このページでは辻原弘市衆議院議員の28期(1958/05/22〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は28期国会活動統計で確認できます。
○辻原弘市君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま議長より許可されました勤評問題に関連する暴力問題等に関して、総理並びに関係各大臣に若干の質問をいたさんとするものであります。(拍手) ただいま同僚原田君の御質問を拝聴いたしたのでありますが、私の受けた感じを率直に出し上げますならば、これは、起っておる暴力事件についての重大性を認識された御質問というよりは、むしろ、何かこれらの背景について肯定をせられるかのような印象を、私は率直に受けたのであります。(拍手)これは私の受け取り方でありまして、原田君にははなはだ失礼かもわかりませんけれども、今回、去る十五日に起きました高知県仁淀村の事件とい……
○辻原委員 ただいま新大臣に就任をせられました灘尾さんの若干の所信を承わったのでありますが、私は第二次岸内閣の文教行政というものを、大臣の口を通じてこの際抽象的ではなく、具体的に明らかにしていただきたいと思うのであります。 灘尾大臣は第三次鳩山内閣の文相として豊富な経験を持っておられまするので、少くともわれわれとは立場は違いますけれども、日本の文政の上にかなりの抱負と、またおそらく一般の間にも期待を持っておることと思うのでありまして、従ってただいまお述べになりましたようなきわめて抽象的な事柄ではなくして、少くともあなたが岸内閣の文相として、今後重点的な施策として推進していくのだという一つの具……
○辻原委員 関連して。委員長にお尋ねいたしますが、今西村君の質問は、私は警察庁に対して質問を行なったと思います。お答えになられた山口さんは、警察庁の管轄ですか。
【次の発言】 最初に委員長にお願いをしておきたいのでありますが、それは先ほどの勤務評定に関する問題、あるいはただいまから私が質疑をいたします法案に関しまして、各省の責任者の方々の出席をお願いしたのであります。先ほど――私山口さんに申すのでありませんけれども、われわれはできれば大臣の出席をお願いしたかったのであります。しかし大臣は就任早々で事件の経過がわからないと思いましたので、長官の出席を実はお願いしておったのであります。要求者の方に……
○辻原委員 資料の点で、これは委員長それから文部省にお尋ねをいたしますが、昨日私の質問の際に資料の要求を三点いたしておきました。これは主として計数にわたる問題なので、できるだけ早く提示を願って、私自身もその資料について検討した上で、その問題点について留保いたしております質疑をいたしたいと思いますから、いつこの資料の提出を願えるか、この点を一つ明らかにしておいていただきたい。
【次の発言】 これはもうたびたび理事会でも言われておりますように、本特別国会の会期も短いし、提出者のあなたの方も非常に急いでおられるようであるし、また与党の方でも委員長から特に審議は尽すからできるだけ早くやってもらいたいと……
○辻原委員 これは委員長に申し上げますけれども、午後の開会は、午前中に委員長から宣言された通り、一時半が定刻になっておりますが、すでに時間を過ぎること四十分、われわれも定刻からここに待ちましたけれども、いまだ通告をいたしました政府委員の関係が、警察関係の担当大臣その他政府委員だけでありまして、文部大臣あるいは法務大臣等々の出席がないのでありますが、これは一体どういうことでございますか。われわれの質問に対して誠意を持って出席するという意思がなければ、われわれにおいても考えるところがあるのですけれども、一応委員長の所見を一つ……。
【次の発言】 けさ来、立場は違いますけれども、臼井委員の真剣な質問……
○辻原委員 関連して。総理のおかわりで官房長官が来られましたので、特に私は内閣全体の態度というものについてもう少し伺いたい。櫻井委員の方から問題が提起されましたが、何かくつの裏から足をかいているような御答弁でありますので、はつきりいたしません。岸内閣として今のこの勤評の問題についての世論の動向を一体どうお考えになるかということは、私は実は重要な問題だと思うので、この点について官房長官の一つはつきりした御見解を承わつておきたいと思います。 それは今櫻井委員から指摘をいたしました二、三日前に朝日が発表いたしました世論調査の動向についても、話のあつたように四九%、すなわち五〇%、半分の者は少くとも……
