このページでは佐藤観次郎衆議院議員の29期(1960/11/20〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は29期国会活動統計で確認できます。
○佐藤觀次郎君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま趣旨説明のありました産業投資特別会計法の一部を改正する法律案について質問をいたしたいと思います。 本法律案は、戦後アメリカのガリオア・エロア援助の処理に関する日米協定に基づき、その債務返済の国内手続を定めるために国会に提出されたものであります。ところが、戦後のアメリカのガリオア・エロア援助がはたして日本の立場から見て債務であるかどうか、ここに根本的な疑義のあったことは皆様も御承知の通りございます。さればわが党は、さきの国会において、ガリオア・エロア援助は日本にとって債務ではないとの立場に立って、あらゆる角度から当局を追及したのであり……
○佐藤(觀)委員 石田副総裁にお伺いしますが、最近たばこを民営にせよという声が相当盛んになっておるのです。これは、御承知のように、今のたばこの専売制度に対してもいろいろ批判があって、それから耕作者の問題などについてもいろいろあるわけですが、一体こういう点について専売公社はどういうお考えを持っておられるのか、一応お尋ねします。
【次の発言】 私たちはこういうような公共性のあるものは公社でやる方が適当だと考えて、こういう意見にはあまり賛成しないのですけれども、やはり同じことをやっていると、官僚的なやり方になるというような非難があって、今までもたびたび、塩の専売制度の問題とか、専売制度についてはいろ……
○佐藤(觀)委員 時間がありませんから、大蔵大臣に簡単にお尋ねいたしますが、今私立大学の授業料値上げ問題で非常に世間を騒がしております。御承知のように、日本の私学というのは、現在国の教育の三分の二を背負っておって、しかもその資金は全部学生の授業料でまかなっておるわけでございます。ところが、最近公務員のベース・アップと関連して、大学の教授の待遇問題がからんできまして、何とかもう少し国立大学並みの給与を与えてくれという立場から、授業料値上げの問題がやかましくなりました。ところが、学生は学生で、御承知のように現在ぎりぎりのところへ来ておるところへ持ってきて、授業料が上がったら大へんだということで、い……
○佐藤(觀)委員 資料要求した中、で二、三の点についてちょっとお尋ねします。
昭和三十四年度が伸びが非常に縮まっておるのですが、これは何か理由があるのか。その点を一つお伺いしたい。
【次の発言】 と同時に、この一〇一・四という小売店の増加数もやはり非常に三十四年度は悪いのですが、これは何かはかに理由がありますか。
【次の発言】 それから、先ほど武藤君からもちょっと質問があったのですけれども、三十五年度は三十四年度より伸びる可能性があるのかどうか。これは概略でいいですけれども、その見通しだけをちょっと聞きたいと思います。
【次の発言】 専売利益金が相当上がっておるというのは事実でありますが、小……
○佐藤(觀)委員 大蔵大臣からいろいろ説明を承りましたが、今度の予算編成について、これは政党内閣では仕方がありませんけれども、大蔵省の原案が自薦、他薦その他党内のいろいろな関係で膨大な予算になったというのでございますが、少なくとも予算の編成権は内閣にあるわけで、大蔵大臣はその責任を持っておられるわけであります。こういう点について、党の言うままになったような印象を与えておるわけでありますが、こういう点について大蔵大臣はどのようにお考えになっておるのか、まず一点お伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 水田さんもだいぶうそがうまくなられた。池田さんに似てこられたので、正直のようなことを言うて、う……
○佐藤(觀)委員 ちょっと関連して石野さんにお尋ねするのですが、今の郵便貯金の金利というのは国際金利より高いのですか。どうなんですか。その標準はとういうように――国際金利より高いからという話ですが、それはどうですか。
【次の発言】 大体どのくらい高いのですか。
