辻原弘市 衆議院議員
26期国会発言一覧

辻原弘市[衆]在籍期 : 25期-|26期|-27期-28期-29期-30期-32期-33期
辻原弘市[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは辻原弘市衆議院議員の26期(1953/04/19〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は26期国会活動統計で確認できます。

■本会議へ ■委員会へ ■各種会議へ

本会議発言一覧(衆議院26期)

辻原弘市[衆]本会議発言(全期間)
25期-|26期|-27期-28期-29期-30期-32期-33期
第19回国会(1953/12/10〜1954/06/15)

第19回国会 衆議院本会議 第12号(1954/02/24、26期、日本社会党(左))

○辻原弘市君 ただいま議題となりました、いわゆる教育における政治活動禁止の二法案、すなわち教育公務員特例法の一部を改正する法律案並びに義務教育諸学校における教育の政治的中立の確保に関する法律案について、この二法案の及ぼす影響きわめて甚大なるものを想起いたしまして、ここに日本社会党を代表して、総理並びに文部大臣、法務大臣、自治庁長官、その他関係閣僚に対しまして、法案が内蔵する基本的問題について、その所信をたださんとするものであります。私は、教育者の一個の団体である日教組と教育の根本とを混同して質疑をし、あるいはそれになれ合い質問をするような、かかる政府、与党によつて出された法案でありまするがゆえ……

辻原弘市[衆]本会議発言(全期間)
25期-|26期|-27期-28期-29期-30期-32期-33期

■ページ上部へ

委員会発言一覧(衆議院26期)

辻原弘市[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
25期-|26期|-27期-28期-29期-30期-32期-33期
第16回国会(1953/05/18〜1953/08/10)

第16回国会 昭和二十八年度一般会計暫定予算につき同意を求めるの件外六件特別委員会 第4号(1953/05/25、26期、日本社会党(左))

○辻原委員 時間が非常に迫つておりますので、要約をいたしまして、主として地方財政並びに教育財政の方面につきまして質問をいたしたいと思いますが、最初に文部大臣に対して御質問をいたしておきたいのであります。  暫定予算に盛られておる義務教育費の国庫負担につきまして……。
【次の発言】 それでは、それをあとに譲りまして、自治庁長官の方はこれに関連があつてのことで、あとで質問をいたしますから、大蔵大臣にお願いいたします。
【次の発言】 ただいまの問題とは違うのでありますが、四、五月の暫定予算の中で一応若干の金融措置がとられておりますが、二の金融措置の問題に対しまして、昨日来お伺いをいたしますると、六、……

第16回国会 水害地緊急対策特別委員会 第23号(1953/08/04、26期、日本社会党(左))

○辻原委員 ただいま漁場に沈積する問題につきましては一応決定に相なりましたが、その前に規定されております漁港施設というこの範囲について、立案者の方ではどのように考えられておるのか、あるいは従来の法律の規定によつては、漁港施設というものはどの程度までを含んでいるのか、これを具体的に承りたいと思います。
【次の発言】 たずいまの御説明によりまして、第二条に規定する漁港施設の範囲であるということを承つたわけでありますが、その場合に、たとえば網干場であるとか、あるいは漁港の背後に控えておる山であるとか、こういうものが災害によつて崩壊して、これが漁港施設におおいかぶさつておるという場合、これも漁港施設か……

第16回国会 水害地緊急対策特別委員会 第25号(1953/08/07、26期、日本社会党(左))

○辻原委員 大野大臣には連日にわたつて現地を視察され、かつその後の対策につきまして種々御協議くだされておりますことを、災害県出身の議員といたしまして厚く感謝をいたしております。  ただいま大臣のお言葉の中にも、こうした異常な災害を、ただ不幸ということでなしに、これを転じて福となす、こういうお話がありましたが、私はこうした災害を福となすには、どうしても、ただいままで当委員会において立法をして参りました、各種の災害対策の関係法律を完全に実施せしめるための予算の裏づけを早期に行うことが最も緊要な手段だ、かように考えておる次第であります。私たちが相当長期にわたつて、現地にあつて、この惨状について持ちま……

第16回国会 水害地緊急対策特別委員会 第26号(1953/08/10、26期、日本社会党(左))

○辻原委員 時間がありませんので、大蔵省に三点の問題につきましてお尋ねをいたしたいと思います。  第一は、ただいま資料の配付されているつなぎ資金の問題であります。先ほど、また先日私が、当委員会におきまして、大野国務相に質問いたしました臨時国会の問題について、大体政府の考えとしては、十月の中旬を目途として開くという大よその腹が判明いたしたのでありますが、この点は、われわれは、水害のその後の復旧状態にかんがみ、少くとも九月中旬に開けという意思とは非常に懸隔があるのであります。そのようなことはさておき、一応かようなことになりますと、問題は臨時国会において予算が通過しないまでは、おそらく地方においても……

