佐藤観次郎 衆議院議員
26期国会発言一覧

佐藤観次郎[衆]在籍期 : 23期-25期-|26期|-27期-28期-29期-30期-31期
佐藤観次郎[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは佐藤観次郎衆議院議員の26期(1953/04/19〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は26期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院26期)

佐藤観次郎[衆]本会議発言(全期間)
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第16回国会(1953/05/18〜1953/08/10)

第16回国会 衆議院本会議 第35号(1953/08/03、26期、日本社会党(左))

○佐藤觀次郎君 私は、日本社会党を代表して、先日議題となりました法人税法の一部を改正する法律案、所得税法の一部を改正する法律案及び租税特別措置法の一部を改正する法律案に反対するものであります。  吉田内閣は、組閣以来、いわゆる減税一千億をうたい、これをその政策の一枚看板にして参りました。しかるに、現実の租税負担はその反対であつて、多くの国民は、苛烈な税に泣き、重税のために倒産相次ぐのが現状であります。これは、今までの減税が、いわゆる税法上の減税であつて、実質的には増税にほかならないからであります。一方において、税金をとるのに、強制的に差押えをしたり競売に付したりして徴税をしております。これまさ……

第16回国会 衆議院本会議 第36号(1953/08/04、26期、日本社会党(左))

○佐藤觀次郎君 ただいま議題となりました二法律案について、大蔵委員会における審議の経過並びに結果を御報告申し上げます。  まず、国家公務員等に対する退職手当の臨時措置に関する法律は、本年七月三十一日限りでその効力を失うこととなりますので、これを八月一日以降におきましてもその効力を持たせることとするとともに、退職手当の支給額、動続期間の計算等につきましても所要の改正を行いますため、さきに政府より同法の一部を改正する法律案が提出いたされたのであります。これに対しまして、大蔵委員会におきましては、慎重審議の結果、去る七月三十日開かれました本会議の席上御報告のありました通り、全会一致をもつて、国鉄等公……


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第19回国会(1953/12/10〜1954/06/15)

第19回国会 衆議院本会議 第15号(1954/03/04、26期、日本社会党(左))

○佐藤觀次郎君 私は、日本社会党を代表して、ただいま議題となりました昭和二十九年度一般会計予算等の三案及び保守三党の修正案に反対し、社会党両派共同組みかえ案に賛成をいたすものであります。(拍手)そもそも本予算は、吉田内閣が多年の失政と無方針なる財政を続け、突如として一兆円予算の名のもとに組まれた、珍妙ふかしぎなものであります。少くも一国の財政計画を立てるに際しまして、行き当りばつたり、その日暮しの予算の編成は、独立国の予算とはいえません。これこそ、五年間の惰眠をむさぼつて来た吉田政府の無能を端的に表現したものであります。ことに、現内閣は、朝鮮ブームのおかげと占領軍の恩恵によつて、その日暮しの財……

佐藤観次郎[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院26期)

佐藤観次郎[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第16回国会(1953/05/18〜1953/08/10)

第16回国会 大蔵委員会 第2号(1953/05/27、26期、日本社会党(左))

○佐藤(觀)委員 同僚議員の春日氏から、名古屋の久米国税局長の問題について質問がありましたが、実は私どもの選挙区がやはりこの国税局の監督下にありますので、非常に動揺いたしまして、われわれがこれくらい苦しい税金を納めているのに、一体国税局の局長がこういうようなことをやつているのはけしからぬというので、実は私は先日も名古屋の国税局に行つて参りました。久米君は前に専売局の関係におつた方で、高橋前長官とはわずか四箇月という短かい期間で、お気の毒なのでありますし、私どもも高橋君は知つておりますので、こういう問題を取上げることはあまり好ましいことではございませんけれども、少くとも今国民の一番困つておる税金……

第16回国会 大蔵委員会 第3号(1953/05/30、26期、日本社会党(左))

○佐藤(觀)委員 大蔵大臣に質問を要求したのですが、今参議院の予算の関係で出られないそうでありますから、国税庁の長官に質問したいと思います。  今度の凍霜害は、御承知のように、二十年来の非常に大きな被害でございまして、これは一種の天災ではありますけれども、新聞などにもあまり発表されないので、非常にじみなものになつております。おそらく桑だとか、あるいは果樹、麦に至るまで、相当なひどい被害だと思つておりますが、それの税の減免についてどういうような方針を持つておられるのか、平田国税庁長官にお尋ねします。
【次の発言】 私どもの愛知県でも、先日県知事が来まして、十三億六千万円の損害があると言つておりま……

第16回国会 大蔵委員会 第6号(1953/06/23、26期、日本社会党(左))

○佐藤(觀)委員 実は、きようは大蔵大臣に日銀の問題について、中小企業者の関係について質問するはずでありましたが、出席がないようですから、信用金庫法について、愛知政務次官と銀行局長に質問したいのです。実はこういう法律をやたらつくつて、われわれから考えますと、前の議会におきまして、同僚議員から、こういう金庫という名前を廃止したらどうかと言われたときに、銀行局長は、そんなことは金庫店という金庫もあるし、そういうことを取締る必要がないということを先会のときに言つておられました。わずか半年の間に、政府みずから言つたことをすぐ裏返すようなことをやられるということは、非常におかしいと思うのであります。そこ……

第16回国会 大蔵委員会 第7号(1953/06/24、26期、日本社会党(左))

○佐藤(觀)委員 金融問題でいろいろ大蔵委員会がやつているわけですが、金融秩序維持のために、信用金庫法を出されるというわけでありますが、どうもこの法律をいろいろ考えましても、蛇足ではないかというように考えるわけであります。それはなぜかというと、昨日も相互金融について、銀行局で大体日本で千くらいあるというお話でございました。そこで金庫とつく名前のものが二十六、七ある。そのほかのやつは、たとえば勧業会社とか、あるいは殖産会社というようなものはどういう方法でこれを取締られるか。あるいは何々経済会というものがありますが、そういうものはどういうふうな方法で取締られるか、その点について政務次官なり、あるい……

第16回国会 大蔵委員会 第8号(1953/06/25、26期、日本社会党(左))

○佐藤(觀)委員 先ほど井上委員からもいろいろお話がありましたし、春日君も言つておりましたが、われわれが非常に残念に思いますのは、こういうような強いものだと、大蔵省は手をつけぬ、弱いものだと、選挙区の人でも、税金を納めないと全部競売するということが盛んにやられているわけです。こういうような大蔵省のやり方が、非常に大衆にいろいろな不満を与えておるわけです。こういう点について、われわれは実は大蔵大臣に意見を聞きたいのでありますが、きようは政務次官が来ておられますから、愛知政務次官はこういう問題について、片方においては、一般大衆の弱いものはどんどん執達吏が来て、あるいは封印までするのに、一方には東京……

