前田栄之助 衆議院議員
26期国会発言一覧

前田栄之助[衆]在籍期 : 23期-24期-25期-|26期|-27期-29期-30期
前田栄之助[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは前田栄之助衆議院議員の26期(1953/04/19〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は26期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院26期)

前田栄之助[衆]本会議発言(全期間)
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第16回国会(1953/05/18〜1953/08/10)

第16回国会 衆議院本会議 第29号(1953/07/27、26期、日本社会党(右))

○前田榮之助君 ただいま議題となりました青年学級振興法案に対し、私は、日本社会党を代表し、遺憾ながら反対の意を表するものであります。  青年学級振興は、わが党の強くその必要性を認めるところでありますが、本法案は、わずかばかりの国の補助を支出することによつて、現在各地において自発的に開設され、実施されているところの青年学級を、文部省の官僚的統制によつて縛つてしまうおそれがあり、また罰則の規定によつて、青年教育を萎靡沈滞せしめるおそれもあるので、最小限度の修正を加えてこれらの欠陥を是正し、もつて青年学級振興に勤労青年のはつらつたる意向を反映せしめんといたしまして、文部委員会において努力し、修正案を……


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第19回国会(1953/12/10〜1954/06/15)

第19回国会 衆議院本会議 第12号(1954/02/24、26期、日本社会党(右))

○前田榮之助君 私は、ただいま上程されました学校職員の政治活動制限並びに政治的中立性確保に関する二法案につきまして、日本社会党を代表いたしまして、総理大臣並びに関係閣僚に若干の質問をいたしたいと思うものであります。  戦後の日本における教育の基本的目標は、憲法及び教育基本法に明らかに示されたるごとく、民主的にしてかつ平和的な国民をつくり上げることにその主眼があつたことは申すまでもないことであります。しかして、この基本的目標は、将来においても何らかわらないもので、かえてはならないものだと私は信ずるものであります。ところで、今回政府提出の二法案を見ますると、一方において地方公務員法の第三十六条の例……

前田栄之助[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院26期)

前田栄之助[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第16回国会(1953/05/18〜1953/08/10)

第16回国会 行政監察特別委員会 第5号(1953/07/08、26期、日本社会党(右))

○前田(榮)委員 証人にごく簡単に一、二点だけお尋ね申しておきたいと思います。今中野委員からの質問に対するお答えの中に、復員局の方へお持ちになつてお渡しした、しかも領収証もとらない、内容については、ただ、工業用のダイヤだとか、装飾用のダイヤだというようなことは、そこにおつた人が言うのを聞いて、そうだろうということだけであつた、こういうことですが、その際に、あなたがお渡しになるかならぬかは別として、進駐軍の者に渡すときに、数量を調べて、ちやんとそれをメモしておいたものかどうか、その点明確でないようでありますので、ひとつその点を率直に明確にお答えを願いたいと思います。

第16回国会 文部委員会 第3号(1953/06/25、26期、日本社会党(右))

○前田(榮)委員 ただいまの点につきまして大臣に伺いたいと思うのであります。大臣は、日教組の諸君がいわば無謀な要求のもとに面会を強要したようなことをおつしやつたのであります。大体大臣は、日教組の面会を求められた諸君が、何と何とを要求しようという、いわゆる陳情といいますか、要求といいますか、その条件を十分御存じなのでありますか。どういうことをあなたにお願いに来ているものか、そのお願いの内容については知つておるのか知つておらぬのか。それを知つておるなら、何と何であるか。こういうことをまず第一に明確にしていただきたいと思います。  第二には、人員の制限をなさつておる。いわゆる三役ならば会うが、ほかの……

第16回国会 文部委員会 第5号(1953/06/30、26期、日本社会党(右))

