このページでは井手以誠衆議院議員の29期(1960/11/20〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は29期国会活動統計で確認できます。
○井手委員 議事進行について。ただいまの烈士山口二矢の慰霊祭と称するものについては、きわめて内容重大でございます。民主主義擁護、暴力追放の建前からきわめて重大でございますので、ただいま総理の、まだ報告を聞いていないという御答弁は非常に不満といたします。しかし報告がないとしますならば、直ちに調査の上、明日の開会劈頭に総理並びに公安委員長から答弁を願いたいと思います。その点の御回答を願いたいと思います。
○井手委員 補正予算に対する質問の締めくくりとして、時間の関係から財政問題にしぼって三、四お尋ねをいたしたいのであります。 補正予算に出されております戦争損害に対する補償六十八億円、これは日本の民間会社が空襲にあったその損害、その会社に出資しておったアメリカの法人に対して六十八億円を払うというのでありますが、この問題について、私はことしの春総締めくくりの質問として、時の大蔵大臣にお尋ねをいたしましたところ、日本政府としては支払う必要はございませんと答弁をなさっておるのであります。ところが今回は、委員会の審決の結果としてこれを支払うことに出ておるのでありますが、この問題は、民間会社の戦争損害に……
○井手議員 有明海開発促進法案について提案の理由を御説明申し上げます。 九州の中央部に深く湾入している有明海は最大干潮時には海岸から遠く六、七キロまで干がた地となる広大な浅海でありますので、その湾口部を締め切り、水位を下げ、第二線の干拓堤防を築きますと、一挙に五万三千ヘクタールの新しい国土が造成されるのであります。ここに三万八千ヘクタールの干拓農業を展開し、埋蔵量四十億トンと推定される海底炭田を開発するとともに、この石炭と背後地の資源を組み合わせて臨海工業地帯を形成振興すれば、九州地域経済の停滞性と後進性を打開して、有業人口三十五万、年間四千二百億円の総年産を上げ、百万人をこえる人口を収容し……
○井手委員 石炭関係六法案について、特に鉱害問題を中心にお伺いをいたしたいと思いますが、その前に、石炭の運賃について関係大臣にお伺いをいたしたいのであります。 まず通産大臣にお伺いいたしますが、石炭価格の千二百円の引き下げ、この方針は今でも厳として変わりはないと承っておるのでありますが、その場合、いわゆる運賃が平均百五十円下がらなくては千二百円の引き下げというのは困難になるのであります。平均いたしまして運賃は百五十円だと思っております。そこでお伺いしたいのは、三十八年度までに運賃は百五十円引き下げる、生産価格は千三百円引き下げ、利潤その他を含めて千二百円の炭価を引き下げるということは、すでに……
○井手委員 私は本日、電電公社のこの間行なわれた処分、不当処分というよりも誤った処分が非常に多かったという事例をここにたくさん持って参っております。また森本君もこういう事例に基づいて今まで質問をいたしたわけであります。そこで私まず大臣にお伺いをいたしますが、この処分をめぐって先般わが党の国会対策委員長から大平官房長官に申し出があり、そこに再調査しようという約束ができ上がり、そうして官房長官から大臣にお話があっておるはずです。その点は先般の委員会においても大臣は認められておるはずです。私は、政治においても、業務の遂行においても、池田総理が言われるように話し合いが大事である、約束は守ることが何より……
○井手委員 私は社会党を代表して、主として財政経済についてお尋ねをいたしたいのであります。経済の高度成長は池田内閣の生命であると言われておりますが、池田総理は今後三カ年間平均九%の成長に今でも確信を持っておられるかどうか、まずこの点を確めておきたいと思います。
【次の発言】 政府の三十六年度経済見通しと経済運営の基本態度、これによりますると、三十五年度の経済成長の実績見通しは十四兆二千三百億円になっておるのであります。それから毎年平均九%の成長を持って参りますると、十八兆六千億になるのであります。ただいま昭和三十八年度には、池田総理は十七兆六千億になるとおっしゃいましたが、そこに狂いはないです……
○井手委員 質問に先だって一言委員長に対し、議事の運営に関し注意を促したいと思うのであります。 きのうの各新聞の夕刊によりますると、三面のトップに、「右翼が国会へいやがらせ」あるいは「右翼の〃国会攻勢〃が問題化」、それが大きく報道されておるのであります。私はきのう、委員会が終了直前に出席して参りました木原君に、君はどうしてきょう来なかったかと聞きましたところ、実は井手君、自分は避けておったよ。きょう国会に出てきておったところが、議員の面会所に右翼の方から面会を求められた。その前にも、議員会館に電話がかかってきた。その電話の内容について、新聞は次のように木原君の話を載せておりますが、その談話に……
○井手委員 小松委員から条理を尽くして、財政法のいかに重要なものであるか、財政憲法についてるる説明があったにもかかわらず、政府は、その財政法違反を指摘されながらも、撤回の意思がないことを今お話しになりましたが、われわれはこれで承知できるものではございません。そこで私は、重ねて関連質問でお尋ねをいたしますが、大蔵大臣は、年度独立の原則が財政法の鉄則であることをお認めですか。簡単に……。
【次の発言】 その鉄則に対して、例外は何と何でございますか。
【次の発言】 それは間違いであります。この単年度予算の原則、その年の歳出はその年の収入をもってまかなう、この年度独立の原則というものに対する例外は、継……
○井手委員 ただいまの補正予算の撤回を求めるの動議について簡単にその理由を申し上げます。 第二次補正予算案は決定の数時間前まで大蔵大臣は提案する意思のないことを言明しておったのであります。ところが三十六年度予算案決定の最終段階になって、いわゆる予算ぶんどりからはみ出された百五十億円の産投資金繰り入れを三十五年度の税の自然増収に求めたやりくり算段の結果でありますことは、大蔵大臣の正直な告白ともいえる説明によって明らかであります。三十五年度第二次補正予算の中心をなしますものは、産業投資特別会計資金への繰り入れ三百五十億円のうち百五十億円は三十六年度、残る二百億円は三十七年度以降に運用されるもので……
○井手委員 自治大臣の御答弁がはなはだ明瞭を欠きますので、私から関連してお伺いをいたします。
ただいま地方税の減税は平年度で二百九十二億円、こうお話しになって、内訳もお述べになりました。これは試算でけっこうですが、初年度の場合はどういう試算になっておりますか。百五十五億かと承っておりますが、その内訳を国税の改正に伴うもの幾ら、地方単独のもの幾ら、これは試算でございますということでけっこうですから、簡単に……。
【次の発言】 大蔵大臣にお伺いをいたしますが、平年度、初年度この国税、地方税を通ずる減税の総額は、総理大臣並びに大蔵大臣から本会議並びに本委員会においてすでに言明をされておるのでありま……