第16回国会 水害地緊急対策特別委員会 第28号(1953/09/08、26期、日本社会党(左))

○辻原委員 主計局長に三点ばかりお伺いしたいのであります。先ほど主計局長の答弁の中に、国会が、われわれの要求したような時期に開会されずに、政府の方針として十月末ないし十一月になつた場合には、一応現在のつなぎ融資のわく以上に若干の考慮を払うことを今予定しておると、確言があつたのです。私は、その問題に関連をして、これは前の委員会でも前主計局長に質問をいたしまして、ある程度のお答えをいただいておつたのでありますが、この六月の災害から考えますと、大体国会が政府の言うごとく十一月に開かれるということになれば、実際予算が組まれて予算の実効が各災害地域に現われるのは、早くて十二月、あるいはおそくなれば明年に……

第16回国会 水害地緊急対策特別委員会 第34号(1953/10/06、26期、日本社会党(左))

○辻原委員 時間がないようでありますので、簡単に要点を御質問いたしたいと思います。ただいまの堤委員の五刑に関連いたしまして、第一はつなぎ融資の問題であります。今堤委員と大蔵大臣のやりとりを拝聴いたしまして、大蔵大臣の言われたことを集約してここでまとめ上げると、臨時国会は災害だけの関係ならば開いてもよろしいというような口吻を漏らされましたけれども、これは先般来からの緒方副総理のお話によつて、早期に開くという御意思は政府の方でお持ちになつておらないということは明瞭である。同時に、その間予算化の時期が遅れると、当然その間の手当としてやらなければならぬつなぎ融資の問題については、またつなぎ融資にかわる……

第16回国会 水産委員会 第28号(1953/10/27、26期、日本社会党(左))

○辻原委員 私も保安庁長官にお伺いしたがつたのでありますが、時間がなかつたので、簡単に質問したいと思います。  まず水産庁長官に対しましてお尋ねいたしますが、先ほどから質疑の間に出ておりますように、この問題につきましては、一つは、ただいま抑留されておる漁民の人々に対する保護、補償の問題と、いま一つは、今後の漁業問題に最も重要な済州島周辺における漁権の確保という二つになつておると思うのであります。全般的な外交問題なり、これを解決する手段方法等につきましては、先ほどの二人の大臣の話で政府の考え方の外貌が一応わかつたわけですが、現在拿捕せられている人々に対する補償の具体策について、あまり詳細は時間が……

第16回国会 文部委員会 第3号(1953/06/25、26期、日本社会党(左))

○辻原委員 ただ大臣から当面の文教行政の一般方針につきましてお伺いしたのでありますが、この問題につきましては、あらためてお伺いをいたすことにいたしまして、ただ私この機会をかりまして、ぜひ大臣からお聞きいたしておきたい点がございますので、これを伺いたく思います。  ただいまも種々文教行政の各般の問題につきまして、就任されての新しい抱負をわれわれ聞いたわけでありますが、これらの一般方針とともに、きわめて重要な問題は、やはり大臣として教育内容の刷新であるとか、あるいは義務教育の充実、あるいは学術振興、教育の機会均等等の実現に対しては、特に義務教育の面におきましては、やはり何といつても多数の教員の協力……

第16回国会 文部委員会 第4号(1953/06/26、26期、日本社会党(左))

○辻原委員 非常に時間が過ぎておりますが、せつかくの機会でありますから、若干昨日の教育方針の問題について大臣にただしておきたい点がありますので、質問いたしたいと思います。ただいまも世耕委員からいろいろな御意見が出ましたが、私は一昨日来のすわり込みの問題につきましては、確かにいろいろな見解があると思います。しかしながら問題は、私も昨日からじつと聞いておつたわけでありますが、起つた結果に立つて、その結果論について物事を判断せられる点が非常に多いと思う。確かに物事を判断される場合に、結果に立つて物事を考えるということは一応の順序でありましよう。しかしながら結果だけを見てその問題の処理、その問題の対策……

第16回国会 文部委員会 第6号(1953/07/02、26期、日本社会党(左))

○辻原委員 私ちよつとお伺いしておきたいのですが、実は最近各大学の教授、助教授の思想調査とおぼしきものが各大学を通じて行われておるやに聞いておるのでありますが、そういう事実を文部省は知つておられるかどうか、この点をお伺いしておきたいと思います。
【次の発言】 承知していないということでありましたならば、そういう具体的事実を私持つておりますので、一応文部省の方で至急に調査されて、その結果について御報告を願いたい。その点に対しまして、私後刻若干ただしておきたい点がありますので、これは保留いたしておきます。  今世耕委員の方からいろいろの問題を提起されておりますが、私は先般来から世耕さんの大臣に対す……