○佐藤(觀)委員 きのうの予算委員会で同僚の井手君から財政法違反の質疑がございまして、ちょうど今国会に産業投資特別会計法の一部を改正する法律案が出ておりますから、それと関連して、同僚議員の質疑もありますし、大臣も忙しいことでありますから、できる限りしぼってお尋ねしたいと思います。 一体政府は、私も先回にもちょっと質問したのでございますけれども、財政法を守る意思があるかどうか。この前は、水田大蔵大臣はこれは前例があったからやったのだという話でございますが、前例のときにも、実は同僚の石村委員からも質問があって、わが党は反対をしてあなたの方は多数でもって押し切ったのでございますが、一体財政法という……
○佐藤(觀)委員 関連して。
村山さんにお伺いしますが、農協の課税は三十七、八億でしょう。生協のやつは一億円くらいじゃないですか。それをその点でちょっと伺っておきたいのですがね。
【次の発言】 後刻じゃない。簡単なことじゃないですか。三十七、八億ですよ。
【次の発言】 生活協同組合は……。
【次の発言】 その数字が私の考えているものとは違っておりますが、そういうわずかなものであればこそ、やはりきのうもわが党の淡谷君が、予算委員会で、農業所得の十年の間の伸びが少ないということを言って、いろいろ問題になったのですが、特に今の農業の現段階では、そういうようなものを非課税にしなければやっていけない。……
○佐藤(觀)委員 山際さんにその点をちょっと質問いたします。今横山君からも話がありましたが、私はこの前にも日銀法の改正の問題でここでいろいろ議論をしたことがあります。そこで、今大蔵大臣にも関係ない、日銀の独自性、中立性でやられたと言っておりますが、これは、大蔵大臣は、われわれが質問すると、なるほどいかにも日銀にやらしたようなことを言いますけれども、金利体系はやはり政府の独自の案で考えたようにも言われるわけです。そこがあいまいもことしておる問題でありまして、山際さんは、大蔵省のベテラン官僚で、なかなか答弁がうまく、口がかたいから、ほんとうのことを言われないのでありますけれども、御承知のように、日……
○佐藤(觀)委員 最近証券界のブームがいろいろ問題になっておりますが、きょうは大臣がどうして来られぬのか、委員長からそのいきさつをお話し願って、きょう来られなければ、また他日に大臣に対する質問を保留したいと思います。その点をまず最初にお願いします。
【次の発言】 それでは、大臣に対する質疑はまた他日に保留しまして、大蔵政務次官に最初にお伺いしたいと思いますが、最近証券ブームで、毎日毎日証券が上がり、投資信託の問題、オープンの問題、いろいろ問題がありますが、大蔵省はこれらの問題に対してどのような処置をとられておるのか、まずその点をお伺いいたします。
○佐藤(觀)委員 前会も質問され、あとまた春日君も質問をするそうでありますから、時間の許す限りできるだけ簡単に質問いたしたいと思います。
最近投資信託の発展によって銀行の預金がふえてこないというような傾向があるんですが、その競合の問題を、先ほども平岡君が言いましたけれども、どのように考えておられるのか。そういう問題は、理財局と銀行局の関係がありますが、理財局長はどのようにお考えでありますか。その点を率直にお伺いしたい。
【次の発言】 それから、銀行はなかなか支店を作るのにも許可制度で――これは石野銀行局長が来ておられませんからここでは質問いたしませんけれども、片方では店舗がどんどんふえる。そ……
○佐藤(觀)委員 小池さんに四、五点。あとで同僚議員の質問がありますから、なるべく簡単に御答弁願います。
小池さんは、長い間ずっと証券界におられて、いろいろ事情を知っておられると思うのですが、先ほど西欧諸国より日本の証券がおくれておるということをおっしゃったのですけれども、一体具体的にどういうところが日本の証券はおくれておるのかという点を、まずお伺いしたいと思います。
【次の発言】 そういうふうに言えば、大蔵省のやり方もおくれておるというのですか。
【次の発言】 なかなか小池さんも商売人ですからお上手がうまいと思うのですが、ここでは遠慮なく参考人がおしゃべりになっても、大蔵省から怒られること……
○佐藤(觀)委員 国民公庫の総裁にお尋ねいたしますが、戦後国民公庫が、各支所も非常に伸びて、貸し出しの方も、私たちが大蔵委員をやった最初のころと違いまして、非常に順調にいっておりますが、支所を将来どれくらいお作りになる予定であるか、まずそれからお尋ねいたしたい。
【次の発言】 今総裁から人事その他で四カ所くらいだという話でございますが、どういうような理由があるんですか。私は予算があれば幾らでもできると思うのですが、その点はどうですか。
【次の発言】 現在申し込みと貸し出し金額の割合はどんなようになっておるのか。大体十年ぐらい前は申し込みの三割ぐらいであったが、最近は非常によくなってきております……