○井手委員 議事進行。ただいまの通産大臣の御答弁は、今まであなた方と交渉した立場からはきわめて意外な答えだと思うのであります。この前の三月四日の約束は、私はそこであなたといろいろお話ししました、資料が整わないからまだ出せませんということでした。その際、与野党の理事がいろいろ協議しました結果、その結論として、あなたがお答えになったことは、前の方に外交交渉の云々はありましたけれども、資料が整ったならば――資料の整うということはこの国会中に整うかどうかわからないかもしれないけれども、整ったならば提出しますという約束をはっきりしてあるはずです。それは先刻も横路委員から当時の速記録をお読みになったはずで……
○井手委員 ガリオア、エロアの援助総額について、私どもはこの前の予算委員会、さらに今回の予算委員会において、すみやかに資料を提出されるよう要求を続けて参りました。それは政治のあり方から当然のことでありますとともに、あの終戦後の対日援助、もらったものと思っておった国民感情からいたしましても、私は当然の要求であると考えておりまするし、またその総額を国民に知らせる、その上で外交交渉に臨むということが、外交交渉を有利に導くものであると私どもは判断して、強く資料の提出を求めておったのであります。特にこの問題については、さきの予算委員会において政府与党と私どもの間には約束がございました。それは通産大臣から……
○井手委員 日銀総裁は御多忙のところありがとうございました。最近国際収支がますます悪くなって参りますし、設備投資の行き過ぎが顕著になって参ったのであります。これは物価の騰貴とともに非常に重大な問題でございまして、その対策が各方面から強く要望されておるのであります。その対策は今日きわめて急であると考えておるのであります。従いましてこの予算委員会におきましては、一貫してその点に論議が集中いたしました。昨日は池田総理から設備投資に若干の行き過ぎがあることを認められて、あなたの方の、日銀の金融政策の調整を要望されておったのであります。私どもはかって積極政策からなべ底景気という苦い体験を持ちます。その苦……
○井手委員 私は、第二室戸台風の被害について、新たな農産物の被害が判明いたしましたので、その対策を承りたいと思うのであります。 それは、先月の十五日から十六日にかけて襲来いたしました第二室戸台風の影響でありますが、玄海に起こった旋風でしょうか、塩を含んだ二十メートル前後の強風が、佐賀県の北部、北九州、長隣県の北部に襲来いたしまして、水稲に壊滅的な打撃を与えたのであります。付近の人はその当時はあまり影響を考えておりませんでしたが、日にちが過ぎるにつれまして被害がだんだん判明して参りますし、特にひどいのは、刈り入れ直前になって、ほとんど成熟していないことが判明して、今びっくりいたしておるのであり……
○井手委員 石炭の問題では、また後日全般的な問題を関係大臣にお聞きいたしたいと思います。本日は提案された臨鉱法の改正案にそいてだけお伺いをいたしたいと思います。
提案されました今度の改正案の緊急認定による緊急工事、これはかねがね私ども要望した点であります。これは非常に大事な点でありますが、今後通産省では一体年間どのくらい緊急工事の工事費を予定されておるのか、その点をお伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 安定鉱害については大体計画が立つわけですが、進行中の鉱害については、この緊急認定でなければならない炭鉱が非常に多いと思うのです。私の地区においても非常に多いのでありますが、私はかなりの事……
○井手委員 関連して一言自治大臣にお伺いをいたしますが、三十五年度における産炭地の収入減は六億数千万円、支出増が十八億数千万円と私どもの調査では出ております。関係市町村から出てきた資料によって集計したものであります。私はこの前の五月の商工委員会でございましたか、産炭地振興法案の審議に際して、あなたにお伺いをいたしました。その際、あなたの答弁はこうなっております。安井国務大臣、あなたの答弁です。「収入減に当たります分については、特別交付税等で相当年度末にかげんをいたすことに考えております。さらに逆に支出のふえました分、失対事業、あるいは生活保護費その他鉱害等によります分については、やはり交付税等……
○井手委員 伊藤さんの大事な質問のさなかですけれども、鉄道運賃の問題が出ましたので関連してお尋ねいたしたい。
通産大臣は、炭価千二百円の引き下げに、流通部門で二百円引き下げるという基本方針は、御承知であろうと思いますが、いかがですか。
【次の発言】 そうでありますれば、鉄道運賃の値上がりは逆行することになるわけであります。そこでこの問題に対して、この臨時国会ではいろいろ論議がございましたが、その源になったこの前の国会で、次のような質疑応答なり結論が得られておるのであります。運輸大臣もお見えになっておりますが、通産大臣、運輸大臣の言明というものは、たとえ人がかわっても一貫されるものでありますし……
○井手委員 私は、わが国の経済の今後の動き、端的に申しますならば、新聞で報道されておりますように、不景気がどのように襲ってくるのか、これは私は国民の最大の関心事であろうと思うのであります。従いまして、どうしてこんな経済危機が生まれたのか、その原因と実態をこの機会に明らかにいたしますとともに、その上に立って今後いかなる財政経済政策を政府はとられようとするのか、特に今後の経済の見通し、経済の成長率並びに明年度予算などについて、特に総理にお伺いをいたしたいと思うのであります。 私はまず企画庁の長官にお伺いいたしますが、その前に私は昭和三十三年の経済白書――三十二年に私どもは非常に苦い経験をいたしま……
○井手委員 通産大臣と企画庁長官にお伺いをいたしますが、来年の秋、暮れまでには国際収支は均衡するとおっしゃっておるのであります。先日来の総理の答弁もそうでありました。四月から六月までは引き続いて赤字になるであろう、その後は幾らかよくなって、暮れごろには国際収支が均衡するであろうという御答弁でございましたが、そうであるならば、それにはやはり何かの根拠がなくてはならぬと思う。いつ均衡するかが一番大事な点です。来年の暮れには均衡させる見込みであるということでありますならば、私はその根拠があると思う。もし両大臣が、この席でお答えができぬならば、予算委員会の期間中でもけっこうでございますが、もしただいま……
○井手委員 私は、ガリオア・エロアの問題について、第一に二十四年三月以前の貿易関係、第二にはいわゆる見返資金の積み立てとなりました二十四年度以降の貿易関係、第三には終戦処理費、この三つの段階に分けて、債務性の問題その他についてはすでに論議が行なわれておりますから、その内容についてお伺いをいたしたいと思うのであります。私はごらんのように、本日役所の資料を昭和三十年秋からの分を全部持って参りました。公文書によって、あるいは政府が発表した数字によってお伺いをいたしたいと思いますから、どうぞ当局もそのおつもりで、推計とか推算ではなくして、当時発表された政府の文書で、お答えがいただきたいのであります。 ……
