井手以誠 衆議院議員
27期国会発言一覧

井手以誠[衆]在籍期 : 25期-26期-|27期|-28期-29期-30期-31期
井手以誠[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは井手以誠衆議院議員の27期(1955/02/27〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は27期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院27期)

井手以誠[衆]本会議発言(全期間)
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第24回国会(1955/12/20〜1956/06/03)

第24回国会 衆議院本会議 第62号(1956/06/03、27期、日本社会党)

○井手以誠君 私は、ただいま上程されました台風常襲地帯の災害対策に関する決議案に対しまして、日本社会党を代表して賛成の討論を行うものであります。(拍手)  従来、台風または豪雨のおそるべき被害にかんがみ、その防除対策の樹立が強く要望されながら、今日までほとんど見るべき措置が講ぜられておらないのであります。しかも、一たび災害が発生するや、超党派的に一応の措置は講ぜられましたが、その実施状況については日比較的に関心が薄かったのであります。すなわち、この四月一日現在における過年度災害の残工事は、建設関係一千億円、農林水産施設関係三百億円に達しているにかかわらず、三十年度の災害復旧予算は前年度より百三……


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第26回国会(1956/12/20〜1957/05/19)

第26回国会 衆議院本会議 第18号(1957/03/09、27期、日本社会党)

○井手以誠君 私は、日本社会党を代表して、政府提出の昭和三十二年度予算三案に反対する討論を行い、あわせて社会党の立場を明らかにせんとするものであります。(拍手)  政府は、もはや戦後ではないと称し、神武以来の景気をうたっておりますが、国民生活の実態はどうでございましょう。なるほど、輸出の拡大に伴い、いわゆる投資ブームが現われておることは事実であります。しかし、この好況に恵まれておりますものは大企業に関係のある一部にしかすぎないのであります。(拍手)金融業を除いた東京証券取引所上場会社三百十六社の三十一年度における純益は二千百二十数億円を見込まれ、その純益額は三十年度の二倍に近いといわれておりま……

井手以誠[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院27期)

井手以誠[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第22回国会(1955/03/18〜1955/07/30)

第22回国会 建設委員会 第26号(1955/07/08、27期、日本社会党(左))

○井手委員 関連して大蔵省にお尋ねいたします。私は佐賀県選出の者でございます。きのう二階堂委員であった思いますが、佐賀県からは四月水害のつなぎ融資の申し込みがあったはずだけれどもどうか、こういう問いに対しまして、一度話があったけれども、手続されていないという理財局長のお答えのようであります。ところが佐賀県からは、災害の直後に建設省を通じて申し込んでおります。理財局長は何か記憶違いではございませんか。その証拠には、現地で話し合いが進められておる。ところが問題なのは、進められてはおりますけれども、四月から五月、六月、七月と三ヵ月たっても、なおつなぎ融資がもらえない。きのうも私の県では死者三名出るほ……

第22回国会 建設委員会 第27号(1955/07/09、27期、日本社会党(左))

○井手委員 ただいま有馬委員から、過年度災害についての質問がありましたが、私も同様その点を中心としてお尋ねいたしたいと思います。実は災害復旧について、あるいは今問題になっておる補助金の適正化の問題について、私は基本的な大臣の考え方を承わりたかったのでございますが、本日お見えにならぬようでございますので、大臣に対する質問は後日に譲りましで、河川局長に事務的なことをお尋ねいたしたいと思います。  まず、先刻有馬委員に対しまして、今後三カ年間に、過年度災害を復旧する計画である、こういうことでございましたが、今後というのは、いつからであるか。もし三十一年度からということになりますれば、三・五・二を言明……

第22回国会 建設委員会 第28号(1955/07/12、27期、日本社会党(左))

○井手委員 関連して。ただいま西村委員から質問されております補助金等の予算執行に関する適正化法律案について、私は大臣を鞭撻する機会がなくて今日に至って、すでに閣議で了承されたことを私は非常に残念に存じております。去る前内閣のときの提案の際には、私も法律案の審議未了の急先鋒を勤めた一人であります。おそらくこういった法律案は再び出てこまいという期待を持っておりましたところ、またもや大蔵省から提案されようとしておる。これを建設大臣が行政措置でやり得ることであるということで承知されておるということを新聞で承わりました。内閣にも骨のある、話のわかる大臣もおられるものだと、私は一度は衷心敬意を表しておった……

第22回国会 建設委員会 第29号(1955/07/13、27期、日本社会党(左))

○井手委員 昨日に引き続きまして建設大臣並びに主計局の原次長にお尋ねいたします。  まずきのう申し上げました二十八年度の災害の総額について、この機会にはっきりした数字の言明をいただきたいのであります。きのう申し上げました昨年二月提出された総額は千八十三億、建設省関係が国で負担すべき総額は千八十三億になっておる。それがことしは九百二十億に減らされておる。この九百二十億という金額は、建設省、大蔵省の共同による再査定の金額であると私ども承わっておりますが、各府県では、その金額ではどうしても災害復旧を完了することができないということを申しております。各災害の査定の金額を積み上げて参りますと、二割ばかり……

第22回国会 行政監察特別委員会 第9号(1955/07/06、27期、日本社会党(左))

○井手委員 ただいままでの高場証人の証言によって、学生協が教科書を取り扱った動機なり現状について大体承知いたしたのでありますが、佐賀県下で問題になっておった特約の関係も、先刻の証言によって、取次所を全面的に指定したということで、それも氷解したわけでございます。  さらに二、三点、不明瞭な点がありましたのでお尋ねいたしたいと思います。第一には、全国学的協のときに割り戻しがあった、――今の言葉では工合が悪い熟語が出て参りましたが、学年協は協同組合法に基いて利用者に還元するものであって、もうけたものをお礼に差し上げるものではないと私は考えておりますが、証人はどのようにお考えになっておられるか、その点……

第22回国会 行政監察特別委員会 第18号(1955/08/01、27期、日本社会党(左))

○井手委員 ちょっと関連して。ただいま、神田委員の質問に対して、全然知らないとおっしゃいますが、小学校国語の方で、学図、二葉、東書の三つが最初原案としてあったものを、委員会において学図が削られて日本書籍に変えられたという事実を私どもは知っているのであります。証人はその際、その日かあるいはその前後にも、この教育委員会には出席されておらなかったのか、ほんとうに事実を知らなかったのか、その点をお尋ねいたします。
【次の発言】 証人が学図を削って日書を加えたとは聞いていないのであります。最初三つの会社の本が原案として載っておったものを、委員会において変えられたという事実を、その当時か、後日でも、お聞き……

第22回国会 行政監察特別委員会 第23号(1955/09/22、27期、日本社会党(左))

○井手委員 証言の前に議事進行について委員長に所見を伺いたいと思うのであります。それは、きょうの日程によりますと、佐賀県下におきまする教科書採択上の問題について、地教委の連絡協議会の代表者と、採択委員会の代表者が喚問されることになっておるのであります。そこで、私が聞こうといたしますことは、地教委の代表者と採択委員会の責任者とが、偶然かどういう理由かは存じませんけれども、同郡同村であり、しかも同じ部落の近所の人であります。もちろん、国会の証言にどこの人であろうと変りはないのでありまするし、証言に間違いはないわけではありまするけれども、一方は教育人事を管理している責任者であり、一方は管理されている……

第22回国会 行政監察特別委員会 第24号(1955/09/23、27期、日本社会党(左))

○井手委員 私は一点だけ簡単にお尋ねいたします。  先刻来委員長や三田村委員から御質問になっておりました点であります。学生協に利益の半分を渡すということは契約に基くものであるが、福岡図書株式会社に払っておるのがおかしいではないかという御質問があったようであります。その点だけお尋ねいたしますが、福岡図書株式会社は、学年協の教科書供給業務がいろいろ問題になりまして、学生協から福岡図書株式会社が分離独立した、しかし、協力金を払うという、――その理科研究会ですか、その編さん、その後における心情から、そういう事情になっておった、それも、そういうすべてのことも引き継がれておるから、福岡図書株式会社に二十八……

第22回国会 大蔵委員会 第40号(1955/07/28、27期、日本社会党(左))

○井手委員 まず委員長に御相談いたしたいと思います。私は大蔵大臣の出席を要求いたしておりましたが、どうしても都合がつかないようであります。この適正化に関する法律案は、知事なり市町村長が、場合によっては懲役にかかるという重要な法案でありまして、当然私は、こういう法律案の審議には大臣が出席すべきだと存じております。明日はぜひ大臣が出席されるよう、委員長から取り計らいを願いたいと思います。大臣が出席されるまで、私は質問を留保することを特に申し込んでおく次第であります。
【次の発言】 先刻黒金委員の質問に対して、次官や法規課長は、補助金というものは、地方に対して慈善事業をしておるような口吻でありました……

第22回国会 大蔵委員会 第41号(1955/07/29、27期、日本社会党(左))

○井手委員 私は、大臣に補助金等の法律案についてお尋ねをいたしたいと思います。この法律案については、大臣がきわめて、熱心なようでございます。そこで大臣の信念をお伺いしたいのであります。補助金というものは、執行の問題よりも、むしろ制度に問題があると私は考えております。小さな補助金などを地方に交付する必要のないように、もっと地方に自主財源を与えることが私は根本だと思います。それをなさずして、地方から過大な申請がある、不正申告があるということでこれを取り締ろうとするこの大臣の態度に対して、私はいろいろ申し上げたいこともございますけれども、時間もありませんので簡単に申し上げておきますが、もっと地方に自……

第22回国会 地方行政委員会 第46号(1955/07/21、27期、日本社会党)

○井手委員 自治庁に具体的な問題で二、三お伺いいたしたいと思います。私は例をとって申し上げた方がわかりいいと思いますが、佐賀県のごとく九億そこそこの税収入を持っておるところが、大体同額以上の赤字をかかえておる。この赤字団体をどうして再建するかということです。原案によりますると、七カ年間に償還しなければならぬようでございまするが、一カ年間に四億の赤字が出ておる。その四億の赤字はその分だけ減らさなくてばならぬわけであります。従来の事業から四億削らなくてはならぬ。その上に九億の赤字を七カ年間に償還するといたしますと、一億以上償還しなくちゃならぬ。それを加えたもので財政計画を立てなければならぬというこ……

第22回国会 地方行政委員会 第47号(1955/07/23、27期、日本社会党(左))

○井手委員 簡単に質問方々お願いをいたしたいと思います。まず提案者にお伺いいたしますが、あなた方の作成された修正案に対して、地方公共団体の方も大体賛意を表しているようでありますし、敬意も表しているようでありますが、どうしても第二条の第三項にある増税の関係、それは赤字の責任がすべて地方団体にしわ寄せされて、増税によって解決されようとすることは、どうしてものみがたい、これが第一点です。次に第十条の第二項にあります兼職の件、これは若干修正はされておりますけれども、兼職そのものがどうしてものみがたいこと、この二点に要約して、何とか御考慮が願えないかという要望がきわめて強いのであります。一たび出された修……

第22回国会 逓信委員会 第6号(1955/03/30、27期、日本社会党(左))

○井手委員 議事進行。今森本委員と大臣や説明員の間に質疑応答があったのでありますが、どうも答弁がこじつけのような気がいたすのであります。森本委員のおっしゃっておるのは、特定局の不合理は天下周知の事実である。それについてどういうふうに改革を考えていらっしゃるか、こういう質問に対しまして、一般並みに必要とは考えていないという大臣の答弁があったことから発して、今の質疑応答になっていると思うのであります。不合理の点は郵政当局でもお認めになっておると思う。その点はすっきりして御答弁を願いたい。そうしなければいつまでたっても論議は尽せぬと思う。
【次の発言】 ちょっと関連して。一言お尋ねいたしたいと思いま……

第22回国会 逓信委員会 第10号(1955/05/09、27期、日本社会党(左))

○井手委員 私は簡易生命保険及び郵便年金の積立運用について大臣にお尋ねいたしたいと存じます。  大臣は提案説明に、積立金の運用は毎年資金が増加してきたこと、また国会において各種公共事業の施設改善に融資するよう決議のあったことを理由にして、範囲を拡大されておることを説明されておりまして、その改正案の中に第六号として、長期信用銀行法による長期信用銀行に運用する道を開くことを提案されておりますが、この積立金運用に関する法律の立法精神からいたしましても、民営の株式会社、長期信用銀行に積立金を運用することが、果して妥当であるかどうかという点についてお尋ねをいたしたいと思います。ここでいろいろ申し上げるま……