○佐藤(觀)委員 私も実は中山会長にもう少しおってくれということを言ったのでありますが、都合があって帰ってしまわれましたが、税制調査会の答申によるということがいつも大蔵関係の言うところであります。私は映画も演劇も好きでありますが、今の状態だと結局チャンバラ映画と不良映画だけ残るんじゃないかというような傾向が著しくて、最近は映画に行くひまもありませんが、今非常に悪い傾向が出てきたということは、先ほど永田さんや菊田さんがおっしゃった通りだと思うのです。そこで、この際方法として何とか世論の支持というものが非常に必要たということで、先ほど永田さんの説明のあったように、観客は映画館で三割からの負担をして……
○佐藤(觀)委員 関連して日銀総裁にお尋ねいたしますが、最近急激に株価が下落しました。それで御承知のように一千万人くらいの投資家が非常に不安を持っておるわけであります。先日山際総裁は記者会見で、株価の対策は何も考えていない、金融措置は全然とらないということを声明されておりますが、どの程度まで悪くなったら金融措置をとられるのか。あるいはこれ以上悪化してもそのまま捨てておかれるのか。これは平素は大蔵大臣の権限でありますが、株が上がればそれに対していろいろな施策がとられるわけですが、下がるときにはどういう場合にこれの対策をやるのか。これは金融政策と関連していろいろな問題があると思いますが、最近、きょ……
○佐藤(觀)委員 水田大蔵大臣の話を聞きましたのですが、いわゆる三月危機説、それから最近の不況に対しましていろいろ国民が不安を持っております。むしろ私は池田首相に直接お尋ねをしたいわけでありますが、所用があって来られませんので、大蔵大臣に証券界のことにつきまして五、六カ所お伺いしたいと思うのであります。 その第一は、昨年大暴落によりまして、ダウ平均大体五百円ぐらい下がったのでありますが、その後そういう問題についてどういう処置をされておるのか。昨年は池田さんの楽観論で、おれにまかせておけ、おれにまかせておけばうまくいくというようなことで非常に楽観論を唱えられました関係上、その辺でいろいろと国民……
○佐藤(觀)委員 森永さんと石田さんが来ておられますから、簡単に二、三の点だけ関連してお伺いします。 先ほど森永総裁は、中小企業の金は国家資金であるから、できるだけ直接貸しをする方針をとっておるようでありますが、いつごろになったら大体全部が面接貸しになるか。今のところ七五%、それが三、四年のうちに五0%になるということでありますが、代理貸しというのは非常に非難がありまして、これは横山君からいろいろ質問がありましたが、現状は非常に銀行のために利用されているようなことになって、何のための国家資金かという非難があるわけです。こういう点について、あなたも総裁として非常に期待をされておりますが、一体い……
○佐藤(觀)委員 山際さんは二度総裁をおやりになったのでありますが、前には日銀の総裁で法王にまでなった人がありますが、どうも一萬田さんのように法王という声を聞かないのは、やはりおとなしくて大蔵省の言う通りになっておられるのじゃないかという気がするのであります。中央銀行というのは、私も数年前にロンドンにも行きましたし、それからベルリンの中央銀行の総裁にも会って話を聞いたのでありますが、本格的中央銀行のあり方として、いろいろ問題がありました。この委員会でも実は中央銀行の中立論という問題が出まして――問題がいろいろあったときにも、山際さんにも来てもらっていろいろ御意見を承ったこともありますが、今度は……
○佐藤(觀)委員 大蔵大臣の時間がありませんので、若干今の関連質問をしたいと思うのであります。 いろいろの問題がありました減税の問題でありますが、自然増収というのが五千数百億といわれておりますが、一体こういう例が外国にあるだろうか。毎年々々自然増収を作って、そして取り過ぎたのであとでちびりちびり返すような、こういう予算の政策、財政政策はどうもおかしいのじゃないかというような考えを持っておるわけであります。先日も中山会長が来られて、減税の問題についていろいろ内容の説明がございましたが、大蔵大臣は、こういうような自然増収が五千数百億もあるというような事態が正しいのか正しくないのか、これが日本的な……
○佐藤(觀)委員 関連して。銀座の某バーでこの間ホワイト・ホースのレッテルだけでそういうものを売った、その後その問題はどういうふうになっておりますか。
【次の発言】 こういうようなレッテルだけをかえるという、日本の酒ではそういう例はないのですか。