○井手委員 官房長官に二、三点お伺いをいたします。 今の調査団の報告に関連して二、三点お伺いしたいのは、第一は、政府が提案いたしました激甚災害特別財政援助法案についてであります。この法律案は公布の日より実施するということになっておるのでありますが、今調査団の報告があったように二百八十五億に上る被害があっておりますし、当然激甚災害の適用を受けると考えるのであります。従って、政府はこの九州災害に激甚災害の法律を適用なさるお考えであるかどうか。もし適用なさるとするならば、政府が進んで、遡及して適用するという原案修正を行なう意思があるのか、あるいはまた、国会の修正を待とうとするお考えであるのか、その……
○井手議員 有明海開発促進法案について提案の理由を御説明申し上げます。 この法案は、去る第三十八国会におきまして、一応継続審査の決定をいただいておりましたが、残念ながら、その後事情によって廃案になったものでありまして、ここにあらためて提案をいたした次第でございます。 九州の中央部に深く湾入している有明海は、最大干潮時には海岸から遠く六・七キロまで干潟地となる広大な浅海でありますので、その湾口部を締め切り、水位を下げ、第二線の干拓堤防を築きますと、一挙に五万三千ヘクタールの新しい国土が造成されるのであります。ここに三万八千ヘクタールの干拓農業を展開し、埋蔵量四十億トンと推定される海底炭田を開……
○井手議員 産業と雇用の適正配置に関する法律案について、提案の理由とその概要を御説明申し上げます。 東京にわが国人口の一割以上も集まり、南九州の所得が全国平均の半ばにすぎないということは異常の事態といわねばなりません。数年前から対策を迫られておりました過大都市と地域格差の問題は、高度成長政策によってさらに大都市とその周辺に産業、人口が集中し、その生産面、生活面の隘路を開く公共投資は総額の七割近くに達するという悪循環を招き、交通地獄に代表される多くの弊害を引き起こしております。一方それ以外の地域における公共施設はますます立ちおくれ、人口は減り、地域格差はいよいよ拡大してきました。 従いまして……
○井手委員 ただいま杵島炭鉱の落盤災害についての御報告をいただきましたが、二点お伺いをいたしたいのであります。 ただいまの報告は災害直後のものではないかと思いますので、その後の情報がどうなっているか、特に罹災者のことについて新しい情報が入っておれば御報告願いたいと思います。それが一つ。 いま一つは、原因は今調査中だということでございますが、保安関係について、若干保安上の施設に不用意がなかったか。この点は、かねがね炭鉱と組合間に保安施設の強化について交渉が行なわれておりましたので、あるいはという懸念もありますので、もしその点の調査が若干でもわかっておりますれば、御報告いただきたいと思っており……
○井手委員 今まで何回も石炭対策の審議が行なわれておりますが、重複を避けたいと思いますので、委員会の会議録を一応読んで参りましたが、もし重複した場合はお許しいただきたいと思っております。
質問の前にまずお聞きしたいのは、先般岡田委員から資料の提出が要求されておりますが、第二会社と租鉱権に対する資料の提出はどうなっておるか、出されましたか。――それでは、あと回しにいたしましょう。
大臣御存じかもしれませんが、例の昨年の年末融資、石炭に対する緊急融資、あれはどういう実績であったか、ちょっとお伺いしておきたいと思います。
【次の発言】 私は、大臣の都合がありますから、主として大臣に効果的に質問い……
○井手委員 日程について希望がありますが、なお詳細は個別にお願いしたいと思っております。 ただこの際、調査で特にお願いしたいのは、九州に限らず、北海道もですが、租鉱権炭鉱を加えていただきたい。第二会社であるとか、租鉱権炭鉱の労働条件というものがきわめて劣悪であることは、御承知の通りでございます。合理化問題ではこれは大きな柱になるわけでございます。今ちょっと見ますと、その点はあまりないようでございますから、もちろん合同会議には出席ということもあり得るでしょうけれども、やはり無理してでも各地区に一カ所ぐらいずつは入れていただいて実情を調べ、また聞いていただく、こういうふうにお願いしたいと思うので……
○井手委員 本日は産投会計が議題でございますので、いわゆる見返資金の元本の問題と、それから今後の産投会計の運用を中心にお伺いをいたしたいと思います。時間もだいぶたっておりますが、戦後十七年の長い間の問題でございますので、いましばらくごしんぼうが願いたいと思います。 内容に入ります前に、二、三大蔵省と外務省にお伺いをしておきたいと思います。 大蔵省、そこに二十四年の「国の予算」をお持ちでしょうな。先刻お持ちのようでしたから今もあるでしょう。昭和二十四年三月以前の問題で先刻横路君から十億ドルの援助物資売払代金の円の換算は幾らかと聞いたときに、あなたの方でお答えにならぬようでした。一つこれを見て……
○井手委員 私は、日本社会党を代表して、外交と経済について、当面の重要な問題に限ってお伺いをいたしたいのであります。
まず、日韓会談について、総理にお伺いをいたします。
総理は、日韓会談において、請求権のほかに経済協力を考えておられるようでありますが、そうでありますか。請求権のほかに経済協力もやるというお考えでございますか。
【次の発言】 昨年十一月のいわゆる池田・朴会談、その内容については、方方に情報が出ておるのでありますが、総理にその点を念を押しておきたいと思います。私が韓国側の情報として聞いたところでは、その会談において――これは外務大臣も交えない、あなたと朴氏との二人の会談の内容で……
○井手委員 外務大臣にお伺いする前に、通産、大蔵両大臣にお伺いいたします。
まず通産大臣に……。
【次の発言】 時間の関係から、ここに速記録もありますが、それを読み上げることは省略いたしまして、結論だけを確認いたしたいと思います。通産省が出された資料によりますと、いわゆる見返り資金の三千六十五億円、米国対日援助物資等処理特別会計から見返り資金に入ったものは、援助物資の売り払い収入二千七百二十億円、価格調整補給金五百八十六億円、合わせて三千三百七億円、それから運賃、諸掛りを差し引いて、見返り資金に入っておるのが三千六十五億円という資料が出ておりますが、これは間違いございませんね。
○井手委員 私は、日本社会党を代表して、昭和三十七年度予算案の撤回と組み替えを求める動議の趣旨を御説明申し上げます。 今日の日本経済の危機は、従来自民党政府が一貫してとってきた大資本優先と対米従属の政策による国際的孤立化に加え、池田内閣が掲げてきた欺瞞的な所得倍増計画が一そう油を注ぎました。すなわち、所得倍増計画は、第一に、大企業の設備投資優先の成長政策であり、これが原材料・機械類等の輸入急増を招き、貿易自由化と対米偏重片貿易の市場構造と相待って、国際収支の危機をもたらしました。第二に、財政面では民間資金を大量に吸い上げて公共投資に注ぎ、金融面では日銀の貸し出しとオーバー・ローンを通じて民間……
