井手以誠 衆議院議員
26期国会発言一覧

井手以誠[衆]在籍期 : 25期-|26期|-27期-28期-29期-30期-31期
井手以誠[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは井手以誠衆議院議員の26期(1953/04/19〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は26期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院26期)

井手以誠[衆]本会議発言(全期間)
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第19回国会(1953/12/10〜1954/06/15)

第19回国会 衆議院本会議 第31号(1954/03/31、26期、日本社会党(左))

○井手以誠君 私は、日本社会党を代表して、ただいま議題となつておりまする補助金等の臨時特例等に関する法律案に対し、自改両党の修正案を含む委員長の報告に反対を表明し、社会党両派から提出した修正案の説明を行うものであります。(拍手)  この法律案は、提案理由において、国の補助金、負担金等を整理する必要を認め、二十九年度予算に所要の措置を講じ、このうち法律に基いて交付する補助金等につき右に即応して法的措置を講ずる必要があると露骨に述べておりまするように、かつてに予算を削つた跡始末を国会に押しつけようとするものでありまして、私どもは、国会の権威にかけて断固反対し、立法機関を軽視する吉田内閣と大蔵官僚に……

井手以誠[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院26期)

井手以誠[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第16回国会(1953/05/18〜1953/08/10)

第16回国会 議院運営委員会 第1号(1953/05/25、26期、日本社会党(左))

○井手委員 これは採決するというのもどうかと思いますから、そういうふうに自由党の方でひとつ……。
【次の発言】 次会という意見もあるようですが、長い間の政治的空白、従つていろいろな重要問題があるのでありまして、ここに出ております九件は、いずれも緊急質問に値する重要な問題だと思います。たとえば、九にあります暫定予算の編成並びに性格に関する緊急質問でありますが、本日は六月分の暫定予算が出ております。この六月分の暫定予算についてはいろいろ疑義が多いわけであります。この点については、委員会よりむしろ本会議においてはつきり政府の方針について質問する方が正しいようにわれわれは考えて、ぜひ本日の本会議で緊急……

第16回国会 議院運営委員会 第3号(1953/05/29、26期、日本社会党(左))

○井手委員 採決されてもいいのですが、もう少し話をさせてください。
【次の発言】 今土井さんからお話があつたように、おそらく本会議が本日だけで休会になると、その間に話がきめられてもぐあいが悪い。何回も留保になつた問題でもありますので、本日ぜひ上程願いたい。
【次の発言】 自由党の方も、これを見ればすぐわかることだと思うのです。何回も何日も慎重に研究する必要はないと私は思うのです。
【次の発言】 あなたの方の政調会もあり、そんなに検討する必要はないじやないですか。自由党としてあまり見識がないようにもなりますから……。
【次の発言】 そこまで考えてお願いを申し上げたい。

第16回国会 議院運営委員会 第6号(1953/06/17、26期、日本社会党(左))

○井手委員 長官にお尋ねいたしますが、この特別国会に、政府はどういう重要法案を出そうとお考えになつておりますか、参考のために承つておきたいと思います。
【次の発言】 提出議案の件数につきましてはただいま詳細伺いましたが、そのうちのいわゆる重要法案、前国会においては、いわゆる五大重要法案と政府自身銘打つて出されたわけですが、われわれも重要法案であればその用意をしなければなりません。政府もまた用意をしておられるだろうと思いますので、百数十件、二百件近くに上る案件のうち、特に力を入れて重要法案と考えられておるものはどんなものであるか、承りたいと思います。この前は、スト禁止その他の重要法案があつたと思……

第16回国会 議院運営委員会 第23号(1953/07/21、26期、日本社会党(左))

○井手委員 ただいま御報告の国会対策委員長会議の結果ですが、今和歌山、奈良とおつしやつたが、その二県を指定されたものか、そのほかの県はどういうふうになされたものか、その辺をもう少し詳しくお願いしたい。
【次の発言】 この前、ここで鳥取、島根の問題が出たように思うが、特に視察にも行つてない。そういうふうな被害の程度、どの程度までをどうするというふうな話合いまではなかつたのですか。
【次の発言】 この次に災害を受けるようなものがあつた場合について、対策委員会では別に話は出なかつたのですか。
【次の発言】 和歌山と奈良、それだけですね。
【次の発言】 内閣委員会はたくさん出ておりますが恩給法の点だけ……

第16回国会 議院運営委員会 第33号(1953/08/03、26期、日本社会党(左))

○井手委員 これは小さな問題ですが、十七以下の水害関係と一緒に十一をやつたらどうですか。

第16回国会 議院運営委員会 第34号(1953/08/04、26期、日本社会党(左))

○井手委員 今のことについては異議ありませんが、この問題は、本国会の当初において論議された問題で、そのときただちに交渉することになつておつたのでございます。その点はどうですか。今になつて、国会が終了するころになつてこういうことをするのは、おもしろくないと思います。
【次の発言】 規則の上ではそうなつておるかもしれませんが、実際はそうでないようです。この前も、改進党の方が危うくけがをされるような事態もあつたわけで、非常に危険を感じているのです。そういう問題はただちに処理してもらいたい。できれば次善の策をやつてもらいたかつたと思います。大分日にちがたつておるわけですから、今後ここで決定した問題につ……

第16回国会 議院運営委員会 第38号(1953/10/26、26期、日本社会党(左))

○井手委員 十三号台風のお話が出ましたが、同時に、閉会後起りました京都府井手町を中心にした東近畿四県の水害もこれに含めた意味とするか、従来長野とか、北海道とか、各県別で入れた事案もございますので、東近畿及び十三号台風、こういうように加えていただいた方があとで問題が起らぬでいいと思います。
【次の発言】 会館は一食しか食えません。

第16回国会 水害地緊急対策特別委員会 第6号(1953/07/08、26期、日本社会党(左))

○井手委員 私この機会に動議を提出したいと思います。それは水害対策を審議するにあたりまして、被害を受けた対象府県をはつきりしておく必要があると思うのであります。この水害について、去る本会議においては、さきの六月下旬に襲つた西日本二十九府県の風水害の被害並びに新たに起つた大水害、これらの罹災地に対して特別の対策を講ずるために特別委員会を設けるという趣旨で、この委員会が設置になつているのであります。ところが、あの水害が突発した際には、調査不十分のため報告もできなかつた面もありまして、九州、山口外六県というようなことが一応考えられ、特にひどかつた福岡、熊本、佐賀、長崎、大分県を視察したのでございます……

第16回国会 水害地緊急対策特別委員会 第7号(1953/07/10、26期、日本社会党(左))

○井手委員 ただいま綱島委員から緊急融資に関する適切な質問なり要望があつたのであります。これに対して大野国務大臣から善処するという抽象的なお言葉でありましたが、さらに私は、この点について、綱島委員の趣旨を延長してお聞きしておきたいと思うのであります。大野国務大臣は、現地に行かれたときに、一にも金、二にも金とおつしやつたし、おれにまかせておけという大きなところを見せられたのであります。それに罹災民は安心をし、国務大臣に大きな期待をかけておるところであります。それゆえにこそ、ただいままでたくさんの発言老がまつ先に、大野国務大臣に感謝の言葉を口をそろえておつしやつておるのであります。ところが、金だ金……

第16回国会 水害地緊急対策特別委員会 第9号(1953/07/14、26期、日本社会党(左))

○井手委員 ただいまの御答弁によりますと、調査ができ上りましたならば補正をしたいという御答弁でございますが、それでははなはだ手ぬるい感がいたすのであります。ここにも各県から見えまして、痛切な訴えをなさつておるのであります。私は現在予算の修正作業が進められておると考えておりますが、あるいはその修正は間に合わぬかもしれませんけれども、七、八月にどうしてもやらねばならない応急工事については、補正予算を提出してやるべきではないかと私は考えております、私は、地方自治を担当される大臣として、その点についてどういうふうにお考えになつておるか。私実は副総理にお尋ねしたいのでありますけれども、お見えになりません……

第16回国会 水害地緊急対策特別委員会 第10号(1953/07/15、26期、日本社会党(左))

○井手委員 河川局長にお伺いいたしたいと思います。先日来、熊本の白川のことでいろいろと要望もあり、従つて、建設省においても、これを直轄河川にする用意があるという意味の御答弁があつたのであります。非常に力強く感じたのでありますが、同様に佐賀県におきまする嘉瀬川並びに松浦川についても、あの特殊な水系のために、また二十三年、二十四年のあの大水害にかんがみまして、ぜひ直轄河川にしてもらいたいという熱望をかねて地元よりいたしておつたのでありまするが、不幸にしてこのたびのあの大豪雨によりまして、ずたずたに堤防が切れ、一帯どろ海と化したことは、すでに河川局長も御報告を得ておられるごとと思うのであります。従つ……

第16回国会 水害地緊急対策特別委員会 第11号(1953/07/16、26期、日本社会党(左))

○井手委員 今日まで私どもは連日委員会を開いて緊急対策を練つておりますが、かんじんの副総理や大蔵大臣が見えませんので、対策が立たないで非常に弱つておりました。それに加えて大野国務相は、万事金だ、従来のわくは突き破つて特別の対策をしなければならぬ、おれにまかせておけということで、罹災者も非常にこれを力強く感じておつたのでありますが、さてこの委員会に臨みますと、災害救助法は改正する意思はないかのごとき答弁もありますし、あるいは予算措置においても、現在の百億の災害費をもつてやり、足りないところを補正するというような御答弁もあつたのであります。非常に失望を感じておつたのであります。そこで、幸い副総理、……

