このページでは加藤清二衆議院議員の26期(1953/04/19〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は26期国会活動統計で確認できます。
○加藤清二君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま奢侈というほおかむりをいたしまして上程されましたこの繊維消費税に関しまして、吉田総理大臣初め関係閣僚に二、三の質問を試みんとするものでございます。 皆さん、昭和二十九年如月の二十四日、きようこの日に、八千万国民が一様に憂え、一様に反対している問題がこの国会に二つございます。その一つは、国会の品位を傷つけた保全、造船の疑獄事件であり、他の一つは、天下の悪税とののしられておりまするこの繊維消費税でございます。(拍手)白いさぎを黒いからすだと言い張ることをもつて政治家の要諦と心得ておられる閣僚各位は、国民がひとしく注目しておりますこの法案に……
○加藤(清)委員 用紙のあつせんを削除するということは、もう全然自由にさせてしまうというお考えですか。
【次の発言】 そうすると、去年まであつたような公営のポスター、一緒に刷つてもらつたあのポスター、あれももうなくなつちまう、こういうこうですか。
【次の発言】 それじやちよつと申し上げたい。御承知の通り新聞用紙でも教科書用紙でも、およそ公共企業に対する用紙は税金が安くなつていると思うておりますが、それは違つていますか。たしか安くなつているはずです。そこで新聞も教科書も安く配給される。こういうことになつているわけなんですが、これを、公営の精神からいつて、もう印刷しないということがよければ別ですけ……
○加藤(清)委員 第一にお尋ねしたいのは、この三派共同になるところの法律案、俗称三本建と、人事院から同じように三本建の案が提出されておるようでございますが、この相違点をまず赤城さんから、私はしろうとでございましてよくわかりませんから、親切にお教えを願いたいと思います。
【次の発言】 同じ質問でございますが、さつきの石山君の質問でしたかに、人事院の給与局長の方は、自分のところから提出している案の方が合法的である旨の答弁があつたのでございまするが、具体的に簡単に今の三派合同の案との違う点、どこがどのように合法的であるかという点をちよつとお教えを願いたいと思います。
○加藤(清)委員 その問題についてでございまするが、実はエキスパートであらせられる大臣でさえも研究を要するというお話なんです。ましていわんやわれわれのようなしろうとは、やはり前もつて調査しなければ、納得して賛成することもできないわけなんです。そこでお手数でございましようけれども、今国会に提出されようとしているところの法律案及びそれに対するところの参考資料なるものを早急にわれわれにお手渡しいただきたいことをお願いするわけです。そうでなければせつかくの法案も権威あるものとして本国会に提出することができなくなるのではないかということを心配するのであります。なるべくスムーズに法案が提出されるように前も……
○加藤(清)委員 さきの小笠原さん時代から今度の岡野さんにかわりまして、通産行政について政策がかわつたか、かわらないかということが一点。新聞によりますと、岡野さんは大分中共貿易のことについて御熱心のように承つております。関西の方に行かれたときにも、盛んに宣伝されておるようであります。それからもう一つ、化学繊維の振興をはかるということを、これまた盛んに言われておりますが、それが予算面にどう現われておるか、あるいはかわつておらないか、この点について承りたい。
【次の発言】 さきの国会のときには繊維製品品質表示法案なるものが準備されておつたように思うのですが、今度はそれを出される用意があるかどうか。
○加藤(清)委員 私は前者の質問と重複することを避けまして、主として中共貿易及びこれに少々関連のありまする外貨割当の点についてお尋ねしたいと存じます。もし前者に許されたほどの時間をいただけるものならば、この際肥料問題と繊維の問題についても、二、三お尋ねしたいと思うのでございます。 最初に、それらの問題に全部関係を持ちまする二、三の点についてまずお尋ねしたいと存ずるのでございます。第一には、道徳の高揚とか綱紀の粛正という二とを文部大臣時代に盛んにおとなえになりました大臣が、今度通産大臣になられましたことを、私は心から歓迎するものであります。なぜなれば――私はそういうことは信じたくないのでござい……
○加藤(清)委員 それでは前会に引続きまして、まず第一に中共貿易の問題についてお尋ねいたしたいと存じます。もし時間が許すならば、引続いて肥料問題についてお尋ねしたいと存ずるわけでございます。 中共貿易につきましては、前回、何がゆえに西欧に比較して日本は過当な制限を受けているか、その根拠をお示し願いたいという私の質問や、かつての予算委員会、外務委員会において、同僚議員和田、帆足両議員の質問に対しても、同じように国連の勧告を基礎に制限しているというお話でございました、そこでお尋ねしたいことは一体国連はどんな制限を日本にのみ加えているのか、この点をお漏らし願いたいと存じます。もしこの問題が外務大臣……
○加藤(清)委員 私は先輩山手委員と同じ問題についてしばらくお尋ねしたいと思うのであります。 二十八年度要求の外貨割当の表をせつかくつくつていただきましたので、これる見ますと、たいへん苦心の跡がありまして、いろいろ御苦労なさつたということはよくわかりますけれども、一つ不可解なことがあるのでございます。それはただいまも申されましたが、輸出輸入のバランスがとれない、従つて輸入を削減しよう、こういうことをすでに大臣が述べておられるわけでございますけれども、その精神と矛盾した点が諸所に散見されるのであります。そこで一体どういうわけでそういうふうにならなければならなかつたのかという点と、この予算はどう……
○加藤(清)委員 私はこの武器等製造法につきまして、大体この企業が発展する可能性があるかないか、国際収支の上から考えて見て、これがはたしてわが国にプラスであるかマイナスであるかという観点に立つて二、三お尋ねいたしたいと存じますが、その前に委員長にまずお尋ねいたしたいことがあるのであります。それはほかでもありませんが、きのうも私はお願いしたことでございますが、見ておると、もうすでに武器等製造法というものは、みんな御存じであるので、尋ねる必要がないというゆえに出席がないのか、きよう採決をやりますと、一体どういうことになるか。採決のときになると、のこのことどこからか出て来る。そうではなく、ほんとうに……