第22回国会 逓信委員会 第11号(1955/05/11、27期、日本社会党(左))

○井手委員 私は過日の委員会におきまして簡易生命保険及び郵便年金の積立金の運用に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、その第六号に新たに加えられます長期信用銀行について、大臣並びに事務当局にお尋ねいたしましたけれども、残念ながら満足すベき答弁を得られなかったのであります。おそらくはかの委員の方も同じ感じを受けられたであろうと存ずるのであります。従って私は七当日質疑を一応打ち切って、当局が検討の上に御答弁をいただくことにしておきましたが、本日あらためてお尋ねをいたしたいと思うのであります。  積立金の運用については、御承知の通り昭和二十七年の第十三国会でございますか、この法律案を提案され……

第22回国会 逓信委員会 第14号(1955/05/23、27期、日本社会党(左))

○井手委員 私はただいま修正議決されました簡易生命保険法の一部を改正する法律案に対しまして、各派を代表して附帯決議を付する動議を提出いたしたいと思います。    附帯決議   最近の経済情勢の推移と国民の熾烈な要望にかんがみ政府は出来るだけ早い機会に保険金最高制限額を引上げるよう措置すべきである。  すなわち、第十九国会において、簡易生命保険の保険金最高制限額を八万円から十三万円に引上げようとする政府提出の法律案審査の際、最近の経済事情の推移から見て、十三万円では低きに過ぎるから、二十万円に修正すべしとの意見が強かったのでありますが、諸般の事情によって十五万円に修正いたしたのであります。その際……

第22回国会 逓信委員会 第15号(1955/05/25、27期、日本社会党(左))

○井手委員 今大臣から所見を承わったのでございますが、平和を願わない者はおそらく世界中にないと思います。平和を願うためにこそ、十周年の記念行事が設けられる。そのために切手を発行するという請願に対して、国際情勢からおもしろくないという御答弁は、いささかふに落ちかねるのでございます。手続上あるいは切手の性格上なお考慮しましょうということであれば、私も了承いたしたいと思いますが、平和を念願しようというそのための切手を発行することが、世界の情勢にどういう悪影響を来たすのか、平和のためのこういう催しに対して、大臣少しお考え違いではないか。内部の事情とかいろいろなことでありますれば、やむを得ない点もありま……

第22回国会 逓信委員会 第19号(1955/06/08、27期、日本社会党(左))

○井手委員 公社のことについて若干お掛ねをいたしたいのであります。あるいはさきの委員会で質問があったかもしれません。また去る電話料値上げの際にいろいろ論議がありましたことにつきまして、あらためてお尋ねしたいと思います。  その前にお伺いしたいと思うのですが、総裁ではなくてほかの方でけっこうでございますが、五カ年計画による建設資金は幾らであるか、また現在公社の資産は幾らであるか、その点をお尋ねいたします。
【次の発言】 五カ年計画の建設総額が二千七百七十二億、四、十七百億の現在の資金に対して建設資金がこれほど膨大な金額に上るのであります。当然これは企業資金と見なくてはならぬと思うのであります。創……

第22回国会 逓信委員会 第22号(1955/06/30、27期、日本社会党(左))

○井手委員 総裁に一、二点お伺いいたしたいと思います。ただいまの公述では、どの条項についても不都合はない。こういうようなきわめて謙虚なおおらかなお気持を述べられたのであります。そこでお尋ねいたしますが、聞くところによりますると、公社では去る一月のいつごろか、理事会か何かで、国際電電の株を譲り受けたいという決定か申し合せかをなされたような話でございまするが、それが事実であるかどうか。決定のやり方がどのようなものでありましても、そういう話し合いがあったかどうか。またそういう話し合いが出て、結論が出たならば、その実現のためにどういうことを進められたか、その二点をまずお伺いいたしたいと思います。

第22回国会 逓信委員会 第23号(1955/07/02、27期、日本社会党(左))

○井手委員 関連して。ただいま政務次官から、大臣と打ち合せて適切な措置を講じたいということでございましたが、私はこの前の委員会なり、きょうの委員会における森本委員の発言を聞き、また当局の答弁を聞きまして、どうも納得がいかないのであります。ただいまは絶対採用しないわけではないというような逃げ口上もあったようでありますが、かりにこの場を、この委員会を何とか過ごし得ても、この問題は国民を納得させることはできないと思う。逓信部内の従業員を納得させることにはならないと思います。今もお話があったように、倍額の退職金をもらつて退職した者を、あるいは三カ月の余裕があったにしろ再び採用するということは、恩典を悪……

第22回国会 逓信委員会 第24号(1955/07/04、27期、日本社会党(左))【議会役職】

○井手委員長代理 これより会議を開きます。  郵政事業に関する件について調査を進めます。この際質疑の通告がありますので、これを許します。森本靖君。
【次の発言】 ちょっと関連して。ただいま大臣は、どんどん採用する意思はないということでしたが、どんどん採用しなくても、次々に採用されたのでは困る問題であります。先刻来の森本委員と当局との質疑応答を聞いておりますと、平行線で一向らちがあきません。森本委員の言うことは正しいけれども、実際問題としてはそう簡単にはいきませんという答弁でした。しかし理論はわかっておるはずであります。森本委員の言わんとするところはわかっておるはずであります。当初大臣は、この前……

第22回国会 逓信委員会 第27号(1955/07/11、27期、日本社会党(左))

○井手委員 日本電信電話公社の総裁にお尋ねいたしたい。総裁は去る委員会における参考人として陳述された際に、一月末に国際電信電話株式会社の株の譲り受けについては、何も打ち合せていないという御答弁がありました。しかし私の調べでは、また理事から聞いたところでは、それと相違しておるのであります。ここはごく内輪でございますので、一つ率直にその内容をお漏らし願いたいのであります。確かにその日には国際電電の株式の公社保有に関する件という議題が上っておるはずであります。それでもなお総裁はそういう事実がないとおっしゃいますものか、その点をまずお尋ねいたしたいのであります。

第22回国会 逓信委員会 第30号(1955/07/19、27期、日本社会党(左))

○井手委員 簡易生命保険、年金の積立金運用は、地方還元が建前であることは申すまでもないのであります。特に最近のように地方財政が窮迫して参りますると、その需要申込みはますます地方から殺到することと思うのであります。もちろん地方財政計画のワクによって、一定の限度までであることは言うまでもありませんけれども、今日のよううな地方財政計画で今後何カ年も持ち続けるということは、とうてい地方の財政が許さないのであります。すでに二十九年度までは五百八十四億でございますか、赤字が出ておるし、特に三十年度におきましては、当初から六百億からの赤字が予想されておるのであります。これは自治庁自身が公表しておるところであ……

第22回国会 逓信委員会 第32号(1955/07/26、27期、日本社会党(左))

○井手委員 郵政省とNHKに、地方のことでおそれ入りますが、お尋ねしたいと思います。  私はこの方はしろうとでさっぱりわかりませんが、私の住んでおる佐賀県の北部においては、NHKの放送があまり聞えないのであります。先刻来サービス、サービスという名前が出て参りますが、一向私の方にはサービス改善の跡が見えない。むしろ以前よりは悪くなっております。以前は唐津に中継所がございましてよく聞えておりましたが、中継所が廃止になってからは、非常に感度が悪くなって聞えません。佐賀の放送局の中継が聞えません。全然聞えないとは申し上げません。ほのかに聞えますから、聞えないとは申し上げませんが、ずいぶんサービス改善に……

第22回国会 逓信委員会 第33号(1955/07/27、27期、日本社会党(左))

○井手委員 長崎電話局の自動化促進に関する請願掛は、長崎市外浦町長崎県議会議長金子岩三君から提出されたものでございますが、私が紹介議員になっておりますので、本請願の要旨を申し述べたいと存じます。長崎電話局は昭和三年以来すでに二十七年を経過したため、局舎は老朽し、交換台のスペースもまたきわめて狭隘であって、新規電話の加入並びに市町村合併に伴う市域の拡大に応ずる通信施設の統合は、全く行き詰まりの状態であり、一般加入者、ことに官庁、商工業者は多大の不便をこうむっている実情であって、国際文化都市の面目からしても全く恥かしい次第であります。ところが長崎電話局の改式は、昭和三十年度の予定が翌三十一年度に繰……

第22回国会 逓信委員会 第36号(1955/07/30、27期、日本社会党(左))

○井手委員 郵政事業に関する小委員 会は数回開会いたしました。町村合併に伴う郵政施設の調整に関する問題、簡易生命保険並びに郵便年金制度に関する問題等につきまして審議して参りましたが、町村合併に伴う郵政施設の調整については、大体意見の一致を見ましたので、この機会に御報告をいたしたいと思う次第でございます。  すなわち町村合併に伴う郵政施設の調整については、その結果が関係地域における利用者等に対して少くない影響があると思われますので、これが実施に当っては、政府は慎重に措置せられるとともに、特に次の諸点について格別の御配慮が願いたいのであります。  一、集配施設を調整しようとするときには、これに関し……

第22回国会 農林水産委員会 第41号(1955/07/15、27期、日本社会党(左))

○井手以誠君 お尋ねは漁具の購入資金のことだと存じますが、お説ごもっともでございまして、漁業用燃料等の購入資金その他農林漁業経営資金に必要な資金としてその中に含めたつもりでございますが、なおこれで不明確であれば御修正していただいてもけっこうであります。  なお第二点のそういう資金について五万円で足りるかということでございますが、その点は立案者としていろいろ検討して参りましたが、全面的な問題でもございますし、一部必要な人のためにこれを十万円、八万円に引き上げるということになりますと、厖大な資金が必要であるということも考えまして不十分であるとは考えましたけれども、一応五万円に限定した次第でございま……

第22回国会 農林水産委員会 第46号(1955/07/21、27期、日本社会党(左))

○井手委員 ただいま決定されました天災による被害農林漁業者等に対する資金の融通に関する暫定措置法案に対して、去る懇談会におきましていろいろ御希望がありましたことをまとめまして、これを附帯決議として動議を提出したいと存ずる次第でございます。  案文を朗読いたします。   天災による被害農林漁業者等に対する資金の融通に関する暫定措置法案に対する附帯決議  一、政府は、すみやかな機会において、開拓地における災害について開拓者資金融通法を再検討し政府資金をもって長期低利資金を融通しうるよう措置すること。  二、政府は、農林地及び農林漁業施設の災害については農林漁業金融公庫において必要且つ充分なる資金を……

第22回国会 補助金等の整理等に関する特別委員会 第2号(1955/05/24、27期、日本社会党(左))

○井手委員 議事進行について委員長にちょっとお尋ねいたしたいと思います。  ただいま委員長の話によりますと、大蔵大臣はあとから見えるということでございます。委員長も御承知のように、本委員会は各派のいろいろな折衝を経て特別委員会として設けられたものでありまして、補助金整理というものは簡単なようでもその内容はきわめて重大であります。ほんとうならば、これは当委員会にかけるべきものではなくして、文部、農林、水産、あるいは建設その他各省に関連しておりますので、本来ならば総理かあるいは副総理が来て説明すべきである。しかるに、ただいまは大蔵大臣も見えずして、政務次官から説明をなされておる。そうしてまた、今委……

第22回国会 補助金等の整理等に関する特別委員会 第3号(1955/05/25、27期、日本社会党(左))

○井手委員 議事進行について。ちょっと委員長にお尋ねしますが、そうしますと、大蔵大臣はごあいさつだけということでございますか、大臣が忙しいことは私は十分承知をいたしておるのでございますので、無理は申し上げません。ただし、昨日も申し上げましたように、やはりこの案件は十九回国会におきまする論議と同様に、憲法問題に関連いたしまする国会と内閣との関係の問題でございますので、副総理または大蔵大臣に質問をいたしたいと考えます。また、そういう根本論から入って逐次内容の審議に入ることが、私は正しい議事の進め方だとも考えております。委員長においてさようにお取り計らいを願いたいと思います。無理に大蔵大臣をこのまま……

第22回国会 補助金等の整理等に関する特別委員会 第4号(1955/05/26、27期、日本社会党(左))