第16回国会 水害地緊急対策特別委員会 第12号(1953/07/17、26期、日本社会党(左))

○井手委員 災害対策について建設省はいち早く手をまわしてあると思いますが、これを私まだ詳しく読んでおりませんが、大よその被害額や、これの復旧というようなものの荒づかみの数字はいつごろおわかりになるのでしようか、お聞きしたい。
【次の発言】 いち早く資料をまとめてあることについて敬意を表しますが、各県からいち早くそういう資料を出してもらつて、一応いつごろまでに大づかみのものをおまとめになりましたか、お尋ねしておきます。つまり、大体どのくらい災害があつて、これにはどのくらいの復旧がいるのだろうというような大づかみのところは、いつごろおつかみになつたかということをお尋ね申し上げておるわけであります。

第16回国会 水害地緊急対策特別委員会 第13号(1953/07/18、26期、日本社会党(左))

○井手委員 大野国務大臣にお尋ねいたしたいのですが、国務大臣は、現地の対策本部長として、その応急の処置が非常によかつた。またその上に、ただいま競輪に示されましたように、力強い意思を、切実な罹災者の要望に対しまして、それぞれお答えになつておるようでありまして、罹災者は大野国務大臣に非常に力強く感じておるのであります。北九州水害の神様のごとく言われておるのでありまして、国務大臣の着京後における成果に非常な期待をかけておるのであります。お帰りになりましてからすでに十日近くにもなつておりますし、この緊急な事態に対しましては、すでに相当の対策が立てられておると私は考えるのであります。近く国務大臣は九州に……

第16回国会 水害地緊急対策特別委員会 第16号(1953/07/22、26期、日本社会党(左))

○井手委員 議事進行について。昨日の申合せでは、大臣の都合によつて早朝に開きたい、こういうことで、本日九時から開会されることになつておつたのです。ところが再三の要望にもかかわらず、まだ大臣の出席がないのはどういう理由によるものか、委員長からお答えを願いたいと思います。
【次の発言】 どうもおかしな話です。きのうあれだけかたい約束をして、向うは大丈夫だというので、私なんかは九時の開会を承知したのです。ところがまだ見えないし、もうすでに十時にあと四分余すのみだ。この会場は十時半までとかいうことを聞いております。そうするとゆつくりと質問もできぬ。そういうことで緊急対策ができるかどうか、委員長の所見を……

第16回国会 水害地緊急対策特別委員会 第17号(1953/07/23、26期、日本社会党(左))

○井手委員 ただいま綱島委員の御質問に対しまして、農林大臣は的をはずした御答弁をなさつたようでありますので、重ねて端的に簡明に農林大臣の御所見を承りたいと存じます。第二号台風が起きましてから、すでに五十日を経過いたしておりますが、まだその予算的措置が決定していないということに対して、主務大臣としてのお考えを承ることが第一点。次に、農林省が計画した菜種に対する補助金反当り百二十六円、収入からいたしますれば五千円ないし八千円を予想される菜種の収入に対しまして、百二十六円の補助金がはたして妥当と考えられるかどうか、これが第二点。農林大臣は今日まで、大蔵省案に対しまして、どういう政治折衝を大蔵省に行わ……

第16回国会 水害地緊急対策特別委員会 第20号(1953/07/28、26期、日本社会党(左))

○井手委員 長崎総裁に松浦線の復旧に関してお尋ねいたしたいと思います。長崎総裁は、去る十六日佐賀県庁に参られ、地元の陳情に対して次のような回答をなさつたことが、毎日新聞その他の新聞の七月十六日付に載つておるのであります。その内容は、鉄道公社所有地はたまつた三万立方メートルの水を長崎県が排除せねば鉄道は通さぬ、鉄道が不通だからといつて、他の方法をとつて乗客を運ばねばならぬ責任はないといつた、けんもほろろの回答をなさつておるのであります。陳情者は非常に憤慨をいたしております。私は二、三日前に現地に参りまして、地元からその点を詳しく承りました。総裁もその節お話になつておりますように、松浦線の復興には……

第16回国会 水害地緊急対策特別委員会 第21号(1953/07/30、26期、日本社会党(左))

○井手委員 小委員長にお尋ねいたします。参議院との協議会では、水産養殖に関する施設も含まれるようになつておりますが、その点はどうですか。
【次の発言】 いま一つ、印刷の方はどういうふうになつておりますか、お尋ねいたします。
【次の発言】 すでに昼間の委員会でも申合せができておりますので、この場でお渡しいただくようにおとりはからいを願いたいと思います。
【次の発言】 動議が出ておりますが、いま一つ私は動議を出したい。ただいま農林小委員長の報告がありましたが、引続き厚生、建設、通産の各小委員長の報告をこの際求められるよう、動議を提出いたします。

第16回国会 水害地緊急対策特別委員会 第24号(1953/08/06、26期、日本社会党(左))

○井手委員 妙な御注文ですが、明日は必ず午前十時には開会して、副総理を初め関係大臣、関係官も出席をされるように、特に申し上げることはないと思いますけれども、今日までの審議の状況からいたしましても何回も流れたこともございますし、午前中のものが夕刻になつてちよつと開かれたという事情を考えまして、特にこの点は厳重に励行されますよう、委員長の善処方を希望申し上げる次第でございます。

第16回国会 水害地緊急対策特別委員会 第25号(1953/08/07、26期、日本社会党(左))

○井手委員 ただいまの御説明によりますると、臨時特例を適用される県が大体はつきりしたように見受けられるのであります。ところが、最近のが加わつて、前にありました愛媛、鳥取、島根というのが全然今までの説明にはなかつたようであります。委員が若干交代になつておりますけれども、特別対策として相当努力された方もあつたのであります。この点について、厚生省は、愛媛、鳥取、島根の諸県をどういうふうにお考えになつているか、これはさきに衆議院において併託された事実もございますので、関係地区にかわつて、私はこの点について厚生省の考えを承つておきたいと思います。

第16回国会 水害地緊急対策特別委員会 第26号(1953/08/10、26期、日本社会党(左))

○井手委員 ただいま松前委員から要望された臨時国会の召集について、重ねて副総理の所信を承りたいと思うのであります。副総理は、臨時特例によつて百七十七億円が増加される見込みであるという根拠に立つて、御答弁なさつておるようであります。従つて、平年度に予定された予備費百億円をもつてとりあえずまかなえるのじやないかという先入性があるようでございます。ところが本委員会におきまして、数日前から関係各省の係官を呼びまして、詳細な調査をいたしましたところ、その集計されましたものは、現行法によりますと五百三十九億、特例法によりますと八百四十億に上るのでありまして、その差額は三百億を越えるのであります。さらに排土……

第16回国会 水害地緊急対策特別委員会 第31号(1953/09/11、26期、日本社会党(左))

○井手委員 臨時国会の召集については、私、いろいろ意見を持つておりますが、すでに舘林委員から質問がありましたので、申しません。ただ一点副総理にお尋ねいたしたいことは、舘林委員も申されましたごとく、四派が二百三十八名でもつて臨時国会の召集を要求したこと、並びに本委員会が決議をもつて臨時国会の召集を要請したこと、しかもそれが水害対策であるということにつきまして、副総理は、この委員会において、こちらの要求に応じて、質問に対して、初めて十月下旬に開く見込みであるという答弁があつたのであります。私は、議会政治の建前から、成規の手続でない場合でも、成規の人数をもつて要求し、また委員会が正式に要求した切実な……

第16回国会 水害地緊急対策特別委員会 第32号(1953/09/12、26期、日本社会党(左))

○井手委員 農林水産関係対策小委員会の小委員長は綱島正興委員でございましたが、適用地域に関する重要打合せのため他出され、かわつて議事を進行いたしました関係から、私が小委員長代理として小委員会の審議の経過並びに結果の概要を御報告申し上げます。  当小委員会に付託されました案件は、農林、厚生、労働、通産、大蔵、各省所管に属する水害地緊急対策特別措置法十八件について政府に申し入れる政令事項の基準並びに運用方針でございます。  小委員会は九月十日、十一日、十二日の三日間にわたつて開会し、関係当局の説明を聴取した上、慎重に検討いたしましたが、一昨日本委員会で決議されました適用地域指定基準のほか、特別立法……

第16回国会 水害地緊急対策特別委員会 第33号(1953/10/05、26期、日本社会党(左))

○井手委員 時間もおそうございますので、簡単に小笠原大蔵大臣に主としてお尋ねいたしたい。第一に、先刻大蔵大臣は、政令を完全に運用すれば幾らかかる、二分の一で幾らかかる、三分の一では幾らかかると申しましたが、その通りでございますか、ちよつと念のために……。
【次の発言】 はなはだ意外な御答弁でございます。法律が出て、それを運用するために具体的なものを政令できめりれる。従つて、立法精神から申しますれば、政令は一つでなくてはならぬ、絶対的のものでなければならぬ、かように考える。しかるに、ただいまは二分の一にしぼれば幾らになる、三分の一にしぼれば幾らになる、そういうことが言えるかどうか、ひとつ原則的に……