○前田(榮)委員 私は、大臣の先日の教育方針についてのお説に、二、三御質問申し上げたいのでありますが、私の同僚から、私のおらないときにいろいろ質問があつたようでありますから、もしそれと重複する点がございましたら、その点は省いてもらつてもさしつかえございません。そのつもりで御答弁願いたいと思います。  まず第一に六・三制の問題であります。これは自由党の一部の方の中に、六・三制というものは日本の制度に現実に合わない制度であるから、やめたらいいという話があることを私は聞いておるのであります。たとえば、もしあなた方の中にお疑いがございますなら、先の大蔵大臣が、六・三制は反対であることを個人的に発表され……

第16回国会 文部委員会 第7号(1953/07/04、26期、日本社会党(右))

○前田(榮)委員 前会に引続きまして、文部大臣にお尋ね申し上げたいのであります。すなわち先般世耕委員から述べられた教育勅語の問題について、大連大臣から教育勅語は全面的に妥当なりという意味の御答弁があつたようでありますが、このことはきわめて重要な問題であるまして、日本の教育を推進して行く行政庁の長官である大臣が、古い思想をもつて教育を進めて行くことになりますと、たいへんなことになると思うのであります。先般高津委員から憲法に違反抵触するという言葉も出たようでありますが、少くとも教育勅語は憲法違反と言われないといたしましても、日本の憲法の精神には反するものであります。これを私は強く反省をしなければな……

第16回国会 文部委員会 第8号(1953/07/07、26期、日本社会党(右))

○前田(榮)委員 国立学校設置法の一部を改正する法律案の条項に関することではないのでありますが、この際当局にお尋ね申し上げておきたいことがあります。今衆議院の地方行政委員会にかかつておる自治大学校設置法、これは警察関係の警察大学とかあるいは保安庁の中におる保安大学とかいうよ、うなものと同じような意味で、自治庁管理のもとに自治大学校を置くということでありますが、私は地方自治の問題は、今日の民主主義政治の上において非常に重要な点ではないかと思います。こういう学校教育制度を文部省が統一する上からいつても、文部省の管理下に置くのが妥当ではないかと思います。従つて今の大学の中へ地方自治学科とかあるいは学……

第16回国会 文部委員会 第10号(1953/07/11、26期、日本社会党(右))

○前田(榮)委員 私は日本社会党を代表いたしまして、ただいま議題になつておる法律案について賛成の意を表するのであります。  ただこの案の実施にあたりまして、今まで論議されたように、現代の実情に即して行わなければならない状態になつておるそのことを、当局は十分検討されて、たとえば地教委の問題から来るいろいろ教員を臨時補給しなければならぬというようなこと等の欠陥を急速に是正し、この免許法等も根本的に簡素化する等のことを急速に実施されんことを希望して賛成するのであります。

第16回国会 文部委員会 第14号(1953/07/20、26期、日本社会党(右))

○前田(榮)委員 危険校舎の問題について同僚議象らいろいろ質疑が行われましたが、その中の、四十八万坪の危険校舎は大体五十箇年以上たつた建物及び十五箇年以下の弱朽の建物であつて、しかも当時それをどういう基準に決定したかという質問に対する局長のお答えによりますと、建築基準法等で使用禁止もしくは制限を受けておるもののように御説明になつたのであります。またたとえば白あり等の被害によるところの問題はなおその中に入る、あるいは四十八箇年、九箇年という、五十箇年に満たないものでも、五十箇年に非常に近いものであつて危険といわれるものがあるというようなことを言われたのでありますが、それではどうも五十箇年という線……

第16回国会 文部委員会 第16号(1953/07/22、26期、日本社会党(右))

○前田(榮)委員 私は日本社会党を代表いたしまして、ただいま議題となつておりまする公立学校施設費国庫負担法案について修正動議が出ておりまする修正案並びにその残余の原案について賛成の意をごく簡単に申し上げたいと思うのであります。なお春日委員から希望条項が出ております点は、同じくわれわれの強く希望する点であることをも附加しておきたいと思うのであります。  ただこの際当局に念のために申し上げておきたいのは、補助率が上つたために、起債額に相違ができるおそれ永ありまして、各府県及び町村において非常に財政困難な際において、著しく起債の点に不利なことのないように十分留意されて、本案の執行に当つていただきたい……

第16回国会 文部委員会 第19号(1953/07/25、26期、日本社会党(右))