○加藤(清)委員 今長谷川委員からいい質問が出ておりますが、肥料で出血輸出ということが盛んに言われておりますが、繊維においても同じごとが言えるわけです。国内には高く売つて、輸出は安く売つておる。そのために一体だれが困つておるかということは、すでにおわかりの通りでありまして、私はこの問題について今国会において慎重に討議をお願いしたいと思つております。いずれ繊維だけを取上げまして徹底的に討議をお願いしたいと思つておりますから、その辺のところを実態もよく御調査でございましようが、一層よく御研究いただきまして、その場限りの逃げ口上をおつしやらないように、ほんとうに今長谷川さんのおつしやる通り、業界を救……
○加藤(清)委員 委員長にお尋ねやらお願いをするわけでありますが、私は以前に、大臣が来たら必ずお前にやらすからきようしんぼうしてやつでおいてくれということだつたので、私は三回ばかり大臣なしで質問したわけなんです。そうしたところが今日その大臣がいらつしやらないと答えらないというお答えが大分あつたことは委員長さんお記憶のはずでございます。そういう問題を取扱うときに順位をどのようにお考えあそばされていらつしやいますか。私はいまだかつて欠席したことはございません。ちやんと来ております。それで私は陣笠のうちのすげ笠であるからというふうにひがみたくなります。私は重要な問題を持つておる。合えてもらはないと困……
○加藤(清)委員 それでは大臣たいへんお忙しいようでございまするので、余談はおいて簡潔に質問いたしますから、簡潔に実行案をお答え願いたいのであります。
九州の被害につきまして、石炭についてはただいまのような案がある、現地の救援策についてはいろいろとられているようでございまするが、身は現地になくても財産が現地にあるために被害をこうむつているものが非常に多くございます。全国的にその被害者が散在しております。これについて一体大臣としてはいかように考えていらつしやいまするか、具体策を簡潔に述べていただきたい。
【次の発言】 私のお尋ねしているところは具体的なことでございまして、今大臣が例をとられまし……
○加藤(清)委員 中小企業信用保険法の改正の点でちよつとお尋ねしたいのですが、第二条で、資本金の五百万円までの制限を一千万円に引上げたということと、それから人数の二百人までを三百人に引上げられたという点と、それから調整組合及びその連合会を加える、つまり範囲を、数量においても金額においても、員数においても、それから組合の領域においても広げられたという理由を承りたいのであります。
【次の発言】 同じく第四条で、この貸付金の額が五百万円から一千万円にふえ、片や二千万が三千万にふえているという理由を承りたい。
【次の発言】 その理由は大体わかりましたが、それでは次に中小企業の信用保険に関して政府の援助……
○加藤(清)委員 もう大分長官おつかれのようでございますから、簡単に一、二点だけお尋ねして明日にしたいと思います。
【次の発言】 第一点は委員長にお尋ねしたい。公庫の資金源の問題ですが、すでにこの間同僚委員からいろいろ資金源について質問があつたときに、官房長はこれこれのことはこうだからこうします。よく研究して答弁しますと言われてから、もう一月くらいたつ。また今日同じことが出て一向進歩していない。お互いに各部局も忙しいではございましようけれども、かかつている法案に関することくらいはよく内輪で御相談なすつて、しつかりした間違いのないところの答弁をいただくようにしていただきたい。それをまず伺いたい。……
○加藤(清)委員 私は一点だけ、ただいま先輩委員伊藤さんの質問に関連しまして、この前、すでに十日ばかり前に、送つた品物が流れておかげで金をとることもできなければ、手形に困つている、そういう方々に対してどのような処置をとつていただいておるか、これはさしずはするということでありましたが、さしずするくらいでは銀行は言うことを聞いてくれない。大臣は大体銀行家のはずである。いつもおつしやるように、私は実業家の出身だ、銀行家の出身だ、それだつたら銀行が一時間一分も待つたなしで不渡りをくらわせるということをよく御存じのはずなんです。だからこれに対して早く大蔵省ともよく協議の上、そういうために手形下渡り、倒産……
○加藤(清)委員 ただいま審議過程にありまするこの法案につきましては、すでに先輩議員諸公からのたび重なる御質問によりまして、大体私は了承をしておるのでございまするが、ただ一点だけ私がなおわかり得ない点がございまするので、その点について御質問をしたいと存じます。 すなわちこの法案の第二条の定義でございまするが、ここに中小企業等協同組合を初めといたしまして、これに農業協同組合及び水産関係、それから医業を主とした法人が加えられておるのでございまするが、この加えられている意味について、先輩の質問に答えて、政府側は、加工をするからとか、あるいは企業を営んでいるからというお答えでございました。もしそれこ……
○加藤(清)委員 議事進行について――今一時のようですが、まだあと質問が大分あると思いますが…。
【次の発言】 たいへん皆様お疲れのようでもございますし、委員長の御注意もございましたので、前者の質問と重複することを避けまして、簡単に要点をかいつまんでお伺いいたしますから、簡単にお答え願えればけつこうだと思います。
まず第一番に今までの質問で大体看取できた二とでございますが、この仕事をやるにあたつては、アメリカの干渉が非常に多いと思う。経営者側にも、労働者側にも、他の産業に比較して干渉が多いということがわかつたわけなんですが、なおかつそれでもこの産業を振興するためにこの法律を通してもらいたいと……
○加藤(清)委員 私はこの法案はきよう上げるという委員長の意思に従いまして、簡単にお尋ねを二、三したいと思いますので、大臣は陣笠の質問に対してそういかめしい顔をせぬで、もうきよう上げるのですから、なるべくにこやかに御指導いただきたい。
第一は、この法案が通過した場合に、通産省の人事構成にある程度の相違が来ると思いますが、どのくらいの人員をふやす予定でございますか。
【次の発言】 それでは現在の人員だけで、規格の検査だとか工場の検査だとかいうようなことが十分に行われる、そう解釈してよろしゆうございますね。
【次の発言】 この法案が通過することによつて、今度工場の設備がふえますか、ふえませんか。……
○加藤(清)委員 ただいまここへ提出されておりまする輸出取引法の一部を改正する法律案につきまして、私は少少疑問の点がございますので、これが解消されましたら本案には賛成をしたい、こういう気持でお尋ねする次第でございますから、しろうとに教えてやるという態度で、丁寧に御説明が願いたいと存じます。 日本の貿易を振興させて外貨を獲得することが、目下の日本経済の急務でめることはよく承知しておりまするので、それを振興させ、いたずらな出血を少くするために、輸出の面において日本の小さい資本の、メーカーや底の快い商社が組合を結成し、カルテルを’くつて、そうしていたずらな出血を避けようという行為に対してはむしろ奨……
