片島港 衆議院議員
26期国会発言一覧

片島港[衆]在籍期 : 23期-|26期|-27期-28期-29期-30期
片島港[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは片島港衆議院議員の26期(1953/04/19〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は26期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院26期)

片島港[衆]本会議発言(全期間)
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第16回国会(1953/05/18〜1953/08/10)

第16回国会 衆議院本会議 第25号(1953/07/21、26期、日本社会党(左))

○片島港君 ただいま議題となりました郵便物運送委託法の一部を改正する法律案に関し、郵政委員会における審議の経過並びに結果を御報告申し上げます。  本法律案は、去る第十五回国会に政府より提出せられ解散のため成立するに至らなかつたものとほとんど同の内容でありまして、政府提案の理由とするところは次の通りであります。  すなわち、郵政大臣が郵便物の運送等を他に委託する場合に必要な準則は、郵便物運送委託法の規定するところでありますが、それらの準則の中には、その後の情勢の推移に伴い、実情に沿わなくなつたものもありますので、事業の円滑な運営を確保するため、それらのものを改正しようとするものでありまして、その……

片島港[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院26期)

片島港[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第16回国会(1953/05/18〜1953/08/10)

第16回国会 郵政委員会 第2号(1953/06/17、26期、日本社会党(左))

○片島委員 本日は大臣から所管事項について大体の御説明を承るにとどめたいと思いまして、特に同僚議員から多数御質問がありましたから、私は明後日の委員会でまたお伺いしたいと思うのでありますが、ひとつ私は問題を特に強く大臣に訴えて、御決意をしていただかなければならぬことがあるのであります。特にこの自然休会中にまわつてみますと、小さい郵便局などで非常に老朽な局舎もたくさんあるのでありまして、非常に公共性を強調しておられながら、定員とか予算の制約を受けてといつて、非常に消極的な態度が現われておるのであります。税金を徴収してつくつておるいろいろな庁舎は、非常にりつぱな出先機関などができております。特に大臣……

第16回国会 郵政委員会 第3号(1953/06/19、26期、日本社会党(左))

○片島委員 今横川君からの意見によつて、ほとんどこの問題については私たちは了解をしておるのでありますが、本日は委員会において、大蔵省の政府委員及び郵政省からも来ていただくようにお願いしてあつたはずだと思うのでありますが、大蔵省側なりあるいは郵政省側に対しても並行して質問してよろしゆうございますか。
【次の発言】 先日の郵政委員会において、郵政省側の意見を私たちは十分お聞きしたのでありますが、さらに本日全逓の組合側からも意見を聞いたわけでありますが、大蔵省側の、いわゆる予算の編成を担当する方の側からまだ何らの意見も聞いておらなかつたのであります。私はここに並行して、関連して大蔵省の方にひとつ質問……

第16回国会 郵政委員会 第5号(1953/06/22、26期、日本社会党(左))

○片島委員 私は改進党の大高委員の提案に賛成いたします。ちようど来る二十五日には全逓の全国大会もございます。それまでに私たちの立場として、私たちの委員会の意見もまとめておきたいということと、現在〇・五の夏季手当の問題やあるいはその他のベース・アツプなどの問題などで、いろいろと紛争が重ねられておるのでございますが、この際それだけは切り離して、本問題だけをすみやかに善処せられることが望ましいと存じますので、本提案に賛成するものであります。

第16回国会 郵政委員会 第6号(1953/06/27、26期、日本社会党(左))

○片島委員 この三億四千万円くらいの収入増というのは、私は今年度の予算をまだ調べておりませんが、今年度提出された予算にはそれが計上してあるのですか。
【次の発言】 七月一日から実施せられるように書いてありますが、七月一日からの収入増が三億四千万円、こういうふうになるというのですか。
【次の発言】 何でも、この郵便料金でも小包郵便でも同じでありましようが、値上げをすると、当初は利用がある程度減少するのが普通でありますが、小包郵便の場合でもやはりその点はちやんと考えておられるかどうか。

第16回国会 郵政委員会 第7号(1953/06/30、26期、日本社会党(左))

○片島委員 大体吉田委員の要求でいいと思うのですが、さらに日本逓送のみならず、そのほかにもこれを請負つおるところが若干あるやに聞いておりますし、さらにまた日本逓送株式会社が最初発足しました当初は、郵便の輸送のみをやつておつたかのごとく記憶しております。それがだんだんと取集めやら配達などにまで拡張しておるように、この改正案で見受けるのであります。こういう変遷、どうしてそういうふうになつて来たのか、この問題は特に全国の郵便物の輸送、一部の取集め、配達、こういつたものを一括して随意契約ということになると、独占的にあの日本逓送にやらせるという、まことに重大な問題であります。そういう点についてはもう少し……

第16回国会 郵政委員会 第11号(1953/07/10、26期、日本社会党(左))

○片島委員 郵便物運送委託法の一部を改正する法律案について、吉田委員より大臣に質問があるそうでありますが、まだ両者とも参りませんので、私その前に一般郵政行政について若干お尋ねしたいと思います。  運送には直接関係ございませんが、漸次つながりを持つて行くものでありますから……。全国の郵便取扱局一万四千局のうち、一万三千というものが特定郵便局というのになつておるわけでありますが、現在一千くらいのいわゆる普通局といわれるものと特定局といわれるものとの間において特に大きな相違点がございましたら、その点を御説明願いたい。
【次の発言】 特定局と普通局との違いのうちで、私の調査したところによりますと、人事……

第16回国会 郵政委員会 第13号(1953/07/16、26期、日本社会党(左))

○片島委員 郵政職員の給与体系是正に関する調停案の、その後のてんまつについてお尋ねしたいと存じます。私どもは郵政委員会において申合せをし、また予算委員会においても自由党の首脳部及び改進党の首脳部とも十分打合せをして、予算委員会の理事会においても、一般会計より必ずこれをめんどうを見よう、繰入れをやろうということになつておりましたところが、一夜のうちにこれがひつくり返つたのであります。しかし六月一日からいよいよ完全実施をするということになつておりますが、その財源はどういうどころから求められるかを、まず第一にお伺いしておきたいと思います。
【次の発言】 その節約額というのは、今度の予算の修正によつて……

第16回国会 郵政委員会 第14号(1953/07/17、26期、日本社会党(左))