【次の発言】 私は飲んだことありませんが、これはちょっと珍しい例だと思うのです。こういうことは外国なんかにそういう例があるのかどうか承っておきたい。
【次の発言】 村山主税局長にお尋ねいたしますが、御承知のように今度酒の税の引き下げがありまして、これは外国と生活程度が違っておりますからどうこうということは言えませんけれども、今の日本の酒の標準税率は―……
○佐藤(觀)委員 先回も大蔵大臣に質問したのですが、自然増収が非常に多いのにかかわらず、この間接税の減税が前の宣伝より非常に少ない。特に酒の税率と物品税などにつきましては、われわれとしてはこれくらいのものは当然じゃないかと思われますが、一体来年度はこれについてもっと抜本的な物品税の廃止とか、あるいは酒税法の改正を来年も引き続いておやりになるのかどうかを大蔵大臣にお伺いしたいとい思ます。
【次の発言】 そうです。
【次の発言】 今年度の酒税の減税については、一昨日も村山主税局長にいろいろ伺ったのでありますが、どうも私たちの理想としては、二級酒を三百円ぐらいの程度にする、そういう建前から、ビールは……
○佐藤(觀)委員 この前の質問のときに、村山さんからビールと酒の税金が世界で一番高いということをはっきり申されたのですが、今度の減税は、これくらいの減税ではわれわれ非常に不満であって、もっと減税をする必要があると思うのですが、その点について当局はどのようにお考えになっておりますか、御意見を承りたいと思います。
【次の発言】 しかし、これは酒でもビールでも下げれば、やはりそれだけよけい飲む可能性があるわけなんで、そういう点に対しての見通しはどのように立っておりますか。
【次の発言】 そうじゃなくて、下がればうんと飲むでしょう。そういう点のあれは、全体としては減税は減税するけれども、実際的にはよけ……
○佐藤(觀)委員 大臣が来られませんから、天野政務次官に物品税のことにつきまして二、三の点をお伺いしたいと思います。
御承知のように大体五千五百億の自然増収があるにかかわらず、戦時課税であるところのこの物品税をなくすということについて、一体大蔵省はどういうようにお考えになっておるのか、
あとで村山局長からいろいろ話を伺いますが、最初に政府の方針として物品税をなくすという、そういう考え方があったかどうかということをお伺いしたいと思います。
【次の発言】 言葉じりをとらえるわけではありませんが、今の政務次官の答弁の中で、奢侈的な物品につけるというようなお話がございましたが、物品税の原則は、奢……
○佐藤(觀)委員 高橋さんはおそく来られましたが、いろいろ河野さんの意見も聞かれたと思うのですが、日本の一番大きな欠陥は順法精神がない、法を守るという精神が非常にないので、それがいろんな弊害を与えると思っておりますが、たとえば憲法を無視した自衛隊の計画とか、こんなのは実際はおかしいのですが、それがだんだん習い性となりまして、結局は法を守らぬような形がどんどん出てくる。日本の一番悪い点が今露呈しておりますが、国会の予算の問題についても政府が勝手な解釈をして、都合のいいことはどんどんやる、自分に都合の悪いことはやらない、こういう弊風が残っておると思いますが、高橋さんは最近外国に行ってこられて、一体……
○佐藤(觀)委員 瓜生さんにちょっとお尋ねいたしますが、皇太子の弟さんがそのうち分家されると思うのですが、そのときの財産のあれはどういうことになりますか、伺いたいと思います。
【次の発言】 御成婚の御予定はわかりませんか。
【次の発言】 先ほど瓜生さんから皇室の御用邸の話が出ましたが、現在一年に一度も使っていない御用邸があるのか、そういうものの管理はどういうようになっておるか、ちょっと伺っておきたいと思います。
【次の発言】 数年前に皇居を案内していただいたときに、宮内庁のものと、厚生省のものと、大蔵省の管財局の関係のものとが非常にごっちゃになっておるように伺いましたが、その後うまく解決してお……
○佐藤(觀)委員 先日池田総理と唐島基智三氏とのテレビの対談を一時間ばかり聞いておりましたが、総理も案外率直で、非常に私は好感を持っていたのでありますが、ここに総理大臣にお願いをしながら私は質問したいと思うのですが、日本の国会というのは、国会に中心があるようでないような形をしております。そこで常に言われますことは、外交問題などは、イギリスなんかマクミランが労働党のゲイッケルなどに相談いたしますが、そういうような重要な問題は、一つ総理自体が外交問題などについては積極的に野党の――きょうも委員長とやられたそうでありますけれども、相談をする御意思があるかどうか。と同時に、日本の参議院というものは非常……