第16回国会 文部委員会 第8号(1953/07/07、26期、日本社会党(左))

○辻原委員 若干の点につきまして大臣に質問いたします。最初に施設方針の教育方針の中で、非常に問題になつております、特に愛国心の涵養、道徳教育、これらの問題と非常に密接な関連を持つて大臣が発言されました教育勅語の問題につきまして、私は端的に大臣にお伺いをいたします。今までずつとこの問題につきまして質疑応答がかわされました速記録を、私は読んでみたのでありますが、まだ釈然といたしませんので、この点を明らかにしていただきたい。  第一は、教育勅語は、これが制定公布されました当時に、個々の徳目に重点が置かれてあつたのか、あるいはこの勅語を通じて流れている一貫した精神、その精神作用と申しますか、それに重点……

第16回国会 文部委員会 第9号(1953/07/09、26期、日本社会党(左))

○辻原委員 ちよつと関連いたしまして、市町村立学校職員給与負担法の第一條の負担の対象にする学校の問題でありますが、ただいまの幼稚園の現状を見てみますと、財政難のために非常に幼稚園の経費が因つておると同時に、幼稚園と小、中学校その他の義務教育諸学校の給与の均衡の状態を見ますと、公務員のベースに達しておらないという幼稚園の職員の給与ベースの実態がわかる資料も現われておると思うのですが、この問題の解決方法として、もちろん義務教育ではございませんので、ただちに義務教育と同じ取扱いにすることには、根本的に考えるべき点が残されておるかと思います。しかし幼児教育の重要性もわれわれとしては十分考えてみなければ……

第16回国会 文部委員会 第10号(1953/07/11、26期、日本社会党(左))

○辻原委員 大体提案されておる改正案の内容に触れる問題なのでありますが、それ以前に、免許法自体の問題につきまして少し根本的な問題をただしておきたいと思います。  第一は、ただいま実施されておる免許制度は、占領治下きわめて複雑な形で、直接アメリカの占領当局から指導を受けてでき上つたものである、こういうように私は考えおりますが、その点どう考えられておるか。
【次の発言】 ただいまの答弁にもありましたように、私もこの法案こそは一つの占領行政の中に生まれた、日本の国情に合致しない、きわめて行き過ぎた内容を持つておる、そういう法案であると考えております。従つてこの法案については、現在施行中に起つているい……

第16回国会 文部委員会 第11号(1953/07/14、26期、日本社会党(左))

○辻原委員 私も校舎の災害に関して、詳細にわたつて現地を見られた施設部長にお伺いいたしたいと思います。おそらく施設部長は、ここに載せられでいるような全般的な災害状況を視察されたばかりでなく、おそらく今後の恒久的な、詳細にわたつての問題を、専門的な立場から現地を見て来られただろうと思つております。従つてここで現地の模様についてちよつとお伺いいたしたいのは、最近の校舎の状況を、いろいろと資料なり、実地にわたつて見ますと、戦後の荒廃から、非常に危険校舎が累増しておる。同時に戦時中から戦後にかけての校舎建築というものは、必ずしもいい建物がつくられておらない。きわめて粗雑なものが多い。こういう点から考え……

第16回国会 文部委員会 第13号(1953/07/18、26期、日本社会党(左))

○辻原委員 この危険校舎とそれから公立学校の施設費国庫負担に関する法律案を直接審議いたします前に、私は若干これに付随する起債等の問題につきまして、文部省と自治庁に具体的にお伺いをいたしたいと思うのでありますが、まだ自治庁が見えておらないようでありますので、最初に文部省から若干お伺いをたします。  第一は、本年度の文教施設に関する起債の計画の全貌は一体どのようになつておるのか、これを具体的に文部省の方から一応御説明願いたい。
【次の発言】 補助関係の分として二十五億、それから老朽関係が五十五億、こういう話でありますが、間違いございませんか。

第16回国会 文部委員会 第23号(1953/08/05、26期、日本社会党(左))

○辻原委員 私は大臣が出られてから、大臣の所論をただしたいと思つたのでありますが、若干細部にわたる点もありまするので、事務当局の取扱い並びに政務次官のこれに対する所存のほどを、具体的にお伺いをいたしておきたいと思います。と申しまするのは、北九州に次いで起りました和歌山地方の災害に関する復旧の措置の問題でございますが、すでに本院の調査班あるいは参議院並びに政府各大臣の調査に基きましても、規模においてこそこれは北九州に若干劣つておりますものの、実際の被害程度につきましての深刻度合というものは、北九州にまさるとも劣らないという、まことに惨状をきわめておる災害でございます。私も約十日間にわたりまして現……