○井手委員 大臣に二、三お尋ねいたしたいのであります。  私はここにあらためて憲法論議を蒸し返そうとは考えておりませんが、大臣に特にお尋ねいたしたいことは、国会の意思を踏みにじった内閣の態度についてであります。昨年この法律案が出ましたときに、「当分の間」とありますのを、ただいま滝井委員からも申しましたように、これは一ヵ年の時限立法にいたしたのであります。御承知でもありましょうが、大臣に念のため当時の結論を申し上げておきたいと思います。当時与党であった自由党の代表からは、「この法律案を審議いたしてみますと、補助金の相互間においていろいろ彼此権衡上審議を要すべき点もありますので、この法律案はぜひと……

第22回国会 補助金等の整理等に関する特別委員会 第7号(1955/05/30、27期、日本社会党(左))

○井手委員 ただいまの大臣の御答弁によりますると、六月分一カ月分の法案修正については同感であるという御答弁であります。同感であるから、もしそうなればしかるべきて措置を講ずる、こういう御答弁でございましたが、これはきわめて重大な内容を持った問題である。これは簡単に引き下れません。信念を持ってこの法律案を出してあると思う。どうでもいい法律案ではないはずであります。同感であるとはどういうことでございますか。同感であるならなぜ撤回いたしませんか。この政府提案の法律案によれば、必要があって一カ年延長したいという理由を大臣は述べられました。国会の意思を踏みにじってまでも、必要であるということで一カ年間延長……

第22回国会 補助金等の整理等に関する特別委員会 第11号(1955/06/25、27期、日本社会党(左))

○井手委員 補助金等の臨時特例等に関する法律案の中で、水産庁に関係する漁船に対する補助金の問題でございます。これは、御承知の通り立法されてから一回も実施することなく、国会の意思をじゅうりんして補助金の削減を昨年行なったのであります。そのよしあし、内容については、すでに第十九国会において論議を尽しておりますので、重ねてお尋ねをいたしませんが、ただ昨年採決に当りまして全会一致行われました附帯決議を果して誠実に実行されておるかどうか、その点をお尋ねいたしたいのであります。すなわち、「二十トン以上百トンまでの漁船に対しても二十トン未満一トン以上の動力漁船と同一の取扱いを為すよう政令を改正実施すべきであ……


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第23回国会(1955/11/22〜1955/12/16)

第23回国会 逓信委員会 第1号(1955/11/26、27期、日本社会党)

○井手委員 大臣も公社の総裁もお見えになっておりますから、年末手当について一言希望を申し上げておきたいと思います。すでに組合の方では年末闘争に入っております。従来の例によりますと、幾多折衝を重ねた上に、ぎりぎりになってから解決しているというのが今までの行き方でありました。特に郵政関係、郵便事業、電信電話事業については年末は繁忙期でもあり、よその官庁とは趣きを異にするわけであります。従って繁忙期以前に問題を解決するようにぜひ御努力を願いたい。特に今回は人事院の勧告があっておるのでありまして、理論的にはもうはっきりしているわけでもありますし、人事院の勧告、業務の特殊性、こういったことから政府におけ……

第23回国会 逓信委員会 第2号(1955/12/03、27期、日本社会党)

○井手委員 先般の委員会で問題になりました草津郵便局の強制労働に関する問題、ただいま当局から報告書をいただきましたが、この報告書は本省直接にお調べになった、確信あるものでございますか。それとも、郵便局を通じての報告によるところの報告書でございますか。お尋ねする前に、その点をまず承わっておきたいと思います。
【次の発言】 総合判断の上の報告書だということでございますので、それに基いてお尋ねをいたしたいと思います。  報告によりますると、数多くの強制労働の事実、公金不正使用の事実、その中のかなりの部分は、数が多いために事実を認められておるようでありますが、報告書に一貫して流れておりまするものは、特……

第23回国会 逓信委員会 第3号(1955/12/07、27期、日本社会党)

○井手委員 米子郵便局における郵便法違反並びに思想調査については、ただいままでの質疑応答において事実問題は明らかになつたようであります。ただいまは御承知の通り人権擁護週間でございます。郵政大臣も防衛庁の方も、よく御存じになつておることだと思う。この週間に、さきには草津の郵便局の問題があり、今またあり得べからざる思想調査が行われた。私はこの点についてさらにお尋ねをいたしたいと思う。  まず防衛庁にお尋ねをいたします。ただいま森本委員の質問に対して、自宅まで調査に行くことは、あるいは必要でなかつたかもしれないというお答えがあつた。私はこの考え方がおかしいと思う。私は明らかに行き過ぎであると思う。も……

第23回国会 逓信委員会 第4号(1955/12/08、27期、日本社会党)

○井手委員 ちょっと関連して。今の郵便貯金の伸び悩みの問題は非常に重要な問題であります。そこでその見通しなり原因については、いま少しこの際この機会にはっきりさせていただきたいと思うのであります。まずそこでお尋ねいたしたいのは、十二月の六日までに四百四十億で目標に対しては四〇%、昨年に比して六五%ということですが、この調子で参りますならば、三月末までには大体の見通しとしてはどれくらいになるものか。それは努力あるいはいろいろな事情によることもありましょうけれども、過去八カ月間以上の趨勢によって大体今後の見通しはつくと思うのです。また今の大臣のお言葉による理由から申しましても大体推測できるはずであり……

第23回国会 逓信委員会 第5号(1955/12/10、27期、日本社会党)

○井手委員 議事進行について。本日は防衛庁の長官のおいでをお願いしておきましたが、どういうふうになっておりますか。この問題はきわめて重要一でございまして、すでに政府委員、説明員の問題ではなくして、責任者である長官がどうしても出てもらわなければならぬのであります。いやしくも思想調査をしている。ただいまはそういう事実はないと現地からの報告が参っているということではございましたけれども、私どもの調べでは思想調査を行なっているし、また防衛庁の報告の中にも、自宅まで行っている、行き過ぎがあるということを認めている。この問題に対しては最高責任者がどうしてもここに出てもらわなくちゃならぬのであります。すみや……

第23回国会 逓信委員会 第7号(1955/12/14、27期、日本社会党)

○井手委員 委員長が落されておるのかもしれませんが、私は先般郵便局舎と電電公社の局舎の問題を申し上げておったのです。
【次の発言】 私がお尋ねいたしましたのは、具体的な措置であります。努力したいということではないのであります。そういう意味のものではなくて、具体的に窓口の一本化ということについての対策の決定であります。第一は絶対的のものではありませんけれども、郵便局舎と電電公社はなるべく近くに建てていただきたい、これは絶対的なものではございませんが、やはり利用する者にとっては近くにあることが望ましいのでございます。従来公社あるいは郵政省で別個に御計画があったろうと存じますが、何かの連絡機関を設け……

第23回国会 逓信委員会 第8号(1955/12/16、27期、日本社会党)

○井手委員 この請願は、郵政省が合併町村の郵便集配区域の統合を計画して、もと江上村の江上局を佐世保市早岐局区内に統合するとのことでありますが、江上地区住民は、この春佐世保市への合併により、今後ひとしく諸種の文化的恩恵に浴するものと期待していたやさきに、この統合の話が伝わって、非常に驚愕をしておるのであります。もしこれが実施となりますれば、同局は集配事務開始以来四十年の歴史を閉じることになり、地元民は通信文化に関する限り、山村の僻地と同様となるのでありまして、統合がやむを得ないとするならば、針尾島の中心にある江上局だけ集配事務を存置すべきであると思うのであります。すなわち江上郵便局の集配事務を存……

第23回国会 農林水産委員会 第7号(1955/12/10、27期、日本社会党)

○井手委員 関連して……。被害救済の応急対策についてはただいま大臣の言明かありましたので、今度こそ肝違いなかろうと信頼いたしまして、しばらく見守ることにいたしたいと思います。そこでこの機会に一言大臣に要望を兼ねてお尋ねいたしたいことは、応急対策はもちろん必要でありますが、同時に恒久対策が必要であろうと存ずるのであります。最近ますます効果の大なる農薬が発見され、普及されているようでもあります。そこでこれほど科学の進歩した今日に、農薬だけ有毒なものでなくては発明はできないということはないと思うのであります。このことは漁民はもちろんでありますが、農民自身においても非常に重大な問題だと思うのであります……


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第24回国会(1955/12/20〜1956/06/03)

第24回国会 逓信委員会 第1号(1955/12/23、27期、日本社会党)

○井手委員 前国会におきまして当委員会から質問をいたしました三つの当面の重要問題について、国会も改まりましたので、あらためて郵政大臣から当局の所信を御表明願いたいと存じます。  その第一は、去る第二十二国会における簡易保険、郵便年令の積立金の運用に関する法律の改正をめぐりまして、当委員会の強い要求によってまとまりました、積立金の運用総額の三%を郵便局舎の改築に振り向けるという、大蔵大臣了解の上に委員会でなされました郵政大臣の言明は、私どもこれをかたく信じてはおりますけれども、今ちょうど明年度予算編成の時期にもなっておりますし、この問題は当局の責任に関する重要問題でありますとともに、当委員会にお……

第24回国会 逓信委員会 第12号(1956/03/07、27期、日本社会党)

○井手委員 政務次官、ただいまのあなたの発言はきわめて重大でございますよ。法律が通らなくては予見しがたいという言葉が正しいものでありますならば、今までの国会審議は御破算にしなければなりません。法律案と予算案と同時に提出する、そのことについてももちろん異議はありますけれども、従来あなた方保守党内閣がやってきましたことは、その国会中に法律案が通りさえすれば、予算案が先に審議されても差しつかえないということを強弁されて、今日まで押してこられたのであります。あなたもよく御存じのように、予算は政策の集中的表現といわれておりますが、その政策に基いていろいろな法律案が出され、その集約されたものが予算である。……

第24回国会 逓信委員会 第14号(1956/03/15、27期、日本社会党)

○井手委員 協会の予算に関連して一言協会と郵政当局にお尋ねいたしたいと存じます。それは昨年の夏、三十年度協会予算の審議に当りまして、佐賀県の唐津に中継所を設置するか、あるいは佐賀の出力を増加するか、いずれか一つ技術的に可能な方法をすみやかに講ずべきであるという本委員会の決定に対しまして、私は国会の意思を尊重されて三十一年度には何らかの方法が講ぜられておると期待しておりますが、どのようになっておりますか。協会並びに郵政当局の責任者からこの機会にお伺いいたしたいと存じます。
【次の発言】 なお結論に達していないというお答えは、国会の意向を尊重したとはどうしても受け取れないのであります。すでに八カ月……

第24回国会 逓信委員会 第27号(1956/10/31、27期、日本社会党)

○井手委員 関連して、ちょっと委員長に一点お尋ねいたしたいと思います。  阿部委員長はかねがね評論を通じて、NHKの経営について不満を述べられておったようであります。特にことしの四月二十五日民間放送の誌上によりますと、NHKの経営を現状通りで満足であるというものがほとんどないのであるから、このままでいけばいつかはまた政府からくちばしをいれられる口実を与えられる、いかにしてNHKを政府の干渉から守るか云々というようなことを述べられておったのであります。今日評論家阿部真之助氏は、NHKの経営委員長という最高の責任者になっておられますので、かねて評論家としての不満を持っておられます諸点について、今後……

第24回国会 逓信委員会 第28号(1956/11/01、27期、日本社会党)

○井手委員 農村電話に関して一言お尋ねいたしたいと思います。各方面から要望されておる無電話部落の解消例題について、聞くところによりますと、特別加入区域をその恩典から除かれておるようでありますが、実際はとうなっておるのか。特別加入区域であっても、農山村でここ当分見込みのないところはちょうど盲点になっているかと思われるのでありますが、この点についてどのようにお考えになっているかお尋ねいたしたい。
【次の発言】 大体それでよろしゅうございますが、本年度は間に合わぬでしょうが、明年度からは実行なさいますか。

第24回国会 内閣委員会 第31号(1956/04/04、27期、日本社会党)

○井手委員 石橋委員の質問に関連して長官に一言お尋ねしたい。それは先刻、国防会議の重要な任務である国防の基本方針あるいは防衛計画の大綱、それをきめるのにわずか十五人くらいの職員では困難ではないかという質問に対して、私が――すなわち船田防衛庁長官が――国防計画その他はきめるので大丈夫だという御答弁がございました。そこでちょっと長官にお尋ねいたしますが、防衛庁の設置法なり自衛隊法などに、国防の基本方針あるいは防衛計画の大綱をきめる任務がどこに規定されておるのか、その点を、私よくわかりませんので、この機会にお尋ねしておきたいと思う。
【次の発言】 長官にお尋ねいたしておりまするのは、防衛庁がどういう……