○辻原委員 今行われました委員会派遣の委員の方々の諸報告と、それから文部省での現段階で取りまとめられた報告に基きますと、今回の二十二号台風を中心にいたしまして、十一号以来の災害はかなり深刻でありまして、かつての七・一八水害と比べまして、それに拮抗するだけの未曽有の水害だったと思うのであります。今の御報告によりますと、被害を受けました校舎施設の数は膨大に上っておりますが、幸いにもその中で完全に流失をした数が比較的少かったことは、これは非常に不幸中の幸いであったと思います。しかしながら部分的な校舎の被害あるいは施設の破損等が非常に多いということを考えますと、今後の教育上の支障をなからしめるためにも……
○辻原委員 原田君の質問によって問題となっておりますオリンピック後援会の内容がやや明らかになったようであります。私はこの問題が起きてから清算人会その他の処理の方法についてじっとその経過を見守ってきたのでありますが、そのうちにわれわれとして非常に遺憾に思うのは、まず第一に、原田君も指摘をしておりましたが、ただ単に経理の不明、またその不明の原因を作ったのは事務局長一人の責任であるかのごとき認識に、後援会自体の運営機関である理事諸公が立っておられるし、あるいはこれと密接な関係にある体育協会においても、ただ単に被害者であるというような発言だけであって、何らこれについて重大な責任を感じておるという意味の……
○辻原委員 大臣にお伺いをいたしますが、出されておりまする専科大学の構想を見ますると非常に疑問な点がたくさんあるわけであります。法案の内容よりもむしろ私はこの法案が今日こうして提出されてきたという経緯について、いろいろな問題があるように思います。従いましてそれらの点について最初にお伺いをいたしまして、個々の問題はまたいずれ機会を改めて後刻の審議の際にお尋ねをいたしたいと思います。 端的に伺いますが、新しい一つの大学制度を作る、これは大学制度のみならず、学制に関する改革をやるということが教育上非常に重要な問題であることは申すまでもありません。その重要なことを今回この学校教育法の改正ということで……
○辻原委員 関連して……。ちょっと今の政務次官の御答弁なんですが、実は、この西村君の質問の前提は、個々のあれを指定するという、これは具体的にいえば、政令でもって、指定するわけでしょう。そのことを問題にしているわけなんです。今次官の御答弁によると、この条項を作るについての一つのものの考え方として二つの点がある。一つは行政体系上、できるだけ一つの系統を追う。いわゆる行政上の混乱あるいは摩擦、そういうものをできるだけ少いようにということを考えて法を作るという考え方。もう一つは、教育内容を低下させないという考え方。このいずれをとるかというその観点に立って、今の個々の指定をするという点については、教育内……
○辻原委員 関連して……。大へん恐縮ですが、ちょっと今の点は非常に重要なことでございますから、御質問申し上げたいのでありますが、今松前さんからお話のありましたように、科学技術教育を施すには二年あるいは三年という考え方では不十分ではないか、こういう質問に対しての今のお答えの中に、そういう点をも考慮した一つのシステムとして特別の場合はその下に三年の前期を設けるようにできている、とこういうお話であります。そこで私どもはこの法案を見て、今までの審議の中でもまだはっきりいたしませんことは、前期三年というのはこの改正法律案では高等学校に準ずる教育と規定しておりますが、高等学校に準ずる教育というものを、言葉……
○辻原委員 私はこの際去る十五日の午後六時ごろ高知県下仁淀村に発生いたしました日教組小林委員長初め十数名に対する集団的な暴力問題に対して、文部大臣、それから警察庁の長官並びに人権擁護の立場にある鈴本人権擁護局長に対しましてそれぞれ見解を承わりたいと思います。 すでに新聞紙上に報ぜられておりますように、この事件の発生は、当日仁淀森小学校における勤評の問題についての紛争に対して、小林委員長以下が慰問に出向いたところ、これを阻止する同村の森小学校学区内における教育父母会、その責任者は中越何がしというふうに報道せられておりますが、これらの集団が酒気を帯びて、仁淀高等学校の父兄との懇談会を開いているそ……
○辻原委員 先ほど加藤さんの方からも御質問がありましたが、法案の除外例のところです。第六条の第一項の問題でございますが、大体政令で定められる額は通例十万円ということになっておるようでありますけれども、この十万円以下の俗に言う小災害の取扱いは最近非常に問題があるのじゃないかと思うのです。これは文教施設だけではなしに、農林災害でも一般公共土木でも、災害のつど特に問題になるのはこの点であります。なぜ問題になるかといいますと、それは各地方で、特に町村合併以後町村で管理する学校数が、一公共団体あたり非常にふえているわけであります。従いまして実際の災害によって生ずる負担は、こういう特別立法の場合はまだ少し……