○加藤(清)委員 簡明にやりたいと思いますが、根が頑迷な頭の持主でありますので、恐れ入りますが、両先生に御指導いただきたいと存じます。 一つは、歴史的な御説明がございましたので、これに加えてイギリスの様子をぜひ承りたい、こう思うわけでございます。それはほかでもありませんが、アメリカもさようでございますが、イギリスも資本主義が非常に発達した、それと並行してロツチデールが行われて行つた。これは持たざるものの自己防衛の本能から発した自然発生的なものであると存じますが、その発生の段階においては、はたして最初から完全なものが生れていたかどうか、ただいま両先生は、学問の自由の立場から、いみじくもはつきり……
○加藤(清)委員 それでは皆さんお疲れのようでありますけれども、お忙しいところを政府側にわざわざ来ていただいておりますので、続けてやらせていただきます。この国会もいよいよ終末でございますので、実は今国会でいろいろ審議されたこと、特に私が政府側に向つて要請をしておきました点のうちの、通産大臣の施政方針演説にもございまする、貿易振興対策に関連のある点だけを取出しまして、二、三その後の模様をお尋ねしたいと存じます。 まず第一番にお尋ねしたいことは、この国会でも何度も質問に出ておりましたし、新聞でも何度も出ておりました、日平産業の問題でございまするが、これを政府側は行政監督の立場から、原価計算書を提……
○加藤(清)委員 ただいま附帯決議に関する窓口の範囲の問題が出ているようでございますが、私の郷里につきましても神戸と同じようなケースが当てはまると思います。たとえて申しますと、今度災害を受けました知多郡という一郡は、山梨県一県、鳥取県一県の税金よりもはるかに大きい税金を納めるほど、経済が動いておるわけです。一ノ宮一つだけでも、福井県一県よりも大きく経済が動いている。ところがこの窓口が許されておるところを見ますと、そこにほとんど許されておる窓口がない。なぜないか、そこに信用金庫とかあるいは相互銀行というものがなければやむを得ないですけれども、あるにもかかわらず、それが許されていないという状況です……
○加藤(清)委員 議事進行……。ただいま先輩議員の長谷川さんから言われまして一生懸命にやるという委員長のお話でございますからそれを了承はいたしますけれども、今度の国会が開かれまして農林、建設その他各委員会は、予算審議を前に予算に間に会うようにそれぞれの策を練つておられますにもかかわりませず、この通産委員会だけが開かれていない。こうなるとその理由が私にはわからないのでございます。風水害というのはただ農林と建設だけで事が足りるものでしようか。あるいは風水害というものが中小企業の屋根の上を吹いて行くことをやめて通つて行つたというのですか。一体その点どのようにお考えになつていらつしやいますか。
○加藤(清)委員 ただいまたいへん御熱心な先輩議員の御説明がございましたので、ちようどいい際ですから私もこの表を使わしていただきますが、人絹のお話が主体であつたようでありますが、これと同じケースが綿の場合にも毛の場合にも行われております。そこで綿や毛の材料は、日本の内地でほとんど食いつぶしてしまう、こういうものに外貨の割当をすることはけしからぬことだ。従つてこれは削限した方がいいという考え方が、しばしば行われておつたようでございますが、そういう考え方は、腹の減つた人間に飯を見せておいて、この飯の量を減らすと同じことだからだめだということを再三私は委員会で申し上げたはずでございますが、そういう声……
○加藤(清)委員 私は実はこの問題がここへ提起される前に、これをどうするかということについて参考として聞いておきたいことがあつたのです。従いまして、私は討論というよりもむしろ質問なのですけれども、討論の時間だとおつしやるから討論の形をかりて質問をいたしまするので、あとでお答えの必要なところはお答えが願いたい、こう思うわけなのです。
【次の発言】 第一番に、今提起されておりまする問題は、窓口を広げよう、こういうことなのです。ところが私は、窓口を広げる前にぜひ承りたいことがあるのです。それは資金源の問題ですけれども、すでに最初百億の資金源の内容を調べました折に、二十数億は商工中金からすでに貸し出さ……
○加藤(清)委員 私も中小企業の年末融資の問題について二、三お尋ねしたいと思いますが、実は……。(「簡単にやれ」と呼ぶ者あり)私も簡単に、要領よくやりたいと思いますが、ここの答弁者ではちよつと足りないことが出て来ると思います。 そこでまず第一点に、先ほど長官さんは不渡り手形の東京の様子だけは御発表になつたようでございますけれども、不渡り手形は何も東京だけじやない、大阪、名古屋の方がもつとひどいわけなんであります。そこで名古屋あたりの平均をとりますと、ぶつ倒れて行く商社が二日に一社はあるわけなんであります。ところが一万田さんは投売りが始まろうがぶつ倒れようが、高率適用の強化はじやんじやんやる、……
○加藤(清)委員 私は近ごろの繊維の状況をどう打開するかということについて新しい繊維局長さんにお尋ねしたいと存じます。 前の徳永繊維局長さんもずいぶん御苦労して勉強をしておられたようでございますけれども、このたび新しく迎えました繊維局長さんは、昔からその道の権威でいらつしやる方でございますから、私どもは心からたいへん喜んで歓迎しているわけでございます。何とぞ輸出不振、倒産商社続出のこの繊維業界を、新しい腕のある繊維局長さんによつて何とか打開の方策を講じていただき1ますならば、私のみならず繊維業に携わる者のほんとうに心から喜びとするところではないかと存ずるわけでございます。従いましてまず第一番……
○加藤(清)委員 私はさきの質問がこま切れになつておりましたので、それに引続きまして、きようは主としてこの繊維を中心に価格の安定及びコストの引下げ、ひいてはこれが輸出振興という現在の大目的について、いろいろその行われている施策についてお尋ねしたいと存じます。それから時間が許されましたならば、近ごろ盛んに宣伝されておりまする繊維課税の問題について二、三お尋ねしてみたいと存ずるわけでございます。 まず第一段に、去年もさようでございましたが、年の瀬が迫るにつれまして、倒産商社が続出しているようでございます。聞くところによりますと、ことしの正月から七月までに倒れた商社だけですでに百二十商社余ございま……
○加藤(清)委員 私はせつかく日銀の総裁代理として五十嵐さんが来ておられますから、その点について伺いたいのですが、今度行われておりまする高率適用の強化ということですね。これが非常に効果があつたようでございます。これはまことにけつこうなことでございますが、実はこのしわ寄せが、中小企業特に商社部門に強く寄せられて、そのおかげで倒産商社が続出している。ただいまのあなたのお話によりますると、去年よりはややよろしいというお話でございまするが、よろしいどころの騒ぎじやないのです。倒れている数は去年よりことしの方がはるかに多い。不渡り手形の数も去年の今月とことしの今月を比べまして、ことしの方がはるかに多い。……