○井手議員 ただいま議題になりました地すべり等防止法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその要旨を御説明申し上げます。 本年七月八日の集中豪雨の地すべりによって佐賀県太良町大浦地区は死者四十三名、重傷者三十一名の大惨事を引き起こしたのを初め、九州各地に地すべりによる被害が多かったことは、ぼた山崩壊とともに今次九州水害の特異の現象でありました。しかも現在なお徐々に地すべりが続き、地割れが広がって居住避難の危険状態にあるものは、佐賀県下だけで六十六地区、六百八十二戸に上り一わずかな予算で地表水排水や水抜きボーリングを行なう程度では地すべりの危険を防止することは困難でありますので、国……
○井手委員 七月上旬の九州に起こりました集中豪雨の被害、並びに、ただいま関係当局から御報告がありました台風九号並びに十号の災害に関して、基本問題に関してお尋ねいたしたいと思います。
質問の前に、私は、本日、災害については政府の各関係の最高責任者に対する質問は初日でございますから、関係大臣の出席を求めておりますが、全部お見えになっておりますか。
【次の発言】 以下は必要でございません。それは大臣を補佐するために当然出席のはずのものであります。私が出席を要求したのは関係の大臣であります。特に九州の水害は、七月の水害まで、政府から発表されたように四百六十億に上る被害であります。きょうの北海道副知事……
○井手委員 ちょっと関連して。今の江迎のボタ山の被害について、先般、通産大臣、いな国務大臣から、関係各省連絡の上に一般災害として取り扱うことにいたしておりますという確たる答弁を得ておるのであります。また、ほかの省からも、通産大臣、国務大臣と同じ方針でやっておりますという答弁をなさっておるのであります。公約があっておるのであります。何かそれに大蔵省の方で異見があるのですか。すでに通産大臣から、いな国務大臣から公約されておる問題に、何か異見があるのですか。
【次の発言】 ここに当日の速記録があります。「福田国務大臣 お答え申し上げます。」ということで答弁があっております。「私といたしましては、お説……
○井手委員 先刻両大臣から、石炭対策に対する所信の表明を承りました。差し迫った石炭問題について両大臣とも調査団の報告待ちということでありますが、この事態を切り抜ける担当大臣の所信としてはいささか不満であります。しかし本日は時間の関係もございますから、石炭問題の全般についてはあとの機会に譲りたいと思います。 ここで一点、労働大臣にお伺いしたいのは、先刻岡田委員の質問に対して、二百万トンの追加買い上げがきまっても、予算措置はすでにきまっておるから大丈夫だという話がございました。しかしその当時と今日の雇用の客観情勢というものは、だいぶ違っておるのでございます。私どもは調査団の報告を実はもっと早く期……
○井手委員 大臣にボタ山の崩壊防止の問題について二、三点お伺いをいたしたいと思います。 この間の、七月初めの集中豪雨によって、江迎のあの大災害を初め、佐賀県においても二カ所のボタ山の崩壊がございました。かつてない特異な災害現象でございまして、お互いにその対策に苦慮いたしておるわけであります。ところが福岡の鉱山保安監督局長の話によりますと佐賀、長崎両県下だけで、この台風期までに何とか緊急に措置しなくてはならない危険なボタ山が、六十五に上っておるという話が当時あったのであります。非常に危険だと現地では叫んでおりますし、また地元からも、緊急に何らかの対策をとって緊急工事をやってもらいたい、こういう……
○井手委員 ただいま委員長からなされました本特別委員会の石炭対策に関する現地調査報告の末尾にございました伊万里湾のボタ処理に関してお伺いをいたしたいと思います。 それに関して、きょう佐賀の池田知事、長崎の佐藤知事にはお忙しいところおいでをいただきましたことをお礼申し上げます。私がきょう両県知事にお尋ねをしますことは、問題をあくまで追及しようというのではないのでありまして、佐賀、長崎両県は、過去においては一つの県でございましたし、今日ではお互い助け合わねばならない隣県でございます。両県相助け合ってこのボタの処理に当たってもらいたいという念願のもとにお伺いをするのでありますから、そういうお含みで……
○井手委員 調査団の答申に対して、若干お伺いをいたしたいと思います。 最初に申し上げたいのですが、あれほど苦心なさってつくられた答申が、どうも私どもには、経済の合理性と雇用の社会政策というものと妥協があったというふうに考えられてならぬのであります。答申にあるように、財政資金が膨大な金額に上る、それほどのものであるなら、なぜ企業形態にメスをお入れにならなかったのかという点について、私は非常に残念でならないのであります。 まずお伺いしたいのは、エネルギーの中における石炭の地位でありまして、四月の五日、社会党や炭労に対する政府の、池田総理の回答は、雇用の安定と資源の安全性、安全保障、国際収支とい……
○井手委員 本日は産投会計について、特に財政法の立場から質問いたしたいと思いますが、その前に外務大臣に一言お伺いいたします。 ガリオア・エロアの返済について、当時交換公文が出されておりました。その日本から返済されるガリオア・エロアの金が、東アジアの援助に向けられるという問題であります。アメリカ国内では、この資金の使途につきましては、いろいろ意見があると私は承っておりますが、このアメリカ議会の手続がどうなっておるのか、これが第一。 第二には、大部分は東アジアの援助に使われるという、この交換公文の大部分というのはどの程度であるか。またそれが平和目的に利用されるということが規定されておりますが、……
○井手議員 ただいま議題になりました農薬取締法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその要旨を御説明申しあげます。 本年七月の豪雨によりまして、かねてから紛議を起こしておりました水田除草剤PCPが、有明海、琵琶湖等に流入して魚貝類が死滅し、有明海におきましては福岡、佐賀、長崎、熊本四県漁民が二十億円、琵琶湖におきましては四億円にも上る決定的被害を受けたのであります。 このような被害の発生を見ましたのは、現行農薬取締法が、人畜に被害のない農薬を登録するだけで自由に販売使用されていた欠陥を持っていたからであります。幸い最近に至りましてほとんど毒性を持たぬ新農薬も生産段階にありますの……
○井手委員 関連質問をいたします。
外務大臣にお伺いをいたしますが、あなたは大原委員の質問に対して請求権の金額をなかなかおっしゃいません。しかし、在韓の日本人財産は幾らであった、日本にある韓国の財産は幾らであるかについては、すでに外務省は発表してあるはずですよ。あるいはある局長のふろしきの中に入っておるかもしれません。それをここでおっしゃって下さい。すでに外務省は発表しておりますよ。ここではなかなかおっしゃらぬ。おっしゃらぬけれども、すでに外務省は発表されたことがあるんですよ。それをおっしゃって下さい。
【次の発言】 それじゃ、私から申し上げましょう。ここに私は持って参りました。同じ毛のが外……
○井手委員 短時間の間でありますけれども、特に田中大蔵大臣に対して、来年度の経済の見通しと、来年度の予算の財源、この二点についてお伺いをいたしたいと思います。
政府はこの間の十一月二日の閣議で今後の財政経済運営の方針をきめられたと承っておりますが、その中で、来年度、三十八年度の経済成長をどうお考えになっておりましたか、どう政府で統一されたか、その点を承りたいと思います。経済成長率だけでけっこうです。