第16回国会 水害地緊急対策特別委員会 第34号(1953/10/06、26期、日本社会党(左))

○井手委員 昨日の森永主計局長の言明は、単なる失言ではなくして、大蔵官僚に流れる一貫した官僚独善の思想がその片鱗を現わしたものとして、私どもはその際も特に猛省を促すために追究いたしたのでありますが、ただいま大蔵大臣より、決して国会を軽視するものではない、以後十分注意するという御言明がありましたので、これ以上深くは追究いたしません。ただ一言申し上げておきたいことは、ともすれば、議員立法について、自分の腹を痛めていないという気持かしれませんが、これを軽視するような、あるいは国の最高機関たる国会が決定したことを無視するような、さらにはまた各省に対し、あるいは国民大衆、陳情団に対しましての思い上つた態……

第16回国会 水害地緊急対策特別委員会 第37号(1953/10/13、26期、日本社会党(左))

○井手委員 ちよつとお尋ねいたします。おそらく政令がきまつてからということだろうと思いますけれども、いごろから御出発になるのでありますか。

第16回国会 水害地緊急対策特別委員会 第41号(1953/10/28、26期、日本社会党(左))

○井手委員 一昨日ですか、参議院の方から両院の打合せの希望が参つておりますし、昨日の懇談会におけるこちらの申合せもありますので、参議院側との打合会を間もなく開かれるよう一に、委員長においておとりはからいを願いたいと思います。

第16回国会 郵政委員会 第11号(1953/07/10、26期、日本社会党(左))

○井手委員 議事進行について。ただいままで論議された郵便物運送委託法の関係については、ただいま郵政大臣が申されました請負料金の適否が問題の中心である。ところがそれに対する資料について、先刻来片島委員からいろいろと問いただされておりますけれども、満足すべき答弁がないのであります。さらに当初片島委員が質問しました局舎の問題、これらについても資料の提出がない。私は考えますに、郵政部門においては局舎の問題は重要な問題の一つであろうと考えるのであります。従つてこれについては相当の用意が事務当局になければならぬと考える。さらに郵務局長の答弁では、りつぱな局舎を持ちたいというお考えがあるようです。であるなら……

第16回国会 郵政委員会 第12号(1953/07/14、26期、日本社会党(左))

○井手委員 郵便物運送委託法のことについてお尋ねいたします。郵便逓送事業は、その事業の特性からいたしまして、当然直営でなくてはならぬと私は考えておるのであります。従つて直営についての御研究が相当進んでおつたと思うのであります。もちろんその間今日まで、いろいろ御説明がありましたように、当面やむを得ない過渡的な便法として、請負させるということに承つたのであります。やはり基本的に国営化すべき、直営化すべきであるならば、その研究は進められておるはずだと思うのであります。従つて先般も、これに関する資料がほしいということを、当委員会として希望いたしておりましたが、本日出された資料では、まだ請負料の予定価格……

第16回国会 郵政委員会 第14号(1953/07/17、26期、日本社会党(左))

○井手委員 郵務局長さんにお尋ねいたします。先日いただきました資料によつて専用自動車の請負料の算出方法が大体わかつたのであります。そこでお尋ねしたいのは、一般の貨物自動車などの路線営業について、キロ当りどのくらいで運行されておるか、一般のものをお調べになつたものがあるかどうか。もし調べたことがあるならばその内容を御説明願いたい。
【次の発言】 物価庁の告示による大型の基本額は三千九百円、キロ当りにいたしますと六十五円になつておる。ところが一般の最近の傾向は大体五十五円くらいだとも承つておるのであります。これは営業の関係でありまして、専用の場合はまた趣を異にすると思うのであります。こういうことも……

第16回国会 郵政委員会 第22号(1953/10/07、26期、日本社会党(左))

○井手委員 関連して……。私は今論議されておりまする断続勤務のことについて、労働省側の見解をはつきり承りたいと考えております。すでに御調査済みでもあるようでございますが、さらに調査が終つてから相当期日もたつておりますので、すでに一定した見解もあると存じますから、この機会に承りたいと存じますが、労政局長でお答えができるかどうか。できれば労政局長でけつこうだと存じますが、いかがなものでございましようか。
【次の発言】 それではお尋ねいたしたいと存じます。ただいま労政局長は労働省の建前としては、労働者の労働条件の改善にあるとおつしやつたのであります。また基準法の制定にあたつても、労働者の自由を拘束す……


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第17回国会(1953/10/29〜1953/11/07)

第17回国会 水害地緊急対策特別委員会 第3号(1953/11/03、26期、日本社会党(左))

○井手委員 農林水産業施設災害復旧に関する修正案につきまして、提案者の綱島委員にお尋ねをいたしたいと思います。  修正案のこの趣旨については私ももちろん大賛成でございますが、これに関連いたしましてお尋ねいたしたいことは、提案された綱島委員は、農林関係の小委員長として、当委員会発足以来立案の中心として活動されたのであります。従つて、その審議の過程におきましてきまりました農舎、畜舎の挿入については、去る九月十日かと存ずるのでありますが、その委員会でこれを加えることに全会一致決定したことは、提案者も御存じのことであろうと思うのであります。もちろん綱島委員としては若干の御意見はあるようでありまするけれ……

第17回国会 水害地緊急対策特別委員会 第5号(1953/11/07、26期、日本社会党(左))

○井手委員 さつそくですが、大蔵省の方に、水害特別対策に関する予算の問題につきましてお尋ねいたしたいと存じます。  まず、三百億の予算を提出されたのは、特別措置法による指定地域がきまつた上のことでなくては予算はできないかと思うのであります。従つて、指定地域はすでにおきめになつておると考えておりますが、その指定地域はどこどこでございますか、お伺いいたします。
【次の発言】 予算をきめるのに推定でされたということについてはなはだ不満足でありますが、そうしてやるならばいたし方がない。そこで、端的に質問いたしますので、簡明にお答え願いたいと思いますが、公布は大体いつごろであるか、第一次の都道府県あるい……

第17回国会 水害地緊急対策特別委員会 第6号(1953/11/11、26期、日本社会党(左))

○井手委員 副官房長官にお尋ねいたしますが、特別措置法の施行について最も急を要する政令がまだ公布されていないようであります。予算をきめられるときには、すでにその指定地域の基礎の上に予算が組まれたものだと私ども考えたのでありますが、まだ出ておりませんが、どういう都合であるか、事情を承りますとともに、いつごろまでに政令は公布され得るお見込みであるか、なおまた当委員会がさきに政府に申し入れて確約を願つた基準は、当然あの通り実行されるとは考えまするけれども、念のためあわせてお尋ねいたしたと思います。
【次の発言】 重ねてお尋ねいたしますが、政令公布の期日は月末までとか今聞いたように考えますが、それでは……

第17回国会 地方行政委員会 第6号(1953/11/07、26期、日本社会党(左))

○井手委員 自殺事件まで起きました岩屋炭鉱の問題につきまして、金掘国警隊長にいろいろお尋ねいたしたいと存じますが、その前に組合長にお尋ねいたしたいと思います。事件の輪郭をつかむ上に、事件発生までの状態を、簡単に御説明願いたいと思います。
【次の発言】 検挙が行われました二十三日の未明ですか、百数十名の武装警官が組合事務所や組合長宅などを急襲した。労使の問題について事件は十九日に起つているのに三日も過ぎて、しかも未明に襲つたというふうに承つておりますが、これも簡単でよろしゆうございますので、その辺の状況をお知らせ願いたいと存じます。
【次の発言】 続いてお尋ねいたしますが、警察の取調べ中に、髪を……

第17回国会 予算委員会 第3号(1953/11/02、26期、日本社会党(左))

○井手委員 私は冷、災害を中心として質問いたしたいと存じます。  第一に承りたいことは、大蔵大臣は、災害復旧費として百四十四億円を必要に応じて融資すると述べられておりますが、国会におきます大臣の公約でありながら、その議案が提出されていないのであります。この融資はおそらく補助金などを対象としてのことであろうと存ずるのでありますが、補助金などを見返りとして、復旧費を融通するということになりますと、後年度に支出の義務を負わせることになる。すなわち国は債務を負担することになるのでありまして、国庫債務負担行為となるでありましよう。従いまして財政法第十五条第二項によりまして、国会の予算総則改正の議決が私は……


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第18回国会(1953/11/30〜1953/12/08)

第18回国会 議院運営委員会 第1号(1953/11/30、26期、日本社会党(左))

○井手委員 質問は全部やらしておりますから、質問はやらして、討論の方は検討の余地があるということで……。

第18回国会 議院運営委員会 第3号(1953/12/02、26期、日本社会党(左))

○井手委員 総長にお尋ねします。ただいまの御報告によりますと、参議院は、議長職権できめたと思つておりますが、その場合に議運にかけて御決定になつたものですか。
【次の発言】 議長一個の考えで決定したのですね。
【次の発言】 交通の方が主になつておるようだが、どうも自動車が危険ですから、その点、前からも話があつたが、さらにくふうを願いたい。

第18回国会 議院運営委員会 第4号(1953/12/05、26期、日本社会党(左))