第16回国会 大蔵委員会 第9号(1953/06/26、26期、日本社会党(左))

○佐藤(觀)委員 この法律のことについて、きのう理事会でちよつと話を聞いたのですが、非常に急がれるというので、できるだけ早く、七月の暫定予算と関係があるからということで、そういうお話もございまして、妻はわれわれもたくさん法律があるものですから、一々そういうことを何するわけでもございませんが、先ほど中山理事からいろいろ話がございましたが、アメリカの方の事情と、今の借款の問題について、これがいつ効力が発生するかという問題につきまして、もう少し御説明をお願いしたい。
【次の発言】 その法案と別に今銀行局長にお尋ねしたいのですが、為替の銀行について、特別な単行銀行をつくれということが大分問題になつて来……

第16回国会 大蔵委員会 第11号(1953/06/30、26期、日本社会党(左))

○佐藤(觀)委員 今問題になつております進駐軍の電力量は、どれくらい全体のパーセンテージからいつて使つておるかということを教えてもらいたい。あなたにはわかりませんか。
【次の発言】 外資導入につきましては、相当重大でありますから、大蔵大臣からいろいろと説明も聞き、この電力問題についても伺うべきでありますけれども、この法案は急がれておる点もありますし、それから関西の電力事情が非常に悪いということと、この設備が非常に優秀で、将来の日本のこういう火力電力の問題についてのいろいろな資料になるということを考えますので、非常に急がれておる法案である立場上、不十分な点はありますけれども、われわれはこれくらい……

第16回国会 大蔵委員会 第12号(1953/07/01、26期、日本社会党(左))

○佐藤(觀)委員 大蔵大臣はなかなか来られませんので、きようはできるだけ時間をさいてわれわれの要望に応じていただきたいと思います。  実は、昨日も開発銀行の問題が出ましたが、この外資導入につきましては、一体どのくらいの予定で外資を導入するのであるか。戦争前にタイの国がイギリスの経済に支配され、フイリピンがアメリカの経済に支配されていたことは御承知の通りでございます。わが日本は、今日独立したと申しましても、アメリカの占領下にあるようなものでありますが、将来日本が独立国として立つて行くのには、この経済の問題についての自立経済ができなければ、日本の独立ということはできないのであります。そういう点、大……

第16回国会 大蔵委員会 第13号(1953/07/02、26期、日本社会党(左))

○佐藤(觀)委員 国民金融公庫につきまして、二、三の点について質問をしたいと思います。  今大衆がいかに金に困つておるかということは、私どもは説明を聞かなくてもわかつておることでありますが、昨日、銀行協会の代表の方からいろいろ述べてもらいましたが、これは決して大衆の要求するような資金を融通するという返答は一つもありません。そこで今度新しく設けられます中小企業金融公庫、国民金融公庫というものが非常な役割をして来るはずであります。一体今度の予算の関係で、予算が遅れまして暫定予算を組んだために、国民金融公庫にどのくらい影響しておるかについて、簡単な説明をお願いしたいのです。  第二点は、現在国民が要……

第16回国会 大蔵委員会 第15号(1953/07/04、26期、日本社会党(左))

○佐藤(觀)委員 入間野専売局総裁にちよつとお尋ねしたいのですが、この委員会で先般問題になりましたタバコ小売店の許可の問題であります。タバコ小売商許可の問題は、出先と関連していろいろないざこざかあつたようであります。あなたは新たに就任されて、タバコ小売店の許可に関してどういう方針を持つておられるのか、その一点をお伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 従来の方針というと、非常にあいまいな方針でございまして、いつも同僚委員から問題になつておりましたが、未亡人に許可をするとか、あるいはいろいろ関連して、その出光の方で収賄とか、その他忌まわしいことがあつたと聞いておりますが、そういうことも含めて今……

第16回国会 大蔵委員会 第17号(1953/07/08、26期、日本社会党(左))

○佐藤(觀)委員 大臣にお尋ねしたいと思います。わざわざ大蔵委員が枚方の方へ実情を見に行つたのですが、そのことについては、あとでわれわれ派遣委員からいろいろ質問することと思いますが、われわれが非常に懸念いたしましたのは、ああいう重大な大きなものを売るのにしては、管財局長が現実を知らない。現場を見て参りますと、雨も非常に漏つておるし、それからあの広大なところに、わずか十三人で監督しているらしいですが、そこには千何人か小松製作の人が入つておるということで、非常に乱れております。少くとも国の財産が、――ある特殊な個人的な軍需会社と一緒になつて、そうしてこういうような重大な国の財産が、そのまま放置され……

第16回国会 大蔵委員会 第18号(1953/07/09、26期、日本社会党(左))

○佐藤(觀)委員 靱副総裁に私お尋ねしたいのですが、最近電話料金の値上げ問題が中小企業者の非常な悩みになつております。実は料金を上げるということは、ほかの物価のつり上げになることでございまして、われわれ納得行かないのでありますが、どういうわけでこういうものを今上げられるのであるか、赤字が二十三億ばかりありまして、あとは新しい設備資金に四十何億使われると聞いておりますが、その真相をお聞かせ願いたい。
【次の発言】 電電公社副総裁の非常に御都合のいいお話を承りましたが、国民の大多数は、便利にはしてもらいたいけれども、料金を上げてもらいたいとは言つていないのです。さように料金を上げるのならば、便利で……

第16回国会 大蔵委員会 第19号(1953/07/10、26期、日本社会党(左))

○佐藤(觀)委員 いろいろ御質問もありましたし、私も調査委員の一人として参りましたので、できるだけ簡単な質問をいたします。これはひとり枚方のみの問題でなく、日本全体の財務局の問題でありますので、そういう具体的な問題が出ましたから、質問いたしますが、管財局長は就任以来、地方のこういうような国有財産を見学されたことがあるかどうかということをお伺います。
【次の発言】 見て来られただけでは責任がとれないので、われわれも一日見ましたが、あの枚方の造兵廠におけるところの姿は、まことに悲惨なものでございまして、われわれもかつて主計をやつておつたので知つておりますが、わずか十三人でああいうものを見ておる。し……

第16回国会 大蔵委員会 第20号(1953/07/11、26期、日本社会党(左))