第24回国会 内閣委員会 第34号(1956/04/11、27期、日本社会党)

○井手委員 ちょっと議事進行について……。委員長も先刻来勝間田委員の繰り返しの御質問でおわかりだろうと思うのでありますが、勝間田委員の繰り返しの質問に対して、調達庁担当の倉石国務大臣は的確な答弁をなさっていないのであります。同じことばかり繰り返されておる。これでは議事の円満なる進行ができませんので、一つ公平な委員長は、質問に対しては的確に答弁なさるように御注意を願いたいと思います。

第24回国会 内閣委員会 第38号(1956/04/24、27期、日本社会党)

○井手委員 私は総理大臣に対して、ただいま稲村委員に対して経済に見合う自衛力を作るんだという点を強調されましたが、その経済に見合う自衛力の計画についてお尋ねいたしたいのであります。  防衛庁長官の答弁によりますと、国防会議ができますれば、まず国力に相応した防衛計画を立てるということをおっしゃっておりますが、総理もさようにお考えでございますか。
【次の発言】 この防衛六カ年計画、すなわち地上十八万、海上十二万トン、航空機千三百という防衛庁の六カ年計画試案というものは、総理は御承知でございましょうか。
【次の発言】 よく聞きとれませんが、その試案は御承知でございましょうか、防衛庁の試案でございます……

第24回国会 内閣委員会 第39号(1956/04/25、27期、日本社会党)

○井手委員 関連してお尋ねをいたします。実は国防会議については、相当外務大臣は関連が深いので、いろいろお尋ねいたしたいのでありますが、本日はただいま茜ケ久保君の質問に関連いたしまして、一点だけお尋ねをいたします。  それはただいま外務大臣は安保条約の改訂について、改訂しなければならぬと考えておるけれども、今はその時期ではないという御答弁でありました。そこでお尋ねいたしますが、時期ではないけれども、改訂の必要はお認めになっておるようであります。どのようにお考えになっておるか、どの辺をどういうふうに改訂なさった方がいいとお考えになっておるのか、その点をお尋ねいたします。

第24回国会 内閣委員会 第42号(1956/05/08、27期、日本社会党)

○井手委員 受田委員に関連して、一点だけ大臣にお尋ねいたしたいと思います。ただいま受田委員の質問に対して、大臣は外局に昇格するには内容が伴わなければならぬとおっしゃいました。またこの説明によりましても、今、後予算措置と相待って、技術、制度その他所要の改善を行うということを言われておるのであります。そこでお尋ねいたしたいのは、先刻来各委員から指摘されておりますように、災害予防その他について、相当大臣や関係者の間には御抱負、経輪があることと信じておるのであります。また私どもも、そういう方面についての腹案をお開きしなくては、簡単に賛意を表するわけにも参らないのでありまして、明年度以降どういうふうな、……

第24回国会 内閣委員会 第44号(1956/05/10、27期、日本社会党)

○井手委員 大坪委員から農薬の魚介類に及ぼす影響について大事な御質問がございましたので、関連して一、二お尋ねいたします。大石政務次官は、その原因が農薬にあるかどうか、今研究中だとおっしゃった。私も大坪委員同様に、あなたの答弁には非常に不満を持っております。それはわかったことを言わないだけであって、ちょうどあなた方の再軍備と同じことでございます。(「それは違うよ」と呼ぶ者あり)確かにその通りである。言えば憲法に違反する。もし農薬が原因であると言えば、農漁民の対立が激化してくる、それは農林省がはっきり知っているところだと思う。であればこそ、あなたは語るに落ちたようなことを言って、もし農薬が原因であ……

第24回国会 内閣委員会 第46号(1956/05/15、27期、日本社会党)

○井手委員 私は栄典法案の質問に先だちまして、委員長に一言所見をただしたいのであります。  ただいま説明がありました栄典法案は、これは申すまでもなく憲法の規定によって制定されようとする法律であります。その急、不急の点については別にいたしましても、いやしくも憲法の条章に基く重要法案でありますならば、当局の態度にいささか私は不審なものがあると思うのであります。先般の説明においては、官房長官から提案の趣旨説明を伺いました。本日は賞勲部長から補足説明があったのでありますが、本来ならば国務大臣が行うのが当然であると考えております。第一回国会において、また第十五国会においても、その答弁の衝には、ほとんど当……

第24回国会 内閣委員会 第48号(1956/05/17、27期、日本社会党)

○井手委員 きょうは担当の吉野国務大臣だけですか。じゃ大臣から何かごあいさつがあるわけですな。
【次の発言】 憲法調査会法案が成立いたしましたので、そのおかげかどうか知りませんがこの栄典法案の担当大臣になられた吉野国務大臣に対して、若干質問をいたしたいと思います。日本国憲法に基く栄典制度は、民主日本にふさわしいものでなくちゃならぬ。日本国憲法の生命とする平和な文化国家あるいは福祉国家に沿うた、民主日本の先々躍動するものを象徴するものでなくてはならぬと私は考えておるのであります、従って従来の軍国主義あるいは役人国家、紫色の濃い宮廷色であってはならぬのであります。新憲法のもとにおいては、新しい構想……

第24回国会 内閣委員会 第51号(1956/05/22、27期、日本社会党)

○井手委員 それでは私本法案に関連して、幸い人事院総裁がお見えになっておりますので、二、三簡単にお伺いいたしたいと存じます。  給与についてお伺いをいたしたいと存じます。人事院が、現内閣の行政機構改革の一環として、なくなろうとしていることは、御存じの通りであります。この点について私どもいろいろな多くの疑問と意見を持っておりますか、その点は法案審議に譲るといたしまして、内閣の方針が人事院をなくすということにきまった今日、給与改善の勧告を国会に出す機会は、もし人書院をなくするという法案が通りますならば、これが最後の機会であります。またかつて国会に地域給その他の改善の勧告をなさったこともありますから……

第24回国会 農林水産委員会 第52号(1956/08/24、27期、日本社会党)

○井手委員 第九号の被害対策について若干お尋ねいたしたいと思います。幸い大臣もただいまお見えになりましたので、具体的な質問の前に大臣にお聞きしておきたいと思うのです。  私はかねて災害に対する調査並びに査定の一元化については、しばしば本委員会や他の機会において要望いたしておったのであります。調査については、農林省あるいは建設省、各関係省が各出先機関の段階ごとに数次にわたって御調査をなさっておる。さらに査定におきましても、五つ六つのあらゆる機関が、それぞれ段階ごとにこれまた何回かにわたって査定を行なっておりますために、復旧に必死となっておる被害地におきましては、せっかく御調査、御査定に見えたのに……

第24回国会 農林水産委員会 第53号(1956/09/07、27期、日本社会党)

○井手委員 質問の前に委員長にお尋ねいたしますが、きょうは大臣お見えになる予定でございますか。
【次の発言】 重要な用件があってでございますか。
【次の発言】 それでは大臣には後刻お尋ねすることにいたしまして、一般的なことは小委員会に譲ることにいたしまして、特殊な問題について二、三簡単にお尋ねいたしたいと存じます。  特に干拓地についてお尋ねいたしますが、干拓地の災害復旧については、潮どめ工事災害復旧についても農林省、建設省両省とも格別の御配慮を願っておるのでございますが、農林省の計画として特に単年度復旧を地元から切実に要望されておりますが、これに対する災害復旧の見通しについてお尋ねをいたした……

第24回国会 農林水産委員会 第54号(1956/09/11、27期、日本社会党)

○井手委員 ただいまの多賀谷委員の質問に対する大臣の答弁は非常に矛盾があると思う。この労務加配米の問題はあなたが主管大臣である。よその省のことはおれは知らぬということは、はなはだ不親切である。先刻あなたは総評の言い分にももちろん耳をかさねばならぬ点があるから、これは別の面で考究したいということをおっしゃっておる。また先刻は足鹿委員の質問に対して、事務的に各省と連絡を完了しなくては実行できないということもおっしゃったのであります。あなたもお認めのように、この影響は非常に大きいのでありますので、別の面の措置が完了しなくては私は実行はできないと思うのであります。あなたは国務大臣であり、主管大臣でござ……

第24回国会 農林水産委員会 第56号(1956/10/10、27期、日本社会党)

○井手委員 主として建設大臣にお尋ねをいたしたいと思います。先般の九号並びに十二号台風は海岸線の被害が特徴をなすものでありまして、大臣もよく御承知のことと思うのであります。特に干拓地の海岸堤防は、背後に農地を控えておりますために、当委員会の災害対策とは不可分の関係がありますので、特に御出席を願った次第であります。すでに本委員会では対策を決議いたしております。従って私は、この際、決議に関連いたしましてその実行についての所見を三、四点承わりたいのであります。  第一は応急工事完成の時期であります。この点については、干拓地堤防の特殊性にかんがみまして、被害現地からは単年度復旧が強く要望されております……

第24回国会 予算委員会 第8号(1956/02/11、27期、日本社会党)

○井手委員 私は経済自立五ヵ年計画、地方財政、財政投融資の三点について、関係大臣並びに長官にお尋ねをいたしたいと思います。  まず本年度予算編成の土台になりました経済自立五カ年計画、すなわち鳩山内閣の一枚君板である五カ年計画について、経済企画庁の長官にお尋ねをいたします。五ヵ年計画の達成に必要な一般会計の規模及び内容を先般発表されたようでございますが、三十一年度から三十五年度まで計画達成に要する社会構成、公共事業、地方財政などの項目別の金額とその歳入規模の総額を承わりたいのであります。
【次の発言】 長官は、時間の関係もありますので、よく質問の要旨をお聞き取り願って、簡単に金額だけお答え願いた……

第24回国会 予算委員会 第14号(1956/02/28、27期、日本社会党)

○井手委員 私は日本社会党を代表して、軍備偏重の政府提出昭和三十一年度予算三案に反対、福祉予算に編成がえを求める社会党の組みかえ動議に賛成の討論を行うものであります。(拍手)  まず私は、一萬田財政の破綻を指摘しなくてはなりません。予算ぶんどりの無統制を天下にさらした一般会計は、一兆三百四十九億円となり、前年度予算に比べ、出投資を含んだ実質的増加は五百四十億円に上っておるのであります。きのうまで地固め一兆円をにしきの御旗とした予算としては、あまりにも急激、無方針な膨張といわねばなりません。当初の基本方針は一兆百四十億円のはずであります。それがアメリカの要求と与党の圧力に屈し、ついに三百億円以上……


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第25回国会(1956/11/12〜1956/12/13)

第25回国会 運輸委員会 第4号(1956/12/03、27期、日本社会党)

○井手委員 バス事業について大臣と自動車局長にお尋ねをいたしたいと思います。他の小さな都市では市内十円均一でありますのに、私の佐賀県における一バス業者のところでは、市内の一区間でも十五円を取っておるのであります。郊外になりますと、さほど山間部ではありませんのに、一キロ当り五円から五円四、五十銭を取っておるのであります。しかも汽車の連絡はできないように時間表を組んである。しかも最近バス料金の値上げが計画されておるのであります。この事実を前提にいたしまして、私は大臣と局長にお尋ねをいたしたい。民間バス会社の横暴な点、あるいはこれに関連する陸運行政の不明朗な点については、しばしば本委員会でも同僚委員……

第25回国会 運輸委員会 第5号(1956/12/05、27期、日本社会党)

○井手委員 前会、民営バスの独占に伴う弊害と、陸運行政の不明朗について若干質問いたしましたが、それに続いて自動車局長にお尋ねをいたしたいと思います。あとで大臣に承わりたいと思いますので、なるべく早く出席をされるよう委員長において御配慮を願いたいと思います。  前会私は例をあげまして、佐賀県の小さな一市内において、市内バスの料金が十五円均一であるという不当性を指摘したわけでありますが、この点については陸運行政、陸運監督の不行き届きから、運賃区界が定められていない結果ではないかと思うのであります。同じ会社のバスが、他の市内へ入れば市内十円均一になるというこの不合理、これは早急に改められなければなら……

第25回国会 大蔵委員会 第3号(1956/11/20、27期、日本社会党)