○井手委員  私の方は、次の中央酒類審議会委員の任命の件と同様ですが、いろいろ私の方で研究しましたところ、候補者として推薦された人に、利益関係の人が多過ぎるということで、いろいろ意見がありました。今回は、諸般の事情もありますので同意はいたしますが、将来政府から推薦されるにあたつては、利益関係の人はあまり推薦されないように希望を申し述べて、こういう希望条件付で同意をいたします。
【次の発言】 これは前にも言つた通り、同様の意味で、希望をつけて、同意をいたします。
【次の発言】 私は土井さんと同じような考えを持つておりますが、急ぐならば、場内交渉でもよくはないかと考えます。一応私どもも帰つて相談し……

第18回国会 郵政委員会 第1号(1953/12/02、26期、日本社会党(左))

○井手委員 私は断続勤務についてお尋ねをいたしたいと思います。ただいま大臣の説明によりますると、当委員会が決定いたしました決議を十分尊重するということを言われたのであります。前の委員会では、郵政省はすでに方針を決定して、一切を労働省の決定にまかしておるという話でありましたが、ただいま大臣からあらためて御趣旨を尊重するというお言葉もございましたので、労働省に提出されたあの申請を撤回されて、あらためて当委員会の決議に基くそれを尊重した申請をなさるということが、今の御説明の内容ではないかと私は考えるのであります。そういうふうに解釈されるのでありますが、その点についての大臣のお考えをこの際承つておきた……

第18回国会 郵政委員会 第3号(1953/12/04、26期、日本社会党(左))

○井手委員 大臣にお伺いしたいのですが、まだお見えにならぬようですから、担当の政府委員にお尋ねいたします。年末手当について公共企業体の三公社、五現業の関係は、一般公務員に対して大分分が悪いというので、少くとも公務員の一・二五と同率になるように、その差額は弾力条項による団交によつて行わせるということは、各委員会において、副総理、官房長官の談話によつて、既定の事実になつておるようであります。その経理の面において、また郵政省の団交に対する考え方についての郵政省の所信を承りたいと思います。
【次の発言】 事務当局だからということで、御遠慮なさることはいるまいと考えております。ほかの委員会あたりを聞いて……

第18回国会 郵政委員会 第4号(1953/12/05、26期、日本社会党(左))

○井手委員 私、大臣にお尋ねしたいと思いましたが、ただいまのお話では関係閣僚と話し合つてすべからく解決いたしたい、こういうような御意向でありますので、私どもの意見を昨日も申し上げておきましたが、さらに新聞による三者の決議申合せ、それは「なお」ということはそれに加えてというふうに私どもははつきり承つておりますので、どうぞそういうふうな線に向いますように大臣の御努力を特にお願いいたしまして、私は別に質問をいたしません。

第18回国会 郵政委員会 第5号(1953/12/07、26期、日本社会党(左))

○井手委員 労働委員会で単独の決議が行われまして、〇、二五を年末手当として加え、その上に団体交渉によつて手当を出す、こういうようにきまつたようであります。各組合においてもその決議に基いて団体交渉が行われておるようでありますし、すでに全電通においては相当高額の手当についても、ある程度の了解ができたように私どもは承つておるのであります。郵政関係においても昨日午後から団体交渉を持たれておるようでありますので、その間の経過なり、郵政省の考えについて承りたいと思います。
【次の発言】 少しお考え違いじやないかと思うのです。あの決議は、衆議院を通つた補正予算で措置された一箇月分の上に、同様に〇・二五の手当……


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第19回国会(1953/12/10〜1954/06/15)

第19回国会 議院運営委員会 第21号(1954/03/03、26期、日本社会党(左))

○井手委員 この取締要領の改正について、議員面会所の問題、議員の応接ということについては、前々回から議運の警察小委員会その他で論議された問題で、従つて事前にそういうしかるべき小委員会に諮つてもらうことが……。
【次の発言】 それでは、警察小委員会では御検討になつただろうけれども、議運の委員会にあらためて議長の職権でそうしなければならない事情についてお話を願いたいと思う。なお、職権であつても、ここで何回も検討された問題でありますから……。

第19回国会 議院運営委員会 第37号(1954/03/30、26期、日本社会党(左))

○井手委員 前に土井さん、山本さんのおつしやる通り、ほんとうを言えば、総理が出なければならぬけれども、病気だからやむを得ぬ副総理でもいいという考えを持つておる。委員会から、委員長なり、あるいは一部の入の意見があつたでしよう、希望もあつたと思いますけれども、やはり特に慣例を尊重される委員長でもございますし、両党の了解を得たとはおつしやいますけれども、どうせ通るものは通るから、無理なさらぬでもいいと思う。そうここで速急に何とかまとめるというようなことでなしに、円満に行くために、議会の運営にいい例をつくるために、明日に延ばされていかがでございますか。

第19回国会 議院運営委員会 第43号(1954/04/08、26期、日本社会党(左))

○井手委員 今のお話ならわかりますけれども、議場におりますときは一事不再議だとか、討論はできないとかいう話が伝えられたのです。その点で非常に誤解を受けておるのです。
【次の発言】 その点が非常に不徹底だつたと思うのです。今の解釈ではそうですが、その当時は非常に誤解されるようなことが流布されたのです。討論ができたいというようなことであつた。従つて、そんなはずはない、どちらも単独の法律案が出て、両委員会で審議しておるわけですから、それが同時に上程されておれば、そういうことも考えられるけれども、あとで上程されたものについて討論ができたいということは、非常にふかしぎに考えたのです、

第19回国会 議院運営委員会 第49号(1954/04/22、26期、日本社会党)

○井手委員 やるのです。
【次の発言】 きようは委員長は特に名委員長ぶりを発揮したから、それで了承する。

第19回国会 議院運営委員会 第50号(1954/04/24、26期、日本社会党(左))

○井手委員 小会派の方は、全員一致したのですか。

第19回国会 議院運営委員会 第64号(1954/05/25、26期、日本社会党(左))

○井手委員 これは、もう参議院で議決してから十二、三日になると思います。各党、党内事情はあることと思いますけれども、今までは大体二、三日で済んでおつたと思います。それがもうすでに十何日になつて、なおきようもきまらない。二十九日にするということは、私どもはどうしても承認しがたいのです。どうしてそんなに延ばさなければならないのか。これは将来の悪例になります。今までの例から見ますと、回付案については四、五日以内には大体いずれかにきまつておつたと思います。それを今日になつて、なお三十九日、つまり四日も先にするということは、私どもどうしても了解しかねるのです。将来の悪例にもなりますので、この点をはつきり……

第19回国会 議院運営委員会 第66号(1954/05/29、26期、日本社会党(左))

○井手委員 第一については、いろいろ各党に意見があるようで、私もわかりますか、第六については、私農林委員として内容をよく承知しておるが、ただいま委員長がおつしやつたように、軽率に早急に可決をされたものでない。二日間にわたつて十分慎重審議した結果、各党ともおつた上で研究を進められて、あいにく採決のときに自由党の方が便所に行かれたようで、間もなくお入りになつた。決して軽率に審議したものでないということを申し上げておきます。
【次の発言】 何回となく聞きました。
【次の発言】 完全に一致はしていないようです。
【次の発言】 ただいま椎熊さんの御質問ですが、北海道議員連盟の話も一応承つております。また……

第19回国会 議院運営委員会 第67号(1954/05/30、26期、日本社会党(左))

○井手委員 議長と委員長にちよつとお尋ねいたしたいと思います。今委員長からお話があつたように、今度のような再々延長は、参議院における重要法案の審議に原因があるわけであります。従つて、参議院の方がどのくらいの延長を必要とするかということについての決定がなくては、私はこちらの方で先にきめるということはあり得ないのではないかと考えております。かりに参議院との話において完全なる一致を見なくても、結論が出なくても、こちらの方で先にやるということは、逆ではないかと考えております。これは将来の国会運営の悪例として残るのではないか、さようなことを私は心配しておる。そこでお尋ねしたいのは、議長が会期延長は悪例で……

第19回国会 議院運営委員会 第68号(1954/05/31、26期、日本社会党(左))

○井手委員 最終日はやむを得ぬと思いますが、二日は定刻でいいのじやないですか。

第19回国会 議院運営委員会 第70号(1954/06/03、26期、日本社会党(左))

○井手委員 一定時間あるわけですから、それまでにかけるという時間的な余裕はありませんか。
【次の発言】 理事会でどういう話が進められたか知りませんが、報告はきわめて重要なものだと考えております。大体近い時間だということであれば、本会議を若干延ばしてでも、その報告をさせるようにしたらどうか。
【次の発言】 今の議長の答弁に対しましては、あとでまたお尋ねいたしたいと思いますが、その前に福永官房長官にお尋ねいたします。ただいま一応御方針は伺つたのでありますが、遠方でよく聞きとれなかつたので念を押しておきます。もし会期が二日間延長になれば、その二日間の間は首相は絶対出発しない、かような方針でございます……

第19回国会 議院運営委員会 第78号(1954/10/08、26期、日本社会党(左))

○井手委員 非常にけつこうな御提案だと思つておりまして、賛成であります。ただ、ほかの方の宮崎県なんかに私参りましたが、ここは昨年に劣らない三百億以上の四回にわたる被害を受けております。そういつた方面との均衡もあると思います。この提案は非常に大賛成でございますが、そういつたほかの方から、自分の方はどうかというふうなことのないように、ひとつ御配慮を願つた上できめていただきたい、かように思います。
【次の発言】 これは事務当局でこういう災害があつたたびに御研究願いたいと思いますが、これについて別にとやかく言いませんけれども、各地方の被害をおよそ調べておいて、これ以上はやはり必要だというような内輪の一……