○辻原委員 法案に関連をいたしまして二、三質問をいたしたいと思います。本会議等の時間の関係もあるようでありますから、他の質問は別の機会に譲りまして、主としてこの法案の関連事項についてお伺いを申し上げたいと思います。 新大臣に対しまして、今まで私どもも文教行政の所論をいろいろ伺ってきたのでありますが、私どもが十分納得をして協力をしていこうというような具体的な政策はまだ出ていないのでありますから、そういう点につきましても今後この委員会を通して新大臣の見解も十分伺わしてもらいたい、かように考えております。 そこでこれは委員長にちょっと伺っておきますが、この国立学校設置法の改正法律案についての資料……
○辻原委員 ただいま松田文部大臣の就任せられました当初の文教行政に対する抱負、決意を承わったのであります。個々の問題につきましては、それぞれまた逐次開かれる委員会でお尋ねを申し上げたいと思いますが、私はこの際に一つ、特に大臣に伺っておきたい問題がございます。それは昨年の勤務評定の問題以来、特に義務教育の面におきましては、担当する側の教職員の方と行政を執行する文部省の方の側とにおきまして、きわめて解けがたい大きなみぞをもって今日地方における教育の現場においてはただならぬ混乱を生じておると私は考えるのであります。その中にはもちろん教職員の側において反省すべき点もあろうと思いますが、しかしながら行政……
○辻原委員 お伺いをいたしたい問題は、大体四つに分かれておるのでございますが、大臣がまだお見えにならないようでございますから、最初に学術局長から伺いたいと思います。 それは去る五月でありましたか、指定統計の第九号によって、大学教員に対する学校教員調査というものが行われたように思うのであります。それと付随をいたしまして、大学教員に対する、これは教授、助教授、それから助手を含めて、主として工学部の系統に対して研究者調査というものが、これは直接文部省ではありませんが、生産性本部の名によって、石川会長の名で、文部省の協力を得てという形で、各大学にそれぞれの資料が配付せられて、所要の調査を求めている向……
○辻原委員 お伺いをいたしますが、去る七月三十一日付で僻地指定基準に関する文部省の省令が出されておりますが、これについて大蔵省との折衝の経過をかいつまんで一つ伺っておきたいと思います。
【次の発言】 前に私が初中局長から伺いましたところによりますると、大体大蔵省との間で折衝を続けておった指定基準の案によれば、約一五%がこれに該当しない、従って問題はその一五%をどうするかということについて、その後の折衝が行われておるだろうと思います。それに従って今お話のような、またすでに発表されておるような政令の取扱いがきめられたと思いますが、問題は、その取扱いによって一五%が完全にいわゆる既得権保障といいます……
○辻原委員 今櫻井君の方から大臣に対する世論の批判ということについて強く話があったのでありますが、私は最近いなかの方におきまして、かなり山間僻地に行って、農民の人たちとも、あるいは山の労働者の人たちともいろいろ話し合いをいたしました。その中で、率直に申して、松田大臣の人気が非常にいいわけです。今の櫻井君の意見とは若干違うように聞えますが、それはどういう意味かといいますと、松田大臣という人は非常にりっぱな人ですねという意見を聞いた。私もまことにりっぱな人だということを答えておきました。その意味は、こういうふうに言われた。ほかのことは知らない。やはりどこの山間僻地に行きましても、今当面している勤務……
○辻原委員 私は、先般来からの当委員会で問題になっております職員団体に対する専従休暇を制限するという問題に対しまして、その後、私の県である和歌山県の地裁におきまして注目すべき判決が行われておりますので、この判決の趣旨に基きまして政府当局の見解をこの機会にただしておきたいと思います。 この判決が行われましたのは九月二十六日でありますが、それは、去る四月の一日ごろ和歌山県の教職員組合に所属しております執行委員が、その業務の執行上それぞれの地方教育委員会に対して専従休暇の申請をいたしたところ、県教育委員会の指導と相待って、それぞれの地方教育委員会は、その専従休暇を個々人が申請する権利がない、こうい……