○佐藤(觀)委員 十条製紙の山田さんにお伺いしたいのですが、私たちは、外国から入れるのは外貨がいるから、なるべくならば国内の製品で間に合わせたいと思うのでありますが、われわれが一番心配しているのは、日本の森林資源が非常に少いということです。しかも九州の水害は皆さん御承知の通りでありまして、そういう点で、われわれはこれから森林をつくらねばならぬときに現実に今木を切つているのだから、そういう新聞のようなところに少くて悪い材料を使わないでも、むしろそういうものは外国から輸入してでも、とりあえず現在及び将来の日本の森林資源という問題について考えなければならぬのじやないかと思うのです。たとえば現在住宅問……

第16回国会 大蔵委員会 第22号(1953/07/15、26期、日本社会党(左))

○佐藤(觀)委員 正示次長にお尋ねいたします。国家公務員法の中の退職手当の問題でありますが、先ほど井上委員から御質問がありましたが、国鉄、専売電信電話公社などは、御承知のように国家公務員から離れて公共企業体に入つておりまして、その退職手当に関しましては、公務員とは違つた立場から、たとえば電話の交換手とか、国鉄の職員とか、その仕事が種々雑多でありますので、できる限りその企業体に沿うような退職手当をやる方が非常に便利ではないかと思うのです。御承知のように、それかといつて企業体には原則的に不文律のようなものがありまして、特別によけいもらえるということがなく、大体基準は公務員にならつております。しかし……

第16回国会 大蔵委員会 第23号(1953/07/16、26期、日本社会党(左))

○佐藤(觀)委員 議事進行について委員長にお尋ねするのですが、先週同僚小川委員から、食管法につきまして農林大臣の出席を求めたのでございますが、今日まで杳としてその声がないのですが、農林大臣は生きているのか死んでいるのか、一体来る意思があるのかどうか。委員長から今までの経過をひとつ御説明願いたいと思います。
【次の発言】 渡辺主税局長にいよいよ火ぶたを切ることになりますが、きようは、ちようど午前中に自由党の黒金委員から相当手きびしい質問がありました。われわれ大蔵委員は、今この中小企業の問題、中小法人の問題につきまして、毎日家に帰ると投書が山のように来るわけです。この事態は一体どういうことかと申し……

第16回国会 大蔵委員会 第24号(1953/07/17、26期、日本社会党(左))

○佐藤(觀)委員 議事進行に関して発言を求めます。本委員会におきましては、ただいままでに六十余件の法律案が付託され、連日の開会により極力審議が進められて参りましたが、いまだに三十件余りの重要議案をかかえておる次第でありまして、付託議案の審査の促進のため、ただちに懇談会に入られんことを望みます。

第16回国会 大蔵委員会 第25号(1953/07/18、26期、日本社会党(左))

○佐藤(觀)委員 福岡銀行のストについていろいろ議論がありますが、一体銀行局長、あるいは大蔵当局の地方銀行に対する監督権は、こういう新しい事態ができてきたのですが、どこまで権限があると解釈されておるのか、そのことをまず承りたい。
【次の発言】 先日銀行局長の監督下にある国民金融公庫がストライキを起しましたが、その処置はどういうふうになつたかということが一つと、それから御承知のように、福岡は今度の水害で今非常に困つており、国会においても、特別委員会までも設けてやつておるときにこういうことが行われるということに対して、一般的な反響が非常に大きいが、こういう点について、銀行局長はどういう対策があるか……

第16回国会 大蔵委員会 第26号(1953/07/21、26期、日本社会党(左))

○佐藤(觀)委員 主税局長に法人税のことについて伺いたい。今度の法人税の改正法案の中には、資本蓄積という名のもとにおいて、大法人と小法人に対して、人法人ばかり助けずに、小法人の税金の率を下げる意思があるかどうか、この点について御説明願いたい。
【次の発言】 先国会で政府当局は、大会社の接待費とか交際費とかに税をかけようということが問題になりましたが、これは、御承知のように現在一部の非常に利益の上る大きな会社では、実際は社用族というものがありまして、むだな金をたくさん使つていることは事実であります。ところが今度はそういう法律が何も出ておりません。こういう点について、私は少くともそういうような考え……

第16回国会 大蔵委員会 第28号(1953/07/23、26期、日本社会党(左))

○佐藤(觀)委員 税の問題は、今国民の一番重要な関心事でありまして、国民がいかに税のために苦しんでいるかということは、大蔵当局といえどもよく知つていると思います。ところがはからずも、皮肉にも今度法律をかえまして、富裕税のような高額所得者の課税を全然廃止してわざわざ大衆にかかる砂糖の消費税を過重に負担させるということは、まことにもつて一部の特権階級だけを助けるだけであつて、大衆のためにこれは非常に迷惑だと思うのであります。先ほど黒金委員から、この税法については関連してというお話もありましたが、むろん今度の法案につきましては関連はありますけれども、少くとも富裕税というものは前回シヤウプが来たときに……

第16回国会 大蔵委員会 第30号(1953/07/25、26期、日本社会党(左))

○佐藤(觀)委員 銀行局長にお尋ねしたいのですが、先般福岡で行われました銀行ストにつきましてその後どういうような経過になりましたか、その点について御説明願いたいと思います。
【次の発言】 社会通念上、銀行員に対しては比較的高額な賃金が与えられているということになつておりますが、今回こういう初めてのストライキが起きたのには、その原因があると思います。将来銀行局長は、こういう問題についてどういうような処置をされて行く考えがあるのか、御所見を承りたいと思います。
【次の発言】 それに関連しまして、本委員会でも問題になりました国民金融公庫のストに対して、櫛田総裁はその後どういう処置をとられたか、また少……

第16回国会 大蔵委員会 第31号(1953/07/28、26期、日本社会党(左))

○佐藤(觀)委員 愛知大蔵政務次官に最初にお尋ねしたいのです。今春日委員からも、企業組合の問題その他中小企業に関してのいろいろな質問をされましたが、実はこの法案は、先国会においても非常に問題となりまして、最後までがんばつて審議未了になつたわけでございますが、再びこの法律が出て参りました。大蔵委員の大部分の方は、いろいろな陳情の中で、最近これほど多く陳情を受けたものはないと思つておりますが、実はこれにはいろいろな理由もあり、主税局は主税局のいろいろな立場もあるかと思いますけれども、根本的には、中小法人を育成するという立場から中小企業庁ができて、その結果、個人よりも法人の税金が安いということで、同……

第16回国会 大蔵委員会 第32号(1953/07/29、26期、日本社会党(左))

○佐藤(觀)委員 千円札についてちよつとお伺いいたします。私マニラに行つておりましたが、千円札はマニラの軍票と同じ型だ。少くとも日本の紙幣として、こういう型は今までございません。たまたま中川君から発言があつて、十円札の問題がありましたが、マニラでは、この千円札と同じような紙幣を使つております。ちようどアメリカの占領下だつたら日本も同じようでいいけれども、少くとも平和が回復して日本が独立国になれば、当然こういうものは廃止せらるべきだとわれわれは思うのですが、大蔵大臣の御所見を伺いたい。
【次の発言】 実は紙幣というのは、その国の象徴になつておりまして、一番民衆に直接の関係があるものであります。た……