○井手委員 概算払いの利子減免に関する特例法案の第二条についてお尋ねをいたします。数点お尋ねいたしたいと思いますが、第一は「三十一年の冷害その他政令で定める災害」ということになっておるのであります。「その他政令で定める災害」とはどういうものをさすのか、この点を第一にお伺いをいたしたいのであります。もともとこの利子減免の話が出ましたのは、九号台風の災害以来でありまして、もちろん北海道の冷害がきわめてひどいことは、私どもは十分承知いたしております。この法案を正面から見ますならば、九州、四国、中国を襲いました九号、十二号台風に対する概算払いの利子減免については、端的には受け取りがたいのであります。ど……

第25回国会 大蔵委員会 第4号(1956/11/22、27期、日本社会党)

○井手委員 ただいま横路委員の概算払いの利息についての質疑に関連いたしまして、大蔵大臣にお尋ねいたしたいと思います。ただいま主計局長は、金額はわずかであるけれども、そう負けるわけにはいかないというお話がありましたが、利息を取るべきものかどうかということについて、金利の点について非常に造詣の深い、権威のある大蔵大臣にお尋ねいたしたいと思います。私は一昨日、取るべきでないという情状の点についてここでいろいろと追及いたしましたが、本日は法律の点からお尋ねいたしたいと存じます。  それは、この予約米の概算払いの点は、私は売り渡し代金の一部であると信じているのであります、そこで、この概算金は民法に言う金……

第25回国会 予算委員会 第1号(1956/11/30、27期、日本社会党)

○井手委員 災害対策について農林大臣と大蔵大臣に簡単にお尋ねをいたしたい。  きょう農林省から出されました災害の資料によりますると、施設を除いた農作物の被害は七百三十八億、冷害を差し引きますると、九号ないし十五号台風の農作物被害は四百三十五億に上っておるのであります。そこで、農林大臣は、去る本会議におきまして、これらの対策に万遺憾なきを期するべく最善の努力をいたしておると答弁をされております。一方、今日出されました資料によりますると、予備費は、九号ないし十五号台風の分の農作物に対する被害対策費は見えないのであります。農林大臣の最善の努力とはどういうものでございますか、お尋ねをいたします。


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第26回国会(1956/12/20〜1957/05/19)

第26回国会 商工委員会 第10号(1957/03/06、27期、日本社会党)

○井手委員 両法律案について簡単に四、五点お伺いいたしたいと存じます。  すでに同僚議員から、本筋については御質問があったろうかと存じますし、重複を避けたいとは存じますが、関連する問題を初めに一点だけお伺いをいたします。この臨鉱法の一部改正案によりますると、地盤の復旧費が主体になっておるようでありますが、地盤の復旧を要せなくて家屋の補修を要する場合――お話もあったかと存じますが、ずいぶん家が傾いたり建具類が合わなかったりするのがひどいのがありますが、盛り土をしなくても済むような場合に、どういうふうに復旧がなされるのか、その点をお伺いいたしたいと存じます。

第26回国会 大蔵委員会 第19号(1957/03/27、27期、日本社会党)

○井手委員 産業投資特別会計法の一部改正案で、一般会計からこの特別会計に繰り入れるところの適法性については、すでに予算委員会及びこの大蔵委員会において相当論議されております。しかし私は、今までの御答弁ではどうしても納得できませんので、本日は政治論ではなくして、主として法律論で当局の考えをお尋ねいたしたいと思うのであります。  最初に、法律論に入ります前に、政務次官にお尋ねいたしたいことは、昨年昭和三十一年度予算を編成するに当って、政府は産業投資特別会計に一般会計から繰り入れることは、これはおもしろくないという予算編成の原則を立てられたはずでありますが、御記憶になっておりますか。

第26回国会 大蔵委員会 第40号(1957/05/18、27期、日本社会党)

○井手委員 たばこ耕作に関する三案について質問をいたします。  委員長にちょっとお尋ねいたしますが、政府側の出席者をちょっと教えて下さい。要求通り出ておるかどうか。
【次の発言】 急いでやって下さい。それから専売公社の副総裁は見えておりませんか。
【次の発言】 よく地方に参りますと、専売風という声を聞くわけであります。秋口の台風に比べて、いかに専売公社に対して耕作者が不安がっておるかという言葉であります。その専売風の台風の目ともいうべき肥料の問題、いろいろタバコ耕作については問題が多いのでありますが、特に本日は議事進行に協力する意味において、肥料の問題があるいは耕作組合の問題などを中心としてお……

第26回国会 地方行政委員会 第26号(1957/04/26、27期、日本社会党)

○井手委員 私は赤字県出身の者でございますので、赤字の実態についてはある程度承知いたしておりますが、なお赤字の実情を明らかにする上において二、三点お尋ねをいたしたいのであります。  佐賀県も徳島県も増税と首切りと事業の打ち切りなどで再建をやられておるようでありまするが、そのうちで人件費の点について第一にお尋ねいたしますが、これは特に佐賀県にお尋ねをいたします。  佐賀県については、先刻同僚議員からお尋ねがありましたように、三十一年度末において教職員の整理が行われて非常に問題になっておりますが、佐賀も徳島も同様に、三十年度に比べて再建期間中に一千名をこえる整理が予定されておるのであります。そのう……

第26回国会 逓信委員会 第10号(1957/03/12、27期、日本社会党)

○井手委員 簡単な法律案でございますので、一点だけお伺いをいたしておきたいと思います。あるいは重複になるかもしれませんが、論旨は森本委員と同じでありまして、この参考資料の第一表に、新規契約と現在契約の表がございますが、件数が最近ずっと減っておりますのは、そういう理由でございますか。
【次の発言】 答弁の中の後段の方が私は正しいだろうと思っております。簡易保険については委員会はあげて好意を持ってやっておりまして、ここにいらっしゃる椎熊さんも非常に熱心ですし、前の委員長の田中さんも今わざわざおいでになってどうなっておるかと御心配になっておりますが、この委員会に一度でも関係した者は、簡易保険について……

第26回国会 逓信委員会 第15号(1957/03/23、27期、日本社会党)

○井手委員 関連。今の北九州の統合の問題でございます。ただいま臨時作業員は採用のときに約束があるからやめてもらうというあっさりしたお話でございますが、なるほど約束はあったかもしれませんが、そう簡単に整理されてはたまらぬと思う。なおその点については後日森本委員からいろいろ質問があるだろうと思いますが、組合側から何かそれにかわる増収も考えた。たとえばサービス・ステーションというものの設置によって、無理のない解決ができるというふうなものが提示されているとも承わっておりますが、組合側の希望はどんなものでございますか。
【次の発言】 この問題については、森本委員から後日質問があるでしょうから多くは申しま……

第26回国会 逓信委員会 第27号(1957/05/14、27期、日本社会党)

○井手委員 大臣お見えになっておらぬようですが、政務次官にお尋ねいたします。放送協会の三十年度決算に関連してお伺いをいたしますが、唐津放送中継所はすでに三年来の懸案になっておるのであります。当委員会の正式決定ではございませんが、申し合せによって推進がきまっております。地元の準備万端すでに済んでおりますが、いまだに許可があっていないのであります。その間電波監理局にもずいぶん折衝いたしました。今週、来週というように持ち越しになっておりますが、すでに今国会も今週一ぱいに迫って参りました。この機会に、いつごろ許可なさるお見込みであるのか、唐津地方の多くのラジオ聴取者が非常に待望しておりますので、すみや……

第26回国会 逓信委員会 第28号(1957/05/15、27期、日本社会党)

○井手委員 議事進行。ただいま森本君から質問されておりまする国際電電のいわゆる第二会社と申しますか、この問題は、私が前から聞いておりますところでは、計画は相当進んでおるように承わっておるわけであります。それは部内の事情はいろいろあるかもしれませんけれども、森本君も相当調査の上質問しておると思いますので、特に機密を要する問題ではございませんでしょうから、議事を進める上において、国際電電の方でもよく打ち合されてある程度お示しになった方がよくはないか、こういうふうに考えたものでありますから、議事進行に名をかりて御注意申し上げるわけであります。あなたの方では一部に発表されておるということも承わっており……

第26回国会 農林水産委員会 第4号(1957/02/20、27期、日本社会党)

○井手委員 関連して一言大臣にお伺いいたしたいと存じます。大臣は赤路委員の質問に対して、沿岸漁業については浅海増殖を初めとして十分力を注ぐつもりであるという御答弁をなさいましたが、その浅海漁業のうちの問題でございますが、有明海の農薬被害、これは浅海漁業にとって非常に重要な問題でございますが、予算をずっとめくって参りましても、昨年は若干ございましたが、今度は全然載っていないようであります。農林大臣もすでに御承知であろうと存じておりますが、昨年の予算委員会第三分科会、二月二十三日でございますが、私の質問に対して河野農林大臣は、次のように答弁をなさっておるのであります。当時の農林大臣、個人ではありま……

第26回国会 農林水産委員会 第23号(1957/04/04、27期、日本社会党)

○井手委員 農林大臣に若干土地改良法の一部改正案についてお尋ねをいたしたいと存じます。農地価格の点については、後刻川俣委員から質問があろうかと存じますので、そのことは割愛をいたしますが、どうしても私どもはこのことについて納得がいかないのであります。大蔵省から押えられたしりぬぐいにずいぶん苦しい答弁を繰り返されておるようでありますが、農政上のきわめて重要な問題でございますので、当局も大臣も十分お考えになりますように、最初に注意をうながしておきたいと存ずるのであります。  そこで私は主として政策的にお伺いをいたしますが、大臣は昨日も、干拓を急いで完了させる、工事量を増大させるために、土地改良法を改……

第26回国会 予算委員会 第4号(1957/02/09、27期、日本社会党)

○井手委員 最初に、現在石橋内閣の金看板になっておりまする完全雇用について承わりたいと存じます。宇田経企長官に特にお尋ねをいたします。  前の鳩山内閣の友愛精神といい、この石橋内閣の完全雇用といい、けっこうなお題目であります。そこで企画庁では、雇用十カ年計画を立てられておるようであります。現在の六十万人の完全失業者、さらに一千万人にも上る潜在失業者や不完全就業者、さらに毎年起って参りまする百万人近い労働力をいかにして吸収されようとするか、その具体案を承わりたいと存じます。
【次の発言】 国民総生産を七%から八%伸ばせば吸収し得るというお話であります。毎年何万人ずつ吸収なさる御予定でありますか。

第26回国会 予算委員会 第5号(1957/02/11、27期、日本社会党)

○井手委員 ただいま仮定の金額をお示しになりました。もちろんこれで満足するものではございません。この際次の二点を明らかにしていただきたいと思うのであります。私は政府の現在における苦衷について、これを察するにやぶさかでないのであります。しかし少くともこの予算の、審議中には、補償の具体的内容を決定してもらわなくてはならないと思うのであります。そりでなくては予算の審議を進めるわけには参らないと思うのであります。この三十二年度予算の審議中に具体案をお示しなさる御用意があるかどうか、この点を確かめておきたいと思うのであります。
【次の発言】 間違いなくこの予算審議中にお示しあらんことを重ねてお願いするも……


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第27回国会(1957/11/01〜1957/11/14)

第27回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第4号(1957/11/14、27期、日本社会党)

○井手委員 一言兼子さんにお尋ねいたしたいと思います。それは佐賀県の唐津市長の当選無効の問題であります。市長に就任すべからざる者が就任した問題について、近いうちに最終決定が行われようといたしておるのであります。この点については、県の選管においてもはっきりした態度を打ち出しておりまするし、また自治庁においても明確な態度を出されておると私は思っておるのであります。また、このことが自治庁の考えと反対な決定に終りますと、自治庁の権威なり今後の選挙に対する権威というものは失われるおそれが非常に大きいのであります。従って、この問題については、自治庁の方においても重大な関心を持っておられると私は考えておりま……


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第28回国会(1957/12/20〜1958/04/25)

第28回国会 建設委員会 第7号(1958/02/21、27期、日本社会党)

○井手以誠君 ただいま議題となりました地すべり等による災害の防止に関する法律案について、提案の理由と概要を御説明申し上げます。  地震と地すべりの多いのは災害日本の宿命だといわれております。昨年七月、佐賀県伊万里市の人形石山に発生した地すべりは、人命八、家屋二十一をのみ、一億二千万円の損害を与えました。それは視察中の新聞報道記者が、ペンと写真機を捨て、かろうじて助かったという一瞬の惨事であります。次いで八月、静岡県水窪町の地すべりによる国鉄飯田線の被害復旧は国鉄の技術をもってしても一カ月を要するというおそるべき天災でありました。近時九州を初め相次ぐ豪雨の襲来によって地すべりは各地に拡大し、被害……