○前田(榮)委員 ただいま議題になつております青年学級振興法に対し、日本社会党を代表して提出した修正案について簡単に説明を申し上げたいと思います。  まず案文を読み上げます。   青年学級振興法案の一部を次のよ  うに修正する。   第十七条を削り、第十六条中「第  十一条」を「第十二条」に改め、同条  を第十七条とし、第九条から第十五  条までを順次一条ずつ繰り下げ、第  八条の次に次の一条を加える。   (青年学級運営委員会)  第九条市町村の教育委員会は、青   年学級の開設を決定したときは、   当該実施機関に青年学級運営委員   会(以下「運営委員会」という。)を   置かなければな……

第16回国会 文部委員会 第21号(1953/07/28、26期、日本社会党(右))

○前田(榮)委員 私は日本社会党を代表いたしまして、修正案並びにその部ガを除く原案に賛成するものであります。(拍手)もちろん今野原委員が申されましたように、この法案には多くの欠陥があります。今日の勤労青年に教育の機会均等を与えて、十分な予算、十分な施設のもとに、勤労青年に対する教育の充実をはかることは、わが党の強く主張するところであります。しかして現実の今日の事情におきましては、大学の夜間部、通信部等も十分国庫補助等の選衝方法を講ずべきときであることは、十分認識いたしておるつもりでありますが、まずそれよりも、もう一歩緊急を要するものは、今日の定時制の教育であり、あるいは大学の通信教育であると思……


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第17回国会(1953/10/29〜1953/11/07)

第17回国会 行政監察特別委員会 第1号(1953/10/30、26期、日本社会党(右))

○前田(榮)委員 これより会議を開きます。  私が年長者でありますので、委員長が選任されますまで、規則第百一条第三項により、委員長の職務を行います。  これより委員長の互選を行います。
【次の発言】 ただいま福田君より提出されました動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よつて吉武惠市君が委員長に当選いたしました。(拍手)  委員長吉武惠市君に本席を讓ります。

第17回国会 文部委員会 第1号(1953/11/02、26期、日本社会党(右))

○前田(榮)委員 大蔵省の理財局の課長さんにもう一つお聞きいたしたい。坂田委員からあまりいじめるなというようなやじも出たようでありますが、いじめるのじやない。文部省予算が非常に切り詰められておる点は、いろいろな理由があろうと私は思いますが、自然増による教室の問題は、地方において施設を増築するのが建前になつておる。これは文部大臣もそういうことを言われておるようでありますが、それにはなるほど今までの日本の地方財政の実情から行くと、そうあつてもしかるべしのところがあると思うのでありますけれども、今日の地方財政の実情からいいますと、その余裕がないので、現実に国の負担、それから負担分を除いたあとは起債に……

第17回国会 文部委員会 第3号(1953/11/07、26期、日本社会党(右))

○前田(榮)委員 私は文部大臣に文部行政についてお尋ねを申し上げたいのですが、その前に今問題になつております学生の選挙権について、一言自治庁の態度について御質問を申し上げたいと思います。今小林君からの質問の御答弁によりますと、選挙名簿縦覧期日があつたり、自治庁の方から選挙権の行使に漏れのないように居住地と在籍地との二重登録、あるいは両方に漏れるというようなことのないようにする、こういうことに十分注意をいたしておる。こうおつしやつた。いかにもここで聞いておりますと、非常に至れり尽せりの処置をとられたようにおつしやるのでありますが、すでに新聞やその他で御承知だろうと思いますが、表面的に事務的にそう……


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第19回国会(1953/12/10〜1954/06/15)

第19回国会 外務委員会 第2号(1953/12/15、26期、日本社会党(右))

○前田(榮)委員 それでは政務次官にお尋ねいたします。国連軍が日本に駐留しておる。言いかえれば呉に駐留しておると言つていいほどに中心は呉であるのであります。その駐留しておるのは条約というものに基かないで、アチソン・吉田交換公文によるもの、あるいはまた平和条約による日本の国連に協力しなければならないという条項等が含まれて日本に駐留いたしておると存じておるのであります。そういたしますならば、日本がいたずらに犠牲を多くして、そういう簡単な交換公文等による駐留を一年半もなぜ日本政府はほうつておいたか、これは政府の重大な責任ではないかと思うのであるが、この点どう考えておるかという点が一つ。  第二点は、……