○辻原委員 一、二点お伺いをいたします。最初に、この答申案を拝見いたしますと、書かれておりますことは、私どもの平素考えておりますことと全く同感でありますが、いささか、全般的に受ける印象を感じたまま申しますと、それぞれ列挙されている問題は、現在わが国の科学技術振興にとってきわめて重大なものばかりでありますけれども、これをいかにして具体的な問題として行政の中、あるいは政治の面で実行していくかという点に対する具体的な方策という点については、なおはっきりしたものが、どうもこの面だけではうかがえないのであります。そういう意味合いにおきまして、今後科学技術会議においてそれぞれ検討され、また、各省との調整を……
○辻原委員 ただいま建設大臣から、数日来の豪雨によりまして、せっかく現地住民が、仮締め切りを完了し、滞水の排除に一応のめどがついたということで喜んでおりましたところに、再び相当個所の決壊を見たということでありますが、その後の復旧状況は一体どうなっているのだろうか、現地の方々の最近の状況を私どももいろいろお伺いをいたしまして、まことにこれは遺憾しごくの問題であると同時に、せっかく関係当局に御努力をいただいておるのでありますけれども、このままでわれわれとしても放置できない、何らかの緊急措置をこの際政府にも強く要請しなければならぬ、こういう趣旨でもってお伺いを申し上げるのであります 今御報告のあり……
○辻原委員 それでは最初に、建設大臣にお伺いをいたします。時間がございませんので、要点のみ伺いまして、細部はまた小委員会等で伺うことにいたします。 一つは高潮対策の問題でありますが、二十八年度の災害の際にも、伊勢湾を含めまして、愛知県等の護岸の問題については、非常にやかましくわれわれ申したのであります。それが完全に行なわれておりましたならば、今度の災害について、かなりその限度を減らすことができたのではないかとわれわれは今日になって考えるわけでありますが、幸いにして補正予算の中で、特別に約六十一億の予算でもって高潮対策の護岸工事費が計上せられております。その限りにおいて私どもも非常に歓迎をいた……
○辻原議員 ただいま議題となりました、昭和三十四年七月及び八月の水害又は同年八月及び九月の風水害に係る私立学校の児童、生徒等の授業料の徴収免除に関する補助及び資金の貸付に関する特別措置法案につきまして、その提案理由の御説明を申し上げます。 本法案を提出いたしました理由は、今次災害において被害を受けた国立学校の学生、生徒、児童等に対して、国はその授業料の減免を行なっており、公立学校においてもこれに準じその措置がとられているのであります。にもかかわらず、ひとしく教育を受ける立場にある私学の学生、生徒、児童等については、これと均衡をとる措置が国においては考慮せられず、ただ私学振興会等の融資によって……
○辻原委員 文部大臣に公立文教施設の災害復旧の特例法と、一般法である公立学校文教施設の国庫負担法との関連についてお尋ねをいたしたいと思います。第一点は、この間も申し上げましたが、特例法の中では、第四条の二項で、鉄筋、鉄骨について改良、効用復旧は認めると明文化をしております。ところが、一般法にも、それに関連をする私学の学校施設の復旧に対する特例の中でも、これについては触れていない。ところが、この間からだんだんお尋ねをいたしますと、現行の負担法の第五条の効用もしくは改良復旧という項で、鉄骨及び鉄筋についての復旧も含めておるのだ、こういうお話があったのであります。そういたしますと、今回、特にこれを明……
○辻原委員 大臣がまだお見えにならぬようでありますから、監理局長に少しこまかい点をお尋ねいたしたいと思います。 この前から私がたびたび質問をいたしております、私学に対する授業料の免除の問題であります。いまだに私の方でも、文部省の答弁では確たる数字もつかめておりませんし、また、文部省の全般的な措置もはなはだはっきりいたしておりません。従いまして、少し数字に触れて質問をいたしたいと思うのでありますが、すでに災害から相当日もたっておりまするので、大体学生、生徒の被災者数、この点はほぼ文部省においても明瞭になっておると思うのでありますけれども、私学に関して、半壊以上の被災学生、生徒、児童等の数はわか……
○辻原委員 ちょっと関連して河川局の次長にお伺いいたします。今の高潮対策について先般建設大臣にお伺いいたしましたら、三重、それから愛知両県にまたがる地域のみならず、熊野灘に面する地域についても、それに関連のある場合にはこの高潮対策の事業計画の中に含めていく、こういう御答弁があったわけなんです。その後新設されました中部地建の海岸部等において、すでにその調査に着手されているということを聞いているわけでありますが、どの程度まで調査が進んでおるかということを一つ承りたいのと、それから今も指摘されましたが、木曽川のみならず、各河川とも、海岸に接着している河口の部分が相当今回の災害にもいかれておりますし、……