○片島委員 この前の委員会におきまして、いろいろお尋ねをいたしたのですが、もう大体締めくくりをこのあたりでつけておかなければならぬと思いますので、大臣にひとつお尋ねをしておきたい。  今国会ではなく前の国会におきまして、御承知のようにこの法案に対しまして、附帯決議が満場一致でつけてあつたのであります。その中に「郵便事業は国家専掌を本旨とするにかんがみ、」云々というように決議されましたが、郵便業務が国家専掌を本旨とするということは、前会一致をもつて決議されおるのであります。この前の法案はそのまま立消えになりましたが、今度そういうことが附帯決議としてつくならば、大臣としては国家専掌という本旨を認め……

第16回国会 郵政委員会 第15号(1953/07/20、26期、日本社会党(左))【議会役職】

○片島委員長代理 これより開会いたします。  田中委員長がお見えになりませんので、私が委員長代理となり、委員長の職務を行います。  ただいま委員長の手元に大高康君より、郵便物運送委託法の一部を改正する法律案に対し、修正案並びに附帯決議が提出されておりますので、その提出理由の説明を求めます。大高康君。
【次の発言】 それでは郵便物運送委託法の一部を改正する法律案を議題とし、討論に付します。
【次の発言】 ただいまの船越君の動議に御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めまして、討論は省略されました。  それでは郵便物運送委託法の一部を改正する法律案を議題とし、採決いたします。まず大高……

第16回国会 郵政委員会 第16号(1953/07/27、26期、日本社会党(左))

○片島委員 この北灘村には現在無集配郵便局が設置せられておるのであります。現在その集配を担当いたしております鳴門市堂浦局より数十キロの非常に遠いところから配達をしてもらつておりますし、また請負人を置いてそこで集配をやらしておるといつたような非常に不便な状況になつております。北灘村は主として漁業の非常に盛んなところでありまして、特にたい、えびあるいはいわし、そういうものは県内だけでなく、京阪神の台所をにぎわしておるのでありますが、この郵便集配が非常に遅れますために、いろいろと取引上にも不便な点が多いのであります。そこで基準はどういうふうになりますか知りませんが、この地域の不便なることと、それから……

第16回国会 郵政委員会 第17号(1953/07/30、26期、日本社会党(左))

○片島委員 この際請願の審査について動議を提出いたします。日程第七ないし第九、第一一ないし第一九の請願は、紹介議員もお見えになりませんので、これは文書表の朗読を省略して、これらに対する政府の所見だけを承つて、採否を決せられんことを望みます。
【次の発言】 今まで請願が出ると、絶対に実現できないと思われるものでも、やはり紹介議員の顔を立てるために採択して来たのが例でありますけれども、客観的に見てどうしても実現ができないことがきまり切つておる、そういうようなものを委員会としてそのまま一括採択をして政府に送付するというのは、いかにも委員会の権威に関する問題ではないかと思うのであります。従つて、多数の……

第16回国会 郵政委員会 第21号(1953/10/06、26期、日本社会党(左))【議会役職】

○片島委員長代理 次は大高康君。

第16回国会 郵政委員会 第22号(1953/10/07、26期、日本社会党(左))

○片島委員 開会勢頭でありますが、福岡地方簡易保険局の元片舎になつておりました大濠庁舎が、進駐軍の方に接収になつておりまして、その後も今日に至るまでいまだ返還されておらないやに聞いておるのでありますが、この問題について当局よりその後の経過について御報告を受けたいと思います。
【次の発言】 私は大臣がお見えになりましたならば、先ほど同僚委員から質問せれて、非常にまだ納得の行かない点について質問を続けたいと思うのでありますが、大臣がお見えになりますまで、その他の問題について若干質疑をいたしたいと思います。ただいま保険局長からお話がありましたついでといつてはあれでありますが、簡易保険関係について、若……


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第17回国会(1953/10/29〜1953/11/07)

第17回国会 郵政委員会 第2号(1953/10/31、26期、日本社会党(左))

○片島委員 ただいまの御質問に関連してお伺いしたいのであります。この公労法の非適用職員といいますと二万以上の人数になるわけでありますが、そのうち、私現地をいろいろ調査をいたしまして特に感じましたことは、現業の課長クラスは人数が一番多いでありましようが、現場の課長、主幹といつた人々でありますが、こういう人たちは、私が行つて実地調査したところによりますと、課長にはなりたくない。なつておる人はやめたいという希望も持つておりますし、局長から、もう君もぼつぼつ課長にならなければならぬのだからというようなことを言いますと、課長をやらせられるとならば、もう少し私も考えて仕事の方をなまけなければならぬという、……

第17回国会 郵政委員会 第7号(1953/11/26、26期、日本社会党(左))

○片島委員 それでは御報告申し上げます。私どもは東北地方を見て参つたのでありますが、その結果について概要を御報告申し上げたいと思います。  このたび視察いたしました局は、特定局においては、交換座席六ないし七でその加入者が二百以上に及ぶ宮城県涌谷局、山形県赤湯局、福島県川俣局、また交換座席二ないし三でその加入者数か百前後である山形県長崎局と福島県飯野局並びに交換座席一座席でその加入者数が五十前後の山形県山寺局と糠野目局の八局の外、米沢電報電話局、仙台局及び塩釜、山形、福島の普通局三局であります。  まず第一に、関係特定局における慨況について申し上げます。その一は局舎の状況についてでありますが、お……


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第18回国会(1953/11/30〜1953/12/08)

第18回国会 郵政委員会 第1号(1953/12/02、26期、日本社会党(左))

○片島委員 昨日から全逓の一組合におきまして、仲裁裁定の完全五実施とそれから年末手当の問題を中心として、昨日からきよう、また明日にかけて三割の賜暇戦術をやつておるのでありますが、新聞ではいろいろと報道せられておりますけれども、現在全逓のこの賜暇戦術によつて、いわゆる郵便物などの停滞状況といつたようなものはどういうことになつておりますか、おわかりになつておりましたらひとつお願いいたします。
【次の発言】 私が先ほどお尋ねしたのは、実は今の争議の性格というものでなくして、一日から三日間にわたるところの戦術第四号という指令に基いて、現在賜暇戦術をやつておるのであるが、それによつて新聞がまちまちの報道……

第18回国会 郵政委員会 第2号(1953/12/03、26期、日本社会党(左))