○加藤(清)委員 私はすべての物価の中心をなすところの日本の産金の状況それからこれを材料として輸出しようとしておる水金の問題について、二、三御質問いたしますから、簡単にお答え願えればけつこうであります。
世界の金の値段がずつと下りつつある今日、ひとり日本の金だけが高値を続けており、一層高くなろうとしておりまするが、これについて一体どうお考えでございまするか、またこれに対する対処がすでに行われておるものかおらないものか、まず次官さんにお尋ねいたします。
【次の発言】 そこで、それではこれに対して日本政府が与えている今年度の補助金と、それから政府が買い上げている量についてお伺いいたします。
○加藤清二君 私はこの間の合同委員会において御質問申し上げたいと考えておつたのでありますが、あいにく時間切れでそれが許されませんでした。きよう幸いにその機会を与えていただきました委員長さんにまずお礼を申し上げます。 私は主として本協定から生じて来るところの日本経済に及ぼす影響について、大臣以下の皆さんにお尋ねしたいと思うわけであります。 まず第一番に、政府はいつの答弁にも、このMSAの協定を結べば、これは日本に経済的な大きな援助があるということを答弁して来られたのでありますが、今日この協定が結ばれましたあかつきにおきましては、数字的にもはつきりしたことだろうと思います。従いまして今までのよ……
○加藤清二君 貴重な時間をお与えいただきました委員長にまず感謝をいたします。お尋ねしたいことがたくさんありますけども、時間がないようでございますから、簡単にピツク・アツプして一点だけお尋ねいたします。 まずこの協定によりまして日米の投資は保証されるようになつておるのでございますが、私が調べたところによりますると、日本の投資は必ずしも保証されていないといことがあります。そこでこのMSAの協定から生ずる域外買付、これは日本の兵器メーカーがのどから手の出るほど要望しているものであり、おぼれんとする者がわらをもつかむ気持で、これに飛びついて来ることは事実でございます。そこで武器等製造法なるものをつく……
○加藤(清)委員 砂糖の問題が論議されておりますようでして、関連いたしましてお尋ねしますが、一斤五十円前後のものが今日百円ほどにこの数箇月の間にはね上りまして、業界はもちろんでございまするが、国民生活に非常に大きな影響を及ぼした結果、これが大きく社会的な問題として取上げられようとしておるやさきに、ただいま春日委員がそれの審議をスムーズに進めるための材料の提出を要求されましたが、私もそれに附加いたしまして、製糖会社の設備、これの稼働率、これの外貨割当の金額、それから輸入粗糖の量、これを二十六年度、七年度、八年度と比較いたしますると、大体ここから将来の目安、先ほど農林政務次官が言いましたところの方……
○加藤(清)委員 では簡単にただいまの政府の金融引締め政策に関連いたしまして、政府の施策を反省していただきたいために、二、三質問をしたいと思います。 御承知の通り、今日倒産商社がまたふえて参りました。不渡り手形の数も日を追うてふえておるようでございます。昨年末一番ひどかつた日に、不渡り手形が東京の交換所だけで二千枚、大阪がその四割五分、名古屋が一割五分、合せて日に三千枚程度以上の不渡りが出ておつたのでございますが、これが一月になつてずつと下つたのでございますが、一月の終りから二月にかけてだんだんふえて来ておるようでございます。その額面金額が大体十万といたしましたも、なお日に三億から四億の不渡……
○加藤(清)委員 関連して一点だけ御質問いたします。 ただいま私のささやきに対して御丁重な御答弁がございましたが、これについてどうも矛盾があるような気がいたしますので、お尋ねするわけでございますが、会社の方の交際費は決算期が年二回になつているから、これを半分に認めたのだ、こういうお話でございましたが、繊維の方は八割に認めているのではないか、いやそれは決算が違うからだ、こういうお話でございましたけれども、これは私にはわからないことが多いのです。決算が二期にわかれているという建前のもとにそのようなことが行われるとするならば、いわゆるこの繊維消費税の第十二条には、妙ちきりんなことが書いてある。納税……
○加藤(清)委員 私は現在日銀がとつておられまする金融引締め政策というものと、この影響を一身に受けておるところの中小企業の現状をにらみ合せてみまして、この状況ははたして正常なりやいなや、あるいは日銀としてはこれに対してどうお考えでございまするか、将来なおこの状態が続いても金融引締めということは行おうとしていらつしやるかいなか、あるいはどういう状況が起きて来たならば、この引締め政策ということについて、何らかの政策転換をなさろうとしていらつしやるのかというようなことが聞きたいのでございます。と申しまするのは、すでに日銀が行つていらつしやいまする金融引締めの政策は、オーバー・ローンの解消だとか、ある……
○加藤(清)委員 委員長の命に従いまして簡単にお尋ねをいたしますから、簡単にお答えを願いたいと思います。硫安の輸出振興に関連したことでございますが、普通の商品でしたら、メーカー価格と小売価格の開きはせいぜい二倍か二・五倍くらいが常識だと考えておりますけれども、元値の四倍くらいで、しかも国会の中で堂々と売られておるものがある。それは臺灣バナナだ。これは一体その理由がどこにあるかということをよく御存じのはずでございます。これに対して将来手だてをしようということが、通産省の中で研究されておるということも漏れ承つておりますが、これについて次官にちよつとお尋ねしたい。
○加藤(清)委員 ただいまの山手さんの質疑に関連がございますが、この肥料の輸出会社法案は、メーカーから輸出上の出血を守るために、こういうことでございますが、他の業界にそれがあつても行わないという次官の御答弁でございました。そこで私思うことがあるのですが、出血から業界を守るという目的と、国内の食糧増産に影響があるからということでこういう会社法をつくらなければならぬというならば、これはそれ以上重要な同じケースの問題が糸へんにございます。これを一体どうなさろうとするのか、ほつておかれるつもりですか。輸出の総額から申しましても糸へんの方がはるかに多い。少い少いと言うても、去年度でも三六%の輸出額を持つ……