○辻原弘市君 ただいま議題となりました国立及び公立の義務教育諸学校の児童及び生徒の災害補償に関する法律案につきまして、その提案の理由を御説明申し上げます。 およそ国家隆昌の基盤を教育に置かなければならないことは言うまでもないところでありますが、なかんずく義務教育における約千七百万人の児童生徒のすこやかな成長こそは国民全体の念願でありまして、教育基本法及び児童憲章に明示されておりますように、常に留意せねばならないところであります。 さて義務教育に関しましては、憲法第二十六条第一項によれば、「すべて国民は、法律の定めるところにより、その能力に応じて、ひとしく教育を受ける権利を有する。」と規定し……
○辻原委員 ただいま委員長からお諮りを願いました決議案文の朗読をいたしたいと思います。若干その趣旨を申し上げますと、当委員会におきましても、たびたび幼稚園教育を含めまして幼児教育の問題につきましていろいろ政府当局の見解を今日までただして参ったのであります。その中で、特に現在幼稚園教育に従事している教員の待遇につきましてその実情を見ますると、政府の答弁にかかわらず、その後これらの改善については必要な処置がいまだとられておりません。従いまして特に義務教育の小学校教員の給与その他と比較をいたしました場合に、そこに格段の相違があるという点につきまして、私どももこの是正をできるだけ早い機会にやって、幼児……
○辻原委員 関連。今事情によってと言われましたが、この条例を早々にきめるについて、そういう特殊な事情のもとにきめられたというような意味に今の御答弁がとれるわけですが、きわめて重要な問題であるだけに、今大原君が指摘されるように、私も現地に行って事情を承りましたが、聞けば聞くほど全く教育行政というものはこういう姿で一体いいのかという疑問を持たざるを得ないのであります。何か場所にしても、招集の手続きにしても、教育委員会のそれぞれ主要な人たちが、当日の提案について何らこれを関知していなかったとわれわれに言っているのです。そのことではたして事実かどうかは、これはあなた方が事情調査をされてから承ってみたい……
○辻原委員 けさほどの新聞を見ますと、すでに三十五年度の予算について大蔵原案が第一次として発表されておるようでございます。特にその中で文教関係の予算を中心にいたしまして質問をいたしたいと思うのであります。 その前に、先般来からの委員会で、わが党から特に教組の専従者制限の問題について、過般岐阜県において条例をもってそれの制限をはかろうとする、この事態を追及いたしておりましたが、これらの問題が特に紛糾をいたしました一つの原因であった全逓と郵政との団交の問題も、去る二十一日に藤林あっせん案によって解決を見ているようでございます。その結果従来政府がこれらの専従者の問題の取扱いについて、国際的な立場か……
○辻原委員 私は、この際、日本社会党及び民主社会党を代表いたしまして、ただいま可決になりました四国地方開発促進法案につきまして、附帯決議案を提案いたしたいと思うのであります。 まず、案文を朗読いたします。 四国地方開発促進法案に対する附帯決議案 四国地方の開発を促進するため直ちに促進計画を樹立し、重要事業に対する国の負担又は補助率については地方財政の実情に即するよう、必要な措置を講ずるとともに、地方開発資金の確保並びに運用に万全を期すべきである。 簡単に理由を申し上げたいと思います。これを特に附帯決議として提出をいたしました最も大きな意味合いは、開発計画を具体的に推進するために最……
○辻原委員 それでは企画庁長官お急ぎのようですから、最初に伺っておきたいと思うのですが、去る二十二日の午後七時に、和歌山県における熊野川の電源開発工事現場において、突然ダイナマイトの爆発事件がございました。大臣も御承知のように、二十三名に上る死者及び七名に上る重軽傷者を出したといった事件は、最近いろいろ火薬の爆発事件がございましたけれども、おそらくこういう大規模な事件を起こしたことは、私の記憶によりましても皆無であったと思うのであります。従いまして、現場における非常な混乱、またその後の措置等につきましてはいろいろ問題が出ておるのであります。実は通産大臣から火薬の取り扱いにつきまして詳細に伺いた……
○辻原委員 中国とは中共を言いますか、それはどうなんですか。
○辻原委員 外務大臣にお伺いをいたしますが、時間がありませんので、具体的に端的に聞きますから、一つイエス、ノーをはっきりお答え願いたいと思います。 きのうわが党の淡谷君の質問に答えて統一解釈を下した極東の範囲という中で、金門、馬祖は入ると明言をされております。そこで私は伺いたいのでありますが、米華条約の第六条に次のように書いてあります。「第二条及び弟五条の適用上、『領土』及び『領域』とは、中華民国については、台湾及び膨湖諸島をいい」云々。従って、この米華条約の中で金門、馬祖はその条約の適用区域にないと私は判断するのでありますが、これはどうでありますか。