第19回国会 議院運営委員会 第65号(1954/05/27、26期、日本社会党(右))

○前田(榮)委員 事務総長にお尋ねしますが、わが党の方で、今朝の国会対策委員会において、吉田総理の外遊のとりやめ勧告をする決議案というものを決定して、手続をしたはずだと思いますが、出ておりませんか。

第19回国会 行政監察特別委員会 第1号(1953/12/10、26期、日本社会党(右))

○前田(榮)委員 これより会議を開きます。  私が年長者でありますので、委員長が選任されますまで、規則第百一条第三項により、委員長の職務を行います。  これより委員長の互選を行います。
【次の発言】 ただいま田渕君より提出されました動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よつて、塚原俊郎君が委員長に当選いたしました。(拍手)  委員長塚原俊郎右に末席を譲りまする。

第19回国会 行政監察特別委員会 第2号(1953/12/17、26期、日本社会党(右))

○前田(榮)委員 ちよつと証人にお尋ねいたしますが、あそこに写真が二葉出ておりますが、あれは証人がお出しになつたものですか。
【次の発言】 この写真がいわゆる神体山としての何かの信憑性のあるものとしてお出しになつたのですか。
【次の発言】 前に証人は、神体山の歴史的な関係から万葉集に出ておる歌の一首を例にとられて、また今ここにお写真を出されておるのでありますが、いずれも神体山という宗教の精神といいますか、宗教の信仰があることは認められる状態でありますが、これがはたして今の日本の国民感情に適合いたしておるかどうかということになりますと、いろいろ議論が出て来ると思います。このこと自体は、宗教に関す……

第19回国会 行政監察特別委員会 第3号(1953/12/18、26期、日本社会党(右))

○前田(榮)委員 ちよつと有倉先生にお尋ね申し上げますが、憲法の上から国と宗教を引離さなければいけないと今御答弁があつたのですが、それはごもつともだと思うのですが、ただ、浅間神社の神体山という一つの宗教に対して、現在国有財産であるところの富士山という一つの財産を国家が無償譲渡して与えるということ自体が、この宗教に対して国の援助を与えるということになろうと思うのでありますが、これは憲法の精神に違反する行為ではないか、この点が第一点。  それから、もう一つの点は、神体山宗教の関係で富士山を信仰する者があることも、これは邪教であるか何かという議論は別といたしまして、あることは認めます。しかしながら、……

第19回国会 行政監察特別委員会 第5号(1954/02/02、26期、日本社会党(右))

○前田(榮)委員 関連して大谷証人にお尋ね申し上げます。実は私も浄土真宗の信者でありますが、ただいま他の委員からの執拗なる御質問がありましたが、これは大谷本願寺派といいますか、宗教家としてのあなたを中心に論議があつたと思うのですが、私は、あなたの胸についておる参議院議員のバッジは、いわゆる国会議員として、ただ単に宗教家で、他力本願で、他にすがつておるのだから、わしは何も俗界のことはわからぬということでは済まされぬ問題があると思う。この点をあなたにお聞き申し上げたいのであります。あなたは、三重県の山林が、いかなる経済的価値があり、どういう手続でやつたかということは一切知らない、こうおつしやつた。……

第19回国会 文部委員会 第3号(1954/02/13、26期、日本社会党(右))

○前田(榮)委員 ただいま上程になりました学校教育法等の一部を改正する法律案の概要の理由及び法案の概要について説明申し上げます。  学校教育法は昭和二十二年三月に制定されて昭和二十五年四月に最終改正されて今日に至つておりますが、直接教壇に立たないで教育に関係ある重要な職員が、本法制度の外に置かれておることは学校教育上遺憾とするところであります。すなわち大学以外の学校において教育に関する事務に従事する者並びに盲学校や聾学校の寄宿舎において児童または生徒の世話及び教育に当る者の職務の学校教育における重要性にかんがみまして、これらの職務を行う者について事務教諭及び寮母の制度を確立して学校教育の完璧を……