○片島委員 これは少しもう議論が行き過ぎておるのであります。また非常に重要な点でありますが、私は吉田委員の質問に関連して大臣は大分勘違いをしておられるが、そうでなければ意地を張つておられるのではないかと思うのであります。もし予算総則によつて予算上したからということであるならば、仲裁裁定はいつの場合でも年度の初頭につくつた予算の総則における給与総額の中に入つておらないのなら、年度の中途に仲裁裁定が下るということになれば、いかなる場合でも仲裁裁定は予算を要するものについてはできないということになるのであります。そこで予算上はなくても資金上ゆとりがあるとするならば、政府としては、十六条の資金上という……

第18回国会 郵政委員会 第3号(1953/12/04、26期、日本社会党(左))

○片島委員 大臣がお見えになりましたので、私保留しておきました件だけお伺いしておきたいと思います。一・ ○に対して、さらに団体交渉などによつて、報償的な意味において、〇・二五を加えるということは、昨日から常識になつているということで、質疑応答があつたわけでありますが、これは郵政大臣として、また郵政当局としては、この程度まではやむを得ないから何とかして出そう、こういうふうにおきめになつているのでありますか。それともまたこれからいろいろと研究しているようなあいまいなことに、まだこの期に至つてもなつているのでありますか、その点をひとつ大臣がら伺いたい。

第18回国会 郵政委員会 第4号(1953/12/05、26期、日本社会党(左))

○片島委員 大臣はお忙しいでありましようから、私も希望だけ申し上げておきますが、実は私どもの方の党内の問題をちよつと申し上げますならば、けさのあの新聞の発表、これについては国会対策委員会において非常に論議せられまして、特に労組出身の議員は非常に強硬な、いわゆる党側に妥協したというような意味で、非常に強い意見をはいて退場したくらいにもめたのであります。そうしてあの新聞発表はそのまま組合としては受取れないというような形で、実は組合側でも非常に紛糾しておるのでありますが、それをあの程度でだめだというのを、さらにまた昨日そういう話合いをしたのでありましようか、きよう佐藤幹事長の話を、これは委員会ではあ……


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第19回国会(1953/12/10〜1954/06/15)

第19回国会 決算委員会 第11号(1954/02/24、26期、日本社会党(左))

○片島委員 石井運輸大臣にお尋ねしたいのですが、海運造船合理化審議会は、会長は石川一郎氏で、三十九人をもつて構成され、これが造船の割当についての大臣の諮問機関となつておるようであります。聞くところによりますと、この船主選考基準と申しますか、それを決定するのはこの三十九人の審議会ではなくして、別に小委員会を設けてそこで審議をせられる。また小委員会はいつも秘密に会合せられておつて、小委員会できまつた通りに大体審議会としての意思が発表せられるというのでありますが、一々これをお尋ねするのもたいへんでありまするけれども、第九次後期の場合の割当におきまして、この小委員会が開催せられた日時、あるいは場所、そ……

第19回国会 決算委員会 第19号(1954/03/22、26期、日本社会党(左))

○片島委員 関連して、保安協会は予算委員会における御答弁では総理大臣がこれを認可したとかいうような御答弁があつたようでありますが、これは社団法人でありますか、財団法人でありますか、
【次の発言】 財団法人でありますと、財団法人の認可に関する法律によりますと、おそらく東京都を通じて所管の大臣の認可を求めるようになつておりますが、それは総理大臣ではなくて、保安庁長官ではございませんか。
【次の発言】 そうすると保安協会は今天野委員からいろいろと御質問があり、今後どんどん発展をして行くかもしれぬというお話でありましたが、その基本財産となつているものはどのくらいか、それから大体外郭団体に属するような類……

第19回国会 決算委員会 第25号(1954/04/14、26期、日本社会党(左))

○片島委員 大臣がお見えになつたら大臣にお聞きしたいと思つたのですが、次官に御所見を承つておきたいと思います。  厚生省の予算というのは、言うまでもなく社会保障的な行政支出が非常に多いのでありまして、一項目についての金額はほかの省からいたしますと少額でありますが、不当批難事項の数がほかの省に比べて非常に多いように見受けるのであります。一項目についての金額は少くても、社会保障的な経費は、その恩恵を受ける対象というものが非常に困つた階層に多いのであります。それがこのように非常に多くの不当批難事項を出しているということは、この予算の支出にあたつて、そのときの政府の方針で、予算の額が多いほどいいにはい……

第19回国会 決算委員会 第28号(1954/05/06、26期、日本社会党(左))

○片島委員 二、三お尋ねしたいと思います。会計検査院に先にお尋ねしたいのですが、私が承知いたしておりますところでは、こういうふうに検査の報告に載つておりますのは全面的に検査したのではなくして、抜打ち的に各工事を調査をなすつたということを私は聞いておるのであります。というのは地方に参りまして、あの村は検査に当らなかつたから助かつた、こういうことを言つておるので、その助からなかつた、運の悪いところがこういうふうにみんな指摘をされておるのである。すべての工事を全部会計検査院が検査をするということは困難であると思いますが、しかしながらここにこの二十七年の分だけについて見ましても五億九千万、約六億からの……

第19回国会 決算委員会 第33号(1954/05/24、26期、日本社会党(左))

○片島委員 ちよつと関連して。その検査の問題ですが、現地において検査をやつた結果、基準に合つておるというても、その品物が国内に来た場合には、実際には非常に粗悪なもので、基準には合つておらぬという場合に、だれが責任をとるのか。商社の方では現地の方で基準をパスして来ておるからわれわれは持つて来たんだ、こう言えばそれで責任をのがれるということになれば、食糧庁だけが責任をとるのか。やはりそういう粗悪な品物であつたならば、こちらでも立ち会つて検査したものならば文句は言いませんけれども、立ち会わないで向うだけで検査をして、これでいいんだといつて持つて来たところが、あにはからんや粗悪品であつたという場合には……

第19回国会 決算委員会 第34号(1954/05/26、26期、日本社会党(左))

○片島委員 全販連の方にお尋ねしたいのですが、先ほど同僚議員から質問があつて、私はつきりしなかつたのですが、全販連は県連から、また県連は単位農協から組織されておるわけですから、そうすると全販連の経理状況、県連の経理状況は全部単位農協で知つておらなければならず、また知らせなければならないと思うのです。こういう奨励金のようなものをどういうふうに経理したか、県連の方に幾ら流し、単位農協の方に幾ら流したかということは、ほかの県は知らないということですが、ほかの県を知ろうというのではありません。全販連なり県販連なりでどういう扱いをやつたかという総括的な経理の状態、金の流し方というものは当然単位農協で知つ……