○辻原委員 昨日私は三回重ねて外務大臣にお伺いをいたしました。ベトナムは統一解釈による極東の中に入るのか入らないのかという質問に対して、あなたは、入らないと明言をされておる。しかもその場合に多少あいまいな点があったから、私が具体的にお尋ねをいたしましたら、いわゆるベトナムの海域に接近をしたその接点までしか入らない。重ねて私が、それならば公海と領海の境かと言うと、大よそそうだと言っておられる。従って、きのうは明らかに、ベトナムについては入らないと言っておる。南も入らない。ところが今楯君に対する答えを聞いておりますると、極東のどの地域にあっても、それが平和と安全を脅威するというふうに考えられる場合……
○辻原委員 簡単に一点だけ関口先生にお伺いいたしたいと思います。いろいろお尋ねいたしたいのでありますが、時間がございませんので……。 先生は短期大学の専任者と申されるよりも、むしろ中教審の専門委員あるいは山形大学の学長として新制大学の運営に主として当られておるという観点から、私がお見受けするところ、失礼でありますが、いわゆる短期大学をお育てになった方とは多少ニュアンスが違います。そういう点で先生の御議論を拝聴いたしたのでありますが、そういうお立場、また専門的なお立場からの御意見はよくわかりました。ただ公立短大はすでに短期大学制度の改正についてまとまった意見を出されておりまするし、われわれもそ……
○辻原小委員 最初に、公立文教施設の災害復旧についてお尋ねをいたしたいと思いますが、今度の特例法の中に、社会教育の施設がこれに含まれておりますが、社会教育の法案を見ますると、社会教育のあれについては特別に改良復旧を認めていないような書き方をしておりますが、これはどういう理由に基づくものでしょうか、お伺いいたします。
【次の発言】 認めていない。もう少し具体的には、母法である公立文教施設国庫負担法の第二条は、これを準用しておりますね。ある意味において、効用復旧と改良復旧は社会教育施設についても認めておる。ところが、新しく特例法に特別に入れた、これはもう大臣もしばしば強調せられて、われわれも大いに……
○辻原委員 一言だけ大島さんにお伺いをしたいのでありますが、それは先ほども貿易の問題について御意見をお聞きいたしたのでありますが、今度の予算編成とそれからわが国の経済並びにそれに関連する国際的な経済の背景、その中で行なわれる自由化の問題で、一体今後日本の経済が、またそれに伴って日本の産業全般がどういう形に移行していくのか、はたしてこの自由化の波を乗り切っていけるかどうかということを非常に懸念をいたしておるわけであります。しばしば政府に対してもそれについての自信のほどをわれわれも聞いておるわけですけれども、いまだに確たる政府のこれに対する具体的な確信というものをわれわれに与えていないわけでありま……
○辻原分科員 労働大臣に同和対策の問題について、労働省の所管にかかる特に失業対策についての同和対策上必要な配慮というような点について伺いたいと思います。 予算を見ますると、本年度の失業対策については、金額は約二十八円増額をしておりまするが、人員については一万八千人減員をしております。御承知のように、最近の経済的な状況からいいますると、完全失業者の数というものは、都会地においては若干減っておりますが、しかし特定の地域、たとえば炭鉱離職者の問題、これは失業対策だけの問題ではありませんけれども、その地帯、さらにはこれは半永久的に常に問題になっているのは、いわゆる部落の存在する同和地区であります。こ……
○辻原分科員 要求いたしました資料によりますと、本年から昭和三十七年までの中学校の生徒の増加がきわめて著しくなっております。そのための校舎施設整備、これに対応する計画は一体具体的にどうなっておるか。もう一つの問題は、教職員の定数に対する確保が行なわれているかどうかをお聞きいたしたいと思うのでありますが、時間の関係で、文部省の予算上の説明は私も予算書を拝見いたしましたのでお聞きいたしません。私の要求いたした資料も出ておりますが、それによりますと、急増対策という特別の計画は立てられていないようであります。文部省の去年から始められた施設に対する五カ年計画、これに基づいて今年度は第二年目としてこの中で……
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