第19回国会 文部委員会 第5号(1954/02/17、26期、日本社会党(右))

○前田(榮)委員 今の私学の問題についての松平委員の御質問の、財政措置に基くのか、その他の、つまり私学振興の文部省としての別な方針に基くのかということの御答弁に、財政措置についてはできるだけやりたいという熱意は持つたけれども、緊縮財政の立場からかようになつたという経過を述べられて、ただこうなつたのだということでありますが、財政措置以外に私学の振興についていろいろ考えられる点があるのではないかと私は思うのであります。たとえば戦災地における私立学校が、これは広島にもある問題でありますが、土地の区画整理等が当然起りまして、その区画整理等の問題から換地処分等について、私立学校であるために地方の区画整理……

第19回国会 文部委員会 第7号(1954/02/23、26期、日本社会党(右))

○前田(榮)委員 関連して……。文部大原の松平君に対する答弁は、どうもわれわれが納得行かないものがあるのであります。たとえば教科書の無償配付を今年はかりにただ一年だけ停止する、そういう予算編成が行われたために、臨時処置として大蔵省が一括してこの法案を今御答弁になつたような形をとつた、これは事務簡捷の上からしても非常によろしいじやないかと、こういうような意味の御答弁に拝聴いたしたのであります。しかしながら、いずれにいたしましても立法措置を必要とするものであります。立法措置は、国会が国権の最高機関として、提案はいろいろな形で出ますが、立法府が行うのが当然なのであります。この立法府が、文部行政は文部……

第19回国会 文部委員会 第9号(1954/02/26、26期、日本社会党(右))

○前田(榮)委員 ちよつと関連して……。私は大学の制度についてちよつとお尋ねいたしたいのですが、その中で、御承知のように理論物理学については本年も相当力をお入れにたつて、平和産業的な研究も進めて行くというようにお考えになつておるようでございます。ただ現実において、今の理論物理学の研究生というものが、将来の生活保障といいますか、就職の面において、あれほど世界的に名をなした日本の理論物理学の研究を相当若い学徒が夢を描きながらいたしても、さて大学の教授等になる人は限られた人であろうと思うのであります。それでその他のいろいろな職業につくといつても、アメリカのように原子爆弾等の大工場、研究所というものが……

第19回国会 文部委員会 第10号(1954/02/27、26期、日本社会党(右))

○前田(榮)委員 今両小林君の質問について文部大臣はきわめて御親切な御答弁がありました。今の自由党の党報の配付はもちろん法律違反ではない。それから今のいろいろな行政上の処置については違反でもない。従つてそれをとめることはできない、文句があれば自由党の本部に行け、これはちよつとりくつが通つたように思われる。それを今度逆に共産党がアカハタを、それには吉田内閣の汚職事件等をでかでかと書いた、日本の革命らしい――これも法規が許す範囲内のことが書いてあつて、それを毎たび毎たび配られて、それを読んだ、そのものだけではただちにどうこうと思われないが、たびたびそれを繰返すときには、日本の国民思想はどうなるかと……

第19回国会 文部委員会 第12号(1954/03/03、26期、日本社会党(右))

○前田(榮)委員 私は時間が相当長くなると思いますが、今斎藤長官は、写真をとるようなことはないとおつしやいましたが、実は、私は警察長官が私の友人の家でやつておつたのをこの目で見ておる。あなたがそんなことを言つても――これはあなたが知らずに、やつておる者が部下にあつたのであろうと思うが、そういうようなことがあるのです。私は共産党にはあらゆることをやつてもいいと実は腹の中ではそう思つておる。だがしかしそれをこういうような大事な法案を審議するときに、あなたが何かこの法案審議に有利なような証言をしようという傾向が見えることであります。このことはたとえば数百名と言われる点でも、これははつきり発表してもら……