第19回国会 決算委員会 第39号(1954/08/10、26期、日本社会党(左))

○片島委員 専門的なことは他の先生にお尋ねしたいと思いますが、大臣は専門家でもないし、また学者でもないのでありますから、政治家の立場からこの有毒米を含む米の配給について、十分国民に納得の行く方法が講ぜられなければ、国民は承知しないと思います。先ほど楠本部長は、ある動物には五〇%混入しても大丈夫であつたとか、あるいは動物実験で確信を持つておるということを言われたのでありますが、動物には八〇%混入しておつても大丈夫な動物もありましようし、人間でも、ごみ箱かな拾つて食つておつても少しも病気をしない人間も中にはおるのであります。体質も非常に異なるのでありますから、非常にからだの弱い、肝臓がもともと弱い……

第19回国会 決算委員会 第40号(1954/08/11、26期、日本社会党(左))

○片島委員 検査について一つだけお伺いしておきたいと思うのですが、検査をせられるときには、有毒米でなくして肉眼で見て黄色くなつているというのが一パーセントということになつているのですね。そういたしますと、これは専門家でなくてもわかるものでありますか。もしわかるとすれば、家庭に配給された場合に、白くて有毒性のものは現地でもわからないし、培養試験をしなくてはわからないわけでありますが、黄色いのが一番有毒性が強いといたしますならば、もし百粒のうちに一粒というような割合で黄色いのがまじつておるのがわかるとするならば、家庭において全部黄色いやつを拾い出してしまえば、白いので有毒のものはわからないかもしれ……

第19回国会 決算委員会 第41号(1954/08/12、26期、日本社会党(左))

○片島委員 大臣にこの問題はやはり私はこの際態度をはつきりしていただきたいと思う。新聞でも大きく取上げておるのは御承知の通りであります。法務大臣が無官の大夫であれば、あの暴言を聞いて、ふしぎだとかおもしろいとかおもしろくないとか、そう言つておればいいかもしれない。しかしあなたは、全司法権、検察権の長として、今後司法権、検察権を監督統括して行かなければならぬ立場にある。その検察権、司法権を今後発動して行く上において、あなたたちの部下が行動する上において、これは重大なる問題を投げかけたのです。だから国民はそれに対して非常な心配をしておる。非常な疑惑を持つておる。あなたがそれを解明しなければならぬ。……

第19回国会 決算委員会 第42号(1954/08/16、26期、日本社会党(左))

○片島委員 私は、もう時間がありませんし、最後ですから一つ一つだめを押して、二、三お尋ねしたいと思います。  いろいろと基準の問題が問題になり、さらにまた白色のものにも病変菌があるということが明確になりました以上これは非常に重大な問題であります。これから学者のいろいろな研究を仰ぐということも言つておられますけども、実際現在すでに数万トンの滞貨もあるようでございます。また今後も輸入されるという場合に、白色のものにも病変菌が混入されておるということが明確になつた以上は、家庭に配給せられる米を一つ一つあなたたちは検査をして、これは大文夫だという認定を下されることが実行上可能であるかどうか、その点を草……

第19回国会 決算委員会 第43号(1954/08/23、26期、日本社会党(左))

○片島委員 私は本日は主として法務大臣にお暫ねいたしたいと思つたのでありますが、法務大臣がお見えにならないのでまことに残念でございます。黄変米の問題について、藤岡委員からの質問に対する答弁が非常に不満足でありますから、私はもう一回確かめておきたいと思うのでありますが、先般来の委員会の質疑応答で御存じのように、この前の黄変米の払下げの場合に非常に不法な問題が起きたということは、山田委員からも指摘された通りであります。ところがこれが発覚いたしましたのは、検察当局が努力をしてこれを発見いたしたのではなくて、配給を受けた被害者がこれを申出をしてこれがわかつたような次第であります。しかもこのたびの黄変米……

第19回国会 決算委員会 第45号(1954/09/07、26期、日本社会党(左))

○片島委員 馬場証人も非常にお疲れでございましようが、私は簡明に、重複を避けて御証言を願いたいと思います。  さきの質問者の方で少しく私は納得行かない点があるのでありますが、藤幹事長を逮捕の稟請をやられるという場合には、相当の証拠と相当の確証を持たなければ、大政党の幹事長を逮捕の稟請をするということはできないわけであります。それは当然であります。そういたしますと、この慎重審議の上逮捕の申請をされたということは、逮捕、勾留の上捜査をする、取調べをするということになれば、収賄罪を構成する可能性が強いということの相当の確信をもつてこの逮捕の申請をされたかどうか、その点を最初に伺いたい。

第19回国会 決算委員会 第49号(1954/09/16、26期、日本社会党(左))

○片島委員 その十七日の閣議で自由党の出身である党籍を持つている安藤国務大臣は、吉田総理に対してこの吉田暴言を非常に追究いたしておる。この閣議が非常に緊張したということを新聞も報じておる。法務大臣はここの委員会で非常なつるし上げを食つておる。たじたじするくらいにこの吉田暴言については追究せられておるにかかわらず――自由党の党籍を持つている安藤国務大臣はあれだけ総理に対して追究しておるが、あなたは何も追究しておられぬじやありませんか。幹事長あたりを通じてどうだこうだということは、あなたはきわめて自分の職責を体しておられない。あなたはほんとうに発言をされたのでありますか、安藤国務大臣は非常に強く発……

第19回国会 決算委員会 第50号(1954/09/17、26期、日本社会党(左))

○片島委員 関連して――。福永さんも国会のこの証人喚問の問題がやはり重要な公務であるということをお考えになつておるに違いないと思う。これは御答弁願わぬでも、重要な公務だと思う。ただいま発表になつたのは十八日だけが特に丁寧に午前十時ころから正午、午後、夕刻、十九日から先は大分ぼやけて午前、午後、あるいは正午も入つておりますが、午後といつたつて、農林大臣とか運輸大臣とかにある特定の日に午後だけ会われる、午後会うといいましても気の向いたときにいつでも会われるわけでなく、何時から何時まで会われるということはきまつておるでありましよう。もし十二時から先一時間話せば二時から手があくのであります。三時から会……