○加藤(清)委員 時間がないようですから、関連して一つだけ簡単に……。年末に際して中小企業がばたばた倒れていますが、そのうちの一番多いのが糸へんであることは大臣さんよく御存じだろうと思います。そこで政府としては、これに対して融資を行つたりいろいろ施策を講じていらつしやるようですが、それがほとんど選別融資、系列融資になつて、なお政府の意図に反してばたばた倒れて行つている。こういう連中に対して、大臣さんに一言だけ、年末のはなむけを贈つてやつていただきたいと思う。一言でいい、一言で済みます。それを聞きますと、商社も必ず息を吹き返します。機場も必ず元気を出して、この正月を越すだろうと思います。その一言……
○加藤(清)委員 私はいろいろ大臣にお尋ねしたいことがございますけれども、さしあたつて繊維消費税についてお尋ねいたしたいと存じます。大体税金をとることは大蔵省の役目かもしらぬけれども、とられるところは、あなたの指導育成しなければならぬ業界なんです。そこでこの問題が税制審議会の方で答申になつた場合に、私はさきの十八国会と十九国会の折にすぐ尋ねた。そうしたら岡野大臣は、大衆課税は反対だとはつきりとこの記録に残された。ところがいつの間にやらそれが糸にかかるようになり、いや原毛にかかるようになり、いや生地にかかるようになつてとうとうとどのつまりは、末端の商品にかかるというようになつて来たようでございま……
○加藤(清)委員 私は時間がございませんので、簡単に繊維消費税の問題について大臣の所信を承りたいと存じます。ただいま川上先生もおつしやいましたように、信念や希望的観測では政治はできません。特に繊維消費税の問題につきましては、御承知の通り具体的事実として今国会に八十五億というものが提出されている。そこで業界では全国からこれの反対運動がほうはいとして起つておる。あなたはかつては税金をとる方の側にいらつしやつたかもしれませんが、今日ではこの業界を指導育成しなければならないところの総本山なんです。あなたの考え方、あなたの打つ手いかんによつて業来者は死んだり生きたりするのです。だからかつての通産大臣は、……
○加藤(清)委員 私は今年度の新しい大臣の通産行政につきましては、きよう初めてお尋ねするわけでございますが、あいにく時間が限られておりますので、簡単に要点をかいつまんでお尋ねいたしますから、お答えの方もそのようにお願いしたいと存じます。まず第一番に、大臣は本年度の経済再建に対して物価の引下げと輸出振興ということをうたつていらつしやるようでございまして、これはまことにけつこうだと思いまするが、私はこの問題を繊維業界に取入れて当てはめてみますと、どうも大臣の筋書き通りには行かない点がたくさん出て参りました。矛盾撞着があそこにもここにも散見されるようでございます。そこでその一部分を取上げて大臣の明快……
○加藤(清)委員 関連して……。今粗糖と砂糖との論議が出ておるようでありますが、失礼ですが、大臣は、業界ないし消費者が実際にどういうものを使つているかということを、お調べになつたことはありますか。と申しますのは、こういうことなんですよ。粗糖がほんとうに原材料であつて、戦前のものはよかつたけれども、今のものは粗糖としては実用に供せない、技術加工しなければ食糧にならない、こういうことならば、原料と言い切ることができるでございましよう。ところが妙なことに、その粗糖の方が効果的だという場合が多いのであります。特にだ菓子をつくる場合には、粗糖ばかりでございます。よろしゆうございますか。そこでこのものが横……
○加藤(清)委員 私に与えられた時間はきようは少いようでありますので、私は外貨割当の基本方針を大づかみに承りまして、あすから個々にわたつてその詳細について承りたいと思いますので、まずそのような御用意をしていただきたいと思います。 まず第一番に、外貨が二十億ドルと十二億ドルでバランスがとれない、そこでその開きがだんだん毎年ふえる一方である、困つたから削減しよう、こういうお話で、それまでは非常にごもつともでございますが、第一にこの審議ですが、予算の方はあれほどの日数とあれほどの員数をかけてやつさもつさとおやりになる国会が、それと同等の金額――二十億ドルということになりますと、どう考えてみても、マ……
○加藤(清)委員 ただいま審議中のガス事業法の問題について二、三点お尋ねいたしたいと思うのであります。まず第一番に私がお尋ねしたいことは、ガスの事業を行われるにつきまして、副産物として出ます硫安でございますが、一体このガス事業から生じて来るところの硫安は、日本でできます硫安の大体何パーセントを占めておるか、それのコストは一体何ほどであるか、この点について……。
【次の発言】 私の聞きたいのは、硫安がガス事業を行うに当つて必然的に生じて来る、その生産量が日本の硫安の何パーセントを占めるか、こういうことなんです。
それからこれのコストは一体どのくらいになつておるか、もしそのコストが副産物だから計……
○加藤(清)委員 笹本議員の質問に関連いたしまして、私も二、三この問題についてお尋ねしたいと思います。実はこの問題は、わが党といたしましては、この席でやるのではなくて、本会議で緊急質問をする予定をしておつたのでございます。しかるに議運の方で、それでは将来の計画についてしつくり行かないだろう、そこで委員会においてよくおちついて、これに対する対策、将来の計画その他のことどもを研究的にやつてもらいたい、こういうことで当委員会にまかされたわけでございます。従いましてこれはただ単に十分や二十分の質問で片づけるということでなくして、今笹本さんからもお話のありましたように、大臣にもよくわかつてもらいたい。そ……
○加藤(清)委員 私もこの問題に非常に関心を持つておるものですから慎重にしつぽりと承りたいのでありますが、いつも時間が迫つたころに私やらされますのですが、一体あと時間はどのくらいいただけましようか。
【次の発言】 おとなしい委員長の命令でございますから、なるべくその委員長の仰せに従いまするが、大体この問題は与える影響が非常に大きい。そこでこれに対しては国会対策にしても、あるいは議運の方にいたしましても、しつぽりと委員会でやるようにということで、本会議にせつかく上げるべきものを、しつぽりやるためにここへ移されたのでございまするから、私はこれが各党一致してきまつたことでございまするので、しつぽりと……
○加藤(清)委員 私は実は外貨の問題について、その質問の時間を与えてもらいたいという希望を、今回で九回申し出ておるのでございますが、委員会のいろいろな都合で、いつもそれができなくてまことに残念に思つております。ほんとうはきようはこんなにおそいのですからやめたいところですが、どうしてもきようやらなければならない理由がありますから、それを最初に申し上げます。と申しますのは、今度大臣が金曜日から火曜日にかけて、関係の局長を連れて関西へ乗り込むという話です。その折に集められる相手方は大体経済関係の方々で、そこで必ず外貨の問題が出ます。これに対して一体政府はどういうことを述べられようとするのか、大体の見……