○佐藤(觀)委員 きょうは政府委員は来ていますけれども、政府委員にはいつでも聞けますから、参考人の方に……。
私も実は、だいぶ前にそういう検閲を受けてひどい目にあったことがあります。一体、この検閲制度というのは戦争前には非常にひどいやり方で、そのために今度の新しい憲法ができて言論の自由、そういうようなことになったと思うのです。清水さんにお伺いしますが、戦後いつごろから検閲のような形が出てきたかということの御記憶がございましたならば、それを教えていただきたいと思います。
【次の発言】 それから日本を除いてはこういうようなひどい検閲をやる、たとえばフランスとかイギリスとかその他イタリアとかという……
○佐藤(觀)委員 総理のこの前の答弁の中で二点だけどうもまだはっきりしないので、お教え願いたい。 その第一は、総理は、日本は敵国であったから債務性は当然だ、オーストリアと韓国とそれからイタリアは――イタリアは途中で連合軍に属しましたから、そういう答弁がございましたが、これはアメリカの商務省あたりでちゃんとしたそういう規定があるのですか。日本は最後まで敵国だったからだめだというようなことがあるのかという点が一つと、もう一つは、今日問題になっておりますのは、日本の債務性について、いろいろ占領時代であったので、一体占領軍で使ったのか、あるいは日本に放出したのかという区分がはっきりしないで、いろいろ……
○佐藤(觀)委員 先日は本会議でいろいろ伺ったのでありますが、そういう問題にからまってしばらくの間いろいろ意見を伺いたいと思うのです。特に田中さんはいわゆる民間から出た異色の大蔵大臣であり、今度一番期待されているのは、由中さんと大平外務大臣がどんなことをやるかということが興味の中心になっていると思うのです。そういう点で田中さんはまだ就任間もないときでありますけれども、今までと違ったケースの大臣であるというので、われわれも反対党でありながら多少の期待は持っているわけです。民間の、今までと経歴の違った大蔵大臣として、相当変わったことをやられるだろうというような考えもするので、実はあとでまだ同僚議員……
○佐藤(觀)委員 日銀の総裁からいろいろ伺ったのでありまするが、現在問題になっておるのは景気の問題でありまして、山際さんは自分の所期の目的を達したような方向で進んでおるということでありまするが、一体日銀の考えておる景気の順調な歩みというのは、どういう点をさして言っておられるのか、どういう要因でそう考えておられるのか、その点を伺いたいと思います。 それから日銀はまだ今は景気は楽観はできないというような非常な慎重論のようでありますが、経済企画庁の方ではもう楽観してもいいような見通しを持っておられるようであります。そこで今設備投資の問題が出ましたが、昨年の八、九月ごろから急に設備投資が詰められまし……
○佐藤(觀)委員 内閣審議官の福山さん来ておられますか。工藤昭四郎さんのやってこられた農地被買収者調査会の経過とその大体の主眼点をお伺いしたい。
【次の発言】 そこで、政府に答申した主眼点を、調査会というものはどこまで責任を持たれるのか、その点を一つ。
【次の発言】 酒井副総裁にお尋ねいたしますが、一体国民公庫でこういうような金を貸した例があるのか、承っておきたいと思います。
【次の発言】 それは国民公庫は原則としては大体こういうような形の資金を貸したということは、原則にないでしょう。そういう例があれば、こういう場合に貸したという例を聞かせていただきたい。
○佐藤(觀)委員 ただいま総裁からいろいろ御意見を承りましたが、過ぐる八月にも、私が日銀総裁の意見を聞くためにお出ましを願ったわけでありますが、最初に二、三の点について、原則的なことを総裁から少しお伺いをしたいと思うのでございます。 最近政府はいろいろ景気政策をやっておりますし、それから今総裁が言われましたように、この一年間非常に経済の変動がございまして、それは政府が言っているほど楽観できるものでなくて、末端では相当破産者が出ております。先日も、大蔵委員会の視察で、実は南九州へ行ったのでありますが、その帰りの北九州でも、鉄鉱であるとかあるいは石炭の不況のために、汽車の中から見ましても、われわ……
○佐藤(觀)委員 最近、証券界は幾分か活気を呈したわけでありますが、政府が四大証券に警告を九日に発しておるようでありますが、何かそれに対して政府としては特別な事情が出てきたのか、その点を局長にお伺いしたいと思います。