【次の発言】 ただいま、経済の見通しについて、経済成長率の数字については聞いておらないということですが、何回もその点については新聞で報道されております。名目では七%、実質では五%台だと報道されて……
○井手委員 今度の臨時国会は、石炭国会とも言われております。それほど重要な石炭問題でございますから、私の質問はこの石炭対策にしぼってお伺いをいたしたいと思いますが、なお、最後に日韓問題について外務大臣に質問をいたしたいと思います。 池田総理は、今度の石炭対策は思い切った画期的な対策であると先日本会議で御報告されました。従って、私は、本日はゆっくりその画期的な対策の具体的内容をお伺いいたしたいのであります。 まず通産当局にお伺いいたします。 今回の有沢調査団の答申に基づく合理化の問題、それによる昭和四十二年度あるいは四十五年度におけるエネルギーのバランスを教えていただきたいのであります。国……
○井手委員 短い時間お許しを得まして、石炭対策の一つの柱である火力発電についてお伺いをいたしたいと思います。 政府は、昨年の十一月の末に、石炭対策の一番大事な需要確保の一つとして「国鉄用炭の需要減退を防止するため、国鉄の自家発としての石炭火力発電所の建設促進について検討する。」という大綱を閣議で決定なさっておるのであります。内外に宣言をなさっておるのであります。そうしてその具体的なものは、通常国会までに提案をいたしますという約束を池田総理大臣は申されておるのであります。昨年の十二月十二日に私の質問に対して総理大臣は、通常国会までに――通常国会までにというのは十二月の召集までにという意味が含ま……
○井手委員 ちょっと資料、要求をいたしたいと思います。ただいま、この問題の資料提出を求められておりますが、私は全般的な用地買収、家屋買収等の補償の基準、それから、ただいま問題になっております景色が悪くなるための補償だとか、いろいろな迷惑をかける迷惑料とか、そういう基準をこの次の委員会までに提出をしていただきたいと思います。
○井手委員 ただいまの減益補償についてお伺いをいたします。
法制局お見えになっておりますか。
【次の発言】 会計検査院はお見えに
なっておりますか。
【次の発言】 それではまとめてお伺いいたしますが、近江鉄道に対する減益補償は幾らでございますか。
【次の発言】 今から簡単でけっこうですから御答弁願いたい。いつお払いになりましたか。
【次の発言】 法制局にお伺いいたしますが、減益補償というのは、これはいわゆるその後に収益がなかった、減ったという実績に対して補償するのが建前ではございませんか。簡単に御説明願いたい。
【次の発言】 久保委員からお尋ねになっておりました減益補償については、法的根拠……
○井手委員 関連して。――先刻来、久保委員と海運局長の質疑応答を聞いておりますと、どうも大事な点で答弁ができかねるようであります。企業の合併というのは、これは会社にとっては大へんな問題であります。それをしなくては国の助成はやらぬぞ、そうでなくては海運の再建はできないというこの問題に対して明確な答弁が得られないようであります。またわれわれはそこをある程度聞かなくては、この法案に対して態度をきめるわけにはいかないのでありますから、海運局長も少し答弁がつらいようでありますので、明日ぐらいまでに一つ十分研究をして、この委員会に臨んでもらいたい。先刻来聞いておりますと、これだけ国が助成をしてはたして再建……
○井手委員 ただいま提案いたしました離島の住民の旅客運賃等の特例に関する法律案につきまして、その提案の理由及び内容の概要を御説明申し上げます。 離島住民の生活は、離島振興法の期限延長等によって、後進性の除去、産業基盤の確立等対策が講ぜられているが、所得倍増政策の結果第一次産業に生活の基盤を求めている離島では、所得水準の相対的低下を来たし、人口の島外流出等によって、格差は、拡大の一途をたどるのみであります。 隔絶する離島の特殊事情を可能な限りなくして、離島住民の経済力を培養し、島民の生活を向上させるためには各般の施策を必要とするが、中でも航路運賃は、本土住民の鉄道運賃等に比較して倍額であり、……
○井手委員 総理にお伺いいたします。
今回の海運再建については、国の助成によって海運界が自立態勢を固めて、国際競争力を強化しようという二つがねらいであると承っておりますが、その通りでありますか。
【次の発言】 運輸大臣にお伺いいたしますが、ただいま総理からお答えがあった自立態勢、これはどういうふうにめどを置いておられますか。五年後には海運界が自立するとお考えになっておりますか。
【次の発言】 海運局長にお伺いをいたします。大事な時間ですから、数字だけお答えをいただきたいと思います。
この集約による効果はどう期待をされておりますか。第一には、経費の節減がどのくらい見込まれておりますか。第二に……
○井手委員 ただいま国鉄の副総裁から御報告がありました東海道新幹線の大幅な予算の不足に関連いたしまして、その責任問題をも含めてお尋ねをいたしたいと思います。これは国民の重大な関心を集めておりますから、率直にお答えをいただきたいと思います。 そこでまずお伺いしたいのは、ただいま副総裁の御報告によりますと、不足額は相当額にのぼっておる、大きな財源を要するというお話がございましたが、それは新聞に報道されておるように八百億円前後と大体想定して差しつかえないかどうか、精算の結果でなくてはわかりませんが、ほぼそれに近いものと考えてよろしいのかどうか。
○井手委員 簡単に二、三お伺いいたします。
大石常務にお伺いしますが、先刻久保委員の質問に対して、昨年の春契約は四〇%ないし四五%とおっしゃいましたが、春はいつごろですか。もし六月末がわかっておればそのパーセンテージを……。
【次の発言】 三十六年度末が四〇ないし四五%の契約であった、三十七年度末が七〇%の契約であった、こういう御答弁のようですが、昨年の六月末は幾らでございましたか。
【次の発言】 三十七年度末の七〇%は間違いございませんね。
【次の発言】 路盤の契約の区間は、大体何キロぐらいが普通であるか、請負のキロ数、それと工事期間はどのくらいであるか。
○井手委員 関連して一点だけお伺いをしたいと思います。 この出された「予算の執行体制について」の中に「契約の締結」とありますが、その工事関係の末尾と用地関係の末尾に、「通達をうけた予算の範囲内で契約を締結する。」ということになるのであります。各年度ごとの工事の計画はあっておるはずでありますし、その計画された工事に相当する予算が計上されておるわけでありますから、その予算の範囲内で契約を締結するという場合には、これをこえる見込みの場合には締結ができないはずであります。しかも資金計画によりますと、これは国有鉄道法の三十九条の十六によって四半期ごとに資金計画を国有鉄道は、運輸大臣、大蔵大臣と会計検査……
○井手委員 新総裁にお伺いをいたしたいと思います。