第19回国会 建設委員会 第38号(1954/06/03、26期、日本社会党(左))

○井手委員 災害復旧についていろいろお尋ねしたいことがありますが、今日は一点だけお尋ねいたします。それは、昨年の水害に対し、御承知のように府県にあつては十万以上、町村にあつては五万以上のいわゆる小災害についても、国庫補助と同じ措置を講ずるという言明が、予算委員会や特別委員会、建設委員会等におつて何回となく大臣から繰返されておることは、官房長も御承知の通りと思います。それが二十八年度及び二十九年度においてどういうふうに措置されたか、その点かお伺いしたいと思います。
【次の発言】 ただいま、関心を持つておるが、主管は自治庁であるというお話でございました。なるほど交付金の場合には、自治庁が主管ではご……

第19回国会 大蔵委員会 第51号(1954/05/07、26期、日本社会党(左))

○井手以誠君 社会党両流から提案いたしました外貨予算のことにつきまして御説明を申し上げたいと存じますが、実は印刷する時間がございませんので、ひとつお許しを得まして、後刻印刷物をお手元に配付するようにいたしたいと思います。  外国為替及び外国貿易管理法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由を御説明いたします。  輸入予算といわれる外貨予算が、国の予算と表裏一体の重要性を持つことは申すまでもございません。また経済自立を急がねばならない今日、輸入の統制のために厳格な為替管理を行うことは当然でございます。 ところが国の予算は、国会において慎重審議されておりますのに反して、外貨予算は、閣僚審議会……

第19回国会 地方行政委員会 第81号(1954/10/07、26期、日本社会党(左))

○井手委員 私は国家公安委員長に対しまして、地方議会に対する警察官の不当介入に関しましてお尋ねをいたします。事は佐賀県に起きた問題ではありますけれども、もしこれが許されるならば全国に波及するおそれがありますので、この際国家公安委員長の所信をはつきりお伺いしたいのであります。佐賀県議会におきましては、赤字財政に伴う予算削減をめぐつて、保守派と革新派が今春以来はげしく対立いたしまして、去る九月の定例県会におきましては、有効か無効かという混乱の事態さえ起つたのであります。その後これを収拾するために会期の最終日である九月二十一日、保守派の控室において革新派の議員が事態収拾についての話合いをいたしており……

第19回国会 地方行政委員会 第85号(1954/10/23、26期、日本社会党(左))

○井手委員 先刻の西村委員の提案は、せつかく門司委員の重要な質問があるから、それを終つてから佐賀県議会の問題を取上げてはどうか、こういう提案であつたと私は記憶いたします。ところがただいまの委員長の提案によりますと、一応佐賀県議会の問題はこの辺で打切りたい、すべて打切つたわけではない、実地調査も残つておる、こういうふうな言葉でございまして、一応本日はこれで終了したかのごとき印象を与えるのであります。それでは西村委員の提案とはまつたく違うのでありまして、せつかく遠方から呼んで事情を究明しようというこの委員会において、ただ問題を提起された程度のきようの証言だけでは、喚問した意義が非常に薄いのでありま……

第19回国会 農林委員会 第11号(1954/02/12、26期、日本社会党(左))

○井手委員 長吉川君。

第19回国会 農林委員会 第13号(1954/02/19、26期、日本社会党(左))

○井手委員 補助金削減に関する予算と法律の関係については、先刻来法制局の見解を聞いておりました。四月一日に両者が発足すればさしつかえないという御答弁に対して、私は多くの疑義を持つております。しかしここでは申し上げません。また今の内閣に申し上げても大した期待は持てませんので、申し上げません。  ただ一点承つておきたいことは、法律でははつきり何割を補助しなくちやならないという明文があるにかかわらず、その予算が全然ない、あるいは整理に関する法律に落ちた場合にはどういうことになるか、その点について承つておきたいと存じます。
【次の発言】 何とかはずを合さなければならぬというお答えでございますか、今出さ……

第19回国会 農林委員会 第17号(1954/03/05、26期、日本社会党(左))

○井手委員 農林漁業金融公庫法についてお尋ねいたしたいのでありますが、大臣か次官は見えておりませんか。
【次の発言】 内容的には局長で十分だと思うのですが、大事な委員会に……。
【次の発言】 私はこの機会に特に申し上げておきたい。私は農林委員会に新参でございますので、しばらく御遠慮を申し上げておりましたが、どこの委員会に参りましても大臣、次官はほとんどお見えになつております。そうすることが重要な法案の審議に必要な政府の務めであると考えます。ところがこの農林委員会は、ほとんど大臣や次官がお見えになつておらぬ。大臣がどうしても都合の悪いときは次官が見える。そのための政務次官であると私は思います。私……

第19回国会 農林委員会 第18号(1954/03/10、26期、日本社会党(左))

○井手以誠君 先刻政務次官から、農林金融の利子は安い方がよいという御答弁がありましたが、それに関連してお尋ねいたしたい。農林漁業金融公庫に関する説明によりますと、二十八年度よりも二十九年度の貸付条件は悪くなつておるようであります。二十八年度は利率は最低四分から七分五厘、二十九年度は八分になつておるようでございますが、この点をまず局長にお尋ねいたしたい。
【次の発言】 この大蔵省の説明書にはつきり書いてあります。
【次の発言】 それでは二十八年度はどんなふうになつておりますか。
【次の発言】 農林省としてはかえない方針であるということについてはわかりましたけれども、大蔵省の方では、最高八分という……

第19回国会 農林委員会 第23号(1954/03/24、26期、日本社会党(左))

○井手委員 議事進行について。今課長の話で大分本筋に入つたようでありますが、この際責任をはつきりさせる上において、局長、できれば次官をひとつこの際呼んでいただきたい。どうぞお願いいたします。
【次の発言】 先刻から聞いておりますと、通産省の答弁は非常におかしいのであります。先刻あなたは、尿素を製造する第一の目的は肥料である、第二は飼料であるということをはつきりおつしやつた。肥料に使い飼料に使うものならば、これは農林省の考え方と一体でなくちやならぬと思う。肥料にぐあいが悪く、あるいは飼料にぐあいが悪いものを生産指導されるはずは絶対ないと私は考えております。今まで農林省から話がなかつたから考えてい……

第19回国会 農林委員会 第25号(1954/04/01、26期、日本社会党(左))

○井手委員 議事進行。ただいま降旗委員から農地改革の大精神とはまつたく反するようなきわめて重要な質問がされておるのであります。こういう重大な質疑の場合には、当然私は大臣が出席しておらねばならぬと思う。そのことのよしあしは別としても、大臣が出席することが当然であると考えておる。最近の農政問題は食糧問題ばかりではなく、金融においてもあるいは災害その他についてもきわめて重要な問題がありまして、農林行政は転換期に来ておると私は考えております。そういう場合に大臣がほとんど出席しないということは、いかに大臣が考えておられるか、私は大臣の真意を非常に疑うのであります。なるほど予算委員会で、衆議院、参議院とま……

第19回国会 農林委員会 第27号(1954/04/07、26期、日本社会党(左))

○井手委員 私は、この際議事進行につきまして動議を提出したいと思います。  本日は、一昨日の理事会における協議の結果によりまして、農地問題あるいは災害問題等の重要案件について、大臣の出席を求めて審議する予定でございましたところ、今なお、四時に至るまで大臣の出席がないようであります。常任委員会が法律案を中心といたしまして重要な政策を審議検討する機関であることは、申し上げるまでもないのであります。いかに有能な堪能な政府委員、説明員がおりましても、それはやはりあくまで大臣の補佐機関であります。政策を検討し、政府の所信を聞くのにはやはり大臣であります。特に最近食糧問題を初めといたしまして農政の転換期に……

第19回国会 農林委員会 第28号(1954/04/08、26期、日本社会党(左))

○井手委員 ただいま綱島肥料小委員長から提出されました資料のことにつきましては、この資料はただいま小委員会で審議中の肥料法案についてきわめて重要な関連を持つものであります。その資料が法案審議の前提条件とも考えられますので、すみやかに要求通り提出されるように、特に委員長の御配慮を願いたいことを希望申し上げる次第であります。

第19回国会 農林委員会 第29号(1954/04/09、26期、日本社会党(左))

○井手委員 今大臣は専門家の返答を経ずしては出されないとおつしやいましたが、先刻来中村委員のおつしやいますように、競馬関係の国有財産全部を出資する重要な内容が含まれておるのであります。しかもその評価については政令で定める、従つてこの法案を審議するには、評価の基準が重要な内容になつて来るのではないかと思うのであります。私も、ぜひこの際その基準を示していただきたいことを強く要求いたす次第であります。そうでなくて、今大臣がおつしやいますように、大事な国家の財産を全額出資する、ほんとうを言うならば、十億なら十億、三十億なら三十億という金額をここに明示すべきであるけれども、簡単にできないから政令に譲つて……

第19回国会 農林委員会 第37号(1954/04/28、26期、日本社会党(左))