第16回国会 大蔵委員会 第34号(1953/07/31、26期、日本社会党(左))【議会役職】

○佐藤(觀)委員長代理 次に、本日の日程に掲げました請願及び陳情書を一括議題といたしまして、請願及び陳情書審査小委員長の審査報告を求めます。請願及び陳情書審査小委員長淺香忠雄君。
【次の発言】 小委員長の報告は終りました。  請願及び陳情書につきましては、小委員長の報告通り議決するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり」
【次の発言】 御異議なきものと認めます。さよう議決するに決定いたしました。  休憩いたします。     午後零時三十六分休憩
【次の発言】 外務省の課長さんにお尋ねしたいのですが、こういう法律が出るということは、おそらく内灘問題を契機といたしまして、日米行……

第16回国会 大蔵委員会 第37号(1953/08/04、26期、日本社会党(左))

○佐藤(觀)委員 本案に賛成でありますが、左の附帯決議を付して議決せられんことを望みます。    附帯決議案   公共企業体労働関係法との関連において、公共企業体の職員を本法の適用範囲から外することが妥当であると考えられるが、他方これと関連して、その職員に対しては恩給法並びに国家公務員共済組合法の準用規定を排除して一般の社会保険制度を適用することも考えられるので、これらの諸問題を公正に解決する方途を速やかに講じ、早急に再検討することとする。  以上であります。
【次の発言】 阪田局長にちよつとお尋ねしたいのですが、愛知県などでも、相当国有財産が問題になつておりまして、おそらく今神戸委員からも質……

第16回国会 大蔵委員会 第40号(1953/09/08、26期、日本社会党(左))

○佐藤(觀)委員 阪田理財局長に質問いたします。最近一万円札が出るという話がありますが、一体ほんとうであるかどうか、政府の御答弁を伺いたい。
【次の発言】 一万円札は大銀行や、そういう方には非常にけつこうだけれども、これが一般の大衆に与える影響は、非常にインフレの要因になるということが考えられますが、そういう点は政府はどういうお考えを持つておられるか、ひとつ阪田局長に説明をお願いします。
【次の発言】 阪田局長は上の方ばかり見ておられますから、一万円札が一般に流通しないということを言われておりますが、これが今の状態のままでは、やはりこれが末端の方へ流通しまして、つりをもらうのに非常に困る。今官……


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第17回国会(1953/10/29〜1953/11/07)

第17回国会 議院運営委員会 第5号(1953/11/03、26期、日本社会党(左))

○佐藤(觀)委員 国会対策委員長会議の決定は、議運を拘束することはできない。ここで決定すれば、それが最終決定であります。しかし私ども考えますると、この問題はきわめて重要な問題でありますので、前例におきましても、たとえば国民健康保険の危機突破に関する決議案のごときは、例外としてお認めを賜わつた前例もあるのであります。これは、目下きわめて重要な問題でありますので、ひとつ特例を認めていただきたい。わが党におきましても、実は機関に諮りまして、かようにお願いすることに心組んで出向いたわけでありまして、すでに討論者におきましても想を練り、やる気持になつておると思いますので、ぜひ、ひとつ特例としてお認めを賜……

第17回国会 大蔵委員会 第2号(1953/11/02、26期、日本社会党(左))

○佐藤(觀)委員 ちよつと関連してお尋ねをいたしますが、実はこの中小企業金融公庫のことにつきましては、通産委員会と大蔵委員会が合同審査をやつたことは御承知の通りであります。ところがたまたま十一大銀行を除外をしたということ、これはわれわれ大蔵委員は知らないのでありますが、通産委員会はそういう附帯決議をつけてこの法案が通過いたしましたことは、御承知の通りであります。ところが私は愛知県の郡部の方でございますけれども、実際はいろいろな機関がありまして、東海銀行という銀行が非常に地方的に進出しておりまして、金を借りるのにもぐあいがいいようなことになつております。こういう点について、その後どういうような処……

第17回国会 大蔵委員会 第3号(1953/11/04、26期、日本社会党(左))

○佐藤(觀)委員 どうも河野次官の話を聞いていると、この次の議会になんというお話でございますが、すでに保全経済会は火がついておりまして、現在これがためにいろいろな迷惑を受けておることは御承知の通りであります。これはことしの夏以来いろいろ金融のことについて問題がありまして、そのときにも、いろいろ大蔵省の行き方が、いよいよ困れば法務省へ移すというような形になつておりますが、現実はそういうような法務省の問題ではなくて、預金の問題、金融の信用の問題について重大な関心を国民にもたらしておるときに策をやつておられない、現に迷惑を受けておる国民がたくさんあるわけでありますが、その処置をする方法はないか、ある……

第17回国会 大蔵委員会 第4号(1953/11/06、26期、日本社会党(左))

○佐藤(觀)委員 庶民金融について、いろいろ経験のある井関さんが見えておるのですから、ひとつお伺いしたいと思います。今山本さんからもいろいろ質問がありまして、いわゆる類似金融とか、あるいは最近は保全経済会が問題になつておりますが、こういうことができるということは、社会的な根拠があると思うのです。現にわれわれいなかでは、頼母子講とかいろいろなことで、こういう庶民金融をやつておるわけです。御承知のように、現在そういう金融機関が大資本に圧倒されておる関係上、小資本では金がまわらないということで、こういう事態が生れて来ておるのですが、そういう点でアメリカあたりは非常に金融の面がうまく行つているらしいの……

第17回国会 大蔵委員会 第10号(1953/11/27、26期、日本社会党(左))

○佐藤(觀)委員 ちよつと坂口総裁に質問します。中小企業金融公庫が発足以来、非常に宣伝をした関係で申込みが殺到しておるわけであります。代理店でやつておる関係上、今まで銀行とか商工中金とか、その他相互銀行などが、取引先に情実でやるような傾向があるように見受けられるのですが、そういう点はどういうようにやつておられるのか、ひとつ説明を伺いたい。
【次の発言】 中小企業金融公庫は、御承知のように今まで銀行とあまり取引のない、むしろ中小で、どちらかといえば銀行に信用のないような、零細とは言わぬけれども、とにかく設備資金や何かに困つておるようなものに貸すということが原則だと私は考えておりますが、今坂品総裁……

第17回国会 大蔵委員会 第11号(1953/11/28、26期、日本社会党(左))