■ページ上部へ

第17回国会(1953/10/29〜1953/11/07)

第17回国会 水害地緊急対策特別委員会 第3号(1953/11/03、26期、日本社会党(左))

○辻原委員 私も、同種の問題につきまして、提案者の方からはつきりお答えを願つておきたいと思いますのは、第五条の二にある「高潮等により生ずる災害を防止する」云々という、この高潮等によつて生ずる災害を防止するということであれば、当然、南海震災等によつて地盤沈下を来しておる地域の将来の高潮災害も、これにより施行しなければならぬということを考えるのでありますが、その点、提案者は明確にこのことを考慮されて、従来やられておつた地盤沈下対策その他と競合した場合においても、当然これは施行するということをこの内容として含んでおるかどうか、この点をひとつはつきりお答えを願つておきたいと思います。

第17回国会 水害地緊急対策特別委員会 第5号(1953/11/07、26期、日本社会党(左))

○辻原委員 大蔵省にお伺いいたしますが、先日懇談会の席上で申し上げておきました公立教育施設の問題の中で、例の特例法をつくりました際のわれわれの考え方として、当然公立学校の教員住宅というものが公立教育施設の概念の中に包含されているものと、こういう解釈をとつておつたのであります。ところが、現在予算措置をせられておるものを見ますと、この点については考慮が払われておりませんので、当初の考え方に立脚をいたしまして、もしどうしてもあの特例法の中において公立教育施設という考え方を推し進めて行くことができないとするならば、これは最初の考え方から異なつておりまするので、新しい立法措置を考えたい、こういうふうに見……

第17回国会 文部委員会 第1号(1953/11/02、26期、日本社会党(左))

○辻原委員 これは私も非常に疑問に思うのですが、どういうふうな基礎で計算されたかということがまず問題になるのです。今の二十億、あるいは六大都市以外のものを含めると五十億という二とぶ、大大郡市という中に東京を含めば二十億では足りないことは当然だと思うのです。六大都市あたりからの御陳情の数字を見てみますと、単に増加児童生徒数に対して○七の基準をかけたものをよりどころとして要求されておるのですが、それをそのまま文部省の方は基礎とされてそうして二十億なら二十億という数字を出されておるのか。ここの点も私は問題だと思うのです。と申し上げるのも、問題は現在○七に満たないところがたくさんあるのです。かりにふえ……

第17回国会 文部委員会 第2号(1953/11/04、26期、日本社会党(左))

○辻原委員 大臣がお見えになりますまで、主として災害関係の予算の問題についてお伺いいたしたいと思います。ただいま議会に提案されている予算を見ますると、公立学校文教施設の災害復旧の予算として二十億が予定されておりますが、この二十億の予算の中で本年度の施行が予算上十一億になつております。この二十億の総額の国庫負担分に対して、十一億の補正予算の額で行きました場合に、一応計画は立てられておるようでありまするが、法律でもつて見ますると、六割は初年度、次年度は四割、こういうことになつておりますが、完全に二十九年度において完了するお見込みを現在政府当局において持つておられるかどうか、この点を第一にお尋ねいた……


■ページ上部へ

第18回国会(1953/11/30〜1953/12/08)

第18回国会 文部委員会 第1号(1953/12/05、26期、日本社会党(左))

○辻原委員 ただいま坂田委員からお話があらました自然増に対する十五億の配分の方法についてでありますが、ただいまお話がありましたけれども、問題は四月の新学期から少くとも現実に収容をしなければならないという問題からこれは派生をいたしておるのであります。従つて財政に国が措置をいたしましても、地方が三月末までにその措置によつて校舎を増築するということが見きわめられなければ、せつかくの財源措置が意味がないということになると思う。地方の状況を考えてみますと、大体地方の議会等においてはこれらの予算を計上する時期は十二月の都道府県議会であろうと思います。そういたしますると、すでに十二月の半ばに入つて行こうとい……


■ページ上部へ

第19回国会(1953/12/10〜1954/06/15)

第19回国会 議院運営委員会 第11号(1954/02/10、26期、日本社会党(左))

○辻原委員 先ほどの官房長官のお話によれば、警察法と教育の中立性確保に関する法律案は、大体来週というお話がありましたが、新聞報道によれば、きのうの閣議で要綱案が決定したということを報道されております。これは事実でしようか。
【次の発言】 そうしますと、警察法については法律案全体を閣議決定して、大体来週提出の予定である、教育の中立性確保に関するものは要綱だけだから、さらに法案としてこれを閣議にかけてやるということになつておつて、警察法の方は閣議にもう一回かけるということはない、こういうわけですね。

第19回国会 議院運営委員会 第12号(1954/02/16、26期、日本社会党(左))