第28回国会 建設委員会 第15号(1958/03/18、27期、日本社会党)

○井手委員 私は先日、地すべりの現地に再び地すべりの危険が生じたというので、昨年の夏に大惨害を起しました伊万里市の人形石山に現地視察をして参りました。大臣も多分御視察になったと思いますが、長崎、佐賀の県境のところが一面今日亀裂を生じております。特に人形石山の南側にも、新たに二百メートルばかりの亀裂が生じております。下の方の部落が立ちのかねばならぬという緊急な事態に立ち至っております。この前の地すべりから移転をしたところが、再び移転先が移転をしなくちゃならぬということも起っておりまするし、同時にまた移転家屋の立ちのきの状況を私は詳しく調べて参りましたが、やはり家屋移転については、もっと積極的な対……

第28回国会 建設委員会 第16号(1958/03/20、27期、日本社会党)

○井手委員 農林政務次官に一言お尋ねをいたします。  政府提出の地すべり等防止法案によりますれば、地すべり地帯における農村関係の事業に対しては、関連事業として比較的に私は軽く取り扱っておるような印象を受けておるのでありますが、従来、農林省では土地利用計画として、その地帯内における住民がほとんど農家であるという立場から、その地すべり地帯の農地を活用するという意味と、家屋を移転する農家の、たとえば集団的に移転する場合には、新しい部落の建設を援護するという立場に立っておったと私は承知をいたしておりますが、原案によりますれば、ただ防止工事を地元の市町村にやらせる、あるいは家屋移転を計画させる。その地元……

第28回国会 建設委員会 第18号(1958/03/27、27期、日本社会党)

○井手委員 私は、地すべり等防止法案の審議がいよいよ最終段階に入りましたので、一通り今日まで質疑はいたしましたが、なお念を押しておきたい点、数点についてお尋ねいたしたいと思うのであります。当局の都合もあるようでありますから、まず農林省の政務次官にお伺いをいたします。  農林漁業金融公庫から移転農家に対する貸出金額はどのくらい予定されておるのか、これが第一点。次いで、農林漁業金融公庫の金利なり償還期間などについては、すでに何回も質問をいたしておりますが、この貸付の条件は当然住宅金融公庫と同一にすべきであると私は強く主張いたしておるのであります。またほかの委員さんからもそういう意見も強いようであり……

第28回国会 国土総合開発特別委員会 第13号(1958/04/10、27期、日本社会党)

○井手以誠君 第十二条の、地方財政再建促進特別措置法と本法案との関係のお尋ねでございます。お説のように、この災害防除事業はきわめて緊要なものでございまして、五カ年問に防除事業をなし遂げようというものでありますが、同時にまた、赤字に悩んでおる地方財政を再建させなければならぬということも、重要なことでございます。その緊要な防除事業と赤字再建、地方財政の再建を調整しようというのがこの第十二条の精神でございます。お説のように不安がないとも限りませんけれども、しかしその末尾にありますように「当該災害防除事業の実施が確保されるよう特に配慮しなければならない。」、こういうふうに積極的な、義務的な訓示規定を設……

第28回国会 商工委員会 第2号(1957/12/24、27期、日本社会党)

○井手委員 簡単に、杵島炭鉱北方鉱業所の買い上げに関係する鉱害復旧の紛争について、お尋ねいたしたいと思います。  御承知のように、北方鉱業所は、平坦地を掘進しておるのでありまして、そのために、農地の鉱害が二百町歩に及んでおるわけであります。従って、二、三年前から、鉱害復旧に着手いたしております。ところが、最近これを閉山して、整備事業団に売るという話が、急激に進んで参りまして、せっかくの鉱害復旧を中止させた。そして地元の農民に対しては、打ち切り補償を交渉して参りました。御承知の通り、農民は、こういう交渉には、ふなれでありまして、法律に暗いものであります。聞くところによりますと、炭鉱側からは、杵島……

第28回国会 逓信委員会 第9号(1958/03/04、27期、日本社会党)

○井手委員 関連して大臣にお尋ねしますが、ただいまの問題は非常に重大だと考えております。過去長い間、特定局の待遇改善のために種別改訂が断行された、その実績は積み重ねられておるわけです。そこで私は、その法律解釈のことは私もずいぶん意見を持っておりますけれども、それは別にいたしましても、あなたは先刻来官紀粛正を非常に強調された。官紀粛正の根本をなすものは何かと言えば、私は約束を守ることだと考えておるのであります。約束を守らぬでおって、何が官紀粛正だと私は言いたい。この約束というものは、あなたはそういう文書の交換はなかったとおっしゃっておりますけれども、確かにあっておるのです。郵政省の課長が作ったも……

第28回国会 逓信委員会 第23号(1958/04/08、27期、日本社会党)【議会役職】

○井手委員長代理 公衆電気通信法の一部を改正する法律案を議題とし審査を進めます。質疑の通告がありますので順次これを許します。森本靖君。
【次の発言】 竹内委員。
【次の発言】 他に御質疑がなければ、本案に対する質疑は終了いたしたいと存じますが、御異議ありません外。
【次の発言】 御異議なければ、本案に対する質疑はこれにて終了いたしました。
【次の発言】 次に、郵政事業に関する件について調査を進めます。森本靖君。
【次の発言】 本日はこれにて散会いたします。     午後零時十二分散会

第28回国会 予算委員会 第11号(1958/02/22、27期、日本社会党)

○井手委員 本日は財政の投融資と財政の今後の見通しを中心にお尋ねいたしたいと思います。大蔵大臣にお尋ねいたす前に、事務当局にお尋ねいたします。  来年度に持ち越される見込みの財政投融資の余裕金はどのくらいございますか。
【次の発言】 それでよろしい。大臣はこの委員会において財政投融資の増額を追及されますと、いや財政投融資は大した問題ではない、こういうふうに事もなげに今までおっしゃってきておったのであります。あなたは一昨年この委員会において、民間資金を動員して財政金融の一体化を強調されたことをお忘れではないと私は思っております。そう簡単な問題じゃないと思います。そこで私は事務当局にお尋ねいたしま……


井手以誠[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
25期-26期-|27期|-28期-29期-30期-31期

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各種会議発言一覧(衆議院27期)

井手以誠[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
25期-26期-|27期|-28期-29期-30期-31期
第22回国会(1955/03/18〜1955/07/30)

第22回国会 地方行政委員協議会 第3号(1955/11/07、27期、日本社会党)

○井手以誠君 ただいま長官のお答えでは、思想調査などあってはならぬ、その他御答弁としてはまことにもっともであります。いつもそういうことを国会では承わるのでありますが、依然としてそういう不当な調査などが行われておる。あなたは先刻逐次減っておるとおっしゃいましたけれども、私どもは逆に考えておるのであります。思想調査などというようなことについては、これは現在の警察制度のあり方から申しますれば、御答弁のごとくこれは重大なる失態であると思います。そこでそういうことを行なった警官に対してどのように今日まで処分されてきたのか、これは重大な失態であるという立場から、おそらく適当な処分が行われておると私は信じて……

第22回国会 逓信委員会簡易生命保険及び郵便年金制度の調査に関する小委員会 第1号(1955/06/01、27期、日本社会党(左))【議会役職】

○井手小委員長 これより簡易生命保険及び郵便年金制度の調査に関する小委員会を開会いたします。  議事に入ります前にお諮りいたします。橋本登美三郎君の小委員外発言を、随時これを許すことといたしたいと存じますが、この点御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議ないものと認めまして、橋本登美三郎君の小委員外発言を随時許すことに決定いたしました。  それでは簡易生命保険の保険金の倍額支払い制度に関する件、簡易生命保険の保険の稗類に関する件、郵便年金制度に関する件及び積五金の運用に関する件、以上四件について調査を進めることといたしたいと存じますが、まずこの際積立金の運用について調査を進めることといたしま……

第22回国会 逓信委員会簡易生命保険及び郵便年金制度の調査に関する小委員会 第2号(1955/06/03、27期、日本社会党(左))【議会役職】

○井手小委員長 これより簡易生命保険及び郵便年金制度の調査に関する小委員会を開会いたします。  簡易生命保険及び郵便年金の積立金の運用に関する件について、前会に引き続き調査を進めます。この際御質疑があればこれを許します。――それでは委員長から若干当局にお尋ねいたしたいと存じます。  前回の小委員会において短期融資のことについていろいろ御質疑があったようでございますが、長期融資と短期融資について保険局当局ではどのようにお考えになっておるのか。短期融資は単に余裕がある場合に限って運用しょという程度のものであるのか。あるいは短期融資についても、最初から計画的に運用したいというお考えであるのか。従来の……

第22回国会 逓信委員会簡易生命保険及び郵便年金制度の調査に関する小委員会 第3号(1955/07/05、27期、日本社会党(左))【議会役職】

○井手小委員長 これより郵政事業の調査に関する小委員会を開会いたします。  町村合併に伴う郵便区及び郵便局の統合整理に関する件について調査を進めます。この際質疑の通告がありますのでこれを許します。森本靖君。
【次の発言】 この際お諮りいたします。橋本登美三郎君より小委員外の発言を求められておりますが、これを許可するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なきものと認め、さよう決定いたします。橋本登美三郎君。
【次の発言】 私から二、三お尋ねしたいと思います。町村合併に伴う郵便区または郵便局の統合整備について、大体の方針は承わりましたが、一行政区一集配局というこの原則だけでは、町村合併をやつ……

第22回国会 逓信委員会簡易生命保険及び郵便年金制度の調査に関する小委員会 第4号(1955/07/27、27期、日本社会党(左))【議会役職】

○井手小委員長 これより、郵政事業の調査に関する小委員会を開会いたします。  町村合併に伴う郵便局及び郵便区の統合整理に関する件について調査を進めます。  それではまず私の方から郵務局長にお尋ねいたしますが、先日の小委員会で本件についての当局の方針は大体承わりましたけれども、その後福島県においても、一市町村一局に統合するということを強行するというので紛糾して、陳情にも参っておりまするし、なおこの資料による通達の内容においても、その2に「隣接町村の合併が完了したものについては、次により逐次施設の調整を実施すること。」その内訳のロのところに、「次の場合を除き、なるべく集配局は一局に整理すること。」……

第22回国会 農林水産委員協議会 第1号(1955/10/11、27期、日本社会党(左))

○井手以誠君 議事進行……。ただいままで建設、農林両当局の御説明なりお答えを聞いておりますと、災害地にとりましては非常に不十分な感がいたすのであります。特にただいま赤路委員から指摘されました建物の倒壊並びに稲富委員から指摘されました新潟の大火による土地の問題、そういったことについていろいろ考えますと、各省別ではなく、内閣の総合的な対策が必要に感ぜられるのであります。従来大きな災害に対しましては、内閣に災害対策本部あるいは程度によって連絡本部というようなものも作られておったのであります。従って私はこの機会に内閣の災害に対する対策を承わりたいと存じますので、官房長官、もしどうしてもできなければ副官……


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第24回国会(1955/12/20〜1956/06/03)

第24回国会 逓信委員会閉会中審査小委員会 第7号(1956/10/11、27期、日本社会党)

○井手以誠君 一言次官にお尋ねをいたします。ただいまあなたは局長会を発足させるには相当の準備期間が要るということをおつしやった。また公達をしても活動できないようでは役に立たないから、相当の準備期間が要るということをおっしゃったのであります。それでは大体どのくらいの準備期間が要るのでありましょうか。役所で言う近いうちにとか、いろいろございますが、相当というのは、やはり相当の期間が要る。十日、二十日という問題ではないと私は承知をいたすのでありますが、相当とはどのくらいでございましょうか。年内一ばいかかるのでありましょうか。
【次の発言】 森本委員から何回も追及いたしましたように、人員とか予算の問題……

第24回国会 農林水産委員会台風等による農林漁業災害に関する小委員会 第1号(1956/09/08、27期、日本社会党)

○井手小委員 九号台風の対策の審議に先だって、対策の重要参考資料になるとも考えますので、まさに襲来せんとしておる十二号台風の台風圏の進行方向について、もし情報が入っておりますならば、この機会に承わりたいと思います。
【次の発言】 それでは施設災害についてお尋ねいたしますが、昨日建設省にお尋ねいたしました海岸堤防のことについて承わりたいと存じます。  河川局長は、質問に対する答弁の最後に、明年の植付までには支障のないように災害を復旧したいという御答弁でありましたが、支障のないということはやや明確を欠くのでありまして、農林省では昨日答弁がありましたように、単年度復旧を目標にいたしまして一億三千万円……