○井手委員 昨日修正案の説明がありました臨時硫安需給安定法案に関しまして、肥料小委員長並びに修正案の提出者に対して質問いたしたいと思います。  まず小委員長にお伺いいたしたいことは、本案は通産委員会に付託されております日本硫安輸出株式会社に関する法律案と不可分の関係にあると存じます。不可分というよりもむしろこれは硫安輸出株式会社を親とし、需給安定法案の方を子とするような関係にあると私は感じておるのであります。ところが当農林委員会に付託されて審議されております需給安定法案は、すでに小委員会において審議が尽され、本委員会において本日検討されるわけでありますけれども、私の考えたところでは、日本硫安輸……

第19回国会 農林委員会 第39号(1954/05/07、26期、日本社会党(左))

○井手委員 災害復旧費については先般いろいろお尋ねいたしましたが、どうも最近災害について、せつかく法律があるのに予算を計上しないというような状態で、行政機関に捨てられたようなかつこうでありますので、重複する点があるかもしれませんが一応承つて納得してから採決に臨みたいと思います。  この改正の中心をなすものは、直接補助ばかりであつたのを間接補助と直接補助にわけるということになつておるようでありますが、その大小に応じて国の地方との権限を分配するというのはどの程度で分配されるものか、小規模のものと大規模のものとはどの限界でわけられるものか、まずその点を承つておきたいと思います。

第19回国会 農林委員会 第47号(1954/05/20、26期、日本社会党(左))

○井手委員 関連してお尋ねいたします。政府が補正予算を組まないと何回も申しておるようでございますが、政務次官の御答弁によりますと、適当な方法というお言葉が出まして、これはいろいろ妙案があるものと考えておりますが、どういう妙案がありますか。この際ひとつ安心できるようにお教えをいただきたい。
【次の発言】 ありがたい妙案を、せつかくのお言葉でございますのでもう少しはつきり聞きたいと思うのですが、ほかに補正予算を要するものが多々ございますけれども、かりに法律では出さなければならないという義務規定があるにもかかわらず、政府は補正予算を組まないということを何回も申しておるようでございます。ところがただい……

第19回国会 農林委員会 第48号(1954/05/21、26期、日本社会党)

○井手委員 私もう時間もおそうございますので、ごく簡単に二、三点についてお尋ねいたしたいと存じます。  第七十二条の十に、全国中央会は、都道府県中央会の指導及び連絡を行うために事業計画の設定もしくは変更その他業務もしくは会計に関する重要事項について都道府県中央会に指示する、こういう文字があります。先般来本委員会でよく言われている指示権のことであると私は考えておりますし、同時に補助金と関連いたしまして、この指示権はきわめて重要なる問題であると考えますので、この事業計画の設定あるいは業務、会計などに関する指示とは、いかなるものをいかに指示する内容のものであるか、この点を具体的に私は御説明をいただき……

第19回国会 農林委員会 第49号(1954/05/22、26期、日本社会党(左))

○井手委員 農業委員会法の一部を改正する法律案につきまして、お尋ねいたしたいと思います。まず第一にお伺いいたしたいことは、改正されようとする農業委員会、特に都道府県農業会議並びに全国農業会議所の性格について承りたいと思うのであります。提案理由の説明によりますと、農業委員会及び都道府県農業会議及び全国農業会議所を農民の利益擁護機関として、その活動を期待するということが大きく掲げられている点であります。そこで提案者にお伺いしたいのですが、たとえばあなたが秘書を使つておられる。給料を出して雇つておられる。その秘書があなたに対して堂々と意見が述べられるものかどうか。人に雇われておいて、雇い主に対して遠……

第19回国会 農林委員会 第52号(1954/05/27、26期、日本社会党(左))

○井手委員 ただいままで御質問があつたかとも思いますが、念のために、重要な問題でありますので、公益事業局の方にお尋ねをいたします。電柱の使用は賃貸借も使用貸借もどちらもあるということですか。賃貸借だけですか、使用貸借だけですか、どちらですか。その点を確かめておきたい。
【次の発言】 無償の場合は使用貸借、有償の場合は賃貸借ということになりますか。
【次の発言】 借主にとつてはきわめて有利な解釈であります。  それからもう一つお尋ねいたしますが、賃貸借の場合には、その期限は二十年に限定されておる。二十年を越えたものが相当多数全国にあると思います。その分はすでに効力を失つておるはずでございますが、……

第19回国会 農林委員会 第53号(1954/05/28、26期、日本社会党(左))

○井手委員 簡単に東畑次官にお尋ねします。先刻足鹿委員の質問に対して、MSA小麦は平均八十七ドルとお答えになつたようでありますが、従来は小麦協定の価格と同じだ、準じてやるという言明が繰返し各委員会で行われておりましたが、そうしますと従来の言明は間違いであつた、うそであつたということになりますね。
【次の発言】 その点さらにお尋ねしたいと思いますが、資料を提出するということでありますので、資料を拝見した上であらためてお尋ねしたいと思います。  次に米食率のことについてお尋ねをいたします。従来二十八年産米の作況にかんがみまして、米食率はかわらないかということを繰返し繰返し当委員会においても質疑をい……

第19回国会 農林委員会 第56号(1954/06/02、26期、日本社会党(左))

○井手委員 議事進行。前谷長官は最近決算委員会の方によく来られて、非常にお疲れだろうと思つて、今まで遠慮しておりましたが、ただいままで聞いております答弁では、おそらく皆さん方が納得されないだろうと思います。行政運用の内容をお話になつたのではこの問題の解決はできないのであります。先刻流通統制とかいろいろありましたけれども、何と申しましても食糧管理の最高責任は食糧庁であります。しかもただいま松山委員から言われたように、非常に重要な配給の面においてそういう不正なことをされたことに対して、この委員会で摘発された以上は、やはり食糧統制に対して食糧庁としての毅然たる態度を表明すべきであると私は考えておりま……

第19回国会 農林委員会 第65号(1954/08/30、26期、日本社会党(左))

○井手委員 足鹿委員の希望に関連して私からも希望いたしたいと思います。先刻来からの質疑応答を聞いておりますと、酪農振興法を出した農林省当局としては、どうしても納得の行かない説明ばかりであります。生産費の基準なりあるいは具体的に乳価の下落した原因について指摘されておるにもかかわらず、今検討中であるとか、そういうふうになつたならば検討いたしますとか、そういうことでは生産者を、擁護する農林省の答えとは受取り得ないのであります。きよう実はもう少しお尋ねするつもりでありましたが、明後日ということでございますので、そのときに質問いたします。そのときには私どもが納得できるような、確固たる農林省の酪農に関する……

第19回国会 農林委員会 第66号(1954/08/31、26期、日本社会党(左))

○井手委員 関連して……。ただいま綱島委員から自由党の新政策について声明がございました。綱島委員はかねて農村問題については深い見識のもとに努力されておる方であり、敬意を表しておりますが、しかしただいまの釈明と、自由党がかねて声明し、今度また新政策として銘打つて出した米の自由販売とは、私は若干違うのじやないかと考えております。ただいま食糧増産を大いにやつておるとか、やみ米が流れておるとかいうことについては、私は綱島さん自身が衷心忸怩たるものがありはせぬかと考えておる。やみ米はだれがどんどん流しておるのか、もしそれがいけないならば、なぜそれをやめさせないのか。食糧増産とおつしやいましたが、食糧増産……

第19回国会 農林委員会 第67号(1954/09/01、26期、日本社会党(左))

○井手委員 ちよつと関連して。
【次の発言】 長官にちよつとお尋ねいたしますが、黄変米の輸入については、問題は今始まつたことではないと私は考えております。決算委員会で取上げられたように、食糧にならぬので加工の方にまわされておる、そういうことを考えますと、商社の買付に不注意があつたことはいなめない事実であります。その買付に対して監督が足りなかつたことも私は否定できないと考えております。そこでお尋ねいたしまするのは、そういう場合、商社に対して損害についてのどういうとりきめがあるのか。この際ついでに農林省食糧庁と商社とのとりきめについても御説明を願いたい。

第19回国会 農林委員会 第74号(1954/10/14、26期、日本社会党(左))

○井手委員 芳賀委員の質問に関運して、一言加藤本部長にお尋ねをいたします。先刻来政府の対策は、十五号台風被害を中心とするということを繰返しおつしやつておられますが、それでは今日までの台風被害がどういうふうになつておるか、第五号以降の被害額をひとつお示しを願いたい。ただいま配られましたこの農林省関係だけにおいても、金額は十二号が一番多いのであります。私は十五号のひどかつたこともよく承知しておりますが、施設災害については十二号が一番ひどい。本部長ははたしてこれに対する認識がおありであるかどうか。私は本日本部長に対して、十分いろいろのことをお尋ねしたいつもりでありますけれども、ただいまの十五号を中心……

第19回国会 農林委員会 第77号(1954/10/21、26期、日本社会党(左))

○井手委員 一、二点お伺いしたいと思います。官房長にお尋ねいたします。公共事業の被害、本年度の農林水産業施設の被害について三百八十六億と出ておりますが、連絡本部の発表したものによりますと二百九十五億になつております。その間の事情を御説明願いたい。
【次の発言】 そういたしますと、二百九十五億のほかに、査定の済まないものもあるというわけでございますか。
【次の発言】 ただいまの御説明で、なお不満足の点はありますが、一応査定したものが概算三百億、こういうふうに前提いたしまして、保利大臣にお伺いをいたします。  二十九年災害対策要綱によりますと、三・五・二で復旧を実施するということがはつきり示されて……