総裁は就任にあたってサービスが大事であるとおっしゃいました。自分の信念として国民に対するサービスが大事であると公約をなさいました。そのサービスとは公約を守ることから始まると私は考えるのであります。そこで、昭和三十四年度に国会や国民に約束をされた新幹線のサービス、これを約束どおり実行なさるお考えであるのか、あるいは財源の都合で一部変更もやむを得ないとお考えになるのか、全面的に約束を実行なさるというお考えでございますか、その点をお伺いいたします。
【次の発言】 それではかつての約束について申し上げたいと思いますが、国鉄が私ども国会や国民に声明さ……
○井手委員 ちょっと関連。――この前もその点をお尋ねしましたが、私は建設省にお伺いしたところ、三十六年の十月に一回だけ単価を補正予算を組んでもらって引き上げたということの返事をいただいております。間違いございません。これは単価を引き上げる場合には、補正予算を組まなくてはできないはずです。そうでなくては、あなたがおっしゃるように、国鉄がおっしゃるように、二割三分の賃上げをしたならば、工事はその分だけ、二割五分だけ減ることになりますよ。約束が違うわけですからね。大臣も総裁本ひとつ聞いておいてもらいたいと思うのです。もし賃金が二割三分上がった、かってに上げたということになりますと、その分だけは予算に……
○井手委員 議事進行について。――私は、この公団の性格、特に国有鉄道の鉄道建設との権限の問題、立法の問題については、当局の説明ではこれは納得することができないのです。納得されるものではないのです。それは法律の三条ですか、二十条、二十二条、三十八条などにかなり出ております。そういうものをひとつ参考にして、答弁を統一して、みんなに理解できるような答弁にして午後やってもらいたいと思います。だいぶ時間がたっておりますから、委員長においては、午前中はこの程度にして、午後再開劈頭に統一された、理解できる答弁をやってもらうことにして、休憩をお願いいたします。
○井手委員 今回の東海道新幹線の重大失態に対する特別監査報告が出されましたが、これについて若干お伺いをいたしたいのであります。 提出されました特別監査報告は、一口に申しますと非常に甘いと言わねばなりません。それは監査報告ではなくして業務報告であります。それは考えようによりますと補正予算を要求するためにこれを合理化した報告であるとの印象を受けるのであります。この重大失態に対する監査報告は、不当支出や汚職が相次いで摘発されて国民にショックを与えておるのでありますから、いままでの経費支出が適正であったかどうかのその監査が重点でなくてはならぬと私は考えておりますが、監査委員長はどうお考えになっており……
○井手委員 本日は雇用計画を中心にお伺いしたいと思いますが、その前に二、三点お伺いいたします。 午前中、通産大臣は、五千五百万トンはぜひとも確保いたしますという御答弁がございました。さらに、両党の申し合わせ並びに総理大臣の答弁によって、六千万トンの需要拡大に努力するという御答弁もござました。そこでお伺いいたしますが、五千五百万トンはいかなる場合でも確保しなくてはならぬ、さらに六千万トンに拡大しなくちゃならぬのでありますが、午前中、通産大臣は、五千三百万トン程度になるかもしれぬというお話がありました。一部では、三十八年度の需要が五千二百万トンを下回るのではないかという説すら出ておるのであります……
○井手委員 ちょっと答弁をする前に、はっきりしておいた方がいいから、関連で一言。
昨年の十二月十二日の予算委員会で、その点ははっきりいたしておりますから、間違いのないように、参考のために申し上げておきます。間違わぬように、私は親切に申し上げております。
【次の発言】 今の答弁、それは納得いきませんよ。昨年の十二月の十二日に大臣から明らかに、組夫も入りますという言明があっております。間違いございません、まず見てから御答弁なさい。
【次の発言】 関連して。先刻の離職者対策の問題、離職金の問題、十二月十二日の予算委員会で、私が今回の離職者対策は職員や組夫に及ぶのかという質問をいたしましたのに対して……
○井手委員 本日は合理化計画と雇用の問題その他お伺いいたしたいと思います。
通産大臣に聞きたい点がたくさんありますが、まだ見えませんので、雇用の方から若干お伺いいたしたいと思います。雇用促進事業団の関係ですが、今度の離職者対策の一つの柱になっております住宅建設八千戸の問題ですが、あれはどういうふうな御計画ですか。いつごろから建設にかかって、いつごろまでに八千戸ができ上がり、そして建設費用はどのくらいのものか、賃貸がどういう約束の内容にお考えになっておるのか、かいつまんでお話をいただきたいと思います。要点だけでいいです。
【次の発言】 建設敷地の単価が非常に安いので、坪五千円とかで非常に困って……
○井手委員 ちょっと関連して。政務次官や石炭局長の答弁ではなかなか不安でございますから、関連して一点だけお伺いいたしますが、先日、三菱の美唄について、西島社長がこういうことを言っております。第二会社に分離をする決断を下す前に、組合が会社の合理化計画に協力するならば同所を残したい、こういう発言をしております。これが団体交渉の前置きであります。今滝井委員から言われた通りに、具体的に私はお伺いするわけですが、かりに合理化計画を労働組合がのんだならば、三菱鉱業でやれる、こういうことなんですね。第二会社をわざわざつくる必要はないと思うのです。その点いかがでございますか。私は、団交の結果はわかりません。し……
○井手委員 ただいま提案になりました、鉱山保安監督署を現地に設置されることは非常にけっこうだと思いますが、これに関連して一言お伺いいたしたいのは、最近非常に炭鉱の災害がふえて参りました。合理化が進むに従って災害がふえておるのは非常に遺憾でありますが、その点に対してどういうふうにお考えになっておるか、それが第一点であります。 第二には、私の地元においても最近相ついで炭鉱災害がございまして、五人ないし九人程度の気の毒な罹災者を出しておるのでありますが、その原因の究明がおくれまして、気の毒な遺族に対する労災保険金が、一年くらいたたなくては金が入らないという状態でございます。非常に気の毒なんです。こ……
○井手委員 鉱害復旧の関係二法案について若干質問をいたします。 石炭鉱業合理化の進行に伴いまして、鉱害処理が大きな社会問題になっておることは御承知のとおりでありますが、提案されました二つの法案は、確かに従来の鉱害復旧のたてまえからいたしますと、一歩前進であることは私も認めるのでありますが、鉱害の実態並びに原因を考えますと、なお不十分な点があるように考えられますので、数点にわたってお伺いをいたします。 鉱害処理の根本対策をお伺いする前に、石炭局長または鉱害課長にお伺いいたしますが、最近の調査による現在の未復旧の鉱害量はどのくらいであるか、また今後どのくらい発生する見込みであるか、数字をお示し……
○井手委員 ちょっと関連して。 いま政務次官からせっかくの御答弁がございましたが、その点はこの法律案の審議に非常に大事な点だと思うのです。先般来問題になっておる上水道のこととこの点が、私は一番重点じゃないかと思っておるのです。私は当局の答弁、説明を聞いておりますと、第二会社に移させるために、そのことに目がくらんで鉱害のほうがどうもなおざりになっておるような気がいたしてなりません。あまりそんなに言われると第二会社に移すことができぬじゃないか、そういう気が先にいっておると私は思うのです。前の人が借金があった場合、すなわち鉱害を与えたような場合には、その人が鉱業権という財産を移す場合には、譲る場合……