第24回国会 農林水産委員会台風等による農林漁業災害に関する小委員会 第2号(1956/09/10、27期、日本社会党)

○井手小委員 厚生省にちょっとお尋ねをいたします。先般の九号台風は、特に開拓者、干拓地における入植者、有明海における養殖業者などの比較的零細な農漁民が非常に大きな災害を受けておるのであります。しかも施設災害はもちろん法規によって復旧をお願いすることになりますが、自分の住宅も全壊し、あるいけ朝夕潮に洗われている現在の状況、さらに十二号台風によって惨害はさらに加わることと存じますが、こういう悲惨な零細農漁民が、従来農地を若干持っておる、あるいは住宅を悪いながらも持っておるということで生活保護の対象になりかねていたのであります。一昨日までの本委員会における審議では、堤塘工事などの人夫賃によって当面の……

第24回国会 農林水産委員会台風等による農林漁業災害に関する小委員会 第3号(1956/10/02、27期、日本社会党)

○井手小委員 ただいまの御説明について一点お伺いしたいと思います。単年度を原則として直轄、代行工事の災害復旧をやるということでございますが、御説明によりますと本年度五割ということでございまして、いささか単年度復旧の原則に反するようでございますが、八割とは違うのでございますか。
【次の発言】 この機会に承わっておきたいと存じますが、去る九月十一日の委員会におきまして、九号台風による農林水産業被害対策のらち急を要する資金関係について、当委員会は決議を行なって政府に申し入れたのであります。すでに実行の段階にいっておると思うのでありますが、第十二号台風による災害の視察の際各地で承わったところによります……

第24回国会 農林水産委員会台風等による農林漁業災害に関する小委員会 第4号(1956/10/03、27期、日本社会党)

○井手小委員 まず干拓堤塘について農林、建設、大蔵各省にお尋ねいたしたいと思います。それは当面の緊急な災害復旧と、さらに今回の台風にかんがみて、今後の根本的対策を承わりたいと存じます。  九号台風の災害状況につきましては、先般の委員会で詳しく申し述べておりましたが、さらに十二号台風が加わりまして、有明海沿岸の干拓堤塘はほとんど全面的に決壊し、あるいは崩壊の危機に瀕しておるのであります。特に私のこの際申し上げておきたいことは、この重大な干拓堤塘に対して、その潮位や風向などに対しての備えが少かったのではないかと思うことであります。特に南の風、あるいは西南の風に対する備えが非常に少かったと思う。その……

第24回国会 農林水産委員会台風等による農林漁業災害に関する小委員会 第5号(1956/10/04、27期、日本社会党)

○井手小委員 ちょっと関連して。中小企業庁の長官にこの機会に一点承わっておきたいと思います。台風や水害による被害が公共土木事業あるいは農林水産業施設の被害と同様に、いつも甚大な被害を受けておるのであります。ところが中小企業の特性からいたしましてしかもそれがほとんど財産だということから、なかなかこれが救済の方法が少いのであります。先刻もお話のように、国民金融公庫の資金のワクをふやすとか、あるいは商工組合中央金庫であるとか、中小企業金融公庫のワクをふやすとか、そういったことがせいぜいのようであります。しかし重なる災害を受けまして中小企業の窮状は目に余るものがあるのであります。大きな企業は信用度の関……

第24回国会 農林水産委員会台風等による農林漁業災害に関する小委員会 第6号(1956/10/05、27期、日本社会党)

○井手小委員 河川局長がお見えになっておりますからこの機会に一点お伺いいたしておきたいと思います。  実は先般干拓堤防問題などについていろいろと質問いたしましたが、次長でありましたために十分な御答弁を得られなかったのでございます。なお、これは大きな問題でございますから、後日本委員会において海岸堤防の直轄化あるいは堤防の高さなどについては大臣より御言明をいただきたいと存じております。本日は水防費の関係で一点お伺いをいたします。  まず、水防についての補助金は今日の現行法ではどんなふうになっておりますか、その点を一つお教え願いたいと思います。

第24回国会 農林水産委員会台風等による農林漁業災害に関する小委員会 第7号(1956/10/06、27期、日本社会党)

○井手小委員 地方財政について自治庁長官の出席を求めたいと存じておりましたが、ここ二、三日の間は困難のようでありますから、財政部長にかわってお尋ねをいたします。先日災害に伴う地方財政の欠陥については財政課長にいろいろと質問をいたしましたが、再建団体に対しても、指定事業の七五%に押えるということではなくして支障なくやりたいというお答えがあったのであります。しかしこの災害に伴う地方財政については局部的ではありますけれども、その被害が大きいために、地方財政の大きな問題になっておりますので、この際足鹿委員の質問に関連してお尋ねをいたしたいと思います。再建団体に対しては、災害の場合は別ワクとするというお……

第24回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1956/02/20、27期、日本社会党)

○井手分科員 この機会に大臣に、最近問題になっております外資導入について一言お尋ねいたしたいと思います。個々の点については商工委員会で論議されておりますので申し上げませんが、私の聞いたところでは、二十九年度は導入した外資よりも、支払った技術料なりあるいは外資の元利の方が五手数億円も多かったと何かの資料で見たのであります。外資導入が民族資本を圧迫しておる問題については多くを申し上げません、今日は対策を少し承わりたいのであります。最近一カ年の間に入ってきた外資と支払われた技術料や元利はどうなっておるのか、これは数字は事務当局でけっこうでありますからお示しを願いたいと思います。

第24回国会 予算委員会第三分科会 第2号(1956/02/21、27期、日本社会党)

○井手分科員 予算に関連して一、二お尋をいたしたいと思います。あなたの方の五カ年計画の参考付表の末尾にあります財政投融資のことをお尋ねをいたしたいと思います。  財政投融資の原資の関係におきまして、昭和三十五年度には資金運用部簡保年金の原資が二千八百十億円に、今日より六百七十億円ふえることになっておりますが、最近生命保険の保険料率も引き下げになっているようでありますし、この簡保年金のふえていく具体的な根拠をお知らせいただきたいと思います。それが第一点。  第二には、民間への資金供給、これまた今日よりも大幅に、三十五年度には増加になっているようであります。財政投融資の民間産業への資金供給について……

第24回国会 予算委員会第四分科会 第1号(1956/02/20、27期、日本社会党)

○井手分科員 大臣に一点お尋ねいたしたいと思います。それは外航船舶建造融資利子補給の点であります。去る委員会において楯君からも質問をいたしましたが、なお明確でなかったようでありますので、この機会に大臣の所信を承わりたいと存じます。  最近海運界が非常な好況に見舞われて、昨年の九月には新聞の報道によりますると、四十何社でございますか、その利益が百四十億、今年の三月期には百八十億に上るであろうといわれておるのであります。そのために、借入金の返還、増資あるいは配当復活の気配も強いようであります。こういう好況の際に、依然として今後も利子補給をお続けになる御意思であるかどうか、その点についてお尋ねいたし……

第24回国会 予算委員会第四分科会 第2号(1956/02/21、27期、日本社会党)

○井手分科員 関連してお尋ねいたしますが、今まで特定局の一局平均の建設費は大体どのくらいでございましたか。
【次の発言】 そこで、経理局長にお尋ねいたしますけれども、九十二局の木造新改築のほとんどは特定局だとおっしゃいました。九億円で九十局前後では少し数字が合わぬではございませんか。私は当局を信頼しておりますからあまり追及したくないと存じますが、この点は大事ですから、念のためにお尋ねしておきます。
【次の発言】 少しその点をはっきりさしていただきたいと存じますが、九億円、これは大体約束通りでございます。約束の数字をお示しになっておりますけれども、どうも計画の方がそれにマッチしないような気がいた……

第24回国会 予算委員会第四分科会 第3号(1956/02/22、27期、日本社会党)

○井手分科員 建設省関係では、すでに本委員会においておもなる問題は一応質問が済んでおりますので、私は災害のことについてお尋ねしたいと思います。河川局長でけっこうですから、まず数字をお尋ねいたしたいと存じますが、三十年度災害復旧額は幾らでございましょうか。
【次の発言】 建設省関係の三十一年度予算に計上された災害復旧費の総額と、その内訳である三十年災の金額を教えて下さい。
【次の発言】 さらにお尋ねしますが、二十五年度以降の過年度災害の年災別の直轄補助合せた復旧金額をお示し願いたいと思います。
【次の発言】 それはうそでしょう。大臣も一つ今から聞いて下さい。その前にもう一つ承わっておきますが、二……


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第25回国会(1956/11/12〜1956/12/13)

第25回国会 農林水産委員会風水害による農林漁業災害対策に関する小委員会 第1号(1956/11/26、27期、日本社会党)

○井手以誠君 ただいままでの西村部長の答弁によりますると、制限はあるけれども契約の自由によってこういう売買契約を結ぶことができる、その売買条件に基いて利息を取るのだというふうなことをおっしゃったようであります。ところが私は契約の自由というのは、ただいままで綱島委員からるるお話があったようにないと思う。契約の自由という前提には私は公平の原則というのがあらねばならぬと思っておるのであります。申すまでもなく今までも話があったように、一粒といえども米は自由に販売できないものである、値段もきめられておる、期限も付せられておるというならば、手も足もどこもここも縛っておいてここでのまねばならないようなことを……


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第26回国会(1956/12/20〜1957/05/19)

第26回国会 大蔵委員会専売事業に関する小委員会 第4号(1957/09/04、27期、日本社会党)

○井手小委員 今減反の問題が出て参りましたので、提案者に根本的な問題をお尋ねする前に、一つ若干お尋ねをいたしておきたいと思います。  外葉の輸入が百六十五万キロだというお話でございましたが、その中で、いわゆる高級製品に向けられるキロ数はどのくらいでございますか。
【次の発言】 外葉の輸入は、お話しのように高級製品に振り向けられるということがわかりましたが、それでは、近いうちに四百万キロを予定されておる輸出の方では、高級製品は何割くらいでございますか。
【次の発言】 そういたしますと、輸入の葉タバコは高級品向けである、輸出の方は大体中級品程度である、あるいはそれ以下である。こういうことになって参……

第26回国会 大蔵委員会専売事業に関する小委員会 第5号(1957/09/05、27期、日本社会党)

○井手小委員 公正取引委員会の方にお尋ねいたします。きのうお見えになっておりましたけれども、あとでお帰りになったようでございますので、当小委員会の質疑の内容を御承知ないかもしれませんが、昨日、私は専売公社の生産部長に対して、次のような質問をいたしました。尿素化成の価格協定について、どういうふうなことをやったか、熊木県の事例をあげ、従来のいきさつを述べて聞いたのであります。その際生産部長は、従来たばこ耕作中央会が業者をまとめて価格を協定したことがあった、全部とはおっしゃいませんでしたが、まとめて協定したことがあったという御答弁がはっきりあったのであります。もちろん私は、どういういきさつからか存じ……

第26回国会 大蔵委員会専売事業に関する小委員会 第6号(1957/09/06、27期、日本社会党)

○井手小委員 総裁に一言だけお尋ねをいたしまして、所信をお伺いしたいのであります。それは、昨日総裁の心がまえを承わったときに申し上げたことでございますが、たばこ小売商の在庫量の問題であります。従来私ども承わったところによりますと、月三回の配給がある場合には、従来の実績に応じて、その小売商の意見も聞いて配給があったようでありますけれども、最近は、やはりどうしても一カ月分は品物をかかえてくれろ、こういう強い要請があっておるようであります。従って、今も有馬委員からお話があったように、これはもうあなたの方に何回相談したって、公社にはかなわないわけでありますので、泣く泣くどの小売商も、一カ月分はかかえて……

第26回国会 大蔵委員会専売事業に関する小委員会 第7号(1957/10/02、27期、日本社会党)

○井手小委員 公社側に、法案の審議に先だって一言お伺いをしておきたいと思いますが、このたばこ耕作組合法案の審議が進みますにつれて、組合側とそれから総合農協間にかなりの意見の食い違いがあるようであります。農協側としては、やはり葉タバコ耕作は、農作物の一環としていわゆる総合農協としての立場から多くの意見を持っておるようでありますが、この法人化の法案に関して、最近各地で承わるところによりますと、タバコ耕作組合の方では、この法案を強力に推進する一つの手段としてかどうか存じませんけれども、これに反対する農協に対しては、信連の預金を引き揚げる、こういう空気が各地に起っておるようであります。私の方にも、最近……