第19回国会 決算委員会 第51号(1954/09/18、26期、日本社会党(左))

○片島委員 私は決算委員会が事ここに至りまして、本委員会としてこの際声明書を発表する必要があると存じ、声明書の案文を朗読いたしまして、皆さんの御賛成を得たいと存じます。    声明書   本委員会は第十九国会開会以来、政府機関の収支に関し調査を続けて来たが、偶々国民の血税を以て設立されたる日本開発銀行の造船融資をめぐり、三十数億円に上るリベートが政界、官界、財界にばらまかれたる事実が明確となり、更に、これが真相を明らかにするためには、内閣総理大臣吉田茂君外三名の自由党首脳を証人として喚問し、その間の事実を証言せしむる必要ありとして本月十一日、十五日、十八日の三回にわたり証人喚問の手続を進めたの……

第19回国会 決算委員会 第52号(1954/09/27、26期、日本社会党(左))

○片島委員 公務と称していろいろと出席しなかつたり、あるいは職務上の秘密と称して証言を拒否したりすることに対しては、私たち今日まで委員会で追究をして参つておるのでありますが、しかしながらこの重要な問題が単に野党が政府を攻撃するというふうに、野党と与党との対立みたいなように一般に感じを与えることはよくない。この際こういう問題については第三者的な立場における人々の意見も十分聞いて、第三者的な一般国民の声がどうであるかということをこの際明確にしておく方が本委員会の運用上私は適切であると存じますので、ぜひともさようにしていただきたいと思います。

第19回国会 決算委員会 第55号(1954/11/15、26期、日本社会党(左))

○片島委員 私は、馬場検事正が証人としてこちらに出頭された、その証言拒否の件について新たなる問題がわかりましたので、この際明確にしていただきたいと思うのでありますが、去る九月七日馬場検事正がこちらに証人としてお見えになつておる日に、小原法務大臣が丸の内の飯野海運のビルの地下室の中村理髪店に行かれたわけでありますが、それがこの委員会で問題になりました。その後田中委員長の特使として内田健一君が調査されたところによりますと、中村理髪店の戸田豪君なる者の話によりますれば、床屋に行つて、その床屋で小原法務大臣は、昨日の佐藤検事総長に対しては手放しで証言をさせて、多少言い過ぎがあつた。しかしながらきようは……

第19回国会 決算委員会 第57号(1954/11/25、26期、日本社会党(左))

○片島委員 動議を提出いたします。  本月十六日、本委員会におきまして、東京地方検察庁検事河井信太郎君を証人として証言を求めました際、その重要なる証言事項に関しては、おおむね職務上の秘密である旨の理由によつて証言を拒否されたのであります。従いまして、本委員会といたしましては、事件の解明上、議院における証人の宣誓及び証言等に関する法律第五条により、証言を求めるには、監督官庁の承認を必要といたしますので、証人河井信太郎君から職務上の秘密の申立があつた次の事項について、証言及び書類の提出につき、監督庁である法務大臣の承認を求められんことを動議として提案いたします。  承認を求める証言及び書類の提出要……

第19回国会 建設委員会 第41号(1954/08/24、26期、日本社会党(左))

○片島委員 災害復旧のことで少しお尋ねしたいのでございますが、台風五号のみならず、台風などがあつた場合、いろいろと建設省で被害の状況などの調査をやられるわけでありますが、本日先ほどからの局長の御説明による災害の金額なども、私手元の資料で調べて見ますと、ほとんど各現地からの報告に基いた数字がここに計上せられているようであります。従つて、地元各県から報告せられるものには、そこの非常な主観がまじつておりますから、必ずしも正確なものではない。あるところは非常に水増しをし、あるところは非常に正確にやつているわけであります。これについて、建設省が最後的に査定をせられる場合には、どういうふうな方法をとつてや……

第19回国会 大蔵委員会 第61号(1954/05/26、26期、日本社会党(左))

○片島委員 私は佐々木君が病欠しておりますので、かわつて本日から大蔵委員になつたのでございますけれども、この国有財産特別措置法の一部を改正する法律案について、提出者の代表格であります苫米地さんにお尋ねとお願いをしたいと思うのであります。と申しますのは、本法律案は第三条第一項中の改正でありまして、特にこの改正はイ、ロ、ハ、ニ、ホ、へ、ト、チ、リの項に該当するもののようでありますが、私はこの第一項中のハの項に「学校教育法第一条又は第九十八条に規定する学校の施設」すなわち文部省関係の学校の施設というのが規定せられておるのでありますが、この学校教育法によらざる学校で、たとえば農林省関係などでは、地方に……

第19回国会 大蔵委員会 第63号(1954/05/29、26期、日本社会党(左))

○片島委員 ただいま議題となりました国有財産特別措置法の一部を改正する法律案に対しまして修正案を提出いたしまして、その修正の趣旨を弁明いたしたいと存じます。  大蔵委員全員によるこの改正法の一部につきましての修正案文は、お手元に配付をいたしてあります印刷物によつて御了承願うことといたしまして、朗読を便宜省略いたしたいと存じます。  現在各地方公共団体におきまして、農業改良助成法に基きまして、農村中堅青年を養成するための教育機関として、農林省より補助を受け、経営伝習農場を施設いたしておりますが、これらの経営伝習農場のうちには、旧軍関係財産等の国有財産を借り受けて、その施設の用に供しているものも見……

第19回国会 電気通信委員会 第2号(1954/02/11、26期、日本社会党(左))

○片島委員 今松井委員からのお話ですが、この説明書に不十分と認められる部分もあろうかと考えて、こういう調査委員会を設けたとしてありますが、放送関係法令改正調査委員会を設けるのに、今のところでは何か不十分などころがありはせぬだろうかということでつくるのではなくして、こういう問題があるからひとつ調査委員会をつくつて研究しようというのが筋だろうと思うのです。先ほど大臣のお話を聞いておりますと、その内容について何も触れておられないようであります。当然法令改正のどういう点を問題として調査研究をするという骨子がきまつておるはずだと思いますが、調査委員会においてただいま検討せられておる骨子について、御説明を……

第19回国会 電気通信委員会 第3号(1954/02/12、26期、日本社会党(左))