第19回国会 文部委員会 第13号(1954/03/05、26期、日本社会党(右))

○前田(榮)委員 国警長官は答弁をされぬのですが、職務上出せないとこうおつしやる、これを無理に強要するわけには参りません。それで物は相談ですが、府県別くらいは出されてもよいのじやないか。あなたが出されぬとするなら、われわれはほかの方法で調査をしなければならぬと思うのです。ここでわれわれはほかの方法で調査をするということになると、この法案の審議に影響があると思う。できるだけこの法案の審議をスムーズにする点にも御協力を願いたい。なぜ府県別くらいでもやつてほしいかという点は……。(「提出したらお前たちは賛成するのか」と呼び、その他発言する者あり)日教組の動きについていろいろ政府当局から御説明があつて……

第19回国会 文部委員会 第16号(1954/03/12、26期、日本社会党(右))

○前田(榮)委員 第一班は最初山口県へ参りまして、教育委員会の会館におきまして、県教育委員会と、県教組と、それからPTAの会長、それから県教組のほかに、教員組合はいわゆる第二組合ともいうべき学校職員団体連合会というものがありまして、その方からも来ておりまして、それから県下の校長の代表者が三人ほど見えておりまして、われわれ三人が質問をいたしまして、その質問に応じて答えるという調査の方法をとつたわけであります。それで問題は山口県の日記帳そのものが教育に偏向したものであるかという点につきましては、県教組を除くほかの方面は、大体内容において偏向の点を認めておる様子でありました。しかしながらこれが教育に……

第19回国会 文部委員会 第18号(1954/03/16、26期、日本社会党(右))

○前田(榮)委員 なぜ事務職員を一般教育職員と同じ取扱いを今までにしなかつたかということについては、それが不当であると思いまして修正案を出したわけなんでありまして、その点はひとつ文部当局から答弁していただくことにいたします。
【次の発言】 緒方局長にお尋ねいたしますが、今の金の出し方については、大蔵省からお話があつた通りであつて、予算補正をやつて、もし二十八年度で足りない場合にも二十九年度の金で支出することはいけないということを大蔵省は言つているが、それはその通りであつて、二十九年度の金を早く支出して便宜をはかるというようなことは当然やつていいと思いますが、二十八年度分の不足額をこれこれへ出す……

第19回国会 文部委員会 第19号(1954/03/17、26期、日本社会党(右))

○前田(榮)委員 お答えいたします。教壇に立つことを建前にしておらない事務職員、これを教壇に立つ教職員の範疇の中に入れるということについて、昨日も文部当局は反対のお考えがあつたのでありますが、この問題は全国のこういう職にある、事務職員と称される者が、大体私の調査によりますと、一万七千余人あるようになつておると思うのでありますが、これらの人々は採用される場合においても、大体教員とほとんど同じような資格のある君を主として、すなわちそういう教養のある者を求められておりますし、そういう者でないと学校内におけるところの事務を校長の指示に基いて行う点において、子弟に与える影響等がいろいろ実際においてはあり……

第19回国会 文部委員会 第21号(1954/03/19、26期、日本社会党(右))

○前田(榮)委員 私はまず第一に文部大臣の御所見をお伺いいたしたいのでありますが、いろいろな角度でお尋ね申し上げたいのであります。まず文部大臣は、いろいろな質疑応答の中で、この法案はそう思想を取締つたり、あるいはまた政治活動の制限を極端にするきゆうくつなものじやないが、ただ日教組やその他の連中が事以上にこれを宣伝をして、こういうように思わしめておるところがあるんだ、というようなことが、お答えの中にあつたと思うのであります。そのことのありなしを私はお尋ねするのではございませんが、大体最近の新聞その他の論調を見ましても、われわれが想像以上に、識者の中で反対の声が非常に大きいということであります。私……

第19回国会 文部委員会 第24号(1954/03/26、26期、日本社会党(右))