○辻原委員 折衝の点はけつこうですが、私は先例その他についてはわかりません。しかし先般参議院の本会議で取上げられた問題は、警察官による不当弾圧と考えられる事例の問題であつて、本会議の大臣の答弁等によつても相当重要な問題であることがはつきりして来たわけです。さらにもう一つの問題は、正式機関である文部省が、それに類似した行動をとつておるという事実もあるようで、その取扱いについて方々で曲解をしておる、警察官が思想調査をやつて、人権侵害にも及ぶような問題の扱いをやつておるということは、実に重要な問題をはらんでいるわけで、連日の新聞に取上げられておることは御承知の通りであります。そのときに、かほどの問題……

第19回国会 議院運営委員会 第16号(1954/02/22、26期、日本社会党(左))

○辻原委員 四番目の教育の問題ですが、これは本日の午後議会に提出されておりますね。従来の例でも、提案されてただちに質疑ということは、やはり重要法案であるだけに、内容その他についても若干の検討の時間がほしい。もちろんいろいろ部分的な情報とかいうものでは承知しておつても、正式に議会に出されたのはきようであります。ただちに明日やるということについては若干時間的にも無理がある。しかも、明日は他にも重要な法案がある。それについての提案説明、質疑応答がなされるということになれば、多少盛りだくさんとは言えなくても、われわれがせつかく本会議で取上げて、その内容をただし、政府の所信を明らかにしたいという意味合い……

第19回国会 議院運営委員会 第18号(1954/02/23、26期、日本社会党(左))

○辻原委員 先ほどの犬養法務大臣の委員外に対する発言はきわめて不穏当だと思いますので、この点をお取消し願いたい。(「何のことだ」と呼び、その他発言する者多上)犬養法務大臣の先ほどの答弁の中に、委員外の者に対しての氏名を呼ばれたことについては、不穏当だと思います。
【次の発言】 先ほどの高橋さんの御質問に関連して、一点私はお尋ねしておきたいことがあります。先ほどの答弁によれば、内閣が許諾の問題については単に事務的にこれを取扱つておるだけである、関門トンネルであるという御答弁でありましたが、私はそれについて思いますことは、先日の当委員会において、一体、今回の有田問題について、自由党の党員である犬養……

第19回国会 議院運営委員会 第56号(1954/05/12、26期、日本社会党(左))

○辻原委員 従来の慣例では、そういうことになるであろうが、ここで扱う場合の問題は、調査に行つた人がやるかやらぬかは別として、現実には党派の立場で調査をやつて来ておるわけですから、質問をやる人が現地に行つておつても行かなくても、それはやつた党の独自の態度として、それをある程度含まれて質問をやられるだろうと思うのです。そうすると、調査をやつて来た人が、自分たちの調査に基いて質問をやるという問題にとどまらずして、質問の骨格がおのずから私は違つて来ると思うのです。そういう場合に、単に従来の慣例だからということで、それぞれ内容の違つておる問題について一本にしぼつてやるということは、われわれとしてはちよつ……

第19回国会 議院運営委員会 第61号(1954/05/20、26期、日本社会党(左))

○辻原委員 それは、土曜日に上程ということを含んでですか。
【次の発言】 先ほどもお話があつたように、参議院から回付されて約一週間もたつておる。会期延長の問題が最後に出て来るとしても、当会期の間にこの問題をきめるというのが筋ではないかと思います。従つて、本日上程されるのが私は至当だと思う。けれども、他に理由があれば、一応まだ明日、明後日と二日あるのですから、土曜日までにはこれを上程するという建前で本日の取扱いを決定しておくことが、一番妥当な方法だと私は思います。

第19回国会 議院運営委員会 第67号(1954/05/30、26期、日本社会党(左))

○辻原委員 先ほど委員長からお伺いした経緯のお話によると、ただいまの状態においては、参議院は会期の問題について早急に決定しがたい情勢にある。従つて六時を経過したので、衆議院の方でも議運を開いて、この案件について審議するのだという御説明があつた。その後事務総長の話を聞くと、ちよつとその間の経緯について、私ども承つたところによると、若干違つておるように思う。というのは、その後参議院側では常任委員長会議を開いて、大体各派から話があつたという。これはあるいは言葉の誤りではないかと思いますが、大体三日程度の会期延長について、ほぼ意見の一致を見るような段階に来つつある。そこで時間的な経過を必要とするが、し……

第19回国会 議院運営委員会 第77号(1954/09/07、26期、日本社会党(左))