○片島委員 大臣もお見えになつておりますので、二、三点お伺いしておきたいと思うのでありますが、御承知のように今年度の電信電話料金の値上げの案が出ました際、二五%の当初の料金値上げに対しまして、国会としては二〇%程度の料金値上げに終つた結果、その差額約二十五億円がそのままになつておつたわけであります。その当時、私の記憶によりますと、この二十五億は当然次の機会において政府の財政資金によつて責任を持つてこれを処理する、こういうことになつておつたのでありますが、この問題はどういうふうに処理をせられておるか、最初にお伺いしておきたい。
【次の発言】 吉田内閣の考え方からすれば、計画というようなことはほと……

第19回国会 電気通信委員会 第4号(1954/02/13、26期、日本社会党(左))

○片島委員 私は今まで論議せられましたNHKの特に従業員の給与の問題、これを解決するための労働運動の根本的な打開策などについてお伺いしたいのでありますが、非常に今日は同僚委員から質疑が活発にいろいろ行われましたので、この次の機会に譲りたいと思いますが、一つだけ、一昨日の甲斐委員の質問があつたことに関連してお伺いしておきたいと思います。  甲斐委員から、浜松に放送局の申請が出ておりまして、それで中部日本と静岡と両方から競合になつておりましたのを、地元の方からさらにまた願出があつたために、三つどもえになつておる。これを解決する策はやはり地元から出たものを優先的に扱う方がいいのじやないか、こういう質……

第19回国会 電気通信委員会 第7号(1954/02/26、26期、日本社会党(左))

○片島委員 私も一言だけお願いしておきたいのですが、大蔵省の方の財源として月産二千台というような点を根拠にされておるようでありますが、通産省でお調べになり、また私たちの手元にある資料によりますと三千台くらい出ておるようであります。先ほど三万台くらいが、目標であると通産省で言われましたが、あなたの方では月産二千台というと二万四千台、そこに相当の食い違いがあるのでありますが、何か大蔵省で調べる場合には、税務署を通じて調べさしたので、どこでも税務署が来ると、こわがつてできるだけ過小な数字を出す。あまりよけい出すと税金をよけいとられると思つて、なるたけ控え目な数字を出すそうです。そのために数字が少く出……

第19回国会 電気通信委員会 第11号(1954/03/17、26期、日本社会党(左))

○片島委員 一、二長谷局長にお伺いしたいと思うのであります。この出されておる予算書の中の予算総則の十二箇条についても、やはり国会としては一字一句予算総則の文句なりそれを修正することはできないとお考えになつておられるかどうか。
【次の発言】 予算総則の第四条を見ますと、「各項間において彼此流用することができる。」こういうふうに非常に大幅に、しかも郵政当局も内閣も何もこれに関与しない国会も関与しない、一応予算を各項ごとにきめておりますけれども、第四条によれば、給与以外のものについては各項間の彼此流用ができるという、非常な大幅なものが入つておるのでありますが、こういうことになりますと、国会の審議を経……

第19回国会 電気通信委員会 第12号(1954/03/18、26期、日本社会党(左))

○片島委員 大臣にお伺いします。三十七条の第三項に「これを変更すべき冒の意が附してあるときは、」これは大臣らそういう変更すべき旨の意見をつけるという意味でありましようが、この三十七条全部を通覧いたしまして、実際郵政大臣が変更すべきであるという意見をつけられて、予算書を国会に出されるようなことが今までもありましたでしようか。今までないと存じておりますが、今後あり得るとお考えになるか、この点。
【次の発言】 それは先ほどから修正ができるできぬでずいぶん問題になつたのですが、私もいろいろ議論を聞いておりますと、実際上この変更すべき旨の意見が付せられることはないだろうと思う。その前に調整が行われる。私……

第19回国会 電気通信委員会 第13号(1954/03/19、26期、日本社会党(左))

○片島委員 一点だけ千葉参考人にお伺いしたいのであります。先ほどからもお話がありましたように、民間放送をただいま無制限のように認可を与えているような状態であります。現在もまたこの制度下においてどこまでを認可を与えて、それから先は認可を与えないということも事実上できないために、ほとんど各府県に広がるくらいに認可を与えているのでありますが、しかしお話がありましたように、これは一定の限度がありまして、やはり民間放送の発展する限度というものは、その国民経済全般の経済力に対応してしか発展はし得ないと思うのであります。今日私どもが承知している範囲においては、民間放送の経営状態――大きいところはよいのであり……

第19回国会 電気通信委員会 第24号(1954/05/18、26期、日本社会党(左))

○片島委員 本件につきましては、県議会満場一致をもつて、また宮崎県の各市商工会議所連名をもつて、熾烈な要望をいたしておつたのでありますが、当局の非常な御理解によつてすでに予備免許が下付されまして、現在放送開始のために突貫工事に着手いたしておるような次第であります。提出いたしました請願の要望は一応解決をいたしておりますので、当局のおとりはからいに対し感謝いたしたいと思います。
【次の発言】 本件は宮崎と延岡間に電話地下ケーブル線を敷設していただきたいという請願でございますが、宮崎県は毎年台風の非常にはげしいところで、電話線の被害は毎年非常に甚大なるものがありますが、すでに宮崎から熊本を経て都城市……

第19回国会 電気通信委員会 第27号(1954/10/08、26期、日本社会党(左))

○片島委員 大臣にちよつとお尋ねしたい。昨年末の本委員会においてずいぶん問題になつたことでありますが、マイクロウエーブの設備計画が一部民間から非常に強力に推し進められておるということが問題になりました。本委員会においては、このような重大なる問題が、一部の営利的な利権的な民間会社によつて進められるということは、反対であるというような意見が圧倒的であつたと思うのであります。ところがきわめて最近、八月の二十八日に正力松太郎氏が池田自由党幹事長と会談をし、その後塚田大臣と池田幹事長、木村防衛庁長官、それから正力松太郎の四氏が、東京会館で会談をいたしております。その会談の席上だと思うのでありますが、申入……

第19回国会 電気通信委員会 第29号(1954/11/26、26期、日本社会党(左))

○片島委員 ただいまの御説明で大体わかつたのでありますが、しかしながら調停委員会から不合理、不均衡があると指摘をされて、団体交渉によつてすみやかに是正をすることという勧告がなされておるわけであります。第三者として調停に入つた側から不合理、不均衡があるということを指摘をせられておるのでありますから、当局者である公社側が何が不合理であり、何が不均衡であるかわからないというような御説明は、どうも私たちとしては納得が行かないのであります。何が不合理であり、何が不均衡であるかがよくわからないということになると、結局受諾するかしないかということも決しかねるわけであります。一週間以内に回答しなければならぬよ……