○加藤(清)委員 池田さんに一点だけお教え願いたいのでございます。石炭の化工から染料がとれるはずでございますけれども、特にドイツ染料と日本の染料と比較いたしました場合に、日本の染料はどういうわけか比較にならないほど程度が悪い。ところが御承知の通り日本の繊維はどのみち染めないことには輸出ができない。特に近ごろ行われております合成繊維やあるいは化学繊維の類はどうしたら染めることができるか。染めた色をどうすれば定着することができるかということがこの糸を輸出する先決問題ではないかと思つておるわけでございますが、日本の染料とドイツの染料とを比べました場合に、同じような石炭を使つてつくりながらも、どうも日……
○加藤(清)委員 私はただいま上程されております商品取引所法の一部を改正する法律案について、委員長から再三再四早く上げるようにと催促を受けております関係上、委員長を徳といたしまして、きようはその御意思に沿うべく、なるべく簡明直截に御質問を申し上げ、でき得るならばきよう御意思に沿いたいと思うておりますから、御答弁の方もなるべく簡明にお願いしたいことをまず最初にお願いいたしまして、質問を二、三させていただきたいと存じます。 まず第一に、この問題は当委員会にかかつているわけでございますが、その取扱いまする内容上、農林委員会にも重大な関係を持つておる関係上、農林委員会としても以前から重大な関心を持つ……
○加藤(清)委員 私は本年度の外貨の割当の問題につきまして、実はきようでこれで二十一回お願いをしておるのでございますが、きよう幸いにして委員長の同情ある配慮によりまして、この機会の与えられましたことを、まず厚くお礼を申し上げる次第でございます。実は私がこの問題につきましてなぜそのように何回かお願いしておるかということは、通産委員のみならず、国の経済に関心を持つておる方ならばもうすでによくおわかりのことと存じますが、実はせつかく与えられましても、今年度の外貨が割当てられてしまつた今日では、死んだ子の年を数えるような感じがなきにしもあらずでございますが、将来のことも考えまして、もう済んだことは省い……
○加藤(清)委員 時間も大分迫つておるようでありますから、私は簡単に要点をかいつまんでお尋ねしたいと思いますので、恐れ入りますがお答えの方も簡単明瞭にお願いしたいと存じます。 第一に、きのうせつかく御提出いただきました原価計算書でございますが、これがきわめてずさんでございます。ところで大臣の御答弁も局長の答弁も、これを調査することが不可能であるというお答えでありましたが、思い起せば去年の十五国会から十六国会にわたりましての私の質疑に対して藤山愛一郎さんもそのように答えていらつしやいません。それからまた農林大臣保利さんも私の質問に対してこういうふうに答えておられます。先ほどお答えいたしましたよ……
○加藤(清)委員 関連して、中小企業の倒産続出に対する一点だけ……。中小企業に対する悪影響の少かれかしと祈つていらつしやる大臣に、具体的方策を示してもらいたいから、お尋ねするわけでございますが、大臣もすでに御承知の通り、中小企業関係の不渡りが日に五千枚ぐらいずつ毎日出ている。倒産商社は去年の今ごろからずつと倒産の数がふえまして、十二月に至つてちよつと政府の融資のおかけで下火にはなりましたものの、また一月からこちらにかけてずつとふえて来ている。少くとも表に現われているものだけで、日に二商社ずつは数えられるわけなんです。一体これがどこから来ているか。池田さんの言われましたように、思惑で倒れて行くの……
○加藤(清)委員 日本の経済再建の上からながめてみまして、私も砂利の必要性はよくわきまえておりますから、この法律が制定されることによつて、砂利採取の能率が一層上り、やがて日本経済に貢献することになれば大賛成でございます。私の郷里は愛知県でございますが、愛知県の方はいらつしやらないようですけれども、お隣りの静岡から大分出ていらつしやるようですから、どなたでもけつこうです。静岡のお方にお尋ねしたいわけでございます。 私砂利の採取についてはしろうとでございますが、子供のころから愛知県では砂利が取られているわけですが、きようこのごろこの様子をながめてみますと、大きな機械設備をしてトロツコの設備なんか……
○加藤(清)委員 本委員会に上程されております航空機製造法の一部を改正する法律案につきまして、私十分研究はしておりませんけれども、簡単にながめてみますと、この法律が新しく制定されなくても、すでに航空機の製造ということは行われているようでございます。新しく挿入されますところの改正の部門は、すでに行われている業界を選抜し、許可する、こういうことが本旨のように見たわけでございますが、その許可制の根本が三つある。一つは特定の設備であり、一つは経理的基礎であり、一つは技術的能力、こういうことになつておるようでございます。この許可の中心をなす特定の設備、経理的基礎、技術的能力、これについてひとつ、これはい……
○加藤(清)委員 私は、輸出振興策についてお尋ねしたいことは非常にたくさんございまするけれども、本日は時間の関係でほんのヒントを与える程度にしておきまして、この次行われまする当委員会に正式な具体策をお答えいただきたい、こう思うわけでございます。 そこで私が第一にお尋ねしたい点は、今日の政府の行われておりまする施策が、コストを引下げて健全財政にし、輸出振興をはかろう、こういうたいへんけつこうな目的のもとに行われておりまするけれども、それが悲しいことに逆な結果を来している、こういうことを大臣にお示しをして、それに対してどのような施策をされるかということをお尋ねしたいのが第一点でございます。御承知……
○加藤(清)委員 質問に入る前にちよつと議事進行についてお尋ねしたいのですが、先ほどの理事会で一人一時間ずつきよう熱心にやる、それができない場合にはあさつてもう一度やる、こういうことで皆さん御納得の上でこの順序がきめられたわけですね。ところが話に聞きますと、どうも途中からそれがかわつた、こういうことのようでございます。そうなりますと、最初の人は一時間ずつやれたが、最後の人は竜頭蛇尾で、十分か五分しかできない。十分か五分しか与えられないから、そこでがんばつてやると、あいつはいつでも長い時間やるじやないかというふうに言われなければならないのですが、私がいつも長くやるわけではなくして、あまり謙譲の美……
○加藤(清)委員 先ほど山手委員から中小企業の公庫の精神が没却されてしまつて、かえつて逆な結果を来しておるというお話がございました。私も自分の体験上それを実地に見ているわけでございますが、その大きな一つの理由に、公庫の本店の方々の意思というものが窓口において実行に移されていない。言いかえると親の心子知らずという点が多々見受けられるように思うのです。中野さんはこの法律を生むころから非常にこの問題について御熱心である方で、法律の精神はよく御存じのことと思いますが、遺憾なことに中野さんの精神というものが窓口の方々に徹底していない向きがたくさんある。この点につきまして、実は十九国会の折に岡田長官にもそ……