○辻原委員 先ほど来の議長のお話、運営委員長のお話をだんだん聞きますと、小林委員長の申入れに従つて議長がそれを受けられた、それを菅家委員長を通じて形式的に議運に諮られた。従つて法務委員会の中でどういうようにこの問題を考えておるかは、おのずから別個の問題であるというふうに申された。ところがだんだん今までの話を聞いてみますと、菅家委員長の言われておる話、議長の言われておる考え、それから小林法務委員長の考えも、どうも私はぴつたり一致していない、ちぐはぐの形で問題が出されておるように考える。と申しますのは、さつき小林委員長のいろいろな見解を聞けば、これは新聞その他の情報によつても、決算委員会のやり方が……

第19回国会 議院運営委員会 第79号(1954/11/29、26期、日本社会党(左))

○辻原委員 委員長から官房長官にお伝えしていただいて、あわせて委員長から私の質問に対する見解を承つておきたいと思いますが、今、明日から開かれる臨時国会の事務的な問題を決定したのであります。その中に、明日の三時半から総理大臣が出て施政方針演説をやるという問題が含まれておる。この問題に関連いたしまして、私どもといたしましては、これは決算委員会で常にしばしばやつておりますが、外遊前に首相の喚問をきめ、それに対して外遊の諸準備のために非常に多忙だからということで、この問題は首相の外遊後に持ち越されておつたわけです。その後二十五日、それから本日二十九日の二回にわたつて決算委員会において同様首相喚問の決定……

第19回国会 人事委員会 第28号(1954/08/19、26期、日本社会党(左))

○辻原委員 最後に、文部大臣の御意見もだんだんと承りまして、出る幕でない大臣が――これは私の主観でありますけれども、この種の問題を取上げて、千葉県の教育委員会が資料収集その他でいろいろこの問題を取扱われ、結論を出しかねておる、昨十八日には千葉にお出でになつて、千葉教育委員会の会合の席上で一席ぶたれて、さらに本日はここにお出ましになつて最悪の場合には勧告をも辞せない、こうだんだんたどつて参りますと、大よそ大臣のお考えなさつておる点が明らかであります。従つて本日は文部大臣の答弁を私は要求はいたしません。ただ言うておくことは、出る幕でないとたびたび言うておられましたが、確かに私は今日の日本の法律の建……

第19回国会 文部委員会 第4号(1954/02/15、26期、日本社会党(左))

○辻原委員 最初に教育委員会法の一部を改正する法律案の提案理由の説明を申し上げます。  教育委員会法の改正は、御承知のごとく、過ぐる弟十四国会におきまして、地方教育委員会の設置等を一年延期するという政府の改正提案が、参集院におきましては全会一致可決されながら、衆議院におきましては抜き打ち解散のために審議未了に相なつたのであります。  従つて現行法のごとくただちに全市町村に教育委員会を設置することについては政府並びに自由党の各位も十分に検討の必要を認めておられ、世論もまたほとんどそれを望んでおつたのであります。さらに地方教育委員会設置後の状況を見れば、世論の動向も一段と明瞭であります。すなわち地……

第19回国会 文部委員会 第12号(1954/03/03、26期、日本社会党(左))

○辻原委員 なぜこの法案を提出したかという理由についてのお尋ねでございます。提案理由の説明をいたしました際に大体の概要をお話申し上げましたが、この法案を提出いたしました最も問題の中心となつておる点につきましてさらにお話を申し上げますと、御承知のように地方教育委員会の設置については、この法案を提出する以前にすでにいろいろ論議がかわされておりました。それに尽きておると思うのでありますが、具体的な大きな問題といたしましては、地方教育委員会がはたして教育の実際にプラスになつているか、あるいはマイナスになつているかという総合的な判断を、われわれが検討いたしました際の理由を求める一番中心にいたしたのであり……

第19回国会 文部委員会 第13号(1954/03/05、26期、日本社会党(左))

○辻原委員 ただいまの長谷川君の質問の冒頭の発言の中に、非常に不穏当な言葉があつたかと私は記憶しておりますので、その点委員長の方で速記録をお調べの上、適当に善処されたいと思います。
【次の発言】 ただいまの質問は、昨日坂田委員から御質問のあつた点と内容は似ているのでありますが、任意設置であるとわれわれがいたしました理由は、昨日も申し上げましたように、将来にわたつては地方教育委員会の制度というものは、やはりできる限り広域性を持つということが望ましい。しかしながら現在の段階におきましては、すでに教育委員が選任せられて、現在中には財政負担の問題や、あるいは人事その他の面においても、努力によつて克服し……

第19回国会 文部委員会 第15号(1954/03/11、26期、日本社会党(左))