第19回国会 電気通信委員会 第30号(1954/11/27、26期、日本社会党(左))

○片島委員 長官にお尋ねいたしたいと思います。前から当委員会において問題になつておることでありますが、NTVの方で外資を導入してマイクロウエーブの施設をする。それを防衛庁の方に貸しまして、防衛庁の防衛通信の方にこれを提供しようという話が相当前から広がつておるわけであります。今防衛庁の方ではこの問題がどの程度に取上げられておりますか、その点を概略御説明願います。
【次の発言】 検討せられております結果、去る十月二十日の日付をもつて、陸上幕僚監部通信課長の名において、NTVマイクロ計画に関する所見という、こういう刷りものが私どもの手に入つております。これは非常につつ込んだものでありまして、極力NT……

第19回国会 農林委員会 第76号(1954/10/20、26期、日本社会党(左))

○片島委員 河川法の第二十条によれば、いろいろな項目を並べて、公益のために必要あるときという場合には、明らかに知事はこの河川使用の許可を取消すことができるようになつておるのでありますが、最初に許可をするときも、建設省、その当時は内務省でありますが、その認可をとらないで知事が許可をした。この法律には主務大臣の了解を得てというようなことが何ら書いてないのであります。現在県内において非常に重大な政治問題となつているこの問題は、来年度の知事選挙なども控えて、県内においては非常に大きな問題となるであろうと思います。その場合、知事がこの認可を取消した場合は、これは違法でありますか。建設大臣の承認を得なけれ……

第19回国会 農林委員会 第81号(1954/11/18、26期、日本社会党(左))

○片島委員 大臣にこれは何回申し上げても同じかと思うのでありますが、先ほどの御答弁で、今年は災害の額が非常に全体的に少いから、特別立法する必要はない、こういうお話でございましたが、かえつて特別立法することによつて、これが適用範囲が広く、ばらまかれるために薄くなつて来る。災害の激甚なところに薄い手当しかできぬというような御発言がございましたが、これは私は少々勘違いされておるのじやないかと思います。もし災害の範囲が非常に狭い、五百五十億という施設災害であるけれどもしかしそれは今までの災害に比べて非常に今年は災害の範囲が狭いので、特別立法をいたした場合にその狭い範囲にこれを適用すればいいのであつて、……

第19回国会 農林委員会 第82号(1954/11/19、26期、日本社会党(左))

○片島委員 河川局長おいででありますから一点だけお尋ねいたしたいと思うのであります。ただいま轟ダムの問題がありましたが、宮崎県は非常に発電所の多い県でありまして、特に耳川というところは今度完成いたしますれば六つの発電所になるのでありますが、このうちことし特にひどかつたのは山須原発電所の上の鳥ノ巣堰堤というところが氾濫したのでありますが、やはりその被害はただいま言われたように、ダムの氾濫によつて非常に大きな被害を受けている。農耕地はございませんが、この公共施設に対する災害というのが、大淀川と違いましてこれは急流でありますから、当然普通のダムがなかつたとした場合には、全部昔は川底が掘れてしまつてお……

第19回国会 郵政委員会 第2号(1953/12/11、26期、日本社会党(左))

○片島委員 ただいまの法規課長のお言葉は、私は非常におかしいと思うのです。予算上は可能であるが資金上は不可能ということはないと言われましたが、それでは逆の場合を考えますと、予算上は不可能であるが資金上はあるという場合は、やはりその資金上という言葉が生きて参るので、資金があるならばこれを予算して、補正予算なり何なりで、予算の形において国会に提出するという形で、これは生きて来るべきものであつて、予算上はないのはあたりまえである。年度の途中から何か突発的な問題が起きたときには、予定しなかつたから予算上はないわけですが、資金がある場合はこれを予算化して、国会の承認を求めるという手続になるのであつて、や……

第19回国会 郵政委員会 第3号(1953/12/24、26期、日本社会党(左))

○片島委員 大臣の御説明についてお尋ねしたいのでありますが、郵政省の建築部を、営繕関係を統一するという意味において、官房の中に一つの課程度のものにして持つて行きたい、こういうお話でありますが、そうすると、どこかほかの省か何かに統合して、それの出先といいますか、実行機関という意味で課というものを置かれるのかどうか。ただ今の建築部を小さくして課程度にしてしまうのであるか、この点をお尋ねいたしたい。
【次の発言】 どこにまとめるかということはまだきまつておらぬというお話であります。なるほどまとめるという考え方もありますけれども、そういうふうに持つて行きますと、昨年の年度末において御承知のように営繕関……

第19回国会 郵政委員会 第5号(1954/02/06、26期、日本社会党(左))

○片島委員 行政整理の問題でございますが、先ほどからお伺いしておりましても、共通部門あるいは非現業関係とかあるいは普通局、特定局関係の各組織ごとの配分はまだ決定していないようでありますが、これらの整理人員の各局別の配分、本省あるいは郵政局、普通局、特定局といつたような配分は、組合との団体交渉の対象にあるわけでありますか。
【次の発言】 団体交渉の対象でないということになりますと、やはりどうしてもこれをやるということになれば、一つの基準をつくつておかないと、いろいろな問題が出て参ると思うのであります。特に一昨年でありましたか、前回の行政整理のときに、特定局部門が非常にしわ寄せを食つた。整理する場……

第19回国会 郵政委員会 第11号(1954/03/09、26期、日本社会党(左))

○片島港君 ただいまの質問に関連してでありますが、大臣のお話だと、大蔵大臣も大蔵省の方もやはり相当自分の主張を曲げて大臣の意見を聞いた。自分も決して負けないで対々ぐらいの勝負で十三万円というのがきまつたような御答弁でございますが、自由党の政務調査会においては御承知の通り十五万円ということが決定しております。郵政委員会においては満場一致で二十万円ぐらいが適当であるという決議をして申合せをしているのであります。そうすると郵政大臣は、郵政委員会というこの大きなバツクを持ち、また与党である自由党の政調会の決定の十五万円というような大きなバツクを持つて、大蔵大臣と折衝されたに違いないと思いますが、何のわ……

第19回国会 郵政委員会 第12号(1954/03/11、26期、日本社会党(左))