○前田(榮)委員 私は日本社会党を代表いたしまして、ただいま議題となつております教育公務員特例法の一部を改正する法律案並びに義務教育諸学校における教育の政治的中立の確保に関する法律案、この二案と、これに伴う修正案に絶対反対の意思を表明するものであります。  この法律案が、われわれ国民の自由を制限するという点において、われわれは根本的に政府と考えを異にいたしておるのであります。憲法第十二条には、「この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によつて、これを保持しなければならない。」と規定されておるのであります。この国民の自由が、国家に許されてある最大限度に保障されるときこそが、その国……

第19回国会 文部委員会 第28号(1954/04/28、26期、日本社会党(右))

○前田(榮)委員 お三人の参考人の先生方にいろいろお話を聞かしていただいてまことにありがとうございました。私は一つの御希望と質問と二つあるのでございますが、希望といたしましては、こうして文部委員がこういう問題を聞かせてもらつても、実は専門家でないので十分腹の中でこなせておらぬ部分もあろうと思う。それで現在大学の病院にいたしましても設備の不足の点、あるいはまた今西脇先生あたりはいろいろ法規についても保健衛生の上から不十分な点もあるのじやないか、こういうこと等について、立法府におるわれわれにそのあなた方の研究、また治療についても必要な予算、法規についての希望がおありではないか、本日それをつぶさに陳……

第19回国会 文部委員会 第30号(1954/05/06、26期、日本社会党(右))

○前田(榮)委員 安部先生にお尋ねしておきますが、ただいま提案の理由を御説明になりました中にこの盲聾児童に対しての政府の扶助の基準を政令に求めておられるわけでありますが、いわゆる立法府におる議員として提案された法律は、できるだけ政令などという基準にたよらないで、法律の中へそれらの基準等を加えられるものは加える。加えられない事情のもとに置かれておるものについて政令に求めるというのが、これは建前であろうと思うのであります。従つて政令に求められた提案者の理由はどこにあるのか。この点を第一点としてお尋ねいたしたいと思います。
【次の発言】 そういたしますると、この盲聾学校児童の就学奨励上扶助金を支給し……

第19回国会 文部委員会 第35号(1954/06/02、26期、日本社会党(右))

○前田(榮)委員 委員長は、われわれ議員が提案いたしました議案を一応公報に載せて議題にいたしておることによつて本案が審議されているがごときお話があつたのであります。まことにわれわれを侮辱するもはなはだしいものであります。教育二法案が本委員会を通過いたしたのは四月二十六日であつたと思う。それから何日かかつているか、その間ろくろく開いておらないではないか。委員がこの問題の審議を提議しようといつても、提議する委員会は開いておらぬじやないか。こういうことで、誠意をもつて法律案を審議する態度でおるとは、われわれ断じて考えられない。(「委員が悪いんじやないか、委員長が悪いんじやない。」と呼び、その他発言す……


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第19回国会(1953/12/10〜1954/06/15)

第19回国会 文部委員会公聴会 第1号(1954/03/13、26期、日本社会党(右))

○前田(榮)委員 まず第一に滝川先生にお尋ねする次第でありますが、今回の法案の教育公務員特例法の問題の中で、人事院規則の例によるというようなことがありまして、政治活動を制限する点を地方公務員を国家公務員並にして、国家公務員は人事院規則によつていろいろな制限を受けておるのであります。国会で決定した法律で刑罰や行動の制限というものをしないで、国家公務員は人事院規則に基かなければならぬことになつておるために、多くの行動の制限を受けておるわけですが、こういうことは立法上法学者として認められる制度であるかどうか、先生の御見解をお伺いしたいのであります。



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データ更新日:2023/02/05

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菅原琢『データ分析読解の技術』(中公新書ラクレ756)

【内容紹介】「データ分析ブーム」がもたらしたのは、怪しい“分析らしきもの”と、それに基づいた誤解や偏見……。本書では、「問題」「解説」を通して、データ分析の失敗例を紹介しながら、データを正しく読み解くための実践的な視点や方法、また、思考に役立つ基礎的な知識やコツを紹介していく。誤った分析をしないため、騙されないための、基本的・実践的な読解と思考の方法とは――。