【次の発言】 先日、日銀の総裁を呼んでいろいろ話を聞いたのですが、やはり四大証券は全体の取引の七割五分程度の大勢を制するだけのものを持っておりますが、しかし最近は中小の中にもいろいろの危険なような状態のある証券業者があると思います。そういうものに対してはどういうような方法をとっておられるのか、それも合わせてお伺いいたしたいと思います。
○佐藤(觀)委員 ただいま総務長官からいろいろ御説明がありましたが、東京オリンピックも、このごろようやく安川会長がきまりまして、あとであいさつされるということでありますが、こういう国家的事業をやっておるのに、昨年の十月、津島、田畑両氏がやめられまして、一般的に非常に不安な状態をかもしておると思うのであります。川島さんは担当大臣でありますが、一体今オリンピックの準備というものは大体順調にいっておるかどうか、その点をまず国民が不安に思っておりますので、簡単に御説明をお願いしたいと思います。
【次の発言】 これは東京が主催になってやっておるということは承知しておりますが、オリンピックを日本でやるとい……
○佐藤(觀)委員 今度オリンピックの準備のためにいろいろ必要な役員のために法律が出るのですが、どのくらいの職員を予定しておられるのか、まず文部省から伺いたい。
【次の発言】 そういう職員の希望者はあるのかないのか、それを伺いたい。
【次の発言】 それで、これは臨時のことでありますが、そのあとでこの職員たちは前の職に復職できるのかどうか、この点はどうなっているのですか。
【次の発言】 その地位の問題などということで、オリンピックの方に行ったためにあとで非常に不公平になったり何かするようなことはありませんか。
【次の発言】 いろいろ問題があると思うのですが、簡単な法案でありますから、そういう点につ……
○佐藤(觀)委員 関連して大臣にちょっとお尋ねしますが、インドネシアの場合はいま平岡君からの質問のとおりでございますが、このアジアでやるというときに、中共の問題とか北鮮の問題、あるいは韓国と台湾の問題というのはどういうような処理ができるのか、それも同じ関連した問題でありますから、伺っておきたい。
○佐藤(觀)委員 武道館のことについていろいろ質問したいわけでありますが、大臣がまだ来ておらぬので、その前に二、三の点についてお伺いしたいと思います。 私も一昨年ローマに行きまして、ローマの整備が非常によかったということ、同時に、ローマはあとでオリンピックのおかげで非常に発展をいたしまして、私たちが十年くらい前に行ったときとは天と地ほど違うくらい非常にりっぱになった。しかもローマでやったということで、イタリア全体がいろいろな関係で非常によくなったということを私は見てきたわけであります。東洋で初めてオリンピックが開かれるという段階になりまして、しかも時日は五百日ないというような中で、東京の都内……
○佐藤(觀)委員 泉さんにお尋ねします。本委員会でも非常に問題になりました酒団法が施行されましてからちょうど三年になると思うのですが、酒団法ができてから酒造界一般にはどういうような傾向が現われてきたのか。非常に問題になっていた法案でありますから、そのことをまず泉さんにお尋ねしたいと思います。
【次の発言】 酒は御承知のようにたばこと同じように国民の間接税をとる関係で非常に重要な面のあることは御承知だと思うのでありますが、最近の傾向は、酒の業者におきましてもいろいろ慎重な態度をとっておりますけれども、しかし泉さん御存じのように、四千人の酒屋さんが必ずしも楽観できないような情勢に追い込まれると私は……
○佐藤(觀)委員 田中大蔵大臣に酒税法の改正の問題について七、八点お伺いしたいと思うのであります。 御承知のように、酒造業者は国家の最重要な税金を背負っておる立場において、非常に重要な仕事だと思います。そこで、最近この酒造業界にいろいろ問題が起きまして、先回も泉さんと谷川さんに質問したのでありますが、この中小企業の中で格差が非常にふえまして、だんだん倒れていく。これは至るところそういう状況にあります。田中さんも新潟県でありますからご存じだと思うのでありますが、小さい業者が倒れていくような傾向があります。今度は中小企業基本法ができるような時代でもあるし、こういう問題については大臣はどのようなお……
○佐藤(觀)委員 山際総裁から現在の金融市場のあり方を伺ったのでございますが、先日、二月の二十日の記者会見で、総裁がデノミネーションの問題に触れられまして、最近インフレの傾向のあるおりに経済界にいろいろな影響を与えたと思うのでありますが、その真意がどこにあるのか、まずお伺いしたいと思います。