第19回国会 農林委員会 第79号(1954/11/12、26期、日本社会党(左))

○井手委員 関連して。ただいまの御答弁によりますと、災害対策については大綱は本部において行う、こういう御答弁でございました。大綱と申しますことは、北海道あるいは内地の災害についてどういう施策をする、たとえば営農資金を幾らぐらいやろうとか、施設災害についてはどのくらい補助してどのくらいやろうというのが私は大綱であろうと考えます。そうでありまするならば、大蔵省と農林省の間に大きな開きが出て来ることはないと考えます。しかるに現在においてはただいま芳賀委員からいろいろお話がございましたように、根本的な食い違いが生じている。これはただいま本部長がおつしやいました、私が大綱をきめるものであるという大見得と……

第19回国会 農林委員会 第80号(1954/11/13、26期、日本社会党(左))

○井手委員 長官には食糧管理制度についていろいろお尋ねしたいことがありますが、私時間の都合がありますので一点だけお伺いしたい。  それはただいま開会前に陳情になりました内地米の配給日数の問題であります。昨年は二千数百万石の集荷目標に対して、生産県は最高二十日、あるいは十八日というもので配給計画を立てられた。その後凶作のために集荷が思わしくないので、去る六月からあの黄変米を加えた外米を生産県にまわすという措置をとられたのであります。ところが今年は集荷目標が先般の割当会議で予定より減りはしましたけれども、昨年より上まわる二千二百五十万石と承わつております。そうなりますと昨年計画されたものよりも、そ……

第19回国会 補助金等の臨時特例等に関する法律案特別委員会 第2号(1954/03/08、26期、日本社会党(左))

○井手委員 当局の説明はこれでお終りでございますか。
【次の発言】 各省にわたる重要な法律の補助金を削る問題はきわめて重要であります。ただいまの御説明でははなはだ簡単過ぎる。それほど私どもは簡単なものじやないと考えております。補充説明は当然あつてしかるべきじやないか。この法律についてはこうなつている、こういう事情であるというくらいの親切はあつてしかるべきじやないかと思う。その親切があつてこそ審議の円満なる進行ができると私は考えております。

第19回国会 補助金等の臨時特例等に関する法律案特別委員会 第4号(1954/03/12、26期、日本社会党(左))

○井手委員 委員長にお尋ねしますが、きようはどなたが……。
【次の発言】 法制局関係は……。
【次の発言】 補助金等の臨時特例等に関する法律案につきまして、原則的な問題をまずお尋ねいたしたいと思うのです。  過日の委員会において憲法との関係がいろいろと論議されたのでありますが、私も、事重大でありまするので、法制局の見解を承つておきたいと存じます。  国会は新憲法によつてただ一つの立法機関であり、立法権は国会に独占的に与えられておる、こういうふうに私どもは考えておるのであります。もちろん例外として条約その他の規程はございますが、これはあくまでも例外であり、むしろ例外規定を設けたことによつても、立……

第19回国会 補助金等の臨時特例等に関する法律案特別委員会 第5号(1954/03/13、26期、日本社会党(左))

○井手委員 国権の最高機関であるとか、あるいは唯一の立法機関であるとかにつきましては、すでに質疑がなされましたので、進んで両先生にお尋ねいたしたいと思います。それは予算と法律の関係でございます。憲法によりまして、財政処理の権限は内閣に与えられておりまするが、国会はこれを監督する上位の機関であることが明確に示されておるようであります。従つて、行政府は国会の意思に反した財政処理をしてならないことは申すまでもないと存じます。そこで、お尋ねいたしまするのは、国会中心の財政が確立されておる点についての一般的な御見解、それから具体的には内閣は法律を誠実に執行しなくてはならないという厳格な規定義務が明示され……

第19回国会 補助金等の臨時特例等に関する法律案特別委員会 第6号(1954/03/15、26期、日本社会党(左))

○井手委員 議事進行について。先刻大蔵省の主計局総務課長から、また今平野農林政務次官から、地方の負担については地方財政計画に織り込んでおる、こういう御答弁がありましたので、この法律案を審議するにはどうしても地方財政計画を資料として提出してもらわなければ審議ができかねると思いますから、すみやかに財政計画を配付なさるように要望いたします。
【次の発言】 その地方財政計画は、これを審議するに並行してしなくてはならぬ非常に重要な内容を盛られております。従つて、ただいまでも配付を願わなくては、適当な時期ということでは私は了承しかねるのであります。すみやかに配付していただきたい。そうしなければ審議できない……

第19回国会 補助金等の臨時特例等に関する法律案特別委員会 第7号(1954/03/17、26期、日本社会党(左))

○井手委員 議事進行について。資料についての説明に関しまして、ちよつと希望を申し上げておきたいと思います。先日来、当局は、削減については平衡交付金、――これは今般改正されておりますが、交付税によつて裏づけされているということを常に説明されておりますので、どこに裏づけがあるかということが私ども一番聞きたいところでありますので、そこをはつきりするように当局の説明をお願い申し上げたいと思います。
【次の発言】 ただいまの御説明で、補助金等の削減、廃止に伴う地方交付知に振りかえらるべき事柄については大体わかつたのでありますが、振りかえる事項は五項だけのようであります。そこでお尋ねいたしたいのは、この一……

第19回国会 補助金等の臨時特例等に関する法律案特別委員会 第8号(1954/03/19、26期、日本社会党(左))

○井手委員 議事進行について。委員長も先刻の大蔵省側の答弁でおそらく奇異な感を抱かれたであろうと考えております。それは、法律にはつきり国庫はこれを負担すると明記しておりますものを実施しない。これは明らかに行政府の責任である法律を忠実に執行するということに違反しております。もし他との均衡が必要である、均衡を考えなければならないというのならば、法律を改正して後やればよい。現に法律がはつきり存在して忠実に執行しなければならないのに、これを実行していない。しかも、ただいま運輸省の答弁を聞いておりますと、毎年要求している、それを大蔵省がかつてに実行していないというのは非常にけしからぬ話だと思う。私は、こ……

第19回国会 補助金等の臨時特例等に関する法律案特別委員会 第9号(1954/03/22、26期、日本社会党(左))

○井手委員 大蔵大臣お忙しいところをまことに恐縮に存じます。あなたに来てもらわなくてはどうしても議事の進行がいたしかねましたので、お願いを申し上げた次第でございます。事柄は簡単ですけれども、内容は非常に重要に私存じておりますので、その内容を概略申し上げまして、大臣の所信を承つておきたいと存じます。  それは、この臨時特例等に関する法律の審議中に、たまたま次のことが当局の説明中に発見されたのであります。それは、国有鉄道法の一部改正について、その第五十八条を削除するとございまするが、その五十八条によりますると、国庫は共済組合の事務費の全額を負担することがはつきりと明記されておるのであります。これを……

第19回国会 補助金等の臨時特例等に関する法律案特別委員会 第10号(1954/03/23、26期、日本社会党(左))

○井手委員 運輸省関係の臨時特例について、私しろうとでよくわかりませんので、第二十一条と第二十二条について、概要の御説明を、はなはだ恐縮でございますが、お願いしたいと思います。さらに、二十一条につきまして、従来の開銀に対する利子補給の金額などについての数字に関しても、この際御説明をいただきたいと存じます。
【次の発言】 地方鉄道関係の第二十二条につきましては、この前の水産関係の漁船損害補償法と同業に、二十九年度からこの整備法を実施しようというのに対して、一回も実施せずに臨時特例が行われることについては、いろいろ質疑も意見もございますが、水産関係と同様でございますので申し上げません。  お尋ねし……

第19回国会 補助金等の臨時特例等に関する法律案特別委員会 第11号(1954/03/24、26期、日本社会党(左))

○井手委員 長官に再三御出席を求めまして、法律の解釈について種々ただしたのでありますが、割切つた説明がないために、また本日もおいでを願つた次第であります。法律と予算の関係について、時に先般の法律に明記されておる国庫の義務負担についての解釈は、おそらく長官も衷心忸怩たるものがあろうかと考えるのであります。今日になつてどうにもならないので、何とかつじつまを合せておるような感がいたすのであります。あくまでも法律論とおつしやいますけれども、それは私どもはどうしても政治論としか考えませんし、牽強附会な答弁だと考えるのであります。私は各方面の法制局関係あるいは学者方面の意見を聞いて参りましたが、日本国有鉄……

第19回国会 補助金等の臨時特例等に関する法律案特別委員会 第12号(1954/03/30、26期、日本社会党(左))

○井手委員 社会党両派提案にかかりまする修正案について御説明いたしたいと思います。  修正案はお手元に配付いたしておりますので、朗読を省略いたしますとともに、その理由につきましては、本月初め以来当委員会で各委員からいろいろと論議、質疑があつて、委員の皆様は十分御承知のことであると考えておるのでありまして、従つてその理由につきましては別の機会に譲ることといたしまして、結論だけを申し上げたいと存じます。  それは補助金等の臨時特例等に関する法律案中、第十七条、第十八条、第三十条、第二十一条だけは原案を適当と認めますが、他の文部省関係、厚生省関係、農林省関係、運輸省関係、建設省関係の関係条項は、これ……

第19回国会 郵政委員会 第11号(1954/03/09、26期、日本社会党(左))

