李徳全女史を招聘するというあれはどうなつたのでしようか、外務政務次官にお伺いします。
【次の発言】 ずいぶん長いこと検討していられるようなのですけれども、阿波丸事件のときなんか決議が通りますとすぐばたくと本院のあれをなしに、決議という事項をたいへん重要視しておぎめになつたようなのですが、一体いつごろまでこれからなお考慮したり、あるいは調査したりなさるおつもりなのでしようか。
【次の発言】 これまで政務次官の御答弁を聞いておりますと、政務次官はたしかこれに対しては非常に好意的に考えていらつしやると思います。最後の決……

第19回国会 外務委員会 第56号(1954/05/29、26期、日本社会党(右))

○戸叶委員 議事進行について。会期ももう終り少くなりました。この前艦艇貸与協定の審議中におきまして、それに関連して吉田総理大臣に対して、いろいろ国の政治の担当者としての着任ある立場からの質問を、この委員会としてしたいという申入れに対しまして、委員長も入られました理事会におきまして、与党の理事の方々が政治的責任においても、吉田さんをこの委員会に呼んで来るということをはつきり明言されまして、そうして理事会の決定事項として書かれてあるのは委員岳御承知の通りであります。そのときに私どもは、重大な艦艇貸与協定の審議中でありましたので、一体そんなことを言われて政治的責任をとるということはどういうことかと申……

第19回国会 外務委員会 第57号(1954/06/03、26期、日本社会党(右))

○戸叶委員 関連して。私も二、三の質問を持つておりましたが、大臣がお見えになりませんので、次の機会に延期したいと思いますが、ただいまの穗積委員の李徳全女史招聘問題に関連しまして一言お伺いいたします。先ほどの御答弁によりますと、李徳全女史が政府の要人であり、政治的な関係もあるからというふうに私は伺つたものでありますが、私はつきりした知識は持つておりませんからわかりませんけれども、聞くところによりますと、李徳全女史はクリスチヤンで、非常にりつぱな、温厚な方であるということが言われておりますが、その点はどうですか。もし御存じでしたらお伺いしたいと思います。そうしてもし李徳全女史がクリスチヤンであり、……

第19回国会 外務委員会 第58号(1954/09/14、26期、日本社会党(右))

○戸叶委員 今伺いましたところ、理事会の中合せで十二時半まで続けるという御意向でございましたので、十二時半までやらせていただきたいと思います。  私は旅券の問題について伺いたいのでありますが、先ごろ中共から両派の社会党に招待状が参りましたときに、岡崎外務大臣は旅券をなかなか下付しようとせられなかつたのでございますが、その理由は一体どこにあるか、伺いたいと思います。
【次の発言】 ただいまの岡崎大臣のお話を承つておりますと、むしろ私どもをして言わしむるならば、岡崎さんは党というものには忠実であるけれども、国というものに対しては少しも忠実でない、こういうふうにしか考えられないのでございます。右会党……

第19回国会 外務委員会 第60号(1954/09/16、26期、日本社会党(右))

○戸叶委員 議事進行について、前々から吉田首相にこの委員会に来て外遊の目的をお話いただくということは理事会でも決定されたことでございます。きのうの閑談で発表されたところによりますと、いよいよ吉田さんの日程も、行く国もきまつたようでございますが、いつ吉田さんはこの委員会に来て外遊の目的をお話になるのでしようか、伺いたいと思います。
【次の発言】 新聞によりますと、今回の外遊につきましては、吉田さんもたいへん気をお使いになつていらつしやつて、何らかの形で野党の代表者、あるいは議長にもあいさつするし、また国会にも何かの形で連絡があるやに承つておりますが、そうであるといたしますと、今、国会が休会中であ……

第19回国会 外務委員会 第61号(1954/09/17、26期、日本社会党(右))

○戸叶委員 議事進行について。この間から懸案になつておりました吉田総理大臣は、本日お見えになるのでしようか、お見えにならないのでしようか。
【次の発言】 それでは出発前においでになる見通しはお持ちでございますか。
【次の発言】 先ごろ九日に開きました理事会の決定では、本日まで四日間外務委員会を開くことになつておりました。けれども、吉田首相の出席がないとするならば、吉田首相が出席するまでこの委員会を続けていらつしやるかどうか、その点を承りたいと思います。
【次の発言】 それでは、結局委員長が、吉田首相がこちらにいらつしやることを努力しようとなさらないとしか私どもには了承できません。従つて、この委……