○井手委員 まず、資金関係でお伺いをいたします。
先般の石炭鉱業審議会において、合理化整備を円滑に進めていくためには現在きめられておる資金ではきわめて不十分であるから、少なくとも二百三十三億円の資金が必要であるという意見が出、また答申があったようでありますが、その内容を承りたいのであります。
【次の発言】 私は資金の関係だけできょうは終わりますが、ただいまの御説明では、二百三十三億はどうしても必要である。これは予定よりも合理化が急速に進行したためと、さらに当初予算が非常に締められた結果であると考えております。明らかに予算が足りない。それをどう政府はまかなおうとされるのか、これは政務次官にお答……
○井手委員 通産大臣が見えておりますので、主として大臣にお伺いをいたしたいと思います。 お伺いする前に、福田通産大臣に一言、合理化に対する政府の方針について申し上げたいことがございます。三十八年度の閉山は、きのうの質疑によりまして、五百五十三万トン、しかし第二会社に移行を予想される三井の九州筑豊の二山と北海道を加えますと、六百七十万トンになるのでありまして、現実には百十八万トン、筑豊の百万トン、北海道の一八万トンは、これは合理化されたものと思わねばならぬのでありまして、これほど予想を越えた合理化――調査団やあるいは世間からは、離職対策の関係からも、なるべく合理化対策はスローダウンすべしという……
○井手委員 一点お伺いをいたしたいと思います。 お述べになった最後に、公共料金についてもっと審議されてよかったのではないかということ、ごもっともでございます。なお一般質問も残っておりますので、さらに審議を続けたいと考えておりますが、たとえば国鉄の場合、公共料金はいかにあるべきか、先刻若干御意見もございましたが、公共事業であるならば今度の場合はいかにあるべきか、こういう場合はこの分は一般会計から持ってくる、この場合は借入金から出すべきである、施設拡充の場合には借入金でやってその施設が稼働する、利用できるときになって、その分はそのときの利用者に負担させる、いろいろな方法があると思うのです。一面ま……
○井手委員 ただいま長谷川委員に対する御説明の中で、いわゆる暗示的なもの――今ある程度までお触れになりましたけれども、もう少し具体的にお尋ねしたいのであります。 医療費というのは、公共料金、公益料金並みに扱うべきである。現在は国鉄の一等、二等と違って二等一本だ。私は、一等お医者さん、二等お医者さんという意味ではなくて、かかる方に、一等患者とか二等患者というわけでありませんけれども、その方に意味があるのではないかと思っておるのであります。今でも所得に応じてある程度の差はつけてありますが、その国民健康保険の料金徴収などにもっと差をつけるべきではないか、こういう御趣旨ではなかろうかと思うのでありま……
○井手分科員 私は、予算委員会の一般質問のときに防衛庁の予算についてあまり質疑されておりませんので、この機会に、分科会にそぐわないかもしれませんが、若干お伺いをいたしたいのであります。
まず、ただいま淡谷委員に対してお答えになったものから始めたいと思いますが、三十六年度末の陸海空の勢力はどういうふうになりますか。
【次の発言】 海上と航空は数字が違いはしませんか。説明書がありますが、それは違うようですよ。艦艇は十一万幾らとおっしゃいました。航空機は一千百とかおっしゃいましたが、違いはしませんか。
【次の発言】 三十六年度末の勢力は、十七万一千五百人、十四万三千トン、一千三百二十七機じゃありま……
○井手分科員 農林省関係については、いわゆる政策予算といわれております大きな問題がございますが、それは同僚議員やあるいは別の機会に譲るといたしまして、本日は移住の問題と、ほかに二、三点お伺いいたしたいと思います。外務省はまだ見えていないですね。――それじゃ移住の問題はあと回しにいたしまして、ほかに二、三点お伺いをいたします。 特定土地改良工事特別会計のことでお伺いをいたしますが、説明によりますと、この会計の国庫負担は従来八〇%であったものを七五%に引き下げて、地元負担を従来二〇%であったものを二五%に引き上げておりますが、これは地元の負担が重くなるわけで、すでに予算編成の過程においても相当問……
○井手分科員 私は郵政事業と公社関係について二、三点ずつお伺いをいたしたいのであります。すでに同僚議員らから問題点の質問が重ねられておりますので、なるべく重複を避けたいと思いますが、あるいは重複する場合もあるかもしれませんのでお許しをいただきたいと思います。 郵政省にお聞きしたいのは、郵便貯金の問題と料金の問題、公社は建設費のことと集中局の問題について掘り下げてお伺いをしたいのであります。その前に先刻電電公社の計画局長ですか、四十七年度における要員二十九万人になるということに対してどうも不可解な答弁をなさいましたので、その点を明らかにしておきたいと思います。これは昨年三月の九日、逓信委員会に……
○井手分科員 賠償関係について若干お伺いをいたしたいと思います。主として大臣にお尋ねをいたします。
ビルマの賠償について再検討の要求があっておりますことに対して、新聞でいろいろと報道されておりますが、今どういう段階であるか、大臣からお答えをいただきたいと思います。
【次の発言】 外務省は純賠償の意向のようでしたけれども、無償供与に変わったようでありまするが、幾らならば出せるという通告をなさったのですか、また先方はどのくらいを申し出る見込みでありますか。きのうの新聞では、一億ドルの要求説が報道されておりましたが、その辺についても大臣からお答えを願います。
○井手議員 お尋ねは産業や人口の過度集中をどう抑制するかという問題だと思います。これは私ども出しました産業と雇用の適正配置に関する法律案の一つの大きな問題点でありまして、ある地区に人口と産業が過度に集中しないために、やはり工業の規制地域を指定いたしまして、工場の新設、増設を禁止するということが第一であると考えるのであります。しかし、すでに過度集中をいたしましたいわゆる過大都市におきましては、これを分散する必要があると考えておるのであります。しかし、この分散は、憲法上の問題もありましてなかなかむずかしいのでありますが、私どもの法律に協力をして、すでに過大都市にある工場を地方に、いわゆる開発地区に……
○井手議員 産業と雇用の適正配置に関する法律案について、提案の理由と、その概要を御説明申し上げます。 東京にわが国人口の一割以上も集まり、南九州の所得が全国平均の半ばにすぎないということは、異常の事態といわねばなりません。数年前から対策を迫られておりました過大都市と地域格差の問題は、高度成長政策によってさらに大都市とその周辺に産業、人口が集中し、その生産面、生活面の隘路を開く公共投資は総額の七割近くに達するという悪循環を招き、交通地獄に代表される多くの弊害を引き起こしております。一方それ以外の地域における公共施設はますます立ちおくれ、人口は減り、地域格差はいよいよ拡大してきました。 従いま……