○佐藤(觀)委員 今、日銀総裁の一萬田さんからお話を伺つたのですが、毎年今ごろになると年末金融がやかましくなつて、われわれ地方から出ておる代議士として、非常に現在の事情が、ことしは特に経済事情が悪いので倒産のうき目を見るような状況もちよいちよいございまして、どういうようなことになるかというふうな不安な空気が一般に非常に流れておるわけであります。そこで今一萬田さんのお話のように、日本の経済も世界経済の一環としての日本経済でございますから、むろんそういう点はわれわれも考えておりますが、特に今年度において、こういうような逼迫しておる経済状況に対して、特別な年末金融をやつて行かれるのかどうかということ……


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第18回国会(1953/11/30〜1953/12/08)

第18回国会 大蔵委員会 第2号(1953/12/02、26期、日本社会党(左))

○佐藤(觀)委員 漁船再保険の問題について、外務政務次官にちよつとお尋ねしたいのですが、われわれは講和条約締結のときから、いわゆる韓国問題、あるいは中共問題が非常に多くなるだろうということを心配いたしておつたのでありますが、最近の情報によりますと、李ライン以外の中共方面、つまり東支那海方面で拿捕されている数も相当ふえたということを聞いておりますが、そういう問題についてどういうように解決なさるのか、この点ひとつ御説明願いたいと思います。
【次の発言】 少し議論が飛躍いたしますが、これは水産庁の方も御存じだろうと思いますが、日本の漁業資源が非常に減つておりまして、沿海漁業が非常にむずかしいというよ……

第18回国会 大蔵委員会 第3号(1953/12/03、26期、日本社会党(左))

○佐藤(觀)委員 伊藤理事長にお尋ねいたしますが、われわれ大蔵委員会がこういう問題を取上げましたのは、御承知のように多くの出資者があり、しかもこれと関連したいろいろな事業がありまして、そういう問題についてどういう方法をとるかということが、非常に重大な問題でございまして、その辺について参考人としてお呼びしたわけでありますが、あなたは現在の保全経済会をどのような方法で更生する策があるか、そういうお考えについて率直にお述べいただきたいと思います。それが第一点であります。
【次の発言】 私は伊藤理事長に、心境のどうこうを聞いているわけではございません。今問題になつておりますように、十五万の出資者があり……

第18回国会 大蔵委員会 第4号(1953/12/04、26期、日本社会党(左))

○佐藤(觀)委員 愛知政務次官にお尋ねいたしますが、御承知のように、現在官公労の問題が大いに社会問題になりまして、特別管轄にあられる造幣、専売、印刷の問題につきまして、これらの業態はいろいろその基礎の確実な点もございますけれども、相当に有力なる成績を上げております。そういう関係上、この際仲裁裁定を実施される道が開かれていると思うのでございますが、今の政府では、その点についてはつきりした回答がないので、いろいろ問題があるわけでございます。大蔵政務次官の確たる御返答をお伺いしたいと思います。
【次の発言】 先日、先国会の当委員会におきまして、印刷局その他の関連において大体事業が相当成績を上げており……

第18回国会 大蔵委員会 第5号(1953/12/05、26期、日本社会党(左))

○佐藤(觀)委員 この際自治庁長官として塚田国務大臣に付いたいこと大蔵委員会と地方行政委員会でも問題になりましたが、例の起債の問題であります。御承知のように現在地方におきましては、中学校の増築問題、小学校の増築問題、それにつきまして地方財源が非常にないので、起債の申込みが非常にたくさんあるわけでありますが、こういう点について、塚田自治庁長官はどういうお考えを持つておられるのか、一応承つておきたいと思います。
【次の発言】 御承知のように地方財源がないのと、それから中学校、小学校の増築問題、これに公共的な仕事でありまして、決して営業ではない。ところが国家の資金がない以上は、結局こういうような起債……

第18回国会 大蔵委員会 第6号(1953/12/07、26期、日本社会党(左))

○佐藤(觀)委員 食糧長官に供出問題を伺います。けさの毎日新聞を見ますと、割当が非常に少かつたために、非常に供出がうまく行つておるということが出ておりますが、そうすると、やみ米がたくさん出ることになる。今後食糧庁の方ではどういう方針でやみ米の取締りをおやりになるか。最近の一般の供出状況とやみ米について、ちよつとお伺いしたいと思います。
【次の発言】 もう一点外来の輸入の問題についてお伺いしたいのですが、実はアメリカへ行きますと、これはどういう搗精をやつているか知りませんが、非常に悪い安い米をどんどん買つて、そして――実際はミシシッピー、パナマの米なんか非常にいい米だそうですけれども、運賃の関係……

第18回国会 大蔵委員会 第7号(1953/12/08、26期、日本社会党(左))

○佐藤(觀)委員 管財局長にお伺いするのですが、前の管財局長の時代にいろいろな問題があつて、たとえば枚方の問題がありまして、私たちも委員として実際調査して参りますと、そこに非常に手落ちがあり、あたら国の財産がみすみすと失われて行く姿を見て慄然としたわけですが、そこで一番感じますことは御承知のように現在ああいう枚方のような大きなところで、わずか十数人の人間が監視をしているというようなまことにみじめな姿でございますから、いくらあれを監査しようといつても、あれ以上の方法はないだろう。いくら盗まれてもやむを得ないじやないかというような感を深くしたのでありますが、今度管財局長がかわられて、ああいうものを……


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第19回国会(1953/12/10〜1954/06/15)

第19回国会 大蔵委員会 第1号(1953/12/11、26期、日本社会党(左))

○佐藤(觀)委員 現在俸給生活者は、源泉課税として一番正直に税金を納めておるわけでございます。今年は仲裁裁定の問題があり、官公労の問題がございますが、一般の下級生活者の生活の因窮は、先ほど井上委員の説明になった通りでございます。しかもこういうまじめに税を納める者から、一万五千円足らずのわずかばかの年末賞与から税金をとられるということは、見るに忍びないことがありますので、特に今年度に限ってこういう人々に温情を及ぼすということは、税の根本をくずすこともなく、政治のあり方としては、人間のやわらかい同情を持つことであって適切であるとわれわれ考えるわけであります。税の公平な負担ということにつきましては、……

第19回国会 地方行政委員会 第75号(1954/07/24、26期、日本社会党(左))

○佐藤(觀)委員 長官にお尋ねしたいのですが、実は町村の合併問題は愛知県の場合においても非常にもめているわけです。それでこの法律が出ましていろいろ長い間、感情の問題ももありますし、いろいろの問題がありますが、そういうことについて自治庁はどこまでこれを合併する方針か、どういう方針でおられるのか、現在の実情について簡単に御説明願いたい。
【次の発言】 実は愛知県であまり町村合併を無理したために、江南市で乱闘事件が起きたのです。このように無理をすると、いろいろもつれて来るおそれがあるのですが、こういうことについてどういう見解を持つておられるかということが第一点。  もう一点は、私どもの愛知県に名古屋……