第19回国会 法務委員会 第64号(1954/05/28、26期、日本社会党(右))

○戸叶里子君 すでに他の委員から御発言がありましたし、私は委員外ですから、ごく簡単に一、二点だけお伺いいたしたいと思います。  ただいままでの皆さんの御意見を伺つておりましても、結局この法案を通しても、あとのこれをカバーする更生施設が必要だということになつて参りましたが、そこで瀬川さんにお伺いいたしたいのですが、東京、札幌、大阪などに史生施設をお持ちになつていらつしやるようですけれども、大体でけうでございますが、そこにどのくらいの費用をかけていらつしやるか参考までに伺いたいと思います。それはこのあとすぐに更生施設のための予算を考えなくてはならないと思いますので、その参考にさせていただきたいと思……


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第20回国会(1954/11/30〜1954/12/09)

第20回国会 外務委員会 第1号(1954/12/01、26期、日本社会党(右))

○戸叶委員 私も、日本社会党を代表いたしましてただいまの動議に賛成をするものでございます。九月に外務委員会におきまして委員長の不信任案が出ましたが、そのときにも、結局その原因は、吉田総理大臣が、外遊に先だつて委員会が説明を求めたのにもかかわらず、うやむやの態度を示したというようなところから端を発しているのでございます。それにまた国民の非常な反対をも押し切つて吉田さんは外遊をなさつた。帰つて来られましてからは、国民はまあしかたがないけれども、一体どんな話をしたのであろうかということを非常に聞きたがつております。ところが昨日の施政方針の意見を見ましても、ほんとうのおざなりの、ただこういうことを言つ……


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第21回国会(1954/12/10〜1955/01/24)

第21回国会 外務委員会 第2号(1954/12/16、26期、日本社会党(右))

○戸叶委員 昨日自由党の福田委員から、集団安全保障の問題についての御質問がございました。そのときに重光外務大臣は、一国の安全保障は集団安全保障でなくてはならない、こういうふうに、そこまでは答弁なさいましたが、福田委員がSEATOに対しての考え方をお聞きいたしましたのに対しましては、あまり触れられておらなかつたように私は思いました。そこで、先ごろUPのが伝えるところによりますと、タイのパオ・スリヤノンという警視総監が米国の旅行から帰つて参りまして、東南アジア集団防衛条約としてのSEATOの第一回会議が来る二月二十三日にバンコツクで開かれる、そのときにダレス、イーデン両氏が参加するということを声明……


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第19回国会(1953/12/10〜1954/06/15)

第19回国会 外務委員会公聴会 第1号(1954/03/22、26期、日本社会党(右))

○戸叶委員 関連して。ただいまの問題ですが、教授の立場にお立ちになりますと、これが憲法違反である。ところが政府は、これは憲法違反でないとごまかしていらつしやいます。そこで問題は、憲法違反だということを最高裁判所なり何なりに提訴いたしましても、それをきめつけるきめ手が今のところ日本には、ございません。そこでそのままに、違憲であるにかかわらずそういうふうな条約が締結されましたときには、日本の国はその条約を守らなければならないというふうな状態に押し込まれて行く。そこで憲法の九十八条の二項だと思いますけれども、この憲法を守ると同時に、条約を守らなければならないという規定を政府がどんどん既定方針通り続け……

第19回国会 内閣委員会外務委員会連合審査会 第1号(1954/04/16、26期、日本社会党(右))

○戸叶委員 私は二、三点御質問したいのですが、その前にはつきりしておきたいことは、先ほど並木委員に対して木村保安庁長官ははつきりと、東南アジアの集団防衛がアメリカから要求された場合に、日本にもしもそれが呼びかけられたならば、日本の利益になるならば利益になるような方法をとつてそれに参加することもあり得るし、また参加したならば甘い考えではいられない、やはり義務も尽さなければならない、こういうことをおつしやいましたが、これは現憲法においては許されないことと思いますが、もう一度はつきりお答え願いたいと思います。
【次の発言】 そうなりますと、参加すること自体は決して憲法違反でない、こうお考えになるので……



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※このページのデータは国会会議録検索システム衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2023/02/05

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