○辻原委員 自治庁が見えておらぬようでありますので、その質問は後日に譲るといたしまして、なお委員長にお願いいたしますが。これは一、二重要な責任ある答弁をしていただきたい点がありますので、文部省の方は本日お見えの政府委員において責任をもつて御答弁いただけると思うのでありますが、大蔵の方はどうですか、この点をあらかじめ……。
【次の発言】  一応ということでなく、ほんとうに責任ある答弁ができるかどうかという……。
【次の発言】 大体ただいままで具体的な問題についてお話がありましたので、私も二、三の点についてこの機会に確かめておきたいと思います。  第一は、先ほどからいろいろ論争がありましたが、今度……

第19回国会 文部委員会 第16号(1954/03/12、26期、日本社会党(左))

○辻原委員 ただいままで調査の結果について論議があつたのですが、なお今同僚の小林委員から大臣の答弁に対して、大臣の答弁が調査の結果の報告と著しく食い違う、その資料が的確にならなければ審議を進められないという動議が提出され、ただいま否決せられたのでありまするが、私はこの動議が提出になつた理由をいろいろ考えてみますると、結局問題は、いろいろ議論が出ておりますけれども、一体今回の調査がどういう目的で行われ、しかも文部省から出された偏向事例と称するこの参考資料が、どういうことからこれが要求されて、文部省が提示せられたかという点にまでさかのぼつて、私は、これは大臣も、またわれわれ委員ももう一度考えてみ直……

第19回国会 文部委員会 第18号(1954/03/16、26期、日本社会党(左))

○辻原委員 財政措置でありますが、これは法律が通りましたならば当然補正予算で、国庫負担金を増額修正しなくてはならない、こういう事態が生じますので、それは補正予算でその部分だけを修正いたしたい、かように考えております。と申しますのは、この改正にかかわらず国庫負担金は、私の見通しでありますが、先般大臣も言われましたように、一応既定の予算を持つておりますけれども、当然年度半ばもしくは年度末においては清算しなくてはならぬ義務を持つておるので、その際の予算の追加になるか、あるいは予備金等で操作をするかは別といたしましても、何らかの方法を講じなければならない、かように考えておりますので、それらとも関連いた……

第19回国会 文部委員会 第19号(1954/03/17、26期、日本社会党(左))

○辻原委員 提案者にお伺いいたしますが、改正案の中で画期的な重要問題は、事務職員の問題であろうかと思いますが、昨日文部当局にお伺いいたしますと、文部当局の考え方としては、この事務職員の身分、取扱いというものを、一般教育公務員というこの概念の中に包括することは、従来の建前上どうしてもできないのだという御答弁でありましたが、それについてお伺いいたしたいと思うのであります。事務職員という読んで字のごとき言葉の概念からすれば、文部当局の考え方も一応の理論はあるのでありますが、ここに提案された趣旨は、そういうことも十分承知の上で、おそらく実態から見て、やはり一般の行政官庁その他における事務職員というもの……

第19回国会 文部委員会 第20号(1954/03/18、26期、日本社会党(左))

○辻原委員 各会派の持時間が一応定められておるやに聞きましたので、十分その点は考慮しつつ質問をいたすつもりであります。大臣におかれましても、ひとつ十分私の質問に対しては誠意をもつてお答えを願いたいと思います。  最初に今回の二法案について国民全般が非常に懸念している問題は、まず第一にこの法案が出されることによつて、教育は一体どうなるだろうかという、このことに対する反対である。さらに言論が圧迫せられて、いわゆる思想統制の結果に陥るのではないかということが、これまた反対論拠の第二であります。次に基本的諸権利としての諸般の問題が大幅に制約されるということに対する懸念であります。しかもこれが何をほんと……

第19回国会 文部委員会 第23号(1954/03/25、26期、日本社会党(左))

○辻原委員 私は、ここに日本社会党高津正道君、野原覺君、山崎始男君、日本社会党前田榮之助君、松平忠久君、小林進君、小会派クラブ小林信一君の賛成を得まして、辻文部委員長に対して不信任の動議を提出いたすものであります。(拍手)ここに本動議を提出いたしました理由について、ただいまから申し述べることにいたしたいと存ずるのであります。  ただいま本委員会において審議せられておりますところの教育関係二法案、いわゆる政禁法と俗にいわれる教育公務員特例法の一部を改正する法律案並びに義務教育諸学校における教育の中立性確保に関する法律案は、その性格、内容から見まして、きわめて重票な法案であることは、今さら私が申し……

第19回国会 文部委員会 第26号(1954/04/20、26期、日本社会党(左))

○辻原委員 私質問は次会にさしていただきたいと思うのでありますが、この問題はもちろん相当重要な問題であると同時に、いろいろな問題を含んでおり、範囲も広いと思いますので、審議をスムーズに進めて行く関係で、この際文部省の方からできるだけ数字的な問題とか資料的な問題については整備をして御提出を願いたい、かように考えます。さしあたつてこういう点についての資料を御整備願いたいと思います。  第一は先ほど御説明でありましたが、現在人事院の所管であろうと思いますが、僻地手当について指定地域が設定されておりますが、それを先ほどの御説明のように、それぞれの学校種別、それから本校、分校の別にしてお出し願いたい。同……