【次の発言】 たしか三、四年前だと思いますが、フランスで旧フランと新フランのデノミの形が出て一応成功したと言われております。日本でやる場合には旧円と新円をどういうようにするのか。また、これは御承知のように、平価切り下げとの関係がありますので、いろいろな混乱が多少あると思います。この間山際さんがデノミの話を……
○佐藤(觀)委員 公務員の旅費問題について外務省の会計課長か秘書課長にお伺いしたいのです。今度、旅費規定で在外の外交官も上がると思うのですが、今の旅費で一体足りておるのかどうか。たとえばアメリカとかフランスなんというのは非常に物価の高いところで、この標準で一体旅費が足りるのかどうか。それらを伺いたい。
【次の発言】 政務次官は政治家でありますから、いろいろ大体の見当は知っておると思いますが、実際の会計課長や秘書課長の方から、現実の在外の外交官の待遇の問題とか、その他旅費の現状を少し説明していただきたいと思います。どういうようになっておるのか。一体あれで足りておるのか、どうなっておるのか、その点……
○佐藤(觀)委員 きょうは森永総裁と、それから太田総裁が来ておられます。森永さんは昔大蔵省の名主計局長から次官になられて、今度また大栄転でありますが、私はあまりこまかいことは言いません。大きなことだけ聞きますから、大臣になったようなつもりで両者にお答え願いたいと思います。
実はいろいろな意見がありまして、輸銀とそれから開銀を一緒にしたらどうかというような意見があります。その点について、両総裁からどういう意見を持っておられるのか、まずお答え願いたい。
【次の発言】 総裁からそういう意見のあるのは当然でありまして、私はそれ以上どうこう言いませんけれども、中山素平さんあたりもそういう意見を持ってお……
○佐藤(觀)委員 新千円札が出るということになっておりますが、いつごろ一般に出回るのか、まずその点から伺っておきます。
【次の発言】 千円札以外は、最近また百円の偽造とかいろいろな貨幣の偽造も出ているのですが、千円札だけやって、ほかのものをどうしてやらないのか、これも伺っておきたいと思います。
【次の発言】 今偽造の話が出ましたが、外国では日本のようにこういう偽造の例がたくさんあるのかどうか、これも伺っておきたいと思います。
【次の発言】 千円札の見本を見せてもらったのですが、その問題についてはまたいつか質問しようと思っております。現在千円札と一万円札との流通の状況は、どういう比較になっており……
○佐藤(觀)委員 池田総理大臣にお伺いいたしますが、実は大蔵委員会というのは、きょうも高橋等さんから言われたのですが、総理大臣に税金の問題でこういうところに出席させるものではないと言われましたが、外国では予算委員会と同じ歳出委員会があって、歳入委員会があると思うのです。ところが、私大蔵委員を長くやっておりますが、どうも大蔵委員会というものは非常に無視されて、大臣も来ないし、局長級くらいで、お茶を濁すのでございますが、実際は税金をとるということは、池田さんはずっとその筋を通ってこられた方でありますが、私はもっと歳入委員会、歳出委員会があるような形にした方が将来のためにいいと思うのですが、池田総理……
○佐藤(觀)委員 村山主税局長にお尋ねいたしますが、今度の租税特別措置法の中で、税制調査会の答申の分をどういうふうな内容でお取り入れになったか、まずそれを伺っておきたいと思います。
【次の発言】 今の中小企業の問題でありますが、今中小企業法案は、政府からも出ておりますし、社会党からも出ておる。まだ法案が通っておりませんか、もし通らぬ場合はどういうようなあれがあるのか、関係はないのか、どうなっておりますか。
【次の発言】 それからこの措置法の中で問題になっておる酒の税金の問題です。これはちょっと今説明を聞いたばかりでございますが、これと関連があるかどうか知りませんが、この間池田首相にもいろいろお……
○佐藤(觀)委員 関税定率法に関係いたしまして、大蔵大臣に貿易の自由化ということはどういうようなことを意味しているものなのか。わが党はまだ貿易の自由化は早いということをいろいろと反対してきましたけれども、今日貿易の自由化になるということでありますが、一体貿易の自由化というのはどういう意味であるか、最初にお伺いいたします。