○加藤(清)委員 私はきめられた時間内に質問をし尽せないほど実はたくさん持つておりますけれども、皆さんこのころまで長いことお待たせして恐縮に存じまするから、なるべく質問を箇条書きに申し上げまして時間内に納めたいと思いますので、答弁の方もそのように御協力願いたいのであります。 ところがその前にひとつどうしても承つておかなければならぬことは、委員長にまず承ります。委員長に対して私は個人的には非常に尊敬もし、かねがね先輩として、生きた手本としてこれをとつてもつて範としよう、こう思つておるわけなのでございまするが、大体この委員会は一月も前からすでに予定されておつたと思います。その日にちも、われわれの……
○加藤(清)委員 簡単にお尋ねしますから、簡単にお答え願いたいのですが、今度の改訂の骨子は、冬料金一本化と割当制の廃止とアンペア制の採用、石炭条項の廃止である、こう考えてよろしゆうございます。
【次の発言】 そこで先ほど来問題になつておることは、この骨子は、政府側は向う半年の間だと言う、消費者やわれわれ側から見ると、これが四月以降にも適用されるのではないかというおそれから生じて来ているようでございます。それを大臣は、四月以降は決してこのままを適用しないんだ、操作を加えるんだ、こう言つておられまするが、その操作は、企業努力と税の軽減と融資、金利その他でもつて、なるべく来年上期にまず持ち越さないよ……
○加藤(清)委員 ただいま大臣からまことにけっこうな御高説を承りまして、ありがたく思っているわけでございますが、ただいまおっしゃいました輸出振興、中小企業等の指導育成とはおよそ逆な結果を招来するような現象がただいま起きつつありますので、その点についてお尋ねしてみたいと存じます。時間がないそうでございますので、私も簡単にお尋ねいたしますから要領をつかんでお答え願いたいと存じます。 まず第一に、政府の行ったところの措置が、そのために被害をこうむる業界とか地区がある場合に、大臣はこれを救済する最高責任があると思いますが、一体大臣はこれに対していかようにお考えになっているか。またこれから行われようと……
○加藤(清)委員 私も時間が短うございますから、簡単に御質問をしたいと存じます。 まず参考人の方々が、きようは特に御熱心に御説明をしていただきまして、特に石炭業界には政府の失政のしわ寄せがいたいけな子供にまで悪影響を及ぼしている。その悲劇を子供が受けているという点を承りまして、ほんとうに胸の熱くなるのを覚えたわけでございます。広く考えてみまえと、私、わが田に水を引くという仕事は政党の専売特許かと思って聞いておりましたところ、あにはからんや、業界の方がその上手を行くということをきょうはっきり知ったわけでございます。しかもそれが非常に混乱をしている。もうこのままでほうっておけば、この法律は自然に……
○加藤(清)委員 私もやはり外務大臣に答弁方を願いたい。委員長はきのうお聞き及びになつたということでございますが、私はもう二十日も前からそれを通産委員会で要望しておつたのでございます。従いましてきよう与えられたせつかくのチャンス一回しかないと思いますので、ぜひ大臣に御出席を願つてお答え願いたいと存じます。
【次の発言】 大臣にお尋ねすることは、さきの中崎委員の質問に関連した点がございますが、まず第一番に、本条約は国会で修正することが可能であるかないかという点。わかりきつたことでございましようが簡單に。
【次の発言】 修正可能な本条約を、不信任を食つた内閣が、その期間においてどうしても早く結ばな……
○加藤(清)委員 時間がたいへん短かいそうで、すずめの涙くらいの時間を与えて、これで質問終りということで押し通して行かんとするのか、ないしは皆さんが聞きたいたいと言うておられるのだから、今後そういう機会を与えて、みなが満足をした後にこれを通そうとなさるのか、まずその点を聞きたい。
【次の発言】 それではその点について大臣はどう考えておられるかということを聞くのが第一点……。
【次の発言】 それではお尋ねいたしますが、大臣すでに御承知の通り、今日は操短はやめたとただいまおつしやつているが、事実上は行われているのです。紡績に限らず、砂糖に限らず鉄、石炭に限らず、肥料に限らず、こういう禁止されている……
○加藤(清)委員 私はきわめてしろうとでございますから、ぽつりぽつりとお尋ねをいたしますので、するする逃げないように、まつ正面から御指導をいただきたいということをまずお願いして、お尋ねをするわけでございます。 だんだんお話を承つておりますと、私ちよつと頭が変になつたのです、暑さのせいかもしれませんが、農林大臣さんのお答えと通産大臣さんのお答えとがよく似ておる。ところか農林大臣さんは、肥料のメーカーの立場に立つていらつしやるのか、それともお百姓の立場に立つてものを考えていらつしやるのか、ちよつとわからなくなりかけて来た、そこでそういう点を中心にして、二、三お尋ねしたいと存じます。 まず第一番……
○加藤(清)委員 私は、補足の範囲ということになりますと、どうしても農林大臣さんに聞きたいことなんでございますが、いらつしやらないようです。せめて次官さんなりともお尋ねしたいのですが、次官さんの御都合いかがですか。
【次の発言】 この前の続きと仰せられますが、私、灰ざらが降り、ジヨツキが降つて来ても大臣さんか次官さんかにお尋ねしたいところでございますが、いらつしやらないということならばやむを得ませんから、いらつしやるお方でわかることをお尋ねしたいと思います。
そこでまず第一番に、今度こういう法案をつくらなければならぬというゆえんのものは、国際価格と国内価格とに非常に開きが多い。それでもしかし……
○加藤(清)委員 大分時間も過ぎまして、皆さんお疲れのようでございますけれども、きようのこの結果いかんと思つて、手をこまねいて待つていらつしやる幾万の政府関係労働者のことを思い、そのうしろに控える家族のことを考えれば、このくらいの疲れくらいはしんぼう願つて、もうしばらくの間御努力願いたいと思うわけであります。 ただいま参考人から巻添えを食つたというお話があつたのですが、これは賃金が上りますと、他の産業に及ぼすことを懸念されて、経団連あたりから相当のはつぱをかけられておる。こういう点からみますと、巻添えを食つておるのは、ただにアルコールだけではなくて、ほとんどの官業労働者はみんな巻添えを食つて……