第19回国会 農林委員会 第19号(1954/03/12、26期、日本社会党(左))

○佐藤(觀)委員 農林漁業金融公庫についてお尋ねします。実は日本の農業は非常に遅れておりまして、アメリカのカリフオルニアの農業や西独の農業についてみますと、農業に一つの企画的なものがありますけれども、日本では全然そういうことがないわけであります。戦争のために日本の農業は十年間打捨てられておりまして、土地改良とかその他のことがほとんどできておらないので、そういうためにも農林漁業金融公庫というものは活用されるわけでありますけれども、本年度の九十五億くらいの金額で実際の要求額に応ずることができるかどうか、そういう点について政府の見解を承りたいと思います。

第19回国会 郵政委員会 第10号(1954/03/05、26期、日本社会党(左))

○佐藤(觀)委員 郵便車につきまして、平素そういう特別な警戒をするような方法をとつておるかどうか、監察局長にお尋ねいたします。
【次の発言】 こういう事件が今まで全国で例はあつたのかないのか、それをひとつ……。
【次の発言】 もう一点お尋ねいたしますが、アメリカなどではギャング事件がたびたびありまして、日本ではこういうことはなかつたわけでございますが、終戦後から凶悪な犯罪が次々に起つておるようであります。そこでこういうような問題に対して、当局は今後どういうような措置をとられるのか、その点をお尋ねしておきたいと思います。
【次の発言】 あなたは政務次官ではないからやむを得ないけれども、政府は大蔵……

第19回国会 郵政委員会 第15号(1954/03/18、26期、日本社会党(左))

○佐藤(觀)委員 簡単に御説明申し上げますが、終戦後いろいろな困難な事情がありますけれども、今日結核療養所が小湊町にどうしても必要でありますから、ぜひとも本件については採択されんことをお願いいたします。
【次の発言】 前々からいろいろ問題があるようでございまして、淡谷委員が来ておりませんが、近いうちに何とかこの請願の趣旨が達せられるように御尽力願えるものかどうか、もう一点お尋ねいたします。
【次の発言】 吉田委員からよい発言がありまして、公務員のこれらの疾病に対しましては、比較的国鉄などうまく行っているようです。鉄道と郵便は昔からいろく歴史もありますけれども、同じ――片方は今公共企業体になりま……

第19回国会 郵政委員会 第20号(1954/04/16、26期、日本社会党(左))

○佐藤(觀)委員 どのくらいの額なんですか。大体のざつとした額のあらましを伺いたい。
【次の発言】 非常に外地の人が多いと思うし、われわれも大衆の金ですからできるだきるだけ早く施行してやってほしいと思うのですが、今度の国会に間に合うように予定されておりますかo
【次の発言】 ついでに五千円以上になると、どれだけの限度になりますか、伺いたい。

第19回国会 郵政委員会 第25号(1954/05/29、26期、日本社会党(左))

○佐藤(觀)委員 斎藤国警長官にお尋ねしますが、御承知のように今衆参両院において信書の秘密に対する警察官の行為が問題にされております。日本は警察国家であることのために滅びたといわれるほど、戦争前には警察の行き過ぎが非常にありました。ただいま斎藤長官は職権をもつてやつたのじやないということを言つておりますが、職権でなければ人の信書を開くわけはないのであつて、警察官はやはり職権があるからこそ、こういうようにいろいろと尋問をしたりなどするわけであります。そういう点で、先ほど吉田委員からも質問がありましたが――戦争前は警察と見ればみんなふるえ上つたものでありますが、戦後は幾分か警察官もわれわれ国民の一……

第19回国会 郵政委員会 第28号(1954/09/03、26期、日本社会党(左))

○佐藤(觀)委員 六月三日以後に行われた法律は私は無効だと思つておりますが、人事部長にお尋ねしたいのですが、定員法改正の問題についてわれわれは非常な疑義を持つておりますが、郵政省ではどういう態度でこれに臨まれるか、御説明願いたいと思います。
【次の発言】 定員法の問題については、いずれ大臣にも聞きたいと思つておりますが、きよう御出席になりませんから、今人事部長のお話を聞くと、非常に円滑に行つたように御説明でございますが、この法律の有効無効という問題はわれわれも提訴しておりますし、非常に疑義のある問題でありますが、それに関連して給与の問題でありますけれども、たとえば人事院の勧告などにつきましても……

第19回国会 郵政委員会 第29号(1954/09/04、26期、日本社会党(左))

○佐藤(觀)委員 塚田大臣に質問いたしますが、諸般の事情上臨時国会が非常に要求されておるわけでございまして、われわれ野党は現在召集の態勢をしつておりますが、塚田さんは個人としてどういうお考えを持つておられるか、ちよつとお尋ねしたいと思います。
【次の発言】 実は御承知のように郵政大臣として、また自治庁の長官として、予算上の措置が非常にあるのではないかと思う。私はまた予算委員をやつておりますが、その方面においては大蔵大臣にわれわれは案ずるつもりでございますが、先日私たちの予算委員会で地方財政の状態を調べてみましても、実にひどくなつておりまして、このままでは地方の自治は倒れるのではないかというよう……

第19回国会 郵政委員会 第31号(1954/10/22、26期、日本社会党(左))

○佐藤(觀)委員 大臣にちよつとお尋ねしたいのですが、今年度の予算を見ましても、最近郵便貯金の非常な増加と、それから簡易保険の非常に画期的な増加が出ておりますが、実はこれは御承知のようにデフレ政策の関係で、銀行やその他の預金が非常に減つておるのに、郵便貯金や簡易保険などがふえるということは、これは郵政職員の努力の結果だと思うのです。そういう点から、これは実は大蔵省などでは徴税官などにいろいろな手当がついているわけですが、郵政省の諸君にも、先ほど説明がありましたように、一般公務員として取扱う以外に特別な――たとえば現業の人などにつきましても、われわれは非常に感謝しておるのですが、そういうような何……

第19回国会 予算委員会 第2号(1954/02/02、26期、日本社会党(左))

○佐藤(觀)委員 先ほど川崎君が言われたと同じように、昨日の行政監察委員会におきまして、前の農林大臣であつた平野氏か重大なる発言がされました。吉田内閣は、特に吉田首相は先日の本会議の席上におきまして、綱紀粛正を断じてやるという大きな明言をされましたが、一体今度の証言によりますと、自由党の中にも相当大物の方がいろいろ金をとつておられるということがはつきり言われました。今日御承知のように保全経済界では十六万の人間と六十億の金が、今膠着いたしております。御承知のように、こういうような、重大な問題が、保守政党の中、特に現在与党である自由党の幹部の諸君の中にあるとするならば、吉田首相は何とここでわれわれ……