【次の発言】 この間の勧告もございましたけれども、わが国の経済力では自由化は早いのではないか、自由化するといろいろな混乱が起きるということでいろいろな方面に反対があったのでございますが、そういう点については、一体自信がおありであったのか。これは田中さんだけの問題でございません……
○佐藤(觀)委員 瓜生さんにちょっとお伺いしたいのですが、この間、エジプト展で、村山夫人に暴行したといわれておりますけれども、どういうことか知りませんが、真相を――大蔵委員会の問題と関係いたしますから、ひとつ……。
【次の発言】 村山令夫人は女傑でございまして、私は会ったことはありませんけれども、ちょっとさわったぐらいで骨が折れるというようなことはないと思うのです。相当心臓の強い方でございますからそのようなことはないと思います。宮中の問題もだいぶいろいろ問題がありますが、戦後からは、国民も天皇に対しては人間天皇として親しみを持っております。瓜生さんはそこにおいでにならなかったようでありますが、……
○佐藤(觀)委員 まず法務省の羽山課長にちょっと御質問したいと思います。この法律の廃止のことについて……。三年くらい前から大蔵省からこの罰則の法律を廃止するという連絡があったのですか。
【次の発言】 そのときに、どういう都合でこの法律の廃止を法務省は回答されなかったのですか。
【次の発言】 昭和十九年に、国家総動員法の関係でできた法律だと思うのですが、しかし私たちも戦争中のことが、そういつまでも尾を引くとは思っていなかったし、おそらくこんな法律があったということも考えなかったのでありますが、ただいま申されたような電気事業と銀行というものに対しては特別な国の援助があったために、国の特別の方法で待……
○佐藤(觀)委員 ただいま福田さんからいろいろ証券の事故問題についてお話がございましたが、そういう具体的な問題についてはあとで堀委員から詳しく具体的に質問があると存じます。私は、福田さんと井上理事長、それから日証金社長の谷口さんに二、三点ずつ大まかなことで御質問したいと思うのであります。 福田さんはいろいろ事故防止についてお話がございましたが、その前に、今度大蔵省が証券業者に対しまして最低の資本金の引き上げを行なおうとしているやに聞いております。特に地方の業者に対して、いままで五百万円の資本金を二千万円にするというような、そういう通知をもらっておるということでありますが、わずか二カ年の間に四……
○佐藤(觀)委員 最近の国際原糖価格の騰貴を考えてみましても、日本の砂糖の値上がりは非常にひど過ぎます。すなわち、キロ袋詰め百八十円にもなっておりますが、政府は一体物価の上昇の根本原因をどのように理解しておられるのか、砂糖の消費価格の値上がりの原因をどのように考えているのか、まず大臣から伺いたいと思います。
【次の発言】 それから第二は、最近の原料糖の輸入価格の推移はどのようになっているのか、また現在の輸入量の推移、在庫状況はどのようになっておるのか、返事のほかにこの資料を出してもらいたいと思います。
【次の発言】 これまで自由市場での価格は大体ポンド当たり三セントから五セントを上下していまし……
○佐藤(觀)小委員 ニューヨークの株式が大暴落したのですが、突如としての問題であるし、その影響がヨーロッパにも響いておるという問題をどういうように解釈されておるのか。日本との関連でどういうようなことになっておるのか、その点をまず第一点、お伺いいたします。
【次の発言】 いろいろ証券の説明を伺ったのですが、どうも私はしろうと目に、政府は、株が上がるときにはいろいろ干渉がましいことをして新聞やマスコミで騒がれるのですが、下がったとき、平凡なときには何も対策をとらぬというような、こういう片手落ちの感じを持つのですが、私は株を持っているわけじゃないが、一般の大衆が今株に対して非常に関心を持っていますが……
○佐藤(観)分科員 先日、名四国道ができまして、河野大臣もこられました。これは公団の仕事でありますけれども、非常に手ぎわのよかったことは事実でありまして、建設大臣を初め建設当局が非常に努力されていることは十分認められます。
そこで、いつでも問題になるのですが、非常にしろうとのような質問をするのでありますけれども、今日本で国道はどのくらいの程度の舗装をされておるのか、そのことをまず最初にお伺いしたいと思います。
【次の発言】 それでは、日本の国道、一級国道及び二級国道が全部舗装を完了する時期はいつごろの計画でありますか、それを伺います。
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