○加藤(清)委員 時間も差迫つておるようでございますから、ごく簡単に二問だけお尋ねしたいと思います。 繊維税の問題につきましては、すでに各公述人の方々が専門的知識を持つて委曲を尽しておられますから、あえて私質問をする必要はございませんけれども、ただこの税金がかかつておつた当時に、白ということがはつきりわかつておるにもかかわりませず、税務官吏や、あるいはあのときの経済調査庁のおかげで、四十日間もほうり込まれました経験を持つております私は、このことが再び繰返されることによつて、非常に業界に対する悪影響のみならず、日本経済に及ぼす影響の甚大さを考えまして、まずお尋ねしたいことは、ただいま繊維税が問……
○加藤清二君 今の製品輸入の数字、もう一度おつしやつていただけませんか。
【次の発言】 ところがこの間の決議は、原油を入れてそれからできる製品と、日本が使うところの各種別の油とのバランスがとれないから、製品を入れる必要がある、こういうお話でしたね。この前ここでやりましたときは……。
【次の発言】 そこで今は大体製品をガソリンが三十万で、重油が三百万かになつておる。ところでこのバランスは、今おつしやつた理論によつてある程度の増減が考えられるということでございますが、将来政府の考え方としては、日本で原油を入れて加工する方を奨励した方がよろしいとお考えになつていらつしやいますか、それとも製品を輸入し……
○加藤清二君 私も簡単に二、三お尋ねしたいと思います。実は塩のこと、それから化学工業のことについてはずぶのしろうとでございますので、教えるというつもりで御丁寧にやつていただきたいと思いますが、まず第一番にただいま御説明の中共塩と日本物資との物交の問題でございます。御承知の通り、中共塩が輸入塩では一番安い、そこでぜひこれを入れたいというのは、日本の業界にかかわらず、またその輸入商社にかかわらず、みな一様に思つていることでございまするが、これがなかなかうまく入らない理由についてるる御説明がございましたけれども、私どうしてもそこで聞いておかなければならぬことは、今まで私が聞いたこと、あるいは体験をい……
○加藤(清)委員 いつも私が時間をとるので、おしまいに追いやられて、簡単に簡単にということでありますので、ほんとうに簡単にお尋ねいたしまするから、お答えの方も簡単にお願いしたいと存じます。 まず私の方の社会党といたしましては、この法律がよつて来るところの原因については賛成です。これはもうこういう資源の乏しい折から、国家がひとつ腰を入れてこういうものを開発してやろう、そのために大きな資材を投じてやろうという、これはしごく賛成でございまするが、とかく政府の資金が民間に流れる場合におきましては、いろいろな問題が起りがちでございます。現に起つておる疑獄事件が、それがすでに元になつておる。そこでこれが……
○加藤(清)委員 私は本日ここに来ていらつしやいまする先輩の早稻田先生や春日一幸さんとともに、この陶器の業界が五十年来の不作で非常に因つていらつしやるという、その事実をまのあたり見ておるものでございまするので、この問題につきましては非常な関心を持つと同時に、何とかこの業界を救うすべはないものかと考え、相談も受けておるものでございます。従いましてこの際私は主としてこれが対策を政府の方にお尋ねしたいのでございます。 まず第一点は、輸出が振興しない原因をただいま永井さん、水野さんがお述べになりましたが、金液のゆえにというお話でございました。そのゆえに輸出が不振である。これは私は具体的事例を知つてお……
○加藤(清)委員 長官の御熱心な発表につきましては全面的に賛意を表するものでありますが、この閉会中に地方へまわつてみますと、親の心子知らずで、せつかくできました中小企業金融公庫でもつてこの倒産続出の中小企業を救うという意図がほとんど行われていないように思うのです。その点は、窓口がせつかく政府から親心をもつて与えられましたのに、その金をまるで自分のところが集めて来た金のようなつもりになつてしまつて、そうしてこれを貸し付けるにあたつて非常な条件をつけて、その条件が、以前は設備資金ならば貸してやるが、運転資金はごめんこうむるとかいうようなことであつたのであります。それよりも、すでにここにいらつしやる……
○加藤(清)委員 まず最初にデパート側にお尋ねをいたしたいのでございますが、百貨店の売上げの問題でございます。先ほど部門別になりますと、必ずしも小売りと比較いたしまして、さほど大したことはないじやないかというお話がございました。そこで私のぜひお尋ねいたしたいことは、この百貨広の売上げの部門別に占めるパーセンテージでございますが、たとえば繊維は何パーセントで、それから陶磁器は何パーセント、貴金属は何パーセント、こういう御調査はすでに当然経営者としてはでき上つていることと存じます。この点もしできましたならば、三越はどのようでございましようか。あるいは東京都のデパートの総計としては、一体どういうパー……
○加藤(清)委員 私はこの繊維産業の機場も守り、機械メーカーも守る、こういう立場に立つて以下御質問をさせていただきたいと存じますが、まず第一番に重工業局長さんと労働組合側にお尋ねいたしますが、この織機の生産状況でございますが、内需に一体どの程度売れているか、それから輸出はどの程度であるか、その設備更新の方は一体どの程度であつて、新増設はどの程度の数量であるかをきよう今日の状態でなくして、終戦直後と、それから朝鮮でブームの時代、それ以後不況になりました今日との比較対照の表をひとつ早急に出していただきたい。それでないとこの問題についてポイントに触れた審議ができないのではないか。それから発動をしても……
○加藤清二君 他に質問者もたくさんあるようでありますから、私は要点をかいつまんで簡単にお尋ねいたしますから、答弁の方も要領よく簡単に願います。
まず第一に、値上げの原因でございますが、大臣はこの委員会において、値上げをしないという答弁を再三せられた。ところが、今度値上げをされるようでございますが、その理由は一体どこにあるか、簡単でよろしいから答弁願いたい。
【次の発言】 値は絶対上らないとおつしやるのでございますか。
【次の発言】 私は言葉のやりとりを言つておるのでなく、結果として現われて来る結果面で、電気を使用する国民の負担が多くなるか、多くならないかということを開いておるのであつて、言葉……
○加藤清二君 時間がないようでございますので、私はお聞きしたいことはたくさんございまするが、要点をかいつまんでお尋ねいたします。 まず第一に委員長にお尋ねいたしまするが、説明したい方のお方は聴聞会を開いてもらいたい、つまり申し上げたいことがたくさんあるということであります。質問する方の側は、皆さんが時間を気にして、遠慮しながらやつている。かゆいところに手が届かないという感がなきにしもあらずでございまするが、私はこの問題につきましては、隣の部屋で行われている決算委員会よりも、国民の注視を集めているという点ではこちらの方が大きいのじやないか。向うの委員会は内閣をゆさぶるという点においては大きいか……
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