第26回国会 大蔵委員会専売事業に関する小委員会 第8号(1957/10/03、27期、日本社会党)

○井手小委員 委員長にちょっとお伺いしておきますが、少し質問が長くなりますが、参考人は非常にお忙しいお方だと思いますので、午後までおそらく延びるでしょうが、参考人の御都合を伺って、もし非常に大事な御用がある方であれば、その方に先に質問したいと思っております。ちょっと都合を聞いていただきたい。
【次の発言】 それでは荷見さんの方に先にお伺いをいたしたいと思います。ただいまお述べになった耕作組合法案についての御意見は、私どもにも配られました葉たばこ耕作に関する要請書に要約されておるようでございます。この要請書を中心にして、数点お伺いをいたしたいのであります。御意見の中にもありましたように、総合農協……

第26回国会 農林水産委員会大蔵委員会連合審査会 第1号(1957/03/30、27期、日本社会党)

○井手委員 私は質問ではございませんが、議事進行に関連して申し上げます。私の質問は後刻いたします。ただいまの法規課長の答弁によりますと、はなはだ心外な内容があったわけであります。特別会計を設けたことは単に会計処理上の問題である、農政の基本方針には関係がないとおっしゃいましたが、大いにあるのです。その点は私は取り消しを願いたいと思って発言を求めたわけです。内容については後刻申し上げますけれども、地元負担を借入金によってやろうという会計法の内容、これは地元負担を引き上げるということは農政上大きな問題があると思う。農地改革についても大きな問題があると思う。それをあなたはないとおっしゃる。農政には関係……

第26回国会 予算委員会公聴会 第1号(1957/02/18、27期、日本社会党)

○井手委員 ただいま御公述になりました中に、七百億円を社会保障に向けるべきであるというお言葉でございますが、その七百億円の内容を、少し聞き漏らした点がありますので、もう一回お願いいたしますとともに、それをどのように発展したらよいのか、御腹案をお示し願いたいと存じます。
【次の発言】 ただいまお示しになった老令年金並びに母子年金について、将来この年金制度をどの程度まで充実したならば、社会保障としていいのか、その構想を承わりたいと思います。

第26回国会 予算委員会第四分科会 第1号(1957/02/11、27期、日本社会党)

○井手分科員 簡易保険局長にお尋ねいたしますが、簡保年金の三十二年度の増加見込み額はどのくらいですか。
【次の発言】 ちょっと今資料を持ちませんが、財政投融資の方から局舎の改築などに振り向けられる金額は幾らでございますか。
【次の発言】 二十三億円が、それでは四十数億円のうちの局舎改築に充てる分になると思いますが、大体三分、お約束の通りだと思います。  そこで、これも同じお約束の、簡保投融資を受ける金額の大体半分は、特定局舎に充てるというのが本委員会の建前であります。そこで五十局の改築予算は幾らでございますか。
【次の発言】 その緊急改築費用に振り向けられる特定局の予算は幾らでございますか。

第26回国会 予算委員会第四分科会 第2号(1957/02/12、27期、日本社会党)

○井手分科員 小松委員の質問に関連してお伺いしますが、所得階層別に、たとえば二万円前後の人がどのくらい家屋をほしがっておるか、あるいは三万円前後の人がどのくらい家屋をほしがっておるのか、その所得階層別に住宅を必要とする人々の数字を一つお示しを願いたい。先般私は予算委員会で所得階層を質問いたしましたが、私どもの調査では、月二万円以下の所得者は国民の大体八割近いと私どもは数字を握っておるのであります。電気洗たく機を持ったような家庭の人は、そう政府が無理して家を建てるほどのことはないと私は思う。それがやはり小松委員の質問だろうと思いますが、その数字を一つ所得階層別にお示しを願いたい。

第26回国会 予算委員会第四分科会 第3号(1957/02/13、27期、日本社会党)

○井手分科員 関連して。こんなことを予算分科会で申し上げていいかどうかわかりませんが、小松委員から話が出たついでに申し上げておきたいと思います。列車食堂の食事が高くて、まずくて、サービスが悪いということは定評がございます。朝食をとる場合でも、コーヒーなんかは三回のうち一回、五回のうち二回くらいは忘れられて出てこないのです。今さらここでサービスのことは申し上げませんが、むしろ私は今日駅の立ち売りがこれだけ普及しました場合には、もう運賃まで値上げしなければならない車両拡充の場合に、食堂車は廃止していいのじゃないか。ここで幾ら食堂の問題、率の問題を考えてみましても、直らぬものは直りません。あんな食堂……


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第27回国会(1957/11/01〜1957/11/14)

第27回国会 農林水産委員会農林漁業災害対策に関する小委員会 第1号(1957/11/08、27期、日本社会党)

○井手以誠君 私もただいま委員長の話された点は考えておったわけです。質問が主として北海道ではありましたけれども、冷害を受けたのは本年の特異の現象として西九州、四国、そういった従来にない冷害対策について実は私ども承わりたかったのであります。本日のうしろに控えておる傍聴者も、開会前に陳情があった西九州、高知の方々でありまして、農林省の御答弁は、今後北海道についてこういう対策、北海道以外についてはこういう対策だというふうに一つ明確に御答弁をいただきたいということを最初に御希望申し上げておきます。そうでたくては審議に非常にめんどうになります。  本州についても九州、四国についても北海道と同様だというた……

第27回国会 農林水産委員会農林漁業災害対策に関する小委員会 第2号(1957/11/11、27期、日本社会党)

○井手以誠君 今稻富議員の災害仕越し工事の質問に関連いたしまして、主計官にお尋ねをいたします。お尋ねをする前に、農林省の態度に私はいささか不満の意思を表しておきたいと思います。農村を守る立場の農林省が、なお金融機関の借り入れがどうであるとか、補助金の適正化に関する点がどうであるか研究せなければならないというような、そういう段階ではないと私は思います。もうずいぶん前からこのことは各県からも、あるいは国会からも話があったはずであります。この点につきましてはずいぶん質疑応答がありましたから、私はくどくは申し上げませんけれども、毎年々々補助金がおくれますために、金利の一割が農民に加算されておる。九割の……


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第28回国会(1957/12/20〜1958/04/25)

第28回国会 建設委員会農林水産委員会連合審査会 第1号(1958/03/05、27期、日本社会党)

○井手委員 地すべり防止法案の審議に先立ちまして、この法案が、最近地すべりの惨害が非常に大なのにかんがみて、各地元の要望に沿って、建設、農林両省が、両省間にまたがる立法作業の困難を克服されまして今国会に提案されたことにつきまして、おそくなってはおりますけれども、この努力に対しまして敬意を表するものであります。法案の条文についてはいろいろただしたいとこもございますが、本日は大臣もお見えになっておりますし、法案の基本問題について数点お伺いをいたしたいのであります。  最初に事務当局にお伺いいたしますが、先刻、地すべり地帯の総工事費は百八千億に上ると承わったのであります。その五千五百個所、十四万町歩……

第28回国会 予算委員会第一分科会 第3号(1958/02/15、27期、日本社会党)

○井手分科員 私は防衛計画の財政と、増勢の関係をお尋ねしたかったのでありますが、昨日来横路委員の質問に対して、はっきりした答弁がなかったようです。従って別の面で私お尋ねをいたしますが、お配りになっておる財政法二十八条による参考書類、これに基いてお尋ねをいたしますが、この国庫債務負担行為に、航空機購入三十四年度以降二百七十三億三千四百万円、器材購入四十一億八千九百万円、施設整備二十億四百万円、艦船建造二十五億四千六百万円、合計三百六十億円に上るこの国庫債務負担行為、その内容についてお尋ねをいたします。どういう機種の飛行機をいつお買いになるのが、艦船についても同様にお尋ねをいたします。

第28回国会 予算委員会第一分科会 第4号(1958/02/17、27期、日本社会党)

○井手分科員 自治庁の長官に一点だけお伺いをいたします。地方財政の問題では多くの意見と要望を持っておりますが、先般の総括質問で、長官は検討の上にさらに検討を加えるという御答弁がありましたし、あとの機会に譲ることにいたしまして一点だけお伺いいたしたいと思います。御承知の通り、地方の公共団体では早くから競輪、ボート・レース、オート・レースを経営いたしておるのであります。この問題は昨年の国会でもずいぶん論議されましたが、地方住民のことについて直接関係のある長官、特に謹厳だと言われておる郡長官でありますから、特にお伺いをいたしたいのであります。  競輪、オート・レース、ボート・レースがいかに社会に害毒……

第28回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1958/02/13、27期、日本社会党)

○井手分科員 一般的な農林予算についてはあとで行うことにいたしまして、その前に漁業の補償、干拓、開拓の問題等について若干お尋ねをいたしたいと思います。  まず水産庁にお尋ねをいたしますが、数年前から問題になっておりました農薬による漁業の補償問題、これは三十一年度予算ではその必要を認められて予算を計上されたのでありますが、三十二年度はどういう都合か、非常に熱烈な要望もいれられないで、そのままになっております。三十三年度はこの漁業補償あるいはこれに準ずる予算はどのように組んであるか、まず水産庁にお尋ねいたします。
【次の発言】 重ねてお尋ねいたしますが、その補助率は昭和三十一年度の農薬被害に対する……

第28回国会 予算委員会第三分科会 第4号(1958/02/17、27期、日本社会党)

○井手分科員 確かに時間がだいぶ経過しておりますので、ごく簡単にお尋ねをいたします。開拓の資金の問題でお尋ねいたします。私は先日開拓者が借金の重圧に非常に困っていることを申し上げましたが、来年度の貸付資金の総額は幾らでございますか。既入植者の貸付予定総額です。
【次の発言】 その中に回収金は財源としてどのくらい見込んでありましょうか。
【次の発言】 十六億の予定計画の中に回収による財源を十億見込んであるそうですが、従来の回収成績はどのようでございましたか、私は地方に参りますと、今の開拓の営農状態からいけば三割そこそこしか払えない、五〇%がせい一ぱいだといわれておるのでありまして、従来の実績によ……

第28回国会 予算委員会第四分科会 第2号(1958/02/14、27期、日本社会党)

○井手分科員 時間がありませんので、私は七、八分簡単な問題をお尋ねいたしたいと思います。外航船舶建造について、利子補給がすでに三十二年度から停止になっておりますが、まだ法律は生きておると思いますが、いかがでございますか。
【次の発言】 もういろいろ申し上げませんが、すでに三十二年度から三十三年度にかけて停止でございますので、いわゆる天下の耳目を聳動させた造船疑獄の発端にもなっておる、一部で悪法といわれるこの外航船舶利子補給法、これをすみやかに廃止なさる御用意があるかどうか。もしこのままにして置いておきますと、ちょうど休火山みたいなもので、海運界がまた悪くなるとまたやるのじゃないか、造船界が悪く……

第28回国会 予算委員会第四分科会 第3号(1958/02/15、27期、日本社会党)

○井手分科員 きょうもしんがりを承わりますが、五時までで済むようにいたします。  午前中からラジオの聴取料問題で何回も論議されましたので、私は論議をいたしませんが、大臣も非常にお困りのようでありますけれども、八方から喜ばれる案が一つあると思うのです。それは、産業投資特別会計から日本航空会社に出資しておりまするように、出資することによって、私は解決できると思います。先刻大臣は、出資をすれば監督権が強化されるんじゃないかという御心配があったようでありますけれども、そこを食いとめるのが大臣の責任であり政治力であります。日本航空会社に対しましては、最近まで毎年十億円――来年度は五億円に減っておりますけ……

第28回国会 予算委員会第四分科会 第4号(1958/02/17、27期、日本社会党)

○井手分科員 道路公団の方、見えていますか。
【次の発言】 それでは、道路公団がまだ見えておりませんから、ほかの方面からお尋ねをいたします。  建設省では三十三年度から地すべり対策について本腰を入れられるようでありますが、その予算内容を一つお伺いしたいと思います。
【次の発言】 地すべり防止対策については後日法案も提出されますので、内容についてはその機会にお尋ねをいたしますが、この問題はもちろん建設省のほかに農林省も大きな関係があるわけであります。地すべり防止施設の補助として一億八千八百万円、あるいは融資の対象が一千戸に対して平均二十四万円という金額では、全国四千カ所でございますから、緊急に移……



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