○井手委員 先刻吉田委員から保険局長に注意がありましたが、私も同様な考えに立つのであります。先刻来簡易保険局長の答弁を聞いておりますと、どうひいき目に見ても郵政省の局長とは言いかねる。露骨に言えば大蔵省の保険課長のような感じが非常に強いのであります。勇気を持つてやれ、信念を持つてやれという吉田委員の言葉は、私も同様に感じます。立場は立場でしようけれども、郵政省の局長として、私はもつと強い考えでやつていただきたいことを特に御注意申し上げるとともに答弁はひとつ簡潔にお願いしたいことを希望申し上げる次第であります。  そこで大臣も今見えましたのでお尋ねいたしたいと思いますが、先刻来大臣の答弁を承つて……

第19回国会 郵政委員会 第25号(1954/05/29、26期、日本社会党(左))

○井手以誠君 町村合併に伴う郵便局の設置の問題につきまして、簡単にお尋ねをいたしたいと思います。  御承知の通り町村合併促進法によりまして、各地で町村合併が促進され、また全国には百幾つかの新しい市ができたのであります。この合併によりまして郵便局を統合するという話が各地に起つておりまして、地元では非常に恐慌を来しておるのであります。たとえば熊本郵政局においては一市町村、一行政区画、一郵便局、一集配局という建前から、合併された町村の集配局を無集配局に格下げして、集配局を一ないし二くらいに、ところにもよりましようけれども、減少するという方針が示され、そのために関係町村においては非常に心配をいたしまし……

第19回国会 労働委員会 第27号(1954/05/26、26期、日本社会党(左))

○井手委員 関連してお尋ねいたします。ただいま労働大臣は、北九州における炭鉱の不況に伴う労働問題について、深い関心を持つておる。さらにその対策として、原則的なことをお話になりましたが、現地においては、そういう原則的な抽象的な対策では、とうてい済まし切れない深刻な事態になつておることを、この際申し上げておきたいと思います。昨日、佐賀県から知事が参りまして、いろいろと訴え臨いたのであります。佐賀県にあります日満鉱業は、金融のことから先般休山を宣告いたしまして、再建案を練つておりますが、数日前組合がのみました再建案によりますと、千四百名を持つておる炭鉱でございますが、一五%の賃金切下げ、労働時間の延……

第19回国会 労働委員会 第28号(1954/05/28、26期、日本社会党(左))

○井手以誠君 関連して。ただいま石炭局長から佐賀県のある炭鉱というようなお話がありましたが、多分日満鉱業の新屋敷炭鉱であろうかと考えられます。いろいろ各山の資料を持つておりますが、特に問題になつておる新屋敷を例にとりましてお尋ねいたしたいと思います。  石炭局長も御存じのように、新屋敷炭鉱は、生産費も安い、かなり優秀な炭鉱であることは、一般に知られておる通りであります。その炭鉱か不幸にして今日閉山の苦境に陥つております。何とか再建したいということで、労働組合の方も、いろいろな要求は持ちながらも、賃金の一五%カットを承認して再建を決定したのでございますが、あいにくその再建についての融資も、資金の……


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第20回国会(1954/11/30〜1954/12/09)

第20回国会 農林委員会 第4号(1954/12/04、26期、日本社会党(左))

○井手委員 議事進行について。当委員会にすでに付託になつております。いわゆる施設災害に対する高率補助の法律案ですが、この法律案については私ども大賛成でございまして、実は私どもも提案申し上げよう存じておりましたが、一方において用意されておりましたので見合せました。衆議院の審議は予算案を本日仕上げて参議院にまわす。そのほかの法律案についても極力本日中に衆議院の議事を議了するという大体の進行状況でございます。本法律案の重要性にかんがみまして、私にすみやかに本委員会において議決されることを希望するものであります。ひとつ積極的に議事進行をはかられんことを希望いたします。

第20回国会 農林委員会 第5号(1954/12/06、26期、日本社会党(左))

○井手委員 ただいまの大坪局長の御答弁によりますと、政府職員が中央競馬会に入るのは原則としてはいけないけれども、事務の円滑上附則によつてこれが認められておる、こういうような御答弁でありました。それではお尋ねいたしますが、副理事長になつた鈴木一という人は、当時農林省の競馬部の職員であつたかどうか、この履歴書によりますと、法務省の入国管理局の局長で六月二十九日本法の公布の前日に農林省出向を命ぜられた。私たちがここに法案の改正をしたことの趣旨はあらためて申し上げません。その法案を見て修正決定いたしましたのは五月二十八日であります。国会の意思は確立されておるのであります。当時農林省の競馬部の職員でなか……


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第21回国会(1954/12/10〜1955/01/24)

第21回国会 議院運営委員会 第11号(1955/01/24、26期、日本社会党(左))

○井手委員 今椎熊委員の御発言に、私は非常に不審を感じたのです。何か人事委員長あるいは森委員がどうでもいいような発言をされた。
【次の発言】 それに似たようなことをおっしゃったようですが、私はそういうことはあり得ないと思うのです。だから、幸いここに今受田委員長も見えておりますので、私は人事委員会の真意をここで聞きたいのです。どうぞさように取扱いを願いたい。


井手以誠[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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各種会議発言一覧(衆議院26期)

井手以誠[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第19回国会(1953/12/10〜1954/06/15)

第19回国会 通商産業委員会農林委員会連合審査会 第1号(1954/05/25、26期、日本社会党(左))

○井手委員 砂利採取法案につきまして二、三ただしておきたいと思います。  採取業者にある程度の事業の安定を与えなくちやならぬということについては、私あえて反対するものではございません。むしろ零細な業者については安定の措置を講ずることが必要であると考えておりますが、その前提といたしまして二、三お伺いしておきたいことは、この砂利採取業について、全文の構成から考えますと、石炭鉱業における鉱区権設定のような権利を、採取業者に与えようとする趣旨が多分に盛られておるのであります。河川の中にある砂利等を採取する事業に鉱業権類似の採取権を設定することについて、私はこの点をいま少し根本的に明確にしておきたいと考……

第19回国会 補助金等の臨時特例等に関する法律案特別委員会農林委員会連合審査会 第1号(1954/03/22、26期、日本社会党(左))

○井手委員 議事進行について。ただいま大蔵省の総務課長からこの法律は暫定的のものであると答弁があり、提案の説明にもさように書いてある。ところが原局の農林省ではのんきな態度をしておりまして、もうすでに普及事業は大分徹底しておる、従来のように手厚い国家の保護はいらない段階に達しておる、その認識によつては、すでに農業県においては十分府県の費用でやつておる、こういうふうな説明で、この補助金の削減はもうその時期に達したので恒久的に減らすんだという意味の御答弁があつたのであります。どちらが正しいのですか。原局の方は逆の考え方??むしろこの場合の答弁は逆ではないかと思うのですが、原局農林省ではもうその必要が……

第19回国会 予算委員会第四分科会 第1号(1954/02/25、26期、日本社会党(左))

○井手委員 私もただいまの駐留軍の車のことについて、簡単にお尋ねしておきたい。道路をこわし、橋をこわしておる駐留軍の車に対して手をこまねいておるような建設省の態度は、非常に私は不満でございます。そこでお尋ねしたいのは、そういう道路関係について、行政協定ではどうなつておるか、まずその点をお尋ねいたします。
【次の発言】 特別のとりきめがないとすれば、重量の制限にかかるわけですね、現在の法規にある……。
【次の発言】 そうしますと、現在の道路交通取締り法でございますか、それに積載量を越えれば違反するわけでございますね。
【次の発言】 おかしな答弁だと思うのです。違反しているかはつきりわからないとい……

第19回国会 予算委員会第四分科会 第2号(1954/02/26、26期、日本社会党(左))

○井手委員 国鉄総裁に簡単にお尋ねいたします。期末手当については、一般会計では二箇月分を計上してありますが、国鉄の方ではそうでないように承つておりますが、実際はどうであろうかお尋ねいたします。
【次の発言】 どうして一般公務員と公社等の差をつけられたか、理由を承りたい。
【次の発言】 昨年末の国会における労働委員会の決議は、御存じであろうと考えております。それは一般公務員よりも下らないようにしろということが国会の意思であると私は考える。しかるに当初から差をつけられるということは、私はどうしても不可解にたえません。大蔵省の方でそうしたとおつしやいますけれども、大蔵省で査定したらそれで簡単に承認な……

第19回国会 予算委員会第四分科会 第3号(1954/02/27、26期、日本社会党(左))

○井手委員 昨日航空局長にお尋ねいたしました債務保証の実情をお聞きいたしたいと思います。それと同時に、債務返済についての見通しもあわせてお尋ねしておきたいと思います。
【次の発言】 昨日お尋ねいたしました会社の経理に関する報告、これは口頭をもつて随時承つておるという御答弁でございますが、口頭にしましても、大体ある程度のことは当局において聞いてあると思いますが、もう少し詳しい購入その他についての御報告を、もしわかつておればこの際お聞きしておきたいと思います。
【次の発言】 ただいま承りますと、月に二千万円の赤字を出しておるという実情でございますが、聞きますと、すでに四十三億の任務がある上に、明年……



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※このページのデータは国会会議録検索システム衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2023/02/05

井手以誠[衆]在籍期 : 25期-|26期|-27期-28期-29期-30期-31期
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