第19回国会 文部委員会 第28号(1954/04/28、26期、日本社会党(左))

○辻原委員 まるつきりしろうとの質問でございますので、あるいはピントのはずれた点もあるかと思いますが、二、三お伺いしてみたいと思います。  御両人の先生とも、主たるお話は、放射能の利用という面と原子力の平和的利用という面についてのお話であつたわけでありますが、木村先生のお話では、今お聞きいたしますと、今度のビキニの問題につきましても、灰を相当検討せられたように承つておるのであります。私たちはしろうと目に考えまして、今回ほど放射能ないしは原子力という問題について、関心というよりも非常な恐怖を感じたことはないのでありますが、そういつた点から考えますると、先ほどのように、いわゆる放射能を利用して行く……

第19回国会 文部委員会 第32号(1954/05/21、26期、日本社会党(左))

○辻原委員 大臣、局長来ていますか。
【次の発言】 免許法について二、三の問題を伺いたいと同時に、文部省の方針についてただしておきたいと存じます。第一の問題は、今度の改正提案の根本精神の問題ですが、提案の理由には仮免許状廃止などをあげまして、三つの大きな方針を掲げておりますが、ここでこれらに共通する今次の改正案を貫く精神というものは、どういう点に置いてあるかということを伺いたいのであります。
【次の発言】 申し上げました趣旨は、この免許法の改正は制定以来数度改正されておるのであります。今回の改正は、われわれの考えるところによれば、戦後アメリカの指導によつて生まれた非常に複雑な形態から、やや国内……


■ページ上部へ

第21回国会(1954/12/10〜1955/01/24)

第21回国会 人事委員会 第5号(1954/12/20、26期、日本社会党(左))

○辻原委員 今三好大臣の方から一般的な取扱いについての政府の見解と具体的な方法を示されたわけでありますが、細部に関しましてはそれぞれ所管大臣を通じて明らかにして行きたいと思います。ただ今のお話の中ではつきりいたさない点の二、三について質問をいたしたいと思いますが、第一は大臣の御趣旨によると、公共企業体関係、それから一般公務員、それと地方公務員、この三者の間にできる限りバランスをとつて行きたい、そういう趣旨のもとに極力努力をした、それによる一般公務員の取扱いについては、超過勤務手当の繰上げ支給以外に方法が出ないので、この方法によつて給与改善の年末に際する措置をとりたい、こういう話であつたわけであ……


辻原弘市[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
25期-|26期|-27期-28期-29期-30期-32期-33期

■ページ上部へ

各種会議発言一覧(衆議院26期)

辻原弘市[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
25期-|26期|-27期-28期-29期-30期-32期-33期
第19回国会(1953/12/10〜1954/06/15)

第19回国会 文部委員会公聴会 第1号(1954/03/13、26期、日本社会党(左))

○辻原委員 簡単に金久保さんと蝋山先生に質問いたします。金久保さんは新聞人とされまして、蝋山先生は教育者として、教育に対するいろいろな意味での長い御経験をお持ちになつていると思いをす。同時にまた教育に対しては、長い目でいろいろ御観察なさつていると思いますので、私は次の点について簡潔に承りたいと思います。  と申しますのは、今日中立性の問題が論ぜられることは、これは私は非常に重要な問題であると思うと同時に、この問題に対する考え方の基底を誤つてはならないと思うのでありますが、その意味で、今日の日本の教育法規の中で、重ねて強調している部面を取上げてみますと、私はこれに尽きるのじやないかと思いますが、……



辻原弘市[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
25期-|26期|-27期-28期-29期-30期-32期-33期

■ページ上部へ

■本会議へ ■委員会へ ■各種会議へ

※このページのデータは国会会議録検索システム衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2023/02/05

辻原弘市[衆]在籍期 : 25期-|26期|-27期-28期-29期-30期-32期-33期
辻原弘市[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

 26期在籍の他の議員はこちら→26期衆議院議員(五十音順) 26期衆議院議員(選挙区順) 26期衆議院統計



当サイト運営者の新刊のお知らせ
菅原琢『データ分析読解の技術』(中公新書ラクレ756)

【内容紹介】「データ分析ブーム」がもたらしたのは、怪しい“分析らしきもの”と、それに基づいた誤解や偏見……。本書では、「問題」「解説」を通して、データ分析の失敗例を紹介しながら、データを正しく読み解くための実践的な視点や方法、また、思考に役立つ基礎的な知識やコツを紹介していく。誤った分析をしないため、騙されないための、基本的・実践的な読解と思考の方法とは――。