○片島港君 一、二お伺いしておきたいのでありますが、簡易保険の募集目標額といいますか、当該年度において各郵政局あたりに割当をする目標額というものは、何を根拠にして毎年決定しておられますか、お伺いいたします。
【次の発言】 いろいろと意見を聞いてきめるという御答弁でございますが、実は毎年々々新規募集の額は相当な数字に上つておるのであります。保険の最高額が上る上らぬにかかわらず、毎年毎年相当額が上つておりまして、私の調査いたしましたところでは、大体この程度はやらなければいかぬというので天くだり的に相当の額の割当を受ける。その結果は結局末端におきましては、この前の委員会でも申し上げましたように、超過……

第19回国会 郵政委員会 第13号(1954/03/13、26期、日本社会党(左))

○片島委員 郵務局長に切手売りさばきの問題について二、三お尋ねいたします。現在の法律を改正することによつて、政府の方では予算を幾ら見積つておるのか、どの程度支出がふえるようになるのかという点が第一点。売りさばき人が郵政省の切手、はがきを売ると同時に大蔵省の印紙を売つておりますが、その割合といいますか、予算的にはどう仕組みからこの分担が予算上計上されておるか、この二点についてお伺いいたします。
【次の発言】 次にこの売りさばき所は全国にどのくらい数があるのでありますか。それからまた売りさばき所は、申請すればどこでも、無条件でこれを認められておるのかどうか。

第19回国会 郵政委員会 第15号(1954/03/18、26期、日本社会党(左))

○片島港君 両案件について一括して御説明申し上げたいと思います。まず二九八号でございますが、水ケ崎というところは延岡の旭化成の発電所のあるところでありまして、日の影町と高千穂町との境界のところにありまして、高千穂郵便局も日の影郵便局も、距離からいいまして、直線距離で十キロくらいずつございます。そしてこの享便区域も非常に広いのでございますが、私多少専門的に調査いたしましたところ、その取扱量あるいは地域等の関係から見ましても、大体この程度のところは標準を上まわつておるのじやないかというふうに考えられました。特に地元の人々の非常に強い要望がございましたので、ぜひともこの程度のところになりましたならば……

第19回国会 郵政委員会 第34号(1954/11/26、26期、日本社会党(左))

○片島委員 先ほどの人事部長の御説明では、この調停案の勧告文に一、二、三と並んでいるこの三項目については、ただいま受諾するかしないか慎重に検討中であるというお話であります。もちろんこれは組合側に対しても勧告されておりますので、組合の態度もまだ決定いたしておりませんから、これをこのまま受諾するからといつて、紛争が解決するということにはなつておらぬわけであります。ところがこの内容を検討中であると言われているのでありますが、第一項目は「郵政事業の実態に応ずるよう改訂すること。」これはあたりまえのことであります。二番目、三番目は「給与の不合理、不均衡を是正」「職員の昇給、昇格制度を確立すること。」とな……


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第20回国会(1954/11/30〜1954/12/09)

第20回国会 決算委員会 第4号(1954/12/07、26期、日本社会党(左))

○片島委員 私はこの際動議を提出いたしたいと存じます。  すなわち委員会は、造船融資の問題に関してこれを国民に明らかにし、血税の収支を明白ならしめるため、昨年末以来鋭意その調査に努力をいたして、ようやくその結論を得んとして吉田茂君を証人に指定し、その証言を求あるため、数回に及んで吉田証人の出頭を要求したのでありましたが、公務多忙とか、病気とかの理由で本日までその出頭を見ないのであります。しかしながら病気療養中これに応じられないとはいえ、官邸内においてはこの政局のさ中、党内の問題について安静のいとまなく、その幹部と会見協議をなし、病気届も出頭回避の一方法として届け出でられたるものとしか考えられな……


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各種会議発言一覧(衆議院26期)

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第16回国会(1953/05/18〜1953/08/10)

第16回国会 外務委員会郵政委員会連合審査会 第1号(1953/06/18、26期、日本社会党(左))

○片島委員 私少し送れて参りましたので、もし速記録によつて間に合うようでありましたら、一向反対すべきほどの重要な問題ではありませんからよろしくお願いいたします。  一つ、二つお尋ねしたいと思います。この万国郵便連合は国際連合と連帯関係を有する専門機関であるという説明がしてございますが、国際連合に加盟しておる国即万国郵便連合に加盟しておる国ではないのですね。たとえば日本も国際連合に関係なく入つておる。国際連合に加盟しておる国と万国郵便連合に加盟しておる国とは、一方には入つておらないが一方には入つておるという関係になつておる。万国郵便連合には、国際連合に入つておると入つておらないとにかかわらず、こ……


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第17回国会(1953/10/29〜1953/11/07)

第17回国会 労働委員会人事委員会大蔵委員会農林委員会通商産業委員会運輸委員会郵政委員会電気通信委員会連合審査会 第2号(1953/11/07、26期、日本社会党(左))

○片島委員 ただいまの質問並びに答弁に関連して、今井仲裁委員長にお尋ねいたしたいと思うのでございます。各裁定書を見ますと、たとえば全専売のただいま問題になつた支払い能力の問題でありますが「企業的にみてその支払能力には全然問題はないと認められる」というように、非常にきつぱりと支払い能力を認められておるし、それからまた電通公社にいたしましても、これだけの増収をあげておつて、またこれだけの利益をあげておる。「真に労使の協力があるならば、この程度の賃金引上げは可能と予想される。」そういつたぐあいに、経理状況などから見て支払い能力はあるということを、非常にはつきりと書いておられるのであります。こう断定を……


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第19回国会(1953/12/10〜1954/06/15)

第19回国会 内閣委員会郵政委員会電気通信委員会連合審査会 第2号(1954/03/27、26期、日本社会党(左))

○片島委員 私はこの連合審査会が始まりましてから第一日目も第二日目も一番最初から最後までおつて、ようやく順番がまわつて来たのでありますが、同僚曹のいろいろの質疑によつてもう相当深く掘り下げられておりますので、ダブるような点は一切省いて、簡単に御質問いたしたいと思います。特にただいま電波行政に関する部門に関しましては、非常に行政整理についてはむしろ自由党よりも積極的な意見を持つておる改進党の齋藤委員から、むしろこれをふやすべきである、こういうような強い意見が出まして、私の感じからすれば、結論が出たような感じがするのであります。しかしやはり念のためにもう一点だけ電波行政に関する減員についてお尋ねを……



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データ更新日:2023/02/05

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