第19回国会 予算委員会 第9号(1954/02/10、26期、日本社会党(左))

○佐藤(觀)委員 せつかく議員がまじめに出ておりましても、大蔵大臣が時間までに来られませんので、特に委員長から大蔵大臣に警告を与えていただきたいと思います。  なお先日大蔵大臣が財政演説におきまして過去の予算にいろいろな痛烈な批判を加えられまして、ざんげ、、反省、自粛というような意味で述べられたことは、これは確かに私たちは大蔵大臣がみずからの人間を知つておられることに尊敬をしますけれども、しかし現在大蔵大臣あるいは吉田首相がひな壇で耐乏生活を説きましても、みずからそれを国民に示すだけの意力がなければ、いくら述べたつて国民はおどらぬと思います。今度の予算は均衡予算であるとか、あるいは超均衡予算で……

第19回国会 予算委員会 第15号(1954/02/19、26期、日本社会党(左))

○佐藤(觀)委員 この際犬養法務大臣に、関連いたしましてお尋ねしたいと思います。  政府は国民に秘密保持をやかましく言つておられまして、そのために保安庁の軍機保護とか、あるいは教育破壊法をお出しになつて、国民の言論を抑圧するようにやつておられます。ところが犬養法務大臣は、去る十五日午後五時ごろ自由党の院内役員室におきまして、党三役、緒方副総理、大野国務大臣、倉石、塚原両委員長同席のもとに、警察法の説明と称して、有田二郎君の逮捕のことにつきまして事前に漏らされております。法務大臣は検事総長からその事件を聞いて、その通り役員室で報告されたといわれておりますが、その真相はいかがでございますか、お尋ね……

第19回国会 予算委員会 第19号(1954/02/26、26期、日本社会党(左))

○佐藤(觀)委員 去る二十二日、中曽根委員より発言されたことにつきまして、大野国務大臣は自由党総務会において懲罰に付するとの発言がありましたが、いつ実行されるのでありますか。国会法第百二十一条には、「委員会において懲罰事犯があるときは、委員長は、これを議長に報告し処分を求めなければならない。」となつております。大野大臣と中曽根委員とには全然反対の発言がされております。かかる問題について、この委員会の権威におきまして、委員長はいかなる処置をとられますか、その責任を答弁されたいと思います。  第二点は、昨日第一分科会において、わが党の横路委員より前田次官に質問いたしましたところ、政府はその予算にお……

第19回国会 予算委員会 第24号(1954/03/17、26期、日本社会党(左))

○佐藤(觀)委員 外務大臣にお尋ねしたいのでありますが、アメリカは太平洋のどこでも無警告にこうした原爆や水爆の実験を自由にやれる験利があるかどうか、国際法の規定はどんなふうになつているのか、ひとつ御説明願いたい。今度も風のぐあいによつては、あるいは日本本土にも被害があつたのではないかといわれている科学者の言葉がありますが、一体そういうことについてはどういうことになつておりますか。御承知のように日本は広島と長崎で二度も原子爆弾のごちそうをいただきまして、今度平和の中に三たびこういうような被害を受けたわけでございます。こういうような原爆、水爆の実験は日本に近いところでなくて、もつと遠いアラスカか北……

第19回国会 予算委員会 第26号(1954/03/19、26期、日本社会党(左))

○佐藤(觀)委員 外務大臣にお尋ねいたします。  昨日アメリカの上下両院原子力委員会のコール委員長が、原爆ないし水爆によつて被害を受けた日本漁夫に専門的医療の援助を与え得るものと確信すると述べられた後、日本人漁夫が故意あるいは偶然に同海域にいたのかどうかはわからないが、両方ともあり得ることである、漁夫たちが実験をスパイしていたということもあり得ることだが、これも原子力委員会が間違いなしに明白にしようとする事柄の一つであると述べたということを、ワシントン電報が言つておりますが、こういうように犠牲者の漁夫に対しましてスパイ呼ばわりをするというのはおかしいじやないかと思いますが、外相はどんな考えを持……

第19回国会 予算委員会 第30号(1954/04/15、26期、日本社会党(左))

○佐藤(觀)委員 ただいま議題となりました昭和二十九年度特別会計予算補正(特第1号)について、私は日本社会党を代表して反対をするものであります。そもそも政府がMSA援助を日本経済再建の守り本尊とし、さきに池田特使をアメリカに送り、この特別予算は例の池田・ロバートソン会談の結果による落し子の一つであります。これが独立日本の贈りものとして、いみじくも展開された吉田内閣の福の神と称するものであります。かくしてMSA初定に関連する特別会計は、自衛隊を初め、警察法、教育二法案等の反動立法の制定等と不可分の関係にあつて、わが民主主義の根底をゆり動かすような結果となりつつあります。すなわちアメリカ兵器の中古……

第19回国会 予算委員会 第33号(1954/06/03、26期、日本社会党(左))

○佐藤(觀)委員 まず大蔵大臣にお尋ねいたします。昨日同僚の川崎委員から御質問がありましたが、明日出発される吉田首相の旅費の三百六十八万円という内訳は、この総理府の予算のどういうところでおとりになつておるのか、まず大蔵大臣から答弁をお願いしたいと思います。
【次の発言】 あらかじめ総理が外遊されるという立場から、そういうことをお考えになつておつたかどうか、その点をひとつ大蔵大臣からこの際御返答を願いたい。
【次の発言】 国費を使われることでありますから、そういうことについては国民からいろいろ意見が出ておりますし、総理大臣は今日まで出発のことについて述べておられませんから、これは非常に人を食つた……


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第20回国会(1954/11/30〜1954/12/09)

第20回国会 予算委員会 第3号(1954/12/04、26期、日本社会党(左))

○佐藤(觀)委員 本日は吉田首相が出席されるはずになつておりまして、昨日も理事会ではつきり明言されたわけでございますが、急に決算委員会が一諸になりまして、例の病気が出まして、御出席になりませんので、せつかく、最後の機会でございましたし、特に六年間も政権をとつておられた吉田首相に対して、われわれもいろいろな考えを持つておりましたが、変更になりましたので、やむなく緒方副総理にお尋ねするわけでございます。政局が微妙になつて参りまして、われわれも、社会党の立場といたしまして、いろいろお尋ねもしなければならぬことがありますので、ぜひ、虚心坦懐に、私たちの納得の行くまで御答弁を願いたいと思います。  実は……