○井手議員 産業と雇用の適正配置に関する法律案について、提案の理由と、その概要を御説明申し上げます。 東京にわが国人口の一割以上も集まり、南九州の所得が全国平均の半ばにすぎないということは異常の事態といわねばなりません。数年前から対策を迫られておりました過大都市と地域格差の問題は、高度成長政策によってさらに大都市とその周辺に産業、人口が集中し、その生産面、生活面の隘路を開く公共投資は総額の七割近くに達するという悪循環を招き、交通地獄に代表される多くの弊害を引き起こしております。一方それ以外の地域における公共施設はますます立ちおくれ、人口は減り、地域格差はいよいよ拡大してきました。 従いまし……
○井手委員 長洲先生に二点だけ簡単にお伺いいたします。 第一は、先刻先生は個人消費は総生産に対して四0%台だと説明をなさいましたが、政府の説明は、来年度十七兆六千億に対して九兆五千億になっておりまして、五三%だと言っておるのであります。どこにその違いがあるのか、それが第一点であります。 次に、現在の不況対策について、政府はお話のように、金融引き締めが中心でございます。国際収支をこの秋に均衡させると申しておりますが、ときに国際収支が黒字になるということがあっても、そう簡単に黒字基調になるとは、私はどうしても考えないのでありますし、また重なる設備投資の、いわゆる三カ年に十兆円近い設備投資によっ……
○井手委員 両公述人に対して二、三お伺いをいたしたいのであります。
その第一は、憲法の改正には、その前文に明らかに宣言されておりますように、基本原理というものを改めてはならぬと私は考えておるのであります。すなわち基本的人権、恒久平和、すなわち戦争放棄並びに主権在民というこの基本原理をもし改めるようなことになりますと、これは憲法の自殺であり、一つの革命であると私は考えておるのであります。すなわち、憲法改正の限界があるかどうか、その基本原理を改めていいかどうか、その点をお二人にお伺いをいたします。
【次の発言】 恒久平和についてはいろいろ論議があるというお話がありましたが、私は、やはり第九条の問……
○井手分科員 大蔵大臣には財政、予算に関していろいろお伺いしたいのでありますが、本日は海運に関して一点お伺いをいたしたいと思っております。なお、あとの質問は後日に譲りたいと思っております。 今度の予算に六十二億六千万円の海運企業整備計画審議会の費用が盛られておりますが、伝え聞くところによりますと、相当大きな拡充計画を運輸省では計画をされておるようでありますし、すでに政府においても相当話が進んでおると承っております。それはどういうふうになっておりますか。開銀の利子を流用しようとか、たな上げしょうとかいうようなことを内容とした、海運強化対策の内容を承っておきたいと思います。
○井手分科員 大蔵省に対しては、財政問題でいろいろお伺いしたいのでありますが、時間の関係もございますので、四点くらいにしぼってきょうはお伺いをしたいと思います。 最初に、三十六年度の支出の繰り延べの問題であります。この点は、先般、補正予算の総括質問に際して、楯委員から質問がありました。参議院でも質問がありました。ただ、私がここで取り上げたのは、大蔵大臣の答弁が、衆議院の予算委員会における答弁と参議院における答弁とが違っておるのでありますから、やはり予算委員会の権威のために明確にしておきたいという意味であります。大臣にお伺いいたしますが、七百十億に上る三十六年度予算の繰り延べ、これは先般ここで……
○井手分科員 朝から長い時間お疲れのことと思いますので、簡単に二、三点だけをお伺いいたしたいと思います。
まず韓国米の買付のことでございますが、新聞によりますと、向こうからの申し出があって、十万トンあるいは五万トン近くは買わねばならぬであろうという情報が伝わっておるのであります。そのいきさつをお伺いしたいと思います。
【次の発言】 必要なものは買おうということでございますが、それはちょっと私受け取りがたいのでございます。なぜならば、一昨年でございましたか、この席でも、あるいは第一委員室でも、この前三十五年度に韓国から三万トンを買い入れる場合に、そのときはちょうど抑留漁船乗組員を帰すという人道……
○井手分科員 企業局次長にお伺いをいたしますが、見返り資金の資産について、数字だけをお伺いいたします。まず、お伺いしたいのは、米国対日援助物資等処理特別会計、これは昭和二十四年から始まっておりますが、その対日援助物資等処理特別会計の中に価格補給金は幾ら入っておりましたか。見返り資金じゃございません。そのもとの方です。
【次の発言】 昭和二十四年からの一般会計、特別会計並びに予算説明等によりますと、昭和二十四年には六百十六億円、二十五年には五百八十六億円入っておることになりますが、その処理特別会計の方に入った一般補給金、その中から見返り資金会計の方に移っておるはずですね。今答弁をなさったのは、見……
○井手分科員 自治省お見えになっておりますか。――それでは自治省関係からまず質問いたしたいと思います。
電電公社にお伺いしますが、同一市町村内に電話交換局のあるところは何カ市町村か、それが何局になるのか、その点をお伺いいたします。
【次の発言】 私は短かい時間でなるべく多くを質問しようと思いますので、聞いた分だけ一つお答え願いたい。いろんな事情なんかについては一お聞きいたしました数字だけでけっこうですから、そういうふうに御答弁願いたいと思います。
【次の発言】 市外線を聞いていない。そうすると、同一市町村内になお二つ以上の交換局があるのは三百十二でございますか。
○井手分科員 本日は私は、最近ドミニカの移住者の引き揚げをめぐって非常に問題となっております海外移住、特に海外移住の中核をなしております日本海外移住振興会社の内容について承りたいわけであります。大事な点は大臣から伺いたいのでありますが、事数字でございますから、特に経理の内容に入りますので、関係各省とも一つ経理内容についての用意をしていただきたい。また大臣も信越化学の専務をなさったことがありますから、経理には明るいと思っておりますから、それを期待して質問を始めたいと思います。 日本海外移住振興会社の国の出資金は、三十五、三十六、三十七年度、それぞれ幾らになっておりますか。そしてまた移住振興の費……
○井手委員 ちょっと関連して。政令についての御説明をいただきましたが、なかなかふなれでございましてよくわかりませんので、端的にお伺いいたします。今度の災害で、都道府県の中で二〇%以上に該当するいわゆる激甚地と認められる都道府県はございますか。まだ査定が全部済んでおらぬことはよく承知しておりますが、大体の見当はついておると思います。
【次の発言】 そんな答弁はもう初めからわかっておるのです。そんなことを聞こうと思って私は関連で立ったわけではございません。政務次官、どうなんです。せっかく答弁いただきますならば、大体見込みというものはわかるはずです。また査定の率というものも長い間の体験がございますか……
※このページのデータは国会会議録検索システム、衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。