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第21回国会(1954/12/10〜1955/01/24)

第21回国会 郵政委員会 第1号(1954/12/13、26期、日本社会党(左))

○佐藤(觀)委員 ただいま郵政大臣に就任のあいさつを伺いまして、ちよつとお尋ねしたいのですが、武知大臣は郵政省にもおられたこともあり、郵政委員でおられたこともあるのでありますが、われわれ委員会におきましても郵政職員の待遇が非常に問題になつておりまして、きようも委員会でいろいろ問題になりますが、先ほど宮本人事部長からお話があつたように、休暇があつても実際は予算がないから休暇もいただけないというような状態になつておる。そういう問題について郵政大臣としては、一般公務員より非常に低い郵政の職員に対してどういう態度で今後臨まれるのであるか、郵政職員の待遇問題についての御見解を伺いたいと思います。

第21回国会 予算委員会 第3号(1954/12/23、26期、日本社会党(左))

○佐藤(觀)委員 この予算委員会において、大体大臣の方がいろいろ表明されたり話されたことが、化けの皮が現われまして、実際は中ソ外交の問題でも、あるいは中共貿易の問題でも、予算問題でも、憲法の問題でも、いろいろ問題が露呈されまして、政府の黒星になつたと思うのでありますが、私は特に憲法問題についてお話申し上げたいのは、元来民主党は、改進党の時代から、あるいは再建同盟の岸さんなどがおられて、御承知のように、憲法の改正、再軍備を絶対支持して今日まで来られたわけであります。そういう点について、少くともこの内閣は選挙管理内閣でありますけれども、今までうたつておつた憲法問題くらいははつきりとした答弁をしてい……


佐藤観次郎[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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各種会議発言一覧(衆議院26期)

佐藤観次郎[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第16回国会(1953/05/18〜1953/08/10)

第16回国会 建設委員会大蔵委員会連合審査会 第1号(1953/06/24、26期、日本社会党(左))

○佐藤(觀)委員 提案者の田中君 の意向は、おそらく現在の道路について現状のままを見たならば、いかに道路が悪いかという点にあろうと思うが、それはわれわれも同じ意見であります。そこで井上さんからいろいろ意見がございましたが、われわれ大蔵委員といたしましては、前回の国会においても、これは問題になりましたが、りくつから言うと、これはやはり税の体系がくずれるという意味で重大な問題でありますけれども、問題は、大蔵省が道路について非常に理解がないということで、これは天下周知の事実なんです。そういう点で今までいろいろ陳情したりしました。私は愛知県でありますが、現に尾張の方を見ましても、のこぎりのような道であ……

第16回国会 通商産業委員会大蔵委員会農林委員会連合審査会 第1号(1953/07/17、26期、日本社会党(左))

○佐藤(觀)委員 通産大臣にお尋ねいたします。この中小企業金庫の重要なことは、われわれ前々から主張しておることでありますが、商工中金の例で見るように、結局は大きい人に金を貸すようになつておるわけでございます。ところが今度もまた一千万円まで貸すということになつておりまして、やはり大きなものにたくさん貸して、大衆にはまわらぬという懸念が非常にあるわけでございますが、どういうお考えで一千万円というような大きな金を貸すようにしておるのか。われわれは少くとも五百万円以下くらいにした方が、中小企業者を救うためにはむしろいいと思うのですが、二の点についての御所見を承りたい。


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第19回国会(1953/12/10〜1954/06/15)

第19回国会 郵政委員会郵政従業員の賃金改訂問題に関する小委員会 第1号(1954/11/05、26期、日本社会党(左))

○佐藤(觀)委員 中村小委員長からいろいろ伺つたわけでございますが、一体今度の紛争解決の方法は、どういうところにあるかということをひとつお聞かせ願いたい。調停委員会は賃金委員会と違うものでありますから、そういう点についてどういうようなお考えを持つておられるか。実は先日専売の調停がうまく行かなかつたので、そういう点委員長はどんなふうに考えているのか、ひとつお聞かせを願いたいと思います。
【次の発言】 今度の全逓の申請になつている賃金について、いろいろ御意見があるだろうと思うのですが、民間の賃金とか消費物価の関係、こういうことについてどういうふうにお考えになつているのか、またそれぞれ調査が進められ……

第19回国会 予算委員会公聴会 第1号(1954/02/12、26期、日本社会党(左))

○佐藤(觀)委員 御承知のように、現在一番困つておる庶民の金融について、金融公庫が非常に骨折つてもらつておりますが、結局今度の予算でしわ寄せは中小企業に行くと思うのです。それで、おそらくこの予算では十分にまかない切れぬと思いますが、その点どういうふうにお考えになつておるかということが第一点。  それから第二点は、今説明されたように資金需要が非常にふえる、特に御承知のようにいろいろ類似金融機関が倒れて行くというような関係もあり、また今年度の金融の引締め等で非常に中小企業が困つて行く、そういう場合にどう方法でこれを処置されるのか、この予算でどういうふうに処置をされて行くのか、ひとつはつきりした責任……

第19回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1954/02/25、26期、日本社会党(左))

○佐藤(觀)委員 関連して農林省に資料を要求しておきたいのです。国営の灌漑排水事業が出ておりますが、民営の潅漑排水についての統計、資料がありましたら、ぜひ御提出願いたいと思います。それから干拓事業の問題ですが、干拓事業が、途中でやめられるのは別として、今までどのような経過になつているか、簡単でけつこうですから、資料がありましたらぜひ御提出願いたい。以上、二点をお願いいたします。
【次の発言】 外務大臣に三、四点質問いたします。第一次のソ連からの引揚げは完了いたしましたが、第二次のソ連からの引揚げの問題はどうなつておりますか。
【次の発言】 いつも問題になるのでありますが、この日本の漁場の問題で……

第19回国会 予算委員会第三分科会 第2号(1954/02/26、26期、日本社会党(左))

○佐藤(觀)委員 少しこまかい問題でありますが、関係各方々にいろいろ承りたいと存じます。農林行政は御承知のように日本の運命をかけての重大な問題でございまして、非常に多岐多様にわたつておるし、同じ県におきましてもなかなか意見か一致しないので、いろいろむずかしい問題があろりかと存じますが、とりあえず問題になつておりますのは、何といいましても米の問題でございまして、私は愛知県でございますが、非常に米のたくさんとれるところでございます。そこで私は農林大臣にお願いしたいのでございますが、実は長林大田保利さん、広川さん、根本さんがしよつちう私どもの選挙区に来られまして――私どもの土地は御承知の通り、木曾川……



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データ更新日:2023/02/05

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